JPH0947535A - ゴルフスイング練習装置 - Google Patents

ゴルフスイング練習装置

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JPH0947535A
JPH0947535A JP21975595A JP21975595A JPH0947535A JP H0947535 A JPH0947535 A JP H0947535A JP 21975595 A JP21975595 A JP 21975595A JP 21975595 A JP21975595 A JP 21975595A JP H0947535 A JPH0947535 A JP H0947535A
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JP
Japan
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swing
golf
golf swing
player
voice
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JP21975595A
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English (en)
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Yoshikazu Nakamura
芳和 中村
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゴルフスイングの注意点、スイング方法をプ
レーヤーの潜在意識に植えつけ、理想的なボディーター
ンを習得し、トップからの手打ちをなくしてヘッドスピ
ードを上げ、飛距離を出し、ショットコントロールを良
くして、ハイレベルなスイングフオームを作りだす。 【解決手段】 ゴルフスイングの注意点及び/又はスイ
ング方法を予め入力し記憶させた記憶部14から、プレ
ーヤーのバックスイングの始動に応じて、クラブ18の
動きを検出部23において検出し、検出信号に基づき作
動部29が再生部13を作動し、音声出力部16を通じ
て任意選択的な注意点及び/又はスイング方法を音声で
出力してプレーヤーの潜在意識に植えつける。必要に応
じて不感応部32や遅延部33を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフスイング練習
装置に関し、特に初心者からハンディキャップ1桁台を
目指す人あるいはプロゴルファーを目指す人がマスター
すべきスイング方法を体得するための練習装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ゴルフのスイング方法
は指導者によって若干個人差があるが、スイング上のチ
ェックポイントは100以上(あるいは500以上)あ
ると言われている。しかし、これらのチェックポイント
を分類整理し、集約化すると、基本的に体得すべきチェ
ックポイントは数点に纏められる。それらのチェックポ
イントのうち数点を挙げると、正しくグリップして正し
くスタンスすること、ヘッドアップをしないこと、頭を
動かさないこと、脇を開けないこと、トップから手や腕
を使ってボールを打ちつけない、すなわち背骨を中心軸
にしてボディーの筋肉を使って捻転させてスイングする
こと、たとえば右打ちを例にすると、右足から左足に体
重移動をすること、等々がある。
【0003】このように、ゴルフのチェックポイントは
非常に多くあるが、1〜2秒内のスイング中に全てのポ
イントをチェックしながらスイングすることはできな
い。しかし、最も重要と思われるチェックポイントをマ
スターして理想的な動きをすることによって、他のチェ
ックポイントの大部分を満たした、自然に良い動きをす
ることになるのである。
【0004】ところで、これらのチェックポイントは基
礎的技術としてマスターすべきであるが、常に目で見て
確認することができないため、スイングフォームを崩し
てしまってスコアを落としてしまうことがあった。ま
た、これらのチェックポイントをマスターしてスイング
することができるようになっても、ロングホールで充分
な飛距離がでなかったり、あるいはミスショットをして
しまったりして、スコアを良くすることができないとい
う問題があった。特に、女性を始めとして体格が小柄な
人や、筋力のあまりない人は飛距離が出なく、ゴルフ本
来のスイングをすることを忘れて、無理に飛距離を出そ
うとしてゴルフクラブをトップから腕や手で打ちつけて
しまい、ミスショットになったり、スイングフォームを
崩し、ますますゴルフを難しくしてしまうことが多かっ
た。
【0005】この原因はチェックポイントを充分に認識
しているはずであっても、スイングを繰り返しているう
ちに疲労し、更に惰性でスイングをしてしまい、あるい
は気力や集中力が低下して、チェックポイントを忘れて
しまうためである。このようなとき、プレーヤーそれぞ
れの個性によって異なる悪い癖が出て、たとえば脇が開
いたり、軸を動かしたり、打ち急いだり、頭を動かした
り、いわゆる手打ちをするなどによって、スイングフォ
ームを崩してしまうことになる。
【0006】そこで、本発明者は理想的なゴルフのスイ
ングを第三者に習得させるとともに、プレーヤーそれぞ
れの個性に基づく悪い癖を、潜在意識から修正すること
を目的に鋭意、研究と検討を重ねた結果、スイング動作
中に、ゴルフのチェックポイントとスイングを誘導する
言葉とを同調させて、繰り返して打球することによっ
て、体が良いスイングを覚え、潜在意識がチェックポイ
ントを覚えるようになることに想到し、本発明に係るゴ
ルフスイング練習装置を発明するに至ったのである。
【0007】なお、本発明者は出願に当たり、コンピュ
ータを用いて先行発明の調査を行った結果、特開平4−
150878号公報、特開平4−307076号公報、
実公昭62−703号公報などを見出したが、いずれも
本願発明とは異なるものであり、その他、本発明に関連
すると思われる発明を見出さなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴルフスイ
ング練習装置の要旨とするところは、ゴルフスイングに
おける注意点及び/又はスイング方法を予め入力して記
憶させる記憶手段と、該記憶手段によって記憶された注
意点又はスイング方法を任意選択的に再生する再生手段
と、該再生手段によって再生された内容を音声で出力し
得る音声出力手段と、ゴルフクラブの通過を検出する検
出手段と、該検出手段が該ゴルフクラブの通過を検出し
た時、該検出信号に基づき前記再生手段を作動させる作
動手段とを備えて構成されることにある。
【0009】かかるゴルフスイング練習装置において、
前記検出手段がゴルフクラブの通過を検出し、該検出信
号を出力したとき、その後、予め任意選択的に設定され
た時間内は、前記検出手段がゴルフクラブの通過を検出
しないか、又は該通過を検出しても検出信号を出力しな
いようにする不感手段を備えることにある。
【0010】また、かかるゴルフスイング練習装置にお
いて、前記検出手段がゴルフクラブの通過を検出した
後、前記音声出力手段により予め任意に選択された注意
点又はスイング方法を音声にて出力するタイミングを遅
延手段により任意に設定し得るようにしたことにある。
【0011】更に、かかるゴルフスイング練習装置にお
いて、前記音声出力手段によって出力される音声が約2
秒以内、より好ましくは0.5秒〜1.8秒になるよう
に前記記憶手段に入力されていることにある。
【0012】また、かかるゴルフスイング練習装置にお
いて、前記記憶手段に入力される音声が、特に「軸回転
で振ろう」、「軸中心にスイング」、「プレーンに沿っ
て振ろう」、「面に沿って振ろう」、「スムースにスイ
ング」、「(ボールを)見ながら振ろう」、「肩を回
し、腰からスタート」、「(右打ちの場合)左で上げて
腰からスタート」、「下半身からスタート」、「膝から
スタート」、「足からスタート」、「頭を動かさない」
などから選ばれることにある。
【0013】更に、かかるゴルフスイング練習装置にお
いて、前記再生手段の再生速度が適宜調整し得ることに
ある。
【0014】更に、かかるゴルフスイング練習装置にお
いて、前記再生手段、検出手段、不感手段及び遅延手段
のいずれか1以上を遠隔操作し得るようにしたことにあ
る。
【0015】本発明のゴルフスイング練習装置はまず記
憶手段と再生手段と音声出力手段とを備えて構成されて
いて、このうち記憶手段にはゴルフのスイングにおける
注意点や、良いスイングを身につける方法を具体的且つ
シンプルな言葉で入力され、記憶させられている。この
記憶手段により記憶させられた注意点及びスイング方法
は再生手段により再生され、音声出力手段により音声で
出力される。また、このゴルフスイング練習装置は検出
手段と作動手段とを備えていて、プレーヤーは素振りを
することによって、検出手段がゴルフクラブの通過を検
出し、その検出信号に基づき作動手段が上記再生手段を
作動させ、音声出力手段によりスイング方法あるいは注
意点を予め繰り返して聞き、チェックすることができ
る。このように繰り返して意識的に確認することによ
り、潜在意識に記憶させ、これにより、ゴルフの基本で
ある背骨を中心軸にイメージし、クラブヘッドがスイン
グプレーンを正確に通り、下半身リードのスイングを身
につけることができる。
【0016】次に、このゴルフスイング練習装置に不感
手段を組み合わせて構成することができる。すなわち、
かかるゴルフスイング練習装置においては、プレーヤー
がゴルフクラブを持って素振りを数回続けてしたり、あ
るいは狙いを定めるためにゴルフクラブを数回前後させ
たとき、不感手段によって予め設定された時間内(たと
えば0.1〜10秒間)は、検出手段が毎回ゴルフクラ
ブの通過を検出しても検出信号を出力しないか、あるい
はゴルフクラブの通過を検出しないようにされる。した
がって、検出手段がゴルフクラブを検出して、それに基
づき音声出力手段が注意点などを音声で出力した後は、
不感手段によって設定された一定時間内は、音声出力手
段から音声が出力されることはない。
【0017】また、このゴルフスイング練習装置に遅延
手段を組み合わせて構成することができる。すなわち、
かかるゴルフスイング練習装置においては、プレーヤー
がゴルフクラブをバックスイングさせたとき、そのゴル
フクラブを検出手段が配設された検出位置で検出し、通
常は直ちに音声出力手段により注意点などが音声で出力
されることになるが、遅延手段により予め設定された時
間(たとえば0.01〜1.5秒間)だけ、音声出力手
段により注意点などが音声で出力されるタイミングを遅
らせることができる。したがって、プレーヤーはゴルフ
クラブの検出位置の如何にかかわらず、バックスイング
の途中の最も適切な位置で音声出力手段により注意点な
どを音声で聞くことができる。
【0018】音声出力手段によって音声でプレーヤーに
伝えられる、予め任意に選択された注意点及びスイング
を誘導する音声は、プレーヤーがスイングの動作中に聞
き終えることのできる長さが好ましく、たとえば約2秒
以内が好ましく、特に0.5〜1.8秒がより好まし
い。
【0019】音声で伝えられる言葉は予め入力された多
数の注意点及びスイング方法の中から任意に選ばれるも
のであり、特に限定されないが、その中で特に、プレー
ヤーが忘れがちな注意点で、且つ最も重要なスイング方
法を示す言葉、たとえば「軸回転で振ろう」、「軸中心
にスイング」、「プレーンに沿って振ろう」、「面に沿
って振ろう」、「スムースにスイング」、「(ボール
を)見ながら振ろう」、「肩を回し、腰からスター
ト」、「(右打ちの場合)左で上げて腰からスター
ト」、「下半身からスタート」、「腰からスタート」、
「膝からスタート」、「足からスタート」「軸を動かさ
ない」、「打ち急がない」、「頭を動かさない」、「ジ
ャストミートする」などの動作を具体的に表す言葉が選
択されるのが好ましい。すなわち、検出手段がゴルフク
ラブを検出した後、作動手段によって再生手段が作動さ
せられて、音声出力手段から予め選択された注意点が伝
えられる。その後、検出手段は不感手段によってその作
動が約0.1〜10秒位の間、停止させられ、その後、
再生手段により再度同じ注意点などを伝えることができ
るように構成される。一方、プレーヤーは注意点などを
聞くことによって、それを意識してバックスイングを終
え、その後、トップからダウンスイングへの切返しをタ
イミング良く行い、更にそれに続く動作を理想的に行う
ことができる。このような練習を繰り返して行う結果、
プレーヤーは常に動作を言葉で確認し意識することがで
き、背骨の中心軸及びスイングプレーンを意識し、下半
身リードのダウンスイングを安定してすることができる
ようになる。
【0020】また、このゴルフスイング練習装置におい
て、再生手段の再生速度を適宜調整し得るように構成す
ることにより、プレーヤーの個性に適合した速さに調整
し、たとえば早口、やや早口、普通、遅口で、音声によ
り注意点を伝えることが可能となる。
【0021】更に、このゴルフスイング練習装置におい
て、各構成要素のいずれかを遠隔操作し得るように構成
することにより、プレーヤーは腰を屈めて、各構成要素
のいずれかを調整する手間が省けて、調整作業が楽にな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るゴルフスイン
グ練習装置の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
なお、説明の都合上、右打ちを例に説明する。
【0023】図1に示すように、本実施例に係るゴルフ
スイング練習装置8は、ゴルフスイングにおける注意点
及び/又はスイング方法を予め入力して記憶させる記憶
手段11と、その記憶手段11によって記憶された注意
点又はスイング方法を任意に選択的に再生する再生手段
13と、再生手段13によって再生された内容を音声で
出力し得る音声出力手段16とを備えている。そして更
に、ゴルフクラブ18の通過を検出する検出手段23
と、この検出手段23がゴルフクラブ18の通過を検出
した時、その検出信号に基づき音声出力手段16を作動
させる作動手段29と、検出手段23がゴルフクラブ1
8の通過を検出し、その検出信号を出力したとき、その
後、予め任意選択的に設定された時間内は、検出手段1
8がゴルフクラブ18の通過を検出しないか、又は該通
過を検出しても検出信号を出力しないようにする不感手
段32と、検出手段23がゴルフクラブ18の通過を検
出した後、前記音声出力手段16により予め任意に選択
された注意点又はスイング方法を音声にて出力するタイ
ミングを任意に設定し得る遅延手段33とを備えて構成
されている。
【0024】ここで、記憶手段11はROM、RAM、
光ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、磁気カード、
ICなどの公知の記憶手段が用いられ、特に、ROMが
好ましく、公知の入力装置によってゴルフスイングにお
ける注意点(チェックポイント)やスイング方法などが
入力される。この記憶手段11にチェックポイントやス
イング方法などを入力するのにあたり、個々のチェック
ポイント毎にたとえば信号などを入力しておき、番号や
記号などを入力するなどによって、所定のチェックポイ
ントやスイング方法などを直ちに出力し得るようにして
おくのが好ましい。
【0025】この記憶手段12に入力されるスイング方
法としては、初心者から上級者までを対象として、それ
ぞれにあるいは共通した適切な解説と、ゴルフのスイン
グにおけるチェックポイントが入力されるのが好まし
い。このチェックポイントは極力シンプルな言葉で構成
されているのが好ましく、特に約2秒以内、より好まし
くは約0.5〜1.8秒以内に音声で出力し得るように
入力されるのが良い。チェックポイントとしては、たと
えば特に「軸回転で振ろう」、「軸中心にスイング」、
「プレーンに沿って振ろう」、「面に沿って振ろう」、
「スムースにスイング」、「(ボールを)見ながら振ろ
う」、「肩を回し、腰からスタート」、「(右打ちの場
合)左で上げて腰からスタート」、「下半身からスター
ト」、「膝からスタート」、「足からスタート」、「頭
を動かさない」などの動作を具体的に指示する言葉が挙
げられ、その中から選ばれるのが好ましい。これら各種
のチェックポイントのうち、音声出力手段16から音声
表示される内容はプレーヤー37が任意に選択し得るよ
うに構成されるのが好ましい。また、個々のプレーヤー
37がそれぞれ自分に適した言葉をプレーヤー37自身
が吹き込んだり、あるいは入力して用いることができる
機構を内蔵させて、記憶手段11を構成することも好ま
しい。
【0026】記憶手段11に記憶されたチェックポイン
トなどを再生する再生手段13は記憶手段11の種類に
対応して読み取り再生可能な装置が用いられ、音声で出
力する音声出力手段16に電気信号として出力される。
具体的には、ROM再生装置や既に市販されている光デ
ィスク再生装置やいわゆるカセットテープレコーダーな
どを用いることが可能であり、更に、専用の再生装置を
製造して用いることも可能である。この再生手段13に
は図示しない音声切替えスイッチが設けられていて、こ
の音声切替えスイッチにより記憶手段11に記憶された
チェックポイントなどの中から、再生される特定の言葉
が選び出される。また、再生手段13には再生速度を連
続的に又は段階的に適宜調整し得る機構が設けられてい
るのが好ましく、同一の言葉であっても、プレーヤー3
7の個性に応じて早口で再生したり、あるいは遅口で再
生したりできるのが好ましい。
【0027】再生手段13によって再生された記憶手段
11の内容を、音声すなわち言葉に変換してプレーヤー
37に伝える音声出力手段16は、各種のイヤホンやヘ
ッドホン、あるいはスピーカー特にプレーヤー37の肩
などに取り付けた小型スピーカーなどの、音声によって
出力する装置が用いられる。この音声出力手段16と再
生手段13との間は有線又は無線によって接続されてい
て、特に無線によって接続されているのが好ましい。な
お、無線による場合は、再生手段13に発信装置が、音
声出力手段16に受信装置がそれぞれ内蔵されているの
は、言うまでもない。
【0028】一方、検出手段23はプレーヤー37がバ
ックスイングするとき、ゴルフクラブ18が通過したの
を検出することができれば、いかなる装置であっても良
く、たとえばレーザー光線や赤外線などを用い、その反
射光の変化を検出する装置で構成したり、あるいは同様
に電磁波特に超短波や音波を用い、その反射波の変化を
検出する装置で構成することができる。あるいは検出手
段23として、ゴルフクラブ18の通過によって生ずる
磁界の変化を検出する装置で構成することもでき、更に
画像処理装置を用いるなど、種々の装置を用いることが
できる。検出手段23は、これらの各種の装置の中で、
最も取扱いが便利で、作動速度の速いものが好ましく、
また、ゴルフクラブ18のヘッドあるいはシャフトのい
ずれかを検出することができれば足りる。検出手段23
の配設位置は、その検出手段23の種類や特性に応じ
て、ゴルフクラブ18が通過する正面に向かう位置や、
ゴルフクラブ18のヘッドが通過する下の通路部に設定
される。また、検出手段23によるゴルフクラブ18の
検出位置は、プレーヤー37がアドレスの位置でゴルフ
ボール47の打球方向やスタンスなどの調整や、ワッグ
ルのときに、プレーヤー37が一度チェックポイントを
聞いて、その言葉に集中し、意識するのが効果的である
ため、プレーヤー37がかかる動作をしているときにゴ
ルフクラブ16を検出し得るような位置に配設される。
【0029】検出手段23によってゴルフクラブ18の
通過が検出された時、検出手段23からその検出信号が
不感手段32及び遅延手段33を介して作動手段29に
送られる。作動手段29は再生手段13を作動させるた
めのものであり、検出手段23からの検出信号を不感手
段32及び遅延手段33を介して受けた後、再生手段1
3に作動信号を出力し、再生手段13を作動させて音声
出力手段16から予め選定されたチェックポイントなど
を音声で出力させる。
【0030】ここで、検出手段23からの検出信号は遅
延手段33によって作動手段29に入力されるタイミン
グが適宜設定され、ほぼ同時である約0.01秒から約
1.5秒の間で設定される。したがって、プレーヤー3
7は検出手段23がゴルフクラブ18を検出したのとほ
ぼ同時にチェックポイントなどを音声で聞くことができ
るとともに、遅延手段33の設定により、スイング中の
適切なタイミングでチェックポイントなどを音声で聞く
ことができる。遅延手段33は遅延回路又は遅延タイマ
ーなどの公知の手段で構成することができ、入力信号を
予め任意に設定した遅れ時間の後、出力するように構成
されたものが使用される。
【0031】また、不感手段32は入力信号が1回入力
し、それを出力した後は、予め設定された一定時間内は
入力信号が何回入力しても、その信号を出力しない装置
として構成され、たとえばオフディレータイマーなどに
よって構成される。したがって、プレーヤー37が打球
方向の調整などのためにゴルフクラブ18を数回前後さ
せたり、ダウンスイングすることにより、検出手段23
がゴルフクラブ18を検出しても、不感手段32は最初
の検出信号を出力した後、一定時間内は検出信号を出力
しないため、プレーヤー37は最初に1回聞いたチェッ
クポイントに集中してスイングをすることができる。そ
して、設定された一定時間が経過した後は、最初の検出
信号は不感手段32に入力した後、直ちに出力され、同
様に繰り返されることになる。
【0032】以上のゴルフスイング練習装置8の構成に
おいて、たとえば二点鎖線で示すように、検出手段2
3、不感手段32、遅延手段33、作動手段29、再生
手段13及び記憶手段11を一体的な装置48として構
成し、再生手段13と音声出力手段16との間を無線又
は有線で接続するようにしても良い。この場合、これら
検出手段23などの操作は、有線に限らず、赤外線や電
磁波などを用いて、遠隔操作をし得るように構成するの
が好ましい。
【0033】また、上述のゴルフスイング練習装置8の
構成において、たとえば一点鎖線で示すように、検出手
段23と音声出力手段16を除く、不感手段32、遅延
手段33、作動手段29、再生手段13及び記憶手段1
1を一体的な装置50として構成し、この装置50をプ
レーヤー37の腰ベルトなどに固定するようにしても良
い。この場合、検出手段23と不感手段32との間や、
再生手段13と音声出力手段16との間を無線又は有線
で接続し、不感手段32などの操作は装置50のボック
スに設けた操作スイッチによって行うのが好ましい。
【0034】以上の構成に係るゴルフスイング練習装置
8において、まずプレーヤー37はアドレスからバック
スイングに入り、背骨を中心軸にしてボディーを時計方
向に捩じり、ボディーの捻転とともにクラブヘッドがス
イングプレーンを通り、トップに至るまでの間に、検出
手段32がゴルフクラブ18を検出して、不感手段3
2、遅延手段33、作動手段29及び再生手段13を経
て、音声出力手段16からプレーヤー37に予め選定さ
れた言葉が音声で流される。すなわち、プレーヤー37
にたとえば「軸回転で振ろう」、「軸中心にスイン
グ」、「プレーンに沿って振ろう」、「面に沿って振ろ
う」、「スムースにスイング」、「(ボールを)見なが
ら振ろう」、「肩を回し、腰からスタート」、「(右打
ちの場合)左で上げて腰からスタート」、「下半身から
スタート」、「左腰からスタート」、「左膝からスター
ト」、「足からスタート」、「軸を動かさない」、「打
ち急がない」、「頭を動かさない」、「ジャストミート
する」などと動作を具体的に指示する音声の一つが流さ
れる。これら音声の表示内容はプレーヤー37が任意に
選択することになる。
【0035】プレーヤー37はチェックポイントの音声
を聞くことによって、意識的にチェックポイントを修正
確認し、ダウンスイングをするために左膝と左腰をほぼ
同時に飛球方向にスライドさせるとともに反時計方向に
回転させ始める。その結果、下半身は目標に向かって数
cmスライドさせられるとともに反時計方向に捻転させら
れ始めるのに対し、上半身はバックスイングに伴う慣性
力によりトップの位置に向かって時計方向に捻転し続け
ており、身体は大きく捩じられることになる。次いで、
上半身の時計方向への捻転が下半身リードによって引っ
張られて止まった後は、ボディーの筋力をバネにすると
ともに、てこの原理により反時計方向へ捻転し始めて、
ダウンスイングに入る。そして、このボディーターンの
スイングをすることによって、ボディーの筋力によりダ
ウンスイングし、速いヘッドスピードを得て、ボールを
インパクトすることができるのである。
【0036】このように、本発明に係るゴルフスイング
練習装置8を用いてプレーヤー37が繰り返して練習す
ることにより、潜在意識が覚えることになり、その結
果、各種のチェックポイントを意識的に修正確認しつつ
ゴルフスイングをすることができるようになり、ミスシ
ョットが少なくなる。このチェックポイントはプレーヤ
ーによって異なり、また、プレーヤーの体調などによっ
ても異なるものであり、適宜選定され、且つ各種のチェ
ックポイントを意識してスイングの練習をするのが好ま
しい。
【0037】以上、本発明に係るゴルフスイング練習装
置の実施例を説明したが、本発明は上述の実施例に限定
されるものではないのは言うまでもない。
【0038】たとえば、検出手段32であるセンサーを
三脚などによって固定し、地上から一定の高さの箇所で
ゴルフクラブ18の通過を検出するように構成すること
も可能である。この場合、ゴルフクラブ18のシャフト
部を検出することになり、より確実にゴルフクラブ18
の通過を検出することができる。
【0039】また、ゴルフスイング練習装置8を構成す
る不感手段32と遅延手段33は必ずしも必要ではな
く、両手段32,33が組み込まれていないゴルフスイ
ング練習装置であっても良く、あるいは、不感手段32
と遅延手段33のいずれか一方が組み込まれていないゴ
ルフスイング練習装置であっても良い。不感手段32や
遅延手段33がない場合は、検出手段23の配設位置を
工夫すれば、特に支障が生ずることはない。
【0040】更に、記憶手段11と再生手段13とは一
体的に構成されている装置であっても良く、特に限定さ
れない。また、ゴルフスイング練習装置8を構成する各
種の手段はかかる機能を奏する装置であれば、何でも良
く、各種手段の名前によって限定されるものではない。
更に、ゴルフスイング練習装置8を構成する各種の手段
の接続の順序などは特に限定されるものではなく、適宜
順序を変えて接続したり、各手段を適宜分割して構成す
ることも可能である。
【0041】以上、本発明に係るゴルフスイング練習装
置について実施例を説明したが、本発明は図示した例示
に限定されるものではなく、また、本発明に係るゴルフ
スイング練習装置は左打ちにも適用し得るのは当然であ
り、この場合、上述の説明において、左右を逆にすれば
良いのは言うまでもない。
【0042】その他、ゴルフスイング練習装置を構成す
る検出手段、不感手段、遅延手段及び作動手段を一つの
ユニットとして構成することもでき、ユニットの構成は
特に限定されない。また、ゴルフスイング練習装置に使
用される電源は各種の乾電池の他、家庭用の電源などを
用いても良く、更に太陽電池を用いても良い。電源は検
出手段、作動手段、再生手段のいずれか1箇所以上に内
蔵され、あるいは別途配設されているのが好ましい。
【0043】また、記憶手段に入力されるチェックポイ
ントやスイング方法などはヒトの声にて入力しても良い
が、合成音声を用いても良い。更に、上述の実施例を適
宜組み合わせて実施することも可能であるなど、本発明
はその趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づ
き種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施し得る
ものである。
【0044】
【発明の効果】本発明に係るゴルフスイング練習装置は
少なくともアドレスからバックスイングの途中で検出手
段がゴルフクラブを検出することにより、プレーヤーが
バックスイングをしていることを検出して、音声出力手
段によりプレーヤーに予め選定したチェックポイントを
音声により表示して注意を促す。その結果、プレーヤー
はその音声を聞き、スムースなスイングができ、ヘッド
スピードが上がり、方向性も良くなり、理想的なゴルフ
スイングをすることができる。すなわち、プレーヤーは
意識的に背骨の中心軸で回転し、クラブヘッドはスイン
グプレーンを正確になぞるようになり、下半身リードの
ダウンスイングとなり、ゴルフのスイングで最も重要な
動きのスイングができるようになる。
【0045】換言すれば、プレーヤーが「中心軸」、
「スイングプレーン」、「下半身リード」などの言葉を
聞くことによって、スイングが誘導され、意識的に理想
的なゴルフスイングをすることができるので、ダウンス
イング始動の時に自然に両脇が締まり、その結果クラブ
が身体の近くを通ることになる。その結果、ヘッドスピ
ードが上がり、ショットコントロール(方向性)が良く
なる。このため、ミスショットが激減する。更に、クラ
ブがシャープに振り抜けて、クラブの慣性により引っ張
られ自然に左足に体重が乗っていく。しかも、下半身リ
ードのスイングができ、クラブヘッドが遅れるレートヒ
ットができる。更に、クラブヘッドがボールを速く打ち
抜くので、ヘッドアップする前にクラブが通り抜けてし
まう。したがって、フィニッシュが自然に決まり、その
まま打ったボールを見続けていられる。また、ゴルフク
ラブのヘッドスピードが上がり、飛距離が出る。更に、
ボールのライが少々悪くても、クラブヘッドが遅れて下
りてくるので、良くつかまることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフスイング練習装置の構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
8;ゴルフスイング練習装置 11;記憶手段 13;再生手段 16;音声出力手段 18;ゴルフクラブ 23;検出手段 29;作動手段 32;不感手段 33;遅延手段 37;プレーヤー 47;ゴルフボール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフスイングにおける注意点及び/又
    はスイング方法を予め入力して記憶させる記憶手段と、
    該記憶手段によって記憶された注意点又はスイング方法
    を任意選択的に再生する再生手段と、該再生手段によっ
    て再生された内容を音声で出力し得る音声出力手段と、
    ゴルフクラブの通過を検出する検出手段と、該検出手段
    が該ゴルフクラブの通過を検出した時、該検出信号に基
    づき前記再生手段を作動させる作動手段とを備えて構成
    されることを特徴とするゴルフスイング練習装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段がゴルフクラブの通過を検
    出し、該検出信号を出力したとき、その後、予め任意選
    択的に設定された時間内は、前記検出手段がゴルフクラ
    ブの通過を検出しないか、又は該通過を検出しても検出
    信号を出力しないようにする不感手段を備えることを特
    徴とする請求項1に記載するゴルフスイング練習装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段がゴルフクラブの通過を検
    出した後、前記音声出力手段により予め任意に選択され
    た注意点又はスイング方法を音声にて出力するタイミン
    グを遅延手段により任意に設定し得るようにしたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載するゴルフスイ
    ング練習装置。
  4. 【請求項4】 前記音声出力手段によって出力される音
    声が約2秒以内、より好ましくは0.5秒〜1.8秒に
    なるように前記記憶手段に入力されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載するゴルフ
    スイング練習装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に入力される音声が、特に
    「軸回転で振ろう」、「軸中心にスイング」、「プレー
    ンに沿って振ろう」、「面に沿って振ろう」、「スムー
    スにスイング」、「(ボールを)見ながら振ろう」、
    「肩を回し、腰からスタート」、「(右打ちの場合)左
    で上げて腰からスタート」、「下半身からスタート」、
    「膝からスタート」、「足からスタート」、「頭を動か
    さない」などから選ばれることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載するゴルフスイング練習装
    置。
  6. 【請求項6】 前記再生手段の再生速度を適宜調整し得
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに
    記載するゴルフスイング練習装置。
  7. 【請求項7】 前記再生手段、検出手段、不感手段及び
    遅延手段のいずれか1以上を遠隔操作し得るようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載するゴルフスイング練習装置。
JP21975595A 1995-08-05 1995-08-05 ゴルフスイング練習装置 Withdrawn JPH0947535A (ja)

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