明 細 書 縮合ピリダジン誘導体を含有してなる点鼻用剤 技術分野
本発明は、 ァレルギ一性鼻炎などの予防 ·治療剤として有用な点鼻用剤に関 する。 背景技術
[式中、 A r 1および A r 2はそれぞれ置換基を有していてもよい芳香族基を示 し、 A r 1と A r 2は隣接する炭素原子と共に縮合環基を形成していてもよく、 B環は置換基を有していてもよい含窒素複素環を示し、 Xおよび Yはそれぞれ 同一または異なって結合手、 酸素原子、 S ( O) p ( pは 0ないし 2の整数を 示す) 、 N R 4 ( R 4は水素原子または低級アルキル基を示す) または置換基を 有していてもよく、ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の直鎖状 低級炭化水素基を示し、 Aは窒素原子または C R 7 ( R 7は水素原子、 ハロゲン 原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、 ァシル基または置換基を有して いてもよいヒドロキシ基を示す) を示し、 R R 2および R 3はそれぞれ同一 または異なって水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素 基、 ァシル基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示し、 R 8は水 素原子、低級アルキル基で置換されていてもよいヒドロキシ基またはカルポキ シル基を示す。 ] で表される化合物またはその塩が、 抗ヒスタミンおよび/ま たは好酸球化学遊走抑制剤、 抗アレルギー剤、 喘息、 アレルギー性結膜炎、 ァ レルギ一性鼻炎、慢性蓴麻疹またはアトピー性皮膚炎の予防 ·治療剤などとし
て有用であることが記載されている。 そして、 剤形の具体例として、 錠剤 (糖 衣錠、 フィルムコーティング錠を含む) 、 丸剤、 カプセル剤 (マイクロカプセ ルを含む) 、 顆粒剤、 細粒剤、 散剤、 シロップ剤、 乳剤、 懸濁剤、 注射剤、 吸 入剤、 軟膏が開示されている。
上記化合物またはその塩がアレルギー性鼻炎などに対する治療効果を有効 に発揮できる製剤の開発が望まれていた。 発明の開示
本発明者らは、上記の課題を解決するため、種々鋭意研究を行った結果、 [ 1, 2, 4] トリァゾロ [1, 5— b] ピリダジンやイミダゾ [1, 2— b] ピリ ダジン骨格の 6位からスペイサーを介して置換ピぺリジンゃピペラジンを有 するところに化学構造上の大きな特徴を持つ、 式
[式中、 A r
1および A r
2はそれぞれ置換基を有していてもよい芳香族基を示 し、 A r
1と A r
2は隣接する炭素原子と共に縮合環基を形成していてもよく、 B環は置換基を有していてもよい含窒素複素環を示し、 Xおよび Yはそれぞれ 同一または異なって結合手、 酸素原子、 S (〇) p (pは 0ないし 2の整数を 示す) 、 NR
4 (R
4は水素原子または低級アルキル基を示す) または置換基を 有していてもよく、ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の直鎖状 低級炭化水素基を示し、 Aは窒素原子または CR
7 (R
7は水素原子、 ハロゲン 原子、 置換基を有していてもよい炭化水素基、 ァシル基または置換基を有して いてもよいヒドロキシ基を示す) を示し、 R
1 R
2および R
3はそれぞれ同一 または異なって水素原子、ハロゲン原子、 置換基を有していてもよい炭化水素 基、 ァシル基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示し、 R
8は水 素原子、低級アルキル基で置換されていてもよいヒドロキシ基またはカルボキ シル基を示す。 ただし、 B環で示される含窒素複素環は式
(0) n
(式中、 nは 0または 1を示す) で表わされる複素環でない。 ] で表される化 合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを点鼻用剤とすることにより、予 想外にもアレルギー性鼻炎に対して優れた治療効果を有効に発揮せしめるこ とができることを見出した。 本発明者らは、 これらの知見に基づいて、 さらに 検討を重ねた結果、 本発明を完成するに至った。
すなわち、 本発明は、
〔1〕 式
[式中、 A r
1および A r
2はそれぞれ置換基を有していてもよい芳香族基を示 し、 A r
1と A r
2は隣接する炭素原子と共に縮合環基を形成していてもよく、 B環は置換基を有していてもよい含窒素複素環を示し、 Xおよび Yはそれぞれ 同一または異なって結合手、 酸素原子、 S (O) p ( pは 0ないし 2の整数を 示す) 、 N R
4 ( R
4は水素原子または低級アルキル基を示す) または置換基を 有していてもよく、ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の直鎖状 低級炭化水素基を示し、 Aは窒素原子または C R
7 ( R
7は水素原子、 ハロゲン 原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、 ァシル基または置換基を有して いてもよいヒドロキシ基を示す) を示し、 R R
2および R
3はそれぞれ同一 または異なって水素原子、ハロゲン原子、 置換基を有していてもよい炭化水素 基、 ァシル基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示し、 R
8は水 素原子、低級アルキル基で置換されていてもよいヒドロキシ基またはカルポキ シル基を示す。 ただし、 B環で示される含窒素複素環は式
(0)n
(式中、 nは 0または 1を示す) で表わされる複素環でない。 ] で表される化 合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなる点鼻用剤、
〔2〕 抗ヒスタミンおよび Zまたは好酸球化学遊走抑制剤である第 〔1〕 項記 載の剤、
〔3〕 抗アレルギー剤である第 〔1〕 項記載の剤、
〔4〕 アレルギー性鼻炎の予防 ·治療剤である第 〔1〕 項記載の剤、
〔5〕 2— [6 - [3— [4 - (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピル ァミノ] イミダゾ [1, 2— b] ピリダジン— 2—ィル] 一 2—メチルプロピ オン酸またはその塩を含有してなる第 〔1〕 項記載の剤、
〔6〕 2 - [6— [3— [4 - (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピル ァミノ] イミダゾ [1, 2— b] ピリダジン— 2—ィル] — 2—メチルプロピ オン酸が二水和物である第 〔5〕 項記載の剤、
〔7〕 哺乳動物に対して式
[式中、 A r 'および A r 2はそれぞれ置換基を有していてもよい芳香族基を示 し、 A r 1と A r 2は隣接する炭素原子と共に縮合環基を形成していてもよく、 B環は置換基を有していてもよい含窒素複素環を示し、 Xおよび Yはそれぞれ 同一または異なって結合手、 酸素原子、 S (〇) p (pは 0ないし 2の整数を 示す) 、 NR4 (R4は水素原子または低級アルキル基を示す) または置換基を 有していてもよく、ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の直鎖状 低級炭化水素基を示し、 Aは窒素原子または CR7 (R7は水素原子、 八ロゲン 原子、 置換基を有していてもよい炭化水素基、 ァシル基または置換基を有して いてもよいヒドロキシ基を示す) を示し、 R R2および R3はそれぞれ同一
または異なって水素原子、ハロゲン原子、 置換基を有していてもよい炭化水素 基、 ァシル基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示し、 R 8は水 素原子、低級アルキル基で置換されていてもよいヒドロキシ基またはカルボキ シル基を示す。 ただし、 B環で示される含窒素複素環は式
、S
(0) n
(式中、 nは 0または 1を示す) で表わされる複素環でない。 ] で表される化 合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなる点鼻用剤を有効 量投与することを特徴とするアレルギー性鼻炎の予防 ·治療方法、 および
〔8〕 点鼻用剤を製造するための式
[式中、 A r
1および A r
2はそれぞれ置換基を有していてもよい芳香族基を示 し、 A r
1と A r
2は隣接する炭素原子と共に縮合環基を形成していてもよく、 B環は置換基を有していてもよい含窒素複素環を示し、 Xおよび Yはそれぞれ 同一または異なって結合手、 酸素原子、 S (〇) p ( pは 0ないし 2の整数を 示す) 、 N R
4 ( R
4は水素原子または低級アルキル基を示す) または置換基を 有していてもよく、ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の直鎖状 低級炭化水素基を示し、 Aは窒素原子または C R
7 ( R
7は水素原子、 ハロゲン 原子、 置換基を有していてもよい炭化水素基、 ァシル基または置換基を有して いてもよいヒドロキシ基を示す) を示し、 R '、 R
2および R
3はそれぞれ同一 または異なって水素原子、ハロゲン原子、 置換基を有していてもよい炭化水素 基、 ァシル基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示し、 R
8は水 素原子、低級アルキル基で置換されていてもよいヒドロキシ基またはカルポキ シル基を示す。 ただし、 B環で示される含窒素複素環は式
(0)n
(式中、 nは 0または 1を示す) で表わされる複素環でない。 ] で表される化 合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用を提供する。
さらには、 本発明は、
〔9〕 A r 1および A r 2が (i) ハロゲン原子、 (ii) C, 6アルキレンジォキ シ、 (iii) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されていてもよい C ,— 6 アルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C2-6アルケニル、 (vi i) ハロ ゲン化されていてもよい C2 6アルキニル、 (vi ii) C3-6シクロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノ—またはジ— C 6アルキルアミノもしく は d- 6アルコキシ—力ルポニルを有していてもよい d- 6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されていてもよい C i— 6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノー d— 6アルキルァミノ、 (xiv) ジ— C, 6アルキルァ ミノ、 (XV) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) C 6アルキル一力ルポニル、 (xvii) カルポキシル、 (xviii) C 6アルコキシ一力ルポニル、 (xix) 力 ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノ— アルキル—力ルバ モイル、 (xxii) ジー d— 6アルキル—力ルバモイル、 (xxiii) C6 ,。ァリー ルー力ルバモイル、 (xxiv)スルホ、 (XXV) C! 6アルキルスルホニル、 (xxvi) C6 i。ァリール、 (xxvii) Cs ,。ァリールォキシおよび (xxvi i i) 〇7_16ァ ラルキルォキシから成る群から選ばれる基で置換されていてもよい
① 6ないし 14員の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素基 (例えば、 C6 ― 14ァリール基) 、
②炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる 1種または 2種のへテロ原子を 1ないし 4個含む 5ないし 8員単環基またはその縮合芳 香族複素環基、 または
③上記①の 6ないし 1 4員の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素基と上 記②の炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる 1種ま
たは 2種のへテロ原子を 1ないし 4個含む 5ないし 8員単環基またはその縮 合芳香族複素環基が縮合して形成された環から任意の水素原子を除いてでき る 1価の基を示し、
A r 1と A r 2は隣接する炭素原子と共に、 (i) ハロゲン原子、 (ii) C ,_6 アルキレンジォキシ、 (ii i) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されて いてもよい C 6アルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C 2 6アルケニ ル、 (vii) ハロゲン化されていてもよい C2-6アルキニル、 (viii) C 3 6シ クロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノ—またはジ—(:ぃ 6 アルキルアミノもしくは 6アルコキシ一力ルポニルを有していてもよい C i— 6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されていてもよい C ,— 6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノ一 d- 6アルキルァミノ、 (xiv) ジー — 6アルキルァミノ、 (XV) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) C ,-6ァ ルキル—力ルポニル、 (xvii) カルポキシル、 (xviii) d-6アルコキシ一力 ルポニル、 (xix) 力ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノ C i— 6アルキル一力ルバモイル、 (xxii) ジ _ C , - 6アルキル—力ルバモイル、 (xxiii) Ce-!。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (xxv) d-eァ ルキルスルホニル、 (xxvi) C e-!。ァリール、 (xxvii) C s ,。ァリールォキ シ、 (xxviii) C 7 16ァラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から 選ばれる基で置換されていてもよい式、 .
[式中、 R8は水素原子、 C , -6アルキルで置換されていてもよいヒドロキシ基、 または力ルポキシル基を示す] で表される縮合環基を形成していてもよく、
B環は、 (i) ハロゲン原子、 (ii) d— 6アルキレンジォキシ、 (iii) ニト 口、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されていてもよい d— 6アルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C2— 6アルケニル、 (vii) ハロゲン化されていて もよい C2-6アルキニル、 (viii) C3-6シクロアルキル、 (ix) 1ないし 3個 のハロゲン原子、モノ—またはジー C ,-6アルキルアミノもしくは C ,— 6アルコ キシ—カルボニルを有していてもよい C fiアルコキシ、 (X) ハロゲン化され ていてもよい d— 6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノー d- 6アルキルァミノ、 (xiv) ジ— d— 6アルキルァミノ、 (XV) 5な いし 6員環状アミノ、 (xvi) C ^ 6アルキル—力ルポニル、 (xvii) カルポキ シル、 (xviii) — 6アルコキシ—カルボニル、 (xix) 力ルバモイル、 (xx) チォカルバモイル、 (xxi) モノ— d— 6アルキル一力ルバモイル、 (xxii) ジ 一 d— 6アルキル—力ルバモイル、 (xxiii) 〇6- 1()ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (XXV) C,— 6アルキルスルホニル、 (xxvi) C6— 1()ァリール、 (xxvii) C6— i。ァリールォキシ、 (xxviii) C 7—! 6ァラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から選ばれる基で置換されていてもよい、 少なくと も 1個の窒素原子を含み、 さらに窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選ば れる 1ないし 3個のへテロ原子を含んでいてもよい 3ないし 1 3員の含窒素 複素環を示し、
Xおよび Yはそれぞれ同一または異なって、①結合手、②酸素原子、③ S (O) p (pは 0ないし 2の整数を示す) 、 ④ NR4 (R 4は水素原子または直鎖状ま たは分枝状の d- sアルキル基を示す) または⑤ ( i ) ハロゲン原子、 (ii) Cぃ6アルキレンジォキシ、 (iii) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化 されていてもよい C - 6アルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C2一 6 アルケニル、 (vii) ハロゲン化されていてもよい C2— 6アルキニル、 (viii) C3-6シクロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノ—またはジ
- C — 6アルキルアミノもしくは C ^ 6アルコキシ—力ルポニルを有していて もよい C , - 6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されていてもよい C , — 6アルキルチ ォ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノー d— 6アルキルァミノ、
(xiv) ジ一 C , 6アルキルァミノ、 (xv) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) C ,-6アルキル—力ルポニル、 (xvii) カルポキシル、 (xviii) 6アルコ キシ一力ルポニル、 (xix) 力ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノー — 6アルキル一力ルバモイル、 (xxii) ジー C アルキル一力ルバモ ィル、 (xxiii) C6 ,。ァリール一力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (xxv) C アルキルスルホニル、 (xxvi) C6 ,。ァリール、 (xxvii) C6 ,。ァリール ォキシ、 (xxviii) C7_167ラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群 から選ばれる置換基を有していてもよく、酸素原子および硫黄原子から選ばれ る 1ないし 3個のへテロ原子を介していてもよい 2価の直鎖状 -6炭化水素 基を示し、
Aは窒素原子または CR7 〔R7は (1) 水素原子、 (2) ハロゲン原子、 (3) ( i ) ハロゲン原子、 (ii) d 6アルキレンジォキシ、 (iii) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されていてもよい C , 6アルキル、 (vi) ハロ ゲン化されていてもよい C2 6アルケニル、 (vii) ハロゲン化されていてもよ い C2 6アルキニル、 (viii) C3-6シクロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハ ロゲン原子、モノ—またはジー d-6アルキルアミノもしくは d-6アルコキシ
—カルボニルを有していても.よい C 6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されてい てもよい — 6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モ ノー C , 6アルキルァミノ、 (xiv) ジー d— 6アルキルァミノ、 (XV) 5ない し 6員環状ァミノ、 (xvi) C, -6アルキル—カルボニル、 (xvii) カルポキシ ル、 (xviii) C i— 6アルコキシ—力ルポニル、 (xix) 力ルバモイル、 (xx) チォカルバモイル、 (xxi) モノ— アルキル—力ルバモイル、 (xxii) ジ — C, 6アルキル—力ルバモイル、 (xxiii) Ce !。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (XXV) Cぃ6アルキルスルホエル、 (xxvi) C6 ,。ァリール、 (xxvii) Ce !。ァリールォキシ、 (xxviii) C 7 ! 6ァラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から選ばれる基で置換されていてもよい d- 6アル キル基, C2-6アルケニル基, C2-6アルキニル基, C3- »r クロアルキル基, C 3 6シクロアルキル基と 1ないし 3個の C t -6アルコキシ基を有していても
よいベンゼン環とが縮合した基, < 6-14ァリール基もしくは 7 - 1 6ァラルキル 基、
(4) 一 (C =〇) 一 R9、 一 S〇2— R9 _ S〇一 R9、 一 (C =〇) NR 1 R9、 一 (C =〇) O— R9 - (C = S) 〇一 R9または一 (C = S) NR1 °R9 (R9は (a) 水素原子、 (b) ( i ) ハロゲン原子、 (ii) ^ 6アルキ レンジォキシ、 (iii) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されていても よい C 6アルキル、(vi)ハロゲン化されていてもよい C 2— 6アルケニル、 (vii) ハロゲン化されていてもよい C2 6アルキニル、 (viii) C3 6シクロアルキル、
(ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノ—またはジ— d 6アルキルアミノ もしくは C 6アルコキシ—力ルポニルを有していてもよい d 6アルコキシ、
(X)ハロゲン化されていてもよい d- 6アルキルチオ、 (xi)ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノー d-6アルキルァミノ、 (xiv) ジ— d 6アルキルァ ミノ、 (XV) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) d- eアルキル—力ルポニル、 (xvii) カルポキシル、 (xviii) C アルコキシ—力ルポニル、 (xix) 力 ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノー d- 6アルキル—力ルバ モイル、 (xxii) ジー C, 6アルキル—力ルバモイル、 (xxiii) C6 ,。ァリ一 ルー力ルバモイル、 (xxiv)スルホ、 (XXV) Cぃ6アルキルスルホニル、 (xxvi) C6 !。ァリール、 (xxvii) C6 ,。ァリールォキシ、 (xxviii) C7 l fiァラル キルォキシおよび(xxix) ォキソから成る群から選ばれる基で置換されていて もよい C , -6アルキル基, C2 6アルケニル基, C2-6アルキニル基, C3 6シク 口アルキル基, C3-6シクロアルキル基と 1ないし 3個の C ,— 6アルコキシ基を 有していてもよいベンゼン環とが縮合した基, じ6-14ァリール基もしくは〇7
— 16ァラルキル基、 または (c) -OR11 (R11は水素原子、 または ( i ) 八 ロゲン原子、 (ii) Cぃ6アルキレンジォキシ、 (iii) ニトロ、 (iv) シァ ノ、 (V) ハロゲン化されていてもよい C 6アルキル、 (vi) ハロゲン化され ていてもよい C2 6アルケニル、 (vii) ハロゲン化されていてもよい C2 6ァ ルキニル、 (viii) C3 6シクロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原 子、モノーまたはジ— C ,-6アルキルアミノもしくは C i -6アルコキシ一力ルポ
ニルを有していてもよい C , —6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されていてもよい
C ,-6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノー C, -6アルキルァミノ、 (xiv) ジ— d-eアルキルァミノ、 (XV) 5ないし 6員環 状ァミノ、 (xvi) d— 6アルキル—力ルポニル、 (xvi i)カルボキシル、 (xvi i i) C ,— 6アルコキシ—力ルポニル、 (xix) 力ルバモイル、 (XX) チォカルバモイ ル、 (xxi) モノー C ,— 6アルキル—力ルバモイル、 (xxii) ジ _d— 6アルキ ル—力ルバモイル、 (xxiii) Cs- i。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スル ホ、 (XXV) C !— 6アルキルスルホニル、 (xxvi) C6— ,。ァリール、 (xxvii) C6— ,。ァリールォキシ、 (xxviii) C7— 16ァラルキルォキシおよび (xxix) ォ キソから成る群から選ばれる基で置換されていてもよい C ,— 6アルキル基, c 2 一 6アルケニル基, C2_6アルキニル基, C3— 6シクロアルキル基, C3— 6シクロ アルキル基と 1ないし 3個の C,-6アルコキシ基を有していてもよいベンゼン 環とが縮合した基, C6-147リール基もしくは C7-167ラルキル基を示す) で 表される基を示し、 R1Qは水素原子または C アルキル基を示す) で示され るァシル基、 または
(5) -OR12 (R12は水素原子、 または ( i) ハロゲン原子、 (ii) 0:-6 アルキレンジォキシ、 (iii) ニトロ、 ( ) シァノ、 (V) ハロゲン化されて いてもよい C ,— sアルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C2— 6アルケニ ル、 (vi i) ハロゲン化されていてもよい C2— 6アルキニル、 (vi i i) C3— 6シ クロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノ—またはジ— d— 6 アルキルアミノもしくは C , -6アルコキシ—力ルポニルを有していてもよい C 6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されていてもよい C卜6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノ一 d— 6アルキルァミノ、 (xiv) ジ— d— 6アルキルァミノ、 (XV) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) d— 6ァ ルキル—カルボニル、 (xvi i) カルポキシル、 (xvi i i) d-6アルコキシ—力 ルポニル、 (xix) 力ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノー C sアルキル一力ルバモイル、 (xxii) ジー C ,-6アルキル—力ルバモイル、 (xxiii) Cfi—,。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (xxv) d ァ
ルキルスルホニル、 (xxvi) C6— ,。ァリール、 (xxvii) C6 ,。ァリールォキ シ、 (xxviii) C7 16ァラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から 選ばれる基で置換されていてもよい C ,-6アルキル基, C2-6アルケニル基, C 2— 6アルキニル基, C3-6シクロアルキル基, C3-6シクロアルキル基と 1ない し 3個の C ,-6アルコキシ基を有していてもよいベンゼン環とが縮合した基,
C 6-, 4ァリール基もしくは C 7-, 6ァラルキル基を示す) で表される基を示す〕 を示し、
R R2および R3はそれぞれ (1 ) 水素原子、 (2) ハロゲン原子、
(3) (i) ハロゲン原子、 (ii) 6アルキレンジォキシ、 (iii) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されていてもよい d— 6アルキル、 (vi) ハロ ゲン化されていてもよい C2 6アルケニル、 (vii) ハロゲン化されていてもよ い C2_6アルキニル、 (viii) C3 6シクロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハ ロゲン原子、モノ—またはジー C , 6アルキルアミノもしくは C ,-6アルコキシ
—力ルポニルを有していてもよい d-6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されてい てもよい C卜6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モ ノ一 d— 6アルキルァミノ、 (xiv) ジ—d-6アルキルァミノ、 (XV) 5ない し 6員環状ァミノ、 (xvi) C 6アルキル カルボニル、 (xvii) カルボキシ ル、 (xviii) Cぃ6アルコキシ—カルボニル、 (xix) 力ルバモイル、 (xx) チォカルバモイル、 (xxi) モノ _C , -6アルキル一力ルバモイル、 (xxii) ジ — d-6アルキル一力ルバモイル、 (xxiii) C6 。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (XXV) C ,-6アルキルスルホニル、 (xxvi) C B-,。ァリール、 (xxvii) Cs-,。ァリールォキシ、 (xxviii) C ? ! 6ァラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から選ばれる基で置換されていてもよい — 6アル キル基, C2-6アルケニル基, C2-6アルキニル基, C3 6シクロアルキル基, C 3 6シクロアルキル基と 1ないし 3個の C ,-6アルコキシ基を有していても よいベンゼン環とが縮合した基, Cfi-147リール基もしくは C7— 16ァラルキル 基、
(4) 一 (C =〇) 一 R 13、 一 S 02— R '3、 _ S O_R13、 一 (C-O) N
R"R'3、 一 (C-O) 0-R'\ - (C = S) 〇— R13または一 (C = S) NR14R13 (R13は (a) 水素原子、 (b) ( i ) 八ロゲン原子、 (iO d -6アルキレンジォキシ、 (Hi) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化され ていてもよい C ,— 6アルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C2— 6アルケ ニル、 (vii) ハロゲン化されていてもよい C2-6アルキニル、 (viii) C3一 6 シクロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノーまたはジー C i 一 6アルキルアミノもしくは C 6アルコキシ一カルボニルを有していてもよい — 6アルコキシ、 (X)ハロゲン化されていてもよい Cい 6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノ一 C,— 6アルキルァミノ、 (xiv) ジ— d— 6アルキルァミノ、 (XV) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) , -67 ルキル一力ルポニル、 (xvii) カルポキシル、 (xviii) C,—6アルコキシ—力 ルポニル、 (xix) 力ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノー C アルキル一力ルバモイル、 (xxii) ジ— C ,— 6アルキル一力ルバモイル、 (xxiii) C6— i。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (xxv) d— 6ァ ルキルスルホニル、 (xxvi) Cfi— i。ァリール、 (xxvii) ^ 。ァリールォキ シ、 (xxviii) C7-167ラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から 選ばれる基で置換されていてもよい C ^ 6アルキル基, C2— 6アルケニル基, C
2一 6アルキニル基, C3-6シクロアルキル基, C3— 6シクロアルキル基と 1ない し 3個の d -6アルコキシ基を有していてもよいベンゼン環とが縮合した基, C6-14ァリール基もしくは C7— 16ァラルキル基、 または
(c) -OR15 (R15は水素原子、 または ( i ) ハロゲン原子、 (ii) C,一 6 アルキレンジォキシ、 (i i i) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されて いてもよい d- 6アルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C2— 6アルケニ ル、 (vii) ハロゲン化されていてもよい C2_6アルキニル、 (viii) C3— 6シ クロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノ—またはジ— アルキルアミノもしくは C i -6アルコキシ—カルボニルを有していてもよい C
,— 6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されていてもよい d— 6アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xii) ァミノ、 (xiii) モノー — 6アルキルァミノ、 (xiv)
ジ— d 6アルキルァミノ、 (XV) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) C ,— 6ァ ルキル—カルボニル、 (xvi i) カルポキシル、 (xvi i i) 6アルコキシ一力 ルポニル、 (xix) 力ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノ C i— eアルキル—力ルバモイル、 (xxii) ジ— C , 6アルキル—力ルバモイル、 (xxiii) 。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (xxv) C ,— Bァ ルキルスルホニル、 (xxvi) C6 i。ァリール、 (xxvii) じ6 - 1()ァリールォキ シ、 (xxvi i i) 〇7 16ァラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から 選ばれる基で置換されていてもよい C ,-6アルキル基, C 2-6アルケニル基, C 2_6アルキニル基, C3-6シクロアルキル基, C3-6シクロアルキル基と 1ない し 3個の C , -6アルコキシ基を有していてもよいベンゼン環とが縮合した基,
C 6 4ァリール基もしくは C 7 6ァラルキル基を示す)で表される基を示し、
R 14は水素原子または d 6アルキル基を示す) で示されるァシル基、 または
( 5) -OR16 (R16は水素原子、 または ( i ) ハロゲン原子、 (ii) ー6 アルキレンジォキシ、 (i i i) ニトロ、 (iv) シァノ、 (V) ハロゲン化されて いてもよい C , 6アルキル、 (vi) ハロゲン化されていてもよい C2 6アルケニ ル、 (vi i) ハロゲン化されていてもよい C2 6アルキニル、 (vi i i) C 3 6シ クロアルキル、 (ix) 1ないし 3個のハロゲン原子、 モノ—またはジー Cぃ6 アルキルアミノもしくは C , - 6アルコキシ一力ルポニルを有していてもよい C 6アルコキシ、 (X) ハロゲン化されていてもよい C アルキルチオ、 (xi) ヒドロキシ、 (xi i) ァミノ、 (xi i i) モノー d- 6アルキルァミノ、 (xiv) ジ— d 6アルキルァミノ、 (XV) 5ないし 6員環状ァミノ、 (xvi) C 6ァ ルキル一力ルポニル、 (xvi i) カルポキシル、 (xvi i i) d 6アルコキシ—力 ルポニル、 (X ) 力ルバモイル、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノ C アルキル—力ルバモイル、 (xxii) ジー C ,-6アルキル一力ルバモイル、 (xxiii) Cs— ,。ァリール—力ルバモイル、 (xxiv) スルホ、 (xxv) C,— 6ァ ルキルスルホニル、 (xxvi) Cs-!。ァリール、 (xxvi i) C6 ,。ァリールォキ シ、 (xxviii) C 7-i6ァラルキルォキシおよび (xxix) ォキソから成る群から 選ばれる基で置換されていてもよい C 6アルキル基, C 2 6アルケニル基, C
2一 6アルキニル基, C3— 6シクロアルキル基, C3-6シクロアルキル基と 1ない し 3個の C , -6アルコキシ基を有していてもよいベンゼン環とが縮合した基,
C 6— , ァリール基もしくは C 7 ァラルキル基を示す)で表される基を示し、
R 8は水素原子、 C ,— 6アルキルで置換されていてもよいヒドロキシ基、 または 力ルポキシル基を示す第 〔1〕 項記載の剤、
〔1 0〕 A r
1および A r
2がそれぞれ (1) ハロゲン原子もしくは Cぃ
6アル キルで置換されていてもよいフエニル基または(2)炭素原子以外に窒素原子、 硫黄原子および酸素原子から選ばれる 1ないし 4個のへテロ原子を含む 5な いし 8員の芳香族複素環基で、 B環が式
[式中、 Zは窒素原子またはメチン基を示し、 Z 1および Z 2はそれぞれヒドロ キシ基、 ォキソ基または d アルキル基で置換されていてもよい直鎖状
4アルキレン基を示す] で表される環で、 Xが結合手、 酸素原子または NHで、 Yが
( i ) d— 6アルキレン基、
(ii) - (CH2) p 'O—、
(iii) - (CH2) p1題—、
(iv) - (CH2) -、
(v) - (CH2) ^ CH (OH) (CH2) Q 20_、
(vi) - (CH2) q X CH (OH) (CH2) Q 2NH -、
(vil) - (CH2) q ' CH (OH) (CH2) Q2S―、
(viil) 一 (CH2) p' CONH―、
(iX) 一 COO (CH2) p'〇一、
(x) - C OO (CH2) p'NH—、
(xi) - C OO (CH2) p 1 S -、
(xii) ― (CH2) Q 'O (CH2) Q 20—、
(xiii) 一 (CH2) q Ό (CH2) Q2NH—または
(xiv) 一 (CH2) q Ό (CH2) q 2S - ( p 1は:!〜 6の整数を示し、 Q ' および q2はそれぞれ 1〜 3の整数を示す) で表される基で、 Aが窒素原子ま たは CR7' (R7'は水素原子、 ハロゲン原子、 d-6アルキル基、 C ,-6アルコ キシ一力ルポニル基またはカルボキシル基を示す) で、 R 1が (1 ) 水素原子、 (2) ( i ) カルボキシル, (ii) d- 6アルコキシ—力ルポニル, (iii) ヒ ドロキシまたは (iv) モノもしくはジ— d- 6アルキルを有していてもよい力 ルバモイルから成る群から選ばれる基で置換されていてもよい 6アルキル 基、 (3) C6— 14ァリール基、 (4) C 6アルコキシ基、 (5) d— 6アルコ キシ—カルポニル基、 (6) カルボキシル基、 (7) カルボキシルもしくは C ,ー6アルコキシ—力ルポニルで置換されていてもよい Cぃ6アルキルを有して いてもよい力ルバモイル基、 または (8) C , -6アルコキシ一力ルポ二ルで置 換されていてもよい C3— 6シクロアルキル基で、 R2が水素原子、 d— 6アルキ ル基、 d-6アルコキシ—力ルポニル基または力ルポキシル基で、 R3が水素原 子で、 R8が水素原子またはヒドロキシ基である第 〔1〕 項記載の剤、
〔1 1〕 A r
1および A r
2がフエニル基で、 B環が式
[式中、 Z'はメチン基を示し、 Z および Z2'はメチレン基またはエチレン 基を示す] で表される環で、 Xが結合手または酸素原子で、 Yがー (CH2) p :ΝΗ- (ρ 1は:!〜 6の整数を示す) で表される基で、 Αが CR7' ' (R7' ' は水素原子または C , -6アルキル基を示す) で、 R1が (1 ) 水素原子、 (2) 力ルポキシルまたは C,— sアルコキシ一力ルポニルで置換されていてもよい C 6アルキル基 (特に、 イソプロピル基) または (3) d— 6アルコキシ一カル ポニルで置換されていてもよい C 6アルキルを有していてもよい力ルバモイ ル基で、 R 2が水素原子で、 R 3が水素原子で、 R 8が水素原子である第 〔1〕 項記載の剤、
〔12〕 A r 1および A r 2がそれぞれ置換基を有していてもよい芳香族炭化水 素基である第 〔1〕 項記載の剤、
〔 1 3〕 A r 1および A r 2がそれぞれ置換基を有していてもよいフエニル基で ある第 〔1〕 項記載の剤、
〔14〕 A r 1および A r 2がそれぞれ (1) ハロゲン原子もしくは C ,— 6アル キルで置換されていてもよいフエニル基または(2)炭素原子以外に窒素原子、 硫黄原子および酸素原子から選ばれる 1ないし 4個のへテロ原子を含む 5な いし 8員の芳香族複素環基である第 〔1〕 項記載の剤、
〔15〕 B環が式
[式中、 Zは窒素原子またはメチン基を示し、 Z 'および Z 2はそれぞれヒドロ キシ基、 ォキソ基または C ,-fiアルキル基で置換されていてもよい直鎖状 C , - 4アルキレン基を示す] で表される環である第 〔1〕 項記載の剤、
〔16〕 Z 1および Z2がそれぞれ直鎖状 C,-2アルキレン基である第 〔1 5〕 項記載の剤、
〔17〕 Xが結合手、 酸素原子または NHである第 〔1〕 項記載の剤、
〔18〕 Xが結合手または酸素原子である第 〔1〕 項記載の剤、
〔19〕 Yが式
一 (CH2) m- Y1- (CH2) n - Y2-
[式中、 Y1および Y2はそれぞれ同一または異なって結合手、酸素原子、 S (〇) ρ (ρは 0ないし 2の整数を示す) 、 NR4 (R 4は水素原子または低級アルキ ル基を示す) 、 カルボニル基、 カルボニルォキシ基または式
R5
I
一 C一
R
(式中、 R5および R6はそれぞれ同一または異なってヒドロキシ基または C , -4アルキル基を示す) で表される基を示し、 mおよび nはそれぞれ 0ないし 4 の整数を示す(但し、 mと nの和は 6以下である)]で表される基である第〔 1〕 項記載の剤、
〔2 0〕 Yが
( i ) d— 6アルキレン基、
(ii) 一 (C H2) p '〇_
(iii) - (C H2) p 'NH -
(iv) ― (C H2) - (ν) - (CH2) q JCH (OH) (C H2) q 2〇一、
(vi) - (C H2) q ' C H (OH) (C H2) Q 2NH―
(vii) - (CH2) q 1 C H (OH) (C H2) q 2S―
(viii) - (C H2) p ' C ONH―
(ix) - COO (CH2) p '〇_
(x) - C OO (C H2) p !NH—、
(xi) -COO (CH2) p ' S―
(xii) ― (C H2) q :0 (C H2) q 2〇_ ,
(xiii) ― (CH2) q Ό (C H2) q2NH—または
(xiv) - (C H2) q :0 (C H2) q 2S - ( p 1は 1〜 6の整数を示し、 q 1 および Q 2はそれぞれ 1〜 3の整数を示す) で表される基である第 〔1〕 項記 載の剤、
〔2 1〕 R R R3および R7がそれぞれ同一または異なって (1 ) 水素原 子、 (2) カルボキシル基または C ,-6アルコキシ一力ルポニル基で置換され ていてもよい C 6アルキル基、 (3) (:ぃ 6アルコキシ基、 (4) d— 6アル コキシ一カルボニル基または (5) 力ルポキシル基である第 〔1〕 項記載の剤、 〔2 2〕 R1が (1 ) 水素原子、 (2) ( i ) カルボキシル, (ii) d- 6アル コキシ一力ルポニル, (iii) ヒドロキシまたは (iv) モノもしくはジ _ d - 6アルキルを有していてもよい力ルバモイルから成る群から選ばれる基で置換
されていてもよい C ,— 6アルキル基、 (3) C6— ,4ァリール基、 (4) C ,-6 アルコキシ基、 (5) C 6アルコキシ一カルボニル基、 (6) カルボキシル 基、 (7) カルボキシルもしくは C ,— 6アルコキシ—カルボニルで置換されて いてもよい C ,-6アルキルを有していてもよい力ルバモイル基、 または (8) C 6アルコキシ—力ルポニルで置換されていてもよい. C 3— 6シクロアルキル 基である第 〔1〕 項記載の剤、
〔2 3〕 R2が水素原子、 C ,-6アルキル基、 d- 6アルコキシ一カルボニル基 またはカルボキシル基である第 〔 1〕 項記載の剤、
〔2 4〕 R3が水素原子である第 〔1〕 項記載の剤、
〔2 5〕 R7が水素原子、' ハロゲン原子、 C ,-6アルキル基、 d— 6アルコキシ 一カルボニル基または力ルポキシル基である第 〔1〕 項記載の剤、
〔2 6〕 R8が水素原子またはヒドロキシ基である第 〔1〕 項記載の剤、
〔2 7〕 Aが窒素原子である第 〔1〕 項記載の剤、
〔2 8〕 Aが CR7' (R7'は水素原子、 ハロゲン原子、 d— 6アルキル基、 C, —6アルコキシ—力ルポニル基またはカルボキシル基を示す) である第 〔1〕 項 記載の剤、
〔2 9〕 Aが CHである第 〔1〕 項記載の剤、
〔3 0〕 化合物が 2— [6 - [3— [4— (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルァミノ] イミダゾ [ 1 2— b] ピリダジン— 2 Γル] — 2—メチ ルプロピオン酸ェチルまたはその塩である第 〔1〕 項記載の剤、
〔3 1〕 化合物が 2— [6 - [3 - [4 - (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルァミノ] イミダゾ [ 1 2— b] ピリダジン一 2—ィル] 一 2—メチ ルプロピオン酸またはその塩である第 〔1〕 項記載の剤、
〔3 2〕 化合物が N— [6 - [3— [4一 (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルァミノ] イミダゾ [ 1 2— b] ピリダジン _ 2 _カルボニル] ダリ シンェチルまたはその塩である第 〔1〕 項記載の剤、
〔3 3〕 化合物が 2— [6— [ 3— [4 - (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルァミノ] _ 3—メチルイミダゾ [ 1 2 _ b] ピリダジン— 2—ィル]
一 2—メチルプロピオン酸ェチルまたはその塩である第 〔 1〕 項記載の剤、 〔34〕 化合物が 2— [6 - [3— [4 - (ジフエニルメチルァミノ) ピペリ ジノ] プロピルァミノ] イミダゾ [1, 2— b] ピリダジン一 2—ィル] 一 2 一メチルプロピオン酸ェチルまたはその塩である第 〔1〕 項記載の剤、 〔3 5〕 化合物が 2 _ [6 - [3 - [4— (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルァミノ] ― 3—メチルイミダゾ [ 1 , 2 _ b] ピリダジン— 2—ィル] 一 2—メチルプロピオン酸またはその塩である第 〔1〕 項記載の剤、 〔36〕 化合物が式 C00R (に')
[式中、 Rは水素原子またはェチル基を示す、 ] で表される化合物の水和物、 あるいは化合物 ( 1") のコハク酸塩またはクェン酸塩である第 〔1〕 項記載 の剤、
〔37] 化合物が 2— [6 - [3 - [4— (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルアミノ] イミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン— 2—ィル ] _ 2—メチ ルプロピオン酸ェチル ニコハク酸塩である第 〔1〕 項記載の剤、 および
〔38〕 化合物が 2 _ [6 - [3— [4一 (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルァミノ] イミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン— 2—ィル] 一 2—メチ ルプロピオン酸ェチル クェン酸塩である第 〔1〕 項記載の剤を提 (共する。 さらに、 化合物 ( I ) またはその塩が構造中に不斉炭素を含有する場合、 光 学活性体およびラセミ体の何れも本発明の範囲に含まれ、これらの化合物また はその塩は水和物、 無水物のどちらであってもよい。
発明を実施するための最良の形態
上記式中、 A r 1および A r 2は 「置換基を有していてもよい芳香族基」 を示 し、 A r 1と A r 2は隣接する炭素原子と共に縮合環基を形成していてもよい。
A r 1および A r 2で表される 「芳香族基」 としては、 例えば、
①単環式あるいは縮合多環式芳香族炭化水素基、 より具体的には、 フエニル、
トリル、 キシリル、 ビフエニル、 1 一ナフチル、 2—ナフチル、 2—インデニ ル、 1 一アントリル、 2—アントリル、 9—アントリル、 1 一フエナントリル、 2—フエナントリル、 3—フエナントリル、 4—フエナントリルまたは 9—フ ェナントリルなどの C 6— l 47リール基など (好ましくは、 フエニル、 トリル、 キシリル、 ビフエ二ル、 1 _ナフチルまたは 2—ナフチルなど、 特に好ましく はフエニルなど) 6ないし 1 4員の単環式あるいは縮合多環式芳香族炭化水素 基など、
②炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる好ましくは 1種または 2種のへテロ原子を 1個以上 (例えば、 1ないし 4個、 好ましくは 1ないし 3個) を含む単環基 (好ましくは 5ないし 8員) またはその縮合芳香 族複素環基、 より具体的には、 チォフェン、 ベンゾ [ b ] チォフェン、 ベンゾ [ b ] フラン、 ベンズイミダゾール、 ベンズォキサゾール、 ベンゾチアゾ一ル、 ベンズイソチアゾール、 ナフト [ 2 , 3 - b ] チォフェン、 チアントレン、 フ ラン、 イソインドリジン、 キサントレン、 フエノキサチイン、 ピロール、 イミ ダゾール、 トリァゾール、 チアゾール、 ォキサゾ一ル、 ピラゾール、 ピリジン、 ピラジン、 ピリミジン、 ピリダジン、 インドール、 イソインドール、 1 H—ィ ンダゾ一ル、 プリン、 4 H—キノリジン、 イソキノリン、 キノリン、 フタラジ ン、 ナフチリジン、 キノキサリン、 キナゾリン、 シンノリン、 カルバゾール、 /3 _力ルポリン、 フエナントリジン、 ァクリジン、 フエナジン、 イソチアゾー ル、 フエノチアジン、 イソォキサゾール、 フラザン、 フエノキサジンまたはィ ソクロマンなどの芳香族複素環 (好ましくは、 ピリジン、 チォフェンまたはフ ランなど、 より好ましくはピリジンなど) 、 または
③これらの環(好ましくは、前記した単環の複素環)が 1個あるいは複数個(好 ましくは 1または 2個、 さらに好ましくは 1個) の芳香環 (例えば、 上記した 芳香族炭化水素基など、好ましくはベンゼン環等) と縮合して形成された環、 例えば、上記①の 6ないし 1 4員の単環式あるいは縮合多環式芳香族炭化水素 基と上記②の炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる 好ましくは 1種または 2種のへテロ原子を 1個以上を含む単環基またはその
縮合芳香族複素環基が縮合して形成された環から任意の水素原子を除いてで きる 1価の基などが用いられる。
A r 1および A r 2で表される 「置換基を有していてもよい芳香族基」 の 「芳 香族基」 としては、 例えば、 フエニル基などが好ましい。
A r 1および A r 2で表され芳香族基の 「置換基」 としては、 例えば、 (i) ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) 、 (i i) 低級アルキレ ンジォキシ基 (例えば、 メチレンジォキシ、 エチレンジォキシなどの C, -3ァ ルキレンジォキシ基など) 、 (i i i) ニトロ基、 (iv) シァノ基、 (V) ハロゲ ン化されていてもよい低級アルキル基、 (vi) ハロゲン化されていてもよい低 級アルケニル基、(vi i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキニル基、 (vi i i) 低級シクロアルキル基 (例えば、 シクロプロピル、 シクロブチル、 シクロペン チル、 シクロへキシルなどの C 3— 6シクロアルキル基など) 、 (ix) 置換され ていてもよい低級アルコキシ基、 (X) ハロゲン化されていてもよい低級アル キルチオ基、 (xi) ヒドロキシル基、 (xii) アミノ基、 (xiii) モノー低級 アルキルアミノ基 (例えば、 メチルァミノ、 ェチルァミノ、 プロピルァミノ、 イソプロピルアミノ、ブチルアミノなどのモノー C , - 6アルキルアミノ基など)、 (xiv) ジー低級アルキルアミノ基 (例えば、 ジメチルァミノ、 ジェチルアミ ノ、 ジプロピルァミノ、 ジブチルァミノなどのジ— d -6アルキルアミノ基な ど) 、 (XV) 5ないし 6員環状アミノ基 (例えば、 モルホリノ、 ピぺラジン— 1一ィル、 ピペリジノ、 ピロリジン一 1ーィルなど) 、 (xvi) 低級アルキル 一カルボニル基 (例えば、 ァセチル、 プロピオニルなどの 6アルキル一力 ルポニル基など) 、 (xvi i) カルボキシル基、 (xvi i i) 低級アルコキシ一力 ルポニル基 (例えば、 メトキシカルポニル、 エトキシカルボニル、 プロポキシ 力ルポニル、ブトキシカルポニルなどの C,-6アルコキシ一カルボニル基など)、 (xix) 力ルバモイル基、 (XX) チォカルバモイル、 (xxi) モノ—低級アルキ ルー力ルバモイル基 (例えば、 メチルカルバモイル、 ェチルカルバモイルなど のモノ— アルキル一力ルバモイル基など) 、 (xxi i) ジー低級アルキル 一力ルバモイル基 (例えば、 ジメチルカルバモイル、 ジェチルカルバモイルな
どのジ— C ,-6アルキル力ルバモイル基など) 、 (xxiii) ァリール—カルバモ ィル (例えば、 フエ二ルカルバモイル、 ナフチルカルバモイルなどの C 6 0 ァリール一力ルバモイルなど) 、 (xxiv) スルホ基、 (XXV) 低級アルキルス ルホニル基 (例えば、 メチルスルホニル、 ェチルスルホニルなどの アル キルスルホニル基など) 、 (XXV i) ァリール基 (例えば、 フエニル、 ナフチル などの C 6-, «ァリール基など) 、 (xxvii) ァリールォキシ基 (例えば、 フエ ノキシ、 ナフチルォキシなどの C 6—,。ァリールォキシ基など) 、 (xxvii i) ァ ラルキルォキシ基(例えば、ベンジルォキシなどの C 7- 16ァラルキルォキシ基 など) などが用いられる。
上記 「ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基」 としては、 例えば、 1 ないし 3個のハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) を有して いてもよい低級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピ ル、 ブチル、 イソブチル、、 sec-ブチル、 ter卜ブチル、 ペンチル、 へキシルな どの C ,-6アルキル基など) などが挙げられ、 具体例としては、 メチル、 フル ォロメチル、 クロロメチル、 ジフルォロメチル、 トリクロロメチル、 トリフル ォロメチル、 ェチル、 2—ブロモェチル、 2, 2 , 2—トリフルォロェチル、 プロピル、 3, 3, 3 _トリフルォロプロピル、 イソプロピル、 ブチル、 4, 4, 4一トリフルォロブチル、 イソブチル、 sec—ブチル、 tert_ブチル、 ぺ ンチル、 イソペンチル、 ネオペンチル、 5, 5, 5—トリフルォロペンチル、 へキシル、 6, 6, 6—トリフルォ口へキシルなどが用いられる。
上記 「ハロゲン化されていてもよい低級アルケニル基」 および「ハロゲン化 されていてもよい低級アルキニル基」 としては、 例えば、 1ないし 3個のハロ ゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) を有していてもよい低級ァ ルケニル基 (例えば、 ビニル、 プロぺニル、 イソプロぺニル、 2 _ブテン— 1 —ィル、 4—ペンテン— 1—ィル、 5—へキセン一 1—ィルなどの C2-6アル ケニル基など) および 1ないし 3個のハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) を有していてもよい低級アルキニル基 (例えば、 2 _ブチン一 1一ィル、 4—ペンチン一 1—ィル、 5—へキシン一 1—ィルなどの C2-6ァ
ルキニル基など) などが用いられる。
上記 「置換されていてもよい低級アルコキシ基」 としては、 例えば、 1ない し 3個のハロゲン原子 (例、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) 、 モノーまたはジ —低級アルキルアミノ基 (例えば、 メチルァミノ、 ジメチルァミノ、 ェチルァ ミノ、 ジメチルァミノなどのモノ一またはジー C 卜 6アルキルアミノ基など) または低級アルコキシ—カルボニル基 (例えば、 メトキシカルボニル、 ェトキ シカルボニルなどの C アルコキシ一力ルポニル基など) を有していてもよ い低級アルコキシ基 (例えば、 メトキシ、 エトキシ、 プロボキシ、 イソプロボ キシ、 n _ブトキシ、 イソブトキシ、 sec—ブトキシ、 t er t—ブ卜キシなどの C ぃ 6アルコキシ基など) などが用いられる。
上記 「ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基」 としては、 例えば、
1ないし 3個のハロゲン原子 (例、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素) を有してい てもよい低級アルキルチオ基 (例えば、 メチルチオ、 ェチルチオ、 n—プロピ ルチオ、 イソプロピルチオ、 n-ブチルチオ、 イソブチルチオ、 sec-ブチルチオ、 t er t-プチルチオなどの d - 6アルキルチオ基など) などがあげられ、 具体例と しては、 メチルチオ、 ジフルォロメチルチオ、 トリフルォロメチルチオ、 ェチ ルチオ、 プロピルチオ、 イソプロピルチオ、 ブチルチオ、 4 , 4 , 4 一トリフル ォロブチルチオ、 ペンチルチオ、 へキシルチオなどが用いられる。
A r 1と A r 2が隣接する炭素原子と共に縮合環基を形成する場合の具体例 としては、 例えば、 '
[式中、 R 8は前記と同意義を示す。 ] などで表される縮合環基などが用いら
れる。
A r 'および A r 2としては、それぞれ同一または異なって、置換基を有して いてもよい芳香族炭化水素基 (例、 C 6 - 1 4芳香族炭化水素基) が好ましく、 置 換基を有していてもよいフエニル基がより好ましい。 より具体的には、 A r 1 および A r 2としては、 それぞれ(1 ) ハロゲン原子もしくは Cい 6アルキルで 置換されていてもよいフエニル基または(2 ) 炭素原子以外に窒素原子、 硫黄 原子および酸素原子から選ばれる 1ないし 4個のへテロ原子を含む 5ないし 8員の芳香族複素環基などが好適である。
上記式中、 B環は 「置換基を有していてもよい含窒素複素環」 を示す。 ただ し、 B環で示される含窒素複素環は式
(0) n
(式中、 nは 0または 1を示す) で表わされる複素環でない。
B環で表される 「含窒素複素環」 としては、 例えば、 1個の窒素原子を含み、 さらに例えば窒素原子、 酸素原子、硫黄原子などから選ばれた 1ないし 3個の ヘテロ原子を含んでいてもよい 3ないし 1 3員の含窒素複素環などが用いら れる。上記式においては、 B環の窒素原子とその他の原子からそれぞれ水素原 子を 1個ずつ取り除いた 2価の基を形成することが好ましい。具体的には、例 えば
などの 3ないし 9員(さらに好ましくは 3ないし 6員) の含窒素複素環基など が好ましい。
B環で表される含窒素複素環の置換基としては、 例えば、 上記 A r 1および A r 2で表される 「置換基を有していてもよい芳香族基」 の 「置換基」 の他、
ォキソ基などが用いられる。
B環の好ましい具体例としては、 例えば、 式
[式中、 Zは窒素原子またはメチン基を示し、 Z1および Z2はそれぞれヒドロ キシ基、 ォキソ基または C, 6アルキル基で置換されていてもよい直鎖状 d - 4アルキレン基を示す。 ] で表される環などが用いられる。
該 「^-6アルキル基」 としては、 例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 ィ ソプロピル、 ブチル、 イソブチル、 sec-ブチル、 tert-ブチル、 ペンチル、 へ キシルなどの直鎖状または分枝状の C , - 6アルキル基などが用いられる。
該 「直鎖状 d— 4アルキレン基」 としては、 例えば、 メチレン、 エチレン、 プロピレン、 ブチレンで表される直鎖状の Cぃ4アルキレン基を示す。
Z 1および Z 2で表される 「ヒドロキシ基、 ォキソ基または d- 6アルキル基 で置換されていてもよい直鎖状 d- 4アルキレン基」 として好ましくは、 無置 換の直鎖状 d 4アルキレン基などが用いられ、 特に、 無置換の直鎖状 C,-2 アルキレン基が好適である。 .
B環としてより好ましくは、 ピぺリジン、 ピぺラジンなどが用いられる。 上記式中、 Xおよび Yはそれぞれ同一または異なって①結合手、②酸素原子、 ③ S (〇) p (pは 0ないし 2の整数を示す) 、 ④ NR4 (R4は水素原子また は低級アルキル基を示す。 ) または⑤置換基を有していてもよく、 ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の直鎖状低級炭化水素基を示す。
R 4で表される低級アルキル基をしては、 例えば、 メチル、 ェチル、 プロピ ル、 イソプロピル、 ブチル、 イソブチル、 sec-ブチル、 tert-ブチル、 ペンチ ル、へキシルなどの直鎖状または分枝状の C, -6アルキル基などが用いられる。
Xおよび Yで表される「ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の 直鎖状低級炭化水素基」 としては、 低級 (d— 6) 炭化水素の同一または異な つた炭素原子に結合する水素原子を 1個ずつ (計 2個)取り除いてできる基で
あり、 例えば、 酸素原子、 硫黄原子などから選ばれたヘテロ原子を炭化水素鎖 中に含んでいてもよい基を示す。
「2価の直鎖状低級炭化水素基」 として具体的には、
(i) 6アルキレン基 (例えば、 _CH2— , - (CH2) 2-, 一 (CH2) 3—, 一 (CH2) 4— , 一 (CH2) 5—, 一 (CH2) 6—など) 、
(ii) C2— 6アルケニレン基 (例えば、 _CH=CH_, -CH=CH-CH2-, — CH2 -CH=CH-CH2-, ― (CH2) 2 - CH=CH— CH2—, - (CH2) 2— CH=CH— (CH2) 2 - , - (CH2) 3— CH=CH— CH2—など) 、
(iii) C2— 6アルキニレン基 (例えば、 _C三 C_, — C≡C— CH2— ,— CH2— C≡ C— CH2—, - (CH2)2— C≡C-CH2—,-(CH2)2- C三 C- (CH2)2— ,—(CH2)3— C三 C— CH2— など) などが用いられる。
Xおよび Yで表される「ヘテロ原子 1ないし 3個を介していてもよい 2価の 直鎖状低級炭化水素基」 の 「置換基」 としては、 例えば、 上記 A r 1および A r 2で表される 「置換基を有していてもよい芳香族基」 の 「置換基」 の他、 ォ キソ基などが用いられるが、 特に、 ヒドロキシ基またはォキソ基が好ましい。
Xとしては、 結合手、 酸素原子または NHが好ましく、 特に、 結合手または 酸素原子が好適である。
Yとして好ましくは、 例えば式 .
- (CH2) m- Y1- (CH2) n— Y2_
[式中、 Y1および Y2はそれぞれ同一または異なって結合手、酸素原子、 S (0)
Ρ (Ρ前記と同意義を示す) 、 NR4 (R4は前記と同意義を示す。 ) 、 カルボ ニル基、 カルボニルォキシ基または式 ― R5 一 C I一
R
(式中、 R5および R6はそれぞれ同一または異なってヒドロキシ基または C , 4アルキル基を示す。 ) で表される基を示し、 mおよび ηはそれぞれ 0ないし
4の整数を示す (但し、 mと nの和は 6以下である) ] で表される基などが用 いられる。
R5および R6で表される 「C ,-4アルキル基」 としては、 例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 イソブチル、 sec-ブチル、 tert- ブチルなどの直鎖状または分枝状の C ,— 4アルキル基などが用いられる。
Yとしては、 例えば、
( i ) d— 6アルキレン基、
(Π) - (CH2) p !0-,
(iii) 一 (CH2) p'NH -、
(iv) 一 (CH2) p'S―、
(v) ― (CH2) q 'CH (OH) (CH2) Q 20—、
(vi) - (CH2) q 1 CH (OH) (CH2) Q2NH―、
(vii) ― (CH2) q !CH (OH) (CH2) Q 2S―、
(viii) ― (CH2) p'CONH―、
(ix) -COO (CH2) p'O—、
(x) -COO (CH2) p 'NH—、
(xi) -COO (CH2) p'S-,
(xii) - (CH2) q ]0 (CH2) Q 20—、
(xiii) - (CH2) q J0 (CH2) Q2NH—または
(xiv) - (CH2) Q'〇 (CH2) q2S— ( p 1は 1〜 6の整数を示し、 Q1 および q 2はそれぞれ 1〜 3の整数を示す) で表される基が好ましい。
なかでも、 Yとしては、 例えば、 結合手、 -(CH2)2-0-,-(CH2) 3-0-,-(CH2)4 -0-, - (CH 2 ) 6 - 0- , - (CH 2 ) 2 -NH-, -(CH 2 ) 3 -NH-, - (CH 2 ) 4 -NH -, -(CH 2 ) 3 - S- , - CH 2 - CH (OH) -CH 2-0-, -(CH2) 2 -CO- NH- , -CH 2 -CO- NH -, -CO-0- (CH 2 ) 2 - 0 -, -CO - 0 - (CH 2 ) 3-0-, -(CH2) 6-NH- ,_(CH2)6- S-,-(CH2) 2 - 0- (CH2) 2- 0- , - (CH2) 2- 0- (CH2) 2- S- などが好適である。
上記式中、 Aは窒素原子または CR7 (R7は水素原子、 ハロゲン原子、 置換 基を有していてもよい炭化水素基、ァシル基または置換基を有していてもよい
ヒドロキシ基を示す。 ) を示す。
R 7で表される 「ハロゲン原子」 としては、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素が あげられる。
R 7で表される 「炭化水素基」 としては、 例えば、 炭化水素化合物から水素 原子を 1個取り除いた基を示し、 その例としては、 例えば、 アルキル基、 アル ケニル基、 アルキニル基、 シクロアルキル基、 ァリール基、 ァラルキル基など の鎖状または環状炭化水素基があげられる。 このうち、 炭素数 1ないし 1 6個 の鎖状 (直鎖状あるいは分枝状) または環状炭化水素基などが好ましく、 a ) アルキル基 [好ましくは、 低級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プ 口ピル、 イソプロピル、 ブチル、 イソブチル、 sec—ブチル、 t er t—ブチル、 ペンチル、 へキシルなどの d - 6アルキル基など) ] 、
b ) アルケニル基 [好ましくは、 低級アルケニル基 (例えば、 ビニル、 ァリル、 イソプロぺニル、 ブテニル、 イソブテニル、 sec—ブテニルなどの C 2 - 6アルケ ニル基など) ] 、
C ) アルキニル基 [好ましくは、 低級アルキニル基 (例えば、 プロパルギル、 ェチニル、 プチニル、 1—へキシニルなどの c 2— 6アルキニル基など) ] 、 d ) シクロアルキル基 [好ましくは、 低級シクロアルキル基 (例えば、 シクロ プロピル、 シクロブチル、 シクロペンチル、 1ないし 3個の低級アルコキシ基
(例えば、 メトキシなどの d— 6アルコキシ基など) などを有していてもよい ベンゼン環と縮合していてもよいシクロへキシルなどの C 3 - 6シクロアルキル 基) ] 、
e ) ァリール基 (例えば、 フエニル、 トリル、 キシリル、 ビフエ二ル、 1—ナ フチル、 2 _ナフチル、 2 _インデニル、 1 一アントリル、 2—アントリル、 9 _アントリル、 1 _フエナントリル、 2 _フエナントリル、 3—フエナント リル、 4 _フエナントリルまたは 9—フエナントリルなどの (:6—1 4ァリール基 など、 好ましくはフエニル基) 、
f ) ァラルキル基 [好ましくは、 低級ァラルキル基 (例えば、 ベンジル、 フエ ネチル、 ジフエニルメチル、 1 一ナフチルメチル、 2—ナフチルメチル、 2—
フエニルェチル、 2—ジフエニルェチル、 1—フエニルプロピル、 2—フエ二 ルプロピル、 3—フエニルプロピル、 4 _フエニルブチル、 5—フエ二ルペン チルなどの C7 16ァラルキル基など、 さらに好ましくはべンジル基) ] などが 好ましい。
R 7で表される 「炭化水素基」 の 「置換基」 としては、 例えば、 上記 A r 1 および A r 2で表される 「置換基を有していてもよい芳香族基」 の 「置換基」 の他、 ォキソ基などが用いられる。
R 7で表される 「ァシル基」 としては、 例えば、 ― (C =〇) — R9、 -SO 2— R9、 一 SO— R9、 - (C = 0) NR10R9、 一 (C =〇) 0_R9、 一 (C =S) 〇— R9、 - (C = S) NR1 UR9、 (R9は水素原子、 置換基を有して いてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよいヒドロキシ基を示し、 R1Qは水素原子または低級アルキル基 (例えば、 メチル, ェチル, プロピル, イソプロピル, ブチル, イソブチル, sec—ブチル, tert ブチル, ペンチル, へキシルなどの d -6アルキル基など、 特にメチル, ェチル, プロピル, イソ プロピルなどの d- 3アルキル基などが好ましい。 ) を示す。 ) などがあげら れる。
このうち好ましくは、 一 (C = 0) — R9、 一 S02— R9、 一 SO— R9、 - (C = 0) NR10R9、 - (C =〇) 〇— R9であり、 ― (C = 0) _R9が より好ましい。
R9で示される 「炭化水素基」 は、 炭化水素化合物から水素原子を 1個取り 除いた基を示し、 その例としては、 例えば、 アルキル基、 アルケニル基、 アル キニル基、 シクロアルキル基、 ァリール基、 ァラルキル基などの鎖状 (直鎖状 もしくは分枝状) または環状炭化水素基があげられる。 具体的には、 上記の R 7で示された 「炭化水素基」 などがあげられ、 なかでも炭素数 1ないし 16個 の鎖状または環状炭化水素基などが好ましく、 特に、 低級 (d 6) アルキル 基が好ましい。
R9で示される 「炭化水素基」 が有していてもよい 「置換基」 としては、 例 えば、上記 A r 'および A r 2で表される「置換基を有していてもよい芳香族基」
の 「置換基」 の他、 ォキソ基などが用いられる。
R9で示される 「置換基を有していてもよいヒドロキシ基」 としては、 例え ば、 後述の R7で表される 「置換基を有していてもよいヒドロキシ基」 と同様 のものなどが用いられる。
R7で表される 「置換基を有していてもよいヒドロキシ基」 としては、 例え ば、 (1) ヒドロキシ基または (2) ヒドロキシ基の水素原子の代わりに例えば、 前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」などを 1個有するヒドロキシ基 を示す。
R7としては、 (1) 水素原子、 (2) カルボキシル基または C, 6アルコキシ —力ルポキシルで置換されていてもよい d 6アルキル基、 (3) アルコ キシ基、 (4) d 6アルコキシ一力ルポニル基または (5) カルボキシル基が 好ましく、 特に、 水素原子、 ハロゲン原子、 d- 6アルキル基、 d- 6アルコキ シ一力ルポニル基またはカルボキシル基が好適である。
Aとしては、 窒素原子または CR7' (R7'は水素原子、 ハロゲン原子、 d -6アルキル基、 d 6アルコキシ—力ルポニル基またはカルボキシル基を示す) が好ましく、 なかでも窒素原子、 CHまたは C— CH3が好ましく、 特に窒素 原子または CHが好適である。
上記式中、 R1, R2および R3はそれぞれ同一または異なって水素原子、 ハ ロゲン原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、 ァシル基または置換基を 有していてもよいヒドロキシ基を示す。 ) を示す。
R'、 R2および R3で表される 「ハロゲン原子」 としては、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素があげられる。
R R2および R3で表される 「置換基を有していてもよい炭化水素基」 と しては、 例えば、 上記 R7で表される 「置換基を有していてもよい炭化水素基」 などが用いられる。
R'、 R2および R3で表される 「ァシル基」 としては、 例えば、 上記 R7で表 される 「ァシル基」 などが用いられる。
R R2および R3で表される 「置換基を有していてもよいヒドロキシ基」
としては、 例えば、 上記 R7で表される 「置換基を有していてもよいヒドロキ シ基」 などが用いられる。
R R2および R3としては、 それぞれ同一または異なって (1) 水素原子、 (2)カルボキシル基または C アルコキシ—カルボニルで置換されていても よい 6アルキル基、 (3) C, 6アルコキシ基、 (4) C, 6アルコキシ一力 ルポニル基、 (5) 力ルポキシル基または (6) C6-147リール基 (特にフエ二 ル) が好ましく、 (1) 水素原子、 (2) 力ルポキシル基または — 6アルコキ シ—力ルポニルで置換されていてもよい C , 6アルキル基、 (3) d 6アルコ キシ基、 (4) 6アルコキシ一力ルポニル基または (5) 力ルポキシル基が より好ましい。 ' また、 R1としては、 (1) 水素原子、 (2) ) カルポキシル, (ii) C , 6アルコキシ—力ルポニル, (iii) ヒドロキシまたは (iv) モノもしくは ジー C , -6アルキルを有していてもよい力ルバモイルから成る群から選ばれる 基で置換されていてもよい d 6アルキル基、 (3) C6 14ァリール基、 (4) d- 6アルコキシ基、 (5) d- 6アルコキシ—カルボ二ル基、 (6) カルボキ シル基、 (7) 力ルポキシルもしくは Ci- 6アルコキシ一力ルポニルで置換さ れていてもよい C,-6アルキルを有していてもよい力ルバモイル基、 または
(8) C i-6アルコキシ—カルボニルで置換されていてもよい C 3-6シクロアル キル基なども好ましい。
R2としては、 水素原子、 d- 6アルキル基、 d- 5アルコキシ—カルポニル 基または力ルポキシル基なども好ましい。
R3としては、 水素原子が好ましい。
上記式中、 R.8は水素原子、 低級アルキル基で置換されていてもよいヒドロ キシ基を示す。
上記式中、 R8で表される 「低級アルキル基で置換されていてもよいヒドロ キシ基」 の 「低級アルキル基」 としては、 例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 イソブチル、 sec—ブチル、 tert ブチル、 ペンチル、 へキシルなどの C i - 6アルキル基などがあげられる。
R 8としては水素原子またはヒドロキシ基が好ましく、 特に水素原子が好ま しい。
本発明の化合物 ( I ) としては、 A r 1および A r 2がそれぞれ ( 1 ) ハロゲ ン原子もしくは C ,-6アルキルで置換されていてもよいフエニル基または(2) 炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる 1ないし 4個 のへテロ原子を含む 5ないし 8員の芳香族複素環基で、 B環が式
[式中、 Zは窒素原子またはメチン基を示し、 Z 1および Z 2はそれぞれヒドロ キシ基、 ォキソ基または d- 6アルキル基で置換されていてもよい直鎖状 d - 4アルキレン基を示す] で表される環で、 Xが結合手、 酸素原子または NHで、 Yが
( i ) C 6アルキレン基、
(ii) - (CH2) ρ'〇一、
(iii) ― (CH2) ρ ΝΗ―
(iv) - (CH2) 1 S
(v) 一 (CH2) q'CH (OH) (CH2) Q 20 -
(vi) - (CH2) q 1 CH (OH) (CH2) Q 2NH―
(vii) - (CH2) q 1 CH (OH) (CH2) q2S->
(viii) - (CH2) p 1 CONH-,
(ix) -COO (CH2) p'O—
(x) 一 COO (CH2) p'NH―
(xi) -COO (CH2) p 1 S
(xii) 一 (CH2) q Ό (CH2) Q 2〇一、
(xiii) 一 (CH2) q Ό (CH2) Q 2NH—または
(xiv) ― (CH2) q Ό (CH2) q 2 S - ( p 1は 1〜 6の整数を示し、 Q 1 および Q 2はそれぞれ 1〜3の整数を示す) で表される基で、 Aが窒素原子ま
たは CR7' (R7'は水素原子、 ハロゲン原子、 アルキル基、 d 6アル コキシ一力ルポニル基またはカルボ二ル基を示す) で、 R 1が (1 ) 水素原子、 (2) ( i ) カルボキシル, (ii) C , 6アルコキシ カルボニル, (iii) ヒ ドロキシまたは (iv) モノもしくはジ— d- 6アルキルを有していてもよい力 ルバモイルから成る群から選ばれる基で置換されていてもよい C ,-6アルキル 基、 (3) C6 14ァリ一ル基、 (4) C ,_6アルコキシ基、 (5) d 6アル コキシ一力ルポニル基、 (6) カルボキシル基、 (7) 力ルポキシルもしくは C , fiアルコキシ—カルボニルで置換されていてもよい C ! — 6アルキルを有し ていてもよい力ルバモイル基、 または (8) d- 6アルコキシ—力ルポニルで 置換されていてもよい C3-6シクロアルキル基で、 R2が水素原子、 d 6アル キル基、 d- 6アルコキシ一力ルポニル基または力ルポキシル基で、 R3が水素 原子で、 R8が水素原子またはヒドロキシル基である化合物が好ましい。
特に、 A r
1および A r
2がフエニル基で、 B環が式
[式中、 Z'はメチン基を示し、 Z および Z 2'はメチレン基またはエチレン 基 (好ましくは、 エチレン基) を示す] で表される環で、 Xが結合手、 酸素原 子または NH (好ましくは、 結合手または酸素原子) で、 Yが— (CH2) p 1 NH- (p 1は 1〜6の整数を示す) で表される基で、 Aが C R7' ' (R7' 'は 水素原子または アルキル基を示す) で、 R iが (1 ) 水素原子、 (2) 力 ルポキシルまたは C !-6アルコキシ—カルボニルで置換されていてもよい C
6アルキル基または(3) C,— 6アルコキシ一力ルポニルで置換されていてもよ い Cぃ6アルキルを有していてもよい力ルバモイル基で、 R2が水素原子で、 R 3が水素原子で、 R 8が水素原子である化合物が好適である。
より具体的には、後述する参考例 B 1〜参考例 B 1 3 8で製造された化合物 が用いられ、 なかでも
① 2— [6— [3— [4— (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルアミ
ノ] イミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン一 2—ィル] _ 2—メチルプロピオン 酸ェチルまたはその塩(特に、ニフマル酸塩、ニコハク酸塩、 クェン酸塩など)、
② 2— [6 - [3— [4 - (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルアミ ノ] イミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン一 2—^ Γル] 一 2—メチルプロピオン 酸またはその塩 (特に、 二水和物) 、
③ N— [6— [3— [4— (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルアミ ノ] イミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン— 2—力ルポニル] グリシンェチルま たはその塩、
④ 2 _ [6 - [3— [4— (ジフエニルメトキシ),ピペリジノ] プロピルアミ ノ] — 3—メチルイミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン— 2—ィル] — 2—メチ ルプロピオン酸ェチルまたはその塩 (特に、 二塩酸塩) 、
(5)2 - [6 - [3— [4一 (ジフエニルメチルァミノ) ピペリジノ] プロピル ァミノ] イミダゾ [ 1, 2 _b] ピリダジン— 2—ィル] — 2—メチルプロピ オン酸ェチルまたはその塩、
⑥ 2 _ [6 - [3— [4— (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルアミ ノ] _ 3—メチルイミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン一 2—ィル] — 2—メチ ルプロピオン酸またはその塩、 および
⑦ N— [6— [3 - [4一 (ジフエニルメトキシ) ピペリジノ] プロピルアミ ノ] — 3—メチルイミダゾ [ 1, 2— b] ピリダジン— 2—カルボニル] ダリ シンまたはその塩などが好適である。
上記した化合物 ( I ) またはその塩 (以下、 本発明の化合物 ( I ) と略記す る) のプロドラッグは、 生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応 により本発明の化合物 ( I ) に変換する化合物、 すなわち酵素的に酸化、 還元、 加水分解等を起こして本発明の化合物 ( I ) に変化する化合物、 胃酸等により 加水分解などを起こして本発明の化合物( I ) に変化する化合物であってよい。 本発明の化合物 ( I ) のプロドラッグとしては、 本発明の化合物 ( I ) のァ ミノ基がァシル化、 アルキル化、 りん酸化された化合物 (例、 本発明の化合物 ( I ) のァミノ基がエイコサノィル化、 ァラエル化、 ペンチルァミノ力ルポ二
ル化、 (5—メチル— 2 _ォキソ一 1 , 3 —ジォキソレン— 4—ィル) メトキ シカルポニル化、 テトラヒドロフラニル化、 ピロリジルメチル化、 ビバロイル ォキシメチル化、 t e r t 一ブチル化された化合物など);本発明の化合物( I ) の水酸基がァシル化、 アルキル化、 りん酸化、 ほう酸化された化合物 (例、 本 発明の化合物 ( I ) の水酸基がァセチル化、 パルミトイル化、 プロパノィル化、 ピバロイル化、 サクシ二ル化、 フマリル化、 ァラニル化、 ジメチルアミノメチ ルカルボニル化された化合物など) ;本発明の化合物 ( I ) のカルボキシル基 がエステル化、 アミド化された化合物 (例、 本発明の化合物 ( I ) のカルポキ シル基がェチルエステル化、 フエニルエステル化、 カルポキシメチルエステル 化、 ジメチルァミノメチルエステル化、 ビバロイルォキシメチルエステル化、 エトキシカルポニルォキシェチルエステル化、 フタリジルエステル化、 (5— メチル— 2 —ォキソ一 1 , 3 _ジォキソレン— 4—ィル) メチルエステル化、 シクロへキシルォキシカルポニルェチルエステル化、メチルアミド化された化 合物など)等が挙げられる。 これらの化合物は自体公知の方法によって本発明 の化合物 ( I ) から製造することができる。
また、 本発明の化合物 ( I ) のプロドラッグは、 広川書店 1 9 9 0年刊 「医 薬品の開発」第 7巻分子設計 1 6 3頁から 1 9 8頁に記載されているような、 生理的条件で、 本発明の化合物に変化するものであってもよい。
次に、 化合物 ( I ) またはその塩の製造法を述べる。
化合物 ( I ) またはその塩は、
[式中、 Q
1は脱離基を、 その他の各記号は前記と同意義を示す。 ] で表され る化合物またはその塩と式
[式中、 Q 2は脱離基を、 その他の各記号は前記と同意義を示す。 ] で表され る化合物またはその塩とを反応させることにより製造することができる。
Q 1で表される脱離基としては、 例えばナトリウム、 カリウムなどのアル力 リ金属などが用いられる。 また、 Q 1は水素原子であってもよい。 '
Q 2で表される脱離基としては、 例えば、 ハロゲン原子 (例えば、 塩素、 臭 素、 ヨウ素など) 、 C s - i。ァリールスルホニルォキシ基 (例えばベンゼンスル ホニルォキシ、 p—トリルスルホニルォキシなど) 、 d - 4アルキルースルホ ニルォキシ基 (例えば、 メタンスルホニルォキシなど) などが用いられる。 本反応において、 化合物 (Π Γ) またはその塩 1モルに対して化合物 (Ι Ι') またはその塩を、 通常約 1ないし約 5モル、好ましくは約 1ないし約 2モルを 用いる。
本反応は、 通常塩基の存在下で縮合させるのがよく、 該塩基としては、 例え ば、 水素化ナトリウム, 水素化カリウムなどの水素化アルカリ金属、 ナトリウ ムメトキシド, ナトリウムエトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、.水酸 化ナトリウム, 水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属、 炭酸ナトリウム, 炭酸力リゥムなどのアル力リ金属炭酸塩などが用いられる。
さらに、 本反応は、 メタノール, エタノールなどのアルコール類、 ジォキサ ン、 テトラヒドロフランなどのエーテル類、 ベンゼン, トルエン, キシレンな どの芳香族炭化水素類、 ァセトニトリルなどの二トリル類、 Ν , Ν—ジメチル ホルムアミド, Ν, Ν—ジメチルァセトアミドなどのアミド類、 ジメチルスル ホキシドなどのスルホキシド類などの不活性溶媒中で行うこともできる。 反応温度は、通常約 1 0ないし約 2 0 o ,好ましくは約 5 0ないし約 1 0
0 °Cである。
反応時間は、 通常約 3 0分ないし約 2 4時間、好ましくは約 1ないし約 6時 間である。
また、 化合物 ( I ) またはその塩は
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩と式
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩とを 反応させることにより製造することができる。
本反応において、 化合物 (Π Γ) またはその塩 1モルに対して化合物 (IV) またはその塩を、通常約 1ないし約 5モル、好ましくは約 1ないし約 2モルを 用いる。 本反応は、 通常塩基の存在下で縮合させるのがよく、 該塩基としては、 例えば水素化ナトリウム、 水素化カリウムなどの水素化アルカリ金属、 ナトリ ゥムメトキシド、 ナトリゥムエトキシドなどのアル力リ金属アルコキシド、水 酸化ナトリゥム、水酸化力リゥムなどの水酸化アル力リ金属、炭酸ナトリゥム、 炭酸カリゥムなどのアル力リ金属炭酸塩などが用いられる。
さらに、 本反応は、 メタノール, エタノールなどのアルコール類、 ジォキサ ン, テトラヒドロフランなどのエーテル類、 ベンゼン, トルエン, キシレンな どの芳香族炭化水素類、 ァセトニトリルなどの二トリル類、 N , N—ジメチル ホルムアミド, N, N—ジメチルァセトアミドなどのアミド類、 ジメチルスル ホキシドなどのスルホキシド類などの不活性溶媒中で行うこともできる。
反応温度は、通常約 1 0ないし約 2 0 0 °C、 好ましくは約 5 0ないし約 1 0 0 である。
反応時間は、通常約 3 0分ないし約 2 4時間、好ましくは約 1ないし約 6時 間である。
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩と式
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩とを 反応させることにより製造することができる。
本反応において、 化合物 (vr ) またはその塩 1モルに対して化合物 (V) またはその塩を、通常約 1ないし約 5モル、好ましくは約 1ないし約 2モルを 用いる。
本反応は、 通常塩基の存在下で縮合させるのがよく、 該塩基としては、 例え ば、 水素化ナトリウム, 水素化カリウムなどの水素化アルカリ金属、 ナトリウ ムメトキシド, ナト ゥムエトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、 水酸 化ナトリウム, 水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属、 炭酸ナトリウム, 炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩などが用いられる。
さらに、 本反応は、 メタノール, エタノールなどのアルコール類、 ジォキサ ン, テトラヒドロフランなどのエーテル類、 ベンゼン, トルエン, キシレンな どの芳香族炭化水素類、 ァセトニトリルなどの二トリル類、 N , N—ジメチル ホルムアミド, N, N—ジメチルァセトアミドなどのアミド類、 ジメチルスル ホキシドなどのスルホキシド類などの不活性溶媒中で行うこともできる。 反応温度は、 通常約 1 0ないし約 2 0 0 °C ,好ましくは約 5 0ないし約 1 0 0 °Cである。
反応時間は、通常約 3 0分ないし約 2 4時間、好ましくは約 1ないし約 6時 間である。
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩と式
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩とを 反応させることにより製造することができる。
本反応において、 化合物 (VI) またはその塩 1モルに対して化合物 (VI I ) またはその塩を、 通常約 1ないし約 5モル、 好ましくは約 1ないし約 2モルを 用いる。
本反応は、 通常塩基の存在下で縮合させるのがよく、 該塩基としては、 例え ば、 水素化ナトリウム, 水素化カリウムなどの水素化アルカリ金属、 ナトリウ ムメトキシド, ナトリウムエトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、 水酸 化ナトリウム, 水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ金属、 炭酸ナトリウム, 炭酸カリゥムなどのアル力リ金属炭酸塩などが用いられる。
さらに、 本反応は、 メタノール, エタノールなどのアルコール類、 ジォキサ ン, テトラヒドロフランなどのエーテル類、 ベンゼン, トルエン, キシレンな どの芳香族炭化水素類、 ァセトニトリルなどの二トリル類、 N , N—ジメチル ホルムアミド, N , N—ジメチルァセトアミドなどのアミド類、 ジメチルスル ホキシドなどのスルホキシド類などの不活性溶媒中で行うこともできる。 反応温度は、 通常約 1 0ないし約 2 0 0 °C、 好ましくは約 5 0ないし約 1 0 o °cである。
反応時間は、 通常約 3 0分ないし約 2 4時間、 好ましくは約 1ないし約 6時 間である。
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩と式
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物またはその塩とを 反応させることにより製造することができる。
本反応において、 化合物 (VI I I) またはその塩 1モルに対して化合物 (VI I) またはその塩を、通常約 1ないし約 5モル、好ましくは約 1ないし約 2モルを 用いる。
さらに、 本反応は、 メタノール, エタノールなどのアルコール類、 ジォキサ ン, テトラヒドロフランなどのエーテル類、 ベンゼン, トルエン, キシレンな どの芳香族炭化水素類、 ァセトニトリルなどの二トリル類、 N, N—ジメチル ホルムアミド, N , N—ジメチルァセトアミドなどのアミド類、 ジメチルスル ホキシドなどのスルホキシド類などの不活性溶媒中で行うこともできる。 反応温度は、通常約 1 0ないし約 2 0 0 、好ましくは約 5 0ないし約 1 0 0 °Cである。
反応時間は、 通常約 3 0分ないし約 2 4時間、好ましくは約 1ないし約 6時 間である。
かくして得られた本発明の化合物は、遊離体の場合定法に従って塩にするこ とかでき、また塩を形成している場合は定法に従って遊離体またはその他の塩 にすることができる。かくして得られた本発明の化合物またはその塩は、公知 の手段、 例えば溶媒抽出、 液性変換、 転溶、 塩析、 晶出、 再結晶、 クロマトグ ラフィ一などによって単離精製することができる。本発明の化合物またはその 塩が光学異性体を含む場合は通常の光学分割手段により、 R体、 S体に分割す
ることもできる。
化合物 ( I ) の塩としては、 例えば、 無機塩 (例えば、 塩酸、 リン酸、 臭化 水素酸、 硫酸など) との塩、 あるいは行有機酸 (例えば、 酢酸、 ギ酸、 プロピ オン酸、 フマル酸、 マレイン酸、 コハク酸、 酒石酸、 クェン酸、 リンゴ酸、 蓚 酸、 メタンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸など) との塩などが用いられる。 さらに、 化合物 ( I ) が置換基としてカルボン酸などの酸性基を有している場 合、 無機塩基 (例えば、 ナトリウム、 カリウム、 カルシウム、 マグネシウムな どのアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属など、 またはアンモニアなど) ま たは有機塩基(例えば、 トリェチルァミンなどのトリ— C ,-3アルキルァミン) との塩を形成してもよい。
次に、 本発明の化合物の原料化合物 (II) ないし (VIII) またはそれらの塩 の製造法を述べる。 これらの原料化合物の塩としては、 化合物 ( I ) の塩と同 様のものが用いられる。
原料化合物(II)および(IV) またはそれらの塩は、例えば、 ジャーナル ォ ブ メデイシナルケミストリー (J . Me d. C h em. ) 32卷、 583頁 ( 1 98 9年) に記載の方法またはそれに準じた方法により合成できる。
原料化合物 (III) またはその塩は、 例えばジャーナル ォブ オルガニッ クケミストリー (J . O r g. C h em. ) 3 9巻、 2 143頁 (1 974年) に記載の方法またはそれに準じた方法により合成できる。
原料化合物 (V) またはその塩は、 例えば、 特開昭 62 - 27 39などに記 載の方法またはそれに準じた方法により合成できる。
原料化合物 (VI) および (VIII) またはそれらの塩は、 例えば、 特開平 3— 22328 7などに記載の方法またはそれに準じた方法により合成できる。 原料化合物 (VII) またはその塩は、 例えば、 ジャーナル ォブ メデイシ ナルケミストリー (J . Me d. C h em. ) 38巻、 2472頁 (1 99 5 年) に記載の方法またはそれに準じた方法により合成できる。
かくして得られたこれらの原料化合物またはその塩は、公知の手段、例えば、 溶媒抽出、 液性変換、 転溶、 塩析、 晶出、 再結晶、 クロマトグラフィーなどに
よって単離精製することができるが、単離することなくそのまま反応混合物の まま次の工程の原料として供されてもよい。
また、 前記本発明の各反応および原料化合物合成の各反応において、 原料化 合物が置換基としてアミノ基, カルボキシル基, ヒドロキシル基を有する場合、 これらの基にペプチド化学などで一般的に用いられるような保護基が導入さ れたものであってもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去することにより 目的化合物を得ることができる。
ァミノ基の保護基としては、 例えば、 ホルミル、 置換基を有していてもよい、
C卜6アルキルカルポニル (例えば、 ァセチル、 ェチルカルボニルなど) 、 フ ェニルカルポニル、 d - 6アルキル一ォキシカルポニル (例えば、 メトキシカ ルポニル、 エトキシカルポニルなど) 、 フエニルォキシカルポニル、 c 7一 1 0 ァラルキル—カルボニル (例えば、 ベンジルカルポニルなど) 、 トリチル、 フ 夕ロイルまたは N , N—ジメチルアミノメチレンなどが用いられる。 これらの 置換基としては、 ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 d— 6アルキル一力ルポニル (例えば、 メチルカルポニル、 ェチルカルボニル、 プチルカルポニルなど) 、 ニトロ基などが用いられ、 置換基の数は 1ないし 3 個程度である。
カルボキシル基の保護基としては、 例えば、 置換基を有していてもよい、 C ,ー6アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 n—プロピル、 i 一プロピル、 n _ プチル、 ter t—ブチルなど) 、 フエニル、 トリチルまたはシリルなどが用いら れる。 これらの置換基としては、 ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ホルミル、 d— 6アルキル—カルポニル (例えば、 ァセチル、 ェチルカルポニル、 プチルカルポニルなど) 、 ニトロ基などが用いられ、 置換 基の数は 1ないし 3個程度である。
ヒドロキシル基の保護基としては、 例えば、 置換基を有していてもよい、 C , - 6アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 n _プロピル、 i 一プロピル、 n _ プチル、 t er t—ブチルなど) 、 フエニル、 C 7 - ,。ァラルキル (例えば、 ベンジ ルなど) 、 ホルミル、 Cい 6アルキル一力ルポニル (例えば、 ァセチル、 ェチ
ルカルポニルなど) 、 フエニルォキシカルポニル、 ベンゾィル、 C 7 - ,。ァラル キル一力ルポニル (例えば、 ベンジルカルポニルなど) 、 ピラニル、 フラニル またはシリルなどが用いられる。 これらの置換基としては、 ハロゲン原子 (例 えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 d— 6アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 n—プロピルなど) 、 フエニル、 C 7 - ,。ァラルキル (例えば、 ベンジ ルなど) 、 ニトロ基などが用いられ、 置換基の数は 1ないし 4個程度である。 また、 保護基の除去方法としては、 それ自体公知またはそれに準じた方法が 用いられるが、 例えば酸、 塩基、 還元、 紫外光、 ヒドラジン、 フエニルヒドラ ジン、 N—メチルジチォ力ルバミン酸ナトリウム、 テトラプチルアンモニゥム フルオリ ド、 酢酸パラジウムなどで処理する方法が用いられる。
化合物 ( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッグは、 優れた抗アレルギ 一作用、 抗ヒスタミン作用、 抗炎症作用、 抗 P A F (血小板活性化因子) 作用、 好酸球化学遊走抑制作用などを有しており、 かつ毒性が低い (急性毒性: L D 5 0 > 2 g /kg) ので、 哺乳動物 (例えば、 ヒト, マウス, ィヌ, ラット, ゥ シなど) に対して安全な抗アレルギー剤として使用できる。
さらに、 化合物 ( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッグは、 抗ヒス夕 ミン作用と共に好酸球化学遊走抑制作用を併有し、前記哺乳動物におけるァレ ルギー性疾患、 炎症性疾患、 皮膚疾患、 呼吸器疾患などの治療または予防に用 いることができる。
化合物 ( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッグは、 特に、 鼻腔抵抗上 昇、 くしゃみ、 鼻汁分泌、 眼の痒み、 眼の炎症を抑制することができるので、 鼻や眼のアレルギー性 ·炎症性疾患などの治療または予防に有用である。
アレルギー性疾患としては、 アレルギー性皮膚疾患 (例、 湿疹、 湿疹 ·皮膚 炎、 接触性皮膚炎、 搔痒、 乾燥性皮膚炎、 慢性蓴麻疹、 急性奪麻疹、 痒疹、 ァ トビ一性皮膚炎など) 、 アレルギー性鼻炎、 アレルギー性結膜炎、 過敏性肺臓 炎などが挙げられる。
皮膚疾患としては、 アトピー性皮膚炎、 湿疹、 湿疹 ·皮膚炎、 接触性皮膚炎、 搔痒、 乾燥性皮膚炎、 慢性蓴麻疹、 急性蓴麻疹、 痒疹、 疱疹性皮膚炎、 乾癬な どのアレルギー性 ·炎症性皮膚疾患が挙げられる。
呼吸器疾患としては、 喘息, 好酸球性肺炎 (P I E症候群) , 慢性閉塞性肺 疾患 (C O P D ) などが挙げられる。
鼻のアレルギー性 ·炎症性疾患としては、 アレルギー性鼻炎、 上気道過敏症、 花粉症などが挙げられる。
眼のアレルギー性 ·炎症性疾患としては、 結膜炎 (例、 アレルギー性結膜炎、 巨大乳頭性結膜炎、 接触性眼瞼結膜炎など) 、 春季カタル、 花粉症などが挙げ られる。
上記疾患のなかでも、 化合物 ( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッグ は、 結膜炎(例、 アレルギー性結膜炎, 巨大乳頭性結膜炎, 接触性眼瞼結膜炎など) 、 春季カタル、 アレルギー性鼻炎、 花粉症などの鼻や眼のアレルギー性 ·炎症性疾 患の予防 ·治療剤として有用である。
さらに、 化合物 ( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッグは、 従来の縮 合ピリダジン化合物に比べて、 中枢移行性が軽減されている。
これらの予防 ·治療剤の投与経路は経口、 非経口のいずれでもよい。
本発明で用いられる製剤は、 活性成分として、 化合物 ( I ) もしくはその塩 またはそのプロドラッグ以外の他の医薬成分を含有していてもよい。
このような医薬活性成分としては、 例えば、 抗喘息剤 (例えば、 テオフイリ ン、 プロ力テロール、 ケトチフェン、 ァゼラスチン、 セラトロダストなど) 、 抗アレルギー剤 (例えば、 ケトチフェン、 テルフエナジン、 ァゼラスチン、 ェ ピナスチンなど) 、 抗炎症剤 (例えば、 ジクロフェナクナトリウム、 イブプロ フェン、 インドメタシンなど) 、 抗菌剤 (例えば、 セフィキシム、 セフジニル、 オフロキサシン、 卜スフロキサシンなど) 、 抗真菌剤 (例えば、 フルコナゾ一 ル、 イトラコナゾールなど) などが挙げられる。
これらの成分は本発明の目的が達成される限り特に限定されず、適宜適当な 配合割合で使用が可能である。 剤形の具体例としては、 例えば、 点鼻用剤、 点 眼剤、 エアゾール剤、 眼軟膏、 硬膏剤、 座剤、 トローチ剤、 パップ剤、 リニメ ント剤、 持続性製剤、 徐放剤などが用いられる。
特に、 アレルギー性鼻炎、 花粉症などの予防 ·治療には点鼻用剤が、 アレル
ギー性結膜炎, 巨大乳頭性結膜炎, 接触性眼瞼結膜炎などの結膜炎、 春季カタルな どの予防 ·治療には点眼剤が好適である。
これらの製剤は、 医薬製剤に一般的に用いられる添加剤を使用して、 常法に 従って調製される。 例えば、 点眼剤は、 日本薬局方の製剤総則に記載の方法な どに従って、 製造することができる。
本発明の点鼻用剤および点眼剤に用いられる添加剤としては、 例えば、 緩衝 剤、 安定化剤、 増粘剤、 懸濁化剤、 保存剤 (防腐剤) 、 等張化剤、 溶解補助剤、 P H調整剤、 清涼化剤などが用いられる。
緩衝剤としては、 例えば、 リン酸水素ナトリウム、 リン酸二水素ナトリウム、 結晶リン酸二水素ナトリウム、 ホウ酸、 ホウ砂、 炭酸ナトリウム、 L—ダル夕 ミン酸ナトリウムまたはこれらの組み合わせ、 弱酸, 弱塩基もしくはその塩ま らはこれらの組み合わせなどが用いられる。
安定化剤としては、 例えば、 亜硫酸ナトリウム、 亜硫酸水素ナトリウム、 メ 夕亜硫酸水素ナトリウム、 チォ硫酸ナトリウム、 ロンガリット、 チォグリセ口 ール、 チォグリコール酸、 チォ乳酸、 システィン、 ダル夕チオン、 チォ酢酸、 メチォニン、チォソルビトール、チォグルコース、チォ尿素等のィォゥ化合物; ホウ酸、 ホウ砂、 リン酸、 メタリン酸、 炭酸ナトリウム、 炭酸水素ナトリウム 等の無機酸およびその塩類;ギ酸、 シユウ酸、 酒石酸、 クェン酸、 ェデト酸等 の有機酸およびその塩類 (例、 ェデト酸ナトリウム) ;ァセトアミド、 ジェチ ルァセトアミド、 ニコチン酸アミド、 尿素、 バルピタール等の酸アミド;尿素 誘導体;グリコール、 プロピレングリコール、 グリセリン、 ポリエチレンダリ コール、 ブドウ糖、 ァスコルビン酸等の多価アルコール;糖類; フエノール、 チモール、 キノン、 クマロン、 イソクマロン等のフエノール類;ジブチルヒド ロキシトルエン、 グリシン、 グルタミン酸、 リジン、 フエ二ルァラニン、 カゼ イン、 ェデスチン等のアミノ酸; タンパク質などが用いられる。
増粘剤または懸濁化剤としては、 例えば、 グリセリン、 マクロゴール等の多 価アルコール;ソルビ! ^一ル、 マンニトール、 ショ糖等の糖類;メチルセル口 ース、 カルボキシメチルセルロース、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース等
のセルロース類;ポリビニールアルコール、 ポリビニールピロリ ドン、 カルボ キシビ二ルポリマー等の合成高分子;コンドロイチン硫酸などが用いられる。 保存剤 (防腐剤) としては、 例えば、 パラォキシ安息香酸プロピル、 パラオ キシ安息香酸ブチルなどのパラォキシ安息香酸エステル類;メチルパラベン、 ェチルパラベン、 プロピルパラベン、 ブチルパラベン等のパラベン類;塩化べ ンザルコニゥム;塩化べンゼトニゥム;ダルコン酸クロルへキシジン;塩化セ チルピリジゥム等の逆性石ケン類;クロロブタノール、 フエニルェチルアルコ ール、 ベンジルアルコール等のアルコール誘導体;デヒドロ酢酸ナトリゥム、 ソルビン酸、 ソルビン酸ナトリゥム等の有機酸およびその塩類;パラクロルメ トキシフエノール、 パラクロルメタクレゾール等のフエノール類;チメロザー ル、 硝酸フエノール水銀、 ホウ酸フエニル水銀、 酢酸フエニル水銀、 ニトロメ ゾール等の有機水銀剤;硫酸ポリミキシン Bなどが用いられる。
等張化剤としては、 例えば、 塩化ナトリウム、 塩化カルシウム、 塩化力リウ ム、 濃グリセリン、 プロピレングリコール、 マンニ! ^一ル、 ショ糖などが用い られる。
溶解補助剤としては、 例えば、 ポリビニルピロリ ドン K 3 0、 マクロゴール 4 0 0 0、 ポリエチレングリコール、 プロピレングリコール、 D—マンニト一 ル、 安息香酸ベンジル、 エタノール、 トリスァミノメタン、 コレステロール、 トリエタノールァミン、 炭酸ナトリウム、 クェン酸ナトリウムなどが用いられ る。
p H調整剤としては、 例えば、 水酸化ナトリウムなどが用いられる。
清涼化剤としては、 例えば、 1—メントール、 d 1—カンフルなどが用いら れる。
本発明の点鼻用剤は、 前記した成分を用い、 公知の方法、 例えば製造機械を 用いることで溶解液、 懸濁液として製造することができる。 また、 乳糖等の 適当な賦形剤で倍散し粉末製剤として用いることもできる。 具体的には、 前記 した成分を均一に溶解、 懸濁すること、 あるいは粉末製剤を畜圧式 (メカ二力 ルポンプ) 、 圧力式 (エアゾール) 、 スクイズ式、 吸入式等の一般的に用いら
れる点鼻用投与器具に充填することで、 製品として供給することができる。 本発明の製剤において、 化合物 ( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッ グの含有量は、 製剤の形態によって相違するが、 通常製剤全体に対して約 0. 00 1ないし約 30重量%、 好ましくは約 0. 0 1ないし約 10重量%、 さら に好ましくは約 0. 05ないし約 2重量%程度である。
これらの製剤の投与量は、 年令, 体重, 症状, 投与経路, 投与回数などによ り異なるが、 例えば、 成人のアレルギー性鼻炎患者に対して、 1日当たり有効 成分 (化合物 ( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッグ) に換算して通常 約 0.00 1ないし約 3 Omg/ヒト、 好ましくは約 0. 0 1ないし約 1 0 mg ヒト、 より好ましくは約 0. 05ないし約 2 mgノヒトを 1日 1または 2回に点 鼻するのがよい。 また、 成人のアレルギー性結膜炎患者に対して、 1日当たり 有効成分 (化合物 ( I) もしくはその塩またはそのプロドラッグ) に換算して 通常約 0.00 1ないし約 3 Omg ヒト、 好ましくは約 0. 01ないし約 1 0 mgZヒト、 より好ましくは約 0. 05ないし約 SmgZヒトを 1日 1または 2回 に点眼するのがよい。 以下において、参考例、 実施例および実験例により本発明をより具体的にす るが、 この発明はこれらに限定されるものではない。
参考例における目的物を含む画分の検出は、 T L C (Thin Layer Chromatography, 薄層クロマトグラフィー) による観察下に行われた。 T L C 観察においては、 TL Cプレートとしてメルク (Merck)社製の 60 F 254を、 検出法として UV検出器を採用した。
粉末 X線回折分析は次のようにして測定した。
RINT 1100 (理学)測定器を用いて、 試料を XRPD パターン測定のために石英 (0散乱)の試料ホルダーに入れた。 CuX線管源、第一ビームモノクロメータ一お よび位置検出器 (PSD)を具備した粉末回折計を使用した。 入射ビームを 1。発散 スリットを使用して平行にした。 X線管源を 40KV および 40mA に設定し、 CuK α1放射線を試料に照射した。 XRPD データを 3- 350において 6.000 /min の
速度で測定した。 最も顕著なピークを 100%として、 それに対して 30%以上に達 する X線ピークを表示した。
実施例
参考例 B 1
6- [3- [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]プロボキシ] [1,2,4] トリアゾ 口 [l,5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジンプロパノール 466mg を乾燥テトラヒ ドロフラン 10 ml に溶かしてナトリウム ter t-ブトキシド 173mg を加えて 30 分間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口 [1 , 2,4] トリァゾロ [1 , 5-b]ピリダジン 268mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマ卜に付し、 酢酸ェチル:メタノール(10 : 1)で溶 出した。 目的のフラクションを集めて酢酸ェチル 10ml に溶かし、 4N 塩化水素 酢酸ェチル溶液 0. 7ml を加えて得られる結晶を 95%含水エタノールから再結晶 して標記化合物 413mg を得た。
融点 251-253 X:
元素分析値: C2 5H3 ()N60C12 として
計算値 ) : C, 59. 88 ; H, 6. 03 ; N, 16. 76
実測値 ) : C, 59. 76 ; H, 6. 09 ; N, 16. 80
参考例 B 2
6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ] [1 , 2, 4] トリアゾロ [l,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパノール 390mg を乾燥テトラ ヒドロフラン 10 ml に溶かしてナトリウム ter卜ブトキシド 127mg を加えて 30分間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口 [1,2, 4] トリァゾロ [1 , 5-b]ピリダジン 215mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチル
ァミン(95:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めてエタノール 10ml に 溶かし、 フマル酸 93mg を加えて結晶化させ、 エタノールから再結晶して標記 化合物 218mg を得た。
融点 157-159 °C
元素分析値: C3。H33N506 として
計算値 (%) : C, 64.39 ; H, 5.94 ; N, 12.51
実測値 (¾) : C, 64.16 ; H, 5.71 ; , 12.32
参考例 B 3
6- [3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロボキシ] -7-ィソプ口ピル [1,2, 4]トリァゾロ [1, 5- b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジンプロパノール 466mg を乾燥テトラヒ ドロフラン 10 ml に溶かしてナトリウム tert-ブトキシド 173mg を加えて 30 分間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口- 7-イソプロピル [1,2,4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 295mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸 ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタ ノール(10:1)で溶出した。目的のフラクションを集めてエタノール 10mlに溶か し、 1N 塩酸 3ml を加えて減圧下濃縮し得られる結晶を酢酸ェチルから再結晶 して標記化合物 582mg を得た。
融点 177 °C
元素分析値: C28H36Nfi0Cl2 として
計算値 ( : C, 59.89 ; H, 6.82 ; N, 14.97
実測値 00 : C, 59.47 ; H, 6.89 ; N, 14.45
参考例 B 4
6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロポキシ ]-7-ィソプロピル [1,2,4]トリアゾロ [1,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノール 488mg を乾燥テトラヒ ドロフラン 10 ml に溶かしてナトリウム tert-ブトキシド 173mg を加えて
30分間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口- 7-イソプロピル [1,2,4] トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 295mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: メタノール:トリェチルァミン(95:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集 めてエタノール 10ml に溶かし、 フマル酸 98mg を加えて結晶化させ、 ェ夕ノ ールから再結晶して標記化合物 385mg を得た。
融点 163-165 °C
元素分析値: C33H39N50s として
計算値 ) : C, 65.87 ; H, 6.53 ; N, 11.64
実測値 (¾) : C, 65.77 ; H, 6.46 ; N, 11.71
参考例 B 5
6 - [3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロピルァミノ] [1, 2,4] トリ ァゾロ [l,5-b]ピリダジン の製造
工程 A:6-(3-ヒドロキシプロピルァミノ) [1,2,4]トリァゾロ [1 , 5-b]ピリダ ジンの製造
6 -クロ口 [1, 2, 4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 928mg をエタノール 10ml に溶かして 3-ァミノ- 1-プロパノール 1.23g を加えて 20時間加熱還流した。 冷後、 減圧下半量までに濃縮し、 得られる結晶をエタノールで洗い、 乾燥して 標記化合物 835 mg を得た。
融点 193-194 °C
元素分析値: CsHnNsO として
計算値 (%) : C,49.73 ; H, 5.74 ; N, 36.25
実測値 (¾) : C, 49.70 ; H, 5.53 ; N, 36.28
工程 B :
6-(3-ヒドロキシプロピルアミノ) [1,2, 4] トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 450mg をテトラヒドロフラン 15ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミ ン 582mg とメタンスルホニルクロリ ド 533mg 加えて室温で 1時間かきまぜた。
氷水と食塩を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マ グネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物を Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 10ml に溶かし、 卜 (ジフエニルメチル) ピぺラジン 504 mg,よう化ナトリウ ム 298mg,炭酸カリウム 276mg を加えて 60°Cで 2時間かきまぜた。 冷後、 氷水 を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウム で乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸 ェチル:メタノール:トリエチルァミン(90: 10:1)で溶出した。 目的のフラクシ ヨンを集めて濃縮し、 得られる結晶をェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化 合物 281 mg を得た。
融点 139-140 °C
元素分析値: C25H29N7'0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 68.78 ; H, 6.93 ; N, 22.46
実測値 (%) : C, 68.72 ; H, 6,86 ; N, 22.16
参考例 B 6
6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2, 4]トリァゾ 口 [1, 5- b]ピリダジン の製造
6-(3-ヒドロキシプロピルアミノ) [1,2,4] トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 290mg をテトラヒドロフラン 10ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミ ン 388mg とメタンスルホニルクロリ ド 344mgを加えて室温で 1時間かきまぜ た。 氷水と食塩を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫 酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物を Ν,Ν-ジメチルホルムァ ミド 5ml に溶かし、 4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 352 mg,よう化ナ トリウム 208mg,炭酸カリウム 193mg を加えて室温で 15時間、 60°Cで 3時間か きまぜた。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗 い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラム クロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(90 :10:1)で溶出 した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 得られる結晶をェチルエーテルで 洗い、 乾燥して標記化合物 209 mg を得た。
融点 136-138
. 元素分析値: C26H3。N60 として
計算値 ) : C, 70.56 ; H, 6.83 ; N, 18.99
実測値 ) : C, 70.43 ; H.6.83 ; N, 19.04
参考例 B 7
6-[3-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロピルチオ] [1,2,4]トリァ ゾロ [1, 5-b]ピリダジン の製造
工程 A :6-(3-ブロモプロピルチオ) [1, 2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジンの 3-メルカプトプロピオン酸メチル 3.9ml をメタノール 40ml に溶かし、 2N ナトリウムメトキシドメ夕ノール溶液 15ml と 6-クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン l,55gとを加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮 し、 残留物に酢酸ェチルを加えて析出する結晶を集めて酢酸ェチルで洗い、 テ トラヒドロフラン 40ml に懸濁して 1,3-ジブロモプロパン 3.06ml を加えて 2時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和 食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェ チルーへキサン(1:1)を加えて析出した結晶を集めて、 乾燥して標記化合物 1.97g を得た。
融点 133-135 °C
元素分析値: C8H9N4SBr として
計算値 (¾) : C35.18 ; H, 3.32 ; N, 20.51
実測値 (¾) : C35.ll ; H,3.13 ; N, 20.43
工程 B :
6-(3-ブロモプロピルチオ) [1,2,4]トリアゾロ [1,5- b]ピリダジン 546mg と卜 (ジフエニルメチル) ピぺラジン 505 mgをァセトニトリル 15ml に溶か し、 よう化ナトリウム 373mg,炭酸カリウム 277mg を加えて 50-60°Cで 15時 間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロ
マトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(95:5)で溶出した。 目的のフラクション を集めて濃縮し、 得られる結晶をェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 507 mg を得た。
融点 128-130 °C
元素分析値: C25H28N6S として
計算値 0 : C, 67.54 ; H, 6.35 ; N, 18.90
実測値 (%) : C, 67.25 ; H, 6.29 ; N, 18.78
参考例 B 8
6 - [3 - [4 -(ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルチオ] [1,2,4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
6-(3-ブロモプロピルチオ) [1, 2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 546mg と 4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 535 mgをァセトニトリル 15ml に溶か し、 よう化ナトリウム 373mg,炭酸カリウム 277mg を加えて 50-60 で 15 時間かきまぜた。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩 水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲル カラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(95:5:1) で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 エタノール 20ml に溶かし フマル酸 159mg 加えた。 析出する結晶を集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥 して標記化合物 435 mg を得た。
融点 185-187 °C
元素分析値: C3„H33N505S-0.5H20 として
計算値 ) : C, 61.63 ; H, 5.86 ; N, 11.98
実測値 ( : C61.98 ; H, 5.83 ; N, 11.95
参考例 B 9
6- [3- [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]プ口ピルチオ] -7-ィソプ口ピ ル [1,2, 4]トリアゾロ [1, 5 - b]ピリダジン の製造
工程 A :6- (3-クロロプロピルチオ) -7-ィソプロピル [1,2,4] トリァゾロ
[1,5-b]ピリダジンの製造
3 -メルカプトプロピオン酸メチル 3. 9ml をメタノール 40ml に溶かし、 2N ナトリウムメ トキシドメタノール溶液 15ml と 6-クロ口- 7-イソプロピル [1 , 2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 1. 97gとを加えて 40分間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて析出する結晶を集めて酢 酸ェチルで洗い、テトラヒドロフラン 40ml に懸濁して 卜ブロモ -3-クロロプ 口パン 2ml を加えて 2時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで 抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃 縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(2 : 3) で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 析出した結晶を濾過、 乾燥 して標記化合物 2. 39g を得た。
融点 82-83 °C
元素分析値: C n H^N Cl として
計算値 (¾) : C 48. 79 ; H, 5. 58 ; N, 20. 69
実測値 ) : C, 48. 79 ; H, 5. 53 ; N, 20. 87
工程 B :
6- (3-クロ口プロピルチオ) -7-イソプロピル [ 1, 2, 4] トリァゾロ [ 1, 5 - b]ピ リダジン 542mg と卜 (ジフエニルメチル) ピぺラジン 555 mgをァセトニト リル 15ml に溶かし、よう化ナトリウム 447mg,炭酸カリウム 277mg を加えて 20時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和 食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカ ゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集 めて濃縮し、 得られる結晶を酢酸ェチル:ェチルエーテル(1 : 1)で再結晶、 乾燥 して標記化合物 607 mg を得た。
融点 137-139 で - 元素分析値: C2 8H3 4N6S として
計算値 ) : C, 69. 10 ; H, 7. 04 ; N, 17. 27
実測値 (¾) : C 69. 04 ; H, 7. 06 ; N, 17. 33
参考例 B 1 0
6-[3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルチオ] -7-ィソプロピル
[1,2,4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
6- (3-クロロプロピルチオ) - 7 -ィソプロピル [1,2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリ ダジン 542mg と 4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 535 mgをァセトニト リル 15ml に溶かし、よう化ナトリウム 447mg,炭酸カリウム 277mg を加えて 15時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和 食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカ ゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(95:5)で溶出した。 目的 のフラクションを集めて濃縮し、 残留物をエタノール 20ml に溶かし、 フマル 酸 196mg を加えた。析出する結晶を集めてエタノールで洗い、 乾燥して標記化 合物 780 mg を得た。
融点 164-165 X:
元素分析値: C33H39N505S として
計算値 (¾) : C, 64.16 ; H, 6.36 ; N, 11.34
実測値 ) : C, 64.45 ; H, 6.49 ; N, 11.67
参考例 B 1 1
6- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] [1,2,4]トリアゾロ [1,5- b]ピリダジ ン の製造
4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 1.12g と 6-クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ
[1,5-b]ピリダジン 558mgを 卜ブタノ一ル 25 ml に溶かして N-ェチルジィ ソプロピルァミン 700mgを加えて 17時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮し、 残留物に氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸 マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマト に付し、 へキサン:酢酸ェチル(1:3)で溶出した。 目的のフラクションを集めて エタノールから再結晶して標記化合物 757mg を得た。
融点 137-139 °C
元素分析値: C23H23N50 として
計算値 (¾) : C, 71.67 ; H, 6.01 ; , 18.17
実測値 ) : C, 71.75 ; H, 5.90 ; N, 18.34
参考例 B 1 2
6 - [4- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プチルァミノ] [1, 2,4]トリアゾロ [1,5- b]ピリダジン の製造
4- (ジフエニルメ トキシ)-卜ピペリジンブタンァミン 1.83g と 6-クロ口 [1, 2, 4] トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 557mgを 卜ブ夕ノール 30 ml に溶か して N -ェチルジイソプロピルアミン 931 m gを加えて 14時間加熱還流した。冷後、 減圧下濃縮し、 残留物に氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩 水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲル カラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリェチルァミン(45:5:1) で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 析出する結晶を集めて、 ェ チルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 149mg を得た。
融点 102-104 X:
元素分析値: C27H32N60 として
計算値 ) : C71.03 ; H, 7.06 ; N, 18.41
実測値 ) : C, 70.78 ; H, 6.77 ; N, 18.40
参考例 B 1 3
6-[2- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]ェチルァミノ] [1, 2,4]トリアゾロ [l,5-b]ピリダジン の製造
工程 A:6-(2-ヒドロキシェチルァミノ) [1,2,4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジ ン の製造
2-アミノエタノ一ル 2.01g と 6-クロ口 [1,2,4]トリァゾロ [1, 5- b]ピリダジ ン 2.03gを エタノール 22ml に溶かして 20時間加熱還流した。 冷後、 減圧下 濃縮し、 析出する結晶を集めて、 乾燥して標記化合物 1.48g を得た。
融点 219-221
元素分析値: C7H9N50 として
計算値 (¾) : C, 46.92 ; H, 5.06 ; N, 39.09
実測値 (¾) : C, 46.67 ; H, 5.00 ; N, 38.93
工程 B:
6 -(2 -ヒ ドロキシェチルアミノ) [1,2,4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン 1.25g をテトラヒドロフラン 40ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミ ン 1.81g とメタンスルホニルクロリ ド 1.60g を加えて室温で 45分間かきま ぜた。 氷水を加え、 塩化ナトリウムを加えて飽和させ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物を N,N-ジメチルホルムアミド 21ml に溶かし 4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 1.79g、 よう化ナトリウム 1.00g、 炭酸カリウム 927mg を加えて 室温で 15時間、 60°Cで 1.5時間かきまぜた。 氷水を加え、 ェチルエーテルで抽 出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮 し、 析出する結晶を集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.13g を得た。
融点 152-154 °C
元素分析値: C25H28N60 として
計算値 ) : C, 70.07 ; H, 6.59 ; N, 19.61
実測値 (¾) : C, 69.66 ; H, 6.40 ; N, 20.03
参考例 B 1 4
6- [2- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]ェトキシ] [1, 2,4] トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンエタノール 774mg を乾燥テトラヒ ドロフラン 20 ml に溶かしてナトリウム tert-ブトキシド 263mg を加えて 30分間加熱還流した。 冷後、 6-クロロ [1, 2, 4]トリアゾロ [1,5-b]ピリダジン 385mg を加えて 6時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(10:1)で溶 出した。 目的のフラクションを集めてエタノール 10ml に溶かし、 フマル酸 216mg を加えて結晶化させ、 エタノールから再結晶して標記化合物 420mg を 得た。
融点 176-177 °C
元素分析値: C29H3,N506 'H20 として
計算値 (¾) : C, 61.80 ; H, 5.90 ; N, 12.43
実測値 ) : C61.72 ; Η, 5.65 ; Ν, 12.03
参考例 Β 1 5
7 - tert-ブチル -6-[2-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]エトキシ] [1, ,4] 卜リアゾロ [1, 5-b]ピリダジン の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンエタノール 740mg を乾燥テトラヒ ドロフラン 18 ml に溶かしてナトリウム tert-ブトキシド 251mg を加えて 25 分間加熱還流した。 冷後、 7461^-ブチル-6-クロロ [1,2,4]トリァゾロ[1,5- b]ピリダジン 501mg を加えて 2時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸 ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出 した。 目的のフラクションを集めて酢酸ェチルから再結晶して標記化合物 380mg を得た。
融点 133-135 X:
元素分析値: C29H35N502 として
計算値 (¾) : C, 71.73 ; H, 7.26 ; N, 14.42
実測値 (¾) : C71.47 ; H, 7.06 ; N, 14.19
参考例 B 1 6
卜 [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] -3- ( [1 , 2, 4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリ ダジン- 6-ィルォキシ) -2-プロパノール の製造
工程 A:6- (2-ォキシラニルメトキシ) [1,2,4] トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジン の製造
グリシドール 0.13ml と 6-クロ口 [1, 2, 4] トリァゾロ [1 , 5 - b]ピリダジン 309mg を N,N-ジメチルホルムアミド 5ml に懸濁して、室温で 60%油性水素化ナ トリウム 80mg を加えて 3時間かきまぜた。 食塩水を加えて酢酸ェチルで抽出 して、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集めて乾燥 して標記化合物 170mg を得た。
1 H-NMR(CDC13) δ ppm:2.7-2.9 (1H, m), 2.9-3.1 (1H, m), 3.3-3.4(lH,m),4.1- 4.4(1H, m),4.7-4.9(lH,m),7.11 (1H, d, J=9Hz) , 8.02 (1H, d, J=9Hz) , 8.34 (1H, s) . 工程 B:
6-(2-ォキシラニルメトキシ) [1, 2,4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジン 171mg と 4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 238mg をエタノール 8ml に懸濁し て 60 で 5時間かきまぜた。 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて析 出する結晶を集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 327mg を得 た。
融点 133-135 °C
元素分析値: C26H29N503 として
計算値 00 : C, 67.96 ; H, 6.36 ; N, 15.24
実測値 ) : C, 67.84 ; H, 6.13 ; N, 15.34
参考例 B 17
1-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル ]-3- ([1, 2,4]トリアゾロ [1,5-b]ピ リダジン- 6-ィルォキシ) -2-プロパノール 二塩酸塩の製造
6-(2-ォキシラニルメトキシ) [1, 2,4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジン 485mg と 卜(ジフエニルメチル) ピぺラジン 764mg をエタノール 30ml に懸濁して 60°C で 15時間かきまぜた。 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて析出 する結晶を集めてェチルエーテルで洗い、得られる結晶を酢酸ェチル 20ml に 溶かし、 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 5ml を加えて減圧下濃縮した。析出した 結晶をエタノールから再結晶して標記化合物 392mg を得た。
融点 242 °C (decomp.) .
元素分析値: C25H3。Ne02Cl2'H20 として
計算値 (¾) : C, 56.08 ; H, 6.02 ; N, 15.69
実測値 ) : C 56.44 ; H, 6.03 ; N, 15.84
参考例 B 1 8
3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] -N- ( [1, 2, 4]トリァゾロ [1 , 5-b]ピリ ダジン- 6-ィル)プロピオンアミド の製造
工程 A: 3-クロ口- N -([1,2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 6-ィル)プロピ オンアミ ド
6-ァミノ [1,2,4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 0.80g を Ν,Ν-ジメチルァ セトアミド 7ml に溶かし、氷冷下で 3-クロ口プロピオニルクロリ ド 0.68ml を 加えて室温で 1時間かきまぜた。反応液を氷水に注ぎ酢酸ェチル-テトラヒドロ フラン(1:1)で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥 した。 減圧下濃縮し、 残留物にェチルエーテルを加えて、 析出した結晶を濾過、 乾燥して標記化合物 0.875g を得た。
^-NMRCDMSO-d 6) δ ppm: 2.99(2H, t, J = 7Hz), 3.91 (2H, t, J = 7Hz), 8.36, 8.43(各111,[1, 10112), 8.57(lH,s), 11.37(1H, s).
工程 B :
3-クロ口- N- ( [1 , 2, 4]トリァゾロ [1 , 5-b]ピリダジン -6-ィル)プロピオンァ ミド 339mg と 4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 401 mgをァセトニトリ ル 15ml に溶かし、よう化ナトリウム 447mg,炭酸カリウム 249mg を加えて室 温で 15時間かきまぜた。 反応液に氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を 飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシ リ力ゲル力ラムクロマトに付し、酢酸ェチル-メ夕ノ一ル(85: 15)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 得られる結晶をエタノールで再結晶、 乾 燥して標記化合物 495 mg を得た。
融点 176-177 °C
元素分析値: C26H28N602 として
計算値 ) : C, 68.40 ; H, 6.18 ; N, 18.41
実測値 ) : C, 68.20 ; H.6.00 ; N, 18.36
参考例 B 1 9
3 - [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル] -N- ( [1, 2, 4]トリァゾロ [1 , 5-b]ピ リダジン- 6-ィル)プロピオンアミド の製造
3-クロ口- N- ( [1, 2, 4] トリァゾロ [1 , 5-b]ピリダジン- 6-ィル)プロピオンァ ミ ド 339mg と 卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 379 mgをァセトニトリル 15ml に溶かし、 よう化ナトリウム 447mg,炭酸カリウム 249mg を加えて室温 で 15時間かきまぜ、 さらに 8時間加熱還流した。 冷後、 反応液に氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 得られる結晶をエタノールで再結晶、 乾燥して標記化合物 408 mg を得た。
融点 176-177 X:
元素分析値: C25H27N70 として
計算値 ) : C, 66.65 ; H, 6.26 ; N, 21.76
実測値 ) : C, 66.36 ; H, 6.16 ; N, 21.95
参考例 B 20
6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ] -2-メチル
[1,2,4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン の製造
6-クロ口- 2-メチル [1,2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 655mg と 4- (ジフ ェニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 1.26g を卜ブ夕ノール 20ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミン 1.94ml を加えて 22時間加熱還流 した。 氷水と炭酸水素ナトリウムを加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和 食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカ ゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール: トリェチルァミン (50:5:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮し、得られる結晶を へ キサンで洗い、 乾燥して標記化合物 547 mg を得た。
融点 119-120
元素分析値: C27H32N60 として
計算値 ) : C, 71.03 ; H, 7.06 ; N, 18.41
実測値 (¾) : C, 70.91 ; H, 6.95 ; N, 18.18
参考例 B 2 1
6 - [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロポキシ ]-2-メチル [1,2, 4] ト
リアゾロ [1,5- b]ピリダジン の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパノール 743mg を乾燥テトラ ヒドロフラン 17 ml に溶かしてナトリウム tert-ブ卜キシド 241mg を加えて 60でに加熱して 30分間かきまぜた。 冷後、 6-クロ口- 2-メチル [1,2, 4]トリア ゾロ [l,5-b]ピリダジン 384mg を加えて 21時間加熱還流した。 冷後、 氷水を 加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで 乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェ チル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラクション を集めて得られる結晶をジェチルェ一テルで洗い、乾燥して標記化合物 700mg を得た。
融点 134-136
元素分析値: C27H31N502 として
計算値 ) : C, 70.87 ; H, 6.83 ; N, 15.31
実測値 (¾) : C, 70.67 ; H, 6.94 ; N, 15.34
参考例 B 22
6 - [4-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]ブトキシ] [1,2,4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンブ夕ノール 2.04g を乾燥テトラヒ ドロフラン 60 ml に溶かして 60%油性水素化ナトリウム 480mg を加えて 70分 間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口 [1, 2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 927mg と Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 30mlを加えて 18時間加熱還流した。 冷後、 氷 水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシゥ ムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢 酸ェチル:メタノール:卜リエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラクシ ヨンを集めて得られる油性物をエタノールに溶かしフマル酸 80mg を加え、減 圧下濃縮して、 メタノールから再結晶し、 乾燥して標記化合物 266mg を得た。 融点 159-161 °C
元素分析値: C31H35N506 として
計算値 ) : C, 64.91 ; H,6.15 ; N, 12.21
実測値 (¾) : C, 64.72 ; H, 6.10 ; N, 12.06
参考例 B 2 3
2 - [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] -N-([l, 2,4] トリアゾロ [l,5-b]ピリ ダジン- 6-ィル)ァセトアミド の製造
工程 A: 2-ブロモ -N-([l, 2,4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジシ -6-ィル)ァセト アミドの製造
6-ァミノ [1,2,4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン 1.32g を Ν,Ν-ジメチルァ セトアミド 12ml に溶かし、 氷冷下でブロモアセチルブロミ ド 1.02ml を加え て室温で 30分間かきまぜた。反応液を氷水に注ぎ析出した結晶を水と酢酸ェチ ルで洗い、 乾燥して標記化合物 2.37g を得た。
融点 210 °C (decomp.)
元素分析値: C7H6N50Br として
計算値 (¾) : C, 32.83 ; H, 2.36 ; N, 27.35
実測値 (%) : C, 33.04 ; H, 2.50 ; N, 26.84
工程 B : ·
2 -ブロモ - N- ([1,2,4]トリアゾロ [1,5- b]ピリダジン- 6-ィル)ァセトアミ ド 605mg と 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 632 mgをァセトニトリル 20ml に溶かし、 炭酸カリウム 391mg を加えて室温で 3時間かきまぜた。 反応液に氷 水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシゥ ムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 析出した結晶を濾過して集め、 エタノールで再 結晶、 乾燥して標記化合物 769 mg を得た。
融点 158-160 °C
元素分析値: C26H26N602 として
計算値 ) : C, 67.86 ; H, 5.92 ; N, 18.99
実測値 (¾) : C, 67.59 ; H, 5.91 ; , 18.76
参考例 B 2 4
2-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル] -N-([l,2,4]トリアゾロ [1,5-b]ピ
リダジン- 6-ィル)ァセトアミド の製造
2-ブロモ -N_([l, 2,4]トリアゾロ [1,5- b]ピリダジン- 6-ィル)ァセトアミド 636mg と 卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 627 mgをァセトニトリル 20ml に溶かし、 炭酸カリウム 411mg を加えて室温で 2時間かきまぜた。反応液に氷 水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシゥ ムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 析出した結晶を濾過して集め、 メタノールで再 結晶、 乾燥して標記化合物 525 mg を得た。
融点 203-204 。C
元素分析値: C24H25N70 として
計算値 ) : C, 67.43 ; H, 5.89 ; N, 22.93
実測値 (¾) : C, 67.22 ; H, 5.87 ; N, 22.97
参考例 B 25
6- [2- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノカルポニルォキシ]ェトキ シ] [1,2, 4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン の製造
工程 A : 2- ([1, 2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン- 6-ィルォキシ)エタノー ルの製造
60%油性水素化ナトリウム 510mg を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 70ml に懸 濁して 2- (tert-プチルジフエニルシリルォキシ)エタノール 3.83g を加えて 室温で 1時間かきまぜた。 6-ク口口 [1,2,4] トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 1.98g を加えて室温で 5時間かきまぜた。 反応液を氷水に注ぎェチルエーテル で抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮 し、 残留物をテトラヒドロフラン 40ml に溶かし、 テトラ- n-プチルアンモニ ゥムフルオリド 3水和物 2.02g を加えて室温で 10分間かきまぜた。 減圧下濃 縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:へキサン(1:1) で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し標記化合物 0.875g を得た。
1 H-NMR(CDC13 ) δ ppm: 4.06 (2H, t, J=5Hz) , 4.5 - 4.7 (2H, m) , 7.10, 8.01 (各 lH,d, J = 10Hz),8.34(lH,s).
工程 B :
2 -([1,2, 4] トリァゾロ [1,5-b] ピリダジン- 6-ィルォキシ)エタノール 275mg をテトラヒドロフラン Πηιΐ に溶かし、 N, Ν'-カルボニルジイミダゾ ル 544mg を加えて室温で 3時間かきまぜた。 そこに 4- (ジフエニルメトキシ) ピぺリジン 900 mgと N-ェチルジイソプロピルアミン 0.53ml を加えて室温 でさらに 13時間かきまぜた。 反応液を減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラ ムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮 して標記化合物 490 mg を得た。
融点 75-76 °C
元素分析値: C2BH27N504 として
計算値 ) : C, 65.95 ; H, 5.75 ; N, 14.79
実測値 (¾) : C, 65.88 ; H, 5.84 ; N, 14.88
参考例 B 26
6-[2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニルカルポニルォキシ]ェトキ シ] [1,2,4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン の製造
2-([1,2,4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン- 6-ィルォキシ)エタノール 450mg をテトラヒ ドロフラン 20ml に溶かし、 Ν,Ν'-力ルポニルジイミダゾ一ル 649mg を加えて室温で 3時間かきまぜた。 そこに卜(ジフエニルメチル)ピペラ ジン 1.07gと N-ェチルジイソプロピルアミン 0·73ηι1 を加えて 60°Cで 17時 間かきまぜた。 反応液を減圧下濃縮し残留物に氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出 し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し 残留物をシリカゲル力ラムクロマトに付し、酢酸ェチル:へキサン(1: 1)で溶出 した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 得られる結晶を酢酸ェチルから再 結晶して標記化合物 464 mg を得た。
融点 157-159 °C
元素分析値: C25H26N603 '0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 64.23 ; H, 5.82 ; N, 17.98
実測値 ) : C 64.32 ; H,5.50 ; N, 17.56
参考例 B 2 7
6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノカルボニルォキシ]プロポキ シ] [1,2, 4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン の製造
工程 A :1- [3-(tert-ブチルジフエ二ルシリルォキシ)プロポキシカルボ二 ル]- 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン の製造
3- (tert-ブチルジフエニルシリルォキシ)プロパノール 2.12g をテトラヒ ドロフラン 20ml に溶かし、 Ν,Ν' -カルボニルジイミダゾール 1.20g を加えて 室温で 20分間かきまぜた。 そこに 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 1.98g と N-ェチルジイソプロピルアミン 1.28ml を加えて室温で 23時間かきまぜた。 反応液を減圧下濃縮し残留物に氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽 和食塩水で洗"、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し残留物をシリカ ゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:へキサン(1:10)で溶出した。 目的の フラクションを集めて濃縮して標記化合物 3.95g を得た。
^-NMRCCDCl 3) δ ppm: 1.04(9H, s), 1.50-1.90 (6H, m), 3.05-3.25 (2H, m) ,
3.50-3.80 (5H,m), 4.21 (2H, t, J=7Hz), 5.51 (1H, s) , 7.2-7.8(20H, in).
工程 B :3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノカルポ二ルォキシ]-卜プロ パノール の製造
1 - [3- ( t e r t -ブチルジフエニルシリルォキシ)プロポキシカルボニル] -4- (ジ フエニルメトキシ)ピぺリジン 1.95g をテトラヒドロフラン 15ml に溶か しテトラ- n-プチルアンモニゥムフルオリ ド 3水和物 2.02g を加えて室温で 3 時間かきまぜた。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮し標記化合物 1.33g を得た。
'H-NMR(CDC13) δ ppm: 1.5-2.0(6H, m) , 3.1-3.4 (2H, m) , 3.5-3.9(5H, m) ,
4.26(2H, t, J = 6Hz), 5.52(1H, s), 7.1-7.5 (10H, m) .
工程 C :
3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノカルボニルォキシ] -卜プロパノール 1.33g をテトラヒドロフラン 30ml に溶かし、 ナトリウム tert-ブトキシド 339mg を加えて 60 で 1.5時間かきまぜた。 冷後、 6-クロ口 [1, 2, 4]トリァゾ
口 [1,5- b]ピリダジン 496mg を加えて 2時間加熱還流した。 反応液に氷水を加 えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで 溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 檫記化合物 0.730g を得た。 融点 119-120
元素分析値: C27H29N504 として
計算値 ) : C, 66.51 ; H, 6.00 ; N, 14.36
実測値 ) : C, 66.65 ; H, 5.78 ; N, 14.64
参考例 B 28
6-[3- [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニルカルボニルォキシ]プロポキ シ] [1,2, 4]トリアゾロ [1,5-b]ピリダジン 塩酸塩の製造
工程 A :1- [3- (tert -プチルジフエ二ルシリルォキシ)プロポキシカルボ二 ル] -4- (ジフエニルメチル)ピぺラジン の製造
3-(tert-ブチルジフエニルシリルォキシ)プロパノール 1.71g をテトラヒ ドロフラン 16ml に溶かし、 Ν,Ν'-力ルポニルジイミダゾ一ル 0.97g を加えて 室温で 20分間かきまぜた。 そこに卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 1.51gと N-ェチルジイソプロピルアミン 1.03ml を加えて 60でで 16時間かきまぜた。冷 後、 反応液を減圧下濃縮し残留物に氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液 を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し残留物をシ リカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:へキサン(1:10)で溶出した。 目 的のフラクションを集めて濃縮して標記化合物 2.53g を得た。
1 H-N R(CDC1 a ) δ pm: 1.03(9H, s), 1.7-2.0(2H, m) , 2.2-3.6 (8H, ra) , 3.71 (2H, t, J=6Hz), 4.21 (2H, t, J=6Hz), 4.21 (1H, s), 7.1-7.7 (20H, m) .
工程 B :3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニルカルポニルォキシ] -卜プ ロパノール の製造
1 - [3- ( t e r t -ブチルジフエニルシリルォキシ)プロポキシ力ルポニル] -4- (ジ フエニルメチル)ピぺラジン 2.50g をテトラヒドロフラン 12ml に溶かしテ トラ -n -プチルアンモニゥムフルオリ ド 3水和物 1.46g を加えて室温で 3時間
かきまぜた。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸 ェチル:へキサン(1:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮し標記化 合物 1.51g を得た。
'H-NMRCCDCls) δ ppm: 1.7-2.0 (6H, m) , 2.2-3.6(8H,m), 3· 64 (2H, t, J = 6Hz) , 4.25 (2H, t, J-6Hz), 4.24(1H, s), 7.1-7.5 (10H, m) .
工程 C :
3 - [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニルカルポニルォキシ] -卜プロパノ ール 1.44g をテトラヒドロフラン 30ml に溶かし、 ナトリウム tert-ブトキ シド 429mg を加えて 60°Cで 0· 5時間かきまぜた。 冷後、 6-クロ口 [1, 2, 4]トリ ァゾロ [l,5-b]ピリダジン 627mg を加えて 3時間加熱還流した。 反応液に氷水 を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾 燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチ ル:へキサン(3:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 残留物を 酢酸ェチル 10ml に溶かし、 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 0.32ml を加えて減 圧下濃縮し、析出した結晶をエタノールから再結晶して標記化合物 0.450g を 得た。
融点 167-169 °C
元素分析値: C26H29N603Cl-0.5H20 として
計算値 ( : C, 60.29 ; H, 5.84 ; N, 16.22
実測値 : C, 60.52 ; H, 5.96 ; N, 16.05
参考例 B 29
6 - [6- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]へキシルォキシ] [1, 2,4]トリアゾ 口 [1,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンへキサノール 0.905g をテトラヒド 口フラン 15ml に溶かし、 60%油性水素化ナトリウム 118mg を加えて 1時間加 熱還流した。 冷後、 6-クロ口 [1,2,4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 381mg を 加えて 3時間加熱還流した。 反応液に氷水を加えて酢酸ェチル抽出し、 抽出液 を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリ
力ゲルカラムクロマ卜に付し、 酢酸ェチル:メタノール: トリエチルアミン (50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 酢酸ェチル 10ml に溶かしフマル酸 263mg のメタノール 10ml 溶液を加えて濃縮し、 残留物を 酢酸ェチルから再結晶して標記化合物 0.979g を得た。
融点 136-138 °C
元素分析値: C33H39N50B として
計算値 (%) : C, 65.87 ; H, 6.53 ; N, 11.64
実測値 ) : C, 65.79 ; H.6.54 ; N, 11.62
参考例 B 30
6-[6-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]へキシルォキシ] [1, 2,4]トリ ァゾロ [1, 5- b]ピリダジン フマル酸塩の製造
4 -(ジフエニルメチル) -卜ピペラジンへキサノール 0.640g をテトラヒドロ フラン 10ml に溶かし、 60%油性水素化ナトリウム 145mg を加えて 1時間加熱 還流した。 冷後、 6-クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 281mg を加 えて 1.5時間加熱還流した。 反応液に氷水を加えて酢酸ェチル抽出し、 抽出液 を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリ 力ゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを 集めて濃縮し、酢酸ェチル 10ml に溶かしフマル酸 140mg のメタノール 10ml 溶液を加えて濃縮した。残留物をエタノールから再結晶して標記化合物 189mg を得た。
融点 149-151 °C
元素分析値: C32H38N605 '0.5H20 として
計算値 ) : C, 64.52 ; H, 6.60 ; N, 14.11
実測値 (¾) : C, 64.95 ; H, 6.64 ; N, 13.91
参考例 B 3 1
6 - [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロポキシ ]-2-フエニル [1,2, 4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 塩酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパノール 487mg を乾燥テトラ
ヒドロフラン 10 ml に溶かしてナトリウム tert-ブトキシド 144mg を加え て 40分間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口- 2-フエニル [1,2,4] トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 315mg を加えて 4時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチル -テトラヒドロフラン(2:1)で抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクション を集めて濃縮し、 残留物を酢酸ェチル 10ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチ ル溶液 0.25ml を加えて減圧下濃縮した。 析出した結晶をエタノールから再結 晶して標記化合物 0.334g を得た。
融点 127-129 X:
元素分析値: C32H34N502C1'H20 として
計算値 (¾) : C, 66.95 ; H, 6.32 ; N, 12.20
実測値 ) : C, 67.01 ; H, 6.46 ; N, 12.27
参考例 B 32
6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]- 2-フエニル [1,2,4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン の製造
6-クロロ-2-フェニル[1,2,4]トリァゾロ[1,5-13]ピリダジン 365mg と 4- (ジ フエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 0.513g を卜ブタノール 8ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミン 0.54ml を加えて 19時間加熱 還流した。 氷水と炭酸水素ナトリウムを加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を 飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシ リカゲルカラムクロマ卜に付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン (50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 得られる結晶を酢 酸ェチルで再結晶して標記化合物 308 mg を得た。
融点 170-172 °C
元素分析値: C32H34N60'0.5H20 として
計算値 ) : C, 72.84 ; H, 7.69 ; N, 15.93
実測値 (¾) : C, 73.08 ; H, 7.61 ; , 16.03
参考例 B 33
2- ter卜ブチル -6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ) ピペリ ジノ ]プロポキ シ] [1,2, 4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパノール 911mg を乾燥テトラ ヒドロフラン 20 ml に溶かしてナトリウム ter卜ブトキシド 296mg を加え て 30分間加熱還流した。 冷後、 2- tert-ブチル -6-クロ口 [1,2,4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 589mg を加えて 6時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: メタノール:トリェチルァミン(50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集 めて濃縮し、 残留物を酢酸ェチル 10ml に溶かしフマル酸 102mg のメタノー ル 10ml 溶液を加えて濃縮した。残留物を酢酸ェチルから再結晶して標記化合 物 382mg を得た。
融点 170-172
元素分析値: 4H4lN506 として
計算値 (¾) : C, 66.32 ; H, 6.71 ; , 11.37
実測値 (%) : C, 66.15 ; H, 6.74 ; N, 11.28
参考例 B 34
2 - tert-ブチル -6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミ ノ] [1,2,4]トリァゾロ [1, 5 - b]ピリダジン フマル酸塩の製造
2-tert -ブチル -6-クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ [1, 5 - b]ピリダジン 276mg と 4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 0.425g を 卜ブ夕ノー ル 8ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミン 0.45ml を加えて 40時間加 熱還流した。 氷水と炭酸水素ナトリウムを加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液 を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物を シリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン (50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 残留物を酢酸ェチ ル 10ml に溶かしフマル酸 40mg のメタノール 5ml 溶液を加えて濃縮し、 残
留物をェチルエーテルを加えて粉末化し、 濾過して集めて標記化合物 164mg を得た。
融点 80
元素分析値: C34H42N605 'H20, 0.5Et20 として
計算値 (%) : C, 64.55 ; H, 7.37 ; N, 12.55
実測値 : C, 64.79 ; Η, 7.76 ; Ν, 12.44
参考例 Β 3 5
6 - [6- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]へキシルァミノ] [1,2,4]トリアゾ 口 [1,5 - b]ピリダジン の製造
ェ程 :6-[([1, 2,4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 6 -ィル)アミノ]-卜へキ サノールの製造
6 -クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 2.03g をエタノール 20ml に溶かして 6 -ァミノ-卜へキサノール 3.85g を加えて 19時間加熱還流した。 冷後、 得られる結晶を濾過して集めエタノールで洗い、 乾燥して標記化合物 3.64g を得た。
1 H-NMRCCDC1 3 ) δ ppm: 1.3-1.8 (8H, m) , 3.46 (2H, t, J=6Hz) , 3.67 (2Η, q, J=6Hz),4.58(lH,broad s), 6.71, 7.78(各 1H, d, J = 10Hz),8.19(1H, s).
工程 B :
6-[([l, 2,4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 6-ィル)ァミノ]-卜へキサノー ル 1.64g をテトラヒドロフラン 40ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルァ ミン 2.25g とメタンスルホニルクロリ ド 2.0g 加えて室温で 5.5時間かきま ぜた。 氷水と食塩を加え、 酢酸ェチル -テトラヒドロフラン(2:1)で抽出し、 抽 出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留 物をァセトニトリル 14ml に溶かし、 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 743 mg,よう化カリウム 457mg,炭酸カリウム 380mg を加えて 50°Cで 16時間かきま ぜた。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。
目的のフラクションを集めて濃縮し、 得られる結晶を酢酸ェチル -ェチルェ一 テル(1:1)から再結晶して標記化合物 597 mg を得た。
融点 97-98 °C
元素分析値: C29H36N60 として
計算値 ) : C, 71.87 ; H, 7.49 ; N, 17.34
実測値 ( : C, 71.77 ; H, 7.37 ; N, 17.36
参考例 B 36
6 - [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2, 4]トリァゾ 口 [1, 5- b]ピリダジン- 2-カルボン酸メチル の製造 ' 6-クロ口 [1, 2, 4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン- 2-カルボン酸メチル 0· 92g と 4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.40g を N,N -ジメ チルホルムアミ ド 20ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミン 1.49ml を加えて 80°Cで 15時間加熱還流した。 冷後、 氷水と塩化ナトリウムを加え、 酢 酸ェチル-テトラヒドロフラン(1:2)で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫 酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマ 卜に付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリェチルァミン(50: 5:1)で溶出した。 目 的のフラクションを集めて濃縮し、残留物をエタノール-酢酸ェチル(1: 2)から 再結晶して標記化合物 639mg を得た。
融点 93-96 °C
元素分析値: C28H32N603 '0.5H20 として
計算値 ( : C, 65.99 ; H, 6.53 ; N, 16.49
実測値 (¾) : C, 65.69 ; H, 6.28 ; N, 16.58
参考例 B 37
6-[6-[4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]へキシルァミノ] [1,2,4]トリ ァゾロ [l,5-b]ピリダジン の製造
6-(6-ヒドロキシへキシルアミノ) [1,2,4] トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 1.64 g をテトラヒドロフラン 40ml に懸濁して N-ェチルジイソプロピルアミ ン 2.25g とメタンスルホニルクロリ ド 2.0g を加えて室温で 1時間かきまぜ
た。 氷水と食塩を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫 酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物を Ν,Ν-ジメチルホルムァ ミド 13ml に溶かし、 1- (ジフエニルメチル)ピぺラジン 694mg,よう化力リウ ム 456mg,炭酸カリウム 379mg を加えて室温で 2時間、 60°Cで 4時間かきまぜた。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マ グネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに 付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリェチルァミン(50: 5:1)で溶出した。 目的の フラクションを集めて濃縮し、 得られる結晶を酢酸ェチルで再結晶し、 乾燥し て標記化合物 702 mg を得た。
融点 130-132 °C
元素分析値: C28H25N7 として
計算値 (¾) : C, 71.61 ; H, 7.51 ; , 20.88
実測値 ) : C, 71.39 ; H, 7.39 ; N, 21.04
参考例 B 38
6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [ 1 , 2-b]ピリ ダジン フマル酸塩の製造
ナトリウム tert-ブトキシド 159mg を N, N-ジメチルホルムアミ ド 15ml に溶かして 4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノール 489mg を加 えて、 60°C で 30分間かきまぜた。 冷後、 6-クロロイミダゾ [1, 2- b]ピリダジ ン 253mg を加えて 80-90°C で 3時間かきまぜた。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェ チルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減 圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノ —ル:トリエチルァミン(90: 10:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて酢 酸ェチル 10ml に溶かし、 フマル酸 93mg をメタノール 10ml に溶かした溶液 を加えて濃縮し、 析出した結晶を濾過して集めて酢酸ェチルで洗い、 乾燥して 標記化合物 288mg を得た。
融点 155-157 で
元素分析値: C31H34N406'H20 として
計算値 ) : C, 64.57 ; H, 6.29 ; N, 9.72
実測値 (¾) : C, 64.24 ; H, 5.98 ; N, 9.28
参考例 B 3 9
6 - [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1 , -b] ピリダジン フマル酸塩 [2 :3]の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 325mg と 6-クロ ロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン 184mg とを 180°C で 1時間かきまぜた。冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネ シゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリェチルァミン(90:10:1)で溶出した。 目的のフラ クシヨンを集めて酢酸ェチル 10ml に溶かし、 フマル酸 193mg をメタノール 10ml に溶かした溶液を加えて濃縮した。 残留物にアセトンを加えて析出した 結晶を濾過して集めてアセトンで洗い、 乾燥して標記化合物 246mg を得た。 融点 137-139 °C
元素分析値: 3Η37Ν507 ·0.5Η20 として
計算値 ( : C, 63.45 ; Η, 6.13 ; Ν, 11.21
実測値 ( : C, 63.66 ; Η, 6.00 ; Ν, 11.12
参考例 Β 40
2 - [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル ニフマル酸塩の製 造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 4.2g と 2- (6-ク ロロイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェチル 1.76g とを 190- 200°C で 3.5時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチ ルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノー ル:トリエチルァミン(100:5:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて酢酸 ェチル 16ml に溶かし、 フマル酸 867mg をメタノール 16ml に溶かした溶液を
加えて濃縮し、残留物にアセトンを加えて析出した結晶を濾過して集めてァセ トンで洗い、 乾燥して標記化合物 2. 30g を得た。
融点 126-128
計算値 ( : C, 62. 50 ; Η, 6. 27 ; Ν, 8. 89
実測値 (¾) : C, 62. 8 ; Η, 6. 15 ; Ν, 8. 97
参考例 Β 4 1
6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロポキシ ] -2-メトキシイミダゾ [l,2-b]ピリダジン の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノール 758mg を Ν, Ν-ジメチ ルホルムアミド 40ml に溶かして 60%油性水素化ナトリウム 102mg を加えて、 60°C で 40分間かきまぜた。 冷後、 6-クロ口- 2-メトキシイミダゾ [1, 2-b]ピリ ダジン 428mg を加えて 100 で 2. 5時間かきまぜた。 冷後、 氷水と塩化ナト リゥムを加え、 酢酸ェチル-テトラヒドロフラン(1 : 2)で抽出し、 抽出液を飽和 食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカ ゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メ夕ノール: トリェチルアミン (50 : 5 : 1)で溶出した。目的のフラクションを集めて析出した結晶をエタノール から再結晶して標記化合物 499mg を得た。
融点 133-135 °C
元素分析値: C2 8H3 2N403 として
計算値 (¾) : C, 71. 16 ; H, 6. 83 ; N, 1 1. 86
実測値 (¾) : C, 71. 23 ; H, 6. 83 ; N, 11. 94
参考例 B 4 2
6- [3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロポキシ ] -2-メトキシイミ ダゾ [1, 2- b]ピリダジン の製造
4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジンプロパノール 251mg を N,N-ジメチル ホルムアミ ド 14ml に溶かして 60%油性水素化ナトリウム . 36mg を加えて、 60°C で 30分間かきまぜた。 冷後、 6-クロ口- 2-メトキシイミダゾ [l,2-b]ピリ
ダジン 149mg を加えて 90°C で 4.5時間かきまぜた。 冷後、 氷水と塩化ナトリ ゥムを加え、 酢酸ェチル -テトラヒドロフラン(1:2)で抽出し、 抽出液を飽和食 塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲ ルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集め て析出した結晶を酢酸ェチルから再結晶して標記化合物 99mg を得た。
融点 144-146 °C
元素分析値: C27H31N502 として
計算値 ) : C, 70.87 ; H, 6.83 ; N, 15.31
実測値 (¾) : C, 70.79 ; H, 6.82 ; N, 15.39
参考例 B 43
2 - [6- [3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 468mg をエタノー ル 3ml に溶かし 1N 水酸化ナトリウム水溶液 2ml を加えて室温で 15時間か きまぜた。減圧下濃縮して残留物を水で薄め酢酸ェチルで洗い、 水層に 1N 塩 酸を加えて PH7 として酢酸ェチル-テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、 抽出 液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し残留物に 酢酸ェチルを加えて析出した結晶を濾過して集めて酢酸ェチルで洗い、乾燥し て標記化合物 267mg を得た。 アセトンから再結晶できる。
融点 205-206 。C
元素分析値: C31H37N503 として
計算値 (¾) : C, 70.56 ; H, 7.07 ; N, 13.27
実測値 (%) : C, 70.46 ; H, 7.06 ; N, 13.36
参考例 B 44
2-[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1,2 - b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 tert-ブチル ニフマル酸塩の製
60%水素化ナトリウム 70mg を Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 5ml に溶かして 4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノール 570mg を加えて室温減 圧下で 30分間かきまぜた。 2- (6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2 -ィ ル)- 2-メチルプロピオン酸 tert-ブチル 520mg を加えて室温で 8時間かきまぜ た。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マ グネシゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに 付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリェチルァミン(195:5:1)で溶出した。 目的 のフラクションを集めて酢酸ェチル 5ml に溶かし、 フマル酸 233mg をメ夕ノ ール 10mlに溶かした溶液を加えて濃縮し、析出した結晶を濾過して集めてァセ トンで洗い、 乾燥して標記化合物 631mg を得た。
融点 162-164 °C
元素分析値: C43H52N4012 として
計算値 ) : C, 63.22 ; H, 6.42 ; N, 6.86
実測値 ( : C62.91 ; H, 6.36 ; N, 6.90
参考例 B 45
2-[6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1, 2-b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロ.ピオン酸の製造
2 - [6-[3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 tert-ブチル 818mg を 卜ブ夕 ノール 8ml に溶かし水酸化カリウム 393mg を加えて 90°Cで 14時間かきまぜ た。 冷後、 水層に 1N 塩酸 7ml を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和 食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し残留物に酢酸ェチ ルを加えて析出した結晶を濾過して集めて酢酸ェチルで洗い、乾燥して標記化 合物 465mg を得た。
融点 183-185 °C
元素分析値: C31H36N404'2.5H20 として
計算値 ) : C, 64.90 ; H, 7.20 ; N, 9.77
実測値 (D : C, 65.15 ; H, 6.73 ; N, 9.52
参考例 B 46
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1,2-b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル ニフマル酸塩の製造
2 - [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1,2 - b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 529mg を N,N-ジメチルホルム アミ ド 3ml に溶かし N-ェチルジイソプロピルアミン 0.207ml とヨウ化工チ ル 0.135ml を加えて室温で 15時間かきまぜた。 反応液に氷水を加えて酢酸ェ チルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減 圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸エヂル:メタノ —ル:トリェチルァミン(100:5:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて酢 酸ェチル 3ml に溶かし、フマル酸 153mg をメタノール 3mlに溶かした溶液を加 えて濃縮し、 析出した結晶を濾過して集めて酢酸ェチルで洗い、 乾燥して標記 化合物 406mg を得た。
融点 116-122 X:
元素分析値: C41H48N4012'0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 61.72 ; H, 6.19 ; N, 7.02
実測値 ) : C, 61.61 ; H, 6.11 ; , 6.85
参考例 B 47
6- [2- [2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ]エトキシ] -7-メ チル [1,2,4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジンの製造
60%水素化ナトリウム 260mg を テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 2 - [2-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ]エタノール 1.15g を 加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口- 7-メチル [1,2, 4]トリァゾロ
[1,5-b]ピリダジン 540mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 ジクロロメタ ン:酢酸ェチル:メタノール(10:10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集め て、 析出した結晶を濾過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合
物 730mg を得た。
融点 71-72 °C
元素分析値: C27H32N602 として
計算値 (¾) : C, 68.62 ; H, 6.82 ; N, 17.78
実測値 ( ) : C, 68.35 ; Η, 6.71 ; , 17.79
参考例 Β 48
6 - [2- [2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エ トキシ]ェ トキ シ] [1,2, 4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
60 水素化ナトリウム lOOmg を テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 2 - [2-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ]エタノール 470mg を 加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダ ジン 200mg を加えて 4.5時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで 抽出し、 抽出液を飽和食塩水、で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃 縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 ジクロロメタン:酢酸ェチ ル:メタノール(10:10:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて酢酸ェチル 5ml に溶かし 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 0.83ml を加えて、析出した結晶を 濾過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.54g を得た。 融点 182-184 X:
元素分析値: C26H32N602C12-H20 として
計算値 (%) :C, 56.83 ; H, 6. 4 ; N, 15.29
実測値 ) : C, 56.98 ; H.6.10 ; N, 15.39
参考例 B 49
6- [4- [4- (ジフェニルメチル) -卜ピペラジニル]ブトキシ] -7-メチル [1, 2, 4]ト リァゾロ [1,5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
60%油性水素化ナトリウム 240mg を テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 4 -(ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジンブ夕ノール 0.99g を加えて 1時間加熱還 流した。 冷後、 6-クロ口- 7-メチル [1,2, 4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン 510mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、
抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、ジクロロメタン:酢酸ェチル:メタノ ール(20:20:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて、 酢酸ェチル 5ml に 溶かし 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 0.64ml を加えて、析出した結晶を濾過し て集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 470mg を得た。
融点 190-192 °C
元素分析値: C27H34N6OCl2-0.5AcOEt-H20 として
計算値 ) : C, 58.88 ; H, 6.82 ; N, 14.21
実測値 (¾) :C, 59.11 ; H, 6.82 ; N, 14.03
参考例 B 50
6 - [2- [2-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ]ェチルチ ォ] [1,2, 4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
工程 A :6 - [2 -(2 -プロモェトキシ)ェチルチオ] [1,2,4]トリアゾロ [1,5-b]ピ リダジンの製造
3-メルカプトプロピオン酸メチル 2.8ml をメタノール 10ml に溶かし、 2N ナトリウムメトキシドメ夕ノール溶液 19.4ml と 6-クロ口 [1, 2, 4]トリァゾ 口 [l,5-b]ピリダジン l.Ogとを加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮 し、 残留物に酢酸ェチルを加えて析出する結晶を集めて酢酸ェチルで洗い、 テ トラヒドロフラン 20ml に懸濁して 2-ブロモェチル エーテル 1.63ml を加 えて 2時間加熱還流した。 '冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を 飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシ リカゲルカラムクロマ卜に付し、 ジクロロメタン:酢酸ェチル:メタノール (20:20:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて標記化合物 0.60g を油状 物として得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ pm: 3.49(2H, t, J=6Hz), 3.55 (2H, t, J = 6Hz), 3.86 (2H, t, J-6Hz), 3.90(2H, t, J=6Hz), 7.22, 7.93 ( 各 1H, d, J=9Hz), 8.37(1H, s).
工程 B :
6- [2- (2-ブロモエトキシ)ェチルチオ] [1,2,4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジ ン 890mg と卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 740 mgを N, N-ジメチルホルム アミド 10ml に溶かし、 炭酸カリウム 490mg を加えて室温で 24時間かきまぜ た。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグ ネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付 し、 ジクロロメタン:メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集 めて濃縮し、 残留物を酢酸ェチル 5ml に溶かし 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.64ml を加えて、 析出した結晶を濾過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾 燥して標記化合物 1.13g を得た。
融点 188-189
元素分析値: C26H32N60SC12-H20 として
計算値 ( : C, 55.22 ; H, 6.06 ; N, 14.86
実測値 ) : C, 55.49 ; H, 6.02 ; N, 15.08
参考例 B 5 1
6- [6- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]へキシルォキシ ]-7-メチル
[1,2,4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
60%水素化ナトリウム 210mg を テトラヒドロフラン 15ml に懸濁して 4 - (ジフエニルメチル) -卜ピペラジンへキサノール 0.91g を加えて 1時間加熱還 流した。 冷後、 6-クロ口- 7-メチル [1, 2, 4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 440mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、ジクロロメタン:酢酸ェチル:メ夕ノ ール(10:10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて、 酢酸ェチル 5ml に 溶かし 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.44ml を加えて、析出した結晶を濾過し て集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.06g を得た。 ェタノ一 ルから再結晶した。
融点 170-172 °C
元素分析値: C29H38N60Cl2-0.5Et0H として
計算値 ) : C, 62.06 ; H, 7.11 ; , 14.47
実測値 (¾) : C, 61.77 ; H, 6.94 ; N, 14.33
参考例 B 52
6 - [6-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]へキシルォキシ ]-7-メチル [1,2,4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 塩酸塩の製造
60%水素化ナトリウム 160mg を テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンへキサノール 1.24g を加えて 1時間加熱 還流した。 冷後、 6-クロロ-7-メチル[1,2,4] トリァゾロ [1,5-1)]ピリダジン 570mg を加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(10:1)で溶 出した。 目的のフラクションを集めて、 酢酸ェチル 5ml に溶かし 4N 塩化水 素酢酸ェチル溶液 0.54ml を加えて、析出した結晶を濾過して集めてェチルェ 一テルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.70g を得た。
融点 208-209 。
元素分析値: C3oH38N502Cl-0.8H20 として
計算値 ) : C 65.45 ; H, 7.25 ; N, 12.72
実測値 ) : C, 65.47 ; H, 7.21 ; , 12.60
参考例 B 53
6- [2-[2-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]エトキシ]エトキシ] -7-メチル [1,2, 4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジンの製造
60%水素化ナトリウム 190mg を テトラヒドロフラン 15ml に懸濁して 2- [2- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]エトキシ]エタノール 1.47g を加え て 1時間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口- 7-メチル [1, 2, 4]トリァゾロ [1, 5 - b] ピリダジン 660mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチ ルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノー ル(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて、 析出した結晶を濾過して
集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.23g を得た。
融点 80-82 °C
元素分析値: C28H33N503 として
計算値 (¾) : C, 68.97 ; H, 6.82 ; N, 14.36
実測値 ) : C, 68.75 ; H, 6.70 ; N, 14.57
参考例 B 54
6-[6-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]へキシルチオ] -7-メチル
[1,2,4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
工程 A :6- (6-ブロモへキシルチオ) -7-メチル [1,2, 4]トリアゾロ [l,5-b]ピ リダジンの製造
3-メルカプトプロピオン酸メチル 5.57g をメタノール 20ml に溶かし、 2N ナトリウムメトキシドメ夕ノール溶液 35.6ml と 6-クロ口- 7-メチル [1,2, 4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン 2.0gとを加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 減 圧下濃縮し、残留物に酢酸ェチルを加えて析出する結晶を集めて酢酸ェチルで 洗い、 テトラヒドロフラン 30ml に懸濁して 1,6-ジブ口モへキサン 3.65ml を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出 液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物 にェチルエーテルを加えて析出した結晶を濾過して集めて標記化合物 2.42g を得た。
^-NMRCCDCl 3) <5 ppm: 1.49-1.54 (4H, m) , 1.75-1.95 (4H, m) , 2.40(3Η, s),
3.31 (2Η, t, J=7Hz), 3· 43 (2H, t, J=7Hz) , 7.72(1H, s), 8.30(1H, s).
工程 B :
6- (6-ブロモへキシルチオ)- 7-メチル [1,2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジ ン l.Og と卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 770 mgを N,N-ジメチルホルムァ ミド 10ml に溶かし、炭酸カリウム 500mg を加えて室温で 18時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(20:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮
し、 残留物を酢酸ェチル 5ml に溶かし 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.96ml を加えて、 析出した結晶を濾過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標 記化合物 0.98g を得た。
融点 180-182 °C
元素分析値: C29H38N6SC12'0.4H20 として
計算値 ) : C, 59.97 ; H, 6.73 ; N, 14.47
実測値 ) : C, 60.17 ; H, 6.55 ; N, 14.62
参考例 B 55
6- [2- [2- [4- (ジフエニルメチル) -1 -ピペラジニル]エトキシ]ェチルチオ] -7- メチル [1,2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
工程 A :6-[2-(2-ブロモエトキシ)ェチルチオ]- 7-メチル [1,2,4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジンの製造
3-メルカプトプロピオン酸メチル 5.57g をメタノール 20ml に溶かし、 2N ナトリウムメトキシドメ夕ノール溶液 35.6ml と 6-クロ口- 7-メチル [1,2,4] トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 2.0gとを加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 減 圧下濃縮し、残留物に酢酸ェチルを加えて析出する結晶を集めて酢酸ェチルで 洗い、 テトラヒ ドロフラン 30ml に懸濁して 2-ブロモェチル エーテル 2.98ml を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、ジクロロメタン:酢酸ェチル:メ夕ノ ール(30:30:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて標記化合物 2.06g を 油状物として得た。
'H-NMRCCDCls) δ pm: 2.42(3H, s), 3.50 (2H, t, J=6Hz), 3.56(2H, t, J=6Hz), 3.86(2H, t, J=6Hz), 3.91 (2H, t, J=6Hz), 7.74(1H, s) , 8.30(lH,s).
工程 B :
6-[2-(2-ブロモエトキシ)ェチルチオ] -7-メチル [1, 2,4]トリアゾロ [1, 5- b]ピリダジン l.Og と卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 790 mgを Ν,Ν-ジメチ ルホルムアミ ド 10ml に溶かし、 炭酸カリウム 520mg を加えて室温で 23時間
かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、ジクロロメタン:酢酸ェチル:メタノール (5: 5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 残留物を酢酸ェチル 5ml に溶かし 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.55ml を加えて、析出した結晶を濾過して集めてェ チルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.85g を得た。 エタノールから再 結晶した。
融点 198-200 。C
元素分析値: C27H34N60SC12 として
計算値 (%) : C, 57.75 ; H, 6.10 ; N, 14.97
実測値 ( ) : 57.53 ; H, 6.00 ; N, 14.93
参考例 B 56
6- [6- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]へキシルチオ] -7-メチル [1, 2,4] トリァゾロ [1, 5- b]ピリダジン フマル酸塩の製造
6-(6-ブロモへキシルチオ) -7-メチル [1,2,4]トリァゾロ [l,5_b]ピリダジン l.Og と 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 810 mgを Ν,Ν-ジメチルホルムァ ミド 10ml に溶かし、炭酸カリウム 500mg を加えて室温で 24時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮 し、 残留物をエタノール 10ml に溶かし、 フマル酸 290mg を加えて濃縮した。 残留物にェチルエーテルを加えて析出した結.晶を濾過して集めてェチルェ一 テルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.43g を得た。
融点 137-138 °C
元素分析値: C34H41N505S'0.5H20 として
計算値 ) : C, 63.73 ; H, 6.61 ; , 10.93
実測値 (¾) : C, 63.97 ; H, 6.44 ; N, 11.00
参考例 B 57
6- [2- [2- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]ェトキシ]ェチルチオ] -7-メチ ル [1,2, 4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
6-[2-(2-ブロモエトキシ)ェチルチオ]- 7-メチル [1, 2,4]トリアゾロ [1, 5-b] ピリダジン 1.09g と 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 840 mgを Ν,Ν-ジメ チルホルムアミ ド 10 ml に溶かし、 炭酸カリウム 520mg を加えて室温で 23 時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗 レ 、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラム クロマトに付し、ジクロロメタン:酢酸ェチル:メタノール(5: 5: 1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて残留物をエタノール 10ml に溶かし、 フマル酸 200mg を加えて濃縮した。残留物にェチルエーテルを加えて析出した結晶を濾 過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.78g を得た。 融点 119-122 X:
元素分析値: C32H37N506S'0.5H20 として
計算値 ) : C, 61.13 ; H, 6.09 ; N, 11.14
実測値 (%) : C, 61.12 ; H, 5.82 ; N,l 1.40
参考例 B 58
6-[2-[2- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]エトキシ]ェチルチオ] [1,2,4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン フマル酸塩の製造
6- [2- (2-ブロモエトキシ)ェチルチオ] [1,2,4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジ ン 1.35g と 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 19gを N,N-ジメチルホルム アミド 15ml に溶かし、 炭酸カリウム 740mg を加えて室温で 17時間かきまぜ た。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグ ネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付 し、 酢酸ェチル:メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて 濃縮し、 残留物をエタノール 10ml に溶かし フマル酸 360mg を加えて濃縮し た。残留物にェチルエーテルを加えて析出した結晶を濾過して集めてェチルェ 一テルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.64g を得た。
融点 110-111 °C
元素分析値: C31H35N506S'0.5H20 として
計算値 ) : C, 60.57 ; H, 5.90 ; N, 11.39
実測値 (¾) : C, 60.35 ; H, 5.73 ; N, 11.16
参考例 B 59
6- [2- [2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]ェトキシ]ェチルチオ] - 7 - イソプロピル [1, 2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
工程 A :6-[2-(2-ブロモェトキシ)ェチルチォ]-7-ィソプロピル[1,2,4]トリ ァゾロ [1, 5-b]ピリダジンの製造
3-メルカプトプロピオン酸メチル 2.05g をメタノール 10ml に溶かし、 2N ナトリウムメトキシドメ夕ノール溶液 7.64ml と 6-クロ口- 7-イソプロピル [1,2,4]トリアゾロ [l,5-b]ピリダジン l.Ogとを加えて 1時間加熱還流した。冷 後、 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて析出する結晶を集めて酢酸 ェチルで洗い、テトラヒドロフラン 15ml に懸濁して 2-ブロモェチル エーテ ル 1.28ml を加えて 2時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽 出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮 し、残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール(20:1) で溶出した。 目的のフラクションを集めて標記化合物 0.98g を得た。
'H-NMRCCDC ) δ ppm: 1.35(6H, s) , 3.15-3.30(1H, m) , 3.50 (2H, t, J=6Hz), 3.55 (2H, t, J = 6Hz), 3.86 (2H, t, J=6Hz), 3.91 (2H, t, J = 6Hz), 7.80(1H, s), 8.31 (lH,s).
工程 B :
6- [2 -(2-ブロモエトキシ)ェチルチオ] -7-ィソプロピル [1,2,4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン 0.98g と卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 720 mgを N,N- ジメチルホルムアミド 10ml に溶かし、 炭酸カリウム 470mg を加えて室温で 15時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で 洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラ ムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラク シヨンを集めて濃縮し、 残留物を酢酸ェチル 5ml に溶かし 4N塩化水素酢酸
ェチル溶液 1.45ml を加えて、析出した結晶を濾過して集めてェチルエーテル で洗い、 乾燥して標記化合物 1.04g を得た。 エタノールから再結晶した。 融点 143-145 °C
元素分析値: C29H38N60SC12'H20 として
計算値 (¾) : C, 57.32 ; H, 6.64 ; N, 13.83
実測値 (¾) : C, 57.20 ; H, 6.43 ; N, 13.89
参考例 B 60
6- [2- [2- [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]エトキシ]ェチルチオ] - 7 - 161~卜ブチル[1,2,4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン の製造
工程 A :6- [2-(2-ブロモエトキシ)ェチルチオ] -7-tert-ブチル [1, 2,4]トリ ァゾロ [l,5-b]ピリダジンの製造
3-メルカプトプロピオン酸メチル 2.23g をメタノール 10ml に溶かし、 2N ナトリウムメ トキシドメ夕ノール溶液 7.2ml と 6-クロ口- 7-tert-ブチル [1,2, 4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジン 1.0gとを加えて 1時間加熱還流した。冷 後、 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて析出する結晶を集めて酢酸 ェチルで洗い、テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 2-ブロモェチル エーテ ル 1.19ml を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽 出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮 し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:へキサン(2:1) で溶出した。 目的のフラクションを集めて標記化合物 1.06g を得た。
'Η-腿(CDC ) S ppm: 1.56(9H, s), 3.50(2H, t, J-6Hz), 3.58(2H, t, J=6Hz), 3.86 (2H, t, J=6Hz), 3.92 (2H, t, J = 6Hz), 7.94(1H, s), 8.32(1H, s) .
工程 B :
6-[2-(2-ブロモエトキシ)ェチルチオ]- 7- tert-ブチル [1, 2,4]トリアゾロ [1,5-b]ピリダジン 1.06g と卜(ジフエニルメチル)ピぺラジン 740 mgを Ν,Ν- ジメチルホルムアミド 10ml に溶かし、炭酸カリウム 480mg を加えて室温で 18時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で 洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール(20:1)で溶出した。 目的のフラク ションを集めて濃縮し、析出した結晶を濾過して集めてェチルエーテルで洗い. 乾燥して標記化合物 0.85g を得た。
融点 106-108 。C
元素分析値: C3。H38N60S として
計算値 ) : C, 67.89 ; H, 7.22 ; N, 15.83
実測値 ) : C, 67.65 ; H, 7.33 ; N, 15.98
参考例 B 6 1
6 - [2- [2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ]エトキシ] -7 -ィ ソプロピル [1,2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジンの製造
60%水素化ナトリウム 160mg を テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 2- [2 - [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]エトキシ]エタノール 1.20g を 加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 6-クロ口- 7-イソプロピル [1,2, 4]トリァゾ 口 [1, 5- b]ピリダジン 610mg を加えて 1時間加熱還流した。冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて、 析出した結晶を 濾過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 790mg を得た。 融点 119-120 °C
元素分析値: C29H36NB02'0.5H20 として
計算値 ) : C, 68.34 ; H, 7.32 ; N, 16.49
実測値 (%) : C, 68.64 ; H, 7.31 ; , 16.54
参考例 B 6 2
7 - tert-ブチル -6- [2- [2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ] エトキシ] [1,2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 二塩酸塩の製造
60%水素化ナトリウム 150mg を テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 2 - [2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ]エタノール 1.05g を 加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 7- ter卜ブチル - 6-クロ口 [1,2,4]トリァゾ
口 [1,5- b]ピリダジン 650mg を加えて 2時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて、 残留物を酢酸ェ チル 5ml に溶かし 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 2.1ml を加えて、析出した結 晶を濾過して集めてェチルエーテルで洗い、乾燥して析出した結晶を濾過して 集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.55g を得た。
融点 150-152 °C
元素分析値: C3oH4ON602Cl2-0.5H20 として
計算値 ) : C, 60.39 ; H, 6.92 ; N, 14.09
実測値 (¾) : C, 60.20 ; H, 6.64 ; N, 14.09
参考例 B 63
7-tert-ブチル - 6-[2-[2-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]エトキシ]エト キシ] [ 2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン フマル酸塩の製造
60%水素化ナトリウム 120mg を テトラヒドロフラン 20ml に懸濁して 2- [2-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]エトキシ]エタノール 0.94g を加え て 1時間加熱還流した。 冷後、 7-tert-ブチル -6-クロ口 [1,2,4]トリァゾロ [l,5-b]ピリダジン 530mg を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて、 残留物をェタノ —ル 10ml に溶かし フマル酸 250mg を加えて濃縮した。 残留物にェチルェ一 テルを加えて析出した結晶を濾過して集めてェチルエーテルで洗い、乾燥して 標記化合物 1.17g を得た。
融点 80-82 °C
元素分析値: C35H43N507 '1.3H20 として
計算値 ) : C, 62.82 ; H, 6.87 ; N, 10.46
実測値 ) : C, 62.89 ; H, 6.69 ; N, 10.22
参考例 B 64
2-[6-[5-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]ペンチルアミノ]イミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル ニフマル酸塩の製 造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンペンタンアミン 1.41g と 2- (6-ク ロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェチル 0.536g とを 190-200°Cで 3.5時間かきまぜた。 冷後、 酢酸ェチル-テトラヒド 口フラン(2:1)を加え、 重層水と飽和食塩水で洗い、 硫酸ナトリウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: メタノール:トリェチルァミン(185:15:2)で溶出した。 目的のフラクションを 集めてエタノール 5ml に溶かし、フマル酸 235mg をメタノール 5ml に溶かし た溶液を加えて濃縮した。残留物にェチルエーテルを加えて析出した粉末を濾 過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.629g を得た。 融点 138 °C
計算値 ( : C, 63.30 ; H, 6.55 ; N, 8.58
実測値 (¾) : C, 64.24 ; H, 6.92 ; N, 8.42
参考例 B 65
2-[6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ] -2-ヒドロキシプロピルアミ ノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル ニフ マル酸塩の製造
卜ァミノ- 3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] -2-プロパノール 0.511g と 2-(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 ェチル 0.268g とを 190-200でで 3時間かきまぜた。 冷後、 酢酸ェチル-テトラ ヒドロフラン(2:1)を加え、 重層水と飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで 乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェ チル:メタノール:トリエチルァミン(90 :10:1)で溶出した。 目的のフラクショ ンを集めて酢酸ェチル 5ml に溶かし、 フマル酸 82mg をメタノール 5ml に溶
かした溶液を加えて濃縮した。残留物にェチルエーテルを加えて析出した粉末 を濾過して集めてェチルエーテルで洗い、乾燥して標記化合物 0.223g を得た。 融点 145 °C
元素分析値: C41H49N5012'Et20 として
計算値 ) : C, 61.56 ; H, 6.77 ; N, 7.98
実測値 (¾) : C, 61.39 ; H, 6.49 ; N, 7.91
参考例 B 66
2- [6- [3- [4- [ビス(4-フルオロフェニル)メトキシ]ピぺリジノ]プロピルアミ ノ]イミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル ニフ マル酸塩の製造
4- [ビス(4-フルオロフェニル)メ トキシ]-卜ピペリジンプロパンアミン 1.62g と 2-(6-クロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル) - 2-メチルプロピ オン酸ェチル 0.803g とを 190-200°Cで 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水と食 塩水を加えて、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネ シゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(90: 10:1)で溶出した。 目的のフラ クシヨンを集めて酢酸ェチル 20ml に溶かし、 フマル酸 301mg をメタノール 10ml に溶かした溶液を加えて濃縮した。 残留物にアセトンを加えて析出した 結晶を濾過して集めてアセトンで洗い、 乾燥して標記化合物 0.966g を得た。 融点 159-161 °C
元素分析値: C41H47N50, ,F2-0.5H20 として
計算値 ( : C, 59.13 ; H, 5.81 ; , 8.41
実測値 (¾) : C, 58.94 ; H, 5.84 ; N, 8.34
参考例 B 6 7
6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1,2 - b] ピリダジン- 2-力ルポン酸ェチル ニフマル酸塩の製造
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 686mg と 6-クロ口 イミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-カルボン酸ェチル 477mg とを N,N-ジメチル
ホルムアミ ド 7ml に溶かし N-ェチルジイソプロピルアミン 0.73ml を加え て油浴中(80 :)で 18.5時間かきまぜた。 冷後、 氷水と食塩を加えて酢酸ェチル -テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネ シゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラク , シヨンを集めて酢酸ェチル 5ml に溶かし、 フマル酸 95mg をエタノール 5ml に溶かした溶液を加えて濃縮した。 残留物にアセトン-ェチルエーテル(1:2) を加えて再結晶し、 濾過して集めてェチルエーテルで洗い、 標記化合物 211mg を得た。
融点 176-179 °C
元素分析値: C38H43N50,, として
計算値 (¾) : C61.20 ; H, 5.81 ; .9.39
実測値 (¾) : C, 61.17 ; H, 5.98 ; N, 9.80
参考例 B 68
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1, 2-b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸イソプロピル ニフマル酸塩の製 造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノール 8.10gを Ν,Ν-ジメチ ルホルムアミド 60ml に溶かし、 60%水素化ナトリウム l.llg を加えて減圧下、 室温で 1時間かきまぜた。氷冷下、 2-(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン - 2 - ィル) -2-メチルプロピオン酸イソプロピル 7.79g を加えて、同温下 4時間かき まぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチル-テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、 抽出液 を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物を シリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクショ ンを集めて減圧下濃縮し、 残留物をエタノール 10ml に溶かし、 フマル酸 476mg を加えて再度濃縮した。 残留物に酢酸ェチルを加えて結晶化し、 濾過し て集めて酢酸ェチルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.05g を得た。
融点 145-147
元素分析値: C42H5。N4012 として
計算値 ) : C, 62.83 ; H, 6.28 ; N, 6.98
実測値 (%) : C, 62.50 ; H, 6.10 ; N, 7.04
参考例 B 6 9
2-[6-[3-[4- [ビス(4-メチルフエニル)メトキシ]ピペリジノ]プロピルァミノ] イミダゾ [ 1, 2-b]ピリダジン- 2 -ィル] -2 -メチルプロピオン酸ェチル ニフマル 酸塩の製造
4- [ビス(4-メチルフエニル)メトキシ] -卜ピペリジンプロパンァミン 2. llg と 2-(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 ェチル 0.803g とを 190-200 で 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸ナトリウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタ ノール:卜リエチルァミン(95:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて 酢酸ェチル 20ml に溶かし、 フマル酸 358mg をメタノール 20mlに溶かした溶 液を加えて濃縮した。残留物にアセトンを加えて析出した結晶を濾過して集め てアセトンで洗い、 乾燥して標記化合物 0.901g を得た。
融点 159-161 °C
元素分析値: C^H^NsOn として
計算値 ) : C, 63.30 ; H, 6.55 ; N, 8.56
実測値 ( : C, 63.29 ; H, 6.32 ; N, 8.67
参考例 B 7 0
N - [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-力ルポニル]ダリシンェチルエステルの製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 1.90g と N- (6-ク ロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボニル)ダリシンェチルエステル 1.38g とを 卜メチル -2-ピロリ ドン 15ml に溶かし N-ェチルジイソプロピル ァミン 0.841ml を加えて油浴中(90- 100°C)で 24時間かきまぜた。 冷後、 氷水 を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸'
燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチ ル:メタノール:トリエチルァミン(95: 5:1)で溶出した。目的のフラクションを 集めて酢酸ェチルで再結晶して標記化合物 1.28g を得た。
融点 172-174 X:
元素分析値: C32H38N604 '0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 66.30 ; H, 6.78 ; N, 14.50
実測値 ) : C, 66.42 ; H, 6.68 ; N, 14.55
参考例 B 7 1
N-[6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]ィミダゾ
[1, 2- b]ピリダジン- 2-カルボニル]グリシンェチルエステル 二塩酸塩の製造 N - [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1, 2-b]ピリダジン- 2-力ルポニル]グリシン ェチルエステル 0.628g をテト ラヒドロフラン 10ml に溶かし 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 1.5ml を加えて 減圧下濃縮した。残留物にメタノール 10ml を加えて減圧下濃縮した。得られ る結晶を集めて酢酸ェチルで洗い標記化合物 0.658g を得た。
融点 205
元素分析値: C32H4。N604C12 として
計算値 (¾) : C, 59.72 ; H, 6.26 ; N, 13.06
実測値 (¾) : C, 59.74 ; H, 6.41 ; N, 12.63
参考例 B 72
N - [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-力ルポエル]ダリシンの製造
N-[6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ
[1,2- b]ピリダジン - 2-力ルポニル]グリシンェチルエステル 0.810g をェ夕ノ ール ½1 に溶かし 1N水酸化ナトリウム水溶液 2ml を加えて室温で 3時間かき まぜた。 減圧下濃縮し、 残留物に氷水と 1N塩酸 2. lml を加えて酢酸ェチル- テトラヒドロフラン(1:2)で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネ
;乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて粉末化させ濾
過して集め酢酸ェチルで洗い標記化合物 0.183g を得た。
融点 171 で
元素分析値: C3OH34N604 '2H20'Ac0Et として
計算値 (%) : C, 61.25 ; H, 6.95 ; N, 12.60
実測値 (%) : C, 61.30 ; Η, 6.74 ; Ν, 12.45
参考例 Β 7 3
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオンアミド 二塩酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 1.29g と 2_(6-ク ロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオンアミ ド 0.478g とを 190- 200 で 70分間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェチルで抽出 した。 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチ ルァミン(90:10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて残留物を酢酸ェ チル 10ml に溶かし 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.5ml を加えて減圧下濃縮 した。残留物に酢酸ェチルを加えて析出した粉末を滤過して集めて酢酸ェチル で洗い、 乾燥して標記化合物 0.823g を得た。
融点 191 °C
元素分析値: C31H40N602Cl2-AcOEt として
計算値 ( : C, 64.11 ; H, 7.38 ; N, 12.82
実測値 (%) : C, 63.70 ; H, 7.27 ; N, 12.34
参考例 B 74
2-[6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -N, N, 2-トリメチルプロピオンアミド 二塩酸塩の
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.04g と 2-(6 -ク ロロイミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル) -N, N, 2-トリメチルプロピオンアミ ド 0.426g とを 190-200T:で 60分間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェ
チルで抽出した。 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノー ル:トリエチルァミン(85 :15:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて残留 物を酢酸ェチル 10ml に溶かし 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.5ml を加えて 減圧下濃縮した。残留物をアセトンから再結晶して標記化合物 0.823gを得た。 融点 183 °C
元素分析値: C33H44N602C12'1.5H20 として
計算値 ) : C, 60.54 ; H, 7.24 ; N, 11.84
実測値 (%) : C, 60.48 ; H, 7.28 ; N, 11.90
参考例 B 7 5 '
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロパノール の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 1.29g と 2-(6-ク ロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロパノール 0.451g と を 190- 200°Cで 90分間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェチルで抽出し た。 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチル ァミン(90: 10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて残留物をェチルェ 一テルから再結晶して標記化合物 0.465g を得た。
融点 105-108
元素分析値: C31H39N502 - 0.5H20 として
計算値 (¾) :C, 71.24 ; H, 7.71 ; , 13.40
実測値 ) : C, 71.22 ; H, 7.87 ; N, 13.32
参考例 B 7 6
N-[6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]ィミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン- 2-力ルポニル] -2, 2-ジメチルグリシンェチルエステル 二 塩酸塩の製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.23g と N- (6-ク
ロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2 -カルボニル) -2, 2-ジメチルダリシンェチ ルエステル 1.18g とを Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 15ml に溶かし N-ェチル ジイソプロピルアミン 1.31ml を加えて 70°Cで 9.5時間かきまぜた。 冷後、 重 層水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラク シヨンを集めて減圧下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N塩化水素酢酸ェ チル溶液 0.28ml を加えて再度濃縮した。 残留物に酢酸ェチルを加えて析出 した結晶を濾過して集めてェチルエーテルで洗い、乾燥して標記化合物 284mg を得た。
融点 194-196 °C
元素分析値: C34H44N604C12 として
計算値 ) : C, 60.80 ; H, 6.60 ; N, 12.51
実測値 ( : C, 60.82 ; H, 6.67 ; N, 12.77
参考例 B 77
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメチル)ピペラジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1 , 2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 三塩酸塩の製造
4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジンプロパンァミン 1.31g と 2- (6-クロ ロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン -2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェチル 567mg とを 185t:で 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチル ァミン(50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 酢酸 ェチル 5ml に溶かし、 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 0.80ml を加えて再度濃縮 した。残留物にエタノールを加えて析出した結晶を濾過して集めてエタノール -酢酸ェチル(1:3)で洗い、 乾燥して標記化合物 502mg を得た。
融点 190-193 。
元素分析値: C32H43N602C13'H20 として
計算値 (¾) : C, 57.53 ; H, 6.79 ; N, 12.58
実測値 (¾) : C, 57.27 ; H, 6.52 ; N, 12.55
参考例 B 7 8
2 - [6- [4- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プチルァミノ]イミダゾ [1, 2 - b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンブタンァミン 1.56g と 2- (6-クロ ロイミダゾ [ 1 ,、 2-b]ピリダジン- 2-ィル) - 2-メチルプロピオン酸ェチル 617mg とを 185 で 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残 留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチル ァミン(50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 エタ ノール 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 0.52ml を加えて濃縮した。 残渣をエタノール 4ml に溶かし、 1N 水酸化ナトリウム水溶液 4ml を加えて 室温で 4時間かきまぜ、 2N 水酸化ナトリウム水溶液 1ml を加えて 50 で 16時 間かきまぜた。 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸ェチルで洗い、 水層に 4N 塩酸を加えて ρΗ4·5 として酢酸ェチル-テトラヒドロフラン(1:1)で抽出 し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて粉末化し、 濾過して集め、 乾燥して標記化合物 271mg を得た。
非晶形
元素分析値: C32H39N503 '2.1H20,0.5Ac0Et として
計算値 ) : C, 65.49 ; H, 7.63 ; N, 11.23
実測値 ) : C, 65.23 ; H, 7.29 ; N, 11.19
参考例 B 7.9
2-[6-[2-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]ェチルァミノ]イミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
工程 A: 2- [6- (2-ヒドロキシェチルァミノ)イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン -2 -ィ ル]- 2-メチルプロピオン酸イソプロピル の製造
2-アミノエ夕ノール 130mg と 2 -(6-クロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン - 2 - ィル) -2-メチルプロピオン酸イソプロピル 300mg とを 170°Cで 4時間かきま ぜた。 冷後、 2-アミノエ夕ノール 260mg を加え、 170 で 45分間かきまぜた。 冷後、 水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグ ネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付 し、 酢酸ェチル:メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集め減 圧下濃縮し、 析出した結晶を集めて乾燥して、 標記化合物 145mg を得た。
δ ppm:l.29(3H, s), 1.32 (3Η, s), 1.64(6H, s),
3.44(2H, td,J=4.6,6.1Hz), 3.88 (2H, t, J-4.6Hz) , 4.96-5.15(lH,m),
5.43 (1H, t, J = 6.2Hz), 5.72(1H, d, J=9.7Hz), 6.98 (1H, d, J=9.7Hz) ,
7.45(1H, s).
工程 B: 2- [6- [(2 -メタンスルホニルォキシ)ェチルァミノ]イミダゾ [1, 2 - b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ィソプロピル の製造
2-[6-(2-ヒドロキシェチルァミノ)イミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] - 2- メチルプロピオン酸イソプロピル 2.18g をテトラヒドロフラン 20ml に懸濁 して N-ェチルジイソプロピルアミン 2.45ml とメタンスルホニルクロリ ド 1.10ml を加えて室温で 1時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 乾 燥して標記化合物 2.37g を得た。
^-NMRCCDCU) δ ppm:l.19(3H, s), 1.22(3H, s), 1.63(6H, s), 3.40(3H, s),
3.74 (2H, td, J = 5.1, 5.4Hz), 4.48 (2H, t, J = 5.1Hz), 4.76 (1H, t, J = 5.4Hz),
4.95-5.12(1H, m), 6.39(1H, d, J= 9.6Hz) , 7.54(1H, s), 7.62 (1H, d, J=9.6Hz) . 工程 C : 2- [6- [2- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]ェチルァミノ]イミダ ゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ィソプロピルの製造 2-[6- [2- (メタンスルホニルォキシ)ェチルァミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダ ジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸イソプロピル 1.13gを N,N-ジメチルホ ルムアミド 15ml に溶かし、 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 943mg、 よう 化カリウム 586mg、 炭酸カリウム 488mg を加えて、 60 で 2時間かきまぜた。
氷水を加え、 食塩で飽和させ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗 レ 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラム クロマトに付し、 酢酸エヂル:メタノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクシ ヨンを集め減圧下濃縮し、 乾燥して標記化合物 571mg を得た。
1 H-NMRCCDC1 3 ) δ ppm: 1.18(3H, s), 1.21 (3H, s), 1.60-1. 0 (4H, m) , 1.62(6H, s), 2.10-2.30(2H,m), 2.59(2H, t, J=5.6Hz), 2.70-2.85 (2H,m), 3.35(2H,dt, J = 5.3, 5.6Hz), 3.35-3.55 (lH,m), 4.90-5.10(lH,m), 5.05(1H), 5.53(1H, s), 6.39(1H, d, J-9.4Hz), 7.16-7.39(10H, m) , 7.54(1H, s), 7.57(lH,d, J=9.4Hz).
工程 D:
2-[6-[2- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]ェチルアミノ]ィミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸イソプロピル 565mg をェ 夕ノール 4ml に溶かし、 IN 水酸化ナトリウム水溶液 2.0½1 を加えて 20時間 加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 1N 塩酸を加えて PH5.5 とした。 酢酸ェチルを加え、 析出した結晶を濾過して集め、 水と酢酸ェ チルで洗い、 乾燥して標記化合物 443mg を得た。
融点 194-198
元素分析値: C3oH35N503 , 2.5H20 として
計算値 (%) : C, 64.50 ; H, 7.22 ; N, 12.54
実測値 ) : C, 64.57 ; H, 7.03 ; N, 12.58
参考例 B 80
[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル]カルボン酸の製造
[6 - [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-ィル]カルボン酸ェチル 876mg をエタノール 5ml に溶 かし 1N 水酸化ナトリウム水溶液 1.9ml を加えて室温で 3時間かきまぜた。減 圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸ェチルで洗い、 水層を 1N塩酸を加えて PH5 とした。 析出した結晶を濾過して集めて水と酢酸ェチルで洗い、 乾燥し
て標記化合物 256mg を得た。
融点 152-155 。C
元素分析値: C 8H31N503 - 1.5H20 として
計算値 (%) : C, 65.61 ; H, 6.69 ; N, 13.66
実測値 ) : C, 65.52 ; H, 6.61 ; , 13.61
参考例 B 8 1
2-[3-クロ口- 6-[3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダ ゾ [1, -b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 0.5フマル酸塩 の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノール 334mg を Ν,Ν-ジメチ ルホルムアミ ド 20ml に溶かして 60 油性水素化ナトリウム 45mg を加えて、 減圧下、 室温で 35分間かきまぜた。 その後、 2- [3,6-ジクロロイミダゾ [1,2 - b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 310mg を加えて 0°Cで 2時 間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗 い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラム クロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集めて析出し た結晶をエタノール 5ml に溶かし、 フマル酸 160mg を加えて濃縮した。 減圧 下濃縮し、 残渣に酢酸ェチルを加え、 重曹水、 飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネ シゥムで乾燥して減圧濃縮した。 残留物に酢酸ェチルを加え、 結晶化して濾過 して集め、 ェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 168mg を得た。
融点 186-188 。C
元素分析値: C35H41N406C1-0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 63.87 ; H, 6.43 ; N, 8.51
実測値 (¾) : C, 63.33 ; H, 6.34 ; N, 8.85
参考例 B 82
2- [3-クロ口- 6- [3- [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]プロボキシ]イミ ダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩の製
4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジンプロパノール l.Og を Ν,Ν-ジメチルホ ルムアミド 10ml に溶かして 60%油性水素化ナトリウム 142mg を加えて、減圧 下、 室温で 40分間かきまぜた。 反応液に、 2-(3,6-ジクロロイミダゾ [l,2-b] ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェチル 973mg を加えて 0 で 2時 間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗 レ 、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラム クロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル:トリエチルァミン(50 :50:1)で溶出し た。目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、析出した結晶を酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 1.01ml を加えて再度濃縮した。 メタ ノールから再結晶して濾過して集め、 酢酸ェチルで洗い、 乾燥して標記化合物 424mg を得た。
融点 203-205 °C
元素分析値: C32H4。N503C13'H20 として
計算値 (¾) : C, 57.62 ; H, 6.35 ; N, 10.50
実測値 C : C, 57.60 ; H, 6.37 ; N, 10.15
参考例 B 83
2-[3-クロ口- 6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]ィ ミダゾ [ 1, 2 -b]ピリダジン- 2 -ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル ニ塩酸塩の
4- (ジフ 'ェニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 2.56g と 2-[3,6- ジクロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 1.19g とを 160°Cで 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチルで抽 出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮 し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリ ェチルァミン(50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 0.80ml.を加えて濃縮した。残留物 にエーテルを加えて粉末化し、 乾燥して標記化合物 1.33g を得た。
非晶形 ―
元素分析値: C33H42N503C13-0.5H20 として
計算値 ) : C, 58.97 ; H, 6.45 ; N, 10.42
実測値 (¾) : C, 58.98 ; H, 6.64 ; N, 10.42
参考例 B 84
2- [3-ク口口- 6- [3- [4- (ジフェニルメチル) -卜ピペラジニル]プロピルァミノ] ィミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 三塩酸塩 の製造
4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジンプロパンァミン 1.75g と 2- [3, 6-ジ クロ口イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 854mg とを 160°Cで 4時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチルで抽 出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮 し、残留物をシリカゲル力ラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール(30: 1) で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に 溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.55ml を加えて再度濃縮した。析出した 結晶にエタノール-酢酸ェチル(1:3)を加えて洗い、 濾過して集め、 乾燥して標 記化合物 628mg を得た。
融点 203-205 °C
元素分析値: C32H42N602C14'H20 として
計算値 (%) : C, 54.71 ; H, 6.31 ; , 11.96
実測値 : C, 54.88 ; H, 6.07 : N, 11.97
参考例 B 8 5
2- [3-ク口口- 6- [3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロピルァミノ ] ィミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2- [3-クロ口- 6- [3- [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]プロピルアミ ノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 三塩 酸塩 633mgをエタノール 6ml に溶かし 2N 水酸化ナトリウム水溶液 2.31ml を加えて 1.5時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め 酢酸 ェチルで洗い、 水層に 1N 塩酸を加えて pH5 とした。 メタノールを加え、 析
出した結晶を濾過して集めて水-酢酸ェチルで洗い、 乾燥して標記化合物 462mg を得た。
融点 184-186 。C
元素分析値: C3。H35N602C1'H20 として
計算値 (%) : C, 63.76 ; H.6.60 ; N, 14.87
実測値 ) : C, 63.49 ; H, 6.52 ; N, 14.81
参考例 B 86
2-[6-[2-[4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]ェチルァミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
工程 A:2- [6-[2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]ェチルァミノ]ィ ミダゾ [ 1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸イソプロピルの製 造
2 - [6- [2 -(メタンスルホニルォキシ)ェチルァミノ]イミダゾ [1,2- b]ピリダ ジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸イソプロピル 1.24g を Ν,Ν-ジメチルホ ルムアミ ド 15ml に溶かし、 1- (ジフエニルメチル)ピペラ.ジン 977mg、 よう化 カリウム 642mg、 炭酸カリウム 535mg を加えて、 室温で 1時間、 60 で 1.5 時間かきまぜた。 氷水と食塩を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩 水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲル カラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集め減 圧下濃縮し、 乾燥して標記化合物 570mg を得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ ppm:l.17(3H, s) , 1.20(3Η, s), 1.62(6H,s), 2.36- 2.60 (8Η, m), 2.63 (2H, t, J=5.8Hz) , 3.37 (2H, dt, J = 5.6, 5.8Hz), 4.24(1H, s), 4.37 (1H), 4.90-5.10(lH,m), 6.38(1H, d, J=9.6Hz), 7.13-7.44(1 OH, m) , 7.52(1H, s), 7.55(1H, d, J=9.4Hz).
工程 B:
2- [6-[2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]ェチルァミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸イソプロピル 565mg をェ 夕ノール 4ml に溶かし、 1N 水酸化ナトリウム水溶液 2.09ml を加えて 19時
間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め 1N 塩酸を加えて PH5 とした。 酢酸ェチルを加え、 析出した結晶を濾過して集めて水、 メタノー ルで洗い、 Ν,Ν-ジメチルホルムアミド-酢酸ェチル(5:1)を加えて再度結晶化し、 濾過して集めて酢酸ェチルで洗い、 乾燥して標記化合物 249mg を得た。
融点 192-194
元素分析値: C29H34N602 - 3.0H20 として
計算値 ) : C, 63.02 ; H, 7.30 ; N, 15.21
実測値 (¾) : C, 62.99 ; H, 6.72 ; N, 15.01
参考例 B 87
2- [3-クロ口 -6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]ィ ミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2-[3-クロ口- 6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] イミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩 653mg をエタノール 6ml に溶かし 2N 水酸化ナトリウム水溶液 1.97ml を加 えて 2.5時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め 酢酸ェチ ルで洗い、 水層に 1N 塩酸を加えて pH4.5とした。 アセトンを加え、 析出した 結晶を濾過して集めて水-アセトン(5:1)で洗い、 乾燥して標記化合物 465mg を得た。
融点 133-135
元素分析値: C31H36N503C1'H20 として
計算値 ) : C, 64.18 ; H, 6.60 ; N, 12.07
実測値 (¾) : C, 64.16 ; H, 6.64 ; N, 12.33
参考例 B 88
2 - [3-クロ口- 6- [3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロボキシ]イミ ダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2- [3-ク口口- 6- [3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロポキシ]ィ ミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 三塩酸塩 458mg を 2-プロパノール 4ml に溶かし、 2N 水酸化ナトリウム水溶液 1.34ml
を加えて 80でで 1.5時間かきまぜた後、 2N 水酸化ナトリウム水溶液 0.3ml を 加えて 2時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸ェ チルで洗い、 水層に 1N 塩酸を加えて pH4 として、 酢酸ェチルで抽出し、 抽 出液を硫酸ナトリウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 酢酸ェチル-ェチルエーテ ル -へキサン(2:5:1)を加え結晶化して、 濾過して集め、 ェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 125mg を得た。
融点 118-121 °C
元素分析値: C30H34 5O.3Cl-l.5H2O として
計算値 ( ) : C, 62.65 ; Η, 6.48 ; Ν, 12.18
実測値 ) : C, 62.95 ; Η, 6.47 ; Ν, 11.76
参考例 Β 89
2 - [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロポキシ ]-7-メチルイミダ ゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造 .
Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 10ml の中に 60%油性水素化ナトリウム 0.16g と 4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパノール 1.30g とを加えて室 温、 減圧下で 1時間かきまぜた。 その反応液を氷水で冷却して 2-(6-クロ口- 7- メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ィソプロ ピル 1.31g を加えて室温で 1.5時間かきまぜた。反応液に氷水を加えて酢酸ェ チルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下 濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル (1:5)で溶出した。目的のフラクションを集めて 2- [6- [3- [4- (ジフエニルメト キシ)ピペリジノ]プロポキシ ]-7-メチルイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィ ル]- 2-メチルプロピオン酸イソプロピル 582mg を油状物として得た。 この油 状物をエタノール ½1に溶かし、 1N水酸化ナトリウム水溶液 2ml を加えて 7 時間加熱還流する。 冷後、 減圧下濃縮して残留物に氷冷下 1N塩酸 2ml を加 えて酢酸ェチル-テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗 レ 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物に少量の水とェチル エーテルを加えて結晶化させ、 濾過して集め、 ェチルエーテルで洗い、 乾燥し
て標記化合物 0.413g を得た。
融点 122 :
元素分析値: C32H38N404-1.5H20 として
計算値 ) : C, 67.47 ; H, 7.25 ; N, 9.83
実測値 ) : C, 67.61 ; H, 7. -13 ; N, 9.68
参考例 B 90
2- [6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] -7-メチルイ ミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 二塩酸塩の製造 4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.40g と 2-(6-ク ロロ- 7-メチルイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ィ ソプロピル 0.636g とを 190-200°Cで 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え て酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタ ノール:トリエチルァミン(185 :15: 2)で溶出した。 目的のフラクションを集め て 2-[6- [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]- 7-メチル ィミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ィソプロピル 0.737g を油状物として得た。 この油状物をエタノール 6ml に溶かし、 1N 水 酸化ナトリウム水溶液 3.15ml を加えて 7時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃 縮して残留物を氷冷下 1N 塩酸 1.89ml を加えて酢酸ェチルで洗った。水層に 1N 塩酸 1.89ml を加えて、 食塩を飽和させ、 酢酸ェチル-テトラヒドロフラン (1:1)で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物に 1N 塩酸 1.89ml を加えて減圧下濃縮乾固し、 残留物 にェチルエーテルを加えて結晶化させ、 濾過して集め、 ェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.445g を得た。 .
融点 202 (分解)
元素分析値: C32H41N503C12'0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 61.63 ; H, 6.79 ; N, 11.23
実測値 (¾) : C, 61.66 ; H, 6.83 ; N, 11.11
参考例 B 9 1
2- [6- [3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ピバロィルォキシメチル ニフマル酸塩の製造
2_[6-[3- (4-ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル ニフマル酸塩 1.36g を酢酸ェチル 20ml に懸濁して重層水で水洗し、酢酸ェチル層を硫酸マ グネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をエタノール 8ml に溶かし、 1 水酸化ナトリウム水溶液 4.3ml を加えて室温で 40時間かきまぜた。減圧下 濃縮して残留物に氷冷下 1N 塩酸 4.3ml と食塩水を加えて酢酸ェチル -テト ラヒドロフラン(1:1)で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシゥ ムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 5ml に溶 かし、 ビバリン酸クロロメチル 0.374ml と炭酸カリウム 0.357g を加えて室 温で 20時間かきまぜた。 氷水を加えて、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水 で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲル力 ラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(185 :15 :2) で溶出した。 目的のフラクションを集めて酢酸ェチル 10ml に溶かし、 フマル 酸 227mg をメタノール 5ml に溶かした溶液を加えて濃縮した。残留物を酢酸 ェチルから再結晶して標記化合物 0.772g を得た。
融点 164-167 °C
元素分析値: C45H55N5013 として
計算値 (¾) : C, 61.84 ; H, 6.34 ; N, 8.01
実測値 (%) : C, 61.83 ; H, 6.30 ; N, 8.10
参考例 B 92
2- [6- [4-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プチル]イミダゾ [1, 2-b]ピリ ダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩の製造
工程 A: 2- [6- (4-クロ口プチル)イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチ ルプロピオン酸ェチル の製造
卜クロ口- 4-ョードブタン 5.0g をトルエン- Ν,Ν-ジメチルァセトアミ ド 50-5ml に溶かし、 銅で活性化した亜鉛 2.24g を加えて窒素雰囲気下、 80°Cで 3.5時間かきまぜた。 冷後、 2-(6-クロロイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィ ル) -2-メチルプロピオン酸ェチル 3.06g とジクロ口ビス(トリフエニルホス フィン)パラジウム(Π) 160mg を加えて 80°Cで 4時間かきまぜた。 冷後、 水と 酢酸ェチルを加えて不溶物をセライト濾過し、 水層を分離後、 有機層を飽和食 塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲ ルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(1:1)で溶出した。 目的のフラ クシヨンを集め減圧下濃縮し、 乾燥して標記化合物 1.74g を得た。
δ ppm: 1.23 (3Η, t, J-6.8Hz), 1.68(6H, s), 1.80-2.00 (4H, m), 2.84(2H, t, J=7.2Hz), 3.59(2H, t, J=6.0Hz), 4.17(2H,q, J = 7.1Hz),
6.89(1H, d, J=9.5Hz), 7.80(lH,s), 7.82 (1H, d, J=9.2Hz) .
工程 B:
2- [6- (4-クロロブチル)イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロ ピオン酸ェチル 828mg を ァセトニトリル 10ml に溶かし、 4- (ジフエニルメ トキシ)ピぺリジン 752mg、 よう化カリウム 552mg、 炭酸カリウム 460mg を加 えて、 60°Cで 4時間かきまぜた後、 18時間加熱還流した。 冷後、 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: メタノール:トリエチルァミン(100:5 :2)で溶出した。目的のフラクションを集 めて減圧下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 1.01mlを加えて、 減圧下濃縮した。 ェチルエーテルから粉末化して、 濾過し て集め、 乾燥して標記化合物 1.18g を得た。
非晶形
元素分析値: C34H44N403C12'H20 として
計算値 (¾) : C, 63.25 ; H, 7.18 ; N, 8.68
実測値 (¾) : C, 63.10 ; H, 7.43 ; N, 8.64
参考例 B 93
2 - [6- [4- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プチル]イミダゾ [l,2-b]ピリ ダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ナトリゥムの製造
2-[6-[4-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プチル]イミダゾ [1,2- b]ピ リダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩 631mg をエタノー ル ' 4ml に溶かし、 IN 水酸化ナトリウム水溶液 5.5ml を加えて 3時間加熱還流 した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め 1N 塩酸を加えて PH5.5 とし た。 アセトンを加え 結晶化して水-アセトン(2:1)で洗い、 乾燥して標記化合 物 345mg を得た。
融点 177-179 °C
元素分析値: C32H37N403Na'1.75H20 として
計算値 ) : C, 66.25 ; H.7.04 ; N, 9.66
実測値 (%) : C, 66.13 ; H, 6.93 ; N, 9.81
参考例 B 94
2- [6- [4- [4- (ジフェニルメチル) -卜ピペラジニル]プチル]ィミダゾ [1 , 2-b]ピ リダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチルの製造
2- [6- (4-クロ口プチル)イミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル] -2-メチルプ口 ピオン酸ェチル 921mg を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 10ml に溶かし、 1- (ジ フエニルメチル)ピぺラジン 789mg、 よう化カリウム 433mg、 炭酸カリウム 520mg を加えて、 601:で 5時間かきまぜた。 冷後、 酢酸ェチルを加え、 飽和食 塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲ ルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:トリエチルァミン(50:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 ェチルエーテル-へキサン(1:1) から結晶化して、 濾過して集めてへキサンで洗い、 乾燥して標記化合物 554mg を得た。
融点 105-106 X:
元素分析値: C33H4. 5O2 -O. 5H2O として
計算値 ( : C, 72.23 ; H, 7.71 ; , 12.76
実測値 (¾) : C, 72.48 ; H, 7.73 ; N, 12, 95
参考例 B 9 5
2- [6- [4- [4- (ジフェニルメチル) -卜ピペラジニル]プチル]イミダゾ [1 , 2-b]ピ リダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2- [6- [4- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プチル]イミダゾ [1,2 - b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 482mg をエタノール 2ml に溶かし、 1N 水酸化ナトリウム水溶液 1.8ml を加えて 1時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して、 残留物を水で薄め、 1N 塩酸を加えて pH5 とした。 酢 酸ェチルを加えて結晶化して、 水-アセトン(2:1)で洗い、 乾燥して標記化合物 386mg を得た。
融点 108-110 °C
元素分析値: C31H37N502 'H20 として
計算値 (¾) : C, 70.30 ; H, 7.42 ; N, 13.22
実測値 (¾) : C, 70. 2 ; H, 7.73 ; N, 13.32
参考例 B 96
卜 [6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]ィミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル]シクロペンタンカルボン酸ィソプロピル 二塩酸 塩の製造
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 1.67g と 1- (6 -ク ロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル)シクロペンタン力ルポン酸ィソプロ ピル 793mg とを 165°Cで 5.5時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェチ ルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノ一 ル:トリエチルァミン(100: 5 :2)で溶出した。目的のフラクションを集めて減圧 下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 0.84ml を 加えて濃縮した。 残留物にェチルエーテルを加えて粉末化し、 濾過して集め てェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 999mg を得た。
非晶形
元素分析値: C36H47N503Cl2'0.5H20,0.5Et20 として
計算値 ) : C, 63.85 ; H, 7.47 ; N, 9.80
実測値 (¾) : C, 63.83 ; H, 7.54 ; N, 9.83
参考例 B 9 7
卜 [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]ィミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル]シクロペンタンカルボン酸 の製造
卜 [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル]シクロペン夕ンカルボン酸ィソプロピル 二塩酸 塩 598mg をエタノール 3ml に溶かし、 2N 水酸化ナトリウム水溶液 2.2½1 を加えて 7時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸 ェチルで洗い、 1N 塩酸を加えて PH4.5 とした。 食塩で飽和させ、 酢酸ェチル -テトラヒドロフラン(1: 2)で抽出し、抽出液を硫酸マグネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 酢酸ェチル-ェチルエーテル(1:1)を加え、 粉末化してェチルェ 一テルで洗い、 乾燥して標記化合物 349mg を得た。
非晶形
元素分析値: C33H39N503 '3.0H20 として
計算値 (¾) : C, 65.22 ; H, 7.46 ; N, 11.52
実測値 (¾) : C, 65.19 ; H, 7.17 ; N, 11.29
参考例 B 9 8
卜 [6_[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [l,2-b] ピリダジン- 2-ィル]シクロプロパンカルボン酸の製造
工程 A: 1 - [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル]シクロプロパンカルボン酸ィソプロピルの製造
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノール 1.14g を N,N-ジメチ ルホルムアミド 15ml に溶かして 60 油性水素化ナトリウム Omg を加えて、 減圧下、 室温で 30分間かきまぜた。 その反応液に氷冷下、 1-(6-クロロイミダ ゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル)シクロプロパン力ルポン酸ィソプロピル 980mg を加えて、 同温下 4時間かきまぜた。 氷水を加え、 食塩で飽和させ、 酢酸ェチ ル-テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで溶出 した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 標記化合物 496mg を得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ ppm: 1.25 (3Η, s), 1.28(3H, s), 1.40-2.25 (1 H, m) , 2.43- 2.55(2H,m), 2.70-2.88 (2H, s), 3.36-3.55 (1H, m),4.33 (2H, t, J=6.3Hz),4.98— 5.18(lH,m), 5.52 (1H, s), 6.58(lH,d, J=9.8Hz), 7.15- 7.40(1 OH, m), 7.64(1H, d, J=9.4Hz),8.03 (1H, s).
工程 B:
卜 [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ]イミダゾ [1 , 2- b]ピリダジン- 2-ィル]シクロプロパンカルボン酸イソプロピル 490mg をエタ ノール 2ml に溶かし、 2N 水酸化ナトリウム水溶液 0.86ml を加えて 2時間加 熱還流した。冷後、減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 1N 塩酸を加えて pH5 と した。酢酸ェチル -テトラヒドロフラン (1:3)で抽出し、 抽出液を食塩水で洗 レ 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 ェチルエーテルを加え、 粉 末化してェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 382mg を得た。
非晶形
元素分析値: C3.H34 4O4-2. OH2O として
計算値 (%) : C, 66.17 ; Η, 6.81 ; , 9.96
実測値 (¾) : C, 66.27 ; Η, 7.00 ; Ν, 9.75
参考例 Β 9 9
卜 [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]ィミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル]シクロプロパンカルボン酸ィソプロピル 二塩酸 塩の製造
4 -(ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 2.72g と 卜(6-ク ロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル)シクロプロパンカルボン酸イソプロ ピル 1.27g とを 165 で4.5時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェチ ルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノー ル:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧
下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 0.72ml を 加えて再度濃縮した。 残留物に酢酸ェチル-アセトン(2:1)を加えて結晶化し、 濾過して集めて酢酸ェチルで洗い、 乾燥して標記化合物 7 mg を得た。
融点 206-208 。C
元素分析値: C34H43N503C12'0.5H20 として
計算値 CK) : C, 62.86 ; H, 6.83 ; N, 10.78
実測値 (¾) : C, 63.10 ; H, 6.88 ; N, 10.83
参考例 B 100
卜 [6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ
[1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル]シクロプロパンカルボン酸の製造
卜 [6- [3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ
[1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル]シクロプロパンカルボン酸ィソプロピル 二塩酸 塩 554mgをエタノール 3ml に溶かし 2N 水酸化ナトリウム水溶液 1.73ml を 加えて 1.5時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸 ェチルで洗い、 1N塩酸を加えて PH5.5 とした。 アセトンを加え、 結晶化させ、 アセトンで洗い、 乾燥し.て標記化合物 321mg を得た。
融点 115-117 X:
元素分析値: C31H35N503 'H20 として
計算値 ) : C, 68.49 ; H, 6.86 ; N, 12.88
実測値 ) : C, 68.24 ; H, 6.89 ; N, 12.93
参考例 B 10 1
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピル]イミダゾ [1 , 2-b]ピ リダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩の製造
工程 A :2- [6- [3- (テトラヒドロビラニル -2-ォキシ)プロピル]イミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル の製造
2-(3-ョードプロボキシ)テトラヒドロピラン 10.6g をトルエン- N,N-ジメ チルァセトアミド 106- 10.6ml に溶かし、 銅で活性化した亜鉛 3.87g を加え て窒素雰囲気下、 80 で 3時間かきまぜた。 冷後、 2-(6-クロロイミダゾ [1,2-
b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェチル 5.28g とジクロ口ビス (トリフエニルホスフィン)パラジウム(II) 277mg を加えて 80 で 14時間かき まぜた。 冷後、 氷水と酢酸ェチルを加えて不溶物をセライト濾過し、 瀘液を酢 酸ェチルで抽出後、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェ チル(1:1)で溶出した。 目的のフラクションを集め減圧下濃縮し、 乾燥して標 記化合物 2.64g を得た。
'H-NMRiCDCU) <5 ppm: 1.23 (3H, t, J=7. OHz) , 1.68(6H, s), 1.40-1.95 (6H, m) , 1.98-2.15(2H,m), 2.87-2.96 (2H, m) , 3.40-3.56 (2H, m) , 3.75-3.94 (2H,m), 4.17(2H,q, J=7.1Hz), 4.54-4.62 (1H, broad t), 6.91 (1H, d, J=9.2Hz) ,
7.79(1H, s), 7.80(1H, d, J=9.0Hz).
工程 B: 2- [6- (3-ヒドロキシプロピル)ィミダゾ [1, 2-b]ピリダジン -2-ィル] - 2 -メチルプロピオン酸ェチルの製造
2- [6-[3- (テトラヒドロビラニル -2-ォキシ)プロピル]イミダゾ [1,2- b]ピリ ダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 3.67g をエタノール 38ml に 溶かし、 P-トルエンスルホン酸一水和物 2.40g を加え、 室温で 24時間かきま ぜた。 エタノールを減圧留去し、 残渣を水で薄めて酢酸ェチルとテトラヒドロ フランで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチルで 溶出した。 目的のフラクションを集め減圧下濃縮し、 乾燥して標記化合物 2.05g を得た。
'H-NMRiCDCla) δ ppm:l.23(3H, t, J = 7.2Hz), 1.68(6H, s), 1.95-2.10(2H,m), 2.94(2H, t, J = 7.5Hz), 3.74(2H,q, J-7.1Hz), 4.17(2H,q, J=7.1Hz),
6.91(lH,d, J=9.0Hz), 7.80(lH,s), 7.82 (1H, d, J-9.2Hz).
工程 C: 2- [6- [3- (メタンスルホニルォキシ)プロピル]イミダゾ [1, 2-b]ピリ ダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチルの製造
2- [6- (3-ヒドロキシプロピル)イミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル] -2-メチ ルプロピオン酸ェチル 2.04g をテトラヒドロフラン 40ml に懸濁して、氷冷
下、 N-ェチルジイソプロピルアミン 2.41ml とメタンスルホニルクロリ ド 0.83ml を加えて室温で 15分間かきまぜた。氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 乾 燥して標記化合物 2.78g を得た。
'H-NMR(CDC13) δ ppm:l.23(3H, t, J=7.1Hz), 1.68(6H,s), 2.15-2.35 (2H, m) , 2.97(2H, t, J = 7.5Hz), 3.03 (3H, s), 4.17(2H,q, J=7.4Hz), 4.34(2H, t, J=6.2Hz) , 6.89(1H, d, J=9.2Hz), 7.80(1H, s), 7.84(1H, d, J-lOHz).
工程 D:
2 - [6- [3 -(メタンスルホニルォキシ)プロピル]イミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン - 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 1.32g を N,N-ジメチルホルムアミ ド 15ml に溶かし、 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 1.15g、 よう化カリウム 712mg、 炭酸カリウム 593mg を加えて、 60°Cで 2時間かきまぜた。 冷後、 氷水 を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウム で乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸 ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50:5:1)で溶出し、目的のフラクション を集めて減圧下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N塩化水素酢酸ェチル溶 液 1.6ml を加えて減圧下濃縮した。 ェチルエーテルから粉末化して濾過し て集め、 乾燥して標記化合物 1.55g を得た。
非晶形
元素分析値: C33H42N403C12'0.5H20 として
計算値 ) : C, 63.66 ; H, 6.96 ; N, 9.00
実測値 ) : C, 63.61 ; H, 6.94 ; N, 9.07
参考例 B 102
2-[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピル]イミダゾ [1,2 ]ピ リダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2 - [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピル]イミダゾ [1, 2-b] ピリダジン— 2_ィル] _2_メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩 905mg をェ夕ノ ール 6ml に溶かし 1N 水酸化ナトリウム水溶液 5.9ml を加えて 2時間加熱還
流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 1N 塩酸を加えて pH4.5 と した。アセトンを加え、結晶化させアセトンで洗い、乾燥して標記化合物 476mg を得た。
融点 195-205
元素分析値: C3 ,113(^403 ·0.3Η20 として
計算値 ) : C, 71.87 ; Η, 7.12 ; Ν, 10.81
実測値 ) : C, 71.95 ; Η, 6.94 ; Ν, 10.73
参考例 Β 1 03
2 - [6- [3- [4- (ジフエ二ルメチル)-卜ピペラジニル]プロピル]イミダゾ [1 , 2-b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 三塩酸塩の製造
2- [6- [3 -(メタンスルホニルォキシ)プロピル]イミダゾ [ 1 , 2- b]ピリダジン - 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 1.41g を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 15ml に溶かし、 1- (ジフエニルメチル)ピぺラジン 1.16g、 よう化カリウム 760mg、 炭酸カリウム 633mg を加えて、 60 で 2時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル: トリエチルァミン(50:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて減圧下濃縮 し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 2.½1 を加えて 再度濃縮した。 アセトン:酢酸ェチル(1:1)から再結晶して、 濾過して集め、 乾 燥して標記化合物 1.39g を得た。
融点 183-185 °C
元素分析値: C32H42N502C13'H20 として
計算値 ( ) : C, 58.85 ; Η, 6.79 ; Ν, 10.72
実測値 (¾) : C, 58.82 ; Η, 6.52 ; Ν, 10.67
参考例 Β 1 04
2- [6- [3- [4- (ジフェニルメチル) -1-ピペラジニル]プロピル]イミダゾ [1 , 2-b] ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2 - [6- [3- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]プロピル]イミダゾ [1,2-
b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 三塩酸塩 1.08g をエタ ノール 8ml に溶かし 1N 水酸化ナトリウム水溶液 8.5ml を加えて 2時間加熱 還流した。冷後、減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 1N 塩酸を加えて pH4.5 と した。 アセトンを加え、 結晶化させ、 水-アセトン(2:1)で洗い、 乾燥して標記 化合物 435mg を得た。
融点 176-178 °C
元素分析値: C3。H35N502 '0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 71.12 ; H, 7.16 ; N, 13.82
実測値 (¾) : C, 70.79 ; H, 6.86 ; N, 13.87
参考例 B 105
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] -3-メチルイ ミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩の
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 2.38g と 2-(6-ク ロロ- 3-メチルイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェ チル 1.03g とを 160°Cで 7.5時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチ ルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノー ル:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧 下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N塩化水素酢酸ェチル溶液 0.96ml を 加えて再度濃縮した。 残留物にェチルエーテルを加えて粉末化し、 濾過して集 め、 乾燥して標記化合物 666mg を得た。
非晶形
元素分析値: C34H45N503C12'1.5H20 として
計算値 (¾) : C, 60.98 ; H, 7.22 ; N, 10.46
実測値 (¾) : C, 60.70 ; H, 6.95 ; N, 10.34
参考例 B 106
[6-[3 - [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]- 2-メチルイミ
ダゾ [1,2- b]ピリダジン- 3-ィル]カルボン酸ェチルの製造
4 -(ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.98g と (6-クロ ロ- 2-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 3-ィル)カルボン酸ェチル 1.46g と を 卜メチル -2-ピロリ ドン 15ml に溶かし N-ェチルジイソプロピルアミン 1.05ml を加えて 120でで 40時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェチル で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下 濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール: トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮し、 残留物にェチルエーテル-へキサン(1:2)を加えて、析出した結晶を濾過して集 め、 へキサンで洗い、 乾燥して標記化合物 412mg を得た。
融点 117-119 X:
元素分析値: C31H37N503 として
計算値 ) : C, 70.56 ; H, 7.07 ; N, 13.27
実測値 (¾) : C, 70.16 ; H, 6.93 ; N, 13.01
参考例 B 1 07
[6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ] -2 -メチルイミ ダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 3-ィル]カルボン酸の製造
[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] -2-メチルイ ミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 3-ィル]カルポン酸ェチル 770mg をエタノール 5 ml に溶かし 1N 水酸化ナトリウム水溶液 3.2ml を加えて室温で 3.5時間か きまぜた。冷後、減圧下濃縮して残留物を水で薄め、酢酸ェチルで洗い、 1N 塩 酸を加えて PH4.5 とした。 析出した結晶を濾過して集めて、 水と酢酸ェチル で洗い、 乾燥して標記化合物 265mg を得た。
融点 101-103 °C
元素分析値: C29H33N503 '0.5H20 として
計算値 ( : C, 68.48 ; H, 6.74 ; N, 13.77
実測値 ) : C, 68.63 ; H, 6.77 ; N, 13.91
参考例 B 108
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメチルァミノ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチルの製造
4- (ジフエニルメチルァミノ)-卜ピペリジンプロパンァミン 3.12g と 2- (6 -クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェチル 1.72g とを 180°Cで 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加え、 酢酸ェチルで抽 出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮 し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリ ェチルァミン(50:5:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 残留物にェチルエーテル-へキサン(1:3)を加えて結晶化し、 濾過して集め、 へ キサンで洗い、 乾燥して標記化合物 1.83g を得た。
融点 115-117
元素分析値: C33H42N602 として
計算値 (%) : C, 71.45 ; H, 7.63 ; N, 15.15
実測値 (%) : C71.40 ; H, 7.70 ; N, 14.94
参考例 B 1 0 9
2-[6- [3- [4- (ジフエニルメチルァミノ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
2 - [6-[3-[4- (ジフエニルメチルァミノ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダ ゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 612mg をェタノ ール 5ml に溶かし、 IN 水酸化ナトリウム水溶液 2.2ml を加えて 6時間加熱還 流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸ェチルで洗い、 1N 塩 酸を加えて PH5 とした。 食塩で飽和させ、 テトラヒドロフランで抽出し、 抽 出液を硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 ェチルエーテルを加えて 粉末化し、 濾過して集め、 乾燥して標記化合物 503nig を得た。
非晶形
元素分析値: C31H38N602 - 2.7H20-0.8Et20 として
計算値 ) : C, 64.93 ; H, 7.87 ; N, 13.28
実測値 (¾) : C, 64.99 ; H, 7.72 ; N, 12.85
参考例 B 1 1 0
2 - [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピぺリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-ェチル酪酸ェチル 二塩酸塩の製造
4 -(ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 3.03g と 2- (6-ク ロロイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル) -2-ェチル酪酸ェチル 1.38g とを 160 で 1.5時間かきまぜた後、 180でで 2時間かきまぜた。 90 に冷却後、 ェ 夕ノールと重層水を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(100: 5 :2)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩 化水素酢酸ェチル溶液 1.4ml を加えて再度濃縮した。 残留物にェチルエーテ ルを加えて粉末化し、 乾燥して標記化合物 893mg を得た。
非晶形
元素分析値: C35H47N503Cl2'Et20 として
計算値 (%) : C, 64.10 ; Η, 7.86 ; Ν, 9.58
実測値 (¾) : C, 63.78 ; Η, 7.57 ; Ν, 9.96
参考例 B i l l
N-[3-クロ口- 6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]ィ ミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-力ルポニル]ダリシンェチルエステルの製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 0.649g と N-(3, 6 - ジクロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボニル)ダリシンェチルエステル 0.53g とを 卜メチル -2-ピロリ ドン 7ml に溶かし N-ェチルジイソプロピル ァミン 0.345ml を加えて油浴中(90-100°C)で 24時間かきまぜた。 冷後、 氷水 を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾 燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチ ル:メタノール:トリエチルァミン(185 :15 :2)で溶出した。目的のフラクション を集めて酢酸ェチルから再結晶して標記化合物 0.711g を得た。
融点 178-180 X:
元素分析値: C32H37N604C1 として
計算値 (¾) : C, 63.51 ; H, 6.16 ; N, 13.89
実測値 (¾) : C, 63.56 ; H.6.21 ; , 13.78
参考例 B 1 12
N-[6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボニル] -]3-ァラニンェチルエステル の製造
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 0.649g と N- (6-ク ロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-力ルポ二ル)- jS-ァラニンェチルエステル 0.594g とを 卜メチル -2-ピロリ ドン 7ml に溶かし N-ェチルジイソプロピル ァミン 0.345ml を加えて油浴中(90-100 )で 24時間かきまぜた。 冷後、 氷水 を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾 燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチ ル:メタノール:トリエチルァミン(370 :30 :4)で溶出した。目的のフラクション を集めてェチルエーテルから再結晶して標記化合物 0.347g を得た。
融点 83-86 °C
元素分析値: C33H4。N604 として
計算値 (¾) : C, 67.79 ; H, 6.90 ; N, 14.37
実測値 ' (%) : C, 68.05 ; H, 6.87 ; N, 14.38
参考例 B 1 1 3
2- [6- [3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ
[1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ナトリゥムの製造
2 - [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [l,2-b]ピリダジン - 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 (528 mg) のメタノール (2 mL) 溶液に 2 規定水酸化ナトリウム水溶液 (0.47 mL) を加え、 室温で 5 分間攪拌した。 この溶液を 2-プロパノールで希釈し減圧濃縮、 残渣を 2-プロ パノールに溶解し再度減圧濃縮した。 この残渣に 2-プロパノールおよびェチ ルエーテルを加え、 析出した粉末をろ取して標記化合物 (474 mg) を得た。 非晶形
元素分析値: C31H36N503Na'0.5H20 として
計算値 (%) : C, 66.65 ; H, 6.68 ; N, 12.54
実測値 ( : C, 66.45 ; H, 6.54 ; N, 12.53
参考例 B 1 1 4
6 - [5- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]ペンチルァミノ] [1, 2,4]トリアゾ 口 [l,5-b]ピリダジンの製造
4 -(ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンペンタンアミン 0.705g と 6-クロ 口 [1, 2, 4]トリァゾロ [1, 5- b]ピリダジン 0.309g とを 135-140 で 1.5時間か きまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗 い、 硫酸ナトリウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムク 口マトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(95 :5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めてェチルエーテルから再結晶し、乾燥して標記化合 物 0.629g を得た。
融点 96-98 V,
元素分析値: C28H34N60'H20 として
計算値 (%) : C, 70.12 ; H, 7.36 ; N, 17.52
実測値 (¾) : C, 70.29 ; H, 7.19 ; N, 17.62
参考例 B 1 1 5
1- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] - 3-[([1,2,4]トリアゾロ [1,5-b]ピリ ダジン- 6-ィル)ァミノ]- 2-プロパノールの製造
卜ァミノ- 3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] -2-プロパノール 0.675g と 6-クロ口 [1,2,4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン 0.335g とを 135- 140 で 3時間かきまぜた。 冷後、 重層水を加えて酢酸ェチル -テトラヒドロフラン (2:1)で抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸ナトリウムで乾燥した。 減圧下 濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール: トリエチルァミン(90 :10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて酢酸ェ チルから再結晶し、 乾燥して標記化合物 0.509g を得た。
融点 82-87 °C
元素分析値: C26H3。N602 'H20 として
計算値 (¾) : C, 65.53 ; H, 6.77 ; N, 17.63
実測値 (¾) : C, 65.36 ; H, 6.50 ; N, 17.25
参考例 B 1 1 6
[6- [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1, 2, 4] トリア ゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-ィル]カルボン酸 tert-ブチルの製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 563mg と (6-クロ 口 [1,2,4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン- 2 -ィル)カルボン酸 tert-ブチル 442mg を ピリジン 5mlに溶かし、 80°Cで 13.5時間かきまぜた。 冷後、 水を加 えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾 燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチ ル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラクションを 集めて減圧下濃縮し、 残留物に酢酸ェチルを加えて結晶化し、 濾過して集めて ェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 365mg を得た。
融点 133-135 °C
元素分析値: C31H38N603 として
計算値 ) : C, 68.61 ; H, 7.06 ; N, 15.49
実測値 (¾) : C, 68.18 ; H, 6.81 ; , 15.46
参考例 B 1 1 7
[6-[3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2, 4] トリァ ゾロ [1 , 5-b]ピリダジン -2-ィル]カルボン酸の製造
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 2.33g と (6-クロ 口 [1,2,4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン- 2-ィル)カルボン酸 7 mg を 175°C で 30分間かきまぜた。 冷後、 反応混合物に水-酢酸ェチル-エタノール(2:2:1) を加えて結晶化し、 濾過して集め、 水-酢酸ェチル-ェチルエーテル(2: 1:2)で 洗い、 乾燥して標記化合物 598mg を得た。
融点 135-138 。C
元素分析値: C27H3oNfi03-0.5H20 として
計算値 (%) : C, 65.44 ; H, 6.31 ; N, 16.96
実測値 (¾) : C, 65.76 ; H, 6.13 ; N, 16.97
参考例 B 1 1 8
[6-[3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2,4] トリア ゾロ [1 , 5-b]ピリダジン- 7-ィル]力ルポン酸メチルの製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.42g と (6-クロ 口 [1, 2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 7-ィル)カルボン酸メチル 929mg を Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 20ml に溶かし N-ェチルジイソプロピルアミン 1.51ml を加えて 70°Cで 6時間かきまぜた。 冷後、 水を加えて食塩で飽和させ、 酢酸ェチル-テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、抽出液を硫酸マグネシウムで 乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェ チル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラクション を集めて濃縮し、 残留物に酢酸ェチル-ェチルエーテル-へキサン(1:2:1)を加 えて結晶化し、濾過して集め、へキサンで洗い、乾燥して標記化合物 905mg を 得た。
融点 120-122 °C
元素分析値: C28H32N603 として
計算値 ) : C, 67.18 ; H, 6.44 ; N, 16.79
実測値 (%) : C, 67.11 ; H, 6.54 ; N, 16.87
参考例 B 1 1 9
[6 - [3- [4- (ジフエ ルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1, 2,4] トリア ゾロ [1 , 5-b]ピリダジン -7-ィル]カルボン酸の製造
[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2, 4]トリ ァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 7-ィル]カルボン酸メチル 1.58g を エタノール 10ml に溶かし 1N 水酸化ナトリウム水溶液 8.0ml を加えて室温で 1.5時間か きまぜた。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸ェチルで洗い、 1N 塩 酸を加えて PH4.5 とした。 食塩で飽和させ、 テトラヒドロフランで抽出し、 抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して得られた結晶をェチル
エーテルで洗い、 濾過して集め、 乾燥して標記化合物 788mg を得た。
融点 207-209 °C
元素分析値: C27H3oN603-0.5H20 として
計算値 (¾) : C, 65.44 ; H, 6.30 ; N, 16.96
実測値 ) : C65.17 ; H, 6.19 ; N, 16.90
参考例 B 1 20
N-[6-[3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2,4]トリ ァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-力ルポニル]グリシン ェチルエステルの製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.41g と N-(6-ク ロロ [1,2, 4] 卜リアゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-カルボニル)ダリシンェチルェ ステル 1.23g を N,N-ジメチルホルムアミド 17ml に溶かし N-ェチルジイソ プロピルアミン 1.50ml を加えて室温で 28時間かきまぜた後、 60°Cで 19時間か きまぜた。 冷後、 重曹水を加えて酢酸ェチル -テトラヒドロフラン(1:1)で抽出 し、 抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲ ルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50:5:1) で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 テトラヒドロフランを加え て再結晶し、 濾過して集めてェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 987mg を得た。
融点 175-177 °C
元素分析値: C31H37N704 として
計算値 ) : C, 64.12 ; H, 6.60 ; N, 16.88
実測値 ) : C, 63.99 ; H, 6.52 ; N, 16.85
参考例 B 1 2 1
N-[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ] [1, 2,4]トリ ァゾロ [1,5- b]ピリダジン- 2-力ルポ二ル]- 2, 2-ジメチルダリシンェチルエス テル フマル酸塩の製造
4 -(ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.56g と N- (6 -ク ロロ [1,2, 4]トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン- 2-カルボニル) -2, 2 -ジメチルダリ
シンェチルエステル 1.50g を N,N-ジメチルホルムアミ ド 20ml に溶かし、 N- ェチルジイソプロピルアミン 1.65ml を加えて 70 で 16時間かきまぜた。冷後、 重曹水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネ シゥムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラク シヨンを集めて濃縮し、得られた油状物のうち 880mg をエタノール 5ml に溶 かし、 フマル酸 170mg を加えて濃縮し、 ェチルエーテルを加えて粉末化して ェチルエーテルで洗い、 濾過して集めて乾燥して標記化合物 931mg を得た。 非晶形
元素分析値: 7Η45Ν708 ·Η20·0.5Et20 として
計算値 ) : C, 60.76 ; H, 6.80 ; N, 12.72
実測値 : C, 60.71 ; Η, 6.85 ; Ν, 12.34
参考例 Β 122
[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ] [1,2,4]トリアゾロ
[1, 5-b]ピリダジン- 2-ィル]カルボン酸イソプロピルの製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパノール 653mg を Ν,Ν-ジメチ ルホルムアミド 10ml に溶かして 60 油性水素化ナトリウム 88mg を加えて、 減圧下、 室温で 1.5時間かきまぜた。 反応液に氷冷下、 (6-クロ口 [1,2,4]トリ ァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-ィル)カルボン酸イソプロピル 483mg を加えて、 同温下、 3.5時間かきまぜた。 氷水を加え、 酢酸ェチル-テトラヒドロフラン (1:1)で抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル-メタ ノール(10:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 析出した結晶 をェチルエーテルで洗い、濾過して集めて乾燥して標記化合物 462mg を得た。 融点 126-127 X:
元素分析値: C3。H35N504 として
計算値 (¾) : C, 68.03 ; H, 6.66 ; N, 13.22
実測値 (¾) : C, 68:01 ; H, 6.79 ; N, 13.42
参考例 B 123
[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ] [1,2,4] 卜リアゾロ
[1,5-b]ピリダジン- 2-ィル]カルボン酸の製造
[6 - [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ] [1,2,4]トリアゾ 口 [1,5-b]ピリダジン- 2-ィル]カルボン酸イソプロピル 1.85g を テトラヒド 口フラン 18ml に溶かし、 1N 水酸化ナトリウム水溶液 3.8ml を加えて室温で
3.5時間かきまぜた。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 酢酸ェチルで 洗い、 1N 塩酸を加えて PH4.5 とした。 エタノール-アセトン(1:2)を加えて結 晶化し、濾過して集めて水と酢酸ェチルで洗い、乾燥して標記化合物 1.33g を 得た。
融点 173-177 °C
元素分析値: C27H29N504-2.5H20 として
計算値 ( ) : C, 60.89 ; H, 6.43 ; N, 13.15
実測値 ) : C, 60.86 ; H,6.21 ; , 13.06
参考例 B 1 24
N - [6- [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2,4] トリ ァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-カルボ二ル]- 2, 2-ジメチルダリシンの製造
N- [6- [3 - [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1,2,4] ト リアゾロ [1,5 - b]ピリダジン- 2-カルボニル] -2, 2-ジメチルグリシン ェチルェ ステル 1.71g を エタノール 6ml に溶かし 1N 水酸化ナトリウム水溶液
4.5ml を加えて室温で 2時間かきまぜた。 氷冷下、 1N 塩酸を加えて pH5 とし て、 得られた結晶を水と酢酸ェチルで洗い、 濾過して集めて乾燥して標記化合 物 1.24g を得た。
融点 247-249 で
元素分析値: C31H37N704 'H20 として
計算値 ) : C, 63.14 ; H, 6.67 ; N, 16.63
実測値 (¾) : C, 63.09 ; H, 6.81 ; , 16.70
参考例 B 1 2 5
N-[6-[3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1, 2,4]トリ ァゾロ [l,5-b]ピリダジン- 2-カルボニル]ダリシンの製造
N - [6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ] [1, 2,4]ト リアゾロ [1,5-b]ピリダジン- 2-カルボニル]ダリシンェチルエステル 928mg を エタノール 7ml に溶かし、 IN 水酸化ナトリウム水溶液 2.2ml を加えて室 温で 1.5時間かきまぜた。 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 1N 塩酸を加えて PH4.5 として、 得られた結晶を水とアセトンと酢酸ェチルで洗い、 濾過して集 め、 乾燥して標記化合物 443mg を得た。
融点 256-258 V
元素分析値: C29H33N704 '1.5H20 として
計算値 (¾) : C61.04 ; H, 6.36 ; N, 17.18
実測値 (¾) : C, 61.29 ; H, 6.28 ; N, 17.35
参考例 B 126
N-[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロボキシ] [1, 2,4]トリアゾ 口 [1, 5-b]ピリダジン- 2 -カルボ二ル]- 2,2-ジメチルダリシンェチルエステル 1.5フマル酸塩の製造
[6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロポキシ ] [1, 2, 4]トリァゾ 口 [1, 5-b]ピリダジン- 2-ィル]カルボン酸 986mg と N-ェチルジイソプロピル ァミン 0.38ml を N,N-ジメチルホルムアミド 10ml に懸濁させ、 N, N' -力ルポ ニルジイミダゾ一ル 361mg を加え、 室温で 3時間かきまぜた。 2-ァミノイソ 酪酸ェチル 塩酸塩 372mg を加えて 43時間かきまぜた後、 60 で 5時間かきま ぜた。 氷水を加えて酢酸エヂル-テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、 抽出液を 飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシ リカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリェチルァミン (50:1:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧濃縮後、 エタノール 5ml に溶かし、 フマル酸 139mg を加えて濃縮した。 エタノール-酢酸ェチル (1:3)を加えて結晶化してェチルエーテルで洗い、 濾過して集め、 乾燥して標 記化合物 581mg を得た。
融点 127-130 °C
計算値 (%) : C, 60.45 ; H, 5.98 ; N, 10.85
実測値 (¾) : C, 60.06 ; H, 5.91 ; N, 10.80
参考例 B 127
N - [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]- 3-メチルイ ミダゾ [ 1, 2-b]ピリダジン- 2-力ルポニル]グリシンェチルエステルの製造
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンプロパンァミン 1.17g と N- (6-ク ロロ- 3-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボニル)ダリシンェチル ェ ステル 0.891g とを 卜メチル -2-ピロリ ドン 10ml に溶かし N-ェチルジイソ プロピルアミン 0.517ml を加えて油浴中(90-100で)で 15時間かきまぜた。 冷 後、 氷水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(90 :10:1)で溶出した。 目的のフラ クションを集めて酢酸ェチル-ェチルエーテル(1: 1)で再結晶して標記化合物 0.629g を得た。
融点 158-160 °C
元素分析値: C33H4。N604 として
計算値 ) : C, 67.79 ; H, 6.90 ; N, 14.37
実測値 ) : C, 67.52 ; H, 6.92 ; N, 14.13
参考例 B 128
6 - [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]- 2-イソプロピル イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン塩酸塩の製造
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン (2.60g)、 6-クロ口 -2-イソプロピルイミダゾ [1,2- b]ピリダジン (0.783 g)、 およびヨウ化力リウ ム (0.133 g) の混合物を窒素雰囲気下、 190 で 5 時間攪拌した。 反応混合 物を 100°Cに冷却し、 エタノール (2mL) を滴下した後室温に冷却した。 この 混合物に炭酸水素ナトリウム (0.40 g) の水溶液を加え、 酢酸ェチルで 2 回
抽出した。 合わせた有機層を水洗、 ろ過、 減圧濃縮した。 残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィー (酢酸ェチル、 次いで酢酸ェチル:メタノール: トリ ェチルァミン 500:25:1 の後 50:5:1) に供した。 これをメタノールに溶解し 10% 塩化水素 Zメタノール溶液 (3 mL) を加え、 減圧濃縮して標記化合物 (1.13 g) を得た。
非晶形
元素分析値: C3 oH38N50Cl-0.75H20 として
計算値 (¾) : C, 67.52 ; H, 7.46
実測値 (¾) : C, 67.32 ; H, 7.42
参考例 B 1 29
2- [6- [3- [4- [フエニル(2-チェニル)メチルァミノ]ピペリジノ]プロピルアミ ノ]イミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 三塩 酸塩の製造
4 - [フエニル(2-チェニル)メチルアミノ] -卜ピペリジンプロパンァミン 1.44g と 2- (6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピ オン酸ェチル 585mg を 1-メチル -2-ピロリ ドン 3ml に溶かし、 1701:で 4時間 かきまぜた。 冷後、 エタノールと飽和重曹水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽 出液を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留 物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァ ミン(50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、残留物を酢酸 ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 0.86ml を加えて減圧下濃 縮した。 エタノール-酢酸ェチル(1:4)から結晶化して濾過して集めて乾燥し て標記化合物 609mg を得た。
融点 175-178 °C
元素分析値: C31H43N602SC13'H20 として
計算値 (¾) : C, 54.11 ; H, 6.59 ; N, 12.21
実測値 (¾) : C, 54.17 ; H, 6.49 ; N, 12.08
参考例 B 1 30
2-[6- [3-[4- (ヒドロキシジフエニルメチル)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミ ダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩の製 造
4- (ヒドロキシジフエ二ルメチル)-卜ピペリジンプロパンァミン 427mg と 2- (6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェチ ル 235mg とを 160° Cで 3.5時間かきまぜた。 冷後、エタノールと飽和重層水 を加えて酢酸ェチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウム で乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸 ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出した。目的のフラクショ ンを集めて濃縮し、 残渣を酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル 溶液 0.23ml を加えて濃縮した。 残留物にエーテルを加えて粉末化し、濾過し て集め、 乾燥して標記化合物 216mg を得た。
非晶形
元素分析値: C33H43N503Cl2'H20'0.5Et20 として
計算値 ) : C, 61.49 ; H, 7.37 ; N, 10.24
実測値 00 : C, 61.47 ; H, 7.36 ; N, 9.87
参考例 B 1 3 1
2-[6-[3- [3- (ジフエニルメ トキシ)ピロリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 二塩酸塩の製造 3- (ジフエニルメトキシ)-卜ピロリジンプロパンァミン 1.53g と 2-(6 -ク ロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル)- 2-メチルプロピオン酸ェチル 660mg とを 卜メチル -2-ピロリ ドン 3ml に溶かし、 170T:で 8時間かきまぜた。 冷後、 飽和重層水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を水、 飽和食塩水で洗 レ 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラム クロマトに付し、酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(50: 5:1)で溶出し た。 目的のフラクションを集めて濃縮し、残渣を酢酸ェチル 5ml に溶かし、 4N 塩化水素酢酸ェチル溶液 0.81ml を加えて濃縮した。 残留物にエーテルを加 えて粉末化し、濾過して集め、 乾燥して標記化合物 877mg を得た。
非晶形
元素分析値: C32H4,N503C12'H20 として
計算値 ) : C, 60.75 ; H, 6.85 ; N, 11.07
実測値 (¾) : C, 60.50 ; H, 6.55 ; N, 10.81
参考例 B 1 32
2-[6-[3-[4-(10, U-ジヒドロ- 5H-ジベンゾ [a,d]シクロヘプテン- 5-ォキシ)ピ ペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプ ロピオン酸ェチル の製造
4-(10, 1卜ジヒドロ- 5H-ジベンゾ [a, d]シクロヘプテン- 5-ォキシ) -卜ピペリ ジンプロパンァミン 1.69g と 2-(6-クロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィ ル)- 2-メチルプロピオン酸ェチル 645mg とを 卜メチル -2-ピロリ ドン 3ml に溶かし、 170°Cで 7時間かきまぜた。 冷後、 飽和重層水を加えて酢酸ェチルで 抽出し、 抽出液を水、 飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノー ル:トリエヂルァミン(50:5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮 し、 再度シリカゲルカラムクロマトに付し、 塩化メチレン:メタノール:トリエ チルァミン(100:1:2)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮し、 標記 化合物 340mg を得た。
'H-NMRCCDC ) δ ppm:l.21 (3H, t, J = 7.0Hz) , 1.52-2.20 (8H,m), 1.64(6H, s), 2.43-2.60 (2H,m), 2.70-2.92 (2H, m) , 2.95-3.10(2H,m), 3.28-3.62 (5H,m), 6.14 (2H, d, J=7.0Hz), 6.29 (1H, d, J=9.4Hz) , 6.40-6.50 (1H, brs) , 7.05- 7.22(6H, m), 7.33-7.43 (2H, m) , 7.54(1H, d, J=9.4Hz).
参考例 A 1
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパノールの製造
4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 2.67g を N,N-ジメチルホルムアミ ド 20ml に溶かし、 3-ブロモプロパノール 1.09ml と炭酸カリウム 1.66g を加え て室温で 40時間かきまぜた。 氷水を注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩 水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して残留物をシリカゲル
カラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノール:トリエチルァミン(90 :10:1) で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮して標記化合物 2.32g を得た。
'H-NMR(CDC13) δ ppm:l.5-2.4 (10H, m) , 2.58(2H, t, J = 5Hz), 3.3-3.6 (1H, m) , 3.78(2H, t, J=5Hz), 5.50(1H, s), 7.1-7.5 (10H, m) .
参考例 A 2
4- (ジフエニルメトキシ)-卜ピペリジンブタノールの製造
4 -(ジフエニルメ トキシ)ピぺリジン 1.05g を N,N-ジメチルホルムアミ ド 10ml に溶かし、 酢酸(4-ブロモブチル) 0.57ml と炭酸カリウム 652mg を加え て 50°Cで 3時間かきまぜた。 氷水を注ぎ、 ェチルエーテルで抽出し、 抽出液を 食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をェ夕ノ ール 15ml に溶かし、 1N 水酸化ナトリウム水溶液 8ml を加えて室温で 1時間 かきまぜた。減圧下濃縮して残留物を 1N塩酸で中和後酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して析出し た結晶を集めて、 ェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 1.21g を得た。
'H-NMR(CDC13) δ ppm:2.95 (2H, t, J = 5Hz), 1.6-3.4(13H,m),
3.74(2H, t, J=5Hz), 5.43(1H, s), 7.2-7.5(10H, m) .
参考例 A 3
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンへキサノールの製造
4 -(ジフエニルメ トキシ)ピぺリジン l.OOg を Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 10ml に溶かし、 6 -ブロモ-卜へキサノール 0.49ml、 よう化ナトリウム 0.56g と炭酸カリウム 0.62g を加えて 100°Cで 1時間かきまぜた。 氷水を注ぎ、 酢酸 ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮して残留物をシリカゲル力ラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタノー ル:トリエチルァミン(90: 10:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮 して標記化合物 1.24g を得た。
'H-NMR(CDC13) δ ppm: 1.2-2.0 (12Η, m) , 2.0-2.2 (2H, m) , 2.30(2H, t, J=8Hz), 2.6-2.9(2H,m), 3.3-3.6 (1H, m) , 3.63(2H, t, J=6Hz), 5.52(lH,s), 7.1- 7.5(1 OH, m).
参考例 A 4
2-[2-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]エトキシ]エタノールの製造
4- (ジフエニルメ トキシ)ピぺリジン 1.30g を Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 10ml に溶かし、 2-(2-クロ口エトキシ)エタノール 0·52ιη1、 よう化ナトリウム 0.73g と炭酸カリウム 0.81g を加えて 100°Cで 1時間かきまぜた。氷水を注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して残留物をシリ力ゲル力ラムクロマトに付し、 酢酸ェチル:メタ ノール:トリエチルァミン(90: 10:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて 濃縮して標記化合物 1.47g を得た。
'H-NMRCCDCL δ ppm: 1.6-2.4 (6Η, m) , 2.54 (2H, t, J=6Hz), 2.6-3.0 (2H, m) ,
3.3-3.5 (1H, Hi), 3.5-3.8 (6H, m) , 5.50 (1H, s), 7.1-7.5(10H, m) .
参考例 A 5
2- [2- [4- (ジフエニルメチル) -卜ピペラジニル]エトキシ]ェ夕ノ一ルの製造 1 -(ジフエニルメチル)ピぺラジン l.OOg を Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 10ml に溶かし、 2-(2-クロ口エトキシ)エタノール 0·42ιη1、 よう化ナトリウム 0.59g と炭酸カリウム 0.66g を加えて lOOt:で 1時間かきまぜた。氷水を注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 ジクロロメタン: 酢酸ェチル:メタノール(10:10:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて濃 縮して標記化合物 1.47g を得た。
δ ppm: 2.3-2.8 (8H, m) , 2.57(2H, t, J=6Hz), 3.5-3.8 (6H, m) ,
4.21 (1H, s), 7.1-7.5(1 OH, m).
参考例 A 6
2 - ter t-ブチル - 6-クロロ [1, 2, 4]トリァゾロ [1, 5- b]ピリダジンの製造
工程 A:N-(6-クロ口ピリダジン- 3-ィル)ピバルアミドォキシム
N,N-ジメチルビバルアミド 36g をトルエン 85ml に溶かし氷冷下ォキシ塩 化リン 11.3ml 滴下して室温で 24時間かきまぜた。 そこに 3-ァミノ- 6-クロ 口ピリダジン 12.0gを加えて 60-70でで 24時間かきまぜた。 冷後、 酢酸ェチル
を加えて、 2N 水酸化ナトリウム水溶液と食塩水で洗い、 硫酸ナトリウムで乾 燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマト 付し、へキサン: 酢酸ェチル:トリエチルァミン(50 :50 :2)で溶出した。目的のフラクションを集 めて、 N2-(6-クロロピリダジン- 3-ィル) -N1, N1-ジメチルビバルアミジン 6.38g を得る。 母液からシリカゲルカラムクロマト精製してさらにアミジン 6.07g を得た。 得られたアミジン誘導体 12.5g をメタノール 60ml に溶かしヒドロ キシルァミン塩酸塩 4.31g をメタノール 40ml に溶かし溶液を加えて室温で 2時間かきまぜた。 減圧下メタノールを半量まで濃縮して析出した結晶を濾過 して集め、 水とェチルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 10.44gを得た。 融点 128-130 X:
元素分析値: C9H13N40C1として
計算値 (D : C, 47.27 ; H, 5.73 ; N, 24.50
実測値 (¾) : C,47.28 ; H, 5.59 ; N, 24.34
工程 B:
N- (6-クロ口ピリダジン- 3-ィル)ピバルアミドォキシム 4.07g をクロロホ ルム 170mlに懸濁してォキシ塩化リン 8.3ml を滴下して 5時間加熱還流した。 冷後、 氷水と 2N 水酸化ナトリウム水溶液を加えてクロ口ホルムで抽出し、 抽 出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物を シリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(5:1)で溶出した。 目 的のフラクションを集めて濃縮して標記化合物 1.12g を得た。
融点 95-97 °C
元素分析値: HHN 卜 0.3H20として
計算値 CO : C, 50.03 ; H, 5.41 ; , 25.93
実測値 (¾) : C, 50.23 ; H, 5.12 ; N, 25.90
参考例 A 7
6-クロロ [1, 2, 4]トリアゾロ [1, 5- b]ピリダジン- 2-カルボン酸メチルの 造 工程 A:6-クロロ [1, 2, 4]トリアゾロ [1, 5- b]ピリダジン - 2-カルボン酸
6-クロ口- 2-メチル [1,2,4] トリァゾロ [1,5-b]ピリダジン lO.Og を氷冷下
濃硫酸 55ml に加えて、 同温度で重クロム酸ナトリウム二水塩 19.4g を少し ずつ加えて室温に戻し、 4日間かきまぜた。氷水下で氷水を約 200ml を加えて 析出した結晶を濾過して集め、水とェチルエーテルで洗い乾燥して、標記化合 物 9.74gを得た。
融点 221 °C (decomp.)
元素分析値: C6H3N402C1として
計算値 (¾) : C, 36.29 ; H, 1.52 ; N, 28.22
実測値 (¾) : C, 35.96 ; H, 1.59 ; N, 28.12
工程 B:
6-クロ口 [1, 2,4] トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-カルボン酸 3.02g を N,N-ジメチルホルムアミド 50ml に溶かし、 N-ェチルジイソプロピルアミン 3.15ml を加えて氷水下でかきまぜながらヨウ化メチル 1.14ml を加えた。 室 温で 19時間かきまぜたのち氷水を約 200ml を加えて析出した結晶を濾過して 集め、水とェチルエーテルで洗い、母液からシリカゲルカラムクロマト精製し て得られた結晶を合わせて乾燥して標記化合物 2.91g を得た。
融点 208-209 t:
元素分析値: C7H5N402C1として
計算値 (¾) : C, 39.55 ; H, 2.37 ; N, 26.35
実測値 ) : C, 39.65 ; H, 2.46 ; N, 26.34
参考例 A 8
2 -(6-クロロイミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン- 2-ィリレ) -2-メチルプロピオン酸ェチ ルの製造
方法 A
工程 A :6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-酢酸ェチル
3-ァミノ- 6-クロ口ピリダジン 11.2g をエタノール 150ml に懸濁して 4 -ク ロロァセト酢酸ェチル 28.6g を加えて 24時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃 縮して残留物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて pH 7 として酢酸ェチルで 抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し
て残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、へキサン:酢酸ェチル(2 :3)で溶 出した。 目的のフラクションを集めて標記化合物 12.7gを得た。
'H-NMR(CDC13) δ ppm:l.29(3H, t, J=7Hz), 3.89 (2H, s), 4.23 (2H, q, J=7Hz) , 7.05, 7.85(^lH,d,J=9Hz), 7.95(1H, s).
工程 B:
6-クロロイミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-酢酸ェチル 6.8g を N,N-ジメチル ホルムアミド 50ml に溶かし、氷水下でかきまぜながら 60%油性水素化ナトリ ゥム 2.46g を少しずつ加え、 室温にもどして、 30分間かきまぜた。 氷水下 でよう化メチル 4.36ml を加えて室温で 2時間かきまぜた。 氷水を注ぎ、 酢酸 ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧 下濃縮して残留物をシリ力ゲル力ラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル (2:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮して標記化合物 4.06g を 得た。
融点 64-65 °C
元素分析値: C12H14N302C1として
計算値 ) : C, 53.84 ; H, 5.27 ; N, 15.70
実測値 ( : C, 53.85 ; H, 5.16 ; N, 15.80
方法 B
標記化合物は以下の方法によっても合成される。
3-ァミノ- 6-クロ口ピリダジン (80.0g)、 4-ブロモ -2, 2-ジメチル -3-ォキソ ブタン酸ェチル (201 g)、 およびリン酸水素ニナトリウム (131 g) のェタノ —ル (300 mL) 懸濁液を 8 時間加熱還流した。 反応混合物に水 (300 mL) を 加え、 酢酸ェチル (300 mL) で 2 回抽出した。 合わせた有機層を水 (600 mL) で 2 回、 飽和塩化ナトリウム水溶液 (300 mL) で洗浄、 硫酸マグネシウム上 で乾燥、活性炭処理、ろ過、減圧濃縮した。残渣にジィソプロピルエーテル (200 mL) を加えて不溶物をろ過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ トグラフィー (へキサン:酢酸ェチル 100:1、 2:1, の後 1:1) に供し、 へキ サンから結晶化させて標記化合物 (99.3 g) を得た。
参考例 A 9
2 -(6-クロロイミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸メチ ルの製造
3 -ァミノ- 6-クロ口ピリダジン 10. lg をメタノール 120ml に懸濁して 4-ク ロロァセト酢酸メチル 23. 5g を加えて 20時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃 縮して残留物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて pH 7 としてェチルエーテ ルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃 縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、へキサン:酢酸ェチル(1 : 4) で溶出した。目的のフラクションを集めて 6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジ ン -2-酢酸メチル 9. 15g を得た。 6-クロロイミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-酢 酸メチル 9. 15g を Ν, Ν-ジメチルホルムアミド 70ml に溶かし、氷水下でかき まぜながら 60%油性水素化ナトリウム 3. 5g を少しずつ加え、室温にもどして、 30分間かきまぜた。氷水下でよう化メチル 6. 3ml を加えて室温で 5時間かきま ぜた。 氷水を注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネ シゥムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(1 : 1)で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮して 標記化合物 . l g を得た。
融点 92-93
元素分析値: ,11 , 2^02(:1として
計算値 ) : C, 52. 08 ; H, 4. 77 ; N, 16. 56
実測値 ( : C 52. 01 ; Η, 4. 60 ; Ν, 16. 59
参考例 A 1 0
2 -(6-クロロイミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 の
2- (6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル)- 2-メチルプロピオン酸 メチル 1. 40g をテトラヒドロフラン 15ml に溶かして 1N 水酸化ナトリウム 水溶液 9ml を加えて室温で 3時間かきまぜた。減圧下濃縮して残留物に 1N 塩 酸を加えて pH 4 として析出した結晶を濾過して集め 標記化合物 1. 06g を
得た。
融点 159-161 °C
元素分析値: 。 H,。N302C1として
計算値 ( : C, 50.12 ; H,4.21 ; , 17.53
実測値 (%) : C.50.36 ; H,4.34 ; N, 17.32
参考例 A 1 1
2_(6-ク口ロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 tert-ブチルの製造
2-(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 0.863g をトルエン 10ml に懸濁して、 N, N-ジメチルホルムアミドジ- tert-ブ チルァセ夕一ル 2.6ml を加えて 80°Cで 1時間かきまぜた。 冷後、 酢酸ェチル で薄めて炭酸水素ナトリウム水溶液で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減 圧下濃縮して残留物にェチルエーテルを加えて析出した結晶を集めて乾燥し、 標記化合物 0.52g を得た。
'H-NMRCCDC ) δ ppm: 1.43 (9Η, s) , 1.64(6H, s), 7.02, 7.87 (各 1H, d, J=9Hz), 7.84(1H, s).
参考例 A 1 2
6-クロ口- 2-メトキシイミダゾ [1, 2-b]ピリダジンの製造
6-クロ口- 2-ヒドロキシイミダゾ [1,2- b]ピリダジン 2.69g を N,N-ジメチ ルホルムアミド 30ml に懸濁し、 60%油性水素化ナトリウム 838mg を少しず つ加え、 室温で 30分間かきまぜた。 氷水下でよう化メチル 1.2ml を加えて室 温で 3日間かきまぜた。 氷水を注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で 洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラ ムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(5:1)で溶出した。 目的のフラクショ ンを集めて濃縮して標記化合物 1.05g を得た。
融点 134-136 X:
元素分析値: C7H6N30C1として
計算値 ) : C 45.79 ; H, 3.29 ; N, 22.89
実測値 ) : C, 45.68 ; H, 3.27 ; N, 22.79
参考例 A 1 3
4 -(ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンペン夕ンァミンの製造
フタルイミドカリウム 3.70g を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 20ml に溶かし、 1, 5-ジブロモペンタン 5.4ml を加えて室温で 15時間かきまぜた。反応液に氷水 を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾 燥した。 減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン -酢酸ェチル(4:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて N-(5-ブロモペン チル)フタルイミド 4.68gを油状物として得た。 N-(5-ブロモペンチル)フ夕ル イミド 4.68g と 4- (ジフエニルメトキシ)ピぺリジン 4.25g とを Ν,Ν-ジメチル ホルムアミド 30ml に溶かし炭酸カリウム 2.42g を加えて室温で 15時間かき まぜた。 反応液に氷水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシゥムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、 へキサン-酢酸ェチル-トリエチルァミン(50:50:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて N- [5- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]ペン チル]フタルイミ ド 6.67gを油状物として得た。 N-[5- [4- (ジフエニルメトキ シ)ピペリジノ]ペンチル]フタルイミ ド 6.6gをエタノール 30ml に溶かし、ヒ ドラジン一水和物 0.694ml を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮し て残留物に酢酸ェチルを加えて析出した結晶を集めて 1N 水酸化ナトリウム 水溶液 15ml と水 20ml に溶かし酢酸ェチルで抽出し、抽出液を食塩水で洗い、 硫酸ナトリゥムで乾燥した。減圧下濃縮して得られる結晶を集めて標記化合物 3.29g を得た。
1 H-NMRCCDC1 3 ) 6 ppm:l.2-2.9 (18H, m) , 3.3-3.6 (1H, m), 5.52 (1H, s), 7.1- 7.4(10H, m).
参考例 A 14
卜ァミノ- 3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] -2-プロパノールの製造 フタルイミドカリウム 3.70g を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 20ml に溶かし、 ェピブ口モヒドリン 2.58ml を加えて室温で 15時間かきまぜた。反応液に氷水
を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾 燥した。減圧下濃縮して残留物にェチルエーテルを加えて析出した結晶を集め て N- (2-ォキシラニルメトキシ)フ夕ルイミド 3. 7gを得た。
N -(2-ォキシラニルメトキシ)フタルイミ ド 0. 61g と 4- (ジフエニルメトキ シ)ピぺリジン 0. 802g とをエタノール 10ml に溶かし 2時間加熱還流した。 反 応液を減圧下に濃縮し残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、酢酸ェチル で溶出した。 目的のフラクションを集めて N- [3- (4-ジフエニルメトキシ)ピぺ リジノ -2-ヒドロキシプロピル]フタルイミド 1. 30gを油状物として得た。この 油状物をエタノール 10ml に溶かし、 ヒドラジン一水和物 0. 14ml を加えて 3 時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物にエタノールを加えて析出し た結晶を集めて 1N 水酸化ナトリウム水溶液 3ml と水 10ml に溶かし酢酸ェチ ルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸ナトリウムで乾燥した。 減圧下濃縮 して得られた結晶を集めて標記化合物 0. 76g を得た。
^-NMR CCDC l s) δ ppm: l . 2-3. 0 (12H, m) , 3. 3-3. 55 (lH, m) , 3. 55-3. 8 (1H, m) , 5. 52 (1H, s) , 7. 1-7. 5 (10H, m) .
参考例 A 1 5
4- [ビス(4-フルオロフェニル)メトキシ] -卜ピペリジンプロパンァミンの製造 4, 4' -ジフルォ口べンゾフエノン 25g をエタノール-テトラヒドロフラン (180ml- 60ml)に溶かし氷冷下水素化ホウ素ナトリウム 2. 16g を加えて室温で 30分間かきまぜた。減圧下濃縮して残留物を氷水で薄めて、 酢酸ェチルで抽出 し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して得 られる油状物(29. 2g)をトルエン 800ml に溶かし、 4-ヒドロキシピペリジン 1 1. 6g と P-トルエンスルホン酸一水和物 23. 7g を加えて 2時間加熱還流した。 冷後、減圧下濃縮して残留物に氷水と 1N 水酸化ナトリウム水溶液 130mlを加 えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下濃縮して得られる油状物(34. 5g)を N,N-ジメチルホルムアミ ド 100ml に溶かし、 N- (3-ブロモプロピル)フタルイミド 16. 3g と炭酸カリウム 10. 5g を加えて室温で 20時間かきまぜた。反応液に氷水を加えて酢酸ェチルで
抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し て残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、へキサン-酢酸ェチル(1:2)で溶 出した。 目的のフラクションを集めて N-[3- [4- [ビス(4-フルオロフェニル) メトキシ]ピペリジノ]プロピル]フタルイミド 20.5gを油状物として得た。 こ の油状物 20.5g をエタノール 150ml に溶かし、 ヒドラジン一水和物 2.02ml を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物にエタノールを加 えて析出した結晶を集めて 1N 水酸化ナトリウム水溶液 40ml に溶かし酢酸 ェチル-テトラヒドロフラン(2:1)で抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸ナト リウムで乾燥した。減圧下濃縮して標記化合物 12.07g を油状物として得た。
'H-NMRCCDCls) δ pm: 1.5-2.2 (10Η, m) , 2.36 (2H, d, J=7Hz) ,
2.74(2H, d, J=7Hz), 3.3-3.5 (1H, m) , 5.47(lH,s), 6.9-7.4(8H, m) .
参考例 A 16
4- [ビス(4-メチルフエニル)メトキシ] -卜ピペリジンプロパンァミンの製造 4, 4'-ジメチルベンゾフエノン 25g をエタノール-テトラヒドロフラン (180nd-60ml)に溶かし氷冷下水素化ホウ素ナトリウム 2.23g を加えて室温で 24時間かきまぜた。減圧下濃縮して残留物に氷水を加えて析出した結晶を集め て乾燥し、 得られた結晶(30.5g)をトルエン 800ml に溶かし、 4-ヒドロキシピ ペリジン 11.9g と P-トルエンスルホン酸一水和物 24.9g を加えて 3時間加 熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物に氷水 100ml と 1N 水酸化ナトリ ゥム水溶液 140mlを加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸 ナトリウムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに 付し、 酢酸エヂル-メタノール-トリエヂルァミン(90:10:1)で溶出した。 目的 のフラクションを集めて 4- [ビス(4-メチルフエニル)メトキシ]ピペリジン 32· 8gを油状物として得た。 4- [ビス(4-メチルフエニル)メトキシ]ピぺリジン 16.4gを N,N-ジメチルホルムアミ ド 100ml に溶かし、 N- (3-ブロモプロピル) フタルイミ ド 14.2g と炭酸カリウム 8.15g を加えて室温で 16時間かきまぜ た。 反応液に氷水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸 マグネシゥムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマト
に付し、 へキサン-酢酸ェチル(1:2)で溶出した。 目的のフラクションを集めて N- [3- [4- [ビス(4-メチルフエ二リレ)メトキシ]ピペリジノ]プロピル]フタルイ ミド 21.2gを油状物として得た。この油状物 20.5g をエタノール 150ml に溶 かし、 ヒドラジン一水和物 2.18ml を加えて 3時間加熱還流した。 冷後、 減圧 下濃縮して残留物にエタノールを加えて析出した結晶を集めて 1N 水酸化ナ トリウム水溶液 40ml に溶かし酢酸エヂル-テトラヒドロフラン(2:1)で抽出 し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸ナトリウムで乾燥した。 減圧下濃縮して標記 化合物 10.5g を油状物として得た。
1 H-NMR(CDC13 ) δ ppm: 1.4-2.9 (14H, m) , 2.31 (6H, s), 3.3-3.50 (1H, m) , 5.46 (1H, s), 7.11, 7.22 (each 4H, d, J=8Hz) .
参考例 A 1 7
N-(6-クロロイミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-力ルポニル)ダリシンェチルエス テルの製造
6 -クロロイミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-カルポン酸 0.593g を Ν,Ν-ジメチ ルホルムアミド 7.5ml に懸濁し、 Ν,Ν'-カルボニルジイミダゾ一ル 0.535g と グリシンェチルエステル塩酸塩 0.46g を加えて室温で 30分間かきまぜた。 そ こにトリェチルァミン 0.457ml 加えてさらに 1時間かきまぜた。反応液中に氷 水を加えて析出した結晶を濾過して集め、 水で洗い、 乾燥して標記化合物 0.749g を得た。
融点 190-191 °C
元素分析値: CnH ^OsClとして
計算値 (¾) : C 46.74 ; H, 3.92 ; N, 19.82
実測値 ( : C, 46.70 ; H, 4.03 ; N, 19.75
参考例 A 1 8
2-(6-クロロイミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオンアミ ド の製造
2 -(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 1.20g を N,N-ジメチルホルムアミド 8ml に溶かし、 N, N' -カルボニルジイミ
ダゾール 0.892g を加えて室温で 30分間かきまぜた。そこに氷冷下塩化アンモ ニゥム 0.321g とトリエチルァミン 0.832ml 加えて室温で 3時間かきまぜた。 反応液中に氷水を加えて析出した結晶を濾過して集め、 水で洗い、乾燥して標 記化合物 0.697g を得た。
融点 194-195 X:
元素分析値: 。 Η,,Ι^ΟΠとして
計算値 ) : C, 50.32 ; Η, 4.65 ; Ν, 23.47
実測値 (%) : C, 50.34 ; Η, 4.60 ; Ν, 23.43
参考例 A 1 9
2- (6-クロロイミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル) - N,N, 2-トリメチルプロピオ ンアミド の製造
2 -(6-クロロイミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 0.959g を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 6ml に溶かし、 N, N' -カルボニルジイミ ダゾール 0.714g を加えて室温で 60分間かきまぜた。そこに氷冷下ジメチルァ ミン塩酸塩 0.392g とトリエチルァミン 0.665ml 加えて室温で 3時間かきま ぜた。反応液中に食塩水を加えて酢酸ェチルで抽出し、抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、 酢酸ェチル-メタノール(95:5)で溶出した。 目的のフラクション を集めて濃縮して得られる結晶を濾過して集めて標記化合物 0.608g を得た。 融点 149-151
元素分析値: C12H15N40C1として
計算値 ( : C, 54.04 ; H, 5.67 ; N.21.01
実測値 (¾) : C, 53.90 ; H, 5.85 ; N, 21.04
参考例 A 20
2- (6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロパノール の 製造 2- (6-クロ口イミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル) -2-メチルプロピオ ン酸 0.719g を テトラヒドロフラン 15ml に溶かし、 N, N' -力ルポニルジイミ ダゾール 0.535g を加えて室温で 60分間かきまぜた。そこに氷冷下水素化ホウ
素テトラ- n-プチルアンモニゥム 1.15g 加えて室温で 1時間かきまぜた。 反応 液中に 5N 塩酸 2ml を加えて減圧下濃縮した。 残留物に重曹水を加えて PH7 として酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥 した。 減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸ェチル で溶出した。目的のフラクションを集めて濃縮して得られる結晶を濾過して集 めて標記化合物 0.488g を得た。
' H-NMR(CDC1 3 ) 6 pm: 1.39 (6H, s), 3.72 (2H, s), 7.04, 7.82 (each 1H, d, J=9.5Hz), 7.76(1H, s).
参考例 A 2 1
N-(6-クロロイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-力ルポニル) -2, 2-ジメチルダリシ ンェチルエステルの製造
6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボン酸 1.28g を N,N-ジメチ ルホルムアミド 12ml に懸濁し、 Ν,Ν'-カルボニルジイミダゾール 1.16g を加 え、 室温で 30分間かきまぜた。 反応液に 2-ァミノイソ酪酸ェチルエステル塩酸 塩 1.20g とトリエチルァミン 1.00ml を加え、 室温で 16時間かきまぜた。 水 を加えて析出した結晶を瀘取し、 瀘液を酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食 塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 瀘取した結晶と合 わせてシリカゲルカラムクロマトに付し、へキサン:酢酸ェチル(2:1)で溶出し た。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 標記化合物 1.20g 得た。
7.2Hz), 1.70(6H, s),
4.25(2H, q, J-7.0Hz), 7.13(lH,d, J=9.4Hz), 7.87 (1H, brs) ,
7.89(lH,d, J=9.6Hz), 8.41(lH,s).
参考例 A 22
2- (3, 6-ジクロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸 ェチルの製造
2- (6-ク口ロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェ チル 4.07g を酢酸ェチル 60ml に懸濁し、 N-クロ口こはく酸イミ ド 2.13g を 加えて、 4時間加熱還流した。 冷後、 水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液
を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して、 残留物 にシリ力ゲル力ラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(5: 1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 標記化合物 4.48g を得た。
融点 66-67 °C
元素分析値: C12H13N302C12 として
計算値 (¾) : C, 47.70 ; H,4.34 ; N, 13.91
実測値 ) : C, 47.67 ; H, 4.23 ; N, 13.93
参考例 A 2 3
2- (6-ク口口- 7-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピ オン酸メチルの製造
工程 A :6-ク口口- 7-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-酢酸メチルの製造 6-ァミノ- 3-クロ口- 4-メチルピリダジン 15.3g をメタノール 200ml に懸 濁して、 4-クロロアセト酢酸メチル 25.0ml を加えて 36時間加熱還流した。 冷 後、 減圧下濃縮して残留物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて pH 7 として 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して残留物をシリカゲル力ラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェ チル(1: 4)で溶出した。 目的のフラクションを集めて標記化合物 14.3gを得た。 融点 98-99 °C
元素分析値: Ci oH^NsO^lとして
計算値 ) : C, 50.12 ; H, 4.21 ; , 17.53
実測値 (¾) : C 50.07 ; H, 4.25 ; N, 17.74
工程 B:
60%油性水素化ナトリウム 4.8g を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 150ml に懸 濁し、 氷水下でかきまぜながら 6-クロ口- 7-メチルイミダゾ [1,2-b]ピリダジ ン -2-酢酸メチル 11.4g を少しずつ加え、 室温にもどして、 30分間かきまぜた。 氷水下でよう化メチル 7.5ml を加えて室温で 6時間かきまぜた。氷水を注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェ
チル(1:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて濃縮して標記化合物 9.17g を得た。
融点 109-110 °C
元素分析値: C12H14N302C1として
計算値 ) : C, 53.84 ; H, 5.27 ; N, 15.70
実測値 ) : C, 53.96 ; H, 5.19 ; N, 15.86
参考例 A 24
1-(6-クロロイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル)シクロペンタンカルボン酸 ィソプロピルの製造
工程 A: 1- (6-クロロイミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-ィル)シクロペンタン力 ルボン酸メチルの製造
6-クロロイミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-酢酸メチル 5.48g を Ν,Ν-ジメチ ルホルムアミド 42ml に溶かし、氷冷下でかきまぜながら 60%油性水素化ナト リウム 1.07g を少しずつ加え、 室温にもどして、 1.5時間かきまぜた。 氷冷下 で 1,4-ジブロモブタン 3.19ml を滴下して、 室温で 18時間かきまぜた。氷水を 注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで 乾燥した。 減圧下濃縮して、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 酢酸 ェチル:へキサン(1:3)で溶出した。目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し て、 標記化合物 1.72g を得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ pm: 1.63-1.85 (4Η, m), 2.10-2.38 (2H, m) , 2.42- 2.68(2H,m), 3.69 (3H, s), 7.02(1H, d, J=9.4Hz),7.84 (1H, s), 7.86(1H, d, J = 8.6Hz ).
工程 B:
2-プロパノール 30ml に濃硫酸 0.81ml を溶解させ、 1-(6-クロロイミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル)シクロペンタンカルボン酸メチル 1.7g を加え、 7.5時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮し、 重曹水を加えて中和し、 酢酸ェ チルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 析出した結晶を濾過して集め、 へキサンで洗い、 乾燥して標記
化合物 1.30g を得た。 濾液を減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(3:1)で溶出した。 目的のフラクションを集 めて減圧下濃縮し、 乾燥して標記化合物 356mg を得た。
'H-NMR(CDC13) δ ppm: 1.18 (3Η, s), 1.21 (3H, s), 1.68-1.85 (4H, m) , 2.13- 2.32 (2H,m), 2.45-2.60 (2H, m) , 4.94-5.13(lH,m), 7.02 (1H, d, J=9.6Hz) , 7.83(1H, s), 7.86(1H, d, J = 9.4Hz).
参考例 A 25
卜(6-クロロイミダゾ [1, -b]ピリダジン- 2-ィル)シクロプロパンカルボン酸 イソプロピルの製造
工程 A:卜(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル)シクロプロパン力 ルボン酸メチルの製造
6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-酢酸メチル 5.93g を Ν,Ν-ジメチ ルホルムアミド 45ml に溶かし、氷冷下でかきまぜながら 60%油性水素化ナト リウム 2.31g を少しずつ加え、 室温にもどして、 40分間かきまぜた。 氷冷下 で 1, 2-ジブロモェタン 2.49ml を滴下して、 室温で 14時間かきまぜた。 氷水を 注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで 乾燥した。 減圧下濃縮して、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へ キサン:酢酸ェチル(2:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて減圧下濃縮 して、 標記化合物 3.67g を得た。
'H- NMR(CDC13) <5 ppm: 1.60-1.68 (2H, m) , 1.70-1.85 (2H, m) , 3.75 (3H, s), 7.00(1H, d, J=9.6Hz), 7.77 (1H, d, J=9.6Hz) , 8.28(1H, s).
工程 B:
2 -プロパノール 70ml に濃硫酸 1.82ml を溶解させ、 1- (6-クロロイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル)シクロプロパンカルボン酸メチル 3.44g を加え、 7.5時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮し、 重曹水を加えて中和し、 酢酸ェ チルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 析出した結晶を濾過して集め、 エーテルとへキサンで洗い、 乾 燥して標記化合物 1.98g を得た。 濾液を減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲル
カラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(5:1)で溶出した。 目的のフラク シヨンを集めて減圧下濃縮し、 乾燥して標記化合物 650mg を得た。
融点 112-114 。C
元素分析値: C13H14N302C1として
計算値 ) : C, 55.82 ; H, 5.04 ; N, 15.02
実測値 ( : C, 55.75 ; H, 5.17 ; N, 14.99
参考例 A 26
2 -(6-クロ口- 3-メチルイミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピ オン酸ェチルの製造
工程 A: 6-クロロ- 3-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン -2-酢酸ェチル
3 -ァミノ- 6-クロ口ピリダジン 2.44g をエタノール 37ml に懸濁して 4 -ブ ロモ -3-ォキソペンタン酸ェチル 8.40g を加えて 18時間加熱還流した。冷後、 減圧下濃縮して残留物に重曹水を加えて pH 7 とし、 ェチルエーテルを加えて、 析出物を瀘取した。 ェチルエーテルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫 酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマ トに付し、 へキサン:酢酸ェチル(1:1)で溶出した。 目的のフラクションを集め て標記化合物 2.63gを得た。
1 H-NMRCCDC1 3 ) δ pm: 1.27 (3Η, t, J=7.1Hz), 2.54 (3H, s), 3.85 (2H, s),
4.19(2H,q, J = 7.1Hz), 6.99 (1H, d, J=9.6Hz) , 7.82(1H, d, J=9.6Hz).
工程 B:
6-クロ口- 3-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-酢酸ェチル 5.41g を N,N-ジメチルホルムアミド 40ml に溶かし、氷冷下でかきまぜながら 60%油性 水素化ナトリウム 1.87g を少しずつ加え、 室温にもどして、 40分間かきまぜ た。 氷冷下でよう化メチル 3.32ml を加えて室温で 15時間かきまぜた。 氷水を 注ぎ、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで 乾燥した。減圧下濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサ ン:酢酸ェチル(3:1)で溶出した。目的のフラクションを集めて減圧下濃縮して 標記化合物 2.69g を得た。
1 H-NMR(CDC1 a ) δ ppm:l.21 (3H, t, J = 7.2Hz), 1.69(6H, s), 2.48(3H,s), 4.47(2H,q, J = 7.2Hz), 7.21 (1H, d, J=9.6Hz) , 7.88(1H, d, J=9.6Hz).
参考例 A 2 7
6-ク口口- 2-メチルイミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 3-カルボン酸ェチル
3-ァミノ- 6-クロ口ピリダジン 12.9g をエタノール 250ml に懸濁して 2 -ク ロロ- 3-ォキソブタン酸ェチル 18. lg を加えて 6時間加熱還流した。 冷後、 減 圧下濃縮して残留物に重曹水を加えて PH 7 とし、 ェチルエーテルを加えて、 析出物を瀘取した。 ェチルエーテルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫 酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮して、 エタノール- 1N水酸化ナトリウ ム水溶液(1:1)を加えて、 析出した結晶を濾取し、 瀘液を再度濃縮した。 残留 物に酢酸ェチルを加えて結晶化し、 濾過して集め、 標記化合物 3.09gを得た。
'H-NMRCCDCla) δ ppm: 1. 5 (3Η, t, J=7.2Hz) , 2.74(3H, s),
4.18(2H, q, J=7.2Hz), 6.97 (1H, d, J=9.4Hz) , 7.85 (1H, d, J=9.6Hz) .
参考例 A 28
N-(6-クロロ [1, 2, 4]トリァゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-カルボニル)グリシンェ チルエステルの製造
6-クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ [1, 5- b]ピリダジン- 2-カルボン酸 2.86g と N - ェチルジイソプロピルアミン 2.72ml を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 30ml に 懸濁し、 Ν,Ν'-カルボニルジイミダゾール 2.63g を加え、 室温で 1時間かきま ぜた。 反応液にグリシンェチルエステル塩酸塩 2.21g を加え、 室温で 5時間か きまぜた。 水を加えて析出した結晶を瀘取し、 水とエーテルで洗い、 乾燥し て標記化合物 2.93g得た。
融点 175-177 。C
元素分析値: C,。H,。N503C1として
計算値 ) : C,42.34 ; H, 3.55 ; N, 24.69
実測値 ) : C, 42.40 ; H, 3.56 ; N, 24.76
参考例 A 2 9 "
2 -(6-クロロイミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-ェチルブタン酸ェチルの
工程 A:4-ブロモ - 2, 2-ジェチル -3-ォキソブタン酸ェチルの製造
2,2-ジェチル -3-ォキソブタン酸ェチル 11.5g を酢酸 50ml に溶かして、 25%臭化水素酸酢酸溶液 1ml を加え、 水浴下、 臭素 3.50ml の酢酸 10ml 溶液 を滴下した。 室温で 3時間かきまぜた後、 減圧下濃縮し、 残渣をへキサンに溶 かして水、 飽和重曹水、 飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減 圧下濃縮して、 標記化合物 16.4g 得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ ppm:0.65-0.90 (6H, m) , 1.28(3H, t, J = 7.2Hz) , 1.80- 2.15(4H,m), 4.09 (2H, s), 4.22(2H, q, J=7.2Hz) .
工程 B:
4-ブロモ -2, 2-ジェチル -3-ォキソブタン酸ェチル 13.2g、 3-ァミノ- 6-クロ 口ピリダジン 5.89g、 重曹 5.76g をエタノール 33ml に懸濁させ、 1日間加熱 還流した。 冷後、 水を注ぎ、 ジイソプロピルエーテルで抽出し、 抽出液を飽 和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮して残留物をシリ 力ゲルカラムクロマトに付し、 へキサン:酢酸ェチル(4:1)で溶出した。 目的の フラクションを集めて減圧下濃縮して標記化合物 5.20gを得た。
融点 68-70 °C
元素分析値: C14H18N302C1として
計算値 ) : C, 55.85 ; H, 6.13 ; N, 14.21
実測値 ) : C, 55.86 ; H, 6.07 ; N, 13.99
参考例 A 3 0
4- (ジフエニルメチルァミノ) -卜ピペリジンプロパンァミンの製造
工程 A:N- [3- [4- (ジフエニルアミノメチル)ピペリジノ]プロピル]フタルイ ミ ドの製造
N- (3-ブロモプロピル)フタルイミド 7.38g と 4- (ジフエニルメチルァミノ) ピぺリジン 7.07g とを N,N-ジメチルホルムアミド 80ml に溶かし、 炭酸カリ ゥム 4.04g を加えて室温で 17時間かきまぜた。 反応液に氷水を加えて酢酸ェ チルで抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下
濃縮して残留物をシリカゲルカラムクロマトに付し、 へキサン-酢酸ェチル- トリエチルァミン(50 :50 :2)で溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下 濃縮して標記化合物 9.65gを油状物として得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ ppm: 1.08-1.30 (2Η, m) , 1.42-1.64 (2H, m) , 1.74- 1.92(4H, m), 2.25-2.42 (lH,m), 2.34(2H, t, J=7.2Hz) , 2.65-2.83 (2H, m) , 3.73 (2H, t, J=6.9Hz), 4.96(lH,s), 7.12-7.40(10H, m) , 7.65-7.73 (2H,m), 7.78-7.88 (2H,m).
工程 B:
N-[3- [4- (ジフエニルアミノメチル)ピペリジノ]プロピル]フタルイミ ド 9.65gをエタノール 40ml に溶かし、ヒドラジン一水和物 1.08ml を加えて 3.5 時間加熱還流した。 冷後、 反応液にジイソプロピルエーテルを加えて、 析出し た結晶を集めてジイソプロピルエーテルで洗い、 1N 水酸化ナトリウム水溶液 45mK テトラヒドロフラン 20ml、 水 20ml に溶かし、 酢酸ェチルで抽出した。 抽出液を水、 飽和食塩水で洗い、 硫酸ナトリウムで乾燥した。 減圧下濃縮して 標記化合物 4.02g を得た。
1 H-NMRCCDC1 3 ) δ ppm:l.23-1.67 (4H,m), 1.82-1.98(4H, m) , 2.29- 2.36(2H,m), 2.32-2.52 (1H, m), 3.73(2H, t, J=7.4Hz), 2.71 (2H, d, J=6.8Hz) , 2.73-2.9. (2H, brm), 5.02(1H, s), 7.10-7.57(10H,m).
参考例 A 3 1
N-(3,6-ジクロロイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2 -カルボニル)ダリシンェチル エステルの製造
N -(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2 -カルボニル)ダリシンェチルェ ステル 0.86g を 酢酸ェチル 30ml に懸濁し、 N-クロ口こはく酸イミド 1.2g を加えて 20時間加熱還流した。 冷後、 テトラヒドロフラン 30ml を加えてチォ 硫酸ナトリゥム水溶液と食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下 濃縮して残留物にェチルエーテルを加えて析出した結晶を濾過して集め、ェチ ルエーテルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.552g を得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ ppm: 1.32 (3Η, t, J-7.2Hz) , 4.27 (2H, d, J=5.6Hz) ,
4.27(2H,q, J=7.2Hz), 7.21, 7.91 (each lH,d, J=9.6Hz) , 7.82 (1H, t, J=5.6Hz) . 参考例 A 32
N-(6-クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボニル) i3-ァラニンェチルェ ステルの製造
6-クロロイミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-カルボン酸 1.98g を N,N-ジメチ ルホルムアミド 25ml に懸濁し、 Ν,Ν' -カルボニルジイミダゾール 1.78g を加 えて室温で 1時間かきまぜた。そこに ]3-ァラニンェチルエステル塩酸塩 1.69g とトリエチルァミン 1.53ml 加えてさらに 3時間かきまぜた。 反応液中に氷水 を加えて析出した結晶を濾過して集め、 水で洗い、 乾燥して標記化合物 2.57g を得た。
融点 132-134 X:
元素分析値: C12H13N403C1として
計算値 (%) : 48.58 ; H.4.42 ; N, 18.88
実測値 (%) : C, 48.43 ; H,4.33 ; N, 18.68
参考例 A 33
6-ク口口- 3-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボン酸ェチルの製造
3 -ァミノ- 6-クロ口ピリダジン 5.83g をエタノール 70ml に懸濁して 3 -ブ ロモ- 2-ォキソ酪酸メチル 9.75g と N-ェチルジイソプロピルアミン 8.6ml を 加えて 5時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物に炭酸水素ナトリウ ム水溶液を加えて pH 7 として酢酸ェチル -テトラヒドロフラン(1:1)で抽出し、 抽出液を食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下濃縮して残留物 に酢酸ェチルを加えて析出した結晶を集めて酢酸ェチルで洗い、乾燥して標記 化合物 3.90gを得た。
融点 170-171
元素分析値: 。 。^02(:1として
計算値 (¾) : C, 50.12 ; H,4.21 ; , 17.53
実測値 (¾) : C, 50.28 ; H, 4.18 ; N, 17.23
参考例 A 34
N-(6-ク口口- 3-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボニル)ダリシン ェチルエステルの製造
6-クロ口- 3-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-カルボン酸ェチル 3.9g をテトラヒドロフラン 40ml に懸濁して 1N 水酸化ナトリウム水溶液 30ml を加えて室温で 3時間かきまぜた。減圧下濃縮して残留物に 水 50ml と IN塩 酸を加えて pH4 として析出した結晶を濾過して集め、 乾燥して 6-クロ口- 3 - メチルイミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-カルボン酸 2.55g を得た。 このカルボ ン酸 1.27g を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 20ml に溶かし、 Ν,Ν'-カルポニル ジイミダゾ一ル 1.07g を加えて室温で 30分間かきまぜた。 そこにグリシンェ チルエステル塩酸塩 0.922g とトリエチルァミン 0.915ml 加えてさらに 3時 間かきまぜた。反応液中に氷水 60ml を加えて析出した結晶を濾過して集め、 水で洗い、 乾燥して標記化合物 1.18g を得た。
融点 192-195 °C
元素分析値: C12H13N403C1として
計算値 ) : C, 48.58 ; H,4.42 ; N, 18.88
実測値 (¾) : C, 48.65 ; H, 4.13 ; N, 18.93
参考例 A 35
6-ク口口- 2-ィソプロピルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジンの製造
3-メチル -2-ブ夕ノン (5.17 g) のメタノール (60 mL) 溶液に氷冷下臭素 (3.1 m を加えて 45 分間攪拌した。これに水 (30 mL) を加え、室温で 30 分 間攪拌した。 この混合物に水およびへキサンを加え、 有機層を分離、 水層をへ キサンで抽出した。合わせた有機層を水および飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液 で洗浄、 硫酸マグネシウム上で乾燥、 ろ過、 減圧濃縮した。 残渣をエタノール (20 mL) に溶解し、 3-ァミノ- 6-クロ口ピリダジン (5.18 g) および炭酸水素 ナトリウム (6.30g) を加え、 3 時間加熱還流した。 反応混合物に水および酢 酸ェチルを加え不溶物をろ過、有機層を分離、水層を酢酸ェチルで抽出した。 合わせた有機層を水洗、 活性炭処理、 ろ過、 減圧濃縮した。 残渣を酢酸ェチル に懸濁し不溶物をろ過、 減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトダラ
フィー (へキサン:酢酸ェチル 3:1) に供し、 へキサンから再結晶させて標記 化合物 (1.37 g) を得た。
融点 106-108 °C
元素分析値: C9H,。N3C1 として
計算値 (¾) : C, 55.25 ; H, 5.15 ; N, 21.48 ; C1, 18.12
実測値 (¾) : C, 55.35 ; H, 5.10 ; N, 21.50 ; C1, 18.03
参考例 A 36
6-クロロ [1, 2, 4]トリアゾロ [1, 5-b]ピリダジン- 2-カルボン酸ィソプロピルの 6-クロ口 [1,2,4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン- 2-カルボン酸 2.14g と N -ェ チルジイソプロピルアミン 5.57ml を Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド 30ml に溶 かし、 よう化イソプロピル 3.23ml を加え、 室温で 10時間、 50 で 3時間かき まぜた。 冷後、 水を加えて酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロ マトに付し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮 し、 標記化合物 2.21g得た。
1 H-NMR(CDC1 3 ) δ ppm: 1.46 (3Η, s) , 1.49(3H, s), 5.33-5.53 (1H, m), 7.52(lH,d, J=9.6Hz), 8.19 (1H, d, J=9.6Hz) .
参考例 A 37
N- (6-クロ口 [1,2,4]トリアゾロ [l,5-b]ピリダジン- 2-カルボニル) -2, 2-ジメ チルダリシンェチルエステルの製造
6-クロ口 [1,2, 4]トリァゾロ [1,5- b]ピリダジン- 2-カルボン酸 1.52g と N- ェチルジイソプロピルアミン 1.45ml を Ν,Ν-ジメチルホルムアミド 15ml に 懸濁し、 Ν,Ν'-カルボニルジイミダゾール 1.37g を加え、 室温で 3時間かきま ぜた。 反応液に 2-ァミノイソ酪酸ェチルエステル塩酸塩 1.41g を加え、 室温 で 4時間かきまぜた。 水を加えて酢酸ェチル-テトラヒドロフラン(1: 1)で抽出 し、 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 析出した結晶をェチルエーテルで洗い、 濾過して集め、 乾燥して標記化合物
1.48g を得た。瀘液を減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付 し、 酢酸ェチルで溶出した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 標記 化合物 450mg 得た。
'H-NMRCCDC ) δ ppm: 1. 9 (3Η, t, J=7.1Hz), 1.73(6H, s),
4.26(2H, q, J=7.2Hz) , 7.52(1H, d, J=9.4Hz) , 7.94 (1H, brs) ,
8.16(lH,d, J=9.4Hz).
参考例 A 3 8
2- (6-クロロイミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ィソ プロピルの製造
イソプロパノール 18ml に濃硫酸 995mg を溶解させ、 2^(6-クロロイミダゾ [1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチルプロピオン酸メチル l.Og を加え、 40 時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮し、 重曹水を加えて中和し、 酢酸ェチル で抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減 圧下濃縮し、 析出する結晶を集めて、 へキサンで洗い、 乾燥して標記化合物 794mg を得た。濾液を減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラムクロマトに付 し、 へキサン:酢酸ェチル (5:1)で溶出した。 目的のフラクションを集めて乾 燥して、 標記化合物 215mg を得た。
融点 100-101 °
元素分析値: C13H16N302C1 として
計算値 (¾) : C, 55.42 ; H, 5.72 ; N, 14.91
実測値 {%) : C, 55.46 ; H, 5.53 ; N, 14.94
参考例 B 1 3 3
2 - [6-[3- [4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプ口ピオン酸ェチル ニコハク酸塩の製 造
参考例 B 4 0で合成した 2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プ 口ピルァミノ]イミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 ェチル 0.278g をエタノール lmL に溶かし、 コハク酸 0.118g を加えて溶か
し、 減圧で濃縮した。 残留物にテトラヒドロフラン 0.5mL を加えて溶かし、 酢酸ェチル 2mL を加えて析出した結晶を濾過して集めて酢酸ェチルで洗い、 乾燥して標記化合物 0.382g を得た。
融点 98-101 °C (分解)
元素分析値: C41H53N50, 1/3CH3C02C2H5 として
計算値 ) : C, 61.92 ; H, 6.83 ; N, 8.53
実測値 ) : C, 61.54 ; H, 6.83 ; N, 8.50
参考例 B 1 34
2-[6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1, 2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル クェン酸塩( 1) の製造
参考例 B 40で合成した 2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プ 口ピルァミノ]イミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 ェチル 1.667g をエタノール 8mL に溶かし、 クェン酸一水和物 0.631g を加 えて加熱して溶かし、 減圧で濃縮した。 残留物に酢酸ェチル 23mL を加えて析 出した結晶を濾過して集めて酢酸ェチル 12mL で洗った。この結晶にメタノー ル 30mL を加えて加熱して溶かし、減圧で濃縮した。残留物にエタノール 30mL を加えて溶かし、静置後析出した結晶を濾過して集めてエタノール 10mL で洗 レ 乾燥して標記化合物 2.01g を得た。
融点 176 °C (分解)
元素分析値: C39H49N501() として
計算値 ( : C, 62.64 ; H, 6.60 ; N, 9.36
実測値 (%) : C, 62.50 ; H, 6.56 ; N, 9.43
参考例 B 1 3 5
2-[6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ
[1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ニ水和物の製造法
4 -( ジ フ エ ニ ル メ ト キ シ)-卜 ピ ぺ リ ジ ン プ ロ ノ ン ア ミ ン 363.6g(1120mmol), 2- (6 -クロロイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル) -2-メチ
ルプロピオン酸ェチル 200.0g(747mmol),炭酸ナトリウム 158.4g(1490inmol) をジメチルスルホキシド 600mL に懸濁して、窒素ガスを通じながら油浴(浴温 165-170° C)中で加熱し、 3.5時間かきまぜた。 室温まで冷却し、 酢酸ェチル 2000mL と水 2000mL を添加して分液した。有機層を水 lOOOmL で 2回洗浄し、 有機層を減圧濃縮した。残留物にエタノール lOOOmL を添加し、減圧下濃縮し て粗 2-[6 - [3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [l,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 588g を油状物と して得た。 この油状物をエタノール OOmL に溶かし、 水酸化ナトリウム 59.8g(1490mmol) を水 600mL に溶解して添加した。 反応液を 60 °C (内温)に 加熱して 1時間かきまぜた。 反応液を減圧下濃縮して残留物に水 2000mL と酢 酸ェチル 2000mL を添加して分液した。 水層を酢酸ェチル lOOOmL で 2回洗浄 し、水層にエタノール 2000mL を添加した。 1N 塩酸 1000mL を加えて 約 pH 6 として析出した結晶を濾過して集めて、 水 800mL とエタノール : 水 (l:l) 800mL で洗浄し、乾燥して粗標記化合物 353.6g を得た。 HPLC 純度 面 積百分率 97.7 ,収率 82.0%。
ここで得られた粗標記化合物 353.6g にエタノール 1240mL を加えて 1時間 加熱還流した。 反応液を氷冷下かきまぜ、 析出した結晶を濾過して集め、 冷ェ 夕ノール 930mL で洗い、 乾燥した。 得られた結晶を水 2000mL に懸濁して水 浴(内温 65-70° C)中で加熱しながら 1時間¾、きまぜた。室温まで冷やし、析出し た結晶を濾過して集め、水 1000mL で洗い、乾燥して標記化合物 276g を得た。 融点 203-205 °C (110- 120 で軟化しはじめ、 再び固化)
元素分析値: C31H37N503 - 2H20 として
計算値 ) : C, 66.05 ; H, 7.33 ; N, 12.42
実測値 (¾) : C, 66.35 ; H, 7.29 ; N, 12.39
粉末 X線回折分析結果
D-面間隔、 オングストローム 強度 1/1。 (%)
6.94 84
12.88 41
13.72 62
15.10 53
17.56 84
18.70 39
19.24 62
20.66 60
21.06 100
21.76 54
26.42 43
28.24 37
参考例 B 1 36
2 - [6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 (無水物) の製造法 参考例 B 1 3 5で得られた 2-[6-[3-[4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] プロピルァミノ]イミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 二水和物 3.20g(5.67mmol) をエタノール 500mL に加熱して溶かし、 常圧で全 量が 250mL になるまで濃縮した。 室温で静置して析出した結晶を濾過して集 めて、 エタノールで洗浄し、 乾燥して標記化合物 2.67g を得た。
融点 205-206t: (分解)
元素分析値: C31H37N503 として
計算値 (%) : C, 70.56 ; H, 7.07 ; N, 13.27
実測値 (¾) : C, 70.42 ; H, 6.89 ; N, 13.32
粉末 X線回折分析結果
D-面間隔、 オングストローム 強度 1/1。 )
3.20 32
3.48 100
11.62 30
15.46 35
16.60 37
17.56 33
18.46 72
19.26 33
20.12 30
20.58 38
23.38 32
23.40 33
参考例 B 1 3 7
2-[6-[3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルアミノ]イミダゾ [1,2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸ニ水和物の製造法
参考例 B 1 3 6で得られた 2- [6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ] プロピルァミノ]イミダゾ [ 1, 2-b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸 (無水物) 0.250g を水 10mL に懸濁して水浴(浴温 80° C)中で 3時間かきまぜ た。 室温まで冷却し、 析出した結晶を濾過して集めて、 水 で洗浄し、 乾燥し て標記化合物 0.233g を得た。 ここで得られた 2-[6-[3-[4- (ジフエ二ルメト キシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]イミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル] -2 -メ チルプロピオン酸ニ水和物は参考例 B 1 3 5で得られた化合物と、 融点、 元素 分析値、 粉末 X線回折分析等のデータが一致することから、 同一化合物と決定 した。
参考例 B 1 38
2-[6- [3- [4- (ジフエニルメトキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ]- 3-メチルイ ミダゾ [1,2- b]ピリダジン- 2-ィル] -2-メチルプロピオン酸の製造
4- (ジフエニルメトキシ) -卜ピペリジンプロパンァミン 17.0g と 2- (6 -ク ロロ- 3-メチルイミダゾ [1 , 2-b]ピリダジン -2-ィル) -2-メチルプロピオン酸ェ チル 7.39g とを N-メチル -2-ピロリジノン 25mL に溶かし、 160° C で 8.5時間 かきまぜた。 冷後、 水層を加え、 酢酸ェチルで抽出し、 抽出液を飽和食塩水で 洗い、 硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 残留物をシリカゲルカラ
ムクロマ卜に付し、酢酸ェチル:メタノール:卜リエチルァミン(50: 5:1)で溶出 した。 目的のフラクションを集めて減圧下濃縮し、 2-[6- [3-[4- (ジフエニルメ トキシ)ピペリジノ]プロピルァミノ ] -3-メチルイミダゾ [1, 2-b]ピリダジン- 2 -ィル] -2-メチルプロピオン酸ェチル 10.4g を油状物として得た。 この油状 物 10.4g をエタノール lOOmL に溶かし、 5N 水酸化ナトリウム水溶液 18.3mL を加えて 2時間加熱還流した。 冷後、 減圧下濃縮して残留物を水で薄め、 ジィ ソプロピルエーテルで洗い、 水層に 5N 塩酸を加えて pH5 とした。 析出した 結晶を濾過して集め、 メタノール-水(10:1)から再結晶し、 乾燥して標記化合 物 4.09g を得た。
融点 219-220 °C
元素分析値: C32H39N503 として
計算値 (%) : C, 70.95 ; H, 7.26 ; N, 12: 93
実測値 ) : C, 70.85 ; H, 7.00 ; N, 13.20
実験例 1
モルモットにおけるヒスタミン惹起皮膚血管透過性亢進反応に対する作 用
雄性(ハートレー) Hart ley系モルモッ ト(体重約 500g)を使用した。ジェ チルエーテル麻酔下に背部体毛を電気バリカンを用いて刈った後、 2. % ボン夕ミンスカイブル一液 1ml を静脈内投与し、直ちに背部左右二力所 の皮内に S/zg/ml のヒスタミン液 0.1ml をそれぞれ投与した。 30分後 に動物を頭部殴打により気絶させた後、頸部を切断し放血により屠殺し た。 背部の皮を剥ぎそれぞれのブルー ·スポッ トの長径および短径(mm) を測定しその積を求め、積の平均値を血管透過性指数とした。薬物はいず れも 5% ア ラ ビアゴム液に懸濁し、 ヒス タ ミ ン投与 1時間前に 0.2ml/100g 体重の容量で経口投与した。また対照群の動物には同容量の 5¾ アラビアゴム液を投与した。被検体の本反応に対する抑制率を〔数 1〕 に従い算出し、 結果を 〔表 1〕 にまとめた。
〔数 1〕
ヒスタミン惹起皮膚血管透過性亢進抑制率 )
= 100 X (1一薬物投与時の血管透過性指数/対照群の血管透過性指数) 〔表 1〕 化合物 ヒスタミン惹起皮膚血管透過性亢進抑制率
3mg/kg経口投与
参考例 B 6 91
参考例 B 12 91
参考例 B 18 91
参考例 B 20 92
参考例 B 21 91
参考例 B 37 92
参考例 B 41 92
参考例 B 45 91
参考例 B 135 91
実験例 2
1 ) モルモッ ト好酸球の調製
ハ一トレー系雄性モルモッ トに馬血清(Bio-Whit ker, Inc.) 2 ml を 週 1回 8週間連続に腹腔内投与した。最終投与 48時間後に生理食塩液 75ml を腹腔内に注入した後、その回収液を 400Xg で 5分間遠心した。その沈渣 を Percoll 液(比重 d=1.07) 5mlに懸濁し、 PercoH 比重不連続層(比重 d = l.112, 5ml ;d = l.095, 10ml ;1.090, 10ml ; d=l .085, 5ml) に重層し、 1000 X g で 25分間(20°C)遠心した。 比重 d = 1.112 および d = 1.095 の境界面にで きた細胞層を分取した。 分取した細胞沈渣に混入する赤血球は低張処理 (水に 30分間懸濁)により除去した。
10mM Hepes (同仁化学)を含む Hanks 液(Hanks- Hepes) にて 3回洗浄し、 2%ヒ ト血清アルブミン(和光純薬または Sigma)を含む Hanks- Hepes 液 (Hanks- Hepes- HSA) に懸濁し, 5.56X106ce 11 s/ml に調製した。 なお、 好
酸球の純度は、 90%であり、その viabi l ity は 98%以上であった。
2 ) 化学遊走反応抑制測定法
下室の 24穴培養皿に Hanks- Hepes-HSA 液に溶解した LTB4 (最終濃度 10"8M, Cascade Biochemical Ltd. ) 600 / 1 を入れ、炭酸ガスインキュべ 一夕一中で 37°C、 30分間保温した。また、 37°C, 15分間恒温槽でィンキュベ ーションした好酸球浮遊液 200 1 (5X106cel ls/ml)を 24穴培養皿に上室 となる Chemo taxi eel 1 (Polycarbonate membrane, pore size 3 m、厚さ lO m) を装着した後に、上室に添加した。炭酸ガスインキュベーターで 2 時間反応後、 Chemolaxicell を除去し下室内液に Π (W/V)EDTA生理食塩 水溶液 60 1 を添加した。 氷冷した後、下室内液中に遊走した細胞数を 血球計算機(Coulter Counter (商品名))にて計測した。 なお、薬物は N,N - ジメチルホルムアミ ドに溶解し、 最終濃度 10— 5M となるように下室と上 室の両方に添加した。
〔数 2〕
化学遊走反応抑制率 =
( 1 一薬物添加時の遊走細胞数 Z薬物非添加時の遊走細胞数) X 1 0 0 被検体(IX 10 M濃度)の LTB4 による化学遊走反応に対する抑制率を求 めた。 結果を 〔表 2〕 に示す。
〔表 2〕 化合物 抑制率(
参考例 B 2 54
参考例 B 6 64
参考例 B 20 61
参考例 B 34 50
参考例 B 35 52
参考例 B 36 64
参考例 B 47 54
参考例 B 51 80
参考例 B 59 54
参考例 B 61 50
参考例 B 62 52
実験例 3 鼻腔内圧および鼻汁分泌に対する効果
1 ) 薬物投与
動物をペントバルビタールナトリウム (3 0 mg/kg、 i. p. ) 麻酔下に、 参考例 B 1 3 5化合物および溶媒 (0. 1¾ リン酸ニ水素ナトリウム + 0. 1¾ Tween80) をモルモットに 2 0 L量を両鼻腔内投与し、 その約 0 . 5時間後に以下の試験 を行った。
2 ) 鼻腔内圧および鼻汁分泌量の測定
麻酔動物を背位保定し、 頸部を正中切開して気管を露出させ、 呼吸維持のため、 気管内下方にポリエチレンチューブを挿入した。 さらに、 気管切開部より鼻咽腔 内にポリエチレンチューブを挿入し、 シリコンチューブを介して人工呼吸器に接 続して、 4 mLZ回の容量、 7 0回/分の頻度で鼻腔内に送気した。 なお、 口腔内 への送気漏れを防ぐため、 Aron al f a A (登録商標、 三共、 東京) で切歯管を閉じ た。 鼻腔内圧は鼻腔内に挿入したチューブの側枝に接続したトランスデューサー を用いて測定した。 人工呼吸器と鼻腔内チューブとの間に接続した超音波ネブラ ィザ一によりヒスタミン 1000 pi g/mL液をエアロゾル化し、鼻腔内に 3分間送気 した。 ヒスタミン送気終了後 15分間の鼻腔内圧をオシログラフに描記し、曲線下 面積を求めた。
また、 ヒスタミン送気後 1 5分間に鼻腔より流出あるいは鼻腔内に貯溜した鼻 汁を綿棒で拭き取り、 その重量を電子天秤により測定した。
なお、 必要に応じて、 陰性対照として生理的食塩水を鼻腔内に噴霧し、 鼻腔内 圧および鼻汁分泌の測定を行った。
3 ) 結果
参考例 B 1 3 5化合物の 0. 1および 1. 0%溶液を点鼻投与時の鼻腔内圧上昇に 対する阻害率を表 3に示す。
〔表 3〕
0.1%溶液を点鼻投与時の鼻腔内圧上昇に対する阻害率 70%
1.0%溶液を点鼻投与時の鼻腔内圧上昇に対する阻害率 62%
参考例 B 1 35化合物の 0.1および 1.0%溶液を点鼻投与時の鼻汁分泌に対す る阻害率を表 4に示す。
〔表 4〕
0.1%溶液を点鼻投与時の鼻汁分泌に対する阻害率 72%
1.0%溶液を点鼻投与時の鼻汁分泌に対する阻害率 78%
この結果から、参考例 B 1 35化合物は、鼻腔内圧の上昇および鼻汁分泌増 加を軽減させることが分かつた。
実験例 4 中枢移行性
1) 測定方法
参考例 B 135化合物を Hartley系雄性モルモットに経口投与し(10あるいは 100mg/kg) 、 その 1時間後に断頭屠殺した。 大脳皮質および肺組織を摘出し、 リ ン酸緩衝液中でホモゲナイズ後、 4°Cで 1000 X g、 10分間遠心した上清を 更に 5000 X g、 10分間遠心することにより粗膜画分を得た。 同膜画分を緩 衝液にて懸濁し、 蛋白濃度を 1. 0 mg/mLに調整した後、 トリチウム標識ピリラ ミン(2 nM)の結合実験を行った。 ex vivo結合実験での脳および肺の膜画分にお けるピリラミン特異的結合に対する阻害作用を算出して、 薬物を経口投与した際 の生体における末梢ヒスタミン Hi受容体への選択性の指標とした。
2) 結果
参考例 B 1 35化合物 100mg/kgを経口投与時の阻害率を表 5に示す。
〔表 5〕
肺膜画分でのピリラミン特異的結合に対する阻害率 95%
脳膜画分でのピリラミン特異的結合に対する阻害率 44 %
参考例 B 1 35化合物 10mg/kgを経口投与時の阻害率を表 6に示す。
〔表 6〕
肺膜画分でのピリラミン特異的結合に対する阻害率. 95%
脳膜画分でのピリラミン特異的結合に対する阻害率 一 2. 9% この結果から、参考例 B 1 3 5化合物は中枢移行性が軽減されていることが
分かった。
実施例 1
参考例 B 1 3 5化合物 1. Omg
リン酸水素ナトリウム 1 Omg 緩衝剤 結晶リン酸二水素ナトリウム 1. 6 5 m g 緩衝剤 ポリビニルピロリ ドン K 3 0 5 0 m g 溶解補助剤 濃グリセリン 1 3 mg 等張化剤 パラォキシ安息香酸プロピル 0. 3 5mg 防腐剤 パラォキシ安息香酸ブチル 0. 1 m g 防腐剤 水酸化ナトリウム pH調整剤 精製水 加えて全量 1 m 1
上記成分を混合して、 点鼻用剤とする
実施例 2
参考例 B 1 3 6化合物 1. Omg 主薬 リン酸水素ナトリウム 1 0 m g 緩衝剤 結晶リン酸二水素ナトリウム 1. 6 5 m g 緩衝剤 ポリビニルピロリ ドン K 3 0 5 0 m g 溶解補助剤 濃グリセリン 1 3mg 等張化剤 パラォキシ安息香酸プロピル 0. 3 5mg 防腐剤 パラォキシ安息香酸ブチル 0. 1 m g 防腐剤 水酸化ナトリウム pH調整剤 精製水 加えて全量 1 m 1
上記成分を混合して、 点鼻用剤とする。
実施例 3
参考例 B 1 3 5化合物 1 Omg 主薬 乳糖 7 Omg 賦形剤 上記成分を混合して、 点鼻用剤とする。
実施例 4
参考例 B 1 36化合物 1. Omg 主薬 乳糖 7. Omg 賦形剤 上記成分を混合して、 点鼻用剤とする。
参考例 C 1
参考例 B 1 35化合物 0. 05 g
ホウ酸 1. 2 g 緩衝剤
L一グルタミン酸ナトリウム 0. 2 g 緩衝剤 ェデト酸ナトリウム 0. 005 g 安定化剤 ジブチルヒドロキシトルエン 0. 005 g 安定化剤 ク口ロブ夕ノール 0. 1 g 保存剤 塩化ベンザルコニゥム (10wZv%) 0 05 mL 保存剤
1—メントール 0 008 g 清涼化剤 マクロゴール 4000 0 4 g 溶解補助剤 水酸化ナトリウム pH調整剤 滅菌精製水 加えて 100m l
上記成分を混合して点眼剤とする。
参考例 C 2
参考例 B 1 36化合物 0 05 g 主薬 ホウ酸 1 2 g 緩衝剤
L—グルタミン酸ナトリウム 0 2 g 緩衝剤 ェデト酸ナトリウム 0 005 g 安定化剤 ジブチルヒドロキシトルエン 0 005 g 安定化剤 クロロブタノ一ル 0 1 保存剤 塩化ベンザルコニゥム (1 0wZv%) 0 05mL 保存剤 1—メントール 0 008 g 清涼化剤 マクロゴール 4000 0 4 g 溶解補助剤 水酸化ナトリウム pH調整剤 滅菌精製水 加えて 1 00m l
上記成分を混合して点眼剤とする。 産業上の利用可能性
化合物( I ) もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有する点鼻用剤は、 アレルギー性鼻炎、花粉症などに対する優れた予防 ·治療剤として有用である