JPWO2021209357A5 - - Google Patents

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バリアント配列は、非改変タンパク質の生物学的特徴、例えば、ICOSに対するアゴニスト性を実質的に保持する。
本明細書で使用される「ICOS」は、任意の誘導性T細胞補助刺激タンパク質を意味する。ICOS(Inducible T-cell COStimulator)の別称には、AILIM;CD278;CVID1、JTT-1、JTT-2、MGC39850又は8F4が含まれる。ICOSは、活性化T細胞で発現されるCD28スーパーファミリー補助刺激分子である。この遺伝子によりコードされるタンパク質は、CD28及びCTLA-4細胞表面受容体ファミリーに属する。このタンパク質はホモ二量体を形成し、細胞間シグナル伝達、免疫応答及び細胞増殖制御に重要な役割を果たす。ヒトICOS(アイソフーム2)(受託番号:UniProtKB-Q9Y6W8-2)のアミノ酸配列を配列番号11として以下に示す。
翻訳後修飾は、結合タンパク質の正味電荷の増加又は減少をもたらし、pI値の減少又は増加を引き起こし、それにより、主要なアイソフォーム(main isoform)に関して酸性バリアント及び塩基性バリアント(総称して「荷電バリアント(charged variant)」と呼ばれる)をもたらし得る。主要なアイソフォームは、クロマトグラムのメジャーピークとして溶出する結合タンパク質集団である。IEFベースの方法を使用して結合タンパク質を分析する場合には、酸性種は見かけのpIが低いバリアントであり、塩基性種は見かけのpIが高いバリアントである。クロマトグラフィーベースの方法で分析する場合には、酸性種及び塩基性種は、メインピークに対する保持時間に基づいて定義される。酸性種は、CEXから得られるメインピークよりも早く溶出するバリアント又はAEXから得られるメインピークよりも遅く溶出するバリアントであり、塩基性種は、CEXから得られるメインピークよりも遅く溶出するバリアント又はAEXから得られるメインピークよりも早く溶出するバリアントである。これらの方法は、結合タンパク質の主要なアイソフォームを酸性アイソフォーム(酸性バリアント)及び塩基性アイソフォーム(塩基性バリアント)から分離する。
一実施形態において、酸化バリアントは、重鎖配列のCDR及び/又は軽鎖配列のCDR中のメチオニン及び/又はトリプトファン残基における酸化を含む。一実施形態では、酸化バリアントは、配列番号13~18のいずれかのメチオニン及び/又はトリプトファン残基における酸化を含む。さらなる実施形態において、PD-1結合タンパク質は、重鎖配列のCDR、例えば、CDRH1及び/又はCDRH3中のメチオニン残基における酸化を含む。さらなる実施形態において、PD-1結合タンパク質は、軽鎖配列のCDR、例えば、CDRL2中のトリプトファン残基における酸化を含む。いくつかの実施形態において、酸化バリアントは、CDRH1のM34、CDRH3のM103及び/又はCDRL2のW50における酸化の1つ又は組合せを含む。
一実施形態において、PD-1結合タンパク質の量は、重鎖配列のM103における64%以下の酸化を含む。一実施形態において、その量は、重鎖配列のM103における64%以下、60%以下、50%以下、47%以下、40%以下、30%以下、20%以下、15%以下、10%以下、5%以下、2%以下又は1%以下の酸化を含む。一実施形態において、その量は、重鎖配列のM103における0~64%、0~60%、0~50%、0~47%、0~40%、0~30%、0~20%、0~15%、0~10%、0~5%、0~4%、0~3%、0~2%又は0~1%の酸化を含む。一実施形態において、その量は、重鎖配列のM103における0.01~64%、0.01~60%、0.01~50%、0.01~47%、0.01~40%、0.01~30%、0.01~20%、0.01~15%、0.01~10%、0.01~5%、0.01~4%、0.01~3%、0.01~2%又は0.01~1%の酸化を含む。或いは、その量は、重鎖配列のM103における0.5~64%、0.5~60%、0.5~50%、0.5~47%、0.5~40%、0.5~30%、0.5~20%、0.5~15%、0.5~10%、0.5~5%、0.5~4%、0.5~3%、0.5~2%又は0.5~1%の酸化を含む或いは、その量は、重鎖配列のM103における0.1%以上64%以下の酸化を含む。或いは、その量は、重鎖配列のM103における約10%、約5%、約4%、約3%、約2%又は約1%の酸化を含む。
一例において、酸化は、トリプシンによるペプチドマッピングタンデム質量分析(ペプチドマッピングLC-MS/MS)を使用して決定され得る。一例において、本明細書に記載の組成物を含むサンプルを、塩酸グアニジンで変性し、ジチオスレイトール(DTT)で還元し、ヨードアセトアミドでアルキル化し、エンドプロテイナーゼLys-C(Lys-C)又はトリプシンで消化してもよい。Lys-C又はトリプシンによる酵素消化は、37℃で4時間行われ得る。タンデム質量分析(LC-MS/MS)解析による液体クロマトグラフィーの前に、サンプル消化をトリフルオロ酢酸でクエンチしてもよい。LC-MS/MS解析システムは、C18カラムを備える逆相超高速液体クロマトグラフィー(UHPLC)、214nmでのUV検出、及びエレクトロスプレーイオン化質量分析(ESI-MS)を使用することができる。次いで、ペプチドをUV検出器及び質量分析計(例えば、Thermo Scientific LTQ Orbitrap XL)で検出することができる。未修飾ペプチド及び修飾ペプチドの抽出イオンクロマトグラムを使用して、修飾ペプチドの曲線下面積を、修飾ペプチド及び非修飾ペプチドの両方の総曲線下面積で除算することにより、酸化のレベルを計算する。
フラグメント化バリアント(「フラグメントバリアント(fragment variant)」)は、全長結合タンパク質の一部を含むバリアントである。例えば、このようなフラグメントには、Fabフラグメント、Fab’フラグメント、F(ab’)2フラグメント、Fvフラグメント、ダイアボディ、線状抗体(linear antibody)、一本鎖抗体分子及び免疫グロブリンシングル可変ドメイン(immunoglobulin single variable domain)が含まれる。結合タンパク質の量は、は、10%以下のフラグメント化結合タンパク質、例えば、5%以下、4.6%以下、4.5%以下、4.4%以下、4.3%以下、4.2%以下、4.1%以下、4%以下、3.5%以下、3%以下、2.5%以下、2%以下、1.5%以下、1%以下、0.5%以下又は0.05%以下のフラグメント化結合タンパク質を含み得る。別の実施形態において、その量は、0.01~10%、0.01~5%、0.01~4.6%、0.01~4.5%、0.01~4%、0.01~3.5%、0.01~3%、0.01~2.5%、0.01~2%、0.01~1.5%、0.01~1%、0.01~0.5%、0.01~0.1%又は0.01~0.05%のフラグメント化抗体を含み得る。別の実施形態において、その量は、0.5~10%、0.5~5%、0.5~4.6%、0.5~4.5%、0.5~4%、0.5~3.5%、0.5~3%、0.5~2.5%、0.5~2%、0.5~1.5%、0.5~1%、0.6~1.5%又は0.6~1.0%のフラグメント化抗体を含み得る。或いは、その量は、約10%、約5%、約4%、約3%、約2%、約1%又は約0.5%のフラグメント化抗体を含み得る。これらのフラグメント化バリアントの実施形態は、本明細書に記載の結合タンパク質バリアントのいずれかと組み合わせることができることが理解される。
一実施形態において、参照標準は、配列番号21の重鎖配列と配列番号22の軽鎖配列とを含み、10~30%の酸性バリアント、及び/又は0.1~10%の塩基性バリアント、及び/又は60~80%の主要なアイソフォーム、及び/又は約1%以下のLC W50酸化バリアント、及び/又は約1%以下のHC M34酸化バリアント、及び/又は約1%以下のHC M103酸化バリアント、及び/又は約1%以下のアグリゲートバリアント、約1%以下のHC M354酸化バリアント、及び/又は約1%以下のHC M424酸化バリアント、及び/又は約2~3%のHC M248酸化バリアント、及び/又は約1%以下のHC D147異性化バリアント、及び/又は約1%以下のHC D151若しくはD167異性化バリアント、及び/又は約0.6~1%のフラグメント化バリアント、及び/又は5~9%のHC N380脱アミド化バリアント、及び/又は約1%以下のHC N385脱アミド化バリアント、及び/又は約5.8%のHC N311脱アミド化バリアント、及び/又は約1.2%のN430脱アミド化バリアント、及び/又は約97~99%の重鎖(HC)C末端リジン欠失バリアント(ΔK443)、及び/又は約1%以下のHC N末端ピログルタミン酸バリアントを含む。
一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、約0.08mg、約0.24mg、約0.48mg、約0.8mg、約1.6mg、約2.4mg、約8mg、約24mg、約48mg、約80mg、約160mg又は約240mgの用量でIV注入により3週間ごとに投与される。一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、24mg又は80mgの用量でIV注入により3週間ごとに投与される。一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、0.3mg/kg又は1mg/kgの用量でIV注入により3週間ごとに投与される。一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、約8mg、約24mg、約48mg、約80mg、約160mg又は約240mgの用量でIV注入により6週間ごとに投与される。一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、48mg又は160mgの用量でIV注入により6週間ごとに投与される。一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、0.6mg/kg又は2mg/kgの用量でIV注入により6週間ごとに投与される。
さらなる実施形態では、患者に、最初に単剤療法レジメンとして48mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与し、次いで、併用療法レジメンとして1000mgの用量のPD-1結合タンパク質及び100mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに48mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与する。さらなる実施形態では、患者に、最初に単剤療法レジメンとして48mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与し、次いで、併用療法レジメンとして1000mgの用量のPD-1結合タンパク質及び300mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに48mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与する。さらなる実施形態では、患者に、最初に単剤療法レジメンとして48mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与し、次いで、併用療法レジメンとして1000mgの用量のPD-1結合タンパク質及び900mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに48mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与する。さらなる実施形態では、患者に、最初に単剤療法レジメンとして160mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与し、次いで、併用療法レジメンとして1000mgの用量のPD-1結合タンパク質及び100mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに160mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与する。さらなる実施形態では、患者に、最初に単剤療法レジメンとして160mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与し、次いで、併用療法レジメンとして1000mgの用量のPD-1結合タンパク質及び300mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに160mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与する。さらなる実施形態では、患者に、最初に単剤療法レジメンとして160mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与し、次いで、併用療法レジメンとして1000mgの用量のPD-1結合タンパク質及び900mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに160mgの用量のICOS結合タンパク質を1サイクル、2サイクル、3サイクル、4サイクル、5サイクル、6サイクル、7サイクル、8サイクル、9サイクル、10サイクル、11サイクル、12サイクル、13サイクル又は14サイクルまで6週間ごとに投与する。
いくつかの実施形態では、患者に、最初に単剤療法レジメンとして100mg~2000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして約0.08mg~約800mgの用量のICOS結合タンパク質及び約5mg~約5000mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに100mg~2000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に100mg~2000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして約8mg、約24mg、約48mg、約80mg、約160mg又は約240mgの用量のICOS結合タンパク質及び約5mg~約5000mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに100mg~2000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして24mgの用量のICOS結合タンパク質及び100mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして24mgの用量のICOS結合タンパク質及び300mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして24mgの用量のICOS結合タンパク質及び900mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして100mgの用量のTIM-3結合タンパク質及び80mgの用量のICOS結合タンパク質とともに500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして300mgの用量のTIM-3結合タンパク質及び80mgの用量のICOS結合タンパク質とともに500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして900mgの用量のTIM-3結合タンパク質及び80mgの用量のICOS結合タンパク質とともに500mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして24mgの用量のICOS結合タンパク質及び100mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして24mgの用量のICOS結合タンパク質及び300mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして24mgの用量のICOS結合タンパク質及び900mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして80mgの用量のICOS結合タンパク質及び100mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして80mgの用量のICOS結合タンパク質及び300mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。一実施形態では、患者に、最初に1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与し、次いで、併用療法レジメンとして80mgの用量のICOS結合タンパク質及び900mgの用量のTIM-3結合タンパク質とともに1000mgの用量のPD-1結合タンパク質を投与する。
一態様では、約100mg~約2000mgのPD-1結合タンパク質と、ICOS結合タンパク質とを含む医薬キットが提供され、PD-1結合タンパク質は、配列番号19に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むVHドメイン及び/又は配列番号20に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むVLドメインを含み、PD-1結合タンパク質は、ヒトPD-1に特異的に結合する。別の態様では、約100mg~約2000mgのPD-1結合タンパク質と、ICOS結合タンパク質と、TIM-3結合タンパク質とを含む医薬キットが提供され、PD-1結合タンパク質は、配列番号19に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むVHドメイン及び/又は配列番号20に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むVLドメインを含み、PD-1結合タンパク質は、ヒトPD-1に特異的に結合する。一実施形態において、キットは、約0.08mg~約240mgのICOS結合タンパク質を含む。一実施形態において、キットは、24mg、48mg、80mg又は160mgのICOS結合タンパク質を含む。一実施形態において、キットは、500mg又は1000mgのPD-1結合タンパク質を含む。一実施形態において、キットは、100mg、300mg又は900mgのTIM-3結合タンパク質を含む。別の実施形態において、キットは、24mg、48mg、80mg又は160mgのICOS結合タンパク質と、500mg又は1000mgのPD-1結合タンパク質とを含む。別の実施形態において、キットは、24mg、48mg、80mg又は160mgのICOS結合タンパク質と、500mg又は1000mgのPD-1結合タンパク質と、100mg、300mg又は900mgのTIM-3結合タンパク質とを含む。一実施形態において、PD-1結合タンパク質は、配列番号13に記載のCDRH1;配列番号14に記載のCDRH2;配列番号15に記載のCDRH3;配列番号16に記載のCDRL1;配列番号17に記載のCDRL2及び/又は配列番号18に記載のCDRL3或いは各CDRの直接的な同等物の1又は2以上を含み、直接的な同等物は上記CDRにおいて2個以下のアミノ酸置換を有する。一実施形態において、PD-1結合タンパク質は、配列番号13、配列番号14及び配列番号15のうちの1又は2以上を含む重鎖可変領域を含み、ここで、PD-1結合タンパク質は、配列番号16、配列番号17及び配列番号18のうちの1又は2以上を含む軽鎖可変領域を含む。一実施形態において、PD-1結合タンパク質は、配列番号13、配列番号14及び配列番号15を含む重鎖可変領域を含み、ここで、PD-1結合タンパク質は、配列番号16、配列番号17及び配列番号18を含む軽鎖可変領域を含む。一実施形態において、PD-1結合タンパク質は、配列番号19に記載のアミノ酸配列を含むVHドメインと、配列番号20に記載のアミノ酸配列を含むVLドメインとを含む。一実施形態において、PD-1結合タンパク質は、配列番号21に記載のアミノ酸配列を含む重鎖と、配列番号22に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖とを含む。一実施形態において、PD-1結合タンパク質はドスタルリマブである。
一態様では、約5mg~約5000mgのTIM-3結合タンパク質と、ICOS結合タンパク質と、PD-1結合タンパク質とを含む医薬キットが提供され、TIM-3結合タンパク質は、配列番号36に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むVHドメイン及び/又は配列番号37に記載のアミノ酸配列に対して少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むVLドメインを含み、TIM-3結合タンパク質は、ヒトTIM-3に特異的に結合する。一実施形態において、キットは、100mg、300mg又は900mgのTIM-3結合タンパク質を含む。一実施形態において、キットは、約0.08mg~約240mgのICOS結合タンパク質を含む。一実施形態において、キットは、24mg、48mg、80mg又は160mgのICOS結合タンパク質を含む。一実施形態において、キットは、500mg又は1000mgのPD-1結合タンパク質を含む。別の実施形態において、キットは、100mg、300mg又は900mgのTIM-3結合タンパク質と、24mg、48mg、80mg又は160mgのICOS結合タンパク質と、500mg又は1000mgのPD-1結合タンパク質とを含む。一実施形態において、TIM-3結合タンパク質は、配列番号30に記載のCDRH1;配列番号31に記載のCDRH2;配列番号32に記載のCDRH3;配列番号33に記載のCDRL1;配列番号34に記載のCDRL2及び/又は配列番号35に記載のCDRL3或いは各CDRの直接的な同等物の1又は2以上を含み、直接的な同等物は上記CDRにおいて2個以下のアミノ酸置換を有する。一実施形態において、TIM-3結合タンパク質は、配列番号30、配列番号31及び配列番号32のうちの1又は2以上を含む重鎖可変領域を含み、ここで、TIM-3結合タンパク質は、配列番号33、配列番号34及び配列番号35のうちの1又は2以上を含む軽鎖可変領域を含む。一実施形態において、TIM-3結合タンパク質は、配列番号30、配列番号31及び配列番号32を含む重鎖可変領域を含み、ここで、TIM-3結合タンパク質は、配列番号33、配列番号34及び配列番号35を含む軽鎖可変領域を含む。一実施形態において、TIM-3結合タンパク質は、配列番号36に記載のアミノ酸配列を含むVHドメインと、配列番号37に記載のアミノ酸配列を含むVLドメインとを含む。一実施形態において、TIM-3結合タンパク質は、配列番号38に記載のアミノ酸配列を含む重鎖と、配列番号39に記載のアミノ酸配列を含む軽鎖とを含む。一実施形態において、TIM-3結合タンパク質はコボリマブである。
一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、ICOS結合タンパク質の血漿中濃度の中央値が最初の投与後少なくとも1日、2.5日、4.5日、7日、14日又は21日間、100μg/mL、10μg/mL、1μg/mL又は0.1μg/mL)~(10μg/mL、1μg/mL又0.1μg/mL)である用量で投与される。
一実施形態において、ICOS結合タンパク質は、ICOS結合タンパク質の血漿中濃度の中央値が最初の投与後少なくとも1日、2日、2.5日、3日、4日、4.5日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日又は21日間、100μg/mL、90μg/mL、80μg/mL、70μg/mL、60μg/mL、50μg/mL、40μg/mL、30μg/mL、20μg/mL、10μg/mL、9μg/mL、8μg/mL、7μg/mL、6μg/mL、5μg/mL、4μg/mL、3μg/mL、2μg/mL、1μg/mL、0.9μg/mL、0.8μg/mL、0.7μg/mL、0.6μg/mL、0.5μg/mL、0.4μg/mL、0.3μg/mL又は0.2μg/mL)~(90μg/mL、80μg/mL、70μg/mL、60μg/mL、50μg/mL、40μg/mL、30μg/mL、20μg/mL、10μg/mL、9μg/mL、8μg/mL、7μg/mL、6μg/mL、5μg/mL、4μg/mL、3μg/mL、2μg/mL、1μg/mL、0.9μg/mL、0.8μg/mL、0.7μg/mL、0.6μg/mL、0.5μg/mL、0.4μg/mL、0.3μg/mL、0.2μg/mL又は0.1μg/mL)である用量で投与される。
一実施形態において、PD-1結合タンパク質は、PD-1結合タンパク質の血漿中濃度の中央値が、最初の投与後少なくとも1日、2日、2.5日、3日、4日、4.5日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、15日、16日、17日、18日、19日、20日又は21日間、120μg/mL、110μg/mL、100μg/mL、90μg/mL、80μg/mL、70μg/mL、60μg/mL、50μg/mL、40μg/mL、30μg/mL、20μg/mL、10μg/mL、9μg/mL、8μg/mL、7μg/mL、6μg/mL、5μg/mL、4μg/mL、3μg/mL、2μg/mL、1μg/mL、0.9μg/mL、0.8μg/mL、0.7μg/mL、0.6μg/mL、0.5μg/mL、0.4μg/mL、0.3μg/mL又は0.2μg/mL)~(120μg/mL、110μg/mL、100μg/mL、90μg/mL、80μg/mL、70μg/mL、60μg/mL、50μg/mL、40μg/mL、30μg/mL、20μg/mL、10μg/mL、9μg/mL、8μg/mL、7μg/mL、6μg/mL、5μg/mL、4μg/mL、3μg/mL、2μg/mL、1μg/mL、0.9μg/mL、0.8μg/mL、0.7μg/mL、0.6μg/mL、0.5μg/mL、0.4μg/mL、0.3μg/mL、0.2μg/mL又は0.1μg/mL)である用量で投与される。
一実施形態において、治療は、HNSCCの一次又は二次治療である。一実施形態において、治療は、再発性/転移性HNSCCの一次又は二次治療である。一実施形態において、治療は、再発性/転移性(R/M)HNSCCの一次治療(1L)である。一実施形態において、治療は、PD-L1 CPS(組合せ陽性スコア)陽性(CPS≧1)患者におけるR/M HNSCCの一次治療(1L)である。一実施形態において、治療は、再発性/転移性(R/M)HNSCCの二次治療(2L)である。
一実施形態において、治療は、頭頸部癌(特に、頭頸部扁平上皮癌及び中咽頭癌)の一次又は二次治療である。一実施形態において、治療は、再発性/転移性HNSCCの一次又は二次治療である。一実施形態において、治療は、再発性/転移性(R/M)HNSCCの一次治療(1L)である。一実施形態において、治療は、PD-L1 CPS(組合せ陽性スコア)陽性(CPS≧1)患者におけるR/M HNSCCの一次治療(1L)である。一実施形態において、治療は、再発性/転移性(R/M)HNSCCの二次治療(2L)である。
いくつかの実施形態において、治療は、治療前のレベル(例えば、ベースラインレベル)と比較して、腫瘍浸潤リンパ球(細胞傷害性T細胞、ヘルパーT細胞及びNK細胞を含む)の増加、T細胞の増加、グランザイムB+細胞の増加、増殖性腫瘍細胞の低下及び活性化T細胞の増加のうちの1又は2以上をもたらす。活性化T細胞は、OX40及びヒト白血球抗原DRのより高い発現によって観察され得る。いくつかの実施形態において、治療は、治療前のレベル(例えば、ベースラインレベル)と比較して、PD-1及び/又はPD-L1の上方制御をもたらす。
1.7 結果
この試験の目的は、抗ICOSアゴニスト抗体(clone murine ICOS IgG1 clone 7E.17G9,マウスIgG1)単独と、PD-1(clone RMP1-14,ラットIgG2a)及びTIM-3(clone RMT3-23,ラットIgG2a)遮断の併用とで、人工的なマウス腫瘍モデルEMT-6(乳房、BALB/c バックグラウンド)に対する治療効果を評価することであった。
用量決定規則は、改変毒性確率区間(mTPI:modified Toxicity Probability Interval)法に従い、図3にコホート内で見られたDLTに基づく用量設定アクションの漸増決定を示す。H2L5 hIgG4PE併用療法のRP2Dの決定にあたっては、安全性、忍容性、PK、薬力学的指標、及び抗腫瘍活性が考慮される。
2.1.6.4 ドスタルリマブ(抗PD1)の用量比
ドスタルリマブの推奨臨床用量及びレジメンは、500mg Q3Wの4サイクル、その後1000mg Q6Wである。このレジメンは、PK、有効性及び安全性が本試験内の3部にわたって評価される対応する第1相/2相試験の結果から決定された。
3.6 病態、病勢進行及び奏効基準の評価に関するガイドライン-RECISTバージョン1.1から引用
3.6.1 評価ガイドライン
評価ガイドラインは2.6.1節に示す通り。
3.6.2 疾患の評価に関するガイドライン
疾患の評価に関するガイドラインは2.6.2節に示す通り。

Claims (28)

  1. 癌の治療における使用のための組合せ医薬であって、
    配列番号1のCDRH1、配列番号2のCDRH2及び配列番号3のCDRH3を含む重鎖アミノ酸配列と、配列番号4のCDRL1、配列番号5のCDRL2及び配列番号6のCDRL3を含む軽鎖アミノ酸とを含むICOS結合タンパク質と、
    配列番号13のCDRH1、配列番号14のCDRH2及び配列番号15のCDRH3を含む重鎖アミノ酸配列と、配列番号16のCDRL1、配列番号17のCDRL2及び配列番号18のCDRL3を含む軽鎖アミノ酸配列とを含むPD-1結合タンパク質とを含む、前記組合せ医薬
  2. 前記ICOS結合タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である重鎖可変領域(V)及び/又は配列番号8のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である軽鎖可変領域(V)を含む、請求項1に記載の組合せ医薬
  3. 前記ICOS結合タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むVと、配列番号8のアミノ酸配列を含むVとを含む、請求項に記載の組合せ医薬
  4. 前記ICOS結合タンパク質が、配列番号9のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である重鎖アミノ酸配列及び/又は配列番号10のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  5. 前記ICOS結合タンパク質が、配列番号9の重鎖アミノ酸配列と、配列番号10の軽鎖アミノ酸配列とを含む、請求項に記載の組合せ医薬
  6. 前記PD-1結合タンパク質が、配列番号19のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である重鎖可変領域(V)及び/又は配列番号20のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である軽鎖可変領域(V)を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  7. 前記PD-1結合タンパク質が、配列番号19のアミノ酸配列を含むVと、配列番号20のアミノ酸配列を含むVとを含む、請求項に記載の組合せ医薬
  8. 前記PD-1結合タンパク質が、配列番号21のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である重鎖アミノ酸配列及び/又は配列番号22のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  9. 前記PD-1結合タンパク質が、配列番号21の重鎖アミノ酸配列と、配列番号22の軽鎖アミノ酸配列とを含む、請求項に記載の組合せ医薬
  10. 前記ICOS結合タンパク質又は前記PD-1結合タンパク質が、モノクローナル抗体又はその抗原結合フラグメントである、請求項1~9のいずれか一項に記載の組合せ医薬。
  11. 配列番号30のCDRH1、配列番号31のCDRH2及び配列番号32のCDRH3を含む重鎖アミノ酸配列と、配列番号33のCDRL1、配列番号34のCDRL2及び配列番号35のCDRL3を含む軽鎖アミノ酸配列とを含むTIM-3結合タンパク質をさらに含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の組合せ医薬。
  12. 前記TIM-3結合タンパク質が、配列番号36のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である重鎖可変領域(V)及び/又は配列番号37のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である軽鎖可変領域(V)を含む、請求項11に記載の組合せ医薬
  13. 前記TIM-3結合タンパク質が、配列番号36のアミノ酸配列を含むVと、配列番号37のアミノ酸配列を含むVとを含む、請求項12に記載の組合せ医薬
  14. 前記TIM-3結合タンパク質が、配列番号38のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である重鎖アミノ酸配列及び/又は配列番号39のアミノ酸配列に対して少なくとも約90%同一である軽鎖アミノ酸配列を含む、請求項1113のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  15. 前記TIM-3結合タンパク質が、配列番号38の重鎖アミノ酸配列と、配列番号39の軽鎖アミノ酸配列とを含む、請求項14に記載の組合せ医薬
  16. 前記TIM-3結合タンパク質が、モノクローナル抗体又はその抗原結合フラグメントである、請求項1115のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  17. ヒトの癌の治療における使用のための、請求項1~16のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  18. 前記癌が、虫垂癌、膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、結腸直腸癌、子宮内膜癌、食道癌、卵管癌、胃癌、神経膠腫、小児脳幹部グリオーマ、頭頸部癌、頭頸部扁平上皮癌、中咽頭癌、白血病、急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、肺癌、非小細胞肺癌、リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、黒色腫、中皮腫、悪性胸膜中皮腫、メルケル細胞癌、神経芽細胞腫、口腔癌、骨肉腫、卵巣癌、前立腺癌、腎癌、唾液腺腫瘍、肉腫、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、扁平上皮癌、軟部肉腫、胸腺腫、甲状腺癌、尿路上皮癌、子宮癌、膣癌、外陰癌及びウィルムス腫瘍から選択される、請求項1~17のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  19. 前記癌が、子宮頸癌、結腸直腸癌、子宮内膜癌、頭頸部癌、頭頸部扁平上皮癌、中咽頭癌、肺癌、非小細胞肺癌、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、中皮腫、黒色腫、口腔癌、甲状腺癌、尿路上皮癌及び子宮癌から選択される、請求項18に記載の組合せ医薬
  20. 前記癌が、頭頸部癌、頭頸部扁平上皮癌、中咽頭癌、肺癌、非小細胞肺癌、尿路上皮癌、黒色腫及び子宮頸癌から選択される、請求項19に記載の組合せ医薬
  21. ヒトの癌の治療における同時使用又は逐次使用のための、請求項1~20のいずれか一項に記載の組合せ医薬
  22. 前記ICOS結合タンパク質が、約0.08mg~約240mgの用量で投与される、請求項1~21のいずれか一項に記載の組合せ医薬。
  23. 前記ICOS結合タンパク質が、8mg、24mg、48mg、80mg、160mg又は240mgの用量で投与される、請求項22に記載の組合せ医薬。
  24. 前記ICOS結合タンパク質が、3週間ごとに約24mg若しくは約80mgの用量で、又は6週間ごとに約48mg若しくは約160mgの用量で投与される、請求項23に記載の組合せ医薬。
  25. 前記PD-1結合タンパク質が、約100mg~約2000mgの用量で投与される、請求項1~24のいずれか一項に記載の組合せ医薬。
  26. 前記PD-1結合タンパク質が500mg又は1000mgの用量で投与される、請求項25に記載の組合せ医薬。
  27. 前記PD-1結合タンパク質が、3週間ごとに約500mgの用量で、又は6週間ごとに約1000mgの用量で投与される、請求項26に記載の組合せ医薬。
  28. 前記PD-1結合タンパク質が、3週間ごとに1回(Q3W)、約500mgの第1の用量で4サイクル投与され、次いで、6週間ごとに1回(Q6W)、約1000mgの第2の用量で投与される、請求項1~27のいずれか一項に記載の組合せ医薬。
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