JPWO2020255388A1 - 入力制御装置、入力装置、及び入力制御方法 - Google Patents

入力制御装置、入力装置、及び入力制御方法 Download PDF

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Abstract

第2確定部(15)は、第1確定部(14)により第1階層の操作項目が確定された後、位置取得部(11)により第1のタッチ位置とは異なる第2のタッチ位置を示す情報がタッチセンサ(2)から取得された場合に、第1のタッチ位置を基準とした左側領域(30L)と右側領域(30R)を設定する。第2確定部(15)は、左側領域(30L)と右側領域(30R)のそれぞれに対して、確定された第1階層の操作項目に関連する第2階層の操作項目を対応付ける。そして、第2確定部(15)は、左側領域(30L)と右側領域(30R)のうち、第2のタッチ位置が含まれる領域に対応付けた第2階層の操作項目を確定する。

Description

この発明は、入力制御装置、入力装置、及び入力制御方法に関するものである。
車両の運転者は、運転中に表示装置の画面を注視することができないため、ナビゲーション装置等の操作は、音声認識による操作又はリモートコントローラ(以下、「リモコン」と称する)による操作等、画面を注視する必要のない操作方法に制限されている。しかしながら、音声認識による操作には、車中で再生されている音楽又は同乗者との会話等を、運転者の発話として誤認識するといった問題があった。また、リモコンによる操作には、部品点数が増えるといった問題があった。
そこで、近年、運転者が画面を注視することなく車内装備を操作する手段として、タッチセンサが用いられている(例えば、特許文献1参照)。当該タッチセンサは、表示装置と一体に構成されたタッチパネル、及び、表示装置を備えないタッチパッド等を含む。タッチパネルは、ダッシュボード等に設置される。タッチパッドは、ハンドル、又はアームレスト等に設置される。
国際公開第2014/097499号
特許文献1に記載されている触覚入出力装置は、運転者の3本の指がタッチセンサに対してタッチされた場合、1番目にタッチされたタッチ位置に対して車内装備である映像コンテンツ再生機器の操作項目「巻戻し」を割り当て、2番目にタッチされたタッチ位置に対して操作項目「再生/一時停止」を割り当て、3番目にタッチされたタッチ位置に対して操作項目「早送り」を割り当てる。運転者は、「再生/一時停止」の操作を行う場合、1番目にタッチした指と3番目にタッチした指とをタッチセンサにタッチさせたまま、2番目にタッチした指を一旦タッチセンサから離し、所定の時間内に再度タッチするタップ入力を行う。触覚入出力装置は、タップ入力のタッチ位置と、タッチされたままの2つのタッチ位置との相対位置関係に基づいて、タップ入力のタッチ位置が上記2番目にタッチされたタッチ位置に相当することを判定し、上記2番目にタッチされたタッチ位置に割り当てた操作項目「再生/一時停止」を映像コンテンツ再生機器に対して指示する。
特許文献1に記載されたような従来の入力制御装置は、複数のタッチ位置の相対位置関係に基づいて操作項目を判定する構成であるため、例えば、2番目にタッチされたタッチ位置とタップ入力のタッチ位置とが大きくずれた場合、タップ入力のタッチ位置と残り2つのタッチ位置との相対位置関係が変化してしまい、操作項目の誤判定が発生する。また、運転者が、2番目にタッチした指のタップ入力に続けて、3番目にタッチした指のタップ入力等を連続して行った場合等にも、3つのタッチ位置の相対位置関係が変化しやすくなるため、操作項目の誤判定が発生する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、タッチセンサを利用した入力装置における操作項目の誤判定を防止することを目的とする。
この発明に係る入力制御装置は、タッチセンサが検知するタッチ位置を示す情報を取得する位置取得部と、位置取得部により第1のタッチ位置を示す情報が取得された場合、予め定められた第1階層の操作項目に対応する予め定められた振動パターンで、タッチセンサと一体に設けられた振動機構を振動させる振動制御部と、タッチセンサと一体に設けられた圧力センサが検知する圧力を示す情報を取得する圧力取得部と、圧力取得部により取得された圧力を示す情報に基づき、振動機構が振動した場合に第1のタッチ位置に対する圧力が検知されると、振動機構の振動パターンに対応する第1階層の操作項目を確定する第1確定部と、第1確定部により第1階層の操作項目が確定された後、位置取得部により第1のタッチ位置とは異なる第2のタッチ位置を示す情報が取得された場合、第1のタッチ位置を基準とした2つの領域を設定し、設定した2つの領域のそれぞれに対して、確定された第1階層の操作項目に関連する第2階層の操作項目を対応付け、2つの領域のうちの第2のタッチ位置が含まれる領域に対応付けた第2階層の操作項目を確定する第2確定部とを備えるものである。
この発明によれば、第1のタッチ位置を基準として設定した2つの領域と第2のタッチ位置とに基づいて第2階層の操作項目を確定するようにしたので、タッチセンサを利用した入力装置における操作項目の誤判定を防止することができる。
実施の形態1に係る入力装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1における第1階層の操作項目と第2階層の操作項目の例を示す図である。 タッチセンサのタッチ操作領域に第1の指である中指がタッチした状態を示す図である。 タッチセンサのタッチ操作領域にタッチした第1の指である中指が押し込み操作を行った状態を示す図である。 実施の形態1の第2確定部によるタッチ操作領域の分割方法の一例を示す図である。 実施の形態1の第2確定部によるタッチ操作領域の分割方法の別の例を示す図である。 実施の形態1に係る入力制御装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る入力装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る入力装置のハードウェア構成の別の例を示す図である。 第1の指である中指が矢印方向へスライド移動した例を示す図である。 図5における左側領域と右側領域の分割方法の変形例を示す図である。 図6における左側領域と右側領域の分割方法の変形例を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る入力装置1の構成例を示すブロック図である。入力装置1は、タッチセンサ2、圧力センサ3、振動機構4、及び入力制御装置10を備える。入力装置1は、車両に搭載され、当該車両に搭載された各種の車内装備20に接続される。この入力装置1には、車内装備20を操作するための、乗員によるタッチ操作が入力される。以下では、乗員の一例として運転者を想定する。
タッチセンサ2は、例えば、車両のダッシュボードに設置された表示装置と一体に構成されたタッチパネルである。または、タッチセンサ2は、運転者のアームレスト又はハンドルに設置されたタッチパッド等であってもよい。タッチセンサ2は、運転者の指がタッチした位置を検知する。
圧力センサ3は、タッチセンサ2と一体に設けられている。圧力センサ3は、タッチセンサ2に対する圧力を検知する。
振動機構4は、タッチセンサ2及び圧力センサ3と一体に設けられている。振動機構4は、タッチセンサ2を振動させることによって、タッチセンサ2にタッチしている運転者の指に対して触覚を通じて情報を提供する。実施の形態1では、振動機構4が提供する情報は、例えば、車内装備20を動作させる第1階層の操作項目及び第2階層の操作項目である。第1階層の操作項目及び第2階層の操作項目は、図2にて詳述する。
車内装備20は、オーディオ装置、ルーフコントローラ、エアコン、又はナビゲーション装置等の、車両に搭載された装備である。
入力制御装置10は、位置取得部11、振動制御部12、圧力取得部13、第1確定部14、及び第2確定部15を備える。
位置取得部11は、タッチセンサ2が検知するタッチ位置を示す情報を、タッチセンサ2から取得する。実施の形態1では、運転者が3本の指を用いてタッチ操作を行うことを前提とし、運転者が最初にタッチセンサ2にタッチした第1の指(例えば、中指)の位置、つまり1番目にタッチセンサ2が検知したタッチ位置を「第1のタッチ位置」と称する。また、運転者が2番目にタッチセンサ2にタッチした第2の指(例えば、人差し指又は薬指のいずれか一方)の位置、つまり第1のタッチ位置とは異なる位置において2番目にタッチセンサ2が検知したタッチ位置を「第2のタッチ位置」と称する。位置取得部11は、第1のタッチ位置を示す情報を振動制御部12へ出力し、第2のタッチ位置を示す情報を第2確定部15へ出力する。タッチ位置を示す情報は、タッチセンサ2で構成されるタッチ操作領域に対して定義されたX軸とY軸の直交座標系で表される。以下では、X軸はタッチ操作領域の左右方向であり、Y軸はタッチ操作領域の上下方向であるものとする。また、実施の形態1では、位置取得部11は、タッチ位置を示す情報に、タッチ位置だけでなく、タップ操作、長押し操作、及びフリック操作といったタッチ操作の内容も含めることとする。
振動制御部12は、第1のタッチ位置を示す情報を位置取得部11から受け取った場合、第1階層の操作項目に対応する振動パターンで振動するように振動機構4を制御する。また、振動制御部12は、振動機構4に指示した振動パターンに対応する第1階層の操作項目を示す情報と第1のタッチ位置を示す情報とを、第1確定部14へ出力する。
図2は、実施の形態1における第1階層の操作項目と第2階層の操作項目の例を示す図である。図2の例では、第1階層の操作項目には、オーディオ装置の選曲操作、音量操作及びオーディオソース操作、ルーフコントローラのルーフ開閉操作、エアコンの温度操作及び風量操作、並びにナビゲーション装置のディスプレイチルト調整操作が含まれる。また、第1階層の操作項目のそれぞれには、第2階層の操作項目が対応付けられている。例えば、第1階層の操作項目である選曲操作に対して、第2階層の操作項目として、次のトラック再生、早送り、前のトラック再生、及び早戻しの4項目が対応付けられている。
振動制御部12は、第1階層の操作項目のそれぞれに対応する振動パターンを予め記憶している。例えば、「選曲操作」に対応する振動パターンは、「ブル」という短い振動1回である。また、例えば、「音量操作」に対応する振動パターンは、「ブルブル」という短い振動2回である。また、例えば、「オーディオソース操作」に対応する振動パターンは、「ブルブルブル」という短い振動3回である。また、例えば、「ルーフ開閉操作」に対応する振動パターンは、「ブーブル」という長い振動1回と短い振動1回の組み合わせである。
例えば、振動制御部12は、第1のタッチ位置を示す情報を位置取得部11から受け取った場合、予め定められた時間ごと(例えば、1秒ごと)に振動パターンを切り替えて振動機構4を振動させる。車内装備20がオーディオ装置のみである場合、運転者がタッチセンサ2に第1の指をタッチしている間、振動制御部12の制御によって、振動機構4がタッチセンサ2を「ブル」と振動させ、その1秒後に「ブルブル」と振動させ、その1秒後に「ブルブルブル」と振動させる。振動制御部12は、「ブル」、「ブルブル」、「ブルブルブル」の振動パターンを繰り返すように振動機構4に指示してもよい。
運転者は、自身が希望する第1階層の操作項目に対応する振動パターンの振動を認識した場合、次の振動パターンの振動が始まる前に、タッチセンサ2にタッチしている第1の指をタッチセンサ2に向かって押し込む操作を行う。運転者は、この押し込み操作を行うことにより、以降に記載する圧力取得部13及び第1確定部14の作用によって、希望する第1階層の操作項目を選択し確定することができる。
または、振動制御部12は、第1のタッチ位置を示す情報を位置取得部11から受け取った場合、この第1のタッチ位置が予め定められた距離移動する都度、つまり運転者がフリック操作を行う都度、振動パターンを切り替えてもよい。
または、振動制御部12は、第1のタッチ位置を示す情報を位置取得部11から受け取った場合、この第1のタッチ位置に対応する振動パターンで振動するように振動機構4を制御してもよい。この場合、タッチセンサ2のタッチ操作領域が複数の領域に分割され、1つの分割領域に対して1つの第1階層の操作項目とその振動パターンとが対応付けられる。振動制御部12は、第1のタッチ位置を含む分割領域に対応付けられている第1階層の操作項目の振動パターンを振動機構4に指示する。
圧力取得部13は、圧力センサ3が検知するタッチセンサ2に対する圧力を示す情報を、圧力センサ3から取得して第1確定部14へ出力する。なお、圧力取得部13は、圧力センサ3が検知した圧力が予め定められた閾値以上となった場合に、圧力を示す情報を第1確定部14へ出力する。予め定められた閾値は、運転者が指を押し込む操作を行ったか否かを判定するための値である。
第1確定部14は、振動制御部12から現在の振動パターンに対応する第1階層の操作項目を示す情報と第1のタッチ位置を示す情報とを受け取る。また、第1確定部14は、圧力取得部13から第1のタッチ位置における押し込み操作に相当する圧力を示す情報を受け取る。第1確定部14は、押し込み操作に相当する圧力を示す情報を振動制御部12から受け取った場合、当該押し込み操作が行われたときの振動パターンに対応する第1階層の操作項目を確定する。第1確定部14は、確定した第1階層の操作項目を示す情報と第1のタッチ位置を示す情報とを、第2確定部15へ出力する。
なお、第1確定部14は、第1階層の操作項目を確定したことを運転者に提供するために、振動制御部12を介して振動機構4を振動させてもよい。また、第1確定部14は、第1階層の操作項目を確定したことを運転者に提供するために、図示しないヘッドアップディスプレイに確定した第1階層の操作項目名等の表示をさせてもよいし、図示しないスピーカから確定した第1階層の操作項目名等の音声出力をさせてもよい。
図3は、タッチセンサ2のタッチ操作領域30に第1の指である中指41がタッチした状態を示す図である。図4は、タッチセンサ2のタッチ操作領域30にタッチした第1の指である中指41が押し込み操作を行った状態を示す図である。図3に示されるように、運転者がタッチセンサ2に中指41をタッチし、「ブル」という振動パターンで振動機構4が振動した際に、図4に示されるように、この振動パターンに対応する第1階層の操作項目を確定させるために中指41を押し込んだとする。この場合、第1確定部14は、「ブル」という振動パターンに対応する第1階層の操作項目「選曲操作」を示す情報を、振動制御部12から受け取る。また、第1確定部14は、第1のタッチ位置における押し込み操作に相当する圧力を示す情報を圧力取得部13から受け取る。そして、第1確定部14は、第1階層の操作項目として「選曲操作」を確定する。
第2確定部15は、確定された第1階層の操作項目を示す情報と第1のタッチ位置を示す情報とを第1確定部14から受け取る。また、第2確定部15は、第2のタッチ位置を示す情報を位置取得部11から受け取る。第2確定部15は、第1のタッチ位置を示す情報に基づき、当該第1のタッチ位置を基準として、タッチセンサ2のタッチ操作領域30を2つの領域に分割する。そして、第2確定部15は、分割した領域それぞれに対し、図2に示されるような第2階層の操作項目を対応付ける。
図5は、実施の形態1の第2確定部15によるタッチ操作領域30の分割方法の一例を示す図である。第2確定部15は、第1のタッチ位置を示す情報に含まれるY軸の座標位置(図5に破線で示す)を基準にして、タッチ操作領域30を第1のタッチ位置より右側の右側領域30Rと第1のタッチ位置より左側の左側領域30Lとに分割する。例えば、第1確定部14により確定された第1階層の操作項目が「選曲操作」である場合、第2確定部15は、右側領域30Rに対して第2階層の操作項目「次のトラック再生」と「早送り」を対応付け、左側領域30Lに対して第2階層の操作項目「前のトラック再生」と「早戻し」を対応付ける。右側領域30Rに対応付けられた「次のトラック再生」と左側領域30Lに対応付けられた「前のトラック再生」とは、反対の操作内容である。同様に、右側領域30Rに対応付けられた「早送り」と左側領域30Lに対応付けられた「早戻し」とは、反対の操作内容である。
第2確定部15は、位置取得部11から第2のタッチ位置を示す情報を受け取った場合、当該第2のタッチ位置が右側領域30Rであれば、右側領域30Rに対応付けた第2階層の操作項目を確定する。一方、第2確定部15は、当該第2のタッチ位置が左側領域30Lであれば、左側領域30Lに対応付けた第2階層の操作項目を確定する。なお、第2確定部15は、図2に示されるようにタッチ操作の内容に応じて第2階層の操作項目が変わる場合、第2のタッチ位置とタッチ操作の内容とに応じて第2階層の操作項目を確定すればよい。第2確定部15は、確定した第2階層の操作項目を示す情報を、車内装備20へ出力する。車内装備20は、第2階層の操作項目を示す情報を第2確定部15から受け取ると、第2階層の操作項目に対応する動作を実行する。
図5に示されるように、運転者が第1階層の操作項目として「選曲操作」を確定させた後、タッチセンサ2に第1の指である中指41を押し込んだまま(又はタッチしたまま)、第2の指である人差し指42をタッチセンサ2にタップしたとする。この場合、第2確定部15は、第2のタッチ位置が右側領域30Rであり、第2の指である人差し指42のタッチ操作が「タップ」であるため、第2確定部15は、「選曲操作」に関連する第2階層の操作項目として「次のトラック再生」を確定する。
運転者が第1階層の操作項目として「選曲操作」を確定させた後、タッチセンサ2に第1の指である中指41を押し込んだまま(又はタッチしたまま)、第2の指である薬指43をタッチセンサ2に長押ししたとする。薬指43は、図5に二点鎖線で示される。この場合、第2確定部15は、第2のタッチ位置が左側領域30Lであり、第2の指である薬指43のタッチ操作が「長押し」であるため、第2確定部15は、「選曲操作」に関連する第2階層の操作項目として「早戻し」を確定する。
なお、第2確定部15は、第2階層の操作項目を確定したことを運転者に提供するために、振動制御部12を介して振動機構4を振動させてもよい。また、第2確定部15は、第2階層の操作項目を確定したことを運転者に提供するために、図示しないヘッドアップディスプレイに確定した第2階層の操作項目名等の表示をさせてもよいし、図示しないスピーカから確定した第2階層の操作項目名等の音声出力をさせてもよい。
第1のタッチ位置を基準としたタッチ操作領域30の分割方法は、図5に示される方法に限定されない。
図6は、実施の形態1の第2確定部15によるタッチ操作領域30の分割方法の別の例を示す図である。図6の例は、タッチセンサ2が指紋を認識する機能を有する前提である。第2確定部15は、第1の指である中指41のタッチ位置と指紋とを示す情報を、位置取得部11を介してタッチセンサ2から取得する。第2確定部15は、中指41の指紋に基づいて中指41の向きを推定し、推定した中指41の向き(図6に破線で示す)を基準にして、タッチ操作領域30を左側領域30Lと右側領域30Rとに分割する。
また、例えば、第2確定部15は、第1の指である中指41のタッチ位置とタッチ面積とを示す情報を、位置取得部11を介してタッチセンサ2から取得してもよい。この場合、第2確定部15は、中指41のタッチ面積に基づいてタッチ形状41a(図6に二点鎖線で示す)を推定し、推定したタッチ形状41aの長手方向を中指41の向きとする。そして、第2確定部15は、中指41の向き(図6に破線で示す)を基準にして、タッチ操作領域30を左側領域30Lと右側領域30Rとに分割する。
次に、入力制御装置10の動作を説明する。
図7は、実施の形態1に係る入力制御装置10の動作例を示すフローチャートである。入力制御装置10は、図7のフローチャートに示される動作を繰り返し行う。
ステップST1において、位置取得部11は、第1のタッチ位置をタッチセンサ2から取得する。位置取得部11が第1のタッチ位置をタッチセンサ2から取得した場合、つまり、運転者の第1の指がタッチセンサ2にタッチした場合(ステップST1“YES”)、入力制御装置10の処理はステップST2へ進む。一方、位置取得部11が第1のタッチ位置をタッチセンサ2から取得しなかった場合、つまり、運転者の第1の指がタッチセンサ2にタッチしていない場合(ステップST1“NO”)、入力制御装置10の処理はステップST1へ戻る。
ステップST2において、振動制御部12は、例えば、予め定められた時間ごとに第1階層の操作項目に対応する振動パターンを切り替えながら振動機構4を振動させる。
ステップST3において、圧力取得部13は、第1のタッチ位置における圧力を圧力センサ3から取得する。圧力取得部13が予め定められた閾値以上の圧力を圧力センサ3から取得した場合、つまり、運転者が第1の指を押し込んだ場合(ステップST3“YES”)、入力制御装置10の処理はステップST4へ進む。一方、圧力取得部13が上記予め定められた閾値未満の圧力を圧力センサ3から取得した場合、つまり、運転者が第1の指を押し込まなかった場合(ステップST3“NO”)、入力制御装置10の処理はステップST2へ戻る。その場合、ステップST2において、振動制御部12は、前回のステップST2から上記予め定められた時間が経過した時点で、次の第1階層の操作項目に対応する振動パターンで振動機構4を振動させる。
ステップST4において、第1確定部14は、圧力取得部13から圧力を示す情報を受け取った際に、振動制御部12が振動機構4に指示していた振動パターンに対応する第1階層の操作項目を確定する。
また、この際、第2確定部15は、第1確定部14から受け取った第1のタッチ位置を示す情報を用いて、第1のタッチ位置を基準とした左側領域30Lと右側領域30Rとを、タッチセンサ2のタッチ操作領域30に対して設定する。さらに、第2確定部15は、第1確定部14により確定された第1階層の操作項目に関連する第2階層の操作項目を、左側領域30Lと右側領域30Rとに対応付ける。
ステップST5において、位置取得部11は、第2のタッチ位置をタッチセンサ2から取得する。位置取得部11が第2のタッチ位置をタッチセンサ2から取得した場合、つまり、運転者の第2の指がタッチセンサ2にタッチした場合(ステップST5“YES”)、入力制御装置10の処理はステップST6へ進む。一方、位置取得部11が第2のタッチ位置をタッチセンサ2から取得しなかった場合、つまり、運転者の第2の指がタッチセンサ2にタッチしていない場合(ステップST5“NO”)、入力制御装置10の処理はステップST7へ進む。
ステップST6において、第2確定部15は、位置取得部11から第2のタッチ位置を示す情報を受け取り、左側領域30Lと右側領域30Rのうち、第2のタッチ位置が含まれる領域に対応付けた第2階層の操作項目を確定する。第2確定部15は、確定した第2階層の操作項目を示す情報を、車内装備20へ出力する。
ステップST7において、位置取得部11は、第1のタッチ位置への第1の指のタッチが終了したか否かを判断する。位置取得部11が第1のタッチ位置への第1の指のタッチが終了したと判断した場合、つまり、運転者の第1の指がタッチセンサ2から離れた場合(ステップST7“YES”)、運転者はこれ以上の車内装備20の操作を行う意思がないため、入力制御装置10の処理は終了する。
一方、位置取得部11が第1のタッチ位置への第1の指のタッチが継続していると判断した場合、つまり、運転者の第1の指がタッチセンサ2にタッチしたままである場合(ステップST7“NO”)、運転者は引き続き車内装備20の操作を行う意思があるため、入力制御装置10の処理はステップST5へ戻る。その場合、ステップST5において、第2確定部15は、新たに位置取得部11が取得した第2のタッチ位置に対応する第2階層の操作項目を、ステップST4にて設定済みの左側領域30Lと右側領域30Rとを用いて確定する。例えば、運転者が5曲先のトラックを再生させようとする場合、右側領域30Rにおいて第2の指のタップ操作を5回繰り返す必要がある。この場合、第2確定部15は、第2の指によるタップ操作の都度、第1のタップ位置を基準として設定済みの左側領域30Lと右側領域30Rとを用いて第2階層の操作項目「次のトラック再生」を確定する。そのため、連続してタップ操作が行われた場合でも、また、それらのタップ操作のタッチ位置が毎回ずれたとしても、第2のタッチ位置が右側領域30R内に収まるため、第2確定部15は正しい第2階層の操作項目を確定することができる。
次に、実施の形態1に係る入力装置1のハードウェア構成を説明する。
図8及び図9は、実施の形態1に係る入力装置1のハードウェア構成例を示す図である。入力装置1を構成するタッチセンサ2、圧力センサ3、振動機構4、及び入力制御装置10は、バス103等により接続される。入力制御装置10における位置取得部11、振動制御部12、圧力取得部13、第1確定部14、及び第2確定部15の機能は、処理回路により実現される。即ち、入力制御装置10は、上記機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路100であってもよいし、メモリ102に格納されるプログラムを実行するプロセッサ101であってもよい。
図8に示されるように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路100は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものが該当する。位置取得部11、振動制御部12、圧力取得部13、第1確定部14、及び第2確定部15の機能を複数の処理回路100で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路100で実現してもよい。
図9に示されるように、処理回路がプロセッサ101である場合、位置取得部11、振動制御部12、圧力取得部13、第1確定部14、及び第2確定部15の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ102に格納される。プロセッサ101は、メモリ102に格納されたプログラムを読みだして実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、入力制御装置10は、プロセッサ101により実行されるときに、図7のフローチャートで示されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ102を備える。また、このプログラムは、位置取得部11、振動制御部12、圧力取得部13、第1確定部14、及び第2確定部15の手順又は方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
ここで、プロセッサ101とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、又はマイクロプロセッサ等のことである。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク又はフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
なお、位置取得部11、振動制御部12、圧力取得部13、第1確定部14、及び第2確定部15の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、入力制御装置10における処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の機能を実現することができる。
以上のように、実施の形態1に係る入力制御装置10は、位置取得部11、振動制御部12、圧力取得部13、第1確定部14、及び第2確定部15を備える。位置取得部11は、タッチセンサ2が検知するタッチ位置を示す情報を取得する。振動制御部12は、位置取得部11により第1のタッチ位置を示す情報が取得された場合に、予め定められた第1階層の操作項目に対応する予め定められた振動パターンで、タッチセンサ2と一体に設けられた振動機構4を振動させる。圧力取得部13は、タッチセンサ2と一体に設けられた圧力センサ3が検知する圧力を示す情報を取得する。第1確定部14は、圧力取得部13により取得された圧力を示す情報に基づき、振動機構4が振動した場合に第1のタッチ位置に対する圧力が検知されると、振動機構4の振動パターンに対応する第1階層の操作項目を確定する。第2確定部15は、第1確定部14により第1階層の操作項目が確定された後、位置取得部11により第1のタッチ位置とは異なる第2のタッチ位置を示す情報が取得された場合に、第1のタッチ位置を基準とした2つの領域を設定し、設定した2つの領域のそれぞれに対して、確定された第1階層の操作項目に関連する第2階層の操作項目を対応付ける。そして、第2確定部15は、2つの領域のうちの第2のタッチ位置が含まれる領域に対応付けた第2階層の操作項目を確定する。このように、入力制御装置10は、第1のタッチ位置を基準として設定した2つの領域と第2のタッチ位置とに基づいて第2階層の操作項目を確定するようにしたので、運転者は左手の中指41をタッチした状態でその右側を人差し指42でタッチ操作すれば右側領域30Rに対応付けられた第2階層の操作項目を確定させ、中指41の左側を薬指43でタッチ操作すれば左側領域30Lに対応付けられた第2階層の操作項目を確定させることができる。したがって、入力制御装置10は、タッチセンサ2を利用した入力装置1における操作項目の誤判定を防止することができる。また、運転者は、指への振動パターンに基づいて第1階層の操作項目を確定させることができるため、手元を見ることなくタッチ操作を行うことができる。
なお、実施の形態1では、左手の中指41を第1の指、人差し指42及び薬指43を第2の指とした例が示されたが、第1の指と第2の指はこれらの指に限定されない。例えば、左手の人差し指が第1の指、親指及び中指が第2の指であってもよい。また、タッチ操作を行う手は、左手であってもよいし右手であってもよい。
また、実施の形態1の第2確定部15は、第1のタッチ位置を基準として設定した左側領域30Lと右側領域30Rのうち、一方の左側領域30Lに対応付ける第2階層の操作項目の内容と、もう一方の右側領域30Rに対応付ける第2階層の操作項目の内容とを、反対の内容にする。第1の指の右隣りの指をタッチ操作した場合と左隣りの指をタッチ操作した場合とで確定される第2階層の操作項目が、「早送り」と「早戻し」のような反対の内容であることにより、運転者は、第2階層の操作項目の内容を直感的に把握することができる。
また、実施の形態1の第2確定部15は、第1のタッチ位置にタッチしている第1の指の向きを基準として左側領域30Lと右側領域30Rを設定してもよい。これにより、入力制御装置10は、運転者が斜め方向又は横方向からタッチセンサ2をタッチした場合に、第1の指と第2の指との位置関係に対応させた左側領域30Lと右側領域30Rを設定することができる。したがって、入力制御装置10は、運転者が斜め方向又は横方向からタッチセンサ2をタッチした場合でも、操作項目の誤判定を防止することができる。また、運転者は、タッチセンサ2と自身の手との位置関係を気にする必要がないため、手元を見ることなくタッチ操作を行うことができる。
また、実施の形態1の振動制御部12は、第1階層の操作項目ごとに異なる振動パターンを示す情報を有し、予め定められた時間ごとに振動パターンを切り替えて振動機構4を振動させる。または、振動制御部12は、第1のタッチ位置が予め定められた距離移動すると、つまりフリック操作されると、振動パターンを切り替えて振動機構4を振動させる。これらの構成により、入力制御装置10は、振動パターンによって、確定可能な第1階層の操作項目に関する情報を運転者に提供することができる。よって、運転者は、手元を見ることなくタッチ操作を行うことができる。
次に、実施の形態1に係る入力制御装置10の変形例を説明する。
図10は、第1の指である中指41が矢印方向へスライド移動した例を示す図である。第1の指である中指41を最初にタッチした位置が、タッチ操作領域30の端部であった場合、第2の指のタッチ操作がしにくい。そのため、第1の指である中指41が、第2の指のタッチ操作がしやすい位置(図10の中指41Aの位置)までスライド移動可能であることが好ましい。この構成を実現するために、位置取得部11は、移動後の中指41Aのタッチ位置を示す情報を、タッチセンサ2から取得して第2確定部15へ出力する。第2確定部15は、移動後の中指41Aのタッチ位置を基準として左側領域30Lと右側領域30Rを再設定する。このように、第2確定部15は、常に、最新の第1のタッチ位置を基準とした左側領域30Lと右側領域30Rを設定する。これにより、運転者は、第2の指によるタッチ操作をしやすい位置へ第1の指を移動させることができる。
図11は、図5における左側領域30Lと右側領域30Rの分割方法の変形例を示す図である。図11に示されるように、第2確定部15は、第1のタッチ位置を示す情報に含まれるY軸の座標位置を基準にして、タッチ操作領域30を第1のタッチ位置より右側の右側領域30Rと第1のタッチ位置より左側の左側領域30Lとに分割する。さらに、第2確定部15は、第1のタッチ位置を示す情報に含まれるX軸の座標位置を基準にして、左側領域30Lを、上側の第1領域30L−1と下側の第2領域30L−2とに分割する。また、第2確定部15は、第1のタッチ位置を示す情報に含まれるX軸の座標位置を基準にして、右側領域30Rを、上側の第3領域30R−1と下側の第4領域30R−2とに分割する。続いて、第2確定部15は、第1領域30L−1と第3領域30R−1に対して第2階層の操作項目の大きい操作量を割り当て、第2領域30L−2と第4領域30R−2に対して第2階層の操作項目の小さい操作量を割り当てる。
例えば、第1階層の操作項目が「音量操作」であり、左側領域30Lに対応する第2階層の操作項目が「音量ダウン」であり、右側領域30Rに対応する第2階層の操作項目が「音量アップ」であるものとする。この場合、第2確定部15は、第1領域30L−1に対して「2段階の音量ダウン」を割り当て、第3領域30R−1に対して「2段階の音量アップ」を割り当てる。また、第2確定部15は、第2領域30L−2に対して「1段階の音量ダウン」を割り当て、第4領域30R−2に対して「1段階の音量アップ」を割り当てる。これにより、運転者は、第1の指より上側に第2の指をタッチした場合、より大きい操作量の動作を車内装備20に実行させることができ、第1の指より下側に第2の指をタッチした場合、より小さい操作量の操作を車内装備20に実行させることができる。なお、第2確定部15は、この例では、第1の指より上側の領域に対して大きい操作量を割り当て、第1の指より下側の領域に対して小さい操作量を割り当てたが、反対に、第1の指より上側の領域に対して小さい操作量を割り当て、第1の指より下側の領域に対して大きい操作量を割り当ててもよい。
図12は、図6における左側領域30Lと右側領域30Rの分割方法の変形例を示す図である。図12に示されるように、第2確定部15は、第1のタッチ位置に対応する第1の指の向きを基準にして、タッチ操作領域30を第1のタッチ位置より右側の右側領域30Rと第1のタッチ位置より左側の左側領域30Lとに分割する。さらに、第2確定部15は、第1の指の向きに対して直交する軸を基準にして、左側領域30Lを、上側の第1領域30L−1と下側の第2領域30L−2とに分割する。また、第2確定部15は、第1の指の向きに対して直交する軸を基準にして、右側領域30Rを、上側の第3領域30R−1と下側の第4領域30R−2とに分割する。続いて、第2確定部15は、図11の例と同様に、第1領域30L−1と第3領域30R−1に対して第2階層の操作項目の大きい操作量を割り当て、第2領域30L−2と第4領域30R−2に対して第2階層の操作項目の小さい操作量を割り当てる。
図11及び図12に示される分割方法の場合、運転者は、車内装備20の動作を実行させる第2階層の操作項目だけでなく、第2階層の操作項目の操作量を、手元を見ることなく容易にタッチ操作することができる。また、第2確定部15が第1のタッチ位置を基準にして第1領域30L−1、第2領域30L−2、第3領域30R−1、及び第4領域30R−2を設定するため、入力制御装置10は、タッチセンサ2を利用した入力装置1における操作項目の誤判定を防止することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、又は実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る入力装置は、ユーザが手元を見ることなくタッチ操作を行うことができるようにしたので、車両のダッシュボードに設置された表示装置と一体に構成されたタッチパネル、又は、運転者のアームレスト若しくはハンドルに設置されたタッチパッド等に用いられる入力装置に適している。
1 入力装置、
2 タッチセンサ、3 圧力センサ、4 振動機構、10 入力制御装置、11 位置取得部、12 振動制御部、13 圧力取得部、14 第1確定部、15 第2確定部、20 車内装備、30 タッチ操作領域、30L 左側領域、30L−1 第1領域、30L−2 第2領域、30R 右側領域、30R−1 第3領域、20R−2 第4領域、41,41A 中指、41a タッチ形状、42 人差し指、43 薬指、100 処理回路、101 プロセッサ、102 メモリ、103 バス。

Claims (9)

  1. タッチセンサが検知するタッチ位置を示す情報を取得する位置取得部と、
    前記位置取得部により第1のタッチ位置を示す情報が取得された場合、予め定められた第1階層の操作項目に対応する予め定められた振動パターンで、前記タッチセンサと一体に設けられた振動機構を振動させる振動制御部と、
    前記タッチセンサと一体に設けられた圧力センサが検知する圧力を示す情報を取得する圧力取得部と、
    前記圧力取得部により取得された圧力を示す情報に基づき、前記振動機構が振動した場合に前記第1のタッチ位置に対する圧力が検知されると、前記振動機構の前記振動パターンに対応する前記第1階層の操作項目を確定する第1確定部と、
    前記第1確定部により前記第1階層の操作項目が確定された後、前記位置取得部により前記第1のタッチ位置とは異なる第2のタッチ位置を示す情報が取得された場合、前記第1のタッチ位置を基準とした2つの領域を設定し、設定した前記2つの領域のそれぞれに対して、確定された前記第1階層の操作項目に関連する第2階層の操作項目を対応付け、前記2つの領域のうちの前記第2のタッチ位置が含まれる領域に対応付けた第2階層の操作項目を確定する第2確定部とを備える入力制御装置。
  2. 前記第2確定部は、前記第1のタッチ位置を基準として設定した前記2つの領域のうちの一方の領域に対応付ける第2階層の操作項目の内容と、もう一方の領域に対応付ける第2階層の操作項目の内容とを、反対の内容にすることを特徴とする請求項1記載の入力制御装置。
  3. 前記第2確定部は、前記第1のタッチ位置にタッチしている指の向きを基準として前記2つの領域を設定することを特徴とする請求項1記載の入力制御装置。
  4. 前記振動制御部は、前記第1階層の操作項目ごとに異なる前記振動パターンを示す情報を有し、予め定められた時間ごとに前記振動パターンを切り替えて前記振動機構を振動させることを特徴とする請求項1記載の入力制御装置。
  5. 前記振動制御部は、前記第1階層の操作項目ごとに異なる前記振動パターンを示す情報を有し、前記第1のタッチ位置が予め定められた距離移動すると前記振動パターンを切り替えて前記振動機構を振動させることを特徴とする請求項1記載の入力制御装置。
  6. 前記第2確定部は、前記第1のタッチ位置が移動した場合、移動後の前記第1のタッチ位置を基準として前記2つの領域を再設定することを特徴とする請求項1記載の入力制御装置。
  7. 前記第2確定部は、前記第1のタッチ位置を基準として設定した前記2つの領域のうちの一方の領域を、前記第1のタッチ位置を基準として第1領域と第2領域とに分割し、前記一方の領域に対応付けた前記第2階層の操作項目の大きい操作量を前記第1領域に割り当てると共に小さい操作量を前記第2領域に割り当て、前記もう一方の領域を、前記第1のタッチ位置を基準として第3領域と第4領域とに分割し、前記もう一方の領域に対応付けた前記第2階層の操作項目の大きい操作量を前記第3領域に割り当てると共に小さい操作量を前記第4領域に割り当てることを特徴とする請求項2記載の入力制御装置。
  8. タッチセンサと、
    前記タッチセンサと一体に設けられた圧力センサと、
    前記タッチセンサと一体に設けられた振動機構と、
    請求項1記載の入力制御装置とを備える入力装置。
  9. 位置取得部が、タッチセンサが検知するタッチ位置を示す情報を取得し、
    振動制御部が、前記位置取得部により第1のタッチ位置を示す情報が取得された場合、予め定められた第1階層の操作項目に対応する予め定められた振動パターンで、前記タッチセンサと一体に設けられた振動機構を振動させ、
    圧力取得部が、前記タッチセンサと一体に設けられた圧力センサが検知する圧力を示す情報を取得し、
    第1確定部が、前記圧力取得部により取得された圧力を示す情報に基づき、前記振動機構が振動した場合に前記第1のタッチ位置に対する圧力が検知されると、前記振動機構の前記振動パターンに対応する前記第1階層の操作項目を確定し、
    第2確定部が、前記第1確定部により前記第1階層の操作項目が確定された後、前記位置取得部により前記第1のタッチ位置とは異なる第2のタッチ位置を示す情報が取得された場合、前記第1のタッチ位置を基準とした2つの領域を設定し、設定した前記2つの領域のそれぞれに対して、確定された前記第1階層の操作項目に関連する第2階層の操作項目を対応付け、前記2つの領域のうちの前記第2のタッチ位置が含まれる領域に対応付けた第2階層の操作項目を確定する入力制御方法。
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