JPWO2021231606A5 - - Google Patents

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  1. 化学修飾されたガイドRNAであって、
    (a)(i)標的ポリヌクレオチド配列にハイブリダイズできるガイド配列、及び(ii)リピート配列を含むcrRNA部分、ならびに
    (b)前記リピート配列に相補的であるアンチリピートヌクレオチド配列を含むtracrRNA部分、を含み、
    前記crRNA部分が、少なくとも50%修飾されたヌクレオチドを含み、
    前記crRNA部分が、1~10個の2’デオキシ修飾リボース基を含む、前記化学修飾されたガイドRNA。
  2. 前記修飾されたヌクレオチドがそれぞれ独立して、リボース基、リン酸基、核酸塩基、またはそれらの組み合わせの修飾を含任意に
    - 前記リボース基の各修飾が、2’-O-メチル、2’-フルオロ、2’-デオキシ、2’-O-(2-メトキシエチル)(MOE)、2’-NH (2’-アミノ)、4’-チオ、二環式ヌクレオチド、ロック核酸(LNA)、2’-(S)-拘束エチル(S-cEt)、拘束MOE、及び2’-O,4’-C-アミノメチレン架橋核酸(2’,4’-BNA NC )からなる群から独立して選択される;
    - 前記リン酸基の各修飾が、ホスホロチオエート、ホスホノアセテート(PACE)、チオホスホノアセテート(チオPACE)、アミド、トリアゾール、ホスホネート、及びホスホトリエステル修飾からなる群から独立して選択される;
    - 核酸塩基基の各修飾が、2-チオウリジン、4-チオウリジン、N -メチルアデノシン、シュードウリジン、2,6-ジアミノプリン、イノシン、チミジン、5-メチルシトシン、5-置換ピリミジン、イソグアニン、イソシトシン、及びハロゲン化芳香族基からなる群から独立して選択される;
    - 前記ガイドRNAが、少なくとも90%または100%修飾されたヌクレオチドを含む;
    - 前記crRNA部分が、1~20個のホスホロチオエート修飾を含む;
    - 前記化学修飾されたガイドRNAが、修飾されていないガイドRNAに対して、少なくとも約50%の活性を含む;かつ/または
    - 前記crRNA部分の少なくとも1つのヌクレオチドが、2’-デオキシ化学修飾及びホスホロチオエート化学修飾のそれぞれを含み、
    任意に、
    - 前記crRNA部分の5’末端から4、5、6、12、15、16、19、22、23、及び24位の前記ヌクレオチドのうちの1つ以上が、2’-デオキシ化学修飾を含む;
    - 前記crRNA部分の前記5’末端から4、5、及び6位の前記ヌクレオチドが、2’-デオキシ化学修飾及びホスホロチオエート化学修飾のそれぞれを含む;
    - 前記crRNA部分の前記5’末端から12位の前記ヌクレオチドが、2’-デオキシ化学修飾及びホスホロチオエート化学修飾のそれぞれを含む;
    - 前記crRNA部分の前記5’末端から15、16、及び19位の前記ヌクレオチドが、2’-デオキシ化学修飾及びホスホロチオエート化学修飾のそれぞれを含む;または
    - 前記crRNA部分の前記5’末端から22、23、及び24位の前記ヌクレオチドが、2’-デオキシ化学修飾及びホスホロチオエート化学修飾のそれぞれを含む、
    請求項1に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  3. mN#mN#mN#dN#dN#dN#mNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#rU#rU#mUmAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 38)、
    mN#mN#mN#dN#dN#dN#mNmNmNmNfNfNfNfNfNfNfNfNfNmNmGfUfUfUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 40)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNdN#dN#fNfNdN#mNmGrU#rU#rU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 41)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGdU#dU#dU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 42)、及び
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNdN#fNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#rU#rU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 44)からなる群から選択されるcrRNA部分修飾パターンを含み、
    ここで、rN=RNA、mN=2’-O-メチルRNA、fN=2’-フルオロRNA、dN=2’-デオキシRNA、N#N=ホスホロチオエート結合、及びN=任意のヌクレオチドである、かつ/または表2のtracrRNA 2~116のうちのいずれかから選択されるtracrRNA部分修飾パターンをさらに含む、請求項1または2に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  4. 化学修飾されたガイドRNAであって、
    (a)(i)標的ポリヌクレオチド配列にハイブリダイズできるガイド配列、及び(ii)リピート配列を含むcrRNA部分、ならびに
    (b)前記リピート配列に相補的であるアンチリピートヌクレオチド配列を含むtracrRNA部分、を含み、
    前記crRNA部分の5’末端から4、5、及び6位の前記ヌクレオチドが、2’-フルオロ化学修飾またはホスホロチオエート化学修飾を含む、前記化学修飾されたガイドRNA。
  5. リボース基、リン酸基、核酸塩基、またはそれらの組み合わせの修飾から選択される1つ以上の追加の化学修飾を含任意に:
    - 前記リボース基の各修飾が、2’-O-メチル、2’-フルオロ、2’-デオキシ、2’-O-(2-メトキシエチル)(MOE)、2’-NH (2’-アミノ)、4’-チオ、二環式ヌクレオチド、ロック核酸(LNA)、2’-(S)-拘束エチル(S-cEt)、拘束MOE、及び2’-O,4’-C-アミノメチレン架橋核酸(2’,4’-BNA NC )からなる群から独立して選択される;
    - 前記リン酸基の各修飾が、ホスホロチオエート、ホスホノアセテート(PACE)、チオホスホノアセテート(チオPACE)、アミド、トリアゾール、ホスホネート、及びホスホトリエステル修飾からなる群から独立して選択される;
    - 核酸塩基基の各修飾が、2-チオウリジン、4-チオウリジン、N -メチルアデノシン、シュードウリジン、2,6-ジアミノプリン、イノシン、チミジン、5-メチルシトシン、5-置換ピリミジン、イソグアニン、イソシトシン、及びハロゲン化芳香族基からなる群から独立して選択される、;
    - 前記ガイドRNAが、少なくとも90%または100%修飾されたヌクレオチドを含む;かつ/または
    - 前記crRNA部分の前記5’末端から4、5、及び6位の前記ヌクレオチドが、2’-フルオロ化学修飾かつ/またはホスホロチオエート化学修飾を含み、任意に:
    - 前記化学修飾されたガイドRNAが、前記crRNA部分の前記5’末端から15、16、19、22、23、または24位のうちの1つ以上に、2’-フルオロ化学修飾を更に含む;かつ/または
    - 前記化学修飾されたガイドRNAが、前記crRNA部分の前記5’末端から15、16、19、22、23、及び24位に、2’-フルオロ化学修飾を更に含む、
    請求項に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  6. mN#mN#mN#rN#rN#rN#mNmNmNmNrN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#mNmGrU#rU#rU#rU#rA#mGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 33)、
    mN#mN#mN#rN#rN#rN#mNmNmNmNrN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#mNmGrUrUrUrUrAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 34)、
    mN#mN#mN#rN#rN#rN#mNmNmNmNrN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#rN#mNmGrUrUrUmUmAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 36)、
    mN#mN#mN#rN#rN#rN#mNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#rU#rU#mUmAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 37)、
    mN#mN#mN#rN#rN#rN#mNmNmNmNfNfNfNfNfNfNfNfNfNmNmGfUfUfUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 39)、及び
    mN#mN#mN#fNfNfNmNmNmNmNfNfNfNfNfNfNfNfNfNmNmGfUfUfUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 45)からなる群から選択されるcrRNA部分修飾パターンを含み、
    ここで、rN=RNA、mN=2’-O-メチルRNA、fN=2’-フルオロRNA、dN=2’-デオキシRNA、N#N=ホスホロチオエート結合、及びN=任意のヌクレオチドである、または表2のtracrRNA 2~116のうちのいずれかから選択されるtracrRNA部分修飾パターンを含む、請求項4または5に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  7. 化学修飾されたガイドRNAであって、
    (a)(i)標的ポリヌクレオチド配列にハイブリダイズできるガイド配列、及び(ii)リピート配列を含むcrRNA部分、ならびに
    (b)前記リピート配列に相補的であるアンチリピートヌクレオチド配列を含むtracrRNA部分、を含み、
    前記crRNA部分及び前記tracrRNA部分がそれぞれ独立して、少なくとも1つの化学修飾ヌクレオチドを含み、
    前記tracrRNA部分が少なくとも1つの2’-デオキシ修飾リボース基を含む、前記化学修飾されたガイドRNA。
  8. 前記修飾されたヌクレオチドがそれぞれ独立して、リボース基、リン酸基、核酸塩基、またはそれらの組み合わせの修飾を含ここで
    - 前記リボース基の各修飾が、2’-O-メチル、2’-フルオロ、2’-デオキシ、2’-O-(2-メトキシエチル)(MOE)、2’-NH (2’-アミノ)、4’-チオ、二環式ヌクレオチド、ロック核酸(LNA)、2’-(S)-拘束エチル(S-cEt)、拘束MOE、及び2’-O,4’-C-アミノメチレン架橋核酸(2’,4’-BNA NC )からなる群から独立して選択される、
    - 前記リン酸基の各修飾が、ホスホロチオエート、ホスホノアセテート(PACE)、チオホスホノアセテート(チオPACE)、アミド、トリアゾール、ホスホネート、及びホスホトリエステル修飾からなる群から独立して選択される;かつ/または
    - 核酸塩基基の各修飾が、2-チオウリジン、4-チオウリジン、N -メチルアデノシン、シュードウリジン、2,6-ジアミノプリン、イノシン、チミジン、5-メチルシトシン、5-置換ピリミジン、イソグアニン、イソシトシン、及びハロゲン化芳香族基からなる群から独立して選択される;かつ/または
    - 前記ガイドRNAが、少なくとも90%または100%修飾されたヌクレオチドを含む、任意に:
    - 前記tracrRNA部分が、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGdUdUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 74)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmAdAmAmAdUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 75)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGdUdUmAdAmAmAdUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 76)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGdCdUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 77)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmAdGdUdCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 78)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCdGdUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 79)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGdCdUmArGrUrCmCdGdUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 80)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGdCdUmAdGdUdCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 81)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmAdGdUdCmCdGdUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 82)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmAdGrUdCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 83)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCdGrUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 84)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGdCdUmAdGrUdCmCdGrUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 85)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmAdGrUdCmCdGrUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 86)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGdCrUmAdGrUdCmCdGrUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 87)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmAdUmAmAmGmGdCdUmArGdUdCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 104)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUdUmArAmAmAdUmAmAmGmGdCdUmAdGdUdCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 105)、及び
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGdUdUmAdAmAmAdUmAmAmGmGdCdUmAdGdUdCmCdGdUdUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 106)からなる群から選択される修飾パターンを含み、
    ここで、rN=RNA、mN=2’-O-メチルRNA、fN=2’-フルオロRNA、dN=2’-デオキシRNA、N#N=ホスホロチオエート結合、及びN=任意のヌクレオチドであり、かつ/または、表1のcrRNA 1~134のうちのいずれか1つから選択される、crRNA部分修飾パターンをさらに含む、
    請求項に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  9. 化学修飾されたガイドRNAであって、
    (a)(i)標的ポリヌクレオチド配列にハイブリダイズできるガイド配列、及び(ii)リピート配列を含むcrRNA部分、ならびに
    (b)前記リピート配列に相補的であるアンチリピートヌクレオチド配列を含むtracrRNA部分、を含み、
    ここで、前記crRNA部分が少なくとも1つの2’-NH (2’-アミノRNA)修飾を含む、前記化学修飾されたガイドRNA。
  10. ピリミジンヌクレオチドが、前記2’-NH修飾を含む
    - プリンヌクレオチドが、前記2’-NH 修飾を含む;
    - 前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から16、19、22、23、及び24位のうちの1つ以上に2’-NH (2’-アミノRNA)修飾を含む;
    - 前記crRNA部分が、前記crRNA部分の前記5’末端から22、23、及び24位に2’-NH (2’-アミノ)修飾を含む;
    - 前記crRNA部分が、前記crRNA部分の前記5’末端から19、22、23、及び24位に2’-NH (2’-アミノ)修飾を含む;
    - 前記crRNA部分が、前記crRNA部分の前記5’末端から16位及び19位に2’-NH (2’-アミノ)修飾を含む;
    - 前記tracrRNA部分が、表2のtracrRNA 1~tracrRNA 116からなる群から選択される修飾パターンを含む;
    - 前記crRNA部分が、リボース基、リン酸基、核酸塩基、またはそれらの組み合わせの修飾からそれぞれ独立して選択される1つ以上の追加の修飾されたヌクレオチドを更に含む;
    - 前記tracrRNA部分が、リボース基、リン酸基、核酸塩基、またはそれらの組み合わせの修飾からそれぞれ独立して選択される1つ以上の修飾されたヌクレオチドを含み、任意に:
    - 前記リボース基の各修飾が、2’-O-メチル、2’-フルオロ、2’-デオキシ、2’-O-(2-メトキシエチル)(MOE)、2’-NH (2’-アミノ)、4’-チオ、二環式ヌクレオチド、ロック核酸(LNA)、2’-(S)-拘束エチル(S-cEt)、拘束MOE、及び2’-O,4’-C-アミノメチレン架橋核酸(2’,4’-BNA NC )からなる群から独立して選択される;
    - 前記リボース基の少なくとも80%、少なくとも90%または100%が化学修飾されている;
    - 前記リン酸基の各修飾が、ホスホロチオエート、ホスホノアセテート(PACE)、チオホスホノアセテート(チオPACE)、アミド、トリアゾール、ホスホネート、またはホスホトリエステル修飾からなる群から独立して選択される;
    - 核酸塩基基の各修飾が、2-チオウリジン、4-チオウリジン、N -メチルアデノシン、シュードウリジン、2,6-ジアミノプリン、イノシン、チミジン、5-メチルシトシン、5-置換ピリミジン、イソグアニン、イソシトシン、及びハロゲン化芳香族基からなる群から独立して選択される;かつ/または
    - 前記ガイドRNAが、少なくとも90%または100%修飾されたヌクレオチドを含む;
    請求項に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  11. mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNaNmNmGaUaUaUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 114)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNaNmNmGrU#rU#rU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 115)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGaUrU#rU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 116)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#aUrU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 117)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#rU#aUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 118)、及び
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGaUaUaUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 128)からなる群から選択されるcrRNA部分修飾パターンを含み、
    ここで、rN=RNA、mN=2’-O-メチルRNA、fN=2’-フルオロRNA、dN=2’-デオキシRNA、aN=2’-NH(2’-アミノRNA)、N#N=ホスホロチオエート結合、及びN=任意のヌクレオチドである、請求項9または10に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  12. 化学修飾されたガイドRNAであって、
    (a)(i)標的ポリヌクレオチド配列にハイブリダイズできるガイド配列、及び(ii)リピート配列を含むcrRNA部分、ならびに
    (b)前記リピート配列に相補的であるアンチリピートヌクレオチド配列を含むtracrRNA部分、を含み、
    前記crRNA部分及び前記tracrRNA部分の一方または両方が、少なくとも1つの4’-チオRNA修飾を含む、前記化学修飾されたガイドRNA。
  13. 前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から19、22、23、及び24位のうちの1つ以上に4’-チオRNA修飾を含任意に:
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から19位に4’-チオRNA修飾を含む;
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から22位に4’-チオRNA修飾を含む;
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から23位に4’-チオRNA修飾を含む;
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から24位に4’-チオRNA修飾を含む;
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から22位及び23位に4’-チオRNA修飾を含む;
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から22位及び24位に4’-チオRNA修飾を含む;
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から23位及び24位に4’-チオRNA修飾を含む;または
    前記crRNA部分が、前記crRNA部分の5’末端から19、22、23、及び24位に4’-チオRNA修飾を含む;任意に、前記tracrRNA部分が:
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から12、13、18、24、27、31、及び32位のうちの1つ以上に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から12位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から13位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から18位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から24位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から27位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から31位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から32位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から12、13、及び18位に4’-チオRNA修飾;
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から24、27、31、及び32位に4’-チオRNA修飾;または
    - 前記tracrRNA部分の5’末端から12、13、18、24、27、31、及び32位に4’-チオRNA修飾、
    を含む、
    請求項12に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  14. 前記crRNA部分及び/または前記tracrRNA部分が、リボース基、リン酸基、核酸塩基、またはそれらの組み合わせの修飾からそれぞれ独立して選択される1つ以上の更なる修飾されたヌクレオチドを更に含み、任意に:
    前記リボース基の各修飾が、2’-O-メチル、2’-フルオロ、2’-デオキシ、2’-O-(2-メトキシエチル)(MOE)、2’-NH (2’-アミノ)、二環式ヌクレオチド、ロック核酸(LNA)、2’-(S)-拘束エチル(S-cEt)、拘束MOE、及び2’-O,4’-C-アミノメチレン架橋核酸(2’,4’-BNA NC )からなる群から独立して選択される;
    前記リボース基の少なくとも80%、少なくとも90%または100%が化学修飾されている;
    前記リン酸基の各修飾が、ホスホロチオエート、ホスホノアセテート(PACE)、チオホスホノアセテート(チオPACE)、アミド、トリアゾール、ホスホネート、またはホスホトリエステル修飾からなる群から独立して選択される;
    核酸塩基基の各修飾が、2-チオウリジン、4-チオウリジン、N -メチルアデノシン、シュードウリジン、2,6-ジアミノプリン、イノシン、チミジン、5-メチルシトシン、5-置換ピリミジン、イソグアニン、イソシトシン、及びハロゲン化芳香族基からなる群から独立して選択される;かつ/または;
    前記ガイドRNAが、少なくとも90%または100%修飾されたヌクレオチドを含む
    、請求項12または13に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  15. mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNsN#mNmGsU#sU#sU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 119)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNsNmNmGsUsUsUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 120)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNsNmNmGrU#rU#rU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 121)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGsUrU#rU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 122)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#sUrU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 123)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#rU#sUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 124)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGsUrU#sUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 125)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGsUsUrU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 126)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGrU#sUsUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 127)、
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGsU#sU#sU#fUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 129)、及び
    mN#mN#mN#mNmNmNmNmNmNmNfNfNfNfNrN#rN#fNfNrN#mNmGsUsUsUfUfAmGmAmGmCmUmAmU#mG#mC#mU(crRNA 130)からなる群から選択されるcrRNA部分修飾パターンを含み、
    ここで、rN=RNA、mN=2’-O-メチルRNA、fN=2’-フルオロRNA、sN=4’-チオRNA、N#N=ホスホロチオエート結合、及びN=任意のヌクレオチドであ任意に、前記tracrRNA部分が、表2のtracrRNA 1~tracrRNA 116からなる群から選択される修飾パターンを含む、請求項1214のいずれか1項に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  16. mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGsUsUmArAmAmAsUmAmAmGmGrCsUmArGsUrCmCrGsUsUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 107)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGsUsUmArAmAmAsUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 108)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCsUmArGsUrCmCrGsUsUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 109)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGsUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 110)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUsUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 111)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmAsUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 112)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCsUmArGrUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 113)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGsUrCmCrGrUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 114)、
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGsUrUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 115)、及び
    mA#mG#mC#mAmUmAmGmCmAmAmGrUrUmArAmAmArUmAmAmGmGrCrUmArGrUrCmCrGrUsUmAmUmCmAmAmCmUmUmGmAmAmAmAmAmGmUmGmGmCmAmCmCmGmAmGmUmCmGmGmUmGmC#mU#mU#mU(tracrRNA 116)からなる群から選択されるtracrRNA部分修飾パターンを含み、
    ここで、rN=RNA、mN=2’-O-メチルRNA、fN=2’-フルオロRNA、sN=4’-チオRNA、N#N=ホスホロチオエート結合、及びN=任意のヌクレオチドであ任意に:
    前記crRNA部分が、表1のcrRNA 1~crRNA 134からなる群から選択される修飾パターンを含む;
    請求項1215のいずれか1項に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  17. 前記ガイドRNAにコンジュゲートされた少なくとも1つの部分を更に含任意に:
    前記少なくとも1つの部分が、前記crRNA部分の前記5’末端、前記crRNA部分の3’末端、前記tracrRNA部分の前記5’末端、及び前記tracrRNA部分の3’末端のうちの少なくとも1つにコンジュゲートされる;
    前記少なくとも1つの部分が、前記ガイドRNAの細胞取り込みを増加させる;
    前記少なくとも1つの部分が、前記ガイドRNAの特定の組織分布を促進する;
    前記少なくとも1つの部分が、脂肪酸、ステロイド、セコステロイド、脂質、ガングリオシド類似体、ヌクレオシド類似体、エンドカンナビノイド、ビタミン、受容体リガンド、ペプチド、アプタマー、及びアルキル鎖からなる群から選択される;
    前記少なくとも1つの部分が、コレステロール、ドコサヘキサエン酸(DHA)、ドコサン酸(DCA)、リトコール酸(LA)、GalNAc、両親媒性ブロックコポリマー(ABC)、親水性ブロックコポリマー(HBC)、ポロキサマー、Cy5、及びCy3からなる群から選択される;かつ/または
    前記少なくとも1つの部分が、修飾された脂質であり、任意に:
    前記修飾された脂質が分枝状脂質である;
    前記修飾された脂質が、式I、
    式I:X-MC(=Y)M-Z-[L-MC(=Y)M-R]n、
    (式中、Xは、前記脂質を前記ガイドRNAに連結する部分であり、各Yは、独立して、酸素または硫黄であり、各Mは、独立して、CH 、NH、OまたはSであり、Zは、2本または3本(「n」)の鎖の化学修飾されたガイドRNAへの連結を可能にする分岐基であり、Lは、任意選択のリンカー部分であり、各Rは、独立して、長さが2~30原子の飽和、一価不飽和もしくは多価不飽和の直鎖もしくは分岐鎖部分、ステロール、または他の疎水性基である)の分枝状脂質である;または
    前記修飾された脂質が、頭部基修飾された脂質である;
    前記修飾された脂質が、式II、
    式II:X-MC(=Y)M-Z-[L-MC(=Y)M-R]n-L-K-J、
    (式中、Xは、前記脂質を前記ガイドRNAに連結する部分であり、各Yは、独立して、酸素または硫黄であり、各Mは、独立して、CH 、NH、N-アルキル、OまたはSであり、Zは、2本または3本(「n」)の鎖の化学修飾されたガイドRNAへの連結を可能にする分岐基であり、各Lは、独立して、任意選択のリンカー部分であり、Rは、長さ2~30原子の飽和、一価不飽和もしくは多価不飽和の直鎖もしくは分岐鎖部分、ステロール、または他の疎水性基であり、Kは、ホスフェート、スルフェート、またはアミドであり、Jは、アミノアルカンまたは四級アミノアルカン基である)の頭部基修飾された脂質である;かつ/または
    前記少なくとも1つの部分が、リンカーを介して前記ガイドRNAにコンジュゲートされ、任意に、前記リンカーが、エチレングリコール鎖、アルキル鎖、ポリペプチド、多糖、及びブロックコポリマーからなる群から選択される、
    請求項1~16のいずれか1項に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  18. 前記ガイドRNAが、S.pyogenes Cas9(SpCas9)、S.aureus Cas9(SaCas9)、N.meningitidis Cas9(NmCas9)、C.jejuni Cas9(CjCas9)、及びGeobacillus Cas9(GeoCas9)からなる群から選択されるCas9ヌクレアーゼに結合任意に:
    前記Cas9が、活性が変化したバリアントCas9である;
    任意に、前記バリアントCas9が、Cas9ニッカーゼ(nCas9)、触媒失活(catalytically dead)Cas9(dCas9)、超正確(hyper accurate)Cas9(HypaCas9)、高忠実度Cas9(Cas9-HF)、特異性強化型(enhanced specificity)Cas9(eCas9)、及び拡張PAM Cas9(xCas9)からなる群から選択される;
    前記Cas9のオフターゲット活性が、修飾されていないガイドRNAと比較して低下する;かつ/または
    前記Cas9のオンターゲット活性が、修飾されていないガイドRNAと比較して増加する;
    任意に、前記ガイドRNAが:
    前記crRNA部分の前記3’末端を前記tracrRNA部分の前記5’末端に連結するヌクレオチドまたは非ヌクレオチドループまたはリンカーを更に含む;任意に:
    前記非ヌクレオチドリンカーは、エチレングリコールオリゴマーリンカーを含む;
    前記ヌクレオチドループが化学修飾される、かつ/または
    前記ヌクレオチドループが、GAAAのヌクレオチド配列を含む、
    請求項1~17のいずれか1項に記載の化学修飾されたガイドRNA。
  19. 細胞に、
    請求項1~18のいずれか1項に記載の化学修飾されたガイドRNA、及び
    RNAガイドされたヌクレアーゼまたはRNAガイドされたヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドを含むゲノム編集システムを投与することを含む、前記細胞内の標的遺伝子の発現を変化させる、方法であって、任意に:
    前記標的遺伝子が生物内の細胞内にある;
    前記標的遺伝子の発現がノックアウトされるか、またはノックダウンされる;
    前記標的遺伝子の配列が修飾、編集、修正、または増強される;
    前記ガイドRNA及び前記RNAガイドされたヌクレアーゼが、リボ核タンパク質(RNP)複合体を含む;
    前記RNAガイドされたヌクレアーゼが、S.pyogenes Cas9(SpCas9)、S.aureus Cas9(SaCas9)、N.meningitidis Cas9(NmCas9)、C.jejuni Cas9(CjCas9)、及びGeobacillus Cas9(GeoCas9)からなる群から選択される;
    RNAガイドされたヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドがベクターを含み、任意に、前記ベクターがウイルスベクターであり、任意に前記ウイルスベクターが、アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターまたはレンチウイルス(LV)ベクターである;
    前記RNAガイドされたヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドが合成mRNAを含む;かつ/または
    前記標的遺伝子の発現が少なくとも約20%低減される、
    方法。
  20. 請求項1~18のいずれか1項に記載の化学修飾されたガイドRNA、及び
    RNAガイドされたヌクレアーゼまたはRNAガイドされたヌクレアーゼをコードするポリヌクレオチドを含む、CRISPRゲノム編集システムであって、任意に:
    前記RNAガイドされたヌクレアーゼが、S.pyogenes Cas9(SpCas9)、S.aureus Cas9(SaCas9)、N.meningitidis Cas9(NmCas9)、C.jejuni Cas9(CjCas9)、及びGeobacillus Cas9(GeoCas9)からなる群から選択される;
    前記Cas9が、活性が変化したバリアントCas9である;
    任意に、前記バリアントCas9が、Cas9ニッカーゼ(nCas9)、触媒失活(catalytically dead)Cas9(dCas9)、超正確(hyper accurate)Cas9(HypaCas9)、高忠実度Cas9(Cas9-HF)、特異性強化型(enhanced specificity)Cas9(eCas9)、及び拡張PAM Cas9(xCas9)からなる群から選択される;
    Cas9のオフターゲット活性が、修飾されていないガイドRNAと比較して低下する;かつ/または
    Cas9のオンターゲット活性が、修飾されていないガイドRNAと比較して増加する、CRISPRゲノム編集システム
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