JPWO2020105200A1 - コードカッターを装着可能な回転鋸及びそれを備える刈払機 - Google Patents

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    • A01D34/01Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
    • A01D34/412Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
    • A01D34/416Flexible line cutters

Abstract

容易に樹脂製コードを交換できる刈払機を提供する。刈払機10は、一対のコード取付部73、74を含む回転鋸270を有している。コード取付部73、74は、それぞれ、回転鋸70の挿通孔72から外周に向かって、回転鋸270の半径方向に並んだ3つのコードガイド73A、74Aと、回転鋸270の回転方向に並んだ2つのコードガイド73B、74Bを有している。ナイロンコード80を用いないときには、ナイロンコード80の先端をコードガイド73B、74Bに通すことにより、回転鋸270の径方向の先端からナイロンコード80が突出しないように、ナイロンコード80の先端を退避させることができる。

Description

本発明は、コードカッターを装着可能な回転鋸及びそれを備える刈払機に関する。
従来、原動機、シャフト、回転鋸などの回転刃を有し、ユーザがシャフトに固定されたハンドルを操作して草や小径木を刈払うための刈払機(草刈機ともいう)が知られている。チップソーなどの金属刃の回転鋸を用いた場合には、草や小径木を効率よく刈り払うことができるが、柵や石などの障害物に近い場所では、使用することできない。そこで、刈払機の回転鋸が取り付けられているロータ部分に、太めのナイロンコードのような樹脂製のコードも取り付けられた刈払機が知られている(特許文献1参照)。これにより、柵や石などの障害物に近い場所では樹脂製のコードを、キワ草刈り用のカッターとして用いることができる。
特開2007−274937号公報
特許文献1に記載の刈払機においては、樹脂コードが巻かれたコードリールを内蔵するコードリールカセット(線状刃回転ユニット)がロータ部分に取り付けられている。そのため、ロータ部分に回転鋸だけが取り付けられている刈払機と比較すると、構造が複雑になって嵩張るとともに、重量も増してしまうため、ユーザの作業効率が悪くなる。また、キワ草刈りを行わないときには、樹脂製のコードは不要であるが、コードリールカセットを着脱する作業には時間も手間もかかり、慣れも必要である。
本発明の目的は、ユーザが樹脂コードを容易に着脱可能であって、ロータ部分に回転刃だけが取り付けられている刈払機と比較しても構造が複雑でない刈払機及びそれに用いる回転刃を提供することである。
本発明の態様に従えば、
持ち手と、
持ち手の一端に配置されたロータと、
前記ロータに回転力を付与して、前記ロータの回転軸を回転させる駆動源と、
前記ロータの回転軸に固定されて、前記回転軸の回転に伴って回転する回転刃と、
前記回転刃の上面に配置された、キワ草刈り用の樹脂コードを取り付けるためのコード取付部であって、前記樹脂コードが挿通されて前記樹脂コードをガイドする複数のガイド孔が形成されたコードガイドを有するコード取付部と、
を備え、
前記コードガイドの前記ガイド孔は、前記樹脂コードを前記ロータの回転軸の回転方向に直交する径方向に沿ってガイドする少なくとも1つの第1ガイド孔と、前記樹脂コードを前記ロータの回転軸の回転方向に沿ってガイドする少なくとも1つの第2ガイド孔とを有することを特徴とする刈払機が提供される。
本発明の刈払機では、キワ草刈り用の樹脂コードを取り付けるためのコード取付部が回転刃の上面に取り付けられているので、回転刃に容易に樹脂製のコードを取り付けることができる。そのため、キワ草刈りの作業を行うかどうかに合わせて、樹脂製のコードを容易に着脱することができる。さらに、回転方向に沿って並んでいる第2ガイド孔が設けられているので、これらに樹脂コードを通すことができる。これにより、回転刃の先端よりも、径方向の外側に樹脂コードの先端が突出することを防ぐことができる。回転刃を使って草木を刈りたいときには、樹脂コードを取り外すことなく、一時的に、回転刃の先端よりも、径方向の外側に樹脂コードの先端が突出しないように、第2ガイド孔の方に樹脂コードの先端を退避させることができる。
本発明の刈払機に用いられる回転刃には、例えば、プレス加工等により、樹脂製のコードを取り付けるコード取付部を回転刃と一体的に設けることができる。その場合には、回転刃と別の部品によりコード取付部が形成されている場合と比べて、部品点数を少なくすることができるとともに、製造工程を簡素化することができる。そのため、例えば回転刃に、別部品で構成されたコード取付部を取り付ける場合と比べて、回転刃及びコード取付部を軽量化できるとともに、安価に製造することができる。
図1は本実施形態に係る刈払機10の概略図である。 図2(a)は刈払機10の回転鋸70の概略図であり、図2(b)は、コード取付部73のコードガイド73Aの部分拡大図である。 図3は刈払機10の回転鋸170の概略図である。 図4は、コードガイド79を示す図2(b)相当図である。 図5は刈払機10の回転鋸270の概略図である。
本発明に係る刈払機10について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、図1に示されるように、上側、下側、左側、右側をそれぞれ定義することとする。
図1に示されるように、刈払機10は、円柱状のロッド20と、ロッド20の一端に設けられたロータ部30と、ロッド20のロータ部30と反対側の端部に設けられた駆動部40と、ロッド20の駆動部20に近い側に設けられたハンドル50と、ロッド20のロータ部30に近い側に設けられたガード60と、ロータ部30に固定された回転鋸70とを主に備える。
円柱状のロッド20は、長さ約1500mm〜1700mm程度の中空の金属製パイプであり、その上端に駆動部40が取り付けられている。駆動部40は、モータ41と、モータ41に電力を供給するためのバッテリ42とを備えている。モータ41の回転軸43の回転は、ロッド20の内部に設けられた不図示の伝達機構を通じてロータ部30に伝達される。ロータ部30は、伝達機構を通じてモータ41の回転軸43から伝達された回転駆動力によって回転するように構成されたシャフトを備える。
ハンドル50は、ユーザが刈払機10を把持するための取手であり、略U字形状を有する。ハンドル50の一端には、モータ41に連動するスイッチ51が取り付けられており、ユーザがスイッチ51をオンにしている間、モータ41が駆動してロータ部30が回転する。
ロータ部30のシャフトには雄ねじ状にネジが切られており、シャフトに挿通された回転鋸70は、ナット等の締結部材によってシャフトに固定される。
図2に示されるように、回転鋸70は、円形の板状の金属部材であり、その外周には複数の鋸状の刃(鋸刃71)が設けられている。また、回転鋸70の中央には、ロータ部30のシャフトに挿通するための挿通孔72が形成されている。なお、本実施形態の回転鋸70は、いわゆるチップソーであり、鋸刃71の先端(刃先)には、タングステンカーバイト等の硬い焼結合金で形成された不図示の硬質チップが取り付けられている。これにより、鋸刃71の耐摩耗性を向上させている。
回転鋸70の上面には、一対のコード取付部73、74と、一対のコード取付部75、76とが形成されている。コード取付部73は、3つのコードガイド73Aを含み、コード取付部74は、3つのコードガイド74Aを含んでいる。3つのコードガイド73Aは、回転鋸70の挿通孔72から外周に向かって、回転鋸70の半径方向に並んでいる。同様に、3つのコードガイド74Aも、回転鋸70の挿通孔72から外周に向かって回転鋸70の半径方向に並んでいる。3つのコードガイド73Aと3つのコードガイド74Aとは、挿通孔72を挟んで互いに向かい合うように一直線上に並んでいる。コードガイド73A、74Aは、いずれも、回転鋸70にプレス加工を行うことによって形成された、断面が半円状のトンネル形状の孔であって半径方向に延在している。
コード取付部75は、6つのコードガイド75Aを含み、コード取付部76は、6つのコードガイド76Aを含んでいる。6つのコードガイド75Aは、上面視でV字状に並んでいる。つまり、6つのコードガイド75Aは、回転鋸70の挿通孔72から外周に向かって、回転鋸70の半径方向に2列に並んでおり、この2つのコードガイド列は半径方向の外側に向かって広がるように配置されている。つまり、2つのコードガイド列のなす角度は、0°より大きく、180°より小さい。6つのコードガイド76Aも、コードガイド75Aと同様に、上面視でV字状に並んでいる。コードガイド75A、76Aは、コードガイド73A、74Aと同様に、回転鋸70にプレス加工を行うことによって形成された、断面が半円状のトンネル形状の孔であって、いずれも半径方向に延在している。
コード取付部73、74には、ストッパ付きナイロンコード80を装着することができる。ストッパ付きナイロンコード80は、ナイロン製の紐状のナイロンコード部81と、ナイロンコード部81の一端に設けられた円筒形状のストッパ82とを有する。ナイロンコード部81の断面積は、コードガイド73A、74Aの断面積よりも小さいが、ストッパ82の断面積はコードガイド73A、74Aの断面積よりも大きい。そのため、ナイロンコード部81はコードガイド73A、74Aを通ることができるが、ストッパ82はコードガイド73A、74Aを通ることができない。
次に、コード取付部73にストッパ付きナイロンコード80を装着する方法について説明する。なお、コード取付部74にストッパ付きナイロンコード80を装着する方法もこれと同じであるので、説明を省略する。ナイロンコード部81の長さが比較的長い場合には、ナイロンコード部81が3つのコードガイド73Aを通るように、回転鋸70の半径方向の内側から外側に向かって挿入される。このとき、ストッパ82は最も内側のコードガイド73Aと挿通孔72との間に位置する。ロータ部30を回転させて回転鋸70を回転させる場合、ストッパ付きナイロンコード80には、回転鋸70の半径方向の外側に向かう遠心力がかかる。しかしながら、上述のように、ストッパ82の断面積はコードガイド73Aの断面よりも大きいため、ストッパ82はコードガイド73Aを通ることができない。そのため、ストッパ付きナイロンコード80に遠心力がかかったとしても、ストッパ82がコードガイド73Aに引っかかることにより、ストッパ付きナイロンコード80が遠心力により抜けてしまうことが防止される。なお、ストッパ付きナイロンコード80が、回転鋸70の半径方向の内側にずれることを防止するために、回転鋸70の、ストッパ付きナイロンコード80をコードガイド73Aに取り付けたときにストッパ82の半径方向の内側の面と当接する位置に、突起を設けることができる。このような突起は、例えば、プレス加工により、回転鋸70に形成することができる。
ストッパ付きナイロンコード80を用いてキワ草刈りを行うと、徐々にナイロンコード部81の先端が摩耗して短くなる。そのような場合には、ストッパ82が最も内側のコードガイド73Aと内側から2番目のコードガイド73Aのとの間に位置するように、ストッパ付きナイロンコード80を半径方向の外側にずらしてコード取付部73に取り付けることができる。さらに、ナイロンコード部81の先端が摩耗して短くなった場合には、ストッパ82が内側から2番目のコードガイド73Aと最も外側のコードガイド73Aのとの間に位置するように、ストッパ付きナイロンコード80を半径方向の外側にずらしてコード取付部73に取り付けることができる。このように、ストッパ付きナイロンコード80のナイロンコード部81の摩耗の程度に応じて、取付位置を調整することにより、種々の長さのストッパ付きナイロンコード80を利用することができる。
コード取付部75、76には、ストッパの付いていないナイロンコード85を装着することができる。ナイロンコード85の断面積は、コードガイド75A、76Aの断面積よりも小さい。そのため、ナイロンコード85はコードガイド75A、76Aを通ることができる。
次に、コード取付部75にナイロンコード85を装着する方法について説明する。なお、コード取付部76にナイロンコード85を装着する方法もこれと同じであるので、説明を省略する。ナイロンコード85の長さが比較的長い場合には、半径方向に1列に並んだ3つのコードガイド75Aを通るように、ナイロンコード85が回転鋸70の半径方向の外側から内側に向かって挿入される。そして、最も内側のコードガイド75Aを通った後にUターンして、隣の列の3つのコードガイド75Aを通るように、ナイロンコード85が回転鋸70の半径方向の内側から外側に向かって挿入される。ロータ部30を回転させて回転鋸70を回転させる場合、ナイロンコード85には、回転鋸70の半径方向の外側に向かう遠心力がかかる。上述のように、ナイロンコード85は、半径方向の最も内側の2つのコードガイド75Aの間でUターンしている。そのため、ナイロンコード85に遠心力がかかったとしてもUターンしている部分がストッパの役目を果たすため、ナイロンコード85が遠心力により抜けてしまうことが防止される。
ナイロンコード85を用いてキワ草刈りを行うと、徐々にナイロンコード85の先端が摩耗して短くなる。そのような場合には、ナイロンコード85が、内側から2番目にある2つのコードガイド73Aの間でUターンするように、ナイロンコード85を半径方向の外側にずらしてコード取付部75に取り付けることができる。さらに、ナイロンコード85の先端が摩耗して短くなった場合には、ナイロンコード85が、最も外側にある2つのコードガイド73Aの間でUターンするように、ナイロンコード85を半径方向の外側にずらしてコード取付部75に取り付けることができる。このように、ナイロンコード85の摩耗の程度に応じて、取付位置を調整することにより、種々の長さのナイロンコード85を利用することができる。
本実施形態に係る刈払機10においては、回転鋸70にコード取付部73、74が設けられているので、ストッパ付きナイロンコード80を取り付けることができる。さらに、回転鋸70にはコード取付部75、76が設けられているので、ストッパが付いていないナイロンコード85を取り付けることもできる。いずれにおいても、ナイロンコードの先端の摩耗の度合いに合わせて、取付位置を調整することにより、種々の長さのナイロンコードを利用することができる。
本実施形態に係る刈払機10においては、回転鋸70にプレス加工を施すことにより、コード取付部73〜76が回転鋸70と一体的に形成されている。そのため、回転鋸と別の部品によりコード取付部が形成されている場合と比べて、部品点数を少なくすることができ、軽量化を図るとともに安価に形成することができる。また、回転鋸にナイロンコードを巻き取って収容したコードリールを取り付ける必要がないため、刈払機の回転鋸の部分の構造を簡素化でき、小型化することができる。そのため、ユーザが刈払機を取り扱いやすくなる。ユーザは、新しいナイロンコードを使用したいとき、太さの異なるナイロンコードを使用したいときには、回転鋸70に設けられたコード取付部73〜76にナイロンコードを通すだけでよいので、従来の刈払機と比べて大幅に交換の手間が省ける。また、ナイロンコードを用いないで、回転鋸70で草木を直接刈り取りたいときには、ユーザは容易にナイロンコード80、85を取り外すことができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、上記実施形態の回転鋸70には、ストッパ付きナイロンコード80を取り付けるためのコード取付部73、74と、ストッパが付いていないナイロンコード85を取り付けるためのコード取付部75、76の両方が設けられていた。しかしながら本発明はそのような態様には限られず、コード取付部73、74か、コード取付部75、76のいずれか一方が設けられていてもよい。また、コード取付部73、74には、それぞれ3つのコードガイド73A、74Aが設けられていたが、コードガイド73A、74Aの数は任意に設定しうる。例えば、コードガイド73A、74Aの径方向の長さを長くすることにより、1つのコードガイド73A、74Aでストッパ付きナイロンコード80をガイドすることもできる。なお、上述のようにストッパ付きナイロンコード80の取付位置を調整できるようにするために、コードガイド73A、74Aの数を2以上にすることが好ましい。
上記実施形態において、コード取付部75、76には、それぞれ6つのコードガイド75A、76Aが設けられていたが、コードガイド75A、76Aの数は任意に設定しうる。なお、上述のようにナイロンコード85の取付位置を調整できるようにするために、コードガイド75A、76Aの数を4以上にすることが好ましい。例えば、図3に示すように、回転鋸170に、12個のコードガイド77Aを有するコード取付部77及び18個のコードガイド78Aを有するコード取付部78を設けることもできる。ナイロンコード85を図3に示されるように往復させて取り付けることにより、コード取付部75、76に取り付けられるナイロンコード85よりも長いナイロンコード85を取り付けることができる。
上記実施形態においては、コード取付部73、74には、回転鋸70の径方向に一列にコードガイド73A、74Aが設けられていた。また、コード取付部75、76には、回転鋸70の径方向に2列に並んだコードガイド75A、76Aが設けられていた。さらに、図5に示される回転鋸270のように、各コード取付部73〜76は、回転鋸170の周方向(回転方向)に沿って並んだ複数のコードガイド73B、74B、75B、76Bを含んでもよい。図5に示されるように、2つのコードガイド73Bは、3つのコードガイド73Aのうち、径方向の最も外側にあるコードガイド73Aよりもさらに径方向の外側において、回転方向に沿って並んでいる。なお、回転鋸270は、図に示された回転方向を示す矢印の向きに回転する。2つのコードガイド73Bは、3つのコードガイド73Aよりも回転方向の下流側に位置している。複数のコードガイド74B、75B、76Bも、コードガイド73Bと同様に配置されているので、説明を省略する。
回転鋸270においては、回転方向に沿って並んでいるコードガイド73B、74B、75B、76Bが設けられているので、これらにナイロンコード80、85を通すことにより、回転鋸270の鋸刃71の先端よりも、径方向の外側にナイロンコード80、85の先端が突出することを防ぐことができる。これにより、回転鋸270の鋸刃71を使って草木を刈りたいときには、ナイロンコード80、85を取り外すことなく、一時的に、回転鋸270の鋸刃71の先端よりも、径方向の外側にナイロンコード80、85の先端が突出しないように退避させることができる。また、コードガイド73B、74B、75B、76Bからナイロンコード80、85を取り外すことにより、容易にナイロンコード80、85を用いたキワ草刈りを行うこともできる。
なお、コードガイド73B、74B、75B、76Bは、それぞれ、コードガイド73A、74A、75A、76Aよりも回転方向の下流側に位置している。そのため、コードガイド73B、74B、75B、76Bにナイロンコード80、85を通した状態で、回転鋸270を回転させたときに、ナイロンコード80、85の先端が草木等に当たって引っかかる可能性を低減させることができる。
上記説明において、円周方向に並ぶコードガイド73B、74Bは、それぞれ2つずつ設けられており、円周方向に並ぶコードガイド75B、76Bはそれぞれ4つずつ設けられていた。しかしながら、本発明はそのような態様には限られず、円周方向に並ぶコードガイドの数は1又は複数の任意の数に設定しうる。
上記説明において、コードガイド73A〜78Aは、回転鋸70にプレス加工を行うことによって形成された、断面が半円状のトンネル形状の孔であり、いずれも半径方向に延在している。しかしながら、本発明において、コードガイドは、どのような形状であっても構わない。例えば、図4に示されるように、回転鋸70の一部を半円の扇形に切り抜くとともに、その周りに半円状の切り込みを入れることによって、アーチ部79を形成し、アーチ部79を回転鋸70の上面に対して垂直に立つように折り曲げることによって、コードガイド79Aを形成することもできる。
また、上記説明において、コードガイド73A〜79A、73B〜76Bは、回転鋸70、170、270にプレス加工を行うことによって金属製の回転鋸から一体的に形成されている。しかしながら本発明は必ずしもこのような態様には限られない。例えば、コードガイドがネジ止め、溶接などによって回転鋸の上面に形成されていてもよい。また、回転鋸及びコードガイドの材質は必ずしも金属でなくてもよく、適宜好適な材料を使用しうる。
上記実施形態においては、キワ草刈り用のコードカッタとして、ナイロンコード80、85を例に挙げて説明してきたが、キワ草刈り用のコードカッタは必ずしもナイロン製のコードカッタをでなくてもよく、他の樹脂などによって形成されたコードカッタでもよい。また、上記実施形態においては、刈払機10に取り付けられる回転刃として、チップソーである回転鋸70を例に挙げて説明してきたが、回転鋸70は必ずしもチップソーでなくてもよく、先端に硬質チップが設けられていない回転鋸であってもよい。回転鋸70は、外周に沿って複数の鋸刃71が形成されていたが、本発明に係る回転刃は回転鋸に限られず、1枚刃、2枚刃、4枚刃などの刃を備えた回転刃であってもよい。また、刈払機10はバッテリ42を備えており、電力で駆動されていたが、例えばエンジンにより駆動されてもよい。
10 刈払機
70 回転鋸
73〜79 コード取付部
73A〜79A コードガイド
80、85 ナイロンコード
本発明の態様に従えば、
持ち手と、
持ち手の一端に配置されたロータと、
前記ロータに回転力を付与して、前記ロータの回転軸を回転させる駆動源と、
前記ロータの回転軸に固定されて、前記回転軸の回転に伴って回転する回転刃と、
ワ草刈り用の樹脂コードを取り付けるためのコード取付部であって、前記回転刃の上面に配置され、且つ、前記回転刃と一体形成されたコードガイドを有するコード取付部と、
を備え、
前記コードガイドは、前記樹脂コードが挿通されて前記樹脂コードをガイドする複数のガイド孔を有し、
前記コードガイドの前記ガイド孔は、前記樹脂コードを前記ロータの回転軸の回転方向に直交する径方向に沿ってガイドするように前記径方向に列状に並んだ複数の第1ガイド孔と、前記樹脂コードを前記ロータの回転軸の回転方向に沿ってガイドするように前記回転方向に列状に並んだ複数の第2ガイド孔とを有することを特徴とする刈払機が提供される。
本発明の刈払機では、キワ草刈り用の樹脂コードを取り付けるためのコード取付部が回転刃の上面に取り付けられているので、回転刃に容易に樹脂製のコードを取り付けることができる。そのため、キワ草刈りの作業を行うかどうかに合わせて、樹脂製のコードを容易に着脱することができる。さらに、回転方向に沿って並んでいる複数の第2ガイド孔が設けられているので、これらに樹脂コードを通すことができる。これにより、回転刃の先端よりも、径方向の外側に樹脂コードの先端が突出することを防ぐことができる。回転刃を使って草木を刈りたいときには、樹脂コードを取り外すことなく、一時的に、回転刃の先端よりも、径方向の外側に樹脂コードの先端が突出しないように、第2ガイド孔の方に樹脂コードの先端を退避させることができる。

Claims (6)

  1. 刈払機であって、
    持ち手と、
    持ち手の一端に配置されたロータと、
    前記ロータに回転力を付与して、前記ロータの回転軸を回転させる駆動源と、
    前記ロータの回転軸に固定されて、前記回転軸の回転に伴って回転する回転刃と、
    前記回転刃の上面に配置された、キワ草刈り用の樹脂コードを取り付けるためのコード取付部であって、前記樹脂コードが挿通されて前記樹脂コードをガイドする複数のガイド孔が形成されたコードガイドを有するコード取付部と、
    を備え、
    前記コードガイドの前記ガイド孔は、前記樹脂コードを前記ロータの回転軸の回転方向に直交する径方向に沿ってガイドする少なくとも1つの第1ガイド孔と、前記樹脂コードを前記ロータの回転軸の回転方向に沿ってガイドする少なくとも1つの第2ガイド孔とを有することを特徴とする刈払機。
  2. 前記少なくとも1つの第2ガイド孔は、前記少なくとも1つの第1ガイド孔に対して、前記回転方向の下流側に配置されている請求項1に記載の刈払機。
  3. 前記コード取付部は、さらに別の前記コードガイドを有し、
    前記コードガイドの前記第1ガイド孔が前記樹脂コードをガイドする方向と、前記別のコードガイドの前記第1ガイド孔が前記樹脂コードをガイドする方向とのなす角度は180°未満である請求項1又は2に記載の刈払機。
  4. 刈払機に取り付けられる回転刃であって、
    外周に刃が形成された回転刃本体と、
    前記回転刃本体の上面に配置された、キワ草刈り用の樹脂コードを取り付けるためのコード取付部であって、前記樹脂コードが挿通される複数のガイド孔を有するコードガイドを有するコード取付部を備え、
    前記コード取付部の前記コードガイドは、前記回転刃と一体形成されており、
    前記コードガイドの前記ガイド孔は、前記樹脂コードを前記回転刃の外周に沿った周方向に直交する径方向に沿ってガイドする少なくとも1つの第1ガイド孔と、前記樹脂コードを前記周方向に沿ってガイドする少なくとも1つの第2ガイド孔とを有する回転刃。
  5. 前記少なくとも1つの第2ガイド孔は、前記少なくとも1つの第1ガイド孔に対して、前記周方向の一方側に配置されており、
    前記周方向の一方側は、前記回転刃を前記刈払機に取り付けて回転させたときの回転刃の回転方向の下流側である請求項4に記載の回転刃。
  6. 前記コード取付部は、さらに別の前記コードガイドを有し、
    前記コードガイドの前記第1ガイド孔が前記樹脂コードをガイドする方向と、前記別のコードガイドの前記第1ガイド孔が前記樹脂コードをガイドする方向とのなす角度は180°未満である請求項4又は5に記載の回転刃。
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