WO1986004371A1 - Openable dome roof and method of constructing same - Google Patents

Description

一 Ί 一

明 開 閉式 ド ー ム屋根及びその構築方法 技 術 分 野 こ の発明 は 、 ド ー ム状の屋根構造 に 関 し 、 特 に天候 に 応 じ て 部分的に 開閉で き る ド ー ム状の屋根構造に 関 す る 。 背 景 技 術 周知 の よ う に 、 野球場 ， 陸上競技場 な ど の運動競技用 の構造 物 に は 、 屋根が取 付 け ら れて い な い 。

こ れ は運動競技 を で き る だけ 自 然環境下 で行え る よ う に 配慮 し て い る の で あ る が 、 雨天や競技中 に 降雨が あ る と競技を中 断 あ る い は 中 止 し な け ればな ら な い 。

そ こ で 、 近 時 全 天 候型 の競技場 が提案 さ れ て お り 、 例 え ば空 気膜構造が注 目 さ れ て い る 。

し か し な が ら 、 空 気膜構造 に は以下の問題が あ る 。

す なわ ち 、 空気膜構造 は 、 合成樹脂な ど で作 ら れた 膜材で屋 根部分を構成 し 、 内部 に 大気圧 よ り も若干髙ぃ加圧空気を密封 す る も ので あ る が 、 こ の構造で は加圧空気 が外部に 漏出 し ない よ う に す る た め 出入 口 構造が 複雑 と なる 。

ま た 、 内部の採光や換気が難 し く なる だけで な く 、 自然環境 の下で競技を行な っ た り 、 あ る い は こ れを観る と い っ た 趣旨 が 損わ れて し ま う 。 - 発明の開示 こ の発明 は上述 し た従来の問題点に鑑みて な さ れた も ので あ つ て 、 そ の 目 的 は 、 天 候 に 応 じ て屋根部を部分的に 開 閉 し 、 晴 天時 に は自 然の採光， 換気を 可能に し て 自 然環境下で運動競技 がで き る と と も に 、 雨天 時に も快適な環境での競技を可能 と し 且つ 、 こ れ ら の 開 閉操作が容易 に行え る ド ー ム状屋根構造を提 供 す る こ と に あ る 。

こ の 発明の他の 目 的 は 、 上述 し た 開 閉式 の屋根構造を安全 か つ 効率的 に構築 す る こ と ので き る方法を提供 す る こ と に あ る 。

上記 目 的を達成 す る た め本発明 で は 、 地上 に 立設 さ れた側壁 に 内部を覆 う よ う に し て 設け ら れ た ド ー ム 状の屋根構造 に おい て 、 屋根部分を 、 中央部 が 開口 し かつ 側壁 に 周縁を 固設 し た 環 状の固定屋根部 と 、 こ の 開 口 を少 く と も 2 以上 に 分割 し た 略周 一形状の複数の ュニ ッ 卜 か ら なる可動屋根部 と で構成 し 、 各 ュ ニ ッ 卜 を 、 固定屋根部 に 支持 さ れた 開放位置 と 、 開 口 内 に あ つ て そ れぞれの梁部材 に 支持 さ れ た 閉 止位置の 間 で径方 向 に 移動 可 能 と し た こ と を 特徴 と す る も の で ある 。

そ し て 、 季節や天 候な ど の外部環境に合せ て 可動屋根部を開 閉 す る こ と に よ り 、 常時快適な空間 を提供す る こ と が可能 と な る

本発明 の一実施例 で は 、 上記各梁部材が 固定屋根部の内周縁 と 開口 の 中心の 間 に 固定 さ れて い る 。 こ の 固定梁部材 は 、 可動 屋根部の ュ ニ ッ 卜 の移動 を案内 す る ガ イ ド レ ー ルを有 す る こ と がで ぎ る 。

本発明 の他の実施例 で は上記梁部材が可動 で あ り 、 前記 ュ ニ ッ 卜 が 開放位置 に 09 る と き こ の 可動梁部材 を固定屋根部 に 近接 さ せ て いる 。 可動梁部材 は 、 固定屋根部 に取付け ら れ開口 の 中 心 に 向 か っ て 延長 す る伸縮梁か ら な る こ と が で き 、 こ の伸縮梁 の伸縮 に よ つ て 前 記 ュ ニ ッ 卜 を移動 さ せ る よ に す る こ と が で ぎ る 。 あ る い は 、 上記可 動 梁部材を 、 固定 屋根部の 内 周 縁 に一 端を根着 さ れ開口 の 平面内 で該一 端を支点 と し て 円 弧状軌跡を 描い て 旋回 可 能 な 回 動 梁 と し て 構成 し て も 良い

ま た 、 本発明 に 係 る 構築方法 は 、 上記開 閉式 ド ー ム屋根 の固 定屋根部 を構築 す る に あ た り 、 得 よ う と す る 固定屋根部 を 開 口 の 中心よ り 複数のブ □ ッ ク に 区画 し 、 各区画毎 に 屋根構造材の 軒側端部を リ ン グ状の 固定梁 に 回動可能 に 取付ける と と も に 、 各屋根構造材の 開 口側 に 設け た圧縮 リ ン グ梁取合部 に伸縮接手 を 配置 す る ェ程 と 、 各屋根構造材の 開口 側 端部を側壁内 部の地 面に 接地 し た 状態 で屋根 を粗 上げる 工程 と 、 組上げ ら れ た 屋根 の 開口 側端部を吊 り 上げ 、 所定 の屋根勾配で伸縮接手を剐結合 す る 工程、 と を含む こ と を特徴 と す る もの で あ る 。 こ の よ う に 屋根構造材を地上 に 近い レ ベル に 設置し た 状態で屋根の施 工 を な すので 、 安全性が高 く 、 準備工事も少 く て す む。 ま た 、 分割 さ れた各ブ ロ ッ ク 毎 に 平行作業も 可能であ る た め 、 効率的で あ る 。

本発明 の上記及び他の 目 的 ，. 構成並びに利点 は 、 添附図面を 参照 し て 以下に 詳述す る実施例 の記載か ら 明 ら か と なる で あろ 。 図面の 簡単 な説明 第 1 図 （ a ) ( b ) は そ れぞれ 、 本発明 の一実施例 に 係 る 開 閉式 ド ー ム屋根 を開放状態で示す 平面図及び断面図 ；

第 2 図 （ a ) ( b ) はそ れぞ れ該 ド ー ム屋根 を 閉止状態で 示 す 平面図及び断面図 ；

第 3 図 （ a ) ( b ) は そ れぞれ該 ド ー ム屋根の 可動 ユ ニ ッ ト を示す 部分拡大平面図及び断 面図 ：

第 4 図 は該可動 ュ ニ ッ 卜 の ガ イ ド レ ー ルを示す部分拡大斜視 図 Γ

第 5 図 （ a ) ( b ) はそ れぞれ 、 本 発明 の他の実施例 に 係る 開 閉式 ド ー 厶 屋根 を 開放状態 で示す 平 面図及び断面図 ： 第 6 図 （ a ) ( b ) はそ れぞれ該 ド ー ム屋根 を閉止状態で示 す 平面図及び断面図 ；

第 7 図 は 該 ド ー ム屋根の伸縮梁を示 側 面図 ；

第 8 図 は第 7 図 A — A 線 に お ける 断面図 ：

第 9 図 は伸縮梁の他の例 を示す溉格平面図 ：

第 1 0 図 は該伸縮梁の先端部を係合状態で示す拡大平面図 ： 第 1 1 図及び第 1 2 図 はそ れぞれ該先端部を 示す斜視図 ： 第 1 3 図 は 回 動梁の 一例 を示 す平面図 ：

第 1 4 図 は該回動 梁の拡大平面図 ：

. 第 1 5 図 （ a ) ( b ) ( c ) はそ れぞれ 、 該 回動梁の摺動枢 着機構を示す 断面図 ， 側 面 図 及び 平面図 ：

第 1 6 図 （ a ) ( b ) はそ れぞ れ該回動 梁の旋回途中及び旋 回終了 時 の状態 を 示 す 平面 図 ；

第 1 7 図 は回 動梁の他の例を 示す 部分拡大平面図 ；

第 1 8 図 は該 回動 梁の旋回状態の 平面図 ：

第 Ί 9 図 （ a ) は 回動梁の支持手段を示 す 斜 視 図 ：

第 1 9 図 （ b ) は該回動 梁の駆動手段の 一例 を示す 平面図 ； 第 2 0 図乃 至第 2 2 図 は本発明の一実施例 に 係る構築方法を 説明 す る た め の 図 で あ っ て 、 第 2 0 図 は 断面図 、 第 2 1 図 は部 分拡大平面図 、 第 2 2 図 は 完成状態を示す 平面図 ；

第 2 3 図 は本発明 の他の実施例 に 係る構築方法 を説明 す る た め の 図 で あ る 。 発明 を実施する た め の最良の形態 第 1.図 か ら第 4 図 は 、 こ の発明 に 係る 開 閉式 ド ー ム屋根の一 実施例 を示 し て い る 。

同 図 に示す ド ー ム屋根 は 、 平面が略円形状の運動競技場 に適 用 し た 場合を例示 し て お り 、 地上 に 立設さ れた 円筒状の 側壁 1 0 と 、 ス タ ン ド 1 1 を備え 、 側壁 Ί 0 の上端に は内部を覆 う よ う に し て ド ー ム状の屋根が設け ら れ、 こ の屋根部分は 、 \中央部 が略円形 に 開 口 し 且つ 周縁を側壁.1 0 に 固 .設 し た リ ング状の固 定屋根部 1 2 と 、 中 央開 口 1 4 内 を径方向 に 移動 し て こ れを 開 閉 する 可動屋根 部 1 6 と で構成さ れ て い る 。

こ こ で 、 第 1 図 は可 動屋根部 1 6 を外方 に移動 し て 開 口 1 4 を 開放 し た状態で 、 ま た 、 第 2 図 は こ れ と は 逆の内方に 移動 し て 開 口 1 4 を 閉 塞 し た 状態を示 し て い る 。

可動屋根部 Ί 6 は 、 第 2 図 （ a ) に 示 す如 く 、 固定屋根部 Ί 2 の 中 央開 口 1 4 の 中心点 0 を 基点 に し て 等角度間 隔で 8 分割 し た 略周 --扇形の 8 枚の ュ ニ ッ 卜 1 7 で構成 さ れ 、 各 ュ ニ ッ小 の材質 と し て は 、 例 え ば布材 あ る い は極薄金属板な ど の軽量材 が適 し て お り 、 開 口 Ί 4 を 閉塞 し た状態で は各 ユ ニ ッ ト 1 7 の 側縁が相 隣接す る 部分で オ ー バ ー ラ ッ プ す る よ う に な っ て お り ま た 、 各 ュ ニ ッ 卜 1 7の径方向 の 長さ は 、 固定屋根部 1 2の幅 よ り も若干短 く な っ て い る 。

ま た 、 固定屋根部 1 2の 内周縁に は 、 開 口 1 4を画成 す る環 状梁 1 8が設け ら れ、 こ れ と 開 口 1 4.の 中心 ◦ に 設け ら れた 梁 受 2 0 と の間 に 、 中心 0か ら 外方 に 向け て 放射状 に 伸 びる 8本 の梁 2 2が固定 さ れ 、 各梁 2 2の延長部 2 2 a は 固定屋根部 1 2の外端 に 達 し 、 且つ 、 そ の上面 に は主ガ イ ド レ ール 2 4が全 長 に つ て 固設 さ れる と と ち に 、 こ れ ら の主ガ イ ド レ ー ル 2 4 を 中心 に し て 固定屋根部 1 2 上 に は 、 各 ュ ニ ッ 卜 1 7 の外側幅 と ほ ぼ同 じ幅 隔で平行 し た一対の副ガ イ ド レ ー ル 2 6 , 2 6 がそ れぞ.れ設け ら れ て い る 。

副 ガ イ ド レ ー ル 2 6 と 固定屋根部 Ί 2 と の 間 に は 、 主ガ イ ド レ ー ル 2 4 と 髙 さ を 合 せ る た め の 間 隔調整材 2 8が介装 さ れ て い る 。

上記各 ュ ニ ッ 卜 1 7 と 主 ， 副 ガ イ ド レ ー ル 2 4 , 2 6の位置 関係の 詳細 を第 3図 に 示 す 。

主 ガ イ ド レ ー ル 2 4 は 、 各 ュ ニ ッ 卜 Ί 7 の 中心軸 上 に 位置 し —対の副 ガ イ ド レ ー ル 2 6 , 2 6は 、 ュ ニ ッ 卜 1 7 の扇形の周 縁 に 位置 し て い る 。

- そ し て 第 4 図 に も示す よ う に 、 各 ガ イ ド レ ー ル 2 4 , 2 6 に は 、 ロ ー ラ 3 0を取付け た 取付金具 3 2が装着 さ れ、 各取付金 具 3 2の上端 は ユ ニ ッ ト 1 7の下面 に 固着 さ れて い る 。 上記の如 く 構成さ れた各 ュニ ッ 卜 1 7 は 、 例 えぱ電気や圧縮 空気な どで駆動 さ れる 回転動力 源に 取付け ら れた ワ イ ヤ ー ， チ ェ ー ンなど に 接続さ れ、 動力 源の始動 に よ っ て主 ， 副ガイ ド レ ー ル 2 4 , 2 6 に 案内 さ れて 径方向 に移動 し 、 第 1 図 あ る い は 第 2 図 に示す よ う に 、 固定屋根部 1 2 の中央開 口 Ί 4 を開 閉 す る 。

さ て 、 以上の如 く 構成さ れた開閉式 ド ー ム屋根 に おい て は 、 雨天や夏期 に は ュ ニ ッ 卜 1 7 か ら なる可動屋根部 Ί 6 を内方に 移動 し 、 開口 1 4 を 閉塞 し て 固定屋根部 1. 2 と で ァ ー チ状 の屋 根を 完成 し て 、 雨水 の侵入防止や太陽光の遮断がで き る と と お -に 、 中間季ゃ晴天下'に は 、 可動屋根部 1 6 を外方に移動 し 開口

1 4 を 開放 し て 、 天空 下で の運動競技が可 能 と なる 。

ま た 、 可動屋根部 1 6 を外方 に移動 し た際 に は 、 こ れが 固定 屋,根部 1 2 上 に あ っ て 、 特別 の収納場所を設け る必要が な く 、 し か も 、 各ユ ニ ッ ト 1 7 の長 さ を固定屋根部 1 2 の幅よ り も小 さ く す れば 、 そ の際 に 固定屋根部 1 2 か ら 可 動屋根部 1 6 が突 出せず 、 外観上も 問題がな く な る

さ ら に 、 可動屋根部 1 6 を構成 す る各 ュ ニ ッ 卜 Ί 7 は 、 布材 や極薄金属板を用 いる こ と で軽量化さ れ、 移動 が容易 に 行え る さ ら に ま た 、 夜間 に 使用 す る際 に 可動屋根部 1 6 で 開 □ 1 4 を閉塞すれば 、 内部の照明 が可動屋根部 1 6 で反射 し て 、 照明 効果を髙め る こ と も で き る 。 な お 、 上記実施例 で は円 形の運動競技場 を 例示 し た が 、 こ の 発 明 は他の形状 、 例 え ば楕円 , 多角 形 で も勿論適用 で き る 。

ま た 、 中央開口 1 4 の形状も 円形だけ で な く 楕円 ， 多角形で あ っ て あ よ く 、 こ れを略周一形状で分創 し た ュニ ッ 卜 1 7 の個 数ち上記実施例 に 限 ら れず 2 以上の任意の個.数が採用 で き る 。

さ ら に 、 可動屋根部 1 6 は上記実施例の よ う に 固定屋根部 1

2 の上方に て 径方向 に 移動 さ せ る だけでな く 、 固定屋根部 1 2 の下方で移動 さ せ る こ と や 、 固定屋根部 1 2 の内部 に 収納 す る よ o に し て ¾ よ い 。

次 に 、 第 5 図〜第 8 図 は本発明の他の実施例 に係る 開閉式 ド ー 厶屋根を示 し て お り 、 上記実施-例.と異な る と こ ろ は 、 可動屋 根部を支持す る梁部材が可動式 と な っ て い る点 に ある 。 す なわ ち 、 可 動屋根部 1 6 を構成 す る各 ュ ニ ヅ 卜 1 7 の下面 に は 、 そ れぞれ中心軸 に 沿 つ て 配さ れた 伸縮梁 3 4 と 、 外側 の 両端 に 配 さ れ た 一対の ガ イ ド ロ ー ラ 3 6 が そ れ'ぞれ取付け ら れて い る 。 各ガ イ ド ロ ー ラ 3 6 は 、 伸縮梁 3 4 を中心 に し て 固定屋根部 1 2 上 に ュ ニ ッ 卜 1 7 の外端幅 と ほ ぽ周 じ 幅間 隔で平行に 設 け ら れ た 一 対の ガ イ ド レ ー ル 3 8 , 3 8 に枢着さ れ 、 レ ー ル 3 8 に 沿 っ て 転動 す る 。

各ュ ニ ッ 卜 1 7 と 伸縮梁 3 4 及び固定屋根部 1 2 と の取付状 態の詳細 を第 7 図及び第 8 図 に示す 。

伸縮梁 3 4 は 、 略矩形中空 断面の外梁 3 4 a と 内梁 3 4 b を 基本構成 と し て お り 、 内梁 3 4 b は外梁 3 4 a の 内部の上下に 長手方向 に沿 っ て所定 の 間隔で枢着 さ れた多数の ロ ー ラ 3 4 c ,

3 4 c に 、 上下面を当接 し て挿入さ れて い る と と も に 、 内 梁 3 4 b の上面に は 、 長手方向 に 沿 って所定の間隔を置い て複 数の取付金具 3 4 d が突設 さ れて お り 、 こ の取付金具 3 4 d は 外梁 3 4 a の上端に 形成さ れ 、： ユ ニ ッ ト Ί 7 が移動す る際の案 内 と なる ガイ ド用 開口 部 3 4 e か ら 外部 に突出 し 、 その上端 に ユ ニ ッ ト 1 7が固着 さ れ、 ユ ニ ッ ト 1 7 と外梁 3 4 a と は所定 の 間 隔を保つ よ う に な つ て い る 。

一方、 伸縮梁 3 4 の外梁 3 4 a は固定屋根部 1 2 に 設け ら れ た-梁材 4 0に 沿 う よ う に し て 、 補強部材 4 2を介在 させて 固定 屋根部 1 2上 に 固設 さ れ て い る 。

ま た 、 内梁 3 4 b に は 、 例 え ば電気や圧縮空気な どで 回 転駆 動 さ れ る モ ー タ な どの動.力 源 に 取付け ら れた ス チ ー ル ワ イ ヤ ー ， チ ェ ー ンな ど が接続さ れ 、 動力 源の始動 に よ っ て 、 内梁 3 4 b は外梁 3 4 a 内 を第 7 図 に 示 す矢印方向 に 移動 し 、 内梁 3 4 b が外梁 3 4 a か ら 最 も突出 し た 状態では 、 各 ユ ニ ッ ト 1 7 は 、 第 6図 に示す よ う に 開 口 Ί 4 を 閉塞 し 、 ま た 内梁 3 4 b が外梁 3 4 a 内 に 収容さ れ た 状態で は 、 各 ュニ ッ 卜 1 7 は第 5 図 に示 す よ う に 、 固定屋根部 1 2 上 に あ っ て開 口 1 4 は開放さ れる 。 そ し て 、 こ の後者の状態で は 開口 1 4内 は 完全な空間 と な り 、 前記実施例 の場合 と 比べ て よ り 大きな開放感が得 ら れる 。 ま た 、 可 動屋根部の移動 は伸縮梁の伸長 · 収縮で容易 に行え る た め 、 急な環境条件の変化 に も迅速に対応でき る 。

な お 、 伸縮梁の具体的な構造は上記実施例 以外に ち種 々 のあ の が 考え ら れ 、 例 え ば第 9図 に概略的 J 示さ れ た よ う に 、 各伸 縮梁 3 4 を多段式 と し 、 内蔵さ れた ジ ャ ッ キ な ど に よ っ て 開 口 1 4 の中心方向 に 進退動 さ せ る よ う に する こ と な どあ可 能で あ る 。

と こ ろで 、 伸縮梁な どの可動梁に よ っ て可動屋根部 1 6の ュ ニ ッ 卜 1 7 を支持す る場合 、 可動梁がそ の一端で固定屋根部 1 2 に 取付け ら れて いる の みで は 、 強風な ど の悪天候な ど に 対 し て必ず し も強度的に 充分でない場合も考え ら れる 。 そ こ で 、 各 可動梁が伸長状態に あ る と き こ れ ら の先端部を相互に係合 させ る よ う に し 、 各 ユニ ッ ト に 対 し て 充分な支持強度を与 え る こ と が好 ま し い 。 第 1 0図 〜第 1 2図 はその 例 を 示 し て お り 、 便 宜上 6本の伸縮梁を係合さ せる場合を示 し た が 、 こ れ ら 伸 縮梁 3 4 は周方向 に 隣接 す る 1 本おき の先端形状が ほ ぼ周一 形状 と な っ て い て 、 2群 A , B に 分け ら れて い る 。

一方群 Aの先端形状を第 1 1 図 に 示す 。

こ の群 Aの先端部 3 4 0 a は 、 上下面が ほ ぼ平行な 5 角形状 で あ っ て柱状 に 形成さ れ、 そ の側面は一対の平行面 3 4 1 a , 3 4 1 a と 、 こ の平行面 3 4 1 a 間 に あ っ て外方に 突 出 し た一 対の傾斜面 3 4 2 a . 3 4 2 a と 、 平行面 3 4 1 a 間 をつ な ぐ 基端面 3 4 3 a と か ら 構成さ れて い て 、 上 記伸縮梁 3 4 に は 基 端面 3 4 3 a が固着 さ れて い る 。

一方の傾斜面 3 4 2 a に は 、 テ ー パ ー状 に縮径す る第 1 の凸 部 3 4 4 a が上下端か ら 間隔を置い て 突設 さ れる と と も に 、 他 方の傾斜面 3 4 2 a に は 、 こ の群 Aの周方向 に 隣接する他の先 端部の凸部が嵌合する第 1 の凹部 3 4 5 a が 、 奥面 に 向 か っ て 縮径する よ う に し て凹設 されて い る 。

ま た 、 第 1 の凹部 3 4 5 a が設け ら れた傾斜面 3 4 2 a と連 続する一 方 の平行面 3 4 1 a に は 、 時計方向 に 隣接 する他方群 Bの先端凸部 と 嵌合 す る第 2 の 凹部 3 4 6 a が上記第 1 の 凹部

3 4 5 a と 同様 に 凹設さ れて い る 。

他方群 Bの先端形状を第 1 2 図 に 示す 。 こ の群 B の先端部 3

4 0 は 、 上述 し た群 A と同様 に 略 5角柱状 に 形成 さ れ 、 側面 は 平行面 3 4 1 b , 傾斜面 3 4 2 b , 基端面 3 4 3 b を有 し 、 基端面 3 4 3 b を伸縮梁 3 4 に 固着 さ れて い る 。 '

そ し て 、 一方の傾斜面 3 4 2 b に は 上記第 2 の 凹 部 3 4 6 a と 嵌 合す る第 2の凸部 3 4 4 b が突 設 さ れて い る 。

以上の如 く 構成さ れた 伸縮梁 3 4 の先端部 3 4 0 a , 3 4 0 は 、 次の よ う に し て係合さ れる 。

ま ず 、 一方群 A'の先端部 3 4 0 a を 中心方向 に 伸長 し て 、 第 1 の凸部 3 4 4 a と 第 1 の凹部 3 4 5 a と を相互 に 嵌合さ せ 、 且つ 傾斜面 3 4 2 a 周 士 が相互に 当接す る よ う に する 。 し か る後 、 他方群 Bの先端部 3 4 O b を 中心方向 に 伸長 し て 第 2 の凹部 3 4 6 a と 第 2 の凸部 3 4 4 b と をそ れぞれ嵌合さ せ 、 且つ 、 こ の群 B の先端部 3 4 0 b の傾斜面 3 4 2 b がそれ そ れ周方向 に 隣接する他方群 Aの先端.部 3 4 0 a の平行面 3 4 1 a に 当接 す る よ う に し て 凹凸嵌合での係合が行なわ れる 。 係合の解除 は 、 ま ず他方群 Bを縮退させ た後 、 一方群 Aを縮 退 さ せ ればよ い 。

可動屋根部 1'6の各ュ ニ ッ 卜 1 7を支持する た めの可動梁の 典型的な他の例 は回動梁で あ る 。 そ のよ う な回動梁の好適な一 例が第 Ί 3 図〜第 Ί 6図 に 示さ れ て お り 、 図示 し た例で は 、 8 本の回動梁 5 0 a 〜 5 0 h. が 固定屋根部 1 2 の 環状梁 1 '8 を周 方 に 等角度間隔 に分割 し た 点 P , 〜 P 3 に そ れぞれ回動 自 在 に 水平状態で枢着 さ れ て い る 。

各回動梁 5 0 a 〜 5 O.h は 、 第 1 3図 に 示す如き架設状態で は 、 開 口 Ί 4 の 中心か ら 放射状 に 延び、 周 図の水平位置で対向 す る 2本の回動梁 5 0 a と 5 0 e と の先端間 に は 、 第 1 4図 に も示 す よ う に 、 こ れ ら を係脱可 能 に 直線状 に 繫ぐ連結装 置 5 1 が設け ら れて い る 。

ま た 、 上 記 2本の 回動梁 5 0 a , 5 0 e と 、 時計回転方向 に 隣接す る他の 回動梁 5 0 b , 5 0 f と の 間 に は 、 こ れ ら の 間 を 係脱可能に 周方向 に 繋 ぐ連結装置 5 2が設 け ら れ て いる 。

こ れ ら の連結装置 5 1 , 5 2 の係脱隳構 と し て は 、 開 閉 器を 具備 し た ピ ンあ る い は電磁ソ レ ノ ィ ドな ど が用 い ら れ て い る 。 さ ら に 、 時計回転方向 に 隣接する回動梁 5 0 b と 5 0 c , 5 O c と 5 0 d , 5 0 d と 5 0 e , 5 0 e と 5 0 f , 5 0 f と 5 0 g , 5 0 g と 5 0 h , 5 0 h と 5 0 a と の間 に は 、 第 1 5図 に 詳細 を示す よ う に 、 いず れか一方の釉部 に 沿 っ て 他の 回動梁 が摺動自在 に枢着されて い る 。

こ の摺動枢着機構 は 、 例 え ば回動梁 5 O h と 5 0 a と を第 1 5図 に例示する と 、 回動梁 5 0 a の 回動梁 5 0 h 側 の側面に は そ の先端か ら 環状梁 1 8の枢着点 P , の近傍 ま で側端に ス リ ッ 卜 状の 開口 5 3 a を有 する フ レ ー ム 5 3が固着されて お り 、 フ レ ー ム 5 3の内面に は断面が I 字形のガ イ ド レ ール 5 4がその 全長 に つ て水平状態で固設さ れて いる 。

ガ イ ド レ ー ル 5 4の フ ラ ン ジ 面 に は 、 こ れ を挾む よ う に し て 取付 け ら れ且つその面 に 沿 っ て 転動 する一 対ずつ の大 · 小径の 回転 ロ ー ラ 5 5 , 5 6が配設 さ れ 、 回転 ロ ー ラ 5 5 , 5 6は 上 記 フ レ ー ム 5 3の開 口 5 3 a を通 っ て 内外 に 延びる一 対の取付 板 5 7 - 5 7 に そ れぞれ ス ピ ン ドル 5 8 に よ つ て 軸 支さ れ て い る 。

取付板 5 7の外面 に は 、 取付 フ レ ー ム 6 0に ス ピ ン ドル 5 8 を介 し て 軸支さ れ、 上記ガ イ ド レ ー ル 5 4の フ ラ ン ジ の 側 面に 沿 っ て転動 する 3個 の 回転 シ ー ブ 6 1 が設け ら れ 、 一端を フ レ ー ム 5 3 に ア ン カ ー 6 2で 固定 さ れ た ワ イ ヤ一 6 3 を 、 回転 シ — ブ 6 1 と フ レ ー ム 5 3 の 先端側 に 軸支さ れ た ワ イ ヤ ー シ ー ブ 6 4 と の閻 に巻回 し 、 小径 シ ー ブ 6 5を適宜間隔で配設 し 、 ヮ ィ ヤ ー 6 3 の他端 は フ レ ー ム 5 3 内で回動梁 5 0 a の枢着側 に 延びて いる 。

上記取付板 5 7 の外端 に は 、 連結 ピ ン 6 6を介 し て 回動梁 5 0 h の先端近傍に 口 ヅ ク ナ ツ 卜 6 7で固設 さ れた連桔 フ レ ー ム 6 8 が枢着 さ れ て い る 。

連結 フ レ ー ム 6 8 は 、 例 え ばァ リ 溝の如 き構成で 、 回勒梁 5 O h の鉛直方向 に 寧動 可 能 に し て おい て も よ い 。

以上の よ う に 構成 さ れた 回動梁 は.、 第 1 3 図 の状態か ら 連結 -装置 5 1 , 5 2 を適当 な ？段で.解除 し た 後 、 ワ イ ヤ ー 6 3 を ゥ イ ン チな どで 引 張る と 、 4 本ずつ 連結さ れ た 2組の回動梁 5 0 b 〜 5 0 e , 5 0 f 〜 5 0 a が 、 そ れぞれ環状梁 1 8 と の枢着 点 P , 〜 Ρ 8 を 支点 と し て 、 開 口 1 4の平面内でそ の 中心 を通 る 円 弧状軌跡を描い て 回動 す る 。

そ の結果、 第 1 6図 （ a ) に 回動途中及び第 1 6図 （ b ) に 終了状態を示 す よ う に 、 各回 動梁 5 0 a 〜 5 0 h で環状梁 1 8 の 中央 に形成 す る ほ ぼ 8角形状が順次拡大 し て い き 、 回動梁 5 0 a 〜 5 0 Π と環状梁 1 8 の枢着点 P， 〜 P 8 を 1 つ お き に結 ん だ線状 に 回動梁 5 0 a 〜 5 0 h が位置 し た状態で 回動 が終了 す る 。

そ し て 、 こ の操作 と は逆 に ワ イ ヤ ー 6 3 を緩める と 、 各回動 梁 5 0 a 〜 5 0 h は上記 と は逆の軌跡を描 き 、 第 1 3 図 に 示 す よ う に 、 開口 1 4 の中心か ら 放射状に 延びた状態 どな る 。

上述の如 く 構成さ れた各回動梁に は 、 図示 し な い ガイ ド レ ー ルな ど の移動案内手段が設け ら れて 、 G記可動屋根部 1 6 の各 ュニ ッ 卜 1 7 を移動 可能 に 支持する よ う に な っ て い る 。 こ の場 合、 固定屋根部 1 2 に は第 6図 に示 し た の と周様な案内部材を 設ければ良い 。

第 1 7 図及び第 1 8 図 は上記回動梁の変形例を示 し 、 そ の相 違点の みを説明 する と 、 上記実施例で示 し た 回動梁 5 0 a — 5 0 e 間 に 設けた連結装置 5 1 と 、 回動梁 5 0 a - 5 0 b ， 5 0 e - 5 0 f 間 に 設け た連桔装置 5 2 と を撤去 し 、 回動'梁 5 0 a 5 0 e に はそれぞれ伸縮部材 7 0 を 内蔵 さ せ る一方 、 こ の各伸 縮部材 7 0 の 先端 に ァラ ケ ッ 卜 7 を そ れぞれ突設 し 、 且つ 、 回 動梁 5 0 b , 5 0 f の.側面 に は フ レ ー ム 5 3 な ど で構成 し た 摺動枢着機構をそ れぞれ設け 、 摺動枢着機構の取付扳 5 7 と ブ ラ ケ ッ 卜 7 1 と を ピ ン 6 6 で連結 し て い る

つ ま り 、 こ の変形例で は 、 対向 す る 2 本の回動梁 5 0 a . 5 0 e に は 、 伸縮部材 7 0 を 内蔵さ せ る と と も に 、 全 て の 回軌梁 5 0 a 〜 5 0 h 間 を摺動 自 在 に枢着 し て い る 。

.こ の よ う に構成された 回動梁 5 0 a 〜 5 0 h は 、 第 1 8 図 に 示す よ う に 、 伸縮部材 7 0 が伸縮 し なが ら 、 全体が連結 さ れた 状態で環状梁 1 '8 の中央部をほぽ 8 角形状で開閉 する 。 開閉 に 関 し て は 、 各回動梁 5 0 a 〜 5 0 h が全体 と し て 動 く た め 、 前記実施倒 と比べ て 安定 し て お り 、 構造的 に ¾有利 と な る

なお 、 摺動機構 と し て は 、 上述 し た 回転 ロ ー ラ 5 5 , 5 6 と ワ イ ヤ ー 6 3な ど に よ ら ず 、 フ レ ー ム 5 3内 に プ ロ ペ ラ シ ャ フ 卜 を内蔵 し 、 プ ロ ペ ラ シ ャ フ ト の回転力 を ウ ォ ー ム ギ アを介 し て 隣接す る 回動梁 に 伝達 し た り 、 あ るい は チ ヱ ー ン と スプ ロ ケ ッ 卜 を用 いる機構で あ っ て も よ い 。

上述 し た よ う な回動梁を用 い.る場合、 その基端部周辺 に 第 1 9図 （ a ) に示さ れた如き半円 状の案内部材を設ける こ と が 、 回動梁の作動 を安定 さ せ る見地 か ら は好 ま し 。 周図 に 示さ れ た案内部材 は 、 .各回動梁 5 0の旋回軌跡 に応 じ て環状梁 1 8の 内 面か ら 半円 形状 に突出 す る ガ イ ド レ ー ル 8 0か ら な つ て いる こ の ガイ ド レ ール 8 0は環状梁 1 8及び固定屋根部 1 2の主大 梁 8 1 に 固定 さ れ た 珞 U字形の レ ール受け台 8 2の上面 に 設け ら れた も のであ り 、 回動梁 5 0の下面を支持する と と も に 、 こ れを環状梁 1 8の 内 面に近接 し た状態か ら 9 0 ° 旋回位置 ま で の間 に摺動 ガ イ ド す るも ので あ る 。 そ し て 、 こ の ガ イ ド レ ール 8 0の摺動面 は ポ リ テ 卜 ラ フ ル オルエ チ レ ン な どの摩擦係数の 小さ い材料が用 い ら れ、 可及的 に摺動面の摩擦抵抗を減少さ せ て い る 。

第 1 9図 （ a ) に お い て符号 8 3 , 8 4 はそれぞれ環状梁 1 8及び回動梁 5 0に 設け ら れ た ヒ ン ジブ ラケ ッ 卜 であ り 、 該 ヒ 新た な甩紙 ン ジ ァラ ケ ッ ト 8 3 , 8 4 間 に ヒ ン ジ ピ ン 8 5 を通 す こ と で回 動梁 5 0 を環状梁 1 8 の 内面部 に旋回可能 に枢着 し て い る 。 ま た 、 符号 8 6 は 回動梁 5 0 の上面に 設けた レ一ル部材で あっ て こ の レ ール部材 8 6 は固定屋根部 1 2 -の放射状の 主大梁 8 7 の 上面に 設け た レ ー ル部材 8 8 と連続 し て い て 、 m 記可動屋根部 1 6 の ユニ ッ ト 1 7 の移動 を案内する よ う に な つ て い る 。

各回動梁 5 0 の旋回 は適当な駆動手段に よ つ て な さ れ得るが そ の際、 各回動梁 5 0 は ガ イ ド レ ール 8 0 に沿 つ て 摺動案内 さ れつ つ 、 最終的に その先端を環状梁 1 8 の内面に 当接 し 、 開口 1 4 を全開 す る 。 こ の旋回操作時に おいて 、 各 .ヒ ン ジ ピ ン 8 5 に の み荷重が集中せず 、 前記受け台 8 2 で荷重を分担 'する ので 支持剐性が高 く し かも 先端部の た わ みも小 さ く な り 、- 安定 かつ 安全 に旋回操作でき る の で あ る 。

な お 、 第 1 9 図 （ a ) に 示 す 回動梁 5 0 の定着位置で の位置 決め は 、 前記ガイ ド レ ー ル 8 0 に ス 卜 ツ バを設ける こ と 及び回 動梁 5 0 の基端面が環状梁 1 8 に 当 接す る こ と で自 動 的 に 行な わ れる 。

第 1 9 図 （ b 〉 は 上述 し た 回動梁 5 0 の駆動装置の一例 を示 し て い る 。 こ の装置 は油圧 ジ ャ ッ キ 9 0 か ら な り 、 そ の シ リ ン ダ一側 の基端部 9 0 a は 、 固定屋根部 1 2 の環状梁 1 8 と 主大 梁 8 1 の間 に架設 さ れ た 反カ 受梁 9 1 に 回動自在 に枢着 さ れて い る一方 、 そ の ビ ス 卜 ン側 の端部 9 O b は 回動梁 5 0 の所定位 置 に 連結金具 9 2 を 介 し て 取付け ら れ て い る 。 そ し て 、 油圧 ジ ャ ツ キ 9 0 の伸長 ♦ 収縮 に よ っ て 回動梁 5 0 を ガ イ ド レ ー ル 8 0 に 沿 っ て 回動 さ せるも のであ る 。 なお 、 回動梁 5 0 の駆動手 段 は勿論 こ れ に 限 ら れる も のでな く 、 li え ば油圧 ジ ャ ッ キ の か わ り に ワ イ ヤ ー を用 いる な ど 、 種々 の構成が可能であ る 。

こ の第 1 9 図 に 示さ れた 実施例で は 、 上述 し た 場合 と異な り 各 回動梁 5 0 がー本ずつ 回転駆動さ れる よ う に な っ て い る 。 そ し て 、 各回勒梁 5 0 は.好 ま し く は伸縮自 在 に 構成さ れ、 第 1 9 図 （ b ) に 実線で示 さ れた位置で伸長さ せ 、 開 口 1 4 の 中心部 で各回動梁の 先端部を相互に 係合さ せ る こ と で充分な支持強度 が得 ら れる よ 構成する こ と がでさ る 。

次 に 、 本発明 に係る構築方法 につ い て 述べ る が 、 こ の方法 は 主 と し て 、 前述 し た 開 閉式 ド ー ム屋根 に お け る 固定屋根部 2 を構築 す る た め の も の であ つ て 、 第 2 0 図 〜 第 2 2 図 に そ の好 適 な一実施例 に係る 手順が示さ れて い る 。

図 に お い て 、 1 〇 0 は 野球場な ど の 技場 の グラ ン ド 、 1 〇 2 は 該グラ ン ド の 外周部 に構築 さ れ た ほ ぼ円 形状を な す建物で あ り 、 そ の外壁 （ 側壁 ） 部を最上段 と し 、 グ ラ ン ド 1 0 0 側 に 向 け て 階段状に傾斜 し た 観客席を設 け て い る 。 こ の建物 1 0 2 の側壁上 に 、 的 述 し た ド一ム屋根の 固定屋根部が構築さ れる 。

該屋根部は中央部 0 を棟中心 と し て 屋根構造材 1 0 4 を複数 の ブ ロ ッ ク に 区画 し て 構築 し た も の で 、 各屋根構造材 1 Ό 4 は 建物 1 0 2 の側壁部上端 に 沿 っ て 固定 さ れ た リ ン グ状の 固 定梁 1 0 6 に ヒ ン ジ ピ ン 1 0 8 を介 し て 軒側端部を回動 可能 に取付 け て あ る 。 そ し て 、 各屋根構造材 Ί 0 4 の 中央開口 側 に は圧縮 リ ン グ梁 1 1 0 が設け ら れて い る 。 .

各圧縮 リ ング梁 1 1 ◦ の 隣接部 は油圧 ま た は機械駆動式 の伸 縮接手 1 1 2 に よ っ て リ ング状に結合さ れて いる 。 ま た 、 各圧 縮 リ ン グ梁 1 1 0 の内周部中央に は前述 し た 回動梁 5 0 の基端 部 が回動 可能 に取付け ら れ 、 周 じ く 圧縮 リ ング梁 1 1 0 の 内周 に 設け た 半円 形のガ イ ド レ ール 8 0 に 沿 っ て 回動可能 に 支持さ れて い る 。 な お 、 こ こで は 説明の便宜上 こ の よ う な回動梁 と し た が 、 前述 し た そ の他の可動梁 ま た は固定梁で も良い こ と は勿 でめる 。

そ し て 、 各屋根構造材 1 0 4 毎 に そ の 回動基端部側 に は支柱 1 1 4 が仮設さ れて お り.、 こ の支柱 1 1 4 の 上端 と屋根構造材 1 0 4 の 回動端側 と を張力部材 1 "1 6 に よ っ て連結 し ている 。 各屋根構造材 Ί 0 4 は ヒ ン ジ ピ ン 1 0 8 に支持さ れ、 そ の 回 動端を グラ ン ド Ί 0 0 側 に 接地 し た状態 に組立て ら れる 。 組立 後そ の 上面に屋根を構成す る鉄骨な どの組立及びそ の上部 に 張 設さ れる屋根膜及び こ れ に 張力 を付加 す る た め の ワ イ ヤ ー な ど を張設 す る こ と に よ っ て 屋根に耝上げ ら れる 。

以上の作業が すべて終了 し た後 、 張力 部材 Ί Ί 6 を巻き上げ る こ と に よ り 、 各屋根構造材 Ί 0 4 は ヒ ン ジ ピ ン 1 0 8 を 基点 に 内周部側 が持 ち 上げ ら れる 。 こ れ に よ つ て 隣接 す る圧縮 リ ン グ梁 Ί 0 間 の幅が狭 く なるが 、 伸縮接手 1 1 2 が縮小す る こ と に よ り 吊 り 上げに よ る圧縮 リ ン グ梁 1 Ί 0 の縮径状態を吸収 す る 。 こ れ は屋根構造材 1 0 4 が水平 位置で最小径 と な り こ れを越え る と 再び拡译 す る 。 こ の状態で所定の屋根勾配 ま で棟 上 げさ れた な ら ば、 前記伸縮接手 1 1 2 を劂桔合 する こ と に よ り 、 中央部が 開口 し た 固定屋根部が完.成す る こ と に な る 。

そ の後 、 回動梁 5 0 を旋回さ せ 、 棟側中心部 0 でその先端同 士 を結合す れば、 第 2 2 図 に 示す如 き ド ー ム型の屋根が得 ら れ る 。

なお'、 第 2 2 図 に点の集合.で示す区分 A は屋根構造材 1 0 4 上 に 張設 さ れた 屋根部分を示す ものであ る 。 ま た 、 各区分 A 間 に 形成 さ れ た 三角形状の非屋根構造材区分 B は 、 予 め屋根構造 材 1 0 4 か ら 延長 し た 状態で屋根 に 耝上げ る か 、 あ るい は 各屋 根構造材 Ί 0 4 毎 に屋根を形成 し 、 こ れを棟上げ し た 後 に 該区 分 B に 屋根を構築 し て も よ い 。

ま た 、 支柱 は屋根の構築後撤去 し て も よ い し 、 メ ン テ ナ ン ス 用 あ る い は支持用 と し て そ の ま ま 残置 し て 活用 す る こ と も 可能 で あ る 。

最後 に 、 第 2 3 図 は こ の発明 に係る方法の他の実施例を示す も ので 、 こ の実施例 で は、 屋根構造材 Ί 0 4 の 吊 り 上げ方法 と し て グラ ン ド 1 0 0 上 に ク レ ー ン 1 2 0 を配置 し 、 こ の ク レ ー ン 1 2 0 に よ っ て 屋根構造材 1 0 4 を吊 り 上げて い る 。 な お 、 該 ク レ ー ンの みで な く リ フ 卜 ア ッ プな ど を併用 す る こ と で さ ら に 吊 り 上げを確実 に行 う こ と がで き る 。

なお 、 前記実施例で は リ ング状の 固定梁 1 0 6 を側壁の 上部 に 固定 し た状態で屋根を組立て たが 、 該固定梁は必ず .し も固定 し た状態でな く て も よ く 、 非固定状態で屋根全体を地上で組み、 棟上げ し た後、 固定梁 1 0 6 を リ フ ト アッ プな ど に よ り 持ち上 げて 钿壁の上部の所定位置 に 固定 する よ う に し て も よ い 。

そ し て 、 以上の説明か ら も理解さ れる よ う に 、 本発明 に係る 方法に よ れば、 屋根構造材を地上 に 近い レ ベルに 接地 し た状態 で屋根の施工 ま た は仕上'加 工 ま で の 工 ^を行える た め に仮設 5 柱な どの大型保支ェが不要 と な り 、 作業足場や落下養生 も ご く 一部で す むた め仮設工事が大幅に 低減でき 、 ま た 高所作業も低 減 す る た め省力 化が可 能-と な る 。 そ し て 、 こ の発明方法 に よ れ ば仮設保支ェ な どの準備工事が大幅に少 く な り 、 屋根工事 に 早 く 着手で き 、 ま た 分割 さ れた 各ブ ロ ッ ク毎 に 平行作業 も 可能で あ る た め 、 ェ期を短縮化で きる 。 さ ら に 、 そ の組立 は地上 に 近 い所で行え る た め検査も容易 で あ り 、 高所作業も少い ので 安全 性 に寄与でき る ほ か 、 以上の総合 に よ っ て 、 施工工費の節減を 図 る こ と がで き る ので 、 一 般 に コ ス 卜 の かかる 開 閉式 ド ー ム屋 根 に は特に適 し て いる 。

Claims

請求の範囲

1 . 地上に 立設さ れた 側壁 に 内部を覆 う よ う に し て 設け ら れ た ド ー ム状の屋根構造に お い て 、 屋根部分を 、 中央部が開口 し 且 っ 該側壁 に 周縁を 固設 し た 環状の 固定屋根部 と 、 該開 口 を少 く と も 2 以上 に分割 し た略周一形状の複数の ュニ ッ 卜 か ら なる可 動屋根部 と で構成 し 、 該各ュ ニ ッ 卜 を 、 該固定屋根部 に 支持さ れた 開放位置 と 、 該鬪口 内 に あ っ てそ れぞれの梁部材 に支持さ れた 閉止位置の間で径方向 に 移動 可能 と し た こ と を特徴 と す る 開 閉式 ド ー ム屋根 。 、

2 . 前記.各梁部材.が 、 前記固定屋根部の 内周縁 と 前記開口 の 中 心の 間 に 固定 さ れ て い る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 1 項記 載 の 開 閉式 ド ー ム屋根 。

3 . 前記梁部材がガ イ ド レ ー ルを 有 し 、 前記 ュ ニ ッ 卜 が 該ガ イ ド レ ー ルに 案内 さ れて 移動 す る こ と を特徴 と す る請求の範 囲第 2 項記載の 開 閉式 ド ー ム屋根 。

4 . 前記各梁部材を可動 と し 、 前記 ュ ニ ッ 卜 が 前記開放位置 に あ る と き該梁部材を前記固定屋根部 に近接 さ せ て な る こ と を特 徴 と す る請求の範囲第 1 項記載の 開 閉式 ド ー ム屋根。

5 . 前記各梁部材が前記固定屋根部 に取付け ら れ前記開口 の 中 心 に 向か っ て 延長す る伸縮梁か ら な り 、 該伸縮梁の伸縮 に よ つ て 前記 ュ ニ ッ 卜 を移動 さ せ て なる こ と を特徴 と する請求の範囲 第 4 項記載の 開 閉式 ド ー ム屋根 。

6 . 前記伸縮梁が相互 に係 合可能な先端部を有 し 、 該伸縮梁が 伸長状態 に あ る と き該先端部が前記開口 の 中心で相互 に 係合 し て な る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 5 項記載の 開 閉式 ド ー ム 屋根 。

7 . 周方向 に 瞵接 する前記伸縮梁の先端部を 1 本お き に略周一 形状 と し て二群 に分け る と と も に 、 一方群の先端部 に は周方向 に 隣接する周一群の先端部 と相互に嵌合する凹 凸部 と 、 いず れ か一方の周方向 に 隣接す る他方群の伸纔梁の先端部 と 嵌合 す る 凹部 と を形成 し 、 該他方群の先端部 に は該凹部 と 嵌合する 凸部 を形 し 、 一方群の伸縮梁の先端部同士 を 嵌合 した 状態で該 他方群の伸縮梁の先端部を嵌合 する こ とで相互 に 結合可能 に し て な る こ と を特徴 と す る 請求 の範囲第 6 項記載の 開 閉 式 ド ー ム 屋根 。

8 . 前記梁部材が 、 前記固定屋根部の内周縁 に 一端を枢着さ れ 前記開口 の平面内で該 -- 端を支点 と し て 円 弧状軌跡を描い て旋 回 可 能な 回動梁か ら な る こ と を特徴 と する請求の範囲第 4 項記 載の開 閉式 ド ー ム屋根 。

9 . 前記回動梁の少 く と も 一部が 、 その他端近傍で こ れ と 周方 向 に 隣接す る い ず れか一方の 回動梁の側部に摺動自在 に 枢着さ れて い る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 8 項記載の 開 閉式 ド ー ム屋根 。

1 0 . 前記各 回 動梁の一 端周辺 に お ける 前記固定屋根部 の 内周 縁 に 、 該回動梁の旋回軌跡 に 応 じ た 半円状の ガ イ ド レ ールを設 け た こ と を特徴 と す る請求の範囲第 8 項 ま た は第 9 項記載の開 閉式 ド ー ム屋根 。

1 1 . 地上 に 立設さ れ た 側壁 に 周縁を支持さ せかつ 中央部が開 口 し た 固定屋根部 と 、 該開 口 を少 く と も 2 以上 に 分割 し た 略同 一形状の複数の ュ ニ ッ 卜 か ら なる可動屋根部 と で構成さ れる 開 閉式 ド ー ム屋根に おけ る該固定屋根部を構築す る方法であ っ て 該方法は ：

得よ う と す る 固定屋根部 を 該開 口 の中心 よ り 複数の プ ロ ッ ク に.区画 し 、 各区画毎に 屋根構造材の軒制端部を リ ン グ.状の 固定 梁 に 回動 可 能 に 取付ける と と も 、 該各屋根構造材の 開'口 側 に 設け た 圧縮 リ ング梁取合部 に 伸縮接手を 配置す る 工 程 と ；

該各屋根構造材の 開 口 側端部を該側壁内部の地面 に 接地 し た 状態で屋根を耝上 げる 工程 と

該組 上げ ら れ た 屋根の 開 口 側端部を吊 り 上げ 、 所定の屋根勾 配で該伸縮接手を 剐結合 す る ェ 程 ：

と を 含む こ と を特徴 と す る開 閉式 ド ー ム 屋根 の構築方法 。

1 2 . 前記吊 り 上げを 、 BU 記各屋根構造材毎 に その回動基端側 に 支柱を設け る と も に 、 fu 記開 口側端部 と 該支柱間 に張力 部材 を張設 し 、 該張力 部材の巻 ぎ 上げに よ り 行な う こ と を特徴 と す る 請求の範囲 第 1 1 項記載の開 閉 式 ド ー ム 屋根の構築方法 。