JPWO2021087093A5

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Publication number: JPWO2021087093A5
Application number: JP2022524112A
Authority: JP
Publication date: 2023-10-30

Claims

式Ｉの構造：
で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体もしくは互変異性体であって、
式中、
Ｒ_２が、水素、アミノ、シアノ、ハロ、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、および（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキルからなる群から独立して選択され；
Ｒ_３が、水素、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、および（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキルからなる群から独立して選択されるか、または、
Ｒ_３およびＲ_４が、それらが結合している原子と一緒になって、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または、
Ｒ_３およびＲ_２が、それらが結合している原子と一緒になって、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ_４およびＲ_４’が、水素、ヒドロキシル、アミノ、アミド、カルボニル、シアノ、ハロゲン、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ヒドロキシアルキル、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、（Ｃ_２－Ｃ_６）アルケニル、および（Ｃ_２－Ｃ_６）アルキニルからなる群から独立して選択され、ここで前記アルキル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって独立してさらに置換されてもよく、または、
Ｒ_４およびＲ_４’が、それらが結合している同じ炭素原子と一緒になって、スピロ（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または、
Ｒ_４およびＲ_４’が、異なる炭素原子上にある場合、それらが結合している原子と一緒になって、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または、
Ｒ_４およびＲ_４’が、隣接する原子上にある場合、それらが結合している原子と一緒になって、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリールまたは５員もしくは６員ヘテロアリールを形成し；ここで前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ_５およびＲ_５’が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_２－Ｃ_６）アルケニル、（Ｃ_２－Ｃ_６）アルキニル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ヒドロキシアルキル、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_６が、場合により置換されていてもよいアリールもしくはヘテロアリール、またはＲ_７置換アリールもしくはＲ_７置換ヘテロアリールであり；ここで前記Ｒ_７置換アリールまたはＲ_７置換ヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
またはＲ_６が：
であり、
ただしＲ_６が場合により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールである場合、Ｒ_４またはＲ_４’の少なくとも１つが、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキニル、アリール、またはヘテロアリールは、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_７が、－Ｃ（Ｏ）ＮＲ_８Ｒ_９、－ＳＯ_２ＮＲ_８Ｒ_９、－Ｓ（Ｏ）（＝ＮＨ）Ｒ_９、－ＯＲ_８、－Ｎ（Ｒ_８Ｒ_９）、－Ｎ（Ｒ_９）Ｃ（Ｏ）Ｒ_８、－Ｎ（Ｒ_９）ＳＯ_２Ｒ_９、－Ｎ（Ｒ_９）Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ_９）_２、－Ｐ（Ｏ）（Ｒ_９）_２、－Ｎ（Ｒ_９）Ｓ（Ｏ）_２Ｎ（Ｒ_９）_２、
からなる群から選択され；
Ｒ_８が、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_９が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１０およびＲ_１０’が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、ハロ、シアノ、－Ｎ（Ｒ_９）_２、－ＯＲ_９、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルコキシ、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルコキシ、（Ｃ_２－Ｃ_６）アルケニル、および（Ｃ_２－Ｃ_６）アルキニルからなる群から独立して選択されるが、ただし、少なくとも１つのＲ_１０および１つのＲ_１０’が、同じ炭素原子に結合している場合、スピロ４～７員複素環もしくは３～７員炭素環を形成するか、または異なる炭素原子に結合している場合、複素環もしくは炭素環を形成し、ここで前記アルキル、複素環または炭素環が、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１１およびＲ_１１’が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、ハロ、シアノ、－Ｎ（Ｒ_９）_２、－ＯＲ_９、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルコキシ、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルコキシ、（Ｃ_２－Ｃ_６）アルケニル、および（Ｃ_２－Ｃ_６）アルキニルからなる群から独立して選択され；前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく、または
Ｒ_１１およびＲ_１１’が、それらが結合している同じ炭素原子と一緒になって、スピロ（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または
Ｒ_１１およびＲ_１１’が、異なる炭素原子上にある場合、それらが結合している原子と一緒になって、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し；ここで前記シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１２およびＲ_１３が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、または単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールを形成し、ここで前記アリールまたはヘテロアリールは、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１４およびＲ_１４’が、それらが結合している同じ炭素原子と一緒になって、スピロ４～７員ヘテロシクロアルキル、または（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキルを形成し；ここで前記シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルは、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１５が、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、シクロアルコキシ、ヘテロシクロアルコキシ、ハロアルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、アルケニルオキシ（ａｌｋｙｅｎｙｌｏｘｙ）、アルキニルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、アラルキルアミノ、Ｎ－アルキル－Ｎ－アリールアミノ、Ｎ－アルキル－Ｎ－ヘテロアリールアミノ、Ｎ－アルキル－Ｎ－アラルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、シクロアルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ヘテロアリールアミノスルホニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－アリールアミノスルホニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－ヘテロアリールアミノスルホニル、ホルミル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルキニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキニルカルボニルオキシ、アミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、シクロアルキルスルホニルアミノ、ヘテロシクロアルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、アラルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アラルキルスルホニルアミノ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、ヘテロシクロアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－アリールアミノカルボニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－ヘテロアリールアミノカルボニル、シアノ、ニトロ、アジド、ホスフィニル、ホスフィンオキシドおよびホスホネートを含むホスホリル、環状アセタール、少なくとも１つの窒素原子を含み、前記窒素原子を介して連結された４～７員ヘテロシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択されるか、または、２つの隣接するＲ_１５が、それぞれが結合しているそれぞれの原子と一緒になってアリール、またはヘテロアリール、または５～８員シクロアルキルまたは５～８員ヘテロシクロアルキルを形成し；
Ｗ_１が、－Ｏ－、－Ｓ－および－ＮＲ_９－からなる群から選択され；
Ｗ_２が、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＳＯ_２－、－Ｃ（Ｏ）－および－ＮＲ_９－からなる群から選択され；
Ｗ_３が、窒素、ＣＲ_１１、および結合点である炭素原子からなる群から選択され；
Ｙが、－ＳＯ_２－および－Ｃ（Ｏ）－からなる群から選択され、
ｎ_１が、０、１または２であり、
ｎ_２が、０、１、２または３であり、
ｎ_３が、独立して１、２または３である、または、
式ＩＩの構造：
で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体もしくは互変異性体であって、
式中、
Ｌが、
からなる群から選択され；
Ｒ _２が、水素、アミノ、シアノ、ハロ、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、および（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルからなる群から独立して選択され；
Ｒ _３が、水素、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、および（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルからなる群から独立して選択され；
Ｒ _３およびＲ _４が、それらが結合している原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または
Ｒ _３およびＲ _２が、それらが結合している原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _４およびＲ _４ ’が、水素、ヒドロキシル、アミノ、アミド、カルボニル、シアノ、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ヒドロキシアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニル、および（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニルからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよいか、または
Ｒ _４およびＲ _４ ’が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または
Ｒ _４およびＲ _４ ’が、異なる炭素原子上にある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または
Ｒ _４およびＲ _４ ’が、隣接する原子にある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリールまたは５員もしくは６員ヘテロアリールを形成し；ここで前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；Ｒ _５およびＲ _５ ’が、水素、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ヒドロキシアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；Ｒ _６が場合により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールであるか、またはＲ _６がＲ _７置換アリールまたはＲ _７置換ヘテロアリールであり；ここで前記Ｒ _７置換アリールまたはＲ _７置換ヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
またはＲ _６が：
であり、ただしＲ _６が場合により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールである場合、Ｒ _４またはＲ _４ ’の少なくとも１つが、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキニル、アリール、またはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ _７が、－Ｃ（Ｏ）ＮＲ _８Ｒ _９、－ＳＯ _２ＮＲ _８Ｒ _９、－Ｓ（Ｏ）（＝ＮＨ）Ｒ _９、－ＯＲ _８，－Ｎ（Ｒ _８Ｒ _９）、－Ｎ（Ｒ _９）Ｃ（Ｏ）Ｒ _８、－Ｎ（Ｒ _９）ＳＯ _２Ｒ _９、－Ｎ（Ｒ _９）Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ _９） _２、－Ｐ（Ｏ）（Ｒ _９） _２、－Ｎ（Ｒ _９）Ｓ（Ｏ） _２Ｎ（Ｒ _９） _２、
からなる群から選択され；
Ｒ _８が、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ _９が、水素、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ _１０およびＲ _１０ ’が、水素、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、ハロ、シアノ、－Ｎ（Ｒ _９） _２、－ＯＲ _９、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルコキシ、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルコキシ、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニル、および（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニルからなる群から独立して選択されるが、ただし、少なくとも１つのＲ _１０および１つのＲ _１０ ’が、同じ炭素原子に結合している場合、スピロ４～７員複素環もしくは３～７員炭素環を形成するか、または異なる炭素原子に結合している場合、複素環もしくは炭素環を形成し、ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ _１１およびＲ _１１ ’が、水素、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、ハロ、シアノ、－Ｎ（Ｒ _９） _２、－ＯＲ _９、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルコキシ、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルコキシ、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニル、および（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニルからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；または
Ｒ _１１およびＲ _１１ ’が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか；またはＲ _１１およびＲ _１１ ’が、異なる炭素原子上炭素原子にあるにある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し；ここで前記シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；Ｒ _１２およびＲ _１３が、それらが結合する炭素原子と一緒になって（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリールまたは単環式もしくは二環式５～１０員ヘテロアリールを形成し、ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されもよく；
Ｒ _１４およびＲ _１４’ が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ４～７員ヘテロシクロアルキル、または（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキルを形成し；ここで前記シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されもよく；
Ｒ _１５が、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、シクロアルコキシ、ヘテロシクロアルコキシ、ハロアルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、アルケニルオキシ（ａｌｋｙｅｎｙｌｏｘｙ）、アルキニルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、ヘテロシクロアルキルアミノ、アリールアミノ、ヘテロアリールアミノ、アラルキルアミノ、Ｎ－アルキル－Ｎ－アリールアミノ、Ｎ－アルキル－Ｎ－ヘテロアリールアミノ、Ｎ－アルキル－Ｎ－アラルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、ヘテロシクロアルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミノスルホニル、アルキルアミノスルホニル、シクロアルキルアミノスルホニル、ヘテロシクロアルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、ヘテロアリールアミノスルホニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－アリールアミノスルホニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－ヘテロアリールアミノスルホニル、ホルミル、アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、アルキニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキニルカルボニルオキシ、アミノ、アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、シクロアルキルスルホニルアミノ、ヘテロシクロアルキルスルホニルアミノ、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールスルホニルアミノ、アラルキルスルホニルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、シクロアルキルカルボニルアミノ、ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アラルキルスルホニルアミノ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シクロアルキルアミノカルボニル、ヘテロシクロアルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－アリールアミノカルボニル、Ｎ－アルキル－Ｎ－ヘテロアリールアミノカルボニル、シアノ、ニトロ、アジド、ホスフィニル、ホスフィンオキシドおよびホスホネートを含むホスホリル、環状アセタール、少なくとも１つの窒素原子を含み、前記窒素原子を介して連結された４～７員ヘテロシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールからなる群から独立して選択されるか、または、２つの隣接するＲ _１５が、それぞれが結合しているそれぞれの原子と一緒になってアリール、またはヘテロアリール、または５～８員シクロアルキルまたは５～８員ヘテロシクロアルキルを形成し；
Ｒ _２１が、Ｒ _６、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _２５基によって独立して置換されてもよく；
Ｒ _２２が、アルキル、ハロアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _２３が、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルおよび（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルからなる群から選択されるか、または
Ｒ _２３およびＲ _４が、それらが結合する原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または
Ｒ _２３およびＲ _２が、それらが結合する原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し、ここで前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _２４が－Ｎ（Ｒ _９） _２、および４～７員ヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され、ここで前記ヘテロシクリルアルキルが、少なくとも１つの窒素原子を含み、前記窒素原子を介して連結し；
Ｒ _２５が、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルコキシ、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルコキシ、－Ｃ（Ｏ）Ｒ _２６、－（ＣＨ _２） _０－３Ｃ（Ｏ）ＯＲ _２６、－Ｃ（Ｏ）ＮＲ _２６Ｒ _２７、－ＮＲ _２６Ｃ（Ｏ）Ｒ _２７、－ＮＲ _２６Ｃ（Ｏ）ＯＲ _２７、－Ｓ（Ｏ）ｐＮＲ _２６Ｒ _２７、－Ｓ（Ｏ）ｐＲ _２８、（Ｃ _１－Ｃ _６）ヒドロキシアルキル、ハロゲン、－ＯＨ、－Ｏ（ＣＨ _２） _１－３ＣＮ、－（ＣＨ _２） _１－３ＣＮ、－（ＣＲ _２９Ｒ _２９ ’）ＣＮ、－ＮＨ _２、ＣＮ、－Ｏ（ＣＨ _２） _０－３（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、アダマンチル、Ｏ、Ｎ、およびＳから選択される１～３個のヘテロ原子を含む－Ｏ（ＣＨ _２） _０－３－５員または６員ヘテロアリール、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、および４～７員ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択され、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されてもよく、または
２つのＲ _２５基が、隣接する原子上にある場合、それらが結合している前記原子と一緒になって、１つ以上のＲ _１５基によって置換されてもよいアリールまたは５員もしくは６員ヘテロアリールを形成するか、または
２つのＲ _２５基が、それらが結合している前記原子と一緒になって、１つ以上のＲ _１５基によって置換されてもよい（Ｃ _５－Ｃ _７）シクロアルキル環、または５～７員ヘテロシクロアルキル環を形成し；
Ｒ _２６およびＲ _２７が、水素およびアルキルからなる群から独立して選択され；
Ｒ _２８が、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _２９およびＲ _２９ ’が、Ｒ _４からなる群から独立して選択されるが、ただし、少なくとも１つのＲ _２９およびＲ _２９ ’が、それらが結合している同じ炭素原子と一緒になってスピロ（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキルを形成するか、または
Ｒ _２９およびＲ _２９ ’が、隣接する炭素原子上にある場合、それらが結合している前記原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキルを形成し；ここで前記シクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されてもよく；
Ｗ _１が、－Ｏ－、－Ｓ－および－ＮＲ _９－からなる群から選択され；
Ｗ _２が、－Ｏ－、－Ｓ－、－ＳＯ _２－、－Ｃ（Ｏ）－および－ＮＲ _９－からなる群から選択され；
Ｗ _３が、窒素、ＣＲ _１１、および結合点である炭素原子からなる群から選択され；
Ｙが、－ＳＯ _２－および－Ｃ（Ｏ）－からなる群から選択され、
ｎ _１が、独立して０、１または２であり、
ｎ _２が、０、１、２または３であり、
ｎ _３が、独立して１、２または３であり、
ｎ _６およびｎ _６ ’が、独立して０、１、２、３、４または５であるが、ただしｎ _６およびｎ _６ ’の両方が０であることはできず；
ｎ _７は、１または２であり、
ｐは、０、１または２である、
化合物、またはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体もしくは互変異性体。
前記化合物が、式Ｉの構造で表され、
Ｒ_２が、水素、ハロまたは（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキルであり；
Ｒ_３が、水素、ハロゲン、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキルおよび（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキルからなる群から独立して選択され；
Ｒ_４およびＲ_４’が、水素、アミド、ハロゲン、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、および（Ｃ_２－Ｃ_６）アルキニルからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、アルキニル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよいか、または
Ｒ_４およびＲ_４’が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか、または
Ｒ_４およびＲ_４’が、異なる炭素原子上にある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し；ここで前記シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ_５およびＲ_５’が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキルおよび（Ｃ_１－Ｃ_６）ヒドロキシアルキルからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ_６が場合により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールであるか、またはＲ_６がＲ_７置換アリールまたはＲ_７置換ヘテロアリールであり；ここで前記Ｒ_７置換アリールまたはＲ_７置換ヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
またはＲ_６が：
であり、
ただしＲ_６が場合により置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールである場合、Ｒ_４またはＲ_４’の少なくとも１つが、（Ｃ_２－Ｃ_６）アルキニル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキニル、アリール、またはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_７が、－Ｃ（Ｏ）ＮＲ_８Ｒ_９、－ＳＯ_２ＮＲ_８Ｒ_９、－Ｓ（Ｏ）（＝ＮＨ）Ｒ_９、－ＯＲ_８、－Ｎ（Ｒ_８Ｒ_９）、－Ｎ（Ｒ_９）Ｃ（Ｏ）Ｒ_８、－Ｎ（Ｒ_９）ＳＯ_２Ｒ_９、－Ｎ（Ｒ_９）Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ_９）_２、－Ｐ（Ｏ）（Ｒ_９）_２、－Ｎ（Ｒ_９）Ｓ（Ｏ）_２Ｎ（Ｒ_９）_２、
からなる群から選択され；
Ｒ_８が、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_９が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１０およびＲ_１０’が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、およびハロからなる群から独立して選択されるが、ただし、少なくとも１つのＲ_１０および１つのＲ_１０’が、同じ炭素原子に結合している場合、スピロ４～７員複素環もしくは３～７員炭素環を形成するか、または異なる炭素原子に結合している場合、４～７員複素環もしくは３～７員炭素環を形成し、ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１１およびＲ_１１’が、水素、（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキル、（Ｃ_１－Ｃ_６）ハロアルキル、（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、およびハロからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；または
Ｒ_１１およびＲ_１１’が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し；または
Ｒ_１１およびＲ_１１’が、異なる炭素原子上にある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し；ここで前記シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１２およびＲ_１３が、それらが結合する炭素原子と一緒になって（Ｃ_６－Ｃ_１０）アリールまたは単環式もしくは二環式５～１０員ヘテロアリールを形成し、ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｒ_１４およびＲ_１４’が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ４～７員ヘテロシクロアルキル、または（Ｃ_３－Ｃ_７）シクロアルキルを形成し；ここで前記シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ_１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく；
Ｗ_１が、－Ｏ－、－Ｓ－および－ＮＲ_９－からなる群から選択され；
Ｗ_２が、－Ｏ－、－Ｓ－および－ＮＲ_９－からなる群から選択され；
Ｗ_３が、窒素、ＣＲ_１１、および結合点である炭素原子からなる群から選択され；
Ｙが、－ＳＯ_２－および－Ｃ（Ｏ）－からなる群から選択され；
ｎ_１が、０、１または２であり；
ｎ_２が、０、１、２または３であり；
ｎ_３が、独立して１、２または３である、または、
前記化合物が、式ＩＩの構造により表され、
Ｒ _２が、水素、ハロまたは（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルであり；
Ｒ _３が、水素、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルおよび（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルからなる群から独立して選択され；
Ｒ _４およびＲ _４ ’が、水素、アミド、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールおよび（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニルからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキル、アルキニル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよいか；または
Ｒ _４およびＲ _４ ’が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成するか；または
Ｒ _４およびＲ _４ ’，が、異なる炭素原子上にある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル基または４～７員ヘテロシクロアルキル基を形成し；ここで前記シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _５およびＲ _５ ’が、水素、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルおよび（Ｃ _１－Ｃ _６）ヒドロキシアルキルからなる群から独立して選択され；ここで前記アルキルが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _９が、水素、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _２１が、Ｒ _６、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、および単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _２５基によって場合により独立して置換されてもよく；
Ｒ _２２が、アルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリールおよび単環式または二環式５～１０員ヘテロアリールからなる群から選択され；ここで前記アルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _２３が、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルおよび（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルからなる群から選択され；
Ｒ _２４が、－Ｎ（Ｒ _９） _２および４～１２員ヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され、ここで前記ヘテロシクリルアルキルが、少なくとも１つの窒素原子を含み、前記窒素原子を介して連結し；
Ｒ _２５が、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルコキシ、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、－Ｃ（Ｏ）ＮＲ _２６Ｒ _２７、－ＮＲ _２６Ｃ（Ｏ）Ｒ _２７、－Ｓ（Ｏ）ｐＮＲ _２６Ｒ _２７、－Ｓ（Ｏ）ｐＲ _２８、ハロゲン、－Ｏ（ＣＨ _２） _１－３ＣＮ、－ＮＨ _２、ＣＮ、－（ＣＲ _２９Ｒ _２９ ’）ＣＮ、Ｏ、Ｎ、およびＳから選択される１～３個のヘテロ原子を含む－Ｏ（ＣＨ _２） _０－３－５員または６員ヘテロアリール、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、および４～７員ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択され、ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよいか；または
２つのＲ _２５基が、隣接する原子上にある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって、１つ以上のＲ _１５基で場合により置換されてもよいアリール、または５員もしくは６員ヘテロアリールを形成するか、または
２つのＲ _２５基が、それらが結合する前記原子と一緒になって、１つ以上のＲ _１５基で場合により置換されてもよい（Ｃ _５－Ｃ _７）シクロアルキルまたは５～７員ヘテロシクロアルキルを形成し；
Ｒ _２６およびＲ _２７が、水素およびアルキルからなる群から独立して選択され；
Ｒ _２８が、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキルおよび（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリールからなる群から選択され；ここで前記アルキル、シクロアルキルまたはアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されてもよく；
Ｒ _２９およびＲ _２９ ’が、Ｒ _４からなる群から独立して選択されるが、ただし、少なくとも１つのＲ _２９および１つのＲ _２９ ’が、それらが結合する同じ炭素原子と一緒になってスピロ（Ｃ _３－Ｃ _５）シクロアルキルを形成するか；または
Ｒ _２９およびＲ _２９ ’が、隣接する炭素原子上にある場合、それらが結合する前記原子と一緒になって、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって独立してさらに置換されてもよい（Ｃ _３－Ｃ _５）シクロアルキルを形成し；
ｎ _１が、独立して０、１または２であり、
ｎ _６およびｎ _６ ’が、独立して０、１、２、３、４または５であるが、ただしｎ _６およびｎ _６ ’の両方が０であることはできず；
ｎ _７が、１または２であり、
ｐが、０、１または２であり、
Ｗ _１が、－Ｏ－および－ＮＲ _９－からなる群から選択される、
請求項１記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは立体異性体。
ｎ_１が１であるか、または
ｎ _２が０、１または２であるか、または
ｎ _３が１または２であるか、または
前記化合物が式ＩＩで表され、ｐが２である、請求項１または２に記載の化合物。
前記化合物が式Ｉで表され、Ｒ_５およびＲ_５’が独立して水素またはメチルであるか、または、
Ｒ _６が、Ｒ _７置換アリールまたはＲ _７置換ヘテロアリールであり、前記Ｒ _７置換アリールまたはＲ _７置換ヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく、
場合によりＲ _７が、－Ｃ（Ｏ）ＮＲ _８Ｒ _９、－ＳＯ _２ＮＲ _８Ｒ _９、－ＯＲ _８、－Ｎ（Ｒ _８Ｒ _９）、－Ｎ（Ｒ _９）Ｃ（Ｏ）Ｒ _８、－Ｎ（Ｒ _９）ＳＯ _２Ｒ _９、－Ｎ（Ｒ _９）Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ _９） _２、－Ｐ（Ｏ）（Ｒ _９） _２、
であってもよい、請求項１記載の化合物。
前記化合物が式Ｉで表され、Ｒ_６が
であり、
場合により、Ｒ _６が
であってもよく、または、
Ｒ _３が、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルおよび（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルからなる群から独立して選択され、
場合により、Ｒ _２が水素であり、
Ｒ _３が水素またはヒドロキシルであり、
Ｒ _４およびＲ _４ ’がそれぞれ水素、ハロ、または（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルであり、
Ｒ _５およびＲ _５ ’がそれぞれ水素であり、
ｎ _１が１であってもよい、
請求項１に記載の化合物。
前記化合物が式ＩＩにより表され、Ｒ _２３が、アミノ、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルおよび（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキルから選択され、
場合により、Ｌが、
であり、
Ｒ_２が水素であり、
Ｒ_４およびＲ_４’がそれぞれ水素、ハロ、または（Ｃ_１－Ｃ_６）アルキルであり、
Ｒ_５およびＲ_５’がそれぞれ水素であってもよく、
場合により、Ｒ _２３がヒドロキシルであり、
ｎ _１が１または２であってもよく、
場合により、Ｒ _２１が置換Ｃ _６アリールであってもよく、ただし前記アリールが少なくとも２つのＲ _２５で置換され、Ｒ _２５の２つが、隣接する原子上にある場合、少なくとも１つの（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリールで置換されている５員もしくは６員ヘテロアリール、または１つ以上のＲ _１５で場合により独立して置換されてもよい単環式もしくは二環式５～１０員ヘテロアリールを形成するか、または
Ｒ _２１が置換５員または６員ヘテロアリールであり、ただし前記ヘテロアリールが少なくとも２つのＲ _２５で置換され、Ｒ _２５の２つが、隣接する原子上にある場合、Ｃ _６アリール、または少なくとも１つの（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリールで置換されている５員もしくは６員ヘテロアリール、または１つ以上のＲ _１５で場合により独立して置換されてもよい単環式もしくは二環式５～１０員ヘテロアリールを形成し、
ｎ _１が、１であり、または
Ｒ _２１が、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、または単環式もしくは二環式５～１０員ヘテロアリールであり；ここで前記アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _２５基によって場合により独立して置換されもよく；
Ｒ _２５が、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルコキシ、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）ハロアルコキシ、ハロゲン、ＣＮ、－Ｏ（ＣＨ _２）（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、Ｏ、ＮおよびＳから選択される１～３個のヘテロ原子を含む－Ｏ（ＣＨ _２）－５員または６員ヘテロアリール、（Ｃ _６－Ｃ _１０）アリール、単環式または二環式５～１０員ヘテロアリール、（Ｃ _３－Ｃ _７）シクロアルキル、および４～７員ヘテロシクロアルキルからなる群から独立して選択され、ここで前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、１つ以上の同一または異なるＲ _１５基によって場合により独立してさらに置換されもよく、
ｎ _１が１である、請求項１に記載の化合物。
各Ｒ _１５が、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニル、ハロ、ＣＦ _３、（Ｃ _５－Ｃ _１０）シクロアルキル、３～１２員ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルコキシ、３～１２員シクロアルコキシ、３～１２員ヘテロシクロアルコキシ、ハロアルコキシ、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールオキシ、５～６員ヘテロアリールオキシ、アラルキルオキシ、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニルオキシ（ａｌｋｙｅｎｙｌｏｘｙ）、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニルオキシ、アミノ、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルアミノ、（Ｃ _５－Ｃ _１０）シクロアルキルアミノ、３～１２員ヘテロシクロアルキルアミノ、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールアミノ、５～６員ヘテロアリールアミノ、アラルキルアミノ、Ｎ－（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル－Ｎ－（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールアミノ、Ｎ－（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル－Ｎ－５～６員ヘテロアリールアミノ、Ｎ－（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル－Ｎ－アラルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルチオ、ハロアルキルチオ、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルスルホニル、ハロアルキルスルホニル、（Ｃ _５－Ｃ _１０）シクロアルキルスルホニル、３～１２員ヘテロシクロアルキルスルホニル、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールスルホニル、５～６員ヘテロアリールスルホニル、アミノスルホニル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルアミノスルホニル、（Ｃ _５－Ｃ _１０）シクロアルキルアミノスルホニル、３～１２員ヘテロシクロアルキルアミノスルホニル、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールアミノスルホニル、５～６員ヘテロアリールアミノスルホニル、Ｎ－（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル－Ｎ－（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールアミノスルホニル、Ｎ－（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル－Ｎ－５～６員ヘテロアリールアミノスルホニル、ホルミル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルケニルカルボニル、（Ｃ _２－Ｃ _６）アルキニルカルボニル、カルボキシ、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルコキシカルボニル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキニルカルボニルオキシ、アミノ、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルスルホニルアミノ、ハロアルキルスルホニルアミノ、（Ｃ _５－Ｃ _１０）シクロアルキルスルホニルアミノ、３～１２員ヘテロシクロアルキルスルホニルアミノ、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールスルホニルアミノ、５～６員ヘテロアリールスルホニルアミノ、アラルキルスルホニルアミノ、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルカルボニルアミノ、（Ｃ _５－Ｃ _１０）シクロアルキルカルボニルアミノ、３～１２員ヘテロシクロアルキルカルボニルアミノ、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールカルボニルアミノ、５～６員ヘテロアリールカルボニルアミノ、アラルキルスルホニルアミノ、アミノカルボニル、（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキルアミノカルボニル、（Ｃ _５－Ｃ _１０）シクロアルキルアミノカルボニル、３～１２員ヘテロシクロアルキルアミノカルボニル、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールアミノカルボニル、５～６員ヘテロアリールアミノカルボニル、Ｎ－（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル－Ｎ－（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリールアミノカルボニル、Ｎ－（Ｃ _１－Ｃ _６）アルキル－Ｎ－５～６員ヘテロアリールアミノカルボニル、シアノ、ニトロ、アジド、ホスフィニル、ホスフィンオキシドおよびホスホネートを含むホスホリル、環状アセタール、少なくとも１つの窒素原子を含み、前記窒素原子を介して連結された４～７員ヘテロシクロアルキル、（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリール、および５～６員ヘテロアリールからなる群から独立して選択されるか、または、２つの隣接するＲ _１５が、それぞれが結合しているそれぞれの原子と一緒になって（Ｃ _６－Ｃ _１２）アリール、５～６員ヘテロアリール、５～８員シクロアルキル、または５～８員ヘテロシクロアルキルを形成する、
請求項１～６のいずれか一項に記載の化合物。
からなる群から選択される化合物、
またはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体もしくは互変異性体。
治療有効量の請求項１～８のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、立体異性体もしくは互変異性体、および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物であり、
場合により、前記化合物が共結晶の形態であってもよい、医薬組成物。
対象の、ＩＫＺＦ２（Ｈｅｌｉｏｓ）が関与する、ＩＫＺＦ２分解から利益を得る疾患または障害を治療するための、請求項９に記載の医薬組成物であり、場合により、前記疾患または障害が癌であってもよく、
場合により、前記癌がＴ細胞白血病、Ｔ細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、骨髄性白血病、非小細胞肺癌（ＮＳＣＬＣ）、黒色腫、トリプルネガティブ乳癌（ＴＮＢＣ）、鼻咽頭癌（ＮＰＣ）、マイクロサテライト安定性結腸直腸癌（ｍｓｓＣＲＣ）、胸腺腫、カルチノイド、または、消化管間質腫瘍（ＧＩＳＴ）であってもよい、医薬組成物。