WO2001038122A1 - Machine electrique et systeme de machine electrique - Google Patents

Description

明 細 書 電動装置及び電動装置システム

技 術 分 野

この発明は、 電気スタータ、 電動二輪車、 電動車椅子、 電動カート、 電動シルバ 一力一等の比較的大きな二次電池を電源として用いる小型の電動移動体である電動 装置と、 その電動装置に、 ノートパソコン等の携帯機器 （携帯型情報処理機器） を 接続して、 それに電力を供給すると共に、 その携帯機器を表示手段や入力手段とし て利用できるようにした電動装置システムに関する。 背 景 技 術

従来、 電動二輪車や電動車椅子のように、 複数の蓄電池からなる組蓄電池を動力 源として搭載した電動車両がある。 この種の電動車両には、 搭載されている組蓄電 池からの電気工ネルギ （電力） でモータを駆動し、 その駆動力のみで走行する車両 や、 モータの駆動力と人力との合力で走行する車両、 あるいはガソリンエンジンの 駆動力とモータの駆動力を切り替えて用いる車両等がある。

これら従来の小型電動車両にあっては、 パームトップパソコン， ノートパソコン 等の携帯機器を使用したいとのニーズがあるにも拘らず、 現状ではこれら小型電動 車両の移動中においては、 電動車両の操作中にこれら携帯機器を使用することはで きず、 単なる荷物でしかない状況にある。 また、 上記した携帯機器は、 電池で作動 するものであり、 常に満充電もしくはそれに近い状態に充電しておき、 その使用時 には、 電池切れの問題発生をなく したいという欲求がある。

また、 これらの携帯機器は、 電動車両のインスツルメ ンッパネルで必要とされる スピードメータ、 タコメータ、 燃料計ゃォドメータ （積算走行距離計）、 トリ ップメ ータ （リセット機能付き積算走行距離計） 等を十分に表示可能な表示能力を持って いる。 従来のガソリン車、 ガソリンと電池との組み合せ車両、 あるいは電動車両等の四 輪車においては、 その車両の性能上ある程度大きな電池や発電器等の電源を有して いること、 あるいは既に自動車内に数多くの電子機器が存在していること等から、 その電源を上記携帯機器用の電源として外部に取り出すことにより、 これらの携帯 機器への電力供給が容易になってきている。

一方、 スクータの様な小型の二輪車の場合にあっては、 その内部に電子機器と呼 ベるような装置が付随しているものは少ないのが現状であり、 その電源としても極 く小型の電池を有するか、 若しくはそれすら有しないものもある。 また、 その小型 の電池自身も小型のエンジンに連携した発電機からのノイズや電圧変動が大きく、 少なく とも安定な電源と呼べるものではなかった。

また、 比較的大きな電池を搭載し、 比較的安定な電源を供給可能な電動二輪車、 電動車椅子、 電動カート、 電動シルバーカー等の小型電動車両においても、 外部に 電源を供給するようなものはなかった。 これら小型電動車両が移動中に持ち運んで いる携帯機器は、 一般の運搬物としての単なる荷物であり、 それを使用するための 準備 （充電等） をすることはできなかった。

この発明の目的は、 上述した小型の電動装置における従来の不具合を改善するこ とにあり、 携帯機器、 特に入力手段と表示手段を備えた携帯型情報処理機器への電 源供給を可能にし、 その表示 入力機能の有効利用を図ること、 それによつて、 接 続した携帯機器からの I Dやパスヮ一ドによって、 電動装置の不正使用及び盗難防 止の高度化を図れるようにすることを目的とする。 発 明 の 開 示

この発明は上記の目的を達成するため、 次のように構成した電動装置及び電動装 置システムを提供するものである。

この発明による電動装置は、 充電可能な二次電池を備えた電源手段と、 その電源 手段から供給される電力によって稼動する電動機と、 その電動機を駆動する駆動手 段と、 その駆動手段および装置全体を監視， 管理， 並びに制御する制御手段とを有 する。

そして、 携帯機器を接続可能で、 接続された携帯機器に電力を供給する携帯機器 用電源手段と、 上記電源手段から制御手段及び駆動手段に電力を供給する主電源線 に介挿した第 1 のスィツチと、 上記電源手段から携帯機器用電源手段に電力を供給 する電源線に介挿した第 2のスィツチとを有し、 上記第 1 のスィツチは第 2のキー 位置で作動し、 上記第 2のスィツチは第 1 のキー位置及び第 2のキー位置で作動す るキースィッチとを設けたことを特徴とするものである。

あるいは、 携帯機器を接続可能で、 接続された携帯機器に上記電源手段から供給 される電力を供給する携帯機器用電源手段と、 その接続された携帯機器との間で情 報の伝達を行なう携帯機器用インタフェース手段とを設けたことを特徴とするもの である。

また、 この発明による電動装置システムは、 上記電動装置と、 上記携帯機器用電 源手段に接続され、 携帯機器用ィンタフェース手段を介して電動装置との間で情報 の伝達を行う、 表示手段を有する携帯機器とによって構成され、 電動装置の表示情 報を携帯機器に表示するようにしたことを特徴とする。

あるいは、 上記電動装置と、 上記携帯機器用電源手段に接続され、 携帯機器用ィ ンタフェース手段を介して電動装置との間で情報の伝達を行う携帯機器とによって 構成され、 その携帯機器に、 そこで稼働するプログラムの I Dデータを電動装置へ 送出する手段を設け、 上記電動装置に、 その携帯機器から受信した I Dデータに基 づいて、 該電動装置の動作の可否を判断する手段を設けた電動装置システムとして もよい。

さらに、 上記携帯機器に、 入力されるパスワー ドを上記電動装置へ送出する手段 を設け、 上記電動装置に、 その携帯装置から受信したパスワードに基づいて、 該電 動装置の動作の可否を判断する手段を設けるようにしてもよい。

また、 上記携帯機器に、 そこで稼働するプログラムの I Dデータを上記電動装置 へ送出する手段と、入力されるパスヮ一ドを上記電動装置へ送出する手段とを設け、 上記電動装置に、その携帯機器から受信した I Dデータとパスヮードとに基づいて、 該電動装置の動作の可否を判断する手段を設けるようにすればなおよい。

その電動装置システムにおいて、 上記電動装置に、 上記電源手段から上記携帯機 器用電源手段への電力の供給を制御するスィツチを設け、 上記携帯機器から受信し た I Dデータとパスヮードの少なく とも一方が予め登録された I Dデータ又はパス ヮードと一致したときに、 上記スィツチをオンにして上記携帯機器用電源手段から の電力供給を可能にする手段を設けることもできる。

これらの電動装置システムにおいて、 上記携帯機器に入力された動作モード指定 情報を上記電動装置へ送出する手段を設け、 上記電動装置に、 その携帯機器からの 動作モード指定情報に応じて、 該電動装置の動作及び/又は前記携帯機器用電源手 段の動作を制御する手段を設けることもできる。

これらの電動装置又は電動装置システムにおける上記電源手段が、 二次電池であ る組蓄電池と、 少なく とも該組蓄電池の充放電状況に関する情報を記憶する記憶手 段とを対にして構成した充電可能な電池ュニッ トを備えた電源手段であるのが望ま しい。 図面の簡単な説明

第 1図は、 この発明による電動装置の第 1の実施形態の構成を示すプロック図で ある。

第 2図は、 この発明による電動装置の第 2の実施形態の構成を示すプロック図で ある。

第 3図は、 第 2図における携帯機器用 I Z F信号線の一例を示すプロック図であ る。

第 4図は、 第 2図における携帯機器用 I Z F信号線の他の例を示すプロック図で ある。

第 5図は、 第 2図に示した電動装置と携帯機器の動作を示すフローチヤ一トであ る。

第 6図は、 この発明による電動装置の第 3の実施形態の構成を示すプロック図で ある。

第 7図は、 第 6図に示した電動装置と携帯機器の動作を示すフローチヤ一トであ る。

第 8図は、 この発明による電動装置の第 4の実施形態の構成を示すプロック図で ある。

第 9図は、 第 8図に示した電動装置と携帯機器の動作を示すフローチヤ一トであ る。

第 1 0図は、 この発明による電動装置の第 2乃至第 4の実施形態において、 電動 装置の動作が許可された状態後の、 携帯機器からの操作による電動装置の動作の許 可ノ禁止の指定と携帯機器用電源手段 7の動作 非動作の動作モード指定について の処理を示すフローチャートである。

第 1 1図は、 この発明による電動装置の各実施形態に使用する電源手段の構成例 を示すプロック回路図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 この発明の具体的な実施の形態について、 図面を参照して説明する。 第 1図は、 この発明による電動装置の第 1の実施形態の構成を示すプロック図で あり、 組蓄電池等の二次電池を電源手段とし、 携帯機器への十分な電源の供給を可 能にし、 その携帯機器の表示部を電動装置の表示手段としても使用可能にしたもの である。

この電動装置 1は、 電源手段 2、 電動装置 1 の各部を制御する制御手段 3、 駆動 手段 4、 電動機 5、 キースィ ッチ 6、 携帯機器用電源手段 7、 携帯機器用電源線 8、 及びインスツルメ ントパネル 9等を主とする構成からなる。

キースィッチ 6は、 キーをキ一孔に差し込んで回すことによって作動する 2段の 第 1 のスィ ッチ S W 1及び第 2のスィ ッチ S W 2と、 キーの抜き取り可能位置 （図 に斜線を施してある回動範囲） で作動するハンドル等の操作系の口ック機構と連動 している。

電源手段 2は、 鉛蓄電池， N i _ C d蓄電池， N i— M H蓄電池， リチウムィォ ン蓄電池等の充電可能な二次電池で構成され、 電動装置の稼働に必要な電力を供給 する。

第 1 のスィツチ S W 1は、 電動装置 1に設けられたキースィツチ 6と連動してお り、 キースィッチ 6が第 2のキ一位置 （O N 2 ) に操作されたときにオンになり、 電源手段 2の電力を主電源線 1 2を介して各部に供給する。

制御手段 3は、 第 1のスィツチ S W 1がオンになり、 主電源線 1 2を介して電源 が供給されると、 電動装置 1の各部の制御を開始し、 図示されていないが使用者に よる稼働指示があった場合、駆動手段制御信号線 1 4を介して駆動手段 4と連携し、 電動機 5を動作させて電動装置 1を稼働させる。

また、 この制御手段 3は、 電源装置 2の二次電池の残容量や、 必要があれば温度 等の電源手段 2の状態と、 電動機 5の動作状況等々の電動装置 1 として必要な状態 を、 電源手段制御信号線 1 3及び駆動手段制御信号線 1 4等を介して監視し、 さら に、使用者に必要な情報を伝えるために、ィンスツルメントパネル I Z F信号線（以 下 「インパネ Iノ F信号線」 と略称する） 1 5を介してインスツルメン トパネル 9 に情報を表示したり警報を発する等、 電動装置 1全体を監視， 管理， および制御す る。 駆動手段 4は、 駆動手段制御信号線 1 4を介して制御手段 3からの指示を受け、 電動装置 1を動作させると共に、 電動装置 1の電動機 5又は図示しない車輪の回転 数や、 電動機 5等の温度などの制御手段 3が必要とする情報を駆動手段制御信号線 1 4を介して伝える。

電動機 5は、 駆動手段 4により駆動されて車輪を回転させ、 この電動装置 1を走 行させるための動力源である。

携帯機器用電源手段 7は、 キースィッチ 6が第 1のキー位置 （ON 1 ) 又は第 2 のキー位置 （ON 2) に操作され、 第 2のスィッチ SW2がオンにされると、 電源 手段 2より電力の供給を受け、 携帯機器 1 0が必要とする電力を携帯機器用電源線 8を介して供給する。

その供給電力の形態は携帯機器 1 0が必要とする形態であり、 例えば DCZDC コンバータによる直流電力、 あるいは D CZACインバータによる商用電源 （日本 では AC 1 0 OV) の電力とする。

携帯機器用電源手段 7の電力取り出し口は、 携帯機器 1 0の保持のために特別な 装置を必要としないヘルメッ トケース内部が望ましい。

次に、 この第 1の実施形態の動作について説明する。

キースィッチ 6は、 図に斜線を施して示す LOCK位置の範囲でキ一を取り外す ことができる。 そのとき、 電動装置 1の動作は停止状態で、 ハンドル等の操作系の すべてがロックされるが、 その LOC K位置内の第 1のキ一位置 ON 1でキーを抜 くと、 電動装置 1はロックされた状態を維持したまま、 第 2のスィッチ SW2はォ ンになり、 携帯機器用電源手段 7電力が供給され、 携帯機器 1 0への電力供給が可 能になる。

このように、 キースィッチ 6の第 1のキー位置 ON 1を L O C K位置の範囲内に 設けたことにより、 その第 1のキ一位置 ON 1でキーを取り外すことができ、 それ により電動装置 1は稼動できなくなるため、 盗難防止を図れると共に、 その状態で も、 携帯機器 1 0への電力の供給は継続され、 ノートパソコン等の携帯機器 1 0を 使用することができる。

キ一スィッチ 6にキーを差し込んで第 2のキー位置 ON 2へ回すことにより、 ハ ンドル等の操作系の口ックが解除されると共に、 第 1のスィッチ SW1もオンにな り、 電源手段 2から主電源線 1 2を経由して制御手段 3および駆動手段 4に電力が 供給され、 電動車両が稼働できる状態になると共に、 携帯機器用電源手段 7へも電 力が供給され、 携帯機器 1 0への電力の供給も継続する。

電力が供給された制御手段 3は、 電動装置 1の動作の制御を開始し、 図示してい ないが使用者による動作指示があった場合、 駆動手段 4と連携して電動機 5を動作 させて、 電動装置 1を走行させる。

また、 この制御手段 3は、 電源手段 2の二次電池の残り容量、 必要があれば温度 等の電源手段 2の状態を、 電源手段制御信号線 1 3を介して監視し、 電動機 1の動 作状況も駆動手段制御信号線 1 4を介して監視するなど、 電動装置 1 として必要な 状態を監視すると共に、 使用者に必要な情報を使用者に伝えるための表示を、 イン パネ I /F信号線 1 5を介してィンスツルメントパネル 9上に行ったり、 警報を発 する等、 電動装置 1の全体を監視， 管理， 制御するための役割を持つ。

次に、 この発明による電動装置の第 2の実施形態について、 第 2図乃至第 5図に よって説明する。 第 2図は、 その電動装置の第 2の実施形態の構成を示すブロック 図であり、 第 1図と同じ部分には同一の符号を付している。

この第 2の実施形態が第 1の実施形態と異なる点は、 キースィ ッチ 6 ' 、 第 1 の実施形態におけるキースィツチ 6は、 第 1のキー位置 ON 1および第 2のキー位 置 ON 2で、 それぞれ第 2のスィ ッチ SW2の作動および第 1のスィッチ SW1 と 第 2のスィッチ SW2とを併せて作動する 2段スィツチであるのに対し、 第 2の実 施形態におけるキースィッチ 6 ' は、 ON位置でスィッチ SWをオンにし、 OF F (LOCK) 位置でスィツチ SWをオフにすると共に操作系の口ック機構を作動さ せるだけである。 したがって、 第 1図に示した第 2のスィッチ SW2に相当するス ィツチはない。

また、 第 1図に示したインスツルメントパネル 9の代りに、 携帯機器用インタフ ース手段 （以下 「携帯機器用 I ZF手段」 と略称する） 1 6と携帯機器用 I /F 信号線 1 7が設けられている。 その他の構成は第 1図に示した第 1の実施形態の電 動装置と共通であるから、 それらの説明は省略する。

よって、 ここでは電源手段 2、 制御手段 3、 駆動手段 4、 電動機 5等については、 第 1の実施形態において説明した動作と同様であるのでここでは省略し、 第 1の実 施形態と異なる部分の動作についてのみ説明する。

スィッチ SWは、 電動装置 1に設けられたキースィッチ 6' がキ一孔に差し込ま れたキーによって ON位置に回されるとオンになり、 電源手段 2の電力が主電源線 1 2を介して各部に供給される。

ここで、 第 1の実施形態のように第 1のスィッチと第 2のスィッチ SW2の夫々 の作用を持つキースィッチ 6を用いないで、 単なる ON— OF F (LOCK) のキ —スィッチ 6' を用いたのは、 特に深い意味を有するものではなく、 簡単な 1段の キースィッチでも、 この発明の目的を達成することができることを意味する。 従つ て、 必要であれば、 第 1の実施形態のように 2段のキースィッチを用いてもよい。 携帯機器用電源手段 7は、 キースィッチ 6' によりスィッチ SWがオンになると 電源手段 2より電力の供給を受け、 携帯機器 1 0が必要とする電力を、 携帯機器用 電源線 8を介して供給する。 供給電力の形態は、 携帯機器 1 0が必要とする直流電 力あるいは商用電源の電力とする。

携帯機器用 I ZF手段 1 6は、 制御手段 3から使用者に必要とされる情報をィン パネ I ZF信号線 1 5を介して受け取り、 それを携帯機器 1 0に合致した信号に変 換して、 携帯機器用 I/F信号線 1 7を介して携帯機器 1 0に送出する。 携帯機器 用電源線 8に接続されたノート ·パソコン等の携帯機器 1 0は、 携帯機器用 I /F 信号線 1 7から信号を受け取ると、 それを自己の表示部 （液晶ディスプレイ等） に 表示する。

また、 携帯機器 1 0からの情報、 例えば電動装置 1の稼働許可のためのパスヮ一 ド情報を、 携帯機器用 I 信号線 1 7を介して携帯機器用 I Z F手段 1 6が受け ると、 それをインパネ I / F信号線 1 5を介して制御手段 3に伝える。

なお、 この実施形態のように携帯機器用 I / F手段 1 6を独立して持たずに、 制 御手段 3にその機能を持たせるようにしてもよい。

また、 携帯機器用 Iノ F信号線 1 7の方式としては、 パームトップ .パソコンや ノート 'パソコン等で一般的に装備されている、 第 3図に示すシリアル I / F (ィ ンタフェイス） としたり、 第 4図に示すように赤外線通信の I r D Aとすることな どによって、 多くの機種に対応が可能になる。

携帯機器 1 0には、 携帯機器用 I / F手段 1 6との通信により制御手段 3から送 られてくる情報の表示や警報を実現するためと、 パスヮード等の必要な情報を制御 手段 3に送るための制御ソフトを追加する必要がある。

次に、 この第 2の実施形態の電動装置に携帯機器を接続してパスヮードを入力す るようにした場合の具体的な動作について、 第 5図のフローチャートによって説明 する。 第 5図は、 この場合の電動装置 1の動作の流れを左側に、 携帯機器 1 0の動 作の流れを右側に示し、 相互の関連を矢印付き折曲線で示している。

この実施形態では、 電動装置 1のキースィツチ 6によりスィツチ S Wがオンにな り、 電源手段 2の電力が主電源線 1 2を介して電動装置 1の必要な部分に供給され ることにより動作可能になる。

第 5図は、 このキースィッチにより電動装置 1の電源が入れられた時から動作可 能状態になるまでと、 動作中の携帯機器 1 0との通信のフローチヤ一トを示す。 電動装置 1は、 ステップ A 1では、 制御手段 3がインパネ I Z F信号線 1 5、 携 帯機器用 I Z F手段 1 6、 および携帯機器用 I / F信号線 1 7を介して携帯機器に 対して I D要求コマン ドを送出し、ステップ A 2で携帯機器 1 0からの応答を待つ。 I Dは携帯機器 1 0 自体ではなく、 携帯機器 1 0で動作しているプログラムの I Dとすることにより、 携帯機器の制限を無く している。

携帯機器 1 0は、 ステップ B 1では、 電動装置 1からの I D要求コマン ドを待つ ており、 電動装置 1から I D要求コマンドを受け取ると、 ステップ B 2へ移行し、 要求に応じて I Dデータを電動装置へ送出する。

すると、 電動装置 1はステップ A 2で、 その携帯機器 1 0から送出された I Dデ ータを受信し、 それが予め登録された正しい I Dであるかを確認し、 異なる場合は ステップ A 1へ戻り、 正しい場合はステップ A 3へ移行する。

ステップ A 3では、 電動装置 1の動作を許可するパスヮードを携帯機器 1 0を通 じて使用者に要求するパスヮ一ド要求コマンドを送出し、 ステップ A 4でそのパス ワードを待つ。

携帯装置 1 0では、 ステップ B 3でパスワード要求コマンドが来るまで、 ステツ プ B 2へ戻って I Dデータを送出し、 ステップ B 3でパスヮード要求コマンドを受 信するとステップ B 4へ移行する。

ステップ B 4では、 使用者へのパスワー ドの入力要求表示を行い、 ステップ B 5 でパスヮードの入力を待つ。 表示内容及びパスヮード入力方法は携帯機器の特性に 合ったどのよ うな方法でも良い。

ステップ B 5でパスワードの入力が終了するまで、 ステップ B 4へ戻って、 パス ヮードの入力要求表示を継続し、 パスヮードの入力が終了するとステップ B 6へ移 行する。

ステップ B 6では、 入力されたパスワー ドを予め決められた方法で、 予め決めら れた場所に格納し、 電動装置へそのパスワー ドを送出する。

電動装置 1では、 ステップ A 4でパスワードが送られて来るのを待ち、 携帯機器 1 0からパスヮ一ドを受信すると、 それを予め登録されたパスヮードと比較して、 一致した場合はステップ A 5へ移行し、 不一致の場合はステップ A 3へ戻る。 ステップ A 5では、 制御手段 3が予め定められた方法で電動装置 1の動作を許可 し、 ステップ A 6へ移行する。

ステップ A 6では、 動作許可情報と電動装置として携帯機器に表示が必要な情報 とを合わせた表示情報を携帯機器 1 0へ送出し、 ステップ A 7へ移行する。 この表 示情報には、 パリティ及び Z又はチェックサム等を付加し、 情報の正誤が判別でき るようにしておく。

携帯機器 1 0は、 ステップ B 7において、 電動装置 1から受信した表示情報を確 認して、 正しい場合には B 8へ移行し、 誤っている場合にはステップ B 1 1へ移行 する。

ステップ B 8では、 予め決められたパスヮ一ドを電動装置 1へ送出してステップ B 9へ移行する。

一方、 電動装置 1はステップ A 7で、 表示情報を送出した応答としてのパスヮ一 ドを待っており、 携帯機器 1 0からパスワードを受信すると、 そのパスワードを確 認して、 それが正しい場合にはステップ A 6へ戻り、 電動装置 1の動作許可状態が 維持される。 誤っている場合には、 ステップ A 8へ移行する。

ステップ A 8では、 パスワードの連続した誤りをチェックし、 予め決められた回 数になるとステップ A 9へ移行する。 その回数に達しない場合はステップ A 6に戻 る。

ステップ A 9において、 制御手段 3は電動装置 1を動作禁止状態にしてステップ A 6へ戻る。 このときステップ A 6で送出される表示情報は、 動作許可から動作禁 止に変化する。 電動装置として、 動作禁止となる要素は他にもあると思われるが、 電動装置固有のもので規定できないことと、 この発明には直接関係ないので記述し ない。

携帯機器 1 0は、 ステップ B 9で受信した情報が正しければステップ B 1 0へ移 行し、 正しくない場合には前の表示を維持するためステップ B 7へ戻る。

ステップ B 1 0では、 表示情報を処理して表示を行ない、 ステップ B 7へ戻る。 ステップ B 7からステップ B l 1へ移行すると、 そこで不正表示情報を管理して、 予め決められた回数の異常が続いた場合はステップ B 1 2へ移行し、 その回数に達 しない場合はステップ B 8へ戻る。

ステップ B 1 2では、 予め決められた場所にあるパスワードを異常なデータ （パ スワードと異なるデータ） に書き換えて B 1 3へ移行し、 異常表示を行なった後、 ステップ B 8へ戻ってパスワードを送出する。 これにより、 電動装置 1に誤ったパ スヮードが送出されるため、 電動装置 1側でも表示システムに異常があったことが 検出され、 電動装置 1は動作禁止状態となる。

ステップ B 1 3で異常表示を行うのは、 使用者に異常を知らせるためである。 ま た、 この携帯機器 1 0に音を発生する機能が備わっている場合には、 警報を発して もよい。 電動装置 1から動作禁止情報が受信されたときも、 同様に警報を発するよ うにしてもよレ、。

これにより、 キ一スィツチ 6に加えて携帯機器 1 0の電動装置 1への接続が第 2 のキーとなり、 更にパスワードが第 3のキーとなることにより、 不正使用及び盗難 防止の高度化を図ることが出来る。

上記の例では、 パスワードにより電動装置 1の動作を許可したが、 パスワードは 使わずに、 I Dデータのみで制御することも可能である。

この場合は、 第 5図に示したフローチャートで、 電動装置 1側におけるステップ A 3， A 4、 および携帯機器 1 0側におけるステップ B 3， B 4 , B 5 , B 6を省 略し、 他のステップにおける 「パスヮード」 を 「 I Dデータ」 とすることによって、 その動作が実現される。

この場合、 前述した第 3のキーであるパスワードの対応はされないが、 不正使用 等に対する二重の防御は図れることになる。 これとは逆に、 I Dを使わずにパスワードのみで制御することもできる。 その場 合には、 第 5図に示したフローチャートで、 電動装置 1側におけるステップ A 1 と A 2、 および携帯機器 1 0側におけるステップ B 1 と B 2を省略すればよい。

また、 携帯機器 1 0のバッテリ容量が無く動作不可の時も、 携帯機器用電源手段 7から携帯機器用電源線 8を介して携帯機器 1 0へ電力を供給することによって、 このシステムが成り立つと共に、携帯機器 1 0のバッテリを充電することも出来る。 次に、 この発明による電動装置の第 3の実施形態について、 第 6図及び第 7図を 参照して説明する。

第 6図は、 その電動装置の構成を示すブロック図であり、 第 1図及び第 2図と同 じ部分には同一符号を付してある。

この第 3の実施形態の電動装置 1において、 第 2図に示した第 2の実施形態と異 なる点は、 電源手段 2からスィツチ S Wを介した主電源線 1 2と携帯機器用電源手 段 7との間に、 制御手段 3からのスィツチ制御信号 S 3によってオン Zオフ制御さ れるスィッチ S W 3を設けた点だけである。

この電動装置 1は、 まずキースィッチ 6 ' の操作によってスィッチ S Wがオンに され、 電源手段 2の電力が主電源線 1 2を介して、 電動装置 1の必要な部分に供給 されることにより動作可能となる。

スィッチ S W 3は、 制御手段 3からのスィツチ制御信号 S 3によって制御され、 オンになると電源手段 2からの電力を携帯機器用電源手段 7へ供給する。

制御手段 3は、スィツチ S Wがオンになって電源手段 2から電力が供給されると、 電動装置 1の動作の制御を開始する。 そして、 スィッチ制御信号 S 3によってスィ ツチ S W 3の開閉を制御して、 携帯機器用電源手段 7への電力の供給を制御する機 能を持つ以外は、 第 2の実施形態の制御手段 3と同じ機能を持つ。

次に、 第 7図によって、 この第 3の実施形態の電動装置に携帯機器を接続したと きの動作を説明する。 第 7図は、 キ一スィツチによって電動装置の電源が入れられた時から動作可能状 態になるまでと、 動作中の携帯機器との通信のフローチャートを示す。 なお、 右側 の携帯機器の動作の各ステップ B 1〜B 1 3は、 第 5図に示したフローチャートに おける携帯機器の動作の各ステップ B 1〜B 1 3と同じであるので、 その説明を省 略する。

この電動装置 1は、 キースィッチ 6 ' が操作されてスィ ッチ S Wがオンになり、 制御手段 3に電源が供給されると動作を開始する。

そして、 まずステップ C 1で携帯機器 1 0のバッテリが充電されていないときの ために、 スィッチ制御信号によりスィッチ S W 3をオンにして、 携帯機器用電源手 段 7を動作させ、 ステップ C 2へ移行する。

ステップ C 2では、携帯機器用電源タイマをセッ トし、ステップ C 3へ移行する。 この携帯機器用電源タイマは、 キースィッチ 6 ' による電源投入のみでは携帯機器 1 0への電源供給 (充電）を防止したり、 不要な電力消費を抑えるために、 携帯機器 用電源手段の動作時間を規定するためのタイマである。

ステップ C 3では、 制御手段 3がインパネ I / F信号線 1 5、 携帯機器用 I Z F 手段 1 6、 携帯機器用 1 信号線1 7を介して携帯機器 1 0に対して I D要求コ マンドを送出し、 ステップ C 4で携帯機器 1 0からの応答を待つ。

それによつて、 携帯機器 1 0がステップ B 2で I Dデータを送出し、 電動装置 1 がその I Dデータを受信すると、 ステップ C 4で予め登録された I Dであるか否か を確認し、 異る場合はステップ C 1 2へ移行し、 正しい場合はステップ C 5へ移行 する。

ステップ C 5では、 電動装置 1の動作を許可するパスヮードを携帯機器を通じて 使用者に要求するパスヮード要求コマンドを送出し、 ステップ C 6でパスヮードの 受信を待つ。

携帯機器 1 0からパスヮードを受信すると、 ステップ C 6でそれを予め登録され たパスヮードと比較し、 一致した場合は携帯機器から正しいパスヮードがきたと判 断してステップ C 7へ移行し、 不一致の場合はステップ C 1 4へ移行する。

ステップ C 7では、 制御手段 3が予め定められた方法で電動装置 1 の動作を許可 し、 ステップ C 8へ移行する。

ステップ C 8では、 動作許可情報と電動装置と して携帯機器に表示が必要な情報 とを合わせた表示情報を携帯機器に送出し、 ステップ C 9へ移行する。 この表示情 報にはパリティ及び 又はチヱックサム等を付加し、 情報の正誤が判別できるよう にしておく。

ステップ C 9では、 表示情報を送出した応答と して携帯機器 1 0からのパスヮ一 ドを待っており、 携帯機器 1 0からのパスワードを受信すると、 それが正しいパス ワードか否かを判断し、 正しい場合にはステップ C 8へ戻り、 電動装置の動作許可 状態を維持する。 正しくない場合には、 ステップ C 1 0へ移行する。

ステップ C 1 0において、 パスヮードの連続した誤りをチェックし、 決められた 回数になるとステップ C 1 1に移行し、 決められた回数に達しない場合はステップ C 8に戻る。

ステップ C 1 1では、 制御手段 3が電動装置 1 を動作禁止状態にしてステップ C 8へ戻る。 このとき、 ステップ C 8で送出される表示情報は動作許可から動作禁止 に変化する。

また、 ステップ C 4からステップ C 1 2へ移行した場合は、 携帯機器用電源タイ マをチユックし、 規定時間となった場合はステップ C 1 3へ移行し、 規定時間前の 場合はステップ C 3へ戻る。

ステップ C 1 3では、 制御手段 3がスィツチ制御信号 S 3によってスィツチ S W 3を O F Fにし、 携帯機器用 I Z F手段 1 6の動作を停止させてステップ C 3へ戻 る。

ステップ C 6からステップ C 1 4へ移行した場合も、 携帯機器用電源タイマをチ ユックし、 規定時間となった場合はステップ C 1 5へ移行し、 規定時間前の場合は ステップ C 5へ戻る。

ステップ C 1 5では、 制御手段 3がスイツチ制御信号 S 3によってスィッチ SW 3を O F Fにし、 携帯機器用 I ZF手段 1 6の動作を停止させてステップ C 5へ戻 る。

この第 3の実施形態においても、 第 2の実施形態の場合と同様に、 I Dのみある いはパスヮードのみを使用するようにすることもできる。

I Dのみを使用する場合には、 第 7図のフローチヤ一トにおける電動装置 1側の ステップ C 5， C 6 , C 1 4 , C 1 5と、 携帯機器 1 0側のステップ B 3 , B 4 , B 5 , B 6を省略し、 「パスワー ド」 を 「 I Dデータ」 に置き換えればよい。

パスヮードのみを使用する場合には、 第 7図のフローチヤ一トにおける電動装置 1側のステップ C 3， C 4 , C 1 2 , C 1 3 と、 携帯機器 1 0側のステップ B 1， B 2を省略すればよい。

次に、 この発明による電動装置の第 4の実施形態について、 第 8図及び第 9図を 参照して説明する。

第 8図は、 その電動装置の構成を示すブロック図であり、 第 1図， 第 2図， 及び 第 6図と同じ部分には同一符号を付してあり、 それらの説明は省略する。

この第 4の実施形態の電動装置 1において、 第 2図に示した第 2の実施形態と相 違する点は、 キースィッチ 6 ' を設けておらず、 電源手段 2と主電源線 1 2 との間 にスィッチ SW aを、 電源手段 2と携帯機器用電源手段 7との間にスィ ッチ SWb を、 それぞれ介挿し、 制御手段 3からのスィッチ制御信号 S aによってスィッチ S W aを、 スィッチ制御信号 S bによってスィッチ SWbを、 それぞれ O NZO F F 制御するようにした点だけである。

なお、 制御手段 3には、 電源手段 2から電源手段制御用信号線 1 3を介して常に 電力が供給されており、 定期的にスィツチ制御信号 S bにより携帯機器用電源手段 を動作させると共に、 ィンパネ I Z F信号線 1 5を介して携帯機器用 I Z F手段 1 6を使って携帯機器 1 0の接続の有無を確認する。 携帯機器 1 0からの正しい I Dを受信すると、 携帯機器 1 0の接続を認知して電動装置 1の動作のための処理を 進める。

制御手段 3がスィツチ制御信号 S aによりスィ ッチ S W aを O Nにすると、 電源 手段 2からの電力が駆動手段 4に供給され、 スィツチ制御信号 S bによりスィ ッチ S W bを O Nにすると、 電源手段 2からの電力が携帯機器用電源手段 7に供給され る。

この第 4の実施形態の動作について第 9図のフローチャートによって説明する。 第 9図は、 電動装置による定期的な携帯機器の接続チェックから動作可能状態に なるまでと、 動作中の携帯機器との通信のフローチャー トを示す。

なお、 左側の電動装置 1の動作の各ステップ C 5〜C 1 4は、 第 7図に示したフ ローチヤ—トにおける電動装置の動作のステップ c 5〜C 1 4と、 右側の携帯機器 1 0の動作のステップ B 1〜B 1 3は、 第 7図示したフローチヤ一トにおける携帯 機器の動作の各ステップステップ B ：！〜 B 1 3と同じであるので、 その説明を省略 する。

電動装置 1は、 ステップ C 2 1では、 携帯機器 1 0のバッテリが充電されていな いときのために、 スィツチ制御信号 S bによりスィッチ S W bをオンにして携帯機 器用電源手段 7を動作させて、 ステップ C 2 2へ移行する。

ステップ C 2 2では、 制御手段 3がインパネ I Z F信号線 1 5、 携帯機器用 I Z F手段 1 6、 および携帯機器用 I Z F信号線 1 7を介して携帯機器 1 0に対して I D要求コマンドを送出し、 ステップ C 2 3で携帯機器 1 0からの応答を待つ。

携帯機器 1 0からの I Dデータを受信すると、 ステップ C 2 3でそれが予め登録 されている I Dと一致する正しい I Dか否かをチェックし、 正しい場合はステップ C 2 4へ移行し、 正しくない場合はステップ C 2 5へ移行する。 そして、 ステップ C 2 5でスイツ S W bを〇 F Fにした後、 ステップ C 2 6で予 め定められた時間だけ待ってステップ C 2 1へ戻る。

ステップ C 2 4では、 携帯機器への電源供給 （充電） を防止するため、 携帯機器 用電源手段の動作時間を規定するための携帯機器用電源タイマをセッ トし、 ステツ プ C 5へ移行する。

以後の動作は、 第 7図に示した電動装置の動作と同じであるが、 ステップ C 1 5 では、 スィッチ S W bをオフにする。

この第 4の実施形態においても、 第 2の実施形態の場合と同様に I Dのみあるい はパスヮードのみを使用するようにすることもできる。

I Dのみを使用する場合は、 第 9図のフローチャー トにおける電動装置側のステ ップ C 5， C 6 , C 1 4 , C 1 5と、 携帯機器 1 0側のステップ B 3〜B 6を省略 し、 「パスワード」 を 「 I Dデータ」 に置き換えればよい。

また、 パスワードのみを使用する場合には、 第 9図のフローチャートにおける電 動装置側のステップ C 2 2， C 2 3 , C 2 5 , C 2 6と、 携帯機器 1 0側のステツ プ B l， B 2を省略すればよい。

なお、 第 9図におけるステップ C 2 1では、 携帯機器 1 0のバッテリが充電され ていないときのために、 無条件でスィツチ制御信号 S bによりスィッチ S W bをォ ンにして携帯機器用電源手段 7を動作させるようにしたが、 携帯機器から受信した I Dデータとパスヮ一ドの少なく とも一方、 あるいは両方が予め登録された I Dデ ータ又はパスヮードと一致したときにのみ、 スィッチ S W bをオンにして携帯機器 用電源手段 7を動作させ、 携帯機器 1 0への電力供給を可能にするようにしてもよ い。

第 1 0図に、 電動装置 1の動作が許可された状態後の、 携帯機器 1 0からの操作 による電動装置 1の動作の許可/禁止の指定と携帯機器用電源手段 7の動作 Z非動 作の動作モード指定についてのフローを示す。 これにより、 使用者の意志に合った動作を指定できると共に、 電源手段 2の電力 の有効活用が図れる。 また、 この操作の許可にパスワードを用いることにより、 正 規の使用者以外はこの動作モードの変更ができないようにすることができ、 悪戯や 不正使用、 盗難等の防止を図ることができる。

これは、 前述した第 2乃至第 4の実施形態のいずれによっても可能である。

この操作に入る方法としては、 特定キーの操作やコマンドの入力等、 携帯機器の 特性に合った方法であればどのような方法でも良い。

ここで、 第 1 0図の各ステツプの処理について説明する。 まず、 ステップ M 1で、 使用者による動作モード指定を受け、 動作モード指定の表示を行なってステップ M 2へ移行する。

ステップ M 2では、 使用者による指定内容を判断して、 電動装置 1の許可であれ ばステツプ M 3へ、 そうでなければステツプ M 6へ移行する。

ステップ M 3では、 携帯機器用電源手段 7が O Nか否かを判断して、 O F F (非 動作） であればステップ M 5へ、 O N (動作） であればステップ M 4へ移行する。 ステップ M 4では、 電動装置 1の動作許可と携帯機器用電源手段 7の動作を指定 してステップ M 9へ移行する。 ステップ M 5では、 電動装置 1の動作許可と携帯機 器用電源手段 7の非動作を指定してステツプ M 9へ移行する。

ステップ M 6では、 携帯機器用電源手段 7が O Nか否かを判断して、 O N (動作） であればステップ M 7へ、 O F F (非動作） であればステップ M 8へ移行する。 ス テツプ M 7では、 電動装置 1の動作禁止と携帯機器用電源手段 7の動作を指定して ステップ M 9へ移行する。 ステップ M 8では、 電動装置 1の動作禁止と携帯機器用 電源手段 7の非動作を指定してステップ M 9へ移行する。

ステップ M 9では、 動作モードが終了か否かを判断して、 終了でなければステツ プ M lに戻り、 終了であれば処理を終了する。

以上説明した幾つかの実施例は、 小型の移動体における電動装置の電源手段とし て、 通常の組蓄電池よりなる二次電池を用いた例で説明したが、 組蓄電池よりなる 二次電池と、 少く ともその組蓄電池の充放電状態に関する情報を記憶する記憶手段 とを対にして構成した充電可能な二次電池を用いるとよい。

それによつて、携帯機器用電源手段に接続された携帯機器への充分な電源供給と、 電動装置の電源の管理が可能になり、 その電源の更なる有効活用が計れるようにな る。

第 1 1図は、 その電源手段の構成例を示すブロック回路図である。 この電源手段 2は、 電池ユニッ ト 2 1， 22， 23、 制御用電源 29、 制御手段 2 8、 および充 電手段 2 7を備えた充電ュニッ ト 3 0等によって構成されている。

組蓄電池 2 1 B， 2 2 B , 2 3 Bには、 ニッケル'カドミウム電池や、 ニッケル ' 水素電池のような各種の二次電池を含む。 また記憶手段 24， 2 5， 26は、 EE PROM, フラッシュ ROM, バッテリにバックアップされた RAM等の不揮発性 メモリであり、電源手段 2内に設けられた充電手段あるいは制御手段 28によって、 少なく とも対となっている組蓄電池の充放電状況に関する情報を含む各種の情報を 書き込んでおくことが可能である。

この電池ユニッ ト 2 1， 22， 23は、 電動装置 1に搭載された状態でも、 取り 外した単体の状態でも、 その記憶手段 24 , 25， 26に記憶されている情報を参 照して、 内蔵している組蓄電池 2 1 B， 22 B, 23 Bの充放電状況を正確に知る ことができ、 常にその適切な充放電制御を行なうことができる。

この実施形態の電源手段 2は、 複数の電池ユニッ ト 2 1， 2 2, 23と、 その各 組蓄電池 2 1 B， 22 B , 23 Bを充電するための共通の充電ユニッ ト 30とを、 それぞれ電動装置本体に着脱可能に搭載している。

各電池ユニッ ト 2 1， 22， 2 3は同じ構成であり、 それぞれ組蓄電池 2 1 B， 22 B, 23 Bと E E P R OM等の記憶手段 24， 25， 2 6とを対にして一体化 したユ^ットである。 各電池ユニッ ト 2 1， 22， 23と前述した電動装置 1に設 けられた電源手段 2の電池ユニッ ト装着部 （図示せず） には、 それぞれ電池ュニッ ト 2 1， 22， 2 3の着脱に伴なつて電源手段 2の本体側との電気的な接離を行な う手段として、 それぞれ対の端子からなるコネクタ B a l , B a 2 , B a 3 , コネ クタ B b l， B b 2 , B b 3、 およびコネクタ B e l , B c 2， B c 3を設けてい る。

充電ユニッ ト 30は、 マイクロコンピュータを有する充電手段 2 7と、 各電池ュ ニッ ト 2 1， 22， 2 3に対応するスィ ッチ SW2 1， S W 22 , SW23とを内 蔵したユニッ トであり、 電源手段 2の充電ユニッ ト装着部 （図示せず） との間に、 充電ュニッ ト 30の着脱に伴って、 電源手段 2の本体側との電気的な接離を行なう 接続手段として、 それぞれ対の端子からなるコネクタ C p 1， C p 2 , C p 3 , C g 1 , C g 2 , C g 3 , C s 1 , C s 2 , C s 3を設けている。

そして、 充電ュニッ ト 30のコネクタ C s l， C s 2， C s 3と、 各電池ュニッ ト 2 1， 22， 23のコネクタ B a 3， B b 3 , B c 3は、 コネクタ C s l と B a 3、 コネクタ C s 2と B b 3、 コネクタ C s 3と B c 3がそれぞれ、 記憶手段 24， 2 5, 26に対する情報の書き込み及び読み出しを行なうためのバスラインによつ て互いに接続され、 さらに制御手段 28とも接続されている。

さらに、 この電源手段 2の本体側には、 電源手段 2全体の動作を制御する制御手 段 28と、 これに接続されている制御用電源 29および前述したスィッチ SW等を 介して電動装置 1の各部に供給する主電源線 1 2と、 各電池ュニッ ト 2 1 , 22， 23から制御手段 28及び主電源線 1 2への放電 （給電） ラインに介挿した 3個の スィッチ SW1 1， S W 1 2 , SW1 3とを備えている。

そして、 充電ユニッ ト 30内の充電手段 2 7は、 各電池ユニッ ト 2 1， 22， 2 3の組蓄電池 2 1 B, 22 B, 2 3 Bに対する充電制御機能と、 各記憶手段 24 , 2 5, 26に対する情報の読み出し及び書き込み機能を有している。

また、 制御手段 2 8も同様に、 電源手段 2全体の制御機能の他に、 各電池ュニッ ト 2 1 , 2 2， 2 3の記憶部 24， 25， 26に対する情報の読み出し及び書き込 み機能を有している。

充電手段 2 7は、 商用電源 1 00から交流電力の供給を受け、 それを整流、 平滑 して直流化し、 充電に適した出力電圧に変換する。 また、 搭載されている複数の電 池ユニッ ト 2 1， 2 2， 23の記憶手段 24, 25， 26力 ら組蓄電池 2 1 B , 2 2 B, 23 Bの充放電状況に関する情報等を読み出して一時記憶し、 その情報に基 づいて、 選択した電池ユニッ トの組蓄電池を充電すべく、 SW2 n制御信号によつ てスィッチ SW2 1， SW22 , SW23の何れかを選択的に ONにする。 それに よって、 ONになったスィツチを介して接続されている電池ュニッ トの組電池が充 電される。

第 1 1図では、 電池ユニッ トを 3個搭載した例を示したが、 電池ユニッ トを少な く とも 1個搭載すれば、 この発明の目的を達成することができる。 また、 充電ュニ ッ ト 30も、 電源手段 2の本体に対して着脱可能に搭載しているので、 容易に電動 装置 1から取り外して、 電動装置 1の外でも使用可能であるが、 電動装置 1に設け た電源手段 2の本体に固定して設けるようにしてもよい。

各電池ユニット 2 1， 22， 23の組蓄電池 2 1 B， 22 B , 2 3 Bは、 それぞ れ充電可能な蓄電池あるいは二次電池を複数直列に接続したものである。

各電池ユニッ ト 2 1， 2 2， 23の各記憶手段 24， 2 5， 26には、 各組蓄電 池 2 1 B， 22 B, 23 Bの定格容量， 温度特性， 保存特性等の電池特有の情報、 及び充電量， 放電量， 充放電回数等の電池の充放電情報に関する情報等を記憶する。 このように、 各電池ユニッ ト 2 1， 22， 23は、 それぞれ固有情報を有してい るので、 複数の各電池ユニッ ト 2 1， 22， 23の着脱はどのような順番でも構わ ない。 各電池ユニッ ト 2 1， 22， 23と制御手段 28及ぴ主電源線 1 2との間の 各給電ラインに設けられているスィッチ SW1 1， S W 1 2 , SW 1 3は、 制御手 段 28の制御機能に基づいて出力される SW1 n制御信号により、 選択的に ONに され、 どの電池ュニットを使用して制御手段 2 8及び主電源線 1 2に給電するかの 選択がなされる。

制御手段 2 8は、 その内部にマイクロコンピュータを有し、 制御機能と情報読み 出し Z書き込み機能との連携により、 複数の電池ユニッ ト 2 1， 2 2 , 2 3の装着 状態を検知するとともに、 その内部の記憶手段 2 4 , 2 5 , 2 6に記憶されている 情報を読み出して一時記憶し、 その情報に基づいて放電させる電池ュニッ トを選択 し、 その放電電流及び放電電圧を制御し、 必要に応じて使用する電池ユニッ トの電 池特性及び電源手段 2の特性に適合した管理を行なう。

さらに、 必要に応じて搭載された各電池ユニッ トの情報、 例えば搭載された電池 ュニッ 卜の個別もしくは複数の電池ュニッ ト全体の電池残容量や、 充電を必要とす る電池ユニッ トがある場合には、 充電要求等の表示あるいは警報等も行なえる。 す なわち、 この制御手段 2 8は、 各電池ユニッ ト 2 1， 2 2， 2 3の記憶手段 2 4， 2 5， 2 6に記憶されている情報に基づいて、 スィッチ S W 1 1 , S W 1 2 , S W 1 3のオン オフの制御と電源手段全体の管理および制御をする機能を有している。 また、 この制御手段 2 8は、 第 1図， 第 2図， 第 6図， および第 8図に示した、 電動装置 1の全体を制御する制御手段 3とも、 電源手段制御信号線 1 3によって結 ばれており、 情報ゃコマンドのゃり取りをすることができる。

制御用電源 2 9は、 各電池ユニッ ト 2 1， 2 2， 2 3の少なく とも一つが電源手 段 2に装着された場合、 制御手段 2 8に必要な電力を供給する機能を有する。 充電 手段 2 7により各電池ュニッ トの少なく とも 1個の組蓄電池に充電が行なわれた場 合にも、 制御用電源 2 9に電力は供給されるが、 この時は必要に応じて作動し、 制 御手段 2 8に電力を供給する。

また、 この制御用電源 2 9は、 各電池ユニッ ト 2 1， 2 2， 2 3の取り外しや、 電源手段 2に停止指令があった時は、 制御手段 2 8が、 主電源線 1 2への給電を停 止させ、 電池ユニッ ト 2 1， 2 2 , 2 3のうち、 稼動中のものの組蓄電池の充放電 状況等の情報を、 その各電池ユニッ ト内の記憶手段に書き込み、 電源手段 2の安全 な停止等の必要な処理を終了するまで、 制御手段 2 8に電力を供給する。

かく して、 制御手段 2 8の制御機能に基づき、 電源手段 2から主電源線 1 2を介 して供給される電力は、 第 1図に示した第 1の実施形態では、 キ一スィッチの操作 により、 スィッチ S W 1を介してその電力が制御手段 3及び駆動手段 4に供給され る。

そして、 前述の第 1乃至第 4の実施形態において説明したように、 主電源線 1 2 を介して電動装置 1の各部へ電力が供給されると共に、 携帯機器用電源手段 7へも 電力が供給され、 それに接続された携帯機器 1 0への電力供給も可能になる。 また、 電源手段 2として、 組蓄電池と、 少なく ともその組蓄電池の充放電状況に 関する情報を記憶する記憶手段と、 その組蓄電池を充電するための充電手段とを一 体化した電池ユニットを、 複数個着脱可能に搭載し、 その各電池ユニッ トと装置本 体側の電池ュニッ ト装着部とに、 電池ュニットの着脱に伴って装置本体側との電気 的な接離を行なう接続手段を設け、 装置本体側に、 負荷を駆動する駆動手段と、 搭 載された各電池ュニッ トの記憶手段に記憶されている情報を参照して、 該各電池ュ ニッ トから駆動手段への電力の供給を制御する制御手段とを備えるようにしてもよ レ、。

あるいは、 電源手段 2を構成する各電池ユニッ トや充電ユニッ トを、 電動装置 1 の本体に固着して設けてもよいことは勿論である。 産業上の利用可能性

以上説明してきたように、 この発明によれば、 電動装置に携帯機器用電源手段を 設けたことにより、 小型の電動装置においても携帯機器への電力の供給 （充電） が 可能になった。

さらに、 携帯機器用 I / F信号線を介して接続した携帯機器を、 電動装置の表示 装置と して使用することもできる。

また、 キースィ ツチに加えて携帯機器又はそのオペレーショ ンプログラムの I D を、 電動装置との間で授受することにより、 不正使用及び Z又は盗難防止を図るこ とができる。

加えて、 携帯機器の入力機能を利用することにより、 パスワードの使用による安 全性の向上を図ることも可能である。

Claims

請 求 の 範 囲

1 - 充電可能な二次電池を備えた電源手段と、 その電源手段から供給される電力に よって稼動する電動機と、 該電動機を駆動する駆動手段と、 該駆動手段および装置 全体を監視， 管理， 並びに制御する制御手段とを有する電動装置であって、 携帯機器を接続可能で、 接続された携帯機器に電力を供給する携帯機器用電源手 段と、

前記電源手段から前記制御手段及び駆動手段に電力を供給する主電源線に介挿し た第 1 のスィツチと、 前記電源手段から前記携帯機器用電源手段に電力を供給する 電源線に介挿した第 2のスィツチとを有し、 前記第 1 のスィツチは第 2のキー位置 で作動し、 前記第 2のスィツチは第 1のキー位置及び前記第 2のキ一位置で作動す るキ一スィッチとを設けたことを特徴とする電動装置。

2 . 充電可能な二次電池を備えた電源手段と、 その電源手段から供給される電力に よって稼動する電動機と、 該電動機を駆動する駆動手段と、 該駆動手段および装置 全体を監視， 管理， 並びに制御する制御手段とを有する電動装置であって、 携帯機器を接続可能で、 接続された携帯機器に前記電源手段から供給される電力 を供給する携帯機器用電源手段と、 その接続された携帯機器との間で情報の伝達を 行なう携帯機器用ィンタフェース手段とを設けたことを特徴とする電動装置。

3 . 請求の範囲第 2項記載の電動装置と、 前記携帯機器用電源手段に接続され、 前 記携帯機器用ィンタフェース手段を介して前記電動装置との間で情報の伝達を行な う、 表示手段を有する携帯機器とによって構成され、

前記電動装置の表示情報を前記携帯機器に表示するようにしたことを特徴とする 電動装置システム。

4 . 請求の範囲第 2項記載の電動装置と、 前記携帯機器用電源手段に接続され、 前 記携帯機器用ィンタフェース手段を介して前記電動装置との間で情報の伝達を行な う携帯機器とによって構成された電動装置システムにおいて、

前記携帯機器に、 そこで稼働するプログラムの I Dデータを前記電動装置へ送出 する手段を設け、

前記電動装置に、 前記携帯機器から受信した I Dデータに基づいて、 該電動装置 の動作の可否を判断する手段を設けたことを特徴とする電動装置システム。

5 . 請求の範囲第 2項記載の電動装置と、 前記携帯機器用電源手段に接続され、 前 記携帯機器用インタフェース手段を介して前記電動装置との間で情報の伝達を行な う携帯機器とによって構成された電動装置システムにおいて、

前記携帯機器に、 入力されるパスヮードを前記電動装置へ送出する手段を設け、 前記電動装置に、 前記携帯装置から受信したパスワードに基づいて、 該電動装置 の動作の可否を判断する手段を設けたことを特徴とする電動装置システム。

6 . 請求の範囲第 2項記載の電動装置と、 前記携帯機器用電源手段に接続され、 前 記携帯機器用インタフエ一ス手段を介して前記電動装置との間で情報の伝達を行う 携帯機器とによって構成された電動装置システムにおいて、

前記携帯機器に、 そこで稼働するプログラムの I Dデータを前記電動装置へ送出 する手段と、 入力されるパスヮードを前記電動装置へ送出する手段とを設け、 前記電動装置に、 前記携帯機器から受信した I Dデータとパスヮードとに基づい て、 該電動装置の動作の可否を判断する手段を設けたことを特徴とする電動装置シ ステム。

7 . 請求の範囲第 6項記載の電動装置システムにおいて、

前記電動装置に、 前記電源手段から前記携帯機器用電源手段への電力の供給を制 御するスィツチと、 前記携帯機器から受信した I Dデータとパスヮードの少なく と も一方が予め登録された I Dデータ又はパスヮードと一致したときに、 前記スィッ チをオンにして前記携帯機器用電源手段からの電力供給を可能にする手段とを設け たことを特徴とする電動装置-

8 . 請求の範囲第 3項乃至第 7項のいずれか一項に記載の電動装置システムにおい て、

前記携帯機器に、 入力された動作モード指定情報を前記電動装置へ送出する手段 を設け、

前記電動装置に、 前記携帯機器からの動作モード指定情報に応じて、 該電動装置 の動作及び Z又は前記携帯機器用電源手段の動作を制御する手段を設けたことを特 徴とする電動装置システム。

9 . 前記電源手段が、 前記二次電池である組蓄電池と、 少なく とも該組蓄電池の充 放電状況に関する情報を記憶する記憶手段とを対にして構成した充電可能な電池ュ ニッ トを備えていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の電動装置。

1 0 . 前記電源手段が、 前記二次電池である組蓄電池と、 少なく とも該組蓄電池の 充放電状況に関する情報を記憶する記憶手段とを対にして構成した充電可能な電池 ュニッ トを備えていることを特徴とする請求の範囲第 2項記載の電動装置。

1 1 . 前記電動装置の電源手段が、 前記二次電池である組蓄電池と、 少なく とも該 組蓄電池の充放電状況に関する情報を記憶する記憶手段とを対にして構成した充電 可能な電池ュニッ トを備えていることを特徴とする請求の範囲第 3項乃至第 7項の いずれか一項に記載の電動装置システム。

1 2 . 前記電動装置の電源手段が、 前記二次電池である組蓄電池と、 少なく とも該 組蓄電池の充放電状況に関する情報を記憶する記憶手段とを対にして構成した充電 可能な電池ュニッ トを備えていることを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の電動