JPWO2020100271A1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
ログデータは、システム外部とのインタフェースを通じてロギング装置に出力される。ログデータは、システム外部の補助記憶装置に書き出されることがある。また、ログデータは、システム内部の補助記憶装置に書き出されることがある。
システムの大規模化や高速化により、膨大な量のログデータによって記憶装置の容量を短時間で使い切ってしまうことがある。また、記憶装置への書き込みスループットがログの出力スループットに追いつかないこともある。これらの理由から、生じうる全てのログデータを蓄積することが困難であるという問題がある。
そこで、主記憶装置上にリングバッファを構成し、リングバッファにログを出力する技術がある(特許文献1)。この技術では、利用者による入力又はシステムの障害発生をトリガにしてリングバッファ上のログが補助記憶装置へ書き出される。この結果、有用なログデータのみが効果的に蓄積される。
また、システムの障害発生をログデータ退避のトリガをとした場合は有用なログデータが取得できると考えられる。しかし、明示的な障害とならない性能問題発生時など、外部からトリガが明確に捉えられない場合はログを取得することができない。
第1の記憶領域と、前記第1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域とを有し、アプリケーションプログラムを実行する情報処理装置であって、
前記アプリケーションプログラムのログを前記第1の記憶領域に生成するログ生成部と、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量を監視するリソース監視部と、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が、前記アプリケーションプログラムのログを退避するための条件であるログ退避条件に合致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が前記ログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記第1の記憶領域の前記アプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避するログ退避部とを有する。
***構成の説明***
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成例を示す。
なお、100により行われる動作は、情報処理方法及び情報処理プログラムに相当する。
図1に示すように、情報処理装置100は、ハードウェアとして、プロセッサ101、主記憶装置102、補助記憶装置103、I/O装置104、NIC(NetworkInterfaceCard)105を備える。これら、プロセッサ101、主記憶装置102、補助記憶装置103、I/O装置104、NIC105は、バス150で接続される。
113は、主記憶装置102上の領域である。113は、第1の記憶領域に相当する。
詳細は後述するが、ルール116には、アプリケーション107のログを退避するための条件であるログ退避条件が定義されている。
111は、アプリケーション107の現在のリソース使用量が、ルール116のログ退避条件に合致するか否かを判定する。
なお、111は判定部に相当する。また、111により行われる処理は、判定処理に相当する。
つまり、112は、111により、アプリケーション107の現在のリソース使用量がログ退避条件に合致すると判定された場合に、113のアプリケーション107のログを117に退避する。
117は、補助記憶装置103上の領域である。117は、第2の記憶領域に相当する。
108、109、110、111及び112を実現するプログラムは、図1に示す補助記憶装置103で記憶されている。当該プログラムは、補助記憶装置103から主記憶装置102にロードされる。そして、プロセッサ101が当該プログラムを実行して、108、109、110、111及び112の動作を行う。
図2では、オペレーティングシステム106及び複数のアプリケーション107とともに、108、109、110、111及び112を実現するプログラムがプロセッサ101によって実行されている状態を模式的に表している。
ルール116は、前述の通りルール照合部111に用いられるものであり、予めユーザが定義して補助記憶装置103に格納しておく。
リソース使用量は、リソースごとに統一された値であれば、計測区間における総使用量であってもよいし、単位時間当たりの平均使用量であってもよい。また、リソース使用量は、サンプリングによる統計的な使用割合であってもよいし、その他計測可能で比較しうる値であればよい。
ステートの監視方法は、API(Application Programming Interface)を介してアプリケーション107がステート監視部110にステートを通知する方式が考えられる。また、ステートの監視方法として、アプリケーション107の出力するメッセージからステート監視部110がステートを決定する方式でもよい。その他ステートが一意に決定できる方式であれば、他の方式でもよい。
ルール116では、アプリケーション又はアプリケーションとステートとの組み合わせに対してリソース使用量の閾値が定義されている。図3の「U」は上限値を表し、「L」は下限値を表している。
例えば、アプリケーション1とステート1との組み合わせでは、リソース1に対してU111という上限値が定義されている。つまり、アプリケーション1がステート1である場合に、アプリケーション1によるリソース1のリソース使用量がU111を超えた場合にアプリケーション1のログが117に退避される。また、アプリケーション2では、リソース1に対してU201という上限値が定義されている。つまり、アプリケーション2のステートに関わらず、アプリケーション2によるリソース1のリソース使用量がU201を超えた場合にアプリケーション2のログが117に退避される。
このような、ルール116に示される、アプリケーションごとのリソース使用量の閾値、または、アプリケーションとステートとの組み合わせごとのリソース使用量の閾値は、ログ退避条件に相当する。
アプリケーション2のようにステートを定義しない場合でも、リソース使用量の閾値だけ定義してもよい。また、アプリケーション3のようにステート1ではリソース使用量の閾値を定義せず、ステート2においてはリソース1、2、3それぞれにU321、L322とU322、U323といったリソース使用量を定義する、などとしてもよい。
図4では、例えば、アプリケーション1のリソース1の現在のリソース使用量はD11であり、リソース2の現在のリソース使用量はD12であり、リソース3の現在のリソース使用量はD13であることが示される。
図5では、アプリケーション1は現在ステート1であり、アプリケーション3は現在ステート2であることが示される。なお、アプリケーション2のようにステートがなくてもよい。
実施の形態1に係る情報処理装置100の動作例を図6のフローチャートを用いて説明する。
なお、情報処理装置100が図6に示す一連の動作を繰り返すことによって効果を得るが、情報処理装置100が一連の動作を終える度に任意の待ち時間が設けてもよい。
リソース監視部109は、取得したリソース使用量をリソース情報114として主記憶装置102に格納する。
ステート監視部110は、取得したステートをステート情報114として主記憶装置102に格納する。
ステップS004におけるルール照合処理の詳細は後述する。
ステップS004の照合の結果、ログ退避条件が成立している場合は、ルール照合部111はログ退避部112にログ退避条件が成立している旨の通知を行う。
また、ルール照合部111の照合の結果、ログ退避条件が成立していなければ、図6の処理が終了する(ステップS007)。
先ず、ルール照合部111は、ステート情報115から、現在選択しているアプリケーションの現在のステートを抽出する。次に、ルール照合部111は、ルール116から、現在選択しているアプリケーションの現在のステートについての、現在選択しているリソース使用量の閾値を抽出する。
まだ選択していないリソースがあれば(ステップS108でNO)、ルール照合部111は、ステップS103において、まだ選択していないリソースを選択して、ステップS104以降の処理を行う。
一方、現在選択しているアプリケーションに対して全てのリソースを選択し終えている場合(ステップS108でYES)は、ステップS109で、まだ選択していないアプリケーションがないか調べる。
まだ選択していないアプリケーションがあれば(ステップS109でNO)、ルール照合部111は、ステップS102において、まだ選択していないアプリケーションを選択して、ステップS103以降の処理を行う。
全てのアプリケーションの全てのリソースがルール逸脱なしで選択済みになった場合は、ルール照合部111は、ログ退避条件が成立していないと判定する。この場合は、図6のステップS005がNOとなる。
一方、ルール照合部111は、閾値を逸脱したリソースが1つも無かった場合のみログ退避条件が不成立と判定する。
続いて、ルール照合部111は、図5からアプリケーション1の現在のステートであるステート1を抽出する。
次に、ルール照合部111は、図3からアプリケーション1、ステート1、リソース1の場合の閾値である上限値U111を抽出する。
そして、ルール照合部111は、リソース使用量D11と上限値U111とを比較する。D11≦U111であれば、閾値の逸脱がなく、D11>U111であれば閾値の逸脱がある。
アプリケーション1、リソース1について閾値の逸脱がない場合は、ルール照合部111は、続いてアプリケーション1リソース2を選択して照合を続行する。
以上のように、本実施の形態では、アプリケーションのリソース使用量が予め定義したルールを逸脱した際にログを補助記憶装置に退避する。
このため、本実施の形態によれば、障害発生等の具体的なイベントが発生しなくてもログを退避することができる。つまり、本実施の形態によれば、従来は難しかった性能問題発生時などでもログを退避することができる。
以上の実施の形態1では、ログが格納されているリングバッファが単一の例を説明した。
本実施の形態では、リングバッファが複数用意されている例を説明する。
オペレーティングシステムのメッセージ、オペレーティングシステムのイベント、アプリケーションのメッセージなど複数種類のログがあるとき、複数のリングバッファを用意することがある。この場合には、ログの種類に応じてログの格納先のリングバッファが変わる。このような複数のリングバッファが用意されている場合は、退避の対象となるリングバッファを選択する必要がある。
本実施の形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成は図1に示す通りである。
実施の形態1における図2では、1つのリングバッファ113しか存在していないが、図8では、複数のリングバッファ113が存在する。また、図8では、主記憶装置102上に退避リスト119が追加されている。更に、図8では、補助記憶装置103上に退避ルール120が追加されている。
図8の複数のリングバッファ113の各々は、第1の記憶領域に相当する。
上記以外の要素は、図2に示したものと同じであるため、説明を省略する。
次に、図9を用いて、実施の形態2に係る情報処理装置100の動作例を説明する。
一方、退避リスト119が通知されない場合、すなわち、退避させるログが存在しない場合(ステップS205でNO)は、動作が終了する(ステップS007)。
退避リスト119に記載されているリングバッファ内の全てのアプリケーション107のログが退避領域117への退避の対象となる。例えば、リングバッファ1にアプリケーション1、アプリケーション2及びアプリケーション3のログが生成されていると仮定する。アプリケーション1が退避ルール120に該当してリングバッファ1が退避対象に選択された場合でも、リングバッファ1内のアプリケーション1、アプリケーション2及びアプリケーション3の全てのログが退避領域117へ退避される。
例えば、アプリケーション1のリソース使用量がルール116の閾値から逸脱している場合は、ルール照合部111は、図11の退避ルール120に基づき、アプリケーション1に対応するリングバッファ1を退避対象として選択する。そして、ルール照合部111は、リングバッファ1を退避リスト119に追加する。
例えば、アプリケーション1がステート1であるときにアプリケーション1のリソース使用量がルール116の閾値から逸脱している場合は、ルール照合部111は、図12の退避ルール120に基づき、アプリケーション1とステート1の組み合わせに対応するリングバッファ1を退避対象として選択する。そして、ルール照合部111は、リングバッファ1を退避リスト119に追加する。
例えば、リソース1のリソース使用量がルール116の閾値から逸脱している場合は、ルール照合部111は、図13の退避ルール120に基づき、リソース1に対応するリングバッファ1を退避対象として選択する。そして、ルール照合部111は、リングバッファ1を退避リスト119に追加する。
例えば、リソース1のリソース使用量がルール116の閾値U111から逸脱している場合は、ルール照合部111は、図14の退避ルール120に基づき、閾値U111に対応するリングバッファ1を退避対象として選択する。そして、ルール照合部111は、リングバッファ1を退避リスト119に追加する。
以上のように、本実施の形態では、アプリケーションのリソース使用量が予め定義したルールを逸脱した際に、逸脱したルールや状況に関連するログを補助記憶装置に退避することで、従来は難しかった性能問題発生時などに特に有用なログを優先して退避することができる。
あるいは、これら2つの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これら2つの実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
最後に、情報処理装置100のハードウェア構成の補足説明を行う。
図1に示すプロセッサ101は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等である。
図1に示す主記憶装置102は、RAM(Random Access Memory)である。
図1に示す補助記憶装置103は、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
プロセッサ101がオペレーティングシステム106を実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、108、109、110、111及び112の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、主記憶装置102、補助記憶装置103、プロセッサ101内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、108、109、110、111及び112の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。
また、情報処理装置100は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
なお、本明細書では、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
***構成の説明***
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成例を示す。
なお、情報処理装置100により行われる動作は、情報処理方法及び情報処理プログラムに相当する。
図1に示すように、情報処理装置100は、ハードウェアとして、プロセッサ101、主記憶装置102、補助記憶装置103、I/O装置104、NIC(Network Interface Card)105を備える。これら、プロセッサ101、主記憶装置102、補助記憶装置103、I/O装置104、NIC105は、バス150で接続される。
リングバッファ113は、主記憶装置102上の領域である。リングバッファ113は、第1の記憶領域に相当する。
詳細は後述するが、ルール116には、アプリケーション107のログを退避するための条件であるログ退避条件が定義されている。
ルール照合部111は、アプリケーション107の現在のリソース使用量が、ルール116のログ退避条件に合致するか否かを判定する。
なお、ルール照合部111は判定部に相当する。また、ルール照合部111により行われる処理は、判定処理に相当する。
つまり、ログ退避部112は、ルール照合部111により、アプリケーション107の現在のリソース使用量がログ退避条件に合致すると判定された場合に、リングバッファ113のアプリケーション107のログを退避領域117に退避する。
退避領域117は、補助記憶装置103上の領域である。退避領域117は、第2の記憶領域に相当する。
ログ生成部108、リソース監視部109、ステート監視部110、ルール照合部111及びログ退避部112を実現するプログラムは、図1に示す補助記憶装置103で記憶されている。当該プログラムは、補助記憶装置103から主記憶装置102にロードされる。そして、プロセッサ101が当該プログラムを実行して、ログ生成部108、リソース監視部109、ステート監視部110、ルール照合部111及びログ退避部112の動作を行う。
図2では、オペレーティングシステム106及び複数のアプリケーション107とともに、ログ生成部108、リソース監視部109、ステート監視部110、ルール照合部111及びログ退避部112を実現するプログラムがプロセッサ101によって実行されている状態を模式的に表している。
ルール116では、アプリケーション又はアプリケーションとステートとの組み合わせに対してリソース使用量の閾値が定義されている。図3の「U」は上限値を表し、「L」は下限値を表している。
例えば、アプリケーション1とステート1との組み合わせでは、リソース1に対してU111という上限値が定義されている。つまり、アプリケーション1がステート1である場合に、アプリケーション1によるリソース1のリソース使用量がU111を超えた場合にアプリケーション1のログが退避領域117に退避される。また、アプリケーション2では、リソース1に対してU201という上限値が定義されている。つまり、アプリケーション2のステートに関わらず、アプリケーション2によるリソース1のリソース使用量がU201を超えた場合にアプリケーション2のログが退避領域117に退避される。
このような、ルール116に示される、アプリケーションごとのリソース使用量の閾値、または、アプリケーションとステートとの組み合わせごとのリソース使用量の閾値は、ログ退避条件に相当する。
アプリケーション2のようにステートを定義しない場合でも、リソース使用量の閾値だけ定義してもよい。また、アプリケーション3のようにステート1ではリソース使用量の閾値を定義せず、ステート2においてはリソース1、2、3それぞれにU321、L322とU322、U323といったリソース使用量の閾値を定義する、などとしてもよい。
図4では、例えば、アプリケーション1のリソース1の現在のリソース使用量はD11であり、リソース2の現在のリソース使用量はD12であり、リソース3の現在のリソース使用量はD13であることが示される。
実施の形態1に係る情報処理装置100の動作例を図6のフローチャートを用いて説明する。
なお、情報処理装置100が図6に示す一連の動作を繰り返すことによって効果を得るが、情報処理装置100が一連の動作を終える度に任意の待ち時間を設けてもよい。
リソース監視部109は、取得したリソース使用量をリソース情報114として主記憶装置102に格納する。
ステート監視部110は、取得したステートをステート情報115として主記憶装置102に格納する。
まだ選択していないリソースがあれば(ステップS108でNO)、ルール照合部111は、ステップS103において、まだ選択していないリソースを選択して、ステップS104以降の処理を行う。
一方、現在選択しているアプリケーションに対して全てのリソースを選択し終えている場合(ステップS108でYES)は、ステップS109で、まだ選択していないアプリケーションがないか調べる。
まだ選択していないアプリケーションがあれば(ステップS109でNO)、ルール照合部111は、ステップS102において、まだ選択していないアプリケーションを選択して、ステップS103以降の処理を行う。
全てのアプリケーションの全てのリソースがルール逸脱なしで選択済みになった場合(ステップS109でYES)は、ルール照合部111は、ログ退避条件が成立していないと判定する(ステップS110)。この場合は、図6のステップS005がNOとなる。
一方、ルール照合部111は、閾値を逸脱したリソースが1つも無かった場合のみログ退避条件が不成立と判定する。
続いて、ルール照合部111は、図5からアプリケーション1の現在のステートであるステート1を抽出する。
次に、ルール照合部111は、図3からアプリケーション1、ステート1、リソース1の場合の閾値である上限値U111を抽出する。
そして、ルール照合部111は、リソース使用量D11と上限値U111とを比較する。D11≦U111であれば、閾値の逸脱がなく、D11>U111であれば閾値の逸脱がある。
アプリケーション1、リソース1について閾値の逸脱がない場合は、ルール照合部111は、続いてアプリケーション1とリソース2を選択して照合を続行する。
例えば、リソース1のリソース使用量がルール116の閾値U111から逸脱している場合は、ルール照合部111は、図14の退避ルール120に基づき、閾値U111に対応するリングバッファ1を退避対象として選択する。そして、ルール照合部111は、リングバッファ1を退避リスト119に追加する。
プロセッサ101がオペレーティングシステム106を実行することで、タスク管理、メモリ管理、ファイル管理、通信制御等が行われる。
また、ログ生成部108、リソース監視部109、ステート監視部110、ルール照合部111及びログ退避部112の処理の結果を示す情報、データ、信号値及び変数値の少なくともいずれかが、主記憶装置102、補助記憶装置103、プロセッサ101内のレジスタ及びキャッシュメモリの少なくともいずれかに記憶される。
また、ログ生成部108、リソース監視部109、ステート監視部110、ルール照合部111及びログ退避部112の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の可搬記録媒体に格納されていてもよい。
また、情報処理装置100は、処理回路により実現されてもよい。処理回路は、例えば、ロジックIC(Integrated Circuit)、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
なお、本明細書では、プロセッサと処理回路との上位概念を、「プロセッシングサーキットリー」という。
つまり、プロセッサと処理回路とは、それぞれ「プロセッシングサーキットリー」の具体例である。
Claims (11)
- 第1の記憶領域と、前記第1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域とを有し、アプリケーションプログラムを実行する情報処理装置であって、
前記アプリケーションプログラムのログを前記第1の記憶領域に生成するログ生成部と、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量を監視するリソース監視部と、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が、前記アプリケーションプログラムのログを退避するための条件であるログ退避条件に合致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が前記ログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記第1の記憶領域の前記アプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避するログ退避部とを有する情報処理装置。 - 前記リソース監視部は、
前記アプリケーションプログラムが利用する複数のリソースの各々の現在のリソース使用量を監視し、
前記判定部は、
前記複数のリソースのリソースごとに、現在のリソース使用量がリソースごとに設けられているログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、前記複数のリソースのうちのいずれかのリソースの現在のリソース使用量が当該リソースのログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記第1の記憶領域の前記アプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、更に、
前記アプリケーションプログラムのステートを監視するステート監視部を有し、
前記判定部は、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が、前記アプリケーションプログラムの複数のステートのステートごとに設けられているログ退避条件のうちの前記アプリケーションプログラムの現在のステートのログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が前記アプリケーションプログラムの現在のステートのログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記第1の記憶領域の前記アプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記リソース監視部は、
前記アプリケーションプログラムが利用する複数のリソースの各々の現在のリソース使用量を監視し、
前記判定部は、
前記複数のリソースのリソースごとに、前記アプリケーションプログラムの現在のステートでの現在のリソース使用量が、前記アプリケーションプログラムのステートごと及びリソースごとに設けられているログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、前記複数のリソースのうちのいずれかのリソースの現在のリソース使用量が前記アプリケーションプログラムの現在のステートでの当該リソースのログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記第1の記憶領域の前記アプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避する請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置では、複数のアプリケーションプログラムが実行され、
前記ログ生成部は、
前記複数のアプリケーションプログラムのログを前記第1の記憶領域に生成し、
前記リソース監視部は、
前記複数のアプリケーションプログラムの現在のリソース使用量を監視し、
前記判定部は、
アプリケーションプログラムごとに、現在のリソース使用量が、アプリケーションプログラムごとのログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、前記複数のアプリケーションプログラムのうちのいずれかのアプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が当該アプリケーションプログラムのログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記第1の記憶領域の前記複数のアプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
複数の第1の記憶領域を有し、
前記ログ生成部は、
前記アプリケーションプログラムのログを前記複数の第1の記憶領域のうちの2つ以上の第1の記憶領域に生成し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が前記ログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記2つ以上の第1の記憶領域の中からログの退避対象となる第1の記憶領域を選択し、選択した第1の記憶領域のログを前記第2の記憶領域に退避する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
複数の第1の記憶領域を有し、
前記情報処理装置では、複数のアプリケーションプログラムが実行され、
前記ログ生成部は、
アプリケーションプログラムごとに、1つ以上の第1の記憶領域にログを生成し、
前記リソース監視部は、
前記複数のアプリケーションプログラムの現在のリソース使用量を監視し、
前記判定部は、
アプリケーションプログラムごとに、現在のリソース使用量が、アプリケーションプログラムごとのログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、前記複数のアプリケーションプログラムのうちのいずれかのアプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が当該アプリケーションプログラムのログ退避条件に合致すると判定された場合に、当該アプリケーションプログラムの1つ以上の第1の記憶領域の中からログの退避対象となる第1の記憶領域を選択し、選択した第1の記憶領域のログを前記第2の記憶領域に退避する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
複数の第1の記憶領域を有し、
前記情報処理装置では、複数のアプリケーションプログラムが実行され、
前記情報処理装置は、更に、
前記複数のアプリケーションプログラムのステートを監視するステート監視部を有し、
前記ログ生成部は、
アプリケーションプログラムごとに、1つ以上の第1の記憶領域にログを生成し、
前記リソース監視部は、
前記複数のアプリケーションプログラムの現在のリソース使用量を監視し、
前記判定部は、
アプリケーションプログラムごとに、現在のリソース使用量が、アプリケーションプログラムごとに複数のステートのステートごとに設けられているログ退避条件のうちの現在のステートのログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、前記複数のアプリケーションプログラムのうちのいずれかのアプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が当該アプリケーションプログラムの現在のステートのログ退避条件に合致すると判定された場合に、当該アプリケーションプログラムの1つ以上の第1の記憶領域の中からログの退避対象となる第1の記憶領域を選択し、選択した第1の記憶領域のログを前記第2の記憶領域に退避する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
複数の第1の記憶領域を有し、
前記情報処理装置では、複数のアプリケーションプログラムが実行され、
前記ログ生成部は、
アプリケーションプログラムごとに、1つ以上の第1の記憶領域にログを生成し、
前記リソース監視部は、
前記複数のアプリケーションプログラムが利用する複数のリソースの各々のアプリケーションプログラムごとの現在のリソース使用量を監視し、
前記判定部は、
アプリケーションプログラムごと及びリソースごとに、現在のリソース使用量がアプリケーションプログラムごと及びリソースごとに設けられているログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記ログ退避部は、
前記判定部により、いずれかのアプリケーションプログラムのいずれかのリソースの現在のリソース使用量がログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記複数の第1の記憶領域の中からログの退避対象となる第1の記憶領域を選択し、選択した第1の記憶領域のログを前記第2の記憶領域に退避する請求項1に記載の情報処理装置。 - 第1の記憶領域と、前記第1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域とを有し、アプリケーションプログラムを実行するコンピュータが行う情報処理方法であって、
前記コンピュータが、前記アプリケーションプログラムのログを前記第1の記憶領域に生成し、
前記コンピュータが、前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量を監視し、
前記コンピュータが、前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が、前記アプリケーションプログラムのログを退避するための条件であるログ退避条件に合致するか否かを判定し、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が前記ログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記コンピュータが、前記第1の記憶領域の前記アプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避する情報処理方法。 - 第1の記憶領域と、前記第1の記憶領域とは異なる第2の記憶領域とを有し、アプリケーションプログラムを実行するコンピュータに、
前記アプリケーションプログラムのログを前記第1の記憶領域に生成するログ生成処理と、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量を監視するリソース監視処理と、
前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が、前記アプリケーションプログラムのログを退避するための条件であるログ退避条件に合致するか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理により、前記アプリケーションプログラムの現在のリソース使用量が前記ログ退避条件に合致すると判定された場合に、前記第1の記憶領域の前記アプリケーションプログラムのログを前記第2の記憶領域に退避するログ退避処理とを実行させる情報処理プログラム。
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