JPWO2020217732A5 - 自動分析装置 - Google Patents
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Description
【0001】
技術分野
[0001]
本発明は、血液、尿等の生体試料を分析する自動分析装置に関する。
背景技術
[0002]
コンパクトで多種類の分析ができ、かつ希釈/前処理を必要とする項目と、一般反応測定項目の混在時においても高い処理能力と分注精度を有する自動分析装置の一例として、特許文献1には、独立に駆動可能な複数の試料分注機構を有し、複数の試料分注機構はそれぞれ、試料採取位置と、試料を採取する試料ノズルと、試料ノズルを洗浄する洗浄槽を有し、複数の試料採取位置から採取し、それぞれ独立に動作し反応ディスク上の反応容器に対して試料分注可能であり、希釈/前処理を必要とする試料と、希釈/前処理を必要としない試料各々に、少なくとも一つの試料分注機構を有し、各々が専用で動作するよう制御する制御手段と、を備え、反応容器に空きを作らずに試料の分注を行う、ことが記載されている。
先行技術文献
特許文献
[0003]
特許文献1:WO2013/058170号
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004]
血液、尿等の生体試料に含まれる特定成分の定量あるいは定性分析を行う自動分析装置は、分析結果の再現性、処理速度の高さ等から現在の診断には欠かせないものとなっている。
[0005]
なお、本明細書における「試料」とは、入院或いは通院患者の血液、または尿等および、健康診断等における被検者の血液、または尿等の生体試料の双方を含むものとする。
技術分野
[0001]
本発明は、血液、尿等の生体試料を分析する自動分析装置に関する。
背景技術
[0002]
コンパクトで多種類の分析ができ、かつ希釈/前処理を必要とする項目と、一般反応測定項目の混在時においても高い処理能力と分注精度を有する自動分析装置の一例として、特許文献1には、独立に駆動可能な複数の試料分注機構を有し、複数の試料分注機構はそれぞれ、試料採取位置と、試料を採取する試料ノズルと、試料ノズルを洗浄する洗浄槽を有し、複数の試料採取位置から採取し、それぞれ独立に動作し反応ディスク上の反応容器に対して試料分注可能であり、希釈/前処理を必要とする試料と、希釈/前処理を必要としない試料各々に、少なくとも一つの試料分注機構を有し、各々が専用で動作するよう制御する制御手段と、を備え、反応容器に空きを作らずに試料の分注を行う、ことが記載されている。
先行技術文献
特許文献
[0003]
特許文献1:WO2013/058170号
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004]
血液、尿等の生体試料に含まれる特定成分の定量あるいは定性分析を行う自動分析装置は、分析結果の再現性、処理速度の高さ等から現在の診断には欠かせないものとなっている。
[0005]
なお、本明細書における「試料」とは、入院或いは通院患者の血液、または尿等および、健康診断等における被検者の血液、または尿等の生体試料の双方を含むものとする。
【0003】
より試薬を吸引し、反応ディスクが停止している間に試薬を反応容器に吐出する。その上で、反応ディスクの周囲に備える測定部により、回転と停止を繰り返す反応ディスクの回転中に測定部前を通過する反応容器内の反応液の色の変化を測定する。
[0014]
ここで、測定部は反応液の微小な色の変化を捉えるため、電気ノイズ、機械振動、温度変化などの外乱ノイズを嫌う、という特性がある。
[0015]
しかしながら、上述の特許文献1に記載の技術では、測定部の近くに反応容器の洗浄機構や試料の搬送装置系、あるいは撹拌装置の洗浄槽等の各種可動機器が配置されており、これらの外乱ノイズの影響をより軽減する余地があることが明らかとなった。
[0016]
また、自動分析装置では、装置の前面側から吸気した空気によって内部機器や基板の冷却を行い、背面側から排気している。
[0017]
しかしながら、特許文献1に記載の技術のうち、特に特許文献1の図15示すような構成では、測定部は装置背面側に位置している。このようなレイアウトでは、前面側を冷却して排熱により温度が上昇した後の空気に曝される恐れがあり、より簡易な構成で温度変化の影響を受けないようにする余地があることが本発明者らの検討により明らかとなった。
[0018]
更に、特許文献1の図15に示すような構成では、メンテナンス時にユーザがアクセスすることが多い領域(分注ノズル交換や反応ディスク等)の多くが装置の背面側に配置されるため、メンテナンス性をより改善する余地があることも明らかとなった。
[0019]
本発明は、測定部が従来の装置に比べて外乱の影響を受けにくい構造となっている自動分析装置を提供する。
課題を解決するための手段
[0020]
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、自動分析装置であって、試料と試薬とを反応させるための反応容器をその円周上に複数有する反応ディスクと、前記試薬を収容した試薬容器を複数保管する試薬ディスクと、前記反応容器に保持された液体を撹拌する
より試薬を吸引し、反応ディスクが停止している間に試薬を反応容器に吐出する。その上で、反応ディスクの周囲に備える測定部により、回転と停止を繰り返す反応ディスクの回転中に測定部前を通過する反応容器内の反応液の色の変化を測定する。
[0014]
ここで、測定部は反応液の微小な色の変化を捉えるため、電気ノイズ、機械振動、温度変化などの外乱ノイズを嫌う、という特性がある。
[0015]
しかしながら、上述の特許文献1に記載の技術では、測定部の近くに反応容器の洗浄機構や試料の搬送装置系、あるいは撹拌装置の洗浄槽等の各種可動機器が配置されており、これらの外乱ノイズの影響をより軽減する余地があることが明らかとなった。
[0016]
また、自動分析装置では、装置の前面側から吸気した空気によって内部機器や基板の冷却を行い、背面側から排気している。
[0017]
しかしながら、特許文献1に記載の技術のうち、特に特許文献1の図15示すような構成では、測定部は装置背面側に位置している。このようなレイアウトでは、前面側を冷却して排熱により温度が上昇した後の空気に曝される恐れがあり、より簡易な構成で温度変化の影響を受けないようにする余地があることが本発明者らの検討により明らかとなった。
[0018]
更に、特許文献1の図15に示すような構成では、メンテナンス時にユーザがアクセスすることが多い領域(分注ノズル交換や反応ディスク等)の多くが装置の背面側に配置されるため、メンテナンス性をより改善する余地があることも明らかとなった。
[0019]
本発明は、測定部が従来の装置に比べて外乱の影響を受けにくい構造となっている自動分析装置を提供する。
課題を解決するための手段
[0020]
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、自動分析装置であって、試料と試薬とを反応させるための反応容器をその円周上に複数有する反応ディスクと、前記試薬を収容した試薬容器を複数保管する試薬ディスクと、前記反応容器に保持された液体を撹拌する
【0004】
撹拌機構と、前記反応容器に保持された前記液体の物性を測定する測定部と、測定後の前記反応容器を洗浄する洗浄機構と、を備え、前記自動分析装置を構成する筐体を上面側から見たときに、前記反応ディスクは、ユーザがアクセスする前記筐体の前面側の第1の辺の両端部に位置する2つの角のうちのいずれかである第1角側に配置され、前記試薬ディスクは、前記第1の辺と対向する前記筐体の背面側であって、第2の辺の両端部に位置する2つの角のうち、前記第1角と対角に位置する第2角側に配置され、前記測定部は、前記試薬ディスクの回転軸と前記反応ディスクの回転軸を通る直線上であって、かつ、前記反応ディスクの周囲のうち、前記反応ディスクの回転軸より前記第1角側に配置され、前記反応ディスクの回転軸を通り、前記直線に対して直交する直交線を引いたときに、前記撹拌機構及び前記洗浄機構は、前記直交線の前記試薬ディスク側に配置されることを特徴とする。
発明の効果
[0021]
本発明によれば、測定部が従来の装置に比べて外乱の影響を受けにくい構造とすることができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図面の簡単な説明
[0022]
[図1]本発明の一実施例に係る自動分析装置の全体概略構成図である。
[図2]実施例の自動分析装置に用いられている分光光度計の一例を示す図である。
[図3]実施例に係る自動分析装置を構成する反応ディスク内に格納される複数の反応容器の配置と試薬ディスクと測定部の配置を説明する図である。
[図4]図3に示す自動分析装置における反応ディスクの詳細を説明する図である。
[図5]実施例に係る自動分析装置を構成する反応ディスクと試薬ディスクと測定部の筐体内における配置を説明する図である。
[図6]実施例に係る自動分析装置を構成するベースの構成を説明する図である。
[図7]本発明の他の実施例に係る自動分析装置を構成する反応ディスク内に格納される複数の反応容器の配置と試薬ディスクと測定部の配置を説明する図である。
[図8]図7に示す自動分析装置における反応ディスクの詳細を説明する図である。
[図9]実施例の自動分析装置における分析工程を示す図である。
撹拌機構と、前記反応容器に保持された前記液体の物性を測定する測定部と、測定後の前記反応容器を洗浄する洗浄機構と、を備え、前記自動分析装置を構成する筐体を上面側から見たときに、前記反応ディスクは、ユーザがアクセスする前記筐体の前面側の第1の辺の両端部に位置する2つの角のうちのいずれかである第1角側に配置され、前記試薬ディスクは、前記第1の辺と対向する前記筐体の背面側であって、第2の辺の両端部に位置する2つの角のうち、前記第1角と対角に位置する第2角側に配置され、前記測定部は、前記試薬ディスクの回転軸と前記反応ディスクの回転軸を通る直線上であって、かつ、前記反応ディスクの周囲のうち、前記反応ディスクの回転軸より前記第1角側に配置され、前記反応ディスクの回転軸を通り、前記直線に対して直交する直交線を引いたときに、前記撹拌機構及び前記洗浄機構は、前記直交線の前記試薬ディスク側に配置されることを特徴とする。
発明の効果
[0021]
本発明によれば、測定部が従来の装置に比べて外乱の影響を受けにくい構造とすることができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図面の簡単な説明
[0022]
[図1]本発明の一実施例に係る自動分析装置の全体概略構成図である。
[図2]実施例の自動分析装置に用いられている分光光度計の一例を示す図である。
[図3]実施例に係る自動分析装置を構成する反応ディスク内に格納される複数の反応容器の配置と試薬ディスクと測定部の配置を説明する図である。
[図4]図3に示す自動分析装置における反応ディスクの詳細を説明する図である。
[図5]実施例に係る自動分析装置を構成する反応ディスクと試薬ディスクと測定部の筐体内における配置を説明する図である。
[図6]実施例に係る自動分析装置を構成するベースの構成を説明する図である。
[図7]本発明の他の実施例に係る自動分析装置を構成する反応ディスク内に格納される複数の反応容器の配置と試薬ディスクと測定部の配置を説明する図である。
[図8]図7に示す自動分析装置における反応ディスクの詳細を説明する図である。
[図9]実施例の自動分析装置における分析工程を示す図である。
【0005】
発明を実施するための形態
[0023]
本発明の自動分析装置の実施例について図1乃至図9を用いて説明する。
[0024]
最初に、図1および図2を用いて本実施例に係る自動分析装置の全体的な構成の概略について説明する。図1に、本発明の一実施例に係る自動分析装置の全体概略構成図を示す。また、図2に分光光度計の構成の一例を示す。
[0025]
図1に示すように自動分析装置100は試料および試薬を反応させた液体を測定する装置であり、主として、試料搬送機構17、反応ディスク1、試薬ディスク9、試料分注機構11、試薬分注機構7、撹拌機構5、測定部、電解質測定部341、洗浄機構3、コントローラ21を備えている。
[0026]
試料搬送機構17は、試料ラック投入部(図示省略)から投入された、試料を収容する複数の試料容器15を搭載するラック16を所望の分注位置まで搬送する装置である。
[0027]
反応ディスク1には、その周方向に沿って(円周状に)所定の間隔にて相互に離間した状態で、試料と試薬とを反応させるための反応容器2が複数格納されている。反応ディスク1の近くには試料容器15を載せたラック16が搬入される試料搬送機構17が設置されている。
[0028]
試薬ディスク9は、その中に試薬が収容された試薬ボトル10が複数個、円周状に格納可能となっている保管庫である。試薬ディスク9は保冷されている。
[0029]
試料分注機構11は、反応ディスク1と試料搬送機構17との間に設置されており、円弧状に回転および上下動可能に構成されている。その先端には、試料ノズル11aが設けられている。試料ノズル11aには試料用ポンプ18cが接続されており、試料ノズル11aは試料分注機構11の回転軸を中心に円弧を描きながら移動して試料容器15或いは反応容器2から試料を吸引し、反応ディスク1上の他の反応容器2へ試料を吐出し、試料分注を行う。ここで、試料用ポンプ18cとして、例えば、シリンジポンプ等が用いられる。
発明を実施するための形態
[0023]
本発明の自動分析装置の実施例について図1乃至図9を用いて説明する。
[0024]
最初に、図1および図2を用いて本実施例に係る自動分析装置の全体的な構成の概略について説明する。図1に、本発明の一実施例に係る自動分析装置の全体概略構成図を示す。また、図2に分光光度計の構成の一例を示す。
[0025]
図1に示すように自動分析装置100は試料および試薬を反応させた液体を測定する装置であり、主として、試料搬送機構17、反応ディスク1、試薬ディスク9、試料分注機構11、試薬分注機構7、撹拌機構5、測定部、電解質測定部341、洗浄機構3、コントローラ21を備えている。
[0026]
試料搬送機構17は、試料ラック投入部(図示省略)から投入された、試料を収容する複数の試料容器15を搭載するラック16を所望の分注位置まで搬送する装置である。
[0027]
反応ディスク1には、その周方向に沿って(円周状に)所定の間隔にて相互に離間した状態で、試料と試薬とを反応させるための反応容器2が複数格納されている。反応ディスク1の近くには試料容器15を載せたラック16が搬入される試料搬送機構17が設置されている。
[0028]
試薬ディスク9は、その中に試薬が収容された試薬ボトル10が複数個、円周状に格納可能となっている保管庫である。試薬ディスク9は保冷されている。
[0029]
試料分注機構11は、反応ディスク1と試料搬送機構17との間に設置されており、円弧状に回転および上下動可能に構成されている。その先端には、試料ノズル11aが設けられている。試料ノズル11aには試料用ポンプ18cが接続されており、試料ノズル11aは試料分注機構11の回転軸を中心に円弧を描きながら移動して試料容器15或いは反応容器2から試料を吸引し、反応ディスク1上の他の反応容器2へ試料を吐出し、試料分注を行う。ここで、試料用ポンプ18cとして、例えば、シリンジポンプ等が用いられる。
【0009】
Aの撹拌を行う。
[0053]
その後、光源4Aから発生させた光を撹拌後の反応液2Aの入った反応容器2を透過させ、透過光の光度を分光光度計4Bにより測定する。分光光度計4Bにより測定された光度を、コントローラ21に送信する。そしてコントローラ21によって演算を行い、血液や尿等の液体試料中の所定の成分の濃度を求め、結果を表示装置等にて表示させたり、記憶部に記憶させたりする。
[0054]
次に、本実施例に係る自動分析装置100内の各機器の配置構成の詳細について図3乃至図9以降を用いて説明する。
[0055]
最初に図3および図4を用いて反応ディスク1の構成やその動作方法の一例について説明する。図3は、反応ディスク内に格納される複数の反応容器の配置と試薬ディスクと測定部の配置を説明する図である。図4は、図3の反応ディスク1の概略を表した図である。
[0056]
図3に示すように、本実施例の自動分析装置100では、反応ディスク1に周方向に沿って(円周状に)所定の間隔にて相互に離間するよう29個の反応容器2-1~2-29が格納されている。
[0057]
なお、本明細書では、反応ディスク1に格納される特定の反応容器を示す場合、反応容器2-1~2-29のうちの何れかを示し、任意の反応容器或いは反応容器を総称する場合、反応容器2と称する。
[0058]
反応ディスク1は円周状に配置された反応容器2を回転移動させるための第1回転軸301を有しており、図3中の矢印にて示すように、1サイクルで時計回りに反応容器2で6個分の回転と停止を繰り返し、5サイクルで反応容器2が6×5=30個分移動した位置で停止する。
[0059]
すなわち、5サイクル後には、反応容器2の総数29個×1周+1個=30個分だけ、反応ディスク1は1回転+反応容器2が1個分移動した位置で停止する。
[0060]
ここで、1サイクルとは、1つの反応容器2に試料容器15から測定用の
Aの撹拌を行う。
[0053]
その後、光源4Aから発生させた光を撹拌後の反応液2Aの入った反応容器2を透過させ、透過光の光度を分光光度計4Bにより測定する。分光光度計4Bにより測定された光度を、コントローラ21に送信する。そしてコントローラ21によって演算を行い、血液や尿等の液体試料中の所定の成分の濃度を求め、結果を表示装置等にて表示させたり、記憶部に記憶させたりする。
[0054]
次に、本実施例に係る自動分析装置100内の各機器の配置構成の詳細について図3乃至図9以降を用いて説明する。
[0055]
最初に図3および図4を用いて反応ディスク1の構成やその動作方法の一例について説明する。図3は、反応ディスク内に格納される複数の反応容器の配置と試薬ディスクと測定部の配置を説明する図である。図4は、図3の反応ディスク1の概略を表した図である。
[0056]
図3に示すように、本実施例の自動分析装置100では、反応ディスク1に周方向に沿って(円周状に)所定の間隔にて相互に離間するよう29個の反応容器2-1~2-29が格納されている。
[0057]
なお、本明細書では、反応ディスク1に格納される特定の反応容器を示す場合、反応容器2-1~2-29のうちの何れかを示し、任意の反応容器或いは反応容器を総称する場合、反応容器2と称する。
[0058]
反応ディスク1は円周状に配置された反応容器2を回転移動させるための第1回転軸301を有しており、図3中の矢印にて示すように、1サイクルで時計回りに反応容器2で6個分の回転と停止を繰り返し、5サイクルで反応容器2が6×5=30個分移動した位置で停止する。
[0059]
すなわち、5サイクル後には、反応容器2の総数29個×1周+1個=30個分だけ、反応ディスク1は1回転+反応容器2が1個分移動した位置で停止する。
[0060]
ここで、1サイクルとは、1つの反応容器2に試料容器15から測定用の
Claims (18)
- 自動分析装置であって、
試料と試薬とを反応させるための反応容器をその円周上に複数有する反応ディスクと、
前記試薬を収容した試薬容器を複数保管する試薬ディスクと、
前記反応容器に保持された液体を撹拌する撹拌機構と、
前記反応容器に保持された前記液体の物性を測定する測定部と、
測定後の前記反応容器を洗浄する洗浄機構と、を備え、
前記自動分析装置を構成する筐体を上面側から見たときに、
前記反応ディスクは、ユーザがアクセスする前記筐体の前面側の第1の辺の両端部に位置する2つの角のうちのいずれかである第1角側に配置され、
前記試薬ディスクは、前記第1の辺と対向する前記筐体の背面側であって、第2の辺の両端部に位置する2つの角のうち、前記第1角と対角に位置する第2角側に配置され、
前記測定部は、前記試薬ディスクの回転軸と前記反応ディスクの回転軸を通る直線上であって、かつ、前記反応ディスクの周囲のうち、前記反応ディスクの回転軸より前記第1角側に配置され、
前記反応ディスクの回転軸を通り、前記直線に対して直交する直交線を引いたときに、前記撹拌機構及び前記洗浄機構は、前記直交線の前記試薬ディスク側に配置される
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記直線は、前記筐体の辺のうちいずれとも平行でなく、かつ垂直でもない
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記測定部は、前記反応容器内の前記液体を通過した光を回折させるスリット、前記スリットを通過した光を分光する回折格子、前記回折格子によって分光された光を検出する多波長検出器、を有しており、
少なくとも前記回折格子および前記多波長検出器が前記直線上に配置されている
ことを特徴とする自動分析装置。 - (削除)
- (削除)
- (削除)
- 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注機構を更に備え、
前記試薬分注機構は、前記反応ディスクおよび前記試薬ディスクの外周に隣接する位置に配置されている
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項7に記載の自動分析装置において、
前記反応容器に前記試料を分注する試料分注機構を更に備え、
前記試料分注機構による前記試料の分注中や前記試薬分注機構による前記試薬の分注中に停止している前記反応ディスクの前記反応容器のうち、前記測定部による測定位置に最も近い位置に配置されるのは、前記洗浄機構により洗浄中あるいは洗浄後の反応容器である
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項7に記載の自動分析装置において、
前記試薬ディスクは、前記反応容器に前記試薬を分注する際に前記試薬分注機構がアクセスする試薬吸引位置を有しており、
前記試薬吸引位置が前記直線上に配置されている
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項7に記載の自動分析装置において、
前記反応容器に前記試料を分注する試料分注機構を更に備え、
前記反応ディスクは、1サイクル内で前記反応容器の回転移動と停止を少なくとも1回行い、
前記反応ディスクが前記測定部から前記試薬ディスク側へ回転移動する間に前記試料分注機構の試料吐出位置が設けられている
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項7に記載の自動分析装置において、
前記反応ディスクは、1サイクル内で前記反応容器の回転移動と停止を少なくとも1回行い、
前記反応ディスクが前記試薬ディスクから前記測定部側へ回転移動する間に前記撹拌機構の撹拌位置が設けられている
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記反応容器の総数をN、前記反応ディスクが1サイクルで移動する前記反応容器の数をA(N+1≧A)、B(B≧1)サイクル後に前記反応ディスクがC(C≧1)回転±1個の反応容器分だけ回転移動する、としたときに、
前記Nと前記Aとは互いに素であり、
前記Bと前記Cとは互いに素であり、
前記Bは奇数であり、
A×B=N×C±1の関係が成り立つよう、1サイクルで前記反応容器が周方向にAだけ移動するよう前記反応ディスクが回転制御される
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記反応ディスクと前記測定部とは、同じ第1ベースに固定されている
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項13に記載の自動分析装置において、
前記反応容器に前記試料を分注する試料分注機構、前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注機構を更に備え、
前記試料分注機構、前記試薬分注機構、および前記撹拌機構は、前記第1ベースとは異なる第2ベースに固定されている
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項14に記載の自動分析装置において、
前記試薬ディスクは、前記第1ベースおよび前記第2ベースとは異なる第3ベースに固定され、
前記第1ベースと前記第3ベースとは前記第2ベースを挟んで連結されている
ことを特徴とする自動分析装置。 - (削除)
- 請求項1に記載の自動分析装置であって、
前記測定部によって前記反応容器に保持された前記液体の物性を測定する位置は、測定が終了し、前記洗浄機構による洗浄が開始された洗浄中、あるいは洗浄後に前記反応容器が停止する位置とする
ことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記反応容器に前記試薬を分注する、複数の回転軸を有する試薬分注機構を更に備えた
ことを特徴とする自動分析装置。
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