JPWO2020153236A1 - 光通信装置、光通信方法および光通信システム - Google Patents

光通信装置、光通信方法および光通信システム Download PDF

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Abstract

光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図る。第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備える。この光導波路が基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をする。光導波路に入射される光の光軸ずれや角度ずれがあった場合に、光軸ずれや角度ずれによって発生する少なくとも1次モードが基本モードと共に伝搬されることから光パワーの結合ロスを低減でき、従って光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることが可能となる。

Description

本技術は、光通信装置、光通信方法および光通信システムに関する。詳しくは、光軸ずれや角度ずれの精度を緩和可能な光通信装置等に関する。
従来、空間結合による光通信(例えば、特許文献1参照)やPC(Physical Contact)による光通信が知られている。これらの光通信の場合、特に、シングルモードファイバにおいては、光軸ずれや角度ずれにより光パワーの大きなロスが発生する。そのため、従来は、光軸ずれや角度ずれを抑えるために部品の精度要求が高く、コストアップにつながっている。
国際公開第2017/056889号
本技術の目的は、光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることにある。
本技術の概念は、
第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備え、
上記光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をする
光通信装置にある。
本技術においては、第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備えるものである。例えば、光導波路は、光ファイバあるいはシリコン光導波路である、ようにされてもよい。また、例えば、第1の波長は、波長分散がゼロとなる波長である、ようにされてもよい。また、例えば、第1の波長は、300nmから5μmの間にある、ようにされてもよい。また、例えば、第1の波長は、1310nm帯または1550nm帯の波長である、ようにされてもよい。
そして、本技術においては、光導波路が基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をするものである。この場合、第2の波長は、第1の波長より短い。例えば、第2の波長は、850nm帯の波長である、ようにされてもよい。
このように本技術においては、第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備えるものであって、その光導波路が基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をするものである。そのため、光導波路に入射される光の光軸ずれや角度ずれがあった場合に、光軸ずれや角度ずれによって発生する少なくとも1次モードが基本モードと共に伝搬されることから光パワーの結合ロスを低減でき、従って光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることが可能となる。
また、本技術の他の概念は、
第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を持つ受信部と、
上記受信部の上記光導波路に、該光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を入射する送信部を備える
光通信システムにある。
本技術においては、受信部と送信部を備えるものである。受信部は、第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を持っている。送信部から受信部の光導波路に、光導波路が基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光が入射される。例えば、送信部は、発光素子、送信機のレセプタクル、またはケーブルのプラグである、ようにされてもよい。
このように本技術においては、受信部が第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を持つものであって、送信部からその光導波路に、その光導波路が基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光が入射されるものである。そのため、光導波路に入射される光の光軸ずれや角度ずれがあった場合に、光軸ずれや角度ずれによって発生する少なくとも1次モードが基本モードと共に伝搬されることから光パワーの結合ロスを低減でき、従って光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることが可能となる。
PC接続や空間結合による光通信の概要を示す図である。 光ファイバの基本的な構造と、ステップ型光ファイバのLPmlモードを示す図である。 シングルモードで一般的な1310nmのケースで規格化周波数Vを考えた場合の図である。 PC接続による光通信の例を示す図である。 PC接続による光通信の例を示す図である。 空間結合による光通信の例を示す図である。 空間結合による光通信の例を示す図である。 1310nmのシングルモードファイバに850nmの波長の光を入力した場合にLP01の基本モードとLP11の1次モードが存在し得ることを説明するための図である。 入力光にはLP01の基本モードしか存在しない条件で光軸ずれが発生した場合について考えるための図である。 入力光の波長が1310nmと850nmにおけるロス量のシミュレーション結果を記載したグラフである。 光軸ずれがない状態では入力光には基本モードしか存在しないが、光軸ずれがある状態では基本モードの一部が1次モードへ変換されることを示す図である。 ずれに応じて基本モードが1次モードへ変換されることを説明するためのグラフである。 入力光にはLP01の基本モードしか存在しない条件で角度ずれが発生した場合について考えるための図である。 入力光の波長が1310nmと850nmにおけるロス量のシミュレーション結果を記載したグラフである。 角度ずれがない状態では入力光には基本モードしか存在しないが、角度ずれがある状態では基本モードの一部が1次モードへ変換されることを示す図である。 ずれに応じて基本モードが1次モードへ変換されることを説明するためのグラフである。 本技術をPC接続による光通信や空間結合による光通信に適用できることを説明するための図である。 実施の形態としての送受信システムの構成例を示すブロック図である。 送信機のコネクタとケーブルのコネクタの構成例を示す斜視図である。 送信機のコネクタとケーブルのコネクタの構成例を示す斜視図である。 送信機のコネクタおよびケーブルのコネクタの一例を示す断面図である。 送信機のコネクタとケーブルのコネクタが接続された状態を示す断面図である。 送信機における発光部とコネクタの構成例を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[本技術に関する基本説明]
まず、本技術に関する技術について説明をする。図1(a)は、PC(Physical Contact)接続による光通信の概要を示している。この場合、送信側の光ファイバ10Tおよび受信側の光ファイバ10Rの端面同士が接触された状態で光通信が行われる。また、図1(b)は、空間結合による光通信の概要を示している。この場合、送信側の光ファイバ10Tから出射された光はレンズ11Tでコリメート光に成形されて出射される。そして、このコリメート光が受信側のレンズ11Rで集光されて光ファイバ10Rに入射される。これらの光通信の場合、特に、シングルモードファイバにおいては、光軸ずれや角度ずれにより光パワーの大きなロスが発生する。
次に、モードの基本的な考え方について説明する。光ファイバ内をシングルモードで伝搬しようとする場合、モードが1つだけ存在するように、ファイバの屈折率やコア径といったパラメータを決める必要がある。
図2(a)は、光ファイバの基本的な構造を示している。光ファイバは、コアと呼ばれる中心部をクラッドと呼ばれる層で覆った構造となっている。この場合、コアの屈折率n1は高く、クラッドの屈折率n2は低くされており、光はコアの中に閉じ込められて伝搬していく。
図2(b)は、ステップ型光ファイバのLPml (Linearly Polarized:直線偏光) モードであり、規格化伝搬定数bを規格化周波数Vの関数として示したものである。縦軸は規格化伝搬定数bであり、あるモードが通らない(遮断)状態ではb=0となり、光パワーがコア内に閉じ込められるほど(伝搬できるほど)、bは1に近づく。横軸は規格化周波数Vで、以下の数式(1)で表すことができる。ここで、dはコア径、NAは開口数、λは光の波長である。
V=πdNA/λ ・・・(1)
例えば、V=2.405のときLP11が遮断される状態となるため、モードはLP01のみ存在することになる。従って、V=2.405以下の状態がシングルモードとなる。ここで、LP01は基本モード(0次モード)であり、以降LP11, LP21・・・が、それぞれ、1次モード, 2次モード・・・となる。
例えば、図3(a)のように、シングルモードで一般的な1310nmのケースで規格化周波数Vを考えてみる。ここで、コア径d、開口数NAをそれぞれ1310nm光ファイバの一般的なパラメータであるd=8μm、NA=0.1とし、ファイバを伝搬する光の波長を1310nmとすると、数式(1)からV=1.92となる。
従って、図3(b)に示すように、規格化周波数Vは2.405以下となるため、LP01の基本モードのみ伝搬されることとなり、シングルモードとなる。ここで、コア径を大きくすると伝播できるモードが増えることになる。因みに、例えば、一般的なマルチモードファイバはコア径を50μmといった値にすることで数百のモードを伝搬させている。
図1(a),(b)に示すような光通信を考えた場合、シングルモードでは、コア径が小さいため、送信側/受信側の光結合部の位置合わせがシビアになり、正確に光軸を合わせるための精度要求が高くなるという問題がある。
この問題を解決するために、一般的に、高精度な部品を使用したり、光ファイバへの光入力部を加工することで光をファイバコアへ挿入し易くしたりする。しかし、高精度な部品はコストが高く、また加工を要するものは加工費が高くなるため、シングルモード通信用のコネクタやシステムは一般的にコストが高くなる。
光軸合わせの精度劣化要因の例を説明する。図4、図5は、PC接続による光通信の例を示している。PC接続の場合、例えば、図4(a)に示すように、フェルール12T,12Rと光ファイバ10T,10Rを固定するための固定材13T,13Rの量の不均一により、コア位置がずれることが考えられる。
また、PC接続の場合、例えば、図4(b)に示すように、フェルール12T,12Rに設けた位置合わせ用機構(凹部14T、凸部14R)の精度不足により、コア位置がずれることが考えられる。なお、図4(b)に示す凸部14Rは、ピンであることもある。また、PC接続の場合、例えば、図5に示すように、フェルール12T,12Rに設けた位置合わせ用機構(凹部14T、凸部14R)の加工精度不足により光軸が傾くことが考えられる。
図6、図7は、光結合による光通信の例を示している。光結合の場合、例えば、図6(a)に示すように、フェルール15T,15Rと光ファイバ10T,10Rを固定するための固定材16T,16Rの量の不均一により、光軸ずれや角度ずれが発生することが考えられる。また、光結合の場合、例えば、図6(b)に示すように、レンズ11T,11Rの整形精度不足により、光軸ずれや角度ずれが発生することが考えられる。
また、図7(a),(b)に示すように、フェルール15T,15Rに設けた位置合わせ用機構(凹部17T、凸部17R)の精度不足により、光軸ずれや角度ずれが発生することが考えられる。なお、図7(a),(b)に示す凸部17Rは、ピンであることもある。
本技術は、2つ以上のモード、つまり基準モードと少なくも1次モードを使うことにあり、位置ずれ/角度ずれの精度を緩和してコスト削減を可能とするものである。例えば、図3(a)と同じ条件の光ファイバに、1310nmではなく、850nmの波長の光を入力した場合、図8(b)に示すように、規格化周波数V=2.96となる。そのため、図8(a)に示すように、LP01の基本モードと、LP11の1次モードが存在し得ることになる。
図9(a)に示すような光学系を組んだ際に、入力光にはLP01の基本モードしか存在しない条件で、受信側の光ファイバの位置が光軸に対して垂直方向にずれた場合(図9(a),(b)の矢印参照)、つまり光軸ずれが発生した場合について考える。
図10は、その場合におけるロス量のシミュレーション結果を記載したグラフである。横軸は光軸ずれ量で、縦軸は結合効率を表している。ずれがない状態では、光ファイバ内へ100%のパワーが伝搬し、結合効率は1となる。そして、例えば、入力光に対して光ファイバ内へ50%しかパワーが伝搬されない場合は、結合効率は0.5となる。
入力光の波長を1310nmと850nmで比較すると、850nmの場合の特性が良いことが分かる。この理由は、1310nmの場合には基本モードのみしか伝搬できないのに対して、850nmの場合、基本モードの他に1次モードも伝搬できるためである(図8(a)参照)。
つまり、光軸ずれがない状態では、図11(a)に示すように、入力光には基本モードしか存在しない。一方、光軸ずれがある状態では、図11(b)に示すように、基本モードの一部がクラッドとコアの屈折率差で生じる位相差を利用して1次モードへ変換される。1310nmの場合はこの1次モードを伝搬できないが、850nmの場合はこの1次モードも伝搬できることから、850nmの場合の特性が良くなる。
図12のグラフには、基本モード(0次モード)成分と1次モード成分を分離して記載しており、足し合わせたものがトータル(Total)の曲線となる。入力光は基本モードしか存在しないため、ずれに応じて基本モードが1次モードへ変換されていることが分かる。一方、1310nmの場合、図3(a)に示すように基本モードしか伝搬できないため、図10に示すように、基本モードが純粋に減少している。
図10において、1310nmと850nmについて、結合効率0.8(約−1dB)で比較すると約1.8倍、結合効率0.9(約―0.5dB)で比較すると約2.35倍も位置ずれに対する精度を緩和することができる。
また、図13(a)に示すような光学系を組んだ際に、入力光にはLP01の基本モードしか存在しない条件で、受信側の光ファイバの角度が光軸に対してずれた場合(図13(a),(b)の矢印参照)、つまり角度ずれが発生した場合について考える。
図14は、その場合におけるロス量のシミュレーション結果を記載したグラフである。横軸は角度ずれ量で、縦軸は結合効率を表している。ずれがない状態では、光ファイバ内へ100%のパワーが伝搬し、結合効率は1となる。そして、例えば、入力光に対して光ファイバ内へ50%しかパワーが伝搬されない場合は、結合効率は0.5となる。
入力光の波長を1310nmと850nmで比較すると、850nmの場合の特性が良いことが分かる。この理由は、1310nmの場合には基本モードのみしか伝搬できないのに対して、850nmの場合、基本モードの他に1次モードも伝搬できるためである(図8(a)参照)。
つまり、角度ずれがない状態では、図15(a)に示すように、入力光には基本モードしか存在しない。一方、角度ずれがある状態では、図15(b)に示すように、基本モードの一部が入力位相差を利用して1次モードへ変換される。1310nmの場合はこの1次モードを伝搬できないが、850nmの場合はこの1次モードも伝搬できることから、850nmの場合の特性が良くなる。
図16のグラフには、基本モード(0次モード)成分と1次モード成分を分離して記載しており、足し合わせたものがトータル(Total)の曲線となる。入力光は基本モードしか存在しないため、ずれに応じて基本モードが1次モードへ変換されていることが分かる。一方、1310nmの場合、図3(a)に示すように基本モードしか伝搬できないため、図14に示すように、基本モードが純粋に減少している。
図14において、1310nmと850nmについて、結合効率0.8(約−1dB)で比較すると約1.7倍、結合効率0.9(約―0.5dB)で比較すると約2.1倍も角度ずれに対する精度を緩和することができる。
本技術は、図17(a)示すようなPC接続による光通信や、図17(b)に示すような光結合による光通信に適用でき、通常のシングルモード伝送よりも精度を緩和した通信装置、送信機、コネクタ、ケーブル、受信機や通信システムを提供できる。
[送受信システム]
図18は、実施の形態としての送受信システム100を示している。この送受信システム100は、送信機200と、受信機300と、ケーブル400を有している。送信機200は、例えば、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、ディスクプレーヤ、セットトップボックス、デジタルカメラ、携帯電話などのAVソースである。受信機300は、例えば、テレビ受信機、プロジェクタ等である。送信機200と受信機300は、ケーブル400を介して接続されている。
送信機200は、発光部201と、レセプタクルとしてのコネクタ202と、発光部201で発光される光をコネクタ202に伝搬する光ファイバ203を有している。発光部102は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)等のレーザー素子、またはLED(light emitting diode)等の発光素子を備えている。発光部201は、図示しない送信回路で発生される電気信号(送信信号)を光信号に変換する。発光部201で発光された光信号は、光ファイバ203を通じてコネクタ202に伝搬される。
また、受信機300は、レセプタクルとしてのコネクタ301と、受光部302と、コネクタ301で得られた光を受光部302に伝搬する光ファイバ303を有している。受光部302は、フォトダイオード等の受光素子を備えている。受光部302は、コネクタ301から送られてくる光信号を電気信号(受信信号)に変換し、図示しない受信回路に供給する。
ケーブル400は、光ファイバ401の一端および他端に、プラグとしてのコネクタ402,403を有する構成とされている。光ファイバ401の一端のコネクタ402は送信機200のコネクタ202に接続され、この光ファイバ401の他端のコネクタ403は受信機300のコネクタ301に接続されている。
この実施の形態において、送信機200の光ファイバ203、受信機300の光ファイバ303およびケーブル400の光ファイバ401は、第1の波長では基本モードのみを伝搬するものとされる。また、これらの光ファイバは、第1の波長で波長分散がゼロとなるように構成されている。例えば、第1の波長は1310nmとされ、コア径d、開口数NAがそれぞれ1310nm光ファイバの一般的なパラメータであるd=8μm、NA=0.1とされ、規格化周波数V=1.92となるようにされている。これにより、これらの光ファイバは、1310nmの波長ではシングルモードファイバとして機能する(図3参照)。
また、この実施の形態において、これらの光ファイバが基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をする。具体的には、第2の波長は850nmとされる。850nmの光が用いられる場合、これらの光ファイバでは、規格化周波数V=2.96となることから、基本モードの他に1次モードも伝搬し得るものとなり、ダブルモードファイバとして機能する(図8参照)。
送信機200において、発光部201で発光される850nmの光は、1310nmシングルモードファイバである光ファイバ203に入射されてコネクタ202へ伝搬される。この場合、光ファイバ203に入射される光の光軸ずれや角度ずれがあったとき、光軸ずれや角度ずれによって発生する1次モードが基本モードと共に伝搬されるため、光パワーの結合ロスが低減される(図10、図14参照)。そのため、光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることが可能となる。
また、送信機200のコネクタ202とケーブル400のコネクタ402との接続箇所において、コネクタ202から出射される850nmの光は、1310nmシングルモードファイバである光ファイバ401に入射されて受信機300側へ伝搬される。この場合、光ファイバ401に入射される光の光軸ずれや角度ずれがあったとき、光軸ずれや角度ずれによって発生する1次モードが基本モードと共に伝搬されるため、光パワーの結合ロスが低減される(図10、図14参照)。そのため、光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることが可能となる。
また、ケーブル400のコネクタ403と受信機300のコネクタ301との接続箇所において、コネクタ403から出射される850nmの光は、1310nmシングルモードファイバである光ファイバ303に入射されて受光部302へ伝搬される。この場合、光ファイバ303に入射される光の光軸ずれや角度ずれがあったとき、光軸ずれや角度ずれによって発生する1次モードが基本モードと共に伝搬されるため、光パワーの結合ロスが低減される(図10、図14参照)。そのため、光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることが可能となる。
図19は、送信機200のコネクタ202とケーブル400のコネクタ402の構成例を示す斜視図である。図20も、送信機200のコネクタ202とケーブル400のコネクタ402の構成例を示す斜視図であるが、図19とは逆の方向から見た図である。図示の例は、複数チャネルの光信号の並行伝送に対応したものである。なお、ここでは、複数チャネルの光信号の並行伝送に対応したものを示しているが、詳細説明は省略するが、1チャネルの光信号の伝送に対応するものも同様に構成できる。
コネクタ202は、外観が略直方体状のコネクタ本体(フェルール)211を備えている。コネクタ本体211の背面側には、各チャネルにそれぞれ対応した複数の光ファイバ203が水平方向に並んだ状態で接続されている。各光ファイバ203は、その先端側が光ファイバ挿入孔216に挿入されて固定されている。
また、コネクタ本体211の上面側には長方形の開口部を持つ接着剤注入孔212が形成されている。この接着剤注入孔212から、光ファイバ203をコネクタ本体211に固定するための接着剤が挿入される。
また、コネクタ本体211の前面側には、長方形の開口部を持つ凹状の光出射部(光伝達空間)213が形成されており、その光出射部213の底部分に、各チャネルにそれぞれ対応して複数のレンズ(凸レンズ)214が水平方向に並んだ状態で形成されている。これにより、レンズ214の表面が相手側のコネクタ等に不用意に当たって傷つくことが防止される。
また、コネクタ本体211の前面側には、コネクタ402との位置合わせをするための凸状または凹状、図示の例では凹状の位置規制部215が一体的に形成されている。これにより、コネクタ402との接続時の光軸合わせを容易に行い得るようになる。
コネクタ402は、外観が略直方体状のコネクタ本体(フェルール)411を備えている。コネクタ本体411の背面側には、各チャネルにそれぞれ対応した複数の光ファイバ401が水平方向に並んだ状態で接続されている。各光ファイバ401は、その先端側が光ファイバ挿入孔416に挿入されて固定されている。
また、コネクタ本体411の上面側には長方形の開口部を持つ接着剤注入孔412が形成されている。この接着剤注入孔412から、光ファイバ401をコネクタ本体411に固定するための接着剤が挿入される。
また、コネクタ本体411の前面側には、長方形の開口部を持つ凹状の光入射部(光伝達空間)413が形成されており、その光入射部413の底部分に、各チャネルにそれぞれ対応して複数のレンズ(凸レンズ)414が水平方向に並んだ状態で形成されている。これにより、レンズ414の表面が相手側のコネクタ等に不用意に当たって傷つくことが防止される。
また、コネクタ本体411の前面側には、コネクタ202との位置合わせをするための凹状または凸状、図示の例では凸状の位置規制部415が一体的に形成されている。これにより、コネクタ202との接続時の光軸合わせを容易に行い得るようになる。なお、この位置規制部415は、コネクタ本体411に一体的に形成されるものに限定されるものではなく、ピンを用いても良いし、他の手法で行うものであってもよい。
図21(a)は、送信機200のコネクタ202の一例を示す断面図である。図示の例では、位置規制部215(図19参照)の図示を省略している。この図21(a)を参照して、コネクタ202についてさらに説明する。
コネクタ202は、コネクタ本体211を備えている。コネクタ本体211は、例えば合成樹脂またはガラスなどの光透過性材料、あるいは特定の波長を透過するシリコン等の材料からなり、レンズ付きフェルールの構成となっている。
このようにコネクタ本体211がレンズ付きフェルールの構成とされることで、光ファイバとレンズとの光軸合わせを容易に行うことができる。また、このようにコネクタ本体211がレンズ付きフェルールの構成とされることで、多チャネルの場合でも、光ファイバをフェルールに挿入するだけで、多チャネル通信を容易に実現できる。
コネクタ本体211には、その前面側に、凹状の光出射部(光伝達空間)213が形成されている。そして、このコネクタ本体211には、この光出射部213の底部分に位置するように、各チャネルに対応した複数のレンズ(凸レンズ)214が水平方向に並んだ状態で一体的に形成されている。
また、コネクタ本体211には、背面側から前方に延びる光ファイバ挿入孔216が、各チャネルのレンズ214に合わせて、水平方向に並んだ状態で複数設けられている。光ファイバ203は、光路となる中心部のコア203aと、その周囲を覆うクラッド203bの二重構造となっている。
各チャネルの光ファイバ挿入孔216は、そこに挿入される光ファイバ203のコア203aと対応するレンズ214の光軸が一致するように、成形されている。また、各チャネルの光ファイバ挿入孔216は、その底位置、つまり光ファイバ203を挿入した際に、その先端(出射端)の当接位置がレンズ214の焦点位置と合致するように、成形されている。
また、コネクタ本体211には、上面側から下方に延びる接着剤注入孔212が、水平方向に並んだ状態にある複数の光ファイバ挿入孔216の底位置付近に連通するように、形成されている。光ファイバ203が光ファイバ挿入孔216に挿入された後、接着剤注入孔212から接着剤217が光ファイバ203の周囲に注入されることで、光ファイバ203はコネクタ本体211に固定される。
コネクタ202において、レンズ214は、光ファイバ203から出射された光をコリメート光に成形して出射する機能を持つ。これにより、光ファイバ203の出射端から所定のNAで出射された光は、レンズ214に入射されてコリメート光に成形されて出射される。
図21(b)は、ケーブル400のコネクタ402の一例を示す断面図である。図示の例では、位置規制部415(図19、図20参照)の図示を省略している。この図21(b)を参照して、コネクタ402についてさらに説明する。
コネクタ402は、コネクタ本体411を備えている。コネクタ本体411は、例えば合成樹脂またはガラスなどの光透過性材料、あるいは特定の波長を透過するシリコン等の材料からなり、レンズ付きフェルールの構成となっている。
コネクタ本体411には、その前面側に、凹状の光入射部(光伝達空間)413が形成されている。そして、このコネクタ本体411には、この光入射部413の底部分に位置するように、各チャネルに対応した複数のレンズ(凸レンズ)414が水平方向に並んだ状態で一体的に形成されている。
また、コネクタ本体411には、背面側から前方に延びる光ファイバ挿入孔416が、各チャネルのレンズ414に合わせて、水平方向に並んだ状態で複数設けられている。光ファイバ401は、光路となる中心部のコア401aと、その周囲を覆うクラッド401bの二重構造となっている。
各チャネルの光ファイバ挿入孔416は、そこに挿入される光ファイバ401のコア401aと対応するレンズ414の光軸が一致するように、成形されている。また、各チャネルの光ファイバ挿入孔416は、その底位置、つまり光ファイバ401を挿入した際に、その先端(入射端)の当接位置がレンズ414の焦点位置と合致するように、成形されている。
また、コネクタ本体411には、上面側から下方に延びる接着剤注入孔412が、水平方向に並んだ状態にある複数の光ファイバ挿入孔416の底位置付近に連通するように、形成されている。光ファイバ401が光ファイバ挿入孔416に挿入された後、接着剤注入孔412から接着剤417が光ファイバ401の周囲に注入されることで、光ファイバ401はコネクタ本体411に固定される。
ケーブル400のコネクタ402において、レンズ414は、入射されるコリメート光を集光する機能を持つ。この場合、コリメート光がレンズ414に入射されて集光され、この集光された光は、光ファイバ401の入射端に所定のNAで入射される。
図22は、送信機200のコネクタ202とケーブル400のコネクタ402が接続された状態の断面図を示している。コネクタ202において、光ファイバ203を通じて送られてくる光はこの光ファイバ203の出射端から所定のNAで出射される。この出射された光はレンズ214に入射されてコリメート光に成形され、コネクタ402に向かって出射される。
また、コネクタ402において、コネクタ202から出射された光は、レンズ414に入射されて集光される。そして、この集光された光は、光ファイバ401の入射端に入射され、光ファイバ401を通じて送られていく。
なお、詳細説明は省略するが、ケーブル400のコネクタ403と受信機300のコネクタ301は、上述した送信機200のコネクタ202とケーブル400のコネクタ402の構成例と同様に構成される。
図23は、送信機200における発光部201とコネクタ202の構成例を示している。上述したように送信機200は、複数チャネルの光信号の並行伝送に対応したものである。図示の例は、1チャネル分のみを示している。
発光部201においては、フェルール221を備えている。フェルール221は、例えば合成樹脂またはガラスなどの光透過性材料、あるいは特定の波長を透過するシリコン等の材料からなっている。
フェルール221には、前面側から後方に延びる光ファイバ挿入孔226が、水平方向に並んだ状態で複数設けられている。各チャネルの光ファイバ203は、光ファイバ挿入孔226に挿入された後、接着剤227により、フェルール221に固定される。
また、フェルール221の下面側に、発光素子223が載置された基板222が固定される。この場合、基板222には、発光素子223が、各チャネルの光ファイバ203に合わせて、水平方向に並んだ状態で複数載置されている。ここで、基板222は、各チャネルの発光素子223の出射部がそれぞれ対応する光ファイバ203の光軸に一致するように、位置が調整されて固定される。
また、フェルール221には、下面側から上方に延びる発光素子配置用孔224が形成されている。そして、各チャネルの発光素子223からの光の光路を対応する光ファイバ203の方向に変更するために、発光素子配置用孔224の底部分は傾斜面とされ、この傾斜面にミラー(光路変更部)225が配置されている。なお、ミラー225に関しては、別個に生成されたものを傾斜面に固定するだけでなく、傾斜面に蒸着等で形成することも考えられる。
コネクタ202に関しては、上述の図21(a)を用いて説明したと同様であるので、ここではその説明を省略する。
発光部201において、発光素子223の出射部から所定のNAで出射された光はミラー225で光路変更された後に光ファイバ203に入射される。この光ファイバ203に入射された光は、光ファイバ203を通じてコネクタ202に送られる。そして、コネクタ202において、光ファイバ203を通じて送られてくる光は、この光ファイバ203の出射端から所定のNAで出射される。この出射された光はレンズ214に入射されてコリメート光に成形されて出射される。
図18に示す送受信システム100において、光ファイバ401,303,203は、1310nmシングルモードファイバであるが、850nmの光が用いられて通信が行われることから、基本モードの他に1次モードも伝搬し得るものとなり、ダブルモードファイバとして機能する(図8参照)。そのため、入射される光の光軸ずれや角度ずれがあったとき、光軸ずれや角度ずれによって発生する1次モードが基本モードと共に伝搬されることから、光パワーの結合ロスが低減され(図10、図14参照)、従って光軸ずれや角度ずれの精度を緩和してコスト削減を図ることが可能となる。
<2.変形例>
なお、上述の実施の形態においては、第1の波長が1310nmとして説明したが、光源としてレーザー光源やLED光源の使用が考えられることから、第1の波長としては、例えば300nmから5μmの間にあることが考えられる。
また、上述の実施の形態においては、第1の波長が1310nmとして説明したが、この第1の波長が、1310nmを含む1310nm帯の波長であることも考えられる。また、上述の実施の形態においては、第1の波長が1310nmとして説明したが、この第1の波長が、1550nm、あるいは、1550nmを含む1550nm帯の波長であることも考えられる。また、第2の波長が850nmとして説明したが、この第2の波長が、850nmを含む850nm帯の波長であることも考えられる。
また、上述実施の形態においては、光導波路が光ファイバである例で説明したが、本技術は光ファイバ以外の光導波路、例えばシリコン光導波路等である場合にも、適用できることは勿論である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏し得る。
なお、本技術は、以下のような構成もとることができる。
(1)第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備え、
上記光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をする
光通信装置。
(2)上記第1の波長は、波長分散がゼロとなる波長である
前記(1)に記載の光通信装置。
(3)上記第1の波長は、300nmから5μmの間にある
前記(1)または(2)に記載の光通信装置。
(4)上記第1の波長は、1310nm帯または1550nm帯の波長である
前記(3)に記載の光通信装置。
(5)上記第2の波長は、850nm帯の波長である
前記(1)に記載の光通信装置。
(6)上記光導波路は、光ファイバである
前記(1)から(5)のいずれかに記載の光通信装置。
(7)上記光導波路は、シリコン光導波路である
前記(1)から(5)のいずれかに記載の光通信装置。
(8)第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備える光通信装置において、上記光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をする
光通信方法。
(9)第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を持つ受信部と、
上記受信部の上記光導波路に、該光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を入射する送信部を備える
光通信システム。
(10)上記送信部は、発光素子、送信機のレセプタクル、またはケーブルのプラグである
前記(9)に記載の光通信システム。
100・・・送受信システム
200・・・送信機
201・・・発光部
202・・・コネクタ(レセプタクル)
203・・・光ファイバ
203a・・・コア
203b・・・クラッド
211・・・コネクタ本体
212・・・接着剤注入孔
213・・・光出射部(光伝達空間)
214・・・レンズ(凸レンズ)
215・・・位置規制部
216・・・光ファイバ挿入孔
217・・・接着剤
221・・・フェルール
222・・・基板
223・・・発光素子
224・・・発光素子配置用孔
225・・・ミラー
226・・・光ファイバ挿入孔
227・・・接着剤
300・・・受信機
301・・・コネクタ(レセプタクル)
302・・・受光部
303・・・光ファイバ
400・・・ケーブル
401・・・光ファイバ
401a・・・コア
401b・・・クラッド
402,403・・・コネクタ(プラグ)
411・・・コネクタ本体
412・・・接着剤注入孔
413・・・光入射部(光伝達空間)
414・・・レンズ(凸レンズ)
415・・・位置規制部
416・・・光ファイバ挿入孔
417・・・接着剤

Claims (10)

  1. 第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備え、
    上記光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をする
    光通信装置。
  2. 上記第1の波長は、波長分散がゼロとなる波長である
    請求項1に記載の光通信装置。
  3. 上記第1の波長は、300nmから5μmの間にある
    請求項1に記載の光通信装置。
  4. 上記第1の波長は、1310nm帯または1550nm帯の波長である
    請求項3に記載の光通信装置。
  5. 上記第2の波長は、850nm帯の波長である
    請求項1に記載の光通信装置。
  6. 上記光導波路は、光ファイバである
    請求項1に記載の光通信装置。
  7. 上記光導波路は、シリコン光導波路である
    請求項1に記載の光通信装置。
  8. 第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を備える光通信装置において、上記光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を用いて通信をする
    光通信方法。
  9. 第1の波長では基本モードのみを伝搬する光導波路を持つ受信部と、
    上記受信部の上記光導波路に、該光導波路が上記基本モードと共に少なくとも1次モードを伝搬し得る第2の波長の光を入射する送信部を備える
    光通信システム。
  10. 上記送信部は、発光素子、送信機のレセプタクル、またはケーブルのプラグである
    請求項9に記載の光通信システム。
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