WO1996026370A1 - Dispositif de roue libre pour bicyclette - Google Patents

Dispositif de roue libre pour bicyclette Download PDF

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WO1996026370A1
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Koshi Tabe
Yasuhiro Yahata
Original Assignee
Shimano Inc.
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/24Freewheels or freewheel clutches specially adapted for cycles
    • F16D41/30Freewheels or freewheel clutches specially adapted for cycles with hinged pawl co-operating with teeth, cogs, or the like

Definitions

  • a free wheel is provided integrally or integrally with a driving-side wheel of a bicycle, that is, a hub body of a rear wheel.
  • the freewheel has a function to transmit only one-directional rotational force, that is, a one-way clutch mechanism.
  • the one-way clutch mechanism is known to have various structures. Among them, a ratchet mechanism using a notch (ratchet) and a pawl is known and used.
  • the present invention employs the following means in order to achieve the object of the present invention.
  • the free wheel for a bicycle according to the fifth aspect of the present invention is
  • It comprises a bearing in which balls are interposed at two positions axially separated between the gear stand (33) and the hub body (6), and an extension of the gear stand (33) is substantially between the two positions. (47) is arranged.
  • FIG. 3 is a front sectional view showing Embodiment 2 of the bicycle freewheel of the present invention.
  • the ratchet wheel or gear stand 33 constituting the ratchet mechanism is coaxial with the ratchet tooth body 30, that is, coaxial with the hub shaft 2. It is provided in.
  • a plurality of claws 3 4, 3 4-3 4 (hereinafter simply referred to as 34) are fitted into the gear stand 33 on the outer peripheral surface side, and the pawls 34 are rotated substantially in the same body as the gear stand 33.
  • a claw fitting recess 36 is formed.
  • the plurality of claw fitting depressions 36 are out of phase with each other by the same angle difference.
  • the number of teeth of the ratchet teeth body 30 constituting the ratchet mechanism 35 of the first embodiment of the present invention is 36 mm, and the number of the claws 34 is 5. Substituting this into the left side of the above equation gives about 2 degrees. Since the left and right bearings 41 and 42 of the first embodiment receive the ratchet mechanism 35 between them, the ratchet of the ratchet It is excellent in bearing rigidity against torsion between the extension portions 21 and 47 due to the engagement.
  • a ball rolling surface 55 having a semicircular cross section is formed on the outer periphery of one end of the inner cylinder 50.
  • a ball rolling surface 56 is also formed on the peripheral surface of the inner hole of the gear base 33.
  • a ball 4 3 is interposed between the ball rolling surface 5 6 of the gear base 3 3 and the ball rolling surface 5 5 of the inner cylinder 50, and the ball 43 is interposed between the ball rolling surface 5 5 and the ball rolling surface 5 6.

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Transmission Devices (AREA)

Description

明 細 害 自転車用フリーホイール 技術分野
本発明は、 自転車用フリーホイールに関する。 更に詳しくは、 一般ス ポーッ車、 ロードレーサー等の主に競技用自転車に使用されるフリーホ ィールのラチヱッ ト機構、 すなわち一方向クラツチの遊びが小さい自転 車用フリ一ホイールに関する。 背景技術
自転車の駆動側車輪即ち通常後輪のハブ体に、 フリ一ホイールが一体 又は别体に設けられている。 フリーホイールは、 一方向の回転力のみ伝 える機能、 すなわちワンゥヱイクラツチ機構を備えている。 ワンウェイ クラツチ機構は種々の構造のものが知られているが、 このなかで切込み 部 (ラチエツ ト) とつめを利用したラチヱッ ト機構が知られて使用され ている。
通常ラチヱッ ト機構では、 爪数が機能上 1つである。 言い換えると、 ラチヱッ トに複数又は 1個の爪が同一位相で嚙み合う。 この場合、 ラチ Xッ 卜の歯数が少ないと一方向クラッチの遊び角度が大きくなる傾向に ある。 このような遊び角度は、 ペダル踏み込みの際の空転量となるので、 これを小さく して足の駆動力、 即ち脚力を素早く後輪に伝達するために、 互いに位相が異なる複数の爪を持ち遊び角度を小さく したラチェッ ト機 構も知られている。
一方、 ペダルに例えば 1 5 O kgfの力が加わったとき、 クランクの長 さやギヤ比にもよるが、 多段フリーホイールではときには 1, 0 0 O kg f以上の力がこの小さい爪に負荷されることがある。 曲がり角で道が坂 道である場合など、 転倒を回避するために" ロー" 状態で、 急加速する 必要があることを誰でもよく経験する。 急加速の必要性は、 急な勾配の 凹凸、 急な曲がり、 これらが組み合わされた複雑な地形で競争するロー ドレーサー、 マウンテンバイク (M T B ZA T B ) の競技者に特にある。 このようにラチヱッ ト機構は、 爪とラチヱッ トとの間の可能な限りの遊 び角度と、 同時に強度及び耐衝撃力が要求される。
この遊び角度がどの程度以下であれば許容されるのか、 従来明確には 意識されてはいない。 遊び角度が零であるのが理論的にはべス トである が、 これは歯数、 爪数を多くすることにより限りなく零に近づき解決さ れるが現実の機構では不可能である。 一方規格化されたハブは形状、 大 きさが限定されている。 このハブと互換性を持たせるためにフリ一ホイ ールの形状、 サイズも際限なく大きくすることは事実上できない。 しか るに小径でフリーホイールの歯数、 爪数を増加させれば、 爪とラチヱッ トは前記した強度と耐衝撃力に耐えることはできない等諸矛盾が発生す る。
ラチヱッ 卜の歯数は、 形式によって異なるが、 普通のフリーホイール では 1 6 T乃至 2 0 Tぐらいが一般的である。 例えば、 本特許出願人の 従来のマウンテンバイク (M T B ) に備えたラチヱッ ト機構のラチヱッ トは、 1 6個の山を持つ歯と同相で喃み合う 2個の爪からなる。 この遊 び角度は、 2 2 . 5度 (= 3 6 0度 Z 1 6 T ) である。 この遊び角度が 8度、 1 1度のものも本特許出願人の商品として公知である。
また、 変速機を備える自転車では、 フリーホイールの理想的遊び角度 は、 変速比によっても異なる。 競技用であってもプロ用かアマ用かでも 異なる。 スポーツ用かそうでないかによっても異なる。 本発明は、 この ような技術的背景に基づいてなされたものであり、 下記目的を達成する。 本発明の目的は、 一般普遍的に必要程度の遊び角度を持つ自転車用フ リ一ホイールを提供することにある。
本発明の他の目的は、 競技用自転車として許容される程度の遊び角度 を持つ自転車用フリーホイールを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、 プロの競技用として許容される程度の遊び 角度を持つ自転車用フリーホイールを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、 前記目的の発明において高剛性を備えた自 転車用フリーホイールを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、 遊び角度が 4度以下、 好ましくは 2. 4度 以下のラチエツ ト機構を備えた自転車用フリ一ホイールを提供すること にある。 発明の開示
本発明は、 前記本発明の目的を達成するために次のような手段を採用 する。
本発明 1の自転車用フリーホイールは、
後ハブに設けられているハブ軸 (2) と、
前記ハブ軸に同軸に回転自在に設けられているハブ胴 (6) と、 前記ハブ胴 (6) を一方向にのみ駆動するラチエツ ト機構 (35) は、 前記ハブ胴 (6) に設けられているラチエツ ト歯 (31) と、 前記ハブ軸 (2) に同軸に前記ハブ胴 (6) に対して回転自在に設け られているギヤ台 (33) と、
前記ラチエツ ト歯 (31) と前記ギヤ台 (33) との間に設けられ互 いに実質的に等しい位相差を与えられ前記ラチエツ ト歯 (31) に係合 する複数の位相差爪 (34) と、
前記位相差爪 (34) を係合方向に付勢するために前記ラチ ッ ト歯 (31) と前記ギヤ台 (33) との間に介在している付勢手段 (39) と
からなり、
前記ラチニッ ト歯 (31) の数を N、 前記位相差爪 (34) の数を n とすると、
360度 (N* n) < 4. 0度
である。 本発明 1は、 ロードレース車、 マウンテンバイク (MTB) 等の競技用自転車に適用すると良い。
本発明 2の自転車用フリーホイールは、 前記式の右辺の 4. 0が 2〜 2. 4である。 本発明 2は、 特にプロが使用するロー ドレース車、 マウ ンテンバイク (MTB) 等の競技用自転車に適用されるものである。 本発明 3の自転車用フリ一ホイールは、 本発明 2において、
N = 36, n = 5
である。
本発明 4の自転車用フリ一ホイールは、 本発明 2において、
N = 31 , n = 5
である。
本発明 5の自転車用フリ一ホイールは、 本発明 1において、
前記ギヤ台 (33) と前記ハブ胴 (6) との間で軸方向に離隔した 2 位置に玉が介在する軸受 (41, 42) からなり、 前記 2位置間に実質 的に前記ラチヱッ ト機構 (35) が配置されている。
本発明 6の自転車用フリ一ホイールは、 本発明 1において、
前記ギヤ台 (33) と前記ハブ胴 (6) との間で軸方向に離隔した 2 位置に玉が介在する軸受からなり、 前記 2位置間に実質的に前記ギヤ台 (33) の延長部 (47) が配置されている。
本発明 7の自転車用フリ一ホイールは、 本発明 1において、 前記ギヤ台 (3 3 ) の内孔にラチエツ ト機構 (3 5 ) が配置されたも のである。
本発明 8の自転車用フリ一ホイールは、 本発明 1において、 複数の位相差爪 (3 4 ) の 1つのみが前記ラチュッ ト歯 (3 1 ) に対 して喃み合う。
本発明 9の自転車用フリーホイールは、 本発明 1において、
前記位相差爪 (3 4 ) 及び前記付勢手段 (3 9 ) が設けられ、 かつ前 記ハブ軸 (2 ) と前記ギヤ台 ( 3 3 ) との間に配置されたイ ンナー筒 ( 5 0 ) と、
前記前記インナー筒 (5 0 ) を前記ハブ軸 (2 ) と同軸に固定するた めのカセッ ト取付ボルト (6 0 ) とからなる。
本発明の自転車用フリ一ホイールの利点は、 許容される限界の範囲で の遊び角度を持っているので、 瞬発的な脚力が足の筋肉のエネルギーが 実質的に最大になる時間内に爪からラチヤッ ト歯に伝達される。 又、 軸 受を最適な位置に配置したのでラチ Xッ ト機構の剛性が高い等の利点が の 。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の自転車用フリ一ホイールの実施例 1を示す正面断面 図である。
図 2は、 図 1の側面断面図である。
図 3は、 本発明の自転車用フリーホイールの実施例 2を示す正面断面 図である。
図 4は、 本発明の自転車用フリーホイールの実施例 3を示す正面断面 図である。
図 5は、 本発明の自転車用フリ一ホイールの実施例 4を示す正面断面 図である。
図 6は、 図 5の VI— VI線で切断した断面図である。
図 7 (a) , (b) , (c) は、 インナー筒 5 0の構造を示すもので あり、 図 7 (a) は断面図、 図 7 (b) は図 7 (a) の右側面図であり、 図 7 (c) は図 7 (a) の左側面図である。 発明を実施するための最良の形態
[実施例 1]
次に、 本発明の実施例について説明する。 図 1, 2は、 本発明の実施 例 1を示す正面, 側面断面図である。 図 1はリアハブ 1の主要部を示し、 中心線より上方側のみが表されている。 リアハブ 1は、 水平方向に延び るハブ軸 2を中心に構成されている。 ハブ軸 2に対して回転自在に、 左 右の軸受 4, 5を介してハブ胴 6が設けられている。 ハブ胴 6には、 左 側鍔 9及び右側鍔 1 0が設けられている。 左側鍔 9及び右側鍔 1 0には、 ハブ軸 2に対して半径方向に延びるスポーク (図示せず) の端部の折曲 部が挿入されるスポーク挿入穴 1 1が左右方向に開けられている。
軸受 4は、 内環 1 5と外環 1 6と、 この内環 1 5と外環 1 6の間に介 設されている複数の玉 1 7とから構成されている。 内環 1 5はハブ軸 2 の右側部の外周に嵌め込まれ、 ネジ込まれている。 外環 1 6は、 右側ハ ブ胴 8の内側の環状部である延長部 2 1に嵌め、 ネジ込まれている。 軸 受 5は、 内環 1 8と外環 1 9と、 この内環 1 8と外環 1 9の間に介設さ れている複数の玉 2 0とから構成されている。 内環 1 8は、 ハブ軸 2の 左側部の外周に嵌め、 ネジ込まれている。 外環 1 9は、 ハブ胴 6の内周 面に嵌め、 ネジ込まれている。
右側ハブ胴 6の外側環状部 2 2の内周面にラチュッ ト機構 3 5が揷着 されている。 ラチヱッ ト機構は複数のラチヱッ ト歯 3 1 , 3 1… 3 1 (以下単に 3 1で示す) を内周面側に備えるラチエツ ト歯本体 3 0 (こ の明細害で単にラチヱッ ト又はラチヱッ ト本体ともいう) が嵌め込まれ ている。 各ラチエツ ト歯 3 1の形状は慣用の形状であり詳しい説明は省 略するが、 周方向に非対称である。 隣り合うラチェッ ト歯 3 1は、 等角 度で外周に配匿され、 同一角度で位相がずれている。 本例のラチエツ ト 歯 3 1の歯数は、 3 6枚である。
延長部 2 1の外周面側に即ちハブ胴 6に対して回転自在に、 ラチエツ ト機構を構成する爪車即ちギヤ台 3 3がラチエツ ト歯本体 3 0と同軸に、 即ちハブ軸 2と同軸に設けられている。 ギヤ台 3 3には、 外周面側に複 数の爪 3 4 , 3 4— 3 4 (以下単に 3 4で示す) を嵌め込み、 爪 3 4を 概ねギヤ台 3 3と同体に回転させるための爪嵌込用窪み 3 6が形成され ている。
複数の爪嵌込用窪み 3 6は、 互いに同一角度差で位相がずれている。
1つの爪嵌込用窪み 3 6に対応して 1つの爪 3 4が揺動自在に嵌め込ま れている。 各爪 3 4には回転方向に、 即ち周方向に凹部形状の付勢用溝 3 7が設けられている (図 1 ) 。 各爪 3 4に形成された付勢用溝 3 7に は、 ハブ軸 2のまわりに少なく とも 1周する環状の有端巻ばね 3 9が挿 入され、 嵌め込まれている。
このような有端巻ばね 3 9の使用は周知慣用であり詳しい説明は省略 するが、 この有端巻ばね 3 9の使用により、 腰部を中心部として揺動し 首振自在な各爪 3 4の回転方向に前方の前端部である揺動端部をラチ ッ ト歯 3 1に係合させる方向に付勢することができる。 ギヤ台 3 3と延 長部 2 1の間に、 左右方向に離隔される 2位置にそれぞれに玉が配置さ れる左側第 2釉受 4 1 と右側第 2岫受 4 2とが介設されている。
第 2左側軸受 4 1は、 ギヤ台 3 3の一部分と、 玉 4 3と、 及び延長部 2 1の外周面側に嵌め込まれている内環 4 4とから構成されている。 第 ε
2右側軸受 4 2は、 ギヤ台 3 3の一部分と、 玉 4 5と、 及びハブ軸 2 1 の外周面側に嵌め込まれている内環 4 6、 即ち前記外環 1 6自体とから 構成されている。 前記ラチヱッ ト 3 0とギヤ台 3 3と爪 3 4とからなる ラチェッ ト機構 3 5は、 両第 2軸受 4 1, 4 2の外周で、 概ね両第 2軸 受 4 1 , 4 2間に配置されている。
ギヤ台 3 3の延長部 4 7の外周には、 左右方向即ち軸方向に複数条の スプライン 4 8が形成されている。 スプライン 4 8には、 図示しないは め込み式の複数のスプロケッ トを備えた多段フリーホイール (図示せず) が同軸に嵌め込まれる。 ギヤクランクのギヤ板は、 左右クランクアーム と同体に回転駆動され、 複数体のギヤ板とチェーンにより連結され概ね 同期して回転する (図示せず) 。
次に、 本発明の実施例 1の動作を説明する。 ライダーの脚力により、 左右のクランクアームにトルクが発生する。 このトルクは、 ギヤ板から チェーンを介して多段フリ一ホイールの特定のスプロケッ トに伝達され る。 このように伝達される トルクにより、 スプライン 4 8を介してギヤ 板と同体に回転するギヤ台 3 3に回転駆動力が発生する。
このような回転駆動力を受けてハブ胴 6に対して回転するギヤ台 3 3 と同体に回転する複数の爪 3 4は、 ラチヱッ ト歯本体 3 0のラチヱッ ト 歯 3 1に嚙み合う方向に回転する。 複数の爪 3 4の内の一つであり同位 相の複数の歯 3 1に対して最も位相が進んでいる爪 3 4力、 一つのラチ エツ ト歯 3 1に喃み合い係合する。 この係合により、 ラチ ッ ト歯本体 3 0が回転駆動力を受け、 ラチエツ ト 3 0を介してハブ胴 6が回転駆動 力を受ける。
今、 自転車の車速が低速例えば転倒直前まで速度が落とされ変速機が "ロー" 伏態にある場合を考える。 一般に生物の筋肉が外部に対してす る仕事は、 A Τ Ρサイクルにより放出されるエネルギーである。 このよ うなエネルギーの放出及び筋肉の収縮運動による筋肉の仕事量は、 人が 頭脳で決断して何秒か後に実質上最大値になる。 言い換えると、 仕事董 が有効最大値になる時間又は時間帯は、 決断後何秒か後である。
この時間を t とする。 足で踏み込まれるペダルの直線方向であって、 回転中心を通る鉛直線を零度とするとき 9 0度の角度位置の近辺におけ る鉛直方向のペダルの加速度は、 人により最大値が異なる。 今平均的な 人の脚力による加速度であって、 その人の通常の最大加速度 (あまり無 理をしない範囲での最大加速度) と踏み込み続ける時間 t とで計算でき る。
ここで用いられている時間 tは、 トルクが発生していない自由な足が 加速されている間の時間である。 この時間は、 経験則的に十分に長い。 左右ペダル間の長さである回転直径は、 通常、 3 3 c m〜 3 6 c mであ るが、 もっと小径のものもあれば、 もっと大怪のものもある。 従って、 通常円周の長さは、 約 1 0 0 c m強である。
足の踏み込み運動に有効な方向は鉛直方向であるのでこの力を有効に 受けるには、 前記約 1 0 0 c mのうちの一部である。 この力を最大限有 効にペダルの回転トルクとして利用するには、 ペダルを水平にした状態 の前後の角度範囲であるが、 ペダルを水平状態で足のトルクが最大にな るのが理想的である。 従来、 ラチエツ トの遊び角度は、 例えば従来最小 とされているラチヱッ トの歯数が 1 6 Tで 2 2 . 5度である。
前ギヤ板とフリーホイールのスプロケッ トとの間の変速比を 3対 1程 度とすると、 ラチヱッ トの歯数が 1 6 Tの場合のペダルの遊び角度の最 大値は、 約 7 . 5度である。 この場合の遊びストロークは約 2 c mであ る。 この 2 c mの遊びはプロライダーに限らず一般のライダーにとって もかなり大きな値である。
逆に前ギヤの回転速度をリアスプロケッ トで減速する場合は、 前記遊 びストロークは更に増大する。 特にロー ドレース等の競技のとき、 ぺダ ルが水平状態でパスル状に、 すなわち瞬間的に大きな足のトルクを負荷 させたい場合、 前記した遊びストロークが大きいと足のトルクをペダル に有効に伝達できず問題である。
このようにこの遊びストロークはないのが望ましい。 現実的には遊び をなくすことはできないので、 実質的にはない程度、 あるいはライダー が感じない程度であれば良い。 本発明はこの遊び角度を実質的に無くす ベく約 1 Z 1 0以下としたものである。 本発明を完成する前に先だって 行った実験によると、 上記と同じ条件で、 プロのライダーに許される一 方向クラッチの許容される遊び角度は、 個人差はあるが好ましくはリア のフリーホイールで 2〜2 . 4度以下、 少なく とも 4 . 0度以下が良い ことが分かった。
この数値は、 プロライダーの経験値であり、 必ずしも理論的に導かれ るものではないが、 前記した原理からも概略説明できる。 この角度は前 記計算例から理解されるように、 ペダルの遊び距離からすると前記 2 c mの遊び角度のものと比較すると約 1 / 1 0の 2 m m以下となり、 実質 的に遊びがないのに等しいことになる。
これから、 次式で表される条件が導き出された。
前記ラチエツ ト歯の数を N、 前記位相差を有して配置された爪の数を nとすると、 実施例 1の遊び角は Nが 3 6 T、 ηが 5個であるから、
3 6 0度ノ (Ν * η ) = 2 . 0度
となる。
本発明の実施例 1のラチエツ ト機構 3 5を構成するラチエツ ト歯本体 3 0の歯数は 3 6 Τ、 爪 3 4の個数は 5個である。 これを前記式の左辺 に代入すると、 約 2度である。 この実施例 1の左右軸受 4 1 , 4 2は、 これらの間にラチヱッ ト機構 3 5を受けているので、 ラチエツ トの喃み 合いによる延長部 2 1と延長部 4 7との間の捻れに対する軸受剛性に優 れている。
[実施例 2 ]
図 3は実施例 2を示す断面図である。 実施例 2は、 軸受 4, 5に関し て実施例 1と異なる。 前記実施例 1の両軸受 4 , 5の一方軸受 4はラチ エ ツ ト機構 3 5よりも右側位置 (図示上) にあり、 即ち、 左右軸受 4 , 5の間にラチヱッ ト機構 3 5が配置されているが、 実施例 2の軸受 4 , 5はハブ胴 6の両端部を短い間隔で支持している。 即ち、 ラチエツ ト機 構 3 5は、 軸受 4 , 5の間に配置されてはいない。 左側第 2軸受 4 1 と 右側第 2軸受 4 2に関しては、 実施例 1 と実施例 2とでは、 ほぼ同様の 構成である。
即ち、 左側第 2軸受 4 1 と右側第 2軸受 4 2の間にラチエツ ト機構 3 5が配置されている点では、 実施例 1, 2で共通している。 ただし、 実 施例 2の左側第 2軸受 4 1, 右側第 2軸受 4 2は、 ハブ軸 2に直接的に 設けられているが、 実施例 1の左側第 2軸受 4 1と右側第 2軸受 4 2は、 軸受 4、 軸受 5を介在させ X*ハブ軸 2に間接的に配置されている点でや や異なる。
実施例 2によると、 ライダーの体重がスポーク挿入穴 1 1を介して直 接に半径方向に負荷されてもハブ胴 6の剛性がすぐれているので問題が 少ない。 また、 ラチヱッ ト機構 3 5の剛性もすぐれている。
[実施例 3 ]
図 4は実施例 3を示す断面図である。 実施例 3は、 軸受 4, 5に関し ては実施例 2と同様の配置であるが、 左側第 2軸受 4 1 と右側第 2軸受 4 2との間にラチヱッ ト機構 3 5が配置されていない点で実施例 1 , 2 と異なっている。 左側第 2軸受 4 1 と右側第 2軸受 4 2とがハブ軸 2に 直接に設けられている点では、 実施例 2と共通している。 実施例 3は、 ギヤ台 3 3の延長部 4 7が左側第 2軸受 4 1と右側第 2軸受 4 2との間 に設けられている点で実施例 1, 2と異なる。
実施例 3によると、 ライダーの体重がスポーク挿入穴 1 1を介して直 接に半径方向に負荷されてもハブ胴 6の剛性が優れているので問題が少 ない。 また、 多段フリ一ホイール (図示せず) を支持するギヤ台 3 3の 延長部 4 7の剛性も優れている。
[実施例 4 ]
図 5、 6、 7は、 実施例 4を示す断面図である。 前記実施例 1, 2 , 3のラチェッ ト機構 3 5は、 ギヤ台 3 3の外周に配置されているが、 実 施例 4はギヤ台 3 3の内孔に配置した点で異なる。 前記実施例 1, 2 , 3のハブ胴 6はその形状から理解されるように、 ラチヱッ ト機構 3 5を 収納するために一端部の直径が大きく形成されているものであり、 この 形状は汎用品にはない。
実施例 4に使用されているハブ胴 6は汎用のものが使用出来るので、 特別な形状のハブ胴 6を準備する必要がない。 したがって、 実施例 4の ものは前記実施例 1、 2、 3のも よりコスト、 破損等でフリーホイ一 ルのみ交換できる利点がある。 以下、 この構造を説明する。 ギヤ台 3 3 は概略円筒状の形状である。 ギヤ台 3 3の外周にはスプライン 4 8が形 成されている。 スプライン 4 8には多段フリーホイール (図示せず) が 挿入され固定される。
ギヤ台 3 3の内孔にはラチヱッ ト機構 3 5を構成するラチヱッ ト歯 3 1が形成されている。 本実施例 4のラチヱッ ト歯 3 1の歯数は、 3 1 T である。 スプライン 4 8の直径の大きさが従来の規格品と同一であるか ら、 歯の枚数をこれ以上増加させることは実質的にはできない。 これ以 上歯の枚数を増加させると歯の強度が低下し、 実用に耐えない。
ギヤ台 3 3の内孔には筒状のィンナー筒 5 0が同軸に挿入、 配置され ている。 インナー筒 5 0は爪 3 4を保持するためのものである。 図 7 ( a ) , (b ) , ( c ) は、 インナー筒 5 0の構造を示すものであり、 図 7 ( a ) は断面図、 図 7 ( b ) は図 7 ( a ) の右側面図であり、 図 7 ( c ) は図 7 ( a ) の左側面図である。
ィンナー筒 5 0の外周の等角度位置に 5個の爪支持孔 5 1が配置され ており、 この爪支持孔 5 1の中心軸線はィンナー筒 5 0の中心軸線と平 行になるように配置されている。 爪支持孔 5 1は爪 3 4の一端を揺動自 在に支持するためのものであり、 一部が開口され角度 2 4 0度程度の円 孔である。 爪支持孔 5 1の深さ、 すなわち爪支持孔 5 1の軸線方向の長 さは爪 3 4の長さとほぼ同じである。
爪支持孔 5 1と対になるように、 爪支持孔 5 1と対向する位置にパネ 支持孔 5 2が形成されている。 パネ支持孔 5 2の中心軸線は、 爪支持孔 5 1及びィ ンナー筒 5 0の中心軸線と平行になるように配置されている。 パネ支持孔 5 2はコイルバネ 5 3を挿入し支持するためのものである。 コイルバネ 5 3は、 爪 3 4の先端がラチヱッ ト歯 3 1に喃み合うように 付勢するものである。
コイルバネ 5 3の一端は、 ねじりコイルバネであり、 その爪 3 4の一 端に係合され他端はィンナー筒 5 0の外周面に接し爪 3 4を前記付勢を する。 インナー筒 5 0の中心には支持孔 5 4を有している。 支持孔 5 4 はカセッ ト取付ボルト 6 0を挿入するための貫通孔である。 カセッ ト取 付ボルト 6 0の先端には、 ネジ 6 1が形成されており、 ネジ 6 1をハブ 胴 6にねじ込むことによりインナー筒 5 0をハブ胴 6に固定する。
インナー筒 5 0の一端の外周には、 断面形状が半円形である玉転動面 5 5が形成されている。 ギヤ台 3 3の内孔の周面にも玉転動面 5 6が形 成されている。 ギヤ台 3 3の玉転動面 5 6とインナー筒 5 0の玉転動面 5 5との間には玉 4 3が介在され、 玉転動面 5 5と玉転動面 5 6上を転 動し、 ギヤ台 3 3を回転自在にイ ンナー筒 5 0上で支持する。
インナー筒 5 0の一端には雌セレーシヨン 5 7が形成されている。 雌 セレーシヨン 5 7は 1 0等分されたものであり、 断面形状が半円の 1 0 個の突起 5 8からなる。 雌セレーシヨン 5 7はインナ一筒 5 0の回転を 止めるためのものである。 インナー筒 5 0とハブ胴 6との間にはセレ一 シヨ ン体 6 5が介在されている。 セレーショ ン本体 6 5は、 フ リーホイ ールよって駆動される回転トルクをギヤ台 3 3、 ラチヱッ ト機構 3 5、 及びィンナー筒 5 0を介してハブ胴 6に伝達するためのものである。 セレーション本体 6 5の一端の外周には、 インナー筒 5 0の雌セレー シヨ ン 5 7に哨み台う雄セレーシヨ ン 6 6が形成されている。 雄セレー シヨン 6 6の形状は、 雌セレーシヨン 6 6と凹凸が逆のものである。 セ レーション本体 6 5の他端の外周には、 雄セレーシヨン 6 7が形成され ている。 セレーション本体 6 5の雄セレーシヨン 6 7は、 ハブ胴 6に形 成された雌セレーシヨ ン 6 8に嘴み合っている。
雄セレーシヨン 6 7と雌セレーシヨン 6 8の形状は、 前記雄セレーシ ヨ ン 6 6と雌セレ一シヨ ン 5 7と相似形状である。 結局、 フ リ ーホイ一 ルの回転トルクは、 ギヤ台 3 3、 ラチヱッ ト機構 3 5、 インナー筒 5 0、 イ ンナー筒 5 0の雌セレーンヨ ン 5 7、 セレーショ ン本体 6 5の雄セレ ーシヨ ン 6 7、 ハブ胴 6の雌セレーショ ン 6 8を介してハブ胴 6を回転 駆動する。
ィンナー筒 5 0の他端の外周にはネジ 5 9が形成されており、 ネジ 5 9にはネジ蓋 7 0の雌ネジ 7 3がねじ込まれてィンナー筒 5 0に固定さ れている。 したがって、 ネジ蓋 7 3はイ ンナー筒 5 0に一体に固定され ている。 ネジ蓋 7 0の外周面には転動面 7 1及び内孔の内周面には転動 面 7 2が形成されている。 ネジ蓋 7 0の転動面 7 1とギヤ台 3 3の内孔 の内周面に形成された転動面との間に玉 4 5が介在されている。 ギヤ台 33とインナー筒 50とは相対回転することができる。 ハブ軸 2のネジ部には玉押し 74がネジ込まれている。 更に、 玉押し 74は、 ロックナツ ト 76でハブ軸 2に固定されている。 玉押し 74の外周面に は転動面 75が形成されている。 ネジ蓋 70の転動面 72と玉押し 74 の転動面 75との間には玉 17が介在され、 ボール 1 7は転動面路 72 と 動面75上 tfeato る 0
したがって、 インナー筒 50、 ハブ胴 6及びカセッ ト取付ボルト 60 は、 ハブ軸 2上を回転自在に設けられていることになる。
前記ラチエツ ト歯の数を N、 前記位相差を有して配置された爪の数を nとすると、 実施例 4の遊び角は Nが 31 T、 ηが 5個であるから、
360度 Ζ (Ν* η) =2. 32度
となる。
前記構造の説明から理解されるように、 玉押し 74及び玉 1 7を取り 外した状態で、 カセッ ト取付ボルト 60のネジを回すことにより、 ギヤ 台 33、 インナ一筒 50及びセレーショ ン本体 65を一体にハブ胴 6に 固定、 又は取り外すことができる。 このため、 これらの部品を交換する とき容易にできる利点がある。
[その他の実施例]
前記実施例 1ではラチヱッ ト歯 31の歯数は 36 Τ、 爪 34の個数を 5個、 及び実施例 2ではラチヱッ ト歯 31の歯数は 31 Τ、 爪 34の個 数を 5個であった。 しかしながら、 ラチェッ ト歯 31の歯数及び爪 34 の個数を前記歯数、 及び爪の個数に限定されるものではない。 爪 34の 個数を 6個とした場合は、 ラチュッ ト歯 31の歯数は 30 Τであること が好ましい。 個数が 4である場合に、 前記式の値を 2度とするためには 歯数は 45 Τとなる。 ただし、 この場合は爪 34の配置角度が前記実施 例 1及び 2と異なる。 しかし、 歯数を多くするためには、 生産技術上の観点から、 ラチエツ ト歯本体 30の直径を大きくする必要がある。 このように直径を大きく すると、 重量増を招き特に競技用としては好ましくない。 この意味で前 記した 36T— 5個、 又は 31 T— 5個の組み合わせが好ましい。
また適用できる競技用自転車は、 本特許出願人の製品では次のような ものであるが、 当然ながらこれに限定されるものではなく例示にすぎな い。
ロー ドレース用で前ギヤの歯数が 52 (又は 53, 55) , 39であ り、 リアのスプロケッ トの歯数が 12 T, 13 T, 14 T, 15 T, 1 6 T, 17 T, 19 T, 21 Tであるものに適用できる。 , 19 T マウンテンバイク用で前ギヤの歯数が 46, 34, 24、 又は 48, 38, 28であり、 リアのスプロケッ トの歯数が 12 T, 14 Τ, 16 Τ, 18 Τ, 21 Τ, 24 Τ, 28 Τ, 32 Τであるものに適用できる。 産業上の利用可能性
以上のように、 本発明の自転車用フリーホイールは、 スポーツ車、 口 一ドレース、 マウンテンバイク等のハブに一体に又はカセッ ト式に組み 込んで、 一方向の回転力のみを伝えるものとして使用できる。

Claims

請 求 の 範 囲
1. 後ハブに設けられているハブ軸 (2) と、
前記ハブ軸に同軸に回転自在に設けられているハブ腩 (6) と、 前記ハブ飼 (6) を一方向にのみ駆動するラチエツ ト機構 (35) は、 前記ハブ胴 (6) に設けられているラチ ッ ト歯 (31) と、 前記ハブ軸 (2) に同軸に前記ハブ胴 (6) に対して回転自在に設け られているギヤ台 (33) と、
前記ラチエツ ト歯 (31) と前記ギヤ台 (33) との間に設けられ互 いに実質的に等しい位相差を与えられ前記ラチ ッ ト歯 (31) に係合 する複数の位相差爪 (34) と、
前記位相差爪 (34) を係合方向に付勢するために前記ラチュッ ト歯 (31) と前記ギヤ台 (33) との間に介在している付勢手段 (39) からなり、
前記ラチュッ ト歯 (31) の数を N、 前記位相差爪 (34) の数を n とすると、
360度 Z (N* n) < 4. 0度
である
自転車用フリ一ホイール。
2. 請求項 1において、
前記式の右辺が 2. 0〜2. 4である
競技用自転車のために用いられる
自転車用フリ一ホイール。
3. 請求項 2において、
N = 36, n = 5 である
自転車用フリーホイール。
4. 請求項 2において、
N= 31, n = 5
である
自転車用フリーホイール。
5. 請求項 1において、
前記ギヤ台 (33) と前記ハブ胴 (6) との間で軸方向に離隔した 2 位置に玉が介在する軸受 (41, 42) からなり、 前記 2位置間に実質 的に前記ラチヱッ ト機構 (35) が配匿されている
自転車用フリ一ホイール。
6. 請求項 1において、
前記ギヤ台 (33) と前記ハブ胴 (6) との間で軸方向に離隔した 2 位置に玉が介在する軸受からなり、 前記 2位置間に実質的に前記ギヤ台 (33) の延長部 (47) が配置されている
自転車用フリーホイール。
7. 請求項 1において、
前記ギヤ台 (33) 内孔にラチュッ ト機構 (35) が配置された 自転車用フリーホイール。
8. 請求項 1において、
複数の位相差爪 (34) の 1つのみが前記ラチエツ ト歯 (31) に対 して嚙み合う
自転車用フリ一ホイール。
9. 請求項 1において、
前記位相差爪 (34) 及び前記付勢手段 (39) が設けられ、 かつ前 記ハブ軸 (2) と前記ギヤ台 (33) との間に配置されたインナー筒 (50) と、
前記前記ィンナー筒 (50) を前記ハブ軸 (2) と同軸に固定するた めのカセッ ト取付ボルト (60) とからなる
自転車用フリーホイール。
補正書の請求の範囲
[ 1 996年 6月 1 4日 ( 1 4. 06. 96 ) 国際事務局受理:出願当初の請求の範囲 1は補正され た ;他の請求の範囲は変更無し。 (3頁) ]
1. 後ハブに設けられているハブ岫 (2) と、
前記ハブ軸に同軸に回転自在に設けられているハブ胴 (6) と、 前記ハブ胴 (6) を一方向にのみ駆動するラチュ ッ ト機構 ( 3 5 ) は、
前記ハブ飼 (6) 又は後記ギヤ台 (33) に設けられているラチヱ 'ソ ト歯 (3 1) と、
前記ハブ軸 (2) に同軸に前記ハブ胴 (6) に対して回転自在に設け られているギヤ台 (3 3) と、
前記ラチェッ ト歯 (3 1) と前記ギヤ台 (33) との間に設けられ互 いに実質的に等しい位相差を与えられ前記ラチェッ ト歯 (3 1 ) に係合 する複数の位相差爪 (34) と、
前記位相差爪 (34) を係台方向に付勢するために前記ラチニッ ト歯 (3 1) と前記ギヤ台 (3 3) との間に介在している付勢手段 (3 9) と
力、らなり、
前記ラチュッ ト歯 (3 1) の数を N、 前記位相差爪 (3 4) の数を n とすると、
36 0度 (N * n) < 4. 0度
である
自転車用フリーホイール。
2. 請求項 1において、
前記式の右辺が 2. 0〜2. 4である
競技用自転車のために用いられる
自転車用フリ一ホイール。
補正された用紙 (条約第 19条)
3. 請求項 2において、
N= 36, n = 5
である
自転車用フリーホイール。
4. 請求項 2において、
N = 31 , n = 5
である
自転車用フリーホイ一ル。
5. 請求項 1において、
前記ギヤ台 (33) と前記ハブ胴 (6) との間で軸方向に離隔した 2 位置に玉が介在する軸受 (41, 42) からなり、 前記 2位置間に実質 的に前記ラチュッ ト機構 (35) が配置されている
自転車用フリーホイール。
6. 請求項 1において、
前記ギヤ台 (33) と前記ハブ胴 (6) との間で軸方向に離隔した 2 位置に玉が介在する軸受からなり、 前記 2位置間に実質的に前記ギヤ台 (33) の延長部 (47) が配置されている
自転車用フリーホイール。
7. 請求項 1において、
前記ギヤ台 (33) 内孔にラチェッ ト機構 (35) が配置された 自転車用フリ一ホイール。
8. 請求項 1において、
複数の位相差爪 (34) の 1つのみが前記ラチエツ ト歯 (31) に対 して喃み合う
自転車用フリ一ホイール。
9. 請求項 1において、 補正された用紙 (条約第 19条) 前記位相差爪 (34) 及び前記付勢手段 (39) が設けられ、 かつ前 記ハブ軸 (2) と前記ギヤ台 (33) との間に配匿されたイ ンナー筒 (50) と、
前記前記インナー筒 (50) を前記ハブ軸 (2) と同軸に固定するた めのカセッ ト取付ボルト (60) とからなる
自転車用フリ一ホイール。
捕正された用紙 (条約第 条) 第 1 9条の規定に基づく補正 請求の範囲の第 1項は、 ラチエツ ト歯 (31) をハブ胴 (6) 又はギ ャ台 (33) に設けられていることを明確にした。 この補正の根拠は、 図 5, 6, 7及び発明の詳細な説明で示す実施例 4の構造では、 ギヤ台 33の内孔にラチヱッ ト歯 31が形成されている。
J P, 12— 12977は、 自転車用フリーホイールに関するもので ある。 この自転車用フリーホイールは、 内輪 3の外周に形成された凸部 8を支点として爪 9を自重により揺動自在に設けたものである。 パネに より爪 9を揺動させないので簡単な構造で済むものである。
J P, 53— 86754は、 自転車用ュニッ トハブに関するものであ る。 ハブ鍔 13の中子 2にねじ込まれる固定体 6に、 係合突起 61を形 成した。 係合突起 61は、 軸受体 5を所定位置に互いに締付けられてい るので、 回転部分の調子を最適状態に調整できる。
J P, 62— 153433は、 自転車のフリーホイールに関するもの である。 ラチヱッ ト歯部 1 31をギヤ台 1 1の側面に形成したので、 ラ チエツ ト機構の荷重を 2成分方向に分散するので局部摩擦を低下させる ことができる。 また、 鋼球 30の配列は一列のみ配置するだけで良い。
J P, 57— 190932は、 ラチエツ ト機構に関するものである。 ラチエツ トリング 1に嚙み合う爪 3にマグネッ ト 4が配置されている。 軸 2に配置されたマグネッ ト 4 ' と爪 3に配匱されたマグネッ ト 4とは 反発するので、 爪 3の先端はラチエツ ト歯に常時喃み合う。
これに対して、 本発明の目的は、 スポーツ車として理想的な遊び角度 を持つ、 かつ高剛性が得られる自転車用フリ一ホイールを提供すること にある。
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