WO2001023651A1 - Fil retors en terephtalate de polypropylene et son procede de production - Google Patents

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Katsuhiko Mochizuki
Koji Sugano
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Description

明細書 ポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸及びその製造方法 技術分野 本発明は、 ポリプロピレンテレフタレ一卜のソフ 卜性 · ス卜レツチ性を 生かしながら織編物等の布帛としたとき効果的に嵩高性とハリ感を付与す ることのできるポリプロピレンテレフタレー 卜仮撚糸とその工業的に優れ た製造方法に関する。 従来の技術 ポリエステル仮撚糸としてポリエチレンテレフタレー トからなる仮撚糸 は、 捲縮特性、 耐侯性等に優れ、 現在広く用いられている。 しかし、 着用 快適性の更なる向上を求めるニーズがあり、 ス トレツチ性の高い繊維が求 められている。 それに対して特開平 9 一 7 8 3 7 3号公報ゃ特開平 1 1 ― 9 3 0 2 6号公報に提案されているように、 ポリプロピレンテレフタレー 卜を用いた仮撚糸が提案されている。 これらの仮撚糸は 5 0 %伸長時の弾 性回復率が 8 0 %以上であり、 伸縮伸長率が 2 0 0〜 3 0 0 %、 伸縮弾性 率が 8 0 %であるス 卜レツチ性と嵩高性に優れた仮撚糸である。 しかし、 これら仮撚糸は延伸糸をいわゆるスピンドル仮撚したものであり、 加工速 度がせいぜい 1 O O m Z m i nと遅く、 製造コストが高いばかりか、 錘間 - 錘内バラツキが大きく、 品質上問題が存在していた。 さらにヤング率が 3 0 g d以下と低いことからややハリにかけるという問題が存在した。 発明の目的 本発明の目的は、 ス トレッチ性と嵩高性に優れたポリプロピレンテレフ タレ一卜からなる仮撚糸を、 高品質かつ低コストで製造する方法と、 風合 いとしてもハリ感に優れたポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸を提供せ んとする。 発明の開示 上記の目的を達成する本発明のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の 製造方法は、 摩擦仮撚装置を用いて延伸と同時に仮撚を行うに際し、 ポリ プロピレンテレフタレ一 卜未延伸糸を 1 . 0 5倍〜 1 . 7 0倍の延伸倍率 にすると同時に、 未延伸糸の伸度 E L ( % ) と延伸同時仮燃の延伸倍率 D R (倍) が以下の式 ( 1 ) を満たすように設定することことを特徴とする。 式 ( 1 )
0 . 5 8 5 X ( 1 + E L / 1 0 0 ) ≤ D R≤ 0 . 7 5 X ( 1 + E L / 1 0 0 ) また、 本発明のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸は、 上記の方法に よリ製造されたことを特徴とする。 図面の簡単な説明 図 1 : 雰囲気温度を室温 ( 2 5 °C ) 〜 1 7 0 °Cまで変えながらポリプロピ レンテレフタレー卜延伸糸を伸長したときの応力一伸度曲線を示す。
図 2 : 本発明に係る仮撚装置の一例を説明するため概略図である。
図 3 : 高配向未延伸糸を得るための紡糸装置の 1 例を示す工程図である。 図 4 : 第 2ゴデーロールにホッ 卜ロールが組み込まれた紡糸装置の 1 例を 示す工程図である。
図 5 : 紡糸線上に非接触ヒーターが組み込まれた紡糸装置の 1 例を示すェ 程図である。
図 6 : 本発明に好ましく用いられる未延伸糸パッケージのサドルおよびバ ルジ率を説明するためのモデル図である。 符号の説明
1 未延伸糸パッケージ 2 1 s t F R
3 ヒーター
4 冷却板
5 摩擦仮撚装置
6 2 n d F R
3 r d F R
8 交絡ノズル
9 4 t h F R
1 0 ワインダー
1 1 1 8 紡糸プロック 1 2 1 9 給油装置
1 3 2 0 未延伸糸
1 4 2 1 交絡ノズル 1 5 2 2 第 1 ゴデーロール 1 6 2 3 第 2ゴデーロール 1 7 2 4 巻取機
2 5 セパレー卜ロール
2 6 紡糸口金
2 7 チ厶ニー
2 8 3 2 非接触ヒーター
2 9 給油装置
3 0 交絡ノズル
3 1 第 1 ゴデ一ロール 3 3 第 2ゴデーロール 3 4 巻取機 発明の実施の形態 本発明のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法では、 摩擦延 伸仮撚装置を用いて延伸と同時に仮撚を行うに際し、 ポリプロピレンテレ フタレー卜未延伸糸を、 1 . 0 5倍~ 1 . 7 0倍の延伸倍率にすると同時 に、 未延伸糸の伸度 E L (%) と延伸同時仮撚の延伸倍率 D R (倍) が以 下の式 ( 1 ) を満たすように設定する。
式 ( 1 )
0. 5 8 5 X ( 1 + E L/ 1 0 0 ) ≤ D R≤ 0. 7 5 X ( 1 + E L/ 1 0 0 ) ここで、 本発明のポリプロピレンテレフタレ一 卜 (以下、 P P Tと略記 する) とは、 テレフタル酸を主たる酸成分とし、 1 , 3プロパンジオール を主たるグリコール成分として得られるポリエステルである。 ただし、 2 0モル%以下、 より好ましくは 1 0モル%以下の割合で、 他のエステル結 合の形成可能な共重合成分を含むものであっても良い。
共重合可能な化合物として、 例えばイソフタル酸、 コハク酸、 シクロへ キサンジカルボン酸、 アジピン酸、 ダイマ酸、 セバシン酸などのジカルボ ン酸類、 一方、 グリコール成分として、 例えばエチレングリコール、 ジェ チレングリコール、 ブタンジオール、 ネオペンチルグリコール、 シクロへ キサンジメタノール、 ポリエチレングリコール、 ポリプロピレングリコー ルなどを挙げることができるが、 これらに限られるものではない。
また、 艷消剤として二酸化チタン、 滑剤としてのシリカやアルミナの微 粒子、 抗酸化剤としてヒンダードフエノール誘導体、 着色顔料などを必要 に応じて添加することができる。
また、 P P Tからなる未延伸糸は、 6 0 %以上 1 8 0 %以下の破断伸度 を有する繊維であることが好ましい。 このような未延伸糸は例えば通常の 紡糸機を用い、 P P Tを定法により溶融して紡糸パックに導入し、 口金よ リ紡出して、 紡糸速度 2 5 0 0 ~ 4 5 0 0 m/m i nで紡糸することによ つて得られる。 ここで、 紡糸速度 2 5 0 0 m/m i n未満の未延伸糸は強 度が低いために延伸仮撚によって糸切れが多発する。 さらに紡糸速度 1 0 0 0〜 2 5 0 0 mノ m i nで巻き取った未延伸糸は経時変化が顕著である ため未延伸糸パッケージの端面と中央部、 内層と外層との間に繊維構造差 が生じてしまい、 延伸仮撚糸に糸長手方向の染めムラが生じやすい等の問 題も有している。
また、 延伸倍率 1 . 0 5倍〜 1 . 7 0倍で延伸と同時に仮撚するには、 糸道順に 1 s t フィードローラー ( 1 s t F R)、 ヒーター、 冷却板、 摩擦 仮撚装置、 2 n dフィー ドローラー ( 2 n d F R) からなる仮撚機を用い、 1 s t F Rと 2 n d F R間で 1 . 0 5倍〜 1 . 7 0倍の延伸を行い、 摩擦 仮撚装置にて上流を加撚し、 ヒーターにより熱セッ ト、 冷却板により形態 固定することが好ましい。 また、 繊維軸方向に太さムラを有する太細仮撚 糸を得るために未延伸糸の自然延伸比を超えない範囲で予め延伸した後、 —旦巻き取ることなく引き続き上記のように 1 s t F Rと 2 n d F Rの間 で延伸しながら摩擦仮撚装置を用いて摩擦仮撚装置の上流を加撚し、 ヒー ターにより熱セッ ト、 冷却板により形態固定するものでも問題ないが、 1 s t F R前での延伸倍率 D R 0 と 1 s t F Rと 2 n d F Rの間の延伸倍率 D R 1 を乗じた値 D R = D R 0 X D R 1 を 1 . 0 5倍〜 1 . 7 0倍とする。 なお、 延伸倍率の好ましい範囲は 1 . 0 5〜 1 . 6 0倍であり、 より好ま しい範囲は 1 . 1 0 ~ Ί . 5 0倍である。
また、 本発明では未延伸糸の伸度 E L ( ) と延伸同時仮撚の延伸倍率 D R (倍) が以下の式 ( 1 ) を満たすように設定する。
式 ( 1 )
0. 5 85 X ( 1 + E L/ 1 0 0) ≤ D R≤ 0. 7 5 X ( 1 + E LZ 1 0 0) 延伸倍率 D Rが 0. 5 8 5 X ( 1 + E LZ 1 0 0 ) 未満の時には延伸仮 撚加工中にバルーニングが生じ、 加工が不安定になり糸切れが多発する。 また、 仮撚糸の伸度も 6 0 %を超える値となり、 布帛にしたとき肘抜け等 の品質的な問題を有することとなる。 一方、 延伸倍率 D Rが 0. 7 5 X ( 1 + E L/ 1 0 0 ) を越える時には加工張力が高くなり過ぎてしまい、 単糸 毛羽が発生し、 さらに糸切れが多発するため、 好ましくない。 具体的な延 伸倍率はポリプロピレンテレフ夕レー卜未延伸糸や仮撚糸の物性に応じて 設定すればよいが、 残留伸度が 2 0〜 6 0 %とすることが好ましく、 2 5 〜 5 5 %とすることがさらに好ましく、 3 0 ~ 5 0 %に設定することが特 に好ましい。
布帛のス トレツチ性および嵩高性を向上させるためには仮撚糸の捲縮特 性を向上させることが必要であり、 これを実現させるためには延伸仮撚ェ 程においてのヒーター出口における糸条温度が 3 0 ~ 1 7 5 °Cとすること が好ましい。 さらに仮撚糸にハリを持たせるために断面変形を生じさせる ためには、 延伸仮撚工程においてのヒータ一出口における糸条温度を 1 0 0〜 1 7 5 °Cとすることがより好ましい。 さらに好ましくは 1 1 0〜 1 6 0 °Cである。
P P Tを加熱しながら伸長—応力曲線を測定すると、 図 1 に示すように 加熱により伸度、 強度とも大きく低下することが新たに見出された。 ポリ エチレンテレフ夕レー卜などでは見られない現象であリ、 加熱しながら延 伸をおこなう延伸仮撚においては重大な問題であることが判った。 そこで 数々の検討の結果、 安定して仮撚加工できる仮撚加撚張力 T 1 が 0. 1 7 〜0. 5 5 cN/dtexであることを見出した。 仮撚加撚張力 T 1 が 0. 1 7〜 0. 5 5 cN/dtexであるとき、 バルーニングが起こりにくく、 毛羽の発生や 糸切れが発生しにくくなり、 加工速度の高速化が可能となる。 さらに同様 な理由で仮撚加撚張力 T 1 が 0 · 2 5〜0. 4 0 cN/dtexとすることがより 好ましい。ここで、仮撚加撚張力 T 1 とは摩擦仮撚装置直前の張力を指す。
P P Tはヤング率が低いためにポリエチレンテレフタレー卜に比べて上 流への撚伝播が低下しやすい。 特に最上流に位置するヒーター上で糸条に 仮燃されていなければ、 ヒーター中の張力低下が大きくなリ、 捲縮特性が 低下するばかりか単糸毛羽や糸切れが多発することになる。 したがって、 仮撚加撚張力 T 1 とヒーター前張力 T Hの比 T 1 ZT Hが 1 . 0 2〜 1 . 3 0であることが好ましい。 仮撚加撚張力 Τ Ί とヒーター前張力 T Hの比 丁 1 ノ丁 |~|が 1 . 0 2 ~ 1 · 3 0のとき、 ヒーター中での張力低下が小さ く、 すなわち摩擦仮撚装置の撚はヒーター上に十分に登っており、 ヒータ 一上での毛羽の発生や糸切れが起こりにくく好ましい。 より好ましい Τ 1 ΖΤ Ηは 1 . 0 2〜 . 2 5である。 ここでヒーター前張力とはヒーター 入口直前の張力である。
ヒーター内の仮撚数としてはできるだけ高い方が好ましいが、 摩擦仮撚 装置の施撚能力の問題があり、 具体的にはヒーター内の仮撚数 Tが 2 7 4 0 0ZD 1 / 2〜 3 0 6 0 0ZD 1 /2であることが好ましく、 ヒーター内で の毛羽発生や糸切れ多発を防ぐことが可能となる。 同様な理由により ヒー ター内の仮撚数としては 2 7 9 0 0 /D 1 / 2〜 3 0 1 0 0/ D 1 / 2である ことがより好ましい。 また、 Dとは延伸仮撚加工した仮撚糸の繊度 (デシ テックス) を示している。
次に、 本発明の P P T仮撚糸の製造方法について図を用いて説明する。 図 2に本発明に係る仮撚装置の一例を示した。
供給原糸 1 として P P T未延伸糸を用い、 1 s t F R 2と 2 n d F R 6 との間で延伸しながら摩擦仮撚装置 5を用いて仮撚を与えた状態でヒータ 一 3により撚形態を熱セッ 卜し、 冷却板 4により形態固定する。
先にも述べたように P P Tのヤング率が低いために仮撚の上流への伝播 が低下しやすくなリ、 そのために、 加撚域では必要以上の糸の屈曲や接触 抵抗を避けることが肝要である。 したがって、 仮撚機に用いる各パーツに おいても接触抵抗を低減する視点で選定することが好ましい。 ヒーター 3 としては、 熱媒を加熱、 循環させたり、 電熱ヒーターにより加熱した金属 板上や、 高温雰囲気下を走行させる方法がある。 加熱した金属板の上を走 行させる場合には糸条繊度、 加工速度、 目標とする仮撚温度を考慮して必 要以上に長く したり、 屈曲させないことが好ましい。 また高温雰囲気下を 走行させる場合には走行安定性を高めるためにガイ ド等で糸道を固定した いわゆる非接触式高温ヒーターを用いることが好ましい。 仮撚糸の毛羽、 糸切れ率を低下させたり、 加工速度の高速化のためには接触抵抗のより低 い非接触式高温ヒーターを用いることがよリ好ましい。
冷却板 4としても必要以上に長くない方が好ましく、 冷却水を循環させ て冷却板を冷却したリ して冷却板を短く したり、 空気を吸引することで排 煙を吸引し、 同時に糸条を冷却することは好ましく行われる。 さらに金属 板によりスリ ッ 卜を作り、 後方から吸引してクロスフローによって糸条を 冷却する冷却板は摩擦抵抗が低く、 冷却能力も高く、 加撚域を短く して加 ェを安定させることが可能となるので好ましく用いられる。
摩擦仮撚装置 5としては施撚作用と共に送り作用を有するものであれば、 内接型、 外接型摩擦仮撚装置のいずれにおいても問題ないが、 外接型 3軸 ツイスター、 ベル卜ニップツイスターが好ましく用いられる。
供給原糸として用いる P P T未延伸糸は溶融紡糸して巻き取った後、 遅 延収縮が生じやすい。 特に紡糸速度 1 0 0 0 ~ 2 0 0 0 m/m i nで巻き 取った未延伸糸の経時変化による物性変化は顕著であリ、 パッケージの端 面と中央部、 内層と外層との間に収縮差が生じてしまい、 延伸仮撚糸に糸 長手方向の染めムラが生じてしまう。 しかし、 紡糸速度 3 0 0 0 mZm i n付近でも依然遅延収縮は生じ、 糸長手方向の染めムラを生じさせる原 因となる。 また、 遅延収縮を低下させるために紡糸速度を速くすると、 紡 糸線上で分子配向が高度に進み、 巻締まりが生じて紙管がスピンドルから 抜けなくなる現象が生じる。そのため、上記問題を解決するために下記( 1 ) 〜 (4 ) 式を満足する P P T未延伸糸を供給原糸として用いることが好ま しい。
( 1 ) 強度 S T (cN/dtex) : 1 . 8≤ S T
( 2 ) 複屈折 Δ η (X 1 0— 3 ) : 3 0≤Δ η≤ 7 0
( 3 ) 伸度 E L (%) : 6 0≤ E L≤ 1 8 0
( 4 ) 沸水収縮率 S W (%) : 3≤ S W≤ 1 5
すなわち、 上記物性を示す未延伸糸は、 遅延収縮による未延伸糸パッケ ージの巻き締まりがほとんどなく、 良好な仮撚加工性を示すとともに、 染 色斑等の欠点が少なく、 高品質な仮撚加工糸を与える。
強度は延伸や仮撚、 整経や製織を行う際の工程通過性や、 布帛の機械的 特性に大きく影響する。 前記生産性や製品の品質を満足するため好ましく は 1 . 8cN/dtex以上、 より好ましくは 2. 2 cN/dtex以上である。
また、 伸度は延伸ゃ仮撚工程での加工性を良好にするために 6 0 %以上 であることが好ましく、 延伸や仮撚で得られる糸の太さ斑を小さく し、 よ リ均質な糸とするために 1 8 0 %以下であることが好ましい。 伸度のより 好ましい範囲は 7 0〜 1 5 0 %である。
また、 複屈折は未延伸糸の機械的特性と密接な関係があり、 特に仮撚加 ェ工程における毛羽や断糸を防止し、 良好な工程通過性を得るために複屈 折は 0 . 0 3以上であることが好ましい。 また、 複屈折が 0 . 0 7を越え ると巻締まりや高温における遅延収縮を十分に抑えることが困難になる。 複屈折のより好ましい範囲は 0 . 0 4〜 0 . 0 6 5である。
また、 P P T繊維は未延伸糸パッケージから解舒され、 応力から解放さ れると除々に収縮する、 いわゆる遅延収縮と呼ばれる現象が生じる。 この 現象はパッケージ内においてもゆつく りと進行しており、 パッケ一ジ形状 が崩れて解舒性不良を起こしたり、 パッケージ端面周期に同期した糸の太 さ斑が発生する等、 さまざまな問題を起こす。 また、 この遅延収縮は未延 伸糸の環境温度に左右されやすく、 特に夏場の卜ラック輸送においては環 境温度が 5 0 °Cにも達するため遅延収縮量も大きくなる。 そのため、 未延 伸糸は製糸段階で繊維構造を熱安定化させることが重要である。 織維構造 の熱に対する安定性は、 沸騰水に試料を投入して収縮率を測定する沸水収 縮率によって知ることができる。 沸水収縮率が 1 5 %以下であれば遅延収 縮による経時変化が少なく、 良好な熱安定性を有するといえる。 また、 沸 水収縮率は仮撚加工での捲縮セッ 卜性と密接な関係があり、 収縮率が 3 % 以上で良好な捲縮セッ 卜性を示す。沸水収縮率はよリ好ましくは 5 ~ 1 2 % である。
また、 未延伸糸の糸長手方向の太さ斑の指標であるウースター斑を小 さくすることで、 仮撚加工における加工張力の変動を抑制し、 工程安定性 を高めることができるばかリか、 得られる糸からなる布帛の染め斑等の欠 点が少なくなり、 品位の高い製品を得ることができる。 したがって、 用い る未延伸糸のウースター斑は好ましくは 1 %以下であり、 より好ましくは 0 . 8 %以下である。
用いる未延伸糸はチーズ状パッケージに巻かれていることが好ましい。 パッケージフォームは仮撚加工における糸の解舒性に影響を与えるため、 良好なパッケージフォームが要求される。 通常、 パッケージフォームで問 題となるのは、 サドル (耳立ち) とバルジ (ふく らみ) であり、 いずれも 小さい方が高速解舒性に優れる。 本発明者らの考案した方法に従えば、 パ ッケージに巻き取る前に繊維内部構造が安定化するため、 パッケジフォー 厶が良好なチーズとすることが可能である。 仮撚で要求される解舒速度は 2 0 0〜 8 0 0 分にも達するが、その速度で解舒張力の変動が小さく、 安定して糸加工を行うためにはサドルが 4 m m未満、 バルジ率が 1 0 %未 満であることが好ましい。 より好ましくはサドルが 3 m m未満、 バルジ率 が 7 %未満である。 なお、 サドル及びバルジ率は 4 kg巻きパッケージで測 定を行った。
次に、 本発明に好ましく用いられる未延伸糸の製造方法の一例を示す。 未延伸糸の主原料となる P P Tの製造方法として、 公知の方法をそのまま 用いることができる。 用いる P T Tの極限粘度 [ η ] は、 紡糸時の曳糸性 を高め、 実用的な強度の糸を得るために 0 . 7 5以上であることが好まし く、 0 . 8 5以上であることがょリ好ましい。 なお、 P P T原料中に含ま れる環状 2量体を主成分とするオリゴマーは、 紡糸時に口金汚れ及び口金 下ハウジングでの針状結晶の析出を促し、 製糸性に悪影響を及ぼすので、 オリゴマー含有量は少ないほどよく、 好ましくは 2重量%以下、 より好ま しくは 1 .5 重量%以下、 さらに好ましくは 1 重量%以下にするとよい。 才 リゴマー量を少なくするための方法としては固相重合が有効な手段となる。 液相重合により P T Tの極限粘度 [ 7? ] を 0 . 4〜 0 . 7とした後、 固相 重合温度 1 8 0〜 2 1 5 °C、 暴露時間 2〜 2 0時間で、 窒素、 アルゴン等 の不活性ガス下もしくは真空度 1 O torr以下、 より好ましくは 1 torr以下の 減圧下で行うことができる。 また、 重合時に生成するビス ( 3—ヒ ドロキ シプロピル) エーテルは軟化点の低下や、 強度等の機械的特性を低下させ る傾向があるため少ないほどよく、 好ましくは 2重量%以下、 より好まし くは〗 重量%以下、 さらに好ましくは 0.5重量%以下である。
また、 P P T未延伸糸は重合を行った後、 そのまま紡糸する直連重紡で 行ってもよいし、 一旦チップ化した後、 乾燥もしくは固相重合し、 紡糸し てもよいが、 前記したように才リゴマー量を少なくするために一旦チップ 化した後、 固相重合することが好ましい。
ここで、 本発明の仮撚加工に好ましく用いられる未延伸糸の製造方法を 図をもって説明する。
溶融紡糸を行うに際しての紡糸温度は、 口金での吐出を安定させるため に P P Tの融点よりも 1 5〜 6 0 °C高い温度で行うことが好ましく、 2 5 〜 5 0 °C高い温度で行うことがより好ましい。 また、 紡糸でのオリゴマー 析出を抑制し、 紡糸性を向上させるために、 必要に応じて口金下に 2〜 2 。 じ の加熱筒ゃ!^。 (モノマー、 オリゴマー) 吸引装置、 ポリマ酸化劣 化あるいは口金孔汚れ防止用の空気、 スチーム、 N 2 などの不活性ガス発 生装置を設置してもよい。
紡糸速度は、 前記したように未延伸糸の強度が 1 · 8 cN/dtex以上、 残留 伸度が 6 0〜 1 8 0 %になるように設定すればよく、 そのためには紡糸速 度 2 5 0 0〜 4 5 0 0 m/m i nの範囲が好ましい。 また、 紡糸後、 巻き 取るまでの間に特定条件で熱処理することで、 繊維構造を安定化させるこ とができる
紡糸速度が 2 5 0 0 m/m i nを下回ると複屈折が 0. 0 3 0未満と低 いために強度が低くなリ、 仮撚時に毛羽、 単糸巻付が発生しやすく、 4 5 0 0 m/m i nを越えるといわゆる延伸糸の構造をとるため変形しにくく なり、 仮撚加工後の捲縮特性が低くなるとともに毛羽、 単糸巻付が発生し やすくなる傾向がある。
また、 紡糸後、 巻き取るまでの間に特定条件下で熱処理を行うことが重 要であり、 巻き取り前に熱処理を連続して行うことにより繊維の構造安定 化が達成され、 さらには巻取後の経時変化が抑制され、 端面周期ムラや内 外層差を回避することができる。 例えば、 図 4に示す紡糸装置において P P Tを溶融し、 口金 1 8から吐出し、 第 1 ゴデ一ロール 2 2を用いて引き 取りつつ、 加熱した第 1 ゴデーロール 2 2もしくは第 2ゴデーロール 2 3 にて熱処理を行い、 巻取機 2 4を用いて巻き取る。 なお、 熱処理時間は 熱処理温度にもよるが、 0. 0 1 〜 0. 1 秒が必要であることから、 セパ レー トロール 2 5を用いて加熱されたゴデ一口一ル 2 3に複数回巻き返す ことが好ましい。 より好ましい熱処理時間は 0 . 0 2〜 0 . 0 8秒であ る。 また、 熱処理は前記の加熱ゴデーロールに限定されるものではなく、 図 5に示すような加熱空気やスチーム等を熱媒とした非接触ヒーターを紡 糸線上 (口金〜第 1 ゴデーロール間)、 もしくはゴデーロール間に設けても よい。
熱処理温度はゴデーロールのような接触式ヒーターの場合温度 7 0〜 1 3 0 °C、 非接触ヒーターの場合は温度 1 2 0 ~ 2 2 0 °Cであることが好ま しく、 より好ましくは接触式ヒーターで 1 0 0〜 1 2 5 °C、 非接触式ヒ一 ターで 1 4 0〜 2 0 0 °Cである。 また、 第 1 ゴデーロール 2 2で引き取つ た後、 第 2 ゴデーロール 2 3や巻取機 2 4との間で弛緩処理することで巻 締まりや遅延収縮率を抑制する効果を高めることができ、 好ましい。
上記方法にて製造し、 巻き取った仮撚糸も遅延収縮により巻き締まリが 生じてくることがある。 このような場合、 仮撚糸の解舒性が低下するばか りか、 絰時変化によって仮撚糸糸長手方向に染めムラが生じてしまう。 こ れを防止するためには仮撚加工後に一旦リラックス工程を入れることが好 ましく、 延伸仮撚後、 巻き取るまでに室温状態で弛緩率 5〜 2 5 %の弛緩 ゾーンを設けることが好ましい。 具体的には例えば図 2においては 2 n d F R 6の表面速度に対してと 3 r d F Rの表面速度を遅くすることによ つて容易に達成可能である。 弛緩ゾーンにおいて、 加熱装置により熱処理 する必要は必ずしもなく、室温で巻き締まリを防止することが可能である。
P P T延伸糸をスピンドル仮撚装置を用いて加工した仮撚加工糸は、 錘 間バラツキが大きく、 編検合格率はせいぜい 9 3 %く らいで、 検査工程に 多大な経費を費やすこととなる。 一方、 本発明の製造方法により製造した 仮撚糸は、 編検合格率を 9 5 %以上にすることが可能となり、 検査工程の 簡素化が可能となり、 好ましい。 また、 十分に装置を整備すれば編検合格 率を 9 8 %以上にすることが可能であり、検査工程の省略化が可能となり、 さらに好ましい。
さらに残留伸度が 6 0 %未満の延伸糸を用いて行うスピンドル仮撚加工 では加工速度はせいぜい 1 O O m Z m i n程度しかできないのに対して、 本発明の製造方法では 3 0 0 m/m i n以上の加工速度が可能であり、 よ リ好ましくは 6 0 0 mZm i n以上、 さらに好ましくは 8 0 0 mZm i n にて仮撚加工することが可能となリ、 工業的に有益である。
仮撚糸の高次通過性を向上させために集束性向上を狙って、 交絡を付与 することは好ましく行われる。 図 2においては 3 r d F R 7と 4 t h F R 8との間でリラックスさせながら交絡ノズル 8を用いて交絡している。 集 束性を向上させる方法としては撚糸、 追油等の方法があり、 必要に応じて 用いればよい。
P P T繊維のヤング率は、 ポリエチレンテレフタレー 卜繊維に比べて低 いために捲縮がやわらかくなる。 しかし、 布帛にしたとき、 ハリ感を与え るためには適度な硬さが必要であり、 断面変形した仮撚糸は好ましい。 特 に P P τ未延伸糸の断面形状が丸断面の時、 効果は大きく、 断面形状効果 によって適度な曲げ固さを付与することが可能となる。 しかし、 極端に断 面変形を生じさせるとグリッターやジャリつき感となって現れるため、 断 面変形度が 1 . 3〜 1 . 8であることが好ましい。 これを達成するために は、 特に仮撚ヒーター出口における糸条温度を 1 0 0 ~ 1 7 5 °Cとするこ とが好ましい。
さらに断面変形度が 1 . 3〜 1 . 7の時ハリ感を生み出しながら表面反 射が少ないためにより好ましい。
先にも述べたように P P T繊維はヤング率が低く、 加撚域上流へ撚が伝 播しにくい。 これを改善するためにポリプロピレンテレフタレー卜未延伸 糸に油剤等を付着させてヒーター、 冷却板、 ガイ ド等との接触抵抗を低減 させることは好ましい。 そのため未延伸糸に種々の油剤成分を付着させて 延伸仮撚を行ったところ、 水不溶性の脂肪酸エステル類および または芳 香族エステル類からなる平滑剤成分が有効であることを見出した。 特に未 延伸糸重量に対して 0. 0 5〜 1 . 0重量%付着しているとき、 ヒーター、 冷却板やガイ ドとの摩擦抵抗が低減されて加撚部上流に効果的に撚を伝播 させることが可能であり、 毛羽の発生が少なく、 錘間および錘内の染め差 が少ないことが判った。 したがって、 延伸仮撚加工後の仮撚糸に平滑剤成 分として水不溶性の脂肪酸エステル類および Zまたは芳香族エステル類が 付着していることが好ましい。 油剤は仮撚加工後にも高次通過性向上のた めに付与される場合があリ、 これに含まれる場合も含める。
ここで水不溶性の脂肪酸エステルおよび κまたは芳香族エステルとして は、 従来公知の平滑剤で好適な例として、 メチル才レー卜、 i —プロピル ミリステー ト、 才クチルパルミテー ト、 才レイルラウレー 卜、 才レイル才 レー卜等の一価アルコールと一塩基性樹脂族カルボン酸のエステル、 ジ才 クチルセバケー 卜、 ジォレイルアジべ一卜等の一価アルコールと多価塩基 性樹脂族カルボン酸のエステル、 ジ才クチルフタレー卜、 トリオレィル卜 リメリテー卜等の一価アルコールと芳香族カルボン酸のエステル、 ェチレ ングリコールジ才レー卜、 卜リメチロールプロパン卜リカプリ レー卜、 グ リセリン卜リオレー 卜等の多価アルコールと一塩基性樹脂族カルボン酸の エステル、 またはこれらのエステルの誘導体としてラウリル ( E O ) n才 クタノエ一卜等のアルキレンオキサイ ド付加エステル (但し、 アルキレン 才キサイ ド付加モル数として化合物自体が水に可溶または自己分散するほ ど大きいと平滑性が損なわれるので、 5モル以下の付加が好ましい) など の単独、 あるいは混合使用を挙げることができるが、 特にこれらに限定さ れるものではない。 また、 流動パラフィン、 スピンドル油等の鉱物油につ いても単独使用の場合には耐熱性が損なわれるので、 平滑剤成分中の 4 0 重量%以下の混合使用については好適な例として挙げることができる。 さ らにポリエーテルもタール化を防止するため混合使用する好適な例として 挙げることができる。 また、 平滑剤成分の配合量は限定されないが、 油剤 成分に対して 5 0〜 7 0重量%とすることが好ましい。
また、 未延伸糸に付着させる油剤成分としては平滑剤の他に乳化剤やそ の他の添加剤が配合されていることが好ましい。
乳化剤成分としては従来公知のものが使用できるが、 好適な例として、 活性水素を 1 以上有する化合物のアルキレン才キサイ ド付加物、 すなわち ラウリルアルコール、 ί ーステアリルアルコール、 ォレイルアルコール、 ォクチルフエノール、 ノニルフエノール等のー価ヒドロキシ化合物のアル キレンオキサイ ド付加物、 グリセリンのモノォレイン酸エステル、 ソルビ タンのモノラウリン酸エステル、 卜リメチロールプロパンのジステアリン 酸エステル等の多価アルコール部分エステルおよびこれらのアルキレン才 キサイ ド付加物、 ヒマシ油のアルキレンオキサイ ド付加物、 ラウリルアミ ン、 ステアリルアミン等のアルキルアミン類のアルキレンオキサイ ド付加 物、 ミリスチン酸、 ステアリン酸、 才レイン酸等の高級脂肪族酸のアルキ レン才キサイ ド付加物、 およびこれらの脂肪酸から誘導されるアミ ドのァ ルキレンォキサイ ド付加物などの非イオン界面活性剤が挙げられるがここ で付加するアルキレン才キサイ ドとしてはエチレン才キサイ ド、 プロピレ ンオキサイ ド等が単独あるいは混合使用される。 このほかにポリエチレン グリコ一ルポリプロピレングリコールのプロック共重合体や、 さらに上記 高級脂肪酸およびそのトリエタノールァミン、ジエタノールァミン等の塩、 およびロー卜油等のァニオン界面活性剤も乳化剤成分として使用できる。 乳化剤成分の配合量は限定されないが、油剤成分に対して 2 0〜 5 0重量% とすることが好ましい。
また、 紡糸、 延伸仮撚用として必要な特性に応じて添加剤、 すなわちァ ルキルスルホネー卜のアルカリ金属塩、 アルキルホスフェートのアルカリ 金属塩、 ポリアルキレングリコールアルキルホスフェー トのアルカリ金属 塩、 脂肪酸石鹼、 アルキルイミダゾリン類等の帯電防止剤のほか、 従来公 知の集束剤、 防鑌剤、 防腐剤、 抗酸化剤、 などを同時に使用できる。 これ ら添加剤の配合量は限定されないが平滑性や耐熱性が損なわれることがあ るので 5 ~ 1 5重量%とすることが好ましい。
また、 仮撚加工糸に水不溶性の脂肪酸エステルおよび または芳香族ェ ステルが付着しているかを特定する方法としては、 油剤成分をメタノール 抽出法にて抽出し、 抽出成分の I Rスペク トルのピーク位置から特定可能 することができる。
P P T仮撚糸の繊度、 単糸繊度、 断面形状等に制限はないが、 通常マル チフィラメントとして 3 3〜 5 6 0 dtex、 単糸繊度として 0 . 1 〜 1 1 dtexが好ましく用いられ、 断面形状として丸断面、 扁平、 三角形等の多角 形、 3葉以上の多葉形、 中空等でも問題なく、 使用目的にょリ適宜選択す ればよい。 さらにマルチフィラメントが単糸耩度ゃ断面形状の異なる単糸 によって構成されることも好ましく行われる。
P P T延伸糸をスピンドル仮燃にょリ製造した公知の仮燃糸は、 ス卜レ ツチ性. 嵩高性には Sんでいるが、 錘間または錘内の染め差が多発するこ とが問題であった。 これは P P T延伸糸のヤング率が低いために ¾5が伝播 しにくく、 さらに加燃張力が 0 . 1 7 cN/dtex未満と低いためにヒーター内 での撚分布が錘閩、 錘内で変化することが主因である。 それに対し、 本発 明の方法により得られる P P T仮撚糸は、 錘間または錘内の染め差や毛羽 が少なく、 高品質の仮撚糸となる。 実施例 以下実施例により本発明をよリ詳細に説明する。 なお実施例中の各特性 値は次の方法で求めた。
A . 極限粘度
オルソクロロフエノール溶液中に試料を溶かし. 2 5でにてォス 卜ワルド粘度計 を用いて複数点の比粘度を求め、 それを 0灞度に外挿して求めた,
B . 強伸度
未延伸糸をオリエンテツク(株)社製 TENSILON UCT-100で JIS L 1013 (化学接維フイラメン卜糸試験方法)に示される定速伸長条件で測定した。 なお、 破断伸度は S— S曲錄における最大強力を示した点の伸びから求め た。
C . 複屈折
未延伸糸を OLYMPUS社製 BH- 2偏光顕微親を用いレターデーシヨン「 と光路長 dを測定し、 褸屈折 Δ π =「Z dを求めた, なお、 dは铤碓中心 での「と繊維径ょリ求めた。 D . 沸水収縮率
JIS L 1013 (化学繊維フィラメント糸試験方法) に準じて測定した。 未 延伸糸パッケージから検尺機でカセを採取し、 90X10— 3 cN/dtex の実長 測定荷重を架けてカセ長し 1 を測定し、引き続いて実長測定荷重をはずし、 沸騰水中に 15分間投入した後取り出し、 風乾し、 再び実長測定荷重を架け てカセ長し 2を測定し、 次式により沸騰水収縮率を算出した。
沸騰水収縮率 ( ) = [( L1- L2) / L 1] X100
E . ウースター斑
糸長手方向の太さ斑(ノーマルテス卜)は、 ツェルべガーウースター(株) 社製 USTER TESTER MONITOR Cで測定した。 条件は、 糸速度 50mZ分 で 1 分間供給し、 ノーマルモードで平均偏差率 (U %) を測定した。
F . サドル及びバルジ率
図 6に示す未延伸糸パッケージの中央部の巻厚 L 1 と、 端面部の巻厚 L 2 を測定し、 L2から L 1 を引いた値をサドルの大きさとした。 また、 図 2に 示す未延伸糸パッケージの最内層の巻き巾 L3及び、 最大巻き巾を示す L4 を測定し、 次式によってバルジ率を算出した。
バルジ率 (%) = ( L 4- L 3) / L 3X100
G . ヒーター出口の糸条温度測定
T O K Y O S E I K O C O. L T D. 製 形式 電源部 : T S— 3 A、 検出端 : E C— 2を用いてヒータ一出口直後において糸条温度を測定 した。
H . 糸条張力
ィンテック社製 デジタルテンシヨンメータ一 I T— 2 0 0を用いて測 定した,
I . ヒーター内の仮撚数
仮撚加工中にヒーター部の入口部および出口部の糸条を同時に把持して、 ヒーター中の糸条を採取し、 電動検撚器を用いて 90X10-3cN/dtex の荷重 下で仮撚数 T (T/m) を測定した。
J . 断面変形度
糸条を糸長手方向に対して垂直に切断して切片をサンプリングし、 光学 顕微鏡により撮影した断面写真を撮影する。 断面写真から単繊維の外接円 の直径と内接円の直径との比を、 仮撚加工する供給糸の外接円の直径と内 接円の直径との比で除した値をすベての繊維について求め、 平均値を計算 する。 K . 伸縮復元率 : R S (Recovery percentage of Shrinkage:%)
仮撚加工糸をパッケージのまま 1 週間放置したサンプルについて、 J I S規格 L 1 0 9 0— 1 9 9 2 5. 8伸縮復元率に従い小カセを作り、 2 4時間放縮後、 粗布で包んだまま 9 8 °Cの熱水中で 3 0分間浸せきした後 試料を取り出し、 濾紙上で 2 4時間自然乾燥させた試料を 5. 8伸縮復元 率に従い測定する。
L . 編み検定
仮撚加工糸のチーズ最表面を取り除き、 適当なゲージ数の筒編み機を用 い、 密度を調整した後、 比較する水準が隣り合うように順番に丸編みを行 う。編物重量に対して、スミカロン N a v y B l u e S - 2 G L 2 0 0 (住友化学社製) を 0. 3 % ( o w f )、 テ卜口シン P E C (山川薬 品社製) を 5. 0 % ( o w f )、 ニツカサンソル卜 # 1 2 0 0 (日華化学 社製) を 1 . 0 % ( 0 w f ) を編物重量に対して 5 0倍の水に均一に分散 させ、 5 0 °Cに調整した後に編物を投入し、 適宜攪拌しながら 〗 〜 2 °CZ m i nの速度で 9 8 °Cまで昇温していき、 引き続き 2 0分間加熱を行い、 その後、 ゆっく り冷却を行い、 サンプルを染める。 編み検定の検定として は、筒編み地を測色計を用いて L値を測定し、全サンプルの平均値の ± 0. 4以内であるとき、 合格とし、 その範囲外のサンプルを不合格とした。 実施例 1
極限粘度 [ 77 ] が 0. 8 9の P P Tを用い、 図 3 に示す紡糸機によリ紡 糸温度 2 6 0 °Cで、 形状が丸形で 3 6孔の口金を用いて、 吐出し、 3 0 0 0 m/m i nの紡糸速度で高配向未延伸糸を 2時間巻き取った。 巻き取り 時に給油ガイ ドを用いて平滑剤、 乳化剤、 添加剤が分散した油剤を未延伸 糸に給油し、 未延伸糸重量に対してォレイルラウレー卜を 0. 2重量%付 着させた。 表 1 に未延伸糸の物性を示す。 ただし、 物性測定は巻き取り後 直ちに行った。 巻き取り後、 直ちに該高配向未延伸糸を図 2の仮撚機を用 いて表 2の条件にて延伸仮撚加工を行った。ただし、 ヒーター 3として 2. 5 mの乾熱ヒーターを、 摩擦仮撚装置 5として上流側よりセラミックディ スク 1 枚、 ウレタンディスク 6枚、 セラミックディスク 1 枚により構成さ れた 3軸ツイスターを用いた。 また、 2 |1 01 8 6に比べて 3 「 01 [¾ 7 の速度を 1 8 %遅く しており、 交絡ノズル 8は用いていない。 仮撚加工は 安定に行うことができ、 嵩高い仮撚糸を得ることができた。 仮撚糸物性を 表 3に示す。 仮撚加工糸を 2 7 Gの筒編み機を用いて丸編みし、 編み検定 したところ未延伸糸パッケージの内外層に染め差は認められなかった。 比較例 1
極限粘度 [ 77 ] が 0. 8 9の P P Tを用い、 図 3に示す紡糸機により紡 糸温度 2 6 0 °Cで、 形状が丸形で 3 6孔の口金を用いて、 吐出し、 1 5 0 0 m/m i nの紡糸速度で未延伸糸を巻き取った。
5時間巻き取った後、 2 5 °C相対湿度 8 0 %の部屋に 1 週間静置した。 ポリプロピレンテレフタレー卜未延伸糸のパッケージは巻き締まり し、 端 面に比べて中央部が大きく、 凹んだ形状となった。 1 週間静置後の未延伸 糸の物性を表 1 に示す。 実施例 1 と同じ装置を用い、 表 2の条件で延伸仮 撚加工を行った。 仮撚加工はやや不安定で、 糸切れも多かった。 仮撚糸物 性を表 3に示す。 仮撚加工糸を 2 7 Gの筒編み機を用いて丸編みし、 編み 検定したところ未延伸糸パッケージの内外層に顕著な染め差および端面周 期ムラが認められ、 品質上問題があった。 比較例 2
極限粘度 [ 77 ] が 0 . 8 9の P P Tを用い、 図 3に示す紡糸機によリ紡 糸温度 2 6 0 °Cで、 形状が丸形で 3 6孔の口金を用いて、 吐出し、 2 0 0 0 m Z m ί nの紡糸速度で未延伸糸を巻き取った。
5時間巻き取った後、 2 5 °C相対湿度 8 0 %の部屋に 1 週間静置した。 ポリプロピレンテレフタレー卜未延伸糸のパッケージは巻き締まり し、 端 面に比べて中央部が大きく、 凹んだ形状となった。 1 週間静置後の未延伸 糸の物性を表 1 に示す。 実施例 1 と同じ装置を用い、 表 2の条件で延伸仮 撚加工を行った。 仮撚加工はやや不安定で、 糸切れも多かった。 仮撚糸物 性を表 3に示す。 仮撚加工糸を 2 7 Gの筒編み機を用いて丸編みし、 編み 検定したところ未延伸糸パッケージの内外層に顕著な染め差および端面周 期ムラが認められ、 品質上問題があった。 比較例 3
極限粘度 [ ] が 0 . 8 9の P P Tを用い、 紡糸温度 2 6 0 °C、 形状が 丸形で 3 6孔の口金を用いて、 1 2 0 0 m / m i nの紡糸速度で未延伸糸 を巻き取り、 次いで 1 s tホッ トロール温度 6 0 °C、 延伸倍率 3倍、 2 n dホッ 卜ロール温度 1 4 0 °C、 延伸速度 6 0 0 m / m i nで延伸した後、 スピンドル巻き取り装置を用いて巻き取り、 5 6 d t e X — 3 6 f の延伸 糸を得た。 該延伸糸を用い、 1 mの乾熱ヒーター、 スピンドル仮撚装置を 用いて、 表 2の条件で仮撚加工を行った。 スピンドル回転数は 4 〗 0 0 r p mに設定した。 連続して 1 0 0 k gの仮撚加工を実施し、 1 k g巻 X 1 0 0個の仮撚加工糸を製造しょうとしたところ、 加工速度が 1 0 0 m / m i nと低いにも関わらず、 糸切れ率は 5 %にも達し、 しかも仮撚加工糸の 編み検定合格率は 9 2 %にとどまった。 実施例 2〜 4
極限粘度 [ 7? ] が 0 . 8 9の P P Tを用い、 図 4に示す紡糸機により紡 糸温度 2 6 0 °Cで形状が丸形で 3 6孔の口金を用いて、 吐出し、 3 0 0 0 m Z m i nの紡糸速度で引き取りつつ 1 1 0 °Cに加熱された 2ゴデ一口一 ルで乾熱処理を行い未延伸糸を巻き取った。 巻き取り時に給油ガイ ドを用 いて平滑剤、 乳化剤、 添加剤が分散した油剤を未延伸糸に給油し、 未延伸 糸重量に対して才レイルラウレー 卜を 0 . 2重量%付着させた。 比較例 1 と同じ条件で 1 週間静置したが、 該未延伸糸のパッケージには巻き締まり は生じなかった。 1 週間静置後の未延伸糸の物性を表 1 に示す。 該未延伸 糸を用いて、 表 2に示すようにヒータ一温度以外は実施例 1 と同じの装置 および加工条件にて延伸仮撚加工を行った。 仮撚加工は安定して行うこと ができ、 嵩高い仮撚糸を得ることができた。 仮撚加工糸を 2 7 Gの筒編み 機を用いて丸編みし、 編み検定したところ未延伸糸パッケージの内外層に 染め差は認められなかった。 また、 仮撚加工温度が高くなるについて捲縮 が強くなり、 嵩高になると共に断面変形度が大きくなるため、 単糸の曲げ 固さが大きくなリ、 適度なハリ感を有するようになった。 比較例 4、 5
実施例 2〜 4と同様な未延伸糸を用い、 表 2に示す加工条件にて延伸仮 撚加工を行った。 仮撚装置は実施例 1 と同じであり、 延伸倍率以外は実施 例 3と同じ条件で延伸仮撚加工を行った。 しかし、 比較例 4では加撚域で バルーニングが生じ、 解撚張力が変動しており、 加工が不安定であった。 一方、 比較例 5では、 糸掛け中に糸切れし、 仮撚糸を得ることはできなか つた。 比較例 4の仮撚糸物性を表 3に示す。 仮撚加工糸を 2 7 Gの筒編み 機を用いて丸編みし、 編み検定したところ糸条長手方向に染めムラが認め られ、 品質上問題があった。 実施例 5
実施例 2〜 4と同様な未延伸糸を用い、 表 2に示す条件で延伸仮撚加工 を行った。 仮撚装置としては、 東レエンジニアリング社製 T F T— 1 5を 用いた (ヒータ一として 1 mの非接触式高温ヒータ一を使用)。 また、 2 n d F R 6に比べて 3 r d F R 7の速度を 1 5 %遅く しており、 交絡は付与 していない。 5 0 0 k gの未延伸糸を連続して延伸仮撚加工を行い、 5 k g巻 X 1 0 0個の仮撚加工糸を製造しょうとしたことろ、 糸切れ率 1 %、 編み検定合格率 9 8 %である高品質な仮撚加工糸を製造することができた。 実施例 6〜 7
極限粘度 [ 77 ] が 0 . 8 9の P P Tを用い、 図 5に示す紡糸機にょリ紡 糸温度 2 6 0 °Cで形状が丸形で 3 6孔の紡糸口金 2 6を用いて吐出し、 チ 厶ニー 2 7にて糸条を T g以下に冷却後、 口金下 1 . 6 mに設置した非接 触ヒーター 2 8 (加熱長 : 1 . 5 m、 熱媒 : 1 8 0 °C加熱空気) で熱処理 を行い紡糸速度 3 5 0 0 m m i nで未延伸糸を巻き取った。 巻き取り時 に給油装置 2 9を用いて平滑剤、 乳化剤、 添加剤が分散した油剤を未延伸 糸に給油し、 未延伸糸重量に対してォレイルラウレー卜を 0 . 2重量%付 着させた。 比較例〗 と同じ条件で 1 週間静置したが、 該未延伸糸のパッケ 一ジには巻き締まりは生じなかった。 1 週間静置後の未延伸糸の物性を表 1 に示す。 該未延伸糸を用いて、 表 2に示す加工条件によって実施例 1 と 同じの装置を用いて延伸仮撚加工を行った。 仮撚加工は安定して行うこと ができ、 嵩高い仮撚糸を得ることができた。 仮撚加工糸を 2 7 Gの筒編み 機を用いて丸編みし、 編み検定したところ未延伸糸パッケージの内外層や 端面周期に対応する染め差は認められなかった。 実施例 8
極限粘度 [ 7? ] が 0 . 8 9の P P Tを用い、 図 4に示す紡糸機により紡 糸温度 2 6 0 °Cで形状が丸形で 3 6孔の口金を用いて、 吐出し、 2 6 0 0 m / m i nの紡糸速度で引き取りつつ 1 1 0 °Cに加熱された 2ゴデ一口一 ルで乾熱処理を行い未延伸糸を巻き取った。 巻き取り時に給油ガイ ドを用 いて平滑剤、 乳化剤、 添加剤が分散した油剤を未延伸糸に給油し、 未延伸 糸重量に対してォレイルラウレー 卜を 0 · 2重量%付着させた。 比較例 1 と同じ条件で 1 週間静置したが、 該未延伸糸のパッケージには巻き締まリ は生じなかった。 1 週間静置後の未延伸糸の物性を表〗 に示す。 該未延伸 糸を用いて、 実施例 1 と同じの装置および表 2に示す加工条件にて延伸仮 撚加工を行い、 嵩高い仮撚糸を得ることができた。 仮撚加工糸を 2 7 Gの 筒編み機を用いて丸編みし、 編み検定したところ未延伸糸パッケージの内 外層に染め差は認められなかった。 発明の効果
本発明によれば、 染めムラ、 毛羽が少なく、 品質的に優れたポリプロピ レンテレフタレ一卜仮撚糸を低コス卜で製造することが可能となり、 上記 仮撚糸はストレッチ性、 嵩高性に優れているだけではなく、 適度なハリ感 を有する布帛となる。
表 1
強度 伸度 沸水収縮率
ホ方糸速度 複屈折 ゥ-スタ-斑 サドル ハ*ルシ * 0. 585 X 0.75X
ST ハ一 巳し SW
(m/min) (X I 0 3、 ) (U%) (mm) ノ \
(%) (1+EL/100) (1+EL/100) (cN/dtex) (%) (%) 実施例 1 3000 2.6 52.5 119 40 1.22 4.2 5 1.28 1.64 比較例 1 1500 1.4 23.1 300 52 1.98 5.5 11
比較例 2 2000 1.8 34.9 195 56 1.43 4.4 7 1.73 2.21 実施例 2〜 5
3000 2.5 43.8 98.5 6.6 0.98 2.5 5 1.16 1.49 比較例 4〜 5
実施例 6〜 7 3500 3.1 57.8 76.5 9.0 0.60 2.0 4 1.03 1.32 実施例 8 2600 2.0 43.7 158 6.0 0.96 1.8 4 1.51 1.93
表 2 延伸倍率 仮撚数 加工速度 ヒ-タ-出口の糸条温度 T 1
DR T1 /TH T (m/min) (。c) (cN/dtex)
(倍) (X D 1 /2) 実施例 1 300 1.4 150 0.35 1.18 28400 実施例 2 300 1.4 100 0.36 1.24 27900 実施例 3 300 1.4 150 0.35 1.18 28400 実施例 4 300 1.4 175 0.34 1.15 28700 実施例 5 600 1.4 150 0.34 1.15 28800 比較例 1 100 2.67 100 0.37 1.32 27200 比較例 2 100 2.0 100 0.37 1.31 27600 比較例 3 100 1.03 150 0.13 1.25 30400 比較例 4 300 1.15 150 0.23 1.32 27100 比較例 5 300 1.55 150
実施例 6 300 1.05 130 0.18 1.03 28700 実施例 7 300 1.10 150 0.25 1.11 28800 実施例 8 300 1.65 150 0.35 1.16 28500
表 3 伸度
繊度 強度 ST RS 沸水収縮率
EL 断面変形度
(dtex) (cN/dtex) (%) SW(%)
(%)
実施例 1 58 2.9 36 45 1.5 9 実施例 2 58 2.7 36 42 1.4 11 実施例 3 58 2.9 38 45 1.5 9 実施例 4 58 3.0 33 45 1.8 8
00
実施例 5 58 3.0 38 48 1.6 9 比較例 1 56 2.5 38 40 1.6 9 比較例 2 56 2.7 37 40 1.6 9 比較例 3 53 2.8 35 48 1.1 9 比較例 4 70 2.6 64 32 1.3 9 実施例 6 98 2.8 50 43 1.2 9 実施例 7 103 2.9 43 44 1.3 10 実施例 8 59 2.8 41 45 1.6 9

Claims

請求の範囲
1. 摩擦仮撚装置を用いて延伸と同時に仮撚を行うに際し、 ポリプロピレン テレフタレー卜未延伸糸を、 1 . 0 5倍〜 1 . 7 0倍の延伸倍率にする と同時に、 未延伸糸の伸度 E L (%) と延伸倍率 D R (倍) を以下の式
( 1 ) を満たすように設定することを特徴とするポリプロピレンテレフ 夕レー卜仮撚糸の製造方法。
式 ( 1 )
0. 5 8 5 X ( 1 + E L/ 1 0 0 ) ≤ D R≤ 0. 7 5 X ( 1 + E L/ 1 0 0 )
2. 延伸倍率 1 . 0 5倍〜 1 . 6 0倍であることを特徴とする請求項 1 記載 のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法。
3. 延伸倍率 1 . 〗 0倍~ 1 . 5 0倍であることを特徴とする請求項 2記載 のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法。
4. 仮撚ヒーター出口における糸条温度が 3 0〜 7 5 °Cであることを特徴 とする請求項 1記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法。
5. 仮撚ヒーター出口における糸条温度が 1 1 0〜 1 6 0 °Cであることを特 徴とする請求項 1 記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方 法。
6. 仮撚加撚張力 T 1 を 0. 1 7 ~ 0. 5 5 cN/dtex とすることを特徴とす る請求項 1 に記載のポリプロピレンテレフタレ一 卜仮撚糸の製造方法。
7. 仮撚加撚張力 T 1 とヒーター前張力 T Hの比 T 1 /T Hが 1 . 0 2〜 1 .
3 0であることを特徴とする請求項 1 に記載のポリプロピレンテレフタ レー卜仮撚糸の製造方法。
8. ヒーター内の仮撚数 Tが 2 7 4 0 0 Z D 1 / 2〜 3 0 6 0 0ノ 1 / 2である ことを特徴とする請求項 1 に記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚 糸の製造方法。
9. ヒータ一として非接触式ヒーターを用いることを特徴とする請求項 1 に 記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法。
10. 下記 ( 1 ) 〜 ( 4 ) 式を満足するポリプロピレンテレフタレー卜未延 伸糸を用いることを特徴とする請求項 1 に記載のポリプロピレンテレフ タレ一卜仮撚糸の製造方法。
( 1 ) 強度 S T (cN/dtex) : 1 . 8≤ S T
( 2 ) 複屈折 Δ η ( X I 0 — ) : 3 0≤ Δ η≤ 7 0
( 3 ) 伸度 E L (%) : 6 0≤ E L≤ 1 8 0
( 4 ) 沸水収縮率 S W (%) : 3≤ S W≤ 1 5
11. 糸の太さ斑 U % (ノーマルモード) が 1 %以下である未延伸糸を用い ることを特徴とする請求項 1 0記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮 撚糸の製造方法
12. サドルが 4 mm未満でかつバルジ率が 1 0 %未満である未延伸糸パッ ケージを用いることを特徴とする請求項 1 0項記載のポリプロピレンテ レフタレ一卜仮撚糸の製造方法。
13. ポリプロピレンテレフタレー 卜を主成分とするポリエステルを溶融紡 糸し、 紡糸糸条を一旦冷却固化した後、 紡糸速度 2 5 0 0〜 4 5 0 0 m 分で糸条を引き取るとともに熱処理時間 0. 0 1 秒以上で加熱処理を 行い巻き取って得た未延伸糸を供給原糸に用いることを特徴とする請求 項 1 0記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法。
14. 接触式ヒーターを用い、温度 7 0 ~ 1 3 0 °Cで加熱処理を行い巻き取 つて得た未延伸糸を供給原糸に用いることを特徴とする請求項 1 3記載 のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法。
15. 非接触式ヒーターを用い、温度 1 2 0〜 2 2 0 °Cで加熱処理を行い巻 き取って得た未延伸糸を供給原糸に用いることを特徴とする請求項 1 3 記載のポリプロピレンテレフタレ一卜仮撚糸の製造方法。
16. 延伸仮撚後、巻き取るまでに弛緩率 5〜 2 5 %の弛緩ゾーンを設ける ことを特徴とする請求項 1 記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸 の製造方法。
17. 延伸仮撚加工速度が 3 0 0 mZm i n以上であることを特徴とする請 求項 1 に記載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸の製造方法。
18. 請求項 1 ~ 1 7のいずれか 1項記載の方法により製造されたことを特 徴とするポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸。
19. 断面変形度が 1 . 3 ~ 1 . 8であることを特徴とする請求項 1 8に記 載のポリプロピレンテレフタレー卜仮撚糸。
20. 平滑剤成分として水不溶性の脂肪酸エステル類および または芳香族 エステル類が付着していることを特徴とする請求項 1 8に記載のポリプ ロピレンテレフタレー卜仮撚糸。
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