WO1996034430A1 - Connecteur - Google Patents

Description

明 細 書

コ ネ ク タ

(技術分野）

本発明は、 コネクタ、 特にバッテリユニッ トを接続するためのコ ネク夕に関する。

(背景技術）

この種のコネクタにあっては、 雄型、 あるいは雌型、 あるいはそ の両方のコネクタのそれそれの接点が外部に露出しているタイ プの ものが一般的である。

(発明の開示）

しかし、 極数が多くなり接点間の距離が短くなると、 それだけ接 点間をショー トする危険が大き くなる。 と りわけ、 容量の大きいパ ッテリを内包するパッテリユニッ トに取り付けるコネクタにおいて は、 バッテリの電極に通じる接点では、 ショー ト した場合の損傷が 大き く、 また危険でもある。

本発明は、 上述した従来のコネクタの欠陥を除去することを目的 とする。

かかる目的を達成するため、 本発明は、 複数個のポス ト部分をそ れそれ外部に突き出すようにして実装したヘッダと、 該ヘッダのそ れそれのポス ト部分と接触して電気的に接続するための複数個のコ ンタク トを実装したソケッ ト とから成り、 該ソケッ トは、 更に、 へ ッダのそれそれのポス ト部分を受け入れて前記ソケッ トの対応する コンタク トに導くための複数個のガイ ド溝を有し、 該ガイ ド溝は、 ポス ト部分を受け入れるときに破れるほどに薄く、 あるいはポス ト - 1 - 部分の幅よ り充分に狭いスロ ッ 卜を形成するとともに、 前記ソケッ 卜のコンタク トの、 前記ポス ト部分と接触する部位は、 該ソケッ ト の外部に露出しないように設けたコネクタを提供する。

本発明では、 ソケッ トのコンタク トは、 ソケッ トのハウジング内 に実装されるとともに、 ヘッダとソケッ ト とが嵌合するとき、 へッ ダのポス ト部分がソケッ 卜のガイ ド溝を破りあるいは拡開しながら コンタク ト と接触する。

本発明のソケッ トは、 ヘッダのそれそれのポス ト部分を受け入れ て該ソケッ 卜の対応するコンタク トに導くための複数個のガイ ド溝 を、 ポス ト部分を受け入れるときに破れるほどに薄く、 あるいはポ ス ト部分の幅よ り充分に狭いスロ ッ トを形成するとともに、 該ソケ ッ トのコンタク トの、 ヘッダのポス ト部分と接触する部位を、 ソケ ッ 卜の外部に露出しないように設けるから、 ソケッ トのコンタク ト の接点部分は、 ソケッ ト とヘッダの接続の前後を問わず、 ハウジン グの外部に露出しない。 従って、 ソケッ トを、 例えば容量の大きい ノ ツテリを含むュニッ トに取り付けて用いる場合であっても、 ショ ー トすることはなく、 取扱い上の安全が図られる。

またガイ ド溝は、 ソケッ トのハウジングの相隣接する少なく とも

2つの面にまたがるように設けるから、 ヘッダのポス ト部分とソケ ヅ トのコ ンタク ト とが、 互いに直線状となるように接続することも、 あるいは、 互いが交わるように接続することも可能となる。 従って、 ヘッダとソケッ ト との接続について、 接続する方向の自由度が大き い。

ヘッダのコンタク 卜のボス ト部分は、 その少なく とも 1つが他の ポス ト部分よ りも短いから、 ボス ト部分とソケッ トのコンタク 卜 と を接続するとき、 長いポス ト と短いポス トでは、 接続する時間にず れが生じる。 これは、 例えば接地端子の接続を時間的にずらすこと で、 安全性を向上させる等の処置をとることが可能となる。 またポ ス ト部分の幅が異なるヘッダについて、 ポス ト部分を、 その突出方 向と交差する方向で、 ソケッ トのコンタク ト と接続する場合も同様 であり、 さらには、 ヘッダのポス ト部分の突き出す位置が異なるへ ッダについて、 ポス ト部分を、 その突出方向と交差する方向で、 ソ ケッ トのコン夕ク 卜 と接続する場合も同様である。

(図面の簡単な説明）

図 1は、 本発明の一実施例に係るコネクタのヘッダを示す正面図 である。

図 2は、 図 1のヘッダの平面図である。

図 3は、 図 1のヘッダの側面図である。

図 4は、 図 1のヘッダのハウジングの縦断面図である。

図 5は、 図 1のヘッダに用いるコンタク ト （短いほう） を示す平 面図である。

図 6は、 図 1のヘッダに用いるコンタク ト （長いほう） を示す平 面図である。

図 7は、 本発明の一実施例に係るコネクタのソケッ トを示す正面 図である。

図 8は、 図 7のソケッ トの平面図である。

図 9は、 図 7のソケッ トの側面図である。

図 1 0は、 図 7のソケッ トのガイ ド溝の縦断面図である。

図 1 1は、 図 7のソケッ トに用いるコンタク トを示す平面図であ る。 図 1 2は、 図 7のソケッ トに用いるコンタク トを示す側面図であ る。

図 1 3は、 ソケッ ト とヘッダの嵌合状態を示す部分断面図である。

(発明を実施するための最良の形態） 以下図示実施例に基づき説明する。

図 1乃至 3は、 本発明に係るコネクタのヘッダ 1 0を示す。 へッ ダは、 ハウジング 1 0 Aと、 このハウジングから、 ポス ト部分が外 部に突き出すように、 かつ、 ハウジングの長手方向に一定の間隔を 設けて実装した複数個のコンタク ト 1 1、 1 2からなる （図 1乃至 3参照） 。 コンタク トの詳細は図 5及び図 6に示す。 これらの図か ら分かるようにコンタク トは、 ポス ト部分 1 1 A、 1 2 Aと、 脚部 1 1 C、 1 2 Cと、 これらを一体に連設する連設部 1 1 B、 1 2 B とからなる。

ボス ト部分を取り除いたハウジング 1 O Aについて、 その断面形 状を図 4に示す。 図示の如く、 その断面は、 底に短い脚部 1 0 aを 設けて有るが、 全体は略矩形を呈する。

図 2、 5及び 6から分かるように、 コンタク トのポス ト部分は、 その少なく とも 1つ （ 1 1 ) が、 他のポス ト部分 （ 1 2 ) より も短 く、 またコンタク トの脚部 1 1 C、 1 2 Cは、 ハウジングの底 （脚 部） から下方に突き出ている。 またポス ト部分の少なく とも 1つは、 他のポス ト部分よ り も幅を狭く してある。 なお、 ポス ト部分がハウ ジングから突き出す位置について、 少なく とも 1つのボス ト部分の それが、 他のポス ト部分と異なるようにしても良い。

次に、 図 7乃至 1 0は、 本発明に係るコネクタのソケッ ト 2 0を 示す。 ソケッ トは、 ハウジング 2 O Aと、 前記ヘッダのそれそれの ポス ト部分と接触して電気的に接続するための複数個のコンタク ト 2 1からなる。 コンタク トは、 ハウジングの長手方向に一定の間隔 を設けて実装する。 またコンタク トは、 前記ヘッダのポス ト部分と 接触する部位が、 ハウジングの外部に露出しないように、 後述する 端子部分を除きハウジングに内装する。

ソケッ トは、 更に、 ヘッダのそれそれのポス ト部分を受け入れて 前記ソケッ トの対応するコンタク トに導くための複数個のガイ ド溝 2 2を有する。 このガイ ド溝は、 ポス ト部分を受け入れるときに破 れるほどに薄く、 あるいはポス ト部分の幅より充分に狭いスロ ッ ト 2 2 Aを形成する。 例えば、 ガイ ド溝は、 図 1 0に示すように、 そ の断面部分が略 M字状を呈するように、 また、 図 7乃至 9から分か るように、 ハウジングの相隣接する少なく とも 2つの面 （ 3つの面 も有り得る） にまたがるように設ける。 図示において、 ガイ ド溝の、 スロ ッ トを挟んだ両側の部位は、 他のハウジング部分と比較し薄く 形成し、 また可撓性に富んだ材質を用いることによ り、 スプリ ング として作用するように設けてある。

ソケッ トのコンタク トは、 図 1 1及び 1 2に示すように、 一対の コンタク ト片 2 1 Aと、 端子部 2 1 Cと、 両者を連接する連接部 2 1 Bとからなる。 コンタク ト片は、 前記ヘッダのポス ト部分を受け 入れるとともにこれを挾着するために、 図示の如く、 相対向するよ うに設ける。

図 1 3は、 ヘッダと、 ソケッ トを結合した状態の断面図を示す。 ヘッダのコンタク トのボス ト部分は、 ソケヅ トのガイ ド溝を貫通し、 ソケッ 卜の相対抗するコンタク ト片に受け入れられ挟着され、 かつ 電気的に接続する。 ソケッ トは、 図示してはいないが、 例えば、 予めパッテリュニッ 卜に取り付け、 コンタク トの端子を該ュニッ 卜の電極と接続する。 またへッ ッダは、 図示していないが、 例えばブリ ン ト基板上に、 コ ンタク 卜の脚部を介し実装する。

Claims

請求の範囲

1 . 複数個のコンタク ト 1 1、 1 2 を、 そのポス ト部分 1 1 A , 1 2 Aがそれそれ外部に突き出すようにして実装したヘッダ 1 0 と、 該ヘッダのそれそれのポス ト部分と接触して電気的に接続するため の複数個のコンタク 卜 2 1 を実装したソケッ ト 2 0 とから成り、 該 ソケッ トは、 更に、 ヘッダのそれそれのポス ト部分を受け入れて前 記ソケッ 卜の対応するコンタク トに導く ための複数個のガイ ド溝 2 2を有し、 該ガイ ド溝は、 ポス ト部分を受け入れるときに破れるほ どに薄く、 あるいはポス ト部分の幅よ り充分に狭いスロ ッ ト 2 2 A を形成するとともに、 前記ソケッ トのコンタク トの、 前記ポス ト部 分と接触する部位は、 該ソケッ トの外部に露出しないように設けた ことを特徴とするコネクタ。

2 . 請求項 1 に記載のコネクタにおいて、 ヘッダのハウジング の形状は、 断面が略矩形を呈し、 前記ガイ ド溝は、 該ハウジングの 隣接する少なく とも二つの面にまたがることを特徴とするコネクタ。

3 . 請求項 2に記載のコネクタにおいて、 前記ガイ ド溝は、 断 面が略 M字状を呈することを特徴とするコネクタ。

4 . 請求項 1乃至 3のいずれかに記載のコネクタにおいて、 前 記ソケッ トのコンタク トは、 前記へッダ一のポス ト部分を受け入れ るとともに挟着する、 相対向する一対のコンタク ト片 2 1 Aを有す ることを特徴とするコネクタ。

5 . 請求項 1乃至 4のいずれかに記載のコネクタにおいて、 前 記ヘッダのポス ト部分は、 その少なく とも 1つが、 他のポス ト部分 よ り も短いことを特徴とするコネクタ。

6 . 請求項 1乃至 5のいずれかに記載のコネクタにおいて、 前 記ヘッダのポス ト部分は、 その少なく とも 1つが、 他のポス ト部分 よ り も、 幅が狭いことを特徴とするコネクタ。

7 . 請求項 1乃至 5のいずれかに記載のコネクタにおいて、 前 記ヘッダのポス ト部分は、 その少なく とも 1つが、 他のポス ト部分 と、 ハウジングから突き出す位置が異なることを特徴とするコネク 夕。