JPWO2021071962A5 - - Google Patents

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  1. キメラ抗原受容体であって、少なくとも1つの抗原認識ドメインを含むエクトドメインと、膜貫通ドメインと、少なくとも1つのシグナル伝達ドメインを含むエンドドメインと、を含み、
    前記少なくとも1つのシグナル伝達ドメインが、Tおよび/またはNK細胞の活性化または機能に特異的なシグナル伝達タンパク質の細胞質ドメインに由来し、
    前記キメラ抗原受容体が、人工多能性幹細胞(iPSC)に含まれる場合、所望の派生エフェクター細胞に向けられた前記iPSCの分化を促進し、前記iPSCから分化した前記iPSC由来エフェクター細胞が、末梢血、臍帯血、または任意の他のドナー組織から得られた一次免疫細胞と比較して、
    (i)改善された持続性および/もしくは生存、
    (ii)改善された細胞増殖、
    (iii)増加された細胞毒性、
    (iv)増加されたアロ拒絶反応に対する耐性、
    (v)改善された腫瘍浸潤、
    (vi)バイスタンダー免疫細胞を腫瘍部位に遊走させる、および/または活性化もしくは動員する増強された能力、ならびに
    (vii)腫瘍免疫抑制を低減させる増強された能力、
    を含む特徴のうちの少なくとも1つを有する、キメラ抗原受容体。
  2. (a)前記シグナル伝達タンパク質が、2B4(ナチュラルキラー細胞受容体2B4)、4-1BB(腫瘍壊死因子受容体スーパーファミリーメンバー9)、CD16(IgG Fc領域受容体III-A)、CD2(T細胞表面抗原CD2)、CD28(T細胞特異的表面糖タンパク質CD28)、CD28H(膜貫通型および免疫グロブリンドメイン含有タンパク質2)、CD3ζ(T細胞表面糖タンパク質CD3ゼータ鎖)、DAP10(造血細胞シグナルトランスデューサー)、DAP12(TYROタンパク質チロシンキナーゼ結合タンパク質)、DNAM1(CD226抗原)、FcERIγ(高親和性免疫グロブリンイプシロン受容体サブユニットガンマ)、IL21R(インターロイキン-21受容体)、IL-2Rβ/IL-15RB(インターロイキン-2受容体サブユニットベータ)、IL-2Rγ(サイトカイン受容体共通サブユニットガンマ)、IL-7R(インターロイキン-7受容体サブユニットアルファ)、KIR2DS2(キラー細胞免疫グロブリン様受容体2DS2)、NKG2D(NKG2-DタイプIIインテグラルメンブレンタンパク質)、NKp30(天然細胞毒性誘発受容体3)、NKp44(天然細胞毒性誘発受容体2)、NKp46(天然細胞毒性誘発受容体1)、CS1(SLAMファミリーメンバー7)、およびCD8(T細胞表面糖タンパク質CD8アルファ鎖)のうちのいずれか1つを含み、ならびに/あるいは
    (b)前記少なくとも1つのシグナル伝達ドメインが、それぞれ、配列番号21~41、54、および56によって表される、2B4、4-1BB、CD16、CD2、CD28、CD28H、CD3ζ、DAP10、DAP12、DNAM1、FcERIγ、IL21R、IL-2Rβ(IL-15Rβ)、IL-2Rγ、IL-7R、KIR2DS2、NKG2D、NKp30、NKp44、NKp46、CD3ζ1XX、CS1、もしくはCD8の細胞質ドメインもしくはその一部に対して少なくとも約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  3. 前記少なくとも1つのシグナル伝達ドメインが、それぞれ、配列番号21~41、54、および56によって表される、2B4、4-1BB、CD16、CD2、CD28、CD28H、CD3ζ、DAP10、DAP12、DNAM1、FcERIγ、IL21R、IL-2Rβ(IL-15Rβ)、IL-2Rγ、IL-7R、KIR2DS2、NKG2D、NKp30、NKp44、NKp46、CD3ζ1XX、CS1、もしくはCD8の細胞質ドメインもしくはその一部に対して少なくとも約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記細胞質ドメインの一部が、ITAM(免疫受容体チロシンベースの活性化モチーフ)、YxxMモチーフ、TxYxxV/Iモチーフ、FcRγ、ヘミITAM、および/またはITT様モチーフを含む、請求項2に記載のキメラ抗原受容体。
  4. 前記エンドドメインが、第1のシグナル伝達ドメイン、第2のシグナル伝達ドメイン、および任意選択的に第3のシグナル伝達ドメインを含み、前記第1、第2、および第3のシグナル伝達ドメインが、異なる、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  5. 前記第2または第3のシグナル伝達ドメインが、それぞれ、配列番号21~41、54、および56によって表される、2B4、4-1BB、CD16、CD2、CD28、CD28H、CD3ζ、DAP10、DAP12、DNAM1、FcERIγ、IL21R、IL-2Rβ(IL-15Rβ)、IL-2Rγ、IL-7R、KIR2DS2、NKG2D、NKp30、NKp44、NKp46、CD3ζ1XX、CS1、もしくはCD8の細胞質ドメインもしくはその一部に対して少なくとも約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項4に記載のキメラ抗原受容体。
  6. 前記エンドドメインが、1つのシグナル伝達ドメインのみを含み、前記エンドドメインが、DNAM1、CD28H、KIR2DS2、DAP12、またはDAP10の細胞質ドメインもしくはその一部に対して少なくとも約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  7. 前記エンドドメインが、2つの異なるシグナル伝達ドメインを含み、前記エンドドメインドメインが、2B4-CD3ζ/1XX、2B4-DNAM1、2B4-FcERIγ、2B4-DAP10、CD16-DNAM1、CD16-DAP10、CD16-DAP12、CD2-CD3ζ/1XX、CD2-DNAM1、CD2-FcERIγ、CD2-DAP10、CD28-DNAM1、CD28-FcERIγ、CD28-DAP10、CD28-DAP12、CD28H-CD3ζ/1XX、DAP10-CD3ζ/1XX、DAP10-DAP12、DAP12-CD3ζ/1XX、DAP12-DAP10、DNAM1-CD3ζ/1XX、KIR2DS2-CD3ζ/1XX、KIR2DS2-DAP10、KIR2DS2-2B4、およびNKp46-2B4の形態のうちのいずれか1つにおける融合細胞質ドメインまたはその一部を含む、請求項4に記載のキメラ抗原受容体。
  8. 前記エンドドメインが、3つの異なるシグナル伝達ドメインを含み、前記エンドドメインドメインが、2B4-DAP10-CD3ζ/1XX、2B4-IL21R-DAP10、2B4-IL2RB-DAP10、2B4-IL2RB-CD3ζ/1XX、2B4-41BB-DAP10、CD16-2B4-DAP10、およびKIR2DS2-2B4-CD3ζ/1XXを含む形態のうちのいずれか1つにおける融合細胞質ドメインまたはその一部を含む、請求項4に記載のキメラ抗原受容体。
  9. 前記膜貫通ドメインが、CD2、CD3D、CD3E、CD3G、CD3ζ、CD4、CD8、CD8a、CD8b、CD16、CD27、CD28、CD28H、CD40、CD84、CD166、4-1BB、OX40、ICOS、ICAM-1、CTLA4、PD1、LAG3、2B4、BTLA、DNAM1、DAP10、DAP12、FcERIγ、IL7、IL12、IL15、KIR2DL4、KIR2DS1、KIR2DS2、NKp30、NKp44、NKp46、NKG2C、NKG2D、CS1、またはT細胞受容体ポリペプチドの膜貫通領域もしくはその一部に対して少なくとも約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  10. 前記膜貫通ドメインが、それぞれ、配列番号1~20、53、および55によって表される、2B4、CD2、CD16、CD28、CD28H、CD3ζ、DAP10、DAP12、DNAM1、FcERIγ、KIR2DS2、NKG2D、NKp30、NKp44、NKp46、CS1、もしくはCD8の膜貫通領域またはその一部に対して少なくとも約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、または約99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  11. 前記膜貫通ドメインおよびその直接連結されたシグナル伝達ドメインが、同じタンパク質または異なるタンパク質に由来する、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  12. 前記キメラ抗原受容体が、膜貫通ドメインおよびエンドドメイン(TM-(エンドドメイン))を含み、前記キメラ抗原受容体が、
    (i)NKG2D-(2B4-IL2RB-CD3ζ)、CD8-(41BB-CD3ζ1XX)、CD28-(CD28-2B4-CD3ζ)、CD28H-(CD28H-CD3ζ)、DNAM1-(DNAM1-CD3ζ)、DAP10-(DAP10-CD3ζ)、KIR2DS2-(KIR2DS2-CD3ζ)、KIR2DS2-(KIR2DS2-DAP10)、KIR2DS2-(KIR2DS2-2B4)、CD16-(CD16-2B4-DAP10)、CD16-(CD16-DNAM1)、NKp46-(NKp46-2B4)、NKp46-(NKp46-2B4-CD3ζ)、NKp46-(NKp46-CD2-Dap10)、CD2-(CD2-CD3ζ)、2B4-(2B4-CD3ζ)、2B4-(2B4-FcERIg)、およびCS1-(CS1-CD3ζ)の形態のうちの1つ、または
    (ii)配列番号57~74の各々によって表される配列に対して約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、または100%の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  13. 前記抗原認識ドメインが、疾患、病原体、液体腫瘍、または固形腫瘍に関連する抗原に特異的に結合する、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  14. 前記抗原認識ドメインが、
    (i)CD19、BCMA、CD20、CD22、CD38、CD123、HER2、CD52、EGFR、GD2、MICA/B、MSLN、VEGF-R2、PSMA、およびPDL1のうちのいずれか1つ、または
    (ii)ADGRE2、炭酸脱水酵素IX(CAIX)、CCRI、CCR4、がん胎児性抗原(CEA)、CD3、CD5、CD7、CD8、CD10、CD20、CD22、CD30、CD33、CD34、CD38、CD41、CD44、CD44V6、CD49f、CD56、CD70、CD74、CD99、CD123、CD133、CD138、CDS、CLEC12A、サイトメガロウイルス(CMV)感染細胞の抗原、上皮糖タンパク質2(EGP-2)、上皮糖タンパク質-40(EGP-40)、上皮細胞接着分子(EpCAM)、EGFRvIII、受容体チロシンタンパク質キナーゼerb-B2、3、4、EGFIR、EGFR-VIII、ERBB葉酸結合タンパク質(FBP)、胎児のアセチルコリン受容体(AChR)、葉酸受容体-a、ガングリオシドG2(GD2)、ガングリオシドG3(GD3)、ヒト上皮増殖因子受容体2(HER2)、ヒトテロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)、ICAM-1、インテグリンB7、インターロイキン-13受容体サブユニットアルファ-2(IL-13Rα2)、κ-軽鎖、キナーゼ挿入ドメイン受容体(KDR)、ルイスA(CA19.9)、ルイスY(LeY)、L1細胞接着分子(L1-CAM)、LILRB2、黒色腫抗原ファミリーA1(MAGE-A1)、MICA/B、ムチン1(Muc-1)、ムチン16(Muc-16)、メソセリン(MSLN)、NKCSI、NKG2Dリガンド、c-Met、がん-精巣抗原NY-ESO-1、腫瘍胎児性抗原(h5T4)、PRAME、前立腺幹細胞抗原(PSCA)、PRAME前立腺特異的膜抗原(PSMA)、腫瘍関連糖タンパク質72(TAG-72)、TIM-3、TRBCI、TRBC2、血管内皮増殖因子R2(VEGF-R2)、ウィルムス腫瘍タンパク質(WT-1)、および病原体抗原のうちのいずれか1つに特異的である、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  15. 前記エクトドメインが、
    (i)2つの抗原認識ドメイン、
    (ii)シグナルペプチド、および/または
    (iii)スペーサー/ヒンジ、のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  16. 前記キメラ抗原受容体が、細胞表面発現外因性サイトカインまたはその受容体の部分的または全長ペプチドを共発現するバイシストロン性構築物に含まれ、前記外因性サイトカインまたはその受容体が、
    (a)IL2、IL4、IL6、IL7、IL9、IL10、IL11、IL12、IL15、IL18、IL21、およびそのそれぞれの受容体のうちの少なくとも1つ、または
    (b)
    (i)自己切断ペプチドを使用することによるIL15とIL15Rαとの共発現、
    (ii)IL15とIL15Rαとの融合タンパク質、
    (iii)切断されたもしくは排除されたIL15Rαの細胞内ドメインを有するIL15/IL15Rα融合タンパク質、
    (iv)IL15とIL15Rαの膜結合Sushiドメインとの融合タンパク質、
    (v)IL15とIL15Rβとの融合タンパク質、
    (vi)IL15と共通受容体γCとの融合タンパク質であって、前記共通受容体γCが、天然であるか、もしくは改変されている、融合タンパク質、ならびに
    (vii)IL15Rβのホモ二量体のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  17. iPSC分化からの前記派生エフェクター細胞が、派生CD34細胞、派生造血幹細胞および前駆細胞、派生造血多分化能前駆細胞、派生T細胞前駆細胞、派生NK細胞前駆細胞、派生T細胞、派生NKT細胞、派生NK細胞、派生B細胞、または派生免疫エフェクター細胞のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載のキメラ抗原受容体。
  18. 前記iPSC由来免疫エフェクター細胞が、前記キメラ抗原受容体を発現し、一次T、NK、および/またはNKT細胞には存在しない少なくとも1つの機能的特性を含む、請求項17に記載のキメラ抗原受容体。
  19. 細胞またはその集団であって、
    (i)前記細胞が、免疫細胞、人工多能性細胞(iPSC)、クローンiPSC、もしくはiPS細胞株細胞であるか、または前記細胞が、前記iPSCを分化させることから得られた派生エフェクター細胞であり、
    (ii)前記細胞が、請求項1~18のいずれか一項に記載の少なくとも1つのキメラ抗原受容体(CAR)を含む、細胞またはその集団。
  20. 前記派生エフェクター細胞が、造血細胞であり、末梢血、臍帯血、もしくは任意の他のドナー組織から得られたその対応する一次細胞と比較してより長いテロメアを含むか、または前記CARが、以下の特徴:
    (i)T細胞またはNK細胞特異的であること、
    (ii)抗原結合において二重特異性であること、
    (iii)切り替え可能なCARであること、
    (iv)二量体化されたCARであること、
    (v)分割CARであること、
    (vi)多鎖CARであること、
    (vii)誘導性CARであること、および
    (viii)B2M、TAP1、TAP2、タパシン、NLRC5、CIITA、RFXANK、RFX5、RFXAP、TCRαもしくはβ定常領域、NKG2A、NKG2D、CD38、CD25、CD69、CD44、CD58、CD54、CD56、CIS、CBL-B、SOCS2、PD1、CTLA4、LAG3、TIM3、またはTIGITの遺伝子遺伝子座のうちの1つに挿入されることであって、前記挿入が前記遺伝子座の前記遺伝子の発現をノックアウトするもしくは低減する、挿入されること、のうちの少なくとも1つを有する、請求項19に記載の細胞または集団。
  21. 前記細胞が、
    (i)CD38ノックアウト、
    (ii)その対応する一次細胞と比較して、HLA-I欠損及び任意選択的にHLA-II欠損、
    (iii)HLA-Gもしくは切断不可能なHLA-Gの導入、またはCD58およびCD54の一方もしくは両方のノックアウト、
    (iv)CD16またはそのバリアント、
    (v)異なるターゲティング特異性を有する第2のCAR、
    (vi)細胞表面発現外因性サイトカインおよび/またはその受容体の部分または完全ペプチド、
    (vii)表2に列挙されている遺伝子型のうちの少なくとも1つ、
    (viii)その対応する一次細胞と比較して、B2M、TAP1、TAP2、タパシン、NLRC5、CIITA、RFXANK、RFX5、RFXAP、TCR、NKG2A、NKG2D、CD25、CD69、CD44、CD56、CIS、CBL-B、SOCS2、PD1、CTLA4、LAG3、TIM3、およびTIGITのうちの少なくとも1つにおける欠失または破壊、あるいは
    (ix)その対応する一次細胞と比較して、HLA-E、41BBL、CD3、CD4、CD8、CD16、CD47、CD113、CD131、CD137、CD80、PDL1、A2AR、抗原特異的TCR、Fc受容体、エンゲージャー、およびアゴニストと結合するための表面トリガー受容体のうちの少なくとも1つにおける導入または上方調節、のうちの1つ以上をさらに含む、請求項19に記載の細胞またはその集団。
  22. 前記細胞が、派生エフェクター細胞であり、末梢血、臍帯血、または任意の他のドナー組織から得られたその対応する一次細胞と比較して、
    (i)改善された持続性および/もしくは生存、
    (ii)増加されたアロ反応性レシピエント免疫細胞に対する耐性、
    (iii)増加された細胞毒性、
    (iv)改善された腫瘍浸潤、
    (v)増強もしくは獲得されたADCC、
    (vi)バイスタンダー免疫細胞を腫瘍部位に遊走させる、および/または活性化、もしくは動員する増強された能力、
    (vii)腫瘍免疫抑制を低減させる増強された能力、
    (viii)腫瘍抗原エスケープの救済の改善された能力、
    (ix)腫瘍抗原を安定化する能力、ならびに
    (x)フラトリサイドを回避する能力、
    を含む特徴のうちの少なくとも1つを有する、請求項19に記載の細胞またはその集団。
  23. 前記細胞が、高親和性の切断不可能なCD16(hnCD16)またはそのバリアントをさらに含む、請求項21に記載の細胞またはその集団。
  24. 前記CD16またはそのバリアントが、
    (a)CD16の外部ドメインドメインのF176VおよびS197P、
    (b)CD64に由来する完全または部分外部ドメイン、
    (c)非天然(または非CD16)膜貫通ドメイン、
    (d)非天然(または非CD16)細胞内ドメイン、
    (e)非天然(または非CD16)シグナル伝達ドメイン、
    (f)非天然刺激ドメイン、ならびに
    (g)CD16に由来せず、同じまたは異なるポリペプチドに由来する膜貫通、シグナル伝達、および刺激ドメイン、のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載の細胞またはその集団。
  25. (a)前記非天然膜貫通ドメインが、CD3D、CD3E、CD3G、CD3ζ、CD4、CD8、CD8a、CD8b、CD27、CD28、CD40、CD84、CD166、4-1BB、OX40、ICOS、ICAM-1、CTLA-4、PD-1、LAG-3、2B4、BTLA、CD16、IL7、IL12、IL15、KIR2DL4、KIR2DS1、NKp30、NKp44、NKp46、NKG2C、NKG2D、CS1、もしくはT細胞受容体(TCR)ポリペプチドに由来するか、
    (b)前記非天然刺激ドメインが、CD27、CD28、4-1BB、OX40、ICOS、PD-1、LAG-3、2B4、BTLA、DAP10、DAP12、CTLA-4、もしくはNKG2Dポリペプチドに由来するか、
    (c)前記非天然シグナル伝達ドメインが、CD3ζ、2B4、DAP10、DAP12、DNAM1、CD137(41BB)、IL21、IL7、IL12、IL15、NKp30、NKp44、NKp46、NKG2C、もしくはNKG2Dポリペプチドに由来するか、または
    (d)前記非天然膜貫通ドメインがNKG2Dに由来し、前記非天然刺激ドメインが2B4に由来し、前記非天然シグナル伝達ドメインがCD3ζに由来する、請求項24に記載の細胞またはその集団。
  26. 前記細胞が、第2のCARをさらに含み、前記第2のCARが、
    (i)T細胞特異的もしくはNK細胞特異的であり、
    (ii)二重特異性抗原結合CARであり、
    (iii)切り替え可能なCARであり、
    (iv)二量体化されたCARであり、
    (v)分割CARであり、
    (vi)多鎖CARであり、
    (vii)誘導性CARであり、
    (viii)細胞表面発現外因性サイトカインおよび/もしくはその受容体の部分的もしくは完全なペプチドと、任意選択的に別個の構築物もしくはバイシストロン性構築物において共発現され、
    (xi)チェックポイント阻害剤と、任意選択的に別個の構築物もしくはバイシストロン性構築物において共発現され、
    (xii)CD19、BCMA、CD20、CD22、CD38、CD123、HER2、CD52、EGFR、GD2、MICA/B、MSLN、VEGF-R2、PSMA、およびPDL1のうちの少なくとも1つに特異的であり、ならびに/または
    (xiii)ADGRE2、炭酸脱水酵素IX(CAIX)、CCR1、CCR4、がん胎児性抗原(CEA)、CD3、CD5、CD7、CD8、CD10、CD20、CD22、CD30、CD33、CD34、CD38、CD41、CD44、CD44V6、CD49f、CD56、CD70、CD74、CD99、CD123、CD133、CD138、CDS、CLEC12A、サイトメガロウイルス(CMV)感染細胞の抗原、上皮糖タンパク質2(EGP-2)、上皮糖タンパク質-40(EGP-40)、上皮細胞接着分子(EpCAM)、EGFRvIII、受容体チロシンタンパク質キナーゼerb-B2、3、4、EGFIR、EGFR-VIII、ERBB葉酸結合タンパク質(FBP)、胎児のアセチルコリン受容体(AChR)、葉酸受容体-a、ガングリオシドG2(GD2)、ガングリオシドG3(GD3)、ヒト上皮増殖因子受容体2(HER2)、ヒトテロメラーゼ逆転写酵素(hTERT)、ICAM-1、インテグリンB7、インターロイキン-13受容体サブユニットアルファ-2(IL-13Rα2)、κ-軽鎖、キナーゼ挿入ドメイン受容体(KDR)、ルイスA(CA19.9)、ルイスY(LeY)、L1細胞接着分子(L1-CAM)、LILRB2、黒色腫抗原ファミリーA1(MAGE-A1)、MICA/B、ムチン1(Muc-1)、ムチン16(Muc-16)、メソテリン(MSLN)、NKCSI、NKG2Dリガンド、c-Met、がん-精巣抗原NY-ESO-1、腫瘍胎児性抗原(h5T4)、PRAME、前立腺幹細胞抗原(PSCA)、PRAME前立腺特異的膜抗原(PSMA)、腫瘍関連糖タンパク質72(TAG-72)、TIM-3、TRBCI、TRBC2、血管内皮増殖因子R2(VEGF-R2)、ウィルムス腫瘍タンパク質(WT-1)、および病原体抗原のうちのいずれか1つに特異的である、請求項21に記載の細胞またはその集団。
  27. 前記細胞が、細胞表面発現外因性サイトカインおよび/またはその受容体の部分的もしくは完全なペプチドを含み、前記外因性サイトカインまたはその受容体が、
    (a)IL2、IL4、IL6、IL7、IL9、IL10、IL11、IL12、IL15、IL18、IL21、およびそのそれぞれの受容体のうちの少なくとも1つを含むか、または
    (b)
    (i)自己切断ペプチドを使用することによるIL15とIL15Rαとの共発現、
    (ii)IL15とIL15Rαとの融合タンパク質、
    (iii)切断されたもしくは排除されたIL15Rαの細胞内ドメインを有するIL15/IL15Rα融合タンパク質、
    (iv)IL15とIL15Rαの膜結合Sushiドメインとの融合タンパク質、
    (v)IL15とIL15Rβとの融合タンパク質、
    (vi)IL15と共通受容体γCとの融合タンパク質であって、前記共通受容体γCが、天然であるか、もしくは改変されている、融合タンパク質、および
    (vii)IL15Rβのホモ二量体のうちの少なくとも1つを含み、
    (i)~(vii)のうちのいずれか1つが、別個の構築物またはバイシストロン性構築物においてCARと共発現され得、
    任意選択的に、
    (c)一過性発現される、請求項21に記載の細胞またはその集団。
  28. 前記派生エフェクター細胞が、T細胞を腫瘍部位に動員および/または遊走させることができ、前記派生エフェクター細胞が、1つ以上のチェックポイント阻害剤の存在下で腫瘍の免疫抑制を低減させることができる、請求項19に記載の細胞またはその集団。
  29. 前記チェックポイント阻害剤が、PD-1、PDL-1、TIM-3、TIGIT、LAG-3、CTLA-4、2B4、4-1BB、4-1BBL、A2AR、BATE、BTLA、CD39、CD47、CD73、CD94、CD96、CD160、CD200、CD200R、CD274、CEACAM1、CSF-1R、Foxpl、GARP、HVEM、IDO、EDO、TDO、LAIR-1、MICA/B、NR4A2、MAFB、OCT-2、Rara(レチノイン酸受容体アルファ)、TLR3、VISTA、NKG2A/HLA-E、および阻害性KIRを含む、1つ以上のチェックポイント分子に対するアンタゴニストである、請求項26または28に記載の細胞またはその集団。
  30. 前記チェックポイント阻害剤が、
    (a)アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、イピリムマブ、IPH4102、IPH43、IPH33、リリムマブ、モナリズマブ、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、およびそれらの誘導体もしくは機能的同等物のうちの1つ以上、または
    (b)アテゾリズマブ、ニボルマブ、およびペムブロリズマブのうちの少なくとも1つ、を含む、請求項29に記載の細胞またはその集団。
  31. 前記派生エフェクター細胞が、派生CD34細胞、派生造血幹細胞および前駆細胞、派生造血多分化能前駆細胞、派生T細胞前駆細胞、派生NK細胞前駆細胞、派生T細胞、派生NKT細胞、派生NK細胞、派生B細胞、または派生免疫エフェクター細胞を含む、請求項20に記載の細胞またはその集団。
  32. 前記細胞が、
    (i)1つのセーフハーバー遺伝子座もしくは選択された遺伝子座に組み込まれた1つ以上の外因性ポリヌクレオチド、または
    (ii)異なるセーフハーバー遺伝子座もしくは2つ以上の選択された遺伝子座に組み込まれた2つを超える外因性ポリヌクレオチド、を含む、請求項19に記載の細胞またはその集団。
  33. 前記セーフハーバー遺伝子座が、AAVS1、CCR5、ROSA26、コラーゲン、HTRP、H11、GAPDH、またはRUNX1のうちの少なくとも1つを含み、前記選択された遺伝子座が、B2M、TAP1、TAP2、タパシン、NLRC5、CIITA、RFXANK、RFX5、RFXAP、TCR、NKG2A、NKG2D、CD38、CD25、CD69、CD44、CD58、CD54、CD56、CIS、CBL-B、SOCS2、PD1、CTLA4、LAG3、TIM3、またはTIGITのうちの1つであり、前記外因性ポリヌクレオチドの組み込みが、前記遺伝子座における前記遺伝子の発現をノックアウトする、請求項32に記載の細胞またはその集団。
  34. 前記TCR遺伝子座が、TCRアルファまたはTCRベータの定常領域である、請求項33に記載の細胞またはその集団。
  35. 請求項19~34のいずれか一項に記載の細胞またはその集団を含む、組成物。
  36. 請求項19~34のいずれか一項に記載の派生エフェクター細胞と、1つ以上の治療薬と、を含む、治療用途のための組成物。
  37. 前記1つ以上の治療薬が、ペプチド、サイトカイン、チェックポイント阻害剤、マイトジェン、成長因子、小RNA、dsRNA(二本鎖RNA)、単核血液細胞、フィーダー細胞、フィーダー細胞構成要素もしくはその置換因子、目的の1つ以上のポリ核酸を含むベクター、抗体またはその機能的バリアントもしくは断片、化学療法剤もしくは放射性部分、または免疫調節薬(IMiD)を含む、請求項36に記載の組成物。
  38. (1)前記チェックポイント阻害剤が、
    (a)PD-1、PDL-1、TIM-3、TIGIT、LAG-3、CTLA-4、2B4、4-1BB、4-1BBL、A2AR、BATE、BTLA、CD39、CD47、CD73、CD94、CD96、CD160、CD200、CD200R、CD274、CEACAM1、CSF-1R、Foxpl、GARP、HVEM、IDO、EDO、TDO、LAIR-1、MICA/B、NR4A2、MAFB、OCT-2、Rara(レチノイン酸受容体アルファ)、TLR3、VISTA、NKG2A/HLA-E、もしくは阻害性KIRを含むチェックポイント分子に対する1つ以上のアンタゴニスト、
    (b)アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ、イピリムマブ、IPH4102、IPH43、IPH33、リリムマブ、モナリズマブ、ニボルマブ、ペムブロリズマブ、およびそれらの誘導体もしくは機能的同等物のうちの1つ以上、または
    (c)アテゾリズマブ、ニボルマブ、およびペムブロリズマブのうちの少なくとも1つ、を含むか、または
    (2)前記1つ以上の治療薬が、ベネトクラクス、アザシチジン、およびポマリドマイドのうちの1つ以上を含む、請求項37に記載の組成物。
  39. 前記抗体が、
    (a)抗CD20、抗HER2、抗CD52、抗EGFR、抗CD123、抗GD2、抗PDL1、および/もしくは抗CD38抗体、
    (b)リツキシマブ、ベルツズマブ、オファツムマブ、ウブリツキシマブ(ublituximab)、オカラツズマブ(ocaratuzumab)、オビヌツズマブ、トラスツズマブ、ペルツズマブ、アレムツズマブ、セルツキシマブ(certuximab)、ジヌツキシマブ、アベルマブ、ダラツムマブ、イサツキシマブ、MOR202、7G3、CSL362、エロツズマブ、およびそれらのヒト化もしくはFc改変されたバリアントもしくは断片、ならびにそれらの機能的同等物およびバイオシミラーのうちの1つ以上、または
    (c)ダラツムマブを含み、前記派生エフェクター細胞が、CD38ノックアウト、任意選択的にCD16もしくはそのバリアントの発現を含む、請求項37に記載の組成物。
  40. 養子細胞療法に好適な対象に前記組成物を導入することによる、請求項35~39のいずれか一項に記載の組成物の、自己免疫障害、血液悪性腫瘍、固形腫瘍、がん、またはウイルス感染の治療剤の製造のための使用。
  41. 請求項1に記載のCARを含む派生エフェクター細胞を製造する方法であって、前記方法が、遺伝子操作されたiPSCを分化させることを含み、前記iPSCが、前記CARをコードするポリヌクレオチドを含み、任意選択的に、1つ以上の編集により、
    (i)CD38ノックアウト、
    (ii)その対応する一次細胞と比較して、HLA-I欠損および任意選択的にHLA-II欠損、
    (iii)HLA-Gもしくは切断不可能なHLA-Gの導入、またはCD58およびCD54の一方もしくは両方のノックアウト、
    (iv)CD16またはそのバリアント、
    (v)異なるターゲティング特異性を有するキメラ抗原受容体(CAR)、
    (vi)細胞表面発現外因性サイトカインまたはその受容体の部分または完全ペプチド、
    (vii)表2に列挙されている遺伝子型のうちの少なくとも1つ、
    (viii)その対応する一次細胞と比較して、B2M、TAP1、TAP2、タパシン、NLRC5、CIITA、RFXANK、RFX5、RFXAP、TCRαもしくはβ定常領域、NKG2A、NKG2D、CD25、CD69、CD44、CD56、CIS、CBL-B、SOCS2、PD1、CTLA4、LAG3、TIM3、およびTIGITのうちの少なくとも1つにおける欠失または破壊、ならびに/あるいは
    (ix)その対応する一次細胞と比較して、HLA-E、41BBL、CD3、CD4、CD8、CD16、CD47、CD113、CD131、CD137、CD80、PDL1、A2AR、抗原特異的TCR、Fc受容体、エンゲージャー、および二重もしくは多重特異性またはユニバーサルエンゲージャーと結合するための表面トリガー受容体のうちの少なくとも1つにおける導入または上方調節、をもたらす、方法。
  42. クローンiPSCをゲノム操作して、前記CARをコードするポリヌクレオチドをノックインすること、任意選択的に、
    (i)CD38をノックアウトすること、
    (ii)B2MまたはCIITAをノックアウトすること、
    (iii)CD58およびCD54の一方もしくは両方をノックアウトすること、ならびに/または
    (iv)HLA-Gもしくは切断不可能なHLA-G、高親和性の切断不可能なCD16もしくはそのバリアント、第2のCAR、および/または細胞表面発現外因性サイトカインもしくはその受容体の部分的もしくは完全なペプチドをコードするポリヌクレオチドを導入すること、をさらに含む、請求項41に記載の方法。
  43. 前記ゲノム操作することが、標的化された編集を含む、請求項42に記載の方法。
  44. 前記標的化された編集が、欠失、挿入、またはイン/デルを含み、前記標的化された編集が、CRISPR、ZFN、TALEN、ホーミングヌクレアーゼ、相同組換え、またはこれらの方法の任意の他の機能的変形によって実施される、請求項43に記載の方法。
  45. 前記編集が、請求項1のCARをコードするポリヌクレオチドのノックインを含む、クローンiPSCのCRISPR媒介編集。
  46. (a)クローンiPSCの前記編集が、CD38をノックアウトすることをさらに含むか、または
    (b)前記CARが、B2M、TAP1、TAP2、タパシン、NLRC5、CIITA、RFXANK、RFX5、RFXAP、TCRαもしくはβ定常領域、NKG2A、NKG2D、CD38、CD25、CD69、CD44、CD58、CD54、CD56、CIS、CBL-B、SOCS2、PD1、CTLA4、LAG3、TIM3、またはTIGITを含む遺伝子遺伝子座のうちの1つに挿入されることであって、前記挿入が前記遺伝子座の前記遺伝子の発現をノックアウトする、挿入されることである、請求項45に記載のCRISPR媒介編集。
  47. 請求項1~18のいずれか一項に記載のCARを含む細胞の、医薬の製造のための使用。
  48. 前記細胞が、CD38ノックアウト、CD16またはそのバリアントを含む派生エフェクター細胞を含み、任意選択的に、
    (i)B2MまたはCIITAノックアウト、
    (ii)HLA-Gもしくは切断不可能なHLA-Gの導入、またはCD58およびCD54の一方もしくは両方のノックアウト、
    (iii)第2のCAR、および/または細胞表面発現外因性サイトカインもしくはその受容体の部分的もしくは完全なペプチドの導入、ならびに/あるいは
    (iii)表2に列記される遺伝子型のうちの少なくとも1つを含む、請求項47に記載の使用。
  49. 前記細胞の投与が、請求項1に記載のCARなしでエフェクター細胞を使用する治療と比較して、
    (i)MICA/B抗原の腫瘍細胞表面シェディングを低減すること、
    (ii)腫瘍細胞表面MICA/B密度を増加すること、
    (iii)腫瘍抗原エスケープを防ぐこと、
    (iv)腫瘍微小環境抑制を克服すること、
    (v)エフェクター細胞の活性化および殺滅機能を増強させること、ならびに
    (vi)インビボ腫瘍進行制御、腫瘍細胞負荷の低減、腫瘍クリアランス、および/または改善された生存率、
    のうちの1つ以上をもたらす、請求項47に記載の使用。
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