JPWO2020183801A1 - 回転機及びインシュレータ - Google Patents

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Abstract

インシュレータ(60)の第一部分(61)は、ティース(35)の端面(S3)の第一領域(R1)に設けられる。インシュレータ(60)の第二部分(63)は、ティース(35)の端面(S3)の第二領域(R2)に第一部分(61)と周方向に離間して設けられる。インシュレータ(60)の第三部分(65)は、第一部分(61)及び第二部分(63)の径方向の第四側端と繋がる。コイル(50)は、コイルエンド(51)に横断部分(52)を含む。ステータ(30)は、収容空間(SP)に挿入体(82)を備える。挿入体(82)は、インシュレータ(60)を形成する材料より熱伝導率の高い材料製である。

Description

本発明は、モータ及び発電機のような回転機と、回転機のステータ用のインシュレータに関する。
回転機に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1は、電気機器のコイル保持部材を開示する。保持部材は、コイルの内側に装着される。一体化されたコイル及び保持部材は、ティースに装着される。保持部材は、基部板と、筒部とを有する。基部板は、ティースの基部に位置する。筒部は、ティースの周囲を取り囲む。筒部は、基部板の開口の縁に接続される。筒部は、略四角形の断面形状を有する。筒部は、ティースの4個の側面にそれぞれ対応する4個の側面を有する。筒部の横断方向側面は、保持部材がコイルに装着された場合、コイルエンドの内側に位置する。筒部は、コイルとティースとの間の絶縁部材として機能する。筒部の横断方向側面の外側には、係止片及び保持リブが設けられる。係止片は、筒部の横断方向側面と間隔を空け、基部板からティース軸線方向に沿ってティース先端の向きに延びる。係止片の先端には、係止爪が設けられる。係止爪は、コイルに係合する。保持リブは、筒部の横断方向側面に設けられ、係止片の両側にティース軸線方向に延びて設けられる。保持リブでは、端面がコイルの内周に当接する。これにより、コイルのティース横断方向の位置が定まる。コイルをステータコアに装着した後、コイルのコイルエンドが充填材によりインサート成形される。充填材は、係止片の下側にまわり、係止片を上方に押す、又は係止片を支える。
特開2015−35879号公報
回転機のステータでは、コイルに電流が流れることで、コイルが発熱する。これに伴い、コイルの温度が上昇する。コイルの温度が上昇した場合、コイルの電気抵抗値が上昇する。コイルには、絶縁被膜が設けられる。コイルの温度が上昇する場合、この絶縁被膜の劣化対策が必要となることがある。そこで、発明者は、回転機の駆動時、コイルの温度上昇を抑制可能な回転機の構造を検討した。
本発明は、ステータでコイルの温度上昇を抑制可能な回転機と、回転機のステータ用のインシュレータを提供することを目的とする。
本発明の一側面は、ロータと、ステータと、を備え、前記ステータは、鋼板を積層して形成され、ヨークと、前記ヨークから前記ロータの側に突出するティースと、を含むステータコアと、前記ステータコアに設けられるインシュレータと、前記インシュレータを介して前記ティースに設けられるコイルと、を備え、前記インシュレータは、前記鋼板が積層される積層方向における前記ティースの端面のうち、前記ロータの回転軸を中心とする周方向の第一側となる第一領域に設けられる第一部分と、前記ティースの端面のうち、前記周方向の第二側となる第二領域に前記第一部分と前記周方向に離間して設けられる第二部分と、前記第一部分及び前記第二部分より前記ロータの回転軸を中心とする径方向の前記ロータの側となる第三側とは反対の第四側に設けられ、前記第一部分の前記径方向の第四側端と繋がり、前記第二部分の前記径方向の第四側端と繋がる第三部分と、を含み、前記コイルは、前記コイルのコイルエンドに、前記第一部分と前記第二部分との間を前記周方向に横断する横断部分を含み、前記ステータは、更に、前記ティースの端面のうち、前記周方向において前記第一領域と前記第二領域との間となる第三領域上で前記横断部分と前記第一部分と前記第二部分とによって囲まれた収容空間に、前記第三領域と前記横断部分とに接した状態で設けられる挿入体を備え、前記挿入体は、前記インシュレータを形成する材料より熱伝導率の高い材料製である、回転機である。
この回転機によれば、コイルで発生した熱を挿入体を介してステータコアに逃がすことができる。
前記第三部分は、前記径方向に前記第三部分を貫き、前記収容空間へと通じる開口を含む、ようにしてもよい。この構成によれば、挿入体を径方向の第四側から開口を介して収容空間に設けることができる。
前記ステータは、前記コイルエンドを被覆する、樹脂製の成形体を備え、前記成形体は、前記挿入体を含む、ようにしてもよい。この構成によれば、成形体の一部を挿入体とすることができる。
本発明の他の側面は、回転機のステータのステータコアに設けられるインシュレータであって、前記ステータコアを形成する鋼板が積層される積層方向における前記ステータコアのティースの端面のうち、前記回転機のロータの回転軸を中心とする周方向の第一側となる第一領域に設けられる第一部分と、前記ティースの端面のうち、前記周方向の第二側となる第二領域に前記第一部分と前記周方向に離間して設けられる第二部分と、前記第一部分及び前記第二部分より前記ロータの回転軸を中心とする径方向の前記ロータの側となる第三側とは反対の第四側に設けられ、前記第一部分の前記径方向の第四側端と繋がり、前記第二部分の前記径方向の第四側端と繋がる第三部分と、を含む、インシュレータである。
このインシュレータによれば、上述の収容空間を形成することができる。これに伴い、上述の回転機を実現することができる。
本発明によれば、ステータでコイルの温度上昇を抑制可能な回転機と、回転機のステータ用のインシュレータを得ることができる。
回転機としてのモータ、ロータ及びステータの概略構成の一例を示す斜視図である。上段は、ロータを示す。中段は、ステータを示す。下段は、モータを示す。 回転機としてのモータの概略構成の一例を一部の構成を省略して示す平面図である。 コアセグメント及び1組のインシュレータの概略構成の一例を示す斜視図である。左側は、コアセグメントにインシュレータを装着する前の状態を示す。左側上段は、積層方向の第五側のインシュレータを示す。左側中段は、コアセグメントを示す。左側下段は、積層方向の第六側のインシュレータを示す。右側は、コアセグメントにインシュレータを装着した状態を示す。 インシュレータを介してコイルが設けられたコアセグメントの概略構成の一例を示す斜視図である。 ステータの概略構成の一例を示す斜視図である。ステータは、複数のコアセグメントを環状に配置した樹脂成形前の状態を示す。 図4に示すA−A線断面図である。 図1に示すB−B線断面図である。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。本発明は、他の構成を含むようにしてもよい。
<モータ10>
回転機としてのモータ10について、図1〜7を参照して説明する。モータ10は、各種の製品に搭載される。例えば、モータ10は、空調機のファンを回転させる駆動源として利用される。モータ10は、圧縮機の駆動源として利用される。モータ10は、電動車両の駆動源として利用される。電動車両の例としては、電気自動車、電動自転車、電動車椅子、電動カート及び電動配膳車が挙げられる。電気自動車は、ハイブリッド自動車を含む。モータ10は、ロータ20と、ステータ30とを備える(図1,2参照)。実施形態では、モータ10は、内転型のブラシレスモータである。
ロータ20は、ロータコア21と、複数の永久磁石と、シャフト23とを備える。図1,2では、永久磁石の図示は、省略されている。ロータコア21は、例えば、プレス機によって鋼板を打ち抜きつつ、打ち抜かれた鋼板を積層して形成される。鋼板としては、電磁鋼板が採用される。ロータコア21には、複数の永久磁石が設けられる。例えば、複数の永久磁石は、ロータコア21に形成された複数の空間にそれぞれ収納される。ロータ20がこのようなタイプのロータである場合、モータ10は、IPM(Interior Permanent Magnet)モータと称される。複数の永久磁石は、ロータコア21の外周面に設けられてもよい。ロータ20がこのようなタイプのロータである場合、モータ10は、SPM(Surface Permanent Magnet)モータと称される。
シャフト23は、ロータコア21の中心部に形成された貫通孔に固定される。シャフト23には、ロータコア21の両側に軸受が取り付けられる。軸受は、ステータ30に設けられた支持部に支持される。図1,2では、軸受及び支持部の図示は、省略されている。シャフト23は、回転軸となる。ロータ20は、シャフト23を中心として回転する。ロータ20は、公知のモータ(回転機)が備えるロータと同様である。従って、ロータ20に関するこの他の説明は、省略する。
ステータ30は、ステータコア31と、複数のコイル50と、インシュレータ60と、成形体80とを備える(図1,2,5,7参照)。図2では、成形体80の図示は、省略されている。ステータコア31は、ヨーク33と、複数のティース35とを含む(図2,5参照)。ステータコア31は、複数のコアセグメント32を環状に配置して形成される(図1,2,5参照)。実施形態では、ステータコア31は、12個のコアセグメント32を環状に配置して形成される。1個のコアセグメント32では、ティース35の数は、1個である(図3左側中段参照)。そのため、ステータコア31は、12個のティース35を含む(図2,5参照)。12個のティース35は、ヨーク33からシャフト23の側に突出する。ステータコア31には、12個のスロット36が形成される(図2参照)。スロット36は、隣り合うティース35の間に形成された空間である。ステータ30のスロット数は、次の点を考慮して適宜決定される。前述の点は、例えば、モータ10に対して要求される性能である。
実施形態では、シャフト23(ロータ20の回転軸)を中心とする円周方向を「周方向」という。周方向は、回転方向及び反回転方向を含む。回転方向は、ロータ20が回転する方向である。図1下段及び図2に示す次の矢印は、回転方向を示す。前述の矢印は、図1下段では、ロータ20の上側(後述する「積層方向の第五側」参照)に示す円弧の矢印であり、図2では、ロータ20の内部に示す円弧の矢印である。反回転方向は、回転方向とは反対の方向である。周方向の一方側を「第一側」といい、周方向の他方側を「第二側」という。周方向の第一側を回転方向の前側とし、周方向の第二側を回転方向の後側とする。シャフト23(ロータ20の回転軸)を中心とする放射方向を「径方向」という。ティース35が突出する方向は、径方向に一致する。径方向の一方側を「第三側」といい、径方向の他方側を「第四側」という。径方向の第三側をロータ20の側とし、径方向の第四側をロータ20の側とは反対の側とする。内転型のモータ10では、径方向の第三側は、径方向の中心側となり、径方向の第四側は、径方向の外側となる。
コアセグメント32は、ヨーク片34と、ティース35とを含む(図3左側中段参照)。コアセグメント32は、例えば、プレス機によって鋼板を打ち抜きつつ、打ち抜かれた鋼板を積層して形成される。鋼板としては、電磁鋼板が採用される。実施形態では、コアセグメント32で鋼板が積層される方向を「積層方向」という。ステータコア31が複数のコアセグメント32で形成される場合(図1,2,5参照)、積層方向は、ステータコア31で鋼板が積層される方向ということもできる。積層方向は、ロータコア21で鋼板が積層される方向に一致する。実施形態では、積層方向の一方側を「第五側」といい、積層方向の他方側を「第六側」という。
ヨーク片34は、複数のコアセグメント32が環状に配置された状態で、環状のヨーク33を形成する(図2,5参照)。ヨーク片34では、周方向の第一側端は、凹状に形成され、周方向の第二側端は、凸状に形成される(図3左側中段参照)。環状に配置された複数のコアセグメント32のうち、周方向に隣り合う2個のコアセグメント32では、周方向の第一側のコアセグメント32のヨーク片34の周方向の第二側端に形成された凸状の部分は、周方向の第二側のコアセグメント32のヨーク片34の周方向の第一側端に形成された凹状の部分に嵌め合わされる(図2,5参照)。ティース35には、コイル50が設けられる。コイル50は、コアセグメント32を対象として、所定の巻線機によって形成される。例えば、コイル50は、ティース35に集中巻きされる(図2,4参照)。コイル50を形成する前に、1組のインシュレータ60が積層方向の第五側及び第六側からコアセグメント32にそれぞれ装着される(図3参照)。
ステータ30では、複数のコイル50は、U相、V相及びW相の何れかのコイルに分類される。同相のコイル50は、渡線によって接続される。図2,4〜6では、渡線の図示は、省略されている。U相、V相及びW相のコイル50は、所定の方式で結線される。例えば、U相、V相及びW相のコイル50は、スター結線される。複数のコイル50に対するこのような構成は、公知のモータ(回転機)でも採用される。従って、これに関するこの他の説明は、省略する。実施形態では、コイル50を形成する工程を「巻線工程」という。U相、V相及びW相のコイル50を結線する工程を「結線工程」という。
インシュレータ60は、コアセグメント32と、このコアセグメント32に設けられるコイル50とを電気的に絶縁する。従って、インシュレータ60は、ステータコア31と、複数のコイル50とを電気的に絶縁する。実施形態では、インシュレータ60は、積層方向の第五側及び第六側で同じ形状とされ、積層方向の第五側及び第六側でコアセグメント32に対して同様に装着される(図3参照)。積層方向の第五側及び第六側のインシュレータ60は、コアセグメント32の側面上で突き合わされる(図3右側及び図6参照)。コアセグメント32の側面は、スロット36を形成する。図6,7で、ハッチング(クロスハッチングを除く)は、切断面を示す。
但し、ステータ30が採用する電気的な絶縁構造は、例示である。例えば、ステータ30では、積層方向の第五側のインシュレータ60は、積層方向の第六側のインシュレータ60とは異なる形状としてもよい。この他、ステータ30では、インシュレータ60に加えて、別の絶縁部材を設けるようにしてもよい。前述の絶縁部材の例としては、スロット絶縁紙が挙げられる。スロット絶縁紙は、公知の絶縁部材である。前述のような絶縁部材を含む電気的な絶縁構造も、公知のモータ(回転機)で既に実用化された技術である。従って、次の点に関するこの他の説明は、省略する。前述の点は、スロット絶縁紙のような絶縁部材に関する点である。更に、前述の点は、インシュレータ60と共に前述の絶縁部材を用いたステータ30の電気的な絶縁構造に関する点である。実施形態では、積層方向の第五側及び第六側のインシュレータ60を区別することなく説明する。この場合、積層方向の第五側及び第六側を区別することなく「積層方向の側」という。
インシュレータ60は、例えば、樹脂成形により一体的に形成される。インシュレータ60を形成する樹脂材料の例としては、次のような合成樹脂が挙げられる。前述の合成樹脂は、ポリアミド(PA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)及び液晶ポリマー(LCP)である。
インシュレータ60は、第一部分61と、第二部分63と、第三部分65とを含む(図3左側上下段参照)。第一部分61は、第一領域R1に設けられる(図3左側中段・右側,図6参照)。第一領域R1は、積層方向におけるティース35の端面S3のうち、周方向の第一側となる領域である(図3左側中段,図6参照)。第二部分63は、第二領域R2に第一部分61と周方向に離間して設けられる(図3左側中段・右側,図6参照)。第二領域R2は、積層方向におけるティース35の端面S3のうち、周方向の第二側となる領域である(図3左側中段,図6参照)。ティース35の端面S3は、積層方向の側が同じであるコアセグメント32の端面S2に含まれる(図3左側中段,図7参照)。コアセグメント32の端面S2は、積層方向の側が同じであるステータコア31の端面S1(図2,5参照)に含まれる。従って、ティース35の端面S3は、積層方向の側が同じであるステータコア31の端面S1にも含まれる。
実施形態では、ティース35の端面S3のうち、周方向において第一領域R1と第二領域R2との間となる領域を「第三領域R3」という(図3左側中段,図6参照)。第三領域R3は、インシュレータ60がコアセグメント32に装着された状態で、インシュレータ60によっては被覆されずに露出する(図3右側,図4〜6参照)。第二部分63は、上述した通り、第一部分61と周方向に離間する。そのため、ステータ30では、コイル50は、コイルエンド51に、第一部分61と第二部分63との間を周方向に横断する部分を含む(図4〜6参照)。コイルエンド51は、スロット36に収納されずにステータコア31の端面S1(コアセグメント32の端面S2)より積層方向の側に突出するコイル50の部分である。実施形態では、第一部分61と第二部分63との間を周方向に横断するコイルエンド51の部分を「横断部分52」という。ステータ30では、次の状態で収容空間SPが形成される(図4〜6参照)。前述の状態は、コイル50がインシュレータ60を介してコアセグメント32に設けられた状態である。収容空間SPは、第三領域R3上で横断部分52と第一部分61と第二部分63とによって囲まれた空間である。
第三部分65は、第一部分61及び第二部分63より径方向の第四側に設けられる(図3左側上下段参照)。第三部分65は、第一部分61の径方向の第四側端と繋がり、第二部分63の径方向の第四側端と繋がる。第三部分65は、ヨーク片34の端面S4に設けられる(図3左側中段・右側,図7参照)。ヨーク片34の端面S4は、コアセグメント32の端面S2のうち、ティース35の端面S3より径方向の第四側となる部分である(図3左側中段,図7参照)。第三部分65は、開口66を含む(図5,7参照)。実施形態では、開口66は、第三部分65の次の位置に設けられる。前述の位置は、周方向の中心位置である。更に、前述の位置は、積層方向においてコアセグメント32の端面S2(ヨーク片34の端面S4)の側となる端位置である。開口66は、径方向に第三部分65を貫く。開口66は、収容空間SPへと通じる。
第一部分61は、径方向の第三側端に第一支持壁62を含み、第二部分63は、径方向の第三側端に第二支持壁64を含む(図3左側上下段参照)。第一支持壁62は、周方向の第一側で径方向の第三側からコイルエンド51を支持し、第二支持壁64は、周方向の第二側で径方向の第三側からコイルエンド51を支持し、第三部分65は、径方向の第四側からコイルエンド51を支持する(図2,4,5参照)。即ち、インシュレータ60は、径方向からコイルエンド51を支持する。
インシュレータ60は、第一被覆壁67と、第二被覆壁68と、第三被覆壁69とを含む(図3左側上下段参照)。第一被覆壁67は、ティース35の周方向の第一側の側面に対して設けられる。実施形態では、第一被覆壁67は、前述の側面のうち、積層方向の半分の領域を覆う。第一被覆壁67は、積層方向に第一部分61と一体をなす。第二被覆壁68は、ティース35の周方向の第二側の側面に対して設けられる。実施形態では、第二被覆壁68は、前述の側面のうち、積層方向の半分の領域を覆う。第二被覆壁68は、積層方向に第二部分63と一体をなす。
第三被覆壁69は、ヨーク片34の径方向の第三側の側面に対して設けられ、前述の側面を覆う。コアセグメント32では、前述の側面は、ティース35より周方向の第一側となる側面と、ティース35より周方向の第二側となる側面とを含む。実施形態では、周方向の第一側に設けられる第三被覆壁69は、ティース35より周方向の第一側となるヨーク片34の径方向の第三側の側面のうち、積層方向の半分の領域を覆う。周方向の第二側に設けられる第三被覆壁69は、ティース35より周方向の第二側となるヨーク片34の径方向の第三側の側面のうち、積層方向の半分の領域を覆う。2個の第三被覆壁69は、ティース35より周方向の第一側及び第二側の位置で、積層方向に第三部分65とそれぞれ一体をなす。周方向の第一側に設けられる第三被覆壁69は、第一被覆壁67の径方向の第四側端と繋がる。周方向の第二側に設けられる第三被覆壁69は、第二被覆壁68の径方向の第四側端と繋がる。
成形体80は、積層方向の第五側及び第六側に2個の被覆体81を含む(図1下段,図6,7参照)。図6で、二点鎖線及びクロスハッチングは、これらによって描かれた次の部分が想像上の図示であることを示す。前述の部分は、被覆体81の一部と、後述する挿入体82とである。積層方向の第五側の被覆体81は、次の第一構成、第二構成及び第三構成を被覆する。第一構成は、ステータコア31の積層方向の第五側の端面S1である。第二構成は、積層方向の第五側のインシュレータ60で前述の端面S1から積層方向の第五側に突出する第一部分61、第二部分63及び第三部分65である。第三構成は、積層方向の第五側のコイルエンド51である。積層方向の第六側の被覆体81は、次の第四構成、第五構成及び第六構成を被覆する。第四構成は、ステータコア31の積層方向の第六側の端面S1である。第五構成は、積層方向の第六側のインシュレータ60で前述の端面S1から積層方向の第六側に突出する第一部分61、第二部分63及び第三部分65である。第六構成は、積層方向の第六側のコイルエンド51である。
成形体80では、積層方向の第五側及び第六側の被覆体81は、次の部分によって繋がる。前述の部分は、複数のスロット36内に充填された成形体80の部分である。実施形態では、成形体80の前述の部分は、不図示とされている。成形体80は、巻線工程及び結線工程が終了した後、樹脂成形により一体的に形成される。前述の樹脂成形は、樹脂成形用の成形機に設けられた成形金型に、環状に配置させた複数のコアセグメント32(図5参照)をセットして行われる。
実施形態では、被覆体81は、積層方向の第五側及び第六側で同じ形状とされ、積層方向の第五側及び第六側でステータコア31の端面S1に対して同様に設けられる(図1中段,図7参照)。被覆体81の一部は、挿入体82となる。即ち、成形体80は、被覆体81に挿入体82を含む。このような構成は、被覆体81が挿入体82を含むともいえる。挿入体82は、収容空間SPに設けられる(図6,7参照)。被覆体81となる樹脂材料の一部は、樹脂成形時、収容空間SPに流れ込み、挿入体82を形成する。従って、挿入体82は、収容空間SPに嵌まり込んだ状態となる。挿入体82は、周方向において第一部分61と第二部分63とに接し、積層方向において第三領域R3と横断部分52とに接する。
成形体80を形成する樹脂材料は、インシュレータ60を形成する樹脂材料より熱伝導率の高い樹脂材料とすることが好ましい。成形体80を形成する樹脂材料の例としては、次のような合成樹脂が挙げられる。前述の合成樹脂は、BMC(Bulk Molding Compound)である。BMCは、熱硬化性樹脂である。BMCは、不飽和ポリエステルを主体とした樹脂材料であり、例えば、充填材及びガラス繊維を含む。
ステータ30では、次の部分を形成する材料の熱伝導率の関係は、次の通りとなる。前述の部分は、ステータコア31と、インシュレータ60と、成形体80とである。前述の関係は、「ステータコア31>成形体80>インシュレータ60」である。上述した通り、被覆体81となる樹脂材料の一部は、樹脂成形時、収容空間SPに流れ込み、挿入体82を形成する。そのため、ステータ30では、被覆体81及び挿入体82を形成する樹脂材料の熱伝導率は、等しくなる。従って、前述の関係は、「ステータコア31>被覆体81=挿入体82>インシュレータ60」ともいえる。
<実施形態の効果>
実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)インシュレータ60は、コイルエンド51に対応する部分として、第一部分61と、第二部分63と、第三部分65とを含む(図3左側上下段,図4参照)。第一部分61は、ティース35の端面S3における第一領域R1に設けられる。第二部分63は、ティース35の端面S3における第二領域R2に第一部分61と周方向に離間して設けられる。第三部分65は、第一部分61及び第二部分63より径方向の第四側に設けられる。第三部分65は、第一部分61の径方向の第四側端と繋がり、第二部分63の径方向の第四側端と繋がる。コイル50は、コイルエンド51に横断部分52を含む(図2,4〜7参照)。横断部分52は、第一部分61と第二部分63との間を周方向に横断する。成形体80は、被覆体81に挿入体82を含む(図7参照)。挿入体82は、第三領域R3と横断部分52とに接した状態で収容空間SPに設けられる。収容空間SPは、第三領域R3上で横断部分52と第一部分61と第二部分63とによって囲まれる(図4〜6参照)。挿入体82は、インシュレータ60を形成する材料より熱伝導率の高い材料製である。
そのため、成形体80の一部を挿入体82とすることができる。コイル50で発生した熱を挿入体82を介してステータコア31に逃がすことができる。例えば、ステータが次のようなインシュレータを備えるモータと比較し、モータ10は、コイル50で発生した熱をステータコア31に逃がすことができる。前述のインシュレータは、第一領域R1、第二領域R2及び第三領域R3の全体に設けられる一体的な部分を含むインシュレータである。このようなインシュレータでは、前述の一体的な部分は、第一領域R1及び第二領域R2と共に、第三領域R3も被覆する。従って、前述した比較例のモータでは、ステータに収容空間SPが形成されず、収容空間SPに挿入体82を設けることができない。モータ10は、ステータ30でコイル50の温度上昇を抑制することができる。モータ10では、ステータコア31の外周面は、成形体80によって被覆されずに露出する(図1参照)。ステータ30は、次の状態で所定のケースに収容されることがある。前述の状態は、ステータコア31の外周面が前述のケースの内周面に接した状態である。ステータ30は、前述のケース内に嵌合されてもよい。前述のケースは、例えば、金属製とされる。コイル50で発生した熱を、ステータコア31に逃がし、更に前述のケースに逃がすことができる。
(2)第三部分65は、開口66を含む(図5参照)。開口66は、収容空間SPへと通じる(図7参照)。そのため、挿入体82を径方向の第四側から開口66を介して収容空間SPに設けることができる。即ち、成形体80を樹脂成形する場合、樹脂材料を径方向の第三側及び第四側の両側から収容空間SPに流し込むことができる。
<変形例>
実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では、上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は、適宜省略する。
(1)回転機として、内転型のモータ10を例として説明した。上述のインシュレータ60を用いたステータ30の構造は、回転機としての発電機に採用することもできる。上述のインシュレータ60を用いたステータ30の構造は、外転型の回転機のステータに採用することもできる。外転型の回転機のステータでは、複数のティースは、ヨークから径方向の外側に突出する。外転型の回転機のロータは、径方向においてステータの外側で、複数のティースに対向する。従って、上記でロータ20の側とした径方向の第三側は、外転型の回転機では、径方向の外側となる。上記でロータ20の側とは反対の側とした径方向の第四側は、径方向の中心側となる。外転型の回転機のステータでも、インシュレータ60と同様の構造を有するインシュレータが、上記同様、ステータコアに設けられる。外転型の回転機は、既に実用化された回転機である。従って、外転型の回転機に関するこの他の説明は、省略する。
(2)ステータコア31は、複数のコアセグメント32を環状に配置して形成される(図2,5参照)。ステータコアは、一体型のステータコアであってもよい。この場合、ステータコアは、鋼板をヨークと複数のティースとを一体とした環状の形状に打ち抜きつつ、環状の形状に打ち抜かれた鋼板を積層して形成される。ステータコアを一体型とする場合、インシュレータは、一体型のステータコアに対応させ、一体的な環状の形状としてもよい。例えば、インシュレータは、上述した第三部分65に対応する部分で繋がった環状の形状としてもよい。1組の環状のインシュレータが積層方向の第五側及び第六側から一体型のステータコアにそれぞれ装着される。
(3)ステータ30は、成形体80を備える(図1中下段,図7参照)。成形体80は、被覆体81に挿入体82を含む(図6,7参照)。成形体80は、省略してもよい。この場合、ステータは、独立した挿入体を備える。例えば、挿入体は、棒状の形状とされる。挿入体は、巻線工程が終了した後、所定のタイミングで、径方向の第三側又は第四側から収容空間SPに挿入される。挿入体は、収容空間SPに対して圧入状態とすることが好ましい。挿入体が径方向の第四側から挿入される場合、挿入体は、第三部分65の開口66を通る。この他、インシュレータ60を積層方向の第五側及び第六側からコアセグメント32に装着した後(図3右側参照)、巻線工程前の時点で、挿入体を、第一部分61と第二部分63との間に装着するようにしてもよい。この場合、巻線工程は、挿入体が第三領域R3上で第一部分61と第二部分63との間に設けられた状態で実施される。挿入体は、コイル50によって第三領域R3に押し付けられる。即ち、挿入体は、コイルエンド51の横断部分52によって第三領域R3に押し付けられた状態となる。挿入体が収容空間SPに設けられた状態で、挿入体の径方向の第四側端は、開口66に設けられてもよい。挿入体を形成する材料は、インシュレータ60を形成する樹脂材料より熱伝導率の高い材料であればよい。例えば、挿入体は、BMCによって形成されてもよい。この他、挿入体は、BMCとは異なる樹脂材料又はセラミックスによって形成されてもよい。挿入体は、非磁性体製とすることが好ましい。挿入体を形成する材料は、諸条件を考慮して適宜決定される。成形体を備えるステータでも、挿入体は、被覆体とは別体としてもよい。この場合、被覆体(成形体)及び挿入体を形成する材料の熱伝導率は、「挿入体≧被覆体(成形体)」とすることが好ましい。ステータコア31、インシュレータ60、被覆体(成形体)及び挿入体を形成する材料の熱伝導率の関係は、「ステータコア31>挿入体≧被覆体(成形体)>インシュレータ60」となる。
(4)インシュレータ60では、第一部分61は、第一領域R1に設けられ、第二部分63は、第二領域R2に第一部分61と周方向に離間して設けられる(図3左側中段・右側,図6参照)。インシュレータには、次の第四部分を設けてもよい。第四部分は、第一部分61の一部と、第二部分63の一部とを繋ぐ。即ち、このインシュレータでは、第一部分61は、第四部分によって第二部分63と繋がる。例えば、第四部分は、周方向の第一側の端部で収容空間SPを形成する第一部分61の側面の一部と繋がるようにしてもよく、周方向の第二側の端部で収容空間SPを形成する第二部分63の側面の一部と繋がるようにしてもよい。収容空間SPを形成する第一部分61の側面は、収容空間SPを形成する第二部分63の側面と周方向に対向する。
第四部分は、棒状又は板状とされる。但し、第四部分の形状は、棒状又は板状とは異なる形状としてもよい。第四部分の形状は、諸条件を考慮して適宜決定される。第一部分61及び第二部分63に対する第四部分の配置は、諸条件を考慮して適宜決定される。第一部分61及び第二部分63に対する第四部分の数は、諸条件を考慮して適宜決定される。第四部分は、1個の収容空間SPが積層方向の第五側及び第六側に独立した2個の空間とならない、形状、配置及び数とされる。挿入体は、積層方向に連続する収容空間SPで、周方向において第一部分61と第二部分63とに接し、積層方向において第三領域R3と横断部分52とに接する。
(5)上記では説明を省略したが、インシュレータ60は、第一面70及び第二面71に積層方向に沿った複数の溝72を含む(図3左側上下段・右側参照)。第一面70は、第一部分61及び第一被覆壁67を形成するインシュレータ60の周方向の第一側の面のうち、径方向に沿った一体的な積層方向の面である(図3左側上下段・右側,図6参照)。第二面71は、第二部分63及び第二被覆壁68を形成するインシュレータ60の周方向の第二側の面のうち、径方向に沿った一体的な積層方向の面である(図3左側下段,図6参照)。巻線工程では、コイル50を溝72に沿って整列させることができる。コイル50の占積率を高めることができる。但し、インシュレータでは、溝72は、省略してもよい。例えば、コイル50の占積率が問題とならない場合、溝72を含まないインシュレータを採用することができる。インシュレータに溝72を設けるか否かは、諸条件を考慮して適宜決定される。
(6)説明の便宜上、周方向の第一側及び第二側を、回転方向が周方向の第二側から第一側に向かう方向となるように設定した(図1,2参照)。回転方向は、時計回りの方向とした。但し、周方向の第一側及び第二側は、上記とは反対に設定してもよい。即ち、上記で周方向の第二側とした周方向の側は、周方向の第一側であってもよい。上記で周方向の第一側とした周方向の側は、周方向の第二側であってもよい。周方向の第一側及び第二側が前述した設定で且つ回転方向が時計回りの方向である場合、回転方向は、周方向の第一側から第二側に向かう方向となる。回転方向は、反時計回りの方向であってもよい。
積層方向の第五側及び第六側を次のように設定した。即ち、図1,3〜7の紙面を正面視した場合の上側を積層方向の第五側とし、前述の場合の下側を積層方向の第六側とした。但し、積層方向の第五側及び第六側は、上記とは反対に設定してもよい。即ち、上記で積層方向の第六側とした積層方向の側は、積層方向の第五側であってもよい。上記で積層方向の第五側とした積層方向の側は、積層方向の第六側であってもよい。
10 モータ、 20 ロータ、 21 ロータコア
23 シャフト、 30 ステータ、 31 ステータコア
32 コアセグメント、 33 ヨーク、 34 ヨーク片
35 ティース、 36 スロット、 50 コイル
51 コイルエンド、 52 横断部分、 60 インシュレータ
61 第一部分、 62 第一支持壁、 63 第二部分
64 第二支持壁、 65 第三部分、 66 開口
67 第一被覆壁、 68 第二被覆壁、 69 第三被覆壁
70 第一面、 71 第二面、 72 溝、 80 成形体
81 被覆体、 82 挿入体、 R1 第一領域、 R2 第二領域
R3 第三領域、 S1 端面(ステータコア31)
S2 端面(コアセグメント32)、 S3 端面(ティース35)
S4 端面(ヨーク片34)、 SP 収容空間

Claims (4)

  1. ロータと、
    ステータと、を備え、
    前記ステータは、
    鋼板を積層して形成され、ヨークと、前記ヨークから前記ロータの側に突出するティースと、を含むステータコアと、
    前記ステータコアに設けられるインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記ティースに設けられるコイルと、を備え、
    前記インシュレータは、
    前記鋼板が積層される積層方向における前記ティースの端面のうち、前記ロータの回転軸を中心とする周方向の第一側となる第一領域に設けられる第一部分と、
    前記ティースの端面のうち、前記周方向の第二側となる第二領域に前記第一部分と前記周方向に離間して設けられる第二部分と、
    前記第一部分及び前記第二部分より前記ロータの回転軸を中心とする径方向の前記ロータの側となる第三側とは反対の第四側に設けられ、前記第一部分の前記径方向の第四側端と繋がり、前記第二部分の前記径方向の第四側端と繋がる第三部分と、を含み、
    前記コイルは、前記コイルのコイルエンドに、前記第一部分と前記第二部分との間を前記周方向に横断する横断部分を含み、
    前記ステータは、更に、前記ティースの端面のうち、前記周方向において前記第一領域と前記第二領域との間となる第三領域上で前記横断部分と前記第一部分と前記第二部分とによって囲まれた収容空間に、前記第三領域と前記横断部分とに接した状態で設けられる挿入体を備え、
    前記挿入体は、前記インシュレータを形成する材料より熱伝導率の高い材料製である、回転機。
  2. 前記第三部分は、前記径方向に前記第三部分を貫き、前記収容空間へと通じる開口を含む、請求項1に記載の回転機。
  3. 前記ステータは、前記コイルエンドを被覆する、樹脂製の成形体を備え、
    前記成形体は、前記挿入体を含む、請求項1又は請求項2に記載の回転機。
  4. 回転機のステータのステータコアに設けられるインシュレータであって、
    前記ステータコアを形成する鋼板が積層される積層方向における前記ステータコアのティースの端面のうち、前記回転機のロータの回転軸を中心とする周方向の第一側となる第一領域に設けられる第一部分と、
    前記ティースの端面のうち、前記周方向の第二側となる第二領域に前記第一部分と前記周方向に離間して設けられる第二部分と、
    前記第一部分及び前記第二部分より前記ロータの回転軸を中心とする径方向の前記ロータの側となる第三側とは反対の第四側に設けられ、前記第一部分の前記径方向の第四側端と繋がり、前記第二部分の前記径方向の第四側端と繋がる第三部分と、を含む、インシュレータ。
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