JPWO2020202466A1 - 熱源側ユニットおよび冷凍サイクル装置 - Google Patents

熱源側ユニットおよび冷凍サイクル装置 Download PDF

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Abstract

熱源側ユニット(100A)は、負荷側ユニット(200A)と接続されて、トリフルオロヨードメタン(CF3I)含む冷媒が循環する冷凍サイクル装置を形成する。インジェクション回路(4)は、過冷却熱交換器(14)から流出される冷媒の一部を、圧縮機(11)のインジェクションポート(P1)へ流入させる。過冷却熱交換器(14)は、凝縮器(12)から流出した冷媒と、インジェクション回路(4)を流れる冷媒とを熱交換する。温度センサ(46)は、圧縮機(11)の吐出温度を検出する。制御装置(3)は、検出された圧縮機(11)の吐出温度に基づいて、冷媒の温度が100℃以下となるように制御する。

Description

本発明は、熱源側ユニットおよび冷凍サイクル装置に関する。
地球温暖化対策として、地球温暖化係数が小さい冷媒を利用した冷凍サイクル装置が知られている。たとえば、特許文献1には、トリフルオロヨードメタン(CF3I)を含むHFC系混合冷媒(たとえばR410A)を用いた冷凍サイクル装置が記載されている。
特開平11−228947号公報
トリフルオロヨードメタン(CF3I)の温度が100℃を超えると、水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じさせる。
その結果、HFC系混合冷媒中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)の割合が減少することによって、HFC系混合冷媒の特性が変化し、冷凍サイクル装置の性能が低下するおそれがある。また、冷媒配管が破損した場合には、室内に有害な副産物が漏れるおそれがある。
それゆえに、本発明の目的は、冷媒に含まれるトリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応して有害な副産物を発生するのを回避することができる熱源側ユニットおよび冷凍サイクル装置を提供することである。
本発明は、負荷側ユニットと接続されて、トリフルオロヨードメタン(CF3I)含む冷媒が循環する冷凍サイクル装置を形成する熱源側ユニットであって、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出される冷媒を凝縮する凝縮器と、過冷却熱交換器と、過冷却熱交換器から流出される冷媒の一部を、圧縮機のインジェクションポートへ流入させるように構成されたインジェクション回路とを備える。過冷却熱交換器は、凝縮器から流出した冷媒と、インジェクション回路を流れる冷媒とを熱交換する。熱源側ユニットは、さらに、圧縮機の吐出温度を検出する温度センサと、検出された圧縮機の吐出温度に基づいて、冷媒の温度が100℃以下となるように制御する制御装置とを備える。
本発明によれば、冷媒に含まれるトリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応して有害な副産物を発生するのを回避することができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置1000の構成の一例を示す概略図である。 実施の形態1の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態2の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態3の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態4の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態5の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態6の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態7の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態8の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態9の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態10の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。 実施の形態11に係る冷凍サイクル装置1000Aの構成の一例を示す概略図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置1000の構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、冷凍サイクル装置1000は、熱源側ユニット100および負荷側ユニット200を備える。熱源側ユニット100と負荷側ユニット200とが冷媒配管で接続されることによって、冷凍サイクルが形成される。なお、図1に示す例では、1台の負荷側ユニット200が設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、2台以上の負荷側ユニット200を並列に接続してもよい。また、負荷側ユニット200を複数設けた場合、それぞれの負荷側ユニット200は、すべて同一の容量でもよいし、それぞれが異なる容量でもよい。
熱源側ユニット100は、圧縮機ユニット110、凝縮器ユニット120、および制御装置3を備える。圧縮機ユニット110と凝縮器ユニット120とは、冷媒配管10aおよび10bによって接続される。
圧縮機ユニット110は、圧縮機11、レシーバ13、過冷却熱交換器14、インジェクション回路4および流量調整装置15を備える。凝縮器ユニット120は、凝縮器12およびファン12aを備える。
圧縮機11は、低温低圧の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温かつ高圧の状態にする。圧縮機11は、スクロール圧縮機であり、圧縮室の中間圧部にインジェクションポートP1が設けられている。インジェクションポートP1には、過冷却熱交換器14の出口側で主回路から分岐して形成されたインジェクション回路4のバイパス配管16が接続される。インジェクション回路4は、過冷却熱交換器14から流出される冷媒の一部を、圧縮機11のインジェクションポートP1へ流入させるように構成される。なお、図1に示す例では、1台の圧縮機11が設けられているが、これに限られず、例えば、負荷側ユニット200の負荷に応じて、2台以上の圧縮機11を並列に接続してもよい。
圧縮機11として、例えば、駆動周波数を変化させることにより、単位時間あたりの冷媒送出量である容量を制御することが可能なインバータ圧縮機が用いられる。この場合、熱源側ユニット100には、駆動周波数を変更するための圧縮機インバータ基板が搭載され、圧縮機11の駆動周波数は、制御装置3によって制御される。
凝縮器12は、冷媒配管10aを介して圧縮機11の吐出側に接続される。凝縮器12は、空気等の流体と冷媒との間で熱交換を行う。凝縮器12は、冷媒と流体(水または空気、冷媒またはブライン等)の間で熱交換を行い、冷媒を凝縮させる。
ファン12aは、凝縮器12に対して送風する。ファン12aの回転数は、制御装置3によって制御される。
レシーバ13は、冷媒配管10bを介して凝縮器ユニット120の凝縮器12の出口側に接続される。レシーバ13は、凝縮器12から流出した冷媒を一時的に貯留するとともに、液冷媒とガス冷媒とを分離させる。
過冷却熱交換器14は、冷媒配管10bおよびレシーバ13を介して凝縮器12に接続され、凝縮器12から流出した冷媒を過冷却する。過冷却熱交換器14は、凝縮器12から流出した主回路部分を流れる冷媒と、主回路から分岐したインジェクション回路4を流れる冷媒との間で熱交換を行う。
流量調整装置15は、制御装置3の制御に基づき、過冷却熱交換器14の出口側からインジェクション回路4へ分岐して、インジェクション回路4へ流れる冷媒の流量を調整する。流量調整装置15として、例えば電子式膨張弁が用いられる。
熱源側ユニット100は、さらに、吐出圧力センサ41、吸入圧力センサ42、吐出温度センサ46、入口温度センサ44、および出口温度センサ45を備える。
吐出圧力センサ41は、圧縮機11の吐出側に設けられる。吐出圧力センサ41は、圧縮機11から吐出される冷媒の吐出圧力を検出する。
吐出温度センサ46は、圧縮機11の吐出側に設けられる。吐出温度センサ46は、圧縮機11から吐出される冷媒の温度(以下、吐出温度)Tdを検出する。
吸入圧力センサ42は、圧縮機11の吸入側に設けられる。吸入圧力センサ42は、圧縮機11に吸入される冷媒の吸入圧力を検出する。
入口温度センサ44は、過冷却熱交換器14に流入する冷媒の温度を検出する。
負荷側ユニット200は、熱源側ユニット100の圧縮機ユニット110と、冷媒配管10cおよび10dによって接続される。負荷側ユニット200は、減圧装置21および蒸発器22を備える。
減圧装置21は、過冷却熱交換器14で過冷却された冷媒を減圧して膨張させるとともに、冷媒の流量を調整する。減圧装置21として、例えば電子式膨張弁もしくは温度式膨張弁が用いられる。
蒸発器22は、空気等の流体と冷媒との間で熱交換を行う。蒸発器22は、減圧装置21で減圧および膨張された冷媒を吸熱して蒸発させる。蒸発器22として、例えば伝熱管と多数のフィンとを有するフィンアンドチューブ型熱交換器が用いられる。
次に、冷凍サイクル装置1000の動作について説明する。
冷凍サイクル装置1000が運転を開始すると、まず圧縮機11が駆動する。圧縮機11によって圧縮された高温かつ高圧のガス冷媒は、圧縮機11から吐出されて、凝縮器12に流入する。
凝縮器12に流入したガス冷媒は、空気または水等と熱交換することによって凝縮されて、低温かつ高圧の液冷媒となる。この低温かつ高圧の液冷媒は、過冷却熱交換器14において主回路部分を流れる。過冷却熱交換器14から放出された冷媒は、主回路から分岐したインジェクション回路4を流れて、過冷却熱交換器14においてインジェクション回路部分を流れる。過冷却熱交換器14において、主回路部分を流れる冷媒と、インジェクション回路部分を流れる冷媒とが熱交換する。インジェクション回路4の冷媒は、圧縮機11のインジェクションポートP1に流入する。インジェクションポートP1への冷媒量は流量調整装置15によって制御される。
本実施の形態では、トリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)を用いるので、制御装置3は、冷媒の温度が、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応する温度(100℃)以下となるように制御する。
制御装置3は、従来と同様に、外気温度、圧縮機11から吐出される冷媒の温度、または冷媒の過熱度などに基づいて、流量調整装置15を制御する。たとえば、制御装置3は、外気温度が設定値以上の場合に、流量調整装置15を開き、外気温度が設定値未満の場合に、流量調整装置15を閉じる。あるいは、制御装置3は、圧縮機11から吐出される冷媒の温度が設定値以上の場合に、流量調整装置15を開き、圧縮機11から吐出される冷媒の温度が設定値未満の場合に、流量調整装置15を閉じる。あるいは、制御装置3は、冷媒の過熱度が設定値以上の場合に、流量調整装置15を開き、冷媒の過熱度が設定値未満の場合に、流量調整装置15を閉じる。
実施の形態1では、制御装置3は、外気温度、圧縮機11から吐出される冷媒の温度、または冷媒の過熱度などに基づく流量調整装置(電子式膨張弁)15の制御に加えて、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA(=100℃−ΔTA)以上まで増加したときに、流量調整装置(電子式膨張弁)15の開度を大きくすることによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させる。流量調整装置15の開度の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THAとの差が大きいほど、流量調整装置15の開度の増加量を大きくしてもよい。
閾値THAとして、流量調整装置15の制御追従性および圧縮ガス温度のオーバーシュートを考慮して、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応する温度(100℃)よりも少し小さな値を設定することができる。
閾値THAは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THAは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
図2は、実施の形態1の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS101において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS102において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA(=100℃−ΔTA)以上に増加した場合に、処理がステップS103に進む。
ステップS103において、制御装置3は、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA以上の場合に圧縮機のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態2.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THB(=100℃−ΔTB)以上に増加したときに、ファン12aの回転数を増加させる。ファン12aの回転数の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THBとの差が大きいほど、ファン12aの回転数の増加量を大きくしてもよい。
閾値THBは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THBは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THB以上に増加したときに、ファン12aの回転数を増加させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
図3は、実施の形態2の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS201において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS202において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THB(=100℃−ΔTB)以上に増加した場合に、処理がステップS203に進む。
ステップS203において、制御装置3は、ファン12aの回転数を増加させることによって、凝縮器12の出口の冷媒温度を低下させる。これによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の温度を低下させ、その結果、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THB以上の場合にファン12aの回転数を増加させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態3.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THC(=100℃−ΔTC)以上に増加したときに、ファン12aの回転数を増加させる。制御装置3は、ファン12aの回転数を増加させた後、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA(=100℃−ΔTA)以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加することによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させる。ただし、ΔTC>ΔTA、THA>THCである。ここで、閾値THCは第1の閾値であり、閾値THAは第2の閾値である。
流量調整装置15の開度の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THAとの差が大きいほど、流量調整装置15の開度の増加量を大きくしてもよい。ファン12aの回転数の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THCとの差が大きいほど、ファン12aの回転数の増加量を大きくしてもよい。
閾値THAは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THAは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
閾値THCは、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA以上に増加する前段階において、ファン12aによって圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の温度を低下させることができるような値に設定することができる。
図4は、実施の形態3の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS301において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS302において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THC(=100℃−ΔTC:第1の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS303に進む。
ステップS303において、制御装置3は、ファン12aの回転数を増加させることによって、凝縮器12の出口の冷媒温度を低下させる。これによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の温度を低下させ、その結果、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができる。
ステップS304において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA(=100℃−ΔTA:第2の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS305に進む。ただし、ΔTC>ΔTA、THA>THCである。
ステップS305において、制御装置3は、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THC以上に増加したときに、ファン12aの回転数を増加させ、その後、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THA以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加することによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態4.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THD(=100℃−ΔTD)以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。圧縮機11の駆動周波数の低下量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THDとの差が大きいほど、圧縮機11の駆動周波数の低下量を大きくしてもよい。
閾値THDは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THDは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THD以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
図5は、実施の形態4の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS701において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS702において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THD(=100℃−ΔTD)以上に増加した場合に、処理がステップS703に進む。
ステップS703において、制御装置3は、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THD以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態5.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE(=100℃−ΔTE)以上に増加したときに、圧縮機11を停止させる。
閾値THEは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THEは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止することによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
制御装置3は、圧縮機11を停止させた後、ファン12aの回転数を増加させる。これによって、凝縮器12の圧力を低下し、圧縮機11が運転を再開した際に、圧縮機11によって圧縮された高温ガスの温度上昇を抑制することができる。
図6は、実施の形態5の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS801において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS802において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE(=100℃−ΔTE)以上に増加した場合に、処理がステップS803に進む。
ステップS803において、制御装置3は、圧縮機11を停止させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態6.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THF(=100℃−ΔTF)以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。圧縮機11の駆動周波数の低下量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THFとの差が大きいほど、圧縮機11の駆動周波数の低下量を大きくしてもよい。
制御装置3は、圧縮機11の駆動周波数を低下させた後、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止させる。制御装置3は、圧縮機11を停止させた後、ファン12aの回転数を増加させる。
ここで、閾値THFは第1の閾値であり、閾値THEは第2の閾値である。
閾値THEは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THEは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止することによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
閾値THFは、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加する前段階において、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができるような値に設定することができる。
図7は、実施の形態6の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS401において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS402において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THF(=100℃−ΔTF:第1の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS403に進む。
ステップS403において、制御装置3は、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができる。
ステップS404において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。圧縮機11の駆動周波数を低下させたにも係わらず、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE(=100℃−ΔTE:第2の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS405に進む。
ステップS405において、制御装置3は、圧縮機11を停止させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
ステップS406において、制御装置3は、ファン12aの回転数を増加させることによって、凝縮器12の圧力を低下させる。これにより、圧縮機11が再度運転を開始した際に、圧縮された高温ガスの温度上昇を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THF以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させ、その後、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態7.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THG(=100℃−ΔTG)以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。
流量調整装置15の開度の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THGとの差が大きいほど、流量調整装置15の開度の増加量を大きくしてもよい。圧縮機11の駆動周波数の低下量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THGとの差が大きいほど、圧縮機11の駆動周波数の低下量を大きくしてもよい。
閾値THGは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THGは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THG以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
図8は、実施の形態7の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS901において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS902において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THG(=100℃−ΔTG)以上に増加した場合に、処理がステップS903に進む。
ステップS903において、制御装置3は、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THG以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態8.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THH(=100℃−ΔTG)以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。流量調整装置15の開度の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THHとの差が大きいほど、流量調整装置15の開度の増加量を大きくしてもよい。圧縮機11の駆動周波数の低下量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THHとの差が大きいほど、圧縮機11の駆動周波数の低下量を大きくしてもよい。
制御装置3は、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させ、かつ圧縮機11の駆動周波数を低下させた後、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止させる。制御装置3は、圧縮機11を停止させた後、ファン12aの回転数を増加させる。ここで、閾値THHは第1の閾値であり、閾値THEは第2の閾値である。
閾値THEは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THEは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止することによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
閾値THHは、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加する前段階において、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができるような値に設定することができる。
図9は、実施の形態8の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS501において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS502において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THH(=100℃−ΔTH:第1の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS503に進む。
ステップS503において、制御装置3は、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができる。
ステップS504において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させ、かつ圧縮機11の駆動周波数を低下させたにも係わらず、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE(=100℃−ΔTE:第2の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS505に進む。
ステップS505において、制御装置3は、圧縮機11を停止させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
ステップS506において、制御装置3は、ファン12aの回転数を増加させることによって、凝縮器12の圧力を低下させる。これにより、圧縮機11が再度運転を開始した際に、圧縮された高温ガスの温度上昇を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THH以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させるとともに、圧縮機11の駆動周波数を低下させ、その後、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態9.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THI(=100℃−ΔTI)以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させる。流量調整装置15の開度の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THIとの差が大きいほど、流量調整装置15の開度の増加量を大きくしてもよい。
制御装置3は、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させた後、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THJ(=100℃−ΔTJ)以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。圧縮機11の駆動周波数の低下量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THJとの差が大きいほど、圧縮機11の駆動周波数の低下量を大きくしてもよい。ここで、閾値THIは第1の閾値であり、閾値THJは第2の閾値である。
閾値THJは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THJは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THJ以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
閾値THIは、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THJ以上に増加する前段階において、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができるような値に設定することができる。
図10は、実施の形態9の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS1001において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS1002において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THI(=100℃−ΔTI:第1の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS1003に進む。
ステップS1003において、制御装置3は、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させる。
ステップS1004において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させたにも係わらず、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THJ(=100℃−ΔTJ:第2の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS1005に進む。
ステップS1005において、制御装置3は、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THI以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させ、その後、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THJ以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態10.
制御装置3は、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THK(=100℃−ΔTK)以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させる。流量調整装置15の開度の増加量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THKとの差が大きいほど、流量調整装置15の開度の増加量を大きくしてもよい。
制御装置3は、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させた後、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THL(=100℃−ΔTL)以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。圧縮機11の駆動周波数の低下量は、一定値としてもよい。あるいは、吐出温度Tdと閾値THLとの差が大きいほど、圧縮機11の駆動周波数の低下量を大きくしてもよい。
制御装置3は、圧縮機11の駆動周波数を低下させた後、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE(=100℃−ΔTE)以上に増加したときに、圧縮機11を停止させる。制御装置3は、圧縮機11を停止させた後、ファン12aの回転数を増加させる。
ここで、閾値THKは第1の閾値であり、閾値THKは第2の閾値であり、閾値THEは第2の閾値である。
閾値THEは、安全面と効率面とを考慮して設定することができる。すなわち、閾値THEは、冷凍サイクル装置1000の性能をできるだけ低下させずに、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止することによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができるような値に設定することができる。
閾値THLは、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加する前段階において、圧縮機11の駆動周波数を低下させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができるような値に設定することができる。
閾値THKは、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THL以上に増加する前段階において、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させることによって、圧縮機11の吐出温度Tdを低下させることができるような値に設定することができる。
図11は、実施の形態10の冷凍サイクル装置による冷媒の温度制御手順を表わすフローチャートである。
ステップS601において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。
ステップS602において、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THK(=100℃−ΔTK:第1の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS603に進む。
ステップS603において、制御装置3は、流量調整装置15の開度を大きくすることによって、圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させる。
ステップS604において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させたにも係わらず、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THL(=100℃−ΔTL:第2の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS605に進む。
ステップS605において、制御装置3は、圧縮機11の駆動周波数を低下させる。
ステップS606において、制御装置3は、吐出温度センサ46から圧縮機11の吐出温度Tdを取得する。圧縮機11のインジェクションポートP1への低温冷媒の流量を増加させ、かつ圧縮機11の駆動周波数を低下させたにも係わらず、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE(=100℃−ΔTE:第3の閾値)以上に増加した場合に、処理がステップS607に進む。
ステップS607において、制御装置3は、圧縮機11を停止させる。これによって、圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下の温度に制御することができる。
ステップS608において、制御装置3は、ファン12aの回転数を増加させることによって、凝縮器12の圧力を低下させる。これにより、圧縮機11が再度運転を開始した際に、圧縮された高温ガスの温度上昇を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THK以上に増加したときに、流量調整装置15の開度を増加させて、圧縮機11のインジェクションポートP1への冷媒の流量を増加させ、その後、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THL以上に増加したときに、圧縮機11の駆動周波数を低下させ、その後、圧縮機11の吐出温度Tdが閾値THE以上に増加したときに、圧縮機11を停止させることによって、冷凍サイクル中の最も高温となる圧縮機11の吐出温度Tdを100℃以下に制御する。これによって、冷凍サイクル中のトリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)の温度が100℃を超えないようにすることができる。その結果、トリフルオロヨードメタン(CF3I)が水と反応してフッ化水素、ヨウ化水素、またはフッ化カルボニル等の有害な副産物を生じるのを防止できる。
実施の形態11.
図12は、実施の形態11に係る冷凍サイクル装置1000Aの構成の一例を示す概略図である。
冷凍サイクル装置1000Aは、熱源側ユニット100Aおよび負荷側ユニット200Aを備える。熱源側ユニット100Aは、実施の形態1と同様に、圧縮機ユニット110、凝縮器ユニット120、および制御装置3を備える。熱源側ユニット100Aは、さらに、熱交換ユニット130を備える。
熱交換ユニット130は、圧縮機53と、カスケードコンデンサ57と、減圧装置21とを備える。
圧縮機ユニット110と、凝縮器ユニット120とは、冷媒配管10b、10aによって接続される。圧縮機ユニット110と、熱交換ユニット130とは、冷媒配管10c、10dによって接続される。
負荷側ユニット200Aは、減圧装置52と、蒸発器54とを備える。
負荷側ユニット200Aと、熱交換ユニット130とは、冷媒配管10e、10fによって接続される。
冷凍サイクル装置1000Aは、高元側の第1の冷媒回路91と、低元側の第2の冷媒回路92とを備える。
第1の冷媒回路91は、実施の形態1と同様に、圧縮機(第1の圧縮機)11と、凝縮器(第1の凝縮器)12と、レシーバ13と、過冷却熱交換器14と、流量調整装置15と、インジェクション回路4と、減圧装置(第1の減圧装置)21と、蒸発器(第1の蒸発器)22とを備える。第1の冷媒回路91は、高元側冷媒(第1の冷媒)を循環させる。高元側冷媒は、実施の形態1と同様に、トリフルオロヨードメタン(CF3I)を含む冷媒(例えばR466Aなど)である。
第2の冷媒回路92は、圧縮機(第2の圧縮機)53と、凝縮器(第2の凝縮器)56と、減圧装置(第2の減圧装置)52と、蒸発器(第2の蒸発器)54とを備える。第2の冷媒回路92は、低元側冷媒(第2の冷媒)を循環させる。低元側冷媒は、HFO−1123冷媒等の不均化反応を生じる冷媒である。
圧縮機53は、低温低圧の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温かつ高圧の状態にする。
凝縮器56は、圧縮機53の吐出側に接続される。凝縮器56は、空気等の流体と冷媒との間で熱交換を行う。凝縮器56は、冷媒と流体(水または空気、冷媒またはブライン等)の間で熱交換を行い、冷媒を凝縮させる。
減圧装置52は、冷媒を減圧して膨張させるとともに、冷媒の流量を調整する。減圧装置52として、例えば電子式膨張弁もしくは温度式膨張弁が用いられる。
蒸発器54は、空気等の流体と冷媒との間で熱交換を行う。蒸発器54は、減圧装置52で減圧および膨張された冷媒を吸熱して蒸発させる。蒸発器54として、例えば伝熱管と多数のフィンとを有するフィンアンドチューブ型熱交換器が用いられる。
低元側の凝縮器56と、高元側の蒸発器22とは、カスケードコンデンサ57を構成する。カスケードコンデンサ57において、低元側の凝縮器56を流れる低元側冷媒と高元側の蒸発器22を流れる高元側冷媒とが、熱交換する。
実施の形態11においても、制御装置3は、実施の形態1〜10と同様にして、吐出温度センサ46によって検出された圧縮機11の吐出温度Tdに基づいて、圧縮機11の吐出温度Tdが100℃以下の温度となるように制御することができる。
本実施の形態では、熱源側ユニット100Aにおいて、高元側の冷媒の温度が100℃を超えて、トリフルオロヨードメタン(CF3I)によって副産物が生成されたとしても、室内側の負荷側ユニット200Aは、トリフルオロヨードメタン(CF3I)を含まない冷媒が循環しているので、室内側の負荷側ユニット200Aに生成された副産物が漏れるのを回避することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3 制御装置、4 インジェクション回路、10a,10b,10c,10d,10e,10f 冷媒配管、11 圧縮機、12,56 凝縮器、12a ファン、13 レシーバ、14 過冷却熱交換器、15 流量調整装置、16 バイパス配管、21,52 減圧装置、22,54 蒸発器、41 吐出圧力センサ、42 吸入圧力センサ、43 外気温度センサ、44 入口温度センサ、45 出口温度センサ、57 カスケードコンデンサ、91 第1の冷媒回路、92 第2の冷媒回路、100,100A 熱源側ユニット、200,200A 負荷側ユニット、110 圧縮機ユニット、120 凝縮器ユニット、130 熱交換ユニット、1000,1000A 冷凍空調装置。

Claims (15)

  1. 負荷側ユニットと接続されて、トリフルオロヨードメタン(CF3I)含む冷媒が循環する冷凍サイクル装置を形成する熱源側ユニットであって、
    前記冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出される前記冷媒を凝縮する凝縮器と、
    過冷却熱交換器と、
    前記過冷却熱交換器から流出される前記冷媒の一部を、前記圧縮機のインジェクションポートへ流入させるように構成されたインジェクション回路とを備え、前記過冷却熱交換器は、前記凝縮器から流出した前記冷媒と、前記インジェクション回路を流れる前記冷媒とを熱交換し、
    前記熱源側ユニットは、さらに、
    前記圧縮機の吐出温度を検出する温度センサと、
    前記検出された前記圧縮機の前記吐出温度に基づいて、前記冷媒の温度が100℃以下となるように制御する制御装置とを備えた、熱源側ユニット。
  2. 前記インジェクション回路に流れる前記冷媒の流量を調整する流量調整装置を含み、
    前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が閾値以上に増加したときに、前記流量調整装置を制御する、請求項1記載の熱源側ユニット。
  3. 前記流量調整装置は、電子式膨張弁であって、
    前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が前記閾値以上に増加したときに、前記電子式膨張弁の開度を増加させる、請求項2記載の熱源側ユニット。
  4. 前記凝縮器に向かって送風するファンを備え、
    前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が閾値以上に増加したときに、前記ファンの回転数を増加させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  5. 前記インジェクション回路に流れる前記冷媒の流量を調整する流量調整装置と、
    前記凝縮器に向かって送風するファンを備え、
    前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が第1の閾値以上に増加したときに、前記ファンの回転数を増加させ、
    前記ファンの回転数を増加させた後、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値以上に増加したときに、前記流量調整装置を制御することによって、前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  6. 前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の駆動周波数を低下させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  7. 前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が閾値以上に増加したときに、前記圧縮機を停止させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  8. 前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が第1の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の駆動周波数を低下させ、
    前記圧縮機の駆動周波数を低下させた後、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機を停止させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  9. 前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させるとともに、前記圧縮機の駆動周波数を低下させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  10. 前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が第1の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させるとともに、前記圧縮機の駆動周波数を低下させ、
    前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させ、かつ前記圧縮機の駆動周波数を低下させた後、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機を停止させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  11. 前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が第1の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させ、
    前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させた後、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の駆動周波数を低下させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  12. 前記制御装置は、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が第1の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させ、
    前記圧縮機の前記インジェクションポートへの前記冷媒の流量を増加させた後、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機の駆動周波数を低下させ、
    前記圧縮機の駆動周波数を低下させた後、前記温度センサによって検出された前記吐出温度が前記第2の閾値よりも大きな第3の閾値以上に増加したときに、前記圧縮機を停止させる、請求項1記載の熱源側ユニット。
  13. 前記凝縮器に向かって送風するファンを備え、
    前記制御装置は、前記圧縮機を停止させた後、前記ファンの回転数を増加させる、請求項7、8、10または12に記載の熱源側ユニット。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の熱源側ユニットと、
    前記熱源側ユニットに接続される負荷側ユニットとを備える冷凍サイクル装置。
  15. 冷凍サイクル装置であって、
    第1の冷媒が循環する第1の冷媒回路と、
    第2の冷媒が循環する第2の冷媒回路とを備え、
    前記第1の冷媒は、トリフルオロヨードメタン(CF3I)含み、前記第2の冷媒は、トリフルオロヨードメタン(CF3I)含まず、
    前記第1の冷媒回路は、
    前記第1の冷媒を圧縮する第1の圧縮機と、
    前記第1の圧縮機から吐出される前記第1の冷媒を凝縮する第1の凝縮器と、
    過冷却熱交換器と、
    前記過冷却熱交換器から流出される前記第1の冷媒の一部を前記第1の圧縮機のインジェクションポートへ流入させるように構成されたインジェクション回路とを備え、前記過冷却熱交換器は、前記第1の凝縮器から流出した前記第1の冷媒と、前記インジェクション回路を流れる前記第1の冷媒とを熱交換し、
    前記過冷却熱交換器において過冷却された前記第1の冷媒を減圧する第1の減圧装置と、
    前記第1の減圧装置において減圧された前記第1の冷媒を蒸発させる第1の蒸発器とを備え、
    前記第2の冷媒回路は、
    前記第2の冷媒を圧縮する第2の圧縮機と、
    前記第2の圧縮機から吐出される前記第2の冷媒を凝縮する第2の凝縮器と、
    前記第2の凝縮器において凝縮された前記第2の冷媒を減圧する第2の減圧装置と、
    前記第2の減圧装置において減圧された前記第2の冷媒を蒸発させる第2の蒸発器とを備え、
    前記第1の蒸発器と前記第2の凝縮器とが、前記第1の冷媒と前記第2の冷媒とを熱交換するカスケードコンデンサを構成し、
    前記冷凍サイクル装置は、さらに、
    前記第1の圧縮機の吐出温度を検出する温度センサと、
    前記検出された前記第1の圧縮機の前記吐出温度に基づいて、前記第1の冷媒の温度が100℃以下となるように制御する制御装置とを備える、冷凍サイクル装置。
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