JPH1043347A - 腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置 - Google Patents

腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置

Info

Publication number
JPH1043347A
JPH1043347A JP20946196A JP20946196A JPH1043347A JP H1043347 A JPH1043347 A JP H1043347A JP 20946196 A JP20946196 A JP 20946196A JP 20946196 A JP20946196 A JP 20946196A JP H1043347 A JPH1043347 A JP H1043347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
angle
detecting means
pointer
player
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20946196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Nakamura
芳和 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP20946196A priority Critical patent/JPH1043347A/ja
Publication of JPH1043347A publication Critical patent/JPH1043347A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゴルフスイングにおいて、理想的なボディー
ターンを習得させ、トップからの手打ちを無くして、ヘ
ッドスピードを上げ、飛距離を出し、ショットコントロ
ールを良くし、ハイレベルなフォームを作る。 【解決手段】 プレーヤーの腕に取り付ける支持部材2
6と、支持部材に取り付け重力方向を含む平面の方向又
はその方向と一定の角度をなす方向を指示する指示体2
8と、指示体に対し支持部材が任意に設定された回転角
度位置にきたとき支持体を検出する支持体検出手段30
とからなる腕角度検出手段8と、検出したプレーヤーの
腕角度をコントローラ16を介してプレーヤーに知らせ
る報知手段とを備える。指示体検出手段は発光素子と受
光素子33を備え、指示体が発光素子と受光素子との間
の光を遮蔽することにより、角度位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は腕角度検出手段及びゴル
フスイング練習装置に関し、特にハンディキャップ1桁
台を目指す人あるいはプロゴルファーを目指す人がマス
ターすべきスイング方法を体得するための練習装置に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ゴルフの
スイング方法は指導者によって若干個人差があるが、ス
イング上のチェックポイントは100以上(あるいは5
00以上)あると言われている。しかし、これらのチェ
ックポイントを分類整理し、集約化すると、基本的に体
得すべきチェックポイントは数点に纏められる。それら
のチェックポイントのうち数点を挙げると、正しくグリ
ップして正しくスタンスすること、ヘッドアップをしな
いこと、頭を動かさないこと、脇を開けないこと、トッ
プから手や腕を使ってボールを打ちつけない、すなわち
背骨を中心軸にしてボディーの筋肉を使って捻転させて
スイングすること、たとえば右打ちを例にすると、右足
から左足に体重移動をすること、等々がある。
【0003】このように、ゴルフのチェックポイントは
非常に多くあるが、1〜2秒内のスイング中に全てのポ
イントをチェックしながらスイングすることはできな
い。しかし、最も重要と思われるチェックポイントをマ
スターして理想的な動きをすることによって、他のチェ
ックポイントの大部分を満たした、自然に良い動きをす
ることになるのである。
【0004】ところで、これらのチェックポイントは基
礎的技術としてマスターすべきであるが、常に目で見て
確認することができないため、スイングフォームを崩し
てしまってスコアを落としてしまうことがあった。ま
た、これらのチェックポイントをマスターしてスイング
することができるようになっても、ロングホールで充分
な飛距離がでなかったり、あるいはミスショットをして
しまったりして、スコアを良くすることができないとい
う問題があった。特に、女性を始めとして体格が小柄な
人や、筋力のあまりない人は飛距離が出なく、ゴルフ本
来のスイングをすることを忘れて、無理に飛距離を出そ
うとしてゴルフクラブをトップから腕や手で打ちつけて
しまい、ミスショットになったり、スイングフォームを
崩し、ますますゴルフを難しくしてしまうことが多かっ
た。
【0005】そこで、本発明者は体格が小柄で体力のあ
まりない人であっても、ヘッドスピードを上げて飛距離
をだすことができ、しかも安定した球筋のボールを飛ば
すことのできるハイレベルのゴルフスイングができ、更
に、安定してハンディキャップ0から1桁台を維持する
ために、自己のゴルフスイングの改善に努める傍ら、国
内外の著名なプロゴルファーのスイングフォームを比較
研究するとともに、各プロゴルファーが指摘するゴルフ
の上達法を比較検討した。
【0006】その結果、プロゴルファーが指摘するゴル
フの上達法にはノウハウとして秘密にしていると考えら
れる点があるが、プロゴルファーのスイングフォームを
写したビデオテープや連続写真を仔細に分析研究した結
果、ほぼ共通したスイングを見出した。その内容はトッ
プからの切り返しで上半身と下半身が極めて短い瞬間で
あるが同時に相反する2方向に動いていることであっ
た。そして、そのゴルフスイングを繰り返して練習し、
実践したところ、スイングフォームが安定して非常に良
い結果が得られた。
【0007】ここで、見出したゴルフスイングをより詳
しく説明すると、次の通りである。右打ちの場合を例に
説明すると、まずアドレスからバックスイングに入り、
背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に捩じり、左肩
が顎の左側に接触した時、すなわちバックスイングが8
〜9割位の位置、換言するとトップの少し手前で意識的
にダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ同時に
数cm飛球方向にスライドさせ始めるのである。その結
果、時間差が生じて下半身は目標に向かって数cmスライ
ドしながら反時計方向に回転し始めるのに対し、上半身
は慣性力によりトップの位置に向かって時計方向に回転
し続けており、極めて短い一瞬、上半身と下半身は同時
に相反する2方向に動き、身体は大きく捩じられ、上半
身の時計方向への捻転が下半身のリードにより引っ張ら
れ、止まった後はボディーの筋力をバネにするととも
に、捩じりとてこの原理により反時計方向へ捻転し始め
て、ダウンスイングに入る。そして、このボディーター
ンのスイングは下半身リードのボディーの筋力によりダ
ウンスイングされ、速いヘッドスピードを得て、ボール
をインパクトするのである。その後、フォロースルーに
入って、右肩が顎の右側に接触した状態が確認できれ
ば、ヘッドアップしていない良いスイングができている
ことになるのである。
【0008】このように、ゴルフスイングは先ずアドレ
スからバックスイングに入り、トップに至ったときに下
半身すなわち腰や足をダウンスイングをする方向に捩じ
ってダウンスイングに移る、いわゆる下半身リードのダ
ウンスイングが理想的で望ましい。このような下半身リ
ードのダウンスイングをすることができれば、良いスイ
ングになり、したがって、良いショットが得られる。と
ころが、ゴルファーのミスショットの大半はトップから
の切り返しにおいて、いわゆる手打ちといわれる上半身
先行によるダウンスイングをしてしまうことにある。
【0009】下半身リードのダウンスイングはゴルファ
ー自身が意識的にプレーすることによって実現できるも
のであるが、実際は、ゴルファー自身には下半身リード
のダウンスイングになっているのか、あるいは手打ちの
状態になっているのか認識できない場合が多い。このた
め、第三者にスイングフォームを見て貰い、アドバイス
を受ける他ないが、常に第三者のアドバイスを受けるこ
とはできない。
【0010】このため、この手打ちをやり難くし安定し
た下半身リードのダウンスイングをする方法を研究した
結果、バックスイングをトップに向かって徐々に加速さ
せて、トップ付近で最速にすること、すなわちトップに
向かう慣性力が強くなればなる程、シャフトが撓り、手
や腕は使い難くなるため、手打ちしようとしている間に
下半身リードの理想的なスイングになることを見出し
た。そして、本発明者はかかるゴルフのスイングを第三
者に習得させることを目的に鋭意、研究と検討を重ねた
結果、本発明に係るゴルフスイング練習装置を発明する
に至ったのである。なお、プロゴルファーはバックスイ
ングでそのショットの善し悪しの80%が決まると言う
が、どのようにバックスイングすればトップでゴルフク
ラブのシャフトを撓らせることができるのか、というノ
ウハウとも言える秘訣を語る者はいない。更にそのよう
なスイングをすれば最大のメリットが得られることを語
る者もいない。
【0011】そこで、本発明者はかかる理想的なゴルフ
のスイングを第三者に習得させることを目的に鋭意、研
究と検討を重ねた結果、腕角度検出手段及びゴルフスイ
ング練習装置を発明するに至ったのである。そして、本
発明者である出願人は先に特願平7−78285号など
を出願し、多種類の実施の形態を開示した。したがっ
て、今回新たに出願する発明はこの特願平7−7828
5号の技術的範囲に基本的に含まれるものと本出願人は
解釈するものではあるが、今日における裁判での権利解
釈、判決などから判断して、防衛的見地により出願する
こととした。すなわち、本出願に係る発明は、上記特願
平7−78285号の技術的範囲に基本的に含まれるも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る腕角度検出
手段の要旨とするところは、プレーヤーの腕に取り付け
られて該腕とともにスイングさせられる支持部材と、該
支持部材に取り付けられて、重力方向を含む平面の方向
又は該方向と一定の角度をなす方向を指示する指示体
と、該指示体に対し前記支持部材が任意に設定された回
転角度位置にきたとき該指示体を検出する指示体検出手
段とから構成される腕角度検出手段において、前記指示
体検出手段は発光素子と受光素子を備え、指示体が発光
素子と受光素子との間の光を遮蔽することにより、角度
位置を検出することにある。
【0013】また、本発明に係る腕角度検出手段の他の
要旨とするところは、プレーヤーの腕に取り付けられて
該腕とともにスイングさせられる支持部材と、該支持部
材に取り付けられて、重力方向を含む平面の方向又は該
方向と一定の角度をなす方向を指示する指示体と、該指
示体に対し前記支持部材が任意に設定された回転角度位
置にきたとき該指示体を検出する指示体検出手段とから
構成される腕角度検出手段において、前記指示体検出手
段が磁気センサであることにある。
【0014】更に、本発明に係る腕角度検出手段の他の
要旨とするところは、プレーヤーの腕に取り付けられて
該腕とともにスイングさせられる支持部材と、該支持部
材に取り付けられて、重力方向を含む平面の方向又は該
方向と一定の角度をなす方向を指示する指示体と、該指
示体に対し前記支持部材が任意に設定された回転角度位
置にきたとき該指示体を検出する指示体検出手段とから
構成される腕角度検出手段において、前記指示体検出手
段が静電容量の変化を検出するものであることにある。
【0015】更に、本発明に係る腕角度検出手段の他の
要旨とするところは、プレーヤーの腕に取り付けられて
該腕とともにスイングさせられる支持部材と、該支持部
材に取り付けられた光源と、該光源からの光を導く光フ
ァイバーと、該光ファイバーによって導かれてきた光が
重力の変化を受けて変化する出力位置を検出する光位置
検出手段とから構成されることにある。
【0016】更に、本発明に係る腕角度検出手段の他の
要旨とするところは、プレーヤーの腕に取り付けられて
該腕とともにスイングさせられる支持部材と、常に水平
方向を指示する指示体と、該指示体に対し前記支持部材
が任意に設定された回転角度位置にきたとき該指示体を
検出する指示体検出手段とから構成される腕角度検出手
段において、前記指示体は液体に浮揚する導電性を有す
る浮揚体であることにある。
【0017】次に、本発明に係るゴルフスイング練習装
置の要旨とするところは、上記腕角度検出手段と、該腕
角度検出手段によってプレーヤーの腕角度が所定の角度
に達したことが検出されたことを該プレーヤーに知らせ
る報知手段とを備えることにある。
【0018】また、前記ゴルフスイング練習装置におい
て、前記報知手段は、「下半身からスタート」、「腰か
らスタート」、「膝からスタート」、「足からスター
ト」、「軸を動かさない」、「打ち急がない」、「頭を
動かさない」、「ジャストミートする」などの動作を表
す言葉を任意選択的に音声にてプレーヤーに知らせる手
段であることにある。
【0019】更に、前記ゴルフスイング練習装置におい
て、前記腕角度検出手段によって予め設定された腕角度
を検出し、該検出信号に基づき、体重移動後の軸足とな
るべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方にスタート
時期を伝達する伝達手段を設けたことにある。
【0020】更に、前記ゴルフスイング練習装置におい
て、前記腕角度検出手段の指示体検出手段を、プレーヤ
ーの腕角度がバックスイングにおいてトップの位置に至
る若干手前の位置を検出し得るように設定し、且つ該位
置が検出されたとき、前記報知手段によりプレーヤーに
ダウンスイングを下半身からスタートさせるように報知
させることにある。
【0021】更に、前記ゴルフスイング練習装置におい
て、前記腕角度検出手段をアドレスからトップに至る任
意の角度で検出するように設定し、該設定した一定角度
を検出した時、報知手段からの報知に基づき、トップの
位置角度を決め又はアプローチショットを開始すること
にある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明のゴルフスイング練
習装置は少なくとも腕角度検出手段と、検出された予め
設定された腕角度をプレーヤーに知らせる報知手段とか
ら構成されていて、腕角度検出手段はプレーヤーの腕の
一部たとえば上腕部に取り付けられる。特に、腕角度検
出手段は支持部材が腕とともに回転させられるのに対し
て、その支持部材に取り付けられている指示体は支持部
材の角度とは無関係に絶対軸の方向、すなわちたとえば
重力方向あるいは重力方向を含む平面の方向又はその方
向と一定の角度をなす方向を指示するように構成されて
いる。したがって、指示体検出手段の固定位置を適宜設
定して、支持部材すなわちプレーヤーの腕を回転させる
ことにより、指示体検出手段が指示体を検出した時、そ
の検出信号が報知手段によってプレーヤーに報知され、
プレーヤーは腕が設定された所定の角度位置にあるのが
分かる。
【0023】かかるゴルフスイング練習装置において、
報知手段を「下半身からスタート」、「腰からスター
ト」、「膝からスタート」、「足からスタート」「軸を
動かさない」、「打ち急がない」、「頭を動かさな
い」、「ジャストミートする」などの動作を具体的に表
す言葉を任意選択的に音声にてプレーヤーに知らせる手
段にて構成し、トップからダウンスイングへの切返しの
始動のタイミングと動作を具体的にプレーヤーに知らせ
るように構成することができる。かかる構成により、プ
レーヤーは常に動作を言葉で確認し意識することがで
き、下半身リードのダウンスイングを安定してすること
ができるようになる。
【0024】かかる構成において、プレーヤーはまずバ
ックスイングからトップの位置に至る少し手前の位置
で、腕に取り付けられた腕角度検出手段の指示体検出手
段が指示体を検出するように、指示体検出手段の位置を
設定しておく。次いで、プレーヤーはバックスイング時
に腕がトップに至る手前にきたとき、報知手段によって
指示体検出手段が指示体を検出したことを知り、それに
基づき意識的に直ちに体重移動後に軸足となる側の腰と
膝を飛球方向に数cmスライドさせ、更に回転させ始める
ことができる。したがって、ゴルフで最も重要なトップ
からダウンスイングへの切返しが理想的なボディーター
ンになり、ヘッドスピードが上がり、ダウンスイングに
おいて手や腕を却って使うことができ難くなり、いわゆ
る手打ちができ難くなる。また、背骨の中心軸をブレ難
くし、ダウンスイング始動の時に自然に両脇が締まり、
その結果クラブが身体の近くを通ることになるので、シ
ョットコントロール(方向性)が良くなる。このため、
ミスショットが激減する。更に、クラブがシャープに振
り抜けて、クラブの慣性により引っ張られて自然に左足
に体重が乗っていく。しかも、下半身リードのスイング
ができ、クラブヘッドが遅れるレートヒットができる。
更に、クラブヘッドがボールを速く打ち抜くので、ヘッ
ドアップする前にクラブが通り抜けてしまう。したがっ
て、フィニッシュが自然に決まり、そのまま打ったボー
ルを見続けていられる。
【0025】次に、かかるゴルフスイング練習装置にお
いて、腕角度検出手段の指示体検出手段の検出位置をバ
ックスイングの途中であるたとえばアドレスの位置から
30度、45度、あるいは60度などの任意の回転角度
位置に設定することによって、プレーヤーはアプローチ
ショットをするとき、設定角度に対応した飛距離を体得
することができる。その結果、正確なアプローチが可能
となる。更に、腕角度検出手段の指示体検出手段の検出
位置をトップの位置角度に設定し、常に一定したトップ
の位置角度を決めることにより、安定したスイングをす
ることが可能となる。
【0026】次に、本発明に係る腕角度検出手段及びゴ
ルフスイング練習装置の実施の形態を図面に基づいて詳
しく説明する。なお、説明の都合上、右打ちを例にして
説明する。
【0027】図1に示すように、本実施の形態に係るゴ
ルフスイング練習装置10は、左右いずれかの上腕部、
特に好ましくは左腕上腕部の任意の位置に取り付けられ
る腕角度検出手段8と、その腕角度検出手段8によって
検出されたことをコントローラ16を介してプレーヤー
18に知らせるイヤホン(報知手段)20と、プレーヤ
ー18の腰に伝達する腰伝達手段22と、プレーヤー1
8の膝に伝達する膝伝達手段24とから構成されてい
る。
【0028】腕角度検出手段8は図2に示すように、プ
レーヤー18の腕の一部に取り付けられてその腕ととも
にスイングさせられる支持部材26と、その支持部材2
6に取り付けられていて、重力方向あるいは重力方向を
含む平面の方向又は該方向と一定の角度をなす方向を指
示する指示体28と、その指示体28に対し支持部材2
6が任意に設定された回転角度位置にきたときその指示
体28を検出する指示体検出手段30とから構成されて
いる。
【0029】支持部材26は円盤状のプレートから成
り、プレートの表面には円周方向に角度を示す目盛りが
10度あるいは5度などの間隔で付けられた目盛り板2
7が配設されている。この目盛り板27は図示しない回
動摘みによって回動させられるように構成されているの
が好ましい。また、支持部材26を構成するプレートの
両端側にはバンド14を取り付けるための金具32が設
けられ、この金具32に取り付けられたバンド14によ
って支持部材26はプレーヤー18の腕に固定される。
この支持部材26はプレーヤー18の腕の一部たとえば
上腕部に伸縮可能なバンド14などによって取り付けら
れることにより、バンド14の方向と腕の方向とはほぼ
直交することになり、ほぼ同様の条件で繰り返して取り
付けることができる。
【0030】また、指示体28は支持部材26に設けら
れた軸芯34の周りを自重により円滑に回転して重力方
向を指すように構成されていて、指示体28は支持部材
26の角度に対応して、軸芯34の方向が水平方向にあ
るときは重力方向を指し、軸芯34の方向が水平方向以
外にあるときは重力方向を含む平面の方向を指すことに
なる。一方、指示体28を検出する指示体検出手段30
はリング状の回転部材36の内側に突設されていて、回
転部材36は支持部材26に対して円周方向に摺動可能
に取り付けられている。したがって、指示体検出手段3
0は回転部材36を適宜回転させることによって、支持
部材26に対して任意の角度位置に設定することができ
る。
【0031】この指示体検出手段30は図2(c)に拡
大して示すように、溝状の凹陥部に相対向して発光素子
31と受光素子33とが配設され、発光素子31から発
光させられた光を受光素子33が常時受光するように構
成されている。一方、指示体28の先端部には遮光板2
9が設けられていて、指示体28が回転させられて、そ
の遮光板29が指示体検出手段30の凹陥部を通過させ
られたとき、発光素子31から発光させられた光を遮光
する。受光素子33は瞬時にでも受光できなかったこと
を検出して、指示体28の通過を検出するのである。な
お、符号37は指示体28などを保護するための透明保
護プレートであり、ガラスや透明アクリル樹脂などによ
って形成されている。
【0032】指示体検出手段30に接続された配線38
は図1に示すように、コントローラ16に接続されてい
て、指示体28が指示体検出手段30の光を遮光したこ
と、すなわち指示体28が指示体検出手段30を通過し
たことをプレーヤー18に知らせるため、そのコントロ
ーラ16を介してイヤホン20、腰伝達手段22及び膝
伝達手段24により伝えられる。すなわち、バックスイ
ング時に指示体28が指示体検出手段30の光を遮光し
て指示体28が検出された時、イヤホン20を通して接
触したことを示す音や、あるいは言葉でたとえば「下半
身からスタート」、「左腰からスタート」、「左膝から
スタート」、「足からスタート」、「軸を動かさな
い」、「打ち急がない」、「頭を動かさない」、「ジャ
ストミートする」などと動作を具体的に指示する音声が
流される。これら音声の表示内容はプレーヤー18がコ
ントローラ16を操作して、任意に選択し得るように構
成されるのが好ましい。なお、コントローラ16は腕角
度検出手段8の支持部材26の内部に形成された空間2
5内に配設するように構成することができ、コントロー
ラ16を腕角度検出手段8に内蔵するのがより好まし
い。
【0033】一方、それと同時に又は一定の時間差をも
って、コントローラ16を介して腰伝達手段22及び膝
伝達手段24に検知信号が送られ、腰や膝を動かす動作
を促すために、腰伝達手段22及び膝伝達手段24から
それぞれ腰及び膝に信号が伝達される。これら腰伝達手
段22及び膝伝達手段24による信号の伝達方法として
は、弱電流や機械振動、音波などを用いることができ、
特にマッサージなどに用いられる低周波治療器などを用
いることもできる。
【0034】以上の構成に係るゴルフスイング練習装置
10は、図1に示すように、腕角度検出手段8がプレー
ヤー18の上腕部の所定位置に取り付けられ、イヤホン
20は耳に、また腰伝達手段22及び膝伝達手段24は
それぞれ左腰と左膝に取り付けられる。次に、プレーヤ
ー18は図1に示すように、アドレスの位置で指示体2
8が示す重力の方向を確認するとともに、その指示体2
8の方向が目盛り板27のたとえば0(ゼロ)度になる
ように目盛り板27を回動させて、基準となる角度を合
わせる。
【0035】次いで、図3に示すように、ゴルフクラブ
を持ったプレーヤー18はまずアドレスからバックスイ
ングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に
捩じるのにしたがい、腕角度検出手段8の指示体28は
支持部材26に対して回動させられ、たとえば図中実線
で示す腕の位置では指示体28は図4(a) に示すよう
に、ほぼ90度の角度を示す。そして、さらにボディー
を捻転させて、図3中二点鎖線で示す左上腕部の動きが
ほとんど停止するトップに至る少し手前で、図4(b) に
示すように、指示体28の遮光板29が指示体検出手段
30の凹陥部を通過するか、凹陥部で停止して、光を遮
光するように指示体検出手段30の位置を支持部材26
に対して回転部材36を回転させて予め設定する。すな
わち、支持部材26はプレーヤー18の腕の動きに対応
してあらゆる角度方向に動くのに対して、指示体28は
軸芯34を中心に回動して重力方向又は重力方向を含む
平面の方向を常に示すことになり、指示体検出手段30
の位置を支持部材26に対して回転させることによっ
て、指示体28を設定された所定の位置で指示体検出手
段30により検出することができるのである。
【0036】以上のように設定した後、プレーヤー18
は通常の通りゴルフスイングの練習をすることができ、
プレーヤー18はまずアドレスからバックスイングに入
り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に捩じる。
そして、ボディーの捻転とともに腕の角度がトップに至
る少し手前に達した時、指示体検出手段30が指示体2
8を検出して、その検出信号によりコントローラ16を
介してイヤホン20からプレーヤー18にたとえば「下
半身からスタート」、「左腰からスタート」、「左膝か
らスタート」、「足からスタート」、「軸を動かさな
い」、「打ち急がない」、「頭を動かさない」、「ジャ
ストミートする」などと動作を具体的に指示する音声の
一つが流される。これら音声の表示内容はプレーヤー1
8が任意に選択することになる。それとほぼ同時にある
いは一定の遅れ時間をもって、腰伝達手段22及び膝伝
達手段24により腰及び膝に動作の始動を伝達する。こ
れにより、一定の時間差をもって反射神経により、プレ
ーヤー18は指示された言葉を意識しつつ、ダウンスイ
ングをするために左膝と左腰をほぼ同時に飛球方向にス
ライドさせるとともに反時計方向に回転させ始めるので
ある。
【0037】その結果、下半身は目標に向かって数cmス
ライドさせられるとともに反時計方向に捻転させられ始
めるのに対し、上半身はバックスイングに伴う慣性力に
よりトップの位置に向かって時計方向に捻転し続けてお
り、身体は大きく捩じられることになる。次いで、上半
身の時計方向への捻転が下半身リードによって引っ張ら
れて止まった後は、ボディーの筋力をバネにするととも
に、てこの原理により反時計方向へ捻転し始めて、ダウ
ンスイングに入る。そして、このボディーターンのスイ
ングをすることによって、ボディーの筋力によりダウン
スイングし、速いヘッドスピードを得て、ボールをイン
パクトすることができるのである。
【0038】本発明に係るゴルフスイング練習装置10
は腕角度検出手段8、コントローラ16、イヤホン2
0、腰伝達手段22及び膝伝達手段24の全てを使用す
る必要は必ずしもなく、練習の結果、その習熟度に応じ
て順次取り外すのが好ましい。たとえば、腰と膝を同時
に動かすことができるようになれば、腰伝達手段22又
は膝伝達手段24のいずれか一方を取り外し、最後には
双方とも取り外すのが好ましい。
【0039】したがって、本発明に係るゴルフスイング
練習装置10は最終的には腕角度検出手段8によってト
ップに至る少し手前の位置、すなわちプレーヤー18の
腕の角度が予め設定した角度になったことを、指示体2
8が指示体検出手段30の光を遮光したことにより検出
して、それをコントローラ16を介してイヤホン20に
より音声によって腰と膝を動かすタイミングをプレーヤ
ー18に知らせるように構成すれば足りる。そして、繰
り返して練習してタイミングを会得したとき、ゴルフス
イング練習装置10を取り外して練習するとともにコー
スで実践し、また、ボディーターンのタイミングが狂っ
てきたときは再度、ゴルフスイング練習装置10を取り
付けて練習すれば良い。
【0040】次に、上述のゴルフスイング練習装置10
において、腕角度検出手段8における指示体検出手段3
0の設定位置を支持部材26に設けた角度目盛りたとえ
ばアドレスの位置を0度として、その位置から30度、
45度、60度などに合わせることにより、安定したア
プローチショットをすることが可能となる。すなわち、
30度の位置からのアプローチショットによる飛距離、
あるいは60度の位置からのアプローチショットによる
飛距離などを正確に体得することができ、安定したアプ
ローチ方法を修得することができる。更に、腕角度検出
手段8の指示体検出手段30の検出位置をトップの位置
角度に設定し、常に一定したトップの位置角度を決める
ことにより、安定したスイングをすることが可能とな
り、個性に合わせたスイングの練習をすることができ
る。
【0041】以上、本発明に係るゴルフスイング練習装
置の実施例を詳述したが、かかるゴルフスイング練習装
置は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明に
係るゴルフスイング練習装置は、特に、バックスイング
時にゴルフクラブがトップにくる手前の所定位置で、左
腰と左膝を飛球方向に数cmスライドさせるとともに回転
させ始め、適切なボディーターンを習得することを目的
とするものであり、かかる目的を達成することができる
装置であれば良い。
【0042】たとえば、上述の実施例では報知手段をイ
ヤホン20により構成したが、イヤホン20に代えてヘ
ッドホンなどであっても良いのは言うまでもない。ま
た、腕角度検出手段8あるいはコントローラ16に小型
のスピーカーなどを内蔵し、そのスピーカーから音声を
発生させるように構成することも可能である。
【0043】また、本発明に係るゴルフスイング練習装
置10は腕角度検出手段8と、その腕角度検出手段8に
よって腕がトップに至る少し手前の位置に達したことを
コントローラ16を介して腰又は膝に伝達する腰伝達手
段22及び/又は膝伝達手段24によって構成すること
も可能である。本例においては、プレーヤー18はダウ
ンスイングを始動させるために左腰と左膝を飛球方向に
数cmスライドさせるとともに回転させるタイミングを左
肩と顎とが接触した感覚により知るのが好ましく、ま
た、腰伝達手段22又は膝伝達手段24のいずれか一方
又は双方によってタイミングを知るように構成しても良
い。
【0044】更に、目盛り板27は支持部材26に回動
不能に固定され、目盛りの基準位置を指示体の基準方向
に合わせることができないように構成されていても良
い。この場合は、アドレスにおける指示体28の位置
(角度)を基準にして、角度を読み取れば良い。角度の
読み取りなどに若干の時間を要するが、腕角度検出手段
8の構成が簡単になる。また、目盛り板27に代えて、
回転部材36又は回転部材36とともに回動させられる
透明保護プレート37の適宜箇所に目盛りを付しても良
い。これらいずれの場合においても、目盛り板27又は
回動部材36は連続的に動くように構成しても良いが、
1目盛り毎に動くように構成しても良く、特に限定され
ない。
【0045】次に、本発明に係る腕角度検出手段の他の
実施の形態を図面に基づいて説明するが、共通する箇所
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】まず、図5に示すように、本実施の形態に
係る腕角度検出手段40は、支持部材26に設けられた
軸芯34の周りを自重によって円滑に回転させられる重
り42と、その重り42の先端に取り付けられた磁石4
4とから成る指示体46と、支持部材26に回転可能に
取り付けられた回転部材36の内側に突設された指示体
検出手段48とを備えて構成されている。指示体検出手
段48は磁気センサによって構成され、本例においては
2つの受感部49,50を備えた磁気抵抗素子から構成
されている。これは磁界を加えると抵抗値が増加する現
象を利用したものであり、相対的に指示体46の磁石4
4と指示体検出手段48とが接近したとき、電流が出力
されることになる。この電流が検出されたとき、指示体
46を検出したことがプレーヤー18に音声や振動など
として伝えられる。本実施例においても、指示体46の
検出角度すなわち検出すべきプレーヤー18の腕の角度
は回転部材36を回転させることによって設定すること
ができる。なお、指示体検出手段48として、磁気抵抗
素子だけでなく、ホール効果を利用したホール素子であ
っても良く、磁気センサであれば特に限定されない。
【0047】たとえば、図6に示すように、腕角度検出
手段52としてホール効果を利用したホール変換器によ
って構成することも可能である。すなわち、支持部材5
4に磁石56を対向させて配設するとともに、その支持
部材54に対して軸心58の周りを回転可能に回転部材
60を取り付け、その回転部材60を重力方向に対して
一定の位置にする重り62を設け、更に磁石56による
磁界を横切る半導体板64を配設して、腕角度検出手段
52を構成するのである。回転部材60は重り62と半
導体板64とともに支持部材54に対して回転させられ
ることになり、重り62は重力方向に、したがって半導
体板64は水平方向に保持されることになる。
【0048】この腕角度検出手段52をプレーヤー18
の腕に取り付け、半導体板64に軸心58方向に電流を
流したとき、半導体板64の軸心58と直角方向の両端
には磁石56の磁界によって起電力V0 が生じる。そし
て、プレーヤー18が腕を回転させると、磁石56の磁
界の方向に対して半導体板64の角度が変化して、起電
力がVX に低下する。そこで、この起電力の変化を予め
検定しておき、プレーヤー18の腕角度を検出するので
ある。
【0049】更に、図7に示すように、腕角度検出手段
66における指示体68を誘電体で構成するとともに、
指示体検出手段70をコンデンサ72で構成することも
可能である。すなわち、指示体検出手段70は、コンデ
ンサ72に印加する電源74と、一定の電荷が蓄積した
とき電源74を遮断するスイッチ76と、コンデンサ7
2の端子電圧を検出する検出回路78とから構成され
る。この腕角度検出手段66においては、まずスイッチ
76をオンにしてコンデンサ72に電荷を蓄積した後、
スイッチ76をオフにする。そして、プレーヤー18が
腕をバックスイングさせるのに伴い、誘電体から成る指
示体68が所定の位置に配設されたコンデンサ72の間
に介挿させられる。その結果、コンデンサ72の誘電率
が変化することになるため、検出回路78から検出され
る端子電圧が変化する。この端子電圧の変化により、プ
レーヤー18の腕角度が所定の位置に達したことを検出
することができるのである。
【0050】次に、腕角度検出手段を光が重力の影響に
より曲がることを利用して構成することも可能である。
すなわち、図8に示すように、腕角度検出手段80は光
源82と、光源82からの光を導く光ファイバー84
と、光ファイバー84によって導かれてきた光の位置を
検出する光位置検出器86と検出回路88から成る光位
置検出手段90を備えて構成される。ここで、光ファイ
バー84は充分な長さ、たとえば数百m単位の長さでコ
イル状に巻かれて構成されている。したがって、この腕
角度検出手段80がプレーヤー18の腕に取り付けら
れ、腕がアドレスの位置にあるとき、光ファイバー84
はほぼ水平方向に配置されることになる。このとき、光
ファイバー84の一端から入射された点状の光92は重
力の影響を受けて徐々に曲げられ、他端から出るとき、
たとえば図中のCから出力されることになり、その位置
を光位置検出器86により検出するのである。そして、
プレーヤー18がバックスイングにより腕を回転させた
とき、腕に巻かれた光ファイバー84は重力方向に対し
て角度が付くことから、その中を通過する光は重力によ
る影響が小さくなり、曲がり方が小さくなる。その結
果、水平のときに、光ファイバー84から出力される光
の位置が図中のCであったのが、角度が付くことによ
り、図中AやBの位置になる。そこで、この光の位置の
変化を光位置検出器86によって検出することによっ
て、プレーヤー18の腕の角度を検出するのである。
【0051】次に、図9に示すように、腕角度検出手段
93は、支持部材94に回転可能に支持される回転部材
96を筒状部材をリング状に形成したもので構成し、こ
の中空の回転部材96の中に非導電性の流体98を所定
量だけ入れるとともに、その流体98に導電性の浮揚体
100を浮かせ、その導電性の浮揚体100によって接
続される対向電極102,104を一定の角度間隔に配
設して構成することができる。本実施例では、非導電性
の流体98は常に水平方向を指示する指示体として機能
し、支持部材94とともに回転部材96が回転させら
れ、浮揚体100が対向電極102と104との間を電
気的に接続することにより、コントローラ106などで
得られた電流値あるいは接続位置によって角度を検出す
ることができる。
【0052】以上説明したように、本発明に係るゴルフ
スイング練習装置の腕角度検出手段は種々の構成を取る
ことができ、その他、当業者ならずとも本出願の実施の
形態や先の出願で開示した発明・実施の形態に基づい
て、種々改良、改変を加えて、無限とも言える実施の形
態を採用することが可能である。これらの実施の形態に
ついて、全てを開示することは事実上不可能であり、こ
れら明示しない実施の形態を含む発明はいずれも先の特
許出願、特開平7−78285号の技術的範囲に基本的
に含まれるものである。
【0053】以上、本発明に係るゴルフスイング練習装
置は左打ちにも適用し得るのは当然であり、この場合、
上述の説明において、左右を逆にすれば良いのは言うま
でもない。
【0054】その他、コントローラ16はバッテリーや
増幅器などを備えて上述の作動をし得るように構成され
ていて、たとえばバッテリーは太陽電池を用いても良
い。また、腰伝達手段22、膝伝達手段24は両面粘着
テープや面ファスナーなどを用いて、着脱可能に所定の
箇所に貼着し得るように構成されているのが好ましい。
更に、報知手段は上述の実施例に限定されるものではな
く、プレーヤーの腰などにショックを与えるものなど、
適宜構成することができる。更に、上述の実施例を適宜
組み合わせて実施することも可能であるなど、本発明は
その趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき
種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るも
のである。
【0055】
【発明の効果】以上、本発明に係るゴルフスイング練習
装置は少なくともアドレスからバックスイングに入り、
プレーヤーの腕に取り付けた腕角度検出手段が所定の腕
角度に達したことを検出した時、その検出をコントロー
ラを介して報知手段によりプレーヤーに知らせるように
構成しているため、プレーヤーはバックスイング時に腕
がトップに至る少し手前にきたことを音声により知り、
それに基づき意識的に直ちに体重移動後に軸足となる側
の腰と膝を飛球方向に若干スライドさせるとともに回転
させ始めることができる。したがって、ゴルフで最も重
要なトップからダウンスイングへの切返しが下半身リー
ドで理想的なボディーターンになり、ダウンスイングに
おいて手や腕を却って使うことができ難くなり、いわゆ
る手打ちができ難くなる。
【0056】したがって、いずれにおいてもダウンスイ
ング始動の時に自然に両脇が締まり、その結果クラブが
身体の近くを通ることになるので、ショットコントロー
ル(方向性)が良くなる。このため、ミスショットが激
減する。更に、クラブがシャープに振り抜けて、クラブ
の慣性により引っ張られ自然に左足に体重が乗ってい
く。しかも、下半身リードのスイングができ、クラブヘ
ッドが遅れるレートヒットができる。更に、クラブヘッ
ドがボールを速く打ち抜くので、ヘッドアップする前に
クラブが通り抜けてしまう。したがって、フィニッシュ
が自然に決まり、そのまま打ったボールを見続けていら
れる。また、ゴルフクラブのヘッドスピードが上がり、
飛距離が出る。更に、ボールのライが少々悪くても、ク
ラブヘッドが遅れて下りてくるので、良くつかまること
になる。
【0057】更に、本発明に係るゴルフスイング練習装
置によれば、腕角度検出手段によって検出する腕の角度
を任意に設定することができ、任意に設定された角度か
ら常に安定したアプローチショットを練習することがで
きる。また、腕角度検出手段によってトップの位置を検
出することができ、安定したショットをすることができ
る。このように、アプローチからドライバーまで、どの
クラブでも同じ意識でスイングすることができ、用いる
クラブに応じてスイングフォームを変える必要がなく、
フォームが安定することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフスイング練習装置の構成を
示す説明図である。
【図2】図1に示すゴルフスイング練習装置における腕
角度検出手段を示す説明図であり、同図(a) は平面図、
同図(b) は正面断面図、同図(c) は要部拡大断面図であ
る。
【図3】図1に示すゴルフスイング練習装置の作動を説
明するための図である。
【図4】同図(a) 及び(b) は、図3に示すゴルフスイン
グ練習装置における腕角度検出手段の作動を説明するた
めの平面図である。
【図5】本発明に係るゴルフスイング練習装置における
腕角度検出手段の他の実施の形態を示す説明図であり、
同図(a) は正面図、同図(b) は要部拡大斜視図である。
【図6】本発明に係るゴルフスイング練習装置における
腕角度検出手段の更に他の実施の形態を示す正面説明図
である。
【図7】本発明に係るゴルフスイング練習装置における
腕角度検出手段の更に他の実施の形態を示す要部拡大斜
視説明図である。
【図8】本発明に係るゴルフスイング練習装置における
腕角度検出手段の更に他の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図9】本発明に係るゴルフスイング練習装置における
腕角度検出手段の更に他の実施の形態を示す正面説明図
である。
【符号の説明】
10;ゴルフスイング練習装置 8,40,52,66,80,93;腕角度検出手段 16;コントローラ 18;プレーヤー 20;イヤホン(報知手段) 22;腰伝達手段 24;膝伝達手段 26,54;支持部材 28,46,68;指示体 29;遮光板 30,48,70;指示体検出手段 31;発光素子 33;受光素子 36,60,96;回転部材 42,62;重り 44,56;磁石 64;半導体板 72;コンデンサ 82;光源 84;光ファイバー 90;光位置検出手段 98;流体 100;浮揚体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレーヤーの腕に取り付けられて該腕と
    ともにスイングさせられる支持部材と、該支持部材に取
    り付けられて、重力方向を含む平面の方向又は該方向と
    一定の角度をなす方向を指示する指示体と、該指示体に
    対し前記支持部材が任意に設定された回転角度位置にき
    たとき該指示体を検出する指示体検出手段とから構成さ
    れる腕角度検出手段において、前記指示体検出手段は発
    光素子と受光素子を備え、指示体が発光素子と受光素子
    との間の光を遮蔽することにより、角度位置を検出する
    ことを特徴とする腕角度検出手段。
  2. 【請求項2】 プレーヤーの腕に取り付けられて該腕と
    ともにスイングさせられる支持部材と、該支持部材に取
    り付けられて、重力方向を含む平面の方向又は該方向と
    一定の角度をなす方向を指示する指示体と、該指示体に
    対し前記支持部材が任意に設定された回転角度位置にき
    たとき該指示体を検出する指示体検出手段とから構成さ
    れる腕角度検出手段において、前記指示体検出手段が磁
    気センサであることを特徴とする腕角度検出手段。
  3. 【請求項3】 プレーヤーの腕に取り付けられて該腕と
    ともにスイングさせられる支持部材と、該支持部材に取
    り付けられて、重力方向を含む平面の方向又は該方向と
    一定の角度をなす方向を指示する指示体と、該指示体に
    対し前記支持部材が任意に設定された回転角度位置にき
    たとき該指示体を検出する指示体検出手段とから構成さ
    れる腕角度検出手段において、前記指示体検出手段が静
    電容量の変化を検出するものであることを特徴とする腕
    角度検出手段。
  4. 【請求項4】 プレーヤーの腕に取り付けられて該腕と
    ともにスイングさせられる支持部材と、該支持部材に取
    り付けられた光源と、該光源からの光を導く光ファイバ
    ーと、該光ファイバーによって導かれてきた光が重力の
    変化を受けて変化する出力位置を検出する光位置検出手
    段とから構成されることを特徴とする腕角度検出手段。
  5. 【請求項5】 プレーヤーの腕に取り付けられて該腕と
    ともにスイングさせられる支持部材と、常に水平方向を
    指示する指示体と、該指示体に対し前記支持部材が任意
    に設定された回転角度位置にきたとき該指示体を検出す
    る指示体検出手段とから構成される腕角度検出手段にお
    いて、前記指示体は液体に浮揚する導電性を有する浮揚
    体であることを特徴とする腕角度検出手段。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項 のいずれかに
    記載する腕角度検出手段と、該腕角度検出手段によって
    プレーヤーの腕角度が所定の角度に達したことが検出さ
    れたことを該プレーヤーに知らせる報知手段とを備える
    ことを特徴とするゴルフスイング練習装置。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、「下半身からスター
    ト」、「腰からスタート」、「膝からスタート」、「足
    からスタート」、「軸を動かさない」、「打ち急がな
    い」、「頭を動かさない」、「ジャストミートする」な
    どの動作を表す言葉を任意選択的に音声にてプレーヤー
    に知らせる手段であることを特徴とする請求項6に記載
    するゴルフスイング練習装置。
  8. 【請求項8】 前記腕角度検出手段によって予め設定さ
    れた腕角度を検出し、該検出信号に基づき、体重移動後
    の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方
    にスタート時期を伝達する伝達手段を設けたことを特徴
    とする請求項6又は請求項7に記載するゴルフスイング
    練習装置。
  9. 【請求項9】 前記腕角度検出手段の指示体検出手段
    を、プレーヤーの腕角度がバックスイングにおいてトッ
    プの位置に至る若干手前の位置を検出し得るように設定
    し、且つ該位置が検出されたとき、前記報知手段により
    プレーヤーにダウンスイングを下半身からスタートさせ
    るように報知させることを特徴とする請求項6乃至請求
    項8のいずれかに記載するゴルフスイング練習装置。
  10. 【請求項10】 前記腕角度検出手段をアドレスからト
    ップに至る任意の角度で検出するように設定し、該設定
    した一定角度を検出した時、報知手段からの報知に基づ
    き、トップの位置角度を決め又はアプローチショットを
    開始することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいず
    れかに記載するゴルフスイング練習装置。
JP20946196A 1996-08-08 1996-08-08 腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置 Withdrawn JPH1043347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20946196A JPH1043347A (ja) 1996-08-08 1996-08-08 腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20946196A JPH1043347A (ja) 1996-08-08 1996-08-08 腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1043347A true JPH1043347A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16573264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20946196A Withdrawn JPH1043347A (ja) 1996-08-08 1996-08-08 腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1043347A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080098A (ja) * 2006-08-30 2008-04-10 Kunihiro Tamura 打球運動に於ける上肢と下肢の運動機能効果助勢装置
WO2010098570A3 (ko) * 2009-02-26 2010-11-25 (주)버팔로 골프스윙 정보 디바이스
JP2017029665A (ja) * 2015-07-28 2017-02-09 株式会社ユピテル 装置およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080098A (ja) * 2006-08-30 2008-04-10 Kunihiro Tamura 打球運動に於ける上肢と下肢の運動機能効果助勢装置
WO2010098570A3 (ko) * 2009-02-26 2010-11-25 (주)버팔로 골프스윙 정보 디바이스
JP2017029665A (ja) * 2015-07-28 2017-02-09 株式会社ユピテル 装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5588919A (en) Golf swing training device
US5511789A (en) Golf swing training device
US5435561A (en) Electronic putting trainer
US3863933A (en) Game club swing training device
US20110054782A1 (en) Method and apparatus of measuring and analyzing user movement
WO2007069014A1 (en) Sport movement analyzer and training device
JPH10501156A (ja) 運動測定装置
JP2002541937A (ja) スポーツトレーニング装置並びにスポーツトレーニングシステム
US20140113752A1 (en) Training device
US20120046907A1 (en) Training aid
JPH11169499A (ja) ゴルフクラブのスイング時の〔加速度〕をグラフで 表示し、プロゴルファーのグラフと比較できるよう にしたゴルフスイングの練習器具。
JPH1043347A (ja) 腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置
JP3000195B2 (ja) 腕角度検出手段及びゴルフスイング練習装置
JPH07178210A (ja) ゴルフスイング練習器
WO2009034189A1 (en) Training apparatus
US20040014531A1 (en) Device for training the correct swing for a club
US6969257B2 (en) Golf swing timing/training device
WO2010090302A2 (ja) ゴルフスイングに於けるダウンスイング指示装置。
JP2002253721A (ja) ゴルフクラブのスイング軌道練習用具及びスイング軌道練習方法
JPH09285585A (ja) トップからの切り返し装置並びにダウンスイング始動装置及びゴルフスイング練習装置
JPH10216285A (ja) フォーム習得・メンタル強化装置及びメンタル強化装置
CN206097052U (zh) 一种智能感应设备
JPH0947535A (ja) ゴルフスイング練習装置
JPH08117377A (ja) ダウンスイング始動指示装置及びゴルフスイング練習装置
JP2538997Y2 (ja) ゴルフスイング練習具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104