JPWO2020166634A1 - マイクロホン装置 - Google Patents

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Abstract

本開示のマイクロホン装置は、それぞれ空間的に異なる位置に設けられ、音を収音するための2以上のマイク素子(21、22)と、2以上のマイク素子(21、22)が表面に配置され、音のうち、正面方向から到来しかつ2以上のマイク素子(21、22)に直接到達する直接音以外の音の進路を阻害するためのバッフル(10)と、2以上のマイク素子(21、22)の出力信号を指向性合成した指向性合成信号を生成する指向性合成部(30)と、を備える。

Description

本開示は、マイクロホン装置に関する。
例えば特許文献1には、所定方向の感度を広帯域で高精度に抑圧する指向性マイクロホンが提案されている。
特開2019−29796号公報
しかしながら、特許文献1に開示される指向性マイクロホンでは、前方狭指向性を持たせるためにラインマイクロホンを備えている。ラインマイクロホンはマイク素子数が多く一定の体積を占めるため、特許文献1に開示される指向性マイクロホンを小型化することは難しい。
ところで、指向性マイクロホンのようなマイクロホン装置では、広い周波数帯域で、均一でかつ鋭角な感度を持つ指向性パターンを実現することが求められている。しかしながら、マイク素子数を減らすなどによりマイクロホン装置を小型化した場合、指向性パターンが、高周波数帯域ではグレーディングローブの影響を受け、かつ、低周波数帯域では感度死角の範囲が大きくなってしまう。このため、広い周波数帯域で、均一でかつ鋭角な感度を持つ指向性パターンを実現できないという課題がある。そこで、マイクロホン装置を小型化した場合において、広い周波数帯域で均一でかつ鋭角な感度を持つ指向性パターンを実現するためには、指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現する必要がある。
本開示は、上述の事情を鑑みてなされたもので、小型化しても、指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現することができるマイクロホン装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一形態に係るマイクロホン装置は、それぞれ空間的に異なる位置に設けられ、音を収音するための2以上のマイク素子と、前記2以上のマイク素子が表面に配置され、前記音のうち、正面方向から到来し、かつ、前記2以上のマイク素子に直接到達する直接音以外の音の進路を阻害するためのバッフルと、前記2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成した指向性合成信号を生成する指向性合成部と、を備える。
なお、これらのうちの一部の具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータで読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体を用いて実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせを用いて実現されてもよい。
本開示のマイクロホン装置によれば、小型化しても、指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現することができる。
図1は、実施の形態に係るマイクロホン装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係るマイクロホン装置の構成の別の一例を示す図である。 図3は、実施の形態に係る円錐型のバッフルの表面における2つのマイク素子の配列の一例を示す図である。 図4は、実施の形態に係る円錐型のバッフルの表面における4つのマイク素子の配列の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る円錐型のバッフルの表面における4つのマイク素子の配列の別の一例を示す図である。 図6は、実施の形態に係る円錐型のバッフルの表面における4つのマイク素子の配列の別の一例を示す図である。 図7Aは、比較例に係るバッフルを備えないマイクロホン装置の構成の一例を示す図である。 図7Bは、比較例に係るバッフルを備えないマイクロホン装置の構成の一例を示す図である。 図8Aは、比較例に係る2つのマイク素子から正面方向に感度死角をもつ音圧傾度型の指向性合成を行うための構成を示す図である。 図8Bは、実施の形態に係るバッフルに配置された2つのマイク素子から正面方向に感度死角をもつ音圧傾度型の指向性合成を行うための構成を示す図である。 図8Cは、図8A及び図8Bに示される構成により指向性合成された指向性合成信号の参照指向性パターンを示す特性図である。 図9Aは、図8Aに示す比較例の構成により指向性合成された指向性合成信号の500Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。 図9Bは、図8Aに示す比較例の構成により指向性合成された指向性合成信号の2000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。 図9Cは、図8Aに示す比較例の構成により指向性合成された指向性合成信号の8000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。 図10Aは、図8Bに示す本実施の形態に係る構成により指向性合成された指向性合成信号の500Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。 図10Bは、図8Bに示す本実施の形態の構成により指向性合成された指向性合成信号の2000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。 図10Cは、図8Bに示す本実施の形態の構成により指向性合成された指向性合成信号の8000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。
(本開示の基礎となった知見)
指向性マイクロホンのようなマイクロホン装置では、小型であっても、広い周波数帯域で、均一でかつ鋭角な感度を持つ指向性パターンを実現することが求められるため、指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現する必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示される指向性マイクロホンでは、ラインマイクロホンの小型化については言及されておらず、ラインマイクロホンはマイク素子数が多く一定の体積を占めるため、小型化することが難しい。
ところで、マイク素子数を減らすことなどによりラインマイクロホンなどのマイクアレイの小型化する場合、次のような課題もある。例えば100Hz〜200Hzの低周波数帯域では音波の波長が長いため、1cm〜10cm程度の大きさとなる小型のマイクアレイを用いて指向性を形成することが難しい。一方、高周波数帯域では音波の波長が短いため、マイクアレイのマイク素子間隔を狭く必要があるため、マイク素子数を多くして解決されることが多い。
そこで、本開示の一態様に係るマイクロホン装置は、それぞれ空間的に異なる位置に設けられ、音を収音するための2以上のマイク素子と、前記2以上のマイク素子が表面に配置され、前記音のうち、正面方向から到来し、かつ、前記2以上のマイク素子に直接到達する直接音以外の音の進路を阻害するためのバッフルと、前記2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成した指向性合成信号を生成する指向性合成部と、を備える。
このように、バッフルを備えることで、例えば2または4などの少ない数のマイク素子で構成されても、収音したい方向である正面方向からの音波を、それぞれのマイク素子に直接到来させることができる。一方、減衰させたい方向である正面方向以外の方向からの音波を、バッフルで反射、回折等させることで、それぞれのマイク素子に間接的に到達させてマイク素子間での位相差を大きくさせたり、音圧差を発生させたりすることができる。この結果、正面方向に感度死角をもつ指向性を改善することができるので、例えば適応ビームフォーマ処理などの信号処理を行った信号の指向性パターンの広帯域化かつ狭角度化を実現できる。
これにより、小型化しても、指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現することができるマイクロホン装置を実現することができる。
ここで、例えば、前記バッフルの形状は、錐体であり、前記錐体の頂点に、前記2以上のマイク素子のうちの1つのマイク素子が配置され、前記バッフルは、前記錐体の頂点が前記2以上のマイク素子の正面に向くように配置されている。
また、例えば、前記バッフルの前記表面では、上方部分は、前記2以上のマイク素子が配置される領域であり、下方部分は、前記2以上のマイク素子が配置されない裾領域であるとしてもよい。
これにより、指向性パターンにおけるdipを軽減することができる。
また、例えば、前記指向性合成部は、前記2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成することで、前記2以上のマイク素子の正面方向に感度を有する指向性合成信号及び前記正面方向に感度死角を有する指向性合成信号を生成する。
また、例えば、前記2以上は、2以上16以下であるとしてもよい。
これにより、少ない数のマイク素子でマイクロホン装置を構成することができるので、小型化できる。
なお、これらのうちの一部の具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータで読み取り可能なCD−ROM等の記録媒体を用いて実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせを用いて実現されてもよい。
以下、本開示の一態様に係るマイクロホン装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。
(実施の形態)
[マイクロホン装置100の全体構成]
図1は、本実施の形態に係るマイクロホン装置100の構成の一例を示す図である。図2は、本実施の形態に係るマイクロホン装置100の構成の別の一例を示す図である。
マイクロホン装置100は、少ない数のマイクロホンで構成されるなどにより小型化されても、当該少ない数のマイクロホンを用いて指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現することができる。本実施の形態では、マイクロホン装置100は、図1に示すように、バッフル10と、マイクロホンアレイ20と、指向性合成部30と、適応ビームフォーマ処理部40とを備える。なお、マイクロホン装置100において、適応ビームフォーマ処理部40を備えることは必須ではない。また、以下、各構成要素について詳細に説明する。
[マイクロホンアレイ20]
マイクロホンアレイ20は、それぞれ空間的に異なる位置に設けられ、音を収音するための2以上のマイク素子で構成される。マイクロホンアレイ20は、例えば図1に示すように2つのマイク素子21、22で構成されてもよく、図2に示すように4つのマイク素子21、22、23、24で構成されてもよい。なお、マイクロホンアレイ20を構成する2以上のマイク素子の数は、2及び4に限らず、2以上10以下であればよい。
本実施の形態では、マイク素子21、22、23、24はそれぞれ音圧に対する感度が高い無指向性の指向性パターンをもつ。マイク素子21〜24の配列については、後述する。
[バッフル10]
バッフル10は、2以上のマイク素子が表面に配置され、音のうち、正面方向から到来し、かつ、2以上のマイク素子に直接到達する直接音以外の音の進路を阻害する。ここで、バッフル10は、内部で音を通過させないように形成されており、その表面で音を回折させたり、反射させたりすることで、音の進路を阻害する。バッフル10の材質は、例えば樹脂、発砲体、木または鉄でもよく、内部で音を通過させないのであれば、ポーラス状になっていてもよい。
また、バッフル10の形状は、例えば錐体である。この場合、バッフル10では、錐体の頂点に、2以上のマイク素子のうちの1つのマイク素子が配置される。また、バッフル10は、錐体の頂点が2以上のマイク素子の正面に向くように配置されている。本実施の形態では、例えば図2及び図4に示すように、マイクロホンアレイ20の正面0°の方向に、バッフル10の頂点が向くように、かつ、背面(正面180°)の方向にバッフル10の底面が向くように配されている。なお、錐体は、図2及び図4に示すような円錐に限らず、三角錐でもよいし四角錘でもよい。
ここで、図を用いて、円錐型のバッフル10の表面における2以上のマイク素子の配列例について説明する。
図3は、本実施の形態に係る円錐型のバッフル10の表面における2つのマイク素子21、22の配列の一例を示す図である。
図3に示す例では、バッフル10の形状は円錐型である。円錐の頂角θは、2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成して得られる指向性合成信号が有する指向性であって正面方向に感度死角を持つ指向性(以下、参照指向性と称する)における感度死角の角度範囲を考慮すると、30°〜60°程度でよい。なお、図3に示す例では、バッフル10のサイズは、例えば頂点から底面までの距離が7cm〜8cm程度、底面の半径が5cm〜6cmであるが、この例に限らず10cm程度以下であればよい。
また、図3に示す例では、2つのマイク素子21、22のうちの1つのマイク素子21が、バッフル10の頂点の位置に配され、その他のマイク素子22が、バッフル10の頂点と底面との間の位置の表面に配されている。なお、マイク素子22が配される位置は、バッフル10の頂点と底面との間の表面であれば図3に示される位置に配される場合に限らない。
図4は、本実施の形態に係る円錐型のバッフル10の表面における4つのマイク素子21、22、23、24の配列の一例を示す図である。
図4に示す例では、図3に示す例と同様に、バッフル10の形状は円錐型であり、円錐の頂角θは30°〜60°程度でよい。また、バッフル10のサイズは、図3の例で説明した通りである。
また、4つのマイク素子21、22、23、24のうちの1つのマイク素子21が、バッフル10の頂点の位置に配され、その他のマイク素子22、23、24が、バッフル10の頂点と底面との間の位置の表面に配されている。図4に示す例では、マイク素子22、23、24は、頂点が対称中心となるように、換言すると、バッフル10の上面図において頂点から一定の距離、かつ、互いに等間隔となるように配されている。なお、マイク素子22、23、24が配される位置は、バッフル10の頂点と底面との間の表面であれば図4に示される位置に配される場合に限らない。
図5は、本実施の形態に係る円錐型のバッフル10の表面における4つのマイク素子21、22、23、24の配列の別の一例を示す図である。図5は図4と比較して、4つのマイク素子21、22、23、24の配列が異なっている。すなわち、マイク素子22、23、24は、頂点が対称中心となるように配されていない。マイク素子22、23、24は、バッフル10の頂点と底面との間の位置の表面、かつ、底面から同一の距離の位置に互いに等間隔となるように配される一方で、バッフル10の上面図において頂点からの距離は異なるように配されてもよい。これにより、後述する参照指向性パターンにおけるdipを軽減することができる。
なお、円錐型のバッフル10のサイズは、頂点から10cm程度以下の距離となる領域において2以上のマイク素子が配列されていれば、10cm程度以下でなくてもよい。この場合の一例について図5を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る円錐型のバッフル10Aの表面における4つのマイク素子21、22、23、24の配列の別の一例を示す図である。なお、図5と同様の構成については説明を省略する。
図6に示すバッフル10Aは、図5に示すバッフル10と比較して、複数のマイク素子が配されない裾の領域が大きくなっている。より具体的には、バッフル10Aの表面では、上方部分は、2以上のマイク素子が配置される領域であり、下方部分は、2以上のマイク素子が配置されない裾領域である。図5に示す例では、側面図においてバッフル10Aの頂点から底面までの1/3距離程度以下の表面の位置に、4つのマイク素子21、22、23、24が配されている。4つのマイク素子21、22、23、24の配列は、図5で説明した通りとなっている。このため、4つのマイク素子21、22、23、24が配置されない裾領域が図5と比較して大きくなっている。これにより、後述する参照指向性パターンにおけるdipを、図5に比較してさらに軽減することができる。
なお、バッフル10の形状は、上述したような円錐に限らず、円柱でもよいし半球であってもよい。より具体的には、バッフル10の形状は、円柱であってもよい。この場合、バッフル10の表面では、円柱の上面の中心に、2以上のマイク素子のうちの1つのマイク素子が配置されればよく、バッフル10は、当該中心が2以上のマイク素子の正面に向くように配置されていればよい。また、バッフル10の形状は、半球であってもよい。この場合、バッフル10の表面では、半球上の点で底面からの距離が最も遠い点である頂点に、2以上のマイク素子のうちの1つのマイク素子が配置され、バッフル10は、当該頂点が2以上のマイク素子の正面に向くように配置されていればよい。
[指向性合成部30]
指向性合成部30は、2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成した指向性合成信号を生成する。より具体的には、指向性合成部30は、2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成することで、2以上のマイク素子の正面方向に感度を有する指向性合成信号及び正面方向に感度死角を有する指向性合成信号を生成する。
本実施の形態では、指向性合成部30は、図1及び図2に示すように、第1の指向性合成部301と、第2の指向性合成部302とを備える。
第1の指向性合成部301は、2以上のマイク素子の出力信号を演算処理することで、指向性合成を行い、2以上のマイク素子の正面方向に感度を有する指向性合成信号を生成する。ここで、正面方向は目的音方向とも称され、第1の指向性合成部301により生成される指向性合成信号は目的音方向に感度を有する音響信号とも称することができる。
例えば、第1の指向性合成部301は、図示しないものの、信号を遅延させる信号遅延部と、信号の減算すなわち音圧傾度型の指向性合成を行う信号減算部とを有する。図1に示す例では、第1の指向性合成部301は、例えばマイク素子22の出力信号を信号遅延部で遅延時間τだけ遅延させて信号減算部でマイク素子21の出力信号から減算した指向性合成信号を出力する。
このようにして、第1の指向性合成部301は、マイク素子21及びマイク素子22の出力信号を用いて、正面方向に対して感度が高い音圧傾度型の指向性合成を行った指向性合成信号を生成する。
第2の指向性合成部302は、2以上のマイク素子の出力信号を演算処理することで、指向性合成を行い、2以上のマイク素子の正面方向に感度死角を有する指向性合成信号を生成する。ここで、第2の指向性合成部302により生成される指向性合成信号は、目的音方向に感度死角を有する音響信号とも称することができる。
例えば、第2の指向性合成部302は、図示しないものの、信号を遅延させる信号遅延部と、信号の減算すなわち音圧傾度型の指向性合成を行う信号減算部とを有する。図1に示す例では、第2の指向性合成部302は、例えばマイク素子21の出力信号を信号遅延部で遅延時間τだけ遅延させて信号減算部でマイク素子22の出力信号から減算した指向性合成信号を出力する。
このようにして、第2の指向性合成部302は、マイク素子21及びマイク素子22の出力信号を用いて、正面方向に対して感度死角を有する音圧傾度型の指向性合成を行った指向性合成信号を生成する。
[適応ビームフォーマ処理部40]
適応ビームフォーマ処理部40は、指向性合成部30から出力される指向性合成信号を線形処理または非線形処理することで、適応ビームフォーマ処理を行う。ここで、適応ビームフォーマは、適応的に指向性を形成する信号処理を行うシステムである。例えば、マイク素子が2本の場合に適応ビームフォーマ処理を行うと、雑音方向に適応的な空間的死角を1つ形成し、目的音を抽出することができる。
本実施の形態では、適応ビームフォーマ処理部40は、第1の指向性合成部301及び第2の指向性合成部302により出力される指向性合成信号を参照信号として適応ビームフォーマ処理を行う。これにより、マイクロホン装置100が出力する信号の指向特性を得ることができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係るマイクロホン装置100は、バッフル10を備え、バッフル10の表面にマイクロホンアレイ20すなわち2以上のマイク素子を配置する。これにより、正面方向からの音波に対しては、バッフル10に影響されずに、それぞれのマイク素子に直接音波が到来する。一方で、正面方向以外の方向からの音波に対しては、バッフル10の影響により、それぞれのマイク素子に直接到達せずにバッフル10に反射、回折等して間接的に音波が到来する。
よって、バッフル10により、減衰させたい方向の音波である正面方向以外の方向からの音波を、それぞれのマイク素子に間接的に到達させることができるので、マイク素子間での位相差を大きくさせたり、音圧差を発生させたりすることができる。この結果、参照指向性すなわち正面方向に感度死角をもつ指向性を改善することができるので、例えば適応ビームフォーマ処理を行った信号の指向性パターンの広帯域化かつ狭角度化を実現できる。つまり、本実施の形態に係るマイクロホン装置100によれば、小型化しても、指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現することができる。
以下、比較例を挙げて本実施の形態に係るマイクロホン装置100の当該効果について説明する。
図7A及び図7Bは、比較例に係るバッフル10を備えないマイクロホン装置900の構成の一例を示す図である。図1及び図2と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。図7Aに示す例では、マイクロホン装置900が2つのマイク素子21、22を備える場合が示されている。図7Bには、マイクロホン装置900が4つのマイク素子21、22、23、24を備える場合が示されている。
比較例では、マイク素子21、22または4つのマイク素子21、22、23、24は、バッフルのない自由空間に配置される。
指向性合成部930は、図7A及び図7Bに示すように、第1の指向性合成部931と、第2の指向性合成部932とを備え、2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成した指向性合成信号を生成する。第1の指向性合成部931及び第2の指向性合成部932の機能は、図1及び図2を用いて説明した第1の指向性合成部301及び第2の指向性合成部302と同様のため説明を省略する。
図7A及び図7Bに示すマイクロホン装置900と、図1及び図2に示す本実施の形態に係るマイクロホン装置100とは、バッフル10を備えるか否かという点で構成が異なる。
次に、本実施の形態に係るマイクロホン装置100と比較例に係るマイクロホン装置900の正面方向に感度死角をもつ指向性パターンすなわち参照指向性パターンについて説明する。
図8Aは、比較例に係る2つのマイク素子21、22から正面方向に感度死角をもつ音圧傾度型の指向性合成を行うための構成を示す図である。図8Bは、本実施の形態に係るバッフル10に配置された2つのマイク素子21、22から正面方向に感度死角をもつ音圧傾度型の指向性合成を行うための構成を示す図である。図8Cは、図8A及び図8Bに示される構成により指向性合成された指向性合成信号の参照指向性パターンを示す特性図である。
図8Aでは、バッフルのない自由空間に配置された2つのマイク素子21、22と第2の指向性合成部932との構成すなわち比較例の構成が示されている。一方、図8Bでは、バッフル10に配置された2つのマイク素子21、22と第2の指向性合成部302との構成すなわち実施の形態の構成が示されている。したがって、図8Aに示す比較例の構成では、バッフルのない自由空間に配置された2つのマイク素子21、22の出力信号を第2の指向性合成部932に演算処理させて、正面方向に感度死角をもつ指向性合成信号を生成する。一方、図8Bに示す実施の形態の構成では、バッフル10に配置された2つのマイク素子21、22の出力信号を第2の指向性合成部302に演算処理させて、正面方向に感度死角をもつ指向性合成信号を生成する。
図8Cに示す参照指向性パターンは、図8A及び図8Bのマイク素子21とマイク素子22との間隔を60mmとし、バッフル10の形状を図8Bに示すように円錐とし、円錐の底面の径を90mm、頂点から底面までの距離つまり母線の長さを90mmとして算出されている。また、図8Cでは、2kHzの周波数における参照指向性パターンがポーラパターンの書式で図示されている。図8Cにおいて、実線で示された参照指向性パターンが、バッフル10を備える本実施の形態に係る構成の参照指向性パターンに該当し、点線で示された参照指向性パターンが、バッフル10を備えない比較例に係る構成の参照指向性パターンに該当する。
図8Cの参照指向性パターンからわかるように、バッフル10を備えない比較例に係る構成では、Aで示される位置にヌルがあり、感度死角が330°〜90°の範囲という広角度に存在する。一方、バッフル10を備える本実施の形態に係る構成では、Aで示される位置の一方のヌルが消え、0°すなわち正面方向に対する感度死角範囲が狭くなっていることがわかる。なお、バッフル10を備える本実施の形態に係る構成では、130°付近にdipが生じているが、上述したようにバッフル10の裾を広げたり、マイク素子の数を4つに増やして、頂点以外に配置されるマイク素子を頂点が対称中心とならないようにしたりすることで軽減できる。
次に、2kHzを含み2kHz以外の周波数帯域における指向性パターンについて説明する。
図9Aは、図8Aに示す比較例の構成により指向性合成された指向性合成信号の500Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。図9Bは、図8Aに示す比較例の構成により指向性合成された指向性合成信号の2000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。図9Cは、図8Aに示す比較例の構成により指向性合成された指向性合成信号の8000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。
図9Aからわかるように、バッフル10を備えない比較例に係る構成では、500Hzの低周波数帯域における参照指向性パターンの感度死角C1が、320°〜100°の範囲という広角度に存在する。同様に、図9Bからわかるように、バッフル10を備えない比較例に係る構成では、2000Hzの低周波数帯域における参照指向性パターンでも感度死角C2の範囲が330°〜90°という広角度に存在する。さらに、図9Cからわかるように、バッフル10を備えない比較例に係る構成では、8000Hzの高周波数帯域における参照指向性パターンに、グレーディングローブが発生すなわち目的音方向である正面0°以外の複数方向に感度死角C3が発生している。
図10Aは、図8Bに示す本実施の形態に係る構成により指向性合成された指向性合成信号の500Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。図10Bは、図8Bに示す本実施の形態の構成により指向性合成された指向性合成信号の2000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。図10Cは、図8Bに示す本実施の形態の構成により指向性合成された指向性合成信号の8000Hzの周波数帯域における参照指向性パターンを示す特性図である。
図10Aからわかるように、バッフル10を備える本実施の形態に係る構成では、図9Aと比較して、500Hzの低周波数帯域における参照指向性パターンの感度死角D1が330°〜30°の範囲となり狭角度化されている。同様に、図10Bからわかるように、バッフル10を備える本実施の形態に係る構成では、図9Bと比較して、2000Hzの低周波数帯域における参照指向性パターンでも感度死角D2が340°〜20°の範囲となり狭角度化されている。さらに、図10Cからわかるように、バッフル10を備える本実施の形態に係る構成では、8000Hzの高周波数帯域における参照指向性パターンにおいて、図10Cと比較してグレーディングローブの発生が軽減され、グレーディングローブ間の感度死角がなくなり、目的音方向である正面0°のみ感度死角D3が形成されている。
このように、本実施の形態に係る構成では、低周波数帯域において参照指向性パターンの感度死角範囲を狭角度化できるだけでなく、高周波数帯域においてグレーディングローブの影響を緩和して参照指向性パターンの広帯域化すなわち高域限界を高めることができる。
換言すると、比較例の構成では、マイク素子の間隔により処理限界が決まってしまっていた。しかし、本実施の形態に係る構成では、バッフル10を備えることで、マイク素子の間隔による処理限界をなくすことができたと言うこともできる。
以上から、本実施の形態に係るマイクロホン装置100は、バッフル10を備え、バッフル10の表面にマイク素子を配置することにより、マイク素子数を少なくして小型化した場合でも、指向性パターンの広帯域化と狭指向性化を実現することができる。よって、本実施の形態に係るマイクロホン装置100は、小型化しても、広い周波数帯域で、均一でかつ鋭角な感度を持つ指向性パターンを実現することができる。
以上、本開示の一つまたは複数の態様に係るマイクロホン装置100等について、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本開示は、これら実施の形態等に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。例えば、以下のような場合も本開示に含まれる。
(1)上記のマイクロホン装置100では、適応ビームフォーマ処理部40を備えていたが、これに限らず、例えば音源分離処理を行う音源処理部を備えてもよい。
(2)上記のマイクロホン装置100が備える指向性合成部30及び適応ビームフォーマ処理部40は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムでもよい。前記RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(3)上記の指向性合成部30及び適応ビームフォーマ処理部40を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(4)上記の指向性合成部30及び適応ビームフォーマ処理部40を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしてもよい。前記ICカードまたは前記モジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ICカードまたは前記モジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、前記ICカードまたは前記モジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
本開示は、適応ビームフォーマ処理または音声分離を行うために用いる小型のマイクロホン装置に利用できる。
10、10A バッフル
20 マイクロホンアレイ
21、22、23、24 マイク素子
30、930 指向性合成部
40 適応ビームフォーマ処理部
100、900 マイクロホン装置
301、931 第1の指向性合成部
302、932 第2の指向性合成部

Claims (5)

  1. それぞれ空間的に異なる位置に設けられ、音を収音するための2以上のマイク素子と、
    前記2以上のマイク素子が表面に配置され、前記音のうち、正面方向から到来し、かつ、前記2以上のマイク素子に直接到達する直接音以外の音の進路を阻害するためのバッフルと、
    前記2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成した指向性合成信号を生成する指向性合成部と、を備える、
    マイクロホン装置。
  2. 前記バッフルの形状は、錐体であり、
    前記錐体の頂点に、前記2以上のマイク素子のうちの1つのマイク素子が配置され、
    前記バッフルは、前記錐体の頂点が前記2以上のマイク素子の正面に向くように配置されている、
    請求項1に記載のマイクロホン装置。
  3. 前記バッフルの前記表面では、
    上方部分は、前記2以上のマイク素子が配置される領域であり、
    下方部分は、前記2以上のマイク素子が配置されない裾領域である、
    請求項2に記載のマイクロホン装置。
  4. 前記指向性合成部は、前記2以上のマイク素子の出力信号を指向性合成することで、前記2以上のマイク素子の正面方向に感度を有する指向性合成信号及び前記正面方向に感度死角を有する指向性合成信号を生成する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロホン装置。
  5. 前記2以上は、2以上16以下である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロホン装置。
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