WO2001018798A1

WO2001018798A1 - Support de disque optique, procede d'identification de disque optique et dispositif de disque optique

Info

Publication number: WO2001018798A1
Application number: PCT/JP2000/005944
Authority: WO
Inventors: Hiromichi Ishibashi; Shigeru Furumiya
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 1999-09-02
Filing date: 2000-08-31
Publication date: 2001-03-15
Also published as: EP1213710A4; KR20020037352A; CN1273969C; EP1213710A1; KR100470521B1; CN1372684A; US6850478B1; KR100491782B1; KR20040075040A

Description

明細光ディスク媒体と光ディスク識別方法と光ディスク装置技術分野

本発明は、例えば C Dと C D— Rといったような、同一の様式で再生専用の形態と情報の追記が可能な形態とが存在する光ディスク媒体と、両形態を識別するための光ディスク識別方法と、上記光ディスク媒体に対して少なくとも再生処理を実行する光ディスク装置に関する。背景技術

近年、光ディスクは映像、音響、情報などの記録、蓄積といったようにさまざまな用途に用いられている。特に記録可能な光ディスクは、映像もしくは音楽コンテンッのォーサリングつまり量産試作などの用途から、一般ユーザーによる録音もしくは録画用のメディアとして期待されている。

記録可能な光ディスクとしては、例えば C D— Rのように、 C D— Rに記録された情報のフォ一マットが、再生専用の C Dとまったく同一の様式であることが望ましい。記録可能な光ディスクと再生専用の光ディスクとが同一のフォーマツ卜であれば、再生専用の光ディスク装置（C Dプレーヤ）をそのまま用いて記録可能な光ディスクの再生ができるからである。

これは単に光ディスク装置側のコス卜の問題のみならず、コンテンツの普及を促進する上にも重要である。すなわち、 C Dのような再生専用の光ディスクは基板上に予め情報ピッ卜を成形しておくものであるが、通常これらは金型に樹脂を高圧で射出することにより形成される。したがって設備も大がかりとなり、しかも光ディスクの大量生産が前提となる。

その点、 C D— Rのような記録可能な光ディスクは多品種少量生産に適している。したがって、このような記録可能な光ディスクのフォーマットを再生専用の光ディスクと全く同一のフォーマットにしておけば、光ディスク装置は、記録可能な光ディスクを再生専用の光ディスクと見なして再生することができ、その結果、市場の多様化にも迅速に対応することができる。

また、光ディスクをォーサリングに使う場合において、記録可能な光ディスクでシステム検証しても、量産品となる再生専用の光ディスクが記録可能な光ディスクと異なるフォーマツ卜であれば、同等のシステムパフォーマンスが得られるとは限らない。従って、ォーサリングにおいても、再生専用ディスクと記録可能ディスクとが同一のフォーマツトであることが望ましい。

しかし、上記理由によって、再生専用ディスクと記録可能ディスクを全く同一のフォーマットにすると、一方では著作権問題が発生する。つまり、再生専用デイスクを再生してデジタル情報を逐次読み出し、その情報を順次記録可能ディスクに記録する、いわゆるビットバイビットコピーが可能となり、容易に再生専用ディスクの複製ができあがる。

そこで、従来から、著作権保護のための様々なディスクのフォーマットが提案されている。例えば、特開平 5— 2 6 6 5 7 6号には、遵法に情報をディスクに記録（複製）する場合に、わざと無効なセクタ（欠陥セクタ）を設けておくことが開示されている。このようにしておけば、再生専用ディスクにはもともと欠陥セクタたるものは存在し得ないから、対象のディスクが再生専用ディスクを違法複製したかどうかを識別することが出来る。また、特開平 1 0— 3 0 2 4 0 4号には、記録可能ディスクに予め設けられるスパイラル溝を適所切断することによりビッ卜バイビットコピーを出来なくする方法が開示されている。

しかし、上記の技術のいずれも再生専用ディスクと記録可能ディスクとにおいて、互いのフォーマツ卜を異ならせることが前提となっている。

本発明は上記問題点に鑑み、再生専用ディスクと記録可能ディスクとにおいて、両者が全く同一のフォーマツ卜であっても違法なビットバイビットコピーを容易に識別できる光ディスク媒体、光ディスク識別方法および光ディスク装置を提供することを目的とする。発明の開示

本発明の再生専用ディスク媒体は、第 1の情報が予め形成された再生専用ディスク媒体であって、上記第 1の情報は、所定の記録可能ディスク媒体に記録される第 2の情報と同一のフォーマツ卜で形成され、上記再生専用ディスク媒体上の上記第 1の情報の形成方向が、上記所定の記録可能ディスク媒体上の上記第 2の情報の記録方向と逆方向であり、そのことにより、上記目的が達成される。上記再生専用ディスク媒体に、上記第 1の情報が違法であることを示す第 3の情報が予め形成されていてもよい。

上記第 1の情報が所定の変調規則で形成されており、上記再生専用ディスク媒体に、上記所定の変調規則によって生成される符号長以外の符号長の第 1のマークを有する第 4の情報が予め形成されており、上記第 1のマークに隣接して、互いに長さの異なる所定の符号長の第 2のマークおよび第 3のマークが形成されていてもよい。

上記第 1の情報が、上記再生専用ディスク媒体上のスパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿って形成され、上記第 1のスパイラル方向が、上記第 2の情報が記録される上記所定の記録可能ディスク媒体上のスパイラル状の第 2のトラックの第 2のスパイラル方向と逆方向であってもよい。

本発明の記録可能ディスク媒体は、第 1の情報が記録される記録可能ディスク媒体であって、上記第 1の情報は、所定の再生専用ディスク媒体に予め形成される第 2の情報と同一のフォーマツ卜で記録され、上記記録可能ディスク媒体上の上記第 1の情報の記録方向が、上記所定の再生専用ディスク媒体上の上記第 2の情報の形成方向と逆方向であり、そのことにより、上記目的が達成される。上記記録可能ディスク媒体は、上記第 1の情報が遵法であるか違法であるかを示す第 3の情報が記録される領域を有してもよい。

上記第 1の情報が所定の変調規則で記録され、上記記録可能ディスク媒体に、上記所定の変調規則によって生成される符号長以外の符号長の第 1のマークを有する第 4の情報が記録され、上記第 1のマークに隣接して、互いに長さの異なる所定の符号長の第 2のマークおよび第 3のマークが記録されてもよい。

上記第 1の情報が、上記記録可能ディスク媒体上のスパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿って記録され、上記第 1のスパイラル方向が、上記第 2の情報が形成される上記所定の再生専用ディスク媒体上のスパイラル状の第 2のトラックの第 2のスパイラル方向と逆方向であってもよい。

本発明の光ディスク装置は、第 1の情報が予め形成された再生専用ディスク媒体または第 2の情報が記録される記録可能ディスク媒体から、第 1の情報または第 2の情報を少なくとも再生する光ディスク装置であって、上記再生専用ディスク媒体または上記記録可能ディスク媒体を回転させるモー夕と、上記モー夕を制御するモー夕駆動手段とを備え、再生時において、上記再生専用ディスク媒体の回転方向と上記記録可能ディスク媒体の回転方向とが互いに異なり、そのことにより、上記目的が達成される。

上記再生専用ディスク媒体の上記第 1の情報が形成されるスパイラル状の第 1 のトラックの第 1のスパイラル方向と、上記記録可能ディスク媒体の上記第 2の情報が記録されるスパイラル状の第 2のトラックの第 2のスパイラル方向と力互いに逆方向であり、上記光ディスク装置が、上記第 1のスパイラル方向または上記第 2のスパイラル方向から、上記再生専用ディスク媒体と上記記録可能ディスク媒体とを識別するディスク形態識別手段を更に備えてもよい。

上記光ディスク装置が、上記第 1のスパイラル方向または上記第 2のスパイラル方向に応じて上記モー夕の回転方向を切り替える回転方向切替手段を更に備えてもよい。

上記再生専用ディスク媒体には上記第 1の情報が違法であることを示す第 3の情報が予め形成されており、上記再生専用ディスク媒体の再生時には、上記光デイスク装置によって上記第 3の情報は無視されてもよい。

上記再生専用ディスク媒体に、上記第 1のスパイラル方向を示す第 4の情報が予め形成されており、上記記録可能ディスク媒体に、上記第 2のスパイラル方向を示す第 5の情報が予め形成されており、上記方向識別手段が、上記第 4の情報または上記第 5の情報から、上記第 1のスパイラル方向と上記第 2のスパイラル方向とを識別してもよい。

本発明のディスク媒体識別方法は、スパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿って複数のピッ卜が予め形成された再生専用ディスク媒体と、上記第 1のスパイラル方向と逆向きのスパイラル状の第 2のトラックの第 2のスパイラル方向に沿って情報の記録が可能な記録可能ディスク媒体とを識別するデイスク媒体識別方法であって、所定のディスクを所定の方向で回転させてトラッキング制御を行う工程と、上記トラッキング制御を行うときに生成されるトラッキング誤差信号を積算する工程と、積算された上記トラツキング誤差信号の極性から、上記再生専用ディスク媒体と上記記録可能ディスク媒体とを識別する工程とを包含し、そのことにより、上記目的が達成される。

本発明のディスク媒体識別方法は、スパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿って複数のピッ卜が予め形成された再生専用ディスク媒体と、上記第 1のスパイラル方向と逆向きのスパイラル状の第 2の卜ラックの第 2のスパイラル方向に沿って情報の記録が可能な記録可能ディスク媒体とを識別するデイスク媒体識別方法であって、所定のディスクを所定の方向で回転させたときに、上記所定のディスクから第 1の信号を検出する工程と、上記第 1の信号から、上記再生専用ディスク媒体と上記記録可能ディスク媒体とを識別する工程とを包含し、そのことにより、上記目的が達成される。

上記第 1の信号が、互いに長さの異なる第 1の符号長の第 2の信号と第 2の符号長の第 3の信号と第 3の符号長の第 4の信号とを少なくとも含んでもよい。上記識別する工程が、少なくとも上記第 2の信号、上記第 3の信号および上記第 4の信号の再生される順序から、上記再生専用ディスク媒体と上記記録可能デイスク媒体とを識別してもよい。図面の簡単な説明

図 1 Aは、本発明の実施の形態 1における光ディスク媒体の構成図。

図 1 Bは、本発明の実施の形態 1における光ディスク媒体の構成図。

図 2 Aは、本発明の実施の形態 1における光ディスク媒体の一部模式図。図 2 Bは、本発明の実施の形態 1における光ディスク媒体の一部模式図。図 3は、本発明の実施の形態 2における光ディスク装置のブロック図。

図 4 Aは、本発明の実施の形態 2における動作図。

図 4 Bは、本発明の実施の形態 2における動作図。

図 4 Cは、本発明の実施の形態 2におけるスパイラル方向検出方法を示すフロ一チヤ一卜。

図 4 Dは、本発明の実施の形態 2における違法複製検出方法を示すフローチヤ

—卜。

図 5は、本発明の実施の形態 3における光ディスク装置のプロック図。

図 6 Aは、本発明の実施の形態 3における動作図。

図 6 Bは、本発明の実施の形態 3におけるスパイラル方向検出方法を示すフロ一チヤ一卜。発明を実施するための最良の形態

(実施の形態 1 )

以下、本発明の実施の形態 1における光ディスク媒体について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態における光ディスク媒体は、再生専用と記録可能の 2種類の形態を有する。それぞれの形態における光ディスク媒体の構成図を図 1 Aおよび図 1 Bに示す。

図 1 Aは、再生専用の形態をとる場合の光ディスク媒体 1 0 0 0を示している。光ディスク媒体 1 0 0 0において、基板 1 0 0にはスパイラル状のトラック中心線 1 0 3に沿って凹状若しくは凸状のピッ卜またはスペースによる情報マーク 1 0 1およびシンクマーク 1 0 2が形成されている。ここでいうトラック中心線 1 0 3とは、実際に図示したような線形状のものが形成されているのではなく、仮想的なものである。言い換えれば、情報ピット群がスパイラル状に形成されていて、それぞれの中心をなぞったものがトラック中心線 1 0 3である。

図 1 Bは、記録可能の形態をとる場合の光ディスク媒体 2 0 0 0を示している。光ディスク媒体 1 0 0 0において、基板 2 0 0にはスパイラル状のトラック溝 2 0 3が形成されている。情報マーク 2 0 1およびシンクマーク 2 0 2はこのトラック溝 2 0 3に沿って形成される。特に図示はしてはいない力トラック溝 2 0 3上には情報の書き込みまたは書換（以下、記録と表現する）が可能な、相変化膜のように光熱的手段によって反射率等の光学特性が変化する記録膜が予め形成されている。

図 1 Aの形態の光ディスク媒体 1 0 0 0に予め形成されている情報と図 1 Bの形態の光ディスク媒体 2 0 0 0に記録される情報とは、それぞれ同一の記録様式すなわちフォーマツ卜で記録されることを特徴とする。ここでフォーマツ卜とは、例えば変調および復調方式（例えば、 D V Dでは 8— 1 6変調）、エラー訂正方式などの記録再生手順に関する共通規格をいう。すなわち、フォーマットが同一であれば、光ディスクが再生専用、記録可能のいずれの形態をとろうと同一の光ディスクドライブを用いて、少なくとも情報の再生は可能である。

しかし、上述のように、再生専用の光ディスクと記録可能な光ディスクとが全く同じフォーマツ卜であれば違法複製が極めて容易であり、光ディスクに形成若しくは記録された情報の著作権が適切に保護されないことになる。

そこで本実施の形態では、図 1 Aおよび図 1 Bに示されるように、光ディスク媒体が再生専用形態と記録可能形態をとるときとでスパイラルの極性を正反対にしている。このようにすれば、まずは光ディスク媒体がどちらの形態をとるかが識別でき、さらに後述するように、複製が遵法か否かを識別することができる。まず、光ディスク媒体の形態が識別できた場合の遵法性判断の方法について以下に説明する。

図 2 Aおよび図 2 Bは、所定のフォーマットに準じて、光ディスク媒体 1 0 0 0および 2 0 0 0に形成あるいは記録される情報群の構成例を模式的に示したものである。

上記情報群は、通常のデータ（デジタル画像など）が形成若しくは記録されるユーザデータ D A T 1 1 1および 2 1 1 (即ち図 1 Aおよび図 1 Bの情報マーク 1 0 1および 2 0 1 ) と、管理情報などが形成若しくは記録されるコントロールデ一夕 C N T L 1 1 3および 2 1 3と、シンクマーク 1 1 2および 2 1 2 (即ち図 1 Aおよび図 1 Bのシンクマーク 1 0 2および 2 0 2 ) より構成される。さらにコントロールデータ C N T L 1 1 2には複製情報 C Pが含まれる。例えば記録可能な光ディスク媒体に、許諾を得て、ある情報を記録する場合、 C P = 0 (遵法に記録された）を光ディスク媒体に記録する。つまり情報提供元は、通信回線等を通してデジタル T V映像を受信する側に供給する場合、支払い額に応じて、記録許諾か否かの情報を受信する側に送り、受信する側は許諾ならば C P = 0を禁止ならば C P = 1 (違法に複製された）を光ディスク媒体に記録するようにする。一旦、記録禁止の情報が書き込まれた光ディスク媒体からの情報の再生を禁止するように規格上決めておけば、許諾を受けずに記録した情報は再生できないことになる。

上記の場合は、記録情報の供給側が記録装置をコントロールすることが可能であるため比較的簡単に違法複製を防止することが可能である。しかし、再生専用の光ディスクから記録可能な光ディスクへ違法に情報をビッ卜バイビットコピーする場合はこれを禁止する手段が無いため、容易に複製媒体を作製することがでさる。

そこで、本実施の形態では、再生専用の形態をとる光ディスク媒体 1 0 0 0には予め違法複製によつて生成されたことを示す複製情報 C P = 1を形成しておく。そうすれば、これをビットバイビットコピーした光ディスク媒体 2 0 0 0にはすベて違法情報も記録されるから、コピーされた光ディスク媒体の再生は禁止されることになる。

もっとも、再生専用の光ディスク媒体 1 0 0 0にはすでに "違法" な情報が形成されているから、この再生専用の光ディスク媒体 1 0 0 0からの情報再生も禁止されることになるが、再生されようとする光ディスク媒体が再生専用と記録可能とのいずれの形態であるかが識別できれば、再生専用の光ディスク媒体 1 0 0 0の再生時は上記の "違法" な情報を無視することによって、情報の再生が可能となる。

そこで、再生されようとする光ディスク媒体が再生専用と記録可能とのいずれの形態であるのかを識別する手段が要求される。本実施の形態では、光ディスク媒体の再生専用と記録可能のそれぞれの形態において、トラックスパイラルの方向を互いに逆向きに設けることによって、両者が識別可能なようにしている。この識別方法について以下に説明する。

(実施の形態 2 )

図 3は、本発明の実施の形態 2における光ディスク装置 3 0 0 0のブロック図である。光ディスク装置 3 0 0 0において光ディスク媒体 1はディスクモー夕 1 0に設けられ所定の方向に回転している。光ディスク媒体 1として、図 1 Aおよび図 1 Βに示される光ディスク媒体 1 0 0 0および 2 0 0 0が用いられる。光へッド 2はこの光ディスク媒体 1に形成若しくは記録されている情報を読み取り、情報再生手段 3は光ディスク媒体 1から得られる再生信号から情報データを再現する。

具体的には、例えば、情報再生手段は信号二値化回路、 P L L回路（図示せず）から構成されていて、再生信号を二値パルス信号に変換したあと、同期クロックを生成し、これを用いて同期化された情報デ一夕を生成する。ディスク形態識別手段 6は光ディスク媒体 1のスパイラルの方向を識別し、これによつて光デイスク媒体 1が再生専用若しくは記録可能のいずれの形態をとるかを識別する。スパイラルの方向検出方法の一例を図 1 Aから図 4 Bを参照して説明する。

図 2 Aおよび図 2 Bに示される情報群の構成例では、フォーマット上、シンクマーク（図中 S Yで表記） 1 1 2または 2 1 2は、 1デ一夕ブロックごとに挿入されている。シンクマークとはデータの先頭を見つける、つまりデータ同期をとるためにデータブロックの境目を明示するためのものであり、一般に、通常のデ一夕中には存在し得ない符号が用いられる。例えば、 D V Dフォーマットの場合、 8 _ 1 6変調された通常のデータは 3 T〜 1 1 T (Τ：チャネルクロック長）の符号長に制限されているが、このフォーマットにおいて、通常データの最長マーク（1 1 T) より長いマーク、例えば 1 4 Τを含む符号をシンクマークとして定義しておけば、他のデータとシンクマークとを容易に識別することができる。図 4 Α、図 4 Βおよび図 4 Cに示されるフローチャート 3 1 0 0を参照して、本実施の形態におけるスパイラル方向検出方法を説明する。

本実施の形態では、図 4 Αおよびに図 4 Β示されるように、 1 4 T (ピット）マークとその前後にそれぞれ長さの異なる 3 Tと 5丁の（スペース）マークを設ける。このように設定しておけば、光ディスク媒体 1の再生時に、まず 1 4 Tを検出することによってシンクマークそのものを識別する（図 4 Cのステップ 1 0 1 ) ことができ、さらに、この両隣のマークがどのような順序で検出されたかを検知する（ステップ 1 0 2 ) ことにより、光ディスク媒体 1の上記スパイラルの方向、つまりは光ディスク媒体 1の形態を識別することができる。

つまり、記録可能な形態をとる光ディスク媒体 2 0 0 0の場合、再生専用の光ディスク媒体 1 0 0 0と逆方向にスパイラルが形成されているから、記録可能な形態の光ディスク媒体 2 0 0 0に情報を記録する場合、当然、ディスクモー夕は再生専用の光ディスク媒体 1000の場合と逆回転しなければならない。光ディスク媒体 2000を再生する場合も同じである。言い換えると、光ディスク媒体 2000を光ディスク媒体 1 000と同じ方向に回転させて情報を再生した場合、図 4 Aおよび図 4 Bに示したように、情報の再生方向は逆になる。つまり、正しくは 3T、 14T、 5 Τの順に情報が再生されるべきところ、 5Τ、 14Τ、 3 Τの順に再生されるので、光ディスク媒体 1が光ディスク媒体 2000であると判定される。情報が 5Τ、 14Τ、 3 Τの順に再生された場合は、光ディスク媒体 1の回転方向が逆に設定される（ステップ 103) 。情報が 3Τ、 14Τ、 5 Τの順に再生された場合は、光ディスク媒体 1の回転方向を変更せずにそのまま情報の読み取りが続けられる（ステップ 1 04) 。

このように、識別可能な 14 Τ長のマークの両隣に、互いにマーク長の異なるマークを設け、ディスク形態識別手段 6 (図 3) を用いてこれらの再生順序を検知すれば、信号の再生方向すなわちスパイラル方向が分かり、さらに光ディスク媒体 1の形態を識別することができる。

次に、上記のようにしてディスクの形態（スパイラル方向）が判定できた後に実行される、違法複製検出方法を図 4 Dに示されるフローチャート 3200を参照して説明する。

本実施の形態において、一旦スパイラル方向が識別されると極性切り替え信号 POL (図 3) を極性切り替え手段 9に送る。極性切り替え手段 9はディスクモ一夕 10とこれに駆動電流を供給するモー夕駆動手段 8との間に設けられており、極性切り替え信号 POLに応じてディスクモー夕 10に供給される電流の向きを切り替える。たとえば再生専用形態の光ディスク媒体 1000を正方向で再生するときを P〇L=0、この方向で記録形態の光ディスク媒体 2000を再生するときを P〇L= 1とし、極性切り替え手段 9はこれに応じてクロスバー動作を行うとする。これによつて電流の向きが切り替わればディスクモータ 10の回転も逆転する。上記一連の処理によって光ディスク媒体の形態に拘わらず、情報の再生が実行される。

光へッドより正しい方向で情報が読み出されると、情報再生手段 3は図 2 Aおよび図 2 Bで示されるフォーマツ卜に即して情報の再生処理を実行する。その処理中に複製情報 CPが再生される（図 4Dのステップ 20 1) 。

次に、図 4 Cのフローチャートの結果に基づき、光ディスク媒体 1が、再生専用形態の光ディスク媒体 1000であるか記録可能形態光ディスク媒体 2000 であるかを判断する（ステップ 202) 。

光ディスク媒体 1が、再生専用形態の光ディスク媒体 1000である場合、上述のように、再生専用形態の光ディスク媒体 1 000ではすベて CP= 1 (違法）となっているが、複製情報判定手段 4はディスク形態識別手段 6がスパイラルの方向を識別し、再生専用形態の光ディスク媒体 1000を再生している（P OL-0) と判定すれば、この違法情報を無視する。このとき複製情報判定手段 4は出力 C=0 (遵法）を出力し、情報の読み取りが続けられる（ステップ 20 3) 。

一方、記録可能形態光ディスク媒体 2000の再生の場合、ディスク形態識別手段 6は POL= 1を出力する。このとき複製情報判定手段 4は複製情報をそのまま出力する。すなわち、光ディスク媒体 2000に記録されている情報が遵法的な手続きを踏んで記録されたものであれば C=0と、そうでなければ C= 1を出力する（ステップ 204) 。

ゲー卜 5は複製情報判定手段 4の出力 Cに応じて再生信号 SDATAを出力するか否かの動作を行う。本実施の形態の場合、 C=0であれば再生信号 SDAT Aを出力し（ステップ 205) 、 C= 1であれば出力を禁止する（ステップ 20 6) ₀

以上のように、本実施の形態によれば再生専用形態の光ディスク媒体 1000 には違法複製の履歴を示す情報を予め形成しておき、しかも、記録可能形態の光ディスク媒体 2000のスパイラルを、光ディスク媒体 1000と逆向きに形成しておくことによって、両形態のディスクを的確に識別することができ、さらに、違法に複製された情報を容易に識別することができる。

また、本実施の形態によれば、再生専用形態の光ディスク媒体 1 0 0 0から同一フォーマツ卜を有する記録可能形態の光ディスク媒体 2 0 0 0にビットバイビットコピーを行ったとしても容易に違法性を識別し、再生を禁止することによつて著作権の保護を図ることができる。

なお、本発明の実施の形態の説明において説明される同一フォーマツ卜とは、寸分違わぬ形状を持つといった意味に必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨からすれば、再生専用の光ディスクドライブから見て、記録可能形態のフォーマツ卜が再生専用形態のフォーマツ卜と擬制できるものも含まれる。

例えば、記録可能形態のディスクは、再生専用形態のフォーマットに加え、物理アドレスを有している場合がある。物理アドレスとは記録可能形態のディスク上に予め形成されたアドレス情報のことであり、ディスクが初期状態つまり未だ何も記録されていないときなどには物理ァドレスを指標に情報の記録を行う。この場合、厳密に言えば、記録可能形態のディスクのフォーマットは、再生専用形態のディスクのフォーマツ卜と異なるが、再生専用の光ディスク装置がこれを再生する場合、単に、この物理アドレスを無視して再生するように設定されていれば、実質上、記録可能形態のディスクのフォーマットと再生専用形態のディスクのフォーマツ卜とは同一のフォーマツ卜であると言える。

また、互いに逆方向のスパイラルでトラックが形成された両形態のディスクが互いに同一のフォーマツ卜であると言えるかどうかについても、本発明の趣旨からすれば同一と言える。両形態のフォーマツ卜と同一にすべき理由の一つとして、例えば、ディスクをォ一サリングディスクとして用いる場合、記録可能形態のデイスクが、最終的に商品となる再生専用形態のディスクと同一のフォーマットを有していないと、システムパフォーマンスが十分検証できないと上述した。しかし、本実施の形態の場合、光ディスクの回転方向が逆回転になったところでシステムパーフォーマンスに影響を与えることはないと考えられる。また、多品種少量生産の観点で記録可能形態のディスクにメーカーが情報を記録することによつて製造した "再生専用ディスク" を一般ユーザーが使用する場合、大量生産による再生専用ディスクとモータ一の回転方向が逆であるからといって、再生パフオーマンスが異なるとは考えられない。

(実施の形態 3 )

図 5は、本発明の実施の形態 3における光ディスク装置 4 0 0 0のブロック図である。図 5に示される光ディスク装置 4 0 0 0において、図 3に示される光デイスク装置 3 0 0 0と同一の構成要素については、同一の参照符号で表している。すなわち、光ディスク装置 4 0 0 0において、光ディスク媒体 1、情報再生手段 3、複製情報判定手段 4、ゲート 5、モー夕駆動手段 8、極性切り替え手段 9 、ディスクモー夕 1 0は図 3に示された光ディスク装置 3 0 0 0の各構成要素と同等の機能を有する。

光ディスク装置 4 0 0 0おいて、光へッド 2 0はレーザー光源 2 0 aが発したレーザ一ビームを光ディスク媒体 1に集光する対物レンズ 2 0 bと、光ディスク媒体 1からの反射ビームを電気信号群に変換するフォ卜ディテクタ 2 0 cとを具備し、ヘッドアンプ 2 1はこの電気信号群から情報再生信号 H Fとトラッキングエラー信号 T Eを生成する。トラッキングエラー信号 T Eは位相補償フィルタ一 2 2に入力され、位相補償フィルター 2 2からトラッキング制御信号 T Cが出力される。トラッキング制御信号 T Cはドライブアンプ 2 3を経て光ヘッド 2 0のトラッキングァクチユエ一夕 2 0 dにフィードバックされ、トラッキング制御が実行される。本実施の形態では、このトラッキング制御信号 T Cからスパイラル方向を識別して光ディスク媒体 1の形態を識別することを特徴とする。

上記トラッキング制御によって、対物レンズ 2 0 bから光ディスク媒体 1に照射される集束レーザービームの位置は、光ディスク媒体 1上に形成されたトラックに追従するべく制御される。光ディスク媒体 1が所定方向に回転しているとすると、上記集束レーザ一ビームは、光ディスク媒体 1の外周方向あるいは内周方向に移動する。外周方向か内周方向に移動するかは、光ディスク媒体 1上のトラックのスパイラル方向による。従って、トラッキング制御された集束レーザービームの移動方向から、光ディスク媒体 1のスパイラル方向、さらには光ディスク媒体 1の形態を識別することができる。

集束レーザービームの移動方向を検出するための具体的手段として、例えば、トラッキングァクチユエ一夕 2 0 dの変位を検出するような光学素子を用いるなどの方法があるが、本実施の形態では、トラッキングエラー信号の蓄積誤差の極性を積分回路 2 4とコンパレータ 2 5を用いて検出している。図 6 Aおよび図 6 Bに示されるフローチャート 4 1 0 0を参照して、集束レーザービームの移動方向から、光ディスク媒体 1のスパイラル方向を検出する方法を説明する。

上述したトラッキング制御系は、検出されたトラッキングエラー信号をトラッキングァクチユエ一夕 2 0 dにフィードバックするものである（図 6 Bのステツプ 3 0 1 ) 。検出されたトラッキングエラー信号は積算され（ステップ 3 0 2 ) 、積算トラッキングエラー信号の極性が識別される（ステップ 3 0 3 ) 。トラツキングァクチユエ一夕 2 0 dは、特に図示されていないが、対物レンズが装着された可動部と、電磁コイルが設けられた固定部とからなり、両者は弱い弾性体（例えばパネ）で結合されており、いわば、バネー質量系の二次の積分特性を有している。つまり、トラッキングァクチユエ一夕 2 0 dは、トラッキング制御によつて、トラッキングエラー信号 T Eを積算した値に相当する距離だけ変位する性質を有する。言いかえれば、トラッキングァクチユエ一夕 2 0 dは、積算された駆動力でもってパネの反力に打ち勝つ力を得ている。従って、積分回路 2 4による積算出力は、正にトラッキングァクチユエ一夕 2 0 dの変位と対応している。図 6 Aに所定の回転方向において、光ディスク媒体 1の再生専用形態、記録可能形態それぞれの場合における積算トラッキングエラー信号 S T E (即ち上述の積算出力）の変化の様子の一例を示す。図 6 Aにおいて、光ディスク媒体 1として再生専用形態の光ディスク 1 0 0 0 に対してトラッキング制御を実行した場合、例えば、トラッキングァクチユエ一夕 2 0 dは外周方向へ変位して行き、このとき積算トラッキングエラー信号 S T Eは正方向へ変化する。この場合は、そのまま情報の読み取りが続けられる（ステツプ 3 0 4 ) 。

一方、スパイラルが逆向きに形成された記録可能形態の光ディスク 2 0 0 0を再生した場合、トラッキングァクチユエ一夕 2 0 dは内周方向へ変位し、積算卜ラッキングエラー信号 S T Eは負方向へ変化する。従って、積算トラッキングェラー信号 S T Eが変化する極性が識別できれば、光ディスク媒体 1のスパイラル方向、すなわちディスクの形態を識別することができる。

本実施の形態では図 6 Aに示されるように、負電位側にしきい値— V t hを設け、積算トラッキングエラー信号 S T Eがこのしきい値— V t hを下回ったときにコンパレータ 2 5が作動し、コンパレータ 2 5からの信号をラッチ 2 6で保持し、これにより、ラッチ 2 6は、極性切り替え信号 P O Lを極性切り替え手段 9 および複製情報判定手段 4に供給する（ステップ 3 0 5 ) 。

また、上記のようにして光ディスク媒体 1のディスクの形態が識別された後、図 4 Dに示したような方法で違法複製検出が行われる。

以上のように、本実施の形態によれば、トラッキングエラー信号 T Eの積算量により光ディスク媒体 1のスパイラル方向、さらには光ディスク媒体 1の形態を識別することが出来る。

本発明において、光ディスク媒体の回転方向の切り替えは、上記で説明したように光ディスク装置によって自動的に行われることが望ましいが、ユーザが手動で光ディスク装置を操作して光ディスク媒体の回転方向の切り替えを行ってもよい。

なお、本発明は、光ディスクに適用されるのみならず、光磁気ディスクおよび磁気ディスク等、任意のディスク形状の記録媒体にも適用することが可能である。産業上の利用可能性

以上のように、本発明によれば、光ディスクが、再生専用の形態と記録可能な形態とで同一フォーマットを有し、しかも互いに逆スパイラル方向にトラックを形成することによって、両形態を容易に識別することができる。さらに遵法に光ディスクに情報が記録されたか否かを識別することができ、これらの特徴により著作権の適切な保護を図ることができる。

Claims

請求の範囲

1 . 第 1の情報が予め形成された再生専用ディスク媒体であって、

該第 1の情報は、所定の記録可能ディスク媒体に記録される第 2の情報と同一のフォーマットで形成され、

該再生専用ディスク媒体上の該第 1の情報の形成方向が、該所定の記録可能デイスク媒体上の該第 2の情報の記録方向と逆方向である、再生専用ディスク媒体。

2 . 前記第 1の情報が違法であることを示す第 3の情報が予め形成されている、請求の範囲 1に記載の再生専用ディスク媒体。

3 . 前記第 1の情報が所定の変調規則で形成されており、

前記再生専用ディスク媒体に、該所定の変調規則によって生成される符号長以外の符号長の第 1のマークを有する第 4の情報が予め形成されており、

該第 1のマークに隣接して、互いに長さの異なる所定の符号長の第 2のマークおよび第 3のマークが形成されている、請求の範囲 1に記載の再生専用ディスク媒体。

4 . 前記第 1の情報が、前記再生専用ディスク媒体上のスパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿って形成され、

該第 1のスパイラル方向が、前記第 2の情報が記録される前記所定の記録可能ディスク媒体上のスパイラル状の第 2のトラックの第 2のスパイラル方向と逆方向である、請求の範囲 1に記載の再生専用ディスク媒体。

5 . 第 1の情報が記録される記録可能ディスク媒体であって、

該第 1の情報は、所定の再生専用ディスク媒体に予め形成される第 2の情報と同一のフォーマツ卜で記録され、

該記録可能ディスク媒体上の該第 1の情報の記録方向が、該所定の再生専用デイスク媒体上の該第 2の情報の形成方向と逆方向である、記録可能ディスク媒体。

6 . 前記第 1の情報が遵法であるか違法であるかを示す第 3の情報が記録される領域を有する、請求の範囲 5に記載の記録可能ディスク媒体。

7 . 前記第 1の情報が所定の変調規則で記録され、

前記記録可能ディスク媒体に、該所定の変調規則によって生成される符号長以外の符号長の第 1のマークを有する第 4の情報が記録され、

該第 1のマークに隣接して、互いに長さの異なる所定の符号長の第 2のマークおよび第 3のマークが記録される、請求の範囲 5に記載の記録可能ディスク媒体。

8 . 前記第 1の情報が、前記記録可能ディスク媒体上のスパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿つて記録され、

該第 1のスパイラル方向が、前記第 2の情報が形成される前記所定の再生専用ディスク媒体上のスパイラル状の第 2の卜ラックの第 2のスパイラル方向と逆方向である、請求の範囲 5に記載の記録可能ディスク媒体。

9 . 第 1の情報が予め形成された再生専用ディスク媒体または第 2の情報が記録される記録可能ディスク媒体から、第 1の情報または第 2の情報を少なくとも再生する光ディスク装置であって、

該再生専用ディスク媒体または該記録可能ディスク媒体を回転させるモータと、該モ一夕を制御するモー夕駆動手段と、

を備え、

再生時において、該再生専用ディスク媒体の回転方向と該記録可能ディスク媒体の回転方向とが互いに異なる、光ディスク装置。

1 0 . 前記再生専用ディスク媒体の前記第 1の情報が形成されるスパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向と、前記記録可能ディスク媒体の前記第 2の情報が記録されるスパイラル状の第 2のトラックの第 2のスパイラル方向とが、互いに逆方向であり、

該第 1のスパイラル方向または該第 2のスパイラル方向から、該再生専用ディスク媒体と該記録可能ディスク媒体とを識別するディスク形態識別手段を更に備える、請求の範囲 9に記載の光ディスク装置。

1 1 . 前記第 1のスパイラル方向または前記第 2のスパイラル方向に応じて、前記モー夕の回転方向を切り替える回転方向切替手段を更に備える、請求の範囲 1 0に記載の光ディスク装置。

1 2 . 前記再生専用ディスク媒体には前記第 1の情報が違法であることを示す第 3の情報が予め形成されており、

該再生専用ディスク媒体の再生時には、前記光ディスク装置によって該第 3の情報は無視される、請求の範囲 9に記載の光ディスク装置。

1 3 . 前記再生専用ディスク媒体に、前記第 1のスパイラル方向を示す第 4の情報が予め形成されており、

前記記録可能ディスク媒体に、前記第 2のスパイラル方向を示す第 5の情報が予め形成されており、

前記方向識別手段が、該第 4の情報または該第 5の情報から、該第 1のスパイラル方向と該第 2のスパイラル方向とを識別する、請求の範囲 1 0に記載の光デイスク装置。

1 4 . スパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿って複数のピッ卜が予め形成された再生専用ディスク媒体と、該第 1のスパイラル方向と逆向きのスパイラル状の第 2のトラックの第 2のスパイラル方向に沿つて情報の記 δ 録が可能な記録可能ディスク媒体とを識別するディスク媒体識別方法であって、所定のディスクを所定の方向で回転させてトラッキング制御を行う工程と、該トラッキング制御を行うときに生成されるトラツキング誤差信号を積算する工程と、

積算された該トラツキング誤差信号の極性から、該再生専用ディスク媒体と該 0 記録可能デイスク媒体とを識別する工程と、

を包含する、方法。

1 5 . スパイラル状の第 1のトラックの第 1のスパイラル方向に沿って複数のピッ卜が予め形成された再生専用ディスク媒体と、該第 1のスパイラル方向と逆5 向きのスパイラル状の第 2の卜ラックの第 2のスパイラル方向に沿って情報の記録が可能な記録可能ディスク媒体とを識別するディスク媒体識別方法であって、所定のディスクを所定の方向で回転させたときに、該所定のディスクから第 1 の信号を検出する工程と、

該第 1の信号から、該再生専用ディスク媒体と該記録可能ディスク媒体とを識0 別する工程と、

を包含する、方法。

1 6 . 前記第 1の信号が、互いに長さの異なる第 1の符号長の第 2の信号と第 2の符号長の第 3の信号と第 3の符号長の第 4の信号とを少なくとも含む、請求5 の範囲 1 5に記載のディスク媒体識別方法。

1 7 . 前記識別する工程が、少なくとも前記第 2の信号、前記第 3の信号および前記第 4の信号の再生される順序から、前記再生専用ディスク媒体と前記記録可能ディスク媒体とを識別する、請求の範囲 1 6に記載のディスク媒体識別方法。