JPWO2020184728A1 - 溶接継手の製造方法、溶接継手、焼き戻し装置及び溶接装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示に係る溶接継手の製造方法は、第1の鋼板と、第1の鋼板に重ねられた第2の鋼板と、第1の鋼板と第2の鋼板とを接合している焼き入れされたナゲットと、を含む溶接継手を用意すること、溶接継手の第1の鋼板に平行な面内でナゲットの板面方向における外側の部分であるA部の第1の鋼板に第1の電極をあてること、溶接継手の第1の鋼板に平行な面内でナゲットの板面方向における外側の部分でありかつナゲットを挟んでA部と反対側に位置するB部の第2の鋼板に第2の電極をあてること、第1の電極と第2の電極との間の溶接継手に電流を流すこと、を含む。
本開示のスポット溶接継手の製造方法は、重ね合わせた複数枚の鋼板を通電して、ナゲットを形成する溶接工程と、少なくとも上記ナゲットを冷却する冷却工程と、複数枚の鋼板を板厚方向に対して傾斜する方向に通電して、少なくとも上記ナゲットを焼戻す焼戻し工程と、を有する製造方法である。
本開示において溶接工程は、重ね合わせた複数枚の鋼板を通電して、ナゲットを形成する工程である。
本開示において冷却工程は、少なくとも上記溶接工程で形成されたナゲットを冷却する工程である。
本開示において焼戻し工程は、冷却後の複数枚の鋼板を板厚方向に対して傾斜する方向(すなわち、傾斜方向)に通電して、少なくともナゲットを焼戻す工程である。
本開示において、溶接対象となる複数枚の鋼板は、所望の継手強度や継手の用途(例えば、自動車部品としての用途)などに応じた所定の引張強度及び板厚を有する鋼板を用いることができる。そのような鋼板としては、例えば、引張強度が270MPa〜3000MPa級の鋼板などが挙げられ、かかる鋼板は、亜鉛等のめっき処理が施された鋼板(すなわち、めっき鋼板)であってもよい。
(溶接工程)
上板及び下板として重ね合わせた2枚の鋼板の板組を、スポット溶接機の一対の電極で挟持した。2枚の鋼板は、いずれも引張強度が1.5GPa級のホットスタンプ非めっき鋼板、板厚1.2mmである。また、一対の電極は、いずれもDR型40−16、Φ6mmである。
さらに、溶接後の板組を室温(すなわち、Mf点以下)まで空冷した。
その後、上記板組を図2に示すスポット溶接機1の焼き戻し装置102と同様の構成のスポット溶接機の焼き戻し装置に移し、当該板組を、上側電極及び上側固定部材と、下側電極及び下側固定部材とによって板厚方向に沿って挟持した。その後、300kgf(約2942N)の加圧力を付与しながら、下記の表1に示す5.0〜10.0kAの各通電電流及び60cycの通電時間で、傾斜方向に通電することにより、ナゲット及び熱影響部を含む領域を焼戻した。
焼戻し工程を行わなかったこと以外は、実施例と同様にして、比較例1の溶接継手を作製した。
冷却工程を60cycの休止時間としたこと、及び、焼戻し工程を溶接工程で使用したスポット溶接機の一対の電極で行ったこと以外は、実施例と同様にして、比較例2の溶接継手を作製した。すなわち、比較例では、傾斜方向ではなく、板厚方向に沿って通電が行われた。
本実施形態に係る溶接継手10の製造方法では、鋼板を挟む一対の電極同士が、厚み方向に沿って重ならないように、一対の電極同士を互いに離間させる。このため、一対の電極間に焼戻し用の電流を流す際、通電経路CPの長さが、電極同士が重なる場合に比べて長くなる。換言すると、傾斜方向に通電されることによって、ナゲットが焼き戻される。
図9中に例示された第1変形例に係る焼き戻し装置102Aでは、上側固定部材4は、第3電極である。また、下側固定部材5は、第4の電極である。すなわち、上側固定部材4及び下側固定部材5が、いずれも通電機能を有し、焼き戻し装置として機能する。なお、本開示では、反対に、電極を用いて溶接継手10を固定してもよい。
第1変形例に係る焼き戻し装置102Aによれば、上側電極2と下側電極3との間の通電と、第3の電極と第4の電極との間の通電とが、交互に実行されるため、後通電工程をより効率的に実施できる。
また、図10中に例示された第2変形例に係る溶接装置は、焼き戻し装置102と、焼き戻し装置102に設けられた一対のロボットアーム12、13と、ロボットアーム12、13の動作を制御する位置コントローラ14とを備える。また、一つのロボットアームの先端に取り付けられたグリッパーの指12、13と、ロボットアームとグリッパーの動作を制御する位置コントローラ14との構成でもよい。ナゲットが鋼板の端部に設けられる場合は、一つのロボットアームの先端にグリッパーを備える構成を採用すればよい。ナゲットが鋼板の中央部に設けられる場合は、2つのロボットアームを備える構成を採用すればよい。
第2変形例に係る溶接装置によれば、本実施形態の場合と同様に、後通電工程において外乱の影響を受け難く、ロバスト性に優れた溶接継手10を製造可能な溶接装置を提供できる。
本開示では、溶接継手は、3枚以上の鋼板が重ね合わせられて構成されてもよい。図11中には、上板8と下板9Aとの間に、中板21が挟まれた溶接継手が例示されている。なお、上板8及び中板21の厚みは、ほぼ同じである一方、下板9Aの厚みは、上板8及び中板21より薄い。図11中に例示した溶接継手のように、本開示では、複数枚の鋼板の厚みは、それぞれ異なってよい。
2 上側電極(第1の電極)
3 下側電極(第2の電極)
4 上側固定部材(第1の固定部材)
5 下側固定部材(第2の固定部材)
6 上側保持部材
7 下側保持部材
8 上板(第1の鋼板)
9,9A 下板(第2の鋼板)
10 スポット溶接継手(溶接継手)
12,13 ロボットアーム、又は、グリッパーの指
14 位置コントローラ
20 通電コントローラ
101 溶接機
102,102A 焼き戻し装置
N ナゲット
CP 通電経路
X,Y 接触痕
Z 軟化組織
Φ 最大径
本明細書からは、以下の態様が概念化される。
第1の鋼板と、前記第1の鋼板に重ねられた第2の鋼板と、前記第1の鋼板と前記第2の鋼板とを接合している焼き入れされたナゲットと、を含む溶接継手を用意すること、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分であるA部の前記第1の鋼板に第1の電極をあてること、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分でありかつ前記ナゲットを挟んで前記A部と反対側に位置するB部の前記第2の鋼板に第2の電極をあてること、
前記第1の電極と前記第2の電極との間の前記溶接継手に電流を流すこと、を含む、
溶接継手の製造方法。
前記A部と前記B部とは、それぞれ、前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの中心から、前記ナゲットの最大径以上離れている、
態様1に記載の溶接継手の製造方法。
前記A部と前記ナゲットの中心との間の距離と、前記B部と前記ナゲットの中心との間の距離とは、等しい、
態様2に記載の溶接継手の製造方法。
前記第1の電極と前記第2の鋼板側に設けられた第1の固定部材とで前記A部を挟んで前記第1の鋼板に前記第1の電極をあてること、
前記第2の電極と前記第1の鋼板側に設けられた第2の固定部材とで前記B部を挟んで前記第2の鋼板に前記第2の電極をあてること、を含む、
態様1〜3のいずれかに記載の溶接継手の製造方法。
前記第1の電極と前記第1の固定部材とで前記A部を挟むことによって前記A部の位置で前記第1の鋼板と前記第2の鋼板との間の隙間を消失させ、
前記第2の電極と前記第2の固定部材とで前記B部を挟むことによって前記B部の位置で前記第1の鋼板と前記第2の鋼板との間の隙間を消失させる、
態様1〜4のいずれかに記載の溶接継手の製造方法。
前記第1の電極及び第2の電極は、それぞれ、前記溶接継手に電流を流すとき、前記第1の鋼板に平行な面内で、一定の幅を有し、
それぞれの前記幅は、前記第1の鋼板に平行な面内での前記ナゲットの最大径以上である、
態様1〜5のいずれかに記載の溶接継手の製造方法。
前記第1の電極と前記第2の電極との間の前記溶接継手に電流を流す際、前記溶接継手の内部で前記ナゲット以外の領域に前記電流を流すことによって通電経路を長くする、
態様1〜6のいずれかに記載の溶接継手の製造方法。
第1の電極と、
第2の電極と、を備え、
前記第1の電極の進退方向と前記第2の電極の進退方向とは、互いに逆方向であり、
前記第1の電極と前記第2の電極との電極間距離は、前記進退方向に対して直交する平面内で、6mm以上である、
焼き戻し装置。
前記第1の電極の進退方向の軸上に設けられた第1の固定部材と、
前記第2の電極の進退方向の軸上に設けられた第2の固定部材と、を備える、
態様8に記載の焼き戻し装置。
前記第1の固定部材は、第3の電極であり、
前記第2の固定部材は、第4の電極であり、
前記第1の電極と前記第2の電極との間の通電と、前記第3の電極と前記第4の電極との間の通電とを、交互に実行する通電コントローラを備える、
態様9に記載の焼き戻し装置。
態様8〜10のいずれかに記載の焼き戻し装置と、
前記焼き戻し装置が取り付けられたロボットアームと、
ナゲットを形成する溶接機と、
前記ロボットアームを制御して、前記第1の電極の先端と前記第2の電極の先端との中間点を、前記溶接機によって前記ナゲットとして溶接された箇所に移動させて、溶接された前記箇所の外側に、前記第1の電極と前記第2の電極とをそれぞれ配置する位置コントローラと、
を備える溶接装置。
第1の鋼板と、前記第1の鋼板に重ねられた第2の鋼板と、前記第1の鋼板と前記第2の鋼板とを接合している焼き入れされたナゲットと、を含む溶接継手であって、
前記第1の鋼板と前記第2の鋼板の引張強さは1180MPa以上であり、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分であるA部の前記第1の鋼板に、第1の電極の接触痕が形成され、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分でありかつ前記ナゲットを挟んで前記A部と反対側に位置するB部の前記第2の鋼板に、第2の電極の接触痕が形成され、
前記第1の電極の接触痕と前記第2の電極の接触痕との間に、前記第1の鋼板と前記第2の鋼板よりビッカース硬さが10HV以上低い軟化組織が連続して存在している、
溶接継手。
また、本明細書からは、以下の他の態様が概念化される。
複数枚の鋼板がスポット溶接で接合されたスポット溶接継手の製造方法であって、
重ね合わせた前記複数枚の鋼板を通電して、ナゲットを形成する溶接工程と、
少なくとも前記ナゲットを冷却する冷却工程と、
前記複数枚の鋼板を板厚方向に対して傾斜する方向に通電して、少なくとも前記ナゲットを焼戻す焼戻し工程と、を有することを特徴とする、スポット溶接継手の製造方法。
前記焼戻し工程は、前記複数枚の鋼板を挟むように配置された上側電極及び下側電極であって、前記板厚方向と直交する水平方向において前記ナゲットを挟んで互いに反対側の位置に配置された前記上側電極及び前記下側電極を用いて、前記複数枚の鋼板を前記傾斜する方向に通電することを特徴とする、他の態様1に記載のスポット溶接継手の製造方法。
前記上側電極及び前記下側電極の前記水平方向における電極間距離が、ナゲットの径の2倍以上であることを特徴とする、他の態様2に記載のスポット溶接継手の製造方法。
前記上側電極と前記ナゲットの前記水平方向における距離と、前記下側電極と前記ナゲットの前記水平方向における距離とが、等しい距離であることを特徴とする、他の態様2または他の態様3に記載のスポット溶接継手の製造方法。
前記焼戻し工程において、通電時に前記複数枚の鋼板を固定するための固定部材を用いることを特徴とする、他の態様2〜他の態様4のいずれかに記載のスポット溶接継手の製造方法。
前記固定部材は、前記複数枚の鋼板を挟むように配置された上側固定部材及び下側固定部材を含み、
前記上側固定部材は、前記水平方向において前記ナゲットを挟んで前記上側電極と反対側に位置し、
前記下側固定部材は、前記水平方向において前記ナゲットを挟んで前記下側電極と反対側に位置することを特徴とする、他の態様5に記載のスポット溶接継手の製造方法。
Claims (12)
- 第1の鋼板と、前記第1の鋼板に重ねられた第2の鋼板と、前記第1の鋼板と前記第2の鋼板とを接合している焼き入れされたナゲットと、を含む溶接継手を用意すること、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分であるA部の前記第1の鋼板に第1の電極をあてること、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分でありかつ前記ナゲットを挟んで前記A部と反対側に位置するB部の前記第2の鋼板に第2の電極をあてること、
前記第1の電極と前記第2の電極との間の前記溶接継手に電流を流すこと、を含む、
溶接継手の製造方法。 - 前記A部と前記B部とは、それぞれ、前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの中心から、前記ナゲットの最大径以上離れている、
請求項1に記載の溶接継手の製造方法。 - 前記A部と前記ナゲットの中心との間の距離と、前記B部と前記ナゲットの中心との間の距離とは、等しい、
請求項2に記載の溶接継手の製造方法。 - 前記第1の電極と前記第2の鋼板側に設けられた第1の固定部材とで前記A部を挟んで前記第1の鋼板に前記第1の電極をあてること、
前記第2の電極と前記第1の鋼板側に設けられた第2の固定部材とで前記B部を挟んで前記第2の鋼板に前記第2の電極をあてること、を含む、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶接継手の製造方法。 - 前記第1の電極と前記第1の固定部材とで前記A部を挟むことによって前記A部の位置で前記第1の鋼板と前記第2の鋼板との間の隙間を消失させ、
前記第2の電極と前記第2の固定部材とで前記B部を挟むことによって前記B部の位置で前記第1の鋼板と前記第2の鋼板との間の隙間を消失させる、
請求項4に記載の溶接継手の製造方法。 - 前記第1の電極及び第2の電極は、それぞれ、前記溶接継手に電流を流すとき、前記第1の鋼板に平行な面内で、一定の幅を有し、
それぞれの前記幅は、前記第1の鋼板に平行な面内での前記ナゲットの最大径以上である、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の溶接継手の製造方法。 - 前記第1の電極と前記第2の電極との間の前記溶接継手に電流を流す際、前記溶接継手の内部で前記ナゲット以外の領域に前記電流を流すことによって通電経路を長くする、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の溶接継手の製造方法。 - 第1の電極と、
第2の電極と、を備え、
前記第1の電極の進退方向と前記第2の電極の進退方向とは、互いに逆方向であり、
前記第1の電極と前記第2の電極との電極間距離は、前記進退方向に対して直交する平面内で、6mm以上である、
焼き戻し装置。 - 前記第1の電極の進退方向の軸上に設けられた第1の固定部材と、
前記第2の電極の進退方向の軸上に設けられた第2の固定部材と、を備える、
請求項8に記載の焼き戻し装置。 - 前記第1の固定部材は、第3の電極であり、
前記第2の固定部材は、第4の電極であり、
前記第1の電極と前記第2の電極との間の通電と、前記第3の電極と前記第4の電極との間の通電とを、交互に実行する通電コントローラを備える、
請求項9に記載の焼き戻し装置。 - 請求項8〜10のいずれか一項に記載の焼き戻し装置と、
前記焼き戻し装置が取り付けられたロボットアームと、
ナゲットを形成する溶接機と、
前記ロボットアームを制御して前記第1の電極の先端と前記第2の電極の先端との中間点を、前記溶接機によって前記ナゲットとして溶接された箇所に移動させて、溶接された前記箇所の外側に、前記第1の電極と前記第2の電極とをそれぞれ配置する位置コントローラと、
を備える溶接装置。 - 第1の鋼板と、前記第1の鋼板に重ねられた第2の鋼板と、前記第1の鋼板と前記第2の鋼板とを接合している焼き入れされたナゲットと、を含む溶接継手であって、
前記第1の鋼板と前記第2の鋼板の引張強さは1180MPa以上であり、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分であるA部の前記第1の鋼板に、第1の電極の接触痕が形成され、
前記溶接継手の前記第1の鋼板に平行な面内で前記ナゲットの板面方向における外側の部分でありかつ前記ナゲットを挟んで前記A部と反対側に位置するB部の前記第2の鋼板に、第2の電極の接触痕が形成され、
前記第1の電極の接触痕と前記第2の電極の接触痕との間に、前記第1の鋼板と前記第2の鋼板よりビッカース硬さが10HV以上低い軟化組織が連続して存在している、
溶接継手。
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