JPH07178210A - ゴルフスイング練習器 - Google Patents

ゴルフスイング練習器

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JPH07178210A
JPH07178210A JP34784293A JP34784293A JPH07178210A JP H07178210 A JPH07178210 A JP H07178210A JP 34784293 A JP34784293 A JP 34784293A JP 34784293 A JP34784293 A JP 34784293A JP H07178210 A JPH07178210 A JP H07178210A
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JP
Japan
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player
backswing
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golf
golf club
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JP34784293A
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Yoshikazu Nakamura
芳和 中村
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Original Assignee
Individual
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Priority to AU60111/94A priority patent/AU664797B2/en
Priority to KR1019940703070A priority patent/KR950700098A/ko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフスイングにおいて最も重要なバックス
イングからダウンスイングへの切返しが下半身リードの
理想的な動きをする技術を習得させるために、バックス
イングをトップに向かって徐々に加速させて、トップ付
近で最速にする理想的なバックスイングを習得させるこ
とにある。 【構成】 少なくともアドレスからバックスイングに入
りトップに至る間の手、腕又はゴルフクラブのうちいず
れか1以上に取り付けられ、該取り付け箇所の動きを検
出する検出手段16と、該検出手段16によって検出さ
れた動きの変化をコントローラ18を介してプレーヤー
20に知らせる報知手段22とを備えて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフスイング練習器に
関し、特にハンディキャップ1桁台を目指す人あるいは
プロゴルファーを目指す人がマスターすべきスイング方
法を体得するための練習器に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフのスイング方法は指導者によって
若干個人差があるが、スイング上のチェックポイントは
100以上(あるいは500以上)あると言われてい
る。しかし、これらのチェックポイントを分類整理し、
集約化すると、基本的に体得すべきチェックポイントは
数点に纏められる。それらのチェックポイントのうち数
点を挙げると、正しくグリップして正しくスタンスする
こと、ヘッドアップをしないこと、頭を動かさないこ
と、脇を開けないこと、トップから手や腕を使ってボー
ルを打ちつけない、すなわち背骨を中心軸にしてボディ
ーの筋肉を使って捻転させてスイングすること、右打ち
の場合、右足から左足に体重移動をすること、等々があ
る。
【0003】このように、ゴルフのチェックポイントは
非常に多くあるが、2〜3秒内のスイング中に全てのポ
イントをチェックしながらスイングすることはできな
い。しかし、最も重要と思われるチェックポイントをマ
スターして理想的な動きをすることによって、他のチェ
ックポイントの大部分を満たした、自然に良い動きを誘
発することになるのである。
【0004】ところで、これらのチェックポイントは基
礎的技術としてマスターすべきであるが、常に目で見て
確認することができないため、スイングフォームを崩し
てしまってスコアを落としてしまうことがあった。ま
た、これらのチェックポイントをマスターしてスイング
することができるようになっても、ロングホールで充分
な飛距離がでなかったり、あるいはミスショットをして
しまったりして、スコアを良くすることができないとい
う問題があった。特に、女性を始めとして体格が小柄な
人や、筋力のあまりない人は飛距離が出なく、ゴルフ本
来のスイングをすることを忘れて、無理に飛距離を出そ
うとしてゴルフクラブをトップから腕や手で打ちつけて
しまい、ミスショットになったり、スイングフォームを
崩し、ますますゴルフを難しくすることが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は体
格が小柄で体力のあまりない人であっても、ヘッドスピ
ードを上げて飛距離をだすことができ、しかも安定した
球筋のボールを飛ばすことのできるハイレベルのゴルフ
スイングができ、更に、安定してハンディキャップ0か
ら1桁台を維持するために、自己のゴルフスイングの改
善に努める傍ら、国内外の著名なプロゴルファーのスイ
ングフォームを比較研究するとともに、各プロゴルファ
ーが指摘するゴルフの上達法を比較検討した。
【0006】その結果、ゴルフスイングは先ずアドレス
からバックスイングに入り、トップに至ったときに下半
身すなわち腰や足をダウンスイングをする方向に捩じっ
てダウンスイングに移る、いわゆる下半身リードのダウ
ンスイングが理想的で望ましい。このような下半身リー
ドのダウンスイングをすることができれば、良いスイン
グになり、一方、良いショットが得られる。ところが、
ゴルファーのミスショットの大半はトップからの切り返
しにおいて、いわゆる手打ちといわれる上半身先行によ
るダウンスイングをしてしまうことにある。
【0007】下半身リードのダウンスイングはゴルファ
ー自身が意識的にプレーすることによって実現できるも
のであるが、実際は、ゴルファー自身には下半身リード
のダウンスイングになっているのか、あるいは手打ちの
状態になっているのか認識できない場合が多い。このた
め、第三者にスイングフォームを見て貰い、アドバイス
を受ける他ないが、常に第三者のアドバイスを受けるこ
とはできない。
【0008】そこで、この手打ちをやり難くし安定した
下半身リードのダウンスイングをする方法を研究した結
果、バックスイングをトップに向かって徐々に加速させ
て、トップ付近で最速にすること、すなわちトップに向
かう慣性力が強くなればなる程、シャフトが撓り、手や
腕は使い難くなるため、手打ちしようとしている間に下
半身リードの理想的なスイングになることを見出した。
そして、本発明者はかかるゴルフのスイングを第三者に
習得させることを目的に鋭意、研究と検討を重ねた結
果、本発明に係るゴルフスイング練習器を発明するに至
ったのである。なお、プロゴルファーはバックスイング
でそのショットの善し悪しの80%が決まると言うが、
どのようにバックスイングすればトップでゴルフクラブ
のシャフトを撓らせることができるのか、というノウハ
ウとも言える秘訣を語る者はいない。更にそのようなス
イングをすれば最大のメリットが得られることも語る者
はいない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴルフスイ
ング練習器の要旨とするところは、少なくともアドレス
からバックスイングに入りトップに至る間の手、腕、上
半身又はゴルフクラブのうちいずれか1以上に取り付け
られ、該取り付け箇所の動きを検出する検出手段と、該
検出手段によって検出された動きの変化をコントローラ
を介してプレーヤーに知らせる報知手段とを備えること
にある。
【0010】本発明に係るゴルフスイング練習器の他の
要旨とするところは、ゴルフスイング練習器において、
少なくともアドレスからバックスイングに入りトップに
至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラブのうちいずれ
か1以上に取り付けられ、該取り付け箇所の動きを検出
する検出手段と、該検出手段によって検出された動きを
連続的又は間欠的に記憶する記憶手段と、該記憶手段に
よって記憶された動きを再生して表示する表示手段とを
備えることにある。
【0011】かかるゴルフスイング練習器において、前
記検出手段によって検出される手、腕又はゴルフクラブ
の動きとして、速度、加速度、慣性力、遠心力のうち少
なくとも1以上を検出することにある。
【0012】また、かかるゴルフスイング練習器におい
て、プレーヤーの親指又は親指と接触するゴルフクラブ
のグリップ部の接触部の少なくとも一方に、該親指と接
触部との押圧力を検知する圧力検知手段を設けるととも
に、該圧力検知手段によって押圧力が検知されたときプ
レーヤーに知らせる報知手段を設けたことにある。
【0013】更に、かかるゴルフスイング練習器におい
て、前記圧力検知手段によって押圧力が検知されたと
き、該検知されたことをプレーヤーの体重移動後の軸足
となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双方に直接
伝達する伝達手段を備えたことにある。
【0014】
【作用】本発明に係るゴルフスイング練習器は少なくと
も検出手段と、コントローラを介してプレーヤーに知ら
せる報知手段とから構成されていて、プレーヤーはアド
レスからバックスイングに入り、トップに至るゴルフス
イングの挙動を、プレーヤーの手や腕あるいはゴルフク
ラブに取り付けられた検出手段によりその動き、すなわ
ちたとえば速度、加速度、慣性力あるいは遠心力として
検出し、その動きの変化をコントローラを介して報知手
段によって知ることができる。具体的に説明すると、バ
ックスイングにおける手や腕あるいはゴルフクラブの動
きはアドレスからトップに至るまで徐々に速度が速くな
り、トップの付近で最も速度が速くなってシャフトが撓
るのが理想的である。したがって、これらの速度を直接
検出するか、あるいは加速度、慣性力又は遠心力などと
して検出し、この検出値を報知手段により音声、言葉や
笛の音などとしてプレーヤーに知らせることにより、バ
ックスイングにおいて速度が徐々に速くなっているか、
トップの付近で最も速度が速くなっているかをプレーヤ
ー自身が直ちに確認することができる。
【0015】また、検出手段によって検出されたバック
スイングにおける手や腕あるいはゴルフクラブの動きを
記憶手段によって記憶させ、それをディスプレイ装置な
どの再生して表示することのできる表示装置に画像など
として表示し、動きを確認することができる。
【0016】更に、プレーヤーの親指又は親指と接触す
るゴルフクラブのグリップ部の接触部の少なくとも一方
に、親指と接触部との押圧力を検知する圧力検知手段を
設けるとともに、その圧力検知手段によって押圧力が検
知されたときプレーヤーに知らせる報知手段を設けるこ
とにより、バックスイングにおいて、ゴルフクラブがト
ップの位置にきたことを報知手段により音声などでプレ
ーヤーに知らせることができる。これにより、バックス
イングにおける手や腕あるいはゴルフクラブの動きがト
ップの付近で最も速度が速くなっているかどうかを一層
明確に確認することができるとともに、下半身リードの
ダウンスイングの開始時期をプレーヤーに知らせること
ができる。すなわち、ゴルフクラブがトップの位置にき
たことを音声などでプレーヤーに知らせることにより、
それに基づき意識的に直ちに体重移動後に軸足となる側
の腰と膝を飛球方向に数cmスライドさせ、更に回転させ
始めることができる。したがって、ゴルフで最も重要な
トップからダウンスイングへの切返しが理想的なボディ
ーターンになり、ヘッドスピードが上がり、ダウンスイ
ングにおいて手や腕を却って使うことができ難くなり、
いわゆる手打ちができ難くなる。また、背骨の中心軸を
ブレ難くし、ダウンスイング始動の時に自然に両脇が締
まり、その結果クラブが身体の近くを通ることになるの
で、ショットコントロール(方向性)が良くなる。この
ため、ミスショットが激減する。更に、クラブがシャー
プに振り抜けて、クラブの慣性により引っ張られて自然
に左足に体重が乗っていく。しかも、下半身リードのス
イングができ、クラブヘッドが遅れるレートヒットがで
きる。更に、クラブヘッドがボールを速く打ち抜くの
で、ヘッドアップする前にクラブが通り抜けてしまう。
したがって、フィニッシュが自然に決まり、そのまま打
ったボールを見続けていられる。
【0017】また、かかるゴルフスイング練習器におい
て、バックスイングからダウンスイングを始動させるた
めの腰及び/又は膝を飛球方向へスライドさせ且つ回転
させるタイミングを伝達する伝達手段を設けることによ
り、上述の作動を完全なものにすることができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明に係るゴルフスイング練習器の
実施例を図面に基づいて詳しく説明する。なお、説明の
都合上、右打ちを例に説明する。
【0019】図1に示すように、本実施例に係るゴルフ
スイング練習器10は、ゴルフクラブ12のシャフト1
4に取り付けられる検出手段16と、検出手段16によ
って検出されたゴルフクラブ12の先端部の動きをコン
トローラ18を介してプレーヤー20に知らせるイヤホ
ン(報知手段)22とから構成されている。
【0020】検出手段16は、プレーヤー20が図2に
示すようにバックスイングしたときに、少なくとも図1
に示すアドレスの位置から図2に二点鎖線で示すトップ
の位置に至るまでの間のゴルフクラブ12の動き、すな
わちゴルフクラブ12の速度あるいは加速度、慣性力又
は遠心力などを測定検出することによって、バックスイ
ング中の各位置における速度を検出するための手段であ
る。検出手段16としては、ゴルフクラブ12の先端部
に取り付けられるため、重量が大きくなく、またゴルフ
ボール24をインパクトした時の衝撃によって破損しな
いように構成される。検出手段16として、たとえば速
度センサが最も好ましいが、既存の技術において使用可
能な装置がない場合には、速度の関数として得られる加
速度、慣性力又は遠心力などを測定検出することによっ
て、その検出値を速度として、あるいは速度に変換して
得ることも可能である。たとえば、圧力や電流などの変
化として作動する感圧センサ、圧力センサ、重量センサ
などを用いることができ、特に限定されるものではな
い。なお、これら検出手段16による検出値は定量的に
正確な値が得られる必要はなく、定性的に得られれば充
分である。
【0021】検出手段16によって検出されたバックス
イング中のゴルフクラブ12の連続的に変化する速度を
プレーヤー20に知らせるため、コントローラ18を介
してイヤホン22により伝えられる。すなわち、バック
スイング時におけるゴルフクラブ12の速度を検出手段
16によって検出し、その検出値に基づいてコントロー
ラ18によりその速度の値に応じて音の強弱や、不連続
音の発生間隔の疎密、音色の変化などに変換して、イヤ
ホン22を通してプレーヤー20に知らせるのである。
一方、プレーヤー20は自らのゴルフクラブ12の動作
位置を感覚によって感取するとともに、イヤホン22を
通してその動作位置におけるゴルフクラブ12の速度を
知ることができる。
【0022】したがって、プレーヤー20はアドレスか
らバックスイングに入ったとき、無音の状態からたとえ
ば小さい音あるいは発生間隔の粗い音を聞き取り、加速
状態を把握する。そして、次第にトップに近づくにした
がい大きな音あるいは発生間隔の密な音を聞き取り、又
はたとえば1〜5段階のレベルのうち幾つ音が鳴ったか
を聞き取り、さらに、トップの近くでは最も大きな音あ
るいは最も発生間隔の密な音を聞き取ったとき、又は1
〜5段階のレベルのうちの高い方の音が鳴ったのを聞き
取ったとき、理想的なバックスイングであったことを知
ることができるのである。また、バックスイング中に、
イヤホン22を通して聞き取る音に大きな音から小さな
音への変化があったり、あるいは発生間隔の密な音から
粗い音への変化、あるいは急激な音の変化などが含まれ
ていた場合には、バックスイングが安定して又は理想的
に行われていないことを示すものであり、プレーヤー2
0はバックスイングの仕方が悪かったことを知ることが
できる。これにより、バックスイングのフォームを直ち
に修正することができることになる。なお、上記音の大
きさなどはプレーヤーの個人差があり、それぞれ個々の
プレーヤーにとって最大速度、すなわち最大の音量など
は異なるものである。
【0023】以上の構成に係るゴルフスイング練習器1
0は、図1に示すように、検出手段16はゴルフクラブ
12のシャフト14に取り付けられ、イヤホン22は耳
に、またコントローラ18はベルトなどによって腰など
に取り付けられて準備が完了する。次に、ゴルフクラブ
12を持ったプレーヤー20はまずアドレスから図2に
示すようにバックスイングに入り、背骨を中心軸にして
ボディーを時計方向に捩じって、腕とともにゴルフクラ
ブ12を回動させる。この時、検出手段16によりゴル
フクラブ12の回動速度が検出され、その速度の変化が
イヤホン22を通してプレーヤー20に音又は音声によ
り知らせられる。そして、プレーヤー20はゴルフクラ
ブ12がトップの位置に来たことを感取した時、一定の
時間差をもって反射神経により、意識的にダウンスイン
グをするために左膝と左腰をほぼ同時に飛球方向にスラ
イドさせるとともに反時計方向に回転させ始めるのであ
る。その時、プレーヤー20はイヤホン22を通して、
トップの付近でゴルフクラブ12の回動速度が最も速く
なり、理想的なバックスイングになっていたか否かを確
認することができる。
【0024】その結果、下半身は目標に向かって数cmス
ライドするとともに反時計方向に捻転し始めるのに対
し、上半身は慣性力によりトップの位置に向かって時計
方向に捻転し続けており、身体は大きく捩じられ、シャ
フトは撓り、上半身の時計方向への捻転が下半身リード
によって引っ張られて止まった後は、ボディーの筋力を
バネにするとともに、てこの原理により反時計方向へ捻
転し始めて、ダウンスイングに入る。そして、このボデ
ィーターンのスイングをすることによって、ボディーの
筋力によりダウンスイングし、速いヘッドスピードを得
て、ボールをインパクトすることができるのである。こ
の理想的な下半身リードのダウンスイングは理想的なバ
ックスイングをして、トップでシャフトを撓らせること
によって、より完全なものとなる。
【0025】以上、本発明に係るゴルフスイング練習器
の実施例を詳述したが、かかるゴルフスイング練習器は
上述の実施例に限定されるものではない。
【0026】たとえば、図3に示すように、ゴルフスイ
ング練習器26は少なくともバックスイング中にゴルフ
クラブ12の回動速度あるいは速度の変化を検出する検
出手段16と、プレーヤー20の左手親指とゴルフクラ
ブ12のグリップ部の接触部との押圧力を検知する圧力
検知手段28と、これら検出手段16と圧力検知手段2
8によって検出された速度と圧力の変化をコントローラ
30を介してプレーヤー20に知らせるイヤホン(報知
手段)22と、腰や膝に飛球方向にスライドさせるとと
もに回転させるタイミングを伝達する腰伝達手段32及
び膝伝達手段34とを備えて構成しても良い。
【0027】ここで、圧力の変化を検知する圧力検知手
段28は、図5に示すように、バックスイング時にゴル
フクラブ12がトップに入る直前(バックスイングの約
80〜90%の位置)、すなわちボディーを捻転させて
腕や手首の回転が止まった近傍部(ゴルフクラブ12を
実線で示す)からゴルフクラブ12が止まるまで(ゴル
フクラブ12を二点鎖線で示す)の間、ゴルフクラブ1
2には大きな慣性が作用して、その慣性によりゴルフク
ラブ12は撓る。その時、プレーヤー20の左手親指と
ゴルフクラブ12のグリップ部の接触部との間には大き
な押圧力が作用することになり、その押圧力を圧力検知
手段28により検知するのである。
【0028】かかる構成のゴルフスイング練習器26
は、図3に示すように、検出手段16はゴルフクラブ1
2のシャフト14の先端部に、また圧力検知手段28は
左手親指の内側に取り付けられ、イヤホン22は耳に、
また腰伝達手段32及び膝伝達手段34はそれぞれ左腰
と左膝に取り付けられ、更にコントローラ16はベルト
などによって腰などに取り付けられて準備が完了する。
次に、同図3及び図4に示すように、ゴルフクラブ12
を持ったプレーヤー20はまずアドレスからバックスイ
ングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方向に
捩じる。このバックスイングの動作により、検出手段1
6はゴルフクラブ12の回転速度を検出して、その速度
に対応した音声などをコントローラ30を介しイヤホン
22からプレーヤー20に伝える。これにより、プレー
ヤー20はバックスイングが理想的であるか否かを自ら
瞬時に確認することができる。
【0029】一方、プレーヤー20がバックスイングに
おいてボディーを時計方向に捩じると、左肩が顎の左側
に接触したあたり(バックスイングの約80〜90%の
位置)で、ボディーの捻転が止まるのに対して、ゴルフ
クラブ12はさらに回転しようとするため、左親指の内
側に配設された圧力検知手段28は大きく加圧され、押
圧力を検知する。これにより、圧力検知手段28はゴル
フクラブ12がトップの位置に近づいたことを検知し、
コントローラ30を介してイヤホン22を通してプレー
ヤー20に音又は音声によりトップに近づいたことを知
らせるとともに、腰伝達手段32及び膝伝達手段34に
より腰及び膝に動作の始動を伝達する。その結果、一定
の時間差をもって反射神経により、プレーヤー18は意
識的にダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ同
時に飛球方向にスライドさせるとともに反時計方向に回
転させ始めることができるのである。
【0030】したがって、前述と同様に、下半身は目標
に向かって数cmスライドするとともに反時計方向に捻転
し始めるのに対し、上半身は慣性力によりトップの位置
に向かって時計方向に捻転し続けており、身体は大きく
捩じられ、シャフトは撓り、上半身の時計方向への捻転
が下半身リードによって引っ張られて止まった後は、ボ
ディーの筋力をバネにするとともに、てこの原理により
反時計方向へ捻転し始めて、ダウンスイングに入る。そ
して、このボディーターンのスイングをすることによっ
て、ボディーの筋力によりダウンスイングし、速いヘッ
ドスピードを得て、ボール24をインパクトすることが
できるのである。
【0031】かかるゴルフスイング練習器26において
は、スイングフォームの習得の程度に応じて、腰伝達手
段32又は膝伝達手段34のいずれか一方又は双方を取
り外し、圧力検知手段28とコントローラ30及びイヤ
ホン22のみによって練習することも可能である。
【0032】ここで、圧力検知手段28によって押圧力
が検知された時、イヤホン22を通して圧力を検知した
ことなどを示す音を流すだけでなく、たとえば言葉で
「下半身からスタート」、「左腰」、「左膝」、あるい
は「左腰からスタート」などと動作を指示する音声が流
されるように構成することができる。一方、それと同時
に又は一定の時間差をもって、コントローラ16を介し
て腰や膝を動かす動作を促すために腰及び膝に信号が伝
達される腰伝達手段32及び膝伝達手段34による信号
の伝達方法としては、弱電流や機械振動、音波などを用
いることができ、その他、たとえばマッサージなどに用
いられる低周波治療器を利用することもできる。
【0033】また、上述の実施例では報知手段をイヤホ
ン22により構成したが、イヤホン22に代えてヘッド
ホンなどであっても良いのは言うまでもない。また、コ
ントローラ18,30に小型のスピーカーなどを内蔵
し、そのスピーカーから音や音声を発生させるように構
成しても良い。
【0034】更に、上述の実施例では検出手段16をゴ
ルフクラブ12のシャフト14の先端部に取り付けてい
たが、得られるデータの値が大きい反面、ゴルフボール
24をインパクトしたときの衝撃が検出手段16に伝わ
り易く、検出手段16が破損する恐れがあり、しかもゴ
ルフクラブ12のヘッド部の重量が増えて、バランスが
崩れてしまう恐れがある。このため、図1に二点鎖線で
示すように、検出手段16はシャフト14の中央部やグ
リップ部などに配設しても良く、あるいはプレーヤー2
0の手や腕、あるいは上半身特に肩に取り付けるのが好
ましい。また、検出手段16は1か所だけでなく、複数
箇所に取り付けることが可能である。
【0035】次に、検出手段16と報知手段22及びコ
ントローラ18に代えて、たとえば笛や風切り音を発生
させる治具などを用いることも可能である。すなわち、
笛をゴルフクラブ12などの適切な箇所に設け、そのゴ
ルフクラブ12をスイングさせたとき、スイングの速度
に応じて音色や音量などを変えて笛が鳴るようにし、こ
の音色や音量などによってバックスイングが適切かどう
かを判断するようにしても良い。また、笛に代えて、ゴ
ルフクラブ12をスイングさせたときに、風を切ること
によって生ずる風切り音が発生し易いように構成するこ
とも可能である。
【0036】また、上述の実施例において、検出手段1
6、圧力検知手段28、イヤホン22などの報知手段、
腰伝達手段32及び膝伝達手段34はいずれも配線によ
って伝達し得るように構成しても良いが、その他、電波
などによって伝達し得るように構成することも可能であ
る。また同様に、圧力検知手段28とコントローラ18
との間についても、電波などによって信号を送るように
構成することも可能である。
【0037】以上、本発明に係るゴルフスイング練習器
は左打ちにも適用し得るのは当然であり、この場合、上
述の説明において、左右を逆にすれば良いのは言うまで
もない。
【0038】その他、コントローラ18はバッテリーや
増幅器などを備えて上述の作動をし得るように構成され
ていて、また、検出手段16や圧力検知手段28、ある
いは腰伝達手段32、膝伝達手段34は両面粘着テープ
や面ファスナーなどを用いて、着脱可能に所定の箇所に
貼着し得るように構成されているのが好ましい。更に、
上述の実施例を適宜組み合わせて実施することも可能で
あるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当
業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた
態様で実施し得るものである。
【0039】
【発明の効果】本発明に係るゴルフスイング練習器は少
なくとも検出手段と、コントローラを介してプレーヤー
に知らせる報知手段を備えて構成されているため、プレ
ーヤーはバックスイング中のゴルフクラブの動きを検出
手段により検出し、その動きを報知手段によってプレー
ヤー自ら直ちに知ることができる。したがって、第三者
の観察と助言に頼るまでもなく、常にバックスイングが
理想的になされているかのチェックができ、安定した正
しいスイングを習得することができる。また、理想的な
バックスイングをすることにより、トップでシャフトが
撓り、ダウンスイングにおいて手や腕を却って使うこと
ができ難くなり、ゴルフで最も重要なトップからダウン
スイングへの切返しが下半身リードで理想的なボディー
ターンになり、いわゆる手打ちができ難くなる。
【0040】また、ダウンスイング始動の時に自然に両
脇が締まり、その結果クラブが身体の近くを通ることに
なるので、ショットコントロール(方向性)が良くな
る。このため、ミスショットが激減する。更に、クラブ
がシャープに振り抜けて、クラブの慣性により引っ張ら
れ自然に左足に体重が乗っていく。しかも、下半身リー
ドのスイングができ、クラブヘッドが遅れるレートヒッ
トができる。更に、クラブヘッドがボールを速く打ち抜
くので、ヘッドアップする前にクラブが通り抜けてしま
う。したがって、フィニッシュが自然に決まり、そのま
ま打ったボールを見続けていられる。また、ゴルフクラ
ブのヘッドスピードが上がり、飛距離が出る。更に、ボ
ールのライが少々悪くても、クラブヘッドが遅れて下り
てくるので、良くつかまることになる。
【0041】更に、本発明に係るゴルフスイング練習器
によれば、アプローチからドライバーまで、どのクラブ
でも同じ意識でスイングすることができ、用いるクラブ
に応じてスイングフォームを変える必要がなく、フォー
ムが安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフスイング練習器の構成を示
す説明図である。
【図2】図1に示すゴルフスイング練習器の作動を説明
するための図である。
【図3】本発明に係るゴルフスイング練習器の他の構成
を示す説明図である。
【図4】図3に示すゴルフスイング練習器の作動を説明
するための図である。
【図5】図3に示すゴルフスイング練習器の作動を説明
するための図である。
【符号の説明】
10,26;ゴルフスイング練習器 12;ゴルフクラブ 16;検出手段 18,30;コントローラ 20;プレーヤー 22;イヤホン(報知手段) 28;圧力検知手段 32;腰伝達手段 34;膝伝達手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともアドレスからバックスイング
    に入りトップに至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラ
    ブのうちいずれか1以上に取り付けられ、該取り付け箇
    所の動きを検出する検出手段と、該検出手段によって検
    出された動きの変化をコントローラを介してプレーヤー
    に知らせる報知手段とを備えることを特徴とするゴルフ
    スイング練習器。
  2. 【請求項2】 少なくともアドレスからバックスイング
    に入りトップに至る間の手、腕、上半身又はゴルフクラ
    ブのうちいずれか1以上に取り付けられ、該取り付け箇
    所の動きを検出する検出手段と、該検出手段によって検
    出された動きを連続的又は間欠的に記憶する記憶手段
    と、該記憶手段によって記憶された動きを再生して表示
    する表示手段とを備えることを特徴とするゴルフスイン
    グ練習器。
  3. 【請求項3】 前記検出手段によって検出される手、腕
    又はゴルフクラブの動きは、速度、加速度、慣性力、遠
    心力のうち少なくとも1以上であることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載するゴルフスイング練習器。
  4. 【請求項4】 プレーヤーの親指又は親指と接触するゴ
    ルフクラブのグリップ部の接触部の少なくとも一方に、
    該親指と接触部との押圧力を検知する圧力検知手段を設
    けるとともに、該圧力検知手段によって押圧力が検知さ
    れたときプレーヤーに知らせる報知手段を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する
    ゴルフスイング練習器。
  5. 【請求項5】 前記圧力検知手段によって押圧力が検知
    されたとき、該検知されたことをプレーヤーの体重移動
    後の軸足となるべき側の膝又は腰のいずれか一方又は双
    方に直接伝達する伝達手段を備えたことを特徴とする請
    求項4に記載するゴルフスイング練習器。
JP34784293A 1993-02-16 1993-12-23 ゴルフスイング練習器 Pending JPH07178210A (ja)

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US08/313,116 US5511789A (en) 1993-02-16 1994-02-14 Golf swing training device
AU60111/94A AU664797B2 (en) 1993-02-16 1994-02-14 Golf swing training device
KR1019940703070A KR950700098A (ko) 1993-02-16 1994-02-14 골프스윙 연습기(golf swing exercise apparatus)
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