WO1999017581A1 - Systeme de communication mobile - Google Patents

Description

明 細 書

移動通信システム

技術分野

本発明は、 移動通信システムに関するもので、 特に、 移動網内のデータベース に移動ユーザ ' コ一デック種別を登録しておき、 それを用いて使用プロトコル交 渉を行う移動通信システムにおいて、 呼損を少なくする方法に関するものである。

背景技術

従来の移動通信システムにおいては、 移動ユーザ · コ一デック種別の移動網内 のデータベースであるロケーショ ン · レジスタへの登録方法は、 移動通信事業者 がユーザからの依頼により、 保守用の制御線を用いて登録を行うことを前提とし ていた。

これを、 図 1により説明する。 図 1において、 ユーザ 1は、 はがき等の何らか の通信により、 移動機を変更したことすなわちコーデックの種別を変更したこと を事業者に連絡する。 事業者は、 システム内の移動機の在圏している位置を登録 しているロケーション ' レジスタ （データベース） を含むホームメモリ局 4に対 して、 ユーザが移動機を変更したことすなわちコーデックの種類を変更したこと を、 システム . オペレータ （S O ) 力端末 3を用いて登録する。 これで、 移動網 システム側 （交換機 ·交換局側） 2にユーザ 1の移動機の変更すなわちコ一デッ クの種類の変更が登録されたことになる。 （本願出願人の出願である特願平 4 一 5 5 2 6 7号 （特開平 6— 6 2 9 5号） 「符号整合方法」 も参照） 。

従来から、 移動ユーザ · コ一デック種別を位置等が登録されているホームメモ リ局のデータベースであるロケーション ' レジスタに登録している。 この登録の 方法は、 移動通信事業者がユーザからの依頼により、 保守の制御処理を用いて登 録を行っていたため、 変更に時間がかかるという問題があった。 このため、 移動 ユーザが使用している移動機 （移動局） とロケーション · レジスタの情報とが食 い違う場合が生じ、 呼損になることも生じていた。

また、 移動機に対して複数のコ一デックが選択可能であるとき、 移動網と移動 機との間でのコ一デックの選択の交渉 （ネゴシエーション） が行われる。 この交 渉において、 移動網がサービスしていないコーデックが決定されると、 呼損が生 じる。 これを図 2を用いて説明する。

図 2において、 ホームメモリ局 4のロケーション . レジスタ 4 1に移動機 1 1 の選択可能な 2種類のコーデック P 1， P 2力登録されている。 し力、し、 移動機 1 1が在圏している在圏交換機 （交換局） 5は、 コーデック P 2のみしかサービス していない。 この様な状況で、 発信者の移動機 1 2が移動機 1 1に対して発呼す る。 発信者の移動機 1 1と移動網との間でコーデック選択の交渉が始まる。

この交渉において、 発信者の移動機 1 2は、 発呼して移動機 1 1を呼び出す。 移動機 1 1に対応するロケーション ' レジスタ 4 1には、 移動機 1 1はコ一デッ ク種別として P 1 または P 2が選択可能であることが登録されている。 これを読み 出して発信者の移動機に通知する （1 ) 。 移動機 1 2においても、 コーデック P 1， P 2が選択可能であるので、 移動機 1 2はコ一デックとして P 1を選択する

( 2 ) 。 そして、 移動網にコ一デック種別として P 1を選択して、 移動機 1 1と の回線設定を行う （3 ) 。 しかし、 移動機 1 1が在圏している在圏交換機 5は、 コ一デック P 1をサポートしていないので、 サ一ビスすることができず、 この呼 は呼損となる。 発明の開示

本発明の目的は、 ロケーション ' レジスタ （データべ一ス） への移動ユーザ ' コ一デック種別の変更の登録をすばやく行い、 またユーザ側と移動網側のデータ の一貫性を保つことである。 また、 上述のような網側でサービス可能なコーデック種別と選択されたコ一デッ ク種別との不一致による呼損を無くすことも、 本発明の目的である。

上記目的を達成するため、 本発明は、 移動機と移動機の位置を登録している移 動網のデータベースとを有する移動通信システムにおいて、 移動機は、 移動局位 置登録もしくは移動ユーザが使用する移動機を変えたことを契機に、 その移動機 力⁵ 'サポートするコーデック種別を前記移動網に通知し、 移動網のデータベースは、 通知されたコ一デック種別を用いて登録されたコ一デック種別を更新することを 特徴とする。

移動通信制御信号を用いることにより、 移動網内のデータベースにおける移動 機のコ一デック種別の変更をすばやく行い、 またュ一ザ側と網側のデータの一貫 性を保つことができる。

また、 前記移動網は、 前記移動機と前記データベースとの間に介在する交換局 を有し、 前記交換局は、 前記移動機から送られてきた前記コ一デック種別から前 記交換局がサポートするコ一デック種別のみを前記データベースへ転送すること もできる。

移動機がサポートするコ—デック種別のうち、 その移動機が在圏する移動網が サポートするコ一デック種別のみを、 ロケーション ' レジスタに書き込んでいる ので、 上述したような呼損が無くなる。

前記移動機からのコーデック種別の通知は、 位置登録要求に付加する形式で移 動網に通知することでも、 位置 ¾1录要求とは別に移動網に通知することでもよい。 その上、 上記の移動通信システムにおける移動機も本発明である。 図面の簡単な説明

図 1は、 従来の移動機のコーデックの種類の登録を説明する図である。

図 2は、 呼損が生じる場合を説明する図である。

図 3は、 本発明のコ一デック種別の登録を説明する図である。 図 4は、 コーデック種別を登録するシーケンスを説明するシーケンス図である。 図 5は、 本発明のコーデック種別の他の登録を説明する図である。

図 6は、 コーデック種別を登録する他のシーケンスを説明するシーケンス図で ある。 発明を実施するための最良の形態

図を用いて、 本発明の実施形態を説明する。

まず、 図 3および図 4を用いて、 コーデック種別の登録について説明する。 図 3は、 本発明のコ一デック msijの登録を説明する図である。 図 4は、 コーデッ ク種類の登録を行うための詳細シーケンスを説明するシーケンス図である。

図 3において、 移動機 （移動局） 1 1は、 移動機位置登録もしくは移動ユーザ 力² ί吏用する移動機を変えたことを契機に、 その移動機 1 1がサポートするコ一デッ ク種別を、 移動機と移動網との間の移動通信制御信号を用いて、 在圏する在圈交 換機 （交換局） 5に通知する。

移動機 1 1の動作を詳しく説明する。 移動機 1 1内の制御部 1 1 2は、 移動機 1 1が位置登録を行うこと、 または、 最初に新しい移動機を使用する （移動機を 変更する） ことを検出すると、 、 記憶部 1 1 1内に予め保存している、 移動機が サボ一トしているコ一デック種別を、 送受信機を介して移動網 2の在圈交換局に 送信する。

この通知を受けた在圏交換機 5は、 コーデックの種類の変更をこの移動網 2を 制御しているメモリホーム局 4にある移動機の位置等が記憶されているデータべ —スであるロケ一ション · レジスタ 4 1に書き込む。

移動網側の動作を詳しく説明すると、 在圏交換機 5は、 送受信部 5 3を介して 制御部 5 2により、 コ一デック変更の通知を受けたことを検出すると、 ホームメ モリ局 4に対してコーデック変更を要求する。 ホームメモリ局 4は、 送受信部 4 3を介して制御部 4 2によりコーデック変更要求を検出すると、 ロケーション - レジスタの移動機 1 1に対応したコーデック種別を更新する。

この様にして、 移動機 1 1は移動通信制御信号を用いて、 コ一デック種別を移 動網 2に登録することができる。 移動網 2は、 移動機に対して常に最新のコーデッ ク種別を得ることができるので、 移動機がサポートしているコ一デックと移動網 に登録されているコ一デックとの間で種別に関しての不一致がなくなる。

図 4のシーケンス図を用いて、 移動機 1 1と移動網 2と間の通信のシーケンス を詳しく説明する。 図 4において、 移動機 1 1は、 新しい在圏交換機 5の圏内に 入ると、 位置登録要求を出力する （S 1 0 2 ) 。 本発明においては、 この位置登 録要求に低レイヤ · プロトコル種別例えばコ一デック種別を付加している。 この 低レイヤ · プロトコル種別 （コ一デック種別） を付加されている位置登録要求は、 在圏交換機 5からロケ一ション · レジスタ 4 1が設置されているホームメモリ局 に送られて （S 1 0 4 ) 、 位置登録を行うとともに、 ユーザ （移動機） の使用可 能な低レイヤ ' プロトコル種別 （コ一デック種別） を更新する （S 1 0 6 ) 。 登 録更新が終了すると、 位置登録応答がホームメモリ局 4から在圏交換機 5を介し て （S 1 0 8 ) 、 移動機 1 1へ送られる （S 1 1 0 ) 。

図 3、 図 4では位置登録要求に低レイヤ . プロトコル種別 （コ一デック種別） を付加した形式で、 低レイヤ · プロトコル種別の登録を行っている力、 位置登録 要求のシーケンスとは別に、 低レイヤ ' プロトコル種別の登録を行うためのシ一 ケンスを設けて、 登録要求と登録応答を行ってもよい。 上記のシーケンスは、 ュ 一ザが移動機を変更した場合 （新しい移動機をィ する場合） も当然に行われる。 このシーケンスによって移動機と移動網との間の移動通信制御信号を用いるこ とにより、 ロケーション ' レジスタの移動ユーザ' コーデック種別の変更をすば やく行っているので、 またュ一ザ側と網側のデータの一貫性を保つことができる。 さて、 移動機が、 コ一デックとして複数種類をサポートしている場合の登録に ついて、 図 5および図 6を用いて説明する。

図 5は、 移動機が複数種類のコ一デックをサポートしている場合のコ一デック 種別の登録を説明する図である。 図 6は、 そのときの移動機と移動網との間の通 信のシーケンスを説明するシーケンス図である。

図 5において、 移動機 1 1は、 図 3と同様に、 位置登録要求の際にコーデック 種別 P l， P 2も付加して、 在圏交換機 5に対して移動制御信号を送信する。 これ は、 移動機 1 1において、 制御部 1 1 2力送受信機 1 1 3を介して、 記憶部 1 1 1に予め記憶してある移動機がサポートするコ一デック種別を送信することで行 われる。

在圏交換機 5は、 送受信部 5 3を介して移動機 1 1からコーデック種別が送ら れてきたことを制御部 5 2で検出すると、 在圏交換機 5がサボ一トするコーデッ ク種別を、 交換機 5のコ一デック装置を管理しているコーデック装置管理部 5 4 に問い合わせる。 そして、 交搬幾 5力'サポートしているコ一デック種別 P2を得る。 制御部 5 2は、 移動機 1 1がサポートするコーデック種別のうち、 その移動機が 在圏する交換機 5でサポートするコ一デック種別 P 2のみを、 ロケーション ' レ ジス夕 4 1 を含むホームメモリ局 4に送る。

ホームメモリ局 4では、 送受信部 4 3を介して送られてきたコ一デック種別 P 2 を用いて、 制御部 4 3によりロケーション · レジスタ 4 1を更新する。 これによ り、 移動網 2がサポートするコ一デックと移動機 1 1がサポートするコーデック とは常に一致し、 不一致による呼損が無くなる。

図 6のシーケンス図において、 移動機 1 1から、 移動機が在圏している在圏交 換機 5に対して位置登録要求を行う （S 1 5 2 ) 。 このとき、 図 4と同様に、 低 レイヤ . プロトコル種別 （コーデック種別） P l， P 2を付与している。 この要求 を受け取った在圏交換機 5は、 この在圏交換機内でサポートされているコ一デッ クの種別 P 1みを付加して （S 1 5 4 ) 、 位置登録要求をホームメモリ局へ転送 する （S 1 5 6 ) 。 ホームメモリ局では、 ロケーション ' レジスタ 4 1を送られ てきた位置情報で更新するとともに、 付加されてきた低レイヤ · プロトコルにお けるコーデック禾 1SIJ P 1でもロケーション · レジスタ 4 1を更新する （S 1 5 8 ) 。 そして、 位置登 答がホームメモリ局から在圏交換局を経由して （S 1 6 0 ) 、 移動機 1 1へ送られる （S 1 6 2 ) 。

このようにして、 移動機 1 1がサポートするコ一デック種別 P 1， P 2のうち、 その移動機が在圏する移動網 （在圏交換機） がサポートするコーデック種別 P 1 のみが、 ロケ一ション · レジスタ 4 1に書き込まれることになる。

図 5、 図 6では位置登録要求に低レイヤ 'プロトコル種別 （コーデック種別） を付加した形式で、 低レイヤ ·プロトコル種別の登録を行っている力 Ϊ、 位置登録 要求のシーケンスとは別に、 低レイヤ ' プロトコル種別の登録を行うためのシー ケンスを設けて、 登録要求と登録応答を行ってもよい。

また、 これらのシーケンスは、 位置登録以外にも、 移動機が変更されたときに も行われる。 産業上の利用可能性

以上説明したように、 本発明は移動制御信号によりロケーション . レジスタ内 の移動ユーザコ一デック種別の変更を行うので、 従来と比較して速やかに更新で き、 またュ一ザ側と移動網側とでデータの一貫性が保てる。

また、 ユーザ側がサボ一トしているコーデック種別のうち、 ユーザが在圏する移 動網がサポートできないものは、 ロケーション · レジスタに書き込まないことに より、 呼設定時に在圏移動網がサボ一トしていないコ一デック種別を選択するこ と力 ^?なくなり、 それによる呼損が無くなる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 移動機と移動機の位置を登録している移動網のデータベースとを有する移 動通信システムにおいて、

移動機は、 移動局位置登録もしくは移動ユーザが使用する移動機を変えたこと を契機に、 その移動機がサポートするコーデック種別を前記移動網に通知し、 移動網のデ一タベースは、 通知されたコーデック種別を用いて登録されたコ一 デック種別を更新する

ことを特徴とする移動通信システム。

2 . 請求項 1記載の移動通信システムにおいて、

前記移動網は、 前記移動機と iif己データベースとの間に介在する交換局を有し、 前記交換局は、 前記移動機から送られてきた前記コ一デック種別から前記交換 局がサポートするコ一デック種別のみを前記データベースへ転送する

ことを特徴とする移動通信システム。

3 . 請求項 1または 2記載の移動通信システムにおいて、

前記移動機からのコ—デック種別の通知は、 位置登録要求に付加する形式で移 動網に通知する

ことを特徴とする移動通信システム。

4 . 請求項 1または 2記載の移動通信システムにおいて、

前記移動機からのコ一デック種別の通知は、 位置登録要求とは別に、 移動網に 通知する

ことを特徴とする移動通信システム。

5 . 移動機の位置を登録している移動網のデ一タベースとを有する移動通信シ ステムにおける移動機において、

移動機は、 移動局位置登録もしくは移動ユーザが使用する移動機を変えたこと を契機に、 その移動機がサポートするコーデック種別を前記移動網に通知する ことを特徴とする移動機。

6 . 請求項 5の移動機において、

前記移動機からのコーデック種別の通知は、 位置登録要求に付加する形式で移 動網に通知する

ことを特徴とする移動機。

7 . 請求項 5記載の移動機において、

前記移動機からのコ一デック種別の通知は、 位置登録要求とは別に、 移動網に 通知する

ことを特徴とする移動機。