JPWO2020234972A1 - 釈放形電磁引き外し装置 - Google Patents

釈放形電磁引き外し装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020234972A1
JPWO2020234972A1 JP2021520534A JP2021520534A JPWO2020234972A1 JP WO2020234972 A1 JPWO2020234972 A1 JP WO2020234972A1 JP 2021520534 A JP2021520534 A JP 2021520534A JP 2021520534 A JP2021520534 A JP 2021520534A JP WO2020234972 A1 JPWO2020234972 A1 JP WO2020234972A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
latch
engaging portion
type electromagnetic
reset button
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021520534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7051007B2 (ja
Inventor
洋介 仲西
幸本 茂樹
智也 出口
和久 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020234972A1 publication Critical patent/JPWO2020234972A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7051007B2 publication Critical patent/JP7051007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/02Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/42Driving mechanisms
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/50Manual reset mechanisms which may be also used for manual release
    • H01H71/58Manual reset mechanisms which may be also used for manual release actuated by push-button, pull-knob, or slide
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H73/00Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism
    • H01H73/36Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism having electromagnetic release and no other automatic release
    • H01H73/44Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism having electromagnetic release and no other automatic release reset by push-button, pull-knob or slide

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Breakers (AREA)

Abstract

釈放形電磁引き外し装置(1)は、フレーム(10)と、レバー(20)と、第1ラッチ(30)と、リセットボタンユニット(40)と、第2ラッチ(50)と、電磁ソレノイド(60)とを備える。レバー(20)は、遮断器の開閉機構に作用する方向に付勢され、フレーム(10)に回転可能に支持される。リセットボタンユニット(40)は、フレーム(10)から突出する方向である第1方向に付勢される。第2ラッチ(50)は、リセットボタンユニット(40)がフレーム(10)から突出した状態から第1方向と逆方向へ押された場合に、レバー(20)を回転させレバー(20)を第1ラッチ(30)と係合させる。電磁ソレノイド(60)は、レバー(20)が第1ラッチ(30)および第2ラッチ(50)と係合された状態である係合状態においてプランジャ(61)によって第1ラッチ(30)と第2ラッチ(50)とを回転させることで係合状態を解除する。

Description

本発明は、気中遮断器などの遮断器に用いられる釈放形電磁引き外し装置に関する。
従来、気中遮断器などの遮断器に配置される引き外し装置として、異常な電流が検知された場合に動作する釈放形電磁引き外し装置が知られている。遮断器において異常な電流が検知された場合、釈放形電磁引き外し装置が初期状態から釈放状態になることにより、遮断器がオフ状態になる。
釈放形電磁引き外し装置にはリセットボタンが設けられている。リセットボタンは、釈放形電磁引き外し装置が初期状態から釈放状態になる際に、釈放形電磁引き外し装置から突出する。リセットボタンが押されることによって、釈放形電磁引き外し装置のリセット動作が行われ、釈放形電磁引き外し装置が釈放状態から初期状態へ戻る。
実開平2−31044号公報
しかしながら、上記従来の技術では、リセットボタンが押され続けた場合、リセット動作が優先される。そのため、リセットボタンが押され続けている状態で異常な電流が検知された場合、釈放形電磁引き外し装置が釈放状態へ移行せず、遮断器がオフ状態にならない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リセットボタンが押され続けている状態においてリセット動作よりも釈放を優先し、遮断器をオフ状態とすることができる釈放形電磁引き外し装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の釈放形電磁引き外し装置は、遮断器に配置される釈放形電磁引き外し装置であって、フレームと、レバーと、第1ラッチと、リセットボタンユニットと、第2ラッチと、電磁ソレノイドとを備える。レバーは、フレームに回転可能に支持され、遮断器の開閉機構に作用する方向に付勢される。第1ラッチは、フレームに回転可能に支持され、レバーと係合する方向に付勢される。リセットボタンユニットは、フレームに移動可能に支持され、フレームから突出する方向である第1方向に付勢される。第2ラッチは、リセットボタンユニットに回転可能に支持された状態でレバーと係合する方向に付勢され、リセットボタンユニットがフレームから突出した状態から第1方向と逆方向である第2方向へ押された場合に、レバーを回転させレバーと第1ラッチとを係合させる。電磁ソレノイドは、レバーが第1ラッチおよび第2ラッチと係合された状態である係合状態においてプランジャの突出によって第1ラッチと第2ラッチとを付勢された方向とは逆方向に回転させることで係合状態を解除する。
本発明によれば、リセットボタンが押され続けている状態においてリセット動作よりも釈放を優先し、遮断器をオフ状態とすることができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる遮断器の構成例を示す図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置を説明するための図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のY軸負方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置におけるフレームの一つの側板を外した状態を示す側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の初期状態をY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置におけるプランジャが動作した状態をY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の動作が途中である状態をY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の動作が完了した状態をY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の動作が完了した状態をY軸負方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット途中の状態をY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット途中の状態をY軸負方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット完了の状態をY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット完了の状態をY軸負方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセットボタンユニットが押され続けている状態で電磁ソレノイドが動作した状態をY軸正方向から見た場合の側面図 実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセットボタンユニットが押され続けている状態で動作が完了した状態をY軸正方向から見た場合の側面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる釈放形電磁引き外し装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる遮断器の構成例を示す図である。図2は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置を説明するための図である。なお、図1および図2における左右方向をX軸方向、図1および図2における上下方向をZ軸方向、X軸方向とZ軸方向とに各々直交する方向をY軸方向と定義する。また、その他の図面などにおいても、図1および図2に示すXYZ座標系に対応するXYZ座標を示している。
図1に示すように、遮断器100は、固定接点110と、可動接点111と、可動接点111を固定接点110へ接触させたり可動接点111を固定接点110から離したりする開閉機構112とを備える。開閉機構112が可動接点111を固定接点110に接触させることによって遮断器100がオン状態になる。開閉機構112が可動接点111を固定接点110から離すことによって遮断器100がオフ状態になる。遮断器100は、例えば気中遮断器である。遮断器100には、釈放形電磁引き外し装置1が配置可能である。
図2に示すように、釈放形電磁引き外し装置1は、フレーム10と、フレーム10に回転可能に支持され遮断器100の開閉機構112に作用する方向に付勢されるレバー20と、フレーム10に回転可能に支持され、レバー20と係合する方向に付勢される第1ラッチ30とを備える。
また、釈放形電磁引き外し装置1は、フレーム10に移動可能に支持され、X軸正方向に付勢されるリセットボタンユニット40と、リセットボタンユニット40に回転可能に支持された状態でレバー20と係合する方向に付勢される第2ラッチ50とを備える。X軸正方向は、リセットボタンユニット40がフレーム10から突出する方向である第1方向の一例である。
リセットボタンユニット40の先端部にはリセットボタン41が設けられる。第2ラッチ50は、リセットボタンユニット40がフレーム10から突出した状態からX軸負方向へ押された場合に、レバー20を回転させレバー20と第1ラッチ30とを係合させる。X軸負方向は、第2方向の一例であり、フレーム10から突出する方向である第1方向と逆方向である。
また、釈放形電磁引き外し装置1は、プランジャ61を有し且つ通電されることによってプランジャ61を突出させる電磁ソレノイド60を備える。電磁ソレノイド60は、第1ラッチ30と第2ラッチ50とをプランジャ61の突出によって回転させて第1ラッチ30および第2ラッチ50とレバー20との係合を解除する。
第1ラッチ30とレバー20との係合が解除されることで遮断器100の開閉機構112に作用する方向へレバー20が回転し、遮断器100がオフ状態になる。また、リセットボタンユニット40は、X軸正方向に付勢されているため、第2ラッチ50とレバー20との係合が解除されることで、X軸正方向へ移動し釈放形電磁引き外し装置1から突出する。
その後、リセットボタンユニット40がX軸負方向へ押されると、リセットボタンユニット40に支持された第2ラッチ50がレバー20を回転させレバー20を第1ラッチ30と係合させる。そして、リセットボタンユニット40がX軸負方向へ押され続けている状態において、第1ラッチ30および第2ラッチ50は、レバー20との係合を解除する方向へプランジャ61の突出によって回転可能な位置にある。
そのため、リセットボタンユニット40がX軸負方向へ押され続けている状態において、プランジャ61の突出で第1ラッチ30および第2ラッチ50とレバー20との係合が解除されてレバー20が回転し、遮断器100がオフ状態になる。このように、釈放形電磁引き外し装置1では、リセットボタン41が押され続けている状態において電磁ソレノイド60による釈放を優先し、遮断器100をオフ状態とすることができる。
以下、釈放形電磁引き外し装置1の構成について具体的に説明する。図3は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のY軸正方向から見た場合の側面図である。図4は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のY軸負方向から見た場合の側面図である。図5は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置におけるフレームの一つの側板を外した状態を示す側面図である。
図3および図4に示すように、フレーム10には、Y軸方向において互いに対向する2つの側板11,12と、2つの側板11,12を連結する連結ピン13,14とを備える。図3に示すように、側板11には、リセットボタンユニット40のX軸方向への移動をガイドするガイド溝11aが設けられる。また、図4に示すように、側板12には、リセットボタンユニット40のX軸方向への移動をガイドするガイド溝12aが設けられる。
さらに、側板11,12には、Y軸方向に各々延伸するシャフト15,16が取り付けられている。レバー20は、シャフト15の軸心を中心として回転可能にシャフト15を介して側板11,12に支持される。第1ラッチ30は、シャフト16の軸心を中心として回転可能にシャフト16を介して側板11,12に支持される。
釈放形電磁引き外し装置1は、図4に示すように、フレーム10とリセットボタンユニット40の基端部とに架け渡された引張ばね81を備え、引張ばね81によってリセットボタンユニット40がX軸正方向に付勢される。
また、釈放形電磁引き外し装置1は、図5に示すように、一端がフレーム10に取り付けられ、他端がレバー20に取り付けられる引張ばね82と、一端がフレーム10に取り付けられ、他端が第1ラッチ30に取り付けられる引張ばね83とを備える。また、釈放形電磁引き外し装置1は、一端がリセットボタンユニット40に取り付けられ、他端が第2ラッチ50に取り付けられる引張ばね84を備える。
引張ばね82によってレバー20が反時計回りの方向に付勢される。引張ばね83によって第1ラッチ30が反時計回りの方向に付勢される。引張ばね84によって第2ラッチ50が反時計回りの方向に付勢される。ここで、反時計回りとは、図5における反時計回りであり、Y軸正方向から釈放形電磁引き外し装置1を見た場合における反時計回りである。以下においては、反時計回りは、Y軸正方向から釈放形電磁引き外し装置1を見た場合における方向であり、時計回りは、Y軸正方向から釈放形電磁引き外し装置1を見た場合における方向であるものとして説明する。
リセットボタンユニット40は、リセットボタン41と、リセットボタン41が先端部に取り付けられ、X軸方向に延伸する延伸部42とを備える。延伸部42には、図3に示すように、Y軸正方向に突出し、ガイド溝11aに挿入される突出部43が形成される。また、延伸部42には、図4に示すように、Y軸負方向に突出し、ガイド溝12aに挿入される突出部44が形成される。延伸部42の基端部には、引張ばね81の他端が取り付けられる。リセットボタンユニット40は、遮断器100がオフ状態になる際にX軸正方向に突出し、手動でX軸負方向に押し込まれることで釈放形電磁引き外し装置1がリセットされる。
リセットボタンユニット40の延伸部42には、図5に示すように、Y軸方向に延伸するシャフト45が取り付けられている。第2ラッチ50は、シャフト45の軸心を中心として回転可能にシャフト45を介してリセットボタンユニット40に支持される。
次に、レバー20、第1ラッチ30、リセットボタンユニット40、および第2ラッチ50の構成をさらに具体的に説明する。図6は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の初期状態をY軸正方向から見た場合の側面図であり、図6では、説明の便宜上、側板11および引張ばね81,82,83,84を図示していない。
図6に示すように、レバー20は、互いに対向する第1側板21および第2側板22と、X軸正方向における第1側板21と第2側板22との端部同士を連結する連結板23とを有する。第1側板21および第2側板22は、シャフト15の軸心を中心として回転可能にシャフト15を介してフレーム10に支持される。
第1側板21の一端には、第1ラッチ30と係合する第1レバー係合部21aが形成される。また、第2側板22の一端には、第2ラッチ50と係合する第2レバー係合部22aおよび第3レバー係合部22bが形成される。
第1ラッチ30には、一端部にレバー20の第1レバー係合部21aと係合する引き外し係合部31が形成され、他端部にプランジャ61の先端に固定された押し板62に対向する突出部32が形成される。
第2ラッチ50は、一端部にレバー20の第2レバー係合部22aおよび第3レバー係合部22bと係合するリセット係合部51が形成され、他端部にプランジャ61の先端に固定された押し板62に対向する突出部52が形成される。
また、釈放形電磁引き外し装置1は、Y軸方向に延伸するシャフト18を介して回転可能にフレーム10に支持される伝動機構70を有しており、レバー20の回転力を押し板62に伝達する機能を有する。
次に、釈放形電磁引き外し装置1の動作を説明する。まず、釈放形電磁引き外し装置1の引き外し動作について説明する。図7は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置におけるプランジャが動作した状態をY軸正方向から見た場合の側面図である。図8は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の動作が途中である状態をY軸正方向から見た場合の側面図である。図9は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の動作が完了した状態をY軸正方向から見た場合の側面図である。図10は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置の動作が完了した状態をY軸負方向から見た場合の側面図である。なお、図7〜図10では、説明の便宜上、側板11および引張ばね81,82,83,84を図示していない。
釈放形電磁引き外し装置1が初期状態である場合、図6に示すように、第1ラッチ30の引き外し係合部31がレバー20の第1レバー係合部21aと係合しているため、レバー20の反時計回りの方向への回転が抑制される。また、第2ラッチ50のリセット係合部51は、レバー20の第2レバー係合部22aと係合しているため、リセットボタンユニット40のX軸正方向への移動が抑制される。
遮断器100にて異常な電流が検知されると、電磁ソレノイド60が通電され不図示のコイルに励磁電流が供給されてコイルから磁束が発生する。これにより、図7に示すように、プランジャ61が突出する。
プランジャ61が突出すると、プランジャ61の先端部に固定された押し板62によって第1ラッチ30の突出部32が押されるため、図7に示すように、第1ラッチ30がシャフト16を中心に時計回りの方向へ回転する。また、押し板62によって第2ラッチ50の突出部52が押されるため、図7に示すように、第2ラッチ50がシャフト45を中心に時計回りの方向へ回転する。
そのため、第1ラッチ30の引き外し係合部31とレバー20の第1レバー係合部21aとの係合が解除され、第2ラッチ50のリセット係合部51とレバー20の第2レバー係合部22aとの係合が解除される。第1ラッチ30の引き外し係合部31とレバー20の第1レバー係合部21aとの係合が解除されることで、図8および図9に示すようにレバー20がシャフト15を中心に反時計回りの方向へ回転する。そのため、レバー20が開閉機構112のラッチに作用し、開閉機構112によって可動接点111が固定接点110から離れる。
また、レバー20の突出部24は、レバー20の反時計回りの方向への回転によって伝動機構70の一端部71に接触し、伝動機構70の一端部71をシャフト18を軸心として時計回りの方向へ回転させる。これにより、図9に示すように、伝動機構70の他端部72が時計回りの方向へ回転し、伝動機構70の他端部72が押し板62を押す。そのため、プランジャ61が電磁ソレノイド60内に戻され、電磁ソレノイド60が初期状態に戻る。
また、リセット係合部51と第2レバー係合部22aとの係合が解除されることから、図9および図10に示すように、リセットボタンユニット40は、図4に示す引張ばね81によってX軸正方向へ移動して釈放形電磁引き外し装置1から突出する。このとき、リセットボタンユニット40の突出部43,44がガイド溝11a,12aの端部に接触することで、リセットボタンユニット40のX軸正方向への移動が規制される。
次に、釈放形電磁引き外し装置1のリセットについて説明する。図11は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット途中の状態をY軸正方向から見た場合の側面図である。図12は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット途中の状態をY軸負方向から見た場合の側面図である。図13は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット完了の状態をY軸正方向から見た場合の側面図である。図14は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセット完了の状態をY軸負方向から見た場合の側面図である。なお、図11〜図14では、説明の便宜上、側板11および引張ばね81,82,83,84を図示していない。
釈放形電磁引き外し装置1は、図9および図10に示す状態から、手動でリセットボタンユニット40がX軸負方向に押し込まれることでリセットされる。リセットボタンユニット40がX軸負方向に移動すると、図11および図12に示すように、リセットボタンユニット40に回転可能に支持された第2ラッチ50のリセット係合部51がレバー20の第3レバー係合部22bと係合する。
第2ラッチ50のリセット係合部51は、リセットボタンユニット40のX軸負方向への移動に伴ってX軸負方向へ移動するため、リセット係合部51のX軸負方向への移動に伴ってレバー20が時計回りの方向へ回転する。そして、レバー20は、図13および図14に示すように、レバー20の第1レバー係合部21aが第1ラッチ30の引き外し係合部31と係合する初期位置まで移動し、釈放形電磁引き外し装置1がリセット状態になる。かかるリセット状態において、レバー20の第3レバー係合部22bと第2ラッチ50のリセット係合部51との係合が継続している状態である。
リセットボタンユニット40が押し込まれている状態が解除されると、リセットボタンユニット40および第2ラッチ50は、図4に示す引張ばね81のばね力によってX軸正方向へ戻ろうとするが、図6に示すように、第1ラッチ30との係合によって回転が規制されているレバー20に第2ラッチ50が係合する。そのため、リセットボタンユニット40および第2ラッチ50は、X軸正方向への移動が規制され、初期位置に維持される。
次に、釈放形電磁引き外し装置1がリセットされた後もリセットボタンユニット40が押され続けている状態であり、かかる状態で電磁ソレノイド60が通電された場合の釈放形電磁引き外し装置1の動作について説明する。図15は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセットボタンユニットが押され続けている状態で電磁ソレノイドが動作した状態をY軸正方向から見た場合の側面図である。図16は、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置のリセットボタンユニットが押され続けている状態で動作が完了した状態をY軸正方向から見た場合の側面図である。なお、図15および図16では、説明の便宜上、側板11および引張ばね81,82,83,84を図示していない。
遮断器100において異常な電流が検知されると、電磁ソレノイド60が通電される。釈放形電磁引き外し装置1は、図15に示すように、リセットボタンユニット40が押され続けている状態から電磁ソレノイド60が通電されると電磁ソレノイド60のプランジャ61が突出する。
プランジャ61が突出すると、プランジャ61の先端部に固定された押し板62によって第1ラッチ30の突出部32が押されるため、第1ラッチ30がシャフト16を中心に時計回りの方向へ回転する。また、押し板62によって第2ラッチ50の突出部52が押されるため、第2ラッチ50がシャフト45を中心に時計回りの方向へ回転する。
そのため、第1ラッチ30の引き外し係合部31とレバー20の第1レバー係合部21aとの係合が解除され、第2ラッチ50のリセット係合部51とレバー20の第3レバー係合部22bとの係合が解除される。これにより、図16に示すようにレバー20がシャフト15を中心に反時計回りの方向へ回転するため、レバー20が開閉機構112のラッチに作用し、遮断器100がオフ状態になる。
このように、釈放形電磁引き外し装置1は、リセットボタンユニット40が押され続けている状態でも、釈放を優先し、遮断器100をオフ状態にすることができる。なお、図16に示す状態では、レバー20と第2ラッチ50とは係合していないため、リセットボタンユニット40を押す状態をやめると、図4に示す引張ばね81のばね力によって、リセットボタンユニット40がX軸正方向へ移動する。これにより、釈放形電磁引き外し装置1は、図9および図10に示す状態になる。
以上のように、実施の形態1にかかる釈放形電磁引き外し装置1は、遮断器100に配置される釈放形電磁引き外し装置である。かかる釈放形電磁引き外し装置1は、フレーム10と、レバー20と、第1ラッチ30と、リセットボタンユニット40と、第2ラッチ50と、電磁ソレノイド60とを備える。レバー20は、フレーム10に回転可能に支持され、遮断器100の開閉機構112に作用する方向に付勢される。第1ラッチ30は、フレーム10に回転可能に支持され、レバー20と係合する方向に付勢される。リセットボタンユニット40は、フレーム10に移動可能に支持され、X軸正方向に付勢される。第2ラッチ50は、リセットボタンユニット40に回転可能に支持され、レバー20と係合する方向に付勢される。また、第2ラッチ50は、リセットボタンユニット40がフレーム10から突出した状態からX軸負方向へ押された場合に、レバー20を回転させレバー20と第1ラッチ30とを係合させる。電磁ソレノイド60は、レバー20が第1ラッチ30および第2ラッチ50と係合された状態である係合状態においてプランジャ61の突出によって第1ラッチ30と第2ラッチ50とを回転させることで係合状態を解除する。これにより、釈放形電磁引き外し装置1は、リセットボタン41が押され続けている状態においてリセット動作よりも釈放を優先し、遮断器100をオフ状態とすることができる。
また、レバー20は、第1ラッチ30と係合する第1レバー係合部21aと、第2ラッチ50と係合する第2レバー係合部22aと、第2ラッチ50と係合する第3レバー係合部22bとを備える。第1ラッチ30は、第1レバー係合部21aと係合する引き外し係合部31を備える。第2ラッチ50は、第2レバー係合部22aおよび第3レバー係合部22bと係合するリセット係合部51を備える。第1レバー係合部21aと第1ラッチ30の引き外し係合部31との係合によって、開閉機構112に作用する方向への第1レバー係合部21aの回転が抑制される。第2レバー係合部22aと第2ラッチ50のリセット係合部51との係合によって、X軸正方向へのリセットボタンユニット40の移動が抑制される。リセットボタンユニット40がフレーム10から突出した状態からX軸負方向へ押された場合に、第3レバー係合部22bと第2ラッチ50のリセット係合部51との係合によって、レバー20を回転させレバー20を第1ラッチ30と係合させる。このように、釈放形電磁引き外し装置1は、レバー20に第2ラッチ50と係合する第2レバー係合部22aおよび第3レバー係合部22bを有することで、比較的容易にリセット動作よりも釈放を優先させることができる。
レバー20は、第2レバー係合部22aが形成された第1側板21と、第3レバー係合部22bが形成された第2側板22と、第1側板21と第2側板22とを連結する連結板23とを備える。これにより、レバー20、第1ラッチ30、および第2ラッチ50の配置を容易に行うことができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 釈放形電磁引き外し装置、10 フレーム、11,12 側板、11a,12a ガイド溝、13,14 連結ピン、15,16,18 シャフト、20 レバー、21 第1側板、21a 第1レバー係合部、22 第2側板、22a 第2レバー係合部、22b 第3レバー係合部、23 連結板、30 第1ラッチ、31 引き外し係合部、32,43,44,52 突出部、40 リセットボタンユニット、41 リセットボタン、42 延伸部、45 シャフト、50 第2ラッチ、51 リセット係合部、60 電磁ソレノイド、61 プランジャ、62 押し板、70 伝動機構、71 一端部、72 他端部、81,82,83,84 引張ばね、100 遮断器、110 固定接点、111 可動接点、112 開閉機構。

Claims (3)

  1. 遮断器に配置される釈放形電磁引き外し装置であって、
    フレームと、
    前記フレームに回転可能に支持され、前記遮断器の開閉機構に作用する方向に付勢されるレバーと、
    前記フレームに回転可能に支持され、前記レバーと係合する方向に付勢される第1ラッチと、
    前記フレームに移動可能に支持され、前記フレームから突出する方向である第1方向に付勢されるリセットボタンユニットと、
    前記リセットボタンユニットに回転可能に支持された状態で前記レバーと係合する方向に付勢され、前記リセットボタンユニットが前記フレームから突出した状態から前記第1方向と逆方向である第2方向へ押された場合に、前記レバーを回転させ前記レバーと前記第1ラッチとを係合させる第2ラッチと、
    前記レバーが前記第1ラッチおよび前記第2ラッチと係合された状態である係合状態においてプランジャの突出によって前記第1ラッチと前記第2ラッチとを前記付勢された方向とは逆方向に回転させることで前記係合状態を解除する電磁ソレノイドと、を備える
    ことを特徴とする釈放形電磁引き外し装置。
  2. 前記レバーは、
    前記第1ラッチと係合する第1レバー係合部と、前記第2ラッチと係合する第2レバー係合部と、前記第2ラッチと係合する第3レバー係合部と、を備え、
    前記第1ラッチは、
    前記第1レバー係合部と係合する係合部を備え、
    前記第2ラッチは、
    前記第2レバー係合部および前記第3レバー係合部と係合する係合部を備え、
    前記第1レバー係合部と前記第1ラッチの前記係合部との係合によって、前記開閉機構に作用する方向への前記レバーの回転が抑制され、
    前記第2レバー係合部と前記第2ラッチの前記係合部との係合によって、前記第1方向への前記リセットボタンユニットの移動が抑制され、
    前記リセットボタンユニットが前記フレームから突出した状態から前記第2方向へ押された場合に、前記第3レバー係合部と前記第2ラッチの前記係合部との係合によって前記レバーを回転させ前記レバーを前記第1ラッチと係合させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の釈放形電磁引き外し装置。
  3. 前記レバーは、
    前記第2レバー係合部が形成された第1側板と、前記第3レバー係合部が形成された第2側板と、前記第1側板と前記第2側板とを連結する連結板とを備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の釈放形電磁引き外し装置。
JP2021520534A 2019-05-20 2019-05-20 釈放形電磁引き外し装置 Active JP7051007B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/019929 WO2020234972A1 (ja) 2019-05-20 2019-05-20 釈放形電磁引き外し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020234972A1 true JPWO2020234972A1 (ja) 2021-10-14
JP7051007B2 JP7051007B2 (ja) 2022-04-08

Family

ID=73458767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021520534A Active JP7051007B2 (ja) 2019-05-20 2019-05-20 釈放形電磁引き外し装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7051007B2 (ja)
CN (1) CN113826182B (ja)
TW (1) TWI749545B (ja)
WO (1) WO2020234972A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4715297B1 (ja) * 1966-12-30 1972-05-08
JPH0221523A (ja) * 1988-07-08 1990-01-24 Mitsubishi Electric Corp 釈放形電磁引外し装置
JPH0231044U (ja) * 1988-08-20 1990-02-27
JPH0568041U (ja) * 1992-02-21 1993-09-10 三菱電機株式会社 遮断器

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07123020B2 (ja) * 1986-09-25 1995-12-25 東芝ライテック株式会社 回路遮断器
US5886599A (en) * 1997-12-15 1999-03-23 Eaton Corporation Molded case circuit breaker having an improved electromagnetic trip
US5931290A (en) * 1998-05-07 1999-08-03 Eaton Corporation Close prop and latch assembly for stored energy operating mechanism of electrical switching apparatus
JP2001155593A (ja) * 1999-12-01 2001-06-08 Hitachi Ltd 電磁操作式開閉器
JP5588337B2 (ja) * 2010-12-21 2014-09-10 パナソニックエコソリューションズ電路株式会社 回路遮断器
CN205428852U (zh) * 2016-01-14 2016-08-03 浙江正泰电器股份有限公司 小型断路器的操作机构
CN107768203B (zh) * 2016-08-15 2019-10-11 浙江正泰电器股份有限公司 直动式电磁脱扣装置
CN206516584U (zh) * 2017-02-08 2017-09-22 浙江正泰电器股份有限公司 小型断路器
CN109727830A (zh) * 2017-10-28 2019-05-07 王静洋 一种利用电磁振动器驱动的断路器操作机构
CN108281329B (zh) * 2018-03-28 2024-04-05 温州华嘉电器有限公司 一种电气终端使用的小型断路器
CN109461634B (zh) * 2018-12-18 2024-06-11 浙江中亿豪科技有限公司 一种液压电磁式断路器操动器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4715297B1 (ja) * 1966-12-30 1972-05-08
JPH0221523A (ja) * 1988-07-08 1990-01-24 Mitsubishi Electric Corp 釈放形電磁引外し装置
JPH0231044U (ja) * 1988-08-20 1990-02-27
JPH0568041U (ja) * 1992-02-21 1993-09-10 三菱電機株式会社 遮断器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7051007B2 (ja) 2022-04-08
WO2020234972A1 (ja) 2020-11-26
CN113826182A (zh) 2021-12-21
TW202044300A (zh) 2020-12-01
CN113826182B (zh) 2023-12-05
TWI749545B (zh) 2021-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8613236B2 (en) Shift lever device
JP7051007B2 (ja) 釈放形電磁引き外し装置
JP4956141B2 (ja) 真空遮断器
KR101292871B1 (ko) 초점면 셔터 및 광학 기기
US20010022268A1 (en) Circuit breaker motor drive
US5105213A (en) Self-timer device
JP2598890B2 (ja) しや断器等のインターロツク装置
JP5289357B2 (ja) フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器
WO2011048732A1 (ja) 熱動形過負荷継電器
KR101303068B1 (ko) 전자석을 이용한 차량의 시프트록 캠을 포함하는 차량용 자동 변속기 레버 조립체
JPS5934088Y2 (ja) 多段式電磁石装置
JP2008051989A (ja) シャッタ装置、レンズ鏡筒、カメラ
JPH055539Y2 (ja)
JP2001351496A (ja) 回路遮断器のトリップ機構
JP6840632B2 (ja) 回路遮断器
JP2006092772A (ja) 漏電遮断器の電磁引外し装置
KR101590250B1 (ko) 회로 차단기의 외부 조작 핸들 장치
JP2006347305A (ja) シフト装置
JP2838820B2 (ja) カメラの駆動機構
US4362374A (en) Focal plane shutter winding mechanism
JPH079140Y2 (ja) カメラの絞りリセット機構
JP2519333Y2 (ja) 回路遮断器の引外し装置
JPH0216528B2 (ja)
JPH1140014A (ja) 開閉装置
JP2023167696A (ja) 羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7051007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150