WO1999009460A1

WO1999009460A1 - Toner cartridge and mechanism for opening and closing communication port of the same

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Publication number: WO1999009460A1
Application number: PCT/JP1998/003678
Authority: WO
Inventors: Jun Sato; Hiroyuki Nakano; Shigeto Nishida; Laurens Last
Original assignee: Showa Marutsutsu Co., Ltd.; Itsac N.V.
Priority date: 1997-08-19
Filing date: 1998-08-19
Publication date: 1999-02-25
Also published as: CA2300202A1; KR20010023020A; EP1006415A1

Description

明細書トナー力一トリッジ及びトナーカートリッジの流通口の開閉機構技術分野

本願発明は、複写機やプリンター、印刷器等の現像装置に粉体又は液体のトナ一（印刷ィンクを舍む）を供給するためのトナーカートリッジ及びそのトナー流通口の開閉構造に関するものである。背景技術

複写機やプリンター、印刷器等に用いられる電子写真用現像剤としての粉体又は液体のトナ一は、一般にトナーカートリッジに封入して複写機等の装置に捕給される。そして、このトナーカートリッジから複写機等のトナー貯溜槽内にトナ一が補給される。そのための構成として、トナーの排出口に、シールを貼り、補給時にシールを剝がすものが用いられていたが、このものは、一度シールを剝がすと再度排出口を閉じることができない。

また、トナーの排出口に、弁体を設け、この弁体をバネで閉鎖方向に付勢したものが提案されている（特開昭 6 0— 8 0 8 7 8 ( J P , A ) 、特開平 7— 4 4 0 0 5 ( J P _: A ) . 特開平 8— 1 3 7 2 2 9 ( J P , A ) ) 。ところ力く、トナ一容器内にバネを設ける必要があり、構造が複雑化すると共に、トナーカツトリッジの移送時に大きな振動を受けると、バネが緩んで微量ながらトナーの漏れが生ずるおそがある。

さらに、上記の特開平 7— 4 4 0 0 5 ( J P , A ) にあっては、トナーの使用前には弁体を排出口に嵌合しておくことにより排出口を閉じ、使用に際しては弁体を押し上げて開くことによって、排出口を開くようにしたものが開示されている。ところが、このものは、排出口を一旦開くと、嵌合状態に戻すことができないため、途中で排出口を完全に閉じることができない。そのため、トナーの消費

1 差替え用紙（規貝 IJ26) 量に応じてトナー力一トリッジからトナーを順次補給すると言った形式の場合には、非嵌合状態の排出口からトナーが徐々に漏れ出すおそれが生ずる。また、この特開平 7 - 4 4 0 0 5 ( J P _; A ) にあっては、排出口と弁体との閉鎖状態を磁力によつて維持するものが提案されているが、磁石と言つた別部材を装着する必要があり、製作コス卜の上昇は免れない。

また、従来のトナー容器は、硬質の合成樹脂等、トナーの使用によっても内容量が変化しないものが主として用いられていた。ところ力トナーの消費量に応じてトナー力一トリッジからトナーを順次補給すると言った形式の場合には、トナー容器内にトナーが長期間残存する場合がある。このような場合には、トナー容器内の空気と卜ナ一とが長期間接触した状態となるため、トナーの変質が生じ易いと言った課題がある。発明の開示

上記の事情に鑑み、本願発明は、トナーの流通口の閉鎖が確実且つ容易に行うことのできるトナー力一トリッジの提供を図らんとするものである。

本願発明の他の目的は、トナーの消費量に応じてトナーカートリッジからトナ一を順次補給すると言った形式の場合にも、トナー容器内のトナーの変質を長期間防止し得るトナーカートリッジを提供することにある。

本願発明のさらに他の目的は、流通口の開閉を確実且つ容易に行うことができ、特に、複写機等の現像装置におけるトナーの消費減量のみを、トナー力一トリッジから順次補給する補給方式に適したトナーカートリツジを提供することにある _c

さらに、本願発明は、流通口の閉鎖を比較的簡単な構造で、容易に行うことができ、しかも、一旦流通口が閉鎖されたならば、確実のその閉鎖状態を維持することがてきるトナー力一トリッジの流通口の開閉機構を提供せんとするものである。

本願発明は、上記の技術的課題を解决するために、下記の手段を提供する。

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差替え用紙（規貝 IJ26) 本願の第 1の発明は、現像装置用の粉体又は液体のトナーを収納したトナー容器と、このトナー容器から現像装置にトナーを供給するための接続部とを備えたトナーカートリッジにおいて、接続部が流通口を備え、さらにこの接続部が現像装置の弁体操作部の作動状態において接続部に設けられた流通口を開くと共に、現像装置の弁体操作部の非作動状態において流通口を閉じる弁体を備え、開いた流通口からトナーが排出されるものであることを特徴とするトナー力一トリッジを提供する。

ここで、接続部というのは、トナーカートリッジからトナーが排出されるときには、トナーの排出部となり、その流通口はトナーの排出口となるものであり、トナー力一トリッジにトナ一が充塡されるときには、トナ一の充塡部となり、その流通口はトナーの充塡口となるものである（以下同じ）。

本願の第 2の発明は、上記の第 1の発明に係るトナーカートリツジおいて、トナ一容器が、トナー容器内のトナーの減量に応じて収縮する収縮部を備えたことを特徴とするものを提供する。

本願の第 1、第 2の発明にあっては、複写機等の現像装置においてトナーの供袷が必要となった際、現像装置の弁体操作部の作動によって、流通口が開いてトナ一が補給される。必要量が補給されると、現像装置の弁体操作部が非作動状態となって、流通口が弁体によって閉じられ、流通口からのトナーの漏れが防止される。弁体操作部の作動は、例えば、弁体に接近離反して、弁体を動かすものであってもよく、或いは、弁体操作部自体は一定の位置に停止したままで、カートリッジ側が弁体操作部に接近離反して、弁体操作部を作動状態にするか、非作動状態にするかを変更するものであってもよい。この作動は、自動的に行われるものであってもよく、或いは、人の手で動かして作動状態と非作動状態とを切り換えるものであってもよい。

そして、本願の第 2の発明にあっては、トナー容器が、トナー容器内のトナーの減量に応じて収縮する収縮部を備えているため、トナーの排出に伴って、トナ一容器の内容量が収縮する。これにより、トナー容器内に、空気が混入すること

3 差替え用紙 (規則 26) を防止することができ、長期間トナ一の補給が行われないままであっても、トナ —容器内のトナーの変質を防止することができるものである。

また、本願の第 3の発明は、上記の第 2の発明に係るトナーカートリッジにおいて、トナー容器の収縮部が収縮した状態から、トナーを接続部から注入することにより、トナー容器内がトナーによって満たされたものであり、弁体が、流通口に嵌合することによって流通口を閉じる主嵌合部を有し、且つ、現像装置の弁体操作部と連結する連結部を有し、現像装置の弁体操作部が非排出状態に相対的に移行する際、連結部が弁体操作部と連結された状態で弁体操作部と共に移行して主嵌合部と流通口との嵌合がなされるものであることを特徴とするものを提供する。

本願の第 3の発明にあっては、トナー容器の収縮部が収縮した状態から、トナ一を接続部から注入することにより、トナー容器内がトナーによって満たされたものであるため、トナー容器内に、空気が殆ど混入していない状態から、トナーをトナー容器内に充塡することができる。例えば、バウチと呼ばれる柔軟な合成樹脂袋にあっては、その内部に内容物を充塡する場合、排出口とは別個の箇所から充塡を行い、熱溶着によって封をしているものである。具体的には、充塡された内容物が熱溶着部分に介在するおそれがある。例えば、内容物が液体や粉粒体の場合には、充塡量が多くなると、溶着部分にまで、その内容物が達してしまうことがある。特に、粉体の場合には、浮遊した粉体が溶着部分に介在する場合もある。このような場合には、充分な溶着ができないおそれがあり、特に、液体の場合には、液体を介在した状態で熱溶着を行うと、温度変化によって液体が膨張し、充分な熱溶着ができないおそれが高くなる。そのため、充塡された内容物と合成樹脂袋の熱溶着部分との間に充分な間隔を開ける必要が生ずる。その結果、容器内に内容物を完全に満たすことが困難であり、空気が残った状態での密封となる。これに対して、この発明では、トナー容器内に、空気が殆ど混入していない状態から、トナーをトナー容器内に充塡することができるため、容器内をほぼ完全にトナーで満たすことができ、長期保存してもトナーの変質を防止し得る。

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差替え用紙（規貝 IJ26) しかも、トナー容器の収縮部を完全に収縮させて容器内に実質的に空気が残って、ない状態から充塡を行うため、充塡時に容器内の空気を逃がしたり吸引したりする必要がなく、充塡速度の高速化を図ることができる。

さらに、本願の第 3の発明では、弁体が、流通口に嵌合することによって流通口を閉じる主嵌合部を有し、且つ、現像装置の弁体操作部と連結する連結部を有し、現像装置の弁体操作部が非排出状態に相対的に移行する際、連結部が弁体操作部と連結された状態で弁体操作部と共に移行して主嵌合部と流通口との嵌合がなされるものである。従って、弁体の主嵌合部と流通口との嵌合（特に、嵌合する 2つの部材の内、少なくとも一方の部材の素材を変形させて行われる強制嵌合 ) によって、流通口が強固に封される。しかも、この嵌合をなすためには、バネ等の付勢では困難であるところ、弁体の連結部と弁体操作部との連結によって弁体を移動させ、上記の強制嵌合を実現させるものである。

従って、連結部と弁体操作部との連結は、主嵌合部と流通口との嵌合、特に強制嵌合が可能な強度で弁体と弁体操作部とが連結するものであればよい。そのための具体的な手段としては、連結部と弁体操作部が強制嵌合するものとしたり、或いは、一方に係止孔を設け、この係止孔に係合する突起を他方に設けるものとしたり、或いは、ねじによって螺合させたり、さらには磁力によって両者を連結させたりするものを例示し得るものである。

尚、本願の第 1、第 2、第 3の発明において、流通口と現像装置側のトナー貯溜槽等の貯溜箇所とを、筒状等の周囲の閉ざされた排出経路によって直結させて実施することが、装置内におけるトナーの飛散防止の点、並びに、現像装置側のトナー貯溜槽等の貯溜箇所へ外部の空気を巻き込むことなく導入することができる点で、有利である。そのための具体的な手段としては、現像装置側の弁体操作部を中空の筒状として、弁体操作部自体が排出経路を兼ねるものとして、弁体が開いた状態で、中空の筒状の弁体操作部とトナー容器内とが導通するものとして実施すればよい。また、弁体操作部が排出経路を兼ねない場合には、流通口に筒状等の周囲の閉ざされた排出経路を当てがつたり、嵌合させたりすればよい。

5 差替え用紙 (規則 26) 本願の第 4の発明においては、上記それぞれの発明において、トナー容器が、上記の接続部と別個の第 2接続部を備え、この第 2接続部が外部との空気の流通を選択的に行うことによって、トナ一容器内の圧力調整がなされるものであることを特徴とするトナーカートリッジである。

この第 4の発明により、トナー容器内にトナーを充塡する場合、或いはトナーを排出する場合、容器内の圧力調整を行い、円滑なトナーの充塡又は排出を行うことができる。

本願の第 5の発明においては、上記のそれぞれの発明において、トナー容器が、トナーを接続部から注入することにより、トナー容器内がトナーによって満たされた後に、トナーの流出を許さずに容器内の空気の流出を行う空気の排出手段によって、トナー容器内の空気の排出がなされたものであることを特徴とするトナ一力一トリツジである。

この第 5の発明においても、トナーが充塡された後に、容器内の空気の排出を行うことができ、容器内の圧力調整と共に、トナーの変質の防止に効果を発揮する。

本願の第 6の発明は、トナーカートリッジから現像装置用の粉体又は液体のトナーを、現像装置に供給するためのトナーカートリッジの接続部において、接続部が、流通口を備えた本体と、この流通口に接近離反して流通口を開閉する弁体と、流通口を閉じた状態で弁体を固定する固定手段と、弁体に接続されることにより弁体を開状態と閉状態との間で移動させる弁体操作部とを備えたことを特徴とするトナーカートリッジの流通口の開閉機構を提供する。

本願の第 6の発明にあっては、複写機等の現像装置においてトナーの供給が必要となった際、弁体操作部の作動によって、接続部が開いてトナーが補給される。必要量が補給されると、弁体操作部が非作動状態となって、接続部が弁体によつて閉じられ、接続部からのトナーの漏れが防止される。弁体操作部の作動は、例えば、弁体に接近離反して、弁を動かすものであってもよく、或いは、弁体操作部自体は一定の位置に停止したままで、カートリッジ側が弁体操作部に接近離

6 差替え用紙 (規則 26) 反して、弁体操作部を作動状態にするか、非作動状態にするかを変更するものであってもよい。この作動は、自動的に行われるものであってもよく、或いは、人の手で動かして作動状態と非作動状態とを切り換えるものであってもよい。また、弁体操作部は、弁体と別体であってもよく、一体としてもよい。トナー容器は、トナー容器内のトナーの減量に応じて収縮する収縮部を備えているものとしてもよいが、硬質の合成樹脂等のように、変形が不可能な容器としてもよい。但し、収縮部を備えたものとした場合には、トナーの排出に伴って、トナー容器の内容量が収縮する。これにより、トナー容器内に、空気が混入することを防止することができ、長期間トナーの補給が行われないままであっても、トナー容器内のトナーの変質を防止することができるという利点がある。

本願の第 7の発明においては、トナーカートリッジから現像装置用の粉体又は液体のトナーを、現像装置に供給するためのトナーカートリツジの接続部において、接続部が、流通口を備えた本体と、この流通口に接近離反して流通口を開閉する弁体と、流通口を閉じた状態で弁体を固定する固定手段と、弁体と一体に設けられることにより弁体を開状態と閉状態との間で移動させる弁作動部を備え、この弁作動部が流通口の内外に渡って設けられると共に、流通口の外部に配位された弁体操作部が弁作動部を動かすことによって、弁体を開状態と閉状態との間で移動させるものであることを特徴とするトナー力一トリッジの流通口の開閉機構である。

この第 7の発明においては、弁体とこの弁体を作動させる弁作動部とがー体となったものであり、この弁作賺カ部を弁体操作部が作動させるものである。

本願の第 8の発明においては、上記第 6又は第 7の発明において、弁体操作部が現像装置に設けられ、現像装置がトナーの供給を必要とするときにのみ、弁体操作部が作動して弁体を開状態とし、トナーの供給が終わつたとき弁休操作部が作動して弁体を閉状態とすることを特徴とするトナーカートリッジの流通口の開閉機構である。

この第 8の発明により、現像装置がトナーの供給を必要とするときにのみ、弁

7 差替え用紙（規則 26) 体が開放され、その供給が終わると閉鎖され、トナー容器内への空気の流入をより完全に防止することができる。

本願の第 9の発明においては、上記第 6乃至第 8の発明において、接続部と弁体操作部との少なくとも何れか一方を移動させることにより、接続部と弁体操作部とを相対的に接近及び/又は離反させる動作部材を現像装置に設け、この動作部材を手動又は自動で作動させることを特徴とするトナー力一トリッジの流通口の開閉機構である。

この第 9の発明の動作部材により、トナー力一トリッジの接続部と現像装置側の弁体操作部との連結及び非連結がより簡単に行われることとなる。

尚、本願の各発明に係るトナーカートリッジは、複写機やプリンター（レーザ一プリンターゃィンクジヱットフ。リンター）、印刷器等の各種の現像印刷装置（以下、単に現像装置という）に粉体又は液体のトナー（印刷ィンクを舍む）を供給するためのカートリッジを意味するものである。また、この現像装置には、一旦、トナーを貯溜する貯溜槽を有し、トナーカートリッジから貯溜槽にトナーを捕袷する形式のものや、装置自体には貯溜槽がなく、トナーカートリージ自体が貯溜槽として機能する形式のもの等があるが、その何れの形式のものに対しても、本願発明は適用し得るものである。

しかして本願の第 1 > 第 2の発明は、排出口の開閉を確実且つ容易に行うことができ、特に、現像装置におけるトナーの消費減量のみを、トナー力一トリッジ力、ら順次補給することができ、更に、トナーの排出経路を、トナーの充塡経路として充塡することができるため、充壞作業も確実且つ容易に行うことができるトナ一カートリッジを提供することができたものである。また、現像装置のトナー貯溜槽等の貯溜箇所に、排出口を直結してトナーを補給することによって-、トナ —の装置内での飛散を防止でき、充塡時の空気の巻き込みをも防止でき、トナーの高品質を維持したトナ一の補給が可能となるものである。

さらに、本願の第 2の発明は、上記の効果に加え、トナー容器の収縮部がトナ一の減量に応じて収縮するため、トナー容器内に空間が生ずることがない。その

8 差替え用紙（規貝リ26) ため、トナーが空気に接触することを防止でき、トナー容器内のトナーの変質を長期間防止し得るものである。

本願の第 3の発明は、第 1 ; 第 2の発明の効果に加え、弁体をスプリング等によって付勢しておかなくても、現像装置の弁体操作部の単純な動きのみで、確実に排出口との嵌合が可能となり、単純な構造及び作動によって、確実な排出口の密閉を実現することができるものである。また、トナー容器の収縮部が収縮した状態から、トナーを排出部から注入することにより、トナー容器内をトナーによつて満たすようにすることによって、容器内をほぼ完全にトナ一で満たすことができ、長期保存してもトナーの変質を防止でき、充塡速度の高速化を図ることができるものである。

本願の第 4及び第 5の発明においては、トナー容器内の圧力調整が可能となり、かつ容器内部の空気の排出により、トナーの変質をも防止できる。

本願の第 6の発明は、接続部の閉鎖を比較的簡単な構造で、容易に行うことができ、しかも、一旦接続部が閉鎖されたならば、確実のその閉鎖状態を維持することがてきるトナーカートリッジの接続部の開閉機構を提供することができたものである。

本願の第 7の発明は、弁体とこの弁体を作動させる弁作動部とがー体となったものであり、この弁作動部を弁体操作部が作動できるものである。

太願の第 8の発明は、現像装置がトナーの供給を必要とするときにのみ、弁体が開放され、その供袷が終わると閉鎖され、トナー容器内への空気の流入をより完全に防止することができる。

本願の第 9の発明は. 現像装置に設けられた動作部材により、トナーカートリッジの接続部と現像装置側の弁体操作部との連結及び非連結がより簡単に行われる。図面の簡単な説明

図 1は、本願発明の実施の形態に係るトナー力一トリッジの正面図である。

9 差替え用紙（規則 26) 図 2の（A) は同カートリッジの排出部の平面図であり、図 2の（B) は排出部の縦断面図であり、図 2の（C) は複写機等の装置の弁体操作部の断面図である。

図 3の（A) (B) (C) は、各々、同カートリッジのトナー排出工程を示す断面図である。

図 4の（A) (B) は、各々、. 本願発明の他の実施の形態に係るトナーカートリッジの内部構造説明図である。

図 5は、本願発明のさらに他の実施の形態に係るトナーカートリツジの排出部の斜視図である。

図 6は、本願発明のさらに他の実施の形態に係るトナーカートリッジの排出部の断面図である。

図 7は、本願発明のさらに他の実施の形態に係るトナーカートリッジの排出部の断面図であり、（A) は閉状態を示し、（B) は開状態を示す。

図 8 (A) 、図 8 (B) 、図 9 (A) 、図 9 (B) 、図 9 (C) は、それぞれ弁体の作動状態を示す工程説明図である。

図 1 0は、本願発明のさらに他の実施の形態に係るトナー力一トリッジの排出部の半断面図である。

図 1 1は、本願発明のさらに他の実施の形態に係るトナーカートリッジの排出部の斜視図である。

図 1 2は、本願発明のさらに実施の形態に係るトナ一カートリッジの斜視図である。

図 1 3は、本願発明の他の実施形態に係るトナーカートリッジの正面図である図 1 4は、本願発明の実施形態に係る動作部材であるスライドレバーの部分を示す説明図である。

図 1 5は、本願発明の実施形態に係る動作部材であるスライドレバーの部分を示し、その作動状態の説明図である。

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差替え用紙（規貝 IJ26) 図 1 6は、本願発明の実施形態に係るスライドレハーの平面図である。図〗 7は、本願発明の実施形態に係るスライドレバーの正面図である。図 1 8は、本願発明の実施形態に係るスラィドレバーの側面図である。図 1 9は、本願発明の他の実施形態に係る動作部材の説明図である。

1 1 差替え用紙（規則 26) 発明を実施するための最良の形態

以下、添付の図面と共に本願発明を実施するための最良の形態を示す。

まず、図 1乃至図 3を中心に参照して、第 1の実施の形態に係るトナーカートリッジについて説明する。

この卜ナ一力一トリッジは、現像装置用の粉体又は液体のトナーを収納したトナー容器 1 と、このトナー容器から現像装置にトナーを供給して補給するための排出部 2とを備える。

トナー容器 1は、この実施の形態では、全体がトナー容器内のトナーの減量に応じて収縮する収縮部となっており、具体的には、バウチと呼ばれる柔軟な袋によって全体が構成されている。袋の素材としては、合成樹脂フィルムを用いた袋で、フィルムとしては単体フィルムでもよく複数種類のフィルムを積層した複合フィルムであってもよい。また、内面に樹脂フィルム層を形成した紙袋若しくは布袋としてもよい。さらに、これらの袋を、紙箱等のフィルムより剛性の高い容器内に収納した所謂バッグィンボックスであってもよい。

次に、排出部 2は、このトナー容器 1の適宜箇所に設けられる。図 1の例では、トナー容器 1は、その全周をヒートシールしたバウチであるため、そのヒートシール部分 1 1の中間部分に設けられている力、角部分 1 2や、袋の中央部分 1 3に設けてもよい。

次に、排出部 2は、トナー容器 1に溶着や接着等の適宜固定手段で固定される基部 2 1と、基部に対して接近離反可能に設けられた弁休 3とを備える。この基部 2 ]には、トナー容器 1の内外を導通する導通路 2 2が形成され、この導通路 2 2は上記の弁体 3によって閉じられる排出口 2 3を備える。この例では、弁体 3は、排出口 2 3より内部側（トナー容器 1の内部側）に設けられている。弁体 3の外周には、排出口 2 3に嵌合することによって排出口 2 3を閉じる主嵌合部 3 1が設けられている。即ち、この例では、弁体 3の外周が主嵌合部となり、排出口 2 3全体が主受容部となっている。他方、弁体 3の中央部には、現像装置の弁体操作部 4に強制嵌合する連結部 3 2が設けられている。より詳しくは

1 2 差替え用紙（規則 26) 、弁体操作部 4の先端 4 1が副嵌合部となり、この副嵌合部である弁体操作部 4 の先端 4 1を受容する連結部 3 2が副受容部となる。そして、副受容部 3 2と副嵌合部 4 1 との少なくとも何れか一方が変形して、嵌合状態となる強制嵌合として実施されるものである。特に、この例では、この嵌合を確実になすために、弁体操作部 4の先端 4 1には括れ部分 4 1 aが設けられ、この括れ部分に嵌合する突条 3 3 aが連結部 3 2内に設けられている。

この弁体 3は、排出部 2の基部 2 1 と別体に形成してもよいが、この例では一体に形成されていると共に、ガイド部 5によって、案内されている。このガイド部 5は、基部 2 1に設けられた支柱 5 1 , 5 1と、この支柱 5 1から内側に向けて延ばされた腕部 5 2 , 5 2とを備える。この例では、支柱 5 1 と腕部 5 2とは、左右に一対設けられている力 1本でもよく、 3本以上としてもよい。腕部 5 2の基端側は支柱 5 1に対して回動可能であり、腕部 5 2の先端側は弁体 3に対して回動可能である。そして、この例では、図 2に示すように、弁体 3が排出口 2 3に嵌合している時には、腕部 5 2の先端側が基端側より下方にあり、図 3 ( C ) に示すように、弁体 3と排出口 2 3との嵌合が外れて排出口 2 3が開いた状態では、腕部 5 2の先端側が基端側より上方にある。

さらにこの例では、支柱 5 1 , 5 1は、腕部 5 2よりさらに上方に伸ばされて、伸ばされた支柱 5 1， 5 〗間に、ストツバ 5 3力く、腕部 5 2の上方位置に渡されている。このストツバ 5 3は、弁体 3が上异位置に来た時に当接して、それ以上上昇しないようにするものである力、上昇防止の手段を他に設けることも可能であり、このストッノ 5 3は必ずしも必要ではない。

次に、現像装置における弁体操作部 4について説明する。この弁体操作部 4は、現像装置の紙一枚毎の現像剤や、ポッパ一等のトナーの貯溜部内のインクの使用量をセンサでキャッチし、その都度、作動することにより、カートリッジからのトナーの排出を指示するものである。また、トナーの一定の使用減量をセンサでキャッチし、作動することにより、カートリッジからのトナーの排出を指示して、ポッパー等のトナーの貯溜部内の減量分に相当するトナーを補給させるもの

1 3 差替え用紙 (規則 26) である。この例では、トナーの排出の必要な時に、弁体 3に対して接近して作動状態となり、トナーの排出の不要な時に、弁体 3から離反して非作動状態となるこの弁体操作部 4は、トナ一の排出経路とは別体のものとして実施することもできる力、この例では、弁体操作部 4がトナーの排出経路の機能をも兼ね備えたものである。

より詳しくは、この弁体操作部 4は、排出部 2の導通路 2 2に挿入される軸状のもので、その内部にはトナーの排出経路 4 2が設けられ、このトナーの排出経路 4 2から外部に通じる開口部 4 3力、弁体操作部 4の先端寄りに設けられている。この弁体操作部 4の先端 4 1は、前述のように、連結部 3 2に受容されるもので、連結部 3 2の突条 3 3 aに嵌合する括れ部分 4 1 aが設けられている。この括れ部分 4 1 aの基端側に開口部 4 3が形成されている。即ち、この開口部 4 3は、弁体 3の主嵌合部 3 1 と、排出口 2 3との嵌合が外れた状態（開状態）で、トナー容器の内外を導通可能にする開口であり、この例では、開状態で、排出口 2 3の内側（トナー容器の内部側）に位置している。

弁体操作部 4の蚰部の外周の適宜位置には、 0リング 4 4等のシール手段が設けられへこのシール手段によって、排出部 2の導通路 2 2との間のシールがなされる。このシール手段は、必ずしも必要ではないが、開口部 4 3から排出経路 4 2に至らなかったトナーの漏れを、このシール手段で完全に排除することができる。

次に、このトナ一カートリッジによるトナーの補給方法について説明する。まず、図 1に示すカートリッジを、現像装置の所定の位置にセッ卜する。このセットしただけの段階では、図 2に示すように、弁体操作部 4と排出部 2とは分離状態であるか、或いは、図 3 ( A ) や（B ) に示すように、弁体操作部 4と排出部 2とが結合されてはいる力く、弁体 3がトナーの排出口 2 3を閉じた状態となっている。言い換えると、排出口 2 3と主嵌合部 3 1 とが、嵌合状態にあるが、特に望ましくは、排出口 2 3の径を拡大するように、排出口 2 3を変形させた状態で

1 差替え用紙（規則 26) 、主嵌合部 3 1力嵌入している強制嵌合状態とする。尚、この強制嵌合は、排出口 2 3の弾性変形によってなされ得る力、排出口 2 3と主嵌合部 3 1 との少なくも何れか一方が変形するものであれば足りる。

そして、トナーを補給する際には、弁体操作部 4が弁体 3に接近し、さらに上昇することによって、排出口 2 3と主嵌合部 3 1との嵌合が外れる（図 3 ( B ) から（C ) ) 。この例では、排出口 2 3と主嵌合部 3 1 との嵌合が外れると同時に、弁体 3の連結部 3 2と弁体操作部 4の先端 4 1 とが嵌合している力弁体 3 の連結部 3 2と弁体操作部 4との嵌合は、弁体 3の閉動作において必要であり、開動作では嵌合していなくともよい。

次に、弁体操作部 4が弁体 3をさらに移動させることによって、腕部 5 2が上舁し、. その状態を維持し得るものとなる。この状態においては、弁体 3がトナーの排出口 2 3から離れて開状態となっており、さらに、弁体操作部 4の開口部 4 3力、排出口 2 3より内部側に位置して、内部のトナーをトナーの排出経路 4 2 から外部に排出できる状態となっている。

この例では、排出部 2をトナー容器 1の下部に設けており、弁体操作部 4を上昇させることにより、開状態となるようにしているため、トナーは、自然落下によって、弁体操作部 4の開口部 4 3から排出経路 4 2を通って、ホッパー等のトナー貯溜部に排出される。但し、トナー容器 1に圧力を加えてトナーを排出させることも可能であり、その場合には、排出部 2をトナー容器 1の上部に設けておくことも可能であり、図示の状態から天地が逆の状態とすることもでき、また、横方向にすることもできる。何れの場合にも、このトナー容器 1は、内部のトナ一の量に応じて変形して、内部に空気が入らない状態を維持するものである。特に、この例では、弁体操作部 4がトナーの排出経路の機能をも兼ね備えているため、トナーの排出時に外部の空気を巻き込むことなく、トナーの補給を行い得る。

必要量のトナーの補給が終了すると、弁体操作部 4が後退して、図 2若しくは、図 3 ( A ) 、又は（B ) の状態になる。即ち、弁体操作部 4が後退する際、弁

1 5 差替え用紙（規貝 IJ26) 体操作部 4は弁体 3の連結部 3 2と嵌合しており、弁体 3と共に後退する。そして、図 3 ( B ) の状態、. 即ち、排出口 2 3と主嵌合部 3 1 とが嵌合した状態となり、トナーの排出が停止された閉状態となる。即ち、弁体操作部 4の先端 4 1 ( 副嵌合部 4 1 ) が連結部 3 2 (副受容部 3 2 ) と嵌合する嵌合力は、主嵌合部 3 1と排出口 2 3 (主受容部 2 3 ) とが嵌合する際に要する力よりも強く、弁体操作部 4と弁体 3の連結部 3 2とが結合した状態で、排出口 2 3と主嵌合部 3 1 との強制嵌合が実現する。

さらに、弁体操作部 4が後退すると、図 3 ( A ) のように、弁体操作部 4と弁体 3の連結部 3 2との嵌合が外れる状態となり、図 2に示すように、両者 3 , 4 が分離した状態となる。何れの状態としても、弁体操作部 4力弁体 3の連結部 3 2と連結した状態で、後退動作を行うことにより、弁体 3の主嵌合部 3 1 と排出口 2 3との嵌合が実現するものである。このように、主嵌合部 3 1 と排出口 2 3との嵌合がなされているため、トナーの漏れは確実に防止され、しかも、排出部 2は合成樹脂で一体に成型できるため、その製造に関しても低コストに抑えることができ、さらに、弁体操作部 4の前進後退動作という単純な動作のみによつて、トナーの排出と、漏れのない非排出とが実現するものである。

尚、上記の例では、現像装置の弁体操作部 4が排出状態に相対的に移行する際、連結部 3 2と弁休操作部 4との連結（嵌合）がなされた状態で、主嵌合部 3 1 と排出口 2 3との嵌合が解除される力この段階では、連結部 3 2と弁体操作部 4との連結（嵌合）は完全になされる必要はなく、次の、現像装置の弁体操作部 4が非排出状態に相対的に移行する際に、連結（嵌合）がなされるものであればよい。また、上記の例では、主嵌合部 3 1 と排出口 2 3との嵌合がなされた段階で、連結部 3 2と弁体操作部 4との連結が解除されるようにしている力、両者の連結状態は維持したままとしてもよい。即ち、カートリッジが現像装置にセットされる際に、一度、連結部 3 2と弁体操作部 4との連結がなされれば、補充毎の作動においてはこの連結は維持されたままとして弁体 3の開閉を行い、カートリッジを現像装置から取り外す段階で、連結部 3 2と弁体操作部 4との連結を解除

1 6

差替え用紙 (規則 26) するようにしてもよい。

次に、図 4はトナー容器の変更例を示すもので、先の実施の形態では、全体がトナー容器内のトナーの減量に応じて収縮する収縮部となっていたが、 ( A ) の例では、収縮部 1 0 2が、容器の約半分以上に設けられているものである。より詳しくは、このトナー容器 1 0 ] にあっては、収縮部 1 0 2と非収縮部 1 0 3とから構成され、非収縮部 1 0 3に、排出部 2が設けられている。非収縮部 1 0 3は硬質の合成樹脂等の大気圧によっても潰れない剛性を有している。他方、収縮部は軟質の合成樹脂等からなり、大気圧によつて変形する柔軟性を有している。即ち、収縮部 1 0 2は、非収縮部 1 0 3の内側に張り付くことが可能な程度の柔軟性を有し、内部のトナーの減量によって、内部に空気を入れることなく、収縮して、最終的には、収縮部 1 0 2が非収縮部 1 0 3の内側に張り付いた状態 (内部空間が無くなる状態）となる。

図 4 ( B ) のトナー容器 1 1 1は、内部の形状が一定な筒体によって非収縮部 1 1 2が形成されている。そして、この非収縮部 1 1 2に対して摺動可能な収縮部] 1 3が非収縮部内部に嵌入している。このトナー容器 1 1 1は、収縮部 1 1 3が軸方向に摺勛することによって、容器の内容量が収縮するものであり、排出部 2は、非収縮部 1 1 2に設けられている。

尚、図 4 ( A ) ( B ) の何れの例の場合にも、非収縮性の部材 1 0 4 , 1 1 4 によって、トナー容器の外郭を構成することができる。（A ) の例では、非収縮性の部材 1 0 4を、収縮部 1 0 2の外側に配位して、非収縮部 1 0 3に接続若しくは一体化しておく。但し、空気の導通路 1 0 5を、非収縮性の部材 1 0 4に設けておく。

図 4 ( B ) の例では、非収縮性の部材 1 ] 4を、収縮部 1 1 3の外側に配位して、非収縮部 1 1 2に接続若しくは一体化しておく。但し、空気の導通路 1 i 5 を、非収縮性の部材 1 1 4に設けておく。

次に、排出部の他の実施の形態を示すが、これらの排出部の形態は、上記の各トナー容器に適応し得るものである。尚、以下の実施の形態では、先の実施の形

1 7

差替え用紙（規貝 IJ26) 態と実質的に同一の部分については、同じ符号を付してその説明を省略する。図 5の例は、先の実施の形態における開口部 4 3の位置を変更した例である。先の例では、弁体 3がトナーの排出口 2 3から離れて開状態となった際に、弁体操作部 4の開口部 4 3が、排出口 2 3より内部側に位置して、内部のトナーをトナ一の排出経路 4 2から外部に排出可能な状態となったものであった力この例では、開状態となった際に、弁体操作部 4の開口部 4 3が、排出口 2 3より外部側に位置しているものである。即ち、弁体 3の連結部 3 2に対して嵌合するトナ一操作部 4の先端 4 1 と開口部 4 3との間に、排出口 2 3より径の小さな連絡部 1 3 1を設けたものである。この例では、弁体 3がトナーの徘出口 2 3から離れて開状態となった際に、排出口 2 3の位置に連絡部 1 3 1が位置して、排出口 2 3と連絡部 1 3 1 との間を通って、トナーが流出する。そして流出したトナーは、開口部 4 3からトナーの排出経路 4 2を経て、外部に流出するものである。この例でも、主嵌合部と主受容部及び副嵌合部と副受容部並びにこれらの強制嵌合の強さの関係については、先の実施の形態と実質的に同じである。

図 6の例は、先の第 1の実施の形態における弁体 3を、排出部 2と別体に形成した例である力く、主嵌合部と主受容部及び副嵌合部と副受容部並びにこれらの強制嵌合の強さの関係については、先の実施の形態と実質的に同じである。この例では弁体 3の周囲に、弁体 3の摺動の案内をなすための部材を、基部 2 1に設ける。具体的には、複数本のガイド支柱 1 2 1を基部 2 1から立設する。これによつて、弁体 3は、ガイド支柱 1 2 1に案内されつつ、芯ずれすることなく、軸方向に移動することができるものである。尚、ガイド支柱 1 2 1 と弁体 3とは接触状態となっているだけで足りるが、弁体 3にガイド支柱 1 2 1を摺動可能に挿通する摺動孔を設けて実施する等、案内のための具体的な構造は適宜変更し得るものである。

図 7は、本願発明のさらに他の実施の形態に係る断面図であり、（A ) は閉状態を示し、（B ) は開状態を示す。

図 2の例では、支柱 5 1 , 5 1間にストツバ 5 3を設けたが、この例では、そ

1 8 差替え用紙（規則 26) れを設けない点で図 2の例と相違する。即ち弁体 3は、基部 2 1 と 2本の腕部 1 4 1 , 1 4 1によって接続されている。この腕部 1 4 1 1 4 1は、（A ) に示すように下方に向けて湾曲した状態から、（B ) に示すように上方に向けて伸ばされた状態に変形することができるものである。即ち、この腕部 1 4 1 , 1 4 1 は、弁体 3が上下に移動することを許容し、且つ支持することができる程度の強度と、可撓性を有するものである。この例でも、主嵌合部と主受容部及び副嵌合部と副受容部並びにこれらの強制嵌合の強さの関係については、先の実施の形態と実質的に同じである。

ここで、図 7 ( B ) の状態から図 7 ( A ) の状態に弁体 3が下降して、排出口

2 3を閉鎖するに際して、弁体 3の連結部 3 2と弁体操作部 4の先端 4 1との嵌合が外れない点について更に説明する。

先ず、図 7 ( B ) の状態において、弁体操作部 4の先端 4 1 と弁体 3の連結部

3 2は、その嵌合状態が維持されたままである。

次に、弁体操作部 4が下方に移行されるに伴って、弁体 3も下方に移行せられる。

弁体 3の下端部 3 eが排出口 2 3に近づき、その内部に侵入すると、下端部 3 eは、排出口 2 3の内周面に接合して、下端部 3 eは、その外周面から内部中心方向（半径方向）に力を受けることとなる。これにより、弁体 3の下端部 3 eは、その内径が小さくなるような力を排出口 2 3の内周面から受けることになる。その結果、弁体操作部 4の先端 4 1は、弁体 3の連結部 3 2との嵌合の力がより強くなつて、その先端 4 1が弁体 3の連結部 3 2から抜ける恐れがなくなるのである。

これにより、弁体操作部 4の先端 4 1は、弁体 3との嵌合状態を確実に維持したままで下方に移行されて、弁体 3の主嵌合部 3 1が排出口 2 3に確実に嵌合することができるのである。

ここで排出口 2 3の開閉のための動きを図 7の要部を拡大して、その主要を動きを図示した図 8及び図 9を参照して、より詳細に説明する。

1 9 差替え用紙（規則 26) まず図 8 ( A ) は、排出口 2 3に弁体 3が嵌合している状態を示し、この状態では、弁体操作部 4は弁体 3より充分に下方に位置しているため、図示されていない。この嵌合状態では、弁体 3の外周部のシール面 3 ίが、排出口 2 3の内周面に密着して、気密性、液密性の高いシール状態となっている。また、弁体 3の下端部 3 eにて外側に張り出す弁体側肩部 3 が、排出口 2 3の下部にて内側に張り出す排出口側肩部 2 3 aに係合している。これにより、弁体 3が不用意に排出口 3から外れてしまうことを防止する。

次に、図 8 ( B ) に示すように、弁体操作部 4が上异して、弁体 3内の連結部 3 2に進入する。この時、弁体操作部 4の先端 4 1においては、その先端側の外径が、. 弁体 3の下端部 3 eの内径（特に、下端部 3 eの内周面に突出した突条 3 3 aの内径））よりも小さいため、容易に進入し得る。そして、弁体操作部 4の先端 4 1の外径は、その最先端から括れ部分 4 1 aに近づくに従って、大きくなり、弁体 3の下端部 3 eの内径よりも大きくなつている。そのため、進人が進むに従って、弁体 3の下端部 3 eが外方向に膨張するように変形して、その内径が広がる。この弁体 3の下端部 3 eの膨張を許容するために、排出口 2 3の下部の内壁面と弁体 3の下端部 3 eとの間に適度な空間 3 hが設けられている（図 8 ( A ) 参照）。

さらに進入が進むと、図 9 ( A ) に示すように、弁体操作部 4の括れ部分 4 1 aに、弁体 3の下端部 3 eが入り込むようになり、膨張した下端部 3 eが元の状態に復帰する。

さらに、進入が進むと、図 9 ( B ) に示すように、弁体操作部 4の括れ部分 4 1 aに、弁体 3の下端部 3 eが入り込んだ状態で、弁体 3と排出口 2 3との嵌合が外れる。このとき、弁体操作部 4の括れ部分 4 1 aに、弁体 3の下端部 3 eが入り込むため、弁体 3の下端部 3 eにおける弁体側肩部 3 gと、排出口 2 3における排出口側肩部 2 3 aとの係合が無理なく解除される。

そして、最終的に、図 9 ( C ) に示すように、弁体操作部 4の開口部 4 3が、排出口 2 3より内側に位置するようになり、トナーの排出が可能となる。

2 0 差替え用紙 (規則 26) 次に、弁体 3によって排出口 2 3を閉じる際には、上記と逆の動きを示すものであり、図 9 ( C ) の状態から、弁体操作部 4が引き下げられる。このとき、排出口 2 3のトナー容器内側の開口端の内径が、弁体 3の下端部 3 eの最下端の外径よりも大きく設定されているため、無理なく、排出口 2 3に弁体 3の下端部 3 eの最下端が進入する。

図 9 ( B ) に示すように、弁体 3の下端部 3 eの弁体側肩部 3 gの外径は、排出口 2 3の内径よりも大きい。そのため、弁体操作部 4がさらに引き下げられると、弁体 3の下端部 3 e力、排出口 2 3の内壁から力を受けることにより、内側に変形して、弁体操作部 4の括れ部分 4 1 aに、弁体 3の下端部 3 eが入り込む。この動きは、弁体操作部 4の引き下げが進むに従って大きくなり、弁体操作部 4の括れ部分 4 1 aと弁体 3の下端部 3 eとがより確実に係合する。その結果、弁体操作部 4の引き下げ中に、弁体 3が弁体操作部 4から外れてしまうことを防ぐことができる。

さらに、弁体操作部 4が引き下げられると、弁体 3と排出口 2 3の端部とが当接して、弁体 3の下降が停止する（図 9 ( A ) 参照）。そして、さらに弁体操作部 4が引き下げられると、弁体 3の下端部 3 eが外方向に膨出して、弁体 3の下端部 3 eの内周面に突出した突条 3 3 aと括れ部分 4 1 aとの係合が外れ（図 8 ( B ) ) 、初期状態に戻るものである（図 8 ( A ) ) 。

図 ] 0は、本願発明のさらに他の実施の形態に係るトナ一力一トリッジの要部斜視図である。

この実施の形態に係る排出部 2 0 1は、合成樹脂製のもので、略筒形状の基部 2 0 2を有し、その下端部には、鍔部 2 0 3が設けられている。この基部 2 0 2 がトナー容器 2 0 4に熱溶着等によって固定される。図中、基部 2 0 2の上端部の両側から上方に延長し、且つその中心方向に延長する腕部 2 0 5 . 2 0 5が設けられ、これらの腕部 2 0 5 , 2 0 5の先端に弁体 2 0 6が連続的に設けられている。

排出部 2 0 1の基部 2 0 2の中央部には、上下に貫通する導通路 2 0 7が設け

2 1 差替え用紙（規則 26) られ、導通路 2 0 7の上端内周緣部には排出口 2 0 8が設けられ、この排出口 2 0 8の下端部には係合段部 2 0 8 a力く設けられている。

この排出口 2 0 8 (即ち、副嵌合部）に弁体 2 0 6に設けられた主嵌合部 2 0 9が係合する。即ち、弁体 2 0 6の下端部の外周部には、主嵌合部 2 0 9が形成されており、この主嵌合部 2 0 9が排出口 2 0 8の係合段部 2 0 8 aに係合することによって弁体 2 0 6が排出口 2 0 8を閉じる。この際、両腕部 2 0 5 , 2 0 5は、弁体 2 0 6が上下に動作するのに応じて柔軟に撓み、且つ弁体 2 0 6を支持するのに十分な強度を保持している。

弁体 2 0 6の内側には、トナーの排出を指示する弁体操作部 2 1 1の先端に連結される連結部 2 1 3が設けられ、この連結部 2 1 3の内周面の下方部には、係合段部 2 1 4が周方向に形成されている。

他方、トナーをトナー容器 2 0 4内部に補給するための弁体操作部 2 1 1 は、棒状体からなり、その先端部には、先端連結部 2 1 2 (副嵌合部）が形成されて、弁休 2 0 6の連結部 2 1 3 (副受容部）に嵌合することができ、この先端連結部 2 1 2の下方部には、弁体 2 0 6の係合段部 2 1 4と係合する係合溝部 2 1 5 がその周方向に形成されている。

この弁体操作部 2 1 1は、トナー排出手段を兼ねるもので、その中心部の長手方向にトナー排出経路 2 1 5が形成されており、先端連結部 2 1 2の少し下方には、開口部 2 1 6が周方向に複数形成されている。

更にこれら開口部 2 1 6の下方部は、その外径がその上方部よりも少し大きく形成され、段部 2 1 7を介して、排出部 2 0 1の導通路 2 0 7の内径とほぼ同一の外径に形成されている。

この周方向の全体に形成された段部 2 1 7が排出口 2 0 8の下端と当接した状態にまで弁体操作部 2 1 1が上昇する。そして、これに伴い弁体 2 0 6が押し上げられ、排出口 2 0 8よりトナー容器の内部側に開口部 2 1 6が入り込み、トナ —が排出可能な状態となる（図 1 0の状態）。

排出完了後は、弁体操作部 2 1 1が排出部 2 0 1の導通路 2 0 7から後退して

2 2 差替え用紙（規則 26) 抜け出す。このとき、弁体 2 0 6は、連結部 2 1 3によって弁体操作部 2 1 1の先端連結部 2 1 2と嵌合しているため、排出口 2 0 8の方向（図中下方向）に引き寄せられ、弁体 2 0 6の主嵌合部 2 0 9が排出口 2 0 8に嵌合して、この排出口 2 0 8を閉じるものである。この例でも、主嵌合部と主受容部及び副嵌合部と副受容部並びにこれらの強制嵌合の強さの関係については、先の実施の形態と実質的に同じである。

図 1 1は、さらに他の実施の形態に係るトナ一カートリッジの要部の斜視説明図である。

先の例では、弁体操作部がトナーの排出経路を備えたものであつたが、この例では、弁体操作部がトナ一の排出経路を備えないもの図示している。

まず-. 排出部 3 0 1は、合成樹脂製であり、トナー容器 3 0 2の周緣部に備え付けられ、略筒形状の基部 3 0 3を有し、その下端部には、鍔部 3 0 4が設けられている。この基部 3 0 3がトナ一容器 3 0 2の周緣部に熱溶着される。図中-、基部 3 0 3には、トナー容器 3 0 2の内外を連絡する導通路 3 0 5が貫通して形成されている。この導通路 3 0 5を中心として相対向する位置に、腕部 3 0 6 _; 3 0 6が形成され、この腕部 3 0 6は、基部 3 0 3の上部からそれぞれ上方に延長し、且つその中心方向に延長して、これらの腕部 3 0 6 , 3 0 6の先端に弁体 3 0 7が連続的に設けられている。弁体 3 0 7は略球形形状を有しており、この弁体 3 0 7の外周面が主嵌合部 3 1 1 となる。

基部 3 0 3の中心部には、上記した通り、導通路 3 0 5が上下方向に設けられているが、その導通路 3 0 5の上端部は、弁体 3 0 7の主嵌合部 3 1 】を気密に嵌合して受容することができるような排出口 3 0 8が形成され、その排出口 3 0 8は、その内径が上方に向かって徐々に大きくなるように、内周面が傾斜するように形成されている。

両腕部 3 0 6、 3 0 6は、弁体 3 0 7が上下に動作するのに応じて柔軟に撓み、且つ弁体 3 0 7を支持するのに十分な強度を保持している。

この弁体 3 0 7の下面から下方に向かって、導通路 3 0 5を貫通するように、

2 3 差替え用紙 (規則 26) 棒状の弁作動部 3 0 9が設けられている。

弁作動部 3 0 9の中間部には、ガイド板 3 1 0力く設けられ、このガイド板 3 1 ϋが弁作動部 3 0 9のセンター出しの効果を有し、弁作動部 3 0 9が導通路 3 0 5内を適切に案内し、且つ、このガイド板 3 1 0は、弁作動部 3 0 9カ<押し込まれる間、導通路 3 0 5を封止する役目も担うことができる。

より詳細には、ガイド扳 3 1 0の外径が導通路 3 0 5の内径と同一又は大きいときに、このガイド板 3 1 0の外周が導通路 3 0 5と密接するため、弁作動部 3 0 9が上下に動作する場合に、センター出しの作用を有して確実に弁作動部 3 0 9を案内し、弁作動部 3 0 9の上下動の最中に導通路 3 0 5を封止して蓋の役目も果たすのである。

ここで、ガイド扳 3 1 0の外径が導通路 3 0 5の内径よりも大きい場合には、ガイド板 3 1 0は柔軟な弾性を有する素材から形成する必要があり、ガイド板 3 1 0の外径が導通路 3 0 5の内径と同一又は小さい場合には、ガイド板 3 1 0は、剛性のものでも、弾性を有するものでもどちらでもよい。

他方、現像装置側の弁体操作部は、この例では図示していないが、上記の弁作動部 3 0 9を上下に作動させるものであれば足りる。例えば、チャックによって弁作動部 3 0 9を摑み、チャックを上下させることによって、弁作動部 3 0 9を上下させるものを例示し得る。また、弁作動部 3 0 9の下端に対して嵌合可能な部材を弁体操作部とし、嵌合状態の弁体操作部を上下させることによって、上下動させるものであってもよい。

また、現像装置側のトナーの排出経路は、導通路 3 0 5から排出されるものを受容できるものであれば足りる。即ち、排出経路の口部は、図 1 1には図示していないが、内部にトナーを排出できる接続孔を有する筒状体のものでよく、さらに、この筒状体は、排出部 3 0 1の導通路 3 0 5の内部に嵌入するタイプのものでもよいし、或いは、排出部 3 0 1の下端部の鍔部 3 0 4の外周部の外側に覆い被さるように適合するようなタイプのものでもよい。

導通路 3 0 5の内部に嵌入するタイプのものでは、弁作動部 3 0 9の下端部を

2 4 差替え用紙（規則 26) 作動させる弁体操作部は、その筒状体の先端部に設けられていることが望ましく、且つ押圧体と筒状体との間にトナーが通過し得る空間が設けられる必要がある同様に、排出部 3 0 1の外周部に適合するタイプのものでは、弁作動部 3 0 9 を作動させる弁体操作部は、筒状体の上端から下方の接続孔の内部に形成される必要があり、且つ、その押圧体と筒状体の内周面との間にトナーが通過し得る空間が形成される必要がある。

また、導通路 3 0 5から装置のトナー貯溜槽に、トナーを筒状体等の制限された導通路を介さずに排出するようにしてもよい。

この実施形態のトナーの排出方法は、以下の通りである。

装置の弁体操作部に、弁作動部 3 0 9を係合させ、この状態で弁作動部 3 0 9 を上方に向かって押し込んでゆく。これにより弁作動部 3 0 9が上方に移動して、排出口 3 0 8と気密に嵌合していた弁体 3 0 7が、排出口 3 0 8から分離して、内部のトナーが排出される。排出完了時には、逆の動きによって、弁体 3 0 7 の主嵌合部 3 1 1が排出口 3 0 8と嵌合して、トナーの排出が停止するものである。その際、排出動作の動きの途中においても、ガイド板 3 1 0によって、余剰のトナ一の排出が防止されるものである。

この例では、弁作動部 3 0 9を弁体 3 0 7と一体に形成したが、両者を分離可能に設けてもよい。その場合には、弁作動部 3 0 9と弁体 3 0 7とを、嵌合等によって連結されるものとして実施することも可能である。この嵌合の構造としては、図 2の実施の形態における連結部と弁体操作部との嵌合と同様の構造とすることができるものである。

この説明から理解されるように、この実施の形態では、弁作動部 3 0 9は弁体 3 0 7の一部を構成するものであり、装置の弁体操作部に対する連結部は、弁作動部の下端等の適宜箇所に設けられることとなる。尚、装置の弁体操作部の形態を弁作動部 3 0 9の形態と同じものとし、弁作動部 3 0 9と同様の形態の弁体操作部と弁体 3 0 7とを、図 2の実施の形態における連結部と弁体操作部との嵌合

2 5 差替え用紙（規貝 IJ26) と同様の嵌合等によって、連結するようにしてもよい

2 6 差替え用紙（規則 26) 図 1 2は、さらに他の実施の形態を示すもので、この例では、トナー容器 4 0 1の全体が硬質の熱可塑性樹脂によって成形されている。なお、他の硬質合成樹脂や金属等の大気圧によって変形しない強度を有する素材を適宜選択して使用することもできる。排出部 2は、先の各実施の形態に示すものと同じものを採用でき、このトナー容器 4 0 1の適宜箇所に設けられる。トナー容器 4 0 1は、直方体や立方体、円柱体等の適宜形状とすることができ、この例では、その端面 4 0 1にトナーの排出部 2を形成したものである力、角部分 4 1 2や、側面 4 1 3等

、適宜位置に設ければよい

使用方法も先の各実施の形態と同様である。具体的には、図示は省略する力 V 排出部 2が下端に位置するように、トナー容器 4 0 1を複写機等の装置に装着する。そして先の例と同様に、弁体操作部を上昇させることにより、開状態となるようにしている。そのため、トナーは、自然落下によって、弁体操作部の開口部から排出経路を通って、ホッパー等のトナー貯溜部に排出される。但し、トナー容器 4 0 1に内部に圧力を加えてトナーを排出させることも可能であり、その場合には、排出部 2をトナー容器 4 0 1の上部に設けておくことも可能であり、また、横方向にすることもできる。これらの場合には、トナー容器 4 0 1内を高圧にするために、トナー容器 4 0 1の適宜箇所に、空気導入口（図示せず）等を設けて、内部の気圧を高めてトナーの排出をなすようにすればよい。また、自然落下の場合にも、内部の気圧を高める必要はないが、空気導入口（図示せず）を設けて、内部の気圧が低下しないようにしてもよい。さらに、トナー容器 4 0 1内に搬送スクリユーやアジテ一タ等を設けて機械的な排出部 2にトナーが円滑に供給されるようにしてもよい。

以上、本願発明は上記の各実施の形態として具現化され得るが、特に、下記の構成として実施することが有利である。即ち、現像装置用の粉粒体又は液体のトナ一を収納したトナー容器と、このトナー容器から現像装置にトナーを補給するための排出部とを備えたトナーカートリッジにおいて、トナー容器が、トナー容器内のトナーの减量に応じて収縮する収縮部を備え、トナー排出部が、トナーの

2 7 差替え用紙（規則 26) 排出口と、現像装置の弁体操作部の作動状態においてこの排出口を開くと共に、現像装置の弁体操作部の非作動状態においてこの排出口を閉じる弁体とを備え、この弁体が排出口と嵌合することによって排出口を閉じる主嵌合部を備えたものとする。これにより、トナー容器からのトナーの排出完了時には、排出口が弁体によって閉ざされるものであるため、トナーの漏れが生じない。し力、も、弁体と排出口とは嵌合状態（特に、望ましくは強制嵌合）となっているため、振動等によっても容易に嵌合が外れることがなく、確実な排出防止やトナ一の漏れの防止を図るとこができる。さらに、しかも、トナー容器が、トナー容器内のトナーの '减量に応じて収縮する収縮部を備えているため、トナー容器内のトナーの排出に応じてトナー容器が収縮するため、容器内に空気が入らない状態で、トナーを排出できる。その結果、内部のトナーの品質が良好に保たれるものである。さらに

、弁体操作部にトナーの排出経路を設けた場合や、或いは、導通路 3 0 5に装置側の筒状体等の排出路を直結させることによって、トナー容器内部とトナー貯溜部とが密閉された経路によって直結する状態として実施することにより、トナーの排出時に、外部からの空気を巻き込むおそれを無くすことができる。これにより、装置側にも、より安定した状態のトナーを補給することができるものである上記の各実施の形態において、トナー容器内へのトナーの充塡は種々の方法を取ることができるが、充填に際して、排出と逆の手順を採る事により、より望ましい充塡状態を容易に得ることができるものである。即ち、弁体操作部にトナー排出経路を設けた場合には,、このトナー排出経路をトナー充塡装置の充塡用の経路として実施すればよい。言い換えれば、弁体操作部がトナー充塡装置の充塡用のノズルとなるものである。また、図 1 1の例では、図示はしていないが、筒状体等のトナーの排出経路を、トナーの充塡経路として充塡すればよい。即ち、この充塡経路としては、導通路 3 0 5に充塡することができる筒状体等の形態を備えたものとすればよく、具体的には、充塡経路の口部は、内部にトナーを充塡できる接続孔を有する筒状休のものでよく、さらに、この筒状体は、排出部 3 0 1

2 8 差替え用紙（規則 26) の導通路 3 0 5の内部に嵌入するタイプのものでもよいし、或いは、排出部 3 0 1の下端部の鍔部 3 0 4の外周部の外側に覆い被さるように適合するようなタイプのものでもよい特に、トナー容器として収縮部を備えたものを採用した場合には、トナー容器の収縮部が収縮した状態から、トナーを排出部から注入することにより、トナー容器内をトナーによって満たすようにすればよい。このように、トナー容器内に、空気が殆ど混入していない状態から、トナーをトナー容器内に充塡することができるため、容器内をほぼ完全にトナーで満たすことができ、長期保存してもトナーの変質を防止し得る。しかも、トナー容器の収縮部を完全に収縮させて容器内に実質的に空気が残っていない状態から充塡を行うため、充塡時に容器内の空気を逃がしたり吸引したりする必要がなく、充塡速度の高速化を図ることができるものである。

尚、本願発明は、上記の実施の形態の他、種々変更し得るものであり、例えば、各実施の形態の腕部は、常時、下方（弁体が排出口を閉じる方向）に付勢されているものであってもよい。また、ガイド板 3 1 0を、他の実施の形態の弁体操作部に設けて実施することもできる。また、トナーの排出に際しては、自然落下によつて排出することができる力く、トナー容器の収縮部に圧力を外から加えて、トナーの排出を積極的に促すようにしてもよい。

更に、トナーの排出を積極的に促す手段としては、ピストン等の機械的に力を加える装置によって、このトナー容器の収縮部に圧力を外から加える手段を示すことができる。また、現像装置に設けられたポンプによって、トナーを吸引することもできる。何れにしても、自然落下以外に、機械的或いは流体圧力によってトナ一容器からのトナーの排出を積極的に促進する手段を付加して実施することができる。

また、上記の充塡に関してさらに詳しく説明すると、弁体操作部にトナー排出経路を設けた場合には、このトナー排出経路をトナー充塡装置の充塡用の経路として実施すればよく、具体的には、上記の各実施の形態における弁体操作部を、トナー充塡装置の充塡用のノズルとすることができる。即ち、トナー充塡装置（

2 9 差替え用紙（規則 26) 図示せず）に設けられたパイフ 'やチューブ等の粉体供給路（図示せず）の先端に、上記の各実施の形態に示す弁体操作部を設け、充塡用のノズルとする。そして、トナー充塡装置（図示せず）を作動させ、このトナー充塡装置（図示せず）に設けられたポンプ等の圧送手段や自然落下によって、トナー容器内に充塡する。充塡のための他の形態としては、図 1 3に示すように、先の各実施の形態の排出部 2と同じ構造を備えた第 2排出部 6 0 2を、トナー容器 6 0 1に設けることもできる。このトナー容器 6 0 1としては.、先の実施の形態と同様の収縮部を備えたトナー容器 1であってもよく、収縮部を備えておらず、大気圧によって変形しない強度を有する剛性の高いトナー容器 4 0 1であってもよい。そして、トナ一容器 6 0 1の排出部 2を、トナーの充塡経路として利用するものであり、弁体操作部 4をトナー充塡装置の充塡用のノズルとして、トナーをトナー容器 6 0 1 内に充塡する。その際、第 2排出部 6 0 2に、先の各実施の形態の弁体操作部 4 と同様の形態を備えた弁体操作部 6 0 3を接続する。第 2排出部 6 0 2から弁体操作部 6 0 3を経て、トナー容器 6 0 1内の空気を逃がす。これにより、トナー容器 6 0 1内の圧力を一定に保つことができる。この場合には、流路にフィルタを配位する等して、トナーの流出を防止する手段を施した第 2排出部 6 0 2又は弁体操作部 6 0 3を用いて、空気の排出を行うようにすることも望ましい。さらに、空気の排出に際しては、自然に流出させる他、ポンプ等の吸引手段（図示せず）によって、積極的に空気をトナー容器 6 0 1から排出するようにしてもよい。即ち、ポンプ等の吸引手段に接続された吸引ノズルとして、. 弁体操作部 6 0 3 を採用し、第 2排出部 6 0 2から弁体操作部 6 0 3を経て、トナー容器 6 0 1内の空気を、吸引手段によって吸引する。

尚、この第 2排出部 6 0 2及び弁体操作部 6 0 3の代わりに、圧力調整弁や逆止弁を設けて実施することもできる力この第 2の排出部 6 0 2においては、弁体操作部 6 0 3の接続を解除した後は、前述の特殊な弁構造によって、確実な閉鎖が実現する点で有利である。

次に、このトナーの充填工程の後に（即ち、トナーの供給が停止した後に）、

3 0 差替え用紙 (規則 26) トナー容器 6 0 1力、ら、空気を排出することもできる。これは、上記の充塡中の空気の排出に引き続き行うこともでき、別工程で行うこともできる。別工程で行う場合には、第 2排出部 6 0 2を用いないトナー容器（例えば図 1に示す、 1つの排出部 2のみを備えたトナー容器 1 ) として実施することもできる。この場合には、トナー容器】.から、充塡のための弁体操作部 4を外した後、吸引手段に接続された弁体操作部 6 0 3を排出部 2に接続し、吸引作業を行う。この場合には、排出部 2にフィルタを設けると、トナーの排出が困難となるため、吸引手段に接続された弁体操作部 6 0 3に、フィルタを配位する等して、トナーの流出を防止する手段を施すことが好ましい。

上記の強制的な空気の吸引に関しては、真空若しくはこれに近い状態まで、空気を吸引することもできる力あまり吸引し過ぎると、逆にトナーが固まり、その流動性が低下するため、トナーの保存並びに使用に適する空気量（気圧）まで、吸引することが望ましい。

このトナー容器内の空気の吸引は、収縮部を備えたトナー容器 1において実施することが適している力、大気圧によって変形しない強度を有する劂性の高いトナー容器 4 0 1について、同様の事を行うこともできる。上記のように、第 2排出部を設けることにより、トナー容器内へのトナーの充塡中並びに充塡後に、トナー内の空気を排出して、トナー容器の内の気圧の調整を行うことかできる他、この第 2排出部を利用して、空気や他の流体をトナー容器内に流入させることもできる。また、このような、流体の排出、流入は、トナー容器の移送中や、トナ一容器を現像装置にセッ卜した後に行うこともできるものであり、特に、トナー容器から第 1の排出部を介してトナーを排出させる作業中に行うこともできる。従って、この第 2排出部は、トナーの容器の内の圧力調整や雰囲気の調整に、随時利用され得るものである。

最後に、排出部側の弁体と弁体操作部との着脱に関して、有利な機構を説明する。まず、着脱に関する第 1の例として、弁休操作部と共に複写機等の現像装置側に設けられたレバーゃスプリング等の動作部材によって、トナー容器に設けら

3 1

差替え用紙（規則 26) れた排出部を動かし、排出部側の弁体と弁体操作部との連結を手動又は自動で解除する例を示す。

図 1 4及び図 1 5に示すように、弁体操作部 4は、複写機等の現像装置のトナー貯溜部に、下端の開口 4 2 cが導通した状態で固定されている。より詳しくは、弁体操作部 4の開口 4 2 cの端部側には、支持部 4 5が形成され、この支持部

4 5が、現像装置に固定されている。この現像装置には、排出部 2側の弁体 3と弁体操作部 4との着脱のための動作部材として、スライド式のレバー 5 0 1が形成されている。このレバ一 5 0 1の上面 5 0 2には、スライド方向に ¾つて伸びる長孔 5 0 3が形成されている。この長孔 5 0 3内には、弁体操作部 4が上下に貫通するように、配位されている。また、この長孔 5 0 3の周縁には、平坦部 5 0 4と、平坦部 5 0 4から後方（図 1 4の右方向、言い換えると、弁体操作部 4 から遠ざかる方向）に向かうに従って漸次上昇する斜面部 5 0 5とが形成されている。平坦部 5 0 4は、排出部 2の下端のフランジ部 2 4を載置できる程度の広さを備え、図 1 4に示すように、排出部 2側の弁体 3が弁体操作部 4に嵌合した状態にて、排出部 2のフランジ部 2 4が平坦部 5 0 4に当接している。斜面部 5 0 5の後端には、レバ一 5 0 1を押してスライドさせるための指掛け部 5 0 6が形成されており、その下方には、スプリング受け 5 0 7が設けられている。他方、弁体操作部 4の支持部 4 5における、スプリング受け 5 0 7に対向する部分にも、スプリング受け 4 7が形成されており、両スプリング受け 5 0 7 , 4 7間に、スプリング 5 0 8が配位されている。このスプリング 5 0 8は、レバー

5 0 1を常時後方に付勢するためのもので、この例では、圧縮コイルスプリングが用いられている。そして、上記の指掛け部 5 0 6に指を掛けて、スプリング 5 0 8の付勢力に杭して、前方（図 1 4の左方向、. 言い換えると、弁体操作部 4に近づく方向）に押すことによって、レバー 5 0 1が前進し、その斜面部 5 0 5が排出部 2のフランジ部 2 4の下方に入り込む。さらにレバ一 5 0 1を前進させることにより、斜面部 5 0 5がフランジ部 2 4を上昇させ、その結果、弁体操作部 4から排出部 2が抜けるものである（図 1 5参照）。これにより、排出部 2が取

3 2 差替え用紙（規貝 IJ26) り付けられたトナー容器が自由状態となり、人の手等で複写機等の現像装置の外部に取り出すことができる。また、弁体操作部 4から排出部 2が抜けた後に、指掛け部 5 0 6から指を外すと、スプリング 5 0 8の付勢力で、初期状態に、レバ - 5 0 1が後退する。

次に、排出部 2が設けられたトナー容器を複写機等の現像装置に取り付ける場合には、トナー容器の排出部 2を弁体操作部 4に嵌合させるのである力その際には、上記のように、レバー 5 0 1が後退しているため、レバー 5 0 1が邪魔になることはなく、排出部 2を弁体操作部 4にそのまま簡単に嵌合させることができ、この嵌合完了状態において、排出部 2のフランジ部 2 4が平坦部 5 0 4に当接する。これが図 1 4の状態である。

上記のレバ一 5 0 1 のスライドを確実に行うために、図 1 6乃至図 1 8に示すように、レバ一 5 0 1の両側には、被案内片 5 0 9 , 5 0 9が下方に向けて設けられている。この被案内片 5 0 9 , 5 0 9は、複写機等の現像装置に設けられた案内溝（図示せず）にスライド可能に嵌められており、案内溝（図示せず）に案内されて、レバー 5 0 1が前後にスライドする。

上記の例では、弁体操作部 4を現像装置側に固定して、排出部 2を弁体操作部 4に対して接近離反するように動かすための機構を設けたものである。より具体的には、排出部 2と弁体操作部 4との着脱のための動作部材として、排出部 2を動かすために斜面を備えたレバー 5 0 1を設けたものであり、このレバー 5 0 1 を作動させるためにスプリング 5 0 8を用いたものである。但し、このスプリング 5 0 7は、必ずしも必要ではなく、人の手で、レバ一 5 0 1を前後に移動させるようにしてもよい。また、その參カきを自動で行うために、電動機やエアシリンダ等の躯動現像装置によって、レバ一 5 0 1を動かすようにしてもよい。レバー 5 0 1は、前後に移動するものの他、上下に移動するものであってもよく、梃の原理を応用して、排出部 2を上方に持ち上げるものであってもよい。また、スプリングを直接排出部 2に作動させて、排出部 2を押し上げるために利用してもよい。

3 3 差替え用紙（規則 26) また、排出部 2と弁体操作部 4との着脱のための動作部材として、排出部 2におけるフランジ部 2 4等の適宜箇所を上下に移動可能に支持する部材を用いてもよい。このような動作部材を用いることによって、単に弁体操作部 4から排出部 2を離反させるために動作部材を用いるのではなく、弁体操作部 4に排出部 2を接近させるために動作部材を作動させることもできる。例えば、前述のように、排出部 2と弁体操作部 4とは、排出部 2の弁体 3と弁体操作部 4とが分離した状態、排出部 2の弁体 3と弁体操作部 4とが完全に嵌合した状態の他に、排出部 2 の弁体 3と弁体操作部 4との嵌合は完全に離れてはいない力、弁体 3が閉鎖した状態の 3種の状態を採ることができるとしている力く、この 3種の状態を選択し得るように、排出部 2と弁体操作部 4との距離を選択して、弁体操作部 4に排出部 2を接近離反させることが容易になる。

次に、排出部 2と弁体操怍部 4との着脱のための動作部材は、排出部 2と弁体操作部 4との少なくとも何れか一方を移動させ、排出部 2と弁体操作部 4とが相対的に接近離反する動きをするものであればよい。従って、上記の例では、排出部 2を移動させたが、これとは逆に排出部 2を固定して、弁体操作部 4を移動させるものであってもよい。即ち、着脱に関する第 2の例として、トナー容器に設けられた排出部 2を開閉するために、排出部 2を固定位置に固定し、弁体操作部を手動又は自動で動かすことによって、排出部 2を弁体操作部 4とを連結したり、非連結としたりする例を示す。図 1 9は、この例を示すもので、排出部 2は複写機等の現像装置側に設けられた固定部材 5 1 1によって、上下に移動不能に固定される。この例では、固定部材 5 1 1に設けられた揷入孔に、フランジ部 2 4を強制嵌合して上下に移動不能に固定した例を示している力、例えば、トナー容器として、変形部分のない剛性を備えたものを用いた場合には、その上端と下端とを押さえることによって、固定できる。また、チャック等の機械的現像装置によって、排出部 2又はトナー容器を固定するようにしてもよく、この上下に移動不能な固定の方法は、適宜手段を採用し得る。

他方、弁体操作部 4は、上下に移動可能に現像装置に設けられる。この例では

3 4 差替え用紙（規貝 IJ26) 、弁体操作部 4の下方部に、被案内部 5 1 2を設け、この被案内部 5 1 2を上下にスライド可能に受容する案内溝等の案内 5 1 3を現像装置側に設ける。そして、ハンドル 5 1 4を、弁体操作部 4の下方部から横方向に伸ばして、ハンドル 5 1 4を上下に動かすことによって、排出部 2と弁体操作部 4との着脱を行うようにする。図 1 9は、排出部 2の弁体 3と弁体操作部 4とが嵌合した状態を示しており、この嵌合状態からハンドル 5 1 4を下方に押し下げることにより、弁体操作部 4が下方にスライドして、排出部 2の弁体 3から弁体操作部 4が外れる。この例では、ハンドルを用いて手動で弁体操作部 4を移動させたが、前述の例と同様、斜面を備えた部材を用いてもよく、エアシリンダゃ電動機等の機械現像装置によって自動で移動させるようにしてもよい。また、この第 2の例についても、上記の第 1の例についても、排出部 2と弁体操作部 4との着脱とは、排出部 2の弁体 3と弁体操作部 4とが連結している状態と連結していない状態との 2つの状態間の移行を意味するに止まらず、その中間の半連結状態（弁体 3と弁体操作部 4との連結は分離していないが、弁体 3が閉鎖の状態）との移行をも舍むものである。即ち、連結状態と半連結状態間の移行、半連結状態と非連結状態との移行を舍むものである。さらに、動作部材は、これらの移行の内、少なくとも一つの移行を補助し、或いは、完全に行うものであればよい。従って、例えば、連結状態から非連結状.態への移行のみを動作部材が行うものとし、非連結状態から連結状態への移行は動作部材が行わないものであってもよい。

以上のように、排出部 2と弁体操作部 4との少なくとも何れか一方を移動させることにより、排出部 2と弁体操作部 4とを相対的に接近及びノ又は離反させる動作部材を、手動又は自動で作動させることによって、排出部 2と弁体操作部 4 との着脱を実現したため、着脱に要する手間力軽減され、容易な着脱を可能とすることができたものである。産業上の利用の可能性

本願発明は、複写機やプリンタ' 印刷器等の現像装置に粉体又は液体のトナ 3 5 差替え用紙（規則 26) 一（印刷ィンクを含む）を供給するためのトナー力一トリッジ及びそのトナー流通口の開閉構造に利用され得る。

更に、本願発明は、上に述べたトナー容器に限らず、他の多くの種類の液体、粉体、又粒体等の供給容器及びその流通口の開閉構造に応用することができるものである。

即ち、コーヒー、石けん、ジュース、シロッフ'、塗料、洗剤、化粧品、化学製品、モーターオイル、接着剤、及び医薬品等の、他のあらゆる種類の食品、飲料、非食用液体、粉体、或いは粒体のために使用することができるものである。上述の説明に基づき、更なる設計変更と組合せ等が当該技術分野の専門家には自明なことであろう。

3 6

差替え用紙（規則 26)

Claims

請求の範画

1 . 現像装置用の粉体又は液体のトナーを収納したトナー容器と、このトナー容器から現像装置にトナーを供給するための接続部とを備えたトナー力一トリッジにおいて、

接続部が流通口を備え、さらにこの接続部が現像装置の弁体操作部の作動状態において接続部に設けられた流通口を開くと共に、現像装置の弁体操作部の非作動状態において流通口を閉じる弁体を備え、開いた流通口からトナーが排出されるものであることを特徴とするトナー力一卜リッジ。

2 . トナー容器が、トナー容器内のトナーの減量に応じて収縮する収縮部を備えたことを特徴とする請求項 1記載のトナーカートリッジ。

3 . トナー容器の収縮部が収縮した状態から、トナーを接続部から注入することにより、トナー容器内がトナーによって満たされたものであり、

弁体が、流通口に嵌合することによって流通口を閉じる主嵌合部を有し、且つ、現像装置の弁体操作部と連結する連結部を有し、

現像装置の弁体操作部が非排出状態に相対的に移行する際、連結部が弁体操作部と連結された状態で弁体操作部と共に移行して主嵌合部と流通口との嵌合がなされるものであることを特徴とする請求項 2記載のトナーカートリッジ

4 . トナー容器が、上記の接続部と別個の第 2接続部を備え、この第 2接続部が外部との空気の流通を選択的に行うことによって、トナー容器内の圧力調整がなされるものであることを特徴とする請求項 1乃至 3の何れかに記載のトナー力一トリッジ。

5 . トナー容器が、トナーを接続部から注入することにより、トナー容器内がト

3 7 差替え用紙（規則 26) ナ一によつて満たされた後に、トナーの流出を許さずに容器内の空気の流出を行う空気の排出手段によって、トナー容器内の空気の排出がなされたものであることを特徴とする請求項 1乃至 4の何れかに記載のトナーカートリフジ。

6 . トナー力一トリッジから現像装置用の粉体又は液体のトナーを、現像装置に供給するためのトナーカートリッジの接続部において、接続部が、流通口を備えた本体と、この流通口に接近離反して流通口を開閉する弁体と、流通口を閉じた状態で弁体を固定する固定手段と、弁体に接続されることにより弁体を開状態と閉状態との間で移動させる弁体操作部とを備えたことを特徴とするトナーカートリッジの流通口の開閉機構。

7 . トナー力一トリッジから現像装置用の粉体又は液体のトナーを、現像装置に供給するためのトナー力一トリッジの接続部において、

接続部が、流通口を備えた本体と、この流通口に接近離反して流通口を開閉する弁体と、流通口を閉じた状態で弁体を固定する固定手段と、弁体と一体に設けられることにより弁体を開状態と閉状態との間で移動させる弁作動部を備え、この弁作動部が流通口の内外に渡って設けられると共に、流通口の外部に配位された弁体操作部が弁作動部を動かすことによって、弁体を開状態と閉状態との間で移動させるものであることを特徴とするトナーカートリツジの流通口の開閉機構

8 . 弁体操作部が現像装置に設けられ、現像装置がトナーの供給を必要とするときにのみ、弁体操作部が作動して弁体を開状態とし、トナーの供給が終わったとき弁体操作部が作動して弁体を閉状態とすることを特徴とする請求項 6又は 7記載のトナーカートリッジの流通口の開閉機構。

9 . 接続部と弁体操作部との少なくとも何れか一方を移動させることにより、接

3 8 差替え用紙（規則 26) 続部と弁体操作部とを相対的に接近及び/又は離反させる動作部材を現像装置に設け、この動作部材を手動又は自動で作動させることを特徴とする請求項 6乃至 8の何れかに記載のトナーカートリツジの流通口の開閉機構。

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