WO1997013925A1 - Compresseur-concasseur - Google Patents

Description

明細書 転圧兼破砕作業機械 技術分野

本発明は、 パワーショベル等を用いて転圧作業と破砕作業を行 なう転圧兼破砕作業機械に関するものである。 背景技術

パワーシ ョベルを用いた転圧作業機械と しては、 パワーシ ョべ ルのバケツ ト シリ ンダを微往復動作させてバケ ツ 卜を振動させる こ とで転圧作業を行う ものが知られている。

また、 パワーシ ョベルを用いた破砕作業機械と しては、 パワー シ ョ ベルのアームに振動発生装置を装着し、 こ の振動発生装置に よってブレーカチゼルを打撃して破砕作業をする ものが知られて いる。

前述のように、 これまでの転圧作業機械と破砕作業機械はそれ ぞれ専用の作業機械であったため、 転圧作業と破砕作業を行なう には 2台の作業機械が必要となつてしま う。

そこで、 本発明は一台で転圧作業と破砕作業の両方を行う こ と ができるように した転圧兼破砕作業機械を提供する こ とを目的と する。 発明の開示

本発明の態様と しては、 チから検出信号が入力されない時にのみ前記タイマ リ レーが前記 浮用切換弁を切換えて前記浮バルブを浮位置とするのが望ま しい。

この構成によれば、 転圧作業時にブーム用油圧パイ ロ ッ ト弁を 中立位置に しても浮スィ ツチを〇 Nに しない限り ブ一ムシ リ ンダ が浮状態にならないので、 安全性が高い。

また、 上記態様において、

前記浮状態切換手段を、 前記ブームシ リ ンダに圧油を供給する ブーム弁を浮位置を有する ものと し、 該ブーム弁を制御するブー ム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁をデテ ン ト機構を有する ものと し、 該 ブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁をフルス ト ローク操作 した時前記 ブーム弁が浮位置に切り換えられるように して構成するのが良い。 この構成によれば、 ブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁を操作するの みでブームシリ ンダを浮状態にすることができる。

さ らに、 上記各構成において、

前記振動発生装置の本体に作業真揷入孔を形成し、 該作業具揷 入孔にフ ッ クを備えたキャ ップを着脱自在に取付得るよう にする のが好ま しい。

この構成によれば、 破砕作業や転圧作業しない時にキャ ップで シ リ ンダ孔内に異物が侵入する こ とを防止でき る し、 フ ッ ク に よって吊り作業を行う ことができる。 図面の簡単な説明

本発明は、 以下の詳細な説明及び本発明の実施例を示す添付図 面によ り、 よ り良く理解される ものとなろう。 なお、 添付図面に 示す実施例は、 発明を特定するこ とを意図する ものではな く 、 単 サー ビス弁とサー ビス弁用油圧パイ ロ ッ ト弁を接続するサー ビス 弁用パイ ロ ッ ト回路の圧力を検出する圧力ス ィ ツ チである のが好 ま しい。

また、 上記態様において、

前記浮状態切換手段を、 破砕信号ま たは転圧信号を出力するセ レク 夕スィ ッ チと、 前記ブーム シ リ ンダに圧油を供給する ブーム 弁と前記ブーム シ リ ンダと を接続する 回路に設けた浮バルブと 、 該浮バルブの位置を切り換える浮用切換弁と、 前記ブーム シ リ ン ダが作動状態にある こ とを検出する第 2 作動検出手段と、 前記第 2 作動検出手段からの検出信号が入力 されず、 且つ前記セ レ ク タ スィ ッ チからの転圧信号が入力された時のみ前記浮用切換弁を切 換えて前記浮バルブを浮位置とする タ イ マ リ レー と よ り構成する のが良い。

この構成によれば、 転圧作業時にブーム弁用油圧パイ ロ ッ 卜弁 を操作する と浮バルブが浮位置以外に切換るから、 速やかにブ一 ムシ リ ンダを伸縮させてブームを上下揺動させる こ とができる。 上記構成において、

前記第 2 作動検出手段が、 前記ブーム弁を制御するブー ム用油 圧パイ ロ ッ ト弁から前記ブーム弁の第 1 , 第 2 受圧部に作用する 圧油のう ち圧力の高い方を検出する シ ャ トル弁と、 該シ ャ トル弁 の出力側圧力を検出する圧力スィ ッ チ とから構成されているのが 好ま しい。

さ らに、 上記構成において、

浮スィ ツ チを更に備え、 該浮スィ ツ チからの 0 N信号と前記セ レク タスイ ッ チからの転圧信号が入力され、 且つ前記圧カスイ ツ 前記アーム 8 内には振動発生装置 1 2 が取付けてある。 こ の振 動発生装置 1 2 は、 本体 1 3 内に ビス ト ン 1 4 を摺動自在に設け ビス ト ン 1 4 の両端側の受圧室に交互に圧油を供給する こ とで ピ ス ト ン 1 4 を往復動させる よ う に している と共に、 その本体 1 3 にブレーカチゼル 1 5 と転圧具 1 6 を交換可能に装着でき る よ う に してある。

前記上部車体 3 に設けたエ ンジ ン 1 7 で油圧ポ ンプ 1 8 を駆動 している。 この油圧ポ ンプ 1 8 の吐出側は、 ブーム弁 1 9 、 ァ一 ム弁 2 0 、 パケ ッ ト弁 2 1 、 サー ビス弁 2 2 の入口ポー 卜 に接続 されている。 ブー ム弁 1 9 の第 1 ' 第 2 ァ ク チ ユ エ一 夕 ポー ト 2 3 , 2 4 は、 第 1 · 第 2 回路 2 5 , 2 6 でブーム シ リ ンダ 7 の 伸び室 7 a と縮み側 7 b にそれぞれ接続されている。 前記サー ビ ス弁 2 2 のァクチユエ一夕 ポー ト 2 7 は、 回路 2 8 で振動発生装 置 1 2 に接続されている。

前記第 1 回路 2 5 の途中 と第 2 回路 2 6 の途中に浮バルブ 2 9 が設けてある。 この浮バルブ 2 9 は、 スプ リ ングで連通位置 a に 保持され、 受圧部 3 0 に圧油が供給される と浮位置 b に切 り換え られてブームシ リ ンダ 7 の伸び室 7 a と縮み室 7 b をタ ン ク 3 1 に連通させる。

前記上部車体 3 にはブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 2 が設けて ある。 このブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 2 の レバ一 3 2 a を操 作 して中立位置 c から伸び位置 d ま たは縮み位置 e に切 り換える こ とでブーム弁 1 9 の第 1 受圧部 1 9 a ま たは第 2 受圧部 1 9 b に圧油を供給 して、 ブーム弁 1 9 を中立位置から伸び位置ま たは 縮み位置に切換える。 に説明及び理解を容易とするものである。

図中、

図 1 は、 本発明による転圧兼破砕作業機械の第 1 実施例を示す 構成説明図である。

図 2 は、 上記第 1 実施例の振動発生装置の具体的構造の説明図 である。

図 3は、 上記振動発生装置の本体一部分の拡大断面図である。 図 4 は、 本発明による転圧兼破砕作業機械の第 2実施例を示す 構成説明図である。

図 5 は、 本発明による転圧兼破砕作業機械の第 3実施例を示す 構成説明図である。 発明を実施するための好適な態様

以下に、 本発明の好適実施例による転圧兼破砕作業機械を添付 図面を参照しながら説明する。

まず、 第 1実施例を説明する。

図 1 に示すように、 走行体 1 を備えた下部車体 2 に上部車体 3 が旋回自在に取付けられ、 この上部車体 3 には座席 4 と複数の操 縦部材 5が設けられている。 前記上部車体 3 にブーム 6 が上下揺 動自在に取付けられてブームシ リ ンダ 7で駆動されるよ う になつ ている。 そのブーム 6 にアーム 8が上下揺動自在に取付けられて アームシ リ ンダ 9で駆動されるよう になっている。 さ らに、 ァ一 ム 8にバケツ 卜 1 0が上下回動自在に取付けられてバケ ツ ト シ リ ンダ 1 1 で駆動されるよ う になっている。 そ して、 これらがパ ヮ一ショベルを構成している。 室 5 1 を設ける こ とによ り シ リ ンダ部 5 2が構成されている。

サーボ弁 5 3 は、 ポ ンプポー ト 5 4 、 主ポー 卜 5 5 、 タ ン ク ポー ト 5 6、 補助ポー ト 5 7を有 し、 該ポ ンプポー 卜 5 4 がシ リ ンダ部 5 2 の第 1 室 4 9 に連通 し、 ビス ト ン 1 4 の移動によ っ て 中立位置 A、 第 1 位置 B、 第 2位置 Cに切換え られよ う にな って いる。

主切換弁 5 8 は、 第 1 , 第 2 ， 第 3 , 第 4 ポ一 卜 5 9 ， 6 0 , 6 1 , 6 2 を有し、 第 1 ポー ト 5 9が図 1 に示す回路 2 8 に連通 し、 第 2 ポー ト 6 0 がサー ボ弁 5 3 の補助ポー ト 5 7 に連通 し . 第 3 ポー ト 6 1 がタ ンク 3 1 に連通 し、 第 4 ポー ト 6 2 がシ リ ン ダ部 5 2 の第 2室 5 0 に連通 し、 第 1 受圧部 6 3 がサーボ弁 5 3 の主ポー ト 5 5 に連通し、 第 2受圧部 6 4が前記回路 2 8 に連通 し、 その回路 2 8はシ リ ンダ部 5 2 の第 1 室 4 9 とサ一ボ弁 5 3 のポ ンプポー ト 5 4 に連通 している。 そ して、 主切換弁 5 8 は 第 1 受圧部 6 3への圧力で第 1 ©位置 Dに、 第 2受圧部 6 4への 圧力で第 2の位置 Eに切り換え られるよ う になつている。

前記シ リ ンダ部 5 2の補助室 5 1 は、 切換弁 7 0でタ ン ク 3 1 または第 2室 5 0 に連通せ しめ られる。 この切換弁 7 0 は、 ばね 力で ド レー ン位置 F とな り 、 受圧部 7 1 の圧油で連通位置 G とな るパイ ロ ッ 卜切換式の ものであ り 、 その受圧部 7 1 に浮用パイ ロ ッ ト回路 4 1 が接続してある。 なお、 こ の切換弁 7 0 はメ カデ テン ト付きの手動切換式と して も良い。

次に、 振動発生装置の基本動作を説明する。

図 2 に示 した状態では、 ピス ト ン 1 4 が中間位置にあ り 、 サー ボ弁 5 3が中立位置 Aにあ ってその第 1 受圧部 6 3 と第 2受圧部 前記上部車体 3 にはサー ビス弁用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 3 が設け られている。 ペダル 3 4 を踏むとサー ビス弁用パイ ロ ッ ト 回路 3 5 よ り サー ビス弁 2 2 の受圧部 2 2 a に圧油が供給 さ れて サー ビス弁 2 2 はァク チユエ一夕 ポー 卜 2 7 よ り 圧油を出力する 供給位置に切換え られる。 前記サー ビス弁用パイ ロ ッ ト 回路 3 5 には圧力スィ ッ チ 3 6 が接続されている。

前記上部車体 3 の例えばブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 2 の レ ノく一 3 2 a にはセ レ ク タ スィ ッ チ 3 7 が設け られ、 こ のセ レ ク タ スィ ツ チ 3 7 を転圧位置 f ま たは破砕位置 g に切換える こ とで転 圧信号または破砕信号を出力するよ う になつている。

前記圧力スィ ツ チ 3 6 か らの圧力信号とセ レ ク タ スィ ツ チ 3 7 からの転圧信号は、 タイ マ リ レー 3 8 に入力される。 こ のタ イ マ リ レー 3 8 は、 両方の信号が入力されてから所定時間後に浮用切 換弁 3 9 のソ レノ イ ド 4 0 に通電するよ う になっている。

前記浮用切換弁 3 9 は、 浮バルブ 2 9 の受圧部 3 0 に接続され た浮用パイ ロ ッ ト 回路 4 1 に設け られ、 こ の浮用切換弁 3 9 はス プリ ングで ドレ一 ン位置 h に保持 してあ り 、 ソ レ ノ ィ ド 4 0 に通 電する と供給位置 i に切換え られるよ う になつている。

次に、 振動発生装置 1 2 の具体的構造を説明する。

図 2 に示すよ う に、 本体 1 3 に大径シ リ ンダ孔 4 1 と小径シ リ ンダ孔 4 2 よ り 成る シ リ ンダ孔 4 3 を形成 し、 その シ リ ン ダ孔 4 3 に ピス ト ン 1 4 を摺動可能に嵌挿 してあ る。 その ピス ト ン 1 4 は、 大径部 4 5 、 大径ロ ッ ド部 4 6 、 中間径ロ ッ ド部 4 7 、 小径ロ ッ ド部 4 8 を備えている。 そ して、 大径部 4 5 の両側に受 圧面積の小さな第 1 室 4 9 と受圧面積の大きな第 2 室 5 0 と補助 ピス ト ン 1 4 を左方に移動させるための室の受圧面積は、 第 2室 5 0の受圧面積 （ A 1 — A 2 ) となる。 ただし、 A 1 は大径部 4 5 の断面積、 A 2は中間径ロ ッ ド部 4 7の断面積である。

切換弁 7 0の受圧部 7 1 に圧油を供給する と切換弁 7 0 は連通 位置 Gとなり、 第 2室 5 0 と補助室 5 1 が連通するので、 ピス ト ン 1 4 を左方に移動させるための室の受圧面積は、 第 2 室 5 0 の 受圧面積 （ A l - A 2 ) +補助室 5 1 の受圧面積 （ A 2 - A 3 ) と なる。 ただし、 A 3は小径ロ ッ ド部 8の断面積である。

こ のよ う に、 切換弁 7 0 を ドレー ン位置 F とすれば、 ピス ト ン 1 4 を左方に移動させるための室の受圧面積が小さ く な り、 ビス ト ン 4 の往復動速度が速く なるので、 本振動発生装置をブレーカ の駆動源と して用いる場合に好適となる。

また、 切換弁 7 0 を連通位置 G とすれば、 ビス ト ン 1 4 を左方 に移動させるための室の受圧面積が大き く な り、 ピス ト ン 1 4 の 移動力が大き く なるので、 本振動発生装置を転圧機の駆動源と し て用いる場合に好適となる。

なお、 前記振動発生装置 1 2 の本体 1 3 には、 図 3 に示すよう に作業具挿入孔 7 2 がシ リ ンダ孔 4 3 と連続して形成してあ り この作業具挿入孔 7 2 にブレーカチゼル 1 5 または転圧具 1 6 を 挿入し、 該ブレーカチゼル 1 5 または転圧具 1 6 の軸部に設けた 長手方向に長い凹部に ピン 7 3 を貫通させて該ブレーカチゼル 1 5 または転圧具 1 6を所定のス ト ロークで往復動可能に保持す るようにしてある。

なお、 図 3では、 前記作業具挿入孔 7 3 にはキャ ップ 7 4 が着 脱自在に挿入されており、 このキャ ッ プ 7 4 は前記ピン 7 3 で保 6 4 にポ ンプ吐出圧が供給される。 そ して、 第 1 受圧部 6 3 の受 圧面積の方がは第 2 受圧部 6 4 の受圧面積よ り大きいので、 主切 換弁 5 8 は第 1 位置 D とな り 、 そのためシ リ ンダ部 5 2 の第 2 室 5 0 がタ ンク 3 1 に連通するので、 ピス ト ン 1 4 は第 1 室 4 9 内 の圧油で右方に移動する。

ビス ト ン 1 4 が右方ス ト ロ 一 ク ェ ン ド位置を と る と サー ボ弁

5 3 が第 2 位置 C とな り 、 主ポー ト 5 5 がタ ン ク ポー ト 5 6 に連 通 し、 ポ ンプポー ト 5 4 と補助ポー 卜 5 7 の間は遮断される。 そ のため、 主切換弁 5 8 の第 1 受圧部 6 3 の圧油がタ ン ク 3 1 に流 出するので、 主切換弁 5 8 が第 2 受圧部 6 4 の圧力で第 2 位置 E とな り、 第 1 ポー ト 5 9 と第 4 ポー ト 6 2 が連通 し、 第 2 ポー ト

6 0 と第 3 ポー ト 6 1 が連通する。 これによ り 、 シ リ ンダ部 5 2 の第 2 室 5 0 に圧油が供給されて第 1 室 4 9 と第 2 室 5 0 の面積 差による圧力差によ って ビス ト ン 1 4が左方に移動する。

ピス ト ン 1 4 が左方のス ト ロー クエ ン ド位置をと る とサ一ボ弁 5 3 が第 1 位置 B とな り 、 ポ ンプポー ト 5 4 と主ポー ト 5 5 が連 通 し、 タ ンク ポー ト 5 6 と補助ポー ト 5 7 の間が遮断さ れる。 こ れによ り、 圧油が主切換弁 5 8 の第 1 受圧部 6 3 に供給されて主 切換弁 5 8 が第 1 位置 D とな り 、 前述のよ う に ピス ト ン 1 4 が右 方に移動する。

以上の動作が繰り返されて ピス ト ン 1 4 が往復移動する。

次に、 ピス ト ン 4 の往復動速度と移動力を変更する動作を説明 する。

切換弁 7 0 を ド レー ン位置 F とすれば、 第 2 室 5 0 と補助室 5 1 の間が遮断され、 補助室 5 1 がタ ン ク 3 1 に連通する ので、 (転圧作業）

振動発生装置 1 2 の本体 1 3 に転圧具 1 6 を装着 し、 セ レ ク タ スィ ッ チ 3 7 を転圧位置 f とする。

この状態でペダル 3 4 を踏むと破砕作業時と同様にサー ビス弁 2 2 が供給位置とな って振動発生装置 1 2 の ピス ト ン 1 4 が往復 動 し、 ピス ト ン 1 4 が転圧具 1 6 を振動させるので転圧作業を行 う こ とができる。

この時、 圧力スィ ッ チ 3 6 からの圧力信号とセ レ ク タ スィ ッ チ 3 7 からの転圧信号がタ イ マ リ レ一 3 8 に入力されるので、 所定 時間後に浮用切換弁 3 9 のソ レ ノ ィ ド 4 0 に通電されて供袷位置 i となる。

これによ つて、 浮バルブ 2 9 の受圧部 3 0 に圧油が供給されて 該浮バルブ 2 9 力 ド レー ン位置 b とな り 、 ブ一ム シ リ ンダ 7 の伸 び室 7 a と縮み室 7 b がタ ン ク 3 1 に連通するので、 ブーム シ リ ンダ 7 は外力によ り 自由に伸縮す'る状態、 つま り浮状態となる。 ブ一ム シ リ ンダ 7 が浮状態となる と ブーム 6 が外力によ って上 下揺動するから、 効率良く 転圧作業を行う こ とができる。

ま た、 浮用パイ ロ ッ ト回路 4 1 に圧油が供給される と、 図 2 に 示 した切換弁 7 0 が供給位置 G となるので、 前述のよ う に ピス ト ン 1 4 の移動力が大き く なつて転圧効果が大となる。

次に、 第 2 実施例を説明する。

図 4 に示すよ う に、 ブー ム用油圧パイ ロ ッ 卜弁 3 2 の レバー 3 2 a に浮スィ ッ チ 8 0 を取付け、 ブーム弁 1 9 の第 1 , 第 2 受 圧部 1 9 a , 1 9 b に作用する圧油の う ち圧力の高い方を検出す る シ ャ トル弁 8 1 を設け、 このシ ャ トル弁 8 1 の出力側に圧カス 持される と共に、 フ ッ ク 7 5 を有 している。 こ のよ う であるから 破砕作業や転圧作業を しない時には作業具挿入孔 7 3 にキャ ッ プ 7 4 を取付けて、 シ リ ンダ孔 4 3 内に異物が侵入 しないよ う にす る と共に、 そのキャ ッ プ 7 4 に設けたフ ッ ク 7 5 で吊 り作業を行 う こ とができる。

次に、 本第 1 実施例の作動を説明する。

(破砕作業）

振動発生装置 1 2 の本体 1 3 にブ レ ー カ チゼル 1 5 を装着 し . セ レク タスィ ッ チ 3 7 を破砕位置 g とする。

ペダル 3 4 を踏んでサー ビス弁用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 3 を作動 させ、 サー ビス弁用パイ ロ ッ ト回路 3 5 に圧油を出力する。 これ によ って、 サー ビス弁 2 2 の受圧部 2 2 a に圧油が供給されて該 サー ビス弁 2 2 は供給位置とな り 、 油圧ポ ンプ 1 8 の吐出圧油が 振動発生装置 1 2 の本体 1 3 内に供給されて ビス ト ン 1 4 が往復 動 し、 ピス ト ン 1 4 がブレーカチゼル 1 5 を打撃 して破砕作業が 行われる。

この時、 圧力スィ ッ チ 3 6 が圧力信号を出力するがセ レ ク タス イ ッ チ 3 7 から転圧信号が入力されないので、 タ イ マ リ レー 3 8 は作動 しない。 これによ つて、 浮用切換弁 3 9 が ド レー ン位置 h のま まで浮用パイ ロ ッ ト回路 4 1 に圧油が供給されないので、 図 2 に示す切換弁 7 0 が ド レー ン位置 F とな り 、 前述のよ う に ビス ト ン 1 4 の往復動速度が速く なる。

また、 この破砕作業時にブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 2 の レ バ一 3 2 a を操作する こ とでブーム シ リ ンダ 7 が伸び作動及び縮 み作動 して、 ブーム 6 を上下揺動させる。 にな らないので、 安全性が高い。

次に、 第 3実施例を説明する。

図 5 に示すよ う に、 ブーム弁 1 9 を浮位置 X をと り う る もの と し、 ブーム用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 2 をデテ ン ト機構を備えた もの と し、 ブーム弁用油圧パイ ロ ッ 卜弁 3 2 をフルス 卜 ロー ク操作 し た時ブーム弁 1 9 が浮位置 X に切り換え られるよ う に している。

こ のよ う にすれば、 ブーム用油圧パイ ロ ッ ト 弁 3 2 の レバ一 3 2 a を フ ルス ト ロ 一 ク 操作 して ブー ム弁 1 9 の第 2 受圧部 1 9 b に圧油を供給する と、 ブーム弁 1 9 が浮位置 X とな り 、 且 つ レバ一 3 2 a はフルス ト ロ一 ク 操作 した状態に保持されるので そのま ま ブームシ リ ンダ 7 を浮状態に して転圧作業を行う こ とが でき る。

なお、 本発明は例示的な実施例について説明 したが、 開示 した 実施例に関 して、 本発明の要 旨及び範囲を逸脱す る こ と な く 種々 の変更、 省略、 追加が可能である こ と は、 当業者において 自 明である。 従って、 本発明は、 上記の実施例に限定される もので はな く 、 請求の範囲に記載された要素によ っ て規定される範囲及 びその均等範囲を包含する ものと して理解されなければな らない。

イ ッ チ 8 2 を設ける。

前記浮スィ ッ チ 8 0 の O N信号及び圧力スィ ッ チ 8 2 の圧力信 号はタイ マ リ レー 3 8 に入力され、 こ のタ イ マ リ レー 3 8 は、 浮 スィ ツ チ 8 0 の O N信号とセ レ ク タスィ ツ チ 3 7 か らの転圧信号 が入力され、 かつ圧力スィ ツ チ 8 2 の圧力信号が入力されない時 にのみ、 浮用切換弁 3 9 のソ レノ ィ ド 4 0 に通電する。

こ のよ う に構成すれば、 転圧作業時にブーム用油圧パイ ロ ッ ト 弁 3 2 の レバー 3 2 a を操作 してブー ム弁 1 9 を作動さ せる と 圧力スィ ッ チ 8 2 が圧力信号を出力するのでタ イ マ リ レ一 3 8 が ソ レノ イ ド 4 0 に通電 しな く な り 、 浮用切換弁 3 9 が ド レ一 ン位 置 h となるから浮バルブ 2 9が連通位置 a となる。

従って、 ブームシ リ ンダ 7 を浮状態と して転圧作業 している時 に、 ブームシ リ ンダ 7 を伸縮させるベ く ブーム用油圧パイ ロ ッ ト 弁 3 2 を操作する と浮状態が解除されるので、 ブーム シ リ ンダ 7 を伸縮させてブーム 6 を上下に揺動させる こ とができ る し、 その ブームシ リ ンダ 7 の伸縮を停止する と ブーム シ リ ンダ 7 は 自動的 に浮状態に復帰する。

なお、 上記浮スィ ッ チ 8 0 を省略 して、 タ イ マ リ レー 3 8 が. セ レ ク タ スィ ッ チ 3 7 か らの転圧信号が入力 さ れ、 かつ圧カス イ ッ チ 8 2 の圧力信号が入力 されない時にのみ、 浮用切換弁 3 9 のソ レノ ィ ド 4 0 に通電する よ う に して も、 上記と同様な効果を 得る こ とができる。

しか し、 浮き スィ ッ チ 8 0 を有 している方が、 転圧作業時に ブーム用油圧パイ ロ ッ ト弁 3 2 の レバー 3 2 a を中立位置に して も浮スィ ッ チ 8 0 を 0 Nに しない限 り ブーム シ リ ンダ 7 が浮状態 セ レク タ スィ ッ チ と、 前記ブーム シ リ ンダに圧油を供給するブ一 ム弁と前記ブーム シ リ ンダとを接続する回路に設けた浮バルブと 該浮バルブの位置を切り換える浮用切換弁と、 前記ブ一ム シ リ ン ダが作動状態にある こ とを検出する第 2 作動検出手段と、 前記第 2作動検出手段からの検出信号が入力されず、 且つ前記セ レ ク タ スィ ツ チからの転圧信号が入力された時のみ前記浮用切換弁を切 換えて前記浮バルブを浮位置とする タ イ マ リ レ一 と よ り 構成 した . 請求項 1 に記載の転圧兼破砕作業機械。 5 . 前記第 2作動検出手段が、 前記ブー ム弁を制御する ブー ム用 油圧パイ ロ ッ ト弁から前記ブーム弁の第 1 ， 第 2 受圧部に作用す る圧油のう ち圧力の高い方を検出する シ ャ ト ル弁と、 該シ ャ ト ル 弁の出力側圧力を検出する圧力ス ィ ツ チ と か ら構成さ れて い る 請求項 4 に記載の転圧兼破砕作業機械。

6 . 浮スィ ッ チを更に備え、 該浮スィ ッ チか らの 0 N信号と前記 セ レ ク タ スィ ツ チか らの転圧信号が入力 さ れ、 且つ前記圧カス ィ ツチから検出信号が入力 されない時にのみ前記タ イ マ リ レーが 前記浮用切換弁を切換えて前記浮バルブを浮位置とする、 請求項 5 に記載の転圧兼破砕作業機械。

7 . 前記浮状態切換手段を、 前記ブーム シ リ ンダに圧油を供給す る ブー ム弁を浮位置を有する も の と し、 該ブー ム弁を制御する ブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト 弁をデテ ン ト機構を有する も の と し 該ブーム弁用油圧パイ ロ ッ ト弁をフルス ト ロー ク操作 した時前記

Claims

請求の範囲

1 . 車体にブームを上下揺動自在に取付け、 該ブームにアームを 上下揺動自在に取付け、 前記ブーム及び前記アームをブーム シ リ ンダ及びアームシ リ ンダでそれぞれ駆動するよ う に し、

前記アームに圧油で駆動される振動発生装置を取付け、 該振動 発生装置にブレーカチゼルまたは転圧具を交換可能に取付け、 転圧作業時に前記ブーム シ リ ンダを浮状態とする浮状態切換手 段を設けた転圧兼破砕作業機械。 2 . 前記浮状態切換手段を、 前記振動発生装置が作動状態にある こ とを検出する第 1 作動検出手段と、 破砕信号ま たは耘圧信号を 出力するセ レク タスィ ッ チと、 前記ブーム シ リ ンダに圧油を供給 するブーム弁と前記ブーム シ リ ンダとを接続する回路に設けた浮 バルブと、 該浮バルブの位置を切 り換える浮用切換弁と、 前記第 1 作動検出手段からの検出信号 前記セ レ ク タ ス ィ ツ チか らの転 圧信号が入力された時前記浮用切換弁を切換えて前記浮バルブを 浮位置とする タイ マ リ レー と よ り構成 した、 請求項 1 に記載の転 圧兼破砕作業機械。 3 . 前記第 1 作動検出手段が、 前記振動発生装置に圧油を供給す るサー ビス弁とサー ビス弁用油圧パイ ロ ッ ト弁を接続するサ一 ビ ス弁用パイ ロ ッ ト回路の圧力を検出する圧力スィ ッ チである、 請 求項 2 に記載の転圧兼破砕作業機械。 4 . 前記浮状態切換手段を、 破砕信号または転圧信号を出力する ブーム弁が浮位置に切り換えられるよう に して構成した、 請求項 1 に記載の転圧兼破砕作業機械。

8 . 前記振動発生装置の本体に作業具挿入孔を形成し、 該作業具 挿入孔にフ ッ クを備えたキャ ッ プを着脱自在に取付得るよ う に し た、 請求項 1乃至 7のいずれかに記載の転圧兼破砕作業機械。