JPWO2020148838A1 - 推定装置、推定方法、及びプログラム - Google Patents

推定装置、推定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

推定装置1は、コンポーネント21が出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、相関指標推定部2と、相関指標情報を用いて異常度を算出する、異常度算出部3と、コンポーネント21が出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、因果効果推定部4とを有する。

Description

本発明は、異常要因を推定する推定装置、推定方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
OT(Operational Technology)システムにおいては、システムが異常状態に陥った場合でも、できるだけ早期にシステムを復旧させたいという要望がある。そこで、異常状態に陥った異常要因(異常の根本的な要因)を特定するための対処方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、車両の動作データ(例えば、走行データ)から、精度よく車両の異常を検知する異常検知装置が開示されている。その異常検知装置によれば、正常状態の動作データ(正常データ)を用いてあらかじめ学習をしておき、正常状態からの乖離に基づいて異常状態を検知する。そして、その異常検知装置は、動作データに含まれる多変量の時系列データ(変数値)それぞれが、異常による乖離(変数値が中心的な値からずれているか)に対して、どの程度寄与したかを計算し、異常要因を推定している。
また、特許文献2には、作業機械に異常が発生している場合、オペレータに異常箇所を特定するための有益な情報を提供する異常診断装置が開示されている。その異常診断装置によれば、正常状態におけるデータ(正常データ)を用いて単位空間を決定し、その単位空間の中心からのマハラノビス距離を算出し、算出したマハラノビス距離を用いて、異常状態を検知する。そして、その異常診断装置は、異常状態におけるデータ(異常データ)を用いて、既知の異常状態におけるデータ(特徴量)と、既知の異常状態の種別を示す異常要因(異常ラベル)とを関連付けた情報を参照して、異常要因を特定する。
特開2015−026252号公報 特開2013−199804号公報
しかしながら、特許文献1に開示された異常検知装置では、正常な動作データを用いて異常要因を特定する場合、異常判定への寄与又は異常の集積点に基づいて、異常要因を特定することになるので、因果的な異常要因を検知できない。言い換えれば、データ(変数値)間の相関関係を用いて異常判定をしているだけなので、異常判定に直接寄与しない因果的な異常要因を特定できない。
また、特許文献2に開示された異常診断装置では、異常が発生した場合、既知の異常要因を特定することができるが、未知の異常要因を特定することができない。また、既知の異常要因(異常ラベル)に対応する異常データを収集する必要がある。ところが、異常データを収集するためには、時間と労力とを要する。
本発明の目的の一例は、因果的な異常要因を推定する、推定装置、推定方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における推定装置は、
コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、相関指標推定部と、
前記相関指標情報を用いて異常度を算出する、異常度算出部と、
前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、因果効果推定部と、
を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における推定方法は、
(a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
(b)前記相関指標情報を用いて異常度を算出する、ステップと、
(c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
コンピュータに、
(a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
(b)前記相関指標情報を用いて異常度を算出する、ステップと、
(c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
を実行させる命令を含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上のように本発明によれば、因果的な異常要因を推定できる。
図1は、推定装置の一例を示す図である。 図2は、推定装置を有するシステムの一例を示す図である。 図3は、異常要因データのデータ構造の一例を示す図である。 図4は、コンポーネントと異常要因情報との関係を説明するための図である。 図5は、推定装置の動作の一例を示す図である。 図6は、因果効果推定部の動作の一例を示す図である。 図7は、コンポーネントと異常度との関係を説明するための図である。 図8は、推定装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図1から図8を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本実施の形態における推定装置1の構成について説明する。図1は、推定装置の一例を示す図である。
図1に示す推定装置1は、対象システムに異常が発生した場合、効率よく因果的な異常要因を推定する装置である。推定装置1は、図1に示すように、相関指標推定部2と、異常度算出部3と、因果効果推定部4とを有する。
ここで、対象システムとは、例えば、発電所、交通設備、工場、飛行機、自動車、家電などに用いられるOT(Operation Technology)システムで、複数のコンポーネを有する。コンポーネントは、例えば、対象システムに設けられたセンサ、アクチュエータなどの機器である。また、コンポーネントは、例えば、圧力、流量、温度、電圧、電流などを示す信号又は情報を出力する。対象システムに異常が発生したとは、例えば、サイバー攻撃、故障、劣化などにより対象システムが異常状態になったことを示す。
このうち、相関指標推定部2は、対象システムに設けられたコンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、変数の値及び相関関係が取り得る範囲の値を表す相関指標情報を推定する。異常度算出部3は、相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する。
因果効果推定部4は、コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する。具体的には、因果効果推定部4は、コンポーネントA(第一のコンポーネント)が出力する出力値A(第一の変数)に影響を与えるコンポーネントB(第二のコンポーネント)が出力する出力値B(第二の変数)を用いて、正常時において、出力値Aになることを表す指標A(第一の指標情報)を推定する。また、出力値Aを変化させて、出力値Aが影響を与えるコンポーネントC(第三のコンポーネント)が出力する出力値C(第三の変数)へ異常が伝播する指標を表す異常伝播情報を推定する。
このように、本実施の形態においては、対象システムに異常が発生した場合、異常度情報と、因果効果(異常伝播情報)とを用いて、対象システムの異常要因を推定できる。
また、対象システムに異常が発生した場合、相関関係に関する指標を用いて、システムの異常度を算出する。そのため、対象システムに異常が発生したこと自体を高精度に検知できる。
また、本実施の形態においては、因果効果を用いて、コンポーネントの異常要因を推定できるので、既知の異常要因を特定するだけでなく、未知の異常要因を特定することができる。
更に、本実施の形態においては、正常指標推定部24は、異常時においてコンポーネントから出力された出力値を用いず、正常時においてコンポーネントから出力された出力値を用いて学習を行うので、異常時における出力値を収集する必要がない。そのため、時間と労力とを削減できる。
[システム構成]
続いて、図2を用いて、本実施の形態における推定装置1の構成をより具体的に説明する。図2は、推定装置1を有するシステムの一例を示す図である。
図2に示すように、本実施の形態における推定装置1は、対象となるシステム20に設けられたコンポーネント21(21a、21b、21c、21d……21n)、出力装置22と接続されている。推定装置1は、相関指標推定部2、異常度算出部3、因果効果推定部4に加えて、入力部23と、異常要因推定部26と、出力情報生成部27とを有する。
システム20は、コンポーネント21などを有するシステムである。システム20は、例えば、OTシステムなどである。
コンポーネント21(21a、21b、21c、21d)は、例えば、システム20に設けられたセンサ、アクチュエータなどの機器である。
出力装置22は、出力情報生成部27により、出力可能な形式に変換された、後述する出力情報を取得し、その出力情報に基づいて、生成した画像及び音声などを出力する。出力装置22は、例えば、液晶、有機EL(Electro Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた画像表示装置などである。更に、画像表示装置は、スピーカなどの音声出力装置などを備えていてもよい。なお、出力装置22は、プリンタなどの印刷装置でもよい。
推定装置1について詳細に説明をする。
入力部23は、コンポーネント21それぞれから、時系列に出力値を取得する。具体的には、学習フェーズにおいて、入力部23は、コンポーネント21それぞれから、時系列に、正常な出力値を取得する。また、運用フェーズにおいて、入力部23は、コンポーネント21それぞれが出力した出力値(実データ)を取得する。
相関指標推定部2は、システム20に設けられたコンポーネント21が出力する出力値(変数)の全て又は一部を入力とし、正常時において、所定時間後に、それら出力値の値及び相関関係が取り得る範囲の指標Rを表す相関指標情報を推定する。指標Rは、例えば、発生確率、正常度などを示す。
具体的には、相関指標推定部2は、運用フェーズにおいて、変数全て又は一部を入力とし、正常時において、所定時間後に、変数の値及び相関関係が取り得る範囲の指標を出力する、推定器である。推定器は、学習フェーズにおいて、正常時に、変数全て又は一部を入力し、発生確率又は正常範囲などを表す指標Rを出力するように、機械学習をする。
なお、正常度は、正常状態に近いほど大きな値を取るように定める任意のモデルである。例えば、オートエンコーダ(AE)の入力と出力の差などを用いることができる。
また、推定器は、例えば、ニューラルネットワーク(ディープラーニング)などの機械学習により学習をするモデルである。推定器は、確率的ニューラルネットワーク(生成モデル)を用いてもよい。例えば、DBM(Deep Boltzmann Machine)、DBN(Deep Belief Network)、VAE(Variational Autoencoder)、GAN(Generative Adversarial Network)、DeepGMM(Gaussian Mixture Model)などのモデルを用いてもよい。更に、推定器は、パーセプトロン、カーネルサポートベクトルマシン、決定木、階層ベイズモデル、確率過程回帰などを用いてもよい。
図2の例において、相関指標推定部2は、まず、システム20に設けられたコンポーネント21b、21c、21dが出力する全ての出力値x、x、x、xを入力し、正常時において、所定時間後に、出力値の値及び相関関係が取り得る範囲の指標Rを出力する。
上述した指標Rは、例えば、コンポーネントの出力値が連続値の場合、ガウス分布、混合ガウス分布、ベータ分布、ガンマ分布などの確率分布パラメータを用いることができる。また、コンポーネントの出力値が離散値の場合、二項分布、多項分布などの確率分布パラメータを用いることができる。なお、生成モデルを用いる場合、指標として、具体的な分布の定義は不要であることもある。
異常度算出部3は、相関指標情報を用いて異常度を算出する。具体的には、まず、異常度算出部3は、相関指標推定部2から指標Rを取得する。続いて、異常度算出部3は、指標Rを用いて異常度を算出する。例えば、異常度算出部3は、指標Rが発生確率p(x)のパラメータであり、所定時間後に実際に入力された値の組がxである場合、数1に示すようにして異常度Daを算出する。
(数1)
Da=−log p(x

Da :異常度
p(x):値の組xの発生確率
因果効果推定部4は、コンポーネントごとの因果効果を推定する。因果効果推定部4は、正常指標推定部24、異常伝播情報推定部25を有する。また、異常伝播情報推定部25は、推定器28、29を有する。
正常指標推定部24は、対象システムに設けられたコンポーネントA(第一のコンポーネント)が出力する出力値A(第一の変数)に影響を与える、コンポーネントAと因果関係にある一つ以上のコンポーネントB(第二のコンポーネント)が出力する出力値B(第二の変数)を入力とし、正常時において、所定時間後に、出力値Aになることを表す指標A(第一の指標情報)を推定する。指標Aは、例えば、発生確率、正常度などを示す。
正常指標推定部24について詳細に説明する。
正常指標推定部24は、運用フェーズにおいて、コンポーネント21の出力値Aに影響を与える、他のコンポーネント21の出力値B(原因になる説明変数)を入力とし、正常時において、所定時間後に、出力値A(結果になる目的変数)になる指標Aを推定する。
具体的には、正常指標推定部24は、運用フェーズにおいて、説明変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、目的変数となる指標を出力する、推定器である。推定器は、学習フェーズにおいて、正常時に、説明変数を入力し、発生確率又は正常度などを表す指標を出力するように、機械学習をする。
また、推定器は、例えば、ニューラルネットワーク(ディープラーニング)などの機械学習により学習をするモデルである。推定器は、確率的ニューラルネットワーク(生成モデル)を用いてもよい。例えば、DBM(Deep Boltzmann Machine)、DBN(Deep Belief Network)、VAE、GAN、DeepGMMなどのモデルを用いてもよい。更に、推定器は、パーセプトロン、カーネルサポートベクトルマシン、決定木、階層ベイズモデル、確率過程回帰などを用いてもよい。
図2の例において、正常指標推定部24は、まず、システム20に設けられたコンポーネント21aについて、コンポーネント21aが出力する出力値に影響を与える、コンポーネント21aと因果関係にある一つ以上のコンポーネント21を求める。また、コンポーネント21b、21c、21dそれぞれについても、因果関係にある一つ以上のコンポーネント21を求める。
上述した因果関係とは、コンポーネント21aが出力する出力値xに、コンポーネント21b、21c、21dの出力値x、x、xが影響を与える場合、コンポーネント21aの出力値xと、コンポーネント21bから21dの出力値x、x、xとは、因果関係にあるという。
具体的には、コンポーネント21a、21bをヒータ1、2とし、コンポーネント21cをヒータ1の温度を計測する温度センサ1とし、コンポーネント21dをヒータ2の温度を計測する温度センサ2とした場合に、ヒータ1とヒータ2とが近くに設けられているとする。そのような場合、ヒータ1、2、温度センサ1、2の出力値それぞれは互いに影響するので、因果関係にあるという。
続いて、正常指標推定部24は、運用時には、コンポーネント21aが出力する出力値xに影響を与える出力値x、x、x(説明変数)を入力とし、正常時において、所定時間後に、出力値x(目的変数)になる指標Aを推定する。また、正常指標推定部24は、コンポーネント21bから21dの出力値x、x、xそれぞれについても、出力値x、x、xごとの指標Aを推定する。
例えば、正常指標推定部24は、コンポーネント21aの出力値xに影響を与えるコンポーネント21bから21dの出力値x、x、xが決まったときに、正常時において、所定時間後に、コンポーネント21aの出力値がxになることを表す指標Aを出力する。
上述した指標Aは、例えば、コンポーネントの出力値が連続値の場合、ガウス分布、混合ガウス分布、ベータ分布、ガンマ分布などの確率分布パラメータを用いる。また、コンポーネントの出力値が離散値の場合、二項分布、多項分布などの確率分布値を用いる。なお、生成モデルを用いる場合、指標として、具体的な分布の定義は不要であることもある。
異常伝播情報推定部25は、指標情報Aを用いて、所定時間後に、コンポーネントAが影響を与えるコンポーネントC(第三のコンポーネント)が出力する出力値C(第三の変数)になることを表す指標B(第二の指標情報)を推定する。指標Bは、例えば、発生確率、正常度などを示す。
また、異常伝播情報推定部25は、指標情報Aと、コンポーネントAで生じた変化により出力値Aがずれた出力値A′(第四の変数)を用いて、所定時間後に、出力値C(第三の変数)になることを表す指標C(第三の指標情報)を推定する。指標Cは、例えば、発生確率、正常度などを示す。
更に、異常伝播情報推定部25は、指標B及び指標C(発生確率B及び発生確率C)を用いて、出力値Aから出力値Cへ異常が伝播することを表す指標D(異常伝播情報)を推定する。すなわち、異常伝播情報推定部25は、コンポーネントAに生じた変化(第一の変数→第四の変数)が、コンポーネントCに与える影響を用いて、コンポーネントAからコンポーネントC(第一の変数→第三の変数)への異常の伝搬を表す指標Dを推定する。
異常伝播情報推定部25について詳細に説明する。
異常伝播情報推定部25は、運用フェーズにおいて、正常時に、正常指標推定部24において推定したコンポーネント21の指標Aを取得する。続いて、異常伝播情報推定部25は、正常指標推定部24から取得した指標Aを用いて、所定時間後に、正常時におけるコンポーネント21が影響を与える他のコンポーネント21の出力値になることを表す指標Bを推定する。
具体的には、異常伝播情報推定部25は推定器28を有する。推定器28は、運用フェーズにおいて、正常指標推定部24において推定した指標A(例えば、発生確率p(x)及び出力値x自体など)を入力とし、所定時間後に、コンポーネント21の出力値xが因果的に影響を与える他のコンポーネント21の出力値(y)になることを表す指標Bを出力する。
推定器28は、学習フェーズにおいて、正常時に、正常指標推定部24において推定した指標A及び出力値x自体を入力し、所定時間後に、コンポーネント21が因果的に影響を与える他のコンポーネント21の出力値が(y)となることを表す指標Bを出力するように、機械学習をする。あるいは、正常指標推定部24で学習したモデルのコピーを用いて、指標Bを出力する。
例えば、異常伝播情報推定部25の推定器28は、コンポーネント21aの指標A(発生確率p(x))及び出力xを入力とし、所定時間後に、コンポーネント21aの出力値xが影響を与える他のコンポーネント21bから21dの出力値が(y)(y)(y)になる指標B(発生確率p(y|x)、p(y|x)、p(y|x)のパラメータ)を出力する。
また、異常伝播情報推定部25は、運用フェーズにおいて、正常指標推定部24から取得した指標Aと、コンポーネント21で生じる変化により出力値がずらした出力値とを用いて、所定時間後に、正常時における他のコンポーネント21の出力値になることを表す指標Cを推定する。
具体的には、異常伝播情報推定部25は、運用フェーズにおいて、正常指標推定部24において推定した指標Aが発生確率p(x)のパラメータである場合、指標Aに応じてコンポーネント21の実際の出力値xを指標Aに従って仮想的に変化させたx′を定める。そして、異常伝播情報推定部25が有する推定器29は、指標A(p(x))及び出力x′を入力として、所定時間後に、正常時における他のコンポーネント21の出力値(y)になる指標Cを出力する。
推定器29は、学習フェーズにおいて、指標p(x)及びx′を入力し、所定時間後に、正常時における他のコンポーネント21の出力値になる指標Cを出力するように、機械学習をする。又は、正常指標推定部2のモデルのコピーを用いて、指標Cを出力する。
例えば、異常伝播情報推定部25の推定器29は、コンポーネント21aの出力値x仮想的にずらした出力値x′を用いて、所定時間後に、コンポーネント21aの出力値xが影響を与える他のコンポーネント21bから21dの出力値が(y)(y)(y)になる指標C(発生確率p(y|x′)、p(y|x′)、p(y|x′))を推定する。
なお、上述した推定器28、29は、例えば、ニューラルネットワーク(ディープラーニング)などの機械学習により学習をするモデルである。また、正常指標推定部24において学習されたモデルをコピーしてそのまま利用することもできる。推定器は、確率的ニューラルネットワーク(生成モデル)を用いてもよい。例えば、DBM、DBN、VAE、GAN、DeepGMMなどのモデルを用いてもよい。更に、推定器は、パーセプトロン、カーネルサポートベクトルマシン、決定木、階層ベイズモデル、確率過程回帰などを用いてもよい。
次に、異常伝播情報推定部25は、運用フェーズにおいて、上述した二つの指標B、Cを用いて、因果効果を推定する。言い換えると、異常伝播情報推定部25は、コンポーネント21の出力値に、異常により生じる変化が、他のコンポーネント21の出力値に与える影響を示す指標D、すなわち異常が伝播する指標D(異常伝播情報)を推定する。
具体的には、異常伝播情報推定部25は、例えば数2に示すように、異常が伝播する指標D(異常伝播情報)を推定する。
Figure 2020148838
なお、出力値xをずらした値x′を複数生成し、複数のx′を用いて推定した指標Dの平均値を、最終的な指標Dの推定結果としてもよい。この方法は、xのずらし方に対してロバストな推定結果を与える。また、数2の分子は、例えば、カルバック−ライブラーダイバージェンス、他の指標などを用いてもよい。
例えば、異常伝播情報推定部25は、コンポーネント21aの異常伝播情報を推定する場合、上述した指標Bを示す発生確率p(y|x)、p(y|x)、p(y|x)と、上述した指標Cを示す発生確率p(y|x′)、p(y|x′)、p(y|x′)とを用いて、コンポーネント21aの出力値に異常により生じる変化が、他のコンポーネント21bから21dそれぞれの出力値に与える影響を表す指標D(異常伝播情報)を推定する。
このように、異常伝播情報推定部25は、コンポーネント21aから21dそれぞれについて、コンポーネント21aから21dそれぞれが影響を与えるコンポーネント21に対して、異常伝播情報を推定する。
異常要因推定部26は、運用フェーズにおいて、異常度算出部3で算出した異常度情報と、異常伝播情報推定部25で推定した異常伝播情報とを入力し、論理推論又はベイズ処理を用いて、対象システム20に設けられたコンポーネント21ごとの異常要因情報を推定する。具体的には、異常要因推定部26は、異常伝播情報を入力とし、コンポーネント21ごとの異常要因情報を出力する、推定器である。ベイズ処理は、例えば、ベイジアンネットワーク、ナイーブベイズなどの処理である。
例えば、異常要因推定部26は、まず、ベイズ処理を実行するために、コンポーネント21の異常要因を推定する異常要因推定時間を設定する。続いて、異常要因推定部26は、コンポーネント21それぞれの出力値(変数)に対して、異常要因になる事前確率を初期値として設定することができる。例えば、破損しやすいコンポーネント、サイバー攻撃を受けやすいコンポーネントに対しては、高い事前確率を設定する。一方で、異常の根本的な要因になりえない頑強なコンポーネントに対しては、低い事前確率を設定する。
事前確率の設定により、異常要因の推定精度の向上が期待できるが、設定が不要である場合には、全てのコンポーネントの事前確率として同一の値を設定しておいてもよい。
そして、異常要因推定部26は、異常度Da(異常度情報)と指標D(異常伝播情報)とを入力とし、異常要因推定時間における、システム20に設けられたコンポーネント21ごとの異常要因(異常要因情報)を推定する。すなわち、異常要因推定時間の時刻ごとに、各コンポーネント21において根源的な異常が発生した確率(異常要因確率)を計算する。
図3は、異常要因データのデータ構造の一例を示す図である。図3に示す異常要因データは、コンポーネント21それぞれを表す識別情報「ヒータ1」「ヒータ2」「温度センサ1」「温度センサ2」と、異常要因推定時間における時刻(「t0」…「tn」…)ごとに推定した異常要因情報(「af1_0」…「af1_n」…、「af2_0」…「af2_n」…、「af3_0」…「af3_n」…、「af4_0」…「af4_n」…)とが関連付けられている。
出力情報生成部27は、異常要因推定時間の各時刻における、コンポーネント21それぞれの異常要因データを用いて、出力装置22へ出力するための出力情報を生成する。具体的には、出力情報生成部27は、図4に示すグラフ、図3に示すマトリクス、異常要因推定時間における異常要因の最大値、ランキングなどを、出力装置22へ出力するための出力情報を生成する。
図4は、コンポーネントと異常要因情報との関係を説明するための図である。図4の例では、縦軸に異常要因情報、横軸に時刻が示されている。また、時刻tnにおいて、ヒータ1の異常要因情報が大きな値を示している。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における推定装置1の動作について図5、図6を用いて説明する。図5は、推定装置の動作の一例を示す図である。図6は、因果効果推定部の動作の一例を示す図である。以下の説明においては、適宜図1から図4を参酌する。また、本実施の形態では、推定装置1を動作させることによって、推定方法が実施される。よって、本実施の形態における推定方法の説明は、以下の推定装置1の動作説明に代える。
図5に示すように、最初に、入力部23は、コンポーネント21それぞれから、時系列に出力値を取得する(ステップA1)。具体的には、ステップA1において、入力部23は、コンポーネント21それぞれが出力した出力値(実データ)を取得する。
続いて、相関指標推定部2は、システム20に設けられたコンポーネント21が出力する出力値(変数)の全て又は一部を入力とし、正常時において、所定時間後に、それら出力値の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す指標R(相関指標情報)を推定する(ステップA2)。具体的には、ステップA2において、相関指標推定部2は、運用フェーズにおいて、変数全て又は一部を入力とし、正常時において、所定時間後に、出力値の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す指標を出力する
続いて、異常度算出部3は、相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する。具体的には、まず、異常度算出部3は、相関指標推定部2から取得した指標Rを用いて異常度情報を算出する。例えば、異常度算出部3は、指標Rが発生確率p(x)のパラメータである場合、数1に示すようにして異常度Daを算出する。
続いて、因果効果推定部4は、コンポーネントごとの因果効果を推定する(ステップA4)。具体的には、因果効果推定部4は、図6に示すように、因果効果を推定する。
図6に示すように、正常指標推定部24は、システム20に設けられたコンポーネント21それぞれについて、各コンポーネント21が出力する出力値Aに影響を与える、コンポーネント21と因果関係にある一つ以上のコンポーネント21を求める(ステップB1)。
続いて、正常指標推定部24は、コンポーネント21の出力値Aに影響を与える出力値B(因果的な原因になる説明変数)を入力とし、正常時において、所定時間後に、当該コンポーネント21の出力値A(因果的な結果になる目的変数)になる指標Aを推定する(ステップB2)。具体的には、ステップB2において、正常指標推定部24は、説明変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、目的変数となる指標を出力する。
例えば、ステップB2において、正常指標推定部24は、コンポーネント21aが出力する出力値xに影響を与える出力値x、x、x(原因になる説明変数)を入力とし、正常時において、所定時間後に、出力値x(結果になる目的変数)になることを表す指標Aを推定する。また、正常指標推定部24は、コンポーネント21bから21dの出力値x、x、xそれぞれについても、出力値x、x、xごとの指標Aを推定する。
続いて、異常伝播情報推定部25は、正常指標推定部24から取得した指標Aを用いて、所定時間後に、正常時におけるコンポーネント21が影響を与える他のコンポーネント21の出力値になることを表す指標Bを推定する(ステップB3)。
具体的には、ステップB3において、異常伝播情報推定部25は、正常指標推定部24において推定した指標A(例えば、発生確率p(x))及び出力値xを入力とし、所定時間後に、コンポーネント21の出力値xが因果的に影響を与える他のコンポーネント21の出力値(y)になることを表す指標Bを出力する。
例えば、ステップB3において、異常伝播情報推定部25の推定器28は、コンポーネント21aの指標A(発生確率p(x))及び出力値xを入力とし、所定時間後に、コンポーネント21aの出力値xが影響を与える他のコンポーネント21bから21dの出力値が(y)(y)(y)になることを表す指標B(発生確率p(y|x)、p(y|x)、p(y|x))を出力する。
続いて、異常伝播情報推定部25は、正常指標推定部24から取得した指標Aと、コンポーネント21で生じる変化により出力値がずらした出力値とを用いて、所定時間後に、正常時における他のコンポーネント21の出力値になる指標Cを推定する(ステップB4)。
具体的には、ステップB4において、異常伝播情報推定部25は、正常指標推定部24において推定した指標Aが発生確率p(x)である場合、指標Aに応じてコンポーネント21を仮想的に変化させ、xをずらした出力値x′を生成する。そして、異常伝播情報推定部25が有する推定器29は、指標A(p(x))及びx′を入力として、所定時間後に、正常時における他のコンポーネント21の出力値(y)になる指標Cを出力する。
例えば、ステップB4において、異常伝播情報推定部25の推定器29は、コンポーネント21aの出力値xを仮想的にずらした出力値x′を用いて、所定時間後に、コンポーネント21aの出力値xが影響を与える他のコンポーネント21bから21dの出力値が(y)(y)(y)になることを表す指標C(発生確率p(y|x′)、p(y|x′)、p(y|x′))を推定する。
続いて、異常伝播情報推定部25は、指標B、Cを用いて、因果効果を示す指標Dを推定する(ステップB5)。言い換えると、ステップB5において、異常伝播情報推定部25は、コンポーネント21の出力値に異常により生じた変化が、他のコンポーネント21の出力値に与える影響、すなわち異常が伝播する指標D(異常伝播情報)を推定する。
具体的には、ステップB5において、異常伝播情報推定部25は、数2に示すように、異常が伝播する指標D(異常伝播情報)を推定する。
例えば、ステップB5において、異常伝播情報推定部25は、コンポーネント21aの異常伝播情報を推定する場合、上述した指標Bを示す発生確率p(y|x)、p(y|x)、p(y|x)と、上述した指標Cを示す発生確率p(y|x′)、p(y|x′)、p(y|x′)とを用いて、コンポーネント21aの出力値に異常により生じた変化が、他のコンポーネント21bから21dそれぞれの出力値に与える影響を表す指標D(異常伝播情報)を推定する。
なお、上述した図5のステップA4(図6のステップB1からB5)の処理は、ステップA2の前に実行してもよい。又は、ステップA2、A3の処理(図5の破線範囲)とステップA4の処理とは、並列に実行してもよい。
続いて、異常要因推定部26は、異常度算出部3で算出した異常度情報と、異常伝播情報推定部25で推定した異常伝播情報を入力し、論理推論又はベイズ処理を用いて、対象システム20に設けられたコンポーネント21ごとの異常要因情報を推定する(ステップA5)。
具体的には、ステップA5において、異常要因推定部26は、異常伝播情報を入力とし、例えば、ベイジアンネットワーク、ナイーブベイズなどのベイズ処理を用いて。コンポーネント21ごとの異常要因情報を出力する。
例えば、ステップA5において、異常要因推定部26は、まず、コンポーネント21の異常要因を推定する異常要因推定時間を設定する。続いて、異常要因推定部26は、コンポーネント21それぞれの出力値(変数)に対して、異常要因になる事前確率を初期値として設定する。そして、異常要因推定部26は、指標D(異常伝播情報)を入力とし、異常要因推定時間における、システム20に設けられたコンポーネント21ごとの異常要因情報を推定する。
続いて、出力情報生成部27は、異常要因推定時間の各時刻における、コンポーネント21それぞれの異常要因データを用いて、出力装置22へ出力するための出力情報を生成する(ステップA6)。具体的には、ステップA6において、出力情報生成部27は、図4に示すグラフ、図3に示すマトリクス、異常要因推定時間における異常要因の最大値、ランキングなどを、出力装置22へ出力するための出力情報を生成する。
続いて、出力装置22は、出力情報生成部27から出力情報を取得して、異常要因結果を出力する(ステップA7)。図3、図4を参照。
[本実施の形態の効果]
以上のように、本実施の形態によれば、対象システムに異常が発生した場合、異常度算出部3で算出した異常度情報と、異常伝播情報推定部25で推定した異常伝播情報とを用いて、対象システムの異常要因を推定できる。
また、対象システムに異常が発生した場合、相関関係に関する指標を用いて、システムの異常度を算出する。そのため、対象システムに異常が発生したこと自体を高精度に検知できる。
図7は、コンポーネントと異常度との関係を説明するための図である。従来のように、コンポーネント21の出力値の関係を、図7に示すような異常度を用いて表した場合、コンポーネント21ごとの異常度から、異常要因となるコンポーネント21を推定することができない。すなわち、図6の例では、ヒータ1、2、温度センサ1、2のいずれが異常要因であるかが判断できない。
しかし、本実施の形態によれば、異常度情報と異常伝播情報とを用いて対象システムの異常要因を推定できるので、異常要因のコンポーネントと、異常が発生した時刻を推定することができる。すなわち、図4に示すように、時刻tnにおいてヒータ1の異常要因確率が大きくなるので、ヒータ1に異常が発生した時刻を推定することができる。
また、本実施の形態によれば、因果効果を用いて、コンポーネントの異常要因を推定できるので、既知の異常要因を特定するだけでなく、未知の異常要因を特定することができる。
また、本実施の形態においては、正常指標推定部24は、異常時においてコンポーネントから出力された出力値を用いず、正常時においてコンポーネントから出力された出力値を用いて学習を行うので、異常時における出力値を収集する必要がない。そのため、利用者は時間と労力とを削減できる。
また、異常伝播情報を入力し、ベイズ処理を用いて、対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定できるので、効率よく因果的な異常要因を推定することができる。
[プログラム]
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図5に示すステップA1からA7、図6に示すステップB1からB5を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における推定装置と推定方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、入力部23、相関指標推定部2、異常度算出部3、正常指標推定部24、異常伝播情報推定部25、異常要因推定部26、出力情報生成部27として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、入力部23、相関指標推定部2、異常度算出部3、正常指標推定部24、異常伝播情報推定部25、異常要因推定部26、出力情報生成部27のいずれかとして機能してもよい。
[物理構成]
ここで、実施の形態におけるプログラムを実行することによって、推定装置1を実現するコンピュータについて図8を用いて説明する。図8は、推定装置を実現するコンピュータの一例を示す図である。
図8に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていてもよい。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置があげられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)などの汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)などの磁気記録媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体があげられる。
なお、本実施の形態における推定装置1は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、推定装置1は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
[付記]
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)から(付記18)により表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、相関指標推定部と、
前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、異常度算出部と、
前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、因果効果推定部と、
を有することを特徴とする推定装置。
(付記2)
付記1に記載の推定装置であって、
前記因果効果推定部は、
第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になる指標を表す第一の指標情報を推定する、正常指標推定部と、
前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する、異常伝播情報推定部と、
を有することを特徴とする推定装置。
(付記3)
付記2に記載の推定装置であって、
前記異常度情報と、前記異常伝播情報とを入力し、前記対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定する、異常要因推定部を有する
ことを特徴とする推定装置。
(付記4)
付記3に記載の推定装置であって、
前記正常指標推定部は、
第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す第一の指標情報を推定し、
前記異常伝播情報推定部は、
前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する
ことを特徴とする推定装置。
(付記5)
付記3又は4に記載の推定装置であって、
前記相関指標情報、前記第一から第三の指標情報は、発生確率又は正常度である
ことを特徴とする推定装置。
(付記6)
付記5に記載の推定装置であって、
前記異常要因推定部は、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
ことを特徴とする推定装置。
(付記7)
(a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
(b)前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、ステップと、
(c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
を有することを特徴とする推定方法。
(付記8)
付記7に記載の推定方法であって、
前記(c)のステップにおいて、
第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になる指標を表す第一の指標情報を推定し、
前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する
を有することを特徴とする推定方法。
(付記9)
付記8に記載の推定方法であって、
(d)前記異常度情報と、前記異常伝播情報とを入力し、前記対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定する、ステップを有する
ことを特徴とする推定方法。
(付記10)
付記9に記載の推定方法であって、
前記(c)のステップにおいて、
前記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す前記第一の指標情報を推定し、
前記第一の指標情報を用いて、所定事案後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する、
を有することを特徴とする推定方法。
(付記11)
付記9又は10に記載の推定方法であって、
前記相関指標情報、前記第一から第三の指標情報は、発生確率又は正常度である
ことを特徴とする推定方法。
(付記12)
付記9に記載の推定方法であって、
前記(d)のステップにおいて、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
ことを特徴とする推定方法。
(付記13)
コンピュータに、
(a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
(b)前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、ステップと、
(c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
を実行させる命令を含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記14)
請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記(c)のステップにおいて、
第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になる指標を表す第一の指標情報を推定し、
前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する
プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記15)
付記14に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(d)前記異常度情報と、前記異常伝播情報とを入力し、前記対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定する、ステップを実行させる命令を更に含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記16)
付記15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記(c)のステップにおいて、
対象システムに設けられた前記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す前記第一の指標情報を推定し、
前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す異常伝播情報を推定する
プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
付記14又は15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記相関指標情報、前記第一から第三の指標情報は、発生確率又は正常度である
プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記18)
付記15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記(d)のステップにおいて、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上のように本発明によれば、システムに設けられたコンポーネントの因果的な異常要因を推定することができる。本発明は、因果的な異常要因の推定が必要な分野において有用である。
1 推定装置
2 相関指標推定部
3 異常度算出部
4 因果効果推定部
20 システム
21、21a、21b、21c、21d コンポーネント
22 出力装置
23 入力部
24 正常指標推定部
25 異常伝播情報推定部
26 異常要因推定部
27 出力情報生成部
28、29 推定器
31 異常要因データ
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
本発明は、異常要因を推定する推定装置、推定方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
本発明の目的の一例は、因果的な異常要因を推定する、推定装置、推定方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における推定装置は、
コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、相関指標推定部と、
前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、異常度算出部と、
前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、因果効果推定部と、
を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における推定方法は、
(a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
(b)前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、ステップと、
(c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは
コンピュータに、
(a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
(b)前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、ステップと、
(c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
を実行させることを特徴とする
ここで、対象システムとは、例えば、発電所、交通設備、工場、飛行機、自動車、家電などに用いられるOT(Operation Technology)システムで、複数のコンポーネントを有する。コンポーネントは、例えば、対象システムに設けられたセンサ、アクチュエータなどの機器である。また、コンポーネントは、例えば、圧力、流量、温度、電圧、電流などを示す信号又は情報を出力する。対象システムに異常が発生したとは、例えば、サイバー攻撃、故障、劣化などにより対象システムが異常状態になったことを示す。
図2の例において、相関指標推定部2は、まず、システム20に設けられたコンポーネント21a、21b、21c、21dが出力する全ての出力値xa、xb、xc、xdを入力し、正常時において、所定時間後に、出力値の値及び相関関係が取り得る範囲の指標Rを出力する。
異常伝播情報推定部25は、指標Aを用いて、所定時間後に、コンポーネントAが影響を与えるコンポーネントC(第三のコンポーネント)が出力する出力値C(第三の変数)になることを表す指標B(第二の指標情報)を推定する。指標Bは、例えば、発生確率、正常度などを示す。
また、異常伝播情報推定部25は、指標Aと、コンポーネントAで生じた変化により出力値Aがずれた出力値A′(第四の変数)を用いて、所定時間後に、出力値C(第三の変数)になることを表す指標C(第三の指標情報)を推定する。指標Cは、例えば、発生確率、正常度などを示す。
推定器29は、学習フェーズにおいて、指標p(x)及びxn′を入力し、所定時間後に、正常時における他のコンポーネント21の出力値になる指標Cを出力するように、機械学習をする。又は、正常指標推定部24のモデルのコピーを用いて、指標Cを出力する。
具体的には、ステップA5において、異常要因推定部26は、異常伝播情報を入力とし、例えば、ベイジアンネットワーク、ナイーブベイズなどのベイズ処理を用いてコンポーネント21ごとの異常要因情報を出力する。
(付記2)
付記1に記載の推定装置であって、
前記因果効果推定部は、
第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になることを表す第一の指標情報を推定する、正常指標推定部と、
前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する、異常伝播情報推定部と、
を有することを特徴とする推定装置。
(付記4)
付記3に記載の推定装置であって、
前記正常指標推定部は、
前記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す第一の指標情報を推定し、
前記異常伝播情報推定部は、
前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する
ことを特徴とする推定装置。
(付記6)
付記に記載の推定装置であって、
前記異常要因推定部は、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
ことを特徴とする推定装置。
(付記8)
付記7に記載の推定方法であって、
前記(c)のステップにおいて、
第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になることを表す第一の指標情報を推定し、
前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する
を有することを特徴とする推定方法。
(付記10)
付記9に記載の推定方法であって、
前記(c)のステップにおいて、
前記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す前記第一の指標情報を推定し、
前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する、
を有することを特徴とする推定方法。
(付記13)
コンピュータに、
(a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
(b)前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、ステップと、
(c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
を実行させるプログラム。
(付記14)
請求項13に記載のプログラムであって、
前記(c)のステップにおいて、
第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になることを表す第一の指標情報を推定し、
前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する
プログラム。
(付記15)
付記14に記載のプログラムであって、
前記プログラムが、前記コンピュータに、
(d)前記異常度情報と、前記異常伝播情報とを入力し、前記対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定する、ステップを実行させるプログラム。
(付記16)
付記15に記載のプログラムであって、
前記(c)のステップにおいて、
記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す前記第一の指標情報を推定し、
前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する
プログラム。
(付記17)
付記14又は15に記載のプログラムであって、
前記相関指標情報、前記第一から第三の指標情報は、発生確率又は正常度である
プログラム。
(付記18)
付記15に記載のプログラムであって、
前記(d)のステップにおいて、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
プログラム

Claims (18)

  1. コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、相関指標推定手段と、
    前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、異常度算出手段と、
    前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、因果効果推定手段と、
    を有することを特徴とする推定装置。
  2. 請求項1に記載の推定装置であって、
    前記因果効果推定手段は、
    第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になる指標を表す第一の指標情報を推定する、正常指標推定手段と、
    前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する、異常伝播情報推定手段と、
    を有することを特徴とする推定装置。
  3. 請求項2に記載の推定装置であって、
    前記異常度情報と、前記異常伝播情報とを入力し、対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定する、異常要因推定手段を有する
    ことを特徴とする推定装置。
  4. 請求項3に記載の推定装置であって、
    前記正常指標推定手段は、
    前記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す第一の指標情報を推定し、
    前記異常伝播情報推定手段は、
    前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
    前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
    前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する
    ことを特徴とする推定装置。
  5. 請求項3又は4に記載の推定装置であって、
    前記相関指標情報、前記第一から第三の指標情報は、発生確率又は正常度である
    ことを特徴とする推定装置。
  6. 請求項3に記載の推定装置であって、
    前記異常要因推定手段は、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
    ことを特徴とする推定装置。
  7. (a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
    (b)前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、ステップと、
    (c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
    を有することを特徴とする推定方法。
  8. 請求項7に記載の推定方法であって、
    前記(c)のステップにおいて、
    第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になる指標を表す第一の指標情報を推定し、
    前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する
    を有することを特徴とする推定方法。
  9. 請求項8に記載の推定方法であって、
    (d)前記異常度情報と、前記異常伝播情報とを入力し、対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定する、ステップを有する
    ことを特徴とする推定方法。
  10. 請求項9に記載の推定方法であって、
    前記(c)のステップにおいて、
    前記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す前記第一の指標情報を推定し、
    前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
    前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
    前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する
    ことを特徴とする推定方法。
  11. 請求項9又は10に記載の推定方法であって、
    前記相関指標情報、前記第一から第三の指標情報は、発生確率又は正常度である
    ことを特徴とする推定方法。
  12. 請求項9に記載の推定方法であって、
    前記(d)のステップにおいて、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
    ことを特徴とする推定方法。
  13. コンピュータに、
    (a)コンポーネントが出力する変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記変数の値及び相関関係が取り得る値の範囲を表す相関指標情報を推定する、ステップと、
    (b)前記相関指標情報を用いて異常度を表す異常度情報を算出する、ステップと、
    (c)前記コンポーネントが出力する変数に異常が伝播する指標を表す因果効果を推定する、ステップと、
    を実行させる命令を含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 請求項13に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記(c)のステップにおいて、
    第一のコンポーネントが出力する第一の変数に影響を与える第二のコンポーネントが出力する第二の変数を用いて、正常時における、前記第一の変数になる指標を表す第一の指標情報を推定し、
    前記第一の変数を変化させて、前記第一の変数が影響を与える第三のコンポーネントが出力する第三の変数へ異常が伝播することを表す異常伝播情報を推定する
    プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記プログラムが、前記コンピュータに、
    (d)前記異常度情報と、前記異常伝播情報とを入力し、対象システムに設けられたコンポーネントの異常要因となる異常要因情報を推定する、ステップを実行させる命令を更に含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記(c)のステップにおいて、
    前記第一のコンポーネントが出力する前記第一の変数に影響を与える、前記第一のコンポーネントと因果関係にある一つ以上の前記第二のコンポーネントが出力する前記第二の変数を入力とし、正常時において、所定時間後に、前記第一の変数になることを表す前記第一の指標情報を推定し、
    前記第一の指標情報を用いて、所定時間後に、前記第一のコンポーネントが影響を与える前記第三のコンポーネントが出力する前記第三の変数になることを表す第二の指標情報を推定するとともに、
    前記第一の変数からずらした第四の変数を用いて、所定時間後に、前記第三の変数になることを表す第三の指標情報を推定し、
    前記第二の指標情報と前記第三の指標情報とを用いて、前記第一の変数から前記第三の変数へ異常が伝播する指標を表す前記異常伝播情報を推定する
    プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 請求項14又は15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記相関指標情報、前記第一から第三の指標情報は、発生確率又は正常度である
    プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 請求項15に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記(d)のステップにおいて、ベイズ処理を用いて、前記異常要因情報を推定する
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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