WO2000001191A1

WO2000001191A1 - Systeme de commande de reseau et procede correspondant

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Publication number: WO2000001191A1
Application number: PCT/JP1999/003518
Authority: WO
Inventors: Yoshifumi Yanagawa; Hiroyuki Iitsuka
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 1998-06-30
Filing date: 1999-06-30
Publication date: 2000-01-06
Also published as: EP1093319A1; CN1308828A; EP1093319A4; WO2000001191A9

Description

る機能とを有する。

そして、 AV機器には、画面表示用データを蓄える記録媒体と、コントローラ力らの画面表示用データの問い合わせに対して適切な画面表示用データを選択する機能を有する。

このように構成されたネットワーク制御システムでは、画面表示用データを各デバイス（AV機器）で保管しておき、コントローラ（テレビジョン受像機）からの表示要求に応じて出力することにより、各デバイス（AV機器）独自のグラフィックをコントロ一ラの画面上に表示する。発明の開示

(発明が解決しようとする技術的課題）

しかしながら上記のような構成では、デバイスが内部の状態変化により操作画面の表示を変更する際に、デバイスからコントローラへデバイスの状態の変化を通知することができず、コントローラ内の表示面面情報とデバイス内の表示画面情報に不整合を生じ、使用者に正しく機器の操作情報を提供できないという問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成で、デバイス内部の状態変化により操作画面の表示が変更された際に、迅速かつ効率的にコントローラへこの状態変化を通知でき、確実にコントローラとデバイスが同一の状態情報を共有できると共に、通信路の伝送負荷、コントローラの処理負荷およびデバイスの処理負荷が小さいネットワーク制御用システムおよびその方法を提供することを目的とする。

(その解決方法）

上記問題点を解決するために本発明のネットワーク制御システムは、ユーザーインターフェースを有するコントローラと、制御対象であるデバイスとを具備し、前記デバイスは、前記デバイス内部の機器情報と、前記デバイス内部の機器情報が更新された際に更新される前記デバイス内部の情報のバージョンを示すバージヨン情報とを有し、前記コントローラは、前記デバイスから前記デバイス内部の機器情報と前記バージョン情報を読み込み、前記バージョン情報により、前記デノィス内部の変化を検出することを特徴とする。前記デバイス内部の機器情報が前記デバイスの状態を示す状態情報であり、前記デバイスは、前記デバイスの状態を示す状態情報と、前記状態情報が更新された際に更新される前記状態情報のパージョンを示すバージョン情報とを有し、前記コントローラは、前記デバイスから前記状態情報と前記バージョン情報を読み込み、前記バージョン情報により、前記デバイスの状態の変化を検出することを特徴とする。

前記コントローラは、前記デバイスの前記状態情報を使用する際に、前記デバイスに対して、前記状態情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、前記通知要求の 1次応答として、前記バージョン情報を受け取り、前記デバイス内で前記状態情報が変化した際には、前記通知要求の 2次応答として、更新された前記バージョン情報を受け取ることを特徴とする。

デバイスは、デバイスの状態を示す状態情報と状態情報のバージョンを示すバ一ジョン情報とを有し、状態情報が更新された際に上記バージョン情報は更新され、、コントローラは、デバイスの状態情報を使用する際に、デバイスに対して、状態情報の変化の通知を要求する通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス內で状態情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新されたバージョン情報を受け取り、 1次応答と 2次応答の間で、状態情報を読み込むことを特徴とするものである。

デバイスからの 2次応答には、更新されたバージョン情報と更新された状態情報を含むことを特徴とするものである。

デバイスは、デバイスの操作画面を示す操作画面情報と、操作画面情報のバージョンを示すバ一ジョン情報を有し、コントローラは、デバイスから操作画面情報とバージョン情報を読み込み、バージョン情報により、デバイスの操作画面情報の変化を検出することを特徴とするものである。

デバイスは、 1以上複数のオブジェクトからなりデバイスの操作画面を示す操作画面情報と、操作画面情報が更新された際に更新され操作画面情報のバージョンを示すバージョン情報とを有し、コントローラは、デバイスの操作画面情報を表示画面上に表示する際に、デバイスに対して、操作画面情報の変化の通知を要求する通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス内で、操作画面情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新されたパージョン情報を受け取ることを特徴とするものである。

本発明の第 2の態様によるネットワーク制御システムは、ユーザーインターフエースを有するコントローラと、制御対象であるデバイスとを具備し、前記デバイスは、前記デバイスの機能及び状態を示す機能情報一覧と、前記機能情報一覧を構成する構成要素と、前記機能情報一覧の構成要素のバージョンを示す要素パ一ジョン情報を有し、前記コントローラは、前記デバイスの前記機能情報一覽内の情報を使用する際に、前記要素バ一ジョン情報を用いて、前記機能情報一覽内の情報の変化を検出することを特徴とする。

デバイスからの 2次応答には、更新されたバージョン情報と更新されたォブジェク卜の情報を含むことを特徴とするものである。

バージョン情報は、デバイス内部の情報が更新される毎にィンクリメントされるカウンター値であることを特徴とするものである。

デバイスは、デバイスの操作画面を構成する複数のオブジェクトを有し、ォブジェクトは、デバイスの状態に関わらず不変の不変オブジェク卜と、デバイスの状態に応じて変化する可変オブジェクトとからなり、コントローラは、デバイスからオブジェクトを読み込み、不変オブジェクトに対してはキャッシングを行い、オブジェクトを表示画面上に表示することを特徴とするものである。

デバイスは、不変オブジェクトのみからなる不変データ集合と、可変オブジェクトからなる可変データ集合を有し、不変オブジェクトに対しては、キヤッシングを行うことを特徴とするものである。

また、本発明のネットワーク制御方法は、デバイスの構成情報を示す機器構成情報と、デバイスの機能や状態を示し、デバイスの操作画面を構成するための操作画面情報とを含む機器情報をデバイス内に保持する工程と、上記保持された機器情報が変化したときに、その変化発生を表すバージョン情報を生成してパージヨン管理を行う工程とを有し、上記コントローラからデバイスに対して、上記デノくイス内の機器情報の変化に対する通知要求が発行されたときに、該通知要求に対する上記デバィスからの応答を上記コントローラに送信し、上記デバィスからの応答には、上記バージョン情報が含まれることを特徴とする。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の第 1の実施例におけるネットワーク制御システム中のデパイスのブ口ック図、

図 2は、第 1の実施例におけるネットワーク制御システム中のコントローラのブロック図、

図 3は、第 1の実施例におけるネットワーク制御システムの一例を示すシステム構成図、

図 4は、第 1の実施例における機能情報テーブルの構成図、

図 5は、第 1の実施例におけるネットワーク制御システムの説明図、

図 6は、第 1の実施例におけるコントローラの処理を示すフローチャート、図 7は、第 1の実施例におけるネットワーク制御システムのプロトコル説明図、図 8は、第 1の実施例におけるネットワーク制御システムのプロトコル説明図、図 9は、本発明の第 2の実施例における機能情報テーブルの構成図、

図 1 0は、第 2の実施例におけるメニューの構成示す説明図、

図 1 1は、第 2の実施例におけるネットワーク制御システムのプロトコル説明図、

図 1 2は、第 2の実施例におけるコントローラの処理を示すフローチャート、図 1 3は、第 2の実施例におけるネットワーク制御システムのプロトコル説明図、

図 1 4は、第 2の実施例におけるコントローラの処理を示すフロ一チャート、図 1 5は、本発明の第 3の実施例における機能情報テーブルの構成図、図 1 6は、第 3の実施例におけるバージョン情報生成手段の構成例を示すプロック図、

図 1 7は、第 3の実施例におけるバージョン情報生成手段の動作フローを示すフローチヤ一卜、

図 1 8は、第 3の実施例におけるバージョン情報の変化の様子を示す説明図、図 1 9は、本発明の第 4の実施例における機能情報テーブルの構成図、図 2 0は、第 4の実施例における画面表示の一例を示す説明図、図 2 1は、本発明の第 5の実施例におけるネットワーク制御システムのプロトコル説明図である。発明を実施するための最良の形態

以下本発明の一実施例のネットワーク制御システムについて、図面を参照しながら説明する。

(第 1の実施例）

図 1は本実施例におけるネットワーク制御システム中のデバイスのブロック図を示すものであり、図 2は本実施例のネットワーク制御システム中のコントローラのブロック図を示すものである。ここで、図 1、図 2を用いて、本実施例のネットワークシステムの構成及び動作を説明する。

ここで、本明細書中で述べるデバイスとは、制御対象となる AV機器等のことであり、コントローラとは、これらの制御対象を制御するもののことを言う。なお、ひとつの機器内に、デバイスとコントローラが共存してもよいし、どちらか一方のみを有していてもよい。また、機器は伝送路上のひとつノードに対応するものであり、ひとつの筐体内に複数のノードを有するように構成してもよい。

まず、図 1において、 1は伝送路、 2はパケット送受信手段、 3は同期データ送受信手段、 4はデバイス信号処理手段、 5は非同期データ送受信手段、 6はデバイス非同期データ処理手段、 7は機器構成情報、 8は機能情報テーブル、 9は機器内部制御手段であり、 1 5は機能情報テーブル 8の一部が配置された書き換え不可能なメモリ領域 (R OM) 、 1 6は機能情報テーブル 8の一部が配置された書き換え可能なメモリ領域（RAM) 、 1 7は機能情報管理手段、 1 8はバージョン情報生成手段である。

ここで、伝送路 1は、例えば、 I E E E 1 3 9 4規格（I E E E 1 3 9 4— 1 9 9 5及びこれと互換性のある上位規格）で定められたシリアルバス（1 3 9 4 バス）であり、時分割等の方法で、同期データおよび非同期データを送受信可能である。同期データは、時分割等の方法で分割された複数のチャンネルを用いて伝送され、この各チャンネルの帯域は個々に設定可能である。なお、ここで、伝送路 1は必ずしも 1 3 9 4バスである必要はなく、 ATM、イーサ一ネットや赤外線伝送等の伝送路を用いてもよい。

パケット送受信手段 2は伝送路 1との物理的、電気的インターフェースを取るとともに、バスの使用権の調停、同期転送用のサイクル制御等も行う。さらに、バケツト送受信手段 2は伝送路 1上のバケツトを宛先に応じて取捨選択して受信することや、伝送路 1上へパケットの送信を行う。

同期データ送受信手段 3は、送信時には、転送レートの管理（データの分割）やヘッダの付加を行う。例えば、 1 3 9 4バスの A Vプロトコル（I E C 6 1 8 8 3 ) 規格を使う場合は、同期データ送受信手段 3で、 C I P (C₀ramon

Isochronous Packet)ヘッダの付加を行う。逆に、データを受信する際には、受信パケットを正しい順に並ぴ替え、ヘッダの除去等を行う。

デバイス信号処理手段 4は、同期データを同期データ送受信手段 3から受け取り、デバイスに応じた信号処理を行う。例えば、このデバイスが、ディジタル V T R等の記録再生機器であれば、同期データを記録メディア（例えば、磁気テープ）へ記録する。また、このデバイス信号処理手段 4は記録メディア、放送波等から同期データを取り出し、同期データ送受信手段 3へ送信することも行う。非同期データ送受信手段 5は、伝送路 1のプロトコルに応じた非同期データのトランザクション処理を行うものであり、例えば、 1 3 9 4バスの場合は、リードトランザクション、ライトトランザクション、ロックトランザクション処理等を行う。ここで、非同期データ送受信手段 5はソフトウェアで構成してもよい。デバイス非同期データ処理手段 6は、非同期データ送受信手段 5から受け取った非同期デ一タを処理し、このデバイス内の適切な構成要素に伝達する。例えば、デバイス非同期デ一タ処理手段 6が受け取った非同期データが制御コードと使用者の操作情報であれば、その有効性を判定し、有効であれば、機器内部制御手段 9へこの制御コードと使用者の操作情報に相当する機能を実行する指示を出す。ここで、デバイス非同期データ処理手段 6は機能情報管理手段 1 7へ制御コードと使用者の操作情報を伝達するとしてもよく、この時、機能情報管理手段 1 7 はこれらの有効性を判定し、有効であれば、これらが示す機能の実行を機器内部制御手段 9へ指示する。

また、コントローラから機器構成情報（7 ) を要求されたとき、デバイス非同期データ処理手段 6は、非同期データ送受信手段 5等を経由して受け取った要求に応じて、機器構成情報保持部 7に保持された情報を非同期データ送受信手段 5 等を経由してコントローラへ送出する。

さらに、機器内部制御手段 9からの指示に基づいて、デバイス内の構成要素から非同期データを非同期データ送受信手段 5へ送出することも行う。

ここで、非同期データ送受信手段 5とデバイス非同期データ処理手段 6は、ひとつの手段として構成してもよい。

機器構成情報（7 ) は、機器の構成情報を示すものであり、例えば、 I S O/ I E C 1 3 2 1 3 ： 1 9 9 4規格で示される C S R (Command and Status Registers)アーキテクチャのコンフィギユレーション R OMで示される規則に則つて記述されたものであり、 1 3 9 4バスを用いる場合は、バスマネージャゃァイソクロノス動作をサポートしているかといつた、この機器が対応するバスの情報、 AVプロトコルをサポートしているかといった情報を含むユニットディレクトリ、この機器の識別子であるユニーク I D等を有する。また、機器構成情報保持部 7内には、後述するデバイスの情報部品が記載されている。

機能情報テーブル 8は、このデバイスの操作画面を構成するための情報（操作画面情報）、つまりデバイスの機能や状態を示す情報の一覧表である。この機能情報テーブル 8中には、デバイスの操作画面を構成するために必要なオブジェクト、このオブジェクトを識別するための識別子（I D) 等が含まれる。このォブジェクトが操作画面情報の構成要素であり、機能メニュー、表示部品、テキストデータオブジェクト、静止画データオブジェクト等である。

ここで、各オブジェクトはリスト形式の階層化構造を持ち、本明細書では各データォブジェクトゃリスト自身を総称してオブジェクトと呼ぶ。つまり、ォブジェクトの情報として、図 4で後述するように、データオブジェクト、リスト、各種ヘッダー情報や独自情報がある。なお、各ォブジェクトは必ずしもリスト構造を取る必要はなく、データオブジェクトのみ、あるいは独自情報とデータォブジエタトから構成してもよい。

各オブジェクトは、各々のオブジェクトを識別する識別子（I D) とともに、オブジェクトの型を示すタイプ情報、子オブジェクト等を持つか否か等の構成を示す属性情報、ォブジ-クトの大きさを示すサイズ情報等をヘッダー部分に有する。また、各オブジェクトは、リスト中に記載されたエントリ内の I D情報により、子オブジェクトを示す。

ここで、表示部品とは、アイコン、ボタン、スライダ、チェックボックス、テキストエントリ等、画面上の局部的に表示されるものを言い、機器の操作ボタン等の静止画データ、機能等を示すテキストデータ、効果音等のオーディオデータ、静止画データやテキストデータを含むプログラムコード等がある。そして、機能情報テーブル 8の情報は、伝送路 1上のコントローラからの要求に応じて、デバイス非同期データ処理手段 6、非同期データ送受信手段 5等を経て、コントローラに転送される。

この機能情報テーブル 8は、 R OM 1 5と、 R AM I 6に配置され、 R OM 1 5には、デバイス固有のもので頻繁に書き換える必要がない情報、つまり、機器の操作ボタンを示す静止画データ等のオブジェクトが記憶される。なお、この R

OM 1 5は、フラッシュ R OMで構成してもよく、このとき機器の機能自体を書き換えることが可能となる。

また、この機能情報テ一ブル 8が配置された R AM I 6には、伝送路 1上のコントローラや機器内部制御手段 9が、必要に応じて機能情報管理手段 1 7を経由してオブジェクトを書き込む。ここで書き込まれる情報は、コンテンツ情報や動作状態情報等である。

このコンテンツ情報とは、例えばセットトップボックス（S T B) の場合には現在放送されている番組情報（番組タイトル、タイトル画面、テーマ音楽、概要、出演者等の情報）であり、 D VDの場合には D V Dディスクに記録されたコンテンッの情報（タイトル、タイトル画、テーマ音楽、概要、出演者等の情報）である。

また、この動作状態情報とは、例えば V T Rの場合には、機器の動作状態（再生中、巻き戻し中、録画予約中）を示す表示部品等のオブジェクトである。さらに、このデバイスを使用しているコントローラの識別情報等のネットワーク制御に必要な情報や録画予約の日時とチヤンネル番号等をここに書き込んでもよレ、。本明細書において、デバイスの状態を示す情報とは、ここに述べたコンテンツ情報と、動作状態情報を含むものとである。さらに、例えば、 V T Rの再生ボタンのように、ボタンが押された場合の静止画と、離された場合の静止画等の各表示部品の状態も含まれる。

機能情報管理手段 1 7は、オブジェクトの識別子 U D) と、 R OM 1 5または RAM I 6のアドレスとの変換を行うものである。さらに、単にアドレスの変換だけでなく、例えば、ある表示部品が書き換えられてデータサイズが大きくなり、元のアドレス領域に書き込めないときには、新たなアドレスを割り当てる。しがたつて、伝送路 1上のコントローラ、機器内部制御手段 9やデバイス非同期データ処理手段 6から各々のオブジェクトをオブジェクトの識別子（I D) で読み書きすることが可能になる。

なお、各オブジェクト等のアドレスが分かっている場合には、 R OM 1 5または RAM I 6のアドレスを用いて読み書きしてもよい。さらに、これらを組み合わせて、表示部品等を読み書きしてもよく、識別子（I D) に示される表示部品内の相対ァドレスにより読み書きしてもよい。

また、機能情報管理手段 1 7は、オブジェクトの識別子（I D) の管理を行い、例えば、新規にオブジェクトが追加されたときには、このオブジェクトに他のものと重複しない識別子（I D) を与え、逆に、オブジェクトが消去されたときには、このオブジェクトの識別子（I D) を無効にする。

また、機能情報管理手段 1 7は、表示部品が変更された際に、変更された表示部品の情報（オブジェクトの I D、もしくは、 I Dとオブジェクトそのもの）をコントローラへ送信するように構成することも可能であり、このとき、コント口

—ラが変化する可能性のあるオブジェクトを常に監視する必要が無く、コント口一ラの処理を低減でき、時々刻々変化する動作状態情報ゃコンテンッ情報を示すオブジェクトに对して容易に对応できる。

パージョン情報生成手段 1 8は、機能情報テーブル 8内の情報の状態変化発生回数等のバージョン管理を行うもので、カウンタ等を用いて構成され、機能情報管理手段 1 7により、機能情報テーブル 8内の RAM I 6に記載されている情報が変更される毎に、バージョン情報生成手段 1 8内のカウンタ値をインクリメントする。ここで、このカウンタは十分なビット長を有する有限ピット長の無限巡回カウンタであり、最大値をインクリメントすると最小値となる。

ここで、このカウンタのビット長は任意であるが、同一のカウンタ値で異なる機能情報テープノレ 8を示さないように、少なくともコントローラが制御権や状態変化の購読権を有する時間内に、デバイスがこのカウンタ値が一巡しないように、十分なビット長を有するのが望ましい。

コントローラからデバイスに対して、デバイス内の状態の変化（例えば、機能一覧 8の情報の変化）に対する通知要求が発行された時、通知要求に対する 1次応答および 2次応答には、これらのバージョン情報が含まれる。また、ひとつの通知要求に対して複数（3以上）の応答を行うように構成してもよく、各々の応答に、その時点のバージョン情報を含むとしてもよく、この時、確実にデバイスの状態変化を認識できると共に、伝送路 1上のトラフィックを減らすことができる。

なお、各応答には、このカウンタ値で示されるバージョン情報を含んでいればよく、他の情報も付けて同時に応答するとしてもよい。

また、機能情報テーブル 8の情報をコントローラが読み込む際にも機能情報テ一ブル 8の情報と共に、このカウンタ値がコントローラに読み込まれ、このカウンタ値は読み込まれた機能情報テーブル 8のパージョン情報を示しているので、コントローラがバージョン情報を確認でき、デバイスの状態変化を認識において信頼性を高めることができる。

機器内部制御手段 9は、このデバイスの内部の機構等を含む各構成要素を制御するものであり、デバイス非同期データ処理手段 6が受け取ったデータがデバイスの動作を示す制御コードであれば、デバイス非同期データ処理手段 6の指示により、この制御コードに従った動作を行わせる。

また、コントローラからの要求等に対するデバイスの動作は次のようになる。まず、デバイスが伝送路 1に接続された場合やコントローラが伝送路 1に接続された場合、コントローラは、まず、デバイスの機器構成情報 7を読み込み、デバイス情報部品（図 4で後述する）の所在を確認し、読み込む。

なお、機器構成情報 7は、機能情報テーブル 8のアドレス情報を持つことゃ存在のみを示すように構成することも可能である。さらに、機器構成情報 7は機能情報テーブル 8の情報を持たない、或いは、デバイス情報部品 5 0の情報のみを有するとしてもよく、この時、コントローラは、デバイスに対して、機能情報テ一ブル 8内のデバィス情報部品 5 0や機能メニュー 5 1、表示部品 5 2を要求するコマンドを発行し、機能情報テーブル 8の情報を取得する。このとき、機能情報テーブ^^ 8の一部、例えば、表示部品のみを要求するコマンドを発行し、表示部品とこの I Dのみを取得するように構成してもよい。

また、コントローラから制御コードと使用者の操作情報を受け取った場合には、状況に応じてこの制御コードとユーザの操作情報で示される処理を行う。

ここで、デバイスの機能を示す表示部品等のオブジェクトに対して、例えば、このオブジェクトの制御コードが使用者の操作"選択"と共に、コントローラから送信されてきた場合に、非同期データ送受信手段 5は、このオブジェクトが示す機能を実行するように機器内部制御手段 9へ指示を出す。

なお、ここで、オブジェクトとは表示部品 5 2や機能メニュー 5 1であり、ォブジェクトの制御コードとして、表示部品リストの識別子、機能メニューリストの識別子、データオブジェクトの識別子等を用いることが可能である。

このように、コントローラ力らの G U I (Graphical User Interface)情報の要求に対して、デバイスは機能情報テーブル 8の情報を提示するだけでよく、デパイスの負荷を小さくできる。また、デバイスの各機能に対して、標準化団体等でコマンドを規定する必要がなく、現在想定できないような新機能を持つデパイスでも、容易に伝送路 1経由でこの新機能を使用することが可能になる。

なお、ここで、同期データ送受信手段 3、デバイス信号処理手段 4等の構成要素は、デバイスの機能に応じて任意に構成してもよく、なくてもよい。また、各手段はハードウエア或いはソフトウェアのいずれで構成してもよい。

そして、ここでは、使用者の操作情報とオブジェクトの制御コードにより、デバイスの機能を特定したが、使用者の操作として〃選択〃以外が認められないように構成することも可能であり、このとき、オブジェクトの制御コードのみで、デバイスの機能が特定できるので、デバイスは、この制御コードのみで、デバイスの機能を実行でき、伝送するバケツトサイズを小さくできる。

また、ここでは、制御コードをオブジェクトの I Dとしたが、この制御コードはデバイスが任意に設定してよく、例えば、デバイスの機能の種類別に付けた番号と、種類毎のシリアル番号で構成してもよいし、デバイス内部で用いる独自の制御コードを用いてもよく、このとき、デバイス内の各機能の実装が容易となる。図 2は本実施例のネットワーク制御システム中のコントローラのブロック図を示すものである。ここで、 1 0はコントローラ信号処理手段、 1 1はコントローラ非同期データ処理手段、 1 2は機能情報テーブル管理手段、 1 3は機能データベース、 1 4は表示/機能選択手段である。なお、図 2において、図 1と同一の構成要素には、同一の符号を付しており、その説明は省略している。

コントローラ信号処理手段 1 0は、同期データを同期データ送受信手段 3から受け取り、このコントローラに応じた信号処理を行う。例えば、このコントローラが、ビデオモニタ等の映像を表示する能力のある機器であれば、同期データ (例えば、 M P E G 2のストリーム）を復号し、画面上へ表示する。

コントローラ非同期データ処理手段 1 1は、非同期データ送受信手段 5から受け取つた非同期データを処理し、このコントローラ内の適切な構成要素に伝達する。また、同期データ用の帯域チャンネル確保や設定等を行う。

また、コント口一ラ非同期データ処理手段 1 1は、バケツト送受信手段 2から新規デバイスの接続や、既存デバイスの取り外し等、伝送路 1上のデバイスの情報や、デバイスの機能情報テーブル 8の内容等を非同期データ送受信手段 5を経由して受け取り、機能情報テーブル管理手段 1 2に伝達する。

さらに、コントローラ非同期データ処理手段 1 1は表示 Z機能選択手段 1 4からの指示に基づいて、コントローラ内の構成要素から非同期データを非同期データ送受信手段 5へ送出する。ここで、非同期データ送受信手段 5とコントローラ非同期データ処理手段 1 1は、ひとつの手段として構成してもよい。

また、コントローラとデバイスを同一の機器内で構成する場合、この機器内のデバイスとしての機能は、コントローラが知っている、或いは、機器内部の制御は機器内部制御手段 9で直接行うので、デバイスとしての機能情報テーブル 8は持つが、この機器内の機能データベース 1 3には登録しない。なお、このとき、機能情報テーブル 8はその所在を機器構成情報 7に記述しておくとともに、あらかじめ機能データベース 1 3に登録するとしてもよい。なお、コントローラとデバイスを同一の機器内で構成する場合、コントローラ信号処理手段 1 0とデバイス信号処理手段 4、コントローラ非同期デ一タ処理手段 1 1とデバイス非同期データ処理手段 6は各同一のものとして構成してもよレ、。機能テーブル管理手段 1 2は、伝送路 1上のデバイスから受け取った機能情報テーブル 8の情報を管理するものであり、コントローラ非同期データ処理手段 1 1から新規デバイスが接続されたとの情報を受け取ったときには、この新規デバィスの機能情報テーブル 8の情報を読み込むようにコントローラ非同期データ処理手段 1 1へ指示を出す。

次に、新規デバイスの機能情報テーブル 8の情報とこのパージョン情報が読み込まれた時には、この機能情報テーブル 8を機能データベース 1 3に登録するとともに、機能情報テーブル 8のパージョン情報を機能情報テーブル 8と関連づけて記憶する。ここで、バージョン情報の記憶先は機能データベース 1 3内に機能情報テーブル 8と共に記憶してもよいし、機能情報テーブル管理手段 1 2が記憶し、管理してもよい。

また、伝送路 1上の既存デバイスが取り外された等の情報を受け取ったときには、機能データベース 1 3から該当する機能情報テーブル 8を削除する。

ここで、既存デバイスが取り外された時に、機能情報テーブル 8を削除するのではなく、コント口一ラ内の記憶手段に保管するように構成し、再びこのデバィスが接続されたときには、デバイスの識別子等でこのデバイスを認識し、コントローラ内の記憶手段から機能情報テーブル 8を読出し、機能データベース 1 3に登録するように構成してもよく、接続機器の登録を迅速に行うことが可能となる。なお、コントローラ内の機能情報テーブル 8は、デバイス内の機能情報テーブル 8と全く同一の形式である必要はなく、同じ情報を含んでいればよい。

機能データベース 1 3は、書き換え可能なメモリ空間に配置され、デバイスから受け取った機能情報テーブル 8をデータベースとして構成したものであり、このデータベースを機能情報テーブル管理手段 1 2を用いて検索することにより、各デバイスの情報や各機能の情報等のオブジェクト、及ぴ、これらのオブジェクトに対応する I D、このオブジェクトを使用者に通知するための表示部品、使用者がこの表示部品を操作した時に表示すべき表示部品や送信すべき制御コ一ド等を取り出すことが可能である。

なお、機能データベース 1 3は必ずしも機能情報テーブル 8の全ての情報を常にもつ必要はなく、必要な部分のみを保持するとしてもよい。

表示/機能選択手段 1 4は、コントローラの画面上にデバィスの G U I情報や機能の G U I情報等を示す表示部品（映像音声/ ^/文字情報等）を、使用者へ通知すると共に、使用者の操作に応じてデバイス及び機能の選択や各機能の実行指示等を行うものである。

また、コントローラ信号処理手段 1 0から受け取ったデータ（例えば、映像や音声データ）や、コントローラ非同期データ処理手段 1 1から受け取ったデータを表示 Z再生することも可能である。

このとき、 G U I情報等はコントローラ信号処理手段 1 0から受け取った映像データにオーバ一レイ表示するとしてもよいし、 G U I情報表示画面と映像データの表示画面を使用者の指示等により切り換え表示するとしてもよい。

さらに、表示 Z機能選択手段 1 4は機能テーブル管理手段 1 2に指示を出して機能情報テーブル 8を検索し、伝送路 1上のデパイスゃデバイスの機能を示す表示部品（デバイス名、機能名や表示用静止画等）を画面上に表示する。

使用者がデバイスを示す表示部品を選択した場合には、機能情報テーブル 8からこのデバイスのメニューを読み込み、表示画面上に表示する。

使用者が機能を示す表示部品を選択した場合には、機能情報テーブル 8から得たこの表示部品に対応する制御コードと使用者の操作情報をコント口ーラ非同期データ処理手段 1 1等を介してデバイスに発行する。表示機能選択手段 1 4はこの制御コードと使用者の操作情報に対するデバイスの応答をコントローラ非同期データ処理手段 1 1経由で受け取り、さらに、この応答に、バ一ジョン情報を用いたデバイスからの表示部品の変更指示（例えば、バ一ジョン情報と変更すベき表示部品の I Dの通知）がある時には、バージョン情報をチェックし、パージヨン情報が更新されている際には、この指示に従い、変更すべき表示部品をデバイスから取り込み、現時点でのこのデバイスの状態等に対して適切な表示部品を表示画面上に表示し、使用者に通知する。

ここで、コントローラは必ずしもデバイスの各機能を理解する必要はなく、例えば、現在想定できないような新機能を有するデバイスに対しても、コントローラはこの新機能に対する表示部品を機能情報テーブル 8から取り出し、画面上に表示して、使用者に通知することができる。

そして、これらの表示部品により、使用者が新機能を理解し、この機能を選択した場合には、コントローラの表示機能選択手段 14は機能情報テーブル 8を参照して、この新機能に対応する制御コードを得て、この制御コードと使用者の操作をデバイスに対して発行し、デバイスでこの新機能を実行させることができる。しがたつて、上記構成をとることにより、現在想定できないような新機能でも使用者が実行することが可能となる。

なお、ここで、同期データ送受信手段 3、コントローラ信号処理手段 10等の構成要素は、コントローラの機能に応じて任意に構成してもよく、なくてもよレ、。図 3は、本実施例のネットワーク制御システムのシステム構成を示すものである。

図 3において、 21はテレビ、 22はテレビ用のリモコン、 23はパーソナノレコンピュータ（PC) 、 31は録再可能な DVD、 32は DV方式のディジタル VTR (DVC) 、 33は VHS方式のディジタル VTR (DVHS) 、 34は DV方式のディジタルムービー（DVCムービー）、 35は CSディジタル放送等のセットトップボックス（STB) であり、これらを総称して映像ノ音響 Z情報機器と呼ぶ。

これらの！^ 音響/情報機器は、伝送路 1によって接続され、 AVCシステムを構成する。なお、映像 Z音響/情報機器は、上記機器のみに限定するのもではなく、映像、音響、情報の各分野における現行機器（例えば、プリンタやミニディスク等）及び今後出てくる機器全てを含むものである。

ここで、テレビ 21はコントローラとデバイス（地上波チューナ、ビデオモニタ）からなる機器であり、リモコン 22を用いて、使用者は表示ノ機能選択手段 14に指示を与える。 PC 23は、コントローラとデバイス（電話線とのインタ一フェースをとるモデム、ビデオモニタ等）からなる機器であり、キーボードやマウス等を用いて、使用者は表示/機能選択手段 14に指示を与える。

ここで、テレビ 21や PC 23は、デバイスとコントローラが一体となった機器として定義し、機器内のデバイスの機能の内、他の機器から使用できる機能を機能情報テーブル 8に記載し、機器内のコントローラ部の機能データベース 13 には自身の機能は登録しない。なお、テレビ 21や PC23を各デパイスとコントロ一ラからなる機器として定義し、機器内の各デバイスに対して機能情報テーブル 8を有し、機器内のコントローラの機能データベース 1 3に、機器内の各機能情報テーブル 8を登録するとしてもよい。

DVD 31及び DVCムービー 34は、 A Vデータを記録再生可能なデバイスである。また、 DVC32、 DVHS 33は、 A Vデータを記録再生可能なデバイスとディジタル放送チューナ機能を有するデバイスからなる機器である。そして、 STB 35は CSディジタル放送を受信するためのチュ一ナ機能を有するデバイスである。

ここで、 DVD31、 DVC 32, DVHS 33、 DVCム一ビー 34、 ST B 35はデバイスであるとしたが、少なくとも、液晶パネル等で他のデバイスを操作できる環境を実現し、タツチパネルやリモコン等で使用者が他のデバイスの機能を選択する等の操作ができるのであれば、コントローラとデバイスを含む機器としてもよレ、。

また、これらの機器はコントローラとしての処理機能を含むと共に機器用のリモコンを有し、表示及び音声のみをアナログ結線等でモニタに表示させ、使用者はこの画面を見ながら、機器のリモコンで操作するように構成することも可能であり、このとき、この機器はコントローラとデバイスを含む機器としてもよい。図 4は、本実施例における機能情報テーブルの説明図である。

図 4において、 50はデバイス情報部品、 51は構成集合部品等を表す機能メニュー、 52は表示部品である。なお、ここで、図 4は機能情報テーブルの論理的な構成を示すもので、物理的な配置は任意である。

ここで、デバイス情報部品 50、機能メニュー 51、表示部品 52の各部品はリスト形式のオブジェクトからなり、子オブジェクトを持たないデータオブジェクト（テキストォブジェクト、静止画オブジェクト等）とリストを総称してォブジェクトと呼ぶ。つまり、オブジェクトの情報として、データオブジェクト、リスト、各種ヘッダー情報や独自情報がある。なお、各オブジェクトは必ずしもリスト構造を取る必要はなく、データオブジェクトのみ、あるいは独自情報とデータォブジェクトから構成してもよい。

各ォブジェクトは、各々のォブジェクトを識別する識別子（I D) 、オブジェクトの型を示すタイプ情報、子オブジェクト等を持つか否力等の構成を示す属性情報、オブジェクトの大きさを示すサイズ情報等をヘッダー部分に有する。また、各オブジェクトは、リスト中に記載されたェントリ内の I D情報により、子ォブジェクトを示す。

なお、テキストオブジェクト等、データ量が小さいオブジェクトは、リスト内のエントリ部分にオブジェクトそのものを記するとしてもよい。また、各リストの独自情報は各リスト内のヘッダー等に記し、データオブジェクトの独自情報はエントリ内に記するとする。また、独自情報はオブジェクト内またはエントリ內のいずれに記載してもよい。

ここで、コントローラ内の機能情報テーブル 8の物理的/論理的構成は、デバィス内の機能情報テープノレ 8と同一である必要はなく、少なくとも、コントローラが現時点で必要な情報が、デバイス内のそれと同一であればよい。

つまり、機能情報テ一ブル 8内の各部品は必ずしも図 4に示すようなリンク (エントリと実体との関連付け）を物理的に持つ必要はなく、各オブジェクト単位でコントローラからアクセスできればよい。

デバイス情報部品 5 0は、デバイスの情報を示す部品であり、このデバイス情報部品 5 0内のデバイス情報リストに、このデバイスがサポートするプロトコルやコマンドの ¾¾lj、このデバイスのタイプをコード化したデバイスタイプ、このデバイスのバージョン情報等を独自情報として記す。また、デバイスタイプは、例えば、 1 3 9 4 T A (1394 Trade Association)で議論されている AV/C Digital Interface Command Set (AV/ C - C T S ) の subun it— typeで示されるコードや文字列を示すとしてもよい。しがたつて、この情報により、例えば、 VTRなの力、 STBなのかといった、このデバイスの機能の概要が分かる。

なお、デバイス情報部品 5 0は、機能情報テーブル 8自身の情報を持つことも可能であり、この機能情報テーブル 8のサポートレベルやサイズ、この機器の 1 回の非同期転送で送れる最大量等を独自情報として記すとしてもよレ、。ここで、デバイス情報リストにこれらの情報を記してもよいし、このデバイス情報リストの親リストとして、ル一トリストを作成し、ここに記してもよレ、。このとき、コントローラが機能情報テ一ブル 8を全て読み込む前に、コント口 —ラが、例えば、サポートできるレベルのものである力否か、どれだけのメモリ空間を確保しなければならないか、 1回あたりの転送量はいくらにすればよいか等をこの部品を見るだけで、決定することが可能になり、無駄な転送を無くすことが可能となる。

このデバイス情報部品 5 0は、物理的には、機器構成情報 7の一部として記録され、伝送路 1経由でコントローラから直接読み書き可能なように構成される力物理的配置はこれに限定するものではない。そして、この機器構成情報 7内に、このデバイスのメインメニューを示す機能メニューの識別子（I D) が記載される。機能を示すメニューを持たないデバイスでも、デバイス自身の情報はもつことが可能になり、機器間の統一性を保つことができる。

また、デバイス情報部品 5 0は、デバイスのユーザ一^ Tンターフェース情報をも有し、ここには、このデバイスの名称を文字列で表したデバイス名、メーカが製品の型番を文字列で示したモデル名等の表示部品が配置され、これら各々がひとつのテキストオブジェクトである。なお、ここでは、これらの表示部品に対してリストを用いていないが、表示部品リストを用いて構成することも可能である。また、ここには、静止画オブジェクトとして、デバイスのアイコン等のデバィスを示す静止画オブジェクト等の表示部品を有する。そして、これらのテキストオブジェクト、静止画オブジェクト等は、デバイス情報リスト内にエントリを有する。なおここで、オーディオオブジェクトを有し、このデバイスを示す音楽等のデータを配置してもよい。

なお、複数の静止画からなる擬似的な動画を静止画オブジェクトの代わりに用いてもよく、このとき、使用者により親しみやすい操作画面を構成することが可能である。

なお、この擬似的な動画を機能メニュー 5 1や他の表示部品 5 2等でも静止画の代わりとして用いることが可能である。ここで、各オブジェクトは、デパイス情報リストにエントリを持つとしたが、目的が同一のォブジェクトに関してはリストを定義し、このリストにエントリを持つように構成してもよい。さらに、 G U Iの分類（表示、選択、動作中、使用中、エラー等）別に、各々リストを持つように構成してもよく、このとき、使用者により分かりやすい表示を提供できる。次に、機能メニュー 5 1は、デバイスの機能を示す表示部品 5 2の集合であるメニューを示すものであり、機能メニューリストで構成される。機能メニューリストはデバイス情報リス卜内のメニューェントリからリンクされ、操作画面用及ぴこのリスト自身を示すための表示部品のエントリを持つ。よって、デバイス情報部品 5 0から機能メニューをたどることができる。ただし、本実施例では、デノくイスに対して使用権の問い合わせを行うことにより、機能メニューを読み込むものとする。

なお、機能メニューリストの I Dをあらかじめ決めておく等の方法で、デパイス情報リストのエントリからたどることなく直接機能メニュー 5 1へアクセス可能としてもよい。ここで、操作画面用の表示部品 5 2はデバイスの機能や状態を示す表示要素であり、機能情報テーブル 8の構成要素のひとつであり、表示部品リストを用いて配置され、各表示部品のエントリには、この表示部品の目的や動作（表示用、識別用、制御用等）を示すフラ'グゃこの機能が動的に無くなる可能性があるか否かを示すフラグを付加してもよい。なお、図 4で示すように、機能メニュー 5 1自身を示す表示部品 5 2は、表示部品リストを用いずに記載してもよい。このように、任意の表示部品に対して、表示部品リストを用いずに配置することも可能である。

そして、この表示部品ェントリが示す表示部品リストにデータオブジェクトが配置される。

なお、ここで、表示部品リストを用いずに、直接各表示部品のェントリを機能メニューリストに配置するとしてもよく、このとき、目的を示すフラグ等は各表示部品のエントリに記載することも可能である。

さらに、機能メニューリスト 5 1は機器の操作画面を構成するための情報も有し、機能情報テーブル 8が想定した画面サイズ、さらには、背景色や背景パターン等の情報を独自情報としてヘッダー内等に有する。

—方、この機能メニューリスト自身を示すデータオブジェクト（テキストゃ静止画等）は、機能メニューリストに直接エントリを有する。

なお、このリスト自身を示すデータオブジェクト用に表示部品リストを用いてもよい。また、これらのリスト自身を示す情報は、フラグ等を用いて他のデータオブジェクトゃ表示部品と区別してもよい。

そして、表示部品 5 2は、アイコン、ボタン、スライダ、チェックボックス、テキストエントリ等を表示するための部品であり、この表示部品リスト中に、表示部品のタイプ、各々の表示部品に必要な情報（例えば、スライダの場合には可変範囲、ステップ値、初期値等）等の独自情報を有する。

また、この表示部品リスト 5 2には、テキストォブジェクトゃ静止画オブジェタト等のエントリがあり、このエントリ中に、各々テキストや静止画の種類（フォーマット）等を示すフラグや静止画の大きさ等、さらには、デバイスが想定したメニュー画面に対する相対位置で示される画面上の位置情報等の各データォブジュクトの独自情報を持つ。

(配置情報）

さらに、各表示部品リスト 5 2は機能的または画面デザィン的に密接な関係にある表示部品に対して、表示部品相互の関連を示す配置情報を同一の情報（例えば、同一の値）を有する関係情報としてヘッダ一内に有していてもよレ、。つまり、デバイスの機能情報テーブル 8が想定した画面サイズがコントローラの画面サイズょりも大きいときには、コントローラがこの機能テーブル 8内に示された表示画面をそのまま表示することはできないので、機能情報テーブル 8内の表示部品の配置をコント口一ラが並べ替え、複数ページに分割して表示する。

この時、密接な関係にある複数の表示部品は、同一の情報（値）を有する関係情報を持っており、近接して配置すべきひとつの表示組に属する。そして、この関係情報により、同一の表示組に属する表示部品は、ひとつのページ内で近接して配置される。

ここで、密接な関係のある表示部品とは、例えば、 VT Rの再生ボタンと停止用されるものや、 T Vチャンネルを示すテンキーや T Vのァスぺクト切り換えキ一（4対 3、 1 6対 9、レターボックス、フル画面表示等）の類似の機能を示すもの、または画面デザィン上近接して配置した方が使用者に分かりやすレ、もの等である。この関係情報でどの表示部品を近接して配置するかはデバイス製造者が独自に決定する。なお、この関係情報は独自情報としてヘッダ内に記述してもよレ、。また、この関係情報はすべての表示部品が持つ必要はなく、近接して配置すべきいずれかの表示組に属する表示部品に対してのみ付カ卩される。

また、現在想定できないような新機能の場合にも、表示部品として、この新機能を示す静止画等を配置するとことにより、コントローラへこの新機能のデータを伝えて、使用者へ、この新機能に関する情報を提示できる。

図 5は、第 1の実施例におけるネットワーク制御システムの説明図であり、これを用いて、コントローラ及びデバイスの制御動作を説明する。

まず、デバイスが伝送路 1に接続された場合、この伝送路 1上にあるコント口ーラは、例えば、 1 3 9 4バスであればバスリセット等で新規デバイスを認識し、機能情報テーブル管理手段 1 2の指示により、新規デバイスから伝送路 1を通して、まず、デバイス情報部品 5 0を読出し、コントローラの機能データベース 1 3にこのデバイス情報部品 5 0を、このデバイスの機能情報テーブル 8の一部として、読み込み登録する。

ここで、コントローラ内の機能情報テーブル 8の物理的/論理的構成は、デバイス内の機能情報テーブル 8と同一である必要はなく、少なくとも、コントローラが現時点で必要な情報が、デバイス内のそれと同一であればよい。

つまり、機能テーブル 8内の各部品は必ずしも図 4に示すようなリンク（ェントリと実体との関連付け）を物理的に持つ必要はなく、各オブジェクト単位でコントローラからアクセスできればよい。

ここで、各機能情報テーブル 8は、各デバイス固有のユニーク I D等で区別され、各デバイス毎にエントリを持つリスト構造をとる。ここで、機能情報テープル 8の情報を一括して全て読み込んでもよいし、機能情報テーブル 8の一部のみを読み込んでもよレ、。さらには、オブジェクトやリスト単位で読み込んでもよレ、。例えば、デバイス情報リストや機能メニューリストの識別子（I D) 等をあらかじめ決めておき、コントローラがこれらの I Dを用いてダイレクトにアクセスしてもよいし、コントローラとデバイス間で通信して、コントローラがこれらの I Dを取得し、アクセスするとしてもよい。さらに、コントローラからの通知要求（後述）に対するデバイス側の 1次応答に、機能メニューの I Dを含むとしてもよい。

また、コントローラ内で、各々の表示部品の区別はデバイス固有のユニーク I Dとデバイスが付けた表示部品の I Dを合わせた I Dで行う。なお、コントローラが各表示部品の I Dを新たに付け直し、この新 I と（デバイスのユニーク I D +デバイスの付けた I D) との変換表をコントローラが持つように構成してもよい。そして、この機能情報テーブル 8中には、 I Dを持った表示部品が含まれている。

表示機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2を通して、機能デ

—タベース 1 3中の機能情報テーブル 8 (または機能情報テーブル 8の一部）を参照する。

表示 Z機能選択手段 1 4が、このコントローラに接続されているデバイスの一覽を表示する場合、表示 Z機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2 を用いて、機能データベース 1 3に登録されている全てのデバイスの機能情報テ一ブル 8中から、デバイス情報部品 5 0に属するデータオブジェクト（テキストオブジェクト、静止画オブジェクト等）を読み込み、画面上にこれらを表示する。また、デバイス情報部品 5 0の全てのデータオブジェクトを画面上に表示する必要はなく、適宜取捨選択して表示してもよい。

ここで、デバイス情報部品 5 0内にオーディオオブジェクトがある場合は、デノイスの一覧を表示する際には使用せず、例えば、既にデバイス一覽が表示されている状態で、新規デバイスが接続された場合に、この新規デバイスの静止画ォブジェクトを表示するとともに、オーディオオブジェクトがあれば、オーディオオブジェクトを再生する。

次に、使用者がリモコンのポインティング機能（例えば、十字キー）等により、例えば、デバイスの静止画オブジェクトを選択した場合、表示 _ 機能選択手段 1 4は、機能テーブル管理手段 1 2にメインメニューを要求し、機能情報テーブル管理手段 1 2は、まず、このデバイスのメインメニューを示す機能メニュー 5 1 とこの機能メニュー 5 1に所属する表示部品を読み込み、コントローラ内の機能情報テーブル 8に記憶する。

この時、まず、コントローラは、図 5で示した通知要求 1 0 1をデバイスへコマンドとして送信し、デバイスの状態をコントローラが把握し動作制御することを宣言する。この応答として、デバイスは 1次応答 1 1 1を返し、この 1次応答 1 1 1には、デバイスの機能を示す機能情報テーブル 8の生成番号 " 1 " 等の初期値を表すバ一ジョン情報を含む。

ここで、このバージョン情報はこのメインとなる機能メニュー 5 1及びこの下にある表示部品 5 2や機能メニュー 5 1等のバージョンを示す生成番号等によつて表され、デバイス内部の情報が更新される毎にインクリメントされるカウンタ一値等によって表される。なお、ここで、バージョン情報はデバイス情報部品 5 0及びこの下にある機能メニュー 5 1、表示部品 5 2を含めた機能テーブルのバ一ジョンを示すように構成してもよい。

また、この 1次応答 1 1 1として、デバイス内のメインとなる機能メニュー 5 1の識別子（I D) を返すとしてもよく、この時、デバイスが簡単に自身のメインメニューを変更可能となる。

次に、機能メニュー 5 1の内容を取得するために、コントローラ内の機能情報テーブル管理手段 1 2は、メニュー要求 2 0 1をデバイスへ送信し、デバイスはこの応答であるメニューリスト応答 2 1 1として、機能メニュー 5 1に含まれる表示部品等の識別子（I D) を示すリスト（機能メニューリスト）を返信する。なお、機能メニュー 5 1内に、リストを用いて構成されるオブジェクトがある場合には、機能メニュー 5 1に含まれる該ォブジェクトリストの識別子も返信する。そして、機能情報テーブル管理手段 1 2は、各表示部品の実体を取得するために、表示部品の識別子をつけて表示部品要求 2 2 1をデバイスへ送り、この返信である表示部品応答 2 3 1で、各表示部品を取得する。ここで、表示部品は、目的とする機能メニュー 5 1に属しているものを一括して読み込んでもよいし、 1 個ずつ読み込んでもよい。さらに、メニュー要求 2 0 1の応答として、この機能メニュー 5 1に属する表示部品を全て送信するとしてもよい。なお、表示部品を読み込む際に、表示部品リスト 5 2とデータオブジェクト（テキストォブジェクト、静止画オブジェクト等）を別々にアクセスし、読み込むとしてもよい。このようにして、機能情報テーブル管理手段 1 2により、デバイスの機能情報テーブル 8の情報が読み込まれる。

しがたつて、表示/機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2を用いて、このコントローラ内の機能情報テーブル⁸中から、機能メニューリストに記されている各機能の機能情報リストから表示部品 5 2を読出し、各々の機能に対応する表示部品を画面上に表示する。これにより面面上に、このデバイスの全ての機能を示す表示部品を表示することが可能となる。

ここでも、各表示部品の識別は、デバイスのユニーク I Dと各表示部品の I D で行う。

次に、使用者がリモコンのポインティング機能等により、例えば、デバイスの再生機能を示す表示部品を選択した場合、表示/機能選択手段 1 4は、デバイスが付けたこの表示部品 5 2の識別子（I D) を制御コードとして使用者の操作情報（例えば、〃選択"）と共に、デバイスへ送信する。つまり、リモコンの上下左右を示す十字キーで、この表示部品上にカーソルを移動し、選択ボタンを押した後で離した場合でも、この表示部品 5 2の I D (制御コード）と使用者の操作情報（"選択"）を、操作要求 2 4 1として、デバイスへ送信する。

また、さらに細力 ^、使用者の操作情報をデバイスへ送ることも可能であり、リモコンやボインティングデバイスの操作で、表示部品 5 2に対して、 "押す"、 " 離す"、〃 2回押す"等の操作が行われた場合、これらの操作情報をデバイスへ送ることも可能である。

ここで、使用者の操作情報は、コード化して表示部品 5 2の I Dと共に送つてもよいし、各々をひとつのコマンド（オペランドは表示部品 5 2の I D等の制御コード）として送ってもよレ、。

なお、表示部品 5 2に対して、選択の操作し力許可しない場合等には、デバイスに対して、この表示部品の制御コード（識別子： I D) のみを送信するように構成することも可能であり、処理を単純化できると共に、伝送路 1のトラフイツクを減らすことが可能となる。

操作要求 2 4 1の応答として、操作応答 2 5 1では、操作要求 2 4 1がデバイスで受領されたか、拒否されたか、サポートしていないかといつた応答を返す。次に、デバイス内の状態が変化し、デバイス内のオブジェクト（機能メニューリスト、表示部品リスト、デ一タォブジェクト）が変化した時、デバイスは、通知要求 1 0 1の 2次応答 1 2 1を返す。この 2次応答 1 2 1内には、バージョン情報と変化したオブジェクトの識別子 D) が含まれる。なお、ここで、変ィ匕したオブジェクトの識別子が 2次応答 1 2 1に含まれるとしたが、機能メニュー 5 1に含まれる複数の表示部品 5 2が変化した際には機能メニューの識別子を返すとしてもよい。さらに、デバイス情報部品 5 0内に属するオブジェクトが変化した際にも、同様に変化したオブジェクトの識別子を 2次応答として送信するとしてもよい。

そして、機能情報テーブル管理手段 1 2は、この 2次応答 1 2 1を受けて、デパイス内のオブジェクトが変化したことを検知し、変化したオブジェク卜の識別子を用いて、オブジェクト要求 2 6 1で、変化したオブジェクトを要求し、この応答として、オブジェクト応答 2 7 1で、この変化したオブジェクトを得る。ここでは一般ィ匕して説明したが、例えば、変化したオブジェクトが機能メニュー 5 1であるときには、メニュー要求をこのオブジェクト要求 2 6 1として行いォブジェクト応答として、メニューリスト応答を得て、機能メニューリスト 5 1を取得し、コントローラが機能メニューリスト内で変化した表示部品リストをチエツクし、さらに、変化した表示部品リストに対して、表示部品要求を行い、表示部品応答で表示部品 5 2を取得する。

この 2次応答は、例えば、 VTRの再生中にテープが終端まで行ったために、自動的に巻き戻しが始まった場合等に、デバイスが操作画面の表示を巻き戻し中を示す表示に変更する際等に用いる。なお、操作画面のボタンの押し離しといった操作に対する操作画面上の静止画の変更（凸表示から凹表示へ）等に使用してもよい。

そして、コントローラ内の機能情報テーブル 8が更新された後、機能情報テーブル管理手段 1 ₂は、表示 Z機能選択手段 1 4へ画面表示の更新を指示し、表示 Z機能選択手段 1 4は画面を更新する。

なお、変化したオブジェクトの識別子が 2次応答 1 2 1に含まれるとしたが、オブジェクトの実体、例えば、表示部品が変化した際には、表示部品リストとこのリストに属するデ一タオブジェクトを 2次応答として送信するとしてもよく、この時、表示部品要求及ぴ表示部品応答は不要となり、処理を簡略ィヒできる。また、操作応答 2 5 1に、操作要求 2 4 1に対して直接的に生じたデバイス内の状態の変化を示す情報を持たせることも可能であり、この時、 2次応答 1 2 1 は、この直接的に生じた状態変化以外の変ィヒがデバイス内で生じた際に送信されるとしてもよレ、。例えば、操作画面のボタンの押し離しといった操作に対する操作画面上の静止画の変更（凸表示から凹表示へ）時等に、迅速な応答が得られ、また、通知要求を行う回数を減少でき、伝送路 1のトラフィックを減少できる。なお、本実施例で示した各要求/応答等以外にも、コントローラとデバイス間で通信を行ってもよく、図示していないが、例えば、各要求や応答に対して、相手方が受け取つたことを確認するための認識信号を返送するように構成してもよレ、。

図 6は、第 1の実施例におけるコントローラの処理を示すフローチャートである。ここでは、図 5に示したプロトコルのコントローラの処理を示している。但し、ここで、操作要求 2 4 1及び操作応答 2 5 1については省略してある。

処理 5 0 1で、コントローラは通知要求をデバイスへ送り、処理 5 0 2でその応答を待つ。処理 5 0 3では、パージヨン情報の確認を行い、バージョン情報が更新されているときには、処理 5 0 4、 5 0 5で必要なオブジェクトを読み込み、処理 5 0 6でバージョン情報を更新し、処理 5 0 7で画面上に表示する。なお、デバイスが伝送路 1に接続された初回、デバイスの電源が O Nされた際やコントローラがこのデノくイスのメニューの情報を最初に使用する際には、必ず、処理 5 0 3で否定判断されるように構成し、処理 5 0 4から 5 0 7で示された処理を行う。しがたつて、たまたまバージョン情報が一致してしまうことを防止でき、確実に正しいバージョン情報を取得できる。また、バージョン情報が更新されていないときには、デバイスの機能情報テーブルの情報とコントローラの機能情報テ一ブルの情報が一致しているので、オブジェクトの読み込み、画面の更新等は行わない。

その後、処理 5 0 8で、コントローラは 2次応答を待ち、 2次応答を受信した際には、 2次応答を受信するということは、パージヨン情報が変化したことを意味するので、 2 応答に含まれる更新されたオブジェクトの識別子を用いて、処理 5 0 9で更新されたォブジェクトを読み込み、処理 5 1 0でコントローラ内のバージョン情報を更新し、 5 1 1で画面表示を更新する。

そして、この手順を繰り返すことにより、常に、デバイスの状態をコント口一ラが把握することが可能となる。

さらに、デパイスの状態情報の変化をバ一ジョン情報でコントローラへ通知できるので、デバイスが自身の状態情報を任意の時に変更することが可能になる。つまり、コントローラがデバイスの状態情報の変化を検出してから、この状態情報を取り込むまでの期間にぉレ、ても、デパイスは自身の状態情報を変化してもよく、デバイスは状態情報の変化を一時的に記憶するバッファを使用する必要が無く、処理が簡単になると共に、記憶領域を減らすことができる。

なお、本発明は、デバイスの機能を示す機能情報テーブルの更新時のみに適用されるものではなく、図 7に示すように、 1次応答 1 1 1を取得後、デバイスの任意の情報に対してコントローラが情報要求 1 3 1を送り、デバイスからその情報応答 1 4 1を受けることにより、この情報を常時把握することも可能である。例えば、画像が変化したことにより、侵入者を監視するような監視システムや遠隔地で動作しているデバイスの状況の把握といった目的にも有効である。

また、図 8は、このプロトコルを操り返し使用する場合の例であり、図 8に示したように、 2次応答 1 2 1を受信すると自動的に通知要求 1 0 2を送信する構成により、一連の手順を順次繰り返すことで、コントローラが常にデバイスの状況を把握できる。

また、バージョン情報は、デバイスの状態情報のバージョンであるとしたが、各メニューのパージョンを示すバージョン情報を各々のメニューが持つとしてもよく、同様の効果が得られる。

以上のように、本実施例によれば、デバイスは、デバイスの状態を示す状態情報と状態情報のバージョンを示すパージヨン情報を有し、状態情報が更新された際に該バージョン情報は更新され、、コントローラは、デバイスから状態情報とバージョン情報を読み込み、バージョン情報によりデバイスの状態の変化を検出することにより、他のコントローラからの制御やデバイス内での自発的な変化のためにデバィス内部の状態変化が生じた場合でも、コントローラが容易にデバイスの状態変化を検出可能となると共に、コントローラがデバイス内の状態情報を混乱なく確実に識別できる。

デバイスは、デバイスの状態を示す状態情報と状態情報のバージョンを示すパ一ジョン情報を有し、状態情報が更新された際にバージョン情報は更新され、コントロ一ラは、デバイスの状態情報を使用する際に、デバイスに対して、状態情報の変化があればその変化の通知を要求する通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス内で状態情報が変化した際には、通知要求の 2 7夂応答として、更新されたバージョン情報を受け取ることにより、コントローラがポ一リング等で、常にデバイスを監視する必要がなくなり、コントローラの処理を簡素化できると共に、状態変化を起こしたデバイスがコントローラへ状態の変化を通知するので、コントローラが迅速にデパイス内部の状態の変化を検出できる。

デバイスからの 2次応答には、更新されたパージョン情報と更新された状態情報（識別子）を含むことにより、更新された状態情報のみを伝送することが可能になり、伝送路のトラフィックを減少できる。さらに、更新された状態情報（状態情報自身）を含むことにより、コントローラが状態変化を検出した後、変化した状態情報を読み込む必要が無くなり、コントローラの処理を簡単にできると共に、デバイス側でも状態情報を読み出させる手間が省け、さらに、伝送路のトラフィックを減少できる。

デバイスは、デバイスの操作画面を示す操作画面情報と、操作画面情報のバージョンを示すバージョン情報を有し、コントローラは、デバイスから操作画面情報とバ一ジョン情報を読み込み、バージョン情報により、デバイスの操作画面情報の変化を検出することにより、他のコントローラからの指示ゃデバイス内の自発的な変化のためにデバイスの状態が変化したことを容易に検出することが可能になると共に、デバイスの状態を正しく反映した操作情報をコント口一ラが容易かつ確実に識別できる。

デバイスは、 1以上複数のオブジェクト力らなりデバイスの操作画面を示す操作画面情報と、操作画面情報が更新された際に更新され操作画面情報のバージョンを示すバージョン情報とを有し、コントローラは、デバイスの操作画面情報を表示画面上に表示する際に、デバイスに対して、操作画面情報の変化の通知を要求する通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス内で、操作画面情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新されたバージョン情報を受け取ることにより、コントローラがポーリング等で、常にデバイスを監視する必要が無くなり、コントローラの処理を簡素化できると共に、操作画面情報の変化を生じたデバイスがコントローラへ状態の変化を自発的通知するので、コントローラが迅速にデバイス内部の状態の変化を検出できる。しがたつて、使用者に迅速に最新の操作情報を提示でき、使いやすいユーザ一^ rンターフェ一スを提供できる。

デバイスからの 2次応答には、更新されたバージョン情報と更新されたォブジェタトの情報（識別子）を含むことにより、更新されたオブジェクトの情報のみを伝送することが容易になり、操作画面を構成する全てのオブジェクトを伝送する必要が無くなるので、伝送路のトラフィックを減少できる。さらに、更新されたオブジェクトの情報（オブジェクト自身）を含むことにより、コントローラが操作画面情報の変化を検出した後、変化したオブジェクトを読み込む必要が無く、コントローラの処理を簡単にできると共に、デバイス側でも状態情報を読み出させる手間が省け、さらに、伝送路のトラフィックを減少できる。しがたつて、使用者に素早い画面更新を提供でき、操作画面の操作性ゃ視認性が良くなる。

バージョン情報は、デバイス内部の情報が更新される毎にィンクリメントされるカウンター値であることにより、簡単な構成と簡単な処理で、確実なバージョン情報を生成できる。

(第 2の実施例）

以下本発明の第 2の実施例について図 9ないし図 1 4を参照して説明する。ここで、デバイス及ぴコントローラの構成は、図 1およぴ図 2に示す第 1の実施例と同一であるのでその説明は省略する。

図 9は、本実施例の機能情報テーブル 8の構成を示すものであり、デバイス情報部品 5 0の構成は図 4に示した第 1の実施例と同様であるので、図 9には図示していない。 6 0は、デバイス内の機能メニューの集合を示すメニュー集合、 6 1はこのデバイスのメインメニューを示すメイン機能メニュー、 6 2はデパイスの第 1のサブメニューを示す第 1のサブ機能メニュー、 6 3はデバイスの第 2 のサブメニューを示す第 2のサブ機能メニューである。この時、メニュー集合リスト 6 0にメインメニュー 6 1、各サブメニュー 6 2， 6 3を示す機能メニューの識別子を有し、各機能メニュー 6 1、 6 2， 6 3はメニュー集合リスト 6 0力らリンクをたどることにより、検出できる。

ここで、各部品はリスト形式のオブジェクトからなり、子ォブジェクトを持たないデータオブジェクト（テキストォブジェクト、静止画オブジェクト等）とリストを総称してオブジェクトと呼ぶ。つまり、オブジェク卜の情報として、データオブジェクト、リスト、各種ヘッダ一情報や独自情報がある。なお、各ォブジクトは必ずしもリスト構造をとる必要はなく、データオブジェクトのみ、あるいは、独自情報とデータオブジェクトから構成してもよいことは、第 1の実施例と同様である。

各オブジェクトは、各々のオブジェクトを識別する識別子（I D) 、オブジェク卜の型を示すタイプ情報、子オブジェクト等を持つ力否か等の構成を示す属性情報、オブジェクトの大きさを示すサイズ情報等をヘッダー部分に有する。また、各オブジェクトは、リスト中に記載されたエントリ内の I D情報により、子ォブジェクトを示す。

なお、テキストオブジェクト等、データ量が小さいオブジェクトは、リスト内のエントリ部分にオブジェクトそのものを記载するとしてもよレ、。また、各リストの独自情報は各リスト内のヘッダー等に記し、データオブジェクトの独自情報はエントリ内に記載するとする。また、独自情報はオブジェクト内またはェントリ内のレ、ずれに記載してもよレ、。

ここで、メニュー集合 6 0内のメニュー集合リストの識別子（I D) をデバイス情報部品リスト 5 0に有する。

なお、デバイス情報リスト 5 0にメインメニュー 6 1を示す機能メニューの識別子を有するとしてもよく、この時、各サブメニュー 6 2， 6 3はメインメニュ一 6 1からリンクをたどることにより、検出できる。次に、メニュー集合 6 0は、デバイス内の機能メニューを集めたものであり、このメニュー集合 6 0内のメニュー集合リスト内のヘッダーに、このデバイス内に存在するメニューの個数やその大きさを独自情報として記す。

また、メニュー集合リスト 6 0は、メニュー集合に属する全ての機能メニューのェントリを有する。このェントリには、例えば、各機能メニューの識別子が記載され、各々の機能メニューの種類を示すフラグも記載される。ここで、機能メニューの種類としては、大きく分けて、メインメニューとサブメニューがある。このサブメニューとしては、例えば、デバイス内の一部の機能を示す操作メニュ一、使い方を示すヘルプメニュー、デバイス内のコンテンツ情報のみを集めたコンテンッメニュー、編集作業を行うための編集メニュー、デバイスの設定を行うための設定メニュー等がある。

なお、ここでは、各々のメニューに対してフラブを用いて区別したが、メインメニューのみを、メニュー集合リストの先頭のェントリに記載することや機器構成情報 7に記載すること等により区別し、メインメニューの機能メニューリスト力順にたどることで、各サブメニューの情報を取得できるように構成してもよレ、。また、各機能メニューリストの I Dを予め決めておく等の方法で、メニュー集合のェントリからたどることなく直接各機能メニューリストへアクセス可能としてもよい。

次に、メイン機能メニュー 6 1はデバイスのメインメニューを示し、デバイスのメイン機能を示す表示部品（5 2 ) の集合である機能メニューリストで構成される。機能メニューリストはデバイス情報リスト 5 0内のエントリからリンクされ、操作画面用及びこのリスト自身を示すための表示部品 5 2のェントリを持つ。ここで、表示部品リスト 5 2の構成は図 4に示す第 1の実施例と同様である。

そして、メイン機能メニューリスト 6 1は機器の操作画面を構成するための情報も有し、本メインメニューが想定した画面サイズ、さらには、背景色や背景パターン等の情報を独自情報としてヘッダー内等に有する。つまり、図 9には、テキストォブジェクトとして記載しているが、メイン機能メニュー 6 1内の機能メニューリスト自身を示す表示部品のデータオブジェクト（テキストゃ静止画等）は、機能メニューリストに直接エントリを有する。なお、このリスト自身を示すデータオブジェクト用に表示部品リストを用いてもよレ、。また、これらのリスト自身を示す情報は、フラグ等を用いて他のデータオブジェクトゃ表示部品 5 2と区別してもよレ、。

そして、メイン機能メニュー 6 1を示す機能メニュー内には、各サブメニューへのリンクを示す表示部品を有する。この表示部品は、静止画やテキストデータで、参照先のサブメニューを示し、コントローラ上で使用者がこの表示部品を選択した際には、参照先のサブメニューを画面上に表示する。

同様に、第 1のサブ機能メニュー 6 2は、デバイスの第 1のサブメニューを示し、デバイスのサブ機能を示す表示部品 5 2の集合であり、機能メニューリストで構成される。機能メニューリストはデバイス情報リスト 5 0内のエントリからリンクされ、操作画面用及びこのリスト自身を示すための表示部品 5 2のェントリを持つ。ここで、表示部品リスト 5 2の構成は図 4に示す第 1の実施例と同様の構成である。

そして、サブ機能メニュー 6 2内の機能メニューリストは機器の操作画面を構成するための情報も有し、本サブメニューが想定した画面サイズ、さらには、背景色や背景パターン等の情報を独自情報としてヘッダー内等に有する。

さらに、図 9には、テキストオブジェクトとして記載しているが、第 1のサブ機能メニュー 6 2内の機能メニューリスト自身を示す表示部品のデータオブジェクト（テキストや静止画等）は、機能メニューリストに直接エントリを有する。なお、このリスト自身を示すデータオブジェクト用に表示部品リストを用いてもよレ、。また、これらのリスト自身を示す情報は、フラグ等を用いて他のデータオブジェクトゃ表示部品 5 2と区別してもよレ、。

そして、サブ機能メニュー 6 2を示す機能メニュー内には、戻り先のメインメニューまたはサブメニューへのリンクを示す表示部品を有する。この表示部品は、静止画やテキストデータで、戻り先のメニューを示し、コントローラ上で使用者がこの表示部品を選択した際には、戻り先のメニューを画面上に表示し、フォーカスを移動する。なお、戻り先のメニューがコントローラの画面上にサブメニュ一と同時に表示されている際には、単にフォーカスを移動するとしてもよい。第 2のサブ機能メニュー 6 3は、第 1のサブ機能メニュー 6 2と同様である。図 1 0は、本実施例のメニューの構成例を示すものである。ここで、デバイスは、 3つのメニューを有する場合を例示している。メニュー 3 0 0は、このデバイスのメインメニューであり、メニュー 3 1 0及びメニュー 3 2 0は、メニュー 3 0 0からリンクされているサブメニューであり、各々サブ機能メニュー 6 2および 6 3を表示したものである。つまり、コントローラの表示画面上にメニュー

3 0 0が表示されているときに、メニュー 3 0 0内の表示部品 3 0 3が使用者により選択された際には、第 1サブメニュー 3 1 0がコントローラの画面上に表示され、同様に、表示部品 3 0 4が選択された際には、第 2サブメニュー 3 2 0が表示される。また、メニュー 3 1 0が表示されているときに、表示部品 3 1 3が選択されると、メインメニュー 3 0 0が表示される。

また、表示部品 3 1 1、 3 1 2、 3 2 1、 3 2 2はこのデバイスの機能又は状態を示すものであり、例えば、メニュー 3 1 0が V T Rのデッキ部の機能又は状態を示す場合、表示部品 3 1 1は再生ボタン、表示部品 3 1 2は停止ボタン等である。また、例えば、メニュー 3 2 0が VT Rのチューナ部の機能又は状態を示す場合、表示部品 3 2 1はチヤンネルァップボタン、表示部品 3 2 2はチヤンネルダウンボタン等である。さらに、例えば、メニュー 3 0 0が VT Rを示す場合、表示部品 3 0 1は音声切換ボタン、表示部品 3 0 2は、入力切り換えボタン等である。

図 1 1は、第 2の実施例におけるネットワーク制御システムの説明図であり、これを用いて、コントローラ及びデバイスの制御動作を説明する。図 5に示す第 1の実施例の制御動作と異なる主な点は、通知要求 1 0 1には、コントローラがデバイスと情報を一致させたい範囲を示す通知範囲の情報を含むことと、 2次応答 1 2 1を受信したときにも、これに続けて新たな通知要求およびその 1次応答が送受信されることである。

まず、デバイスが伝送路 1に接続された場合、この伝送路 1上にあるコント口ーラは、例えば、バスリセット信号等で新規デバイスを認識し、機能情報テープル管理手段 1 2の指示により、新規デバイスから伝送路 1を通して、まず、デバイス情報部品 5 0を読出し、コントローラの機能データベース 1 3内の機能情報テーブル 8に読み込み登録する。ここで、コントローラ内の機能情報テーブル 8の物理的論理的構成は、デパイス内の機能情報テーブル 8と同一である必要はなく、少なくとも、コントローラが現時点で必要な情報が、デバイス内のそれと同一であればよい。

つまり、機能情報テーブル 8内の各要素は必ずしも図 9に示すようなリンク (ェントリと実体との関連付け）を物理的に持つ必要はなく、各ォブジェクト単位でコント口一ラからアクセスできればよレ、。

表示/機能選択手段 1 ⁴は、機能情報テーブル管理手段 1 2を介して、機能データベース 1 3中の機能情報テーブル 8または機能情報テーブル 8の一部を参照する。

表示 Z機能選択手段 1 4が、このコントローラに接続されているデバイスの一覧を表示する場合、表示/機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2 を用いて、機能データベース 1 3に登録されている全てのデバイスの機能情報テ一ブル 8中から、デパイス情報部品 5 0に属するデータオブジェクト（テキストオブジェクト、静止画オブジェクト等）を読み込み、画面上にこれらを表示する。次に、使用者がリモコンのポインティング機能（例えば、十字キー）等により、例えば、デバイスの静止画オブジェクト（デバイス情報部品 5 0に属する静止画）を選択した場合、表示/機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2にメインメニューを要求し、機能情報テーブル管理手段 1 2は、まず、このデバイスのメイン機能メニュー 6 1とこの機能メニュー 6 1に属する表示部品を読み込み、コントローラ内の機能情報テーブル 8に記憶する。

この時、まず、コントローラは、図 1 1で示した通知要求 1 0 1をデバイスへコマンドとして送信する。この応答として、デバイスは 1次応答 1 1 1を返し、この 1次応答 1 1 1には、デバイスの機能を示す機能情報テーブル 8のバージョン情報を含む。

また、この通知要求 1 0 1には、コントローラがデバイスと情報を一致させたい範囲を示す通知範囲の情報を含み、この応答として、デバイスは 1次応答 1 1 1を返し、この 1次応答 1 1 1には、通知範囲に応じたバージョン情報を含む。この通知範囲は、機能情報テーブル全体や構成要素単位（例えば、機能メニュ一）等のデバイス単位やメニュー単位等の枠組みで規定される。例えば、通知範囲として機能情報テーブル全体のデパイス単位を指定した場合、メニュー 3 0 0 或いはメニュー 3 1 0或いはメニュー 3 2 0内のオブジェクトが変化した際に、デバイスはコントローラへ通知要求の 2次応答として変更を通知する。

一方、通知範囲として、メニュー単位とメインメニューを示す情報を選択した場合には、デバイスは、デバイス内のメインメニューであるメニュー 3 0 0内のオブジェクトが変化したときのみコントローラへ変更を通知し、サブメニュー 3 1 0またはサブメニュー 3 2 0内のオブジェクトが変化したときには変更を通知しない。

通知範囲として、メニュー単位 &メニュー 3 1 0 (機能メニューの I Dで指定）を指定した際には、メニュー 3 1 0内のオブジェクトの変化のみをデパイスはコントローラへ通知する。つまり、デバイスのメインメニューに対して、情報の変化を要求する際には、この通知範囲の情報として、メニュー単位とメインメニューを示す情報（メインメニューである機能メニューの識別子とは限らなレ、）を送信する。

また、コントローラが特定の機能メニューを通知範囲としている際には、この特定の機能メニューの識別子 U D) を通知範囲とし、デバイスはこの特定の機能メニューに属するオブジェクト（リストやデータオブジェクト）が変化した際にコントローラへ 2次応答として通知する。例えば、コントローラが画面上にメニュー 3 0 0、 3 1 0 , 3 2 0を同時に表示する場合や、デバイスの情報を全てキャッシングする場合には、通知範囲を機能情報テーブル全体のデバイス単位とし、各メニュー毎に表示する場合にはメニュー単位（構成要素単位）とする。なお、ここでは、コントローラが表示している情報として説明したが、通知範囲として指定するのは、必ずしもコントローラが表示しているものに限定するものではなく、コントローラが保持している情報の単位を通知範囲としてもよく、この時、コントローラが表示範囲外の情報をキャッシングすることにより、表示画面上でメニューを迅速に切り換え可能となる。さらに、通知範囲は、表示要素に限定するものではなく、ビット列で示されたデバイスの状態情報等、任意の情報に適用できる。

ここで、このバージョン情報はデバイス内の情報が変化した際に更新される (インクリメントされる）。よって、通知範囲以外の情報が変化したときにも、この機能情報テーブルのパージヨン情報は更新される。また、このパージヨン情報は、通知範囲内の機能メニュー及びこの下にある表示部品 5 2や表示部品 5 2 の集合である構成集合部品等が変化した際にも更新される。なお、パージヨン情報はデバイスの情報及びこの下にある機能メニュー 5 1や表示部品 5 2を含めたデバイス全体のパージョンを示すように構成してもよい。

また、通知範囲として機能一覧全体が指定された場合には、この 1次応答 1 1 1として、デバイス内のメインとなるメイン機能メニュー 6 1の識別子 U D) を返すとしてもよく、この時、デバイスが簡単に自身のメインメニューを変更可能となる。さらに、例えば、コントローラが、通知範囲として、メニュー単位 & メインメニューを示す情報を指定して通知要求をデパイスへ送ると、 1次応答でメイン機能メニュー 6 1の識別子（I D) が返送されるように構成することも可能である。

また、 1次応答 1 1 1として、メニュー集合 6 0のメニュー集合リストを返送するとしてもよく、この時、コントローラはメニュー集合リストに記載されたフラグによって、各機能メニューの意味（メインメニュー、サブメニュー、へ^^プメニュー）を認識し、メニュー集合リストに記載された機能メニューの識別子により、所望の機能メニューを特定する。なお、ここで、例えば、メニューリストの最初のェントリはメインメニューであると規定し、各機能メニューのェントリの順番によりメインメニューを判定してもよい。

また、使用者の操作等によって、表示するメニューが変化した場合、コント口ーラは、通知要求を発行する際に、新通知範囲を指定することで、新たに表示するメニューに対して、デバイスの情報の変化の通知要求を行うことができ、簡単な構成で、効率よく（つまり、少ない記憶領域で）、状態変化情報をコントローラが取得することができる。これは、メニューに限定するものではなく、各構成要素に対しても同様に適用可能である。

次に、通知範囲に応じた機能メニューの内容を取得するために、コントローラ内の機能情報テーブル管理手段 1 2は、メニュー要求 2 0 1をデバイスへ送信し、デバイスはこの応答であるメニューリスト応答 2 1 1として、機能メニュー 1に属する表示部品の識別子 U D) のリストを返信する。

そして、機能情報テーブル管理手段 1 2は、各表示部品の実体を取得するために、表示部品の識別子をつけて表示部品要求 2 2 1をデバイスへ送り、この返信である表示部品応答 2 3 1で、各表示部品を取得する。ここで、表示部品は、目的とする機能メニューに属しているものを一括して読み込むように構成してもよいし、 1個ずつ読み込んでもよい。さらに、メニュー要求 2 0 1の応答として、この機能メニューに属する表示部品を全て送信するとしてもよレ、。なお、表示部品を読み込む際に、表示部品リストとデータオブジェクト（テキストオブジェクト、静止画オブジェクト等）を別々にアクセスし、読み込むとしてもよい。このようにして、機能情報テーブル管理手段 1 2により、デバイスの機能情報テーブル 8中で通知範囲内の情報がコントローラに読み込まれる。

しがたつて、表示 Z機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2を用いて、このコントローラ内の機能情報テーブル 8中から、機能メニューリストに記されている各機能の機能情報リストから表示部品を読出し、各々の機能に対応する表示部品を画面上に表示する。これにより画面上に、このデバイスの全ての機能を示す表示部品を表示することが可能となる。

ここでも、各表示部品の識別は、デバイスのユニーク I Dと各表示部品の I D により行う。

次に、使用者がリモコンのポインティング機能等により、例えば、デバイスの再生機能を示す表示部品 5 2を選択した場合、表示 Z機能選択手段 1 4は、デバイスが付けたこの表示部品 5 2の識別子（ I D) を制御コ一ドとして使用者の操作情報（例えば、〃選択"）と共に、デバイスへ送信する。つまり、リモコンの上下左右を示す十字キーで、この表示部品 5 2上にカーソルを移動し、選択ボタンを押した後離した場合でも、この表示部品 5 2の I D (制御コード）と使用者の操作情報（〃選択〃）を、操作要求 2 4 1として、デバイスへ言する。

操作要求の応答として、操作応答 2 5 1では、操作要求 2 4 1がデバイスで受領された力 \ 拒否されたか、サポートしていないかといつた応答を返す。

次に、デバイス内の状態が変化し、デバイス内のオブジェクト（機能メニューリスト、表示部品リスト、データオブジェクト）が変化した時、デバイスは、通知要求 1 0 1の 2次応答 1 2 1を返す。この 2次応答 1 2 1内には、インクリメントされたバ一ジョン情報と変化したオブジェクトの識別子（ I D) が含まれる。なお、ここで、変化したオブジェクトの識別子が 2次応答 1 2 1に含まれるとしたが、機能メニューに含まれる複数の表示部品 5 2が変化した際には機能メニユーの識別子を返すとしてもよい。さらに、デバイス情報部品 5 0に属するォブジェクトが変化した際にも、同様に変化したオブジェクトの識別子を 2次応答として返信するとしてもよい。

そして、機能情報テーブル管理手段 1 2は、この 2次応答 1 2 1を受けて、デバイス内のオブジェクトが変化したことを検知し、変化したオブジェクトを要求するが、この変化したオブジェクトの要求の前に、 2回目の通知要求 1 0 2をデバイスへ送る。そしてこの応答として、 1次応答 1 1 2を得る。この 1次応答 1 1 2には、デバイスのバージョン情報を含んでいる。

まず、通知要求 1 0 2の 1次応答 1 1 2に含まれるパージョン情報が 2次応答 1 2 1のパージヨン情報と同一であるとき、 2次応答 1 2 1から通知要求 1 0 2 までの間ではデバイスの状態は変化していないので、コントローラの情報とデパイスの情報との差違は、 2次応答 1 2 1で通知されたォブジェクトのみである。しがたつて、このオブジェクトをォブジェクト要求 2 6 2で要求し、この応答であるオブジェクト応答 2 7 2で変化したオブジェクトを取得する。例えば、変化したォブジェクトが機能メニューである（機能メニューリストの識別子が 2次応答 1 2 1で通知された）ときには、メニュー要求をこのオブジェクト要求として行い、オブジェクト応答として、メニューリスト応答を得て、機能メニューリストを取得し、機能メニューリスト内で変ィヒした表示部品リストをチェックし、変化した表示部品リストに対して、さらに、表示部品要求を行い、表示部品応答で表示部品 5 2のデータオブジェクトを取得する。

—方、 1次応答 1 1 2のパージョン情報が 2次応答 1 2 1のパージョン情報と異なる場合、コントローラの情報とデバイスの情報とのが明確ではない。つまり、デバイス内で情報が変化する毎にィンクリメントされるバージョン情報が異なるので、 2次応答 1 2 1と 1次応答 1 1 2の間でデバイス内で情報が変化したのである。しがたつて、この時、コントローラはオブジェクト要求 2 6 2で、まず、コントローラが保持している通知範囲内のオブジェクトの内、リストのみ (機能メニューリスト、表示部品リスト等）を読み込む。そして、このリストに記載された各オブジェクトの識別子 U D) がコントローラ内に保持していた情報中のオブジェクトの識別子（I D) と一致するかを判定し、相違があるもののみを、さらにオブジェクト要求（図 1 1には図示せず）としてデバイスへ送付し、オブジェクト応答（図 1 1には図示せず）で取得する。

しがたつて、データオブジェクトのみが変更されている場合や、リスト自体が変更されている場合でも、確実に、コントローラが保持している情報をデバイスの情報と一致させることが可能となる。しがたつて、この時、 2次応答 1 2 1で取得した更新されたオブジェクトの情報を使用する必要はない。その後、コントローラ内のこの機能情報テーブル 8のパージョン情報を更新する。

このように、デバイスの情報を取得する前に、常に、通知要求を行うことで、デバイスに対して通知要求を行っていない時間を少なくすることができ、デバイスの変化を迅速かつ確実に取得できる。

そして、コントローラ内の機能情報テーブル 8が更新された後、機能テーブル管理手段 1 2は、表示 Z機能選択手段 1 4へ画面表示の更新を指示し、表示/機能選択手段 1 4は画面を更新する。

なお、本実施例で示した各要求応答等以外にも、コントローラとデバイス間で通信を行ってもよく、図示していないが、例えば、各要求や応答に対して、相手方が受け取つたことを確認するための認識信号を返送するように構成してもよレ、。

図 1 2は、第 2の実施例におけるコントローラの処理を示すフローチャートである。ここでは、図 1 1に示したプロトコルのコントローラの処理を示している。但し、ここで、操作要求及び操作応答については省略してある。

まず、デバイスが伝送路 1に接続された際には、処理 5 0 1で、コントローラは通知要求をデバイスへ送り、処理 5 0 2でその応答を待つ。なお、ここで、デバイスが伝送路 1に接続された際ではなく、例えば、このデバイスを示す静止画が選択され、このデバイスのメニュー画面をコントローラが表示する際に、通知要求をデバイスへ送るとしてもよいし、デバイスの制御権を獲得する際ゃデパイスの情報をコントローラが蓄積開始する際に、通知要求を送るとしてもよい。処理 5 0 4、 5 0 5で必要なオブジェクトを読み込み、正常に必要なオブジェクトが読み込まれた後、処理 5 0 6でバージョン情報を記憶し、処理 5 0 7で画面上に表示する。

その後、処理 5 0 8で、コントローラは 2次応答を待ち、 2次応答を受信すれば、バ一ジョン情報が変化したことを意味するので、 2次応答を受信後、処理 5 1 5で 2次応答に含まれるバージョン情報を一時保存し、処理 5 2 0で 2次応答に含まれる更新情報（更新されたォブジェクトの識別子）を記憶する。

次に、コントローラは更新情報に示されたオブジェクトを読み込む前に、処理 5 2 1で、デバイスに対して通知要求を行い、処理 5 2 2で通知要求に対する 1 次応答を待つ。 1次応答を受け取った後、処理 5 2 3で、 1次応答から得たバージョン情報が処理 5 1 5で 1時記憶したものと同一であるかを判定し、同一である場合には、処理 5 2 0で記憶した更新情報を用いて、処理 5 2 4で、更新ォブジェクトを読み込む。

—方、 1次応答から得たパージヨン情報が処理 5 1 5で一時保存したものと異なる場合、まず、処理 5 2 5で 1次応答から得たバージョン情報を処理 5 1 5で —時保存したバージョン情報に上書きして一時保存し、処理 5 2 6で、通知範囲内のリストをデバイスから読み込み、コントローラ内のそれと同一であるかチェックを行い、異なるものについてのみ、処理 5 2 7でデバイスからオブジェクトを読み込む。

そして、処理 5 2 8で、一時保存したバージョン情報を新バージョン情報として更新し、処理 5 2 9で、コントローラの面面上に更新された情報を表示する。つまり、更新された情報が読み込まれた後でバージョン情報を更新するので、コントローラが有するバージョン情報の信頼性を高められる。

次に、処理 5 3 0で、デバイスに対する通知要求をやめるか否かを判断し、継続する場合は、処理 5 0 8から処理 5 3 0を繰り返し実行する。

ここで、通知範囲を変更する場合、例えば、機能情報テーブル全体から特定の構成要素（メニュー等）に変更する際には、処理 5 3 0で終了し、処理 5 0 1力ら再び処理を行う。しがたつて、この処理を繰り返すことにより、デバイスの状態をコントローラが迅速かつ確実に把握することが可能となる。つまり、常に、デバイスに対して通知要求を発行している状態を保持できるので、レ、かなる場合にデバイスの状態が変化しても、即座にコントローラへ通知することが可能となり、常に、コントローラが保持しているデバイスの状態情報とデバイス内部の状態情報を—致させることが可能となる。

なお、本実施例では、 2次応答として、バージョン情報と共に、更新されたォブジェクトの識別子（I D) を伝送されるとしたが、図 1 3およぴ図 1 4に示すように、 2次応答として、バージョン情報と共に、更新されたオブジェクト自身を伝送するとしてもよい。

図 1 3は、 2次応答として更新されたォブジェクト自身を伝送する場合のネットワーク制御システムのプロトコル説明図、図 1 4は、 2次応答として更新されたォブジェクト自身を伝送する場合のコントローラの処理を示すフローチヤ一トであり、更新オブジェクトを読み込む工程 5 2 4 (図 1 2 ) が省略されていること以外は、図 1 1と図 1 2に示す制御動作と同様であるので、ここではその説明を省略する。よって、図 1 3及ぴ図 1 4に示す例では、図 1 1及ぴ図 1 2と比較して、 2次応答を受信した後に更新されたォブジェクトを取得する必要が無くなるので、処理を単純化できる。

以上のように、本実施例によれば、デバイスは、デバイスの状態を示す状態情報と、状態情報が更新された際に更新される状態情報のバージョンを示すパージヨン情報を有し、コントローラは、デバイスの状態情報を使用する際に、デバイスに対して、状態情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1 次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス内で状態情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新されたバージョン情報を受け取り、 1次応答と 2次応答の間で、状態情報を読み込むことにより、コントローラが状態情報読み込み中にデバィス内で状態の変化が生じた際にも、 2次応答でこの状態変化を即座に検知でき、迅速かつ確実にデバイスの状態変化を知ることが可能となる。

また、コントローラがデバイスの状態情報を読み込む前に、通知要求を発行することにより、常に、デバイスに対して通知要求を発行している状態を保持でき、いかなる場合にデバイスの状態が変化しても、即座にコントローラへ通知することが可能となり、常に、コントローラが保持しているデバイスの状態情報とデバイス内部の状態情報を一致させることが可能となる。

デバイスからの 2次応答には、更新されたパージヨン情報と更新された状態情報（識別子）を含むことにより、更新された状態情報のみを伝送することが可能になり、伝送路のトラフィックを減少できる。さらに、更新された状態情報（状態情報自身）を含むことにより、コントローラが状態変化を検出した後、変化した状態情報を読み込む必要が無くなり、コントローラの処理を簡単にできると共に、デバイス側でも状態情報を読み出させる手間が省け、さらに、伝送路のトラフィックを減少できる。

なお、本実施例の効果としては、上記の他に第 1の実施例で述べた効果も同様にある。 (第 3の実施例）

次に、本発明の第 3の実施例について、図 1 5ないし図 1 8を参照して説明する。ここで、デバイス及びコントローラの構成とその動作は、第 2の実施例の一部変形例であり、図 1 5に示す本実施例の構成例と、図 9に示す第 2の実施例の構成例との主な相違点は、メニュー集合リスト 6 0が機能一覧パージョン情報を有し、機能メニューリスト 6 1， 6 2， 6 3が各々要素バージョン情報を有し、これらのパージョン情報がパージョン情報生成手段 1 8で生成されることであり、その他の構成および動作は、第 2の実施例と同様であるので、重複する部分については、ここではその説明を省略する。

図 1 5は、本実施例の機能情報テーブル 8の構成例を示し、図 1 6はバージョン情報生成手段 1 8の構成例を示すものであり、図 1 7はパージョン情報生成手段 1 8の動作フローを示し、図 1 8はバージョン情報の変化の様子を示す説明図である。

本実施例では、機能情報テーブル一覽 8は、このデバイスの操作画面を構成するための情報（操作画面情報）、つまりデバイスの機能や状態を示す情報の一覧表であり、この機能一覧 8中には、デバイスの操作画面を構成するために必要なオブジェクト、このオブジェクトを識別するための識別子（I D) 等が含まれる。このオブジェクトが構成要素であり、機能メニュー、表示部品、テキストデータオブジェクト、静止画データオブジェクト等である。

また、デバイスの状態を示す情報とは、コンテンツ情報と動作状態情報を含むものであり、さらに、例えば、 V T Rの再生ボタンのように、ボタンが押された場合の静止画と、離された場合の静止画等の各表示部品の状態も含まれる。

デバイス内の機能情報管理手段 1 7は、コントローラからの通知要求に含まれる通知範囲の情報を処理する。通知範囲とは、デバイス内の状態や機能が変化した際に、デバイスが変化を通知する範囲のことであり、コントローラが所望する範囲を通知範囲として指定する。ここで、通知範囲には、機能情報テーブル 8全体（機能一覧 8に含まれる全ての情報）、機能一覧 8の構成要素（機能メニュー単位、表示部品単位等）を指定可能である。よって、機能情報管理手段 1 7は、コントローラからの通知要求から通知範囲の情報を取得し、デバイス内の状態や機能が変化した際に、この通知範囲内の変化のみをコントローラへ通知する。なお、複数のコントローラが存在するときには、各々のコントローラの通知範囲に従い、通知範囲に変化した状態や機能が含まれているコントローラに対してのみ、変化を通知する。なお、ここでは、通知範囲として、機能一覧全体と構成要素のみとしたが、例えば、デバイス全体（機能一覧 8全体とデバイスの情報を含む）を通知範囲とすることも可能であり、同様の効果が得られる。

このように、通知範囲を設けることにより、コントローラが現在、所望しないデータがデバイスから通知されることを防止でき、コントローラが不要なこれらの処理を行う必要が無くなるので、処理効率を上げることができる。

デバイスのパージョン情報生成手段 1 8は、機能情報テーブル 8内の情報の状態変ィヒ発生回数等のバージョン管理を行うもので、カウンタ等を用いて構成され、機能情報管理手段 1 7により、機能情報テーブル 8内の RAM I 6に記載されている情報が変更される毎に、バージョン情報生成手段 1 8内のカウンタ値をインクリメントする。

このカウンタ値等で示されるバージョン情報には、機能一覽 8のバージョンを示す機能一覧パージヨン情報と、機能一覧 8内の構成要素（機能メニュー、表示部品、データオブジェクト等）のバージョンを示す要素バージョン情報があり、これらのバージョン情報がはバージョン情報生成手段 1 8で生成される。

コントローラからデバイスに対して、デパイス内の状態の変化（例えば、機能一覧 8の情報の変化）に対する通知要求が発行された時、通知要求に対する 1次応答または 2次応答には、通知範囲に応じて、これらのバージョン情報が含まれる。また、ひとつの通知要求に対して複数（3以上）の応答を行うように構成してもよく、各々の応答に、通知範囲に応じたその時点のバージョン情報を含むとしてもよく、この時、確実にデバイスの状態変化を認識できると共に、伝送路 1 上のトラフィックを減らすことができる。

新規デバイスの機能情報テーブル 8の情報とこのバージョン情報がコントローラに読み込まれた時には、この機能情報テーブル 8を機能データベース 1 3に登録するとともに、機能情報テーブル 8のバージョン情報を機能情報テーブル 8と関連づけて記憶する。ここで、バージョン情報の記憶先は機能データベース 1 3 内に機能情報テーブル 8と共に記憶してもよいし、機能情報テーブル管理手段 1 2が記憶し、管理してもよい。また、機能情報テーブル 8内の構成要素が要素バージョン情報とともに読み込まれた際には、この構成要素と要素バージョン情報を関連づけて、コントローラの機能情報テーブル 8内に記憶する。なお、要素バージョン情報は、機能情報テーブル管理手段 1 2等が記憶し、管理してもよい。図 1 5は、本実施例の機能情報テーブル 8の構成を示すものであり、デパイス情報部品 5 0は図 4に示した第 1の実施例と同様の構成であるので、図 1 5には図示していない。 6 0は、デバイス内の機能メニューの集合を示すメニュー集合、 6 1はこのデバイスのメインメニューを示すメイン機能メニュー、 6 2はデパイスの第 1のサブメニューを示す第 1のサブ機能メニュー、 6 3はデバイスの第 2 のサブメニューを示す第 2のサブ機能メニューである。これらメイン機能メニュ ―、サブ機能メニュー、表示部品、データオブジェクト等が機能情報テーブル 8 の構成要素である。この時、メニュー集合リスト 6 0にメインメニュー 6 1、各サブメニュー 6 2， 6 3を示す機能メニューの識別子を有し、各機能メニュー 6 1、 6 2， 6 3はメニュー集合リスト 6 0からリンクをたどることにより、検出できる。

メニュー集合 6 0は、デバイス内の機能メニューを集めたものであり、このメニュー集合 6 0内のメニュー集合リスト内のヘッダーに、このデバイス内に存在するメニューの個数やその大きさを独自情報として記す。そして、このメニューリストの所在は、機器構成情報 7に記録されている。なお、あらかじめ全てのデバイスがこのメニュー集合 6 0を持つと定義し、このメニュー集合を要求するコマンドを用いて、メニュー集合の情報をコントローラが取得するとしてもよい。また、メニュー集合リストは機能一覧パ一ジョン情報を有する。ここで、機能一覧パージョン情報はメ二ュ一集合リストのへッダー内に記載してもよい。

また、メニュー集合リスト 6 0は、メニュー集合に属する全ての機能メニューのェントリを有する。このェントリには、例えば、機能メニューの識別子が記載され、各々の機能メニューの種類を示すフラグも記載される。ここで、機能メニユーの種類としては、大きく分けて、メインメニューとサブメニューがある。このサブメニューとしては、例えば、デパイス内の一部の機能を示す操作メニュー、使い方を示すヘルプメニュー、デバイス内のコンテンツ情報のみを集めたコンテンッメニュー、編集作業を行うための編集メニュー、デバイスの設定を行うための設定メニュー等がある。

なお、ここでは、各々のメニューに対してフラブを用いて区別したが、メインメニューのみを、メニュー集合リストの先頭のェントリに記载することや機器構成情報 7に記載すること等により区別し、メインメニューの機能メニューリストから順にたどることで、各サブメニューの情報を取得できるように構成してもよい。また、各機能メニューリストの I Dを予め決めておく等の方法で、メニュー集合のエントリからたどることなく直接各機能メニューリストへアクセス可能としてもよレ、。

次に、メイン機能メニュー 6 1はデバイスのメインメニューを示し、デバイスのメイン機能を示す表示部品の集合であり、機能メニューリストで構成される。機能メニューリストはデバイス情報リスト内のエントリからリンクされ、操作画面用及ぴこのリスト自身を示すための表示部品のェントリを持つ。ここで、表示部品は図 4に示す第 1の実施例と同様である。また、メイン機能メニュー 6 1は、自身のバージョンを示す要素パージヨン情報を持つ。この要素バージョン情報は、メイン機能メニュー 6 1にエントリを有する構成要素のいずれかが変化した際に更新される。

なお、メィン機能メニュー 6 1が複数の表示部品 5 2からなる構成集合部品を有する場合、メィン機能メニュー 6 1の要素パージ³ン情報は、この構成集合部品內の表示部品 5 2が変化した際にも更新される。

そして、この表示部品エントリが示す表示部品リストにデータオブジェクトが配置される。なお、ここで、表示部品リストを用いずに、直接各表示部品 5 2のエントリを機能メニューリストに配置するとしてもよく、このとき、目的を示すフラグ等は各表示部品 5 2のエントリに記載することも可能である。

さらに、機能メニューリストは機器の操作画面を構成するための情報も有し、本機能情報テーブル 8が想定した画面サイズ、さらには、背景色や背景パターン等の情報を独自情報としてヘッダー内等に有する。

また、この機能メニューリスト自身を示すデータオブジェクト（テキストゃ静止画等）は、機能メニューリストに直接ェントリを有する。

そして、メイン機能メニューリスト 6 1は機器の操作画面を構成するための情報も有し、本メインメニューが想定した画面サイズ、さらには、背景色や背景パターン等の情報を独自情報としてヘッダー内等に有する。つまり、図 1 5には、テキストォブジェクトとして記載しているが、メイン機能メニュー 6 1内の機能メニューリスト自身を示す表示部品のデータオブジェクト（テキストや静止画等）は、機能メニューリストに直接エントリを有する。

なお、このリスト自身を示すデータオブジェクト用に表示部品リストを用いてもよレ、。また、これらのリスト自身を示す情報は、フラグ等を用いて他のデータオブジェクトや表示部品 5 2と区別してもよレ、。

同様に、第 1のサブ機能メニュー 6 2は、デバイスの第 1のサブメニューを示し、デバイスのサブ機能を示す表示部品 5 2の集合であり、機能メニューリストで構成される。機能メニューリストはデバイス情報リスト内のエントリからリンクされ、操作画面用及びこのリスト自身を示すための表示部品 5 2のェントリを持つ。ここで、表示部品 5 2は第 1の実施例と同様の構成であり、デバイスの機能や状態を示す表示要素であり、機能情報テーブル 8の構成要素のひとつである。なお、表示部品 5 2が要素バージョン情報を持つように構成してもよく、この時、表示部品を単位として、コントローラがデバイス内で変化した表示部品を直接的に認識でき、伝送や処理を簡単ィ匕できる。

また、このサブ機能メニュー 6 2は、自身のバージョンを示す要素バージョン情報を持つ。この要素バージョン情報は、サブ機能メニュー 6 2にェントリを有する構成要素のいずれかが変化した際に更新される。

なお、サブ機能メニュー 6 2が複数の表示部品 5 2からなる構成集合部品を有する場合、サブ機能メニュー 6 2の要素バージョン情報は、この構成集合部品内の表示部品 5 2が変化した際にも更新される。

第 2のサブ機能メニュー 6 3は、第 1のサブ機能メニュー 6 2と同様の構成である。

また、本実施例のメニューおよび表示部品の構成は、図 1 0に示す第 2の実施例と同様である。

図 1 6に示すパージョン情報生成手段 1 8おいて、機能一覧バ一ジョン情報生成部 8 1は、機能情報テ一ブル 8内の情報のバージョン管理を行うもので、カウンタを用いて構成され、機能情報管理手段 1 7により機能情報テーブル 8内の情報が変更される毎に、構成要素更新情報を機能情報管理手段 1 7から得て、機能 —覽バ一ジョン情報生成部 8 1のカウンタをインクリメントする。ここで、このカウンタは十分なビット長を有する有限ビット長の無限巡回カウンタであり、最大値をインクリメントすると最小値となる。ここで、このカウンタのビット長は任意であるが、同一のカウンタ値で異なる機能情報テーブル 8を示さないようにするため、少なくともコントローラが制御権や状態変化の購読権を有する時間内に、デバイスがこのカウンタ値が一巡しないように、十分なビット長を有するのが望ましい。

更新構成要素判定部 8 2は、機能情報管理手段 1 7から得た構成要素更新情報を用いて、複数の構成要素バージョン情報保持部（9 1， 9 2， 9 3、 . . . ）の中のどれに対応する構成要素が変化したのかを検知し、該当する構成要素の構成要素バージョン情報保持部に更新された機能一覧バージョン情報を記憶させる。第ェの構成要素バ一ジョン情報保持部 9 1は、例えば、図 1 5に示すメィン機能メニュー 6 1、つまりメニュー 3 0 0の要素バージョン情報を保持するものであり、この値がメイン機能メニュー 6 1内の要素バージョン情報となる。

第 2の構成要素パージョン情報保持部 9 2は、例えば、図 1 5に示す第 1のサプ機能メニュー 6 2、つまりメニュー 3 1 0の要素バージョン情報を保持するものであり、この値が第 1のサブ機能メニュー 6 2内の要素バージョン情報となる。第 3の構成要素バージョン情報保持部 9 3は、例えば、図 1 5に示す第 2のサブ機能メニュー 6 3、つまりメニュー 3 2 0の要素バ一ジョン情報を保持するものであり、この値が第 2のサブ機能メニュー 6 3内の要素バージョン情報となる。この場合、図 1 0に示すメニュー 3 1 0内の表示部品 3 1 2が変化したとき、機能一覧バ一ジョン情報生成部 8 1は、表示部品 3 1 2が変化したとの構成要素更新情報を機能情報管理手段 1 7から得て、機能一覧バージョン情報生成部 8 1 のカウンタをインクリメントし、機能一覧バージョン情報を更新する。更新構成要素判定部 8 2は、この構成要素更新情報により、変化した表示部品 3 1 2がメニュー 3 1 0に属することを検出し、メニュー 3 1 0の要素バージョン情報を保持する第 2の構成要素パージョン情報保持部 9 2に、機能一覧パージョン情報を代入する。よって、メニュー 3 1 0の要素バージョン情報は、更新された機能一覧バージョン情報となり、更新される。

図 1 7はバージョン情報生成手段 1 8の動作フローを示したものであり、まず、処理 7 0 1では、機能一覽バージョン情報及び各要素バージョン情報を初期化、例えば、 0にする。

処理 7 0 2は、機能情報一覧の情報の変ィヒを待つステップであり、情報が変化した際には、処理 7 0 3で機能一覧バージョン情報をインクリメントする。この処理は、機能一覧パージョン情報生成部 8 1力 S行う。

処理 7 0 4では、情報が変化した構成要素を検出し、この構成要素の要素バージョン情報に、機能一覧バージョン情報を代入する。この処理は、更新構成要素判定部 8 2で行う。

処理 7 0 5は、これら一連の処理の終了判定をするもので、例えば、このデバイスの電源が入っている場合、これら一連の処理を繰り返す。

図 1 8は、バ一ジョン情報の変化の様子を示す説明図であり、ここで、第 1の構成要素は、例えばメニュー 3 0 0、第 2の構成要素はメニュー 3 1 0、第 3の構成要素はメニュー 3 2 0を示す。

初期状態において、全てのバージョン情報は 0にクリアされる。ここで、第 2 の構成要素内の情報が変化したとき、機能一覧及び第 2の構成要素の要素パージヨン情報が 1になる。

次に、第 3の構成要素内の情報が変化すると、機能一覧及び第 3の構成要素の要素バージョン情報が 2になる。この時、第 2の構成要素の要素バージョン情報は 1のままである。

その後、第 2の構成要素内の情報が変化したとき、機能一覧及び第 2の構成要素の要素バージョン情報が 3になる。つまり、第 2の構成要素の要素バージョン情報に 2は存在しなかったのである。

同様にして、第 1の構成要素、第 2の構成要素、第 3の構成要素が変化した際にも、機能一覧バージョン情報と変化した情報を含む構成要素の要素バージョン情報が更新される。

本実施例のシステム制御動作は、図 11および図 1 2に示す第 2の実施例の動作と同様であるので、その説明はここでは省略する。

ただし、このデバイスを最初にアクセスする場合には、通知範囲としてデバィスを指定するが、この応答として、デバイスは 1次応答 1 1 1を返し、この 1次応答 1 1 1には、デバイスの機能及び状態を示す機能一覧 8の機能一覧バージョン情報（または要素バージョン情報）を含む。

ここで、この機能一覽バージョン情報はデバイス内の情報が変化した際に更新される（インクリメントされる）。よって、構成要素を通知範囲とする場合、通知範囲以外の情報が変化したときにも、この機能一覧パージョン情報は更新される。また、この要素バージョン情報は、通知範囲内の機能メニュー及びこの下にある表示部品 5 2や表示部品 5 2の集合である構成集合部品等が変化した際にも更新される。なお、機能一覧バ一ジョン情報はデバイスの情報及びこの下にある機能メニュー 5 1や表示部品 5 2を含めたデバイス全体のバージョンを示すように構成してもよい。

また、通知範囲として機能一覧全体が指定された場合には、この 1次応答 1 1 1として、デバイス内のメインとなるメイン機能メニュー 6 1の識別子（I D) を返すとしてもよく、この時、デバイスが簡単に自身のメインメニューを変更可能となる。さらに、例えば、コントローラ力通知範囲として、メニュー単位 & メインメニューを示す情報を指定して通知要求をデパイスへ送ると、 1次応答でメイン機能メニュー 6 1の識別子（I D) が返送されるように構成することも可能である。また、 1次応答 1 1 1として、メニュー集合 6 0のメニュー集合リストを返送するとしても良く、この時、コントローラはメニュー集合リストに記載されたフラグによって、各機能メニューの意味（メインメニュー、サブメニュー、ヘルプメニュー）を認識し、メニュー集合リストに記載された機能メニューの識別子により、所望の機能メニューを特定する。なお、ここで、例えば、メニューリストの最初のエントリはメインメニューであると規定し、各機能メニューのェントリの順番によりメインメニューを判定してもよい。

次に続くメニュー要求 2 0 1以降の動作については、第 2の実施例と同様であるので、ここではその説明は省略する。

なお、本実施例ではバージョン情報生成手段は、機能一覧バージョン情報生成部、更新構成要素判定部、各構成要素の構成要素バージョン情報保持部で構成したが、機能一覧バージョン生成部と、構成要素に属する情報が変化した際にインクリメントされるカウンタを有する構成要素バ—ジョン情報生成部を用いて構成してもよい。この時、各要素バージョン情報は、各構成要素内の情報が変化する毎にインクリメントされ、各構成要素毎で連続した値をとる。そして、ある要素バージョン情報は、機能一覧バージョン情報や他の要素バージョン情報と独立である。よって、この時、バージョン情報を有する構成要素が多い場合には、多少デバイスの処理が複雑になる力 S、要素バ一ジョン情報を確認することにより、実施例と同様の効果に加え、構成要素内で状態が変化した回数を認識でき、特に、 2次応答で得た要素パージョン情報と、この 2次応答後の 1次応答の要素パージョン情報が異なる場合、この間に何回の情報の変化がデバイス内で生じたかを認識できる。

また、本実施例では、 1次応答はバージョン情報を含むとしたが、 1次応答にパージョン情報と共に、直前の 2次応答からこの 1次応答までの間に変化したォブジエタトの識別子を含むとしてもよく、この時、 2次応答のバージョン情報とその後の 1次応答でバージョン情報が異なる際でも、コントローラがこの 2次応答と 1次応答との間で変化したオブジェクトを容易に特定でき、変化したォブジェクトをリスト等で検索する必要が無く、処理を簡単化できる。

以上のように、本実施例によれば、デバイスは、デバイスの機能及ぴ状態を示す機能一覧と、機能一覧を構成する構成要素と、機能一覧の構成要素のパージョンを示す要素バージョン情報を有し、コントローラは、デバイスの前記機能一覧内の情報を使用する際に、要素バージョン情報を用いて、機能一覧内の情報の変化を検出することにより、他のコントローラからの制御ゃデバイス内での自発的な変化のためにデバイス内部の機能や状態が変化した場合でも、コントローラが容易に検出可能となると共に、コントローラがデバイス内の状態情報を混乱無く、確実に、識別できる。さらに、構成要素単位でバージョン情報を有することにより、きめ細かくデバイスの機能や状態をコントローラが把握できると共に、構成要素の変化が直接的に分かるので、変化した情報を取得する嚓に、変化した構成要素の情報を取得するのが容易であり、コントローラの処理を簡単ィ匕でき、処理効率を向上させることができる。さらに、デバイスも変化した構成要素に対して、直接的にコントロ一ラからアクセスされるので、処理効率がよい。

デバイスは、前記デバイスの機能及び状態を示す機能一覧と、機能一覧を構成する構成要素と、機能一覧のバージョンを示す機能一覧バージョン情報と、構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報を有し、コントローラは、デバイスの機能一覧の情報を使用する際に、機能一覽バージョン情報を用いて、機能—覽内の情報の変化を検出し、機能一覧内の構成要素の情報を使用する際に、要素バ一ジョン情報を用いて、構成要素の情報の変化を検出することにより、コント口一ラが機能一覧の情報を全てを表示している際やひとつのメニューのみを表示している際等、コントローラが所望する情報を、コントローラのの要望に応じて、デバイスが変化した情報を通知でき、コントローラがデバイスの情報を的確に把握できると共に、伝送路や処理の無駄が少なく、効率良い処理を実現できる。デバイスは、前記デバイスの機能及び状態を示す機能一覧と、機能一覧を構成する複数の構成要素と、構成要素毎に、構成要素のバージョンを示す要素パージヨン情報を有し、コントローラは、デバイスの構成要素内の情報を使用する際に、構成要素の要素バージョン情報を用いて、構成要素の情報の変化を検出することにより、デバイス内に複数のメニューが存在する場合にも、各々のメニューの情報をコントローラが確実に把握できるとともに、必要な情報を必要な時に迅速に取得できる。

デバイスは、デバイスの機能及び状態を示す機能一覧と、機能一覧を構成する構成要素と、構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報を有し、コント口ーラは、デバイスの機能一覧内の情報を使用する際に、デバイスに対して、各構成要素で示される通知範囲の情報を用い、通知範囲内の情報変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、通知範囲に応じた要素パージヨン情報を受け取り、通知範囲内の情報が変ィヒした際には、通知要求の 2次応答として、更新された前記要素バージョン情報を受け取ることにより、コントローラが状態情報読み込み中にデバイス内で状態の変化が生じた際にも、 2次応答でこの状態変化を即座に検知でき、迅速かつ確実にデバイスの状態変ィヒを知ることが可能となる。デバイスは、デバイスの機能及び状態を示す機能一覧と、記機能一 Kを構成する構成要素と、構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報を有し、コントローラは、デバイスの機能一覧内の情報を使用する際に、デバイスに対して、各構成要素で示される通知範囲の情報を用い、通知範囲内の情報変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、通知範囲に応じた要素パージョン情報を受け取り、通知範囲内の情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新された要素バージョン情報を受け取り、 1次応答と 2次応答の間で、通知範囲内の情報を読み込むことにより、常に、デバイスに対して通知要求を発行している状態を保持でき、いかなる場合にデバイスの状態が変化しても、即座にコントローラへ通知することが可能となり、常に、コントローラが保持しているデバイスの状態情報とデバイス内部の状態情報を一致させることが可能となる。

構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報は、構成要素の情報が変化した時点での機能一覧パージョン情報であることにより、簡単な構成で、各構成要素に対して、バージョン情報を生成できる。

構成要素は、メニューであることにより、コントローラの表示単位として適切な単位で、パージョン情報を付与でき、コントローラの処理効率を改善できる。構成要素は、表示部品であることにより、コントローラが要求する情報を細かい単位で指定でき、構成要素が変化した際に、伝送効率及び処理効率を高めることができる。

デバイスからの 2次応答には、更新された要素バージョン情報と更新された情報を含むことにより、更新情報を迅速にコントローラへ伝達することが可能になり、伝送効率やこの伝送に要する処理を簡単化できる。

(第 4の実施例）

以下本発明の第 4の実施例について図 1 9および図 2 0を参照しながら説明する。

図 1 9は、本発明の第 4の実施例を示す機能情報テーブルの構成図であり、図 2 0は、本実施例の画面表示の一例を示す説明図である。ここで、コントローラ及びデバイスの構成、デバイスの情報を取得する際のプロトコノレ及びデバイス情報部品は第 1の実施例と同一であるので、その説明はここでは省略する。

図 1 9において、 5 1は構成集合部品を表す機能メニューリスト、 5 5はデ一タオブジェクトとして不変データのみを有する不変表示部品リスト、 5 6はデ一タォブジェクトとして可変データを含む可変表示部品リスト、 7 0は不変データの集合を示す不変データ集合、 8 0は可変データの集合を示す可変データ集合である。なお、ここで、図 1 9は機能情報テーブルの論理的な構成を示すもので、物理的な配置は任意である。

ここで、各部品はリスト形式のオブジェクトカゝらなり、子ォブジェクトを持たないデータオブジェクト（テキストォブジェクト、静止画オブジェクト等）とリストを総称してオブジェクトと呼ぶ。つまり、オブジェクトの情報として、デ一タオブジェクト、リスト、各種へッダー情報や独自情報がある。なお、各ォブジェクトは必ずしもリスト構造を取る必要はなく、データオブジェクトのみあるいは、独自情報とデータオブジェクトから構成してもよい。

各オブジェクトは、各々のォブジェクトを識別する識別子（I D) 、オブジェクトの型を示すタイプ情報、子ォブジェクト等を持つ力否力等の構成を示す属性情報、オブジェクトの大きさを示すサイズ情報等をヘッダー部分に有する。また、各オブジェクトは、リスト中に記載されたエントリ内の I D情報により子ォブジェクトを示すことは、第 1の実施例と同様である。

なお、テキストォブジェクト等のデータ量が小さいオブジェクトは、リスト内のエントリ部分にオブジェクトそのものを記するとしてもよい。また、各リストの独自情報は各リスト内のヘッダー等に記し、データオブジェクトの独自情報はエントリ内に記するとする。また、独自情報はオブジェクト内またはエントリ内のいずれに記載してもよい。

次に、機能メニュー 5 1は、デバイスの機能を示す表示部品（不変表示部品 5 5及び可変表示部品 5 6 ) の集合であるメニューを示すものであり、機能メニュ一リストで構成される。機能メニューリスト 5 1は第 1の実施例の図 4で説明したようにデバイス情報リスト 5 0内のエントリからリンクされ、図 1 9に示すように操作画面用表示部品（不変表示部品 5 5 ) 及びこのリスト 5 1自身を示すための表示部品（可変表示部品 5 6 ) のェントリを持つ。

なお、機能メニューリスト 5 1の I Dをあらかじめ決めておく等の方法で、デバイス情報リストのエントリからたどることなく直接機能メニュー 5 1ヘアクセス可能としてもよい。ここで、操作画面用及びこのリスト自身を示すための表示部品（不変表示部品 5 5及び可変表示部品 5 6 ) は、表示部品リストを用いて配置され、表示部品リストのエントリにリンクされてデータォブジェクトが配置される。

なお、ここで、表示部品リストを用いずに、直接各表示部品（不変表示部品 5 5及び可変表示部品 5 6 ) のエントリを機能メニューリストに配置するとしてもよい。

なお、このリスト自身を示すデータオブジェクト用に表示部品リストを用いて表現してもよい。また、これらのリスト自身を示す情報は、フラグ等を用いて他のデータオブジェクトや表示部品（不変表示部品 5 5及び可変表示部品 5 6 ) と区別してもよレ、。つまり、表示部品の実現形態は、表示部品リストを用いたものと、データオブジェクトのみで構成されるものとがある。

そして、表示部品（不変表示部品 5 5及び可変表示部品 5 6 ) は、アイコン、ボタン、スライダ、チェックボックス、テキストエントリ等を表示するための部品であり、この表示部品リスト中に、表示部品（不変表示部品 5 5及び可変表示部品 5 6 ) のタイプ、各々の表示部品に必要な情報（例えば、スライダの場合には可変範囲、ステップ値、初期値等）等の独自情報を有する。

また、この表示部品リストには、テキストオブジェクトゃ静止画オブジェクト等のエントリがあり、このエントリ中に、各々テキストや静止画の種類（フォーマット）等を示すフラグや静止画の大きさ等、さらには、デバイスが想定したメ二ュ一画面に対する相対位置で示される画面上の位置情報等の各データォブジェクトの独自情報を持つ。

さらに、第 1の実施例と同様に、各表示部品リストは機能的または画面デザィン的に密接な関係にある表示部品に対して、表示部品相互の関連を示す配置情報を、同一の情報（例えば、同一の値）を有する関係情報としてヘッダー内に有していてもよい。また、現在想定できないような新機能の場合にも、表示部品として、この新機能を示す静止画等を配置するとことにより、コントローラへこの新機能のデータを伝えて、使用者へ、この新機能に関する情報を提示でき、この静止画等を使用者が選択したことをデバイスへ通知し、デバイスがこの機能を実現することにより、コントローラがこの新機能の意味を理解する必要が無く、コントローラから容易に新機能を使うことができる。

そして、デバイスの状態等に応じて変化する可能性のないデ—タォブジェクト及ぴ不変表示部品のデータオブジェクトは、リスト構造を持つ不変データリスト 7 0に記憶され、デバイスの状態等に応じて変化する可能性のあるデータォブジェクト及び可変表示部品のデバイスの状態等に応じて変化する可能性のあるデータオブジェクトは、リスト構造を持つ可変データリスト 8 0内に記憶される。ここで、リスト自身を示すデータオブジェクトも同様に、不変データリスト又は可変データリストに記憶される。なお、図 1 9では、静止画データオブジェクトのみを表示しているが、これに限定するものではない。

この不変データリスト 7 0は、不変オブジェクトを集めた不変データ集合の一例であり、可変データリスト 8 0は、可変オブジェクトをあつめた可変データ集合の一例である。

ここで、例えば、デバイスのメニューを示す静止画や再生ボタン、停止ボタン等は、このデバイスの状態によって変化しないもので、これらの表示部品が、例え、現時点ではコントローラの表示画面上にメニューの一部として表示されていなくとも、デバイス内で置き換えられることはないので、不変データリストに記憶される。

さらに、ボタンを表現する際に使用する凸型に見える静止画とボタンを押した際に使用する凹型に見える静止画に関しても、このボタンが示す機能がデバイスの状態によって変化しないのであれば、不変データリストに記憶される。

また、デバイス内のコンテンツ、例えば、 V T Rのテープに記録されている各番組を示す静止画（図 1 9では、マラソン大会や体操選手権）等は、テープが入れ換えられると、テープに記録されている番組が異なるので、これらの静止画はデバイス内から削除される可能性がある。また、 S T Bの番組情報等もこの分類に属する。しがたつて、デバイス内のコンテンツを示す静止画は可変データリスト 8 0に記憶される。つまり、デバイスの状態が変化することにより、変化する静止画等のデータオブジェクトゃ可変表示部品は、可変データリストに記憶される。

図 2 0は、本実施例の画面表示の一例を示すもので、機能情報テーブル 8内の情報は、機能メニューリスト 5 1等に記載された配置情報により決められた位置に配置される。

このように、機能情報テーブル内のデータオブジェクトを可変オブジェク卜の集合と不変オブジェクトの集合に分けて記憶することにより、コントローラが 1 度読み込んだオブジェクトに対して、キャッシングすることが有効か否かをコントローラが容易に判断でき、有効な場合、不変オブジェクトをキャッシングすることで表示部品等の更新が速い操作画面を使用者に提供できる。さらに、コントローラが全ての不変オブジェクトを読み込めない場合でも、不変データ集合内のいくつかの不変オブジェクトをキャッシングすることで、少ない記憶領域でも表示部品等の更新が速い操作画面を使用者に提供できる。

さらに、この不変オブジェクトで使用可能性が高いものから順にデバイスが優先順位を付加すること、表示回数が多い表示要素（データオブジェクト、表示部品、機能メニュー）力順にコントローラが優先順位付けしてキャッシングすること、メインメニューに近い表示要素から順にコントロ一ラが優先順位付けしキャッシングすることも可能であり、この時、さらに効率よくキャッシングできる。また、デバイス内で、可変データと不変データに対して各々別の記憶領域を割り当てることが可能となり、デバイスの状態変化により、時々刻々と変化する可変データにより、不変データの記憶位置が変化させられることを防止でき、ガべージコレクシヨンのようなデータの再配置も可変データ集合に対してのみ行えばよくなり、デバイスの処理を簡素化できると共に、効率よく記憶領域を使用することが可能となる。

なお、本実施例では、可変データ集合及び不変データ集合に記憶するのは、静止画のみで説明したが、静止画のみに限定するものではなく、テキストデータや動画、さらには、スライダやチェックボックスといった任意の表示部品、さらには機能メニューに対しても適用可能であり、同様の効果が得られる。

さらに、オブジェクト以外の機器情報に対しても可変データと不変データに分け、各々を、不変データ集合と可変データ集合に登録することも可能であり、同様の効果が得られる。

また、本実施例では、不変オブジェク卜の集合と可変オブジェクトの集合を、リスト構造を用いて実現したが、各ォブジェクトに可変データか不変データかのフラグを持たせることにより実現することも可能である。

以上のように、本実施例によれば、デバイスは、デバイスの操作画面を構成する複数のオブジェクトを有し、オブジェクトは、デバイスの状態に関わらず不変の不変オブジェクトと、デバイスの状態に応じて変化する可変オブジェクトとからなり、コントローラは、デパイスからオブジェクトを読み込み、不変オブジェクトに対してはキャッシングを行い、オブジェクトを表示面面上に表示することにより、コントローラが容易に可変データか不変データかを検出でき、キヤッシング等を有効に行え、コントローラが有しているリソースを有効に活用できる。しがたつて、リソース（例えば、記憶領域）が少ないコントローラでも、データのキャッシングを行うことで、使用者に画面更新が速く、操作性の良い操作画面を提供できる。

デバイスは、不変オブジェクトのみからなる不変データ集合と、可変オブジェタトからなる可変データ集合を有することにより、デバイス内で、可変データと不変データに対して各々別の記憶領域を割り当てることが可能となり、デバイスの状態変化により、時々刻々と変化する可変データにより、不変データの記憶位置が変化させられることを防止でき、ガベージコレクションのようなデータの再配置も可変データ集合に対してのみ行えばよく、デバイスの処理を簡素化できると共に、効率よく記憶領域を使用することが可能となる。

(第 5の実施例）

以下本発明の第 5の実施例について図 2 1を参照して説明する。ここで、デバイス及ぴコントローラの構成は、図 1、図 2、図 4および図 9に示す第 1および第 2の実施例と同一であるので重複する部分の説明は省略する。また、その制御動作は、メニューリスト応答 2 1 1、表示部品応答 2 3 1、操作要求 2 4 1およぴォブジェクト応答 2 7 2においてバージョン情報を含むことが異なっていること以外は、第 2の実施例の制御動作と同様である。

図 2 1を用いて、第 5の実施例におけるネットワーク制御システムのコント口ーラ及びデバイスの制御動作を下記に説明する。

まず、デバイスが伝送路 1に接続された場合、この伝送路 1上にあるコント口ーラは、例えば、バスリセット信号等で新規デバイスを認識し、機能情報テープル管理手段 1 2の指示により、新規デバイスから伝送路 1を通して、まず、デバイス情報部品 5 0を読出し、コントローラの機能データベース 1 3内の機能情報テーブル 8に読み込み登録する。

表示 Z機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2を介して、機能データベース 1 3中の機能情報テーブル 8または機能情報テーブル 8の一部を参照する。

表示 Z機能選択手段 1 4が、このコントローラに接続されているデバイスの一覧を表示する場合、表示 Z機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2 を用いて、機能データベース 1 3に登録されている全てのデバイスの機能情報テ一ブル 8中から、デバイス情報部品 5 0に属するデータオブジェクト（テキストオブジェクト、静止画オブジェクト等）を読み込み、画面上にこれらを表示する。次に、使用者がリモコンのポインティング機能（例えば、十字キー）等により、例えば、デバイスの静止画オブジェクト（デバイス情報部品 5 0に属する静止画）を選択した場合、表示 Ζ機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2にメインメニューを要求し、機能情報テーブル管理手段 1 2は、まず、このデバイスのメインメニューを示す機能メニュー 5 1とこの機能メニュー 5 1に属する表示部品を読み込み、コントローラ内の機能情報テーブル 8に記憶する。この時、まず、コントローラは、図 2 1で示した通知要求 1 0 1をデバイスへコマンドとして送信する。この応答として、デバイスは 1次応答 1 1 1を返し、この 1次応答 1 1 1には、デバイスの機能を示す機能情報テーブル 8のバ一ジョン情報を含む。

この通知要求 1 0 1には、コントローラがデバイスと情報を一致させたい範囲を示す通知範囲の情報を含む。

ここで、この機能情報テーブルのバ―ジョン情報はデバイス内の情報が変化した際に更新される（インクリメントされる）。しがたつて、通知範囲以外の情報が変化したときにも、このバージョン情報は更新される。なお、バージョン情報は、通知範囲内の機能メニュー 5 1及びこの下にある表示部品 5 2や機能メニュ一 5 1等のバージョンを示すとしてもよい。また、バージョン情報はデバイス情報部品 5 0及ぴこの下にある機能メニュー 5 1や表示部品 5 2を含めた機能情報テーブル 8全体のパージョンを示すように構成してもよい。

また、この 1次応答 1 1 1として、デバイス内のメインとなる機能メニュー 5

1の識別子（I D) を返すとしてもよく、この時、デバイスが簡単に自身のメインメニューを変更可能となる。

次に、機能メニュー 5 1の内容を取得するために、コントローラ内の機能情報テーブル管理手段 1 2は、メニュー要求 2 0 1をデバイスへ送信し、デバイスはこの応答であるメニューリスト応答 2 1 1 'として、機能メニュー 5 1に属する表示部品 5 2の識別子（I D) のリストを返信する。

そして、機能情報テーブル管理手段 1 2は、各表示部品 5 2の実体を取得するために、表示部品 5 2の識別子をつけて表示部品要求 2 2 1をデバイスへ送り、この返信である表示部品応答 2 3 で、各表示部品 5 2を取得する。

そして、各メニューリスト応答 2 1 および表示部品応答 2 3 中には、現時点でのバージョン情報を含む。よって、これらのバージョン情報により、コントローラが機能メニューのデータを取得している間でのデバイスの状態変化をチエックすることが可能になり、迅速に機能メニュー内の情報を更新することが可能となる。さらに、ターゲットが任意のタイミングで機能メニュー内の情報を変更することが可能になり、ターゲットの処理の簡素化やメモリ領域の削減，処理の高速化ができる。

このようにして、機能情報テーブル管理手段 1 2により、デバイスの機能情報テープノレ 8中で通知範囲内の情報が読み込まれる。

しがたつて、表示/機能選択手段 1 4は、機能情報テーブル管理手段 1 2を用いて、このコントローラ内の機能情報テーブル 8中から、機能メニューリストに記されている各機能の機能情報リストから表示部品 5 2を読出し、各々の機能に対応する表示部品 5 2を画面上に表示する。これにより画面上に、このデバイスの全ての機能を示す表示部品 5 2を表示することが可能となる。

ここでも、各表示部品 5 2の識別は、デバイスのユニーク I Dと各表示部品 5

2の I Dで行う。

次に、使用者がリモコンのポインティング機能等により、例えば、デバイスの再生機能を示す表示部品 5 2を選択した場合、表示/機能選択手段 1 4は、デバイスが付けたこの表示部品 5 2の識別子制御コード（I D) とコントローラが保持しているバージョン情報および使用者の操作情報（例えば、〃選択"）を、操作要求 2 4 1，としてデバイスへ送信する。

よって、使用者の操作とほぼ同時に、デバイスが機能メニューの内容を更新した際にも、使用者がどのメニュ一を見て操作を行つたかをデバイスが知ることが可能になり、デバイスが個々の場合に応じて最適な処理を行うことが可能となる。例えば、メニューで変化した表示部品と無関係の表示部品を使用者が操作した場合には、その操作をデバイスは受け付け、変化した表示部品そのものを使用者が操作した場合には、その操作をデバイスが拒否することも可能となる。

操作要求の応答として、操作応答 2 5 1では、操作要求 2 4 がデバイスで受領されたか、拒否されたか、サポートしていないかといつた応答を返す。

次に、デバイス内の状態が変化し、デバイス内のオブジェクト（機能メニューリスト、表示部品リスト、データオブジェクト）が変化した時、デバイスは、通知要求 1 0 1の 2次応答 1 2 1を返す。この 2次応答 1 2 1内には、インクリメントされたバージョン情報と変化したオブジェクトの識別子（I D) が含まれる。そして、機能情報テーブル管理手段 1 2は、この 2次応答 1 2 1を受けて、デバイス内のオブジェクトが変化したことを検知し、変化したオブジェクトを要求するが、この変ィ匕したオブジェクトの要求の前に、 2回目の通知要求 1 0 2をデバイスへ送る。そしてこの応答として、 1次応答 1 1 2を得る。この 1次応答 1 1 2には、デバイスのバ一ジョン情報を含んでいる。

まず、通知要求 1 0 2の 1 7火応答 1 1 2のパージョン情報が 2次応答 1 2 1のバージョン情報と同一であるとき、 2次応答 1 2 1からデバイスの状態は変化していないので、コントローラの情報とデバイスの情報との差違は、 2次応答 1 2 1で通知されたオブジェクトのみである。しがたつて、このオブジェクトをォブジェクト要求 2 6 2で要求し、この応答であるオブジェクト応答 2 7 2，で、ノ —ジョン情報とともに、変化したオブジェクトを取得する。例えば、変化したォブジェクトが機能メニュー 5 1である（機能メニューリス卜の識別子が 2次応答 1 2 1で通知された）ときには、メニュー要求をこのオブジェクト要求として行レ、、オブジェクト応答として、メニューリスト応答を得て、機能メニューリストを取得し、機能メニューリスト内で変化した表示部品リストをチェックし、変化した表示部品リストに対して、さらに、表示部品要求を行い、表示部品応答で表示部品 5 2のデータオブジェクトを取得する。

これらのオブジェクト応答中にもバージョン情報を含み、この情報により、コントローラが機能メ二ユーのデータを取得している間でのデバイスの状態変化をチェックすることが可能になり、迅速に機能メニュー内の情報を更新することが可能となる。

—方、この 2回目の 1次応答 1 1 2のパージョン情報が 2次応答 1 2 1のバージョン情報と異なる場合、コントローラの情報とデバイスの情報との差違が明確ではない。つまり、デバイス内で情報が変ィヒする毎にィンクリメントされるバージョン情報が異なるので、 2次応答 1 2 1と 1次応答 1 1 2の間でデバイス内で情報が変化したのである。しがたつて、この時、コントローラはオブジェクト要求 2 6 2で、まず、コントローラが保持している通知範囲内のオブジェクトの內、リストのみ（機能メニューリスト、表示部品リスト等）を読み込む。そして、このリストに記載された各オブジェクトの識別子（I D) がコントローラ内に保持していた情報中のオブジェクトの識別子（I D) と一致するかを判定し、相違があるもののみを、オブジェクト要求（図 2 1には図示せず）をデバイスへ要求し、オブジェクト応答（図 2 1には図示せず）で取得する。

しがたつて、データオブジェクトのみが変更されている場合や、リスト自体が変更されている場合でも、確実に、コントローラが保持している情報をデバイスの情報と一致させることが可能となる。しがたつて、この時、 2次応答 1 2 1で取得した更新されたオブジェクトの情報を使用する必要はない。その後、コントローラ内のこの機能情報テーブル 8のバージョン情報を更新する。

このように、デバイスの情報を取得する前に、常に、通知要求を行うことで、デバイスに対して通知要求を行つていなレ、時間を少なくすることができ、デバイスの変化を迅速かつ確実に取得できる。

そして、コントローラ内の機能情報テーブル 8が更新された後、機能テーブル管理手段 1 2は、表示/機能選択手段 1 4へ画面表示の更新を指示し、表示 Z機能選択手段 1 4は画面を更新する。

なお、変化したオブジェクトの識別子が 2次応答 1 2 1に含まれるとしたが、ォブジェクトの実体（例えば、表示部品が変化した際には、表示部品リストとこのリストに属するデータォブジュクト）を 2次応答として言するとしてもよく、この時、表示部品要求 2 2 1及び表示部品応答 2 3 は不要となり、処理を簡略化できる。

また、操作応答 2 5 1に、操作要求 2 4 に対して直接的に生じたデバイス内の状態の変化を示す情報やバージョン情報を持たせることも可能であり、この時、 2次応答 1 2 1は、この直接的に生じた状態変化以外の変化がデバイス内で生じた際に送信されるとしてもよい。例えば、操作画面のボタンの押し離しといつた操作に対する操作画面上の静止画の変更（凸表示から凹表示へ）時等に、迅速な応答が得られ、また、通知要求を行う回数を減少でき、通信路 1のトラフィックを減少できる。

なお、本実施例で示した各要求 Z応答等以外にも、コントローラとデバイス間で通信を行ってもよく、図示していないが、例えば、各要求や応答に対して、相手方が受け取つたことをするための認識信号を返送するように構成してもよレ、。以上のように、メニューリスト応答 2 1 1 '、表示部品応答 2 3 1 '、ォブジ：ェクト応答 2 7 2，にバ一ジョン情報を持たせることにより、コントローラが機能メニューのデータを取得している間でのデバイスの状態変化をチェックすることが可能になり、迅速に機能メニュー内の情報を更新することが可能となる。さらに、ターゲットが任意のタイミングで機能メニュー内の情報を変更することが可能になり、タ一ゲットの処理の簡素化ゃメモリ領域の削減，処理の高速化ができる。

また、使用者が表示部品を操作した際には、表示部品 5 2の識別子、コント口ーラが保持しているバージョン情報および使用者の操作情報を、デバイスへ送信することにより、使用者の操作とほぼ同時に、デバイスが機能メニューの内容を更新した際にも、使用者がどのメニューを見て操作を行つたかをデバイスが知ることが可能になり、デバイスが個々の場合に応じて最適な処理を行うことが可能となる。例えば、メニューで変化した表示部品と無関係の表示部品を使用者が操作した場合には、その操作をデバイスは受け付け、変化した表示部品そのものを使用者が操作した場合には、その操作をデバイスが拒否することも可能となる。産業状の利用の可能性

本発明の第 1の態様によれば、デバイスは、デバイスの状態を示す状態情報と状態情報のバージョンを示すバージョン情報を有し、バージョン情報は状態情報が更新された際に更新され、、コントローラは、デバイスから状態情報とパージヨン情報を読み込み、バージョン情報により、デバイスの状態の変化を検出することにより、他のコントローラからの制御ゃデパイス内での自発的な変化のためにデバイス内部の状態変化が生じた場合でも、コントローラが容易に検出可能となると共に、コントローラがデバイス内の状態情報を混乱無く、確実に、識別できる。

デバイスは、デバイスの状態を示す状態情報と状態情報のバージョンを示すバ一ジョン情報を有し、バージョン情報は状態情報が更新された際に更新され、コントローラは、デバイスの状態情報を使用する際に、デバイスに対して、状態情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス内で状態情報が変化した際には、通知要求の 2 次応答として、更新されたバ一ジョン情報を受け取るにより、コントローラがポ一リング等で、常にデバイスを監視する必要が無くなり、コントローラの処理を簡素化できると共に、状態変化を起こしたデバイスがコントローラへ状態の変化を通知するので、コントローラが迅速にデバイス内部の状態の変化を検出できる。デバイスからの 2次応答には、更新されたバージョン情報と更新された状態情報（識別子）を含むことにより、更新された状態情報のみを伝送することが可能になり、伝送路のトラフィックを減少できる。さらに、更新された状態情報（状態情報自身）を含むことにより、コントローラが状態変ィヒを検出した後、変化した状態情報を読み込む必要が無くなり、コントローラの処理を簡単にできると共に、デバイス側でも状態情報を読み出させる手間が省け、さらに、伝送路のトラフィックを減少できる。

デパイスは、デパイスの操作画面を示す操作画面情報と、操作画面情報のバ— ジョンを示すバージョン情報を有し、コントローラは、デパイスから操作画面情報とバージョン情報を読み込み、バージョン情報により、デパイスの操作画面情報の変化を検出することにより、他のコントローラからの指示やデバイス内の自発的な変化のためにデバイスの状態が変化したことを容易に検出することが可能になると共に、デバイスの状態を正しく反映した操作情報をコントローラが容易にかつ確実に識別できる。

デバイスは、 1以上複数のオブジェタトからなりデバイスの操作画面を示す操作画面情報と、操作画面情報が更新された際に更新され操作画面情報のバージョンを示すパージヨン情報を有し、コントローラは、デバイスの操作画面情報を表示画面上に表示する際に、デバイスに対して、操作画面情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス内で、操作画面情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新されたバージョン情報を受け取ることにより、コントローラがポーリング等で、常にデバイスを監視する必要が無くなり、コントローラの処理を簡素化できると共に、操作画面情報の変化を生じたデバイスがコントローラへ状態の変化を自発的通知するので、コントローラが迅速にデバイス内部の状態の変化を検出できる。しがたつて、使用者に迅速に最新の操作情報を提示でき、使いやすいユーザーィンターフェースを提供できる。

デバイスからの 2次応答には、更新されたバージョン情報と更新されたォブジェク卜の情報（識別子）を含むことにより、更新されたオブジェクトの情報のみを伝送することが容易になり、操作画面を構成する全てのオブジェクトを伝送する必要が無くなるので、伝送路のトラフィックを減少できる。さらに、更新されたオブジェクトの情報（オブジェクト自身）を含むことにより、コントローラが操作画面情報の変化を検出した後、変化したオブジェクトを読み込む必要が無く、コントローラの処理を簡単にできると共に、デバイス側でも状態情報を読み出させる手間が省け、さらに、伝送路のトラフィックを減少できる。しがたつて、使用者に素早い画面更新を提供でき、操作画面の操作性ゃ視認性が良くなる。

また、バージョン情報は、デバイス内部の情報が更新される毎にインクリメントされるカウンター値であることにより、簡単な構成と簡単な処理で、確実なバ一ジョン情報を生成できる。

本発明の第 2の実施態様によれば、デバイスは、デバイスの状態を示す状態情報と状態情報のパージヨンを示すバージョン情報を有し、バージョン情報は状態情報が更新された際に更新され、コントローラは、デバイスの状態情報を使用する際に、デバイスに対して、状態情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、バージョン情報を受け取り、デバイス内で状態情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新されたバージョン情報を受け取り、 1次応答と 2次応答の間で、状態情報を読み込むことにより、コント口一ラが状態情報読み込み中にデバィス内で状態の変化が生じた際にも、 2次応答でこの状態変化を即座に検知でき、迅速かつ確実にデバイスの状態変化を知ることが可能となる。

また、コントローラがデバイスの状態情報を読み込む前に、通知要求を発行することにより、常に、デバイスに対して通知要求を発行している状態を保持でき、レ、かなる場合にデバイスの状態が変化しても、即座にコントローラへ通知することが可能となり、常に、コントローラが保持しているデバイスの状態情報とデバイス内部の状態情報を一致させることが可能となる。本発明の第 3の態様によれば、デバイスは、デバイスの機能及ぴ状態を示す機能一覧と、機能一覧を構成する構成要素と、機能一覧の構成要素のパージヨンを示す要素バージョン情報を有し、コントローラは、デバイスの前記機能ー覽内の情報を使用する際に、要素バージョン情報を用いて、機能一覧内の情報の変化を検出することにより、他のコントローラからの制御やデバイス内での自発的な変化のためにデバイス内部の機能や状態が変化した場合でも、コントローラが容易に検出可能となると共に、コントローラがデバイス内の状態情報を混乱無く、確実に、識別できる。さらに、構成要素単位でバージョン情報を有することにより、きめ細かくデバイスの機能や状態をコントローラが把握できると共に、構成要素の変化が直接的に分かるので、変化した情報を取得する際に、変化した構成要素の情報を取得するのが容易であり、コントローラの処理を簡単ィ匕でき、処理効率を向上させることができる。さらに、デバイスも変化した構成要素に対して、直接的にコントローラからアクセスされるので、処理効率がよい。

デバイスは、前記デパイスの機能及び状態を示す機能一覧と、機能一覧を構成する構成要素と、機能一覧のバージョンを示能一覧パージヨン情報と、構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報を有し、コントローラは、デバイスの機能一覧の情報を使用する際に、機能一覧バージョン情報を用いて、機能一覧内の情報の変化を検出し、機能一覧内の構成要素の情報を使用する際に、要素バ一ジョン情報を用いて、構成要素の情報の変化を検出することにより、コント口 —ラが機能一覧の情報を全てを表示している際やひとつのメニユーのみを表示している際等、コントローラが所望する情報を、コントローラのの要望に応じて、デバイスが変化した情報を通知でき、コントローラがデバイスの情報を的確に把握できると共に、伝送路や処理の無駄が少なく、効率良い処理を実現できる。デバイスは、前記デバイスの機能及び状態を示す機能一覧と、機能一覽を構成する複数の構成要素と、構成要素毎に、構成要素のバージョンを示す要素パージヨン情報を有し、コントローラは、デバイスの構成要素内の情報を使用する際に、構成要素の要素バージョン情報を用いて、構成要素の情報の変化を検出することにより、デバイス内に複数のメニューが存在する場合にも、各々のメニューの情報をコントローラが確実に把握できるとともに、必要な情報を必要な時に迅速に取得できる。

デバイスは、デバイスの機能及び状態を示す機能一覧と、機能一覽を構成する構成要素と、構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報を有し、コント口ーラは、デバイスの機能一覧内の情報を使用する際に、デバイスに対して、各構成要素で示される通知範囲の情報を用い、通知範囲内の情報変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、通知範囲に応じた要素パージヨン情報を受け取り、通知範囲内の情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新された前記要素バージョン情報を受け取ることにより、コントローラが状態情報読み込み中にデパイス内で状態の変化が生じた際にも、 2 7火応答でこの状態変化を即座に検知でき、迅速かつ確実にデバイスの状態変化を知ることが可能となる。

デバイスは、デバイスの機能及び状態を示す機能一覧と、記機能一覧を構成する構成要素と、構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報を有し、コントローラは、デバイスの機能一覽内の情報を使用する際に、デバイスに対して、各構成要素で示される通知範囲の情報を用い、通知範囲内の情報変化の通知要求を行う通知要求を発行し、通知要求の 1次応答として、通知範囲に応じた要素バージョン情報を受け取り、通知範囲内の情報が変化した際には、通知要求の 2次応答として、更新された要素バージョン情報を受け取り、 1次応答と 2次応答の間で、通知範囲内の情報を読み込むことにより、常に、デバイスに対して通知要求を発行している状態を保持でき、レ、かなる場合にデバイスの状態が変化しても、即座にコントローラへ通知することが可能となり、常に、コントローラが保持しているデバイスの状態情報とデバイス内部の状態情報を一致させることが可能となる。

構成要素のバージョンを示す要素バ一ジョン情報は、構成要素の情報が変化した時点での機能一覧パージョン情報であることにより、簡単な構成で、各構成要素に対して、バージョン情報を生成できる。

本発明の第 4の態様によれば、デバイスは、デバイスの操作画面を構成する複数のオブジェクトを有し、オブジェクトは、デバイスの状態に関わらず不変の不変オブジェクトと、デバイスの状態に応じて変化する可変オブジェクトとカらなり、コントローラは、デバイスからオブジェクトを読み込み、不変オブジェクトに対してはキャッシングを行い、オブジェクトを表示画面上に表示することにより、コントローラが容易に可変データか不変データかを検出でき、キャッシング等を有効に行え、コントローラが有しているリソースを有効に活用できる。

しがたつて、リソース（例えば、記憶領域）が少ないコントローラでも、データのキャッシングを行うことで、使用者に画面更新が速く、操作性の良い操作画面を提供できる。

デバイスは、不変オブジェクトのみからなる不変データ集合と、可変オブジェタトからなる可変データ集合を有することにより、デバイス内で、可変データと不変データに対して各々別の記憶領域を割り当てることが可能となり、デパイスの状態変化により、時々刻々と変化する可変データにより、不変データの記憶位置が変化させられることを防止でき、ガベージコレクションのようなデータの再配置も可変データ集合に対してのみ行えばよくなり、デバイスの処理を簡素化できると共に、効率よく記憶領域を使用することが可能となる。

また、本発明の第 5の態様によれば、メニューリスト応答、表示部品応答、ォブジエクト応答にバージョン情報を持たせることにより、コントローラが機能メニューのデータを取得している間でのデパイスの状態変化をチェックすることカ可能になり、迅速に機能メニュー内の情報を更新することが可能となる。さらに、ターゲットが任意のタイミングで機能メニュー内の情報を変更することが可能になり、ターゲットの処理の簡素化やメモリ領域の削減，処理の高速化ができる。また、使用者が表示部品を操作した際には、表示部品の識別子、コントローラが保持しているパージヨン情報および使用者の操作情報を、デバイスへ送信することにより、使用者の操作とほぼ同時に、デバイスが機能メニューの内容を更新した際にも、使用者がどのメニューを見て操作を行つたかをデバイスが知ることが可能になり、デバイスが個々の場合に応じて最適な処理を行うことが可能となる。例えば、メニューで変化した表示部品と無関係の表示部品を使用者が操作した場合には、その操作をデバイスは受け付け、変化した表示部品そのものを使用者が操作した場合には、その操作をデバイスが拒否することも可能となる。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の AV機器が伝送路を介して接続された AV Cシステムにおいて、ユーザーィンターフェースを有するコントローラと、制御対象であるデバイスとを具備し、

前記デバイスは、前記デバイス内部の機器情報と、前記デバイス内部の機器情報が更新された際に更新される前記デバイス内部の情報のバージョンを示すバージョン情報とを有し、

前記コントローラは、前記デバイスから前記デバイス内部の機器情報と前記バ一ジョン情報を読み込み、前記バージョン情報により、前記デバイス内部の状態変化を検出することを特徴とするネットワーク制御システム。

2 . 前記デバィス内部の機器情報が前記デバイスの状態を示す状態情報であり、

前記デバイスは、前記デバイスの状態を示す状態情報と、前記状態情報が更新された際に更新される前記状態情報のバージョンを示すパージヨン情報とを有し、前記コントローラは、前記デバイスから前記状態情報と前記バージョン情報を読み込み、前記パージョン情報により、前記デバイスの状態の変ィヒを検出することを特徴とする請求項 1記载のネットワーク制御システム。

3 . 前記コントローラは、前記デバイスの前記状態情報を使用する際に、前記デバイスに対して、前記状態情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、

前記通知要求の 1次応答として、前記バージョン情報を受け取り、

前記デバイス内で前記状態情報が変化した際には、前記通知要求の 2次応答として、更新された前記バージョン情報を受け取ることを特徴とする請求項 2記載のネットワーク制御システム。

4 . 前記コントローラは、前記デバイスの前記状態情報を、前記 1次応答と 2次応答の間で読み込むことを特徴とする請求項 3記載のネットワーク制御システム。

5 . デバイスからの 2次応答には、更新されたバージョン情報と更新された状態情報を含むことを特徴とする請求項 3記載のネットワーク制御システム。

6 . 前記デバィス内部の情報が前記デバィスの操作画面を示す操作画面情報であり、

前記デバイスは、前記デバイスの操作画面情報と、前記操作画面情報が更新された際に更新される前記操作画面情報のバージョンを示すパージヨン情報とを有し、

前記コントローラは、前記デバィスから前記操作画面情報と前記バ一ジョン情報を読み込み、前記バージョン情報により、前記デバイスの操作画面の変化を検出することを特徴とする請求項 1記載のネットワーク制御システム。

7. 前記操作面面情報は複数のオブジェクトからなり、前記コントローラは、前記デバイスの前記操作画面情報を表示画面上に表示する際に、前記デバイスに対して、前記操作面面情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、前記通知要求の 1次応答として、前記バージョン情報を受け取り、前記デバイス内で、前記操作画面情報が変ィヒした際には、前記通知要求の 2次応答として、更新された前記バ一ジョン情報を受け取ることを特徴とする請求項 6記載のネットワーク制御システム。

8 . デバイスからの 2次応答には、更新されたバージョン情報と更新されたオブジェクトの情報を含むことを特徴とする請求項 7記載のネットワーク制御システム。

9 . バージョン情報は、デバイス内部の情報が更新される毎にインクリメントされるカウンタ一値であることを特徴とする請求項 1記載のネットワーク制御システム。

1 0. 前記デバィス内部の情報が前記デバィスの状態を示す状態情報であり、前記デバィスは、前記デパイスの状態を示す状態情報と、前記状態情報が更新された際に更新される前記状態情報のバージョンを示すバージョン情報とを有し、前記バージョン情報により、前記デバイスの状態の変化を検出することを特徴とする請求項 1記載のデパイス。

1 1 . 前記制御対象であるデバィスから前記デバィスの状態を示す状態情報と前記状態情報のパージョンを示すパージョン情報を読み込み、前記パージョン情報により、前記デバィスの状態の変化を検出することを特徴とする請求項 1記載のコン卜ローラ。

1 2. 前記コントローラからの通知要求に対して、その 1次応答として前記バ一ジョン情報を返信し、

前記デバイスで前記状態情報が変化した際には、前記通知要求の 2次応答として、更新された前記バージョン情報を返信し、前記 1次応答と 2次応答の間で、前記デバィスで前記状態情報を読み込むことを特徴とする請求項 4記載のデパイス。

1 3 . 前記通知要求の 1次応答として、前記状態情報のパージョンを示すバージョン情報を受け取り、前記デバイス内で、前記操作画面情報が変化した際には、前記通知要求の 2次応答として、更新されたバージョン情報を受け取り、前記 1 次応答と前記 2次応答の間で、前記デバイスの前記状襪情報を読み込むことを特徴とする請求項 4記載のコントローラ。

1 4 · 前記デバィスは、操作画面を示す操作画面情報と、前記操作画面情報が更新された際に更新される前記操作画面情報のバージョンを示すバージョン情報とを有し、前記パージヨン情報により、前記操作画面の変化を示すことを特徴とする請求項 6記載のデパイス。

1 5 . 前記デバィスから、前記デバィスの操作画面を示す操作画面情報と、前記操作画面情報が更新された際に更新される前記操作画面情報のバージョンを示すバージョン情報を読み込み、前記バージョン情報により、前記デバイスの前記操作画面情報の変化を検出することを特徴とする請求項 6記載のコントローラ。

1 6 . 前記操作画面情報は複数のオブジェクトからなり、前記コントローラからの通知要求に対して、 1次応答として前記バ—ジョン情報を返信し、前記デバイス内で、前記操作画面情報が変化した際には、前記通知要求の 2次応答として、更新された前記バージョン情報を返信することを特徴とする請求項 7記載のデバイス。

1 7. 前記デバイスの操作画面情報を表示画面上に表示する際に、前記デパイスに対して、前記操作画面情報の変化の通知要求を行う通知要求を発行し、前記通知要求の 1次応答として、パージョン情報を受け取り、前記デバイス内で、前記操作画面情報が変化した際には、前記通知要求の 2次応答として、更新されたパージョン情報を受け取ることを特徴とする請求項 7記載のコントローラ。

1 8 . 前記オブジェクトは、前記デバイスの状態に関わらず不変の不変ォブジェクトと、前記デバイスの状態に応じて変化する可変オブジェクトとカらなり、前記コントローラは、前記デバイスから前記オブジェクトを読み込み、前記不変オブジェクトに対してはキャッシングを行い、前記オブジェクトを表示画面上に表示することを特徴とする請求項 7記載のネットワーク制御システム。

1 9 . 前記デバイスは、不変オブジェクトのみからなる不変データ集合と、可変オブジェクトからなる可変データ集合を有し、前記コントローラは、前記不変データ集合に属する前記オブジェクトに対してキャッシングを行うことを特徴とする請求項 1 8記載のネットワーク制御システム。

2 0 . 前記オブジェクトは、前記デバイスの状態に関わらず不変の不変ォブジェクトと、前記デバイスの状態に応じて変化する可変オブジェクトと力、らなることを特徴とする請求項 1 8記載のデバイス。

2 1 . 前記デバイスから前記デバイスの状態に関わらず不変の不変オブジェクトと、前記デバイスの状態に応じて変化する可変オブジェクトとを読み込み、前記不変オブジェクトに対しては、キャッシングを行い、前記不変オブジェクト及び可変オブジェクトを表示画面上に表示することを特徴とする請求項 1 8記載の 3ン卜ローラ。

2 2 . 複数の AV機器が伝送路を介して接続された AV Cシステムにおいて、ユーザーインターフェースを有するコントローラと、制御対象であるデバィスとを具備し、

前記デバイスは、前記デバイスの機能及び状態を示す機能情報一覧と、前能情報一覧を構成する構成要素と、前記機能情報一覧の構成要素のパージヨンを示す要素バージョン情報を有し、

前記コントローラは、前記デバイスの前記機能情報一覧内の情報を使用する際に、前記要素バージョン情報を用いて、前記機能情報一覧内の情報の変化を検出することを特徴とするネットワーク制御システム。

2 3 . 前記デバイスは、更に、前記機能一覧のバージョンを示す機能一覧バージョン情報を有し、

前記コントローラは、前記デバイスの前記機能一覧の情報を使用する際に、前記機能一覧バージョン情報を用いて、前記機能一覧内の情報の変ィヒを検出し、前記機能一覧内の前記構成要素の情報を使用する際に、前記要素バージョン情報を用いて、前記構成要素の情報の変化を検出する請求項 2 2記載のネットワーク制御システム。

2 4 . 前記デバイスは、前記機能一覧を構成する複数の構成要素と、前記構成要素毎に、前記構成要素のバージョンを示す要素バージョン情報を有し、

前記コントローラは、前記デバイスの前記構成要素内の情報を使用する際に、前記構成要素の前記要素パージヨン情報を用いて、前記構成要素の情報の変化を検出する請求項 2 2記載のネットワーク制御システム。

2 5 . 前記コントローラは、

前記デバイスの前記機能一覧内の情報を使用する際に、前記デバイスに対して、前記各構成要素で示される通知範囲の情報を用い、前記通知範囲内の情報変化の通知要求を行う通知要求を発行し、

前記通知要求の 1次応答として、前記通知範囲に応じた前記要素バージョン情報を受け取り、

前記通知範囲内の情報が変化した際には、前記通知要求の 2次応答として、更新された前記要素パージヨン情報を受け取る請求項 2 2記載のネットワーク制御システム。

2 6 . 前記コントローラは、前記 1次応答と 2次応答の間で、前記通知範囲内の情報を読み込む請求項 2 5記載のネットワーク制御システム。

2 7 . 構成要素のバ一ジョンを示す要素パージョン情報は、前記構成要素の情報が変化した時点での機能一覽バージョン情報であることを特徴とする請求項 2 2記載のネットワーク制御システム。

2 8 . 構成要素は、メニューであることを特徴とする請求項 2 2記載のネットワーク制御システム。

2 9 . 構成要素は、表示部品であることを特徴とする請求項 2 2記載のネットワーク制御システム。

3 0. デバイスからの 2次応答には、更新された要素バージョン情報と更新された情報を含むことを特徴とする請求項 2 5記載のネットワーク制御システム。

3 1 . ユーザーインタ一フェースを有するコントローラと制御対象であるデバイスとが伝送路を介して接続されたネットワーク制御システムにおいて、上記デバイスが、

該デバイスの構成情報を示す機器構成情報と、デバイスの機能や状態を示し、デバイスの操作画面を構成するための操作画面情報とを含むデバィス內機器情報を保持する機器情報保持手段（7、 8 ) と、

上記機器情報保持手段（7、 8 ) に保持された情報が変化したときに、その変化発生を表すバージョン情報を生成してバージョン管理を行うためのバ—ジョン情報生成管理手段（9、 1 7、 1 8 ) とを有し、

上記コントローラからデバイスに対して、上記デバイス内機器情報の変化に対する通知要求が発行されたときに、該通知要求に対する上記デバイスからの応答には、上記バージョン情報が含まれることを特徴とするネットワーク制御システム。

3 2 . 上記バージョン情報管理手段（9、 1 7、 1 8 ) はバージョン情報生成手段（1 8 ) を有し、上記バージョン情報は、上記デバイス内機器情報が変更される毎に、パ一ジョン情報生成手段 1 8内のカウンタ値をインクリメントすることにより得られる請求項 3 1記載のネットワーク制御システム。

3 3 . 上記操作画面情報は、デバイスの機能や状態を示すコンテンツ情報や動作状態情報の一覧表であり、該操作画面情報の構成要素であるオブジェクトと、該ォブジェクトを識別するための識別子（I D) を含み、該ォブジェクトは、機能メニュー（5 1 ) 、表示部品（5 2 ) 、テキストデータオブジェクト、静止面データオブジェクトを含む請求項 3 1記載のネットワーク制御システム。

3 4 . 上記コントローラは、上記デバイス内の機器情報とこのバージョン情報を読み込むときに、上記機器情報とバージョン情報とを関連づけて記憶し、管理する手段（12、 13) を有する請求項 31記載のネットワーク制御システム。

35. 上記コントローラから発行される通知要求（101) には、コントローラがデバイスと情報を一致させたい範囲を示す通知範囲の情報を含み、この応答として、デバイスから返信される 1次応答（111) には、通知範囲に応じたバ一ジョン情報を含む請求項 31記載のネットヮ一ク制御システム。

36. 上記コントローラは、上記通知要求に対してデバイスから 2次応答（1 21) を受けたとき、デバイス内のオブジェクトが変化したことを検知し、変化したオブジェクトを要求する前に、 2回目の通知要求（102) をデバイスへ送る請求項 35記載のネットワーク制御システム。

37. 上記操作画面情報が機能メニューの集合リスト（60) を有し、該機能メニュー集合リスト（60) が機能一覧パージヨン情報を含み、各機能メニューリスト（61、 62、 63) が要素バージョン情報を有し、これらの機能一覽バージョン情報および要素パージョン情報がパージョン情報生成管理手段（ 9、 1 7、 18) で生成される請求項 35記載のネットワーク制御システム。

38. 上記デバイスからコントローラに対して返信されるメニューリスト応答

(21 1) 、表示部品応答（231) およぴォブジェクト応答（272) にはバ一ジョン情報が含まれる請求項 35記載のネットワーク制御システム。

39. ユーザ一^ fンターフェースを有するコントローラと制御対象であるデバイスとが伝送路を介して接続されたネットワーク制御方法において、

デバイスの構成情報を示す機器構成情報と、デバイスの機能や状態を示し、デバイスの操作画面を構成するための操作画面情報とを含む機器情報をデバイス内に保持する工程と、

上記保持された機器情報が変ィヒしたときに、その変化発生を表すバ一ジョン情報を生成してパージョン管理する工程とを有し、

上記コントローラからデバイスに対して、上記デバイス内の機器情報の変化に対する通知要求が発行されたときに、該通知要求に対する上記デバイスからの応答を上記コントローラに送信し、上記デバイスからの応答には、上記バージョン情報が含まれることを特徴とするネットワーク制御方法。

4 0 . 上記バージョン情報は、上記デバイス内の機器情報が変更される毎に、カウンタ値をインクリメントすることにより得られる請求項 3 9記載のネットヮーク制御方法。

4 1 . 上記コントローラからの通知要求に対してデバイスは 1次おょぴ 2次応答をコントローラへ送り、コントローラが 2次応答を受信した際には、パージョン情報が変化したことを判断し、 2次応答に含まれる更新された機器情報の識別子を用いて、更新された機器情報を読み込み（処理 5 0 9 ) 、コントローラ内のバージョン情報を更新する（処理 5 1 0 ) 請求項 3 9記載のネットワーク制御方法。