WO1981000553A1 - Constant speed conveying mechanism - Google Patents

Description

明 細 書

発 明 の 名 称

定速搬送機構 ·

技 術 分 野

本発明は物体を所要の不定形の搬送軌跡上を定速で搬 送する機構に関する。

従来、 各種産業分野における工場において、 物品の種 種の処理工程中で、 円形の搬送軌跡で物品を定速で搬送 する獰構は数多 く 用 られているが不定形の搬送軌跡で 物品を定速で搬送する機構は知 られてい ¾い。

本発明者等は、 各種産業分野の工場における物品の種 種の処理工程を連続的に しかも 効率的に行 う ための必須 不可欠の機構と して、 不定形の搬送軌跡で物体を定速で 搬送する 構につ き種 々 研究の結果、 本発明に よ ]? 、 そ の 目 的を達成 し得る搬送機構を提供する こ と に成功 した。 すなわち、 本発明は、 物体を所要の不定形の搬送軌跡上 を定速で搬送 し得る機構を提供する も の である。

従来、 動力を正確に伝達する手段の一つと して、 各種 機械要素に用い られているチェー ンは、 その回動軌跡を 比較的 自 由に設定で き るの で、 物体の定速搬送手段と し て適 した因子を有する も のであ るが、 本発明者等は、 本 発明において、 こ の チ ェ ー ン の特性を生力 し、 一方、 被 搬送物の荷重を支持せ しめる手段を別途に設け、 被搬送 物が、 所要の不定形の搬送軌跡に従って回動するチェ一 ン に追従 して適確に回動する本発明の搬送機構を完成 し

z

OMPI I^PO たも のである。

発 明 の 開 示

本発明をその実施の一態様例を示した図 ·面に基づいて 説明する と、 本発明は、 物体 （ ある は物品 ） を所要の 不定形の搬送軌跡を もって、 定速で搬送 し得る機構と し て、 回転盤 1 の周縁に軸受 5 を設け、 こ の軸受 5 に回転 自在に嵌合 した回転軸 4 に被搬送物支持手段 3 のアー ム S ¾ を摺動可能に嵌合し、 一方、 内 カ ム 7 およ び外カ ム 8 に よって所要の不定形の搬送軌跡に従って回動する よ う に規制されて る搬送チェー ン ό に、 被搬送物支持手 段の連結部 5 c を連結 し _¾ 搬送チェー ン ό を駆動する ス フ。 ロ ケ ッ ト 2 の回転軸 2 2 と回転盤 1 の回転軸 1 1 と を 回転同期せ しめたこ と を特徴とする定速搬送機構を提供 する も のである。 '

本発明にかかる定速搬送機構を作動せ しめる と、 回転 盤 1 の回転に よって、 周緑の軸受 5 は円運動を行 、 ― 方、 回転盤 1 の回転軸 1 1 と 回転同期 したス フ。 ロ ケ ッ ト 2 の回転軸 2 2 の作動に よって、 搬送チェー ン ό が回動 し、 こ の搬送チェー ン ό はその動き が内 カ ム 7 および外 カ ム 8 に よって規制されるためあ らかじめ規定されて る所要の不定形軌跡上を動 く 。 軸受 5 には、 被搬送物支 持手段 3 のアー ム 3 ¾ を摺動可能に嵌合 した回転軸 4 が 回転可能に嵌合されているため、 被搬送物支持手段 3 は、 基本的には軸受 5 の円運動に追従 して回動するが、 一方、 被搬送物支持手段 3 の連結部 3 c が、 餒送チ ェ ー ン ό に

ΟΙνίΡΙ 連結されて る ため、 結局は、 搬送チ ェ ー ン の回動軌跡 上を動 く こ と にな る。 すなわち、 被搬送物支持手段 5 に おける被搬送物積載 ^ イ ン ト を P であ らわすと、 P は基 本的には回転盤 1 の周縁に位置する軸受 5 の円運動に よ 回動するが、 結局、 所要の不定形軌跡を回動する搬送 チェー ン の回動に追従する こ と と な る。 その際軸受 5 の 運動軌跡と搬送チ ェ一 ン の回動軌跡は異る形と るが、 回転軸 4 の回転と被搬送物支持手段 5 のアー ム 3 ϋ の摺 動と に よって、 点 ： Ρ は基本的な円運動か ら解放され、 常 に搬送チ ェ ー ン の回動軌跡上を搬送チ ェ ー ン の速度と 全 く 同じ速度で回動し得る こ と と ¾ る。 結局、 被搬送物の 荷重については、 それを軸受 5 に よ ]? 回転板 1 に支持さ せる一方で、 被搬送物の回動軌跡は、 所要の不定形軌跡 に従 う こ と と な る。 被搬送物支持手段 3 の連結部 3 c と 搬送チェー ン ό と の連結方法は特に限定されないが、 チ ェ — ン の 回動に追従 して、 被搬送物支持手段が回動 し得 る よ う に連結される方法であれば、 いずれで も よ く 、 例 えば支持手段の下部に ピ ンを突出せ しめ、 こ の ピ ンを搬 送チェー ン リ ン グ軸中に挿入 し回転可能に嵌合する こ と に よって連結する方法が好ま しい方法と してあげ られる。

本発明における 「 チ ェ ー ン 」 の用語は非摺動巻 き かけ 伝導手段の意で用 られている も のであ ]? 、 歯車様の回 転体に嚙み合ってェ ン ド レ ス に回動し得る手段はいずれ も こ の用語の意味する と こ ろに包含される。

被搬送物支持手段 3 の被搬送物把持部 3 a には、 被搬

OMPI 送物例えば、 びん、 缶、 あ るいはプ ラ ス チ ッ ク製の容器 類 どをはじめ とする種 々 の物体の形状、 材質る どに応 じ、 種 々 適合 した手段が用い られる。

本発明の定速搬送 ¾構に適合し得る不定形の搬送軌跡 と しては、 第 2 図に例示 した如 き 対称形の場合に限 らず、 非対称形であって も 、 搬送チ ェ ー ン の回動が可能である 限 ])、 所望の搬送軌跡を設定する こ とができ る。

図面の簡単な説明

第 1 図は、 本発明の定速搬送機構の一実施態様例を示 す部分断面図であ ]) 、 第 2 図は内 カ ム と外カ ム と に よ ]? 回動軌跡を規制され所要の不定形軌跡上を回動する よ う に張設された搬送チ ェ ー ン の一例を示す図であ ]) 、 第 3 図は本発明の定速搬送機構を応用する一態様例の説明図 であ ！） 、 A、 B、 C , D、 E、 Fで表わされる区域は本発明の 定速搬送機構に組みこむべき 各処理工程の手^の配置箇 所を示す。

産業上の利用性

本発明の定速搬送機構の応用例につ て説明する と、 —例と して、 第 3 図 の A区域には、 被搬送物 の搬入手段 が組みこ まれ、 F 区域には被搬送物の搬出手段が組みこ まれる。 B〜 E 各区域においては、 被搬送物に対する各 種処理工程に応じた処理手段が組みこ まれる。 各種の処 理手段の例と しては、 容器に対する内容物の充塡をはじ め、 キ ヤ ッ ビ ン グ、 シ ー リ ン グその他密径、 密封等の工 程あるいは印刷、 ラ ベ リ ン グ等の製品外装に関する工程

I 一 ΟΜΗ一 WIPO一 における各種の手段があげ られる。 内容物の充塡にあつ ては、 複数種の成分の各充塡工程あ る は印刷にあって は多色印刷における各色毎の印刷工程 ど同一態様処理 工程にあって も その内容に よ ]? 、 B 〜 E 区域に各工程を 分けて組み こむ こ と ができ る。 例えば、 B 〜 E 各区域に それぞれ材料 B、 C：、 D、 II の各充塡手段 （充塡機） を配置 し、 被搬送物であ る容器に対 し各充塡手段 （ 充塡機 ） よ

]3 、 B、 C、 D、 E の 各種材料が充塡されれば多層充塡 ラ イ ン の連続処理工程が可能と ]? 、 ま た、 B〜！] 各区域 に輪転式印刷ュニ ッ ト を配置 し、 定回転機構を付加すれ ば、 刷 ]) 重ねその他の多色印刷の連続工程が可能と な る。

また、 異種態様の処理工程をそれぞれ組みこむと、 例 えば B 区域、— C 区域に印刷手段を、 D 区域に充塡手段を、

E 区域に密封手段をそれぞれ組み こむこ と に よ ]9 、 複合 連続処理工程が可能 と な る。

本発明の定速搬送機構に よれば、 荷重のある物体を所 要の不定形の搬送軌跡を も って、 定速度で搬送する こ と ができ 、 その結果、 工場等の作業場にお て、 設備スぺ 一ス を少 く し、 かつ、 連続的に就業 し得る よ う に作業ェ 程を複合する こ と ができ る。

こ の よ う に、 本発明は作業のオ ー ト メ ー シ ョ ン化ある いはス ペ ー ス の有効使用等に極めて有用であ ]? 、 その効 杲は技術的、 経済的に著 し く 顕著 も のであ る。

£ ヽ OMPI 、- WIPO , ；

Claims

(ό)

請 求 の 範 囲

物体を所要の不定形の搬送軌跡上を定速で搬送する機 構であって、 回転盤 1 の周緑に軸受 5 を設け、 こ の軸受 5 に回転自在に嵌合 した回転軸 4 に、 被搬送物支持手段 3 のアー ム 3 を摺動可能に嵌合し、 一方、 内 カ ム 7 お よ び外カ ム 8 に よって所要の不定形の搬送軌跡上を回動 する よ う に規制されて る搬送チェー ン ό に、 被搬送物 支持手段 3 の連結部 3 c を連結し、 搬送チェー ン ό を駆 動する ス プ ロ ケ ッ ト 2 の回転軸 2 2 と 回転盤 1 を回転さ せる回転軸 1 1 と を回転同期させたこ と を特徴とする不 定形軌跡の定速搬送機構。