WO1996019852A1 - Dispositif de branchement pour signaux haute frequence - Google Patents

Description

曰月 糸田 高周波信号分岐器 技術分野

本発明はテ レ ビの共同受信施設の如き高周波信号を扱う施設において、 幹線ケ 一ブルを伝送される高周波信号の一部を分岐してその信号を共同受信の加入者に 与える為に用い られる高周波信号分岐器に関する。

背景技術

この種の従来の分岐器は、 夫々幹線ケー ブルを接統する為の入力端子及び出力 端子を備える本体と、 分岐ケーブルを接続する為の分岐端子を備え る分岐体とか ら成る。 上記本体と分岐体とには、 本体から分岐体に高周波信号を伝達する為の 相互に着脱自在な一対の接铳用端子を備えてある。 上記本体には、 上記入力端子 から受け入れる高周波信号を上記出力端子に与える と共に、 該髙周波信号の一部 を分岐 してそれを該本体における上記の接続用端子に与える為の分岐要素を備え ている。 上記分岐体には該分岐体における上 己の接铳用端子から受け入れる高周 波信号を上記分岐端子に送り 出す為の信号送出回路を備えている （例えば特開昭

6 3 — 2 0 9 3 1 6 号公報参照） 。

こ の よ う な分岐器にあ っては、 加入者が髙周波信号例えばテ レ ビ信号の受信を したい場合、 上記分岐端子からテ レ ビ信号を受信するこ とができ、 好みの番組を 見る こ とができ る。 又受信希望者が増加した場合には、 上記分岐体を多数の分岐 端子を備えた分岐体に取り替える こ と によ り分岐端子数を増加させて、 上記受信 希望者にもテ レ ビ信号を与えるよ う にする こ とができ る。 しかも增設作業は、 本 体を幹線に接続したま ま分岐体のみを取り替える こ と によ っ て行え るので簡単で ある。 更に、 そ の増設の場合、 上記本体においては出力端子からのテ レ ビ信号の 出力を継続でき るので、 出力側の幹線ケーブルからテ レ ビ信号を受信している加 入者には信号を途絶えさせる こ と な く 上記増設の作業を行う こ とができ る。 しか しこ の従来の高周波信号分岐器では、 分岐体を取り替えて も、 分岐要素は 本体に備え られている ものがそのまま用い られる。 従って分岐体に与え られる信 号のレ ベルは以前と変わ らない。 その結果、 分岐端子の レベ ルは分岐端子の数が 增える分だけ レ ベ ル低下する。 こ の為、 新たな受信希望者までの距離が遠く てそ こ までの分岐ケーブルの長さが長い場合、 その分岐ケーブルを通してテ レ ビ信号 を送る間での口 ス が大き く な り、 受信希望者宅ではテ レ ビ信号がレ ベル不足とな つて画質が悪化いこ とがある という問題点があ った。 又增加する受信希望者の数 が非常に多い場合も、 分岐体において多数の分岐端子に高周波信号を分け与える 際の損失が大き く 、 分岐端子のテ レ ビ信号のレ ベ ルが不足と な り、 それらの分岐 端子か ら信号を受けるテ レ ビの画質が損なわれる問題点があ った。

本願発明の高周波信号分岐器は上記従来技術の問題点を解決する為に提供する ものである。

本願発明の目的は、 高周波信号の受信が したい場合、 それを分岐端子に取り出 して受信に供する こ とが出来るよ う に した高周波信号分岐器を提供する こ とであ る o

他の目的は、 高周波信号の受信希望者が増加した場合、 それらの希望を満たす 為に、 各受信希望者に信号を与えるための分岐端子の数を増加させ られるよ う に す る こ とである。

他の目的は、 上記分岐端子の数の増設作業を簡易に行い得る よ う にする こ とで ある。

他の目的は、 上記増加 した受信希望者に高周波信号を供給でき る よ う にす る場 合、 どの希望者にも必要充分な レ ベルの信号を与える こ とができ る よ う にする こ とであ る。

他の目的は、 上記分岐端子の数を増す為の工事の場合、 出力側の幹線ケー ブル から高周波信号を受信している も のに対して信号の供給を途絶えさせる こ と のな いよ う、 出力端子からの高周波信号の出力を継統したま までその工事を行い う る よ う にする こ とである。

他の目的は、 増加した受信希望者に高周波信号を供給でき る よ う にする場合、 受信希望者数に合った数の分岐端子を備えるよ う にする こ と と、 それらの分岐端 子に必要充分な レ ベ ルの信号を与え得るよ う にする こ と とに個別に対処でき るよ う に して、 現場に最適な仕様を容易に作り 出し う る よ う に した高周波分岐器を提 供する こ とであ る。

他の目的及び利点は図面及びそれに関連 した以下の説明によ り容易に明らかに なるであろ う。 発明の開示

本願発明の高周波信号分岐器は、 夫々入力側及び出力側の幹線ケー ブルを接続 する為の入力端子 A3及び出力端子 A4を備える本体 A と、 分岐ケ ー ブ ルを接铳する 為の 1 又は 2以上の分岐端子 B 25を備えている分岐体 B とから成る高周波信号分 岐器において、 上記本体 Aには、 上記入力端子 A3に接铳する第 1 接続用端子 A5と 上記出力端子 A4に接続する第 2接続用端子 A6とを備えさせ、 上記分岐体 B には、 上記本体の第 1 及び第 2 接続用端子 A 5， A6に夫々接続する為の第 1 及び第 2 接続 用端子 B 12, B 13を備え させる と共に、 それらの第 1 及び第 2接統用端子 B 12, B 13は、 本体 A に対する分岐体 B の交換を可能にする為に上記本体の第 1 及び第

2接続用端子 A5, A6に対する着脱を可能に し、 上記分岐体 B には、 上記第 1 接続 用端子 B 12から受け入れる高周波信号を第 2接統用端子 B 13に伝え る と共にそ の 高周波信号の一部を上記 1 又は 2以上の分岐端子 B 25に分岐する為の分岐用回路 B 15, B 26を備えた ものである。

本願発明にあ っては、 高周波信号を受信 したい場合、 入力端子 A3に入力 した高 周波信号の一部を分岐用回路で分岐しそれを分岐端子 B 25か ら出力でき、 そ の分 岐された信号を受信利用出来る効果がある。

しか も受信希望者が増加した場合、 付設してある分岐体 B を、 多数の分岐端子 B 25を備えている別の分岐体 Bに取り替える と、 高周波信号を出力する分岐端子 B 25の数を增加させる こ とが出来る。 その結果、 上記増加した受信希望者への信 号供給を可能に出来る効果がある。

その上、 上記分岐端子数の増加の為に上記分岐体 Bを取り替える工事の場合、 本体は幹線ケ ー ブル に接続した状態のま まで、 分岐体のみを取り替えれば良い。 従って、 作業を非常に簡単に行える効果がある。 更に上記新たな受信希望者に高周波信号を供給でき るよ う にする場合、 分岐体 B の取り替えに よ っ て分岐用回路も一緒に交換出来る。 従って、 上記新たな受信 希望者の場所での必要信号レ ベル に見合う特性の分岐用回路を備えた分岐体 Bを 選定する こ とによ って、 上記新たな受信希望者にも充分な レ ベ ルの高周波信号を 与える よ う に出来る効果がある。

更に、 上記工事を行う場合、 本体 A においては出力端子 A 4からの高周波信号の 出力を継続させ るよ う にする こ と がで き る。 従って、 出力側の幹線ケーブル 7 か ら信号の受信を行っている者に対する高周波信号の供袷を維持でき る。 図面の簡単な説明

図 1 は高周波信号分岐器の分解斜視図。

図 2 は髙周波信号分岐器の縱断面図。

図 3 は高周波信号分岐器の回路図。

図 4 は分岐体の回路の一例を示すブ口 ッ ク図。

図 5 は共同受信施設を示す図。

図 6 は加入者の増加後の共同受信施設を示す図。

図 7 は分岐ュニ ッ ト の異なる例を示すブロ ッ ク図。

図 8 A及び図 8 B は夫々分岐体の異なる例を示すプロ ッ ク 図。

図 9 は信号通過回路の異なる例を示す回路図。

図 1 0 はス ィ ッ チ の操作手段の異なる例を示す縱断面部分図。

発明を実施するための最良の形態

以下本願の実施例を示す図面について説明する。 図 1 乃至図 3 において、 高周 波信号分岐器 TOは、 本体 A とその本体 Aに対する着脱が自在な分岐体 B とか ら構 成している。 先ず本体 A は符号 A 1 ~ A 9で示す要素か ら成る。 各々 について説明す る。 A 1はケー ス本体。 A 2はケー ス本体 A 1内に備えさせるマザーボ一 ド。 A 3は入力 側の幹線ケー ブ ルを接続する為の入力端子。 A 4は出力側の幹線ケー ブルを接続す る為の出力端子。 A 5は本体 Aから分岐体 B に、 A 6は分岐体 B から本体 Aに夫々高 周波信号を伝達する為の接統用端子で、 夫々上記入力端子 A 3に接続 している第 1 接統用端子と、 出力端子 A4に接統している第 2 接統用端子を示す。 A7は上記入力 端子 A3に入来する高周波信号を出力端子 A4に与える為の手段であっ て、 両端子間 に髙周波信号の通過のために接続した信号通過回路であり、 ォ ン ォ フ が可能にな つ ている。 即ち高周波信号の通過、 非通過を切り替え得るよ う に している。 A8は 上記信号通過回路 A7のオ ンオ フの操作を行うためのオ ンオ フ手段である。 A9は上 記入力端子 A3と 出力端子 A4との間に高周波機器作動用電流 （例えば 6 0 V、 1 0 A ) の通過の為に接続した電流通過回路を示す。 以下それらの各々 について説明 する。

先ずケー ス本体 A1を説明する。 該ケース本体 A1は、 屋外使用での高耐候性を得 る と共に、 該高周波信号分岐器のアー ス回路を構成する為に、 金属材料製例えば ア ル ミ 合金製あ る。 該ケー ス本体 A1における各部について説明する。 1 はマザ一 ボー ド A2や分岐体 Bの為の収容空間、 2 はマザ一ボー ド取付のための受座である _c 3 , 4 は夫々上記入力端子 A3及び出力端子 A4におけ る外部導体接統部で、 フ イ ツ テ ィ ン グコ ネ ク タ取付用のね じ孔を例示する。 5 は該高周波信号分岐器を支持部 材例えばメ ッ セ ン ジ ャ ー ワ イ ヤー に取付け る為の取付具を示す。 尚 6， 7 は夫々 入力側及び出力側の幹線ケーブル、 6a, 7aはフ ィ ッ テ ィ ングコ ネ ク タを夫々示す _c 次にマザ一ボー ド A2の各部について説明する。 10は回路基板で、 周知のよ う に 多数の信号導体やアース導体等の回路導体を備える。 例えばブ リ ン ト基板である アース導体は上記ケース本体 A1に導通させて霍気的に同電位と している。 11 , 12 は夫々上記入力端子 A3及び出力端子 A4における中心導体接続部で、 夫々 フ ィ テ ィ ン グコ ネ ク タ の中心導体を接統する為の接続具を例示する。 13は種々の回路素子 を示し、 上記基板 10に取付ける こ とによ って上記各回路 A7, A8, A9を構成してい る。 14は回路基板 10を受座 2 に取付けるための止め具と して例示す る ビ ス である c 次に第 1 接続用端子 A5及び第 2 接続用端子 A6は上記回路基板 10に備え させてい る。 こ れらの接铳用端子は何れも中心導体と外部導体とを備えてお り、 それ らは 回路基板 10の回路導体を通して上記入力端子 A 3及び出力端子 A4にお け る各中心導 体接铳部及び外部導体接続部に夫々接続している。 又こ れら の接铳用端子 A5, A6 は他の接続用端子の着脱が例えば抜き差しによ って行い得る よ う に した ものを用 いてい る。 次に信号通過回路 A7は符号 15, 16で示す部材から構成している。 15は高周波信 号の通過及び非通過の切替部材と して例示する P I Nダイ ォー ドで、 直流鸳流の 通電の有無によ つて高周波抵抗が夫々低く なったり高く な った りする性質を有し ている。 16はコ ンデ ンサで、 該高周波信号分岐器で取り扱う高周波信号例えば V H F帯域のテ レ ビ信号はロ ス少な く通過させ、 上記高周波機器作動用電流の通過 は阻止する為の ものである。 これらの P 1 Nダイ ォ一 ド 15及びコ ンデンサ 16は上 記回路基板 10の回路導体によ って図 3 の如 く入力端子 A3と出力端子/ との間に接 铳 している。

次にォ ンオ フ手段 A8は符号 17〜 19で示す部材から構成している。 17は上記髙周 波信号の通過非通過の切替操作を行う為のス ィ ッ チ。 18は電流制限用抵抗で、 上 記 P I Nダイ ォー ド 15に流れる電流を適切な値に制限するためのものである。 19 は高周波信号阻止用のコ ィ ルで、 上記信号通過回路 A7を通る高周波信号が部材 17， 18を通ってアー ス回路に落ちる こ とを阻止する為の ものである。

次に 流通過回路 A9を説明する。 21は上記高周波機器作動用電流は通過させ、 上記高周波信号の通過は阻止する為のコ イ ルであり、 上記回路基板 10の回路導体 によ っ て入力端子 A3と出力端子 A4との間に接続している。

次に分岐体 B について説明する。 該分岐体 B は、 本例では高周波信号の一部を 分岐して取り出す為の信号取出部である分岐ュニ ッ ト B】と、 取り出 した高周波信 号を複数の分岐端子から出力する為の信号送出部である分配ュニ ッ ト B2とから構 成している。 以下各々 について説明する。

先ず分岐ュニ ッ ト B1は符号 B 11~ B 15で示す要素から構成してお り、 各々 を説 明する。 B 11は内蔵の分岐回路を保護する為と上記本体 Aに対する S脱操作を容 易化する為のケー ス。 B 12は本体 Aからの高周波信号の伝達を受け る為の接続用 端子である第 1 接铳用端子で、 上記端子 A5と対をな している。 B 13は分岐体 Bか ら本体 A に向けて高周波信号を伝達する為の接続用端子であ る第 2 接続用端子で. 上記端子 A6と対をな している。 こ れらの端子 B 12, B 13は何れもケー ス B 11の同 一面に、 上記第 1 接統用端子 A5及び第 2接続用端子 A6の間隔と対応する間隔をあ けて備えさせている。 こ れらの端子 B 12, B 13は夫々上記第 1 接铳用端子 A5及び 第 2接続用端子 A6に対す る着脱が例えば抜き差しに よ っ て出来る構造の ものであ り、 又それらの端子 A5， A6の中心導体及び外部導体と夫々接続する中心導体及び 外部導体を備えている。 B 14は信号送出部 B2へ向けての信号伝達用端子であ る分 岐側端子で、 上記ケース B 11において上記端子 B 12, B 13と は反対側の面に備え させている。 該端子 B 14は中心導体と外部導体とを備えてお り、 又他の信号伝達 用端子との着脱を例えば抜き差しによ って行い得る よ う に した ものを用いている c B 15は上記第 1 接続用端子 B 12に与えられる高周波信号の一部を分岐して分岐端 子に与えるための分岐用回路の内、 上記高周波信号の一部を分岐してそれを端子 B 14に与える為の分岐要素であって、 分岐回路を例示する。 該分岐回路 B 15は周 知構成のものであり、 その入力端 24、 出力端 25及び分岐端 26は夫々上記各端子 B 12, B 13， B 14に接続している。 尚 27は上記分岐ュニ ッ ト B 1を回路基板 10の透孔 を通してケース本体 A1の受座 2 に固定する為の固定部材と して例示する止めね じ である。 上記のよ う な構成の分歧ュニ ッ ト B1は分岐側端子 B 14への結合損失が 6 d Bや 1 0 d B等種々の ものが準備される。

次に分 Eュニ ッ ト B2は符号 B 21〜 B 26で示す要素から構成している。 即ち、 B 21はベース体、 B 22はタ ッ ププレー ト基板、 B 23は基板 B 22の保護カバー、 B 24 は上記分岐体 B1からの分岐された信号の伝達を受け取る為の信号伝達用端子であ る分 入力端子、 B 25は分岐ケー ブルを接铳するための分岐端子で、 こ の例では 二つの分岐端子 B 25を備える例を示す。 B 26は上記分岐用回路の内上記端子 B 24 に与え られる高周波信号を各分岐端子 B 25に送り出すための信号送出回路と して 例示す る分配回路で、 上記分岐端子 B 25の数に対応して 2分 Kのも のを示す。 尚 分記ュニ ッ 卜 B2は、 分岐端子 B 25の数の異なる もの例えば上記 2以外に 1 , 4 , 8 , 1 6 の ものが準備される。 分岐端子 B 25の数が 1 の場合、 上記信号送出回路 B 26は端子 B 24と端子 B 25とをつな ぐ単なる接铳線である。 分岐端子 B 25の数が 4、 8、 1 6等の場合、 上記信号送出回路 B 26と しては、 そ の分岐端子数に対応 する分配数の分 E回路が用い られる。 以下上記各要素 B 21〜 B 26を説明する。 先ずベー ス体 B 21は上記タ ッ ブブレー ト基板 B 22や分岐端子 B 25を取付け るた めの も のである。 ベー ス体 B 21は又、 上記ケー ス本体 A1に対 してはその開口部を 塞ぐ為の蓋体であ り、 ケー ス本体 A1と同様にア ル ミ 合金で形成している。 28は基 板の受座、 29は分岐端子 B 25の取付用透孔である。 尚相互に重台するケー ス本体 Alの周縁と該ベー ス体 B 21の周縁との間には周知の如く 防水用のパ ッ キ ンを介設 するよ う に している。 30は本体 A と分岐体 B とを連結する為の連結手段と して例 示する ボル ト で、 ケー ス本体 A1に対し、 ベース体 B 21を固定するよ う に している。

次にタ ッ ププ レー ト基板 B 22を説明する。 31は回路基板で、 周知のよ う に多数 の信号導体やア ー ス導体等の回路導体を備える。 例えばプリ ン ト基板である。 ァ ー ス導体は上記ベー ス体 B 21に導通させて電気的に同亀位と している。 32は種々 の回路素子を示 し、 上記基板 31に取付ける こ と によ っ て上記分配回路 B 26を構成 している。 33は回路基板 31を受座 28に取付けるための止め具と して例示する ビ ス である。

次に保護カバー B 23は基板 B 22における多数の回路素子 32を保護する為の もの で、 例えば合成樹脂材料製である。 35は基板 B 22の上面を 3}う為の覆い部。 36は 該保護カバー B 23を基板 B 22に固定する為の部材で、 回路基板 31の縁部に嵌合す るよ う に した嵌合片を示す。 37は上記分岐ュニ ッ ト B1を存置させるための孔を示 す。

次に分配入力端子 B 24は上記回路基板 31において上記分岐側端子 B 14と対応す る位置に備えさせている。 該端子 B 24は上記分岐側端子 B 14に対する着脱が例え ば抜き差しによ つ て出来る構造の ものであ り、 又その端子 B 14の中心導体及び外 部導体と夫々接铳する中心導体及び外部導体を備えている。

次に分岐端子 B 25と しては F型コ ネ ク タ ーを例示 し、 その外部導体はベー ス体 B 21の透孔 29に取り付け、 中心導体は上記回路基板 31に接続するよ ό に している _c 次に分配回路 Β 26は周知の構成のもので、 上記回路基板 31及びそ こ に取付けた 多数の回路素子 32によ って構成している。 39は入力端、 40は分配出力端を夫々示 し、 上記回路基板 31の回路導体を介して夫々上記分配入力端子 Β 24及び分岐端子 Β 25に接続している。

次に上記高周波信号分岐器 TOの使用状態を示す図 5 について説明する。 こ の図 はテ レ ビの共同受信施設を示す。 43は幹線ケーブルを示し、 通常同軸ケーブルが 用いられる。 尚前記入力側及び出力側の幹線ケーブル 6 , 7 と は、 該幹線ケ一ブ ル 43の う ち、 分岐器 TOに対して夫々入力側及び出力側となる ものをいう。 44は幹 線増幅器。 45は端末を示 し、 共同受信の加入者宅である。 46は分岐ケー ブルを示 す。

上記構成にあ つては、 図示外例えば図よ り も左方に設けられる電源挿入器から 髙周波機器作動用の電流が幹線ケーブル 43を通して送られて く る。 その霪流によ り各幹線増幅器 44が作動する。 尚該電流は高周波信号分岐器 TOにおいては、 幹線 ケーブル 6 を通 って入力端子 A3に入り、 そ こか ら電流通過回路 A9を通って出力端 子/ に至り、 そ こか ら幹線ケーブル 7 に送り出される。

上記状態において前段から幹線ケーブル 43を通して送られて く る高周波信号例 えばテ レ ビ信号は、 幹線増幅器 44で増幅されながら順次後段へと伝送される。 上 記分岐器 TOの箇所においては次の通りである。 通常の使用状態では ス ィ ツ チ 17は 開かれている為 P I Nダイ ォ一 ド 15は高い高周波抵抗を示し、 信号通過回路 A7は 高周波的に遮断状態である。 従って上記テ レ ビ信号は幹線ケー ブル 6 か ら入力端 子 A3に入り、 そ こから端子 A5， B 12を経て分岐回路 B 15に至り、 更に端子 B 13, A6、 コ ンデ ンサ 16を経て出力端子 A4に至り、 幹線ケーブル 7 に送り 出される。 分 岐回路 B 15においては上記テ レ ビ信号の一部が分岐され、 それが端子 B 14 , B 24 を経て分 E回路 B 26に至り、 そ こ で分配されて各分岐端子 B 25から出力される。 その出力された信号が分岐ケーブル 46を通 して端末 45に与え られる。 尚上記の場 合における各部の信号の レベルやその他の値の一例を示せば、 分岐器 TOの入力端 子 A3の位置での レベルが 9 5 d B、 分岐ュニ ッ ト B1の結合損失が 2 0 d B、 分配 ュニ ッ ト B2の分配損失が 4 d B、 分岐ケー ブル 46の長さが 1 0 m、 そ こ での損失 が 1 d B、 端末 45での レベルが 7 0 d Bである。 該 7 0 d B は適正なテ レ ビ信号 の受信が出来る即ち適正な画像及び音声を得る こ と の出来る レベルである。

次に上記共同受信施設において、 加入者が増加した場合を示す図 6 について説 明する。 図は加入者の增加の一例と して、 エ リ ア C においては分岐器 TOの埸所に 比較的近い加入者 45' 、 例えば分岐ケーブル 46' の長さに して 1 0 m程度の距離 にある加入者 45' が 2軒増加した場台を示す。 エ リ ア D においては分岐器 TOの場 所から遠い加入者 45 " 、 例えば分岐ケーブル 46" の長さ に して 1 0 0 m程度の距 離にあ る加入者 45" が 2 軒増加した場合を示す。 この場合、 エ リ ア C においては 図示の如く 分岐端子 B 25の数が 2 の分岐体 Bを取り外し、 それに代えて分岐端子 B 25の数が 4 の分岐体 B の取付を行う。 ェ リ ア D において も同様である。 以下その作業を説明する。 先ず予め各々 のヱ リ アの現場での レ ベ ル計算を し、 必要と なる分歧ュニ ッ ト B1の結合損失を算出してお く。 例えば、 第 1 接統用端子 A5に生ずる高周波信号の レベ ル と 、 分岐端子 B 25での必要レ ベ ル と 、 新たに用い る分配ュニ ッ ト B2の損失とから、 分岐ュニ ッ ト B1に許容される結合損失を算出し ておく 。 次に、 工事の当日は、 上記エ リ ア C とエ リ ア Dの夫々 について、 夫々上 記算出された結台損失に適合する分岐ュニ ッ ト と、 分岐端子 B 25の数が 4 の分 配ユニ ッ ト B2と を携えて現場に赴く。 ヱ リ ア Cの現場においては、 図 5 の状態に おいて分岐端子 B 25からそ こ に接続している分岐ケー ブル 46を外す。 次に本体 A はそ の ま ま の状態に して分岐体 B を本体 Aから取り外す。 即ちボ ル ト 30を外 しべ ー ス体 B 21をケース本体 A1に対して下方に引き下げる。 する と端子 B 14と端子 B 24相互の接続が外れ分 Sュニ ッ ト B2が取り外される。 この場合、 分岐ュニ ッ ト B1 はね じ 27によ ってケース本体 A1に固定されているので、 次に述べる よ う な信号通 過措置を行う前に誤って分岐ュニ ッ ト B1が取り外されて、 幹線の後段へのテ レ ビ 信号の伝送が途絶えて し ま う事故の発生を防止でき る。

次に ス ィ ツ チ Πを入にする。 する と電源用電流の一部が入力端子 A3から P I N ダイ オー ド 15、 コ イ ル 19、 抵抗 18、 ス ィ ッ チ 17を経る回路で流れ、 P I N ダイ ォ 一 ド 15の高周波抵抗は低い値となる。 即ち信号通過回路 A7は高周波的に導通状態 ( オ ン の状態） とな る。 こ の状態となる と、 幹線ケ ー ブ ル 6 から入力端子 A3に入 来する テ レ ビ信号は、 上記信号通過回路 A7を通して出力端子 A4に送 られ、 そ こ か ら幹線ケー ブル 7 に送り 出される。 従って次に述べるよ う に分岐ュニ ッ ト B1を取 り外しても、 後段へのテ レ ビ信号の伝送状態を維持する こ とが出来る。

上記のよ う に して信号通過の状態に したならば、 ね じ 27を外 し分岐ュ ニ ッ ト B1 を下方に引 き下げる。 する と端子 A5， A6と端子 B 12, B 13の夫々の接続が外れて 分岐ュニ ッ ト B1が取り外される。 次にエ リ ア C用に算出された結合損失 （例えば 1 6 d B ) の分岐ュニ ッ ト B1を、 上記取り外した分岐ュニ ッ ト B1に代えて装着す る。 次にス ィ ッ チ 17を切にする。 する と信号通過回路 A7は高周波的に遮断状態 ( オ フ の状態） とな り、 入力端子 A3に入来するテ レ ビ信号は上記新たに装着 した 分岐ュニ ッ ト B1を通して出力端子 A4に送られそ こか ら出力さ れる状態となる。 次 に予め準備 して きた、 分岐端子 B 25の数が 4 の分配ュニ ッ ト B2を上記取り外 し と は逆の手順で装着する。 そ してそれらの分岐端子 B 25に加入者宅 45, 45' に至る 分岐ケーブル 46, 46' を接続して作業が完了する。 尚上記作業中、 霪源用電流は 流通過回路 A9を通 して常に送り統ける こ とが出来、 後段の幹線増幅器 44の誤つ た動作停止事故を防止出来る。

エ リ ア Dの現場での作業は、 分岐ュニ ッ ト B1と してエ リ ア D用に算出された結 合損失 （例えば 4 d B〉 のものを用いる以外は、 上記エ リ ア C の現場の場合と同 様である。

上記のよ う に して分岐体 Bの交換を終えた各ェ リ ァ C , Dの分岐器 TOにおいて は、 前記の場合と同様に電源用電流の伝送、 テ レ ビ信号の伝送及び分岐が行われ る。 尚その場合における各部の信号の レベル関係を示せば次の通り である。 先ず エ リ ア C においては、 分岐器 TOの入力端子 A3の位置での レベルが 9 5 d B、 分岐 ュニ ッ ト B1の結合損失が 1 6 d B、 分配ュニ ッ ト B2の分配損失が 8 d B、 分岐ケ 一ブル 46， 46' の長さ力 1 0 m、 そ こでの損失が I d B、 端末 45, 45' での レべ ルは適正なテ レ ビ信号の受信ができる 7 0 d Bである。 又ェ リ ァ Dにおいては、 分岐器 TOの入力端子 A3の位置での レベルが 9 2 d B、 分岐ュニ ツ ト B1の結合損失 が 4 d B、 分配ュニ ッ ト B2の分配損失が 8 d B、 分岐ケーブル 46の長さが 1 0 m、 そ こでの損失が 1 d B、 端末 45での レベルが 7 9 d B、 分岐ケーブル 46 " の長さ が 1 0 0 m、 そ こでの損失が 1 0 d B、 端末 45 " での レベルは適正なテ レ ビ信号 の受信が出来る 7 0 d B である。

次に図 7 は上記分岐ュ ニ ッ 卜 に備える分岐要素の異なる例を示す もので、 分岐 要素と して分岐増幅回路 48を備え させた例を示すものである。 なお、 機能上前図 のもの と同一又は均等の構成で説明が重複する と考えられる部分には、 前図と同 一の符号を付して重複する説明を省略した。 （また次図以降の ものにおいて も同 様の考えで同一の符号を付して重複する説明を省略する。 ）

次に前記分岐体 B は前記実施例の如 く 二つのユニ ッ ト M, B2とから構成する も のに代えて、 一つのュニ ッ ト で構成しても良い。 図 8 A、 図 8 B はその一例を示 す ものである。 図 8 Aは分岐端子 B 25を一つ備える と共に分岐用回路を分岐回路 B 15のみで も っ て構成し、 該回路 B 15からの分岐信号をその分岐端子 B 25か ら出 力する よ う に した例であ る。 分岐端子 B 25を複数備えていて も良い。 図 8 B は四 つ の分岐端子 B 25を備える と共に分岐用回路を分岐増幅回路 48と 4 分 E回路 49と で構成 し、 分岐增幅回路 48からの信号を 4 分配回路 49で 4分 Eし、 それを上記四 つの分岐端子 B 25に与えるよ う に した例である。

次に図 9 は信号通過回路 A7における高周波信号の通過及び非通過の切替部材の 異なる例を示す も ので、 該部材と して機械的な作動を行う高周波ス ィ ツ チ例えば 同軸ス ィ ッ チ 51を用いた例を示すものである。 この例の場台、 上記ス ィ ッ チ 51の 可動部が該ス ィ ッ チ 51の オ ン オ フ の操作を行う オ ン オ フ手段となる。

次に図 1 0 は前記図 2 、 図 3 に示される ス ィ ッ チ 17を分岐ュニ ッ ト B1の着脱に よ り 自動で入切りするよ うに した例を示す ものである。 この例の場合、 ス ィ ツ チ 17は回路基板 10において分岐ュニ ッ ト B1と重合する位置に取り付けてい る。 その ス ィ ッ チ 17の可動部 17 a は、 分岐ュニ ッ ト B1に内蔵の回路基板 52によ り操作され る。

幹線のテ レ ビ信号の伝送が途絶えぬよ う にする為に、 ス ィ ツ チ Πのオ ン オ フ の 関係は次のよ う に している。 即ち、 本体 A に分岐ュニ ツ ト B1が取付け られて一対 の第 1 接続用端子 A5, B 12及び一対の第 2 接続用端子 A6, B 13が夫々接続した状 態とな つている と き には、 可動部 17 a が回路基板 52に押されてス ィ ツ チ 17がオフ とな っ ている。 分岐ュニ ッ ト B1の取り外しのた めにそれを引 く と先ず回路基板 52 が可動部 17 a を押さな く なってス ィ ッ チ 17がオ ン と なる。 その結果、 信号通過回 路が髙周波的に導通状態となる。 その後、 本体 Aか ら分岐ュニ ッ ト B1が離反 して 上記一対の第 1 接続用端子 A5, B 12及び一対の第 2 接続用端子 A6, B 13の夫々の 接統が切れる。 この と き はス ィ ッ チ Πはオ ンのままであ り、 信号通過回路 A7は導 通状態のま まである。

Claims

き青 求 の 範 囲

1 . 夫々入力側及び出力側の幹線ケーブルを接続する為の入力端子及び出力端子 を備える本体と、 分岐ケーブルを接統する為の 1 又は 2以上の分岐端子を備えて いる分岐体とか ら成る高周波信号分岐器において、 上記本体には、 上記入力端子 に接続する第 1 接続用端子と上記出力端子に接統する第 2接統用端子とを備えさ せ、 上記分岐体には、 上記本体の第 1 及び第 2接続用端子に夫々接統する為の第 1 及び第 2 接铳用端子を備えさせる と共に、 それら分岐体の第 1 及び第 2接続用 端子は、 本体に対する分岐体の交換を可能にする為に上記本体の第 1 及び第 2接 統用端子に対する着脱を可能にし、 上記分岐体には、 上記分岐体の第 1 接統用端 子から受け入れる高周波信号を分岐体の第 2接続用端子に伝える と共にその高周 波信号の一部を上記 1 又は 2 以上の分岐端子に分岐する為の分岐用回路を備えた こ とを特徴とする高周波信号分岐器。

2 . 上記本体には、 上記入力端子から受け入れる高周波信号を、 上記本体の第 1 及び第 2接統用端子から分岐体の第 1 及び第 2接铳用端子を外 した と き に、 上記 出力端子に与える為の信号通過回路を備えたこ とを特徴とする特許請求の範囲 1 記載の高周波信号分岐器。

3 . 上記信号通過回路は、 上記本体の第 1 及び第 2 接続用端子と上記分岐体の第 1 及び第 2 接続用端子を夫々対応接铳した伏態ではオ フ とな り、 外 した状態では ォ ンと なるよ う に してある こ とを特徴とする特許請求の範囲 2 記載の高周波信号 分岐器。

4 . 上記分岐体は、 上記分岐体の第 1 及び第 2 接統用端子を備えている信号取出 部と、 上記 1 又は 2 以上の分岐端子を備えている信号送出部とから構成し、 それ ら信号取出部と信号送出部と には、 信号取出部から信号送出部に高周波信号を伝 達する為の相互に着脱可能な一対の信号伝達用端子を備えさせ、 上記分岐用回路 は、 分岐要素と信号送出回路とか ら構成し、 上記分岐要素は、 上記分岐体の第 1 接続用端子から受け入れる高周波信号を上記分岐体の第 2接統用端子に伝え る と 共にその高周波信号の一部を上記信号取出部における上記信号伝達用端子に分岐 する為に上記信号取出部に備えさせ、 上記信号送出回路は、 上記信号送出部にお ける上記信号伝達用端子から受け入れる信号を上記 1 又は 2 以上の分岐端子に送 出する為に上記信号送出部に備えたこ とを特徴とする特許請求の範囲 1 記載の高 周波信号分岐器。