JP2016144013A - 光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法 - Google Patents

光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数及びコストの削減を図りつつ、装置内光伝送路の接続状態を判定する。
【解決手段】光伝送装置(3)は、複数の第1の信号光の光パワーを検知する第1の光検知部(101)を有するTPND部(10)と、TPND部(10)から第2の光ポート(22)を通して入力される複数の第1の信号光のいずれかを選択及び合波して第2の信号光を生成するWSS(21)と第2の信号光の光パワーを検知する第2の光検知部(102)とを有する合波部(20)と、選択部(30)とを備え、選択部(30)は、複数の第4の光ポート(32)を通して入力される複数の入力信号光のいずれかを選択して第3の信号光を生成するWSS(31)と、複数の第4の光ポート(32)における複数の入力信号光の光パワーと第5の光ポート(33)における第3の信号光の波長ごとの光パワーとを検知する第3の光検知部(103,104)と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、波長多重光通信システムに適用可能な光伝送装置に関し、特に、光伝送装置内における光伝送路の正常性判定方法に関するものである。
一般に、波長多重光通信用の光伝送装置には、複数の信号光のいずれかを選択、及び透過させて波長多重光を出力することができる波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)などの合波デバイスが実装されている。光伝送装置内(以下「装置内」ともいう。)に複数のWSSを実装することにより、装置内における光学部品(以下「光ユニット」ともいう。)間の光ファイバによる接続の組合せが増え、装置内の光ファイバによる光伝送路が煩雑になる。装置内の光ファイバの接続点(以下「光ポート」ともいう。)の全てに光パワーレベル(以下「光パワー」ともいう。)を検知する光検知器(PD:Photo Detector)を備えることで、PDの出力に基づいて装置内の光伝送路の正常性を判定することができる。
しかし、信号光の波長数が増えて、装置内における光ポートの数が増加した場合に、光ポートの全てにPDを備える方法は、部品点数の増加(その結果、実装面積の増加)及びコストの増加を招くので、望ましくない。
一方、近年、波長多重光通信システムには、通信容量のさらなる増大、システムの信頼性の向上、及び光ネットワーク構成の柔軟化の要求が強い。これらの要求に応えるため、波長単位で光伝送路の切替えが可能なWSSを用いた光伝送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。複数の入力用の光ポートと複数の出力用の光ポートとを備えた波長多重光通信システムである多方路光伝送システムは、WSSを用いることで、複数の波長の入力信号光に任意波長の信号光を挿入(Add:アド)、あるいは複数の波長の入力信号光から任意波長の信号光を分離(Drop:ドロップ)し、波長多重信号光を任意の光ポートから波長単位で出力することが可能である。このように、WSSを用いた波長多重光通信システムでは、複数波長の信号光をまとめることによって生成された波長多重信号光を、出力用の任意の光ポートに出力することができる。
以上のことから、多方路光伝送システムを実現するためには、それぞれの複数の光ユニットの複数の光ポートを多量の光ファイバで接続する必要がある。この場合、光ファイバの本数が多く、作業者の誤接続が発生する可能性がある。装置内の光ファイバの誤接続の有無の検出及び誤接続箇所の特定を可能とする技術として、波長ごとの信号光の送信パワーレベルと受信パワーレベルの比較結果に基づいて、光ファイバの誤接続及び光ファイバの断線を検出する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第5233580号公報(例えば、図4) 特開2007−57642号公報
しかし、特許文献1に示される装置では、複数のWSSが用いられているので、光ファイバによる接続の組合せが増え、装置内の光ファイバの接続が更に煩雑となる。したがって、特許文献1に示される装置では、光ネットワークを柔軟に構築することはできるものの、装置内の光ファイバの誤接続の発生頻度が増加するという問題がある。
また、装置内の複数の光ポートの全てにPDを備える場合、又は、装置内の複数のWSSの各々に波長単位で信号光の光パワーを検知することができる光チャンネルモニタ(OCM:Optical Channel Monitor)を備える場合には、装置内の部品点数の増加(その結果、実装面積の増加)及びコストの増加を招くという問題がある。
また、特許文献2に示される技術は、各光ポートを通過する信号光の波長が一意に決まっているシステムにおける技術であり、信号光の波長ごとに使用する光ポートを設定することが可能な多方路光伝送システムには適用できない。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、部品点数の削減及びコストの削減を図りつつ、光伝送路の正常性を判定可能にする光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光伝送装置は、
複数の第1の信号光をそれぞれ出力する複数の第1の光ポートと、前記複数の第1の光ポートにおける前記複数の第1の信号光の光パワーを検知する第1の光検知部と、を有する第1の光ユニットと、
複数の第1の光ファイバによって前記複数の第1の光ポートにそれぞれ接続される複数の第2の光ポートと、前記複数の第2の光ポートを通して入力される前記複数の第1の信号光のいずれかを選択及び合波して第2の信号光を生成する合波デバイスと、前記第2の信号光を出力する第3の光ポートと、前記第3の光ポートにおける前記第2の信号光の光パワーを検知する第2の光検知部と、を有する第2の光ユニットと、
第2の光ファイバによって前記第3の光ポートに接続される光ポートを含む複数の第4の光ポートと、前記複数の第4の光ポートを通して入力される複数の入力信号光のいずれかを選択して第3の信号光を生成する選択デバイスと、前記第3の信号光を出力する第5の光ポートと、前記複数の第4の光ポートにおける前記複数の入力信号光の光パワーと前記第5の光ポートにおける前記第3の信号光の波長ごとの光パワーとを検知する第3の光検知部と、を有する第3の光ユニットと、を備えるものである。
本発明によれば、第3の光ユニット(例えば、OXC部:Optical Cross Connect部)に備えられた選択デバイスの設定情報を使用し、且つ、選択デバイスから出力される第3の信号光の波長ごとの光パワーを検知することで、第1の光ユニット(例えば、TPND部:Transponder部)の複数の第1の光ポート(複数の出力用光ポート)と第2の光ユニット(例えば、合波部)の複数の第2の光ポート(複数の入力用光ポート)との接続状態を判定することができる。このため、本発明によれば、第2の光ユニット(例えば、合波部)の複数の第2の光ポート(複数の入力用光ポート)に光検知器を備える必要がなく、第2の光ユニット(例えば、合波部)の第3の光ポート(複数の出力用光ポート)に波長単位で信号光の光パワーを検知する装置を備える必要がない。
よって、本発明によれば、部品点数の削減及びコストの削減を図りつつ、光伝送路の正常性を判定することができる。また、光ポートの数が増加しても、部品点数の増加を抑制することができるので、光伝送装置が適用される光通信システムを低コスト且つ省スペース、さらに短時間で構築することができる。
本発明の実施の形態1による光伝送装置を適用することができる、多方路光伝送システムとしての波長多重光通信システムの主要な構成を示す図である。 実施の形態1による光伝送装置の主要な構成を示す図である。 実施の形態1による光伝送装置の第1の判定部による判定方法を示す図である。 実施の形態1による光伝送装置の第2の判定部による判定方法を示す図である。 実施の形態1による光伝送装置の第3の判定部による判定方法を示す図である。 実施の形態1による光伝送装置の正常性判定部による判定方法を示す図である。 本発明の実施の形態2による光伝送装置の主要な構成を示す図である。 実施の形態2による光伝送装置の正常性判定部による判定方法を示す図である。 本発明の実施の形態3による光伝送装置の主要な構成を示す図である。 実施の形態1から3の判定部の構成の一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本発明の実施の形態による光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法を、図を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施の形態1から3に限定されるものではない。
《1》実施の形態1
《1−1》実施の形態1の構成
図1は、本発明の実施の形態1による光伝送装置を適用することができる、多方路光伝送システムとしての波長多重光通信システム1の主要な構成を示す図である。図1に示されるように、波長多重光通信システム1は、光ファイバなどの複数の光伝送路4を通して波長多重信号光が入力される複数の受信部2と、光ファイバなどの複数の光伝送路5に波長多重信号光を出力する複数の送信部3とを備えている。
複数の受信部2の各々は、光伝送路4から入力された波長多重信号光を増幅する光増幅部60と、光クロスコネクト(OXC)部70と、ドロップ(drop)波長群の信号光を各波長単位に分波する分波部80と、複数のトランスポンダ(TPND)部90とを有している。複数の受信部2の各々において、光増幅部60は、光伝送路4において減衰した光パワーを補償するために、光伝送路4を通して入力された波長多重信号光を光増幅する。OXC部70は、光増幅部60で光増幅された波長多重信号光を予め決められた波長群に分波して、ドロップ(drop)波長の信号光を分波部80に供給し、それ以外のスルー(through)波長の信号光を、装置内の光ファイバを介して、複数の送信部3の各々のOXC部30に供給する。複数の受信部2の各々において、分波部80は、OXC部70でドロップされた波長多重信号光を分波して生成された各波長の信号光をTPND部90の複数のTPNDに供給する。
複数の送信部3の各々は、複数のトランスポンダ(TPND)を含むTPND部10と、アド(add)波長の信号光を合波する合波部20と、OXC部30と、光増幅部40とを有している。複数の送信部3の各々において、TPND部10は、アド波長の信号光を合波部20に供給し、合波部20は、入力された複数のアド波長の信号光を合波して、波長多重信号光をOXC部30へ出力する。OXC部30は、合波部20から入力されたアド波長の波長多重信号光と、他の送信部3から装置内の光ファイバを介して入力されるスルー波長の波長多重信号光とを合波する。OXC部30で合波された波長多重信号光は光増幅部40に送信される。光増幅部40は、OXC部30からの波長多重信号光を適正な光パワーに光増幅し、当該送信部3に接続されている光伝送路5に送出する。
図2は、図1に示される波長多重光通信システムの送信部(光伝送装置)3の主要な構成を示す図である。図2に示されるように、光伝送装置3は、TPND部(第1の光ユニット)10と、合波部(第2の光ユニット)20と、OXC部(第3の光ユニット)30と、光増幅部(第4の光ユニット)40と、判定部50とを備えている。信号光の光パワーの増幅が不要である場合には、光増幅部40は省略可能である。また、判定部50は、波長多重光通信システム1又は光伝送装置3の一部であってもよいが、光伝送装置3の製造段階において、光伝送路の正常性を判定するときにだけ接続される別個の装置であってもよい。したがって、実施の形態1による光伝送装置3は、波長多重光通信システム1の送信部として使用されるときには、判定部50を含まない形態の装置であることができる。また、実施の形態1による光伝送装置3は、波長多重光通信システム1の構築前においては、複数の第1の光ファイバ201と、第2の光ファイバ202等と、第3の光ファイバ203とを備えていない。実施の形態1による光伝送装置3は、波長多重光通信システム1の送信部として使用されるときには、TPND部10と合波部20とを接続する複数の第1の光ファイバ201と、OXC部30に接続される第2の光ファイバ202等と、OXC部30と光増幅部40とを接続する第3の光ファイバ203とを備えている。
TPND部(第1の光ユニット)10は、複数のTPND11と、複数のTPND11から出力された複数の第1の信号光を出力する複数の第1の光ポート12と、複数の第1の光ポート12における複数の第1の信号光の光パワーP101を検知する第1の光検知部101とを有している。第1の光検知部101は、複数の第1の光ポート12における複数の第1の信号光の光パワーP101をそれぞれ検知する複数の光検知器(PD)を有している。なお、複数のTPND11は、TPND11_j(j=1,2,…,M)とも記載する。なお、Mは2以上の整数である。また、複数の第1の光ポート12は、第1の光ポート12_j(j=1,2,…,M)とも記載する。
合波部(第2の光ユニット)20は、複数の第2の光ポート22と、合波デバイスとしてのWSS21と、第3の光ポート23と、PDを有する第2の光検知部102とを備えている。合波デバイスは、同一波長の信号光が複数の光ポートに入力されたとしても、出力用の光ポートには、同一波長の信号光の両方を同時に出力しないように選択するデバイスであれば、特に制限されるものではない。複数の第2の光ポート22は、複数の第1の光ファイバ201によって複数の第1の光ポート12にそれぞれ接続される。合波デバイスとしてのWSS21は、複数の第2の光ポート22を通して入力される複数の第1の信号光のいずれかを選択及び合波して第2の信号光を生成する。第2の光検知部102は、第2の信号光を出力する第3の光ポート23における第2の信号光の光パワーP102を検知する。なお、複数の第2の光ポート22は、第2の光ポート22_j(j=1,2,…,M)とも記載する。また、複数の第1の光ファイバ201は、第1の光ファイバ201_j(j=1,2,…,M)とも記載する。
上記説明では、合波デバイスとしてWSS21を説明したが、波長が固定されている合波デバイスであるアレイ導波路格子(AWG:Arrayed Waveguide Grating)やWDM(Wavelength Division Multiplexing)フィルタを用いることもできる。複数の信号光の合波によって生成された波長多重信号光の合計(total)光パワーは、第2の光検知部102のPDによって監視される。合波部20とOXC部30は、合波部20とOXC部30とを接続する装置内の光ファイバ202で接続され、光ファイバ202を通して複数の信号光の合波によって生成された信号光がOXC部30に入力される。
OXC部(第3の光ユニット)30は、複数の第4の光ポート32と、選択デバイスとしてのWSS31と、第5の光ポート33と、第3の光検知部105とを有している。複数の第4の光ポート32の1つは、第2の光ファイバ202によって合波部20の第3の光ポート23に接続される。複数の第4の光ポート32の残りのポートには、光ファイバを経由して他の波長多重信号光が入力される。WSS31は、複数の第4の光ポート32から入力される複数の入力信号光に対し、各光ポートごとに予め設定された波長のみを透過させ、それぞれの光ポートを透過した信号光からなる第3の信号光としての波長多重信号光を生成する。例えば、OXC部30は、合波部20及び合波部20と同様にOXC部30に入力信号光を提供する他のOXC部(例えば、図1におけるOXC部70,…)から入力された複数の波長多重信号光を、WSS31によってさらに透過波長を選択及び合波し、光伝送路4に送出するための波長多重信号光を生成する。第5の光ポート33は、第3の信号光を出力する。
図2に示されるように、第3の光検知部105は、複数の第3の光検知器(PD)103と、波長単位で信号光の光パワーを検知することができる光チャンネルモニタ(OCM)104とを有している。複数のPD103は、複数の第4の光ポート32における複数の入力信号光の光パワーをそれぞれ検知する。OCM104は、第5の光ポート33における第3の信号光の波長ごとの光パワーP104を検知する。なお、複数の第4の光ポート32は、第4の光ポート32_i(i=1,2,…,N)とも記載する。なお、Nは2以上の整数である。また、複数のPD103は、PD103_i(i=1,2,…,N)とも記載する。
光増幅部(第4の光ユニット)40は、第6の光ポート42と、光増幅器(AMP:Amplifier)41と、第7の光ポート43と、PDを含む第6の光検知部106と、PDを含む第7の光検知部107とを有している。第6の光ポート42は、第3の光ファイバ203によって第5の光ポート33と接続される。第6の光検知部106は、第6の光ポート42における第3の信号光の光パワーP106を検知し、この検知された光パワーP106に応じた値を持つ検知信号を出力する。光増幅器41は、第3の信号光の光パワーを増幅して第4の信号光として第7の光ポート43から出力する。第7の光検知部107は、第7の光ポート43における第4の信号光の光パワーP107を検知し、この検知された光パワーP107に応じた値を持つ検知信号を出力する。
判定部50は、TPND部10の出力の正常性を判定する第1の判定部51と、合波部20の光ファイバ201による接続正常性を判定する第2の判定部52と、OXC部30の接続正常性を判定する第3の判定部53とを有している。判定部50は、OXC部30のWSS31のスイッチ設定状態を検出する状態設定部54と、OXC部30の波長ごとの光パワーを判定する第4の判定部55と、OXC部30及び合波部20の波長ごとの正常性を判定する正常性判定部56とを有している。判定部50は、各PDによって検知された光パワーとOCM104によって検知された波長ごとの信号光の光パワーとを元に、TPND部10、合波部20、OXC部30の正常性並びにこれらの接続の正常性を判定する。また、判定部50は、光増幅部40の正常性及び接続の正常性を判定する判定部を備えてもよい。
《1−2》実施の形態1の動作
実施の形態1による光伝送装置における伝送路の正常性判定方法は、以下の処理ステップを有している。
第1の処理ステップでは、TPND部10において、第1の光検知部101の複数のPDが、複数の第1の光ポート12のそれぞれから出力される複数の第1の信号光の光パワーP101を検知する。
第2の処理ステップでは、合波部20において、複数の第1の光ファイバ201によって複数の第1の光ポート12と複数の第2の光ポート22とを通して入力される複数の第1の信号光のいずれかを選択及び合波して第2の信号光を生成し、第2の光検知部102のPDが、第2の信号光を出力する第3の光ポート23における第2の信号光の光パワーP102を検知する。
第3の処理ステップでは、OXC部30において、WSS31によって複数の第4の光ポート32を通して入力される複数の入力信号光のいずれかを選択して第3の信号光を生成し、第3の光検知部103の複数のPDが複数の第4の光ポート32における複数の入力信号光の光パワーP103を検知し、OCM部104が、第5の光ポート33における第3の信号光の波長ごとの光パワーP104を検知する。
第4の処理ステップでは、複数の第1の信号光の光パワーP101と、第2の信号光の光パワーP102と、光パワーP103と、WSS31を透過する信号光を合波部20の第3の光ポート23における信号光に設定したときに、第4の光ポート32の光パワーP103及び第5の光ポート33における信号光の光パワーP104と、を元に、正常性判定部56が、TPND部10と合波部20との接続状態、及び合波部20とOXC部30との接続状態を判定する。
図3は、実施の形態1による光伝送装置3の第1の判定部51による判定方法を示す図である。第1の判定部51は、TPND部10に備えられた複数のTPND11_j(j=1,2,…,M)の出力端(光ポート12)の第1の光検知部101の複数のPDによって検知された複数の光パワーP101の各々が、閾値α以上であるか否かを判定する。すなわち、第1の判定部51は、P101≧αが満たされるか否かを、第1の光検知部12のj個のPDの各々の場合について判定する。なお、図2には、1つの合波部20に接続されたTPND部12が示されているが、波長多重光通信システムが他の合波部と他のTPND部と有する場合は、第1の判定部51は、他のTPND部についても同様の判定を行う。なお、閾値αは、各TPND11_jから出力される信号光の光パワーを超えない範囲内において、この光パワーに近い適切な値に設定されることが望ましい。
図3において、P101<α(すなわち、NO)と判定された場合には、複数のTPND11の内の判定対象のTPND11の出力が異常状態であると判定することができる。この異常状態は、例えば、TPND11が閉塞されていて信号光を出力していない状態、又は、TPND11が故障して信号光を出力していない状態である。図3において、P101≧α(すなわち、YES)であると判定された場合には、複数のTPND11の内の判定対象のTPND11の出力が正常状態であると判定することができる。
図4は、実施の形態1による光伝送装置3の第2の判定部52による判定方法を示す図である。TPND部10のj個のTPND11から出力された複数の信号光は、複数の光ファイバ201を通して合波部20の複数の光ポート22(すなわち、合波デバイスとしてのWSS21の複数の入力端)にそれぞれ入力される。WSS21は、複数の光ポート22に入力された複数の信号光を合波(波長多重化)して、WSS21の出力端から合波された信号光を出力する。第2の光検知部102のPDは、WSS21の出力端から出力された信号光の光パワーP102(すなわち、第3の光ポート23における光パワーP102)を検知する。
図4において、第2の判定部52は、WSS21の出力端、すなわち、第3の光ポート23における光パワーP102が予め決められた閾値β未満であるか否かを判定する。すなわち、第2の判定部52は、P101≧α且つP102<βが満たされるか否かを判定する。図2には、1つの合波部20とTPND部10が示されているが、波長多重光通信システムが他の合波部と他のTPND部とを有する場合は、合波部接続正常性判定部52は、他の合波部についても同様の判定を行う。なお、閾値βは、各TPND11_jから出力される信号光の光パワーからWSS(合波デバイス)21の光損失を差し引いた光パワーを超えない範囲内において、この光パワーに近い適切な値に設定されることが望ましい。閾値βは、閾値αに等しい値であってもよいが、閾値αよりも小さな値であってもよい。また、WSS21に光増幅性能が含まれる場合は、その光増幅利得も加味して、閾値βを適切な値に設定されることが望ましい。
図4において、第2の判定部52がP101≧α且つP102<β(すなわち、YES)と判定した場合には、TPND部10と合波部20とを接続する複数の光ファイバ201が、誤接続されている、又は、断線していると判定することができる。この理由は、P101≧α且つP102<βは、TPND11から出力される信号光の光パワーP101が閾値α以上あるであるにもかかわらず、WSS21で合波されてPD102まで到達している信号光が1波長も存在しないということを意味しており、このような場合には、TPND部10と合波部20との間を接続する光ファイバ201に異常があると判定できるからである。
図4において、P101≧α且つP102≧β(すなわち、NO)と判定された場合には、TPND部10と合波部20とを接続する光ファイバ201は、TPND部10の出力端と合波部20の入力端とが少なくとも1波長以上正常に接続していると判定することができる。なお、図4の処理においては、TPND部10の複数のTPND11の全てが、合波部20の複数の入力用の光ポート23に正常に接続されているか否かを判定することができないが、後述する図6でTPND部10の複数のTPND11の各々について、合波部20の光ポート23に正常に接続されているか否かを判定することができる。
図5は、実施の形態1による光伝送装置3の第3の判定部53による判定方法を示す図である。合波部20から出力された波長多重信号光は、光ファイバ202を通してOXC部30のWSS31の複数の入力端の内の1つに入力される。WSS31の複数の入力端には、第3の光検知部103の複数のPDがそれぞれ備えられており、第3の光検知部103の複数のPDは、WSS31の複数の入力端に入力される複数の信号光の光パワーP103をそれぞれ検知している。以下の説明において、図2に示される合波部20から出力される波長多重信号光は、光ファイバ202を通してWSS31の入力端の1つに入力され、対応するPD103によって検知される場合を説明する。
図5の最初の判定処理ステップにおいて、第3の判定部53は、WSS31の入力端の第3の光検知部103の複数のPDによって検知された信号光の光パワーP103が閾値β未満であるか否かを判定する。すなわち、第3の判定部53は、光ファイバ202で接続された光ポート23の光パワーP102≧β且つP103<βが満たされるか否かを判定する。図2には、WSS31に信号光を供給する1つの合波部20が示されているが、波長多重光通信システムが、WSS31に信号光を供給する他の合波部を有する場合は、第3の判定部53は、他の合波部についても同様の判定を行う。
ここで、P102≧β且つP103<βと判定された場合には、合波部20とOXC部30とを接続する光ファイバ202が、誤接続されている、又は、断線していると判定することができる。この理由は、合波部20から出力される信号光の光パワーP102が閾値β以上であるにもかかわらず、OXC部30のWSS31のPD103まで到達していないということを意味している。このような場合には、合波部20とOXC部30との間を接続する光ファイバ202に異常があると判定できるからである。
図5の2番目の判定処理ステップにおいて、第3の判定部53は、P102<β且つP103≧βが満たされるか否かを判定する。図2には、WSS31に信号光を供給する1つの合波部20が示されているが、波長多重光通信システムが、WSS31に信号光を供給する他の合波部を有する場合は、第3の判定部53は、他の合波部についても同様の判定を行う。P102<β且つP103≧βが満たされる場合には、光ファイバ202が誤接続されていると判定することができる。
図5において、P102≧β且つP103≧βと判定された場合には、合波部20とOXC部30とを接続する光ファイバ202は、合波部20の出力端とOXC部30のWSS31の複数の入力端の1つとを正常に接続していると判定することができる。なお、図5の処理においては、他の合波部20の全てが、OXC部30の複数の入力用の光ポート103に正常に接続されているか否かを判定することができないが、後述する図6で他の合波部20の各々について、OXC部30の複数の入力用の光ポート103に正常に接続されているか否かを判定することができる。
図6は、実施の形態1による光伝送装置3の正常性判定部56による判定方法を示す図である。複数の信号光は、複数の光ファイバ202を通してOXC部30のWSS31の複数の入力端(光ポート32)にそれぞれ入力される。WSS31は、複数の入力端から入力された複数の波長の信号光の一部を選択して合波(波長多重化)して、WSS31の出力端から合波された信号光(波長多重信号光)を出力する。状態設定部54は、WSS31を通過する信号光の周波数を設定し、設定された周波数以外の周波数の信号光を通過させない。OCM104は、WSS31の出力端から出力された波長多重信号光の内の指定された波長の信号光の光パワーP104を検知する。第4の判定部55は、WSS31の設定が透過設定であり、OCM104で検知した波長の信号光の光パワーP104が閾値γ以上であるか否かを判定する。すなわち、第4の判定部55は、WSS31のスイッチ設定が透過設定であり、且つ、OCM104で検知した波長の光パワーP104が、閾値γ以上であれば、当該波長の信号光を検知していると判定する。
図6の最初の判定処理ステップにおいて、TPND部10からOXC部30までで、検知できている信号光が1波長目の信号光であり、図3から図5の判定結果が正常であるが、当該波長の信号光の光パワーP104が、閾値γ未満あるならば、異常状態であると判定することができる。この状態は、例えば、OXC部30の入力端までは正常であるが、OXC部30の入力端からOCM104による波長検知箇所までの間で異常が認められることとなり、OXC部30内で故障が発生している状態、又は、OXC部30の複数の入力用の光ポート103と複数の合波部20が本来接続されるべき光ポート同士が接続されていない状態である。OXC部30の複数の入力用の光ポート103と複数の合波部20が本来接続されるべき光ポート同士が接続されていない状態は、TPND部10の全てのTPND11_jの波長の信号光の光パワーP104が閾値γ未満となることから判定することができる。
図6の2番目の判定処理ステップにおいて、検知できている信号光が2波長目以降の場合で、図3から図5までの判定結果が正常であり、WSS31の設定状態に誤りがなければ、当該波長の信号光を出力しているTPND11の出力側の光ファイバ201の接続に断線若しくは誤接続があるか、又は、当該波長の信号光が入力されている光ファイバ202で本来接続されるべき光ポート同士が接続されていない、若しくは、誤接続されているか、のいずれかであると判定することができる。
《1−3》実施の形態1の効果
実施の形態1によれば、OXC部30に備えられたWSS31の設定情報を使用し、且つ、WSS31から出力される第3の信号光の波長ごとの光パワーを検知することで、TPND部10の複数の第1の光ポート12と合波部20の複数の第2の光ポート22との接続状態を判定することができる。このため、実施の形態1によれば、合波部20の複数の第2の光ポート22に光検知器を備える必要がなく、しかも、合波部20の第3の光ポート23にOCMを備える必要もない。よって、実施の形態1によれば、部品点数の削減及びコストの削減を図りつつ、光伝送路の正常性を判定することができる。また、実施の形態1によれば、光ポートの数が増加しても、部品点数の増加を抑制することができるので、光伝送装置3が適用される光通信システムを低コスト且つ省スペース、さらに短時間で構築することができる。
《2》実施の形態2
《2−1》実施の形態2の構成
図7は、本発明の実施の形態2による光伝送装置3aの主要な構成を示す図である。図7において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号を付す。実施の形態2による光伝送装置3aは、OXC部30aの入力側の光パワーの検知をマルチチャネルOCM104aで行う点、判定部50aの第3の判定部53aがマルチチャネルOCM104aの検知信号に基づいて判定を行う点に関して、実施の形態1による光伝送装置3と相違する。マルチチャネルOCM104aは、波長単位で信号光の光パワーを検知することができるOCMであるが、光パワーの検出点を複数有している。
《2−2》実施の形態2の動作
実施の形態2において、図3に示される第1の判定部51の処理、図4に示される第2の判定部52の処理、及び図6に示される正常性判定部56aの処理については、実施の形態1と同じである。
図8は、実施の形態2による光伝送装置3aの第3の判定部53aによる判定方法を示す図である。図8において、合波部20の出力端の第2の光検知部102のPDとOXC部30aの入力端に接続したマルチチャネルOCM104aにより、第3の判定部53aにおいて波長ごとの接続正常性の確認を実施する。
図8の最初の判定処理ステップにおいて、第2の光検知部102のPDによって検知された信号光の光パワーP102が閾値β以上(P102≧β)であり、且つ、当該入力ポートに入力される複数の波長の信号光の内の1波長以上における信号光によって検知された信号光の光パワーが閾値β以上であり、且つ、他の波長の信号光によって検知された信号光の光パワーが閾値β未満であるならば(判定YES)、当該第2の光検知部102のPDと当該入力ポートを接続する光ファイバ(合波部20とOXC部30aの間)202は、断線はしていないが、誤接続していると判定することができる。
図8の2番目の判定処理ステップにおいて、第2の光検知部102のPDによって検知された信号光の光パワーP102が閾値β以上(P102≧β)であり、且つ、当該入力ポート32における全ての波長について光パワー<閾値βであるならば(判定YES)、当該第2の光検知部102のPDと当該入力ポートを接続する光ファイバ(合波部20とOXC部30aの間)202は、誤接続しているか(検知済の波長が1波長も存在しない他の光ファイバとの誤接続)、又は、断線しているかであると判定することができる。
図8の3番目の判定処理ステップにおいて、第2の光検知部102のPDによって検知された信号光の光パワーP102が閾値β未満(P102<β)であり、且つ、当該入力ポート32における光パワーが閾値β以上であるならば(判定YES)、合波部20からの出力信号光が無いにもかかわらず、OXC部30aに信号光が到達していることとなり、当該PD102と当該OXC部30aを接続する光ファイバ(合波部20とOXC部30aの間)202が誤接続されていると判定することができる。
図8において、当該第2の光検知部102のPDによって検知された信号光の光パワーが閾値β以上であり、且つ、当該波長の光パワー≧閾値βであるならば、正常であると判定することができる。
《2−3》実施の形態2の効果
実施の形態2によれば、OXC部30aに備えられたWSS31の設定情報を使用し、且つ、WSS31から出力される第3の信号光の波長ごとの光パワーを検知することで、TPND部10の複数の第1の光ポート12と合波部20の複数の第2の光ポート22との接続状態を判定することができる。このため、実施の形態2によれば、合波部20の複数の第2の光ポート22に光検知器を備える必要がなく、しかも、合波部20の第3の光ポート23にOCMを備える必要もない。よって、実施の形態2によれば、部品点数の削減及びコストの削減を図りつつ、光伝送路の正常性を判定することができる。また、実施の形態2によれば、光ポートの数が増加しても、部品点数の増加を抑制することができるので、光伝送装置3が適用される光通信システムを低コスト且つ省スペース、さらに短時間で構築することができる。
《3》実施の形態3
図9は、本発明の実施の形態3による光伝送装置3bの主要な構成を示す図である。図9において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号を付す。実施の形態3による光伝送装置3bは、OXC部30bの出力側にPD108を備えた点、光増幅部40bの入力側にOCM104bを備えた点に関して、実施の形態1による光伝送装置3と相違する。他の点については、実施の形態3は、実施の形態1と同じである。実施の形態3において、第1の判定部51の処理、第2の判定部52の処理、第3の判定部53の処理、第4の判定部55bの処理、正常性判定部56の処理内容は、実施の形態1と実質的に同じである。
《変形例1》
実施の形態1から3による光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法は、図1に示される受信部2のTPND部90(TPND部10と同様の構成を持つ)、分波部80(合波部20と同様の構成を持つ)、及びOXC部70(OXC部30と同様の構成を持つ)に適用可能である。
《変形例2》
図10は、上記実施の形態1から3の判定部50(50a,50b)の構成の一例を示すハードウェア構成図である。図10に示される判定部50は、ソフトウェアとしてのプログラムを格納する記憶装置としてのメモリ91と、メモリ91に格納されたプログラムを実行する情報処理部としてのプロセッサ92とを有する。図10に示される判定部50の動作は、実施の形態1から3で説明した動作と同じである。
図2に示される機能ブロック50〜56の各構成は、図10に示されるプロセッサ92がメモリ91に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。なお、判定部50の各機能ブロックを実現するために、プロセッサ92とメモリ91と用いる場合を例示したが、判定部50の各機能ブロックの一部をプロセッサ92とメモリ91で実現し、他の部分をハードウェア回路で実現してもよい。
本発明に係る光伝送装置及び光伝送路の正常性判定方法は、多方路光伝送システムとしてのROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)システムに適用可能である。本発明が適用されたシステムによれば、光伝送路中の波長多重信号光を、電気信号に変換することなしに、波長ごとに任意に経路設定でき、また、実装面積の増加及びコストの増加を抑制することができる。本発明に係る光伝送装置は、任意の波長の信号光を任意の経路で同じ波長の信号光の衝突を生じさせずにパス設定することが可能な多方路光伝送システムに適用可能である。
1 波長多重光通信システム(多方路光伝送システム)、 2 受信部、 3,3a,3b 送信部(光伝送装置)、 4,5 光伝送路、 10 TPND部(第1の光ユニット)、 11,11_j TPND、 12,12_j 第1の光ポート、 20 合波部(第2の光ユニット)、 21 WSS(合波デバイス)、 22,22_j 第2の光ポート、 23 第3の光ポート、 30,30a,30b OXC部(第3の光ユニット)、 31 WSS(選択デバイス)、 32,32_j 第4の光ポート、 33 第5の光ポート、 40 光増幅部(第4の光ユニット)、 41 光増幅器、 42 第6の光ポート、 43 第7の光ポート、 50,50a,50b 判定部、 51 第1の判定部、 52 第2の判定部、 53,53a 第3の判定部、 54 状態設定部、 55,55b 第4の判定部、 56,56a,56b 正常性判定部、 60 光増幅部、 70 OXC部、 80 分波部、 90 TPND部、 101 第1の光検知部、 102 第2の光検知部、 103_i 光検知器(PD)、 104,104b OCM、 104a マルチチャネルOCM、 105 第3の光検知部、 106 第4の光検知部(PD)、 107 第5の光検知部(PD)、 201,201_j 第1の光ファイバ、 202 第2の光ファイバ、 203 第3の光ファイバ。

Claims (16)

  1. 複数の第1の信号光をそれぞれ出力する複数の第1の光ポートと、前記複数の第1の光ポートにおける前記複数の第1の信号光の光パワーを検知する第1の光検知部と、を有する第1の光ユニットと、
    複数の第1の光ファイバによって前記複数の第1の光ポートにそれぞれ接続される複数の第2の光ポートと、前記複数の第2の光ポートを通して入力される前記複数の第1の信号光のいずれかを選択及び合波して第2の信号光を生成する合波デバイスと、前記第2の信号光を出力する第3の光ポートと、前記第3の光ポートにおける前記第2の信号光の光パワーを検知する第2の光検知部と、を有する第2の光ユニットと、
    第2の光ファイバによって前記第3の光ポートに接続される光ポートを含む複数の第4の光ポートと、前記複数の第4の光ポートを通して入力される複数の入力信号光のいずれかを選択して第3の信号光を生成する選択デバイスと、前記第3の信号光を出力する第5の光ポートと、前記複数の第4の光ポートにおける前記複数の入力信号光の光パワーと前記第5の光ポートにおける前記第3の信号光の波長ごとの光パワーとを検知する第3の光検知部と、を有する第3の光ユニットと、
    を備えることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記第3の光検知部は、前記第5の光ポートにおける前記第3の信号光の波長ごとの光パワーを検知する光チャンネルモニタを有することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記第3の光検知部は、前記複数の第4の光ポートにおける前記複数の入力信号光の光パワーをそれぞれ検知する複数の光検知器を含むことを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 前記第3の光検知部は、前記複数の第4の光ポートにおける前記複数の入力信号光の光パワーと、前記第5の光ポートにおける前記第3の信号光の波長ごとの光パワーとを検知する光チャンネルモニタを含むことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  5. 第3の光ファイバによって前記第5の光ポートと接続される第6の光ポートと、前記第6の光ポートを通して入力される前記第3の信号光を増幅して第4の信号光を生成する光増幅器と、前記第4の信号光を出力する第7の光ポートと、を有する第4の光ユニットをさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  6. 第3の光ファイバによって前記第5の光ポートと接続される第6の光ポートと、前記第6の光ポートを通して入力される前記第3の信号光を増幅して第4の信号光を生成する光増幅器と、前記第4の信号光を出力する第7の光ポートと、前記第6の光ポートにおける前記第4の信号光の波長ごとの光パワーを検知する光チャンネルモニタと、を有する第4の光ユニットをさらに備え、
    前記第3の光検知部は、前記第5の光ポートにおける前記第3の信号光の光パワーを検知する光検知器を含む、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  7. 前記第1の光ユニットは、前記複数の第1の信号光を前記複数の第1の光ポートにそれぞれ供給する複数のトランスポンダを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  8. 前記第1の光検知部は、前記複数の第1の光ポートにおける前記複数の第1の信号光の光パワーをそれぞれ検知する複数の光検知器を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  9. 前記合波デバイスは、前記複数の第1の信号光のいずれかを選択及び合波して前記第2の信号光を透過させる波長選択スイッチを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  10. 前記選択デバイスは、前記複数の第4の光ポートを通して入力される複数の入力信号光のいずれかを選択及び合波して第3の信号光を生成する波長選択スイッチを含むことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  11. 前記複数の第1の光ポートと前記複数の第2の光ポートとを接続する前記複数の第1の光ファイバと、
    前記第3の光ポートと前記複数の第4の光ポートの1つとを接続する前記第2の光ファイバと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  12. 前記複数の第1の光ポートにおける前記複数の第1の信号光の光パワーの各々が、予め決められた第1の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  13. 前記複数の第1の光ポートにおける前記複数の第1の信号光の光パワーの各々が前記第1の閾値以上であるときに、前記第3の光ポートにおける前記第2の信号光の光パワーが、予め決められた第2の閾値以上であるか否かを判定する第2の判定部をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の光伝送装置。
  14. 前記第3の光ポートと前記第3の光ポートに対応する第4の光ポートとの状態が、
    前記第3の光ポートにおける前記第2の信号光の光パワーが予め決められた閾値以上であり、且つ、前記第2の光ファイバが接続されるべき前記第4の光ポートにおける前記入力信号光の光パワーが前記閾値未満である第1状態と、
    前記第3の光ポートにおける前記第2の信号光の光パワーが前記閾値未満であり、且つ、前記第2の光ファイバが接続されるべき前記第4の光ポートにおける前記入力信号光の光パワーが前記閾値以上である第2状態と、
    前記第3の光ポートにおける前記第2の信号光の光パワーが前記閾値以上であり、且つ、前記第2の光ファイバが接続されるべき前記第4の光ポートにおける前記入力信号光の光パワーが前記閾値以上である第3状態と、
    のいずれであるかを判定する第3の判定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  15. 前記選択デバイスが、透過する信号光を前記第3の光ポートにおける信号光に設定したときに、前記第5の光ポートにおける信号光の光パワーが予め決められた閾値以上であるか否かを判定する第4の判定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の光伝送装置。
  16. 第1の光ユニットにおいて、複数の第1の光ポートのそれぞれから出力される複数の第1の信号光の光パワーを検知するステップと、
    第2の光ユニットにおいて、複数の第1の光ファイバによって前記複数の第1の光ポートと複数の第2の光ポートとを通して入力される前記複数の第1の信号光のいずれかを選択及び合波して第2の信号光を生成し、前記第2の信号光を出力する第3の光ポートにおける前記第2の信号光の光パワーを検知するステップと、
    第3の光ユニットにおいて、選択デバイスによって複数の第4の光ポートを通して入力される複数の入力信号光のいずれかを選択して第3の信号光を生成し、前記複数の第4の光ポートにおける前記複数の入力信号光の光パワーと前記第3の信号光を出力する第5の光ポートにおける前記第3の信号光の波長ごとの光パワーとを検知するステップと、
    前記複数の第1の信号光の光パワーと、前記第2の信号光の光パワーと、選択デバイスが、透過する信号光を前記第3の光ポートにおける信号光に設定したときに、前記第5の光ポートにおける前記第3の信号光の光パワーと、を元に、前記第1の光ユニットと前記第2の光ユニットとの接続状態、及び前記第2の光ユニットと前記第3の光ユニットとの接続状態を判定するステップと
    を有することを特徴とする光伝送路の正常性判定方法。
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