JPWO2021116337A5 - - Google Patents

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JPWO2021116337A5
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結論として、この実施例の結果は、本発明の分子が、先に記載されたLTα1β2抗体融合とは異なり、EDB含有フィブロネクチンの存在下でのみLTBRを活性化することができ、LTBR活性化に所望の腫瘍特異性を与えるという明確な利点を有することを、更に確認する。

以下の態様を包含し得る。
[1] 多重特異性結合分子であって、以下:
(i)リンフォトキシンベータ受容体(LTBR)に特異的に結合する第1の結合ドメインと、
(ii)フィブロネクチンのエクストラドメインB(EDB)に特異的に結合する第2の結合ドメインと、を含み、
前記多重特異性結合分子が、前記EDBの結合の際にLTBRを活性化する、多重特異性結合分子。
[2] 前記多重特異性結合分子が、腫瘍特異的様式でLTBRを活性化する、上記[1]に記載の多重特異性結合分子。
[3] 前記多重特異性結合分子が、二重特異性抗体である、上記[1]又は[2]に記載の多重特異性結合分子。
[4] 前記多重特異性結合分子が、2つの抗原結合ドメインを含む、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[5] 前記多重特異性結合分子が、3つの抗原結合ドメインを含む、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[6] 前記3つの抗原結合ドメインが、LTBRに特異的に結合する1つの結合ドメインを含む、上記[5]に記載の多重特異性結合分子。
[7] 前記3つの抗原結合ドメインが、EDBに特異的に結合する2つの結合ドメインを含む、上記[5]又は[6]に記載の多重特異性結合分子。
[8] LTBRに特異的に結合する前記結合ドメインが、抗体の単鎖可変ドメインを含む、上記[5]~[7]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[9] LTBRに特異的に結合する前記第1の結合ドメインが、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHが、重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、HCDR2、及びHCDR3を含み、前記VLが、軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記VH及びVLが、以下:
(i)それぞれ、配列番号60、配列番号61、及び配列番号62のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号63、配列番号64、及び配列番号65のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
(ii)それぞれ、配列番号83、配列番号61、及び配列番号62のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号63、配列番号64、及び配列番号65のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
(iii)それぞれ、配列番号66、配列番号67、及び配列番号68のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号69、配列番号70、及び配列番号71のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
(iv)VHが、配列番号43のアミノ酸配列に対して少なくとも95%、96%、97%、98%、99%の同一性、若しくは100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、VLが、配列番号44のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む;又は
(v)VHが、配列番号47のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、VLが、配列番号48のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む:又は
(vi)配列番号22;又は
(vii)配列番号23;又は
(viii)配列番号25
のうちのいずれかを含む、上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[10] EDBに特異的に結合する前記第2の結合ドメインが、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHが、重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、HCDR2、及びHCDR3を含み、前記VLが、軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記VH及びVLが、以下:
(i)それぞれ、配列番号72、配列番号73、及び配列番号74のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号75、配列番号76、及び配列番号77のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
(ii)VHが、配列番号45のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、VLが、配列番号46のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
のうちのいずれかを含む、上記[1]~[9]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[11] 以下:
(a)(i)配列番号2のアミノ酸配列を含む第1の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号1のアミノ酸配列を含む第1の重鎖、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む第2の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む第2の重鎖;又は
(b)(i)配列番号10のアミノ酸配列を含む第1の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号9のアミノ酸配列を含む第1の重鎖、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む第2の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む第2の重鎖、
のうちのいずれかを含む、上記[1]~[10]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[12] 以下:
(a)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号30のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(b)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号31のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(c)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号32のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(d)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号33のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(e)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号34のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(f)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号35のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(g)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号38のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(h)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号39のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
(i)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号56のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖、
のうちのいずれかを含む、上記[1]~[3]又は[5]~[10]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[13] (i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号38のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、上記[1]~[3]又は[5]~[10]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
[14] 上記[1]~[13]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子をコードする、1つ以上の核酸分子。
[15] 上記[14]に記載の1つ以上の核酸分子を含む、1つ以上のベクター。
[16] 上記[14]に記載の1つ以上の核酸分子又は上記[15]に記載の1つ以上のベクターを含む、単離された宿主細胞。
[17] 上記[1]~[13]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子と、医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
[18] 治療を必要とする対象において癌を治療する方法であって、上記[1]~[13]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子、上記[14]に記載の1つ以上の核酸分子、上記[15]に記載の1つ以上のベクター、又は上記[17]に記載の医薬組成物を、前記対象に投与することを含む、方法。
[19] 腫瘍組織におけるLTBRを活性化するための、上記[1]~[13]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子、上記[14]に記載の1つ以上の核酸分子、上記[15]に記載の1つ以上のベクター、又は上記[17]に記載の医薬組成物の、使用。
[20] 上記[1]~[13]のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子を産生する方法であって、上記[14]に記載の1つ以上の核酸分子又は上記[15]に記載の1つ以上のベクターを宿主細胞中で発現させることと、前記多重特異性結合分子を収集することと、を含む、方法。

Claims (20)

  1. 多重特異性結合分子であって、以下:
    (i)リンフォトキシンベータ受容体(LTBR)に特異的に結合する第1の結合ドメインと、
    (ii)フィブロネクチンのエクストラドメインB(EDB)に特異的に結合する第2の結合ドメインと、を含み、
    前記多重特異性結合分子が、前記EDBの結合の際にLTBRを活性化する、多重特異性結合分子。
  2. 前記多重特異性結合分子が、腫瘍特異的様式でLTBRを活性化する、請求項1に記載の多重特異性結合分子。
  3. 前記多重特異性結合分子が、二重特異性抗体である、請求項1又は2に記載の多重特異性結合分子。
  4. 前記多重特異性結合分子が、2つの抗原結合ドメインを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  5. 前記多重特異性結合分子が、3つの抗原結合ドメインを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  6. 前記3つの抗原結合ドメインが、LTBRに特異的に結合する1つの結合ドメインを含む、請求項5に記載の多重特異性結合分子。
  7. 前記3つの抗原結合ドメインが、EDBに特異的に結合する2つの結合ドメインを含む、請求項5又は6に記載の多重特異性結合分子。
  8. LTBRに特異的に結合する前記結合ドメインが、抗体の単鎖可変ドメインを含む、請求項5~7のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  9. LTBRに特異的に結合する前記第1の結合ドメインが、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHが、重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、HCDR2、及びHCDR3を含み、前記VLが、軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記VH及びVLが、以下:
    (i)それぞれ、配列番号60、配列番号61、及び配列番号62のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号63、配列番号64、及び配列番号65のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
    (ii)それぞれ、配列番号83、配列番号61、及び配列番号62のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号63、配列番号64、及び配列番号65のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
    (iii)それぞれ、配列番号66、配列番号67、及び配列番号68のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号69、配列番号70、及び配列番号71のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
    (iv)VHが、配列番号43のアミノ酸配列に対して少なくとも95%、96%、97%、98%、99%の同一性、若しくは100%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、VLが、配列番号44のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む;又は
    (v)VHが、配列番号47のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、VLが、配列番号48のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む:又は
    (vi)配列番号22;又は
    (vii)配列番号23;又は
    (viii)配列番号25
    のうちのいずれかを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  10. EDBに特異的に結合する前記第2の結合ドメインが、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHが、重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、HCDR2、及びHCDR3を含み、前記VLが、軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記VH及びVLが、以下:
    (i)それぞれ、配列番号72、配列番号73、及び配列番号74のアミノ酸配列を含むHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びにそれぞれ、配列番号75、配列番号76、及び配列番号77のアミノ酸配列を含むLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
    (ii)VHが、配列番号45のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、VLが、配列番号46のアミノ酸配列に対して少なくとも95%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、
    のうちのいずれかを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  11. 以下:
    (a)(i)配列番号2のアミノ酸配列を含む第1の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号1のアミノ酸配列を含む第1の重鎖、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む第2の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む第2の重鎖;又は
    (b)(i)配列番号10のアミノ酸配列を含む第1の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号9のアミノ酸配列を含む第1の重鎖、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む第2の軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む第2の重鎖、
    のうちのいずれかを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  12. 以下:
    (a)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号30のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (b)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号31のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (c)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号32のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (d)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号33のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (e)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号34のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (f)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号35のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (g)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号38のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (h)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号39のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖;又は
    (i)(i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号56のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖、
    のうちのいずれかを含む、請求項1~3又は5~10のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  13. (i)重鎖部分が、配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号38のアミノ酸配列を含むscFv重鎖融合、及び(ii)配列番号5のアミノ酸配列を含む軽鎖と共に結合ドメインを形成する、配列番号4のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、請求項1~3又は5~10のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子。
  14. 請求項1~13のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子をコードする、1つ以上の核酸分子。
  15. 請求項14に記載の1つ以上の核酸分子を含む、1つ以上のベクター。
  16. 請求項14に記載の1つ以上の核酸分子又は請求項15に記載の1つ以上のベクターを含む、単離された宿主細胞。
  17. 請求項1~13のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子と、医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  18. 治療を必要とする対象において癌を治療する方法に用いるための請求項17に記載の医薬組成物。
  19. 腫瘍組織におけるLTBRを活性化するための、求項17又は18に記載の医薬組成物
  20. 請求項1~13のいずれか一項に記載の多重特異性結合分子を産生する方法であって、請求項14に記載の1つ以上の核酸分子又は請求項15に記載の1つ以上のベクターを宿主細胞中で発現させることと、前記多重特異性結合分子を収集することと、を含む、方法。
JP2022535429A 2019-12-11 2020-12-10 Ltbr及びedb結合ドメインを含む多重特異性結合分子並びにその使用 Pending JP2023506750A (ja)

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