JPWO2020105580A1 - 透析装置洗浄システム - Google Patents

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Abstract

循環流路(110)は、逆浸透水を一方向に循環させる。逆浸透水生成装置(120)は、循環流路(110)に逆浸透水を供給可能である。透析装置(130)は、循環流路(110)に直接的または間接的に接続されている。電解水生成装置(140)は、循環流路(110)を流れる逆浸透水を取り込んで洗浄用電解水を生成し、かつ、洗浄用電解水を第1供給流路(131)に供給可能である。第1開閉弁(150a)は、循環流路(110)において、第1バイパス流路(141)との接続部より下流側であって、第1供給流路(131)との接続部より上流側に設けられている。第2開閉弁(150b)は、第1供給流路(131)において、循環流路(110)との接続部、および、第2バイパス流路(142)との接続部、の間に設けられている。

Description

本発明は、透析装置洗浄システムに関する。
透析装置洗浄システムの構成を開示した先行文献として、特開平7−284744号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された透析装置洗浄システムにおいては、酸性電解水の流出路とアルカリ性電解水の流出路は、逆浸透水タンクからの逆浸透水の流出路とともに四方弁に接続されている。四方弁によって選択された流体はポンプによって中央供給装置に供給され、さらにこの中央供給装置から透析用監視装置に送られる。
特開平7−284744号公報
従来の透析装置洗浄システムにおいて、透析装置の洗浄を行なう場合は、アルカリ性電解水、逆浸透水および酸性電解水が中央供給装置に順次送られる。酸性電解水は、次亜塩素酸水溶液である。
透析装置洗浄システムにおいては、逆浸透水の循環流路を含む場合がある。逆浸透水は塩素を含まないため、循環流路における菌の繁殖を抑制するために循環流路の洗浄が必要になる。循環流路は、透析液流路と異なり、蛋白成分の物質などは流れないため、酸性度の高い酸性電解水で洗浄する必要はない。透析装置の洗浄と同様に、酸性度の高い酸性電解水、すなわち、濃度の高い次亜塩素酸水溶液によって循環流路の洗浄を行なった場合、循環流路が劣化する。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、透析装置を洗浄する酸性電解水より次亜塩素酸の濃度が低い酸性電解水によって逆浸透水の循環流路を洗浄可能である、透析装置洗浄システムを提供することを目的とする。
本発明に基づく透析装置洗浄システムは、循環流路と、逆浸透水生成装置と、透析装置と、第1供給流路と、電解水生成装置と、第1バイパス流路と、第2バイパス流路と、第1開閉弁と、第2開閉弁とを備えている。循環流路は、逆浸透水を一方向に循環させる。逆浸透水生成装置は、循環流路に設けられ、循環流路に逆浸透水を供給可能である。透析装置は、循環流路に直接的または間接的に接続されている。第1供給流路は、循環流路と透析装置とを互いに接続する。電解水生成装置は、循環流路を流れる逆浸透水を取り込んで洗浄用電解水を生成し、かつ、洗浄用電解水を第1供給流路に供給可能である。第1バイパス流路は、循環流路と電解水生成装置とを互いに接続する。第2バイパス流路は、電解水生成装置と第1供給流路とを互いに接続する。第1開閉弁は、循環流路において、第1バイパス流路との接続部より下流側であって、第1供給流路との接続部より上流側に設けられている。第2開閉弁は、第1供給流路において、循環流路との接続部、および、第2バイパス流路との接続部、の間に設けられている。
本発明の一形態においては、透析装置洗浄システムは、透析液調製装置と、第1原液タンクと、第2原液タンクと、第2供給流路と、第3バイパス流路と、第3開閉弁と、第4開閉弁とをさらに備えている。透析液調製装置は、第1供給流路において、第2バイパス流路との接続部より透析装置側に設けられている。第1原液タンクは、透析液調製装置に接続され、透析液調製装置に第1原液を供給する。第2原液タンクは、透析液調製装置に接続され、透析液調製装置に第2原液を供給する。第2供給流路は、循環流路と、第1原液タンクおよび第2原液タンクの各々とを互いに接続する。第3バイパス流路は、電解水生成装置と第2供給流路とを互いに接続する。第3開閉弁は、第2供給流路において、第1原液タンク、第2原液タンクおよび第3バイパス流路の各々との接続部より循環流路側に設けられている。第4開閉弁は、第3バイパス流路に設けられている。
本発明の一形態においては、透析装置洗浄システムは、中和用配管をさらに備えている。中和用配管は、電解水生成装置に接続され、電解水生成装置において生成された酸性電解水およびアルカリ性電解水のうち洗浄用電解水ではない方の中和用電解水を排出する。中和用配管は、中和用配管から排出された中和用電解水が、透析装置から排出された洗浄用電解水と合流するように構成されている。
本発明によれば、透析装置を洗浄する酸性電解水より次亜塩素酸の濃度が低い酸性電解水によって逆浸透水の循環流路を洗浄可能である。
本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、透析を実施している状態を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、逆浸透水生成装置内のタンクを洗浄している状態を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、強酸洗浄している状態を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、熱水洗浄している状態を示す回路図である。
以下、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムについて図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、透析を実施している状態を示す回路図である。以下、透析を実施している状態における流体の流れる方向の上流側および下流側を、それぞれ、単に「上流側」および「下流側」という場合がある。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システム100は、循環流路110と、逆浸透水生成装置120と、透析装置130と、第1供給流路131と、電解水生成装置140と、第1バイパス流路141と、第2バイパス流路142と、第1開閉弁150aと、第2開閉弁150bと、透析液調製装置160と、第1原液タンク170aと、第2原液タンク170bと、第2供給流路171と、第3バイパス流路143と、第3開閉弁150cと、第4開閉弁150dと、中和用配管180とを備えている。なお、中和用配管180は、必ずしも設けられていなくてもよい。
循環流路110は、逆浸透水を一方向に循環させる。本実施形態においては、循環流路110を循環する逆浸透水が、透析液の原料として用いられる。
循環流路110は、主にステンレス鋼で構成されている。仮に、透析装置130の洗浄時において、次亜塩素酸の濃度の高い酸性電解水を循環流路110で循環させた場合には、循環流路110のうちステンレス鋼で構成されている部分が次亜塩素酸の濃度の高い酸性電解水に長時間晒されることにより腐食して経時的に劣化する。
逆浸透水生成装置120は、循環流路110に設けられている。本実施形態において、逆浸透水生成装置120は、逆浸透水が循環流路110を1周する際に逆浸透水生成装置120を2回通過するように構成されている。逆浸透水生成装置120は、内部に循環流路110と接続されたタンクを有している。
逆浸透水生成装置120には、原料水供給部121が接続されている。逆浸透水生成装置120は、原料水供給部121から供給された原料水の一部を逆浸透膜に透過させることにより、逆浸透水を生成する。逆浸透水生成装置120は、生成した逆浸透水を循環流路110に供給可能である。原料水は、水道水であってもよく、浄水であってもよい。
本実施形態において、逆浸透水生成装置120は、ヒータを有している。逆浸透水生成装置120は、当該ヒータによって、循環流路110を流れる逆浸透水を加熱することができる。逆浸透水を加熱することにより、当該逆浸透水を原料として調製された透析液を、体温に近い温度にすることができる。なお、逆浸透水生成装置120は、ヒーターを有していなくてもよい。
透析装置130は、循環流路110に直接的または間接的に接続されている。本実施形態において、透析装置130は、循環流路110に間接的に接続されている。透析装置130には、循環流路110を流れる逆浸透水を用いて調製された透析液が供給される。
なお、透析装置130が、透析液を調製することができるように構成されている場合、透析装置130は、循環流路110に直接的に接続されていてもよい。また、図1に示すように、透析液を調製可能な個人用透析装置139が循環流路110に接続されていてもよい。個人用透析装置139における逆浸透水の供給流路については、後述する。
第1供給流路131は、循環流路110と透析装置130とを互いに接続する。本実施形態において、第1供給流路131には、透析液調製装置160が設けられている。
すなわち、透析を実施する際には、第1供給流路131の透析液調製装置160より上流側においては逆浸透水が通流し、第1供給流路131の透析液調製装置160より下流側においては透析液が通流する。
透析装置130には、排出流路132が接続されている。透析実施時において、排出流路132には、透析装置130で使用された透析液が通流する。なお、個人用透析装置139にも、使用された透析液が通流する排出流路139yが接続されている。
本実施形態においては、透析装置洗浄システム100が、複数の透析装置130を備えている。ただし、透析装置洗浄システム100は、1つの透析装置130のみを備えていてもよい。
複数の透析装置130は、複数の透析装置130と1対1で対応する複数の分岐流路131xを介して、第1供給流路131と互いに接続されている。第1供給流路131および複数の分岐流路131xの各々は、合成樹脂製の配管で構成されている。
透析を実施する際は、透析液は、第1供給流路131の透析液調製装置160より下流側、分岐流路131x、透析装置130および排出流路132を順次通流して、排出される。透析装置130を長時間稼働させると、これらの流路の内面に、炭酸カルシウムが付着する。
電解水生成装置140は、循環流路110を流れる逆浸透水を取り込んで洗浄用電解水を生成する。電解水生成装置140は、二槽式でもよく、三槽式であってもよい。電解水生成装置は、電解水生成装置で生成される電解水に塩化ナトリウムが混入しない、三槽式であることが好ましい。
電解水生成装置140が二層式の場合、逆浸透水は、電解水生成装置140内において塩化ナトリウムなどの塩が添加されて、電気分解される。電解水生成装置140が三槽式である場合、逆浸透水は、電解水生成装置140内において塩化ナトリウムなどの塩が添加された水溶液からイオンが供給されつつ、電気分解される。
電解水生成装置140は、上記電気分解により、酸性電解水およびアルカリ性電解水を同時に生成する。酸性電解水およびアルカリ性電解水の一方が、洗浄用電解水として使用される。酸性電解水は、次亜塩素酸水溶液である。
本実施形態における電解水生成装置140は、洗浄用電解水として酸性電解水を使用する状態と、洗浄用電解水としてアルカリ性電解水を使用する状態とを、切り替え可能に構成されている。
第1バイパス流路141は、循環流路110と電解水生成装置140とを互いに接続する。電解水生成装置140は、第1バイパス流路141から電解水生成装置140に流入する流体を用いて、上述の電気分解により酸性電解水およびアルカリ性電解水を生成する。
第2バイパス流路142は、電解水生成装置140と第1供給流路131とを互いに接続する。これにより、電解水生成装置140は、洗浄用電解水を第1供給流路131に供給可能である。電解水生成装置140は、生成した酸性電解水およびアルカリ性電解水のうちの一方を、洗浄用電解水として第2バイパス流路142に送り込む。
第2バイパス流路142には、第5開閉弁150eが設けられている。電解水生成装置140で電解水を生成しない場合、第5開閉弁は閉状態となっている。電解水生成装置140で電解水を生成する場合、第5開閉弁は開状態となっている。図1に示すように、透析を実施する際は、第5開閉弁は閉状態となっている。
第1開閉弁150aは、循環流路110において、第1バイパス流路141との接続部より下流側であって、第1供給流路131との接続部より上流側に設けられている。図1に示すように、透析を実施する際は、第1開閉弁150aは開状態となっている。
第2開閉弁150bは、第1供給流路131において、循環流路110との接続部、および、第2バイパス流路142との接続部、の間に設けられている。図1に示すように、透析を実施する際は、第2開閉弁150bは開状態となっている。
図1に示すように、本実施形態において、透析液調製装置160は、第1供給流路131において、第2バイパス流路142との接続部より透析装置130側に設けられている。
透析が実施される際には、透析液調製装置160において、第1供給流路131の上流側から供給される逆浸透水と、第1原液と第2原液とが混合されることにより、透析液が調製される。
第1原液は、たとえば、カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩およびナトリウム塩およびブドウ糖などが水に溶解することにより調製された液体製剤である。第2原液は、炭酸水素ナトリウムなどが水に溶解することにより調製された液体製剤である。
第1原液タンク170aは、透析液調製装置160に接続され、透析液調製装置160に第1原液を供給する。第1原液タンク170aと、透析液調製装置160とは、第1原液供給流路172aを介して互いに接続されている。透析が実施される際には、第1原液タンク170aにおいて、逆浸透水に第1原液用の粉末製剤が溶解することにより、第1原液が調製される。
第2原液タンク170bは、透析液調製装置160に接続され、透析液調製装置160に第2原液を供給する。第2原液タンク170bと、透析液調製装置160とは、第2原液供給流路172bを介して互いに接続されている。透析が実施される際には、第2原液タンク170bにおいて、逆浸透水に第2原液用の粉末製剤が溶解することにより、第2原液が調製される。
第2供給流路171は、循環流路110と、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々とを互いに接続する。本実施形態において、第2供給流路171は、下流側において、第1原液タンク170a側と、第2原液タンク170b側とに分岐している。
第3バイパス流路143は、電解水生成装置140と第2供給流路171とを互いに接続する。第3バイパス流路143は、第2バイパス流路142を通流する洗浄用電解水と同一の洗浄用電解水を通流させることができるように構成されている。
第3開閉弁150cは、第2供給流路171において、第1原液タンク170a、第2原液タンク170bおよび第3バイパス流路143の各々との接続部より循環流路110側に設けられている。
図1に示すように、透析が実施される際には、第3開閉弁150cは開状態となっている。これにより、第2供給流路171を介して第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々に、循環流路110を通流している逆浸透水が供給される。
なお、図1に示すように、複数の個人用透析装置139の各々は、第2供給流路171における第1原液タンク170a、第2原液タンク170bおよび第3バイパス流路143の各々との接続部の中で最も循環流路110側に位置する接続部と、第3開閉弁150cとの間に接続された第3供給流路139xを介して、循環流路110に接続される。このため、複数の個人用透析装置139の各々は、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々と同様に逆浸透水が供給される。また、後述の洗浄を実施する際も、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々と同様にして、洗浄用電解水が流れる。なお、循環流路110に間接的に接続される個人用透析装置139は、1つでもよく、必ずしも設けられていなくてもよい。
第4開閉弁150dは、第3バイパス流路143に設けられている。図1に示すように、透析が実施される際、第4開閉弁150dは閉状態となっている。これにより、逆浸透水が、第3バイパス流路143を経由して電解水生成装置140に流入しないようにされている。
ここで、透析液調製装置160、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bには、それぞれ、排出流路163、第1原液排出流路173aおよび第2原液排出流路173bが接続されている。
透析液調製装置160内において、透析液の濃度に異常が発生した場合、または、透析液が透析液調製装置160内に長時間貯留されていた場合には、透析液調製装置160内から、透析液が排出流路163に排出される。なお、透析実施時および後述する洗浄を実施する際は、排出流路163に透析液または洗浄用電解水が流れていなくてもよい。
第1原液タンク170a内において、第1原液の濃度に異常が発生した場合、または、第1原液が第1原液タンク170a内に長時間貯留されていた場合には、第1原液タンク170a内から、第1原液が第1原液排出流路173aへ排出される。なお、透析実施時および後述する洗浄を実施する際は、第1原液排出流路173aに透析液または洗浄用電解水が流れていなくてもよい。
第2原液タンク170b内において、第2原液の濃度に異常が発生した場合、または、第2原液が第2原液タンク170b内に長時間貯留されていた場合には、第2原液タンク170b内から、第2原液が第2原液排出流路173bへ排出される。なお、透析実施時および後述する洗浄を実施する際は、第2原液排出流路173bに透析液または洗浄用電解水が流れていなくてもよい。
図1に示すように、中和用配管180は、電解水生成装置140に接続され、電解水生成装置140において生成された酸性電解水およびアルカリ性電解水のうち洗浄用電解水ではない方の電解水として、中和用電解水を排出する。すなわち、洗浄用電解水として酸性電解水が流れる場合、中和用電解水としてアルカリ性電解水が中和用配管180に排出される。洗浄用電解水としてアルカリ性電解水が流れる場合、中和用電解水として酸性電解水が中和用配管180に排出される。
本実施形態に係る透析装置洗浄システム100は、中和槽181をさらに備えている。中和槽181は、複数の排出流路132の各々の下流側と互いに接続されている。また、中和槽181は、複数の排出流路139yの各々の下流側と互いに接続されている。
中和槽181は、中和用配管180の下流側と互いに接続されている。すなわち、中和槽181には洗浄用電解水および中和用電解水の各々が流入する。このように、中和用配管180は、中和用配管180から排出された中和用電解水が、透析装置130から排出された洗浄用電解水と合流するように構成されている。なお、中和槽181は、必ずしも設けられていなくてもよい。
上述したように、洗浄用電解水として酸性電解水を使用しているとき、中和用電解水はアルカリ性電解水である。また、洗浄用電解水としてアルカリ性電解水を使用しているとき、中和用電解水は酸性電解水である。このため、中和槽181内においては、洗浄用電解水が酸性電解水およびアルカリ性電解水のいずれであっても、中和用電解水によって中和される。洗浄用電解水は、中和槽181で中和された後、中和槽181から排出される。
さらに、排出流路163の下流側も、中和槽181と互いに接続されている。透析液調製装置160内における透析液が排出される際には、透析液が、排出流路163を通過して、中和槽181に流入する。
なお、透析液調製装置160内における透析液を排出させたあと、透析液調製装置160を上記洗浄用電解水で洗浄してもよい。この場合、排出流路163を通じて、洗浄に使用した洗浄用電解水を中和槽181に流入させることで、洗浄用電解水を排出する。
第1原液排出流路173aの下流側も、中和槽181と互いに接続されている。第1原液タンク170a内における第1原液が排出される際には、第1原液が、第1原液排出流路173aを通過して、中和槽181に流入する。
なお、第1原液タンク170a内における第1原液を排出させたあと、第1原液タンク170aを上記洗浄用電解水で洗浄してもよい。この場合、第1原液排出流路173aを通じて、洗浄に使用した洗浄用電解水を中和槽181に流入させることで、洗浄用電解水を排出する。
第2原液排出流路173bの下流側も、中和槽181と互いに接続されている。第2原液タンク170b内における第2原液が排出される際には、第2原液が、第2原液排出流路173bを通過して、中和槽181に流入する。
なお、第2原液タンク170b内における第2原液を排出させたあと、第2原液タンク170bを上記洗浄用電解水で洗浄してもよい。この場合、第2原液排出流路173bを通じて、洗浄に使用した洗浄用電解水を中和槽181に流入させることで、洗浄用電解水を排出する。
以下、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システム100において、各構成を洗浄をする際の動作について説明する。なお、個人用透析装置139を洗浄する際の動作は、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々と同じであるため、説明を省略する。
まず、逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する工程について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、逆浸透水生成装置内のタンクを洗浄している状態を示す回路図である。図2に示すように、透析装置洗浄システム100において、逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する際は、第1開閉弁150aは閉状態となっており、第2開閉弁150bは開状態となっている。
逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する際、電解水生成装置140は、洗浄用電解水として、酸性電解水を第2バイパス流路142に流入させる。酸性電解水のpH値は、たとえば3であり、酸性電解水における次亜塩素酸濃度はおよそ50ppmである。
電解水生成装置140によって生成された酸性電解水は、第2バイパス流路142から、第1供給流路131に流れる。第1供給流路131に流入した酸性電解水は、循環流路110に流入する。第1供給流路131から循環流路110に流入した酸性電解水は、逆浸透水生成装置120に流れる。
逆浸透水生成装置120において、酸性電解水は、逆浸透水生成装置120によって生成される逆浸透水と混合されて希釈される。これにより、次亜塩素酸濃度がおよそ1ppmの酸性電解水が、逆浸透水生成装置120にて生成される。
この次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水は、逆浸透水生成装置120から循環流路110に再び流入する。循環流路110を循環した酸性電解水は、循環流路110から電解水生成装置140に流入する。電解水生成装置140は、逆浸透水の代わりにこの希釈された酸性電解水を用いて上述の電気分解を行ない、次亜塩素酸濃度がおよそ50ppmの酸性電解水を生成する。
このように、電解水生成装置140から、第2バイパス流路142、第1供給流路131および循環流路110を通じて逆浸透水生成装置120に到達するまでの区間においては、次亜塩素酸濃度がおよそ50ppmの酸性電解水が通流する。逆浸透水生成装置120から、循環流路110を通じて電解水生成装置140に到達するまでの区間においては、次亜塩素酸濃度がおよそ1ppmの酸性電解水が通流する。
よって、透析装置洗浄システム100において、逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する際は、逆浸透水生成装置120内のタンクが、次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水によって洗浄殺菌される。
また、本実施形態においては、逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する際は、第3開閉弁150cは開状態となっており、第4開閉弁150dは閉状態となっている。よって、逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する際は、洗浄用電解水である酸性電解水は、第3バイパス流路143に流入しない。これにより、電解水生成装置140が直接的に酸性電解水を供給する流路は、第2バイパス流路142のみとなる。
本実施形態に係る透析装置洗浄システム100において、逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する際は、逆浸透水生成装置120内のタンクから、次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水の一部が排出されている。これにより、循環流路110を流れる酸性電解水の流量が、閾値で維持されている。このため、逆浸透水生成装置120内のタンクを洗浄する際には、酸性電解水は、透析液調製装置160、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々には、流入しない。
すなわち、透析装置洗浄システム100は、循環流路110を流れる酸性電解水の流量が閾値を超えた際に、透析液調製装置160、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々に酸性電解水が流れるように構成されている。
透析装置洗浄システム100は、逆浸透水生成装置120内のタンクから排出される酸性電解水が、中和用配管180を流れるアルカリ性電解水と合流するように、構成されていることが好ましい。
なお、必ずしも、逆浸透水生成装置120内のタンクから酸性電解水が排出されなくてもよい。この場合、循環流路110を流れる酸性電解水の閾値を超えた超過分が、循環流路110から第1バイパス流路141、第2バイパス流路142および第1供給流路131を通じて透析液調製装置160に流入する。同様に、循環流路110から第2供給流路171を通じて第1原液タンク170aに流入した酸性電解水の超過分が、第1原液供給流路172aを通じて透析液調製装置160に流入する。また、循環流路110から第2供給流路171を通じて第2原液タンク170bに流入した酸性電解水の超過分が、第2原液供給流路172bを通じて透析液調製装置160に流入する。
透析液調製装置160に流入した酸性電解水の超過分は、第1供給流路131、複数の透析装置130、複数の分岐流路131x、複数の排出流路132、および、中和槽181を順次流れ、排出される。
次に、次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水によって弱酸洗浄する工程について説明する。透析装置洗浄システム100において、弱酸洗浄する際、各開閉弁の状態は、図1に示す状態と同様である。弱酸洗浄する際は、電解水生成装置140は、酸性電解水およびアルカリ性電解水の各々を生成していない。
弱酸洗浄する際、逆浸透水生成装置120は、生成した逆浸透水を循環流路110に流入させる。これにより、循環流路110から、次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水が各流路に流入する。
具体的には、次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水が、循環流路110から、第1供給流路131を通じて透析液調製装置160に流入する。同様に、次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水が、循環流路110から、第2供給流路171、第1原液タンク170aおよび第1原液供給流路172aを通じて透析液調製装置160に流入する。また、次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水が、循環流路110から、第2供給流路171、第2原液タンク170bおよび第2原液供給流路172bを通じて透析液調製装置160に流入する。
透析液調製装置160に流入した次亜塩素酸濃度が1ppmの酸性電解水は、第1供給流路131、複数の透析装置130、複数の分岐流路131x、複数の排出流路132、および、中和槽181を順次流れ、排出される。
次に、次亜塩素酸素濃度が50ppmの酸性電解水によって強酸洗浄する工程について説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、強酸洗浄している状態を示す回路図である。
図3に示すように、透析装置洗浄システム100において、強酸洗浄する際は、第1開閉弁150aが開状態、第2開閉弁150bが閉状態、第3開閉弁150cが閉状態、第4開閉弁150dが開状態、第5開閉弁150eが開状態となっている。
強酸洗浄する際は、電解水生成装置140は、透析を実施する際と同様に、洗浄用電解水として酸性電解水を生成する。
電解水生成装置140によって生成された次亜塩素酸素濃度が50ppmの酸性電解水は、第2バイパス流路142から、第1供給流路131に流入する。第2開閉弁150bが開状態となっているため、第1供給流路131に流入した次亜塩素酸素濃度が50ppmの酸性電解水は、第1供給流路131を通じて透析液調製装置160に流入する。
透析液調製装置160に流入した次亜塩素酸濃度が50ppmの酸性電解水は、第1供給流路131、複数の透析装置130、複数の分岐流路131x、複数の排出流路132、および、中和槽181を順次流れ、排出される。
このとき、循環流路110においては、次亜塩素酸濃度が1ppm以下の酸性電解水が循環しており、時間の経過とともに次亜塩素酸濃度が低下する。このように、強酸洗浄する際は、次亜塩素酸濃度が50ppmの酸性電解水は、循環流路110に流入することなく、透析液調製装置160および透析装置130を通過するように通流する。これにより、透析装置130および透析液調製装置160の各々を、次亜塩素酸濃度50ppmの酸性電解水で洗浄することができる。
また、強酸洗浄する際は、電解水生成装置140は、第3バイパス流路143にも次亜塩素酸濃度が50ppmの酸性電解水を供給する。第3開閉弁150cが閉状態となっているため、第3バイパス流路143に流入した次亜塩素酸素濃度が50ppmの酸性電解水は、第2供給流路171を通じて第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々に流入する。第1原液タンク170aに流入した次亜塩素酸素濃度が50ppmの酸性電解水は、第1原液供給流路172aを通じて透析液調製装置160に流入する。第2原液タンク170bに流入した次亜塩素酸素濃度が50ppmの酸性電解水が、第2原液供給流路172bを通じて透析液調製装置160に流入する。
このように、強酸洗浄する際は、次亜塩素酸濃度が50ppmの酸性電解水が、循環流路110に流入することなく、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bを通過するように通流する。これにより、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々を、次亜塩素酸濃度50ppmの酸性電解水で洗浄することができる。
強酸洗浄する際は、電解水生成装置140は、中和用配管180に、アルカリ性電解水を供給する。アルカリ性電解水のpH値は、およそ11である。中和用配管180を流れたアルカリ性電解水は、排出流路132を流れた酸性電解水と、中和槽181にて中和されて排出される。
次に、アルカリ性電解水によってアルカリ洗浄する工程について説明する。透析装置洗浄システム100において、アルカリ洗浄する際、各開閉弁の状態は、図3に示す状態と同様である。
アルカリ洗浄する際は、電解水生成装置140は、洗浄用電解水としてアルカリ性電解水を生成する。電解水生成装置140は、中和用電解水として酸性電解水を生成する。すなわち、アルカリ洗浄する際は、第2バイパス流路142に流れていた酸性電解水を、アルカリ性電解水に切り替えるとともに、中和用配管180に流れていたアルカリ性電解水を、酸性電解水に切り替える。アルカリ性電解水のpH値は、およそ11である。
アルカリ洗浄する際は、アルカリ性電解水が、循環流路110に流入することなく、透析液調製装置160、透析装置130、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bを通過するように通流する。これにより、透析液調製装置160、透析装置130、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々を、アルカリ性電解水で洗浄することができる。
本実施形態に係る透析装置洗浄システム100においては、酸性電解水で洗浄したのちにアルカリ性電解水で洗浄を行なうことにより、透析装置130の透析液回路などに付着した炭酸カルシウムを酸性電解水で除去したうえで、蛋白成分およびケイ素含有成分の各々をアルカリ電解水で除去することができる。その結果、透析装置130の透析液回路における付着物を効果的に除去することができる。
次に、逆浸透水によって水洗浄する工程について説明する。透析装置洗浄システム100において、水洗浄する際、各開閉弁の状態は、図1に示す状態と同様である。
水洗浄する際は、電解水生成装置140は、酸性電解水およびアルカリ性電解水の各々を生成していない。水洗浄する際、逆浸透水生成装置120は、生成した逆浸透水を循環流路110に流入させる。
循環流路110を流れる逆浸透水が、循環流路110から、第1供給流路131を通じて透析液調製装置160に流入する。同様に、循環流路110から第2供給流路171を通じて第1原液タンク170aに流入した逆浸透水が、第1原液供給流路172aを通じて透析液調製装置160に流入する。また、循環流路110から第2供給流路171を通じて第2原液タンク170bに流入した逆浸透水が、第2原液供給流路172bを通じて透析液調製装置160に流入する。
透析液調製装置160に流入した逆浸透水は、第1供給流路131、複数の透析装置130、複数の分岐流路131x、複数の排出流路132、および、中和槽181を順次流れ、排出される。
上記の一連の工程により、本実施形態に係る透析装置洗浄システム100において、酸性電解水およびアルカリ性電解水を用いて、透析装置130の透析液回路を洗浄することが可能である。
なお、本実施形態に係る透析装置洗浄システム100においては、透析装置130の透析液回路を洗浄せずに透析液調製装置160を洗浄することもできる。この場合、上記の一連の工程において第1供給流路131を流れる洗浄用電解水などの液体は、排出流路163を通過して中和槽181に流入するように制御される。
本実施形態に係る透析装置洗浄システム100においては、透析装置130の透析液回路および透析液調製装置160を洗浄せずに、第1原液タンク170aを洗浄することもできる。この場合、上記の一連の工程において第1原液供給流路172aを流れる洗浄用電解水などの液体は、第1原液排出流路173aを通過して中和槽181に流入するように制御される。
本実施形態に係る透析装置洗浄システム100においては、透析装置130の透析液回路および透析液調製装置160を洗浄せずに、第2原液タンク170bを洗浄することもできる。この場合、上記の一連の工程において第2原液供給流路172bを流れる洗浄用電解水などの液体は、第2原液排出流路173bを通過して中和槽181に流入するように制御される。
さらに、本実施形態に係る透析装置洗浄システム100においては、循環流路110を熱水によって洗浄することも可能である。図4は、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システムにおいて、熱水洗浄している状態を示す回路図である。
図4に示すように、熱水洗浄する際は、透析装置洗浄システム100は、第1開閉弁150aが開状態、第2開閉弁150bが閉状態、第3開閉弁150cが閉状態、第4開閉弁150dが閉状態となっている。
熱水洗浄する際は、逆浸透水生成装置が120に設けられたヒータによって、循環流路110を流れる逆浸透水が加熱される。加熱された逆浸透水が循環流路110を循環することで、循環流路110が殺菌処理される。
また、図4に示すように、熱水洗浄する際は、透析装置130、電解水生成装置140、透析液調製装置160、第1原液タンク170aおよび第2原液タンク170bの各々に熱水が流入しない。これにより、熱水処理による上記各装置の損傷を防止することができる。
上記のように、本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システム100においては、第1バイパス流路141が、循環流路110と電解水生成装置140とを互いに接続する。第2バイパス流路142が、電解水生成装置140と第1供給流路131とを互いに接続する。第1開閉弁150aが、循環流路110において、第1バイパス流路141との接続部より下流側であって、第1供給流路131との接続部より上流側に設けられている。第2開閉弁150bが、第1供給流路131において、循環流路110との接続部、および、第2バイパス流路142との接続部、の間に設けられている。これにより、透析装置130を洗浄する酸性電解水より次亜塩素酸の濃度が低い酸性電解水によって、逆浸透水の循環流路を洗浄可能となる。その結果、循環流路110のうちステンレス鋼で構成されている部分が次亜塩素酸の濃度が高い酸性電解水に長時間晒されることにより腐食して経時的に劣化することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システム100においては、透析液調製装置160が、第1供給流路131において、第2バイパス流路142との接続部より透析装置130側に設けられている。第3バイパス流路143が、電解水生成装置140と第2供給流路171とを互いに接続する。第3開閉弁150cが、第2供給流路171において、第1原液タンク170a、第2原液タンク170bおよび第3バイパス流路143の各々との接続部より循環流路110側に設けられている。第4開閉弁150dが、第3バイパス流路143に設けられている。これにより、透析液調製装置160を備えて、循環流路に間接的に接続された透析装置130においても、透析装置130を洗浄する酸性電解水より次亜塩素酸の濃度が低い酸性電解水によって、逆浸透水の循環流路を洗浄可能となる。
本発明の一実施形態に係る透析装置洗浄システム100において、中和用配管180は、中和用配管180から排出された中和用電解水が、透析装置130から排出された洗浄用電解水と合流するように構成されている。これにより、洗浄に用いた電解水を中和させるための中和剤が不要となり、中和剤を貯めるためのタンクを不要にできるため、透析装置洗浄システム100を省スペース化することができる。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100 透析装置洗浄システム、110 循環流路、120 逆浸透水生成装置、121 原料水供給部、130 透析装置、131 第1供給流路、131x 分岐流路、132 排出流路、139 個人用透析装置、139x 第3供給流路、139y 排出流路、140 電解水生成装置、141 第1バイパス流路、142 第2バイパス流路、143 第3バイパス流路、150a 第1開閉弁、150b 第2開閉弁、150c 第3開閉弁、150d 第4開閉弁、150e 第5開閉弁、160 透析液調製装置、163 排出流路、170a 第1原液タンク、170b 第2原液タンク、171 第2供給流路、172a 第1原液供給流路、172b 第2原液供給流路、173a 第1原液排出流路、173b 第2原液排出流路、180 中和用配管、181 中和槽。

Claims (3)

  1. 逆浸透水を一方向に循環させる循環流路と、
    前記循環流路に設けられ、前記循環流路に前記逆浸透水を供給可能な逆浸透水生成装置と、
    前記循環流路に直接的または間接的に接続された透析装置と、
    前記循環流路と前記透析装置とを互いに接続する第1供給流路と、
    前記循環流路を流れる前記逆浸透水を取り込んで洗浄用電解水を生成し、かつ、前記洗浄用電解水を前記第1供給流路に供給可能な電解水生成装置と、
    前記循環流路と前記電解水生成装置とを互いに接続する第1バイパス流路と、
    前記電解水生成装置と前記第1供給流路とを互いに接続する第2バイパス流路と、
    前記循環流路において、前記第1バイパス流路との接続部より下流側であって、前記第1供給流路との接続部より上流側に設けられた第1開閉弁と、
    前記第1供給流路において、前記循環流路との接続部、および、前記第2バイパス流路との接続部、の間に設けられた第2開閉弁とを備える、透析装置洗浄システム。
  2. 前記第1供給流路において、前記第2バイパス流路との接続部より透析装置側に設けられた、透析液調製装置と、
    前記透析液調製装置に接続され、前記透析液調製装置に第1原液を供給する第1原液タンクと、
    前記透析液調製装置に接続され、前記透析液調製装置に第2原液を供給する第2原液タンクと、
    前記循環流路と、前記第1原液タンクおよび前記第2原液タンクの各々とを互いに接続する第2供給流路と、
    前記電解水生成装置と前記第2供給流路とを互いに接続する第3バイパス流路と、
    前記第2供給流路において、前記第1原液タンク、前記第2原液タンクおよび前記第3バイパス流路の各々との接続部より循環流路側に設けられた第3開閉弁と、
    前記第3バイパス流路に設けられた第4開閉弁とをさらに備える、請求項1に記載の透析装置洗浄システム。
  3. 前記電解水生成装置に接続され、前記電解水生成装置において生成された酸性電解水およびアルカリ性電解水のうち前記洗浄用電解水ではない方の中和用電解水を排出する中和用配管をさらに備え、
    前記中和用配管は、該中和用配管から排出された前記中和用電解水が、前記透析装置から排出された前記洗浄用電解水と合流するように構成されている、請求項1または請求項2に記載の透析装置洗浄システム。
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