JPWO2021117232A1 - 懸架体、懸架体の製造方法、エレベーターの組立方法、及びエレベーター - Google Patents

懸架体、懸架体の製造方法、エレベーターの組立方法、及びエレベーター Download PDF

Info

Publication number
JPWO2021117232A1
JPWO2021117232A1 JP2020529659A JP2020529659A JPWO2021117232A1 JP WO2021117232 A1 JPWO2021117232 A1 JP WO2021117232A1 JP 2020529659 A JP2020529659 A JP 2020529659A JP 2020529659 A JP2020529659 A JP 2020529659A JP WO2021117232 A1 JPWO2021117232 A1 JP WO2021117232A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
suspension body
outer layer
thickness
load support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020529659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6756420B1 (ja
Inventor
晋也 内藤
直也 田中
治彦 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6756420B1 publication Critical patent/JP6756420B1/ja
Publication of JPWO2021117232A1 publication Critical patent/JPWO2021117232A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

エレベーター等の荷重に耐える懸架体において、懸架体が備える荷重支持部が圧縮されると、荷重支持部を覆う外層部の懸架体幅方向の変形に伴い、荷重支持部に亀裂が生じるおそれがある。繊維強化プラスチックで形成されたベルト状の荷重支持部(3)と、荷重支持部(3)を覆い、可とう性を有する樹脂で形成され、本体部及び固定具によって挟持される挟持部(6)を有し、挟持部(6)の厚みが本体部(5)の厚みよりも薄い外層部(4)とを懸架体(1)に備える。これにより、外層部(4)の変形が緩和され、外層部(4)の摩耗への耐久性を確保しながら荷重支持部(3)に亀裂が生じるのを抑制できる。

Description

本開示は、懸架体及び懸架体を用いたエレベーターに関する。
エレベーターに備えられるかごは、ロープ等により吊り下げられる。近年、荷重支持部に繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)を用い、その周囲を柔軟な外層部で覆う軽量で丈夫な懸架体が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特表2011−509899号公報
しかしながら、エレベーターの巻上機及び巻上機のシーブの小型化に対応して荷重支持部の厚みを薄くすると、懸架体を固定する固定具からの押圧により荷重支持部に亀裂が生じるおそれがあるという課題があった。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、荷重支持部の亀裂を抑制できる懸架体を提供することを目的とする。
本開示に係る懸架体は、繊維強化プラスチックで形成されたベルト状の荷重支持部と、荷重支持部を覆い、可とう性を有する樹脂で形成され、本体部及び固定具によって挟持される挟持部を有し、挟持部の厚みが本体部の厚みよりも薄い外層部とを備えたものである。
また、本開示に係る懸架体の製造方法は、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の少なくともいずれかを含むマトリクス樹脂を強化繊維に含浸させた含浸体を成形してベルト状の荷重支持部を形成する荷重支持部形成工程と、可とう性を有する樹脂を熱流動させた後固化させ、荷重支持部を被覆する外層樹脂を形成する外層樹脂形成工程と、外層樹脂の固定具により挟持される部分を、切削して部分的に薄くする又は熱変形温度以上に加熱するとともに押圧して薄くして挟持部を形成する挟持部形成工程とを備えたものである。
また、本開示に係るエレベーターの組立方法は、繊維強化プラスチックで形成されたベルト状の荷重支持部を覆う可とう性を有する樹脂で形成された外層樹脂の一部を、切削して部分的に薄くする又は熱変形温度以上に加熱するとともに押圧して薄くし、固定具によって挟持される挟持部が形成された懸架体を作製する工程と、固定具により懸架体の挟持部を挟持して、懸架体をかご及びかごとつり合うつり合い重りに固定する工程と、かご及びつり合い重りを昇降路で昇降させる駆動シーブに、懸架体を巻きかける工程とを備えたものである。
また、本開示に係るエレベーターは、駆動シーブと、駆動シーブを回動させる巻上機と、駆動シーブに巻きかけられた本開示に係る懸架体と、懸架体の挟持部を挟持する固定具により固定され、駆動シーブの回動により昇降するかごとを備えたものである。
本開示によれば、懸架体が備える荷重支持部に亀裂が生じることを抑制できる。
実施の形態1に係る亀裂の発生についての説明図である。 実施の形態1に係る懸架体の圧縮応力と圧縮量の関係を示した関係図である。 実施の形態1に係る懸架体の側面図である。 実施の形態1に係る懸架体の図1におけるAA断面図である。 実施の形態1に係る懸架体の図1におけるBB断面図である。 実施の形態1に係る懸架体の荷重支持部の拡大断面図である。 実施の形態1に係る懸架体を使用したエレベーターの模式図である。 実施の形態1に係る固定具の模式図である。 実施の形態2に係る懸架体の側面図である。 実施の形態2に係る懸架体の図9におけるCC断面図である。 実施の形態2に係る懸架体の図9におけるDD断面図である。 実施の形態2に係る懸架体の図9におけるEE断面図である。 実施の形態3に係る懸架体の側面図である。 実施の形態3に係る懸架体の図13におけるFF断面図である。 実施の形態3に係る懸架体の図13におけるGG断面図である。
実施の形態1.
エレベーターのかごを吊り下げるため、懸架体を固定具によって挟持して押圧すると、懸架体のFRPにより構成された荷重支持部に力が加わるとともに、荷重支持部を覆う外層部にも力が加わる。外層部が可とう性を有する樹脂の場合、懸架体幅方向における外方へ樹脂が変形する。この変形が荷重支持部に及ぼす影響について検討した。
図1は、亀裂の発生についての説明図であり、図1(a)は、懸架体が固定具2により押圧されていない状態の断面図模式図、図1(b)は、懸架体が固定具2により押圧された状態の断面模式図である。
懸架体は、長手方向に引張強度を有する強化繊維に、例えば熱硬化性樹脂であるマトリクス樹脂を含侵させたFRPで構成されるベルト状の荷重支持部3と、荷重支持部3を覆う可とう性を有する外層44とにより構成される。懸架体が固定具2により押圧されると、押圧された部分の外層44は変形して厚みが薄くなるとともに、その一部が幅方向に押し出される(図1(b)の状態)。荷重支持部3を構成するベルト状のFRPは、長手方向に強い引張強度をもつものの、幅方向においては、荷重支持部3のFRPを構成する強化繊維とマトリクス樹脂とが剥離すれば、縦割れ(亀裂)が生じるおそれがある。したがって、幅方向における外方への外層44の変形は、外層44と接触する荷重支持部3を幅方向へ引っ張るため問題となる。
そこで、発明者らは、固定具2による外層44の押圧による変形量を低減することが必要であると考えた。他方、懸架体の外層44は、懸架体を巻きかける駆動シーブ14等との接触による摩耗への耐久力を確保するため、厚みが必要である。
そして、厚みを確保し、かつ、亀裂を抑制する手段について鋭意検討した結果、荷重支持部3の固定具2により押圧される部位を覆う外層44の厚さを、固定具2により押圧される部位以外を覆う外層44の厚さよりも薄くすることにより、懸架体の荷重支持部3の亀裂を抑制できることを見出した。以下、説明する。
(圧縮試験)
外層44の厚みを薄くすることによる荷重支持部3の亀裂を抑制する効果の検証のために、外層厚みを変えたサンプルA、Bについて、圧縮試験を行い比較した。
外層厚みが異なる二種のサンプルを用いて、圧縮応力と圧縮量の関係を調べた。いずれのサンプルも、厚さ1.6mm、幅35mm、長さ40mmのFRPから構成される荷重支持部3を用い、サンプルAの外層厚みを0.7mm、サンプルBの外層厚みを2.1mmとして調整しサンプルを作製した。サンプルAの厚みの合計は3.0mm、サンプルBの厚みの合計は5.8mmとなる。ここで、各サンプルの荷重支持部3は炭素繊維及びエポキシ樹脂を、各サンプルの外層はエーテル系の熱可塑性ポリウレタンエラストマーを用いた。なお、固定具2に挟持される部分以外の外層厚みは、懸架体の摩耗への耐久力を確保するために、一般的に駆動シーブ14等との接触による摩耗に耐えうる程度の厚みとされるが、本試験では圧縮量を増やすために、サンプルBは外層厚みをさらに厚くしている。
図2の縦軸は圧縮試験中の荷重を試験片面積で割った圧縮応力であり、横軸は圧縮量である。サンプルAでは、2.1mmの試験片と同等以上の応力まで圧縮しても、圧縮応力にノイズが入らず、荷重支持部3に亀裂の発生は確認されなかった。一方、サンプルBでは、圧縮量が約2.6mm及び約3.4mmで圧縮応力にノイズが入るとともに、荷重支持部3に亀裂が発生した。
すなわち、この原理により、固定具2に押圧される懸架体の端部において、外層厚みを薄くすれば、可とう性樹脂の変形量が抑えられ、荷重支持部3を引っ張る力を減少させて亀裂を抑制できる。
以下、図面に基づいて実施の形態の懸架体1について説明する。図3は、実施の形態1に係る懸架体1の側面図である。懸架体1は、懸架体1の長手方向に平行に連続したベルト状の荷重支持部3と、荷重支持部3を覆う、可とう性を有する樹脂で形成された外層部4とを備える。ここで、ベルト状とは、帯状に延在する形状をいう。x軸、y軸、及びz軸はそれぞれ互いに直交しており、実施の形態では、x軸は長手方向、y軸は幅方向、z軸は厚み方向である。
図3に破線で示す懸架体1の荷重支持部3は、固定具2で押圧されない主部と、固定具2によって押圧される端部とで構成される。
ここで、主部と端部は、長手方向に対しそれぞれ実質的に同一な断面を有する。すなわち、主部と端部は一体であり、図3の例では、荷重支持部3の主部の両端に固定具2に押圧される端部がある。また、固定具2と懸架体1が接触する長さは0.2m程度であるため、端部の長手方向の長さは少なくとも0.2m以上となる。
荷重支持部3は、長手方向への引っ張りに対して強度を有する、例えば長手方向に平行に連続した複数の強化繊維7に、マトリクス樹脂8を含浸し形成したFRPにより形成される。このようにすると、重量が大きいものであっても、荷重支持部3によって支持することができる。
荷重支持部3を覆う外層部4は、主部を覆う本体部5と端部を覆う挟持部6とを有し、図4、図5懸架体1の本体部5を含んだ断面図、挟持部6を含んだ断面図にそれぞれ示すように、挟持部6の厚さt2が、本体部5の厚さt1よりも薄くなるように形成される。
ここで、挟持部6の厚さt2は固定具2により挟持された際に荷重支持部3を損傷させない程度の厚さを確保する。そして、押圧による変形量を小さくするために、挟持部6の厚さt2を薄くする。本体部5の厚さt1は、本体部5と例えば駆動シーブ14との接触による摩耗で荷重支持部3が露出することを抑制するために、挟持部6よりも厚く形成される。
また、挟持部6の厚みは、固定具2に挟持される両面において同程度であると好ましい。このようにすると、固定具2からの圧縮力が片面に偏ることを抑制できる。
挟持部6を薄くすると荷重支持部3の亀裂を抑制できることを確認するために、荷重支持部3の厚みtf及び挟持部6の厚みt2の厚みを変えたサンプルについて引張試験を行った。実施例1〜10及び比較例1〜6のサンプルは、強化繊維7として炭素繊維を、マトリクス樹脂8としてエポキシ樹脂を用いて荷重支持部3を作製し、荷重支持部3を覆う樹脂として、エーテル系の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(硬度90A)を用いて挟持部6を作製した。また、それぞれのサンプルにおいて、荷重支持部3は、長さ1m、幅35mmとし、挟持部6は、長さ0.25mとしてサンプルの両端に設けた。
引張試験は、掴み長さ0.2mの楔式の固定具2でサンプルの両端に設けられた挟持部6を挟持し、引張荷重を印加して行った。
亀裂発生有無は、引張試験中に、サンプル全体が破壊するよりも低い荷重で荷重支持部3に亀裂が発生したものを亀裂発生有と判定し、サンプル全体が破壊するまでに荷重支持部3に亀裂が生じなかったものを亀裂発生無と判定した。
表1に各サンプルの亀裂発生の有無を示す。荷重支持部3の厚みtf及び挟持部6の厚みt2の厚み比t2/tfが100%以上(比較例1〜6)であると、荷重支持部に亀裂が発生し、厚み比t2/tfが85%以下(実施例1〜10)であると、亀裂が発生しないことが分かる。
Figure 2021117232





このように、荷重支持部3を覆う外層部4において、摩耗が生じる本体部5の厚さは駆動シーブ14との接触による摩耗へ耐えうる程度の厚さとして、押圧による変形が起こる挟持部6の厚さを本体部5よりも薄くすることで、懸架体1の摩耗への耐久力を確保しながら荷重支持部3の亀裂を抑制できる。
そして、挟持部6の厚さは、本体部5の厚さよりも薄くするとともに、荷重支持部3の厚さの85%以下であると、荷重支持部3の亀裂をより抑制できる。
次に、懸架体1の各構成について説明する。荷重支持部3は、強化繊維7が懸架体1の長手方向と実質的に平行に配置されたFRPにより形成される。ここで、強化繊維7は、互いに平行に、ねじれることなく配置されると好ましい。
図6は、実施の形態1に係る懸架体1における荷重支持部3の拡大断面図である。図6において、荷重支持部3は、マトリクス樹脂8と強化繊維7とから構成されており、強化繊維7にマトリクス樹脂8を含浸させて形成される。
荷重支持部3を構成する強化繊維7は、強度が確保できる炭素繊維を用いると好ましい。また、軽量でありかつ強度の高い繊維であれば、例えばガラス繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維等の繊維を強化繊維7としてもよい。ここで、これらの繊維のうち、1種類を強化繊維7として用いても2種類以上を組み合わせて強化繊維7として用いてもよい。
また、強化繊維7が占める体積の比率を示す強化繊維の体積含有率は、FRPの全体積に対し、50%から70%程度であることが好ましい。このようにすると、荷重支持部3を成形しやすく、強化繊維7による補強効果を得ることができる。
荷重支持部3を構成するマトリクス樹脂8は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を用いる。熱硬化性樹脂は、例えば、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂等の主剤に硬化剤を添加した樹脂であり、熱可塑性樹脂は、例えばポリウレタン、ポリアミド6、ポリアミド12、ポリアミド66等の樹脂である。また、これらの樹脂のうち、1種類をマトリクス樹脂8として用いても2種類以上を組み合わせてマトリクス樹脂8として用いてもよい。さらに、マトリクス樹脂8には、難燃剤、離型剤等の添加剤が含まれていてもよい。接着力の高さから、マトリクス樹脂8はエポキシ樹脂であると好ましい。
次に、荷重支持部3を覆う外層部4について説明する。外層部4は、例えば熱可塑性エラストマー等の可とう性を有する樹脂を用いる。摩耗への耐久力を確保するため、外層部4を構成する材料は熱可塑性ポリウレタンエラストマーであると好ましく、エーテル系の熱可塑性ポリウレタンエラストマーであるとさらに好ましい。エーテル系の熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、高温高湿環境下における耐加水分解性が優れているため、使用環境による外層部4の劣化を抑制することができる。ここで、エーテル系とは、その組成の中にエーテル結合を含むことをいう。
また、外層部4は摩擦が確保でき、耐摩耗性が優れている材料で構成すればよく、例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー等を用いてもよい。外層部4を形成する樹脂には、難燃剤、架橋剤等が含まれていてもよい。
次に本実施の形態の懸架体1を、エレベーター9のかご10を吊り下げる懸架体1として用いる例について説明する。図7は、実施の形態1に係るエレベーター9の模式図である。エレベーター9は、懸架体1と、懸架体1の端部を挟持して固定する固定具2と、懸架体1により吊り下げられる、フレーム11を有するかご10と、懸架体1が巻きつけられた駆動シーブ14と、駆動シーブ14を回動させ、懸架体1を巻き上げてかご10を昇降させる巻上機とを備える。
また、懸架体1のかご10が吊り下げられている側と反対側には、固定具2を介してつり合い重り12が吊り下げられており、このつり合い重り12はそらせ車13により昇降時にかご10と接触させないように吊り下げられる。巻上機が備える巻上機モータ及び巻上機ブレーキにより、懸架体1が巻きつけられている駆動シーブ14が回転及び制動することで、かご10とつり合い重り12とが昇降路15の中を昇降及び停止する。ここで、かご10とつり合い重り12の昇降は、図7の例において昇降路15の上部に設けられた機械室16に設けられた制御装置17により制御される。
エレベーター9が備える懸架体1は、図7における鉛直方向、つまり懸架体1の長手方向への引張方向に強度をもった荷重支持部3と、荷重支持部3の周囲を覆う外層部4とにより形成される。懸架体1は挟持部6を固定具2により挟持され、固定具2を介してかご10を吊り下げる。
図8に懸架体1を挟持する固定具2の例を示す。固定具2は、例えばソケット18と楔19とを備え、ソケット18に懸架体1を挿入し、楔19を打ち込むことで懸架体1の端部に、懸架体1の厚み方向に力を加えて懸架体1を挟持する。また、図8に示す例のように、懸架体1の端部をストッパー20により把持してもよい。ストッパー20で懸架体1を把持すると、懸架体1と固定具2との間のずれ及び懸架体1が固定具2から抜け落ちることを抑制できる。
このように、固定具2により挟持される懸架体1において、FRPで形成されるベルト状の荷重支持部3と、固定具2により挟持される挟持部6の厚みを、本体部5の厚みよりも薄くした可とう性を有する樹脂で形成された荷重支持部3を覆う外層部4とを備えることで、荷重支持部3の亀裂を抑制できる。
次に、実施の形態1に係る懸架体1の製造方法について述べる。
まず、マトリクス樹脂8のベースとなるベース樹脂と、必要に応じて用いられる硬化剤、添加剤等とを混合して、マトリクス樹脂8を調整する。
次に、マトリクス樹脂8を強化繊維7に含浸させ、この含浸体を、例えば引抜成形により、ベルト状に成形して荷重支持部3を形成する(荷重支持部形成工程)。
次に、可とう性を有する外層樹脂を、熱流動する温度(以下、熱流動温度という)以上に加熱して、熱流動した外層樹脂で荷重支持部3を、例えば押出被覆により連続的に被覆する。熱流動した外層樹脂を、例えば水冷、空冷等の方法で外層樹脂を固化し、荷重支持部3が、固化した外層樹脂で被覆された連続体を得る(外層樹脂形成工程)。ここで、水冷及び空冷は、外層樹脂を、冷却水、空気を循環させて冷却することだけでなく、外気等にさらして放置することを含む。
さらに、連続体を形成した後、荷重支持部3の固定具2によって押圧される端部を覆う外層樹脂の厚みを薄くし、互いに厚さが異なる本体部5と挟持部6とを有する外層部4を形成する。外層樹脂をフライス盤等によって切削し、外層樹脂を表面から平行に長さ0.2m程度に亘って薄肉化して挟持部6を形成し(挟持部形成工程)、外層部4を得る。
また、挟持部6を形成する他の方法に、端部を覆う外層樹脂を熱変形する温度(以下、熱変形温度という)以上に加熱した状態で、端部を覆う外層樹脂を押圧し、端部を覆う外層樹脂の厚みを、主部を覆う外層樹脂の厚みよりも薄くする。ここで寸法を目標厚みとする例えば金属から形成されるスペーサを使用してプレスすると、厚みの調整がより容易になる。このようにして、本体部5と挟持部6を有する外層部4を形成し、懸架体1を作製できる。
さらに、押圧による挟持部6の形成後に、外層部4が幅方向に広がり、部分的に幅広になる場合、後工程で余分な部分を切削してもよい。また、挟持部6を形成する工程において、挟持部6を平行に薄肉化する例について説明したが、薄肉部が平行でなく挟持部6に一部厚い部分が残ってもよい。
すなわち、熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂、又は両方を含むマトリクス樹脂8を強化繊維7に含浸させた含浸体を成形してベルト状に連続した荷重支持部3を形成する。その後、熱流動温度以上に加熱した可とう性を有する外層樹脂で被覆し固化させる。さらに、荷重支持部3の端部を覆う部分の外層樹脂を、切削して部分的に薄くする又は熱変形温度以上に加熱するとともに押圧し、部分的に薄くして固定具2で挟持される挟持部6を形成する。このようにすると、固定具2からの押圧による亀裂の発生を抑制できる懸架体1を得ることができる。
次に、本実施の形態に係る懸架体1を用いたエレベーター9の組立方法について述べる。
まず、FRPで形成されたベルト状の荷重支持部3と、荷重支持部3を覆う可とう性を有する樹脂で形成された外層樹脂とを有する、必要な長さに切断された連続体を用意する。次に、外層樹脂の固定具2で挟持される部位を、切削して部分的に薄くする又は熱変形温度以上に加熱して押圧し、部分的に薄くして固定具2で挟持される挟持部6を形成し、懸架体1を得る。次に、懸架体1を、固定具2を介してかご10及びつり合い重り12と接続する。そして、駆動シーブ14に懸架体1を巻きかけ、かご10及びつり合い重り12が巻上機の回動により昇降路15を昇降できるようにする。
このようにして、固定具2により懸架体1を挟持して、懸架体1によってかご10及びつり合い重り12をエレベーター9の昇降路15に吊り下げ、エレベーター9を組み立てることができる。
なお、FRPと外層樹脂とで構成された連続体を用意し、現場で挟持部6を有する懸架体1を作製してエレベーター9を組立てる例について説明したが、工場等で作製された、挟持部6が設けられた懸架体1を用いてエレベーター9を組立ててもよい。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係る懸架体1の側面図である。実施の形態2に係る懸架体1は、実施の形態1と同様に、FRPで形成されたベルト状の荷重支持部3と、主部を覆う厚みよりも固定具2により押圧される端部を覆う厚みが薄い外層部4とを備える。実施の形態2では、固定具2によって掴まれる懸架体1の端部における外層部4の厚みは、懸架体1の主部における外層部4の厚みよりも薄くなっていることに加え、さらに、挟持部6に連続して固定具2を係止する係止部21が設けられていることが異なる。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図10、図11、及び図12は、それぞれ図9のCC断面図、DD断面図、及びEE断面図である。ここで、図10は、本体部を含んだ断面図、図11は挟持部を含んだ断面図、図12は挟持部を含んだ断面図である。
係止部21は、本体部5と反対側の挟持部6に隣接して、固定具2を係止するように設けられている。係止部21は固定具2と接触するように設けられており、係止部21の厚さt3は、本体部5の厚さt1及び挟持部6の厚さt2との間で、t2<t3≦t1の関係を有する。係止部21の長手方向の長さは30mm以上であり、50mm以上が好ましい。このようにすると、懸架体1に引張方向の荷重がかかっても固定具2の長手方向のずれを抑制することができる。係止部21は固定具2によって挟持されないため、厚み方向に押圧されず、厚みを大きくしたことによる亀裂の発生への影響はない。
次に、実施の形態2に係る懸架体1の製造方法について述べる。実施の形態2の懸架体1の製造方法は、荷重支持部3が外層樹脂で被覆された連続体を得る工程まで、実施の形態1で述べた方法と同様の方法を用いることができる。
連続体を形成した後、固定具2によって押圧される端部を覆う外層樹脂の厚みを薄くし、互いに厚みが異なる本体部5と挟持部6とを有する外層部4を形成する。外層樹脂の厚みを薄くする方法としては例えば、フライス盤等による切削加工を用いる。外層樹脂を表面から平行に0.2m程度に亘って薄肉化して、これと同時に、挟持部6に連続させて、長さ30mm程度の係止部21を設ける。
係止部21は、挟持部6の厚みを超え、本体部5の厚み以下で形成される。つまり、係止部21は、挟持部6を形成する工程において、荷重支持部3を覆う外層樹脂の例えば先端側の切削量を挟持部6よりも小さくすることで形成される。ここで、切削量が小さいとは、切削されないことを含む。このように、主部を覆う本体部5と、切削により本体部5よりも薄く形成された挟持部6と、挟持部6よりも切削量を小さくすることで、挟持部6に連続して設けられた係止部21を有する外層部4を得る。
このようにして得られた懸架体1は、挟持部6に連続して、固定具2によって挟持される挟持部6の厚みより厚くした係止部21が設けられたことで、懸架体1の長手方向への固定具2のずれを抑制できる。
なお、本実施の形態において、切削加工により挟持部6を形成することについて説明したが、実施の形態1で述べたように、外層樹脂を熱変形温度以上に加熱するとともに押圧して部分的に薄くして挟持部6を形成してもよい。この場合において、挟持部6に連続して挟持部6よりも厚い部分を形成するよう、例えば金型等を用いて押圧量を調整すれば係止部を得ることができる。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3に係る懸架体1の側面図である。実施の形態3に係る懸架体1は、実施の形態1と同様に、FRPで形成されたベルト状の荷重支持部3と、主部を覆う厚みよりも固定具2により押圧される端部を覆う厚みが薄い外層部4とを備える。実施の形態3では、外層部4が複数の樹脂層により形成されていることが異なる。実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図14及び図15は、それぞれ図13のFF断面図及びGG断面図である。図14に示すように、荷重支持部3の主部を覆う本体部5は、主部を覆う第1被覆層22と第1被覆層22を覆う第2被覆層23により形成される。また、図15に示すように、荷重支持部3の端部を覆う挟持部6は、第4被覆層25から露出する、端部を覆う第3被覆層24により形成される。ここで、第1被覆層22と第3被覆層24は、長手方向に対しそれぞれ実質的に同一な断面を有する連続体である。
また、図15に示すように、第3被覆層24は固定具2と接触する面において、第4被覆層25から露出する。さらに、第1被覆層22及び第3被覆層24は、第2被覆層23及び第4被覆層25と異なる色を有しており、視覚的に判別がつくようになっている。第4被覆層25は、懸架体1の製造工程において、切削加工によって除去され、第1被覆層22と第2被覆層23との合計厚みが本体部5の厚みt1となり、第3被覆層24の厚みが挟持部6の厚みt2となる。また、第3被覆層24が固定具2と接触する面において露出すれば、挟持部6の幅方向に第4被覆層25が除去されずに残っていてもよい。ここで、色とは透明を含む。
つまり、本実施の形態の懸架体1は、本体部5と挟持部6とを有する外層部4を備え、本体部5の最外層の色と、挟持部6の固定具2と接触する面の最外層の色とが異なる。このようにすると、挟持部6の形成時の切削により樹脂の厚みを薄くする工程で、挟持部6から端部が露出することを防止でき、また、挟持部形成工程で、挟持部6を形成する部位の外層樹脂をどの程度薄くすればよいかを把握できるため、形成が容易となる。
次に、本実施の形態に係る懸架体1の製造方法について述べる。本実施の形態の懸架体1の製造方法は、ベルト状に成形した荷重支持部3を得る工程まで、実施の形態1で述べた方法と同様の方法を用いることができる。
荷重支持部3を得たのち、可とう性を有する樹脂を熱流動させた後、水冷、空冷等の方法で固化して、第1被覆層22と第3被覆層24からなる第1樹脂層で荷重支持部3を被覆する。次に第1樹脂層と色が異なる、第2被覆層23及び第4被覆層25からなる第2樹脂層で第1樹脂層を覆う。
さらに、第1樹脂層を覆う第2樹脂層を形成した後、固定具2によって押圧される部位を覆う樹脂の厚みを薄くし、互いに厚さが異なる本体部5と挟持部6とを有する外層部4を形成する。このとき外層樹脂の厚みを薄くする方法は例えば、フライス盤等により切削する。外層樹脂を表面から平行に長さ0.2m程度に亘って、第1樹脂層が露出するまで薄肉化し挟持部6を形成する。
このようにして懸架体1を作製すると、懸架体1の外層部4を色の異なる複数層により形成することで、挟持部6の形成時の外層樹脂の厚みを薄くする工程で、挟持部6から荷重支持部3が露出することを防止でき、さらに、過剰な切削による荷重支持部3の損傷を抑制できる。
なお、本実施の形態では、外層部4が2層により形成されている場合について説明したが、挟持部6を形成する工程でより多段階の目安を必要とする場合は、3層以上の樹脂で荷重支持部3を被覆し、各層間で色が異なるようにしてもよい。このようにして、例えばセンサーで色の変化を検出しながら加工すれば、挟持部6を形成する精度が向上する。
なお、実施の形態1から実施の形態3では、懸架体1の端部を固定具2により固定する例を説明したが、固定具2を懸架体1の端部以外に取り付ける場合は、他の部位を薄肉化して挟持部6を設けてもよい。
また、実施の形態1から実施の形態3では、懸架体1をエレベーター9のベルトとして用いることについて説明したが、一端を固定具2により挟持され両端に引張力が発生する、例えば、クレーンのベルト等に懸架体1を適用することも可能である。
また、本明細書中に開示する各実施の形態は、その範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能であり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 懸架体、2 固定具、3 荷重支持部、4 外層部、5 本体部、6 挟持部、7 強化繊維、8 マトリクス樹脂、9 エレベーター、10 かご、11 フレーム、12 つり合い重り、13 そらせ車、14 駆動シーブ、15 昇降路、16 機械室、17 制御装置、18 ソケット、19 楔、20 ストッパー、21 係止部、22 第1被覆層、23 第2被覆層、24 第3被覆層、25 第4被覆層、44 外層
本開示に係る懸架体は、繊維強化プラスチックでベルト状に形成された、長手方向に延在した主部と主部の両端に連続して設けられた端部とを有する荷重支持部と、荷重支持部を覆い、可とう性を有する樹脂で形成され、主部を覆う本体部と、端部を覆い、かつ、固定具によって挟持される挟持部を有し、挟持部の厚みが本体部の厚みよりも薄い外層部とを備えたものである。



Claims (11)

  1. 繊維強化プラスチックで形成されたベルト状の荷重支持部と、
    前記荷重支持部を覆い、可とう性を有する樹脂で形成され、本体部及び固定具によって挟持される挟持部を有し、前記挟持部の厚みが前記本体部の厚みよりも薄い外層部と
    を備えた懸架体。
  2. 前記挟持部の厚みは、前記荷重支持部の厚みの85%以下であることを特徴とする請求項1に記載の懸架体。
  3. 前記挟持部に隣接して前記本体部の反対側に設けられ、前記固定具を係止する係止部を備え、
    前記係止部の厚みは、前記挟持部の厚みを超え、前記本体部の厚み以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の懸架体。
  4. 前記挟持部の最外層は、前記本体部の最外層と異なる色であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の懸架体。
  5. 前記繊維強化プラスチックは、前記荷重支持部の長手方向に延在する炭素繊維及び前記炭素繊維に含浸されたエポキシ樹脂で構成され、
    前記炭素繊維が前記繊維強化プラスチックを占める体積含有率は、50%以上70%以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の懸架体。
  6. 前記外層部は、エーテル結合を含む熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の懸架体。
  7. 熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂の少なくともいずれかを含むマトリクス樹脂を強化繊維に含浸させた含浸体を成形してベルト状の荷重支持部を形成する荷重支持部形成工程と、
    可とう性を有する樹脂を熱流動させた後固化させ、前記荷重支持部を被覆する外層樹脂を形成する外層樹脂形成工程と、
    前記外層樹脂の固定具により挟持される部分を、切削して部分的に薄くする又は熱変形温度以上に加熱するとともに押圧して薄くして挟持部を形成する挟持部形成工程と
    を備えた懸架体の製造方法。
  8. 前記挟持部形成工程は、前記挟持部とともに前記挟持部に隣接し、前記挟持部の厚みを超える前記固定具を係止する係止部を形成することを特徴とする請求項7に記載の懸架体の製造方法。
  9. 前記外層樹脂形成工程において、可とう性を有する樹脂を熱流動させた後固化させ、前記荷重支持部を被覆して第1樹脂層を形成し、前記第1樹脂層と色の異なる第2樹脂層で覆い、
    前記挟持部形成工程において、前記第2樹脂層を切削して前記第1樹脂層を露出させ、前記挟持部を形成することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の懸架体の製造方法。
  10. 繊維強化プラスチックで形成されたベルト状の荷重支持部を覆う可とう性を有する樹脂で形成された外層樹脂の一部を、切削して部分的に薄くする又は熱変形温度以上に加熱するとともに押圧して薄くし、固定具によって挟持される挟持部が形成された懸架体を作製する工程と、
    前記固定具により前記懸架体の挟持部を挟持して、前記懸架体をかご及び前記かごとつり合うつり合い重りに固定する工程と、
    前記かご及び前記つり合い重りを昇降路で昇降させる駆動シーブに、前記懸架体を巻きかける工程と
    を備えたエレベーターの組立方法。
  11. 駆動シーブと、
    前記駆動シーブを回動させる巻上機と、
    前記駆動シーブに巻きかけられた請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の懸架体と、
    前記懸架体の挟持部を挟持する固定具により固定され、前記駆動シーブの回動により昇降するかごと
    を備えたエレベーター。
JP2020529659A 2019-12-13 2019-12-13 懸架体、懸架体の製造方法、エレベーターの組立方法、及びエレベーター Active JP6756420B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/048988 WO2021117232A1 (ja) 2019-12-13 2019-12-13 懸架体、懸架体の製造方法、エレベーターの組立方法、及びエレベーター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6756420B1 JP6756420B1 (ja) 2020-09-16
JPWO2021117232A1 true JPWO2021117232A1 (ja) 2021-12-09

Family

ID=72432413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020529659A Active JP6756420B1 (ja) 2019-12-13 2019-12-13 懸架体、懸架体の製造方法、エレベーターの組立方法、及びエレベーター

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6756420B1 (ja)
CN (1) CN114787067B (ja)
WO (1) WO2021117232A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112021007002T5 (de) * 2021-02-01 2023-11-16 Mitsubishi Electric Corporation Designverfahren für einen aufzug und aufzug

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001264602A (ja) * 2000-01-11 2001-09-26 Sumitomo Electric Ind Ltd ケーブル及びケーブルの中間部における被覆除去方法
JP2002227016A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Shiga Shokusan Kk ベルト・ひも類とその製造方法
SE526255C2 (sv) * 2003-03-14 2005-08-09 Sandvik Intellectual Property Verktyg och indexerbart skär för finsvarvning av rotationssymmetriska spår i arbetsstycken
JP2008295131A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Furukawa Electric Co Ltd:The ケーブル用保護管
JP5281883B2 (ja) * 2008-03-07 2013-09-04 株式会社日立製作所 エレベータ用ロープおよびエレベータ用ベルト
JP2010195580A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Toshiba Elevator Co Ltd 吊支持用ロープ
CN102985350B (zh) * 2010-04-22 2015-11-25 蒂森克虏伯电梯股份有限公司 升降机悬架和传输条带
EP2860142B1 (en) * 2013-10-10 2016-09-14 KONE Corporation A rope terminal assembly and an elevator
US11618999B2 (en) * 2017-01-10 2023-04-04 Mitsubishi Electric Corporation Rope and elevator using same
WO2018198240A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 三菱電機株式会社 エレベータ、その懸架体、及びその製造方法
JP6522268B1 (ja) * 2018-07-20 2019-05-29 三菱電機株式会社 エレベータロープ端末構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6756420B1 (ja) 2020-09-16
WO2021117232A1 (ja) 2021-06-17
CN114787067A (zh) 2022-07-22
CN114787067B (zh) 2023-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7069104B2 (ja) エレベータ、その懸架体、及びその製造方法
EP2576409B1 (en) Method and elevator arrangement
JP6490381B2 (ja) 巻上機のロープおよびエレベータ
KR102561066B1 (ko) 과편조 비금속 인장 부재
KR102435427B1 (ko) 횡방향 레이어를 포함하는 하중 지지 부재
JP7187168B2 (ja) エレベータシステム用のベルト、およびエレベータシステム
EP3819248B1 (en) Elevator load bearing member with self healing jacket
JP6756420B1 (ja) 懸架体、懸架体の製造方法、エレベーターの組立方法、及びエレベーター
CN106044470B (zh) 用于电梯系统的载荷支承构件
JP2018177534A (ja) エレベータシステムのベルトのためのテンション部材
KR20180051399A (ko) 엘리베이터 시스템 서스펜션 부재 종단
JP2015048179A (ja) エレベータ装置
JP7170901B2 (ja) エレベータの懸架体およびエレベータ
CN105800432A (zh) 一种电梯
KR100837466B1 (ko) 엘리베이터용 로프 및 그 제조 방법
WO2022162946A1 (ja) エレベーターの設計方法およびエレベーター
CN205739978U (zh) 一种电梯
KR20120070606A (ko) 엘리베이터용 로프

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200529

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200529

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200529

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200721

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200810

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6756420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250