JPWO2020129234A1 - ターボ機械 - Google Patents

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Abstract

一実施形態に係るターボ機械は、少なくとも1枚の羽根を有する羽根車と、前記羽根車を回転自在に収容するケーシングと、を備えるターボ機械であって、前記羽根車の停止時における、前記羽根の先端部と前記ケーシングの内面との隙間の大きさは、前記羽根車の周方向に亘って不均一に形成されている。

Description

本開示は、ターボ機械に関する。
産業用圧縮機や過給機等に用いられるターボ機械では、複数の羽根(動翼)を有する羽根車が回転して、流体を圧縮、又は流体から動力を吸収するように構成されている。
ターボ機械の一例として、例えば、ターボチャージャを挙げることができる。
ターボチャージャは、回転軸と、回転軸の一端側に設けられるタービンホイールと、回転軸の他端側に設けられるコンプレッサホイールとを備えている。そして、排気ガスの排気エネルギーがタービンホイールに作用して回転軸が高速回転することで、回転軸の他端側に設けられたコンプレッサホイールが吸気を圧縮するように構成されている(特許文献1参照)。
国際公開第2016/098230号
ターボ機械では、動翼の先端部とケーシングの内面との間に隙間が存在するが、この隙間から漏れ流れが発生し、ターボ機械における流れ場と性能に影響を与える。そのため、上記隙間はできるだけ小さくしたいが、ターボ機械を運転させることで動翼やケーシングの変形等が発生しても動翼とケーシングとが接触しないようにする必要がある。
そのため、羽根車やケーシングの設計にあたり、上記の変形等を考慮する必要がある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、ターボ機械の運転中における動翼の先端部とケーシングの内面との間の隙間を適切にすることを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るターボ機械は、
少なくとも1枚の羽根を有する羽根車と、
前記羽根車を回転自在に収容するケーシングと、
を備えるターボ機械であって、
前記羽根車の停止時における、前記羽根の先端部と前記ケーシングの内面との隙間の大きさは、前記羽根車の周方向に亘って不均一に形成されている。
上記(1)の構成によれば、羽根車の停止時における上記隙間の大きさを羽根車の周方向に亘って敢えて不均一に形成することで、羽根車の回転時、すなわちターボ機械の運転時における羽根車やケーシングの変形等による上記隙間の変化を相殺し、運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。すなわち、ターボ機械の運転中に接触するおそれのある箇所について、停止時の上記隙間を他の周方向位置における停止時の上記隙間よりも大きくすることで運転時における上記隙間の変化を相殺することができる。これにより、運転時の上記隙間を小さくすることができ、ターボ機械における効率低下を抑制できる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記羽根車の停止時における前記隙間の最大値と最小値との差は、前記隙間の前記周方向についての平均値の10%以上である。
上記(2)の構成によれば、羽根車の停止時における上記隙間の最大値と最小値との差を、上記隙間の周方向についての平均値の10%以上とすることで、ターボ機械の運転時における上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に一層近づけることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記ケーシングの内周縁は、楕円形状を有する。
例えば、ターボ機械の運転時にケーシングの内周縁が円形状から楕円形状に変化するように変形する場合がある。このような場合には、ターボ機械の停止時におけるケーシングの内周縁の形状を、上記のような形状の変化をしたときに円形に近づくように予め楕円形状にしておくとよい。
その点、上記(3)の構成によれば、ケーシングの内周縁が楕円形状を有するので、ターボ機械の運転時における上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、前記羽根車の停止時において、前記ケーシングの中心軸線は、前記羽根車の回転軸線と平行、且つ、前記羽根車の回転軸線から径方向にずれている。
例えば、ターボ機械の運転時にケーシングの中心軸線と羽根車の回転軸線とがずれる場合がある。このような場合には、ターボ機械の運転時における上述したずれを考慮してターボ機械の停止時における該中心軸線と該回転軸線とを予めずらしておくことで、ターボ機械の運転時に該中心軸線と該回転軸線とのずれが小さくなるようにすることができる。
その点、上記(4)の構成によれば、羽根車の停止時において、ケーシングの中心軸線は、羽根車の回転軸線と平行、且つ、羽根車の回転軸線から径方向にずれている。これにより、ターボ機械の運転時に該中心軸線と該回転軸線とのずれを小さくすることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、前記羽根車の停止時において、前記ケーシングの中心軸線は、前記羽根車の回転軸線と平行ではない。
例えば、ターボ機械の運転時にケーシングの中心軸線と羽根車の回転軸線とがずれて平行でなくなる場合がある。このような場合には、ターボ機械の運転時における上述したずれを考慮してターボ機械の停止時における該中心軸線と該回転軸線とを予め非平行となるようにしておくことで、ターボ機械の運転時に該中心軸線と該回転軸線とが平行となる状態に近づけることができる。
その点、上記(5)の構成によれば、羽根車の停止時において、ケーシングの中心軸線は、羽根車の回転軸線と平行でない。これにより、ターボ機械の運転時に該中心軸線と該回転軸線とが平行となる状態に近づけることができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記羽根車は、半径流式の羽根車であり、
前記ケーシングは、前記ケーシングの中心軸線の周りに回転非対称である。
ケーシングがケーシングの中心軸線の周りに回転非対称であるであると、熱伸びによる変形も該中心軸線の周りに回転非対称に表れる。そのため、ケーシングの中心軸線の周りに回転非対称であるケーシングを有するターボ機械では、羽根車の停止時における上記隙間の大きさを羽根車の周方向に亘って均一に形成した場合、羽根車の運転時には、上記隙間の大きさが羽根車の周方向に亘って不均一にあるおそれがある。
その点、上記(6)の構成によれば、上記(1)乃至(5)の何れかの構成を有するので、運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記ケーシングは、
前記羽根車よりも径方向外側で周方向に流体が流れるスクロール流路を内部に有するスクロール部を含み、
前記スクロール流路と前記スクロール流路よりも径方向外側の流路とを仕切る舌部を有し、
前記羽根車の停止時における前記隙間は、前記舌部における前記隙間が前記隙間の前記周方向についての平均値よりも大きい。
発明者らが鋭意検討した結果、ケーシングがスクロール部を含む場合、スクロール流路の延在方向に直交する断面におけるスクロール流路の流路断面積が比較的大きい領域では、羽根車の回転時の上記隙間が停止時に比べて小さくなる傾向があり、該流路断面積が比較的小さい領域では、羽根車の回転時の上記隙間が停止時に比べて大きくなる傾向があることが見出された。
したがって、スクロール流路の延在方向に沿った位置のうち、該流路断面積が最も大きくなる位置では、停止時の上記隙間に対する運転時の上記隙間の減少量が最も大きくなる。
また、ケーシングがスクロール部を含む場合、該流路断面積は、上記舌部の近傍において最も大きい。したがって、ケーシングがスクロール部を含む場合、停止時の上記隙間に対する運転時の上記隙間の減少量は、上記舌部の近傍において、最も大きくなる。
その点、上記(7)の構成によれば、羽根車の停止時における上記隙間は、舌部における上記隙間が上記隙間の周方向についての平均値よりも大きい。したがって、上記(7)の構成によれば、運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、
前記周方向における角度範囲のうち、前記舌部の角度位置を0度とし、且つ、前記スクロール流路の延在方向のうち、前記延在方向に沿って前記舌部から離れるにつれて前記延在方向と直交する断面における前記スクロール流路の流路断面積が漸増する方向を正の方向としたときに、
前記羽根車の停止時における前記隙間は、−90度以上0度以下の角度範囲内で前記羽根車の停止時における最大値をとる。
ケーシングがスクロール部を含む場合、スクロール流路の流路断面積は、一般的に上述した−90度以上0度以下の角度範囲内で最も大きくなる。
また、上述したように、スクロール流路の延在方向に沿った位置のうち、該流路断面積が最も大きくなる位置では、停止時の上記隙間に対する運転時の上記隙間の減少量が最も大きくなる。
その点、上記(8)の構成によれば、羽根車の停止時における上記隙間は、−90度以上0度以下の角度範囲内で羽根車の停止時における最大値をとる。したがって、上記(8)の構成によれば、運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れかの構成において、前記羽根車の停止時における前記隙間の大きさは、前記羽根の前縁と前記前縁から後縁に向かって前記先端部の全長の20%の距離だけ離れた位置との間の領域の少なくとも一部、又は、前記後縁と前記後縁から前記前縁に向かって前記全長の20%の距離だけ離れた位置との間の領域の少なくとも一部の少なくとも何れか一方において、前記羽根車の周方向に亘って不均一に形成されている。
ターボ機械では、前縁近傍及び後縁の近傍における上記隙間を小さくすることで、ターボ機械の効率を効果的に向上できる。
その点、上記(9)の構成によれば、前縁近傍、又は、後縁の近傍の少なくとも何れか一方において、上記隙間が周方向に亘って不均一に形成されている。したがって、前縁の近傍、又は、後縁の近傍の少なくとも何れか一方において、運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。これにより、ターボ機械における効率低下を効果的に抑制できる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記羽根車は、回転軸線が水平方向に延在する軸流式の羽根車であり、
前記ケーシングは、第1支持台と、前記第1支持台から前記羽根車の回転軸線に沿った方向に離間して設けられた第2支持台によって支持されている。
軸流式の羽根車を有するターボ機械では、軸方向に沿って羽根が複数段設けられている場合や、比較的大型のターボ機械である場合のように、軸方向に沿ったケーシングの大きさが比較的大きい場合、ケーシングは、第1支持台と、第1支持台から羽根車の回転軸線に沿った方向に離間して設けられた第2支持台によって支持されることがある。
このようなターボ機械では、ケーシングは、その自重によって第1支持台と第2支持台との間で下方に撓み易い。そのため、ターボ機械の運転時には、熱伸び等の影響により、ケーシングがさらに撓み易くなることが考えられる。
その点、上記(10)の構成によれば、上記(1)乃至(5)の何れかの構成を有するので、上述したケーシングの撓みが上記隙間に与える影響を考慮して、羽根車の停止時における上記隙間を羽根車の周方向に亘って不均一に形成することで、運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。これにより、ターボ機械における効率低下を抑制できる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(10)の構成において、前記第1支持台と前記第2支持台との中間位置であって、前記周方向に沿った位置のうち前記羽根車の鉛直上方向の位置において、前記羽根車の停止時における前記隙間は、前記隙間の前記周方向についての平均値よりも大きい。
上記第1支持台と上記第2支持台によってケーシングが支持されたターボ機械では、上述したように、第1支持台と第2支持台との間でケーシングが下方に撓み易く、ターボ機械の運転時には、さらに撓み易くなることが考えられる。
その点、上記(11)の構成のように上記隙間を設定することで、上記中間位置における運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(10)又は(11)の構成において、前記回転軸線方向に沿った前記羽根車の両端の位置であって、前記周方向に沿った位置のうち前記羽根車の鉛直下方向の位置において、前記羽根車の停止時における前記隙間は、前記隙間の前記周方向についての平均値よりも大きい。
上記第1支持台と上記第2支持台によってケーシングが支持されたターボ機械では、回転軸線方向に沿った羽根車の両端の位置では、第1支持台と第2支持台との間の中間位置の場合とは反対に、ケーシングが上方に撓み易く、ターボ機械の運転時には、さらに撓み易くなることが考えられる。
その点、上記(12)の構成のように上記隙間を設定することで、回転軸線方向に沿った羽根車の両端の位置における運転時の上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(12)の何れかの構成において、前記周方向における前記隙間の大きさのばらつきは、前記羽根車の回転時よりも、前記羽根車の停止時の方が大きい。
上記(13)の構成によれば、周方向における前記隙間の大きさのばらつきは、羽根車の停止時よりも、羽根車の回転時の方が小さくなる。これにより、羽根車の回転時、すなわちターボ機械の運転時における上記隙間が周方向に亘って均一となる状態に近づけて小さくすることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、ターボ機械の運転中における動翼の先端部とケーシングの内面との間の隙間を適切化できる。
ターボ機械の一例としての、幾つかの実施形態に係るターボチャージャの一例を示す断面図である。 幾つかの実施形態に係るタービンホイールの外観の斜視図である。 幾つかの実施形態に係るタービンの断面を模式的に示した図である。 一実施形態に係る羽根車の停止時と回転時における隙間を模式的に示した図であり、図3のA−A矢視図に相当する。 一実施形態に係る羽根車の停止時と回転時における隙間を模式的に示した図であり、図3のA−A矢視図に相当する。 一実施形態に係る羽根車の停止時と回転時における隙間を模式的に示した図であり、図3のA−A矢視図に相当する。 一実施形態に係る羽根車とケーシングとの関係を模式的に示す図である。 一実施形態に係る羽根車とケーシングとの関係を模式的に示す図である。 スクロール部について説明するための図であり、回転軸線に直交する断面における断面図である。 一実施形態に係る羽根車の停止時における隙間について示すグラフであり、周方向位置を横軸に採り、隙間の大きさを縦軸に採ったグラフである。 一実施形態に係る軸流式のターボ機械の模式的な斜視図である。 従来の軸流式のターボ機械のケーシングの変形について説明するための模式的な図である。 一実施形態に係る軸流式のターボ機械の模式的な断面図である。 図13のD−D矢視断面図である。 図13のE−E矢視断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、ターボ機械の一例としての、幾つかの実施形態に係るターボチャージャ1の一例を示す断面図である。
幾つかの実施形態に係るターボチャージャ1は、例えば自動車などの車両に搭載されるエンジンの吸気を過給するための排気ターボ過給機である。
ターボチャージャ1は、ロータシャフト2を回転軸として連結されたタービンホイール3及びコンプレッサホイール4と、タービンホイール3を回転自在に収容するケーシング(タービンハウジング)5と、コンプレッサホイール4を回転自在に収容するケーシング(コンプレッサハウジング)6とを有する。また、タービンハウジング5は、内部にスクロール流路7aを有するスクロール部7を含む。コンプレッサハウジング6は、内部にスクロール流路8aを有するスクロール部8を含む。
幾つかの実施形態に係るタービン30は、タービンホイール3と、ケーシング5とを備える。幾つかの実施形態に係るコンプレッサ40は、コンプレッサホイール4と、ケーシング6とを備える。
図2は、幾つかの実施形態に係るタービンホイール3の外観の斜視図である。
幾つかの実施形態に係るタービンホイール3は、ロータシャフト(回転軸)2に連結されて回転軸線AXwの周りに回転される羽根車である。幾つかの実施形態に係るタービンホイール3は、回転軸線AXwに沿った断面において、回転軸線AXwに対して傾斜するハブ面32を有するハブ31と、ハブ面32に設けられた複数の羽根(動翼)33とを有する。なお、図1、2に示したタービンホイール3はラジアルタービンであるが、斜流タービンであってもよい。図2において、矢印Rはタービンホイール3の回転方向を示す。羽根33は、タービンホイール3の周方向に間隔をあけて複数設けられる。
なお、斜視図による図示は省略するが、幾つかの実施形態に係るコンプレッサホイール4も、幾つかの実施形態に係るタービンホイール3と同様の構成を有している。すなわち、幾つかの実施形態に係るコンプレッサホイール4は、ロータシャフト(回転軸)2に連結されて回転軸線AXwの周りに回転される羽根車である。幾つかの実施形態に係るコンプレッサホイール4は、回転軸線AXwに沿った断面において、回転軸線AXwに対して傾斜するハブ面42を有するハブ41と、ハブ面42に設けられた複数の羽根(動翼)43とを有する。羽根43は、コンプレッサホイール4の周方向に間隔をあけて複数設けられる。
このように構成されるターボチャージャ1では、作動流体である排気ガスは、タービンホイール3の前縁36から後縁37に向かって流れる。これにより、タービンホイール3は、回転させられるとともに、ロータシャフト2を介して連結されたコンプレッサ40のコンプレッサホイール4が回転させられる。これにより、コンプレッサ40の入口部40aから流入した吸気は、コンプレッサホイール4の前縁46から後縁47に向かって流れる過程でコンプレッサホイール4によって圧縮される。
なお、以下の説明では、ターボ機械に関する内容であり、タービン30とコンプレッサ40とに共通する内容については、上述した各構成要素について、以下のように表記することがある。
例えば、タービンホイール3とコンプレッサホイール4とで特に区別する必要がない場合には、タービンホイール3、又は、コンプレッサホイール4のことを羽根車Wと呼ぶことがある。
また、タービンホイール3の羽根33とコンプレッサホイール4の羽根43とで特に区別する必要がない場合には、羽根の符号をアルファベットのBに変更して、羽根Bと表すことがある。
タービン30のケーシング5とコンプレッサ40のケーシング6とで特に区別する必要がない場合には、ケーシングの符号をアルファベットのCに変更して、ケーシングCと表すことがある。
すなわち、以下で説明する幾つかの実施形態に係るターボ機械10は、少なくとも1枚の羽根Bを有する羽根車Wと、羽根車Wを回転自在に収容するケーシングCとを備える。
図3は、幾つかの実施形態に係るタービン30の断面を模式的に示した図である。
なお、以下の説明では、幾つかの実施形態に係るターボ機械10の構造について、幾つかの実施形態に係るタービン30の構造を参照して説明するが、特に断りがない限り、その説明の内容は、幾つかの実施形態に係るコンプレッサ40についても同様に適用できるものとする。
ターボ機械では、例えば図3に示したタービン30のように、羽根33の先端部34とケーシング5の内面51との間に隙間Gが存在するが、この隙間Gから漏れ流れが発生し、ターボ機械における流れ場と性能に影響を与える。そのため、ターボ機械では、この隙間Gはできるだけ小さくしたいが、ターボ機械を運転させることで羽根BやケーシングCの変形等が発生しても羽根BとケーシングCとが接触しないようにする必要がある。
そのため、羽根車WやケーシングCの設計にあたり、上記の変形等を考慮する必要がある。
そこで、幾つかの実施形態に係るターボ機械10では、以下で説明する構成によって、羽根BとケーシングCとの接触を回避しつつ、隙間Gの大きさの適切化を図ることで、ターボ機械10における損失を抑制するようにしている。
なお、以下の説明では、隙間Gの大きさtcは、次のとおりとする。すなわち、隙間Gの大きさtcは、羽根Bの先端部34に沿った前縁36と後縁37との間の任意の位置における点Pbと、ケーシングCの内面51において点Pbに最も近い点Pcとの距離である。
なお、以下の説明では、羽根車Wの停止時、又は、ターボ機械10の停止時とは、羽根車W、又は、ターボ機械10の冷間停止時のことであり、少なくともターボ機械10の各部の温度がターボ機械10の周囲の温度と等しい場合を含む。また、以下の説明では、羽根車Wの回転時、又は、ターボ機械10の運転時とは、羽根車W、又は、ターボ機械10の温間運転時のことであり、少なくともターボ機械10の各部の温度がターボ機械10が正常に作動している場合に到達する温度と等しい場合を含む。
図4は、一実施形態に係る羽根車Wの停止時と回転時における隙間Gを模式的に示した図であり、図3のA−A矢視図に相当する。
図5は、一実施形態に係る羽根車Wの停止時と回転時における隙間Gを模式的に示した図であり、図3のA−A矢視図に相当する。
図6は、一実施形態に係る羽根車Wの停止時と回転時における隙間Gを模式的に示した図であり、図3のA−A矢視図に相当する。
図7は、一実施形態に係る羽根車WとケーシングCとの関係を模式的に示す図である。
図8は、一実施形態に係る羽根車WとケーシングCとの関係を模式的に示す図である。
図9は、スクロール部について説明するための図であり、回転軸線AXwに直交する断面における断面図である。
図10は、一実施形態に係る羽根車Wの停止時における隙間Gについて示すグラフであり、周方向位置θを横軸に採り、隙間Gの大きさtcを縦軸に採ったグラフである。
図11は、一実施形態に係る軸流式のターボ機械10Aの模式的な斜視図である。
図12は、従来の軸流式のターボ機械10BのケーシングCの変形について説明するための模式的な図である。
図13は、一実施形態に係る軸流式のターボ機械10Aの模式的な断面図である。
図14は、図13のD−D矢視断面図である。
図15は、図13のE−E矢視断面図である。
図3に示した点Pbは、羽根車Wの回転によって回転軸線AXwを中心とする円となる軌跡を描く。そこで、図4〜6では、点Pbを羽根車Wを回転させたときの軌跡91として表している。また、点Pbの周方向位置θが変われば、点Pcの周方向位置θも変わる。そこで、図4〜6では、点Pbの周方向位置θの変化に応じて採り得る点Pcの位置を環状の線92で描いている。
図4〜6において、軌跡91と線92との間の領域が隙間Gであり、任意の周方向位置θにおける隙間Gの大きさtcは、任意の周方向位置θにおける軌跡91と線92との間の距離で表される。
図4〜6において、2点鎖線93で示した円は、隙間Gの周方向についての大きさの平均値tcaveを表している。
ここで、隙間Gの周方向についての平均値tcaveとは、例えば周方向位置θの位置によって異なる隙間Gの大きさtcについての平均値である。
なお、図4〜6では、隙間Gの大きさtcを誇張して描いている。
図7、8は、羽根車Wの停止時の状態を示す図であり、羽根車W及びケーシングCを、単純な円錐台形状で表している。図7では、ケーシングCの中心軸線AXcは、羽根車Wの回転軸線AXwと平行、且つ、羽根車Wの回転軸線AXwから径方向にずれている。図8では、ケーシングCの中心軸線AXcは、羽根車Wの回転軸線AXwと平行でない。
図11に示す一実施形態に係る軸流式のターボ機械10Aは、ケーシングCと、羽根車Wとを有している。図11に示す一実施形態に係る軸流式のターボ機械10Aは、回転軸線AXwが水平方向に延在する軸流式の羽根車である。図11に示す一実施形態に係る軸流式のターボ機械10Aでは、ケーシングCは、第1支持台111と、第1支持台から羽根車Wの回転軸線AXwに沿った方向に離間して設けられた第2支持台112によって支持されている。
例えば、図3〜8に示す幾つかの実施形態では、羽根車Wの停止時における、羽根Bの先端部34とケーシングCの内面51との隙間Gの大きさtcは、羽根車Wの周方向に亘って不均一に形成されている。
図3〜8に示す幾つかの実施形態では、羽根車Wの停止時、すなわち冷間停止時における隙間Gの大きさtcを羽根車Wの周方向に亘って敢えて不均一に形成することで、羽根車Wの回転時、すなわちターボ機械10の温間運転時における羽根車WやケーシングCの変形等による隙間Gの変化を相殺し、運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。すなわち、ターボ機械10の運転中に接触するおそれのある箇所について、停止時の隙間Gを他の周方向位置における停止時の隙間Gよりも大きくすることで運転時における隙間Gの変化を相殺することができる。これにより、運転時の隙間Gを小さくすることができ、ターボ機械10における効率低下を抑制できる。
例えば、図3〜8に示す幾つかの実施形態では、周方向における隙間Gの大きさのばらつきは、羽根車Wの回転時よりも、羽根車Wの停止時の方が大きい。
図3〜8に示す幾つかの実施形態では、周方向における隙間Gの大きさtcのばらつきは、羽根車Wの停止時よりも、羽根車Wの回転時の方が小さくなる。これにより、羽根車Wの回転時、すなわちターボ機械10の温間運転時における隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけて小さくすることができる。
なお、周方向における隙間Gの大きさtcのばらつきは、例えば周方向位置θの位置によって異なる隙間Gの大きさtcについての分散や標準偏差等である。
例えば、図5に示す一実施形態では、ケーシングCの内周縁51aは、楕円形状を有する。
ここで、内周縁51aとは、ケーシングCを回転軸線AXwに直交する断面において現れるケーシングCの内縁であり、内面51と該断面との交差部分である。
例えば、ターボ機械10の運転時にケーシングCの内周縁51aが円形状から楕円形状に変化するように変形する場合がある。このような場合には、ターボ機械10の停止時におけるケーシングCの内周縁51aの形状を、上記のような形状の変化をしたときに円形に近づくように予め楕円形状にしておくとよい。
これにより、ターボ機械10の運転時における隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
例えば、図6、7に示す幾つかの実施形態では、羽根車Wの停止時において、ケーシングCの中心軸線AXcは、羽根車Wの回転軸線AXwと平行、且つ、羽根車Wの回転軸線AXwから羽根車Wの径方向にずれている。
例えば、ターボ機械10の運転時にケーシングCの中心軸線AXcと羽根車Wの回転軸線AXwとがずれる場合がある。このような場合には、ターボ機械10の運転時における上述したずれを考慮してターボ機械10の停止時における該中心軸線AXcと該回転軸線AXwとを予めずらしておくことで、ターボ機械10の運転時該中心軸線AXcと該回転軸線AXwとのずれが小さくなるようにすることができる。
その点、例えば、図6、7に示す幾つかの実施形態によれば、羽根車Wの停止時において、ケーシングCの中心軸線AXcは、羽根車Wの回転軸線AXwと平行、且つ、羽根車Wの回転軸線AXwから径方向にずれている。これにより、ターボ機械10の運転時に該中心軸線AXcと該回転軸線AXwとのずれを小さくすることができる。
例えば、図8に示す一実施形態では、羽根車Wの停止時において、ケーシングの中心軸線は、前記羽根車の回転軸線と平行でない。
例えば、ターボ機械10の運転時にケーシングCの中心軸線AXcと羽根車Wの回転軸線AXwとがずれて平行でなくなる場合がある。このような場合には、ターボ機械10の運転時における上述したずれを考慮してターボ機械10の停止時における該中心軸線AXcと該回転軸線AXwとを予め非平行となるようにしておくことで、ターボ機械10の運転時に該中心軸線AXcと該回転軸線AXwとが平行となる状態に近づけることができる。
その点、例えば、図8に示す一実施形態によれば、羽根車Wの停止時において、ケーシングCの中心軸線AXcは、羽根車Wの回転軸線AXwと平行でない。これにより、ターボ機械10の運転時に該中心軸線AXcと該回転軸線AXwとが平行となる状態に近づけることができる。
なお、上述した幾つかの実施形態、及び、後述する幾つかの実施形態において、羽根車Wの停止時における隙間Gの最大値tcmaxと最小値tcminとの差は、隙間Gの周方向についての平均値tcaveの10%以上であるとよい。
これにより、ターボ機械10の運転時における隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に一層近づけることができる。
例えば、図1、3、9に示すように、幾つかの実施形態では、羽根車Wは、半径流式の羽根車Wである。そして、例えば、図1、3、9に示すように、幾つかの実施形態では、ケーシングCは、ケーシングCの中心軸線AXcの周りに回転非対称である。
例えば、図1、3、9に示すように、ケーシングCがスクロール部7、8を含む場合のように、ケーシングCがケーシングCの中心軸線AXcの周りに回転非対称であるであると、熱伸びによる変形も該中心軸線AXcの周りに回転非対称に表れる。そのため、ケーシングCの中心軸線AXcの周りに回転非対称であるケーシングCを有するターボ機械10では、羽根車Wの停止時における隙間Gの大きさを羽根車Wの周方向に亘って均一に形成した場合、羽根車Wの運転時には、隙間Gの大きさが羽根車Wの周方向に亘って不均一にあるおそれがある。
その点、上述した幾つかの実施形態によれば、上述したように、羽根車Wの停止時における、羽根Bの先端部34とケーシングCの内面51との隙間Gの大きさtcを、羽根車Wの周方向に亘って不均一に形成したので、運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
なお、ケーシングCが中心軸線AXcの周りに回転非対称となる場合として、上述したように、ケーシングCがスクロール部7、8を含む場合の他に、例えば、以下のような場合も考えられる。
例えば、ケーシングCを支持するための構造物がケーシングCに取り付けられる等、ケーシングCが中心軸線AXcの周りに回転非対称となるように付加物が付加されていて、該付加物を含めたケーシングCの形状が中心軸線AXcの周りに回転非対称となる場合が考えられる。
また、例えば、該構造物によって、ケーシングCの熱伸びが制約を受ける場合が考えられる。
例えば、図1、3、9に示すように、幾つかの実施形態では、ケーシングCは、羽根車Wよりも径方向外側で周方向に流体が流れるスクロール流路7a、8aを内部に有するスクロール部7、8を含む。例えば、図9に示すように、幾つかの実施形態では、ケーシングCは、スクロール流路7aとスクロール流路7aよりも径方向外側の流路9とを仕切る舌部71を有する。例えば、図10に示すように、幾つかの実施形態では、羽根車Wの停止時における隙間Gは、舌部71における隙間Gが隙間Gの前記周方向についての平均値よりも大きい。
なお、図10では、周方向における角度範囲のうち、図9に示すように、舌部71の角度位置を0度とし、且つ、スクロール流路7aの延在方向のうち、延在方向に沿って舌部71から離れるにつれて延在方向と直交する断面におけるスクロール流路7aの流路断面積が漸増する方向を正の方向とする。
発明者らが鋭意検討した結果、ケーシングCがスクロール部7、8を含む場合、スクロール流路の延在方向に直交する断面におけるスクロール流路7a、8aの流路断面積が比較的大きい領域では、羽根車Wの回転時の隙間Gが停止時に比べて小さくなる傾向があり、該流路断面積が比較的小さい領域では、羽根車Wの回転時の隙間Gが停止時に比べて大きくなる傾向があることが見出された。
したがって、スクロール流路7a,8aの延在方向に沿った位置のうち、該流路断面積が最も大きくなる位置では、停止時の隙間Gに対する運転時の隙間Gの減少量が最も大きくなる。
また、ケーシングCがスクロール部7、8を含む場合、該流路断面積は、舌部(舌部71)の近傍において最も大きい。したがって、ケーシングCがスクロール部7、8を含む場合、停止時の隙間Gに対する運転時の隙間Gの減少量は、上記舌部(舌部71)の近傍において、最も大きくなる。
その点、幾つかの実施形態では、図10に示すように、羽根車Wの停止時における隙間Gは、舌部71における隙間Gの大きさtcが隙間Gの周方向についての平均値tcaveよりも大きい。したがって、運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
幾つかの実施形態では、羽根車Wの停止時における隙間Gは、−90度以上0度以下の角度範囲内で羽根車Wの停止時における最大値tcmaxをとる。
ケーシングCがスクロール部7、8を含む場合、スクロール流路7a、8aの流路断面積は、一般的に上述した−90度以上0度以下の角度範囲内で最も大きくなる。
また、上述したように、スクロール流路7a、8aの延在方向に沿った位置のうち、該流路断面積が最も大きくなる位置では、停止時の隙間Gに対する運転時の隙間Gの減少量が最も大きくなる。
その点、幾つかの実施形態では、図10に示すように、羽根車Wの停止時における隙間Gは、−90度以上0度以下の角度範囲内で羽根車Wの停止時における最大値tcmaxをとる。したがって、運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
なお、上述した幾つかの実施形態において、羽根車Wの停止時における隙間Gの大きさは、以下の(a)又は(b)の少なくとも何れか一方において、羽根車Wの周方向に亘って不均一に形成されているとよい。
(a)羽根Bの前縁36、46と前縁36、46から後縁37、47に向かって先端部34、44の全長の20%の距離だけ離れた位置との間の領域の少なくとも一部
(b)後縁37、47と後縁37、47から前縁36、46に向かって該全長の20%の距離だけ離れた位置との間の領域の少なくとも一部
ターボ機械10では、前縁36、46近傍及び後縁37、47の近傍における隙間Gを小さくすることで、ターボ機械10の効率を効果的に向上できる。
その点、上記(a)又は(b)の少なくとも何れか一方において、隙間Gが周方向に亘って不均一に形成すれば、前縁36、46の近傍、又は、後縁37、47の近傍の少なくとも何れか一方において、運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。これにより、ターボ機械10における効率低下を効果的に抑制できる。
なお、上記(a)又は(b)の何れか一方にだけ、羽根車Wの周方向に亘って不均一に形成するのであれば、上記(a)、すなわち、流体の出口側ではなく入口側において、羽根車Wの周方向に亘って不均一に形成するとよい。
なお、上述の説明では、主に半径流式のターボ機械10について説明したが、上述した構成は、図11に示すような軸流式のターボ機械10Aについても適用可能であり、同様の作用効果を奏する。
軸流式の羽根車Wを有するターボ機械10Aにおいて、軸方向に沿って羽根が複数段設けられている場合や、比較的大型のターボ機械である場合のように、軸方向に沿ったケーシングCの大きさが比較的大きい場合がある。このような場合には、ケーシングCは、第1支持台111と、第1支持台111から羽根車Wの回転軸線AXwに沿った方向に離間して設けられた第2支持台112によって支持されることがある。
このような場合には、図12に示すように、ターボ機械10Bでは、ケーシングCは、その自重によって第1支持台111と第2支持台112との間で下方に撓み易い。そのため、従来のターボ機械10Bの運転時には、熱伸び等の影響により、ケーシングCがさらに撓み易くなることが考えられる。
なお、図12では、破線で表したケーシングCは、上述したように撓む前のケーシングCである。図12では、ケーシングCの変形を誇張して描いている。
そこで、上述したケーシングCの撓みが隙間Gに与える影響を考慮して、羽根車Wの停止時における隙間Gを羽根車Wの周方向に亘って不均一に形成することで、運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。これにより、軸流式の羽根車Wを有するターボ機械10Aにおいて効率低下を抑制できる。
具体的には、例えば図13、14に示すように、第1支持台111と第2支持台112との中間位置P1であって、周方向に沿った位置のうち羽根車Wの鉛直上方向の位置P2において、羽根車Wの停止時における隙間Gの大きさtc1は、隙間Gの周方向についての大きさの平均値tcaveよりも大きい。
なお、該平均値tcaveは、中間位置P1における平均値である。
第1支持台111と第2支持台112によってケーシングCが支持された従来のターボ機械10Bでは、上述したように、第1支持台111と第2支持台112との間でケーシングが下方に撓み易く、ターボ機械10Bの運転時には、さらに撓み易くなることが考えられる。
その点、上記中間位置P1であって鉛直上方向の位置P2において、隙間Gの大きさtc1を隙間Gの周方向についての大きさの平均値tcaveよりも大きくるすことで、中間位置P1における運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
また、例えば図13、15に示すように、回転軸線AXw方向に沿った羽根車Wの両端の位置P3であって、周方向に沿った位置のうち羽根車Wの鉛直下方向の位置P4において、羽根車Wの停止時における隙間Gの大きさtc2は、隙間Gの周方向についての大きさの平均値tcaveよりも大きい。
なお、該平均値tcaveは、位置P3における平均値である。
第1支持台111と第2支持台112によってケーシングCが支持された従来のターボ機械10Bでは、回転軸線AXw方向に沿った羽根車Wの両端の位置P3では、第1支持台111と第2支持台112との間の中間位置P1の場合とは反対に、ケーシングCが上方に撓み易く、ターボ機械10Bの運転時には、さらに撓み易くなることが考えられる。
その点、回転軸線AXw方向に沿った羽根車Wの両端の位置P3であって、周方向に沿った位置のうち羽根車Wの鉛直下方向の位置P4において、羽根車Wの停止時における隙間Gの大きさtc2を隙間Gの周方向についての大きさの平均値tcaveよりも大きくすることで、回転軸線方向に沿った羽根車Wの両端の位置P3における運転時の隙間Gが周方向に亘って均一となる状態に近づけることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 ターボチャージャ
2 ロータシャフト
3 タービンホイール
4 コンプレッサホイール
5 ケーシング(タービンハウジング)
6 ケーシング(コンプレッサハウジング)
7、8 スクロール部
7a、8a スクロール流路
10 ターボ機械
10A 軸流式のターボ機械
10B 従来の軸流式のターボ機械
30 タービン
34、44 先端部
40 コンプレッサ
41 舌部
51 内面
51a 内周縁
AXc 中心軸線
AXw 回転軸線
B 羽根
C ケーシング
G 隙間
W 羽根車

Claims (13)

  1. 少なくとも1枚の羽根を有する羽根車と、
    前記羽根車を回転自在に収容するケーシングと、
    を備えるターボ機械であって、
    前記羽根車の停止時における、前記羽根の先端部と前記ケーシングの内面との隙間の大きさは、前記羽根車の周方向に亘って不均一に形成されている
    ターボ機械。
  2. 前記羽根車の停止時における前記隙間の最大値と最小値との差は、前記隙間の前記周方向についての平均値の10%以上である
    請求項1に記載のターボ機械。
  3. 前記ケーシングの内周縁は、楕円形状を有する
    請求項1又は2に記載のターボ機械。
  4. 前記羽根車の停止時において、前記ケーシングの中心軸線は、前記羽根車の回転軸線と平行、且つ、前記羽根車の回転軸線から径方向にずれている
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のターボ機械。
  5. 前記羽根車の停止時において、前記ケーシングの中心軸線は、前記羽根車の回転軸線と平行でない
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のターボ機械。
  6. 前記羽根車は、半径流式の羽根車であり、
    前記ケーシングは、前記ケーシングの中心軸線の周りに回転非対称である
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のターボ機械。
  7. 前記ケーシングは、
    前記羽根車よりも径方向外側で周方向に流体が流れるスクロール流路を内部に有するスクロール部を含み、
    前記スクロール流路と前記スクロール流路よりも径方向外側の流路とを仕切る舌部を有し、
    前記羽根車の停止時における前記隙間は、前記舌部における前記隙間が前記隙間の前記周方向についての平均値よりも大きい
    請求項6に記載のターボ機械。
  8. 前記周方向における角度範囲のうち、前記舌部の角度位置を0度とし、且つ、前記スクロール流路の延在方向のうち、前記延在方向に沿って前記舌部から離れるにつれて前記延在方向と直交する断面における前記スクロール流路の流路断面積が漸増する方向を正の方向としたときに、
    前記羽根車の停止時における前記隙間は、−90度以上0度以下の角度範囲内で前記羽根車の停止時における最大値をとる
    請求項7に記載のターボ機械。
  9. 前記羽根車の停止時における前記隙間の大きさは、前記羽根の前縁と前記前縁から後縁に向かって前記先端部の全長の20%の距離だけ離れた位置との間の領域の少なくとも一部、又は、前記後縁と前記後縁から前記前縁に向かって前記全長の20%の距離だけ離れた位置との間の領域の少なくとも一部の少なくとも何れか一方において、前記羽根車の周方向に亘って不均一に形成されている
    請求項1乃至8の何れか一項に記載のターボ機械。
  10. 前記羽根車は、回転軸線が水平方向に延在する軸流式の羽根車であり、
    前記ケーシングは、第1支持台と、前記第1支持台から前記羽根車の回転軸線に沿った方向に離間して設けられた第2支持台によって支持されている
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のターボ機械。
  11. 前記第1支持台と前記第2支持台との中間位置であって、前記周方向に沿った位置のうち前記羽根車の鉛直上方向の位置において、前記羽根車の停止時における前記隙間は、前記隙間の前記周方向についての平均値よりも大きい
    請求項10に記載のターボ機械。
  12. 前記回転軸線方向に沿った前記羽根車の両端の位置であって、前記周方向に沿った位置のうち前記羽根車の鉛直下方向の位置において、前記羽根車の停止時における前記隙間は、前記隙間の前記周方向についての平均値よりも大きい
    請求項10又は11に記載のターボ機械。
  13. 前記周方向における前記隙間の大きさのばらつきは、前記羽根車の回転時よりも、前記羽根車の停止時の方が大きい
    請求項1乃至12の何れか一項に記載のターボ機械。
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