WO1994019070A1

WO1994019070A1 - Golf swing training device

Info

Publication number: WO1994019070A1
Application number: PCT/JP1994/000219
Authority: WO
Inventors: Yoshikazu Nakamura
Original assignee: Yoshikazu Nakamura
Priority date: 1993-02-16
Filing date: 1994-02-14
Publication date: 1994-09-01
Also published as: AU6011194A; EP0641574A1; AU664797B2; EP0641574A4; KR950700098A; US5511789A

Description

明細書 ' ゴルフスイング練習器技術分野

本発明はゴルフスイング練習器に関し、特にハンディキヤップ 1桁台を目指す人あるいはプロゴルファーを目指す人がマスターすべきスイング方法を体得するための練習器に関する。背景技術

ゴルフのスイング方法は指導者によって若干個人差があるが、スイング上のチヱックポイントは 1 0 0以上（あるいは 5 0 0以上）あると言われている。しかし、これらのチェックポイントを分類整理し、集約化すると、基本的に体得すべきチェックボイントは数点に纏められる。それらのチェックポイントのうち数点を挙げると、正しくグリップして正しくスタンスすること、ヘッドアップをしないこと、頭をかさないこと、脇を開けないこと、トツプから手や腕を使ってボールを打ちつけない、すなわち背骨を中心軸にしてボディーの筋肉を使って捻転させてスィングすること、たとえば右打ちを例にすると、右足から左足に体重移動をすること、等々がある。

このように、ゴルフのチェックポイントは非常に多くあるが、 2〜3秒内のスイング中に全てのボイントをチヱックしながらスィングすることはできない。しカヽし、最も重要と思われるチェックポイントをマスターして理想的な動きをすることによって、他のチェックポイントの大部分を満たした、自然に良い動きをすることになるのである。

ところで、これらのチェックボイントは基礎的技術としてマスターすべきであるが、常に目で見て確認することができないため、スイングフォームを崩してしまってスコアを落としてしまうことがあった。また、これらのチェックボイントをマスタ一してスイングすることができるようになっても、口ングホールで充分な飛距離がでなかったり、あるいはミスショットをしてしまったりして、スコアを良くすることができないという問題があった。特に、女性を始めとして体格が小柄な人や、筋力のあまりない人は飛距離が出なく、ゴルフ本来のスイングをすることを忘れて、無理に飛距離を出そうとしてゴルフクラブをトップから腕や手で打ちつけてしまい、ミスショッ卜になったり、スイングフォームを崩し、ますますゴルフを難しくしてしまうことが多かった。

そこで、本発明者は体格が小柄で体力のあまりない人であっても、へッドスピードを上げて飛距離をだすことができ、しかも安定した球筋のボールを飛ばすことのできるハイレベルのゴルフスイングができ、更に、安定してハンディキャップ 0から 1桁台を維持するために、自己のゴルフスイングの改善に努める傍ら、国内外の著名なプロゴルファーのスィングフォームを比較研究するとともに、各プロゴルファ一が指摘するゴルフの上達法を比較検討した。

その結果、プロゴルファーが指摘するゴルフの上達法にはノウハウとして秘密にしていると考えられる点がある力、プロゴルファーのスイングフォー厶を写したビデオテープや連続写真を仔細に分折研究した結果、ほぼ共通したスイングを見出した。その内容はトップからの切り返しで上半身と下半身が極めて短い瞬間であるが同時に相反する 2方向に動いていることであった _c そして、そのゴルフスイングを繰り返して練習し、実践したところ、スイングフォームが安定して非常に良い結果が得られた。

ここで、見出したゴルフスイングをより詳しく説明すると、次の通りである。右打ちの場合を例に説明すると、まずアドレスからバックスイングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に捩じり、左肩が顎の左側に接触した時、すなわちバックスイングが 8〜 9割位の位置、換言するとトップの少し手前で意識的にダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ同時に数 cm飛球方向にスライドさせ始めるのである。その結果、時間差が生じて下半身は目標に向かって数 cmスライドしながら反時計方向に回転し始めるのに対し、上半身は慣性力によりトップの位置に向かって時計方向に回転し続けており、極めて短い一瞬、上半身と下半身は同時に相反する 2方向に動き、身体は大きく捩じられ、上半身の時計方向への捻転が下半身のリ一ドにより引っ張られ、止まった後はボディ一の筋力をパネにするとともに、捩じりとてこの原理により反時計方向へ捻転し始めて、ダウンスイングに入る。そして、このボディ一ターンのスイングは下半身リ一ドのボディ一の筋力によりダウンスイングされ、速いへッドスピードを得て、ボールをインパクトするのである。その後、フォロースルーに入って、右肩が顎の右側に接触した状態が確認できれば、へッドアップしていない良いスイングができていることになるのである。

このように、ゴルフスイングは先ずァドレスからバックスイングに入り、トッブに至ったときに下半身すなわち腰や足をダウンスイングをする方向に捩じってダウンスイングに移る、いわゆる下半身リードのダウンスイングが理想的で望ましい。このような下半身リードのダウンスイングをすることができれば、良いスイングになり、したがって、良いショットが得られる。ところ力 \ ゴルファーのミスショッ卜の大半はトップからの切り返しにおいて、いわゆる手打ちといわれる上半身先行によるダウンスイングをしてしまうこごあ o

下半身リードのダウンスイングはゴルファー自身が意識的にプレーすることによって実現できるものであるが、実際は、ゴルファー自身には下半身リ一ドのダウンスイングになっているのか、あるいは手打ちの状態になっているのか認識できない場合が多い。このため、第三者にスイングフォームを見て貰い、アドバイスを受ける他ないが、常に第三者のアドバイスを受けることはできない。

このため、この手打ちをやり難くし安定した下半身リードのダウンスイングをする方法を研究した結果、バックスイングをトップに向かって徐々に加速させて、トップ付近で最速にすること、すなわちトップに向かう慣性力が強くなればなる程、シャフトが橈り、手や腕は使い難くなるため、手打ちしようとしている間に下半身リ一ドの理想的なスイングになることを見出した _c そして、本発明者はかかるゴルフのスイングを第三者に習得させることを目的に鋭意、研究と検討を重ねた結果、本発明に係るゴルフスイング練習器を発明するに至ったのである。なお、プロゴルファーはバックスイングでそのショッ卜の善し悪しの 8 0 %が決まると言う力、どのようにバックスイングすればトップでゴルフクラブのシャフトを撓らせることができるのか、というノゥハウとも言える秘訣を語る者はいない。更にそのようなスイングをすれば最大のメリットが得られることを語る者もいない。

そこで、本発明者はかかる理想的なゴルフのスイングを第三者に習得させることを目的に鋭意、研究と検討を重ねた結果、本発明に係るゴルフスイング練習器を発明するに至ったのである。なお、本発明者は出願に当たり、コンピュー夕を用いて先行発明の調査を行ったが、本発明に関連すると思われる発明を見出さなかった。発明の開示

まず、本発明に係るゴルフスイング練習器の要旨とするところは、ァドレスからバックスイングに入り、プレーヤーの一方の肩が顎に接触した時又は最接近した時、該接触又は最接近を検知する検知手段と、該検知手段によつて検知された接触又は最接近をコントロ一ラを介してプレーヤーに知らせる報知手段とを備えることにある。かかるゴルフスイング練習器において、前記検知手段によつて検知された接触又は最接近を、体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることにある。

また、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、プレ一ヤーの腕、ゴルフクラブ又は、プレーヤ一の手又は指の内側とゴルフクラブとの接触部のいずれか一方又は双方に取り付けられて、少なくともバックスイング時にトップに入る少し手前における慣性の変化を検知する慣性検知手段と、前記慣性検知手段によって検知された慣性の変化をコントローラを介してプレーヤーに知らせる報知手段とを備えることにある。かかるゴルフスイング練習器において、前記慣性検知手段によって検知された慣性の変化を、体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることにある。

更に、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、ダゥンスイングからフォロースルーに入り、プレーヤーの他方の肩が顎に接触した時又は最接近した時、該接触又は最接近を検知する第 2の検知手段と、該第 2の検知手段によつて検知された接触又は最接近をコントローラを介してプレーヤーに知らせる報知手段とを備えることにある。

更に、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、ァドレスからバックスイングに入り、プレーヤーの一方の肩が顎に接触した時又は最接近した時、該接触又は最接近を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された接触又は最接近を、コントローラを介して体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段をると ( あ ₀

次に、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、プレーヤーの腕、ゴルフクラブ又は、プレーヤーの手又は指の内側とゴルフクラブとの接触部のいずれか一方又は双方に取り付けられて、少なくともバックスイング時にトップに入る直前の慣性の変化を検知する慣性検知手段と、前記慣性検知手段によつて検知された慣性の変化を、体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることにある。

また、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、プレーヤーの腕又はゴルフクラブなどに取り付けられてバックスィング時の慣性及びダウンスィングからフォロースルー時の慣性を検知する第 2の慣性検知手段と、プレーヤーの体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に取り付けられて該膝又は腰の動きを検知する挙動検知手段と、前記第 2の慣性検知手段と挙動検知手段の検知信号に基づきタイミングを判別する判別手段とを備えることにある。 '

更に、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、少なくともァドレスからバックスィングに入りトップに至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラブのうちいずれか 1以上に取り付けられ、該取り付け箇所の動きを検出する検出手段と、該検出手段によって検出された動きの変化をプレーヤ一に知らせる報知手段とを備えることにある。

更に、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、少なくともアドレスからバックスイングに入りトップに至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラブのうちいずれか 1以上に取り付けられ、該取り付け箇所の動きを検出する検出手段と、該検出手段によって検出された動きを連続的又は間欠的に記憶する記憶手段と、該記憶手段によって記憶された動きを再生して表示する表示手段とを備えることにある。

また、かかるゴルフスイング練習器において、前記検出手段によって検出される手、腕又はゴルフクラブの動きは、速度、加速度、慣性力、遠心力のうち少なくとも 1以上であることにある。

更に、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、プレーヤーの親指又は親指と接触するゴルフクラブのグリップ部の接触部の少なくとも一方に、該親指と接触部との押圧力を検知する圧力検知手段を設けるとともに、該圧力検知手段によって押圧力が検知されたときプレーヤ一に知らせる報知手段を設けたことにある。また、かかるゴルフスイング練習器において、前記圧力検知手段によって押圧力が検知されたとき、該検知されたことをプレーヤーの体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることにある。

更に、本発明に係るゴルフスイング練習器の他の要旨とするところは、プレーヤーの親指又は親指と接触するゴルフクラブのグリップ部の接触部の少なくとも一方に、該親指と接触部との押圧力を検知する圧力検知手段を設けるとともに、該圧力検知手段によって押圧力が検知されたとき、該検知されたことをプレーヤ一の体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のレ、ずれか —方又は双方に伝達する伝達手段を備えることにある。以上の構成に係る本発明のゴルフスイング練習器において、代表的な態様に係るゴルフスイング練習器は少なくとも検知手段と、コントローラを介してプレーヤーに知らせる報知手段とから構成されていて、プレーヤ一はバックスイング時に一方の肩が顎に接触又は最接近したことを検知手段により検知されたことを報知手段によって知り、それに基づき意識的に直ちに体重移動後に軸足となる側の腰と膝を飛球方向に数 cmスライドさせ、更に回転させ始めることができる。したがって、ゴルフで最も重要なトップからダウンスイングへの切返しが理想的なボディー夕一ンになり、へッドスピードが上がり、ダウンスイングにおいて手や腕を却って使うことができ難くなり、いわゆる手打ちができ難くなる。また、背骨の中心軸をブレ難くし、ダウンスィング始動の時に自然に両脇が締まり、その結果クラブが身体の近くを通ることになるので、ショットコントロール（方向性）が良くなる。このため、ミスショットが激減する。更に、クラブがシャープに振り抜けて、クラブの慣性により引っ張られて自然に左足に体重が乗っていく。し力、も、下半身リードのスイングができ、クラブヘッドが遅れるレートヒットができる。更に、クラブへッドがボールを速く打ち抜くので、へッドアップする前にクラブが通り抜けてしまう。したがって、フィニッシュが自然に決まり、そのまま打つたボールを見続けていられる。

かかるゴルフスイング練習器において、バックスイングからダウンスィングを始動させるための腰及びノ又は膝を飛球方向ヘスライドさせ且つ回転させる夕イミングを伝達する伝達手段を設けることにより、上述の作動を完全なものにすることができる。また、かかるゴルフスイング練習器において、第 2の検知手段を設けることにより、ダウンスイング、インパクト、フォロ —スルーからフィニッシュに至る作動の最終的なスイングフォームを確認することができ、上述の作動をより完全なものにすることができる。

次に、検知手段に代えて慣性検知手段を親指の内側などに取り付けることにより、バックスイング時にゴルフクラブがトツプに至る直前、すなわちバックスイングが約 8 0〜 9 0 %の位置で、ゴルフクラブの重量及び慣性の変化を検知し、その検知信号に基づいてコントローラを介して、プレーヤ一は報知手段によって知り、それに基づき意識的に直ちに体重移動後に軸足となる側の腰と膝を飛球方向に数 cmスライドさせ、更に回転させ始めることができる。そして、同様の作用がなされる。更に、第 2の慣性検知手段や挙動検知手段を設けることにより、ブレーヤーの動きをも加味してタイミングゃスイングフォームを是正し且つ確認することができ、更に一層、上述の作動をより完全なものにすることができる。

次に、本発明に係るゴルフスイング練習器は少なくとも検出手段と、コントローラを介してプレーヤーに知らせる報知手段とから構成されていて、プレーヤーはァドレスからバックスィングに入り、トッブに至るゴルフスィングの挙動を、プレーヤ一の手や腕あるいはゴルフクラブに取り付けられた検出手段によりその動き、すなわちたとえば速度、加速度、慣性力あるいは遠心力として検出し、その動きの変化をコントローラを介して報知手段によつて知ることができる。具体的に説明すると、バックスイングにおける手や腕あるいはゴルフクラブの動きはァドレスからトップに至るまで徐々に速度が速くなり、トツブの付近で最も速度が速くなつてシャフトが橈るのが理想的である。したがって、これらの速度を直接検出するか、あるいは加速度、慣性力又は遠心力などとして検出し、この検出値を報知手段により音声、言葉や笛の音などとしてプレーヤーに知らせることにより、バックスイングにおいて速度が徐々に速くなつているか、トップの付近で最も速度が速くなつているかをプレーヤ一自身が直ちに確認することができる。

また、検出手段によって検出されたバックスイングにおける手や腕あるいはゴルフクラブの動きを記憶手段によって記憶させ、それをディスプレイ装置などの再生して表示することのできる表示装置に画像などとして表示し、動きを確認することができる。

更に、プレーヤーの親指又は親指と接触するゴルフクラブのグリップ部の接触部の少なくとも一方に、親指と接触部との押圧力を検知する圧力検知手段を設けるとともに、その圧力検知手段によって押圧力が検知されたときプレーヤーに知らせる報知手段を設けることにより、バックスィングにおいて、ゴルフクラブがトップの位置にきたことを報知手段により音声などでプレ一ヤーに知らせることができる。これにより、バックスイングにおける手や腕あるいはゴルフクラブの動きがトップの付近で最も速度が速くなつているかどうかを一層明確に確認することができるとともに、下半身リ一ドのダウンスイングの開始時期をプレーヤーに知らせることができる。すなわち、ゴルフクラブがトップの位置にきたことを音声などでプレーヤ一に知らせることにより、それに基づき意識的に直ちに体重移動後に軸足となる側の腰と膝を飛球方向に数 cmスライドさせ、更に回転させ始めることができる。したがつて、前述と同様に理想的なスイングをすることができる。

また、かかるゴルフスイング練習器において、バックスイングからダウンスイングを始動させるための腰及び Z又は膝を飛球方向ヘスライドさせ且つ回転させるタイミングを伝達する伝達手段を設けることにより、上述の作動を完全なものにすることができる。以上、本発明に係るゴルフスイング練習器の構成及び作用を説明したように、本発明に係るゴルフスイング練習器は少なくともアドレスからバックスイングに入り、プレーヤーの一方の肩が顎に接触した時又は最接近した時、該接触又は最接近を検知する検知手段と、コントローラを介してプレーヤーに知らせる報知手段を備えて構成されているため、プレーヤ一はバックスィング時に肩が顎に接触又は最接近したことを検知手段により検知されたことを報知手段によって知り、それに基づき意識的に直ちに体重移動後に軸足となる側の腰と膝を飛球方向に若干スライドさせるとともに回転させ始めることができる。したがって、ゴルフで最も重要なトップからダウンスイングへの切返しが下半身リ一ドで理想的なボディーターンになり、ダウンスイングにおいて手や腕を却って使うことができ難くなり、いわゆる手打ちができ難くなる。

次に、本発明に係るゴルフスイング練習器は少なくともァドレスからバックスイングに入りトップに至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラブのうちいずれか 1以上に取り付けられ、該取り付け箇所の動きを検出する検出手段と、コントローラを介してプレーヤーに知らせる報知手段を備えて構成されているため、プレーヤ一はバックスイング中のゴルフクラブの動きを検出手段により検出し、その動きを報知手段によってプレーヤ一自ら直ちに知ることができる。したがって、第三者の観察と助言に頼るまでもなく、常にバックスイングが理想的になされているかのチエツクができ、安定した正しいスイングを習得することができる。また、理想的なバックスイングをすることにより、トップでシャフトが撓り、ダウンスイングにおいて手や腕を却って使うことができ難くなり、ゴルフで最も重要なトップからダウンスイングへの切返しが下半身リ一ドで理想的なボディーターンになり、いわゆる手打ちができ難くなる。

したがって、いずれにおいてもダウンスイング始動の時に自然に両脇が締まり、その結果クラブが身体の近くを通ることになるので、ショットコントロール（方向性）が良くなる。このため、ミスショットが激減する。更に、クラブがシャープに振り抜けて、クラブの慣性により引っ張られ自然に左足に体重が乗っていく。しかも、下半身リードのスイングができ、クラブへッドが遅れるレートヒットができる。更に、クラブヘッドがボールを速く打ち抜くので、ヘッドアップする前にクラブが通り抜けてしまう。したがって、フィニッシュが自然に決まり、そのまま打ったボールを見続けていられる。また、ゴルフクラブのへッドスピードが上がり、飛距離が出る。更に、ボールのライが少々悪くても、クラブヘッドが遅れて下りてくるので、良くつかまることになる。

更に、本発明に係るゴルフスイング練習器によれば、アプローチからドラィバ一まで、どのクラブでも同じ意識でスイングすることができ、用いるクラブに応じてスィングフォームを変える必要がなく、フォームが安定することになる。図面の簡単な説明

図 1は本発明に係るゴルフスイング練習器の構成を示す説明図であり、図 2は図 1に示すゴルフスイング練習器の作動を説明するための図であり、図 3は図 1に示すゴルフスイング練習器の作動の続きを説明するための図である。

図 4は本発明に係るゴルフスイング練習器の他の構成を示す説明図であり、図 5は図 4に示すゴルフスイング練習器の作動を説明するための図である。また、図 6及び図 7はそれぞれいずれも本発明に係るゴルフスィング練習器の更に他の構成を示す説明図である。

図 8は本発明に係るゴルフスイング練習器の他の構成を示す説明図であり、図 9は図 8に示すゴルフスイング練習器の作動を説明するための図である。更に、図 1 0は本発明に係るゴルフスイング練習器の他の構成を示す説明図であり、図 1 1は図 1 0に示すゴルフスイング練習器の作動を説明するための図であり、図 1 2は図 1 0に示すゴルフスイング練習器の作動を説明するための要部拡大図である。更に、図 1 3は本発明に係るゴルフスイング練習器の他の構成を示す説明図である。発明を実施するための最良の形態

次に、本発明に係るゴルフスイング練習器の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。なお、説明の都合上、右打ちを例に説明する。

図 1に示すように、本実施例に係るゴルフスイング練習器 1 0は左肩の所定位置に取り付けられる検知手段 1 2と、右肩の所定位置に取り付けられる第 2の検知手段 1 4と、検知手段 1 2又は第 2の検知手段 1 4によって検知されたことをコントローラ 1 6を介してプレーヤ一 1 8に知らせるイヤホン (報知手段） 2 0と、プレーヤー 1 8の腰に伝達する腰伝達手段 2 2と、プレーヤー 1 8の膝に伝達する膝伝達手段 2 4とから構成されている。検知手段 1 2及び第 2の検知手段 1 4はプレーヤ— 1 8が図 2に示すようにバックスィングしたとき、あるいは図 3に示すようにィンパク卜してフォロースルーしたとき、左肩が顎の左側に、又は右肩が顎の右側に接触又は最接近したことを検知する手段である。これら検知手段 1 2又は第 2の検知手段 1 4としては、たとえば肩と顎との押圧力によって圧力や電流などの変化として作動する感圧センサ，圧力センサなどや、肩と顎との接触によって生ずる喑視野を検知する光センサ、体温を検知する温度センサ、その他のタツチセンサ、あるいは肩と顎とが接触しない場合に、肩が顎に最接近したことを検知する磁気センサなどを用いることができ、その他押しボタン式スィッチゃ圧力スィツチなどのスィツチング素子なども用いることができ、何ら限定されない。これら検知手段 1 2又は第 2の検知手段 1 4は左肩又は右肩の所定位置にそれぞれ取り付けられるだけでなく、顎の左側又は右側に取り付けられても良い。

これら検知手段 1 2又は第 2の検知手段 1 4によって検知された接触又は最接近をブレーヤー 1 8に知らせるため、コントローラ 1 6を介してィャホン 2 0、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4により伝えられる。すなわち、バックスイング時に検知手段 1 2によつて接触又は最接近が検知された時、イヤホン 2 0を通して接触などを示す音や、あるいは言葉でたとえば「下半身からスタート」、「左腰」、「左膝」、あるいは「左腰からスタート j などと動作を指示する音声が流される。一方、それと同時に又は一定の時間差をもって、コントローラ 1 6を介して腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4に検知信号が送られ、腰や膝を動かす動作を促すために、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4からそれぞれ腰及び膝に信号が伝達される。これら腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4による信号の伝達方法としては、弱電流や機械振動、音波などを用いることができ、特にマッサージなどに用いられる低周波治療器を用いることもできる。また、フォロースルー時に第 2の検知手段 1 4によって接触又は最接近が検知された時、イヤホン 2 0を通して接触などを示す音や、あるいはたとえば「スイング O K J 、「グッドスイング j 、「O K j 、「完璧」などとスイングフォームが良いことを示す音声が流されるのである。

以上の構成に係るゴルフスイング練習器 1 0は、図 1に示すように、検知手段 1 2及び第 2の検知手段 1 4はそれぞれ肩の所定位置に取り付けられ、イヤホン 2 0は耳に、また腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4はそれぞれ左腰と左膝に取り付けられ、更にコントローラ 1 6はベルトなどによって腰などに取り付けられて準備が完了する。次に、図 2に示すように、ゴルフクラブを持ったプレーヤー 1 8はまずアドレスからバックスイングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に捩じった時、左肩が顎の左側に接触する。この時、検知手段 1 2により左肩が顎に接触したことを検知し、ィャホン 2 0を通してプレーヤー 1 8に音又は音声により接触を知らせるとともに、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4により腰及び膝に動作の始動を伝達する。これにより、一定の時間差をもって反射神経により、プレーヤ一 1 8は意識的にダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ同時に飛球方向にスライドさせるとともに反時計方向に回転させ始めるのである。

その結果、下半身は目標に向かって数 cmスライドさせられるとともに反時計方向に捻転させられ始めるのに対し、上半身は慣性力によりトップの位置に向かって時計方向に捻転し続けており、身体は大きく捩じられ、上半身の時計方向への捻転が下半身リードによって引つ張られて止まつた後は、ボディ一の筋力をパネにするとともに、てこの原理により反時計方向へ捻転し始めて、ダウンスイングに入る。そして、このボディ一ターンのスイングをすることによって、ボディ一の筋力によりダウンスイングし、速いへッドスピードを得て、ボールをインパク卜することができるのである。

次に、図 3に示すように、フォロースルーに入って、右肩が顎の右側に接触した状態で良いスイングが確認され、その後はクラブの慣性により引っ張られ体重は左足に自然に乗って行き、フィニッシュも決まることになる。この時、第 2の検知手段 1 4によって右肩が顎に接触したことを検知して、ィャホン 2 0を通して正しいスイングフォームであったことが知らされることになる。

ここで、検知手段 1 2及び第 2の検知手段 1 4の取付け位置を個々のプレ —ヤー 1 8に応じて適切に設定することにより、バックスイング時に検知手段 1 2によって左肩と顎との接触又は最接近が検知されず、音がならなかつたとき、バックスイングが不充分であったり、顎が上がっているなど、スィングフォームの悪い点が確認できる。また、同様にフォロースルー時に第 2 の検知手段 1 4によって右肩と顎との接触又は最接近が検知されず、音がならなかったとき、ヘッドアップしているなど、スイングフォームの悪い点が確認できることになる。

本発明に係るゴルフスイング練習器 1 0は検知手段 1 2、第 2の検知手段 1 4、コントローラ 1 6、イヤホン 2 0、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4の全てを使用する必要は必ずしもなく、練習の結果、その習熟度に応じて順次取り外すのが好ましい。たとえば、腰と膝を同時に動かすことができるようになれば、腰伝達手段 2 2又は膝伝達手段 2 4のいずれか一方を取り外し、最後には双方とも取り外すのが好ましい。また、フォロースルー時のへッドアップがなくなれば、第 2の検知手段 1 4は必要なく、取り外すのが好ましい。

したがって、本発明に係るゴルフスイング練習器 1 0は最終的には検知手段 1 2によって左肩が顎に接触しあるいは最接近したとき、それを検知してコントロ一ラ 1 6を介してイヤホン 2 0により腰と膝を動かすタイミングを知らせるように構成すれば足りる。そして、繰り返して練習してタイミングを会得したとき、ゴルフスイング練習器 1 0を取り外して練習するとともにコースで実践し、また、タイミングが狂ってきたときは再度、ゴルフスイング練習器 1 0を取り付けて練習すれば良い。

以上、本発明に係るゴルフスイング練習器の実施例を詳述したが、かかるゴルフスィング練習器は上述の実施例に限定されるものではない。

たとえば、上述の実施例では報知手段をイヤホン 2 0により構成したが、イヤホン 2 0に代えてへッドホンなどであっても良いのは言うまでもない。また、検知手段 1 2あるいは第 2の検知手段 1 4、あるいはコントローラ 1 6に小型のスピーカーなどを内蔵し、そのスピーカーから音や音声を発生させるように構成することも可能である。

また、本発明に係るゴルフスイング練習器 1 0は検知手段 1 2と、その検知手段 1 2によって検知された左肩が顎に接触し又は最接近したことをコントロ一ラ 1 6を介して腰又は膝に伝達する腰伝達手段 2 2及び/又は膝伝達手段 2 4によって構成することも可能である。本例においては、プレーヤー 1 8はダウンスイングを始動させるために左腰と左膝を飛球方向に数 cmスラィドさせるとともに回転させるタイミングを左肩と顎とが接触した感覚により知るのが好ましく、また、腰伝達手段 2 2又は膝伝達手段 2 4のいずれか —方又は双方によってタイミングを知るように構成しても良い。

次に、本発明に係るゴルフスイング練習器は、バックスイング時にゴルフクラブがトップにくる手前の所定位置で、左腰と左膝を飛球方向に数 cmスラィドさせるとともに回転させ始め、適切なボディ一夕一ンを習得することを目的とするものであり、かかる目的を達成することができる装置であれば良い。

たとえば、図 4に示すように、ゴルフスイング練習器 2 6は少なくともバックスイング時にトップに入る直前の慣性の変化を検知する慣性検知手段 2 8と、この慣性検知手段 2 8によって検知された慣性の変化をコントローラ 1 6を介してプレーヤー 1 8に知らせるイヤホン（報知手段） 2 0と、腰や膝に飛球方向にスライドさせるとともに回転させるタイミングを伝達する腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4とから構成しても良い。

ここで、慣性の変化を検知する慣性検知手段 2 8は、図 5に示すように、バックスイング時にゴルフクラブがトップに入る直前（バックスイングの約 8 0〜9 0 %の位置）、すなわちボディーを捻転させて左肩が顎に接触する近傍部からゴルフクラブが止まるまでの間、大きく慣性が変化して働くことになり、その慣性の変化を検知するものである。慣性検知手段 2 8は慣性の変化を検知することができれば、それをプレーヤー 1 8の腕やゴルフクラブなどの任意の箇所に取り付けることができるが、特に、ブレーヤー 1 8の手や指の内側とゴルフクラブとの接触部、より好ましくは左親指の内側に取り付けるのが良い。

かかる構成のゴルフスイング練習器 2 6は、図 4に示すように、慣性検知手段 2 8は左手親指の内側に取り付けられ、イヤホン 2 0は耳に、また腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4はそれぞれ左腰と左膝に取り付けられ、更にコントローラ 1 6はベルトなどによって腰などに取り付けられて準備が完了する。次に、図 5に示すように、ゴルフクラブを持ったプレーヤー 1 8はまずァドレスからバックスイングに入り、背骨を中心軸にしてボディ一を時計方向に捩じり、左肩が顎の左側に接触したあたり（バックスイングの約 8 0 〜9 0 %の位置）で、ボディーの捻転が止まるのに対して、ゴルフクラブは回転しょうとするため、左親指の内側に配設された慣性検知手段 2 8は大きく加圧され、ゴルフクラブの重量と慣性の変化を検知する。

これにより、慣性検知手段 2 8はゴルフクラブがトップの位置に近づいたことを検知し、イヤホン 2 0を通してプレーヤ一 1 8に音又は音声により接触を知らせるとともに、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4により腰及び膝に動作の始動を伝達する。その結果、一定の時間差をもって反射神経により、プレーヤー 1 8は意識的にダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ同時に飛球方向にスライドさせるとともに反時計方向に回転させ始めることができるのである。したがって、前述と同様に、理想的なボディ一ターンのダゥンスイングをすることができ、速いヘッドスピードを得て、ボールを正確にインパクトすることができるのである。

かかるゴルフスイング練習器 2 6の実施例においても、前述の実施例と同様に、第 2の検知手段 1 4を右肩に取り付けて使用することが可能である。また、習得の程度に応じて、腰伝達手段 2 2又は膝伝達手段 2 4のいずれか一方又は双方を取り外し、慣性検知手段 2 8とコントローラ 1 6及びィャホン 2 0のみによって練習することも可能である。

また、図 6に示すように、本発明に係るゴルフスイング練習器 3 0はプレ —ヤー 1 8の左手首やあるいはゴルフクラブなどに第 2の慣性検知手段 3 2 を取り付けるとともに、そのプレーヤー 1 8の左膝あるいは左腰に挙動検知手段 3 4を取り付け、更に第 2の慣性検知手段 3 2と挙動検知手段 3 4との検知結果を判定する判定手段 3 6を備えて構成することも可能である。すなわち、第 2の慣性検知手段 3 2は左手の動き、換言するとゴルフクラブの動きを検知するものであり、バックスイング時の慣性をたとえば負の慣性とし、またダウンスイングからフォロースルー時の慣性を正の慣性とすると、慣性が負かあるいは正かの判定でゴルフクラブの動きが判定できる。一方、挙動検知手段 3 4は静止状態にある左膝あるいは左腰が回転させる方向に動いたか否かを、たとえば慣性などを利用して検知する装置で構成される。

したがって、第 2の慣性検知手段 3 2が負の慣性（バックスイング）を示しているときに挙動検知手段 3 4が腰又は膝の挙動を検知すれば、少なくともボディーターンしていることが判定されることになる。しかし、第 2の慣性検知手段 3 2がゼロの慣性（ほぼトップの位置）又は正の慣性（ダウンスィングからフォロースルー）を示しているときに挙動検知手段 3 4が腰又は膝の挙動を検知すれば、腰や膝を動かすタイミングが遅く、ボディーターンになっていないことが判定されることになる。その結果、判定手段 3 6により、音声でたとえば「0 K J 、「ボディーターン O K J などと、あるいは逆に「N G」、「タイミング不可」などと言葉で判定結果が表示されたり、あるいは音の発生の有無で判定結果の善し悪しが表示されたり、更に判定結果の善し悪しが光で表示される。また、判定手段 3 6にたとえば液晶表示装置を内蔵しておき、それによつて判定結果を表示するように構成することも可能である。

以上のように、ゴルフスイング練習器 3 0は第 2の慣性検知手段 3 2、挙動検知手段 3 4及び判別手段 3 6から構成しても良いが、前述の実施例と組み合わせて用いることも可能である。

すなわち、たとえば図 7に示すように、ゴルフスイング練習器 3 8を左肩の所定位置に取り付けられる検知手段 1 2と、右肩の所定位置に取り付けられる第 2の検知手段 1 4と、検知手段 1 2又は第 2の検知手段 1 4によって検知されたことをコントローラ 1 6を介してプレーヤ一 1 8に知らせるィャホン 2 0と、プレーヤー 1 8の腰に伝達する腰伝達手段 2 2と、プレーヤ一 1 8の膝に伝達する膝伝達手段 2 4と、更に第 2の慣性検知手段 3 2、挙動検知手段 3 4及び判別手段 3 6とから構成することも可能である。かかる構成のゴルフスイング練習器 3 8によれば、まずバックスイングにおいて、検知手段 1 2が顎と肩との接触又は最接近を検知してイヤホン 2 0、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4に検知信号をそれぞれ送り、それに基づき腰と膝を回転させると、挙動検知手段 3 4がその動きを検知し、その信号を判別手段 3 6に送る。一方、その時はバックスイングの状態であることから、慣性検知手段 3 2は負の慣性を示し、その信号を判別手段 3 6に送る。なお、この時、第 2の慣性検知手段 3 2がゼロ又は正の慣性を検知したときには、判別手段 3 6によりエラーメッセージが出されることになる。

そして、挙動検知手段 3 4が腰又は膝の動きを検知した後、一定の時間遅れをもって第 2の慣性検知手段 3 2がゼロ（トップ）に続いて正の慣性（ダゥンスイングからフォロースルー）を検知し、正の慣性を示しているときに第 2の検知手段 1 4が右肩と顎との接触を検知した場合は、判別手段 3 4によりゴルフのスイング及びスイングフォームが正しいことが表示されることになる。

かかる実施例において、コントローラ 1 6と判別手段 3 6とは一体化して構成することができ、また挙動検知手段 3 4と腰伝達手段 2 2又は膝伝達手段 2 4とは一体化して構成することが可能である。また、慣性検知手段 2 8 と第 2の慣性検知手段 3 2は同じ装置であっても良く、あるいは作動が異なる場合であつても、両者を一体化して構成することも可能である。

次に、図 8に示すように、本発明に係るゴルフスイング練習器 4 0はゴルフクラブ 4 2のシャフト 4 4に取り付けられる検出手段 4 6と、その検出手段 4 6によって検出されたゴルフクラブ 4 2の先端部の動きをコントロ一ラ 4 8を介してプレーヤー 1 8に知らせるイヤホン（報知手段） 2 0とから構成することも可能である。

検出手段 4 6は、プレーヤー 1 8が図 9に示すようにバックスイングしたときに、少なくとも図 8に示すァドレスの位置から図 9にニ点鎮線で示すトップの位置に至るまでの間のゴルフクラブ 4 2の動き、すなわちゴルフクラブ 4 2の速度あるいは加速度、慣性力又は遠心力などを測定検出することによって、バックスイング中の各位置における速度を連続的にあるいは断続的に検出するための手段である。検出手段 4 6としては、ゴルフクラブ 4 2の先端部に取り付ける場合には、そのバランスを大きく変化させないように重量が大きくなく、またゴルフボール 5 0をインパク卜した時の衝撃によって破損しないように構成される。検出手段 4 6として、たとえば速度センサが最も好ましいが、既存の技術において使用可能な装置がない場合には、速度の関数として得られる加速度、慣性力又は遠心力などを測定検出することによって、その検出値を速度として、あるいは速度に変換して得ることも可能である。たとえば、圧力や電流などの変化として作動する感圧センサ、圧力センサ、重量センサなどを用いることができ、特に限定されるものではないなお、これら検出手段 4 6による検出値は定量的に正確な値が得られる必要はなく、定性的に得られれば充分である。

検出手段 4 6によって検出されたバックスィング中のゴルフクラブ 4 2の連繞的に変化する速度をプレーヤー 1 8に知らせるため、コントローラ 4 8 を介してイヤホン 2 0により伝えられる。すなわち、バックスイング時におけるゴルフクラブ 4 2の速度を検出手段 4 6によって検出し、その検出値に基づいてコントローラ 4 8によりその速度の値に応じて音の強弱や、不連続音の発生間隔の疎密、音色の変化などに変換して、イヤホン 2 0を通してプレーヤー 1 8に知らせるのである。一方、プレーヤ一 1 8は自らのゴルフクラブ 4 2の動作位置を感覚によって感取するとともに、イヤホン 2 0を通してその動作位置におけるゴルフクラブ 4 2の速度を知ることができる。

したがって、プレーヤー 1 8はアドレスからバックスイングに入ったとき、無音の状態からたとえば小さい音あるいは発生間隔の粗い音を聞き取り、加速状態を把握する。そして、次第にトップに近づくにしたがい大きな音あるいは発生間隔の密な音を聞き取り、又はたとえば 1〜 5段階のレベルのうち幾つ音が鳴つたかを聞き取り、さらに、トップの近くでは最も大きな音あるいは最も発生間隔の密な音を聞き取ったとき、又は 1〜5段階のレベルのうちの高い方の音が鳴ったのを聞き取ったとき、理想的なバックスイングであつたことを知ることができるのである。また、ノくックスイング中に、ィャホン 2 0を通して閬き取る音に大きな音から小さな音への変化があったり、あるいは発生間隔の密な音から粗い音への変化、あるいは急激な音の変化などが含まれていた場合には、バックスイングが安定して又は理想的に行われていないことを示すものであり、プレーヤ一 1 8はバックスイングの仕方が悪かったことを知ることができる。これにより、バックスイングのフォームを直ちに修正することができることになる。なお、上記音の大きさなどはプレ一ヤーの個人差があり、それぞれ個々のプレーヤーにとって最大速度、すなわち最大の音量などは異なるものである。

以上の構成に係るゴルフスイング練習器 4 0は、図 8に示すように、検出手段 4 6はゴルフクラブ 4 2のシャフト 4 4に取り付けられ、イヤホン 2 0 は耳に、またコントローラ 4 8はベルトなどによって腰などに取り付けられて準備が完了する。次に、ゴルフクラブ 4 2を持ったプレーヤー 1 8はまずァドレスから図 9に示すようにバックスイングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に捩じって、腕とともにゴルフクラブ 4 2を回動させる _c この時、検出手段 4 6によりゴルフクラブ 4 2の回動速度が検出され、その速度の変化がイヤホン 2 0を通してプレーヤー 1 8に音又は音声により知らせられる。そして、プレーヤー 1 8はゴルフクラブ 4 2がトップの位置に来たことを感取した時、一定の時間差をもって反射神経により、意識的にダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ同時に飛球方向にスライドさせるとともに反時計方向に回転させ始めるのである。その時、プレーヤー 1 8はイヤホン 2 0を通して、トップの付近でゴルフクラブ 4 2の回動速度が最も速くなり、理想的なバックスイングになっていたか否かを確認することができる。

その結果、下半身は目標向かって数 cmスライドさせられるとともに反時計方向に捻転させられ始め：）に対し、上半身は慣性力によりトップの位置に向かって時計方向に捻転し続けているため、身体は大きく捩じられ、シャフトは橈る。そして、上半身の時計方向への捻転が下半身リードによって引つ張られて止まった後は、ボディーの筋力をパネにするとともに、てこの原理により上半身は反時計方向へ捻転し始めて、ダウンスイングに入る。このようなボディ一ターンのスイングをすることによって、ボディ一の筋力によりダウンスイングし、速いヘッドスピードを得て、ボールをインパクトすることができるのである。この理想的な下半身リ一ドのダウンスイングは理想的なバックスイングをして、トップでシャフトを橈らせることによって、より完全なものとなるのである。

次に、図 1 0に示すように、本発明に係るゴルフスイング練習器 5 2は少なくともバックスイング中にゴルフクラブ 4 2の回動速度あるいは速度の変化を検出する検出手段 4 6と、プレーヤー 1 8の左手親指とゴルフクラブ 4 2のグリップ部の接触部との押圧力を検知する圧力検知手段 5 4と、これら検出手段 4 6と圧力検知手段 5 4によって検出された速度と圧力の変化をコン卜ローラ 5 6を介してプレーヤー 1 8に知らせるイヤホン（報知手段） 2 0と、腰や膝に飛球方向にスライドさせるとともに回転させるタイミングを伝達する腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4とを備えて構成しても良い。ここで、圧力の変化を検知する圧力検知手段 5 4は図 1 2に示すように、バックスイング時にゴルフクラブ 4 2がトップに入る直前（バックスイングの約 8 0〜9 0 %の位置）、すなわちボディ一を捻転させて腕や手首の回転が止まった近傍部（ゴルフクラブ 4 2を実線で示す）からゴルフクラブ 4 2 が止まるまで（ゴルフクラブ 4 2を二点鎖線で示す）の間、ゴルフクラブ 4 2には大きな慣性が作用して、その慣性によりゴルフクラブ 4 2は橈る。その時、プレーヤー 1 8の左手親指とゴルフクラブ 4 2のグリップ部の接触部との間には大きな押圧力が作用することになり、その押圧力を圧力検知手段 5 4により検知するのである。

かかる構成のゴルフスイング練習器 5 2は、図 1 0に示すように、検出手段 4 6はゴルフクラブ 4 2のシャフト 4 4の先端部に、また圧力検知手段 5 4は左手親指の内側に取り付けられ、イヤホン 2 0は耳に、また腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4はそれぞれ左腰と左膝に取り付けられ、更にコントローラ 5 6はベルトなどによって腰などに取り付けられて準備が完了する。次に、同図 1 0及び図 1 1に示すように、ゴルフクラブ 4 2を持ったプレーヤー 1 8はまずアドレスからバックスイングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に捩じる。このバックスイングの動作により、検出手段 4 6はゴルフクラブ 4 2の回転速度を検出して、その速度に対応した音声などをコントローラ 5 6を介しイヤホン 2 0からプレーヤー 1 8に伝える。これにより、プレーヤー 1 8はバックスイングが理想的であるか否かを自ら瞬時に確認することができる。

一方、プレーヤー 1 8がバックスイングにおいてボディーを時計方向に捩じると、左肩が顎の左側に接触したあたり（バックスイングの約 8 0〜9 0 %の位置）で、ボディ一の捻転が止まるのに対して、ゴルフクラブ 4 2はさらに回転しょうとするため、左親指の内側に配設された圧力検知手段 5 4は大きく加圧され、押圧力を検知する。これにより、圧力検知手段 5 4はゴルフクラブ 4 2がトップの位置に近づいたことを検知し、コントローラ 5 6を介してイヤホン 2 0を通してプレーヤー 1 8に音又は音声によりトップに近づぃたことを知らせるとともに、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4により腰及び膝に動作の始動を伝達する。その結果、一定の時間差をもって反射神経により、プレーヤー 1 8は意識的にダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ同時に飛球方向にスライドさせるとともに反時計方向に回転させ始めることができるのである。したがって、前述と同様に、理想的なボディーターンによるダウンスイングをすることができる。

かかるゴルフスイング練習器 5 2においては、スイングフォームの習得の程度に応じて、腰伝達手段 2 2又は膝伝達手段 2 4のいずれか一方又は双方を取り外し、圧力検知手段 5 4とコントロ一ラ 5 6及びイヤホン 2 0のみによって練習することも可能である。

更に、上述の実施例では検出手段 4 6をゴルフクラブ 4 2のシャフト 4 4 の先端部に取り付けていたが、得られるデータの値が大きい反面、ゴルフボール 5 0をインパクトしたときの衝撃が検出手段 4 6に伝わり易く、検出手段 4 6が破損する恐れがあり、しかもゴルフクラブ 4 2のへッド部の重量が増えて、バランスが崩れてしまう恐れがある。このため、図 8に二点鎖線で示すように、検出手段 4 6はシャフト 4 4の中央部ゃグリップ部などに配設しても良く、あるいはプレーヤ一 1 8の手や腕、あるいは上半身特に肩に取り付けるのが好ましい。また、検出手段 4 6は 1か所だけでなく、複数箇所に取り付けることが可能である。

次に、他の実施例として、検出手段 4 6と報知手段 2 0及びコントローラ 4 8に代えて、たとえば笛や風切り音を発生させる治具などを用いることも可能である。すなわち、笛をゴルフクラブ 4 2などの適切な箇所に設け、そのゴルフクラブ 4 2をスイングさせたとき、スイングの速度に応じて音色や音量などを変えて笛が鳴るようにし、この音色や音量などによつてバックスイングが適切かどうかを判断するようにしても良い。また、笛に代えて、ゴルフクラブ 4 2をスイングさせたときに、風を切ることによって生ずる風切り音が発生し易いように構成することも可能である。

また、上述の実施例において、検知手段 1 2、第 2の検知手段 1 4、検出手段 4 6、圧力検知手段 5 4、イヤホン 2 0などの報知手段、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4はいずれも配線によつて伝達し得るように構成しても良いが、その他、電波などによって伝達し得るように構成することも可能である。また同様に、圧力検知手段 5 4とコントローラ 5 6との間についても、電波などによつて信号を送るように構成することも可能である。

本発明に係るゴルフスイング練習器は上述の実施例を適宜組み合わせて実施することが可能である。たとえば図 1 3に示すように、ゴルフスイング練習器 5 8は検知手段 1 2と、イヤホン（報知手段） 2 0と、腰伝達手段 2 2 と、膝伝達手段 2 4と、検出手段 4 6と、コントローラ 6 0とから構成することも可能である。

かかる構成のゴルフスイング練習器 5 8によれば、まずアドレスからバックスイングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に捩じって、腕とともにゴルフクラブ 4 2を回動させる。この時、プレーヤー 1 8の腕に取り付けられた検出手段 4 6により腕すなわちゴルフクラブ 4 2の回動速度が検出され、その速度の変化がイヤホン 2 0を通してプレーヤ一 1 8に音又は音声により知らせられる。そして、ゴルフクラブ 4 2がトップの位置に近づいて来たとき、検知手段 1 2が顎と肩との接触又は最接近を検知してィャホン 2 0、腰伝達手段 2 2及び膝伝達手段 2 4に検知信号をそれぞれ送る。プレーヤー 1 8はその検知信号に基づき、同時にあるいは一定の時間差をもつて反射神経により、意識的にダウンスィングをするために左膝と左腰をほぼ同時に飛球方向に若干スライドさせるとともに反時計方向に回転させ始めるのである。その時、プレーヤ一 1 8はイヤホン 2 0を通して、トップの付近でゴルフクラブ 4 2の回動速度が最も速くなり、理想的なバックスイングになっていたか否かを確認することができる。

そして、このボディータークのスイングをすることによって、ボディ一の筋力によりダウンスイングし、速いヘッドスピードを得て、ボール 5 0をィンパク卜することができるのである。次に、フォロースルーに入って、右肩が顎の右側に接触した状態で良いスイングが確認され、その後はクラブの慣性により引っ張られ体重は左足に自然に乗って行き、フィニッシュも決まることになる。この時、第 2の検知手段 1 4によって右肩が顎に接触したことを検知して、イヤホン 2 0を通して正しいスイングフォームであったことが知らされることになる。

このように、本発明に係るゴルフスイング練習器は上述の各実施態様を適宜組み合わせて実施することができ、その組み合わせは特に限定されるものではない。

以上、本発明に係るゴルフスイング練習器は左打ちにも適用し得るのは当然であり、この場合、上述の説明において、左右を逆にすれば良いのは言うまでもない。

その他、コントローラ 1 6、 4 8、 5 6はバッテリーや増幅器などを備えて上述の作動をし得るように構成されていて、また、検出手段 4 6や圧力検知手段 5 4、あるいは腰伝達手段 2 2、膝伝達手段 2 4は両面粘着テープや面ファスナ一などを用いて、着脱可能に所定の箇所に貼着し得るように構成されているのが好ましい。更に、上述の実施例を適宜組み合わせて実施することも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであ o 産業上の利用分野

以上説明したように、本発明に係るゴルフスイング練習器はゴルフの指導教室やあるいはゴルフの練習場やその他ゴルフの練習をすることができる空き地などにおいて使用することができる。また、その使用に当たって、指導者の下で事業として使用しても良いが、各個人がそれぞれ個人的に使用しても良い。

Claims

請求の範囲アドレスからバックスイングに入り、プレーヤ一の一方の肩が顎に接触した時又は最接近した時、該接触又は最接近を検知する検知手段と、該検知手段によつて検知された接触又は最接近をコントローラを介してプレーヤ一に知らせる報知手段とを備えることを特徴とするゴルフスイング練習器。

2 . 前記検知手段によって検知された接触又は最接近を、体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることを特徴とする請求項 1に記載するゴルフスイング練習器。

3 . プレーヤーの腕、ゴルフクラブ又は、プレーヤ一の手又は指の内側とゴルフクラブとの接触部のいずれか一方又は双方に取り付けられて、少なくともバックスイング時にトップに入る少し手前における慣性の変化を検知する慣性検知手段と、前記慣性検知手段によつて検知された慣性の変化をコントロ一ラを介してプレーヤーに知らせる報知手段とを備えることを特徴とするゴルフスイング練習器。

4 . 前記慣性検知手段によって検知された慣性の変化を、体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることを特徴とする請求項 3に記載するゴルフスイング練習器。

5 . ダウンスイングからフォロースルーに入り、プレーヤ一の他方の肩が顎に接触した時又は最接近した時、該接触又は最接近を検知する第 2の検知手段と、該第 2の検知手段によって検知された接触又は最接近をコントローラを介してプレーヤーに知らせる報知手段とを備えることを特徴とするゴルフスイング練習器。

6 . アドレスからバックスイングに入り、プレーヤーの一方の肩が顎に接触した時又は最接近した時、該接触又は最接近を検知する検知手段と、前記検知手段によって検知された接触又は最接近を、コントローラを介して体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることを特徵とするゴルフスイング練習器。

7 . プレーヤ一の腕、ゴルフクラブ又は、プレーヤーの手又は揩の内側とゴルフクラブとの接触部のいずれか一方又は双方に取り付けられて、少なくともバックスイング時にトップに入る直前の慣性の変化を検知する慣性検知手段と、前記慣性検知手段によって検知された慣性の変化を、体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることを特徴とするゴルフスイング練習器。

8 . プレーヤーの腕又はゴルフクラブなどに取り付けられてバックスィング時の慣性及びダウンスィングからフォロースルー時の慣性を検知する第 2 の慣性検知手段と、プレーヤーの体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に取り付けられて該膝又は腰の動きを検知する挙動検知手段と、前記第 2の慣性検知手段と挙動検知手段の検知信号に基づき夕ィミングを判別する判別手段とを備えることを特徴とするゴルフスイング練習器。

9 . 少なくともァドレスからバックスイングに入りトップに至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラブのうちいずれか 1以上に取り付けられ、該取り付け箇所の動きを検出する検出手段と、該検出手段によって検出された動きの変化をプレーヤーに知らせる報知手段とを備えることを特徴とするゴルフスイング練習器。

1 0 . 少なくともアドレスからバックスイングに入りトップに至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラブのうちいずれか 1以上に取り付けられ、該取り付け箇所の動きを検出する検出手段と、該検出手段によって検出された動きを連続的又は間欠的に記憶する記憶手段と、該記憶手段によって記憶された動きを再生して表示する表示手段とを備えることを特徴とするゴルフスィング練習器。

1 1 . 前記検出手段によって検出される手、腕又はゴルフクラブの動きは、速度、加速度、慣性力、遠心力のうち少なくとも 1以上であることを特徴とする請求項 9又は請求項 1 0に記載するゴルフスイング練習器。

1 2 . プレーヤーの親指又は親指と接触するゴルフクラブのグリップ部の接触部の少なくとも一方に、該親指と接触部との押圧力を検知する圧力検知手段を設けるとともに、該圧力検知手段によつて押圧力が検知されたときプレーヤーに知らせる報知手段を設けたことを特徴とするゴルフスイング練習

1 3 . 前記圧力検知手段によって押圧力が検知されたとき、該検知されたことをプレーヤーの体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることを特徴とする請求項 1 2に記載するゴルフスイング練習器。

1 4 . プレーヤーの親指又は親指と接触するゴルフクラブのグリップ部の接触部の少なくとも一方に、該親指と接触部との押圧力を検知する圧力検知手段を設けるとともに、該圧力検知手段によつて押圧力が検知されたとき、該検知されたことをプレーヤ一の体重移動後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に伝達する伝達手段を備えることを特徴とするゴルフスイング練習器。