JPH0590516U - 複写機用トナー容器 - Google Patents

複写機用トナー容器

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Publication number
JPH0590516U
JPH0590516U JP036744U JP3674492U JPH0590516U JP H0590516 U JPH0590516 U JP H0590516U JP 036744 U JP036744 U JP 036744U JP 3674492 U JP3674492 U JP 3674492U JP H0590516 U JPH0590516 U JP H0590516U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
toner
copying machine
outside
porous film
Prior art date
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Pending
Application number
JP036744U
Other languages
English (en)
Inventor
浩之 中野
Original Assignee
昭和プロダクツ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 昭和プロダクツ株式会社 filed Critical 昭和プロダクツ株式会社
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Publication of JPH0590516U publication Critical patent/JPH0590516U/ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複写機用トナーを漏出させることなく収納でき
ると共に、航空輸送等により発生する容器外の気圧の変
化によっても、容器の変形、損傷並びに破損が生ずるこ
とのない複写機用トナー容器の提供を図る。 【構成】複写機用トナーを収納すると共に容器内外の気
圧差により塑性変形する容器1,2の一部に通気部23
が形成される。この通気部23が多孔質フィルム3によ
り閉じられている。このフィルムの多孔質の孔は、複写
機用トナーより小さなものであり、この多孔質の孔を介
して空気の流通が確保され、これにより、容器内外の気
圧差の発生を防止し、容器の変形、損傷、破損を防止す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複写機用トナーを収納する容器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の複写機用トナーを収納する容器は、一般に、ポリプロピレン等の合成樹 脂、アルミニウム等の金属、紙等の各種素材による単体或いはこれらの複合材料 製の本体と、これら各種素材の単体或いは複合材料製の蓋体とから構成されてお り、粒子の小さい複写機用トナーの漏出を防止するために、蓋体にはパッキンを 装着する等して、厳密に封されている。 他方、複写機用トナーは、これらの容器に収納され、生産者から需要者のもと に届けられる。この輸送は、陸路が一般的であったが、今日においては、空路の 使用も試まれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、空路の使用においては、陸路においては予期されなかった、次の問 題が発生する。即ち、空路においては、高度ひいては気圧の大きな変化が短時間 に生ずるため、厳密に封された容器内外の気圧差が生ずる。より具体的には、航 空機の上昇に伴い、周囲の気圧が低下する結果、容器内の気圧が周囲の気圧より も急激に高くなる。そのため、容器の強度が内外の気圧差に耐えられず、容器が 変形・損傷し、最悪の場合には破損するという問題が発生している。 そこで本考案は、複写機用トナーを漏出させることなく収納できると共に、容 器外の気圧の変化によっても容器の変形、損傷並びに破損が生ずることのない複 写機用トナー容器の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、容器の一部に通気部が形成され、この通気部が多孔質層によ り構成され、この多孔質層の孔が複写機用トナーより小さなものであり、この多 孔質層の孔を介して空気の流通が確保されることを特徴とする複写機用トナー容 器を提供することにより、上記の課題を解決する。
【0005】
【作用】
本考案の複写機用トナー容器においては、多孔質層により構成された通気部が 容器の一部に設けられているため、多孔質層の孔を介して空気の流通が確保され 、周囲の気圧の変化に応じて容器内の気圧も変化する。これにより、容器内外の 気圧の差を最小限に止めることができ、気圧差による容器の破損の発生を防止す る。他方、この多孔質層の孔が複写機用トナーより小さなものであるため、この 通気部より複写機用トナーが漏出するおそれもない。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1は、本考案の第1の実施例の複写機用トナー容器の説明図であり、図2は 同要部拡大断面図である。
【0007】 この容器は、ポリプロピレン製の容器本体1と、この容器本体に螺合される蓋 体2とからなる。この蓋体2は、図2に示すように、蓋本体21と、パッキン2 2と、通気部23とから構成されている。
【0008】 通気部23は、蓋本体21の天部に開口24が形成され、この開口24を塞ぐ ように貼られた多孔質膜からなる。この多孔質膜は、図2に示すように、1枚の 多孔質フィルム3から構成する。この多孔質フィルム3には、VPフィルム(商 品名、三菱モンサント化成ビニル社)やジュラガード(商品名、ポリプラスチッ ク社)のような多孔質ポリマーフイルムを採用する。この多孔質フィルム3は、 接着剤4によって、開口24の全周に、内側から(外側からでも可能)接着され ている。この多孔質フィルム3は、複写機用トナーの粒子よりも小さな微細孔を 有するもので、この微細孔を介して空気の流通が確保される。
【0009】 上記のように、多孔質膜を1枚の多孔質フィルム3から構成する他、この多孔 質膜の構成は種々変更して実施することができる。例えば、図3(A)及び(B )に示すように、上記の多孔質フィルム3と、ポリエステルやPET製フィルム 等の通気性が極めて小さい代わりに比較的強度が高い強度付与フィルム5との積 層体とすることができ、この積層体の多孔質フィルム3を、接着剤4によって、 開口24の全周に、内側から接着する。この積層に際しては、両フィルム3,5 間に、接着剤6を分散して介在させる。これにより、両フィルム3,5間には、 空気通過空間7が形成され、空気は、両フィルム3,5間の端辺から空気通過空 間7に侵入して、さらに、多孔質フィルム3の微細孔を通過して、開口24から 外部に至るものである。 尚、この図3に示す多孔質膜を、外側から貼ることもできるが、この場合には 、多孔質フィルム3内面側に配位し、これを、開口24の全周に接着するように すればよい。
【0010】 図4はさらに他の実施例を示すもので、この実施例では、図3に示す多孔質膜 を図3と同様の構成によって開口24の内側に貼り、開口24の外側から、ポリ エステルやPET製フィルム等の通気性が極めて小さい代わりに比較的強度が高 い強度付与フィルム8を、接着することによって、多孔質フィルム3を内外両面 から保護するものである。この強度付与フィルム8の接着においては、開口24 の全周に接着剤を塗布するのではなく、接着剤9を部分的に塗布して、空気通過 空間10を形成するようにする。これにより、空気は、両フィルム3,5間の端 辺から空気通過空間7に侵入して、さらに、多孔質フィルム3の微細孔を通過し て、開口24から空気通過空間10を経て、外部に至るものである。
【0011】 以上の実施例では、蓋体2に通気部23を形成したが、容器本体1に通気部を 形成することもできる。又、蓋本体21に取り付けられるリング状或いは円盤状 のパッキン22を、多孔質ポリマーにより形成し、このパッキン自体を通気部と することもできる。この場合、蓋体2と容器本体1との螺合が確実であると、こ の螺合部分で通気性が損なわれるため、螺合部分に通気路となる隙間、或いはそ の一部に、軸方向に延びる溝を形成して、この隙間或いは溝と多孔質ポリマー製 パッキンとによって、空気の流通を確保しつつ、同パッキンによって複写機用ト ナーの漏出を防止する。
【0012】 図5はさらに他の実施例を示すもので、この複写機用トナー容器は、紙筒製の 容器本体101と、この容器本体の両端に巻き締め等により固定された天板10 2と底板103とからなる。この容器本体101は、紙筒製であるが、紙と合成 樹脂や金属泊等の複合材料製のものを用いることが好ましい。この容器本体10 1には、複写機用トナーの排出口104が形成され、この排出口104は、外側 から多孔質フィルム105によって蓋されている。そして、使用者は、この多孔 質フィルム105を剥がして、内部の複写機用トナーを排出して用いるものであ るが、この多孔質フィルム105により、輸送時において、空気の流通を確保し 、この容器の内外の気圧差の調整を図ることができると共に、複写機用トナーの 漏出を防止できる。又、図3に示す多孔質膜を、容器本体101の排出口104 の外側から貼るようにしてもよい。この場合には、多孔質フィルム3を、排出口 104の全周に接着するようにすればよい。さらに、排出口104に貼着した多 孔質フィルム105を保護するために、保護部材106を付与することも望まし い。この保護部材106には、金属泊、紙、合成樹脂等の単体や複合材料製のも の等、機械的強度の高いものを用いることが好ましい。ところが、機械的強度を 高めた場合には、気密性も高まるため、保護部材106の一部のみを接着し、他 の部分を接着せずに空気の流通部107とする等、空気の流通を確保しておく必 要がある。又、このように接着していない流通部107を設けることによって、 この非接着箇所から爪を差し込む等すれば、容易に保護部材106を剥がすこと ができる。尚、このような保護部材は、これ以外の実施例にも適用し得る。
【0013】 この実施例では、容器の空輸の際の気圧差により容器の変形破損を防止できる 他、容器に複写機用トナーを入れる際にも、次の利点がある。この容器に、複写 機用トナーを入れる際には、多孔質フィルム105を貼っておくと共に天板10 2のみを容器本体に取り付け、底板103を取り付けていない状態で、複写機用 トナーをホッパーから吐出させて容器本体の底側から、容器本体内に導く。この とき、複写機用トナーは微粉体であるため、複写機用トナーが浮遊、飛散しやす くなる。そこで、排出口104の多孔質フィルム105を介して、容器内の空気 を吸引する。これにより、容器に空気の流れが生じて、複写機用トナーの飛散が 防止され、充填作業の生産性を高めることができるものである。
【0014】 図6はさらに他の実施例を示すもので、この複写機用トナー容器も、紙筒性の 容器本体201と、この容器本体の両端に取り付けられた天板202と、底板2 03とから構成されている。
【0015】 容器本体201は、先の実施例と同様に、紙単体でもよいが、複合材料製とす ることが好ましく、より具体的には、基材紙と表面紙との貼り合わせとし、その 際内面には、アルミニウムと合成樹脂フィルムとの積層、アルミニウムと紙との 積層、合成樹脂と紙との積層等、複合材料を内貼りする。勿論、ABS、PP、 PET等の樹脂製の成形品とすることもできる。この容器本体201には、トナ ーの排出口204が、軸方向に長く形成されている。このトナーの排出口204 は、その全周に閉鎖シート205が接着されることにより、蓋されている。この 閉鎖シート205には、先の実施例と異なり、機械的強度の高い合成樹脂フィル ム単体や、金属、紙との複合材料製のシートが用いられており、気密が保たれて いる。この閉鎖シート205は、容器の先端側で反転させられ、折り返されてい る。この折り返した端は、粘着テープ206で離脱可能に止められており、使用 に際しては、粘着テープ206を外して基端方向(図6の(A)の左側方向)へ 引っ張ることにより、容易に閉鎖シート205が容器本体201から剥がれ、排 出口204が開き、ここからトナーを排出できるようにしたものである。
【0016】 天板202は、ABS、PP、PE、PET等の樹脂製の成形品やブリキ等の 金属製品とする等、適宜素材で形成される。この天板202はリング状をなし、 その中央には、合成樹脂製等適宜素材の栓221が嵌められている。この栓22 1に、通気部222が設けられている。この通気部222は、栓本体221中央 部に開口223が形成され、この開口223を塞ぐように1枚の多孔質フィルム 224が貼られたものであり、複写機用トナーの粒子よりも小さな微細孔を介し て空気の流通が確保されるものである。尚、通気部222の構成は、前述の実施 例と同様、適宜変更して実施できる。
【0017】 底板203は、ABS、PP、PE、PET等の樹脂製の成形品やブリキ等の 金属製品とする等、適宜素材で形成される。そして、把手231を設けることに より、取扱を容易にすることも好ましい。
【0018】
【考案の効果】
以上、本考案は、複写機用トナーを漏出させることなく収納できると共に、容 器内外の気圧の差によっても容器の変形・破損が生ずることのない複写機用トナ ー容器を提供することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の複写機用トナー容器の
説明図である。
【図2】同要部拡大断面図である。
【図3】(A)は他の実施例の通気部の要部拡大断面図
であり、(B)は同平面図である。
【図4】さらに他の実施例の通気部の要部拡大断面図で
ある。
【図5】さらに他の実施例の複写機用トナー容器の斜視
図である。
【図6】さらに他の実施例を示すもので、(A)は複写
機用トナー容器の正面図、(B)は同右側面図、(C)
は同左側面図、(D)は同容器の天板付近の拡大断面
図、(E)は同容器の底板付近の拡大断面図である。
【符号の説明】
1,101,201…容器本体 2…蓋体 3,105,224…多孔質フィルム 23,222…通気部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機用トナーを収納すると共に容器内外
    の気圧差により塑性変形する容器において、この容器の
    一部に通気部(23)(105)(222)が形成され、この通気部が
    多孔質層(3)(105)(224) により構成され、この多孔質層
    の孔が複写機用トナーより小さなものであり、この多孔
    質層の孔を介して空気の流通が確保されることによって
    塑性変形が防止されるを特徴とする複写機用トナー容
    器。
JP036744U 1992-05-01 1992-05-01 複写機用トナー容器 Pending JPH0590516U (ja)

Priority Applications (1)

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JP036744U JPH0590516U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 複写機用トナー容器

Applications Claiming Priority (1)

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JP036744U JPH0590516U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 複写機用トナー容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0590516U true JPH0590516U (ja) 1993-12-10

Family

ID=12478238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP036744U Pending JPH0590516U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 複写機用トナー容器

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JP (1) JPH0590516U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999009460A1 (en) * 1997-08-19 1999-02-25 Showa Marutsutsu Co., Ltd. Toner cartridge and mechanism for opening and closing communication port of the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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