JPWO2020065946A1 - ディスプレイ用導光体 - Google Patents

ディスプレイ用導光体 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020065946A1
JPWO2020065946A1 JP2020547819A JP2020547819A JPWO2020065946A1 JP WO2020065946 A1 JPWO2020065946 A1 JP WO2020065946A1 JP 2020547819 A JP2020547819 A JP 2020547819A JP 2020547819 A JP2020547819 A JP 2020547819A JP WO2020065946 A1 JPWO2020065946 A1 JP WO2020065946A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light guide
incident
display
guide body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020547819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7050947B2 (ja
Inventor
洋佑 網谷
洋佑 網谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020065946A1 publication Critical patent/JPWO2020065946A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7050947B2 publication Critical patent/JP7050947B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

導光部(3c−2)は、ディスプレイ面(2a)に対する入射角が小さい第1の角度範囲とディスプレイ面(2a)に対する入射角が大きい第3の角度範囲との間にある第2の角度範囲から入光面(3c−1)に入射した周囲光(11C)を出光面(3c−3)へ導光する。この導光部(3c−2)は、中央部分が導光部(3c−2)とは異なる屈折率の物質で構成された中央部(3c−6)を有する。中央部(3c−6)の入光面(3c−1)側及び出光面(3c−3)側は、第1の角度範囲から入光面(3c−1)に入射した周囲光(11D)が導光部(3c−2)に入射した後に出光面(3c−3)とは異なる方向へ反射するV字形状の反射面(3c−5)である。また、導光部(3c−2)の外面のうちの入光面(3c−1)側は、第2の角度範囲から入光面(3c−1)に入射した周囲光(11E)が導光部(3c−2)を通過して導光部(3c−2)の外部へ透過する透過面(3c−4)である。

Description

この発明は、ディスプレイの照度検出に使用されるディスプレイ用導光体、及びこれを備えたディスプレイ装置に関するものである。
従来から、周囲光の明るさに応じて表示輝度を調整するディスプレイ装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された車両用のディスプレイ装置は、1つの入光部及びこの入光部から分岐した2つの導光部を備えるディスプレイ用導光体と、導光部それぞれに設置された受光センサとを備える。運転席側の周囲光は、入光部から一方の導光部へ入射し、この導光部の先端に設置された受光センサへ導光される。助手席側の周囲光は、入光部からもう一方の導光部へ入射し、この導光部の先端に設置された受光センサへ導光される。ディスプレイ装置は、2つの受光センサが受光した運転席側及び助手席側の周囲光の明るさに応じて表示輝度を調整することにより、運転席側及び助手席側からの画面表示の視認性を向上させる。
国際公開第2017/216958号
従来のディスプレイ用導光体は以上のように構成されているので、複数の方向の周囲光を受光するために複数の受光センサが必要になるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、1つの受光センサへ複数の方向の周囲光を導光することができるディスプレイ用導光体及びディスプレイ装置を提供することを目的とする。
この発明に係るディスプレイ用導光体は、光が入射する入光面と、光が出射する出光面と、入光面に入射した光を出光面へ導光する導光部とを備えるディスプレイ用導光体であって、導光部は、中央部分が導光部とは異なる屈折率の物質で構成された中央部を有し、ディスプレイ面に対する入射角が小さい第1の角度範囲とディスプレイ面に対する入射角が大きい第3の角度範囲との間にある第2の角度範囲から入光面に入射した光を出光面へ導光し、中央部の入光面側又は出光面側の少なくとも一方は、第1の角度範囲から入光面に入射した光が導光部に入射した後に出光面とは異なる方向へ反射するV字形状又は傾斜形状の反射面であり、導光部の外面のうちの入光面側は、第3の角度範囲から入光面に入射した光が導光部を通過して導光部の外部へ透過する透過面である。
この発明によれば、ディスプレイ用導光体の出光面に対して設置される1つの受光センサへ、複数の方向から入光面に入射した周囲光を導光することができる。
図1A及び図1Bは、実施の形態1に係るディスプレイ装置の全体図である。 図2A〜図2Cは、実施の形態1に係るディスプレイ装置の三面図である。 実施の形態1に係るディスプレイ装置を図2BのA−A線に沿って切断した断面図である。 図4A及び図4Bは、右ハンドルの車両のダッシュボード中央に設置されたディスプレイ装置に照射される周囲光を説明する図である。 実施の形態1に係る導光体の理解を助けるための参考例であり、2つの導光体を用いた構成を示す図である。 実施の形態1に係る導光体の理解を助けるための別の参考例であり、2つの導光体を用いた構成を示す図である。 実施の形態1に係る導光体の斜視図である。 図8A〜図8Cは、実施の形態1に係る導光体の三面図である。 実施の形態1に係る導光体がディスプレイ装置に設置された状態を示す図である。 図9に示されるディスプレイ面に垂直な方向と周囲光の水平方向成分とのなす角度をθとし、右ハンドル車両の助手席側に座る乗員の視点方向へ反射する光の入射角を+30度、運転席側に座る乗員の視点方向へ反射する光の入射角を−30度と設定した場合の受光センサの検知特性を示すグラフである。 図11A及び図11Bは、実施の形態1に係る導光体の変形例を示す図である。 実施の形態2に係る導光体がディスプレイ装置に設置された状態を示す図である。 実施の形態3に係る導光体がディスプレイ装置に設置された状態を示す図である。 図14Aは、実施の形態4に係る導光体がディスプレイ装置に設置された状態を示す図であり、図14Bはその側面図である。 図15A及び図15Bは、図14AにおけるF領域の拡大図である。 図16Aは、実施の形態5に係る導光体がディスプレイ装置に設置された状態を示す図であり、図16Bは、図16AのG−G線に沿って切断した断面図である。 実施の形態5に係る導光体の変形例を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1A及び図1Bは、実施の形態1に係るディスプレイ装置10の全体図である。図2A〜図2Cは、実施の形態1に係るディスプレイ装置10の三面図である。図3は、実施の形態1に係るディスプレイ装置10を図2BのA−A線に沿って切断した断面図である。
ディスプレイ装置10は、例えば、車両のダッシュボードに設置されたカーナビゲーション装置のディスプレイであり、主に運転席側と助手席側の2つの方向から表示画面が視認される。このディスプレイ装置10において、画像を表示する液晶モジュール1は、筐体7に収容されている。液晶モジュール1の表示画面は、ガラス又は樹脂等の透明な素材から成る、意匠として機能するカバー2に被覆されている。また、液晶モジュール1の輝度を調整する機能を実現するためのプリント回路基板6が、筐体7に収容されている。プリント回路基板6には、1つの受光センサ5が実装されている。また、運転席側の周囲光と助手席側の周囲光とを1つの受光センサ5へ導光するための導光体3cが、保持部材4によって受光センサ5に対面する位置に保持されている。実施の形態1では、導光体3cが、この導光体3cと一体に構成された保持部材4によってプリント回路基板6に保持される例を示すが、導光体3cの保持手段は保持部材4に限定されない。
図4A及び図4Bは、右ハンドルの車両のダッシュボード中央に設置されたディスプレイ装置10に照射される周囲光11A〜11Cを説明する図である。なお、図4Aでは、ディスプレイ装置10を図2BのB−B線に沿って切断した断面を示す。ディスプレイ面2aは、カバー2の背面であり、液晶モジュール1の表示画面でもある。このディスプレイ面2aへ入射する周囲光のうち、ディスプレイ面2aに対して垂直な方向から入射して当該垂直な方向へ反射する周囲光を周囲光11Aとする。また、ディスプレイ面2aに対して入射角α1で入射してディスプレイ面2aで反射して運転席に座る乗員の視点方向へ向かう周囲光を周囲光11Bとする。また、周囲光11Bとは反対の方向からディスプレイ面2aに対して入射角β1で入射してディスプレイ面2aで反射して助手席に座る乗員の視点方向へ向かう周囲光を周囲光11Cとする。入射角α1は、ディスプレイ面2aに対して垂直な方向と周囲光11Bがディスプレイ面2aに入射する方向とのなす角度である。入射角β1は、ディスプレイ面2aに対して垂直な方向と周囲光11Cがディスプレイ面2aに入射する方向とのなす角度である。
図4Bに示されるように、ディスプレイ面2aに対して垂直な方向を0度とする。そして、0度から入射角θ1(θ1>0)までの角度範囲を第1の角度範囲とし、入射角θ1から入射角θ2(θ2>θ1)までの角度範囲を第2の角度範囲とし、入射角θ2から入射角θ3までの角度範囲を第3の角度範囲とする。入射角θ3は90度であり、ディスプレイ面2aと平行である。上述の入射角β1は、入射角θ1から入射角θ2までの第2の角度範囲内にある。換言すると、入射角θ1,θ2は、ディスプレイ装置10と助手席との位置関係により規定される。
また、0度から入射角−θ1(−θ1<0)までの角度範囲を第1の角度範囲とし、入射角−θ1から入射角−θ2(−θ2<−θ1)までの角度範囲を第2の角度範囲とし、入射角−θ2から入射角−θ3までの角度範囲を第3の角度範囲とする。入射角−θ3は−90度であり、ディスプレイ面2aと平行である。上述の入射角α1は、入射角−θ1から入射角−θ2までの第2の角度範囲内にある。換言すると、入射角−θ1,−θ2は、ディスプレイ装置10と運転席との位置関係により規定される。
ディスプレイ装置10の表示画面の明るさに対して周囲が暗すぎる場合、ディスプレイ装置10に表示される画像が眩しくて見難いという問題がある。また、ディスプレイ装置10の表示画面が適度な明るさ以上に明るくなっている場合、ディスプレイ装置10の消費電力を抑制できないという問題がある。反対に、ディスプレイ装置10の表示画面の明るさに対して周囲が明るすぎる場合、ディスプレイ装置10に反射した光が乗員の目に入ることにより、乗員が画像を認識し難いという問題がある。
ここで、実施の形態1に係る導光体3cの理解を助けるための参考例として、図5に、2つの導光体3a1,3a2を用いた構成を示す。図5の参考例において、カバー2のうちの液晶モジュール1に重ならない領域には、光を透過させない素材が印刷された印刷部2bと、光を透過させない素材が印刷されておらず透過性又は半透過性を有する非印刷部2cとが存在する。当然のことながら、カバー2のうちの液晶モジュール1に重なる領域には、光を透過させない素材は印刷されていない。上記の非印刷部2cには、導光体3a1,3a2の入光面3a1−1,3a2−1が配置される。導光体3a1,3a2の出光面3a1−3,3a2−3には、受光センサ5−1,5−2がそれぞれ配置される。
助手席に座る乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cの一部は、非印刷部2cを透過して導光体3a1の入光面3a1−1へ入射し、導光部3a1−2の内面で反射を繰り返し、出光面3a1−3に到達後、導光体3a1から外部へ出射する。プリント回路基板6に実装された受光センサ5−1は、出光面3a1−3から出射した周囲光C11を受光し、周囲光11Cの明るさを表す電気信号を出力する。同様に、運転席に座る乗員の視点方向へ反射する周囲光11Bの一部は、導光体3a2によって受光センサ5−2へ導光され、受光センサ5−2は、周囲光11Bの明るさを表す電気信号を出力する。受光センサ5−1,5−2が出力する電気信号は、図示しない集積回路及びソフトウェアにより処理され、その結果として液晶モジュール1に内蔵されたバックライトが、運転席及び助手席の両乗員が視認しやすい明るさに調整される。
また、導光体3a1の入光面3a1−1へ入射した周囲光のうち、助手席に座る乗員の視点方向へ反射しない第1の角度範囲及び第3の角度範囲から入射した周囲光は、導光体3a1に隣接する物質(例えば、空気)との境界面で反射又は屈折を繰り返すことにより、受光センサ5−1までの導光が抑制される。同様に、導光体3a2の入光面3a2−1へ入射した周囲光のうち、運転席に座る乗員の視点方向へ反射しない第1の角度範囲及び第3の角度範囲から入射した周囲光は、導光体3a2に隣接する物質(例えば、空気)との境界面で反射又は屈折を繰り返すことにより、受光センサ5−2までの導光が抑制される。
図5の参考例では、受光センサ5−1,5−2が導光体3a1,3a2に対して1つずつ、計2つ必要であるため、部品コストが高く、かつこれらの部品を配置するスペースが必要であった。
図6は、実施の形態1に係る導光体3cの理解を助けるための別の参考例であり、2つの導光体3b1,3b2を用いた構成を示す図である。図6の参考例では、2つの導光体3b1,3b2に対して1つの受光センサ5を配置するために、導光体3b1,3b2の入光面から出光面までの導光距離を導光体3a1,3a2に比べて長くする必要があった。そのため、導光体3b1,3b2を配置するために、より大きなスペースが必要であった。
なお、図6に二点鎖線で示すように、導光体3b1,3b2の導光距離を長くせずに、導光体3b1,3b2の曲率半径を小さくすることも考えられる。しかしながら、この構成の場合には受光センサ5まで導光できる光束が少なくなるため、受光センサ5の感度が悪くなる。
そこで、実施の形態1では、受光センサ5を1つにして部品コストを削減すると共に、導光体3cの導光距離を長くせずに省スペースを維持する。
図7は、実施の形態1に係る導光体3cの斜視図である。図8A〜図8Cは、実施の形態1に係る導光体3cの三面図である。図9は、実施の形態1に係る導光体3cがディスプレイ装置10に設置された状態を示す図である。周囲光11Cは、上述したように、導光体3cの入光面3c−1へ入射した周囲光のうち、助手席に座る乗員の視点方向へ反射する第2の角度範囲から入射した周囲光である。これに対し、導光体3cの入光面3c−1へ入射した周囲光のうち、助手席に座る乗員の視点方向へ反射しない第1の角度範囲から入射した周囲光を周囲光11Dとし、同じく助手席に座る乗員の視点方向へ反射しない第3の角度範囲から入射した周囲光を周囲光11Eとする。
導光体3cは、主に、周囲光11C,11D,11Eが入射する入光面3c−1と、周囲光11C,11D,11Eのうちの周囲光11Cが出射する出光面3c−3と、入光面3c−1に入射した周囲光11C,11D,11Eのうちの周囲光11Cを出光面3c−3へ導光する導光部3c−2とを備える。この導光体3cには、保持部材4が一体に構成されている。保持部材4は、プリント回路基板6に形成された係合穴に係合する係合爪4aと、プリント回路基板6に形成された丸穴に嵌る円柱状のボス4bと、プリント回路基板6の片面に当接する当接部4cとを備える。保持部材4は、プリント回路基板6に取り付くことにより、導光体3cをプリント回路基板6に保持する。これにより、入光面3c−1は、カバー2の非印刷部2cと対面する位置に配置される。出光面3c−3は、プリント回路基板6に実装された受光センサ5と対面する位置に配置される。
導光部3c−2は、その中央部分に、導光部3c−2とは異なる屈折率の物質で構成された中央部3c−6を有する。スリット状の中央部3c−6が導光部3c−2を運転席側と助手席側とに二分することにより、入光面3c−1から出光面3c−3までの導光経路も2経路になる。一方の導光経路は、周囲光11Cを受光センサ5へ導光するための経路であり、もう一方の経路は図示しない周囲光11Bを受光センサ5へ導光するための経路である。なお、導光部3c−2がガラス又は樹脂等の透明な素材で構成されている場合、中央部3c−6は空気等である。また、導光部3c−2は、中実でもよいし中空でもよい。
ここで、導光部3c−2を構成する物質を透明な樹脂、導光部3c−2の外部に存在する物質を、樹脂よりも屈折率が小さい空気、中央部3c−6を構成する物質を空気とすると、透明な樹脂から空気へ入射する光、又は空気から透明な樹脂へ入射する光は、フレネルの式より、入射角が小さいと透過する光の割合が多くなり、入射角が大きいと反射する光の割合が多くなるのは明白である。
中央部3c−6は、入光面3c−1側にV字形状の反射面3c−5を有すると共に、出光面3c−3側にもV字形状の反射面3c−5を有する。反射面3c−5は、入射角が小さい第1の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Dを、導光部3c−2に入射した後に出光面3c−3とは異なる方向へ反射させる。出光面3c−3とは異なる方向とは、後述する透過面3c−4の方向等、導光部3c−2の外部へ向かう方向である。
導光部3c−2の外面のうちの入光面3c−1側は、透過面3c−4である。透過面3c−4は、入射角が大きい第3の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Eを、導光部3c−2に入射した後にそのまま導光部3c−2の外部へ透過させる。実施の形態1の導光体3cにおいては、透過面3c−4は、入光面3c−1側が最も外部へ突出し、出光面3c−3へ向かうにつれて中央部3c−6へ近づく傾斜形状である。
ここで、導光体3cにおける周囲光11C,11D,11Eの導光経路を説明する。
乗員の視点方向へ反射しない第1の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Dは、入光面3c−1から導光部3c−2へ入り、導光部3c−2と異なる屈折率の反射面3c−5でその多くが反射して透過面3c−4へ向かう。透過面3c−4へ向かった周囲光11Dの多くは、小さい入射角で透過面3c−4へ入射するので、透過面3c−4を透過して導光部3c−2の外部へ出射する。従って、周囲光11Dの多くは、出光面3c−3に到達しない。
乗員の視点方向へ反射しない第3の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Eは、入光面3c−1から導光部3c−2へ入り、その多くがそのまま透過面3c−4へ向かう。透過面3c−4へ向かった周囲光11Eの多くは、小さい入射角で透過面3c−4へ入射するので、透過面3c−4を透過して導光部3c−2の外部へ出射する。従って、周囲光11Eの多くは、出光面3c−3に到達しない。
乗員の視点方向へ反射する第2の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Cは、入光面3c−1から導光部3c−2へ入り、導光部3c−2の内面で反射し、出光面3c−3に到達する。出光面3c−3に到達した周囲光11Cは、出光面3c−3から出射し受光センサ5に受光される。
図10は、図9に示されるディスプレイ面2aに垂直な方向と周囲光の水平方向成分とのなす角度をθとし、右ハンドル車両の助手席側に座る乗員の視点方向へ反射する周囲光の入射角β1を+30度、運転席側に座る乗員の視点方向へ反射する入射角α1を−30度と設定した場合の受光センサ5の検知特性を示すグラフである。縦軸の受光センサ5の検知特性は、最大値を100%とした場合の水平方向検知感度とする。図10の例では、周囲光11Cが助手席に座る乗員の視点方向へ反射する入射角β1を30度とし、入射角θ1を25度とし、入射角θ2を40度とし、入射角θ3を90度とする。また、周囲光11Bが運転席に座る乗員の視点方向へ反射する入射角α1を−30度とし、入射角−θ1を−25度とし、入射角−θ2を−40度とし、入射角−θ3を−90度とする。グラフより、受光センサ5は、助手席に座る乗員の視点方向へ向かう周囲光11Cと、運転席に座る乗員の視点方向へ向かう周囲光11Bとを選択的に受光していることが確認できる。
なお、導光体3cにおける反射面3c−5及び透過面3c−4の角度及び位置を変更することにより、入射角±θ1,±θ2,±θ3を変更できる。そのため、導光体3cの導光距離を短くすることが可能である。
以上より、実施の形態1に係る導光体3cは、入光面3c−1と、出光面3c−3と、導光部3c−2とを備える。導光部3c−2は、ディスプレイ面2aに対する入射角が小さい第1の角度範囲とディスプレイ面2aに対する入射角が大きい第3の角度範囲との間にある第2の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Cを出光面3c−3へ導光する。この導光部3c−2は、中央部分が導光部3c−2とは異なる屈折率の物質で構成された中央部3c−6を有する。中央部3c−6の入光面3c−1側及び出光面3c−3側は、第1の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Dが導光部3c−2に入射した後に出光面3c−3とは異なる方向へ反射するV字形状の反射面3c−5である。また、導光部3c−2の外面のうちの入光面3c−1側は、第2の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Eが導光部3c−2を通過して導光部3c−2の外部へ透過する透過面3c−4である。反射面3c−5と透過面3c−4とにより、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eの受光センサ5への導光を抑制でき、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cを選択的に受光センサ5へ導光することができる。したがって、導光体3cは、出光面3c−3に対して設置される1つの受光センサ5へ、運転席側の第2の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Bと、助手席側の第2の角度範囲から入光面3c−1に入射した周囲光11Cとを導光することができる。その結果、ディスプレイ装置10は、受光センサ5が受光した周囲光11B,11Cに基づいて、表示画面の視認性を向上させることができる。また、周囲光11B,11Cを導光するための導光体3cを1つにすること、導光体3cの導光距離を短くすること、及び受光センサ5を1つにすることができるため、コスト削減及び省スペースになる。さらに、周囲光11B,11Cを取り込む入光面3c−1を1つにすることができるため、図5のように入光面を2つ設ける場合に比べ、カバー2の非印刷部2cを小さくすることができ、ディスプレイ装置10の意匠性が向上する。
また、実施の形態1に係る導光体3cの透過面3c−4は、入光面3c−1側が最も外部へ突出し、出光面3c−3へ向かうにつれて中央部3c−6へ近づく傾斜形状である。透過面3c−4が傾斜形状であることにより、透過面3c−4がディスプレイ面2aに対して垂直な平面である場合に比べ、光が透過面3c−4に進入する際の入射角が小さくなる。そのため、透過面3c−4がディスプレイ面2aに対して垂直な平面である場合に比べ、傾斜形状の透過面3c−4を透過して外部へ出射する光の割合が多くなる。したがって、導光体3cは、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eの受光センサ5への導光を抑制でき、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cを優先的に受光センサ5へ導光することができる。
また、実施の形態1において、中央部3c−6を構成する、導光部3c−2とは異なる屈折率の物質が空気である場合、導光体3cをガラス又は樹脂等の1種類の素材で製造できるので、製造コストを削減できる。
なお、実施の形態1において、中央部3c−6は、入光面3c−1側にV字形状の反射面3c−5を有すると共に、出光面3c−3側にもV字形状の反射面3c−5を有する構成であったが、この構成に限定されない。ここで、図11A及び図11Bに、実施の形態1に係る導光体3cの変形例を示す。図11Aの変形例では、中央部3c−6は、入光面3c−1側のみに反射面3c−5を有し、出光面3c−3側は平面3c−7になっている。図11Bの変形例では、中央部3c−6は、出光面3c−3側のみに反射面3c−5を有し、入光面3c−1側は平面3c−8になっている。図11Bの変形例では中央部3c−6の入光面3c−1側に反射面3c−5がないため、周囲光11Dは、平面3c−8を透過し、中央部3c−6内部を全反射して進み、出光面3c−3側の反射面3c−5で反射又は透過して出光面3c−3とは異なる方向へ向かい、導光部3c−2の外部へ出射する。したがって、図11A及び図11Bに示される構成の場合にも、導光体3cは、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eの受光センサ5への導光を抑制でき、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cをより優先的に受光センサ5へ導光することができる。
実施の形態2.
図12は、実施の形態2に係る導光体3dがディスプレイ装置10に設置された状態を示す図である。図12において図7〜図9と同一又は相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。導光体3dは、実施の形態1の導光体3cにおける入光面3c−1、導光部3c−2、出光面3c−3、透過面3c−4、反射面3c−5、及び中央部3c−6に相当する、入光面3d−1、導光部3d−2、出光面3d−3、透過面3d−4、反射面3d−5、及び中央部3d−6を備える。
また、実施の形態2に係るディスプレイ装置10の構成は、実施の形態1の図1〜図4に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1〜図4を援用する。
実施の形態1の導光体3cは透過面3c−4が傾斜形状であったが、実施の形態2の導光体3dは透過面3d−4が外部へ膨らむ円弧形状である。乗員の視点方向へ反射しない第1の角度範囲及び第3の角度範囲から入光面3d−1に入射した周囲光11D,11Eは、その多くが円弧形状の透過面3d−4を透過し、導光部3d−2の外部へ出射する。このとき、透過面3d−4が円弧形状であることにより、傾斜形状の透過面3c−4に比べ、光が透過面3d−4に進入する際の入射角が小さくなる。そのため、傾斜形状の透過面3c−4に比べ、円弧形状の透過面3d−4を透過して外部へ出射する光の割合が多くなる。したがって、導光体3dは、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eの受光センサ5への導光を抑制でき、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cをより優先的に受光センサ5へ導光することができる。
実施の形態3.
図13は、実施の形態3に係る導光体3eがディスプレイ装置10に設置された状態を示す図である。図13において図7〜図9と同一又は相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。導光体3eは、実施の形態1の導光体3cにおける入光面3c−1、導光部3c−2、出光面3c−3、透過面3c−4、反射面3c−5、及び中央部3c−6に相当する、入光面3e−1、導光部3e−2、出光面3e−3、透過面3e−4、反射面3e−5、及び中央部3e−6を備える。
また、実施の形態3に係るディスプレイ装置10の構成は、実施の形態1の図1〜図4に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1〜図4を援用する。
実施の形態1の導光体3cは透過面3c−4が傾斜形状であったが、実施の形態3の導光体3eは透過面3e−4が外部へ膨らむ矩形形状である。この透過面3e−4は、傾斜部3e−4aと、直線部3e−4bとで構成されている。傾斜部3e−4aは、入光面3e−1から出光面3e−3へ向かうにつれて外部へ突出する傾斜形状である。直線部3e−4bは、傾斜部3e−4aの出光面3e−3側端部と導光部3e−2とを繋ぐ、ディスプレイ面2aと平行な方向へのびた直線形状である。乗員の視点方向へ反射しない第1の角度範囲及び第3の角度範囲から入光面3e−1に入射した周囲光11D,11Eは、その多くが透過面3e−4の直線部3e−4bを透過し、導光部3e−2の外部へ出射する。ただし、直線部3e−4bに入射した周囲光11D,11Eの一部は、直線部3e−4bを透過せず、直線部3e−4bで反射する。直線部3e−4bで反射した周囲光11D,11Eは、傾斜部3e−4aに入射角が小さい状態で入射し、その多くが傾斜部3e−4aを透過して外部へ出射する。このように、傾斜部3e−4aが、直線部3e−4bで反射した光の入射角が小さくなるように配置されているため、周囲光11D,11Eの多くが透過面3e−4を透過して導光部3e−2の外部へ出射する。したがって、導光体3eは、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eの受光センサ5への導光を抑制でき、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cを優先的に受光センサ5へ導光することができる。
なお、透過面3e−4の形状は、図13に示される矩形形状に限定されない。透過面3e−4の形状は、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eが受光センサ5に到達し難くなるよう、意図的に複数回反射させ、最終的に入射面が小さくなる面で透過させて外部へ出射させる形状でもよい。
実施の形態4.
図14Aは、実施の形態4に係る導光体3fがディスプレイ装置10に設置された状態を示す図であり、図14Bはその側面図である。図14A及び図14Bにおいて図7〜図9と同一又は相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。導光体3fは、実施の形態1の導光体3cにおける入光面3c−1、導光部3c−2、出光面3c−3、透過面3c−4、反射面3c−5、及び中央部3c−6に相当する、入光面3f−1、導光部3f−2、出光面3f−3、透過面3f−4、反射面3f−5、及び中央部3f−6を備える。
また、実施の形態2に係るディスプレイ装置10の構成は、実施の形態1の図1〜図4に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1〜図4を援用する。
実施の形態1の導光体3cは透過面3c−4が傾斜形状であったが、実施の形態4の導光体3fは透過面3f−4がディスプレイ面2aに対して垂直な形状である。そのため、導光体3fは、導光体3cに比べて外形が小さくなり、より省スペースになる。
また、透過面3f−4は、平坦面ではなく、凹凸面である。図15A及び図15Bは、図14AにおけるF領域の拡大図である。図15Aの例では、透過面3f−4の凹凸面は、微細な平面が連続して配置されることにより構成されている。図15Bのように、透過面3f−4の凹凸が滑らかな波形状であってもよい。また、図示は省略するが、透過面3f−4はシボ面であってもよい。このように、透過面3f−4が凹凸面であることにより、平坦面に比べ、光が透過面3f−4に進入する際の入射角が小さくなる。そのため、平坦面に比べ、凹凸面である透過面3f−4を透過して外部へ出射する周囲光11D,11Eの割合が多くなる。したがって、導光体3fは、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eの受光センサ5への導光を抑制でき、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cをより優先的に受光センサ5へ導光することができる。
なお、実施の形態1に係る導光体3cの透過面3c−4が、実施の形態4のような凹凸面になっていてもよい。同様に、実施の形態2に係る導光体3dの透過面3d−4、及び実施の形態3に係る導光体3eの透過面3e−4が、実施の形態4のような凹凸面になっていてもよい。実施の形態1〜3の構成に対して実施の形態4の構成を組み合わせることにより、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cをより優先的に受光センサ5へ導光することができる。
実施の形態5.
図16Aは、実施の形態5に係る導光体3gがディスプレイ装置10に設置された状態を示す図である。図16Bは、図16AのG−G線に沿って切断した断面図である。図16A及び図16Bにおいて図7〜図9と同一又は相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。導光体3gは、実施の形態1の導光体3cにおける入光面3c−1、導光部3c−2、出光面3c−3、透過面3c−4、反射面3c−5、及び中央部3c−6に相当する、入光面3g−1、導光部3g−2、出光面3g−3、透過面3g−4、反射面3g−5、及び中央部3g−6を備える。
また、実施の形態3に係るディスプレイ装置10の構成は、実施の形態1の図1〜図4に示された構成と図面上は同一であるため、以下では図1〜図4を援用する。
実施の形態1の導光体3cは、中央部3c−6の入光面3c−1側及び出光面3c−3側のそれぞれにV字形状の反射面3c−5を有する構成であったが、実施の形態6の導光体3gは、中央部3g−6の出光面3g−3側にV字形状の反射面3g−5を有し、入光面3g−1側に傾斜形状の反射面3g−7を有する構成である。この反射面3g−7は、図16Bに示されるように、断面がV字になるように2つの傾斜面で構成されている。
乗員の視点方向へ反射しない第1の角度範囲から入光面3g−1に入射した周囲光11Dは、入光面3g−1から導光部3g−2へ入り、反射面3g−7でその多くが反射又は屈折して出光面3g−3とは異なる方向へ向かう。出光面3g−3とは異なる方向へ向かった周囲光11Dは、導光部3g−2の外部へ出射する。したがって、導光体3gは、乗員の視点方向へ反射しない周囲光11D,11Eの受光センサ5への導光を抑制でき、乗員の視点方向へ反射する周囲光11Cを優先的に受光センサ5へ導光することができる。
なお、反射面3g−7は、図16Bに示されるように断面がV字になるように2つの傾斜面で構成されてもよいし、2つの傾斜面のいずれか一方のみで構成されてもよい。また、反射面3g−7は、中央部3g−6の出光面3g−3側に設けられてもよいし、中央部3g−6の入光面3g−1側及び出光面3g−3側のそれぞれに設けられていてもよい。
さらに、図17に例示されるような傾斜形状の反射面3g−8が、中央部3g−6の入光面3g−1側及び出光面3g−3側のそれぞれに設けられていてもよい。この図17は、実施の形態5に係る導光体3gの変形例を示す図である。また、反射面3g−8が、中央部3g−6の入光面3g−1側又は出光面3g−3側のいずれか一方に設けられていてもよい。なお、中央部3g−6の入光面3g−1側に反射面3g−7及び反射面3g−8がない場合、周囲光11Dは、入光面3g−1へ入射後、導光部3g−2と中央部3g−6との境界を透過し、中央部3g−6内部を全反射して進み、出光面3g−3側の反射面3g−8で反射又は透過して出光面3g−3とは異なる方向へ向かい、導光部3g−2の外部へ出射する。
このように、反射面3g−7,3g−8は、周囲光11Dを反射又は屈折させて出光面3g−3とは異なる方向へ向かわせる傾斜形状であればよい。
また、実施の形態2に係る導光体3dの中央部3d−6に、実施の形態5のような反射面3g−7又は反射面3g−8が設けられていてもよい。同様に、実施の形態3に係る導光体3eの中央部3e−6、及び実施の形態4に係る導光体3fの中央部3e−6に、実施の形態5のような反射面3g−7又は反射面3g−8が設けられていてもよい。
また、反射面3g−7又は反射面3g−8が設けられた導光体3c〜3gの透過面3c−4〜3g−4が、実施の形態4の透過面3f−4のような凹凸面になっていてもよい。
本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係るディスプレイ用導光体は、複数の方向からの画面表示の視認性を向上させることができるので、例えば、車両の座席ごとの方向から画面表示が視認される車両用のディスプレイ装置に用いるのに適している。
1 液晶モジュール、2 カバー、2a ディスプレイ面、2b 印刷部、2c 非印刷部、3a1,3a2,3b1,3b2 導光体、3a1−1,3a2−1 入光面、3a1−2,3a2−2 導光部、3a1−3,3a2−3 出光面、3c,3d,3e,3f,3g 導光体(ディスプレイ用導光体)、3c−1,3d−1,3e−1,3f−1,3g−1 入光面、3c−2,3d−2,3e−2,3f−2,3g−2 導光部、3c−3,3d−3,3e−3,3f−3,3g−3 出光面、3c−4,3d−4,3e−4,3f−4,3g−4 透過面、3c−5,3d−5,3e−5,3f−5,3g−5,3g−7,3g−8 反射面、3c−6,3d−6,3e−6,3f−6,3g−6 中央部、3c−7,3c−8 平面、3e−4a 傾斜部、3e−4b 直線部、4 保持部材、4a 係合爪、4b ボス、4c 当接部、5,5−1,5−2 受光センサ、6 プリント回路基板、7 筐体、10 ディスプレイ装置、11A〜11E 周囲光、α1,β1,±θ1,±θ2,±θ3 入射角。
この発明は、ディスプレイの照度検出に使用されるディスプレイ用導光体に関するものである。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、1つの受光センサへ複数の方向の周囲光を導光することができるディスプレイ用導光体を提供することを目的とする。
この発明に係るディスプレイ用導光体は、光が入射する入光面と、光が出射する出光面と、入光面に入射した光を出光面へ導光する導光部とを備えるディスプレイ用導光体であって、導光部は、中央部分が導光部とは異なる屈折率の物質で構成された中央部を有し、ディスプレイ面に対する入射角が小さい第1の角度範囲とディスプレイ面に対する入射角が大きい第3の角度範囲との間にある第2の角度範囲から入光面に入射した光を出光面へ導光し、中央部の入光面側又は出光面側の少なくとも一方は、第1の角度範囲から入光面に入射した光が導光部に入射した後に出光面とは異なる方向へ反射するV字形状又は傾斜形状の反射面であり、導光部の外面のうちの入光面側は、第3の角度範囲から入光面に入射した光が導光部を通過して導光部の外部へ透過する透過面であり、透過面は、入光面側が最も外部へ突出し、出光面へ向かうにつれて中央部へ近づく傾斜形状である。

Claims (7)

  1. 光が入射する入光面と、光が出射する出光面と、前記入光面に入射した光を前記出光面へ導光する導光部とを備えるディスプレイ用導光体であって、
    前記導光部は、中央部分が前記導光部とは異なる屈折率の物質で構成された中央部を有し、ディスプレイ面に対する入射角が小さい第1の角度範囲と前記ディスプレイ面に対する入射角が大きい第3の角度範囲との間にある第2の角度範囲から前記入光面に入射した光を前記出光面へ導光し、
    前記中央部の前記入光面側又は前記出光面側の少なくとも一方は、前記第1の角度範囲から前記入光面に入射した光が前記導光部に入射した後に前記出光面とは異なる方向へ反射するV字形状又は傾斜形状の反射面であり、
    前記導光部の外面のうちの前記入光面側は、前記第3の角度範囲から前記入光面に入射した光が前記導光部を通過して前記導光部の外部へ透過する透過面であることを特徴とするディスプレイ用導光体。
  2. 前記透過面は、前記入光面側が最も外部へ突出し、前記出光面へ向かうにつれて前記中央部へ近づく傾斜形状であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用導光体。
  3. 前記透過面は、外部へ膨らむ円弧形状であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用導光体。
  4. 前記透過面は、外部へ膨らむ矩形形状であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用導光体。
  5. 前記中央部を構成する、前記導光部とは異なる屈折率の物質は、空気であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用導光体。
  6. 前記透過面は凹凸面であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ用導光体。
  7. 請求項1記載のディスプレイ用導光体と、
    前記ディスプレイ用導光体が有する前記出光面から出射した光を受光する受光センサとを備えることを特徴とするディスプレイ装置。
JP2020547819A 2018-09-28 2018-09-28 ディスプレイ用導光体 Active JP7050947B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/036383 WO2020065946A1 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 ディスプレイ用導光体及びディスプレイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020065946A1 true JPWO2020065946A1 (ja) 2021-03-11
JP7050947B2 JP7050947B2 (ja) 2022-04-08

Family

ID=69949763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020547819A Active JP7050947B2 (ja) 2018-09-28 2018-09-28 ディスプレイ用導光体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7050947B2 (ja)
WO (1) WO2020065946A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11284803A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Citizen Electronics Co Ltd 線状光源ユニット
JP2000194079A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Citizen Electronics Co Ltd 線状光源装置
JP2000307807A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Citizen Electronics Co Ltd 線状光源ユニット
JP2007317665A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi 導光板及びバックライトモジュール
US20090059553A1 (en) * 2007-05-08 2009-03-05 Tai-Yen Lin Light guiding structure and manufacturing of the same
JP2009223196A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Victor Co Of Japan Ltd インジケータ装置
WO2015125645A1 (ja) * 2014-02-18 2015-08-27 シャープ株式会社 携帯端末装置
WO2017216958A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 三菱電機株式会社 ディスプレイ用導光体およびこれを備えたディスプレイ装置
JP2019003892A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社エンプラス 発光装置、面光源装置および表示装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012042436A1 (en) * 2010-09-29 2012-04-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Tir optics with optimized incoupling structure

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11284803A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Citizen Electronics Co Ltd 線状光源ユニット
JP2000194079A (ja) * 1998-12-25 2000-07-14 Citizen Electronics Co Ltd 線状光源装置
JP2000307807A (ja) * 1999-04-22 2000-11-02 Citizen Electronics Co Ltd 線状光源ユニット
JP2007317665A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi 導光板及びバックライトモジュール
US20090059553A1 (en) * 2007-05-08 2009-03-05 Tai-Yen Lin Light guiding structure and manufacturing of the same
JP2009223196A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Victor Co Of Japan Ltd インジケータ装置
WO2015125645A1 (ja) * 2014-02-18 2015-08-27 シャープ株式会社 携帯端末装置
WO2017216958A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 三菱電機株式会社 ディスプレイ用導光体およびこれを備えたディスプレイ装置
JP2019003892A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社エンプラス 発光装置、面光源装置および表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7050947B2 (ja) 2022-04-08
WO2020065946A1 (ja) 2020-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9004691B2 (en) Head-up display device using a concave cylindrical lens for projecting image on screen
EP3815951A1 (en) Vehicle display device
JP2007108429A (ja) 表示装置とそれを備えた車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP5941292B2 (ja) 車両用表示装置
US10345586B2 (en) Head-up display device
CN113906328A (zh) 信息显示系统和利用其的车辆用信息显示系统
WO2017038427A1 (ja) 車両用表示装置
US11714279B2 (en) Vehicle display device
CN113741031B (zh) 车载显示装置
US9007694B2 (en) Display apparatus
JP7050947B2 (ja) ディスプレイ用導光体
JP2008102449A (ja) 表示装置
JP4826620B2 (ja) 光検出装置
JP7224845B2 (ja) 電子ミラー
JP2012106702A (ja) 車両用表示装置
JP6557194B2 (ja) 光源装置、表示装置、および移動体
JP7059986B2 (ja) ウィンドシールド表示装置
JP3788809B2 (ja) 車両用表示装置
CN109643019B (zh) 液晶面板、液晶显示装置、显示装置、移动体以及光源装置
JP4415659B2 (ja) タッチディスプレイシステム
US20230093703A1 (en) Display device, head-up display, and mobile object
JP7309774B2 (ja) 車両用表示装置
JP2015182524A (ja) 車両用表示装置
CN112930275B (zh) 带有光传感器的显示器
US20230384589A1 (en) Projection device and head-up display

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7050947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350