JPWO2020118045A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020118045A5
JPWO2020118045A5 JP2021531725A JP2021531725A JPWO2020118045A5 JP WO2020118045 A5 JPWO2020118045 A5 JP WO2020118045A5 JP 2021531725 A JP2021531725 A JP 2021531725A JP 2021531725 A JP2021531725 A JP 2021531725A JP WO2020118045 A5 JPWO2020118045 A5 JP WO2020118045A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pharmaceutical composition
composition according
cyclodextrin
sulfur
nitrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021531725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022511030A (ja
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2019/064669 external-priority patent/WO2020118045A1/en
Publication of JP2022511030A publication Critical patent/JP2022511030A/ja
Publication of JPWO2020118045A5 publication Critical patent/JPWO2020118045A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

様々な特定の実施形態が例示されて、記載されているが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更が行われ得ることが理解される。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
式Iの化合物:
Figure 2020118045000012

または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物であって、式中、
W、X、YまたはZはそれぞれ、N、O、S、CU、CHおよびC-NH から独立して選択され、W、X、YまたはZのうちの1つはC-NH であり、
は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC 1~4 脂肪族であり、
は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC 1~4 脂肪族であるか;またはR およびR は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から選択される1~2個のヘテロ原子を含有する3~8員のシクロアルキル環またはヘテロシクリル環を形成し、
kは、0、1、2、3または4であり、
Uはそれぞれ、ハロゲン、シアノ、-R、-OR、-SR、-N(R) 、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R) 、-N(R)C(O)N(R) 、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R) 、-N(R)S(O) R、-SO N(R) 、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O) Rから独立して選択され、
隣接炭素原子上に存在する2つのUは、縮合フェニル環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含有する5~6員の飽和または部分不飽和縮合複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含有する5~6員の縮合ヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている縮合環を形成することができ、
Rはそれぞれ、水素、重水素、ならびにC 1~6 脂肪族;3~8員の飽和または部分不飽和単環式炭素環式環;フェニル;8~10員の二環式アリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する3~8員の飽和または部分不飽和単環式複素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する6~10員の飽和または部分不飽和二環式複素環式環;および窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する7~10員の二環式ヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換されている基から独立して選択され、
前記医薬組成物が注射可能な組成物である、
医薬組成物。
(項目2)
前記注射可能な組成物が、
(a)粘度増強剤
(b)リポソーム
(c)生分解性ポリマーのマイクロ粒子またはナノ粒子
(d)リン酸カルシウム粒子
(e)シクロデキストリンであって、前記組成物が非経口投与に好適な、シクロデキストリン、または
(f)ヒドロゲル
を含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目3)
粘度増強剤を含む、項目2に記載の医薬組成物。
(項目4)
前記粘度増強剤が、ヒアルロナート、ヒアルロン酸、架橋ヒアルロン酸、ポリビニルピロリドン(PVP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシルエチルセルロース、グリセロールまたはそれらの混合物からなる群から選択される、項目3に記載の医薬組成物。
(項目5)
前記医薬組成物が1kcP~200kcPの間の粘度を有する、項目3または4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目6)
前記粘度増強剤が、ヒアルロナート、ヒアルロン酸または薬学的に許容されるその塩である、項目3から5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目7)
前記ヒアルロナートまたはヒアルロン酸または薬学的に許容されるその塩が、約500,000~約5×10 ダルトンの分子量を有する、項目6に記載の医薬組成物。
(項目8)
等張化剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、項目3から7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目9)
リポソームを含む、項目2に記載の医薬組成物。
(項目10)
前記リポソームがサブミクロンサイズのリポソームである、項目9に記載の医薬組成物。
(項目11)
前記リポソームが、約20nm~約1umの平均直径を有する、項目9から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目12)
前記リポソームが、1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DPPC)を含む、項目9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目13)
前記リポソームが、卵ホスファチジルコリン(EPC)およびl-α-ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)を含む、項目9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目14)
前記リポソームが、卵ホスファチジルコリン(EPC)または1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DPPC)、およびコレステロールまたはその誘導体を含む、項目9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目15)
前記リポソームが、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC)、ジオレオイルホスファチジルグリセロール(DOPG)およびコレステロールを含む、項目9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目16)
前記リポソームが、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、パルミトイル-オレオイルホスファチジルコリン(POPC)およびコレステロールを含む、項目9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目17)
等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、項目9から16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目18)
前記化合物と共に製剤化されている前記リポソームが、少なくとも粘度増強剤をさらに含む、項目17に記載の医薬組成物。
(項目19)
前記粘度増強剤がPluronicである、項目18に記載の医薬組成物。
(項目20)
前記リポソームが、脂質-PEGコンジュゲートを含む、項目9から19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目21)
前記リポソームが、ポリ-L-リシンにより表面修飾されている、項目9から19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目22)
生分解性ポリマーのマイクロ粒子またはナノ粒子を含む、項目2に記載の医薬組成物。
(項目23)
前記生分解性ポリマーが、ポリ(エステル)、ポリ(エステルアミド)、ポリ(無水物)、ポリ(カーボネート)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(アミド)、ポリ(ウレタン)、ポリ(オルト-エステル)、ポリ(イミノカーボネート)、ポリ(ホスファゼン)またはそれらの組合せを含む、項目22に記載の医薬組成物。
(項目24)
前記生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド)(PLA)、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)(PLGA)、ポリグリコリド(PGA)、ポリヒドロキシ酪酸、ポリカプロラクトン、ポリバレロラクトン、ポリホスファゼン、ポリオルトエステルまたはそれらの組合せを含む、項目23に記載の医薬組成物。
(項目25)
前記生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)(PLGA)を含む、項目23に記載の医薬組成物。
(項目26)
前記PLGAが、約10:90、15:85、20:80、25:75、30:70;35:65、40:60、45:55または50/50のラクチド対グリコリドの比を有する、項目25に記載の医薬組成物。
(項目27)
前記生分解性ポリマーが、ポリ(エステルアミド)である、項目23に記載の医薬組成物。
(項目28)
前記化合物が、生分解性ポリマーから構成されるマイクロ粒子に製剤化されている、項目22から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目29)
前記マイクロ粒子が、約1um~約250umの平均粒子サイズを有する、項目28に記載の医薬組成物。
(項目30)
前記化合物が、生分解性ポリマーから構成されるナノ粒子に製剤化されている、項目22から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目31)
前記ナノ粒子が、1um未満の平均粒子サイズを有する、項目30に記載の医薬組成物。
(項目32)
等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、項目22から31のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目33)
前記組成物が少なくとも粘度増強剤をさらに含む、項目32に記載の医薬組成物。
(項目34)
リン酸カルシウム粒子を含む、項目2に記載の医薬組成物。
(項目35)
前記リン酸カルシウムが、リン酸三カルシウム(β-TCP)またはヒドロキシアパタイトである を含む、項目34に記載の医薬組成物。
(項目36)
前記リン酸カルシウム粒子が、1um未満の平均粒子サイズを有する、項目34から35のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目37)
前記リン酸カルシウム粒子が、ポリエチレングリコールの表面コーティングを有する、項目34から36のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目38)
前記化合物が、前記リン酸カルシウム粒子の前記表面に置かれている、項目37に記載の医薬組成物。
(項目39)
ポリアミノ酸、ガラクトマンナンまたは陽イオン性ガラクトマンナンポリマー、セルロースポリマー、四級アンモニウムポリマーおよびそれらの組合せから選択される錯化剤を含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目40)
前記錯化剤がポリアミノ酸である、項目39に記載の医薬組成物。
(項目41)
前記ポリアミノ酸がポリ-L-リシンである、項目40に記載の医薬組成物。
(項目42)
前記錯化剤がガラクトマンナンポリマーである、項目39に記載の医薬組成物。
(項目43)
等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、項目39から42のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目44)
シクロデキストリンを含む、項目2に記載の医薬組成物であって、前記組成物が非経口投与に好適である、医薬組成物。
(項目45)
前記シクロデキストリンが、α-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、γ-シクロデキストリン、それらの誘導体およびそれらの組合せから選択される、項目44に記載の化合物。
(項目46)
前記シクロデキストリンが、カルボキシアルキルシクロデキストリン、ヒドロキシアルキルシクロデキストリン、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびアルキルシクロデキストリンから選択される、項目45に記載の化合物。
(項目47)
前記シクロデキストリンがβ-シクロデキストリンである、項目45に記載の化合物。
(項目48)
前記β-シクロデキストリンが、ヒドロキシアルキル-β-シクロデキストリンまたはスルホアルキルエーテル-β-シクロデキストリンである、項目47に記載の化合物。
(項目49)
前記シクロデキストリンが、約0.1%~約30%w/v、約0.1%~約25%w/v、約0.1%~約20%w/v、約0.2%~約15%w/v、約0.5%~約10%w/v、約0.5%~約7.5%w/v、または約1%~約5%w/vで存在する、項目44から48のいずれか一項に記載の化合物。
(項目50)
等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、項目44から49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目51)
少なくとも粘度増強剤をさらに含む、項目50に記載の医薬組成物。
(項目52)
前記粘度増強剤が、ヒアルロナートまたはヒアルロン酸、または薬学的に許容されるその塩、および/またはヒドロキシプロピルセルロースである、項目51に記載の医薬組成物。
(項目53)
ヒドロゲルを含む、項目2に記載の医薬組成物。
(項目54)
前記ヒドロゲルが、20℃~27℃で溶液であり、34℃~37℃でゲルである、項目53に記載の医薬組成物。
(項目55)
前記ヒドロゲルが、ポリエチレンオキシド;ポリプロピレンオキシド;ポリアクリル酸(PAA);ポリビニルピロリドン;ポリエチレングリコール(PEG);ゼラチン、ポリビニルアルコール(PVA);ポリヒドロキシエチルメタクリレート(ポリ-HEMAまたはPHEMA);セルロース;アルギネート;キチンまたはそれらの組合せを含む、項目53に記載の医薬組成物。
(項目56)
前記ヒドロゲルが、ポロキサマー407、ポロキサマー188およびそれらの混合物から選択される、項目53に記載の医薬組成物。
(項目57)
前記ヒドロゲルが、架橋化ポリアクリル酸を含む、項目53に記載の医薬組成物。
(項目58)
前記ヒドロゲルが、Carbopol(登録商標)974Pを含む、項目57に記載の医薬組成物。
(項目59)
等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、項目53から58のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目60)
前記化合物が式IIの化合物:
Figure 2020118045000013

または薬学的に許容されるその塩であり、式中、
、R およびR はそれぞれ、独立して、H、D、ハロゲン、-NH 、-CN、-OR、-SR、必要に応じて置換されているC 1~6 脂肪族、または
Figure 2020118045000014

であり、R 、R およびR の1つは、-NH であり、R 、R およびR の他の1つは、
Figure 2020118045000015

であり、
は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R) 、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R) 、-N(R)C(O)N(R) 、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R) 、-N(R)S(O) R、-SO N(R) 、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O) Rから選択され、
は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R) 、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R) 、-N(R)C(O)N(R) 、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R) 、-N(R)S(O) R、-SO N(R) 、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O) Rから選択され、
は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R) 、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R) 、-N(R)C(O)N(R) 、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R) 、-N(R)S(O) R、-SO N(R) 、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O) Rから選択され、
は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R) 、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R) 、-N(R)C(O)N(R) 、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R) 、-N(R)S(O) R、-SO N(R) 、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O) Rから選択され、
は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC 1~4 脂肪族であり、
は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC 1~4 脂肪族であるか;またはR およびR は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から選択される1~2個のヘテロ原子を含有する3~8員のシクロアルキル環またはヘテロシクリル環を形成し、
Rはそれぞれ、水素、重水素、ならびにC 1~6 脂肪族;3~8員の飽和または部分不飽和単環式炭素環式環;フェニル;8~10員の二環式アリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する3~8員の飽和または部分不飽和単環式複素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する6~10員の飽和または部分不飽和二環式複素環式環;および窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する7~10員の二環式ヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換されている基から独立して選択される、
項目1から59のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目61)
前記化合物が式IIIの化合物:
Figure 2020118045000016

または薬学的に許容されるその塩であり、式中、
Q、TおよびVは、独立して、S、N、Oまたは-C-Rであり、
、R 、R およびR はそれぞれ、独立して、H、D、ハロゲン、-NH 、-CN、-OR、-SR、必要に応じて置換されているC 1~6 脂肪族、または
Figure 2020118045000017

であり、R 、R 、R およびR の1つは、-NH であり、R 、R 、R およびR の他の1つは、
Figure 2020118045000018

であり、
は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC 1~4 脂肪族であり、
は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC 1~4 脂肪族であるか;またはR およびR は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から選択される1~2個のヘテロ原子を含有する3~8員のシクロアルキル環またはヘテロシクリル環を形成し、
Rはそれぞれ、水素、重水素、ならびにC 1~6 脂肪族、3~8員の飽和または部分不飽和単環式炭素環式環、フェニル;8~10員の二環式アリール環、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する3~8員の飽和または部分不飽和単環式複素環式環、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員の単環式ヘテロアリール環、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する6~10員の飽和または部分不飽和二環式複素環式環、ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する7~10員の二環式ヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換されている基から独立して選択される、
項目1から59のいずれか一項に記載の医薬組成物。
(項目62)
前記化合物が、
Figure 2020118045000019

Figure 2020118045000020

および薬学的に許容されるそれらの塩からなる群から選択される、項目61に記載の医薬組成物。
(項目63)
前記化合物が、
Figure 2020118045000021

または薬学的に許容されるその塩からなる群から選択される、項目61に記載の医薬組成物。
(項目64)
前記化合物が、
Figure 2020118045000022

または薬学的に許容されるその塩である、項目61に記載の医薬組成物。
(項目65)
毒性アルデヒドの増加またはそのレベルの向上を特徴とする疾患、障害または状態を処置する方法であって、
それを必要とする対象に、治療有効量の項目1から64のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
(項目66)
前記疾患、障害または状態が、加齢黄斑変性(AMD)、滲出型加齢黄斑変性、萎縮型加齢黄斑変性を含む黄斑変性;シュタルガルト病;ドライアイ症候群または疾患;白内障;円錐角膜;水泡性および他の角膜症;フックス内皮ジストロフィー;アレルギー性結膜炎;眼部瘢痕性類天疱瘡;涙腺機能不全;前部ぶどう膜炎、後部ぶどう膜炎および汎ぶどう膜炎を含むぶどう膜炎;強膜炎;眼スティーヴンス-ジョンソン症候群;マイボーム腺機能不全を伴うまたは伴わない眼型酒さ;糖尿病性黄斑浮腫(DME)、非臨床的に深刻な黄斑浮腫(非CSME)および臨床的に深刻な黄斑浮腫(CSME)を含む黄斑浮腫;眼内炎;ならびに眼損傷に伴う炎症および/または線維症から選択される眼障害である、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記眼疾患、障害または状態が、眼損傷に伴う炎症および/または線維症である、項目66に記載の方法。
(項目68)
前記眼損傷が、外傷性眼損傷;白内障手術;貫通角膜形成術(PK)、光線療法角膜切除術(PTK)および角膜移植手術を含むレーザー眼手術、光屈折角膜切除術(PRK)、レーザー熱角膜形成術(LTK)および放射状角膜切開術(RK)を含む屈折矯正手術、ならびに硝子体切除術、網膜剥離修復および後部強膜切開を含めた硝子体網膜手術である、項目67に記載の方法。
(項目69)
前記疾患、障害または状態が、炎症性疾患もしくは障害;自己免疫疾患もしくは障害;神経変性疾患もしくは障害;慢性肝疾患もしくは障害;慢性閉塞性肺疾患もしくは障害、または非眼線維性疾患もしくは障害である、項目64に記載の方法。

Claims (69)

  1. 式Iの化合物:
    Figure 2020118045000001

    または薬学的に許容されるその塩を含む医薬組成物であって、式中、
    W、X、YまたはZはそれぞれ、N、O、S、CU、CHおよびC-NHから独立して選択され、W、X、YまたはZのうちの1つはC-NHであり、
    は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC1~4脂肪族であり、
    は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC1~4脂肪族であるか;またはRおよびRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から選択される1~2個のヘテロ原子を含有する3~8員のシクロアルキル環またはヘテロシクリル環を形成し、
    kは、0、1、2、3または4であり、
    Uはそれぞれ、ハロゲン、シアノ、-R、-OR、-SR、-N(R)、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R)、-N(R)C(O)N(R)、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R)、-N(R)S(O)R、-SON(R)、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O)Rから独立して選択され、
    隣接炭素原子上に存在する2つのUは、縮合フェニル環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含有する5~6員の飽和または部分不飽和縮合複素環式環;ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含有する5~6員の縮合ヘテロアリール環から選択される、必要に応じて置換されている縮合環を形成することができ、
    Rはそれぞれ、水素、重水素、ならびにC1~6脂肪族;3~8員の飽和または部分不飽和単環式炭素環式環;フェニル;8~10員の二環式アリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する3~8員の飽和または部分不飽和単環式複素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する6~10員の飽和または部分不飽和二環式複素環式環;および窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する7~10員の二環式ヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換されている基から独立して選択され、
    前記医薬組成物が注射可能な組成物である、
    医薬組成物。
  2. 前記注射可能な組成物が、
    (a)粘度増強剤
    (b)リポソーム
    (c)生分解性ポリマーのマイクロ粒子またはナノ粒子
    (d)リン酸カルシウム粒子
    (e)シクロデキストリンであって、前記組成物が非経口投与に好適な、シクロデキストリン、または
    (f)ヒドロゲル
    を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 粘度増強剤を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  4. 前記粘度増強剤が、ヒアルロナート、ヒアルロン酸、架橋ヒアルロン酸、ポリビニルピロリドン(PVP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシルエチルセルロース、グリセロールまたはそれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 前記医薬組成物が1kcP~200kcPの間の粘度を有する、請求項3または4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  6. 前記粘度増強剤が、ヒアルロナート、ヒアルロン酸または薬学的に許容されるその塩である、請求項3から5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  7. 前記ヒアルロナートまたはヒアルロン酸または薬学的に許容されるその塩が、約500,000~約5×10ダルトンの分子量を有する、請求項6に記載の医薬組成物。
  8. 等張化剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、請求項3から7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  9. リポソームを含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  10. 前記リポソームがサブミクロンサイズのリポソームである、請求項9に記載の医薬組成物。
  11. 前記リポソームが、約20nm~約1umの平均直径を有する、請求項9から10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  12. 前記リポソームが、1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DPPC)を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  13. 前記リポソームが、卵ホスファチジルコリン(EPC)およびl-α-ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  14. 前記リポソームが、卵ホスファチジルコリン(EPC)または1,2-ジパルミトイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DPPC)、およびコレステロールまたはその誘導体を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  15. 前記リポソームが、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC)、ジオレオイルホスファチジルグリセロール(DOPG)およびコレステロールを含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  16. 前記リポソームが、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、パルミトイル-オレオイルホスファチジルコリン(POPC)およびコレステロールを含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  17. 等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、請求項9から16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  18. 前記化合物と共に製剤化されている前記リポソームが、少なくとも粘度増強剤をさらに含む、請求項17に記載の医薬組成物。
  19. 前記粘度増強剤がPluronicである、請求項18に記載の医薬組成物。
  20. 前記リポソームが、脂質-PEGコンジュゲートを含む、請求項9から19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  21. 前記リポソームが、ポリ-L-リシンにより表面修飾されている、請求項9から19のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  22. 生分解性ポリマーのマイクロ粒子またはナノ粒子を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  23. 前記生分解性ポリマーが、ポリ(エステル)、ポリ(エステルアミド)、ポリ(無水物)、ポリ(カーボネート)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(アミド)、ポリ(ウレタン)、ポリ(オルト-エステル)、ポリ(イミノカーボネート)、ポリ(ホスファゼン)またはそれらの組合せを含む、請求項22に記載の医薬組成物。
  24. 前記生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド)(PLA)、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)(PLGA)、ポリグリコリド(PGA)、ポリヒドロキシ酪酸、ポリカプロラクトン、ポリバレロラクトン、ポリホスファゼン、ポリオルトエステルまたはそれらの組合せを含む、請求項23に記載の医薬組成物。
  25. 前記生分解性ポリマーが、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)(PLGA)を含む、請求項23に記載の医薬組成物。
  26. 前記PLGAが、約10:90、15:85、20:80、25:75、30:70;35:65、40:60、45:55または50/50のラクチド対グリコリドの比を有する、請求項25に記載の医薬組成物。
  27. 前記生分解性ポリマーが、ポリ(エステルアミド)である、請求項23に記載の医薬組成物。
  28. 前記化合物が、生分解性ポリマーから構成されるマイクロ粒子に製剤化されている、請求項22から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  29. 前記マイクロ粒子が、約1um~約250umの平均粒子サイズを有する、請求項28に記載の医薬組成物。
  30. 前記化合物が、生分解性ポリマーから構成されるナノ粒子に製剤化されている、請求項22から27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  31. 前記ナノ粒子が、1um未満の平均粒子サイズを有する、請求項30に記載の医薬組成物。
  32. 等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、請求項22から31のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  33. 前記組成物が少なくとも粘度増強剤をさらに含む、請求項32に記載の医薬組成物。
  34. リン酸カルシウム粒子を含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  35. 前記リン酸カルシウムが、リン酸三カルシウム(β-TCP)またはヒドロキシアパタイトである を含む、請求項34に記載の医薬組成物。
  36. 前記リン酸カルシウム粒子が、1um未満の平均粒子サイズを有する、請求項34から35のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  37. 前記リン酸カルシウム粒子が、ポリエチレングリコールの表面コーティングを有する、請求項34から36のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  38. 前記化合物が、前記リン酸カルシウム粒子の前記表面に置かれている、請求項37に記載の医薬組成物。
  39. ポリアミノ酸、ガラクトマンナンまたは陽イオン性ガラクトマンナンポリマー、セルロースポリマー、四級アンモニウムポリマーおよびそれらの組合せから選択される錯化剤を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
  40. 前記錯化剤がポリアミノ酸である、請求項39に記載の医薬組成物。
  41. 前記ポリアミノ酸がポリ-L-リシンである、請求項40に記載の医薬組成物。
  42. 前記錯化剤がガラクトマンナンポリマーである、請求項39に記載の医薬組成物。
  43. 等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、請求項39から42のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  44. シクロデキストリンを含む、請求項2に記載の医薬組成物であって、前記組成物が非経口投与に好適である、医薬組成物。
  45. 前記シクロデキストリンが、α-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、γ-シクロデキストリン、それらの誘導体およびそれらの組合せから選択される、請求項44に記載の化合物。
  46. 前記シクロデキストリンが、カルボキシアルキルシクロデキストリン、ヒドロキシアルキルシクロデキストリン、スルホアルキルエーテルシクロデキストリンおよびアルキルシクロデキストリンから選択される、請求項45に記載の化合物。
  47. 前記シクロデキストリンがβ-シクロデキストリンである、請求項45に記載の化合物。
  48. 前記β-シクロデキストリンが、ヒドロキシアルキル-β-シクロデキストリンまたはスルホアルキルエーテル-β-シクロデキストリンである、請求項47に記載の化合物。
  49. 前記シクロデキストリンが、約0.1%~約30%w/v、約0.1%~約25%w/v、約0.1%~約20%w/v、約0.2%~約15%w/v、約0.5%~約10%w/v、約0.5%~約7.5%w/v、または約1%~約5%w/vで存在する、請求項44から48のいずれか一項に記載の化合物。
  50. 等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、請求項44から49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  51. 少なくとも粘度増強剤をさらに含む、請求項50に記載の医薬組成物。
  52. 前記粘度増強剤が、ヒアルロナートまたはヒアルロン酸、または薬学的に許容されるその塩、および/またはヒドロキシプロピルセルロースである、請求項51に記載の医薬組成物。
  53. ヒドロゲルを含む、請求項2に記載の医薬組成物。
  54. 前記ヒドロゲルが、20℃~27℃で溶液であり、34℃~37℃でゲルである、請求項53に記載の医薬組成物。
  55. 前記ヒドロゲルが、ポリエチレンオキシド;ポリプロピレンオキシド;ポリアクリル酸(PAA);ポリビニルピロリドン;ポリエチレングリコール(PEG);ゼラチン、ポリビニルアルコール(PVA);ポリヒドロキシエチルメタクリレート(ポリ-HEMAまたはPHEMA);セルロース;アルギネート;キチンまたはそれらの組合せを含む、請求項53に記載の医薬組成物。
  56. 前記ヒドロゲルが、ポロキサマー407、ポロキサマー188およびそれらの混合物から選択される、請求項53に記載の医薬組成物。
  57. 前記ヒドロゲルが、架橋化ポリアクリル酸を含む、請求項53に記載の医薬組成物。
  58. 前記ヒドロゲルが、Carbopol(登録商標)974Pを含む、請求項57に記載の医薬組成物。
  59. 等張化剤、粘度増強剤、緩衝化剤、キレート剤、界面活性剤、保存剤および抗酸化剤から選択される、1種またはそれより多種の賦形剤をさらに含む、請求項53から58のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  60. 前記化合物が式IIの化合物:
    Figure 2020118045000002

    または薬学的に許容されるその塩であり、式中、
    、RおよびRはそれぞれ、独立して、H、D、ハロゲン、-NH、-CN、-OR、-SR、必要に応じて置換されているC1~6脂肪族、または
    Figure 2020118045000003

    であり、R、RおよびRの1つは、-NHであり、R、RおよびRの他の1つは、
    Figure 2020118045000004

    であり、
    は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R)、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R)、-N(R)C(O)N(R)、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R)、-N(R)S(O)R、-SON(R)、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O)Rから選択され、
    は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R)、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R)、-N(R)C(O)N(R)、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R)、-N(R)S(O)R、-SON(R)、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O)Rから選択され、
    は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R)、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R)、-N(R)C(O)N(R)、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R)、-N(R)S(O)R、-SON(R)、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O)Rから選択され、
    は、存在しないか、または-R、ハロゲン、-CN、-OR、-SR、-N(R)、-N(R)C(O)R、-C(O)N(R)、-N(R)C(O)N(R)、-N(R)C(O)OR、-OC(O)N(R)、-N(R)S(O)R、-SON(R)、-C(O)R、-C(O)OR、-OC(O)R、-S(O)Rおよび-S(O)Rから選択され、
    は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC1~4脂肪族であり、
    は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC1~4脂肪族であるか;またはRおよびRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から選択される1~2個のヘテロ原子を含有する3~8員のシクロアルキル環またはヘテロシクリル環を形成し、
    Rはそれぞれ、水素、重水素、ならびにC1~6脂肪族;3~8員の飽和または部分不飽和単環式炭素環式環;フェニル;8~10員の二環式アリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する3~8員の飽和または部分不飽和単環式複素環式環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する6~10員の飽和または部分不飽和二環式複素環式環;および窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する7~10員の二環式ヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換されている基から独立して選択される、
    請求項1から59のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  61. 前記化合物が式IIIの化合物:
    Figure 2020118045000005

    または薬学的に許容されるその塩であり、式中、
    Q、TおよびVは、独立して、S、N、Oまたは-C-Rであり、
    、R、RおよびRはそれぞれ、独立して、H、D、ハロゲン、-NH、-CN、-OR、-SR、必要に応じて置換されているC1~6脂肪族、または
    Figure 2020118045000006

    であり、R、R、RおよびRの1つは、-NHであり、R、R、RおよびRの他の1つは、
    Figure 2020118045000007

    であり、
    は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC1~4脂肪族であり、
    は、1個、2個もしくは3個の重水素原子またはハロゲン原子により必要に応じて置換されているC1~4脂肪族であるか;またはRおよびRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、窒素、酸素および硫黄から選択される1~2個のヘテロ原子を含有する3~8員のシクロアルキル環またはヘテロシクリル環を形成し、
    Rはそれぞれ、水素、重水素、ならびにC1~6脂肪族、3~8員の飽和または部分不飽和単環式炭素環式環、フェニル;8~10員の二環式アリール環、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する3~8員の飽和または部分不飽和単環式複素環式環、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~4個のヘテロ原子を有する5~6員の単環式ヘテロアリール環、窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する6~10員の飽和または部分不飽和二環式複素環式環、ならびに窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1~5個のヘテロ原子を有する7~10員の二環式ヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換されている基から独立して選択される、
    請求項1から59のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  62. 前記化合物が、
    Figure 2020118045000008

    Figure 2020118045000009

    および薬学的に許容されるそれらの塩からなる群から選択される、請求項61に記載の医薬組成物。
  63. 前記化合物が、
    Figure 2020118045000010

    または薬学的に許容されるその塩からなる群から選択される、請求項61に記載の医薬組成物。
  64. 前記化合物が、
    Figure 2020118045000011

    または薬学的に許容されるその塩である、請求項61に記載の医薬組成物。
  65. 毒性アルデヒドの増加またはそのレベルの向上を特徴とする疾患、障害または状態を処置するための、請求項1から64のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  66. 前記疾患、障害または状態が、加齢黄斑変性(AMD)、滲出型加齢黄斑変性、萎縮型加齢黄斑変性を含む黄斑変性;シュタルガルト病;ドライアイ症候群または疾患;白内障;円錐角膜;水泡性および他の角膜症;フックス内皮ジストロフィー;アレルギー性結膜炎;眼部瘢痕性類天疱瘡;涙腺機能不全;前部ぶどう膜炎、後部ぶどう膜炎および汎ぶどう膜炎を含むぶどう膜炎;強膜炎;眼スティーヴンス-ジョンソン症候群;マイボーム腺機能不全を伴うまたは伴わない眼型酒さ;糖尿病性黄斑浮腫(DME)、非臨床的に深刻な黄斑浮腫(非CSME)および臨床的に深刻な黄斑浮腫(CSME)を含む黄斑浮腫;眼内炎;ならびに眼損傷に伴う炎症および/または線維症から選択される眼障害である、請求項65に記載の医薬組成物
  67. 前記眼疾患、障害または状態が、眼損傷に伴う炎症および/または線維症である、請求項66に記載の医薬組成物
  68. 前記眼損傷が、外傷性眼損傷;白内障手術;貫通角膜形成術(PK)、光線療法角膜切除術(PTK)および角膜移植手術を含むレーザー眼手術、光屈折角膜切除術(PRK)、レーザー熱角膜形成術(LTK)および放射状角膜切開術(RK)を含む屈折矯正手術、ならびに硝子体切除術、網膜剥離修復および後部強膜切開を含めた硝子体網膜手術である、請求項67に記載の医薬組成物
  69. 前記疾患、障害または状態が、炎症性疾患もしくは障害;自己免疫疾患もしくは障害;神経変性疾患もしくは障害;慢性肝疾患もしくは障害;慢性閉塞性肺疾患もしくは障害、または非眼線維性疾患もしくは障害である、請求項64に記載の医薬組成物

JP2021531725A 2018-12-05 2019-12-05 注射可能な製剤 Pending JP2022511030A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201862775779P 2018-12-05 2018-12-05
US62/775,779 2018-12-05
PCT/US2019/064669 WO2020118045A1 (en) 2018-12-05 2019-12-05 Injectable formulations

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022511030A JP2022511030A (ja) 2022-01-28
JPWO2020118045A5 true JPWO2020118045A5 (ja) 2022-12-12

Family

ID=70973553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021531725A Pending JP2022511030A (ja) 2018-12-05 2019-12-05 注射可能な製剤

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220133697A1 (ja)
EP (1) EP3890732A4 (ja)
JP (1) JP2022511030A (ja)
WO (1) WO2020118045A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5042215B2 (ja) 2005-05-26 2012-10-03 ニューロン システムズ, インコーポレイテッド 網膜疾患を処置するための組成物および方法
KR102243169B1 (ko) 2013-01-23 2021-04-22 알데이라 테라퓨틱스, 아이엔씨. 독성 알데히드 관련된 질병 및 치료
AU2017264697A1 (en) 2016-05-09 2018-11-22 Aldeyra Therapeutics, Inc. Combination treatment of ocular inflammatory disorders and diseases
EP3694500A4 (en) 2017-10-10 2021-06-30 Aldeyra Therapeutics, Inc. TREATMENT OF INFLAMMATORY DISORDERS
JP2021533154A (ja) 2018-08-06 2021-12-02 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド 多形化合物およびその使用
WO2020198064A1 (en) 2019-03-26 2020-10-01 Aldeyra Therapeutics, Inc. Ophthalmic formulations and uses thereof
AU2021267373A1 (en) 2020-05-06 2022-12-08 Ajax Therapeutics, Inc. 6-heteroaryloxy benzimidazoles and azabenzimidazoles as JAK2 inhibitors
WO2023086319A1 (en) 2021-11-09 2023-05-19 Ajax Therapeutics, Inc. 6-he tero aryloxy benzimidazoles and azabenzimidazoles as jak2 inhibitors

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1893174A2 (en) * 2005-05-10 2008-03-05 Cytophil, Inc. Injectable hydrogels and methods of making and using same
US7842312B2 (en) * 2005-12-29 2010-11-30 Cordis Corporation Polymeric compositions comprising therapeutic agents in crystalline phases, and methods of forming the same
US20080241256A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Liisa Kuhn Targeted active agent delivery system based on calcium phosphate nanoparticles
TWI492769B (zh) * 2009-09-23 2015-07-21 Alcon Res Ltd 可注射的水性眼用組成物及其使用之方法
MX366654B (es) * 2013-01-23 2019-07-17 Semnur Pharmaceuticals Inc Formulación farmacéutica.
JP6959650B2 (ja) * 2015-08-21 2021-11-02 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド アルデヒドコンジュゲートおよびその使用
CA3032609A1 (en) * 2016-08-22 2018-03-01 Aldeyra Therapeutics, Inc. Aldehyde trapping compounds and methods of use thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10993908B2 (en) Compositions and methods for ophthalmic and/or other applications
JP6371438B2 (ja) 活性剤の送達のための非線状マルチブロックコポリマー薬物コンジュゲート
US20210052489A1 (en) Particles, compositions and methods for ophthalmic and/or other applications
Yavuz et al. Dendrimeric systems and their applications in ocular drug delivery
Herrero-Vanrell et al. The potential of using biodegradable microspheres in retinal diseases and other intraocular pathologies
JP6882186B2 (ja) スニチニブ製剤及び眼の障害の治療におけるその使用に対する方法
JP6511401B2 (ja) 持続型薬物送達インプラント
CN108367079B (zh) 用于治疗的聚集性微粒
JP5027885B2 (ja) 水難溶性カンプトテシン誘導体のサブミクロンナノ粒子及びその製造方法
JP2017514917A (ja) 眼の疾患および障害を処置するための化合物
US20220133697A1 (en) Injectable formulations
JP7072517B2 (ja) 局所用シクロスポリン含有製剤およびその使用
US20200337989A1 (en) Ocular hydrogel tyrosine kinase inhibitor implants
JP2020519585A5 (ja)
TWI745358B (zh) 含有細微粒子之組合物及其製法
JPWO2020118045A5 (ja)
WO2015087083A1 (en) Intranasal pharmaceutical compositions of polymeric nanoparticles
US20180009758A1 (en) Multi-Tyrosine Kinase Inhibitors Derivatives and Methods of Use
US11219597B2 (en) Compositions and methods for ophthalmic and/or other applications
US10864219B2 (en) Compositions and methods for ophthalmic and/or other applications
JP2023075278A (ja) 薬剤送達用生体溶解性医薬ゲル
WO2021237096A1 (en) Durable implants and microparticles for long-term ocular therapy
CA3088185C (en) Suspension compositions of multi-target inhibitors
JP6709088B2 (ja) ポリペプチドを含有する医薬組成物
WO2015058197A1 (en) Alpha-aminoadipate for treatment of vision loss and restoring sight