JPWO2021030781A5 - - Google Patents

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JPWO2021030781A5
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等価物
様々な特定の態様が例示及び記載されたが、上記の明細書は限定するものではない。本発明(複数可)の要旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされ得ることが理解されよう。本明細書を検討することにより、多数の変形形態が当業者に明らかとなるであろう。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
KRAS G12D転写物(配列番号1)のヌクレオチド5,568~5,606の範囲内の核酸配列に相補的な10~30ヌクレオチド長の連続ヌクレオチド配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)を含む細胞外小胞。
(項目2)
マクロファージを標的とする、項目1に記載の細胞外小胞。
(項目3)
前記連続ヌクレオチド配列が、前記KRAS G12D転写物内の前記核酸配列に少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または100%相補的である、項目1または2に記載の細胞外小胞。
(項目4)
前記ASOが、ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)におけるKRAS G12Dタンパク質発現を低減することができ、前記ヒト細胞が、前記KRAS G12Dタンパク質を発現する、項目1~3のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目5)
前記KRAS G12Dタンパク質発現が、前記ASOに曝露されていないヒト細胞におけるKRAS G12Dタンパク質発現と比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または100%低減される、項目4に記載の細胞外小胞。
(項目6)
前記ASOが、ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)におけるKRAS G12D mRNAのレベルを低減することができ、前記ヒト細胞が、前記KRAS G12D mRNAを発現する、項目1~5のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目7)
KRAS G12D mRNAの前記レベルが、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における前記KRAS G12D mRNAの前記レベルと比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または100%低減される、項目6に記載の細胞外小胞。
(項目8)
変異型KRAS転写物の核酸配列の領域に相補的な10~30ヌクレオチド長の連続ヌクレオチド配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)を含む細胞外小胞であって、前記ASOが相補性を示す前記核酸配列の前記領域が、野生型KRAS転写物の対応する領域と比較して変異を含む、前記細胞外小胞。
(項目9)
前記ASOが、ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における変異型KRAS転写物によりコードされるタンパク質(「変異型KRASタンパク質」)の発現を低減することができ、前記ヒト細胞が、前記変異型KRASタンパク質を発現する、項目8に記載の細胞外小胞。
(項目10)
前記変異型KRASタンパク質の前記発現が、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における対応する発現と比較して、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目9に記載の細胞外小胞。
(項目11)
前記ASOが、ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における前記変異型KRAS転写物の発現を低減することができ、前記ヒト細胞が、前記変異型KRAS転写物を発現する、項目8~9のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目12)
前記変異型KRAS転写物の前記発現が、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における対応する発現と比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目11に記載の細胞外小胞。
(項目13)
前記ASOが、ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における野生型KRASタンパク質発現を低減することができ、前記ヒト細胞が、前記野生型KRASタンパク質を発現する、項目1~7のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目14)
前記野生型KRASタンパク質発現が、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における前記野生型KRASタンパク質発現と比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目8に記載の細胞外小胞。
(項目15)
前記ASOが、ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における野生型KRAS
mRNAのレベルを低減することができ、前記ヒト細胞が、前記野生型KRAS mRNAを発現する、項目1~9のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目16)
野生型KRAS mRNAの前記レベルが、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における前記野生型KRAS mRNAの前記レベルと比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目10に記載の細胞外小胞。
(項目17)
前記ASOが、ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における野生型KRAS
mRNAの前記レベルを低減せず、前記ヒト細胞が、前記野生型KRAS mRNAを発現する、項目1~7のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目18)
前記ASOが、ギャップマー、ミックスマー、またはトータルマー(totalmer)である、項目1~12のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目19)
前記ASOが、1つ以上のヌクレオシド類似体を含む、項目1~13のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目20)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、2’-O-アルキル-RNA;2’-O-メチルRNA(2’-OMe);2’-アルコキシ-RNA;2’-O-メトキシエチル-RNA(2’-MOE);2’-アミノ-DNA;2’-フルオロ-RNA;2’-フルオロ-DNA;アラビノ核酸(ANA);2’-フルオロ-ANA;二環式ヌクレオシド類似体;またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目14に記載の細胞外小胞。
(項目21)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、糖修飾されたヌクレオシドである、項目14または15に記載の細胞外小胞。
(項目22)
前記糖修飾されたヌクレオシドが、親和性を増強する2’糖修飾されたヌクレオシドである、項目16に記載の細胞外小胞。
(項目23)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、二環式糖を含むヌクレオシドを含む、項目14~17のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目24)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上がLNAを含む、項目14~18のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目25)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、拘束エチルヌクレオシド(cEt)、2’,4’-拘束2’-O-メトキシエチル(cMOE)、α-L-LNA、β-D-LNA、2’-O,4’-C-エチレン架橋核酸(ENA)、アミノLNA、オキシLNA、チオLNA、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目14~19のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目26)
前記ASOが、1つ以上の5’-メチル-シトシン核酸塩基を含む、項目1~20のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目27)
前記連続ヌクレオチド配列が、図1の配列から選択される配列に相補的なヌクレオチド配列を含む、項目1~21のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目28)
前記連続ヌクレオチド配列が、前記KRAS G12D転写物内のヌクレオチド配列に完全に相補的である、項目1~22のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目29)
前記ASOが、配列番号4~85から選択されるヌクレオチド配列を、任意に1つまたは2つのミスマッチと共に含む、項目1~23のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目30)
前記ASOが、LLLD LLL、LLLLD LLLL、LLLLLD LLLLL、LLLMMD MMLLL、LLLMD MLLL、LLLLMMD MMLLLL、LLLLMD MLLLL、LLLLLLMMD MMLLLLL、LLLLLLMD MLLLLL、またはそれらの組み合わせから選択される設計を有し、Lがヌクレオシド類似体(例えば、LNA)であり、DがDNAであり、Mが2’-MOEであり、nが4~24の間の任意の整数(例えば、3~15)であり得る、項目1~24のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目31)
前記ASOが、14~20ヌクレオチド長である、項目1~25のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目32)
前記連続ヌクレオチド配列が、1つ以上の修飾されたヌクレオシド間結合を含む、項目1~26のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目33)
前記1つ以上の修飾されたヌクレオシド間結合が、ホスホロチオエート結合である、項目27に記載の細胞外小胞。
(項目34)
少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%のヌクレオシド間結合が修飾されている、項目27または28に記載の細胞外小胞。
(項目35)
前記ASOにおける前記ヌクレオシド間結合の各々が、ホスホロチオエート結合である、項目29に記載の細胞外小胞。
(項目36)
アンカー部分を更に含む、項目1~30のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目37)
前記ASOが前記アンカー部分に連結されている、項目31に記載の細胞外小胞。
(項目38)
外来性の標的化部分を更に含む、項目1~32のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目39)
前記外来性の標的化部分が、ペプチド、抗体もしくはその抗原結合断片、化合物、RNAアプタマー、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目33に記載の細胞外小胞。
(項目40)
前記外来性の標的化部分がペプチドを含む、項目33または34に記載の細胞外小胞。
(項目41)
前記外来性の標的化部分が、マイクロタンパク質、設計アンキリンリピートタンパク質(DARPin)、アンチカリン、アドネクチン、アプタマー、ペプチド模倣分子、受容体の天然リガンド、ラクダ科ナノボディ、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目33~35のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目42)
前記外来性の標的化部分が、全長抗体、単一ドメイン抗体、重鎖のみ抗体、一本鎖抗体、サメ重鎖のみ抗体、scFv、Fv、Fab、Fab’、F(ab’)2、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目33~36のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目43)
前記抗体が一本鎖抗体である、項目37に記載の細胞外小胞。
(項目44)
前記抗体が単一ドメイン抗体である、項目37に記載の細胞外小胞。
(項目45)
前記単一ドメイン抗体が、ナノボディ、vNAR、または両方を含む、項目38に記載の細胞外小胞。
(項目46)
前記外来性の標的化部分が、前記細胞外小胞を肝臓、心臓、肺、脳、腎臓、中枢神経系、末梢神経系、脳脊髄液(CSF)、筋肉、骨、骨髄、血液、脾臓、リンパ節、胃、食道、横隔膜、膀胱、大腸、膵臓、甲状腺、唾液腺、副腎、下垂体、胸部、皮膚、卵巣、子宮、前立腺、精巣、頸部、またはそれらの任意の組み合わせに標的化する、項目33~40のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目47)
前記外来性の標的化部分が、前記細胞外小胞を腫瘍細胞、樹状細胞、T細胞、B細胞、マクロファージ、NK細胞、血小板、神経細胞、肝細胞、造血幹細胞、脂肪細胞、またはそれらの任意の組み合わせに標的化する、項目33~41のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目48)
前記外来性の標的化部分が腫瘍抗原に結合する、項目33~42のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目49)
前記腫瘍抗原が、メソテリン、CD22、MAGEA、MAGEB、MAGEC、BAGE、GAGE、NY-ESO1、SSX、GRP78、CD33、CD123、WT1、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目43に記載の細胞外小胞。
(項目50)
前記腫瘍抗原がメソテリンである、項目44に記載の細胞外小胞。
(項目51)
前記外来性の標的化部分を前記細胞外小胞に連結している足場部分を含む、項目33~45のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目52)
前記アンカー部分及び/または前記足場部分が足場Xである、項目31~46のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目53)
前記アンカー部分及び/または前記足場部分が足場Yである、項目31~46のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目54)
前記足場Xが、前記細胞外小胞の内腔表面及び/または前記細胞外小胞の外部表面に前記ASOを係留することができる足場タンパク質である、項目48に記載の細胞外小胞。
(項目55)
前記足場Xが、プロスタグランジンF2受容体ネガティブレギュレーター(PTGFRNタンパク質);ベイシジン(BSGタンパク質);免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー2(IGSF2タンパク質);免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー3(IGSF3タンパク質);免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー8(IGSF8タンパク質);インテグリンβ1(ITGB1タンパク質);インテグリンα4(ITGA4タンパク質);4F2細胞表面抗原重鎖(SLC3A2タンパク質);ATP輸送タンパク質のクラス(ATP1A1、ATP1A2、ATP1A3、ATP1A4、ATP1B3、ATP2B1、ATP2B2、ATP2B3、ATP2B4タンパク質);それらの機能断片;及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目48または49に記載の細胞外小胞。
(項目56)
前記アンカー部分及び/または前記足場部分が、PTGFRNタンパク質またはその機能断片である、項目31~50のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目57)
前記アンカー部分及び/または前記足場部分が、配列番号302に記載のアミノ酸配列を含む、項目31~51のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目58)
前記アンカー部分及び/または前記足場部分が、配列番号301と少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または約100%同一なアミノ酸配列を含む、項目31~51のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目59)
前記足場Yが、前記細胞外小胞の内腔表面及び/または前記細胞外小胞の外部表面に前記ASOを係留することができる足場タンパク質である、項目48に記載の細胞外小胞。
(項目60)
前記足場Yが、ミリストイル化アラニンリッチプロテインキナーゼC基質(MARCKSタンパク質)、ミリストイル化アラニンリッチプロテインキナーゼC基質様1(MARCKSL1タンパク質)、脳酸可溶性タンパク質1(BASP1タンパク質)、それらの機能断片、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目48または54に記載の細胞外小胞。
(項目61)
前記足場Yが、BASP1タンパク質またはその機能断片である、項目48、54、及び55のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目62)
前記足場Yが、N末端ドメイン(ND)及びエフェクタードメイン(ED)を含み、前記ND及び/または前記EDが、前記細胞外小胞の内腔表面と会合している、項目48及び54~56のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目63)
前記NDが、ミリストイル化により前記細胞外小胞の内腔表面と会合している、項目57に記載の細胞外小胞。
(項目64)
前記EDが、イオン相互作用により前記細胞外小胞の内腔表面と会合している、項目57または58に記載の細胞外小胞。
(項目65)
前記EDが、配列中に(i)塩基性アミノ酸または(ii)2つ以上の塩基性アミノ酸を含み、前記塩基性アミノ酸が、Lys、Arg、His、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目57~59のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目66)
前記塩基性アミノ酸が、(Lys)nであり、nが1~10の間の整数である、項目60に記載の細胞外小胞。
(項目67)
前記EDが、Lys(K)、KK、KKK、KKKK(配列番号405)、KKKKK(配列番号406)、Arg(R)、RR、RRR、RRRR(配列番号407);RRRRR(配列番号408)、KR、RK、KKR、KRK、RKK、KRR、RRK、(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(配列番号409)、(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(配列番号410)、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目57~61のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目68)
前記NDが、G:X2:X3:X4:X5:X6で示されるアミノ酸配列を含み、GがGlyを表し、「:」がペプチド結合を表し、前記X2~前記X6の各々が独立してアミノ酸であり、前記X6が塩基性アミノ酸を含む、項目57~62のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目69)
(i)前記X2が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるか、
(ii)前記X4が、Pro、Gly、Ala、Ser、Val、Ile、Leu、Phe、Trp、Tyr、Gln、及びMetからなる群から選択されるか、
(iii)前記X5が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるか、
(iv)前記X6が、Lys、Arg及びHisからなる群から選択されるか、または
(v)(i)~(iv)の任意の組み合わせである、項目63に記載の細胞外小胞。
(項目70)
前記NDが、G:X2:X3:X4:X5:X6のアミノ酸配列を含み、
(i)Gが、Glyを表し、
(ii)「:」が、ペプチド結合を表し、
(iii)前記X2が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるアミノ酸であり、
(iv)前記X3が、アミノ酸であり、
(v)前記X4が、Pro、Gly、Ala、Ser、Val、Ile、Leu、Phe、Trp、Tyr、Gln、及びMetからなる群から選択されるアミノ酸であり、
(vi)前記X5が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるアミノ酸であり、
(vii)前記X6が、Lys、Arg、及びHisからなる群から選択されるアミノ酸である、項目57~64のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目71)
前記X3が、Asn、Gln、Ser、Thr、Asp、Glu、Lys、His、及びArgからなる群から選択される、項目63~65のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目72)
前記ND及び前記EDが、リンカーにより連結されている、項目57~66のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目73)
前記リンカーが1つ以上のアミノ酸を含む、項目67に記載の細胞外小胞。
(項目74)
前記NDが、(i)GGKLSKK(配列番号411)、(ii)GAKLSKK(配列番号412)、(iii)GGKQSKK(配列番号413)、(iv)GGKLAKK(配列番号414)、(v)GGKLSK(配列番号415)、及び(vi)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目57~68のいずれか1項に記載の方法。
(項目75)
前記NDが、(i)GGKLSKKK(配列番号438)、(ii)GGKLSKKS(配列番号439)、(iii)GAKLSKKK(配列番号440)、(iv)GAKLSKKS(配列番号441)、(v)GGKQSKKK(配列番号442)、(vi)GGKQSKKS(配列番号443)、(vii)GGKLAKKK(配列番号444)、(viii)GGKLAKKS(配列番号445)、及び(ix)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目69に記載の細胞外小胞。
(項目76)
前記NDが、アミノ酸配列GGKLSKK(配列番号411)を含む、項目57~70のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目77)
前記足場Yが、少なくとも約8、少なくとも約9、少なくとも約10、少なくとも約11、少なくとも約12、少なくとも約13、少なくとも約14、少なくとも約15、少なくとも約16、少なくとも約17、少なくとも約18、少なくとも約19、少なくとも約20、少なくとも約21、少なくとも約22、少なくとも約23、少なくとも約24、少なくとも約25、少なくとも約30、少なくとも約35、少なくとも約40、少なくとも約45、少なくとも約50、少なくとも約55、少なくとも約60、少なくとも約65、少なくとも約70、少なくとも約75、少なくとも約80、少なくとも約85、少なくとも約90、少なくとも約95、少なくとも約100、少なくとも約105、少なくとも約110、少なくとも約120、少なくとも約130、少なくとも約140、少なくとも約150、少なくとも約160、少なくとも約170、少なくとも約180、少なくとも約190、または少なくとも約200アミノ酸の長さである、項目48及び54~71のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目78)
前記足場Yが、(i)GGKLSKKKKGYNVN(配列番号446)、(ii)GAKLSKKKKGYNVN(配列番号447)、(iii)GGKQSKKKKGYNVN(配列番号448)、(iv)GGKLAKKKKGYNVN(配列番号449)、(v)GGKLSKKKKGYSGG(配列番号450)、(vi)GGKLSKKKKGSGGS(配列番号451)、(vii)GGKLSKKKKSGGSG(配列番号452)、(viii)GGKLSKKKSGGSGG(配列番号453)、(ix)GGKLSKKSGGSGGS(配列番号454)、(x)GGKLSKSGGSGGSV(配列番号455)、または(xi)GAKKSKKRFSFKKS(配列番号456)を含む、項目48及び54~72のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目79)
前記足場Yが、(i)GGKLSKKKKGYNVN(配列番号446)、(ii)GAKLSKKKKGYNVN(配列番号447)、(iii)GGKQSKKKKGYNVN(配列番号448)、(iv)GGKLAKKKKGYNVN(配列番号449)、(v)GGKLSKKKKGYSGG(配列番号450)、(vi)GGKLSKKKKGSGGS(配列番号451)、(vii)GGKLSKKKKSGGSG(配列番号452)、(viii)GGKLSKKKSGGSGG(配列番号453)、(ix)GGKLSKKSGGSGGS(配列番号454)、(x)GGKLSKSGGSGGSV(配列番号455)、または(xi)GAKKSKKRFSFKKS(配列番号456)からなる、項目48及び54~73のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目80)
前記足場YがN末端にMetを含まない、項目48及び54~74のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目81)
前記足場Yが、前記足場タンパク質のN末端にミリストイル化されたアミノ酸残基を含む、項目48及び54~75のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目82)
前記足場YのN末端の前記アミノ酸残基がGlyである、項目76に記載の細胞外小胞。
(項目83)
前記ASOが、前記細胞外小胞の外部表面で前記アンカー部分及び/または前記足場部分に連結されている、項目31~77のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目84)
前記ASOが、前記細胞外小胞の内腔表面で前記アンカー部分及び/または前記足場部分に連結されている、項目31~7888のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目85)
前記アンカー部分が、ステロール、GM1、脂質、ビタミン、低分子、ペプチド、またはそれらの組み合わせを含む、項目31~79のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目86)
前記アンカー部分がコレステロールを含む、項目31~80のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目87)
前記アンカー部分が、リン脂質、リゾリン脂質、脂肪酸、ビタミン(例えば、ビタミンD及び/またはビタミンE)、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目31~81のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目88)
前記ASOが、リンカーにより前記アンカー部分及び/または前記足場部分に連結されている、項目31~82のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目89)
前記ASOが、リンカーにより前記細胞外小胞に連結されている、項目1~83のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目90)
前記リンカーがポリペプチドである、項目83または84に記載の細胞外小胞。
(項目91)
前記リンカーが非ポリペプチド部分である、項目83または84に記載の細胞外小胞。
(項目92)
前記リンカーがエチレングリコールを含む、項目83または84に記載の細胞外小胞。
(項目93)
前記リンカーが、HEG、TEG、PEG、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目87に記載の細胞外小胞。
(項目94)
前記リンカーが、アクリルホスホラミダイト(例えば、Acrydite(商標))、アデニル化、アジド(NHSエステル)、ジゴキシゲニン(NHSエステル)、コレステロール-TEG、I-LINKER(商標)、アミノ修飾体(例えば、アミノ修飾体C6、アミノ修飾体C12、アミノ修飾体C6 dT、またはUni-Link(商標)アミノ修飾体)、アルキン、5’-ヘキシニル、5-オクタジイニルdU、ビオチン化(例えば、ビオチン、ビオチン(アジド)、ビオチンdT、ビオチン-TEG、デュアルビオチン、PCビオチン、またはデスチオビオチン)、チオール修飾(チオール修飾体C3 S-S、ジチオール、またはチオール修飾体C6 S-S)、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目83または84に記載の細胞外小胞。
(項目95)
前記リンカーが切断可能なリンカーである、項目83~89のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目96)
前記リンカーが、(i)マレイミド部分及び(ii)バリン-アラニン-p-アミノベンジルカルバメートまたはバリン-シトルリン-p-アミノベンジルカルバメートを含む、項目83~90のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目97)
前記リンカーが、バリン-アラニン-p-アミノベンジルカルバメートまたはバリン-シトルリン-p-アミノベンジルカルバメートを含む、項目91に記載の細胞外小胞。
(項目98)
前記細胞外小胞がエキソソームである、項目1~92のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
(項目99)
KRAS G12D転写物(配列番号1)のヌクレオチド5,568~5,606の範囲内の核酸配列に相補的な10~30ヌクレオチド長の連続ヌクレオチド配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)。
(項目100)
前記連続ヌクレオチド配列が、前記KRAS G12D転写物内の前記核酸配列に少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%相補的である、項目94に記載のASO。
(項目101)
ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)におけるKRAS G12Dタンパク質発現を低減することができ、前記ヒト細胞が、前記KRAS G12Dタンパク質を発現する、項目94または95に記載のASO。
(項目102)
前記KRAS G12Dタンパク質発現が、前記ASOに曝露されていないヒト細胞におけるKRAS G12Dタンパク質発現と比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目96に記載のASO。
(項目103)
ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)におけるKRAS G12D mRNAのレベルを低減することができ、前記ヒト細胞が、前記KRAS G12D mRNAを発現する、項目94~97のいずれか1項に記載のASO。
(項目104)
KRAS G12D mRNAの前記レベルが、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における前記KRAS G12D mRNAの前記レベルと比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目98に記載のASO。
(項目105)
ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における野生型KRASタンパク質発現を低減することができ、前記ヒト細胞が、前記野生型KRASタンパク質を発現する、項目94~99のいずれか1項に記載のASO。
(項目106)
前記野生型KRASタンパク質発現が、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における前記野生型KRASタンパク質発現と比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目100に記載のASO。
(項目107)
ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における野生型KRAS mRNAのレベルを低減することができ、前記ヒト細胞が、前記野生型KRAS mRNAを発現する、項目94~101のいずれか1項に記載のASO。
(項目108)
野生型KRAS mRNAの前記レベルが、前記ASOに曝露されていないヒト細胞における前記野生型KRAS mRNAの前記レベルと比較して少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、または約100%低減される、項目102に記載のASO。
(項目109)
ヒト細胞(例えば、免疫細胞または腫瘍細胞)における野生型KRAS mRNAの前記レベルを低減せず、前記ヒト細胞が、前記野生型KRAS mRNAを発現する、項目94~99のいずれか1項に記載のASO。
(項目110)
ギャップマー、ミックスマー、またはトータルマー(totalmer)である、項目94~104のいずれか1項に記載のASO。
(項目111)
1つ以上のヌクレオシド類似体を含む、項目94~105のいずれか1項に記載のASO。
(項目112)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、2’-O-アルキル-RNA;2’-O-メチルRNA(2’-OMe);2’-アルコキシ-RNA;2’-O-メトキシエチル-RNA(2’-MOE);2’-アミノ-DNA;2’-フルオロ-RNA;2’-フルオロ-DNA;アラビノ核酸(ANA);2’-フルオロ-ANA;二環式ヌクレオシド類似体(LNA);またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目106に記載のASO。
(項目113)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、糖修飾されたヌクレオシドである、項目106または107に記載のASO。
(項目114)
前記糖修飾されたヌクレオシドが、親和性を増強する2’糖修飾されたヌクレオシドである、項目108に記載のASO。
(項目115)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、二環式糖を含むヌクレオシドを含む、項目106~109のいずれか1項に記載のASO。
(項目116)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、LNAを含む、項目106~110のいずれか1項に記載のASO。
(項目117)
前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、拘束エチルヌクレオシド(cEt)、2’,4’-拘束2’-O-メトキシエチル(cMOE)、α-L-LNA、β-D-LNA、2’-O,4’-C-エチレン架橋核酸(ENA)、アミノLNA、オキシLNA、チオLNA、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、項目106~110のいずれか1項に記載のASO。
(項目118)
1つ以上の5’-メチル-シトシン核酸塩基を含む、項目94~112のいずれか1項に記載のASO。
(項目119)
前記ASOが、配列番号4~配列番号85のいずれかを含む、項目94~113のいずれか1項に記載のASO。
(項目120)
前記ASOが、LLLD LLL、LLLLD LLLL、LLLLLD LLLLL、LLLMMD MMLLL、LLLMD MLLL、LLLLMMD MMLLLL、LLLLMD MLLLL、LLLLLLMMD MMLLLLL、LLLLLLMD MLLLLL、またはそれらの組み合わせから選択される設計を有し、Lがヌクレオシド類似体(例えば、LNA)であり、DがDNAであり、Mが2’-MOEであり、nが4~24の間の任意の整数(例えば、3~15)であり得る、項目94~114のいずれか1項に記載のASO。
(項目121)
前記ASOが14~20ヌクレオチド長である、項目94~115のいずれか1項に記載のASO。
(項目122)
前記連続ヌクレオチド配列が、1つ以上の修飾されたヌクレオシド間結合を含む、項目94~116のいずれか1項に記載のASO。
(項目123)
前記1つ以上の修飾されたヌクレオシド間結合が、ホスホロチオエート結合である、項目117に記載のASO。
(項目124)
少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%のヌクレオシド間結合が修飾されている、項目117または118に記載のASO。
(項目125)
前記ASOにおける前記ヌクレオシド間結合の各々が、ホスホロチオエート結合である、項目119に記載のASO。
(項目126)
前記ASOが、少なくとも1種の非ヌクレオチドまたは非ポリヌクレオチド部分に共有結合している、項目94~120のいずれか1項に記載のASOを含むコンジュゲート。
(項目127)
前記非ヌクレオチドまたは非ポリヌクレオチド部分が、タンパク質、脂肪酸鎖、糖残基、糖タンパク質、ポリマー、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目121に記載のコンジュゲート。
(項目128)
項目94~120のいずれか1項に記載のASOまたは項目121もしくは122に記載のコンジュゲートを含む細胞外小胞。
(項目129)
項目1~83及び108のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、または項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、及び薬学的に許容される希釈剤、担体、塩、または補助剤を含む医薬組成物。
(項目130)
前記薬学的に許容される塩が、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目124に記載の医薬組成物。
(項目131)
少なくとも1種の追加の治療薬を更に含む、項目124または125に記載の医薬組成物。
(項目132)
前記追加の治療薬が、KRAS G12Dアンタゴニストである、項目126に記載の医薬組成物。
(項目133)
前記KRAS G12Dアンタゴニストが、化合物、siRNA、shRNA、アンチセンスオリゴヌクレオチド、タンパク質、またはそれらの任意の組み合わせである、項目127に記載の医薬組成物。
(項目134)
前記KRAS G12Dアンタゴニストが、抗KRAS G12D抗体またはその断片である、項目127または128に記載の医薬組成物。
(項目135)
項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物、及び使用説明書を含むキット。
(項目136)
項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物、及び使用説明書を含む診断キット。
(項目137)
細胞におけるKRAS G12Dタンパク質発現を阻害または低減する方法であって、KRAS G12Dタンパク質を発現する前記細胞に、項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物を投与することを含み、前記細胞における前記KRAS G12Dタンパク質発現が、前記投与後に阻害または低減される、前記方法。
(項目138)
前記ASOが、前記投与後に前記細胞におけるKRAS G12D mRNAの発現を阻害または低減する、項目132に記載の方法。
(項目139)
前記KRAS G12D mRNA発現が、前記投与後に、前記ASOに曝露されていない細胞におけるKRAS G12D mRNA発現と比較して少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、または約100%低減される、項目133に記載の方法。
(項目140)
KRAS G12Dタンパク質の前記発現が、前記投与後に、前記ASOに曝露されていない細胞におけるKRAS G12Dタンパク質の前記発現と比較して少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、または約100%低減される、項目132~134のいずれか1項に記載の方法。
(項目141)
がんを処置する必要がある対象におけるがんを処置する方法であって、前記対象に有効量の項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物を投与することを含む、前記方法。
(項目142)
がんを処置する必要がある対象におけるがんを処置するための薬剤の製造における項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物の使用。
(項目143)
がんを処置する必要がある対象におけるがんの処置に使用するための項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目144)
前記細胞外小胞、前記ASO、前記コンジュゲート、または前記医薬組成物が、静脈内に、腫瘍内に、心臓内に、経口的に、非経口的に、クモ膜下腔内に、側脳室内に、肺に、局所的に、または脳室内に投与される、項目132~136のいずれか1項に記載の方法、項目137に記載の使用、または項目138に記載の使用のための組成物。
(項目145)
前記がんが、結腸直腸癌、肺癌(例えば、非小細胞肺癌(NSCLC))、膵臓癌(例えば、膵管腺癌)、白血病、子宮癌、卵巣癌、膀胱癌、胆管癌、胃癌(gastric cancer)、胃癌(stomach cancer)、精巣癌、食道癌、胆管癌、子宮頸癌、急性骨髄性白血病(AML)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBC)、肉腫、黒色腫、神経膠腫(例えば、低悪性度神経膠腫、例えば、グリア芽細胞腫)、中皮腫、肝臓癌、乳癌(例えば、浸潤性乳癌)、腎臓癌(例えば、乳頭状腎細胞癌(pRCC)及び嫌色素性腎細胞癌)、頭頸部癌、前立腺癌、腺様嚢胞癌(ACC)、胸腺癌、甲状腺癌、淡明細胞型腎細胞癌(CCRCC)、神経内分泌腫瘍(例えば、褐色細胞腫/傍神経節腫)、ブドウ膜黒色腫、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目136もしくは139に記載の方法、項目137もしくは139に記載の使用、または項目138もしくは139に記載の使用のための組成物。
(項目146)
線維症を処置する必要がある対象における線維症を処置する方法であって、前記対象に有効量の項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物を投与することを含む、前記方法。
(項目147)
線維症を処置する必要がある対象における線維症を処置するための薬剤の製造における項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物の使用。
(項目148)
線維症を処置する必要がある対象における線維症の処置に使用するための項目1~93及び123のいずれか1項に記載の細胞外小胞、項目94~120のいずれか1項に記載のASO、項目121もしくは122に記載のコンジュゲート、または項目124~129のいずれか1項に記載の医薬組成物。
(項目149)
前記細胞外小胞、前記ASO、前記コンジュゲート、または前記医薬組成物が、静脈内に、腫瘍内に、心臓内に、経口的に、非経口的に、クモ膜下腔内に、側脳室内に、肺に、局所的に、または脳室内に投与される、項目141に記載の方法、項目142に記載の使用、または項目1438に記載の使用のための組成物。
(項目150)
前記線維症が、肝臓線維症(NASH)、硬変、肺線維症、嚢胞性線維症、慢性潰瘍性大腸炎/IBD、膀胱線維症、腎臓線維症、CAPS(マックル-ウェルズ症候群)、心房線維症、心内膜心筋線維症、陳旧性心筋梗塞、グリア性瘢痕、動脈壁硬化、関節線維症、クローン病、デュピュイトラン拘縮、ケロイド線維症、縦隔線維症、骨髄線維症、ペーロニー病、腎性全身性線維症、進行性塊状線維症、後腹膜線維症、強皮症/全身性硬化症、癒着性関節包炎、神経線維腫症1型(NF1)、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目141もしくは144に記載の方法、項目142もしくは144に記載の使用、または項目143もしくは144に記載の使用のための組成物。

Claims (35)

  1. KRAS G12D転写物(配列番号1)のヌクレオチド5,568~5,606の範囲内の核酸配列に相補的な10~30ヌクレオチド長の連続ヌクレオチド配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)を含む細胞外小胞。
  2. 変異型KRAS転写物の核酸配列の領域に相補的な10~30ヌクレオチド長の連続ヌクレオチド配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)を含む細胞外小胞であって、前記ASOが相補性を示す前記核酸配列の前記領域が、野生型KRAS転写物の対応する領域と比較して変異を含む、前記細胞外小胞。
  3. 前記ASOが、1つ以上のヌクレオシド類似体を含む、請求項1~のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
  4. 前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、2’-O-アルキル-RNA;2’-O-メチルRNA(2’-OMe);2’-アルコキシ-RNA;2’-O-メトキシエチル-RNA(2’-MOE);2’-アミノ-DNA;2’-フルオロ-RNA;2’-フルオロ-DNA;アラビノ核酸(ANA);2’-フルオロ-ANA;二環式ヌクレオシド類似体;またはそれらの任意の組み合わせを含む、請求項に記載の細胞外小胞。
  5. 前記連続ヌクレオチド配列が、図1の配列から選択される配列に相補的なヌクレオチド配列を含む、請求項1~のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
  6. 前記ASOが、配列番号4~85から選択されるヌクレオチド配列を、任意に1つまたは2つのミスマッチと共に含む、請求項1~のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
  7. アンカー部分を更に含む、請求項1~のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
  8. 外来性の標的化部分を更に含む、請求項1~のいずれか1項に記載の細胞外小胞。
  9. 前記外来性の標的化部分を前記細胞外小胞に連結している足場部分を含む、請求項に記載の細胞外小胞。
  10. 前記アンカー部分及び/または前記足場部分が足場Xである、請求項に記載の細胞外小胞。
  11. 前記アンカー部分及び/または前記足場部分が足場Yである、請求項に記載の細胞外小胞。
  12. 前記足場Xが、プロスタグランジンF2受容体ネガティブレギュレーター(PTGFRNタンパク質);ベイシジン(BSGタンパク質);免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー2(IGSF2タンパク質);免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー3(IGSF3タンパク質);免疫グロブリンスーパーファミリーメンバー8(IGSF8タンパク質);インテグリンβ1(ITGB1タンパク質);インテグリンα4(ITGA4タンパク質);4F2細胞表面抗原重鎖(SLC3A2タンパク質);ATP輸送タンパク質のクラス(ATP1A1、ATP1A2、ATP1A3、ATP1A4、ATP1B3、ATP2B1、ATP2B2、ATP2B3、ATP2B4タンパク質);それらの機能断片;及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項10に記載の細胞外小胞。
  13. 前記アンカー部分及び/または前記足場部分が、PTGFRNタンパク質またはその機能断片である、請求項12に記載の細胞外小胞。
  14. 前記アンカー部分及び/または前記足場部分が、配列番号302に記載のアミノ酸配列を含む、請求項12に記載の細胞外小胞。
  15. 前記アンカー部分及び/または前記足場部分が、配列番号301と少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または約100%同一なアミノ酸配列を含む、請求項12に記載の細胞外小胞。
  16. 前記足場Yが、前記細胞外小胞の内腔表面及び/または前記細胞外小胞の外部表面に前記ASOを係留することができる足場タンパク質である、請求項11に記載の細胞外小胞。
  17. 前記足場Yが、ミリストイル化アラニンリッチプロテインキナーゼC基質(MARCKSタンパク質)、ミリストイル化アラニンリッチプロテインキナーゼC基質様1(MARCKSL1タンパク質)、脳酸可溶性タンパク質1(BASP1タンパク質)、それらの機能断片、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項11に記載の細胞外小胞。
  18. 前記足場Yが、BASP1タンパク質またはその機能断片である、請求項11に記載の細胞外小胞。
  19. 前記足場Yが、N末端ドメイン(ND)及びエフェクタードメイン(ED)を含み、前記ND及び/または前記EDが、前記細胞外小胞の内腔表面と会合している、請求項11に記載の細胞外小胞。
  20. 前記EDが、配列中に(i)塩基性アミノ酸または(ii)2つ以上の塩基性アミノ酸を含み、前記塩基性アミノ酸が、Lys、Arg、His、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、請求項19に記載の細胞外小胞。
  21. 前記EDが、Lys(K)、KK、KKK、KKKK(配列番号405)、KKKKK(配列番号406)、Arg(R)、RR、RRR、RRRR(配列番号407);RRRRR(配列番号408)、KR、RK、KKR、KRK、RKK、KRR、RRK、(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(配列番号409)、(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(K/R)(配列番号410)、またはそれらの任意の組み合わせを含む、請求項19に記載の細胞外小胞。
  22. 前記NDが、G:X2:X3:X4:X5:X6のアミノ酸配列を含み、
    (i)Gが、Glyを表し、
    (ii)「:」が、ペプチド結合を表し、
    (iii)前記X2が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるアミノ酸であり、
    (iv)前記X3が、アミノ酸であり、
    (v)前記X4が、Pro、Gly、Ala、Ser、Val、Ile、Leu、Phe、Trp、Tyr、Gln、及びMetからなる群から選択されるアミノ酸であり、
    (vi)前記X5が、Pro、Gly、Ala、及びSerからなる群から選択されるアミノ酸であり、
    (vii)前記X6が、Lys、Arg、及びHisからなる群から選択されるアミノ酸である、請求項19に記載の細胞外小胞。
  23. 前記NDが、(i)GGKLSKK(配列番号411)、(ii)GAKLSKK(配列番号412)、(iii)GGKQSKK(配列番号413)、(iv)GGKLAKK(配列番号414)、(v)GGKLSK(配列番号415)、及び(vi)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項19に記載の方法。
  24. 前記NDが、(i)GGKLSKKK(配列番号438)、(ii)GGKLSKKS(配列番号439)、(iii)GAKLSKKK(配列番号440)、(iv)GAKLSKKS(配列番号441)、(v)GGKQSKKK(配列番号442)、(vi)GGKQSKKS(配列番号443)、(vii)GGKLAKKK(配列番号444)、(viii)GGKLAKKS(配列番号445)、及び(ix)それらの任意の組み合わせからなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項23に記載の細胞外小胞。
  25. 前記NDが、アミノ酸配列GGKLSKK(配列番号411)を含む、請求項19に記載の細胞外小胞。
  26. 前記足場Yが、(i)GGKLSKKKKGYNVN(配列番号446)、(ii)GAKLSKKKKGYNVN(配列番号447)、(iii)GGKQSKKKKGYNVN(配列番号448)、(iv)GGKLAKKKKGYNVN(配列番号449)、(v)GGKLSKKKKGYSGG(配列番号450)、(vi)GGKLSKKKKGSGGS(配列番号451)、(vii)GGKLSKKKKSGGSG(配列番号452)、(viii)GGKLSKKKSGGSGG(配列番号453)、(ix)GGKLSKKSGGSGGS(配列番号454)、(x)GGKLSKSGGSGGSV(配列番号455)、または(xi)GAKKSKKRFSFKKS(配列番号456)を含む、請求項17に記載の細胞外小胞。
  27. 前記足場Yが、(i)GGKLSKKKKGYNVN(配列番号446)、(ii)GAKLSKKKKGYNVN(配列番号447)、(iii)GGKQSKKKKGYNVN(配列番号448)、(iv)GGKLAKKKKGYNVN(配列番号449)、(v)GGKLSKKKKGYSGG(配列番号450)、(vi)GGKLSKKKKGSGGS(配列番号451)、(vii)GGKLSKKKKSGGSG(配列番号452)、(viii)GGKLSKKKSGGSGG(配列番号453)、(ix)GGKLSKKSGGSGGS(配列番号454)、(x)GGKLSKSGGSGGSV(配列番号455)、または(xi)GAKKSKKRFSFKKS(配列番号456)からなる、請求項17に記載の細胞外小胞。
  28. KRAS G12D転写物(配列番号1)のヌクレオチド5,568~5,606の範囲内の核酸配列に相補的な10~30ヌクレオチド長の連続ヌクレオチド配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)。
  29. 1つ以上のヌクレオシド類似体を含む、請求項28に記載のASO。
  30. 前記ヌクレオシド類似体のうちの1つ以上が、2’-O-アルキル-RNA;2’-O-メチルRNA(2’-OMe);2’-アルコキシ-RNA;2’-O-メトキシエチル-RNA(2’-MOE);2’-アミノ-DNA;2’-フルオロ-RNA;2’-フルオロ-DNA;アラビノ核酸(ANA);2’-フルオロ-ANA;二環式ヌクレオシド類似体(LNA);またはそれらの任意の組み合わせを含む、請求項29に記載のASO。
  31. 前記ASOが、配列番号4~配列番号85のいずれかを含む、請求項28~30のいずれか1項に記載のASO。
  32. 請求項28~31のいずれか1項に記載のASOを含む細胞外小胞。
  33. 請求項1~27のいずれか1項に記載の細胞外小胞、または請求項28~32のいずれか1項に記載のASO、及び薬学的に許容される希釈剤、担体、塩、または補助剤を含む医薬組成物。
  34. がんを処置する必要がある対象におけるがんを処置するための薬剤の製造における請求項1~27のいずれか1項に記載の細胞外小胞、請求項28~32のいずれか1項に記載のASO、または請求項33に記載の医薬組成物の使用。
  35. がんを処置する必要がある対象におけるがんを処置するための、請求項1~27のいずれか1項に記載の細胞外小胞を含む組成物、請求項28~32のいずれか1項に記載のASOを含む組成物、または請求項33に記載の医薬組成物。
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