JPWO2021180969A5 - - Google Patents

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Claims (19)

  1. 下記の式(I)によって表されるコンジュゲート
    E(Cp) (I)
    (式中、各Cpは、シクロ(YRGDLAYp(NMe)K)の式のシクロペプチドを表し、nは、1~4から選択される整数であり、Eは、エフェクター成分を表し、前記エフェクター成分は、(NMe)K残基の末端アミノ基を介してシクロペプチドに共有結合され、前記エフェクター成分は、αvβ6-インテグリンの発現の増加と関連する医学的適応症の診断、イメージング、若しくは治療に適した原子若しくは原子団を含有する)
    又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  2. 前記コンジュゲートは、下記の構造の群:
    E(Tyr、E(Tyr、E(Tyr、E(Tyr から選択される、請求項1に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  3. 式(I)の前記コンジュゲートは、下記の式(Ia)、(Ia’)、(Ib)~(If):
    Aa(Cg)(SCp) (Ia)
    Aa’(Cg)(SCp) (Ia’)
    Aa(Cg)(SCp)n’(SAa’) (Ib)
    Aa’(Cm)(SCp) (Ic)
    (Cm)(SCp)n-o(S(Aa’)(Cp) (Id)
    (Cm)(SCp)n-o(SCp(Aa’) (Ie)
    Cp(Aa’) (If)
    (式中、Aaは、キレート錯体を形成することが可能な活性な原子又は活性な原子団を表し、Aa’は、共有結合を形成することが可能な活性な原子又は活性な原子団を表し、Cgは、キレート基を表し、kは、1又は0であり、Sは、スペーサーとして作用する原子団を表し、nは、式(I)に関して上記に定義されるとおりであり、但し、nは、kが0である場合1であり、oは、1~nの任意の整数であってよく、pは、1又は2であってよく、mは、0又は1であり、n’は、1、2、又は3であり、但し、n’+1は、キレート基の自由原子価の数又はそれ以下であり、Cmは、C、N、O、S、及びPから選択される1~30個の原子を含む中心成分である)
    から選択される式によって特徴づけられる、請求項1又は2に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  4. 前記活性な原子又は活性な原子団は、シンチグラフィ、SPECT若しくはPETイメージング、又は標的放射線療法に適した放射性同位元素;蛍光色素の発色団、磁気共鳴画像法のための造影剤、X線ベースの技術によるイメージングに適した原子又は原子団、或いはαvβ6-インテグリンの発現の増加と関連する医学的適応症を治療するのに適した治療薬から誘導される原子又は原子団から選択され、ここで、用語「から誘導される」は、コンジュゲート中に含有される原子団が、原子団が誘導される化合物と同じ構造を有し、原子団をコンジュゲートの残りの部分に結合するための共有結合による水素原子の置換であることのみが相違することを示す、請求項1~3のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  5. 前記活性な原子又は活性な原子団は、La3+、Ce3+、Pr3+、Nd3+、Sm3+、Eu2+、Gd3+、Tb3+、Dy3+、Ho3+、Er3+、Tm3+、Yb3+、Lu3+、Sc3+、Y3+、Ga3+、Fe3+、Co2+、Co3+、Ge4+、In3+、Sn2+、Sn4+、Bi3+、Rh3+、Ru3+、Ru4+、Ag、Au3+、Pb2+、Pd2+、Pd4+、Pm3+、Ac3+、Ti4+、Zr4+Al3+、Cr3+、Cu2+、Zn2+、及びそれらの混合物から選択される金属イオンである、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  6. 前記活性な原子又は活性な原子団は、43Sc、44Sc、46Sc、47Sc、55Co、99mTc、203Pb、212Pb、66Ga、67Ga、68Ga、72As、111In、113mIn、114mIn、97Ru、62Zn、61Cu、62Cu、64Cu、52Fe、52mMn、51Cr、186Re、188Re、77As、86Y、90Y、67Cu、169Er、117mSn、121Sn、127Te、142Pr、143Pr、198Au、199Au、149Tb、152Tb、155Tb、161Tb、109Pd、165Dy、149Pm、151Pm、153Sm、157Gd、166Ho、172Tm、169Yb、175Yb、177Lu、105Rh、111Ag、88Zr、89Zr、212Bi、213Bi、225Ac、及びそれらの混合物から選択される放射性同位元素である、請求項1~5のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  7. 前記活性な原子又は活性な原子団は、11C、13N、15O、18F、123I、124I、125I、131Iから選択される非金属放射性同位元素である、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  8. 前記活性な原子又は活性な原子団は、Gd、Fe、及びMnから選択される磁気共鳴画像法のための造影剤である、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  9. 前記活性な原子又は活性な原子団は、線維症の治療のための薬剤又はアルキル化薬、代謝拮抗薬、アントラサイクリン、植物アルカロイド、トポイソメラーゼ阻害剤、及び他の抗腫瘍剤から選択される抗癌剤から誘導される治療上の基であり、ここで、用語「から誘導される」は、コンジュゲート中に含有される原子団が、原子団が誘導される化合物と同じ構造を有し、原子団をコンジュゲートの残りの部分に結合するための共有結合による水素原子の置換であることのみが相違すること示す、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  10. スペーサーとして作用する前記原子団は、C、N、O、P、及びSから選択される、2~20個、好ましくは3~10個の原子の直鎖であり、任意選択で1又は複数の置換基を持ち、残りの原子価は、水素によって飽和される、請求項3~9のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  11. スペーサーとして作用する前記原子団は、下記の式(IIIa)~(IIIf):
    *-C(O)-(CH-(taz)-(CH- (IIIa)
    *-C(O)-(CH-NH-CO-(CH- (IIIb)
    *-C(O)-(CH-CO-NH-(CH- (IIIc)
    *-C(O)-(CH-(taz)-(CH-CO-NH-(CH- (IIId)
    *-C(O)-(CH-(taz)-(CH-NH-CO-(CH- (IIIe)
    *-C(O)-(CH-CO-NH-(CH-(taz)-(CH- (IIIf)
    *-C(O)-(CH-NH-CO-(CH-(taz)-(CH- (IIIf)
    (式中、tazは、3つすべての窒素原子が互いに隣り合っているトリアゾール環を表し、lは、0又は1であってもよく、k、m、及び存在する場合、oは、それぞれk+m=2~20及びk+m+o=2~20となるように、0~20の範囲から独立して選択される整数であり、アスタリスク()は、前記シクロペプチドの付加の位置を示す)
    から選択される、請求項3~10のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  12. 前記キレート基は、下記の式(IVa)~(IVd):
    Figure 2021180969000001
    Figure 2021180969000002
    Figure 2021180969000003
    Figure 2021180969000004
    (式中、アスタリスク()は、スペーサーとして作用する前記原子団の付加の位置を示し、但し、シクロペプチド及び関連するスペーサーの数(変数nによって特徴づけられる)が前記キレート基の原子価の数未満である場合、アスタリスクによって表される残りの原子価は、水素又は別の原子団、好ましくは、-CH-COOH及び-CH-CH-COOHから選択される基によって飽和されることを条件とする)
    から選択される、請求項3~11のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  13. 前記コンジュゲートは、以下に記載の化合物:
    Figure 2021180969000005
    Figure 2021180969000006
    Figure 2021180969000007
    Figure 2021180969000008
    Figure 2021180969000009
    Figure 2021180969000010
    Figure 2021180969000011
    Figure 2021180969000012
    Figure 2021180969000013
    Figure 2021180969000014
    Figure 2021180969000015
    Figure 2021180969000016
    Figure 2021180969000017
    Figure 2021180969000018
    から選択される構造を含有する、請求項1~12のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  14. αvβ6-インテグリンの発現の増加と関連する疾患、好ましくは線維症又は癌を診断するか、又はイメージングするための方法において使用するための、請求項1~8及び10~13のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  15. αvβ6-インテグリンの発現の増加と関連する疾患、好ましくは線維症又は癌を治療するための方法において使用するための、請求項1~4及び9~13のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体。
  16. インビトロにおいて、患者から得られたサンプル内でαvβ6-インテグリンの発現が増加した細胞の場所を突き止めるための方法であって、請求項1~8及び10~13のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体は、前記サンプル添加されており、前記方法は、前記サンプルを、PET、SPECT、MRI、及びX線コンピューター断層撮影から選択されるイメージング方法にかけることを含み、前記コンジュゲートは、実行される前記イメージング方法とマッチする活性な原子又は原子団を含有する、方法。
  17. 式(IIa):
    Cg(SCp) (IIa)
    (式中、Cgは、キレート基を表し、Sは、スペーサーとして作用する原子団を表し、各Cpは、シクロ(YRGDLAYp(NMe)K)の式のシクロペプチドであり、nは、1~4の整数である;
    シクロ(YRGDLAYp(NMe)K);シクロ(3-I-YRGDLAYp(NMe)K);シクロ(3-I-YRGDLA3-I-Yp(NMe)K);シクロ(YRGDLA3-I-Yp(NMe)K)
    式中、3-I-Yは、フェニル環の3位にヨウ素原子を持つTyr残基を表し、前記ヨウ素原子は、ヨウ素の任意の非放射性同位元素又は放射性同位元素とすることができる
    Figure 2021180969000019
    Figure 2021180969000020
    Figure 2021180969000021
    化合物から選択される構成単位化合物。
  18. 請求項1~13のいずれか一項に記載のコンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体及び1又は複数の薬学的に許容される賦形剤及び任意選択で、1又は複数の他の治療薬を含む医薬組成物。
  19. 前記コンジュゲート又はその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和化合物、エステル、若しくは多形体が患者に投与されており、PET、SPECT、MRI、及びX線コンピューター断層撮影から選択されるイメージング方法が前記患者にかけられ、前記コンジュゲートは、実行される前記イメージング方法とマッチする活性な原子又は原子団を含有する、請求項18に記載の医薬組成物。
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