JPWO2020171137A1 - ギアモータ、ギアモータの油タンク、減速機ユニット、減速機ユニットの油タンク - Google Patents

ギアモータ、ギアモータの油タンク、減速機ユニット、減速機ユニットの油タンク Download PDF

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Abstract

ギアモータ100は、潤滑油8fが封入された減速機8と、モータ30と、減速機8の潤滑油封入空間8sと連通した油タンク40と、を備える。油タンク40は、減速機8またはモータ30の少なくともいずれかの機器側側面10fと対向する対向側面42fと、対向側面42fに対向し外側に位置する外側側面42eと、を有する。対向側面42fおよび外側側面42eは、機器側側面10fに対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされる。

Description

本発明は、ギアモータ、ギアモータの油タンク、減速機ユニットおよび減速機ユニットの油タンクに関する。
本出願人は、特許文献1において、モータと、減速機構とを有するモータ付き減速装置を開示した。この減速機構は、前段減速機構と後段減速機構の2段の減速機構を含んでいる。前段減速機構は揺動内接噛合型の減速機構であり、後段減速機構は互いに噛合うベベルピニオンとベベルギアを有するベベルギア機構である。
特開2012−193799号公報
本発明者らは、減速装置について以下の認識を得た。
減速機構を備える減速装置では、潤滑及び冷却のために減速機構にオイルが注入される。オイルが注入された減速装置では、潤滑特性を向上させることで、減速装置の能力を向上できる。このため、減速機構を油浴潤滑にすることが考えられる。油浴潤滑において、オイル量を増やすと、給油時間が長くなると共に、攪拌ロスが増える。攪拌ロスが増えると、運転中にオイルの温度が上昇し、オイルの許容温度によって減速装置の負荷容量や運転時間が制限される。
これらから、本発明者らは、減速装置には、オイルを効率的に冷却する観点から改善すべき余地があることを認識した。
本発明の目的は、このような課題に鑑みてなされたもので、潤滑油を効率よく冷却可能な減速機ユニットや減速機を含むギアモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のギアモータは、潤滑油が封入された減速機と、モータと、減速機の潤滑油封入空間と連通した油タンクと、を備えたギアモータであって、油タンクは、減速機またはモータの少なくともいずれかの機器側側面と対向する対向側面と、対向側面に対向し外側に位置する外側側面と、を有する。対向側面および外側側面は、機器側側面に対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、潤滑油を効率よく冷却可能な減速機ユニットや減速機を含むギアモータを提供することができる。
第1実施形態に係るギアモータを示す斜視図である。 図1のギアモータを示す側面図である。 図1の油タンクを示す斜視図である。 図1の油タンクを示す別の斜視図である。 図1の油タンクを示す正面図である。 図1の油タンクを示す背面図である。 図1の油タンクを示す右側面図である。 図1の油タンクを示す左側面図である。 図1の油タンクを示す平面図である。 図1の油タンクを示す底面図である。 図1の油タンクの蓋を外した状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る減速機ユニットを示す斜視図である。 図12の減速機ユニットを示す側面図である。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態、比較例および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[第1実施形態]
図面を参照して、第1実施形態に係るギアモータ100の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るギアモータ100を示す斜視図である。図2は、ギアモータ100を示す側面図である。この図は、一部を破断して示している。ギアモータ100は、モータ30と、減速機8と、油タンク40とを備える。モータ30は、減速機8に回転を入力する。減速機8は、モータ30から入力された回転を減速して出力する。減速機8は、潤滑油8fが封入される封入空間8sを有する。油タンク40は、潤滑油8fが封入された封入空間8sと連通する。このように構成されたギアモータ100は、モータ30の回転を減速して減速機8から出力する。モータ30および減速機8の側面のうち油タンク40の側面と対向する側面を機器側側面10fと定義する。したがって、機器側側面10fは、モータ30または減速機8の少なくともいずれかの側面を含む。本実施形態のギアモータ100では、鉛直方向において、モータ30が上側で、減速機8を下側にして配置される。より具体的には、モータ30は、その軸方向を鉛直方向に向けて設置される。潤滑油8fは、液体のオイルが好適であるが、半液体状態のグリスであってもよい。
以下、モータ30のモータ軸30sの中心軸線Laに沿った方向を「軸方向」といい、中心軸線Laを中心とする円の円周方向、半径方向をそれぞれ「周方向」、「径方向」とする。また、以下、便宜的に、軸方向の一方側(図中上側)を入力側といい、他方側(図中下側)を反入力側という。また、水平方向を「横」、「横方向」と、鉛直方向を「上下」、「上下方向」ということがある。
(モータ)
モータ30は、公知の様々なタイプのモータであってもよい。本実施形態のモータ30は、ブラシレスDCモータ(ACサーボモータと称されることもある)である。モータ30は、モータ軸30sと、マグネット30mと、ステータコア30cと、電機子コイル30dと、モータケーシング30hと、を含む。マグネット30mは、モータ軸30sの外周に固定される環状の磁石である。マグネット30mは、その外周面に磁極が設けられ、回転子を構成する。ステータコア30cは、マグネット30mの外周面と磁気的空隙を介して径方向に対向する複数のティース(不図示)を有する。電機子コイル30dは、ステータコア30cの複数のティースに巻装される。
モータケーシング30hは、マグネット30m、ステータコア30cおよび電機子コイル30dを収容する外殻として機能する。本実施形態のモータケーシング30hは、入力側が塞がれた有底円筒形状を有し、ステータコア30cを環囲する。モータケーシング30hの外周には冷却用のフィン30jが複数設けられる。ステータコア30cは、モータケーシング30hの内周に、例えば接着によって固定される。
本実施形態のモータ30では、モータケーシング30hの側面に端子箱30bが設けられる。端子箱30bは、駆動装置(不図示)から供給される電力を受電するための受電端子30tをカバーする。本実施形態の端子箱30bは、モータケーシング30hから外向きに突出する略直方体状の外形を有する。一例として、端子箱30bの上面視の輪郭は略矩形状を呈する。モータ30は、受電端子30tに供給された電力に基づき、公知の原理に基づいてモータ軸30sを回転駆動する。
モータ軸30sは、第1減速機10の第1入力軸12と一体的に形成されており、モータ30は、モータ軸30sを介して第1入力軸12を回転駆動する。
(減速機)
本実施形態の減速機8は、第1減速機10と、第2減速機20とを含む。第1減速機10は、公知の様々なタイプの減速機であってもよい。本実施形態の第1減速機10は偏心揺動型減速機である。第1減速機10は、内歯歯車と噛み合う外歯歯車を揺動させることで、外歯歯車に自転を生じさせ、その自転成分をキャリヤから第2減速機20に出力する。第2減速機20は、公知の様々なタイプの減速機であってもよい。本実施形態の第2減速機20はベベルギア機構である。第2減速機20は、上下に延びる第2入力軸22に入力された回転を、減速して水平に延びる出力軸28に出力する。出力軸28は、ギアモータ100の出力軸でもある。
(第1減速機)
本実施形態の第1減速機10は、偏心体(不図示)が中心軸線Laまわりに回転する、いわゆるセンタークランク式の偏心揺動型歯車装置である。第1減速機10は、第1入力軸12と、外歯歯車14と、内歯歯車15と、キャリヤ16と、第1ケーシング18とを主に含む。第1入力軸12は、モータ軸30sを介してモータ30から入力される回転駆動力によって中心軸線Laまわりに回転する。第1入力軸12は、外歯歯車14の入力側に配置される入力軸軸受12aと、外歯歯車14の反入力側に配置される入力軸軸受12bとにより第1ケーシング18に支持される。
外歯歯車14は、第1入力軸12の回転に伴い揺動回転するように構成される。外歯歯車14は、それぞれ揺動しながら内歯歯車15に内接噛合する。内歯歯車15は、外歯歯車14と噛み合う。内歯歯車15は、回転可能に構成されてもよいが、この例の内歯歯車15は、第1ケーシング18の内側に固定されている。内歯歯車15の内歯数は、外歯歯車14の外歯数よりもわずかだけ(この例では1だけ)多い。
本実施形態のキャリヤ16は、外歯歯車14の自転成分と同期して第1入力軸12の軸心まわりを回転するように構成される。キャリヤ16は、第2減速機20の第2入力軸22に回転駆動力を出力する出力部材として機能する。キャリヤ16は、外歯歯車14の反入力側の側部に配置され、キャリヤ軸受16bを介して第1ケーシング18に回転自在に支持される。キャリヤ16は、入力軸軸受12bを介して第1入力軸12の反入力側を回転自在に支持する。
第1ケーシング18は、外歯歯車14、内歯歯車15、キャリヤ16などを収容する外殻として機能する。第1ケーシング18は、平面視で中空略円形状を呈し、1または複数の部材で構成される。第1ケーシング18の入力側は、モータケーシング30hの反入力側に連結される。第1ケーシング18の反入力側は、後述する第2ケーシング20hの入力側に連結される。第1ケーシング18は、その内部に潤滑油8fの封入空間8sの上部を形成する。
第1ケーシング18には、第1貫通孔18hと第2貫通孔18jとが設けられる。第2貫通孔18jは、第1貫通孔18hより高位置に配置される。第1貫通孔18hは封入空間8sに連通する。第2貫通孔18jは、封入空間8sまたは封入空間8sの上方の空間に連通する。第1貫通孔18hは、第1パイプ52を通じてタンク本体42に連通する。第1パイプ52は、封入空間8sとタンク本体42との間で潤滑油8fの移動を許容する。第2貫通孔18jは、第2パイプ54を通じてタンク本体42に連通する。第2パイプ54は、封入空間8sとタンク本体42との間で空気の移動を許容する。このように接続された油タンク40は、運転中に封入空間8sの圧力が上昇したときに、潤滑油8fおよび空気の逃げ場所としても機能する。
(第2減速機)
本実施形態の第2減速機20は、第2入力軸22と、ベベルピニオン24と、ベベルギア26と、出力軸28と、第2ケーシング20hとを主に含む。ベベルピニオン24は、第2入力軸22と同軸に設けられた傘状の歯車であり、第2入力軸22の外周に固定される。ベベルピニオン24は第2入力軸22と一体的に形成されてもよい。第2入力軸22は、第2入力軸軸受22bを介して第2ケーシング20hに回転自在に支持される。第2入力軸22は、キャリヤ16を介して第1減速機10から入力される回転駆動力によって中心軸線Laまわりに回転する。第2入力軸22はキャリヤ16の反入力側に連結される。
ベベルギア26は、出力軸28と同軸に設けられた傘状の歯車であり、出力軸28の外周に固定される。ベベルギア26は出力軸28と一体的に形成されてもよい。ベベルギア26はベベルピニオン24と噛合う。出力軸28は、出力軸軸受28bを介して第2ケーシング20hに支持され、中心軸線Laに直交する中心軸線Lbまわりに回転する。この例の出力軸28は中空軸であり、中空部28hには図示しない被駆動体が連結される。
第2ケーシング20hは、第2入力軸22と、ベベルピニオン24、ベベルギア26、出力軸28などを収容する外殻として機能する。第2ケーシング20hは、略直方体状の輪郭を有し、1または複数の部材で構成される。第2ケーシング20hの入力側は、第1ケーシング18の反入力側に連結される。第2ケーシング20hの反入力側には底部が設けられる。第2ケーシング20hは、その内部に潤滑油8fの封入空間8sの下部を形成する。
第1ケーシング18の封入空間8sと第2ケーシング20hの封入空間8sとは連通している。封入空間8sに注入された潤滑油8fは、第1ケーシング18と第2ケーシング20hとの間で移動することができる。したがって、第1ケーシング18の封入空間8sに注入された潤滑油8fは、第1ケーシング18だけでなく第2ケーシング20hの封入空間8sにも充填される。封入空間8sにおける潤滑油8fの油面Scは、第1ケーシング18の途中に形成される。封入空間8sの油面Scより上の空間は空気で満たされる。対流により、温度上昇した潤滑油8fは第1ケーシング18側の空間に移動する。
(油タンク)
油タンク40を説明する。図3は油タンク40を示す斜視図である。図4は油タンク40を別の角度から視た斜視図である。図5は油タンク40を示す正面図である。図6は油タンク40を示す背面図である。図7は油タンク40を示す右側面図である。図8は油タンク40を示す左側面図である。図9は油タンク40を示す平面図である。図10は油タンク40を示す底面図である。
油タンク40は、潤滑油8fを注入するための導入路であり、潤滑油8fの一部を貯留し、空冷する機能を有する。また、油タンク40には、エアブリーザ46とオイルゲージ43とが装着される。本実施形態の油タンク40は、タンク本体42と、蓋44とを主に含む。タンク本体42は、潤滑油8fを収容する有底の容器であり、上面が開放される。蓋44は、タンク本体42の上面を覆うカバーとして機能する。本実施形態の蓋44は、平面視で略矩形状を呈する。
(タンク本体)
タンク本体42は、対向側面42fと、外側側面42eと、接続側面42kと、底面42bとを有する。対向側面42fは、減速機8またはモータ30の少なくともいずれかの機器側側面10fと対向する側面である。外側側面42eは、対向側面42fに対向し、外側に位置する側面である。接続側面42kは、対向側面42fと外側側面42eとを接続する側面である。
対向側面42fおよび外側側面42eの横幅は互いに略等しい。2つの接続側面42kの横幅は互いに略等しい。接続側面42kの横幅は、対向側面42fおよび外側側面42eの横幅より小さい。この場合、接続側面42kの横幅が大きい場合よりも減速機8からのタンク本体42の突出寸法を小さくできる。この場合、タンク本体42の容量に対する各側面の合計表面積の比が大きくなるので、潤滑油8fの冷却性能が向上する。
油タンク40は、一定以上の容量を備えるとともに中心軸線Laからの径方向の突出量は小さいことが望ましい。そこで、対向側面42fおよび外側側面42eは、機器側側面10fに対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされる。近づく方向に凸曲面の場合と比べて、容量を確保しつつ突出量を少なくできる。本実施形態では、対向側面42fは平坦面であり、外側側面42eはモータに対して離れる方向に凸曲面とされる。接続側面42kは、外向きの凸曲面または平坦面とされてもよい。底面42bは、タンク本体42の下面を構成する。
本実施形態では、対向側面42f、外側側面42e、接続側面42kおよび底面42bは一体的に形成される。タンク本体42は、鉄系金属、非鉄軽金属あるいは非金属材料で形成されてもよい。本実施形態のタンク本体42は、鉄系金属または非鉄軽金属を鋳型に鋳込んで形成され、所定の機械加工が施されている。
潤滑油8fの冷却性能を高める観点から、タンク本体42の空気と接する上部側の断面積は大きいことが望ましい。そこで、本実施形態のタンク本体42は、蓋44側から遠ざかるに従って平面視の断面積が小さくなるように構成されている。例えば、対向側面42f、外側側面42eおよび接続側面42kは、蓋44側から遠ざかるに従って横幅が小さく形成されてもよい。対向側面42fおよび外側側面42eは、蓋44側から遠ざかるに従って離隔距離が小さく配置されてもよい。2つの接続側面42kは、蓋44側から遠ざかるに従って離隔距離が小さく形成されてもよい。
端子箱30bと油タンク40とが別方向に設けられる場合、平面視の輪郭が大きくなり、これに応じて設置スペースや輸送スペースに関して不利になる。そこで、本実施形態の油タンク40は、モータ30の軸方向(鉛直方向)から見たときに、モータ30の端子箱30bと重なるように配置される。例えば、油タンク40の平面視の外形輪郭は、その全部が端子箱30bの平面視の外形輪郭に含まれてもよいし、その一部が端子箱30bの平面視の外形輪郭からはみ出してもよい。
タンク本体42は、第1パイプ52を介して第1貫通孔18hに連通される第1タンク孔42hと、第2パイプ54を介して第2貫通孔18jに連通される第2タンク孔42jとを有する。第1タンク孔42hは、第2タンク孔42jより低位置に配置されてもよい。本実施形態の第1タンク孔42hは、対向側面42fの横幅方向の略中央において、対向側面42fの下端近傍に設けられた円形の開口である。本実施形態の第2タンク孔42jは、対向側面42fの接続側面42kとの境界近傍において、対向側面42fの上端よりもやや低い位置に設けられた円形の開口である。第1タンク孔42hは、第2タンク孔42jより大きくてもよい。
(取付突起)
タンク本体42は、対向側面42fから減速機8に向かって突出する取付突起42cを有する。取付突起42cは、平面視で横幅方向に沿う長手方向を有する略矩形状を呈する。本実施形態の取付突起42cは、所定量の潤滑油8fが貯留された状態の油タンク40の重心Gと略同じ高さ位置に配置される。
取付突起42cは、減速機8の側面に固定される。本実施形態では、取付突起42cは、第1減速機10の第1ケーシング18に設けられた被取付部18pにボルト等の締結具により固定される。油タンク40は、その中間部が取付突起42cによって第1減速機10の第1ケーシング18に固定されるとともに、その上部が第2パイプ54を介して第1ケーシング18に支持され、その下部が第1パイプ52を介して第1ケーシング18に支持される。このように構成されることにより、油タンク40は、一定の範囲で振動や衝撃に耐えられる。
(取付座)
蓋44は、スクリュウ44sなどの締結具によって、タンク本体42に設けられた取付座に取付けられる。図11は、油タンク40の蓋44を外した状態を示す平面図である。タンク本体42には、蓋44を取付けるための取付座が設けられる。図11の例では、対向側面42f、外側側面42eおよび接続側面42kの上面それぞれに複数の取付座が設けられている。対向側面42fの上面には、機器側側面10fに近づく方向に突出する2つの突出取付座42qが互いに離隔して設けられる。外側側面42eの上面には、機器側側面10fに近づく方向に突出する2つの突出取付座42pが互いに離隔して設けられる。
接続側面42kの上面には2つの取付座42rが互いに離隔して設けられる。取付座42p、42q、42rの高さは、それぞれ異なっていてもよいし、互いに同一であってもよい。取付座42p、42q、42rは、周囲より高くてもよいし、周囲と面一であってもよいし、周囲より低くてもよい。取付座42p、42q、42rには、スクリュウ44sを螺合するためのねじ孔42sが形成されてもよい。
(エアブリーザ)
エアブリーザ46は蓋44の注油孔44hに着脱容易に設けられる。図2〜図4の例では、エアブリーザ46に設けた雄ねじが注油孔44hに設けた雌ねじに螺合される。エアブリーザ46を取り外すと、蓋44に設けられた注油孔44hが露出し、この注油孔44hから潤滑油8fをタンク本体42に注入できる。つまり、エアブリーザ46は、注油孔44hの栓としても機能する。
(オイルゲージ)
オイルゲージ43は、貯留された潤滑油8fの量を確認するためにタンク本体42に装着される。本実施形態のオイルゲージ43は上下に細長い管状の部材であり、油面Stが目視できる。図1〜図3の例では、オイルゲージ43の上部と下部とは、タンク本体42の接続側面42kに設けられたゲージ装着部42mとゲージ装着部42nとに取付けられ、タンク本体42の内部と連通する。オイルゲージ43は、油面Stがオイルゲージ43の上下中央近傍に位置するように配置される。
以上のように構成されたギアモータ100への給油方法を説明する。まず、油タンク40からエアブリーザ46を取り外し、注油孔44hを露出させる。露出した注油孔44hに給油ノズル(不図示)を挿入し、外部から潤滑油8fを注ぎ込む。油タンク40に注入された潤滑油8fは、第1タンク孔42hと、第1パイプ52と、第1貫通孔18hとを介して第1ケーシング18の封入空間8sおよび第2ケーシング20hの封入空間8sに供給される。油面St(封入空間8sの油面Scと略等しい)をオイルゲージ43で確認しながら、所定の高さに達するまで潤滑油8fを注入する。注入が完了した後、エアブリーザ46を油タンク40に装着して注油孔44hを閉じる。
以上のように構成されたギアモータ100の動作を説明する。モータ30から第1入力軸12に回転が伝達されると、第1入力軸12の偏心部が第1入力軸12を通る回転中心線まわりに回転し、その偏心部により外歯歯車14が揺動する。このとき、外歯歯車14は、自らの軸芯が第1入力軸12の回転中心線まわりを回転するように揺動する。外歯歯車14が揺動すると、外歯歯車14と内歯歯車15の噛合位置が順次ずれる。この結果、第1入力軸12が一回転する毎に、外歯歯車14と内歯歯車15との歯数差に相当する分、外歯歯車14に自転が発生する。
外歯歯車14が自転すると、その自転成分はキャリヤ16を介して第2減速機20の第2入力軸22に伝達される。第1減速機10から第2入力軸22に回転が伝達されると、第2入力軸22と一体的にベベルピニオン24が回転し、ベベルピニオン24に噛合うベベルギア26に回転が伝達される。ベベルギア26に回転が伝達されると、ベベルギア26と一体的に出力軸28が回転し、出力軸28に連結された被駆動体が回転する。
以上のように構成された本実施形態のギアモータ100の作用、効果を説明する。
本実施形態のギアモータ100は、潤滑油8fが封入された減速機8と、モータ30と、減速機8の潤滑油封入空間8sと連通した油タンク40と、を備えたギアモータであって、油タンク40は、減速機8またはモータ30の少なくともいずれかの機器側側面10fと対向する対向側面42fと、対向側面42fに対向し外側に位置する外側側面42eと、を有し、対向側面42fおよび外側側面42eは、機器側側面10fに対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされる。
この構成によれば、油タンク40によって封入空間8sの潤滑油8fを効率よく冷却できる。また、これらの側面が接近方向に凸曲面である構成と比較して、油タンク40の角部の突出量一定の条件で油タンク40の容量を大きくできる。
対向側面42fは平坦面で、外側側面42eは機器側側面10fに対して離れる方向に凸曲面とされてもよい。この場合、対向側面42fが平坦面であるので、油タンク40の加工が容易になり、外側側面42eが凸曲面であるので、角部の突出量が一定の条件で油タンク40の容量を大きくできる。
油タンク40は、対向側面42fおよび外側側面42eを有するタンク本体42と、蓋44と、を有し、対向側面42fおよび外側側面42eには蓋44を取り付ける取付座であって、機器側側面10fに近づく方向に突出する突出取付座42p、42qが設けられてもよい。この場合、外側側面42eの突出取付座42pが外部に突出しないので、輸送や製造の際に周辺設備を傷つける懸念を減らせる。また、対向側面42fの突出取付座42qが外部に突出するので、外部空気との接触面積が増え冷却効率が向上する。
タンク本体42は、蓋44側から遠ざかるに従って断面積が小さくなる構成であってもよい。この場合、上部の断面積が大きいので、その分冷却に寄与する表面積を大きくすることが可能になり、潤滑油8fの冷却性能が向上する。
油タンク40は、鉛直方向から見たときに、モータ30の端子箱30bと重なる構成であってもよい。この場合、端子箱30bと油タンク40とが重ならない構成と比較して、平面視での輪郭が小さくなり、その分設置スペースや輸送スペースの点で有利である。
以上のように構成された本実施形態の油タンク40の作用、効果を説明する。
油タンク40は、減速機8およびモータ30を有するギアモータ100の減速機8の潤滑油封入空間8sと連通する油タンクであって、油タンク40は、減速機8またはモータ30の少なくともいずれかの機器側側面10fと対向する対向側面42fと、対向側面42fに対向し外側に位置する外側側面42eと、を有し、対向側面42fおよび外側側面42eは、機器側側面10fに対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされる。
この構成によれば、これらの側面が接近方向に凸曲面である構成と比較して、油タンク40の角部の突出量一定の条件で油タンク40の容量を大きくできる。
以上が第1実施形態の説明である。
[第2実施形態]
図12、図13を参照して、第2実施形態に係る減速機ユニット200の構成を説明する。図12は、第2実施形態に係る減速機ユニット200を示す斜視図である。図13は、減速機ユニット200を示す側面図である。この図は、一部を破断して示している。本実施形態の減速機ユニット200は、モータを含まず、減速機8の入力側の形状が第1実施形態と異なり、他の構成は同様である。本実施形態の説明では、第1実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略し、第1実施形態と相違する構成を重点的に説明する。
減速機ユニット200は、減速機8と、油タンク40とを備える。減速機8は、入力軸12に入力された回転を減速して出力する。以下、本実施形態の説明では、減速機8の入力軸12の中心軸線Lsに沿った方向を「軸方向」といい、中心軸線Lsを中心とする円の円周方向、半径方向をそれぞれ「周方向」、「径方向」とする。また、以下、便宜的に、軸方向の一方側(図中上側)を入力側といい、他方側(図中下側)を反入力側という。また、水平方向を「横」、「横方向」と、鉛直方向を「上下」、「上下方向」ということがある。
第1ケーシング18は、減速機8の入力側を覆う入力側部材18mを含む。入力側部材18mの中央部に設けられた貫通孔18nには、入力軸12を支持する入力軸軸受12aが設けられる。
減速機ユニット200の入力軸12は、モータなどの原動機(不図示)の出力軸にスプラインなどによって連結され、入力軸12には、当該原動機から回転が入力される。減速機8は、潤滑油8fが封入される封入空間8sを有する。油タンク40は、潤滑油8fが封入された封入空間8sと連通する。
減速機ユニット200は、原動機から入力軸12に入力された回転を減速して減速機8から出力する。本実施形態では減速機8の側面のうち油タンク40の側面と対向する側面を所定側面10fという。本実施形態の減速機ユニット200では、鉛直方向において、減速機8は原動機の下側に配置される。より具体的には、減速機8は、その軸方向を鉛直方向に向けて設置される。
油タンク40を説明する。油タンク40は、対向側面42fおよび外側側面42eを有するタンク本体42と、蓋44と、を有する。対向側面42fは、減速機8の所定側面10fと対向する。外側側面42eは、対向側面42fに対向し外側に位置する。対向側面42fは平坦面で、外側側面42eは所定側面10fに対して離れる方向に凸曲面とされる。対向側面42fおよび外側側面42eには蓋44を取り付ける取付座であって、所定側面10fに近づく方向に突出する突出取付座42p、42qが設けられる。タンク本体42は、蓋44側から遠ざかるに従って断面積が小さくなる。
以上のように構成された減速機ユニット200の動作を説明する。原動機から第1入力軸12に回転が伝達されると、第1入力軸12の偏心部が第1入力軸12を通る回転中心線まわりに回転し、その偏心部により外歯歯車14が揺動する。このとき、外歯歯車14は、自らの軸芯が第1入力軸12の回転中心線まわりを回転するように揺動する。外歯歯車14が揺動すると、外歯歯車14と内歯歯車15の噛合位置が順次ずれる。この結果、第1入力軸12が一回転する毎に、外歯歯車14と内歯歯車15との歯数差に相当する分、外歯歯車14に自転が発生する。
外歯歯車14が自転すると、その自転成分はキャリヤ16を介して第2減速機20の第2入力軸22に伝達される。第1減速機10から第2入力軸22に回転が伝達されると、第2入力軸22と一体的にベベルピニオン24が回転し、ベベルピニオン24に噛合うベベルギア26に回転が伝達される。ベベルギア26に回転が伝達されると、ベベルギア26と一体的に出力軸28が回転し、出力軸28に連結された被駆動体が回転する。
以上のように構成された本実施形態の減速機ユニット200の作用、効果を説明する。
本実施形態の減速機ユニット200は、潤滑油8fが封入された減速機8と、減速機8の潤滑油封入空間8sと連通した油タンク40と、を備えた減速機ユニットであって、油タンク40は、減速機8の所定側面10fと対向する対向側面42fと、対向側面42fに対向し外側に位置する外側側面42eと、を有し、対向側面42fおよび外側側面42eは、所定側面10fに対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされる。
この構成によれば、油タンク40によって封入空間8sの潤滑油8fを効率よく冷却できる。また、これらの側面が接近方向に凸曲面である構成と比較して、油タンク40の角部の突出量一定の条件で油タンク40の容量を大きくできる。
対向側面42fは平坦面で、外側側面42eは所定側面10fに対して離れる方向に凸曲面とされてもよい。この場合、対向側面42fが平坦面であるので、油タンク40の加工が容易になり、外側側面42eが凸曲面であるので、角部の突出量が一定の条件で油タンク40の容量を大きくできる。
油タンク40は、対向側面42fおよび外側側面42eを有するタンク本体42と、蓋44と、を有し、対向側面42fおよび外側側面42eには蓋44を取り付ける取付座であって、所定側面10fに近づく方向に突出する突出取付座42p、42qが設けられてもよい。この場合、外側側面42eの突出取付座42pが外部に突出しないので、輸送や製造の際に周辺設備を傷つける懸念を減らせる。また、対向側面42fの突出取付座42qが外部に突出するので、外部空気との接触面積が増え冷却効率が向上する。
タンク本体42は、蓋44側から遠ざかるに従って断面積が小さくなる構成であってもよい。この場合、上部の断面積が大きいので、その分冷却に寄与する表面積を大きくすることが可能になり、潤滑油8fの冷却性能が向上する。
本実施形態の油タンク40の作用、効果を説明する。
油タンク40は、減速機8を有する減速機ユニット200の減速機8の潤滑油封入空間8sと連通する油タンクであって、油タンク40は、減速機8の所定側面10fと対向する対向側面42fと、対向側面42fに対向し外側に位置する外側側面42eと、を有し、対向側面42fおよび外側側面42eは、所定側面10fに対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされる。
この構成によれば、これらの側面が接近方向に凸曲面である構成と比較して、油タンク40の角部の突出量一定の条件で油タンク40の容量を大きくできる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。前述した各実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。各実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の各実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。また、図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
以下、変形例を説明する。変形例の図面および説明では、各実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。各実施形態と重複する説明を適宜省略し、各実施形態と相違する構成について重点的に説明する。
実施形態の説明では、エアブリーザ46と注油孔44hとが蓋44に設けられる例を示したが、本発明はこれに限定されない。エアブリーザまたは注油孔は、タンク本体部の上部に配置されてもよい。注油孔は、エアブリーザとは別に設けられてもよい。
実施形態の説明では、受電端子30tをカバーする端子箱30bが設けられる例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、端子箱を設けずに受電端子を露出させてもよい。
実施形態の説明では、鋳造によってタンク本体42が形成される例を示したが、タンク本体は、ダイキャスト、プレス、モールディングなど他の公知の製造方法によって形成されてもよい。
実施形態の説明では、第1減速機10がセンタークランクタイプの偏心揺動型歯車装置である例を示したが、本発明はこれに限定されず、種々の減速機構を採用できる。例えば、第1減速機は、偏心体が中心軸線からオフセットした位置で回転する、いわゆる振り分けタイプの偏心揺動型歯車装置であってもよい。また、第1減速機は、筒型の外歯歯車を有する撓み噛み合い式減速機(波動減速機と称されることがある)であってもよいし、カップ型やシルクハット型の撓み噛み合い式減速機であってもよいし、単純遊星歯車式減速機であってもよい。
実施形態の説明では、減速機8が第1減速機10と第2減速機20の2つの減速機で構成される例を示したが、本発明はこれに限定されない。減速機は、1または3以上の減速機で構成されてもよい。
上述の各変形例は上述の実施形態と同様の作用・効果を奏する。
上述した各実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる各実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
本発明は、ギアモータ、ギアモータの油タンク、減速機ユニットおよび減速機ユニットの油タンクに関する。
8・・・減速機、8f・・・潤滑油、8s・・・潤滑油封入空間、10・・・第1減速機、10f・・・機器側側面、20・・・第2減速機、30・・・モータ、30b・・・端子箱、40・・・油タンク、42・・・タンク本体、42e・・・外側側面、42f・・・対向側面、42p、42q・・・突出取付座、44・・・蓋、100・・・ギアモータ、200・・・減速機ユニット。

Claims (11)

  1. 潤滑油が封入された減速機と、モータと、前記減速機の潤滑油封入空間と連通した油タンクと、を備えたギアモータであって、
    前記油タンクは、前記減速機または前記モータの少なくともいずれかの機器側側面と対向する対向側面と、前記対向側面に対向し外側に位置する外側側面と、を有し、
    前記対向側面および前記外側側面は、前記機器側側面に対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされることを特徴とするギアモータ。
  2. 前記対向側面は平坦面で、前記外側側面は前記機器側側面に対して離れる方向に凸曲面とされることを特徴とする請求項1に記載のギアモータ。
  3. 前記油タンクは、前記対向側面および前記外側側面を有するタンク本体と、蓋と、を有し、
    前記対向側面および前記外側側面には前記蓋を取り付ける取付座であって、前記機器側側面に近づく方向に突出する突出取付座が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のギアモータ。
  4. 前記タンク本体は、前記蓋側から遠ざかるに従って断面積が小さくなることを特徴とする請求項3に記載のギアモータ。
  5. 前記油タンクは、前記モータの軸方向から見たときに、前記モータの端子箱と重なることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のギアモータ。
  6. 減速機およびモータを有するギアモータの前記減速機の潤滑油封入空間と連通する油タンクであって、
    本油タンクは、前記減速機または前記モータの少なくともいずれかの機器側側面と対向する対向側面と、前記対向側面に対向し外側に位置する外側側面と、を有し、
    前記対向側面および前記外側側面は、前記機器側側面に対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされることを特徴とするギアモータの油タンク。
  7. 潤滑油が封入された減速機と、当該減速機の潤滑油封入空間と連通した油タンクと、を備えた減速機ユニットであって、
    前記油タンクは、前記減速機の所定側面と対向する対向側面と、前記対向側面に対向し外側に位置する外側側面と、を有し、
    前記対向側面および前記外側側面は、前記所定側面に対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされることを特徴とする減速機ユニット。
  8. 前記対向側面は平坦面で、前記外側側面は前記所定側面に対して離れる方向に凸曲面とされることを特徴とする請求項7に記載の減速機ユニット。
  9. 前記油タンクは、前記対向側面および前記外側側面を有するタンク本体と、蓋と、を有し、
    前記対向側面および前記外側側面には前記蓋を取り付ける取付座であって、前記所定側面に近づく方向に突出する突出取付座が設けられることを特徴とする請求項7または8に記載の減速機ユニット。
  10. 前記タンク本体は、前記蓋側から遠ざかるに従って断面積が小さくなることを特徴とする請求項9に記載の減速機ユニット。
  11. 減速機を有する減速機ユニットの前記減速機の潤滑油封入空間と連通する油タンクであって、
    本油タンクは、前記減速機の所定側面と対向する対向側面と、前記対向側面に対向し外側に位置する外側側面と、を有し、
    前記対向側面および前記外側側面は、前記所定側面に対して離れる方向に凸曲面または平坦面とされることを特徴とする減速機ユニットの油タンク。
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