WO2000012258A1 - Procede et dispositif d'optimisation de programme de commande numerique d'usinage - Google Patents

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Description

明 細 書
N C加工における N Cプログラムの最適化方法及び装置 技術分野
本発明は N C加工における N Cプログラムの最適化方法及び装置、 特に数値制 御情報を用いて各種の加工制御を行う N C加工において、 実加工に用いられる N Cプログラムから各種の加工情報あるいは加工条件を抽出し、 これが最適で無か つた場合、 既に記憶してある加工情報あるいは加工条件を基に N Cプログラムを 最適化し、 この最適化された実加工プログラムの加工情報あるいは加工条件を抽 出し、 これを汎用情報として当該数値制御される工作機械あるいは他の数値制御 工作機械に発展的に利用可能な情報として記憶することのできる N Cプログラム の最適化方法及び装置に関するものである。 背景技術
通常、 N Cプログラムなどの数値制御情報には、 工具割り出し指令、 主軸回転 数指令、 送り速度指令、 移動 ·補間指令、 補助機能指令等の独自情報や加工履歴 が組み込まれ、 加工制御対象である工作機械に適する数値制御情報がその都度 N Cプログラムとして作成されている。
従来における数値制御情報は、 素材データと最終部品形状が与えられることに よって、 C A D / C A Mあるいは自動プログラミングツール等を用いて所望の N Cプログラムとして作成され、 これを実際の工作機械においてシミュレーション あるいはテストカツ トを繰り返しながら現場にて N Cプログラムの調整 (修正編 集) を行い、 最終的に実加工 N Cプログラムとして工作機械の加工制御に用いら れていた。
このように従来の N C加工システムにおいては、 数値制御情報を修正編集した ときの作業を繰り返し利用したり、 フィードバックしたり、 あるいはノウハウと して蓄積再利用可能としていなかった。
この問題を解決するものとして P C T / J P 9 6 / 0 3 2 6 4のような技術が 研究開発されている。 これは、 数値制御情報、 特に修正編集の完了した実加工 N Cプログラムを分析し、 最終的に現場で量産加工に用いられる実加工 N Cプログ ラムから逆に現場ノゥハウその他の各種の加工条件すなわちある特定の作業に対 する最適な加工情報あるいは加工条件を抽出し、 これをデータベースとして用い ることを可能とするものである。 そうすることにより、 最適な現場加工プログラ ムをこれらのフィードバックされたデータベースから瞬時に自動プログラミング することが可能となる。
このように、 前述した従来技術では、 分析した実加工 N Cプログラムの各種加 ェ情報あるいは加工条件をノゥハウとしてデ一夕べ一ス化することができる。 し かし、 実加工 N Cプログラムの中には、 修正編集が完了している実加工 N Cプロ グラムでも時代の流れと共に最適ではなくなってしまっているもの、 工具 ·チッ プ等の改良により同じ工具でも切削条件が最適でなくなっているもの、 或いは、 修正編集が完了しているかどうかが不明のものもある。 従って、 これらの実加工 N Cプログラムを分析し、 その加工情報や加工条件をデータベースにそのまま加 えてしまうと、 むしろデータベースが最適ではなくなつてしまうという問題があ つた。
本発明は、 このような課題に鑑みなされたものであり、 その目的は、 実加工 N Cプログラムの加工情報あるいは加工条件が最適でない場合でも、 その実加工 N Cプログラムを最適化し、 この最適化された実加工 N Cプログラムの加工情報あ るいは加工条件をデ一夕ベースとして用いることを可能とすることにある。 発明の開示
本発明は、 N Cプログラムにて加工制御が行われる N C加工において、 N Cプ 口グラムを分析して加工情報あるいは加工条件を抽出する加工方法分析手段と、 前記加工情報あるいは加工条件を書き換え可能に記憶する記憶手段と、 前記記憶 手段に記憶されている既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化す る N Cプログラム最適化手段と、 を有することを特徴とする。
また、 本発明は、 前記 N Cプログラム最適化手段が前記記憶手段に記憶されて いる既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化する最適化モ一ドと、 前記加工方法分析手段により抽出された加工条件を前記記憶手段に記憶する解析 記憶モ一ドと、 を切り換えるモード切換手段を有することを特徴とする。
更に本発明は、 前記 N Cプログラム最適化手段が前記記憶手段に記憶されてい る既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを複数のパターンに最適化する ことが可能なことを特徴とする。
更に本発明は、 前記 N Cプログラム最適化手段が前記記憶手段に記憶されてい る既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化する前に、 複数のパ夕 ーンの中から最適化する条件を選択することが可能なことを特徴とする。
更に本発明は、 N Cプログラムにて加工制御が行われる N C加工において、 N Cプログラムを分析して加工情報あるいは加工条件を抽出する加工方法分析ステ ップと、 前記加工条件を書き換え可能に記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステ ップにより記憶されている既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適 化する N Cプログラム最適化ステップと、 を有することを特徴とする。
更に本発明は、 前記 N Cプログラム最適化ステツプが前記記憶ステヅプにより 記憶されている既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化する最適 化モ一ドと、 前記加工方法分析ステツプにより抽出された加工条件を前記記憶ス テツプにより記憶する解析記憶モードと、 を切り換えるモード切換ステップを有 することを特徴とする。
更に本発明は、 前記 N Cプログラム最適化ステツプが前記記憶ステツプにより 記憶されている既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを複数のパターン に最適化することが可能なことを特徴とする。
更に本発明は、 前記 N Cプログラム最適化ステツプが前記記憶ステツプにより 記憶されている既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化する前に、 複数のパターンの中から最適化する条件を選択することが可能なことを特徴とす 以上のように、 本発明に係る N C加工システムによれば、 実加工 N Cプログラ ムの加工条件が最適でない場合、 その実加工 N Cプログラムの加工方法を分析し て、 データベースの既存のデ一夕を基にその実加工 N Cプログラムを最適化する ことができる。 そして、 この最適化された実加工 N Cプログラムの加工条件を抽 出してデータベース化することが可能となるので、 データベース化される加工条 件は最適なデータのみとなり、 データベースの加工条件を常に最適に保つことが 可能となる。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明に係る NCプログラム最適化方法及び装置が組み込まれた数値 制御システムの全体構成を示すプロック図である。
図 2は、 図 1に示したシステム中の本発明に関する NC加工システム要部を示 すブロック図である。
図 3A, 3 B , 3 Cは、 本発明の実施形態において用いられる実加工 NCプロ グラムの一例を示す図である。
図 4は、 本実施形態で用いる素材形状を示す図である。
図 5は、 本実施形態で用いる最終加工形状を示す図である。
図 6は、 本実施形態で用いる工具リストを示す図である。
図 7A, 7B, 7 C, 7D, 7Eは、 本実施形態において、 実加工 NCプログ ラムから導かれた Gコ一ド展開リストを示す図である。
図 8 Aは、 本実施形態における作業要素加工別の加工条件を切削条件デ一夕べ —スとして示した一例を示す説明図である。
図 8Bは、 本実施形態において、 実加工 NCプログラムから導かれた切削条件 分析デ一夕を示す説明図である。
図 9A, 9 B, 9 Cは、 本発明の実施形態において用いられる実加工 NCプロ グラムの一例に対して時間優先の最適化を実施した結果を示す図である。
図 10は、 本発明の実施形態において用いられる実加工 NCプログラムの加工 要素ごとの順序を表す図である。
図 1 1は、 本発明の実施形態において用いられる実加工 NCプログラムの各加 ェ要素における使用工具の順序を表す図である。
図 12 Aは、 本発明の実施形態において用いられる実加工 NCプログラムの面 割り出しと工具交換のリストを表す図である。
図 12Bは、 本発明の実施形態において用いられる実加工 NCプログラムの面 割り出しと工具交換のリストの時間優先の最適化の中間状態を表す図である。 図 1 2 Cは、 本発明の実施形態において用いられる実加工 N Cプログラムの面 割り出しと工具交換のリス卜の時間優先の最適化を実施した結果を表す図である。 図 1 2 Dは、 本発明の実施形態において用いられる実加工 N Cプログラムの面 割り出しと工具交換のリストの精度優先の最適化を実施した結果を表す図である。 図 1 3 A, 1 3 B , 1 3 Cは、 本発明の実施形態において用いられる実加工 N Cプログラムの一例に対して精度優先の最適化を実施した結果を示す図である。 発明を実施するための最良の形態
以下図面に基づいて、 本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図 1には、 本発明に係る N Cプログラムの最適化方法及び装置が適用された数 値制御工作機械システムの全体構成が示されている。
従来と同様に、 素材データと最終部品形状が与えられることにより、 N Cプロ グラムが作成される。 図において、 素材データは素材形状と材質を含む。 N Cプ ログラム作成手段 2 0は前記入力された素材デ一夕と最終部品形状に各種のデ一 夕ベースから与えられる過去に蓄積されたノウハウデータを加味して所望の N C プログラムを作成する。 実施形態において、 デ一夕べ一スは、 作業展開デ一夕べ —ス 2 1、 切削条件デ一夕べ一ス 2 2、 工具デ一夕ベース 2 3、 加工履歴デ一夕 ベース 2 4からなり、 これらの各デ一夕ベースから、 過去の現場ノウハウその他 実際の加工に必要な条件及び使用する工作機械特有の条件が N Cプログラム作成 のために参照デ一夕として N Cプログラム作成手段 2 0に供給されている。
以上のようにして作成された N Cプログラム、 及び工具リストは数値制御装置 2 5に送られ、 必要な空運転、 テストカッ トあるいはシミュレーションを行い、 従来と同様の N Cプログラム修正編集を経て、 数値制御装置 2 5の最終的に現場 で用いられる実加工 N Cプログラムとして完成する。 図 1においては、 このよう な N Cプログラムの修正編集部については詳細には図示していない。
数値制御装置 2 5は工作機械 2 6を駆動するために N Cプログラム実行手段 2 7、 サ一ボ制御手段 2 8及び誤差補正手段 2 9を含み、 前記 N Cプログラム及び 工具リストそして素材デ一夕はそれぞれ N Cプログラム実行手段 2 7に入力され る。 N Cプログラム実行手段 2 7は、 後述する測定結果を参照しながら前記各入 力データにより適切な送り速度に基づいた補間処理を行ないサ一ボ制御手段 2 8 にサ一ボ制御信号を供給し、 工作機械 2 6をサ一ボ制御手段 2 8の出力駆動信号 によって正しく N Cプログラムに合せた送り駆動制御を行うことができる。 誤差 補正手段 2 9は、 工作機械 2 6の温度変化などによる位置 ·寸法誤差を補正する ために設けられ、 工作機械 2 6に設けられた測定器の出力を用いて温度に起因す る誤差などを補正することができる。
以上のようにして、 工作機械 2 6は、 テ一ブルに載置されたワークピース 3 0 に対して、 所望の作業要素加工、 加工要素加工そして工程加工を N Cプログラム に従って実行し、 ワークピース 3 0の第 1姿勢における加工を完了する。
第 1姿勢によるワークピース 3 0の工程加工が完了すると、 測定機 3 1が測定 制御装置 3 2の測定プログラムに従ってワークビース 3 0の座標測定を行い、 こ の測定結果は測定結果分析手段 3 3を介して前記数値制御装置 2 5の N Cプログ ラム実行手段 2 7及び加工方法分析手段 3 4へフィードバックされ、 また必要に 応じて、 この測定結果は前記各デ一夕べ一ス 2 2, 2 3 , 2 4へ供給される。 以 上のようにして、 図示した実施形態によれば、 作成された N Cプログラムに基づ いてワークピース 3 0に所望の数値制御加工を施すことができ、 ワークビース 3 0は第 1姿勢での工程加工が終了した後、 姿勢換えが行われ、 第 2姿勢において 同様に N Cプログラムに従った加工が継続的に行われる。
前述した従来の P C T出願技術では、 前記数値制御装置 2 5において実行され る実加工 N Cプログラムの内容を適宜解析してこの N Cプログラムに含まれてい る加工ノウハウなどの加工情報を抽出し、 また、 この抽出された加工情報を書き 換え可能に記憶できる。 前記加工情報は、 各作業要素加工毎の加工条件として、 N Cプログラムの解析結果から抽出され、 この加工条件が各作業要素加工と対応 して記憶手段に記憶される。
本発明に係る N Cプログラムの最適化方法及び装置によれば、 前述した従来技 術における加工情報の解析記憶に加えて、 このような各作業要素加工ごとの加工 条件をそのまま取り込むことができない場合には、 更に新たな最適化処理を施し て各種デ一夕ベースに供給することを特徴とする。 本発明において、 このような 2種類の加工条件抽出記憶は、 前者を解析記憶モ ードとし、 また後者を最適化モードとして扱う。
まず、 従来の P C T出願技術において開示され、 また本発明の解析記憶モード として取り込まれている N Cプログラムの最適化を説明する。
図 1において、 加工プログラム及び工具リストそして測定結果は、 加工方法分 析手段 3 4に供給されており、 所定のアルゴリズムに従い、 必要な加工情報が抽 出される。 そして、 このようにして抽出された加工情報は、 デ一夕べ一ス作成手 段 3 5に供給され、 それぞれの項目毎に分類された加工情報が各作業要素加工と 対応した加工条件として前述した各デ一夕べ一ス、 すなわち作業展開デ一夕べ一 ス 2 1、 切削条件デ一夕ベース 2 2、 工具データベース 2 3及び加工履歴デ一夕 ベース 2 4に書込記憶される。
従って、 各デ一夕ベース 2 1〜 2 4は工作機械 2 6によるワークピース 3 0の 実加工が行われた後は、 この実加工に反映された現場ノゥハウ等の加工情報を常 時取り込み、 そのデータベース内容を更新することができ、 これを現在の加工に 反映させることが可能となり、 通常の場合、 次の N Cプログラム作成時に最適な デ—夕ベースとして加工情報を与えることが可能となる。 以上のように、 この N C加工システムによれば、 それまで単に原 N Cプログラ ムの修正編集用のみに用いられていた現場ノウハウその他の加工情報を最終現場 加工に用いられる修正済の実加工 N Cプログラムから逆に解析抽出し、 これをデ —夕ベースに直ちに反映させることができるという大きな利点を奏することがで きる。: このようなデ一夕ベースへの作業情報の反映によって、 N Cプログラム作 成手段は常に最新のかつ現場におけるノウハウを盛り込んだプログラム作成を行 うことが可能となり、 従来に比して原加工プログラムから実加工プログラムへの 修正編集作業を著しく簡素化できるという利点がある。
また、 このような加工情報のデ一夕ベースへの反映は、 例えば実加工が開始さ れてから数加工要素の加工以内にデータベースへ反映させることができ、 これに 継続する N Cプログラムあるいは現在の N Cプログラムの再調整にも直ちに応用 可能である。
更に、 このシステムによれば、 前述した加工情報の反映された各データベース は、 C I Mを構築しているいずれの工作機械にも任意に適用することができ、 も ちろん素材あるいは最終部品形状が変更された場合においても、 工作機械あるい は工具に関連するデータベースの部分はそのまま他へ転用することができ、 この ようなデータを C I Mを構築する全ての端末機器に同様に開放することによって、 いかなる数値制御情報の作成あるいはこれの実行においても利用可能となる。 こ のような優れた利点は、 本実施形態において、 前記加工情報を各作業要素加工毎 の加工条件としてモジュール化したことに依存しており、 このことによって、 記 憶されたデ一夕ベースの汎用性を著しく高めることが可能となる。
以下に、 加工方法分析手段 3 4における N Cプログラムの解析及び加工情報あ るいは加工条件の抽出工程を実例に合せて詳細に説明する。
図 2は前述した数値制御システム (図 1 ) におけるプログラム解析装置の部分 を拡大して示したものであり、 加工方法分析手段 3 には前述したように実加工 N Cプログラム、 素材デ一夕、 工具リストが入力され、 また、 必要に応じて最終 加工形状、 測定結果も入力される。
加工方法分析手段 3 4において、 前記入力された各データは記憶装置 4 0に記 憶され、 実加工 N Cプログラムが 1ブロックずつ解析され、 数値デ一夕変換部 4 1によってデ一夕変換され、 Gコ一ド展開リスト生成部 4 2において Gコード展 開リストとして各データが登録される。 この時、 マクロプログラムやサブプログ ラム等 1ブロックで複数の動作をする場合には、 R S— 2 7 4— Dフォーマツ ト に従い基本命令に展開後、 Gコード展開リストに登録する。 この Gコードへの展 開は本発明において必ずしも必要ではないが、 この実施形態においては実加ェ N Cプログラムをコンピュータ処理するために解析の容易な Gコ一ドへ展開してい る。
加工方法分析手段 3 4においては、 前記 Gコード展開リストを参照しながら作 業要素への分割部 4 3において連続した実加工プログラムが作業要素毎に分割さ れる。 そして、 作業要素毎に分割された Gコード展開プログラムはパターン定義 記憶部 4 4に記憶されているパターン定義を参照しながら作業要素毎の加工条件 が抽出部 4 5において抽出される。 このようにして抽出された作業要素毎の加工 条件は前述したようにデータベース作成手段 3 5を介して作業展開データベース 2 1、 切削条件データベース 2 2、 工具デ一夕ベース 2 3及び加工履歴データべ —ス 2 4に記憶される。
前記分割部 4 3における各作業要素加工毎へのプログラム分割は、 通常の場合、 シーケンス番号 (N番号) 、 工具割り出し (Tコード) 、 工具交換 (M 6 ) 及び オプショナルストップ (M 0 1 ) に注目して行うことが好適である。 実際上、 こ のような作業要素へのプログラム分割は、 まず工具交換に着目し、 工具交換の間 は単一の工具が用いられるのでこれを作業要素の区切りとして用いることができ る。 しかしながら、 同一の工具を用いて複数の作業要素加工が行われる場合があ り、 例えば同一のドリルにて複数の下穴を穴開けするような場合があるので、 前 記工具交換に加えて工具軌跡パターンを読み取り、 これによつて作業要素加工毎 の分割を確実に行うことが好適である。
加工条件抽出部 4 5は前記作業要素毎に分割されたプログラムから必要な加工 条件を抽出するが、 本実施形態では、 直接作業条件を抽出することが困難な場合、 分割した範囲の工具軌跡とワーク形状から作業要素がどのような内容かを認識し、 この結果を中間的にワークピースデ一夕ベースあるいは各パ夕一ンリストとして 作成する。 このようなパターンリストとしては、 例えば穴加工の場合の穴加工要 素リストなどが挙げられる。
本実施形態において、 前述した加工条件は、 作業要素加工毎に各データベース に書き込まれ、 一般的な加工条件としては、 各作業要素加工毎に、 加工した素材 と使用した工具そして各切削条件が関連したデ一夕として記憶保持される。 この 場合、 切削条件は通常用いられる工具の回転速度あるいは送り量としてではなく、 各工具の周速と 1刃当たりの送り及び 1回転当りの送りとしてデ一夕化すること が好適であり、 これによつて、 汎用性のあるモジュール化されたデ一夕を作成す ることができ、 またこれらの基礎データから近似した工具径の切削条件を必要に 応じて演算することが可能となる。
以上のようにして、 各種の加工条件が実加工に即して N Cプログラムに反映さ れ、 この解析記憶モードによれば、 多くの場合実際の実加工を N Cプログラムに 忠実に反映して最良の結果を得ることができる。
しかしながら、 前述したように、 必ずしも全ての場合に実加工デ一夕を N Cプ ログラムにそのまま反映することが最適でない場合がある。 このような場合に、 本発明においては、 最適化モードを選択し、 これによつて加工条件に最適化処理 を施した上で各種データベースに編集された加工条件を反映させることによって
N Cプログラムを常に新しい環境で最適化することを可能とする。
このために、 図 1、 図 2において、 加工方法分析手段 3 4の出力は前述したよ うにデータベース作成手段 3 5に直接供給されるばかりでなく、 N Cプログラム 編集手段 3 6にも選択的に供給される。 従って、 加工方法分析手段 3 4即ち図 2 に詳細に示される加工条件抽出部 4 5によって抽出された加工条件は、 オペレー 夕によって選択されたモ一ドに従って、 デ一夕べ一ス作成手段 3 5に供給される か或いは N Cプログラム編集手段 3 6に供給されるかが択一的に選択される。 本発明において特徴的なことは、 最適化モードが選択された場合においては、 実加工条件には所定の編集が施されて、 各種データベースにこの N Cプログラム 編集後の最適化条件が反映されることである。
本発明において、 前記解析記憶モードと最適化モードとの選択は、 N Cプログ ラムを分析する前に、 オペレー夕がいずれかのモードを選択することによって行 われる。
次に、 N Cプログラム編集手段 3 6において行われる最適化処理について説明 する。
最適化
実加工 N Cプログラムから分析して得られたデータを本来入力すべきデ一夕べ —ス 2 2, 2 3, 2 4内のデ一夕と照合し、 同様の加工条件があった場合、 その 条件で実加工 N Cプログラムを修正する。
例えば、 切り込み量/切り込み深さ/工具回転数/送り速度など切削条件の最 適化を行う場合を想定する。 この時、 切削条件の一部が同一である加工情報が切 削条件デ一夕べ一ス 2 2に存在する場合、 例えば、 ポケット加工とかタップ穴加 ェ等の加工の種類と使用工具が同じ場合は、 その加工情報をそのまま利用する。 一方、 上記のような加工情報がデ一夕ベースに無い場合は、 類似の加工情報を 1つあるいは複数選択し、 それらと比較して最適と考えられる加工条件を割り出 し利用する。 例えば、 ポケッ ト加工と側面加工とは実質的に加工条件は同じと考 える。 また、 加工の種類と工具の種類が同じであるが工具径が同一の条件が無く、 異なる工具径の条件が 2つある場合、 それらの比を取って該当する工具径の場合 の条件を割り出す。
更に、 上記のように比較できるような類似の加工情報もデ一夕べ一スにない場 合、 その部分の最適化は行わず、 また加工条件の N Cプログラムへの反映も行わ ない。 カロ:!: 去の 化』
次に、 例えば、 直方体の素材に大きな円の外周加工を行う加工のツールパスに おいて、 実加工 N Cプログラムが空切削部分も切削部分と同様の送り速度で移動 するようなツールパスの場合、 空切削部分は早送りで直線移動するという加工方 法に実加工 N Cプログラムを変更する。
また、 複数の面に対する加工において、 面を優先する加工方法と工具を優先す る加工方法とがデ一夕ベースに蓄積されている場合、 加工を行う工作機械の工具 交換時間と割り出し時間とを比較し、 面優先の加工を行うか工具優先の加工を行 うかを判断して、 判断結果と実加工 N Cプログラムとが異なって t、れば実加工 N Cプログラムを変更する。
更に、 使用工具順も工具交換回数が少なくなるよう最適化する。
本発明において、 最適化のタイプにも二通りあり、 最適化完了後に選択可とす る場合、 若しくは、 最適化開始時に選択可とする場合がある。
これらの二通りの最適化を行って 2つの実加工 N Cプログラムが作成される。 オペレータはこれらをチェックし、 最適な方を選択する。 或いは、 予めどちらの 最適化を行うかが決められている場合、 最適化の前に指定すればその最適化だけ を行う。 加 I時間優先 (高速化) の最谪化
切り込み量や切り込み深さを加工条件の許容範囲内で、 切り込み回数が少なく なるようにする。 空切削部分は早送りで直線移動する。
面優先か工具優先かは加工時間の短い加工方法を選択する。 加工表面優先 (高精度化) の最谪化
切削条件を重視する。
空切削部分があっても、 その部分を早送りで直線移動するのではなく、 一連運 動を行うツールパスとする。
複数面の加工を行う場合でも、 面優先で行う。 プログラム最谪化の一例
図 3 A, 3 B , 3 Cには本実施形態で用いられる実加工 N Cプログラムの一例 が示されており、 〇 0 0 0 1なるプログラム番号が付されている。
図 4はこの実加工 N Cプログラムにおいて加工される素材形状が示されており、 また図 5にはこの実加工プログラムによって図 4で示した素材から製作される最 終加工形状が示され、 これらの素材データ (材質を含む) 及び最終加工形状は前 述したように加工方法分析手段 3 4にデータ供給されている。 図 5から明らかな ように、 この加工においては、 素材の上面フライス加工、 側面フライス加工そし て上面の円側面加工、 2個の面取り付穴開け加工及び正面のねじ穴加工が求めら れている。
図 6はプログラム〇 0 0 0 1に用いられる工具リストを示し、 各工具番号は T コードで示され、 それぞれの工具データが図示のようにリスト化され、 この工具 リストは前述したように加工方法分析手段 3 4に供給されている。 図 2のとおり、 加工方法分析手段 3 4においては、 まず実加工 N Cプログラムが記憶装置 4 0に 記憶された後数値デ一夕変換部 4 1を経て Gコード展開リスト生成部 4 2によつ てコンピュータで解析し易い Gコード展開リストに変換される。
図 7 A, 7 B , 7 C , 7 D , 7 Eは前記実加工プログラム 0 0 0 0 1が Gコ一 ドに展開された状態のリストを示し、 両者は行番号によってリンクされており、 その内容は実質的に全く同一である。
図 8 Bはこのようにして生成された前記実加工プログラム 0 0 0 0 1の Gコ一 ド展開リストを作業要素毎に分割し、 各作業要素ごとに抽出した加工条件のうち の切削条件デ一夕ベースである。
尚、 図 8 Aは同様にして抽出され保存されている過去の切削条件データベース であり、 図 1 , 2において符号 2 2で示されている切削条件デ一夕ベースである。 以上図 3から図 8に示した例を基に、 以下に本実施形態における最適化処理の 具体例を説明する。
<時間優先の最適化 >
1 ) 切削条件は重視せず、 切り込み回数が少なくなるようにする。
切削条件分析デ一夕と同内容の条件を切削条件データべ一ス 2 2から検索し、 同様のもの (作業要素、 ワーク材質、 工具番号など) が有ればその切削条件を比 較し、 周速、 1刃当たりの送り、 1回転当たりの送り、 1回の切り込み幅、 1回 の切り込み高さにおいて、 切削条件データベースのデータの方が大きければ、 そ の条件を基に実加工プログラムを修正する。
例えば、 工具番号 1番のフライス荒加工 (実加工プログラムの N 1の加工) で は 1回の切り込み高さが切削条件分析デ一夕は 2.5匪であるのに対し、 切削条件デ —夕べ一スは 4.9mmである。 従って、 切削条件データベースの条件に合せて実加工 プログラムの N 1部分を修正する (図 9 Aの時間優先最適化サンプル N Cブログ ラムの N 1部分) 。
また、 切削条件分析データの側面荒では、 工具番号 5の 1回の切り込み高さを 15.0恤としているのに対し、 切削条件データベースの工具番号 5の 1回の切り込 み高さは 19.9腿となっている。 1回の切り込み幅も両者で異なるが、 これは作業 要素が側面荒とポケッ ト荒というように異なるためであり、 1回の切り込み幅の デ一夕についてはその差を考慮しない。 但し、 最終切り込み幅がその他の切り込 み幅より少ない場合は、 切り込み回数を 1回減らしてその分の切り込み量をその 他の切り込み量に均等に割り振つたツールパスを作成する。 この実加工プログラ ムの場合、 最終切り込み幅がその他の切り込み幅より少ないということがないの で 1回の切り込み幅については修正を行わない。 従って、 切削条件データベース の 1回の切り込み高さについて、 条件に合せて実加工プログラムの N 2部分を修 正する (図 9 A , 9 Bの時間優先最適化サンプル N Cプログラムの N 2部分) 。
2 ) 空切削部分を早送り移動にする。
ミ一リング加工において、 アプローチ点への Z軸降下時や切削部から切削部へ の移動時に切削送りで移動している部分を早送りに修正する。 このときの、 早送 りから切削送りに移る際のァプローチ量と切削送りから早送りに移る際の逃げ量 は数値制御装置に記憶されており、 この例では、 初めの Z軸アプローチ時のアブ ローチ量を 10.0醒、 加工中のアプローチ量、 逃げ量を 3.0腿として実加工プログラ ムを修正するものとする (図 9 A , 9 Bの時間優先最適化サンプル N Cプログラ ムの N 1 , N 2, N 3部分) 。
3 ) 面、 工具の優先は時間の短い方法とし、 工具順序の最適化も考慮する。 まず、 工具順序の最適化を考える。 図 1 0は加工要素毎の順序を表す図であり、 図 1 1は各加工要素における使用工具の順序を表す図である。
図 1 0 , 1 1を見ると、 工具番号 5のェンドミルが 2度にわたって使用される が、 M l 0タップ加工での使用はセンタ ドリルとドリルにて穴を開けた後の座ぐ り加工であり、 セン夕 ドリルとドリルは工具番号 5のェンドミルを使用する円側 面加工後の ø 2 0 ドリル加工でも使用するので、 このェンドミルの使用を 1度に 行うことは不可能である。 従って、 工具順序の最適化はこれ以上不可能と判断す る。
次に、 面割り出しと工具交換とを考慮した最適化を考える。 図 1 2 Aはこの実 加工プログラムの面割り出しと工具交換のリストである。
まず、 図 1 2 Aを見ると、 2つの面を加工する工具があるので、 前後の工具の 加工面と同じになるように同一工具における加工面の順序を調整する。 工具番号 1の工具の場合、 前の工具はプログラムの最後に使用する工具番号 9の工具であ り G 5 5の面を加工する。 後の工具は工具番号 5の工具であり G 5 4の面を加工 する。 従って、 工具番号 1の工具の面の加工順序は G 5 5から G 5 4とする方が 良い。 工具番号 2の工具は前後の工具とも G 5 4の面の加工であるのでこのまま とする。 工具番号 8の工具も前後の工具とも G 5 5の面の加工であるのでこのま まとする (図 1 2 B参照) 。
更に、 図 1 0 , 1 1から、 加工要素の加工順序と加工要素ごとの使用工具順序 に矛盾しないように工具の順序を入れ換えて面の割り出し回数が少なくなるかど うかを考える。 図 1 0より、 平面加工、 円側面加工、 ø 2 0 ドリル加工の順序は 入れ換えできないので、 工具番号 1 , 5 , 6 , 2 , 3 , 8の順序は入れ換えでき ないことが判断できる。 ø 2 0 ドリル加工と M 1 0夕ップ加工とは工具番号 2と 8が共通であるので、 工具番号 3の加工順序は工具番号 4 , 5 , 7のどの位置で あっても良いことが判断できる。 工具番号 8は 2面を加工する工具であるのでェ 具番号 3の工具を工具番号 8の工具の直前に移動させる。 そうすると、 G 5 4の 面の加工である工具番号 3の加工が抜けることになるのでその前後にあった G 5 5の面の加工が面の割り出し無しで加工できることになる (図 1 2 C参照) 。 こ のようにすると、 8回必要であった面の割り出しが 4回になる。
時間優先の最適化は以上のように実加工プログラムを修正する (図 9 A , 9 B , 9 C参照) 。 ぐ精度優先の最適化 >
1 ) 切削条件を重視する。
時間優先の最適化と同様、 切削条件分析デ一夕と同内容の条件を切削条件デ一 夕ベースから検索する。 同様のもの (作業要素、 ワーク材質、 工具番号など) が 有ればその切削条件のうち、 周速、 1刃当たりの送り、 1回転当たりの送り、 1 回の切り込み幅、 1回の切り込み高さにおいて、 切削条件データベースの条件を 基に実加工プログラムを修正する。
例えば、 工具番号 1番のフライス荒加工と側面荒加工では、 時間優先の最適化 と同様、 1回の切り込み高さを切削条件デ一夕ベースの条件に合せ、 実加工プロ グラムを修正する (図 1 3 Aの精度優先最適化サンプル N Cプログラムの N 1 , N 2部分) 。 工具番号 5の工具の 1回の切り込み幅のデ一夕の違いについても、 時間優先の最適化と同様、 作業要素が異なるということで切削条件デ一夕ベース の条件に修正することはしなレ 。
また、 面取り加工の周速の条件は切削条件デ一夕ベースには 23m/minしかないの で、 実加工プログラムの面取り加工における周速 33m/minの部分は以下の通り 23m /minに修正する (図 1 3 Cの精度優先最適化サンプル N Cプログラムの N 9部分) 。 S = 1000 V/TT D = 1000·23/(ττ ·21 ) = 348.625··· = 350
2 ) 空切削部分があっても、 その部分を早送りで直線移動するのではなく、 一 連運動を行うツールパスとする。
時間優先の最適化の側面荒 ·仕上加工のように、 切削部から切削部への移動部 分を早送りに修正するようなことは行わない。 また、 はじめからそのようなプロ グラムになっていた場合には、 時間優先の最適化の逆で切削部と切削部の間の直 線早送り部分も切削送りとし、 一連のツールパスにおいてプログラムが複数プロ ック (複数行) に分かれないようにする。 これは、 時間優先の最適化プログラム のように、 切削部分と早送り部分との切り換わり位置に 1000分の lmmの単位の誤 差を生じないようにするためである。
但し、 ミーリング加工における、 アプローチ点への Z軸降下部分は早送りに修 正する (図 1 3 A, 1 3 Bの精度優先最適化サンプル N Cプログラムの N 1 , N 2 , N 3部分) 。
3 ) 面優先のプログラムとし、 工具順序の最適化も考慮する。
まず、 図 1 2 Aのような実加工プログラムの順序を同一面における加工を連続 して行う実加工プログラムに修正する (図 1 2 D参照) 。 この際、 図 1 0の加工 要素の加工順序、 及び、 図 1 1の加工要素ごとの使用工具順序に矛盾しないよう にする。
次に、 同一面内において工具順序の最適化を考える。 これは時間優先の最適化 と同様に行うが、 今回の場合は、 同一面内で同一工具を複数回使用する場合は無 い。
精度優先の最適化は以上のように実加工プログラムを修正する (図 1 3A, 1 3 B, 1 3 C参照) 。 以上のような両最適化が終了すると、 オペレータは両方の最適化された実加工 プログラムをチェックすることができ、 どちらか一方を選択する。 そうすると、 自動的にモードが解析記憶モードに切り換わり、 更に、 その選択した実加工プロ グラムを修正することも可能で、 以後は加工、 測定し、 そのデ一夕も加工方法分 析手段に入力され、 各種データベースにその実加工プログラムの加工情報や加工 条件が入力される。
尚、 上記最適化において、 実加工プログラムを修正するための切削条件デ一夕 ベースの該当する条件が複数存在する場合は、 その時点でオペレータに選択させ ることができる。 また、 そういう場合は、 自動的に最も最近使用した切削条件デ —夕を選択するようにしても良い。
また、 両最適化のうち、 どちらの最適化を行いたいかが最適化前からわかって いる場合、 最適化モードに切り換えた時点でどちらの最適化かを選択することも 可能で、 この場合、 最適化が終了すると、 自動的にモードが解析記憶モードに切 り換わる。

Claims

請求の範囲
1. NCプログラムにて加工制御が行われる NC加工において、 NCプログラム を分析して加工情報あるいは加工条件を抽出する加工方法分析手段と、 前記加工 情報あるいは加工条件を書き換え可能に記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記 憶されている既存の加工条件に基づいて前記 NCプログラムを最適化する NCプ ログラム最適化手段と、 を有する N C加工における N Cプログラムの最適化装置。
2. 前記 N Cプログラム最適化手段が前記記憶手段に記憶されている既存の加工 条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化する最適化モ一ドと、 前記加工方法 分析手段により抽出された加工条件を前記記憶手段に記憶する解析記憶モ一ドと、 を切り換えるモ一ド切換手段を有する請求項 1記載の NC加工における NCプロ グラムの最適化装置。
3. 前記 N Cプログラム最適化手段が前記記憶手段に記憶されている既存の加工 条件に基づいて前記 NCプログラムを複数のパターンに最適化することが可能な 請求項 1又は 2記載の NC加工における NCプログラムの最適化装置。
4. 前記 NCプログラム最適化手段が前記記憶手段に記憶されている既存の加工 条件に基づいて前記 NCプログラムを最適化する前に、 複数のパターンの中から 最適化する条件を選択することが可能な請求項 1又は 2記載の NC加工における NCプログラムの最適化装置。
5. NCプログラムにて加工制御が行われる NC加工において、 NCプログラム を分析して加工情報あるいは加工条件を抽出する加工方法分析ステップと、 前記 加工条件を書き換え可能に記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップにより記 憶されている既存の加工条件に基づいて前記 NCプログラムを最適化する NCプ ログラム最適化ステヅプと、 を有する NC加工における NCプログラムの最適化 方法。
6 . 前記 N Cプログラム最適化ステツプが前記記憶ステツプにより記憶されてい る既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化する最適化モードと、 前記加工方法分析ステップにより抽出された加工条件を前記記憶ステツプにより 記憶する解析記憶モードと、 を切り換えるモード切換ステツプを有する請求項 5 記載の N C加工における N Cプログラムの最適化方法。
7 . 前記 N Cプログラム最適化ステツプが前記記憶ステップにより記憶されてい る既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを複数のパターンに最適化する ことが可能な請求項 5又は 6記載の N C加工における N Cプログラムの最適化方 法。
8 . 前記 N Cプログラム最適化ステップが前記記憶ステップにより記憶されてい る既存の加工条件に基づいて前記 N Cプログラムを最適化する前に、 複数のパ夕 ーンの中から最適化する条件を選択することが可能な請求項 5又は 6記載の N C 加工における N Cプログラムの最適化方法。
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