WO1991018159A1 - Liaison de materiaux de bardage avec des dalles - Google Patents

Description

明 細 書 外壁用サイディ ング材と タ イルと の結合体 技 術 分 野

本発明は、 建築物の外面に貼付けられるタイルによる外壁構造 に係り、 と く に、 外壁がサイディ ング材を使用 して乾式で構成さ れる と きのサイディ ング材と磁器タイルとの組合わせに関するも のである。

背 景 技 術

従来、 サイディ ング材と しては、 金属製の基盤の中に、 断熱性 や遮音性を確保するため、 ポリ ウ レタ ンフォーム等の合成樹脂製 発泡材、 グラスウール、 ロ ッ ク ウール、 あるいは石綿等を充填し てボード材に形成したものが知られており、 建築物の外装材また は仕上げ材と して使用されている。 しかしながら、 これらの基盤 はいずれも網板を塗装して仕上げ材と し、 外装材になるよう に露 出して建付けられているため、 その加工に限界があって、 重厚さ や髙級感に乏しいものになる という実状にある。

一方、 タ イル仕上げは、 鉄筋コンク リー ト造等の本格的な建築 物に採用されて、 重厚感に優れておリ、 ユニッ トタイルを使用す る各種の工法が実施されているが、 ユニッ ト間の目地の構造を無 視することができず、 専門のタ イルの技能ェによる現場作業を必 要と し、 極めて作業性に劣る と共に、 技能ェが不足する社会的な 問題があ り、 モルタルの乾燥硬化のためにェ期の制約を受けると いう欠点を有していた。

そ こで例えば、 実開昭 5 9 — 1 4 7 8 3 2号公報に示すよ う に , 建築物の躯体側に建付けた板材に支持体を固定し、 この支持体に タイルを摺動によ り組付けして、 タ イル貼り作業の簡略化を図る よう にした技術が提案されたが、 このものは、 板材を躯体側に固 定した後、 さ らに支持体の固定、 ならびにタ イルの摺動嵌合作業 という現場での組込み作業が必要になるため、 多数の工程を要し、 ェ期の短縮に大き く寄与しないばかりでなく、 支持体の組付けに 誤差を生ずると、 その後のタイルの組付けが整然とできず、 仕上 げにむらを生ずるという欠点があ り、 やはり専門の技能ェによる 作業が必要になるものであった。 発 明 の 開 示

本発明は、 上記のような実状に鑑みこれらの欠点を一掃するこ とができるサイディ ング材とタイル材との結合体による外壁構造 を提供すること を 目的と して創案されたものであって、 サイディ ング材とタイルの両者に相互の係着手段を設けることによって、 建築物艇体へのサイディ ング材の組付けと同時にタイル貼り がで きるよう にしたものである。

本発明の基本は、 建築物の外壁面を構成する金属製のサイディ ング材と、 その外面に寸法を対応させて装着される磁器製のタイ ルとの結合体による外壁の構造において、 サイディ ング材の外面 には、 タイルに係合する水平方向の係着手段を形成してあ り、 タ ィルには、 上記サイディ ング材の係着手段に係合する係着手段を 形成してあ り、 サイディ ング材の外面に、 雨係着手段の係合によ つて、 タイルを一体的に結合して構成したこ と を特徴とするサイ ディ ング材とタイルとの結合体にあ り、 サイディ ング材と しては、 金属の板材を折曲して、 一組の対向辺において隣接するサイディ ング材との間に嵌合による接続が可能のよ う に接続手段を形成し たものを使用するものである。

本発明では、 上記の係着手段と して各種の態様を開示しており、 その基本の態様では、 サイディ ング材の係着手段は、 その上下辺 に下向きと上向きに L字形に形成してあ り、 タイルの係着手段は、 その上下辺において前記 L字形内に嵌合する縁部と して形成して あ り、 タイルがサイディ ング材の側方から揷入して摺動させる こ とによって装着されると共に、 サイディ ング材の上下の連設によ つて、 サイディ ング材の係着手段がタ イルの水平目地材を形成す ること を特徴と している。 従って、 このよう なサイディ ング材と タイルとタ イルの竪目地に装着される 目地材の詳細な構成が開示 されている。

第 2 の態様では、 サイディ ング材の係着手段は、 上辺およびそ の下方において上向き鉤形の支持片と して形成してあ り、 タイル の係着手段は、 その成形時に、 上辺およびその下方において前記 支持片に係着する下向きの鈎形断面の裏足と して形成してあ り、 タ イルがサイディ ング材の上方から引掛けて仮止めされると共に、 サイディ ング材の中間とその連設によって形成される 目地には、 水平目地材が嵌着され、 鈎形支持片の仮止めが固定されている こ と を特徴と している。

第 3 の態様では、 サイディ ング材の係着手段は、 その外面に形 成した蟻形断面の水平方向の溝であ り、 タ イルの係着手段は、 そ の裏面の上下間に前記溝幅に対応して固着した金属製嵌着片であ り、 タ イルの嵌着片をサイデイ ング材の溝内に押圧嵌着する こ と によって、 タ イルが弾性的にサイディ ング材に保持され、 サイデ イ ング材の上下の連設によって形成される 目地には、 水平目地材 が嵌着されていること を特徴と している。

上記の各態様では、 サイディ ング材と タ イルとは、 それぞれの 係着手段によって、 予め、 サイディ ング材の所定の寸法に従って ユニッ ト材と して提供され、 従来技術の諸欠点が一掃されるだけ でなく 、 特殊の熟練技術を必要とせず、 しかも、 ェ期の短縮に寄 与する こ とができる。

本発明のさ らに他の特徴は、 以下の実施例に限定されない図面 に基づいて、 逐次に理解される。 図 面 の 簡 単 な 説 明

第 1 図ない し第 7図は本発明の外壁構造の基本的構成の説明図 であ り、

第 1 図は一部を断面で示す外壁の外面の斜視図、

第 2図は第 1 図の A— A線に沿った外壁の標準的垂直断面図、 第 3 図は第 1 図の B — B線に沿った竪目地部の垂直斬面図、 第 4図と第 5図はタイルの特徴を示す正面図と背面図、

第 6図は竪目地材の斜視図

第 7図は竪目地部の水平断面図、

第 8図ないし第 1 0図は第 2ないし第 4の実施例の垂直断面図、 第 1 1 図ないし第 1 8図は本発明の第 2の態様の説明図でぁ リ、 第 1 1 図はその外壁の標準的垂直新面図、

第 1 2 図は竪目地部の垂直断面図、

第 1 3 図はサイディ ング材の垂直断面図、

第 1 4図および第 1 5図はタ イルの背面図および垂直断面図、 第 1 6図は竪目地材の斜視図、

第 1 7図は水平目地材の断面図、 第 1 8図および第 1 9 図はサイ ィ ング材の接合部の説明図であ つて、 それぞれ、 壁体の入 り隅部、 出隅部の水平斬面図、 第 2 0図ない し第 2 4図は本発明の第 3 の態様の説明図であ り、 第 2 0図は一部を断面で示す結合体の斜視図、

第 2 1 図はその外壁の標準的垂直断面図、

第 2 2図はタイルの背面斜視図、

第 2 3図は隅タイルの背面斜視図、

第 2 4図は竪目地材の斜視図

第 2 5図は他の実施例の正面図、

第 2 6図はサイディ ング材の接続部の説明図である。 発明を実施するための最良の具体例

本発明を採用する外壁の結合構造を、 木造建築物の実施例の図 面に基づいて詳細に説明する。 第 1 図ないし第 7図において、 1 は柱、 梁、 胴緣等の建築物の軸部、 2はその外面の外壁、 3は外 壁用下地材であ り、 本発明の外壁 2は、 サイディ ング材 1 0 と タ ィル 2 0 と を結合して形成されている。

サイディ ング材 1 0は、 単位のタ イル 2 0の複数枚に相当する 規格の寸法に製作され、 金属板を折曲形成した基盤 1 1 と、 その 背面側内部に充填した.断熱、 遮音材 1 2 と、 背面の仕上げ包被材 1 3 とからなるボード材を形成している。 充填材 1 2 は公知の材 料の中から選択される。

基盤 1 1 は、 隣接するサイディ ング材 1 0 と係合して重合して 接続されるよう に、 上下両辺に重合部 1 4 、 1 5 を折返し折曲形 成する と共に、 その外面側には、 好適な例と して上下 2段のタイ ル 2 0 を係着する係着手段 1 6 と して、 下向きおよび上向きの溝 1 7 を形成するよう に、 L字形ラランジ 1 8 を突出して形成して あ り、 さ らに、 中間に位置するタイル目地の位置には、 上記フラ ンジ 1 8 に対向する溝 1 7 を形成するよう に、 横向き T字形の水 平目地部材 1 9 が形成してある。 目地部材 1 9 もタイル 2 0の係 着手段 1 6の一部を構成する。 目地部材 1 9 の見付けの幅はフラ ンジ 1 8の 2倍になっている。

一方、 タイル 2 0は磁器製タ イルであって、 第 4図、 第 5図に 示すよ う に、 本体部 2 1 と上下辺 2 2 と を有し、 上下辺 2 2の厚 さ t を溝 1 7 の幅 b よ りやや小に形成し、 この部分を、 サイディ ング材 1 0への係着手段 2 3 と してある。 本体部 2 1は、 上下辺 2 2 と段部を形成し、 上下のフランジ 1 8 と中間の目地部材 1 9 の外面よ り突出する断面を有し、 雨端は同一の断面の小口を有し ている。

次に、 第 3図に示すよう に、 各タイル 2 0の竪の目地には、 竪 目地材 3 0 を介在させてある。 竪目地材 3 0は、 第 6図および第 7図に示すよう に、 ノヽッ ト形の断面を有し、 上下においてフラ ン ジ 1 8 と 目地部材 1 9 とに当接する長さであ り、 本体部 3 1 と両 側のフランジ部 3 2 とからな り、 本体部 3 1 の端部には、 小口ふ さぎ 3 3 が折曲形成してある。 フランジ部 3 2の厚さは、 前記の 溝 1 7の辐 b と タ イル 2 0 の上下辺 2 2の厚さ t との差にほぼ等 し く してある。

このよう に構成し,たサイディ ング材 1 0 と タイル 2 0 と竪目地 材 3 0 とは、 サイディ ング材 1 0 を基材と して予め結合した外壁 2用の結合体と して用意することができる。 タ イル 2 0は上記の 断面を有して係着部 2 3 を有することから、 フランジ 1 8 と 目地 部材 1 9 との間に摺動して嵌着する。 この間に、 竪目地材 3 0は、 タイル 2 0と交互に挿入され、 ランジ部 3 2がタ イル 2 0の端 部の裏側に敷き込まれて、 前記のよ うな 3者の寸法関係で納まる よう になつている。 サイディ ング材 1 0の係着手段 1 6は、 外壁 2の水平目地となって現われるが、 タ イル 2 0の係着手段 2 3は 外部には露出しない。

本発明の外壁用の結合体では、 基本的な構成を逸脱しない範囲 で、 サイディ ング材 1 0 とタ イル 2 0 との形状と数量を変更する ことができ、 第 8図ないし第 1 0図に他の実施例と して、 各種の 断面図を示してある。 第 8図の実施例は、 サイディ ング材 1 0 と タ ィル 2 0の上縁と中段部に係着手段 1 6 と 2 3 と を形成して、 下端を自由に して摺動係着させるよう に したもの、 第 9図、 第 1 0図の実施例は、 サイディ ング材 1 0の寸法を、 タ イル 2 0が 3 段、 単一段の場合に対応させたものである。

本発明の第 2の態様に従う外壁 2では、 第 1 1図ない し第 1 8 図に示すよう に、 サイディ ング材 1 0がサイディ ング材 1 1 0 と して示されている。 第 1図等の参照番号は該当部分について共通 に してある。 このサイディ ング材 1 1 0は、 基盤 1 1 1のみでボ ード材と して形成されている例で示してあるが、 充填材 1 2や包 被材 1 3 を含む構成は前記と同様のものでもよい。 基盤 1 1 1は、 外面に形成したタイル 2 0のための係着手段 1 6が 1 1 6に変更 されていると共に、 水平目地の構造が変更されている。 従って、 タ イル 2 0も タ イノレ 1 2 0 と して変更されている。

基盤 1 1 1は、 第 1 3図に示すよう に、 全体と して押出し成形 された板状体であって、 上下の重合部 1 1 4 と 1 1 5と を有し、 上部の重合部 1 1 4の直下と中間の目地位置に、 溝 1 1 7を形成 して水平目地部材 1 4 0 を嵌着してある。 外面に形成されるタ イ ル 1 2 0のための係着手段 1 1 6は、 溝 1 1 7の下方に上向きの 鈎形断面に形成した係着片 1 1 8 と、 その下方に次段の溝 1 1 7 との間に形成した横向き T字形の係着片 1 1 9 とからな り、 2段 に繰り返されている。

一方、 タ イル 1 2 0は、 第 1 4図、 第 1 5図に示すよう に、 本 体部 1 2 1 と、 上辺、 下辺の背面側に突出して形成した水平方向 の裏足 1 2 2、 1 2 3 と、 中間の鈎形断面の係止片 1 2 4 と、 そ の下方に突出して形成した当接部 1 2 5 とからな り、 上方の裏足 1 2 2 と中間の係止片 1 2 4 とは、 前記サイディ ング材 1 1 0の 係着片 1 1 8、 1 1 9 に係着するよう に、 下面を斜面に形成し、 当接部 1 2 5は係着片 1 1 9 の外面に当接して安定させ、 タ イル 1 2 0の係着手段 1 2 6 が 3段に形成されている。

また、 各タイル 1 2 0の竪の目地には、 竪目地材 1 3 0 を介在 させてある。 竪目地材 1 3 0は、 第 1 6図に示すよう に、 タ イル 1 2 0の高さに該当する高さ を有し、 目地幅に等し く形成された 杆状の単独部材であ り、 本体部 1 3 1 の上部と下部とに、 サイデ イ ング材 1 1 0の係着片 1 1 8 と係着片 1 1 9 に係着する係着片 1 3 2 と 1 3 3 と を形成してある。 これらの係着手段 1 3 4 は、 タ イル 1 2 0の係着手段 1 2 6 と異な り、 係着片 1 3 2は前記裏 足 1 2 2 に類似しているが、 係着片 1 3 3 は、 係着片 1 1 9 に下 方から係着するよう に上向き形状に成形され、 係着片 1 1 8 と係 着片 1 1 9 とには、 側方からの摺動によってのみ係着される。

このよう に構成したサイディ ング材 1 1 0 とタイル 1 2 0 と竪 目地材 1 3 0 とは、 サイディ ング材 1 1 0 を基材と して予め結合 した外壁 2用の結合体と して用意することができる。 こ こで、 タ ィル 1 2 0は上記の断面を有して係着手段 1 2 6 を有することか ら、 上方の裏足 1 2 2と中間の^止片 1 24 と を、 サイディ ング 材 1 1 0の係着片 1 1 8 と係着片 1 1 9 と の上方から引掛けて係 着し、 中間の当接部 1 2 5 を係着片 1 1 9 に当接させて係着する が、 この状態は仮止めの状態である。 この間に、 竪目地材 1 3 0 は、 タ イル 1 2 0 と交互に使用され、 係着片 1 3 2 と 1 3 3 と が 対向した溝を有するこ と から、 係着片 1 1 8 と係着片 1 1 9 と に 摺動係合させることによってのみ装着され、 水平目地においては、 サイディ ング材 1 1 0の溝 1 1 7に、 水平目地部材 1 4 0 を嵌着 するこ とによって、 タ イル 1 2 0の引掛け係着が固定される。

水平目地部材 1 4 0は、 ゴム質の弾性材料によって形成された 帯状体であって、 第 1 7図に示すよう に、 定着用のひれ部を有す る脚片 1 4 1 と、 中空状の本体部 1 4 2と を一体に して形成され ている。 そ して、 サイディ ング材 1 1 0側の係着手段 1 1 6 と、 タ イル 1 2 0側の係着手段 1 2 6 との係着が、 当初において引掛 け係着だけであるのに対して、 脚片 1 4 1 を溝 1 1 7に強制嵌着 するこ と によっ て、 その本体部 1 4 2が上下のタイル 1 2 0 を押 圧し、 それらの間隔を 目地と して規制すると共に、 雨者の鉤形の 係着丰段が解除される方向に対して、 抜け止めと して固定するよ う になつている。

第 1 8図および第 1 9図はサイディ ング材 1 1 0の接合部の説 明図であって、 それぞれ、 外壁 2の入隅部、 出隅部の水平断面図 を示し、 接合部においては、 係着手段 1 1 6の係着片 1 1 8 と係 着片 1 1 9 とは、 サイディ ング材 1 1 0同志が当接する端部にお いて切 り落と してあ り、 このよ う にして形成された係着手段を有 しない平坦部分において、 防水シー ト 1 5 0 を貼付ける こ と によ リ、 サイディ ング材の防水機能を確保するよう に接続する。 次に、 本発明の第 3の態様に従う'壁体の構造では、 サイディ ング 材とタ イルとの係着手段をさ らに変更してある。 すなわち、 第 2 0図ない し第 24図に示すよう に、 第 1図等の記載に相当する部 分はそのままに、 サイディ ング材を 2 1 0 と しタイノレを 2 2 0 と してそれらの結合構造を変更してある。

サイディ ング材 2 1 0は、 サイディ ング材 1 0 と類似の、 充填 材 1 2 と包被材 1 3を有するボー ド材と して示してあ り、 その基 盤 2 1 1 の構造が、 タ イル 2 2 0 との係着手段 2 1 6 を有するよ う に変更されている。

基盤 2 1 1は、 外面側に 2段のタ イル 2 2 0を係着するよう に、 中間部と下緣部とに水平目地部材 2 1 2を突出して形成してあ り、 上部の重合部 2 1 4に続く上縁肩部と、 上方の目地部材 2 1 2と の間、 および 2段の目地部材 2 1 2の間に、 凹部 2 1 3を形成し、 こ の凹部 2 1 3の断面を蟻形に形成して、 タ イル 2 2 0 との係着 手段 2 1 6 と してある。

一方、 タ イル 2 2 0は、 第 2 2図に示すよう に、 本体部 2 2 1 の裏面側の上下緣に係止突条 2 2 2を形成し、 その断面を、 前記 凹部 2 1 3 と類似の蟻形凹部 2 2 3 を形成するよう にしてあ り、 これらの係止突条 2 2 2の間に、 タイル側の係着手段と して、 金 属製の係着板 2 24 を嵌合して取付けたものである。 こ の係着板 2 24は係止突条 2 2 2間に弾性によって装着されるよう に湾曲 させた本体部 2 2 5 と、 その上下に折曲形成した係止脚片 2 2 6 とからな り、 タ イル 2 2 0の凹部 2 2 3に嵌着し、 脚片 2 2 6の 先端部をサイディ ング材 2 1 0の凹部 2 1 3に臨ませ、 その弾性 を利用 して弾着させるものである。 もちろん、 係止脚片 2 2 6側 をサイディ ング材 2 1 0に先付けし、 本体部 2 2 5をサイディ ン グ材 2 1 0から突出させ、 タ イル 2 2 0 を押压するよう にして嵌 着するよう に してもよい。

第 2 3図は、 建築物 1 の出隅部に使用されるよう に一体に形成 した役物タ イル 2 2 0 Aの内面の斜視図であって、 係着板 2 24 は 2個使用され、 サイディ ング材 2 1 0に対する一方の摺動と、 他面に対する他方の係着板 2 24の嵌着、 または両係着板 2 24 の同時の嵌着によって装着される。 入隅部におけるタ イル 2 2 0 Aの装着も同様に理解される。

また、 各タ イル 2 2 0の竪の目地には、 竪目地材 2 3 0 を介在 させてある。 竪目地材 2 3 0は、 第 24図に示すよう に、 前記の 竪目地材 3 0に類似しており、 本体部 2 3 1 と フ ラ ンジ 2 3 2 と からなつているが、 フラ ンジ 2 3 2をタ イル 2 2 0の背面に敷き 込んで、 本体部 2 3 1 が前記の水平目地部材板 2 1 2の外面と同 一面を形成する。

このような竪目地材 2 3 0では、 第 2 5図の他の実施例に示す よ う に、 通り 目地に限らず、 う ま踏み目地にも適用すること がで さる。

第 2 6図には、 サイディ ング材 2 1 0の小口側の接続部を示し てある。 水平目地 2 1 2の端部には、 ほぼ同形に形成した継手部 材 2 5 0 を使用 し、 竪目地材 2 3 0は、 フ ラ ンジ 2 3 2 を両側の サイディ ング材 2 2 0の凹部 2 1 3 を跨いで装着され、 継手は外 部に露出しない。 m a.

本発明によって上記のよ う に構成した资材を使用して外壁 2を 形成するには、 まず基本的には、 常法のよ う に、 下地材 3の外面 に、 下方のサイディ ング材 1 0 力'、ら順に、 重合部 1 4 を固着した 上に、 上位に隣接するサイディ ング材 1 0の下方の重合部 1 5 を 嵌合して接続する。

本発明の第 2の態様によって構成した资材を使用して外壁 2 を 形成するには、 常法のよう に、 下地材 3の外面に、 下方のサイデ イ ング材 1 1 0 から順に、 重合部 1 1 4 を固着した上に、 上位に 隣接するサイディ ング材 1 1 0の下方の重合部 1 1 5 を嵌合して 接続するが、 上下に接続されるサイディ ング材 1 1 0 の間では、 接続部ごとに、 脚片 1 4 1 を溝 1 1 7 に強制嵌着することによつ て、 タ イル 1 2 0間に水平目地部材 1 4 0のを装着する。 これに よって、 サイディ ング材 1 1 0 と タイル 1 2 0 との引掛けによる 仮止め状態の係着は、 係着が解除される方向の移動が規制され、 タ イル 1 2 0 がサイディ ング材 1 1 0 に固定される。

本発明の第 3の態様によって構成した资材を使用 して外壁 2 を 形成するには、 常法のよう に、 下地材 3の外面に、 下方のサイデ イ ング材 2 1 0 から順に、 重合部 2 1 4 を固着した上に、 上位に 隣接するサイディ ング材 2 1 0の下方の重合部 2 1 5 を嵌合して 接 Sす 。

いずれの場合においても、 外壁 2は、 サイディ ング材とタ イル と を結合して、 外装材と して形成したものを使用するものである から、 タイルの割り付け精度が確保される。 産業上の利用可能性

本発明は、 建築物の外壁面を構成する金属製のサイディ ング材 と、 その外面に寸法を対応させて装着される磁器製のタ イルとの 結合体による外壁の構造において、 サイディ ング材の外面には、 タイルに係合する水平方向の係翥手段を形成してあ り、 タ イルの 裏面には、 上記サイディ ング材の係着手段に係合する係着手段を 形成してあ り、 サイディ ング材の外面に、 両係着手段の係合によ つて、 タ イルを一体的に結合して構成したこ と を特徴とするサイ ディ ング材とタイルとの結合体にあ り、 サイディ ング材と しては、 金属の板材を折曲して、 一組の対向辺において隣接するサイディ ング材との間に嵌合による接続が可能のよう に接続手段を形成し たものを使用するものであ り、 その基本の態様では、 サイディ ン グ材の係着手段は、 その上下辺に下向きと上向きに L字形に形成 してあ り、 タ イルの係着手段は、 その上下辺において前記 L字形 内に嵌合する緣部と して形成してあ り、 タ イルがサイディ ング材 の側方から揷入して摺動させることによって装着されると共に、 サイディ ング材の上下の連設によって、 サイディ ング材の係着手 段がタ イルの水平目地材を形成するこ と を特徴と し、 第 2 の態様 ならびに第 3の態様では、 サイディ ング材の係着手段に変更と進 展を与えているものであるから、 サイディ ング材と タ イルとは、 それぞれの係着手段によって、 予め、 サイディ ング材の所定の寸 法に従って、 ュニッ 卜材と して、 工場において生産して提供する こ とができ、 現場における作業の効率をあげ、 施工精度を高める 等、 従来技術の諸欠点が一掃されるだけでな く 、 特殊の熟練技術 を必要とせず、 しかも、 乾式構造と してェ期の短縮に寄与する こ とができると共に、 木造建築物にあっても、 本格的なタイル貼リ 外壁を形成し、 安定感、 重厚感を得るこ とができる。

Claims

( 1 ) 建築物の外壁面を構成する金属製のサイディ ング材と、 そ の外面に寸法を対応させて装着される磁器製のタ イルとの結合体 による外壁の構造において、 サイディ ング材の外面には、 タイル に係合する水平方向の請係着手段を形成してあ り、 タ イルには、 上 記サイディ ング材の係着手段に係合する係着手段を形成してあ り、 サイディ ング材の外面に、 雨係着手段の係合によって、 タ イルを の .

一体的に結合して構成したこ と を特徴とするサイディ ング材とタ ィルとの結合体。

囲

( 2 ) サイディ ング材は、 金属を折曲して、 一組の対向辺におい て膦接するサイディ ング材との間に嵌合による接続が可能のよう に接続手段を形成してあるこ と を特徴とする請求項 1記載のサイ ディ ング材とタイルとの結合体。

( 3 ) サイディ ング材の係着手段は、 その上下辺に下向きと上向 きに L字形に形成してあ り、 タイルの係着手段は、 その上下辺に おいて前記 L字形内に嵌合する縁部と して形成してあ り、 タイル がサイディ ング材の側方から揷入して摺動させることによって装 着されると共に、 サイディ ング材の上下の連設によって、 サイデ イ ング材の係着手段がタ イルの水平目地材を形成する こ と を特徴 とする請求項 2記載のサイディ ング材とタ イルとの結合体。

( 4 ) サイディ ング材は複数のタ イルの高さ を有し、 外面の中間 には横向き T字形の係着手段を有している こ と を特徴とする請求 項 3記載のサイディ ング材とタイルとの結合体。

( 5 ) 各タ イルの竪目地には、 竪目地材が配置され、 該竪目地材 は、 サイディ ング材の外面に当接するフランジを有し、 該フ ラン ジは、 サイディ ング材とタ イルとの間に挟まれているこ と を特徴 とする請求項 3 または 4記載のサイディ ング材とタ イルとの結合 体。

( 6 ) サイディ ング材の係着手段は、 上辺およびその下方におい て上向き鉤形の支持片と して形成してあ り、 タ イルの係着手段は、 その成形時に、 上辺およびその下方において前記ま持片に係着す る下向きの鉤形断面の裏足と して形成してあ り、 タイルがサイデ イ ング材の上方から引掛けて仮止めされると共に、 サイディ ング 材の上下の連設によって形成される 目地には、 水平目地材が嵌着 され、 鈎形支持片の仮止めが固定されている こ と を特徴とする請 求項 2記載のサイディ ング材とタ イルとの結合体。

( 7 ) 下方に位置するサイディ ング材の係着手段には、 下方にも 鉤形支持片を形成して横向き T字形であ り、 タ イル間の竪目地材 の下部が、 下向き支持片に係着して固定されること を特徴とする 請求項 6記載のサイディ ング材とタイルとの結合体。

( 8 ) サイディ ング材の係着手段は、 その外面に形成した蟻形断 面の水平方向の溝であ り、 タ イルの係着手段は、 その裏面の上下 間に前記溝幅に対応して固着した金属製嵌着片であ り、 タ イルの 嵌着片をサイデイ ング材の溝内に押圧嵌着するこ と によって、 タ ィルが弾性的にサイディ ング材に保持され、 サイディ ング材の上 下の連設によって形成される 目地には、 水平目地材が嵌着されて いるこ と を特徴とする請求項 2記載のサイディ ング材と タ イルと の結合体。

( 9 ) サイディ ング材の係着手段は、 その外面に形成した蟻形断 面の水平方向の溝であ り、 タ イルの係着手段は、 その裏面の上下 間に形成した断面溝形の裏足内に弾性的に嵌着され、 前記溝幅に 対応する上下幅の弾性脚を有する'別体の金属製嵌着金物であ り、 裏面に嵌着金物を係着したタ イルの弾性脚をサイディ ング材の溝 内に押圧嵌着することによって、 タ イルが弾性的にサイディ ング 材に保持され、 サイディ ング材の上下の連設によって形成される 目地には、 水平目地材が嵌着されている こ と を特徴とする請求項 2記載のサイディ ング材とタ イルとの結合体。

( 1 0 ) 各タイルの横目地には、 サイディ ング材を外方に折曲し て水平目地材が形成されているこ と を特徴とする請求項 8 または 9記載のサイディ ング材とタ イルとの結合体。

( 1 1 ) 各タ イルの竪目地には、 竪目地材が配置され、 該竪目地 材は、 サイディ ング材の外面に当接するフランジを有し、 該フラ ンジは， サイディ ング材とタ イルとの間に挾まれていること を特 徴とする請求項 7 または 8記載のサイディ ング材と タ イルとの結 合体。

( 1 2 ) 各タ イルの竪目地には、 堅目地材が配置され、 該竪目地 材は、 サイディ ング材の外面に対向して形成した係止片に摺動の みによって係止されていること を特徴とする請求項 6 または 7記 載のサイディ ング材とタ イルとの結合体。