WO1996023629A1 - Machine centrifuge a projeter des grains abrasifs - Google Patents

Description

明 細 書 砥 粒 遠 心 投 射 装 置 技術分野

本発明は、 砥粒の遠心投射装置の改良に関する。 背景技術

ショッ トブラスト設備で鋼板、 その他の製品を研掃処理するに際し、 製品の幅 寸法や製品の位置等の変化により、 砥粒の投射方向を変更させる必要性が生じる 場合がある。 このような場合の好適な砥粒遠心投射装置として、 従来、 実開昭

5 7— 1 4 0 9 6 3号の公開公報で開示されるものがある。 即ち、 ィンペラを包 囲するカバー本体と、 このカバー本体の側壁外面にこの側壁外面に垂直な中心軸 を有して回転自在に装着された短尺円筒体と、 この円筒体を貫通するとともに前 記ィンペラに挿入されかつ一端が前記円筒体に着脱自在に取り付けられたコント ロールゲージと、 先端が前記コントロールゲージの前記一端に環状の弾性部材を 介して当接されかつ前記コントロールゲージと挟持機構とをもって着脱自在に挟 持された導入筒と、 前記円筒体を正逆回転させる回転駆動機構とを備えて、 円筒 体を介してコントロールゲージを正逆回転させて砥粒の投射方向を変更させるよ うにして砥粒遠心投射装置である。

しかし、 このように構成された従来の砥粒遠心投射装置では、 カバー本体と円 筒体との嵌合部分に砥粒等が進入して円筒体の回転が不可能になり、 そのため、 実用かされていないなどの問題があつた。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、 カバー本体と円筒体との嵌合部 分に砥粒等が進入して円筒体の回転が不可能になる障害が生じることのない砥粒 遠心投射装置を提供することを目的とする。 発明の開示

上記目的を達成するために本発明は、 インペラを包囲するカバー本体と、 この カバー本体の側壁外面にこの側壁外面に垂直な中心軸を有して回転自在に装着さ れた短尺円筒体と、 この円筒体を貫通するとともに前記ィンペラに挿入されかつ —端が前記円筒体に着脱自在に取り付けられたコン卜ロールゲージと、 先端が前 記コントロールゲージの前記一端に環状の弾性部材を介して当接されかつ前記コ ントロールゲージと挟持機構とをもって着脱自在に挟持された導入筒と、 前記円 筒体を正逆回転させる回転駆動機構とを備えた砥粒遠心投射装匿において、 前記 コントロールゲージを転がり軸受を介して前記円筒体に回転自在に取り付け、 前 記転がり軸受における転動体の前記ィンペラ側を充填部材を介在させてライナー をもって閉鎖し、 前記転がり軸受における前記転動体の前記ィンペラ側を充填部 材を介在させてライナーをもって閉鎖し、 前記転がり軸受における前記転動体の 前記導入筒側を充填部材を介在させて軸受カバーをもつて閉鎖したことを特徴と する砥粒遠心投射装置とした。

装置をこのように構成することにより、 転がり軸受の転動体部への砥粒の進入 は、 ライナー、 軸受カバー及び充填部材により防止される。 図面の簡単な説明

図 1は、 本発明の第 1実施例の装置の一部断面正面図である。

図 2は、 図 1の装置の右側面図である。

図 3は、 本発明の第 2実施例の装置の一部断面正面図である。

図 4は、 図 1の装置の右側面図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明の一実施例について図面に基づき詳細に説明する。 縦断面図である図 1 に示すように、 インペラ 1を包囲するカバー本体 2の右側壁外面に、 中央部に孔 3を有する補助カバー 4が装着してあり、 孔 3には転がり軸受 5が嵌着してある。 転がり軸受 5の内側には短尺円筒体 6が嵌着してあって、 円筒体 6は前記カバ一 本体 2の側壁外面に垂直な中心軸を有してこの中心軸回りに回転可能に設けられ ている。

また、 この円筒体 6を貫通するとともに前記ィンペラ 1に挿入したコントロー ルゲージ 7の右端が円筒体 6に嵌合挿入され、 かつコントロールゲージ 7の鍔部 7 aを円筒体 6に掛止させて着脱自在に取り付けてある。 コン トロールゲージ 7 の右端には、 ゴム製の環状弾性部材 8を介して導入筒 9の左端が当接してあり、 導入筒 9はコントロールゲージ 7と挟持機構 1 0とをもって着脱自在に挟持され ている。 そして、 挟持機構 1 0は、 右側面図である図 2に示すように、 前記円筒 体 6の右端に装着した押え部材 1 1を介して前記補助カバー 4に取り付けた左右 方向へ延びる支持部材 1 2と、 支持部材 1 2に螺着した複数のボルト 1 3 , 1 3 とで構成してある （図 1参照） 。

また、 図 1に示すように、 前記転がり軸受 5における転動体 5 aの左側位置に は環状の充填部材 1 4が装着してあり、 充填部材 1 4は、 フュルトまたは金属繊 維を固めて製造した構成をなしていてある程度の伸縮性を有しており、 かつ補助 カバー 4の左面に取り付けたライナ 1 5により押さえられるようにして支持され ている。 さらに、 前記転がり軸受 5における前記転動体 5 aの右側位置にも、 前記充填材 1 4と同様の材質、 性状から成る充填部材 2 2が、 軸受カバー 2 3を もって押さえるようにして装着してある。 そして、 前記ライナ 1 5は、 下部にく ぼみ 1 6が形成してあって、 ライナ 1 5と円筒体 6との間における上部位置から 砥粒が仮に進入しても、 その砥粒はそのくぼみ 1 6から落下できるようになって いる。 なお、 このくぼみ 1 6は砥粒の種類 （材質、 サイズ） によっては省略して もよい。

なお、 図中 1 7は円筒体 6を回転させる回転駆動機構としてのシリ ンダ、 1 8 はインペラを支持するとともに回転させる駆動軸、 1 9はカバーライナ、 2 0は 砥粒供給管である。

このように構成されたものは、 駆動軸 1 8をもってインペラ 1を回転させて砥 粒を遠心投射し、 シリ ンダ 1 7の伸縮作動により円筒体 6及び弾性部材 8を介し てコントロールゲージ ₇と導入管 9を正逆回転させて砥粒の投射方向を変更でき るのは、 従来の装置と同様である。 そして、 転がり軸受 5の転動体 5 a部への砥 粒の進入は、 ライナ 1 5、 軸受カバー 2 2及び充填部材 1 4により防止される。 なお、 上記の実施例では、 弾性部材 8はゴム等で製造してあるため、 コン ト ロールゲージ 7が導入筒 9に対して滑ることによる磨耗を小さくすべく、 導入筒 9をある程度の角度回動するように構成してあるが （図 2において二点鎖線で示 す） 、 一部断面正面図である図 3、 及び右側面図である図 4に示すように、 弾性 体 8の左側面にこれと一緒に硬度の高い金属又はセラミ ックス製等の耐磨耗性を 有するとともに表面粗さを小さくする等した磨耗抵抗の小さぃ摺動部部材 2 1を 介在配匿させることにより、 導入筒 9を完全に固定状態にして、 摺動部材 2 1間 で回転摺動させるようにすることもできる。 この場合、 弾性体 8は、 フュルト又 は金属繊維等が望ましい。 そして、 挟持機構 1 0の支持部材 1 2はカバー本体 2 に固定されることになる。

なお、 この実施例では摺動部材 2 1は 1枚であるが、 2枚以上にして摺動部材 同士を摺動させるようにしてもよい。 産業上の利用可能性

以上の説明から明らかなように本発明は、 ィンペラを包囲するカバー本体と、 このカバー本体の側壁外面にこの側壁外面に垂直な中心軸を有して回転自在に装 着された短尺円筒体と、 この円筒体を貫通するとともに前記ィンペラに挿入され かつ一端が前記円筒体に着脱自在に取り付けられたコントロールゲージと、 先端 が前記コントロールゲージの前記一端に環状の弾性部材を介して当接されかつ前 記コントロールゲージと挟持機構とをもって着脱自在に挟持された導入筒と、 前 記円筒体を正逆回転させる回転駆動機構とを備えた砥粒遠心投射装置において、 前記コン トロールゲージを転がり軸受を介して前記円筒体に回転自在に取り付け、 前記転がり軸受における転動体の前記ィンペラ側を充填部材を介在させてライ ナーをもって閉鎖し、 前記転がり軸受における前記転動体の前記導入筒側を充填 部材を介在させて軸受けカバーをもって閉鎖したから、 カバー本体と円筒体との 嵌合部分に砥粒等が進入して円筒体の回転が不可能になる弊害の発生を未然に防 止することができるなどの侵れた効果を奉する。 よって産業上利用可能である。

Claims

請求の範囲 請求項 1. インペラを包囲するカバー本体と、 このカバー本体の側壁外面に 垂直な中心軸を有し前記側壁外面に回転自在に装着された短尺円筒体と、 この円 筒体を貫通するとともに前記ィンペラに挿入されかつ一端が前記円筒体に着脱自 在に取り付けられたコントロールゲージと、 先端が前記コントロールゲージの前 記一端に環状の弾性部材を介して当接されかつ前記コントロールゲージと挟持機 構とをもって着脱自在に挟持された導入筒と、 前記円筒体を正逆回転させる回転 駆動機構とを備えた砥粒遠心投射装置において、

前記コントロールゲージ （7) を転がり軸受 （5) を介して前記円筒体 （6) に回転自在に取り付け、 前記転がり軸受 （5) の転動体 （5 a) の前記ィンペラ

(1) 側を充填部材 （14) を介在させてライナー （15) をもって閉鎖し、 前 記転動体の前記導入筒 （9) 側を充填部材 （22) を介在させて軸受けカバー

(23) をもって閉鎖した砥粒遠心投射装置。 請求項 2. 請求項 1の装置において、 前記コントロールゲージ （7) の一端 と前記導入筒 （9) の先端との間に前言 性部材 （8) と一緒に環状の摺動部材 (21) を介在させた装置。