JPWO2020194879A1 - 光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム及び光伝送路スペクトラム測定プログラム - Google Patents

光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム及び光伝送路スペクトラム測定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020194879A1
JPWO2020194879A1 JP2021508725A JP2021508725A JPWO2020194879A1 JP WO2020194879 A1 JPWO2020194879 A1 JP WO2020194879A1 JP 2021508725 A JP2021508725 A JP 2021508725A JP 2021508725 A JP2021508725 A JP 2021508725A JP WO2020194879 A1 JPWO2020194879 A1 JP WO2020194879A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical transmission
transmission line
wavelength
measurement
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021508725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7264234B2 (ja
Inventor
雄大 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2020194879A1 publication Critical patent/JPWO2020194879A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7264234B2 publication Critical patent/JP7264234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/31Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
    • G01M11/3109Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR
    • G01M11/3127Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR using multiple or wavelength variable input source
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/30Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides
    • G01M11/31Testing of optical devices, constituted by fibre optics or optical waveguides with a light emitter and a light receiver being disposed at the same side of a fibre or waveguide end-face, e.g. reflectometers
    • G01M11/3109Reflectometers detecting the back-scattered light in the time-domain, e.g. OTDR
    • G01M11/3154Details of the opto-mechanical connection, e.g. connector or repeater
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/071Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using a reflected signal, e.g. using optical time domain reflectometers [OTDR]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/077Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using a supervisory or additional signal
    • H04B10/0777Monitoring line amplifier or line repeater equipment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0227Operation, administration, maintenance or provisioning [OAMP] of WDM networks, e.g. media access, routing or wavelength allocation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

光伝送路内のスペクトラム情報を詳細に取得することができる光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム、光伝送路スペクトラム測定方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供する。一実施の形態によれば、光伝送路スペクトラム測定装置(1)は、第1光伝送路に伝送される測定光の波長を可変して生成するとともに、第1光伝送路に接続された中継器によって、中継器に接続された第2光伝送路を介して測定光が戻された戻り光を測定する波長可変OTDR測定部(20)と、波長可変OTDR測定部(20)によって生成された測定光の波長を選択して第1光伝送路へ出力する光信号合波部(11)と、波長可変OTDR測定部(20)が生成する測定光の波長及び光信号合波部(11)が選択する測定光の波長を制御する制御部(30)と、波長可変OTDR測定部(20)が測定した戻り光の測定データを処理する測定データ処理部(40)と、を備える。

Description

本発明は、光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム、光伝送路スペクトラム測定方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関し、例えば、海底光ケーブルにおける光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム、光伝送路スペクトラム測定方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
海底光ケーブルシステムにおけるオープン化が進み、システム所有者は、その増設容量の最大化のために、伝送路のパフォーマンスを把握することが重要視されている。
特開2018−006907号公報
海底光ケーブルシステムにおいては、光伝送路やそれを構成する中継器、ケーブルなどが海底に敷設されるため、光伝送路内におけるスペクトラム取得が難しい。光伝送路内でさまざまな要因により発生するスペクトラム傾斜や偏差は、光伝送路の波長帯域の各波長における主信号伝送品質に影響を与える。しかしながら、光伝送路の受信部におけるスペクトラム測定のみでは、光伝送路内のスペクトラムを解析することは困難である。
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、光伝送路内のスペクトラム情報を詳細に取得することができる光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム及び光伝送路スペクトラム測定方法を提供することにある。
一実施の形態に係る光伝送路スペクトラム測定装置は、第1光伝送路に伝送される測定光の波長を可変して生成するとともに、前記第1光伝送路に接続された中継器によって、前記中継器に接続された第2光伝送路を介して前記測定光が戻された戻り光を測定する波長可変OTDR測定部と、前記波長可変OTDR測定部によって生成された前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力する光信号合波部と、前記波長可変OTDR測定部が生成する前記測定光の前記波長及び前記光信号合波部が選択する前記測定光の前記波長を制御する制御部と、前記波長可変OTDR測定部が測定した前記戻り光の測定データを処理する測定データ処理部と、を備える。
一実施の形態によれば、光伝送路内のスペクトラム情報を詳細に取得することができる光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム及び光伝送路スペクトラム測定方法を提供することができる。
比較例に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムの構成を例示した図である。 比較例に係る光伝送路スペクトラム測定装置が受信したケーブルロストレースを例示したグラフであり、横軸は受信時間を示し、縦軸は信号レベルを示す。 実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムを例示した構成図である。 実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置の通常時の動作を例示した図である。 実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置の測定時の動作を例示した図である。 実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、短波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、中心波長の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、長波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 図5の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、光伝送路入力部の場合を示す。 図5の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP4の場合を示す。 図5の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP5の場合を示す。 図5の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP10の場合を示す。 実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、短波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、中心波長の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、長波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 図8の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、光伝送路入力部の場合を示す。 図8の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP4の場合を示す。 図8の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP5〜REP9の場合を示す。 図8の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP10の場合を示す。 実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、短波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、中心波長の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、長波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 図11の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、光伝送路入力部の場合を示す。 図11の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP4の場合を示す。 図11の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP5の場合を示す。 図11の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP6〜REP10の場合を示す。 実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 図14の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、光伝送路入力部の場合を示す。 図14の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP4の場合を示す。 図14の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP5の場合を示す。 図14の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、中継器REP10の場合を示す。 実施形態2に係る伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムを例示した構成図である。
(比較例)
まず、実施形態に係る光伝送路スペクトラム測定装置及び光伝送路システムを説明する前に、比較例に係る光伝送路スペクトラム測定装置及び光伝送路システムを説明する。これにより、本実施形態をより明確にする。
図1Aは、比較例に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムの構成を例示した図であり、図1Bは、比較例に係る光伝送路スペクトラム測定装置が受信したケーブルロストレースを例示したグラフであり、横軸は受信時間を示し、縦軸は信号レベルを示す。図1Aに示すように、比較例に係る光伝送路システム1100は、COTDR(Coherent Optical Time Domain Reflectometry)測定部1020を含んでいる。COTDR測定部1020は、海底に敷設された光伝送路システム1100におけるケーブルロストレースの測定に使用される。光伝送路システム1100は、送受双方向の光伝送路ファイバ1051及び1052、並びに、中継器1053を有する光伝送路1050と、その両端の陸上局に接続される光送受信装置1060と、により構成されている。
比較例において、COTDR測定部1020の送信部及び受信部は、光送受信装置1060の監視測定用ポートに接続される。COTDR測定部1020から光送受信装置1060を介して、COTDR測定光が光伝送路ファイバ1051に送信され、COTDR測定光の一部が光伝送路ファイバ1051中で、レイリー散乱等により送信方向と逆方向に戻される。送信ファイバを逆行するCOTDR測定光は、中継器1053に実装されるループバックパスによって、逆方向の伝送路ファイバ1052に戻され、COTDR測定部1020はこれを受信する。そして、図1Bに示すケーブルロストレースを取得する。
COTDR測定部1020から出力される測定光は通常、光パルスとなっており、戻り光の受信時間から、受信パワーレベルと距離の関係をケーブルロストレースとして得ることができる。得られたケーブルロストレースは通常、中継器1053出力端で最もレベルが高く、中継スパンの遠端に行くほど低くなる。光伝送路システム1100では、このケーブルロストレースによって、ケーブル障害時の破断位置を特定するなどの用途で、当COTDR測定が活用される。
(実施形態1)
<光伝送路スペクトラム測定装置の構成>
次に、実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムを説明する。図2は、実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムを例示した構成図である。図2に示すように、光伝送路システム100は、光送受信装置60及び光伝送路スペクトラム測定装置1を備えている。光送受信装置60は、波長多重信号を光伝送路51に送信するとともに、光伝送路52から波長多重信号を受信する。なお、光伝送路51及び光伝送路52は、複数の中継器によって中継されている。光伝送路スペクトラム測定装置1は、光伝送路インターフェース部10、波長可変OTDR測定部20、制御部30、測定データ処理部40を備えている。光伝送路スペクトラム測定装置1は、ケーブルロストレースを取得する装置である。
光伝送路インターフェース部10は、光信号合波部11、光信号分岐部12、ダミー光生成部13、折り返し回路部14を有する。光伝送路インターフェース部10は、波長多重信号を光伝送路51及び52に送受信するインターフェースを有する。光伝送路インターフェース部10は、インターフェースによって、光伝送路51及び52に接続される。また、光伝送路インターフェース部10は、波長多重信号を光送受信装置60に送受信するインターフェースを有する。なお、当インターフェースは、複数有していても良いものとする。光伝送路インターフェース部10は、波長可変OTDR測定部20の測定光の送受信ポートを有する。送信ポート及び受信ポートは、それぞれ光伝送路インターフェース部10内の光信号合波部11、光信号分岐部12に接続される。
光信号合波部11は、波長多重信号の入力ポート、ダミー光生成部13からのダミー光の入力ポート、波長可変OTDR測定部20からのOTDR測定光の入力ポートを有する。光信号合波部11は、WSS(Wavelength Selectable Switch)に代表される波長選択性スイッチを有してもよい。波長選択制スイッチは、例えば、波長可変OTDR測定部20によって生成された測定光の波長を選択する。光信号合波部11は、これら入力ポートからの入力光を波長選択、合波して光伝送路51へ出力することができる。具体的には、例えば、光信号合波部11は、波長可変OTDR測定部20によって生成された測定光の波長を選択して光伝送路51へ出力する。
ダミー光生成部13は、波長多重信号の代わりに配置されるダミー光を供給する。ダミー光生成部13は、波長多重信号の配置または波長数や主信号伝送特性に応じて不要としてもよい。
折り返し回路部14は、OTDR測定において、光伝送路の第一中継区間の送信ファイバのケーブルトレースを取得する際に適用する。OTDR測定信号の同中継区間のレイリー散乱光を受信側経路に折り返す機能を有する。同区間の必要がない場合は不要としてもよい。なお、「中継区間」とは、ある中継器の出力端から次の中継器の入力端までの間を指す。
光信号分岐部12は、光伝送路52からの波長多重信号を光送受信装置60側と、波長可変OTDR測定部20側と、に分岐する機能を有する。分岐方法は波長分岐、パワー分岐など、ここでは分岐方法は問わない。
波長可変OTDR測定部20は、光伝送路51の波長帯域全体に渡り、測定光の波長を可変して光伝送路51をOTDR測定できる機能を有する。具体的には、波長可変OTDR測定部20は、光伝送路51に伝送される測定光の波長を可変して生成する。それとともに、光伝送路51に接続された中継器によって測定光が戻された戻り光を測定する。これにより、波長可変OTDR測定部20は、光伝送路51における波長帯域に渡ってケーブルトレースを取得する。波長可変OTDR測定部20は、OTDR測定信号の送受信ポートを有する。また、波長可変OTDR測定部20は、OTDR測定結果を外部出力することができる。
制御部30は、制御信号により、波長可変OTDR測定部20の測定波長、及び、光信号合波部11における出力波長を、選択及び制御する機能を有する。すなわち、制御部30は、波長可変OTDR測定部20が生成する測定光の波長及び光信号合波部11が選択する測定光の波長を制御する。具体的には、例えば、制御部30は、波長可変OTDR測定部20が生成させる測定光の波長を切り替えながら、光伝送路51の波長帯域に渡って掃引するように、波長可変OTDR測定部20を制御する。また、制御部30は、光伝送路51に送信された波長多重信号における測定光の波長の近傍の部分をブロックさせるように、光信号合波部11を制御する。
測定データ処理部40は、波長可変OTDR測定部20が測定したOTDR測定データのデータ処理を行う機能を有する。また、測定データ処理部40は、光伝送路51の位置ごとに、測定光の各波長における受信レベルを抽出する。そして、測定データ処理部40は、光伝送路51内の所定の位置のスペクトラムを取得する。さらに、測定データ処理部40は、取得したスペクトラムを元に、光伝送路51の位置方向、及び、測定光の波長方向を軸にした測定光のレベル偏差の3次元データを生成する。
<光伝送路スペクトラム測定装置の動作>
次に、光伝送路スペクトラム測定装置1の動作を説明する。図3Aは、実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置の通常時の動作を例示した図であり、図3Bは、実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置の測定時の動作を例示した図である。
本実施形態の波長可変OTDR測定部20は、比較例と同様に、ケーブルトレースが取得できるものとする。図3Aに示すように、本実施形態では、光伝送路インターフェース部10より光伝送路51に送信される光信号の波長は、光信号合波部11によって、制御されている。例えば、送信側からの波長多重信号光またはダミー光生成部13からのダミー信号光の波長は、光伝送路51への送信信号として、光伝送路51の波長帯域に渡っている。
図3Bに示すように、本実施形態における光伝送路51の測定時における波長配置状態は、制御部30によって、制御されている。制御部30は、波長可変OTDR測定部20が生成した測定光の波長及び光信号合波部11が出力する測定光の波長を、以下に示すように制御しながら、測定波長を掃引しつつ測定を行う。
すなわち、制御としては、OTDR測定は、OTDR信号の測定光の波長を切り替えながら、光伝送路51の波長帯域全体を掃引して実施する。また、光信号合波部11は、波長多重信号(もしくはダミー信号)において、測定するOTDR測定光の波長周辺の部分を光信号合波部11によってブロックする。このような動作により、波長可変OTDR測定部20は、光伝送路51の波長帯域全体におけるケーブルトレースを取得する。そして、測定データ処理部40において、光伝送路51内の距離ごとに、各測定光の波長におけるOTDR測定レベルを抽出する。そして、光伝送路51内の任意の距離位置のスペクトラムを取得する。また、測定データ処理部40は、処理したスペクトラム情報を元に、光伝送路の距離方向、波長方向におけるレベル偏差を3次元データ/グラフ情報を生成し、外部に提供することができる。
このように、本実施形態の光伝送路スペクトラム測定装置1の動作としての光伝送路スペクトラム測定方法は、光伝送路51に送信される測定光の波長を可変して生成するステップと、生成された測定光の波長を選択して光伝送路51へ出力するステップと、生成する測定光の波長及び選択する測定光の波長を制御するステップと、光伝送路51に接続された中継器によって、光伝送路52を介して測定光が戻された戻り光を測定するステップと、測定した戻り光の測定データを処理するステップと、を備えている。そして、生成された測定光の波長を選択して光伝送路51へ出力するステップにおいて、生成させる測定光の波長を切り替えながら、光伝送路51の波長帯域に渡って掃引するとともに、光伝送路51に送信された波長多重信号における測定光の波長の近傍の部分をブロックする。
本実施形態においては、伝送路の各中継区間の任意の位置のスペクトラムを取得できるとともに、1波長における平均の測定回数を最小限とし、レベルの高い各中継器のピークレベルのみを測定することで、高速に各中継器出力端のスペクトラムを測定及び抽出することができる。このように、本実施形態の光伝送路スペクトラム測定装置1は、スキャンの時間をかければ、各中継区間の任意の位置のスペクトラムまでスキャンする動作を行う。また、光伝送路スペクトラム測定装置1は、伝送路中の各中継器出力端のスペクトラム取得を高速にスキャンする動作を行う。以下で、光伝送路スペクトラム測定装置1の動作を、<通常状態におけるスペクトラム取得>、<ケーブルロス増加時における取得スペクトラム>、<中継器出力低下時における取得スペクトラム>、<光伝送利得波長偏差が存在する際の取得スペクトル>に分けて、具体的に説明する。
<通常状態におけるスペクトラム取得>
図4Aは、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図4Aでは、簡略化のため、送信側の光伝送路51のみ示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP1〜REP10は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。また、光伝送路51は、各中継器REP1〜REP10やケーブルに障害などが無い通常状態であり、各中継区間の利得波長偏差は極めて良い(平坦)であるものとする。
図4B〜図4Dは、実施形態1の基本測定動作(図3A及び図3B)により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、代表として、図4Bは、短波側の信号レベルを示し、図4Cは、中心波長の信号レベルを示し、図4Dは、長波側の信号レベルを示す。
図5は、実施形態1の基本測定動作(図3A及び図3B)により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。図6A〜図6Dは、図5の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、図6Aは、光伝送路入力部の場合を示し、図6Bは、中継器REP4の場合を示し、図6Cは、中継器REP5の場合を示し、図6Dは、中継器REP10の場合を示す。
図4A〜図4D、図5、及び、図6A〜図6Dに示すように、通常状態かつ理想的な平坦度を持つ光伝送路51においては、OTDR測定光の波長に依らず、全波長帯域において、同様のケーブルトレースが得られる。各中継器端のトレースレベルは、初期レベルと同様に一定である。各中継器の出力端におけるスペクトラムを取得するという動作においては、スパン全域のケーブルトレースを取得する必要がない。このため、高速に各波長のOTDR測定を掃引していくことで、比較的短時間でのスペクトラム取得を可能とすることができる。これにより、得られたスペクトラム図5及び図6A〜図6Dにおいても、光伝送路51全体で、平坦な出力スペクトラムが得られる。
<ケーブルロス増加時における取得スペクトラム>
次に、ケーブルロス増加状態における中継器出力端のスペクトラム取得動作を説明する。図7Aは、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図7Aでは、簡略化のため、送信側の光伝送路51のみ示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP1〜REP10は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。図7Aにおいては、ケーブルロス増加状態として、中継器REP4〜中継器REP5の間のケーブルにおいてロスが増加した状況と仮定する。
図7B〜図7Dは、実施形態1の基本測定動作(図3A及び図3B)により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、代表として、図7Bは、短波側の信号レベルを示し、図7Cは、中心波長の信号レベルを示し、図7Dは、長波側の信号レベルを示す。
図8は、実施形態1の基本測定動作(図3A及び図3B)により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。図9A〜図9Dは、図8の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、図9Aは、光伝送路入力部の場合を示し、図9Bは、中継器REP4の場合を示し、図9Cは、中継器REP5〜REP9の場合を示し、図9Dは、中継器REP10の場合を示す。
ケーブルロス増加状態の光伝送路においては、図7A〜図7Dのように、各波長のケーブルトレースにおいて、障害位置でのロス増加(レベル低下)が観測される。OTDR測定波長に依らず、全波長帯域において、同様のケーブルトレースが得られる。しかし、当光伝送路51に使用する中継器が出力一定制御であることから、次段中継器REP5の利得が大きくなり、長波下がりの利得傾斜が発生する。このとき、中継器REP5以降の各中継器のケーブルトレースのピークレベルは、中心波長では変化しないが、短波側では初期レベルから高く、長波側では初期レベルから低くなる。上記にて得られた各中継器出力端のスペクトラム図8、図9A〜図9Dにおいて、各中継区間におけるレベル偏差の発生が可視化できることがわかる。当例においては、中継器REP5以降の各スパンにて、短波側は主信号の非線形劣化を受けやすく、長波側は主信号のOSNR劣化が懸念されることが、可視的に確認できる。
<中継器出力低下時における取得スペクトラム>
次に、中継器出力低下状態における中継器出力端のスペクトラム取得動作を説明する。図10Aは、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図10Aでは、簡略化のため、送信側光伝送路51のみ示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP5以外の各中継器は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。図10Aにおいて、中継器出力低下状態として、中継器REP5の中継器出力のEDF出力が低下した状況と仮定する。
図10B〜図10Dは、実施形態1の基本測定動作(図3A及び図3B)により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、代表として、図10Bは、短波側の信号レベルを示し、図10Cは、中心波長の信号レベルを示し、図10Dは、長波側の信号レベルを示す。
図11は、実施形態1の基本測定動作(図3A及び図3B)により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。図12A〜図12Dは、図11の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、図12Aは、光伝送路入力部の場合を示し、図12Bは、中継器REP4の場合を示し、図12Cは、中継器REP5の場合を示し、図12Dは、中継器REP6〜REP10の場合を示す。
中継器出力低下状態の光伝送路51においては、図10A〜図10Dのように、出力低下が発生した中継器において、中継器利得が低下することから、短波下がりの利得傾斜が発生する。このとき、中継器REP5の各中継器のケーブルトレースのピークレベルは、中心波長では変化しないが、短波側では初期レベルから低く、長波側では初期レベルから高くなる。
その後の中継器REP6においては、中継器REP5の入力トータルパワーは低下するものの、中継器出力一定制御により出力トータルパワーは変化しない。このため、結果として利得が高くなり、長波下がりの利得傾斜が発生する。これが、前段で発生した短波下がりの利得傾斜と相殺し、中継器REP6出力端ではほぼ利得傾斜が発生しないこととなる。
上記にて得られた各中継器出力端のスペクトラム図11、図12A〜図12Dによって、当状態における各中継区間におけるレベル偏差の発生を可視化することができる。当例においては、中継器REP5のみ短波下がりの利得傾斜が発生する。中継器REP5〜中継器REP6間でのみ長波側主信号は非線形劣化を受けやすい。短波側は主信号のOSNR劣化が懸念される。本実施形態では、このようなことを可視的に確認することができる。このような事例の場合には、光伝送後の受信端において測定したスペクトラムでは、ほぼ変化が観測されない。このため、光伝送路51内のスペクトラムの偏差の状態を観測することができない。しかしながら、本実施形態における光伝送路スペクトラム測定方法によれば、光伝送後の受信端における測定方法とは異なり、各中継区間におけるレベル偏差の発生を測定することができる。
<光伝送利得波長偏差が存在する際の取得スペクトル>
次に、光伝送路内の各中継器出力に利得波長偏差が存在する状態における中継器出力端のスペクトラム取得動作を説明する。図13は、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図13では、簡略化のため、送信側の光伝送路51のみを示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP1〜REP10は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。また、中継器REP5に利得等価器54が取り付けられている。
図14は、実施形態1の基本測定動作(図3A及び図3B)により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。図15A〜図15Dは、図14の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、図15Aは、光伝送路入力部の場合を示し、図15Bは、中継器REP4の場合を示し、図15Cは、中継器REP5の場合を示し、図15Dは、中継器REP10の場合を示す。
図4A〜図12Dの例においては、説明を簡単にするために各中継器の利得波長依存性がない理想的な例を用いて説明したが、通常の光伝送路システムにおける光伝送路51内の各中継器における利得波長依存性は、個体バラつきや、温度などの環境バラつきが存在する。そして、中継器REP内のEDF自体の利得波長依存性から、中継数が多段になるとその偏差が蓄積しやすく、より大きな偏差となる。
当例では、中継器REP1〜中継器REP4までの間に利得波長偏差が発生及び蓄積するものとする。中継器REP5に付属する利得等価器54によって、蓄積した偏差を平坦に等価する。以降、中継器REP6〜中継器REP10でまた偏差が蓄積する。図14、図15A〜図15Dは、このような例を示している。当例においても、光伝送後の受信端でのスペクトラム情報だけでは、光伝送路内の各箇所における偏差を詳細に把握することは困難である。本実施形態の光伝送路スペクトラム測定方法によれば、光伝送後の受信端における測定方法とは異なり、光伝送路51内の各箇所における偏差を可視化して確認することができる。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態では、波長可変OTDR測定部20が生成する測定光の波長及び光信号合波部11が選択する測定光の波長を制御部30が制御している。これにより、光伝送路51内のスペクトラム情報を詳細に取得することができる。
制御部30は、光伝送路51に伝送された波長多重信号における測定光の波長の近傍の部分をブロックさせるように、光信号合波部11を制御する。また、制御部30は、生成させる測定光の波長を切り替えながら、光伝送路51の波長帯域に渡って掃引するように、波長可変OTDR測定部20を制御する。よって、光伝送路51の任意の距離におけるスペクトル情報を取得することができる。また、光伝送路51の各中継器REPの出力スペクトルを短時間に取得することができる。
波長可変OTDR測定部20は、光伝送路51の波長帯域に渡って、ケーブルトレースを取得する。ケーブルトレースのピーク部の受信レベルのみを測定することで、短時間に中継器REPの出力スペクトルを取得することができる。
測定データ処理部40は、光伝送路51の位置ごとに、測定光の各波長における受信レベルを抽出し、光伝送路51の所定の位置のスペクトラムを取得する。これにより、光伝送路51の位置方向、及び、測定光の波長方向を軸にした測定光のレベル偏差の3次元データを取得することができる。よって、光伝送路51におけるより詳細な主信号伝送性能の設計を可能とすることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2を説明する。図16は、実施形態2に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムを例示した構成図である。双方向の光伝送路51及び52におけるOTDR測定においては、測定光が受信方向の光伝送路52に折り返されるため、取得するスペクトラムは、受信方向の光伝送路52の状態の影響を受ける場合がある。したがって、図16に示すように、光伝送路51及び52の対向局側にも実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置1を設置し、対向局にて測定したスペクトラム情報を入手し、自局で測定したスペクトラム情報を補正する機能を有してもよい。
具体的には、本実施形態の光伝送路システム200は、複数の中継器REPによって中継された光伝送路51と、複数の中継器REPによって中継された光伝送路52と、波長多重信号を光伝送路51に送信する光送受信装置61と、波長多重信号を光伝送路52に送信する光送受信装置62と、光送受信装置61側に配置された光伝送路スペクトラム測定装置2aと、光送受信装置62側に配置された光伝送路スペクトラム測定装置2bと、を備えている。光送受信装置61は、光送受信装置62に対して光伝送路51を介して波長多重信号を送信し、光送受信装置62から光伝送路52を介して波長多重信号を受信する。一方、光送受信装置62は、光送受信装置61に対して光伝送路52を介して波長多重信号を送信し、光送受信装置61から光伝送路51を介して波長多重信号を受信する。
光伝送路スペクトラム測定装置2aは、前述の光伝送路スペクトラム測定装置1と同様である。光伝送路スペクトラム測定装置2bは、測定光を光伝送路52に出力し、光伝送路51を介して戻り光が戻される以外は、光伝送路スペクトラム測定装置2aの構成と同様である。
そして、光伝送路スペクトラム測定装置2aの測定データ処理部40は、波長可変OTDR測定部20が測定した戻り光の測定データを処理する際に、光伝送路スペクトラム測定装置2bの測定データ処理部40が処理した測定データを参照する。これにより、光伝送路52の状態の影響を低減させることができる。光伝送路スペクトラム測定装置2bの測定データ処理部40も、同様に、光伝送路スペクトラム測定装置2aの測定データ処理部40が処理した測定データを参照する。
本実施形態の光伝送路スペクトラム測定装置2a及び2b、並びに、光伝送路システム200によれば、戻り光が経由する光伝送路の影響を低減することができる。これ以外の構成及び効果は、実施形態1の記載に含まれている。
(実施形態3)
図16において、対向側のWDM信号が存在する場合には、自局のOTDR測定に際し、対向局の制御部30と通信し、対向局光伝送路インターフェース部10内の光信号合波部11を制御して、自局のOTDR測定波長周辺波長をブロックする機能を有してもよい。
(実施形態4)
図2において、送信側の波長多重信号が存在しない場合には、ダミー光生成部13に出力ダミー光の波長選択機能を設けてもよい。これにより、波長多重信号のダミー光切り替えを、ダミー光生成部13において実現してもよい。
(実施形態5)
図2において、光信号合波部11において、波長多重信号、ダミー光、OTDR測定の各測定レベルを変化させて、OTDRを測定する機能を有してもよい。具体的には、以下の機能を実現する。すなわち、波長多重信号またはダミー光の送信ピークレベルをフラットにすることによる、光伝送路51内のスペクトラムを測定する機能を有してもよい。また、受信OSNR等化、受信信号品質等化などの目的により、波長多重信号またはダミー光の送信ピークレベルに、プリエンファシス(意図的なレベル偏差)を有した状態におけるスペクトラムを測定する機能を有してもよい。さらに、OTDR測定の高速化、高ダイナミックレンジ確保を目的とした、波長多重信号またはダミー光の抑圧制御を行なう機能を有してもよい。具体的には、波長多重信号とOTDR測定光のパワー配分を変え、光伝送路51内におけるOTDR測定光レベルを上昇させる制御を行うようにする。
(実施形態6)
図2において、光信号合波部11において、波長多重信号、ダミー光の波長配置を意図的に変更し、OTDRを測定する機能を有してもよい。具体的には、以下の機能を実現する。すなわち、波長多重信号またはダミー光の波長配置にて、あらかじめ等間隔に波長帯域をブロックしておき、ブロックした波長において、OTDR測定を実施する。このようにすることで、制御時間の短縮、測定時間の短縮、制御シーケンスの簡素化を実現することができる。
(実施形態7)
図2において、光信号分岐部12にWSS等による波長選択機能を設けてもよい。また、OTDR測定部20の出力光における測定光以外のフィルタリング、及び、OTDR測定波長変更に合わせた制御を付加してもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施形態1〜7の各構成を組み合わせた実施形態も、技術思想の範囲である。また、本実施形態における光伝送路スペクトラム測定方法をコンピュータに実行させる以下の光伝送路スペクトラム測定プログラムも、実施形態の技術的思想の範囲に含まれる。
第1光伝送路に送信される測定光の波長を可変して生成させ、
生成させた前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力させ、
生成させた前記測定光の前記波長及び選択する前記測定光の前記波長を制御させ、
前記第1光伝送路に接続された中継器によって、前記中継器に接続された第2光伝送路を介して前記測定光が戻された戻り光を測定させ、
測定させた前記戻り光の測定データを処理させる、
ことをコンピュータに実行させる、ことを特徴とする光伝送路スペクトラム測定プログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
また、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
この出願は、2019年3月27日に出願された日本出願特願2019−060548を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、2a、2b 光伝送路スペクトラム測定装置
10 光伝送路インターフェース部
11 光信号合波部
12 光信号分岐部
13 ダミー光生成部
14 折り返し回路部
20 波長可変OTDR測定部
30 制御部
40 測定データ処理部
51、52 光伝送路
54 利得等価器
100、200 光伝送路システム
1020 OTDR測定部
1050 光伝送路
1051、1052 光伝送路ファイバ
1053 中継器
1060 光送受信装置
1100 光伝送路システム
REP1、REP2、REP3、REP4、REP5 中継器
REP6、REP7、REP8、REP9、REP10 中継器
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、光伝送路内のスペクトラム情報を詳細に取得することができる光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム及び光伝送路スペクトラム測定プログラムを提供することにある。
一実施の形態によれば、光伝送路内のスペクトラム情報を詳細に取得することができる光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム及び光伝送路スペクトラム測定プログラムを提供することができる。
(a)は、比較例に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムの構成を例示した図であり、(b)は、比較例に係る光伝送路スペクトラム測定装置が受信したケーブルロストレースを例示したグラフであり、横軸は受信時間を示し、縦軸は信号レベルを示す。 実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムを例示した構成図である。 (a)は、実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置の通常時の動作を例示した図であり、(b)は、実施形態1に係る光伝送路スペクトラム測定装置の測定時の動作を例示した図である。 (a)は、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図であり、(b)〜(d)は、実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、(b)は、短波側の信号レベルを示し、(c)は、中心波長の信号レベルを示し、(d)は、長波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 (a)〜(d)は、図5の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、(a)は、光伝送路入力部を示し、(b)は、中継器REP4を示し、(c)は、中継器REP5を示し、(d)は、中継器REP10を示す。 (a)は、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図であり、(b)〜(d)は、実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、(b)は、短波側の信号レベルを示し、(c)は、中心波長の信号レベルを示し、(d)は、長波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 (a)〜(d)は、図8の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、(a)は、光伝送路入力部を示し、(b)は、中継器REP4を示し、(c)は、中継器REP5〜REP9を示し、(d)は、中継器REP10を示す。 (a)は、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図であり、(b)〜(d)は、実施形態1の基本測定動作により光伝送路を測定したケーブルトレースを例示した図であり、(b)は、短波側の信号レベルを示し、(c)は、中心波長の信号レベルを示し、(d)は、長波側の信号レベルを示す。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 (a)〜(d)は、図11の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、(a)は、光伝送路入力部を示し、(b)は、中継器REP4を示し、(c)は、中継器REP5を示し、(d)は、中継器REP6〜REP10を示す。 実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。 実施形態1の基本測定動作により取得したケーブルトレースのピークレベルをプロットすることで得られる各中継器の出力スペクトラムを3次元化した図である。 (a)〜(d)は、図14の3次元化したデータより代表中継器における出力スペクトラムを抽出した図であり、(a)は、光伝送路入力部を示し、(b)は、中継器REP4を示し、(c)は、中継器REP5を示し、(d)は、中継器REP10を示す。 実施形態2に係る伝送路スペクトラム測定装置を含む光伝送路システムを例示した構成図である。
比較例において、COTDR測定部1020の送信部及び受信部は、光送受信装置1060の監視測定用ポートに接続される。COTDR測定部1020から光送受信装置1060を介して、COTDR測定光が光伝送路ファイバ1051に送信され、COTDR測定光の一部が光伝送路ファイバ1051中で、レイリー散乱等により送信方向と逆方向に戻される。送信ファイバを逆行するCOTDR測定光は、中継器1053に実装されるループバックパスによって、逆方向の伝送路ファイバ1052に戻され、COTDR測定部1020はこれを受信する。そして、図1Bに示すケーブルロストレースを取得する。
光信号合波部11は、波長多重信号の入力ポート、ダミー光生成部13からのダミー光の入力ポート、波長可変OTDR測定部20からのOTDR測定光の入力ポートを有する。光信号合波部11は、WSS(Wavelength Selectable Switch)に代表される波長選択性スイッチを有してもよい。波長選択スイッチは、例えば、波長可変OTDR測定部20によって生成された測定光の波長を選択する。光信号合波部11は、これら入力ポートからの入力光を波長選択、合波して光伝送路51へ出力することができる。具体的には、例えば、光信号合波部11は、波長可変OTDR測定部20によって生成された測定光の波長を選択して光伝送路51へ出力する。
すなわち、制御としては、OTDR測定は、OTDR信号の測定光の波長を切り替えながら、光伝送路51の波長帯域全体を掃引して実施する。また、光信号合波部11は、波長多重信号(もしくはダミー信号)において、測定するOTDR測定光の波長周辺の部分を光信号合波部11によってブロックする。このような動作により、波長可変OTDR測定部20は、光伝送路51の波長帯域全体におけるケーブルトレースを取得する。そして、測定データ処理部40において、光伝送路51内の距離ごとに、各測定光の波長におけるOTDR測定レベルを抽出する。そして、光伝送路51内の任意の距離位置のスペクトラムを取得する。また、測定データ処理部40は、処理したスペクトラム情報を元に、光伝送路の距離方向、波長方向におけるレベル偏差3次元データ/グラフ情報を生成し、外部に提供することができる。
<通常状態におけるスペクトラム取得>
図4Aは、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図4Aでは、簡略化のため、送信側の光伝送路51のみ示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP1〜REP10は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。また、光伝送路51は、各中継器REP1〜REP10やケーブルに障害などが無い通常状態であり、各中継区間の利得波長偏差は極めて良い(平坦)であるものとする。
<ケーブルロス増加時における取得スペクトラム>
次に、ケーブルロス増加状態における中継器出力端のスペクトラム取得動作を説明する。図7Aは、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図7Aでは、簡略化のため、送信側の光伝送路51のみ示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP1〜REP10は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。図7Aにおいては、ケーブルロス増加状態として、中継器REP4〜中継器REP5の間のケーブルにおいてロスが増加した状況と仮定する。
<中継器出力低下時における取得スペクトラム>
次に、中継器出力低下状態における中継器出力端のスペクトラム取得動作を説明する。図10Aは、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図10Aでは、簡略化のため、送信側光伝送路51のみ示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP5以外の各中継器は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。図10Aにおいて、中継器出力低下状態として、中継器REP5の中継器出力のEDF出力が低下した状況と仮定する。
中継器出力低下状態の光伝送路51においては、図10A〜図10Dのように、出力低下が発生した中継器において、中継器利得が低下することから、短波下がりの利得傾斜が発生する。このとき、中継器REP5のケーブルトレースのピークレベルは、中心波長では変化しないが、短波側では初期レベルから低く、長波側では初期レベルから高くなる。
<光伝送利得波長偏差が存在する際の取得スペクトル>
次に、光伝送路内の各中継器出力に利得波長偏差が存在する状態における中継器出力端のスペクトラム取得動作を説明する。図13は、実施形態1に係る測定する光伝送路を例示した図である。図13では、簡略化のため、送信側の光伝送路51のみを示し、例えば、10個の中継器REP1〜REP10で構成された光伝送路51を示している。本実施形態では、光伝送路51を構成する中継器REP1〜REP10は、説明を簡略化するために、出力一定動作をするものして説明をする。また、中継器REP5に利得等価器54が取り付けられている。
1、2a、2b 光伝送路スペクトラム測定装置
10 光伝送路インターフェース部
11 光信号合波部
12 光信号分岐部
13 ダミー光生成部
14 折り返し回路部
20 波長可変OTDR測定部
30 制御部
40 測定データ処理部
51、52 光伝送路
54 利得等価器
100、200 光伝送路システム
1020 OTDR測定部
1050 光伝送路
1051、1052 光伝送路ファイバ
1053 中継器
1060 光送受信装置
1100 光伝送路システム
REP1、REP2、REP3、REP4、REP5 中継器
REP6、REP7、REP8、REP9、REP10 中継器

Claims (13)

  1. 第1光伝送路に送信される測定光の波長を可変して生成するとともに、前記第1光伝送路に接続された中継器によって、前記中継器に接続された第2光伝送路を介して前記測定光が戻された戻り光を測定する波長可変OTDR測定手段と、
    前記波長可変OTDR測定部によって生成された前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力する光信号合波手段と、
    前記波長可変OTDR測定部が生成する前記測定光の前記波長及び前記光信号合波手段が選択する前記測定光の前記波長を制御する制御手段と、
    前記波長可変OTDR測定部が測定した前記戻り光の測定データを処理する測定データ処理手段と、
    を備えた光伝送路スペクトラム測定装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1光伝送路に送信された波長多重信号における前記測定光の前記波長の近傍の部分をブロックさせるように、前記光信号合波手段を制御する、
    請求項1に記載の光伝送路スペクトラム測定装置。
  3. 前記制御手段は、生成させる前記測定光の前記波長を切り替えながら、前記第1光伝送路の波長帯域に渡って掃引するように、前記波長可変OTDR測定手段を制御する、
    請求項1または2に記載の光伝送路スペクトラム測定装置。
  4. 前記波長可変OTDR測定手段は、ケーブルトレースのピーク部の受信レベルのみ測定する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の光伝送路スペクトラム測定装置。
  5. 前記波長可変OTDR測定手段は、各中継区間の所定の位置の前記戻り光のスペクトラムを波長帯域に渡って掃引する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の光伝送路スペクトラム測定装置。
  6. 前記波長可変OTDR測定手段は、前記第1光伝送路の波長帯域に渡って、ケーブルトレースを取得し、
    前記測定データ処理手段は、前記第1光伝送路の位置ごとに、前記測定光の各波長における受信レベルを抽出し、前記第1光伝送路の所定の位置のスペクトラムを取得する、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の光伝送路スペクトラム測定装置。
  7. 前記測定データ処理手段は、取得した前記スペクトラムを元に、前記第1光伝送路の位置方向、及び、前記測定光の波長方向を軸にした前記測定光のレベル偏差の3次元データを生成する、
    請求項6に記載の光伝送路スペクトラム測定装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光伝送路スペクトラム測定装置と、
    波長多重信号を前記第1光伝送路に送信するとともに、前記第2光伝送路から前記波長多重信号を受信する光送受信装置と、
    を備えた光伝送路システム。
  9. 複数の中継器によって中継された第1光伝送路と、
    前記複数の中継器によって中継された第2光伝送路と、
    波長多重信号を第1光伝送路に送信する第1光送受信装置と、
    前記第1光送受信装置から前記第1光伝送路を介して送信された前記波長多重信号を受信するとともに、前記第1光送受信装置に対して前記第2光伝送路を介して波長多重信号を送信する第2光送受信装置と、
    前記第1光送受信装置側に配置された第1光伝送路スペクトラム測定装置と、
    前記第2光送受信装置側に配置された第2光伝送路スペクトラム測定装置と、
    を備え、
    前記第1光伝送路スペクトラム測定装置は、
    前記第1光伝送路に送信される測定光の波長を可変して生成するとともに、前記中継器によって、前記第2光伝送路を介して前記測定光が戻された戻り光を測定する第1波長可変OTDR測定手段と、
    前記第1波長可変OTDR測定手段によって生成された前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力する第1光信号合波手段と、
    前記第1波長可変OTDR測定手段が生成する前記測定光の前記波長及び前記第1光信号合波手段が選択する前記測定光の前記波長を制御する第1制御手段と、
    前記第1波長可変OTDR測定手段が測定した前記戻り光の測定データを処理する第1測定データ処理手段と、
    を有し、
    前記第2光伝送路スペクトラム測定装置は、
    前記第2光伝送路に送信される測定光の波長を可変して生成するとともに、前記中継器によって、前記第1光伝送路を介して前記測定光が戻された戻り光を測定する第2波長可変OTDR測定手段と、
    前記第2波長可変OTDR測定手段によって生成された前記測定光の前記波長を選択して前記第2光伝送路へ出力する第2光信号合波手段と、
    前記第2波長可変OTDR測定手段が生成する前記測定光の前記波長及び前記第2光信号合波手段が選択する前記測定光の前記波長を制御する第2制御手段と、
    前記第2波長可変OTDR測定手段が測定した前記戻り光の測定データを処理する第2測定データ処理手段と、
    を有し、
    前記第1測定データ処理手段は、前記第2測定データ処理手段が処理した測定データを用いて、前記第1波長可変OTDR測定手段が測定した前記戻り光の測定データを処理する、
    光伝送路システム。
  10. 第1光伝送路に送信される測定光の波長を可変して生成するステップと
    生成された前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力するステップと、
    生成する前記測定光の前記波長及び選択する前記測定光の前記波長を制御するステップと、
    前記第1光伝送路に接続された中継器によって、前記中継器に接続された第2光伝送路を介して前記測定光が戻された戻り光を測定するステップと、
    測定した前記戻り光の測定データを処理するステップと、
    を備えた光伝送路スペクトラム測定方法。
  11. 前記生成された前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力するステップにおいて、
    前記第1光伝送路に送信された波長多重信号における前記測定光の前記波長の近傍の部分をブロックする、
    請求項10に記載の光伝送路スペクトラム測定方法。
  12. 前記生成された前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力するステップにおいて、
    生成させる前記測定光の前記波長を切り替えながら、前記第1光伝送路の波長帯域に渡って掃引する、
    請求項10または11に記載の光伝送路スペクトラム測定方法。
  13. 第1光伝送路に送信される測定光の波長を可変して生成させ、
    生成させた前記測定光の前記波長を選択して前記第1光伝送路へ出力させ、
    生成させた前記測定光の前記波長及び選択する前記測定光の前記波長を制御させ、
    前記第1光伝送路に接続された中継器によって、前記中継器に接続された第2光伝送路を介して前記測定光が戻された戻り光を測定させ、
    測定させた前記戻り光の測定データを処理させる、
    ことをコンピュータに実行させる、ことを特徴とする光伝送路スペクトラム測定プログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2021508725A 2019-03-27 2019-11-29 光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム、光伝送路スペクトラム測定プログラム及び光伝送路スペクトラム測定方法 Active JP7264234B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019060548 2019-03-27
JP2019060548 2019-03-27
PCT/JP2019/046899 WO2020194879A1 (ja) 2019-03-27 2019-11-29 光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム、光伝送路スペクトラム測定方法及びコンピュータ可読媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020194879A1 true JPWO2020194879A1 (ja) 2021-12-23
JP7264234B2 JP7264234B2 (ja) 2023-04-25

Family

ID=72610745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021508725A Active JP7264234B2 (ja) 2019-03-27 2019-11-29 光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム、光伝送路スペクトラム測定プログラム及び光伝送路スペクトラム測定方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220187163A1 (ja)
EP (1) EP3951345A4 (ja)
JP (1) JP7264234B2 (ja)
CN (1) CN113631906B (ja)
WO (1) WO2020194879A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094457A (ja) * 2000-07-27 2002-03-29 Alcatel 光通信システムにおいて波長依存情報を決定するためのシステムおよび方法
JP2004023300A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Kddi Submarine Cable Systems Inc 利得形状測定方法及びシステム並びに利得形状調節方法及びシステム
JP2009047508A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Anritsu Corp コヒーレントotdr
JP2016144013A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 三菱電機株式会社 光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3391341B2 (ja) * 2000-08-23 2003-03-31 日本電気株式会社 光伝送路監視システム及びその監視装置及びその監視方法
JP3587176B2 (ja) * 2001-04-02 2004-11-10 日本電気株式会社 ラマン増幅器及びラマン増幅方法
US7869708B2 (en) * 2004-03-05 2011-01-11 Huawei Marine Networks Co., Ltd. COTDR arrangement with swept frequency pulse generator for an optical transmission system
US7388657B2 (en) * 2005-08-22 2008-06-17 Tyco Telecommunications (Us) Inc. System and method for monitoring an optical communication system
RU2557557C2 (ru) * 2011-03-21 2015-07-27 Телефонактиеболагет Лм Эрикссон (Пабл) Наблюдение за оптическими сетями с мультиплексированием с разделением по длине волны
CN102761363B (zh) * 2011-04-27 2016-03-30 华为海洋网络有限公司 一种光时域反射仪信号检测方法及装置
CN102291173B (zh) * 2011-06-13 2014-12-24 太原理工大学 一种无源光网络故障检测装置及其检测方法
JP2018006907A (ja) 2016-06-29 2018-01-11 富士通株式会社 光伝送システム、管理装置及び損失特性取得方法
JP7025876B2 (ja) 2017-09-27 2022-02-25 大和ハウス工業株式会社 熱利用システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094457A (ja) * 2000-07-27 2002-03-29 Alcatel 光通信システムにおいて波長依存情報を決定するためのシステムおよび方法
JP2004023300A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Kddi Submarine Cable Systems Inc 利得形状測定方法及びシステム並びに利得形状調節方法及びシステム
JP2009047508A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Anritsu Corp コヒーレントotdr
JP2016144013A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 三菱電機株式会社 光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3951345A1 (en) 2022-02-09
WO2020194879A1 (ja) 2020-10-01
US20220187163A1 (en) 2022-06-16
CN113631906B (zh) 2024-05-03
EP3951345A4 (en) 2022-05-11
JP7264234B2 (ja) 2023-04-25
CN113631906A (zh) 2021-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8401392B2 (en) Flexible branching unit and system including the same
JP4149726B2 (ja) 光伝送線路上の局部化偏波依存性異常を検出するための方法および装置
WO2018051935A1 (ja) 監視システム及び監視方法
JP6497439B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び、通信システム
US20040096214A1 (en) Method and apparatus for using optical idler tones for performance monitoring in a WDM optical transmission system
CN114342324A (zh) 海底线缆系统、海底设备控制装置、用于控制海底设备的方法以及非暂时性计算机可读介质
CN114375549B (zh) 海底光学通信系统、用于传输监视结果的方法和存储监视程序的非暂时性计算机可读介质
JP7264234B2 (ja) 光伝送路スペクトラム測定装置、光伝送路システム、光伝送路スペクトラム測定プログラム及び光伝送路スペクトラム測定方法
JP2007518365A (ja) Cotdrを用いた稼動中の局所的な海底光学伝達装置のモニタのための方法および装置
EP4106227A1 (en) Extending dynamic acoustic sensing range and localization in undersea cables using loopbacks
US6634807B1 (en) Optical transmission system including performance optimization
KR20180113983A (ko) Wdm 네트워크 내의 신호 품질의 신속한 검증
GB2294374A (en) A supervising loopback circuit and a transmitting and receiving circuit for an optical repeater system
US11855687B2 (en) Optical communication system, optical communication device, optical communication method, and storage medium
EP4109843A1 (en) Fault detection apparatus, fault detection method, and submarine cable system
US20240154692A1 (en) Light control device, method for controlling light control device, and recording medium
US20240027259A1 (en) Multi-span optical fiber das system with amplified-filtered loopback (aflb)
JP7168064B2 (ja) 光合分波装置、光海底ケーブルシステム、光合分波方法及びプログラム
JP2003204306A (ja) 光通信機器のための監視信号伝送
JPWO2018180913A1 (ja) 試験用制御装置、光波長多重伝送装置、試験用制御回路および方法、ならびにプログラム記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210827

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230327

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7264234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151