JPWO2020059759A1 - モータ駆動制御装置、モータユニット、及びアクチュエータ - Google Patents

モータ駆動制御装置、モータユニット、及びアクチュエータ Download PDF

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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position

Abstract


モータ駆動制御装置は、n相(nは2以上の正の整数)の交流電圧が供給されるモータの駆動を制御する。モータ駆動制御装置は、駆動制御部を備える。駆動制御部は、モータ回転軸を中心に回転可能なモータの回転子の回転角度位置に応じて、n相の交流電圧により通電されるモータの相巻線の通電パターンを切り換えることにより、回転子を回転させる。駆動制御部は、少なくともモータの始動前までに、所定の回転角度位置に応じた通電パターンで相巻線に通電することにより、回転子を所定の回転角度位置に移動させる。

Description

本開示は、モータ駆動制御装置、モータユニット、及びアクチュエータに関する。
従来、三相交流電圧が供給されるブラシレスDCモータが知られている。このブラシレスDCモータでは、通常、回転子の回転角度を検知するために、交流電圧の相数と同数のホール素子を設ける必要がある。そのため、コストが掛かる。一方、日本国公開公報特開平11−146683号公報は、1個のホール素子が設けられた三相モータを開示している。該三相モータは、始動の際、ロータマグネットの磁極をホール素子で検出した後、検出された磁極に応じた組み合わせのコイル電流をモータコイルに給電する。
日本国公開公報:特開平11−146683号公報
しかしながら、日本国公開公報特開平11−146683号公報では、ロータがスムーズに回転するまでの時間が、ロータを始動する際の回転方向におけるロータの停止位置に依存する。そのため、モータの始動タイミングにばらつきが生じてしまう。
本開示は、モータの始動タイミングのばらつきを防止し、より短い時間で安定的にモータを始動することを目的とする。
本開示の例示的なモータ駆動制御装置は、n相(nは2以上の正の整数)の交流電圧が供給されるモータの駆動を制御する。モータ駆動制御装置は、モータ回転軸を中心に回転可能な前記モータの回転子の回転角度位置に応じて、前記n相の交流電圧により通電される前記モータの相巻線の通電パターンを切り換えることにより、前記回転子を回転させる駆動制御部を備える。前記駆動制御部は、少なくとも前記モータの始動前までに、所定の回転角度位置に応じた前記通電パターンで前記相巻線に通電することにより、前記回転子を前記所定の回転角度位置に移動させる。
本開示の例示的なモータユニットは、n相(nは2以上の正の整数)の交流電圧が供給されるモータと、前記モータの駆動を制御する上記のモータ駆動制御装置と、を備える。
本開示の例示的なアクチュエータは、モータの駆動がモータ駆動制御装置により制御される上記のモータユニットと、前記モータのトルクを出力軸部に伝達する減速機と、を備える。
本開示の例示的なモータ駆動制御装置、モータユニット、及びアクチュエータによれば、モータの始動タイミングのばらつきを防止し、より短い時間で安定的にモータを始動することができる。
図1は、アクチュエータの構成例を示す概念図である。 図2は、インバータの各々のアームスイッチのスイッチング制御の一例を説明するためのグラフである。 図3Aは、回転子の第1回転角度位置を電気角で示す概念図である。 図3Bは、回転子の第2回転角度位置を電気角で示す概念図である。 図3Cは、回転子の第3回転角度位置を電気角で示す概念図である。 図3Dは、回転子の第4回転角度位置を電気角で示す概念図である。 図3Eは、回転子の第5回転角度位置を電気角で示す概念図である。 図3Fは、回転子の第6回転角度位置を電気角で示す概念図である。 図4は、モータの駆動制御例を説明するためのフローチャートである。 図5は、モータの他の駆動制御例を説明するためのフローチャートである。 図6Aは、モータの駆動停止処理の第1例を説明するためのフローチャートである。 図6Bは、モータの駆動停止処理の第2例を説明するためのフローチャートである。
以下に図面を参照して本開示の例示的な実施形態を説明する。
なお、本明細書では、後述するアクチュエータ500のモータ1において、モータ回転軸Jmと平行な方向を「軸方向」と呼ぶ。軸方向において、モータ1から後述する減速機520に向かう方向を軸方向一方として「軸方向上方」と呼び、減速機520からモータ1に向かう方向を軸方向他方として「軸方向下方」と呼ぶ。また、モータ回転軸Jmに直交する方向を「径方向」と呼ぶ。径方向において、モータ回転軸Jmに向かう方向を「径方向内方」と呼び、モータ回転軸Jmから離れる方向を「径方向外方」と呼ぶ。また、モータ回転軸Jmを中心とする周方向を「回転方向」と呼ぶ。
また、以下において、モータ1の始動は、後述する駆動指令Odに基づいて制御されるモータ1の駆動が開始されることを意味し、モータ1の回転をスムーズに開始するために回転子11を所定の回転角度位置に予め移動させる動作を含まない。
なお、以上に説明した方向などの呼称及び定義は、実際の機器に組み込まれた場合での位置関係及び方向、構成などを示すものではない。
<1.実施形態> <1−1.アクチュエータの構成> 図1は、アクチュエータ500の構成例を示す概念図である。アクチュエータ500は、図1に示すように、モータユニット510と、減速機520と、ポテンショメータ530と、を備える。
モータユニット510は、直流電源600から電力供給を受けて動作する。前述の如く、アクチュエータ500は、モータユニット510を備える。モータユニット510では、モータ1の駆動が、後述するモータ駆動制御装置5により制御される。
減速機520は、モータ軸部521と、複数のギア(符号省略)を有するトルク伝達機構523と、出力軸部525と、を有する。前述の如く、アクチュエータ500は、減速機520を備える。減速機520は、モータ1のトルクを出力軸部525に伝達する。より具体的には、モータ軸部521は、モータユニット510のモータ1に接続される。トルク伝達機構523は、モータ1からモータ軸部521に出力されるトルクを所定の減速比で出力軸部525に伝達する。
ポテンショメータ530は、出力軸部525の出力回転軸Joを中心とする回転角度位置を検出する位置検出器であり、その検出結果を示す位置検出信号Spをモータユニット510のモータ駆動制御装置5に出力する。なお、図1の例示に限定されず、アクチュエータ500には、ポテンショメータ530以外の位置検出器が設けられてもよい。たとえば、該位置検出器は、アブソリュートエンコーダ及びインクリメンタルエンコーダなどのエンコーダ、レゾルバ、磁気センサなどであってもよい。
本実施形態のアクチュエータ500では、後述するように、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止でき、より短い時間で安定的にモータ1を始動できる。従って、たとえば複数のアクチュエータ500を同時に始動させる場合、アクチュエータ500の出力軸部525にトルクが伝達されるタイミングを高精度に同期させることができる。よって、各々のアクチュエータ500間での協調動作の時間精度を向上させることができる。
<1−2.モータユニットの構成> 次に、図1を参照して、モータユニット510の構成を説明する。モータユニット510は、モータ1と、インバータ3と、モータ駆動制御装置5と、を備える。
モータ1は、たとえば、ブラシレスDCモータ(BLDCモータ)である。モータ1には、本実施形態ではインバータ3から三相交流電圧が供給される。但し、この例示に限定されず、インバータ3からモータ1に供給される交流電圧の相の数は、3以外の複数であってもよい。つまり、モータ1には、n相(nは2以上の正の整数)の交流電圧が供給されればよい。前述の如く、モータユニット510は、モータ1を備える。
モータ1は、回転子11と、固定子12と、端子14と、ホール素子15と、を備える。また、端子14は、後述する各々の相巻線13の電圧入力端であり、U相端子14u、V相端子14v、及びW相端子14wを含む。
回転子11は、互いに異なる磁極を含むマグネット111を有する。なお、図1では、2個のS極と2個のN極とが、回転方向において交互に配列される。但し、この例示に限定されず、S極の数及びN極の数はそれぞれ、単数又は3以上の複数であってもよい。
固定子12は、回転子11よりも径方向外方に設けられ、マグネット111と径方向に対向する。モータ1は、本実施形態ではインナーロータ型である。但し、この例示に限定されず、モータ1は、固定子12が回転子11よりも径方向内方に設けられるアウターロータ型であってもよい。
固定子12は、U相巻線13uと、V相巻線13vと、W相巻線13wと、を有する。なお、以下では、U相巻線13u、V相巻線13v、W相巻線13wの総称を相巻線13とする。各々の相巻線13は、マグネット111よりも径方向外方に設けられ、回転方向に並ぶ。本実施形態では、U相巻線13u、V相巻線13v、及びW相巻線13wは、Y結線される。すなわち、U相巻線13uの一方端は、モータ1のU相端子14uに接続される。V相巻線13vの一方端は、V相端子14vに接続される。W相巻線13wの一方端は、W相端子14wに接続される。また、各々の相巻線13u、13v、13wの他方端は、本実施形態のように結合点13cで互いに接続される。但し、この例示に限定されず、各々の相巻線13は、Δ(デルタ)結線されてもよい。
ホール素子15は、回転子11の回転角度位置を検出するための磁気センサであり、検出結果を示す磁極検出信号SHをモータ駆動制御装置5に出力する。ホール素子15は、回転子11及びマグネット111よりも径方向外方に設けられ、回転子11の径方向側面及びマグネット111と径方向に対向する。本実施形態では、モータ1に1個のホール素子15が設けられる。
次に、インバータ3は、前述の如く、モータ1に三相交流電圧を供給する。インバータ3は、ブリッジ回路部30を有する。ブリッジ回路部30は、上アームスイッチ31u、31v、31wと、下アームスイッチ31x、31y、31zと、キャパシタ32と、を含む。なお、以下では、上アームスイッチ31u、31v、31w及び下アームスイッチ31x、31y、31zの総称をアームスイッチ31とする。
ブリッジ回路部30は、U相アーム(符号省略)と、V相アーム(符号省略)と、W相アーム(符号省略)と、を有する。U相アームでは、高電圧側の上アームスイッチ31uと、低電圧側の下アームスイッチ31xとが直列接続される。V相アームでは、高電圧側の上アームスイッチ31vと低電圧側の下アームスイッチ31yとが直列接続される。W相アームでは、高電圧側の上アームスイッチ31wと低電圧側の下アームスイッチ31zとが直列接続される。これらのアームは、互いに並列接続される。各々のアームの高電圧側端は、直流電源600の高電圧側端子に接続される。そのため、各々のアームには、直流電源600からの直流電圧が印加される。
上アームスイッチ31u、31v、31w及び下アームスイッチ31x、31y、31zはそれぞれ、スイッチング素子と、ダイオードと、を含む。スイッチング素子には、たとえば、FET(電界効果トランジスタ)、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)などが用いられる。ダイオードは、スイッチング素子と並列に接続される。詳細には、ダイオードのアノードはスイッチング素子の低電圧側端に接続される。ダイオードのカソードはスイッチング素子の高電圧側端に接続される。ダイオードは、還流ダイオード(フリーホイールダイオード)として機能する。また、ダイオードは、寄生ダイオード(つまりFETに内蔵されるボディダイオード)であってもよいし、或いは、スイッチング素子に外付けされる素子であってもよい。
キャパシタ32の一方端は、ブリッジ回路部30の高電圧端に接続される。キャパシタ32の他方端は、ブリッジ回路部30の低電圧端に接続される。
次に、前述の如く、モータユニット510は、モータ駆動制御装置5を備える。モータ駆動制御装置5は、モータ1の駆動を制御する。より具体的には、モータ駆動制御装置5は、始動指令Os、駆動指令Od、停止指令Oeなどを外部から受信する。始動指令Osは、モータ1を始動させる旨の指令である。駆動指令Odは、モータ1の強制転流を行った後、該駆動指令Odに含まれる駆動条件でモータ1を駆動する旨の指令である。強制転流では、回転子11の回転角度位置とは無関係に固定子12が回転磁界を発生することによって、回転子11が回転する。回転磁界とは、相巻線13で発生させる磁界の方向が時間とともに変化し、あたかも一定の磁界がモータ回転軸Jm周りに回転しているようにみえる磁界のことである。また、駆動条件は、たとえば、回転方向、単位時間当たりの回転数である回転速度、該回転速度を加速又は減速させる時間などを含む。さらに、駆動指令Odには、強制転流が実施される際の回転方向などの条件も含まれる。停止指令Oeは、モータ1の駆動を停止させる旨の指令である。モータ駆動制御装置5は、上述の指令に応じてインバータ3をPWM制御し、インバータ3を介してモータ1の駆動を制御する。本実施形態のモータユニット510では、後述するように、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止でき、より短い時間で安定的にモータ1を始動できる。従って、たとえば複数のモータユニット510を同時に始動させる場合、モータ1の始動タイミングを高精度に同期させることができる。
<1−3.モータ駆動制御装置> モータ駆動制御装置5は、図1に示すように、記憶部51と、位置情報生成部52と、判定部53と、駆動制御部54と、を備える。なお、位置情報生成部52、判定部53、及び駆動制御部54は、本実施形態ではモータ駆動制御装置5に設けられるCPUなどの演算装置の機能的構成要素である。但し、この例示に限定されず、位置情報生成部52、判定部53、及び駆動制御部54のうちの少なくとも1つは、電気回路、素子、電気装置などで実現される物理的構成要素であってもよい。
記憶部51は、電力供給が停止しても記憶を維持する非一過性の記憶媒体である。記憶部51は、モータ駆動制御装置5の各構成要素で用いられる情報を記憶し、特に駆動制御部54で用いられるプログラム及び制御情報などを記憶する。位置情報生成部52は、ホール素子15から出力される磁極検出信号SHに基づいて、モータ1の回転子11の回転角度位置を示す位置情報を生成する。判定部53は、各種の判定を行う。
駆動制御部54は、三相交流電圧が入力されるモータ1の駆動を制御する。たとえば、駆動制御部54は、記憶部51に格納されたプログラム及び情報を用いてインバータ3を制御する。これにより、駆動制御部54は、インバータ3を介してモータ1の駆動を制御する。図2は、インバータ3の各々のアームスイッチ31のスイッチング制御の一例を説明するためのグラフである。
駆動制御部54は、図2のように、インバータ3の上アームスイッチ31u、31v、31wのオンオフをPWMパルスSu、Sv、Swによってそれぞれ制御し、下アームスイッチ31x、31y、31zのオンオフをスイッチング信号Sx、Sy、Szによってそれぞれ制御する。なお、以下では、各々のアームスイッチ31のオンオフの組み合わせを通電パターンと呼ぶ。該通電パターンは、通電される相巻線13の組み合わせにも対応する。
本実施形態では、通電パターンは、第1通電パターンP1から第6通電パターンP6を含む。たとえば、第1通電パターンP1では、PWMパルスSuにより上アームスイッチ31uのオンオフがPWM制御され、且つ、スイッチング信号Syにより下アームスイッチ31yがオンにされる。なお、上アームスイッチ31v、31w及び下アームスイッチ31x、31zはオフにされる。このようなスイッチングにより、U相巻線13uに中性点電圧Vcよりも高いU相電圧Vuが印加され、V相巻線13vに中性点電圧Vcよりも低いV相電圧Vvが印加される。
また、第2通電パターンP2では、PWMパルスSuにより上アームスイッチ31uのオンオフがPWM制御され、且つ、スイッチング信号Szにより下アームスイッチ31zがオンにされる。なお、上アームスイッチ31v、31w及び下アームスイッチ31x、31yはオフにされる。このようなスイッチングにより、U相巻線13uに中性点電圧Vcよりも高いU相電圧Vuが印加され、W相巻線13wに中性点電圧Vcよりも低いW相電圧Vwが印加される。
また、第3通電パターンP3では、PWMパルスSvにより上アームスイッチ31vのオンオフがPWM制御され、且つ、スイッチング信号Szにより下アームスイッチ31zがオンにされる。なお、上アームスイッチ31u、31w及び下アームスイッチ31x、31yはオフにされる。このようなスイッチングにより、V相巻線13vに中性点電圧Vcよりも高いV相電圧Vvが印加され、W相巻線13wに中性点電圧Vcよりも低いW相電圧Vwが印加される。
また、第4通電パターンP4では、PWMパルスSvにより上アームスイッチ31vのオンオフがPWM制御され、且つ、スイッチング信号Sxにより下アームスイッチ31xがオンにされる。なお、上アームスイッチ31u、31w及び下アームスイッチ31y、31zはオフにされる。このようなスイッチングにより、V相巻線13vに中性点電圧Vcよりも高いV相電圧Vvが印加され、U相巻線13uに中性点電圧Vcよりも低いU相電圧Vuが印加される。
また、第5通電パターンP5では、PWMパルスSwにより上アームスイッチ31wのオンオフがPWM制御され、且つ、スイッチング信号Sxにより下アームスイッチ31xがオンにされる。なお、上アームスイッチ31u、31v及び下アームスイッチ31y、31zはオフにされる。このようなスイッチングにより、W相巻線13wに中性点電圧Vcよりも高いW相電圧Vwが印加され、U相巻線13uに中性点電圧Vcよりも低いU相電圧Vuが印加される。
また、第6通電パターンP6では、PWMパルスSwにより上アームスイッチ31wのオンオフがPWM制御され、且つ、スイッチング信号Syにより下アームスイッチ31yがオンにされる。なお、上アームスイッチ31u、31v及び下アームスイッチ31x、31zはオフにされる。このようなスイッチングにより、W相巻線13wに中性点電圧Vcよりも高いW相電圧Vwが印加され、V相巻線13vに中性点電圧Vcよりも低いV相電圧Vvが印加される。
駆動制御部54は、モータ回転軸Jmを中心に回転可能なモータ1の回転子11の回転角度位置に応じて、三相交流電圧により通電されるモータ1の相巻線13の通電パターンを切り換える。これにより、駆動制御部54は、回転子11を回転させる。前述の如く、モータ駆動制御装置5は、駆動制御部54を備える。
なお、駆動制御部54は、モータ1の回転子11を回転させる際、回転子11の回転方向に応じた順序で通電パターンを切り替える。この動作により、固定子12に回転磁界が発生する。たとえば、駆動制御部54は、モータ回転軸Jmの軸方向上方から見て、回転子11を時計回りに回転させる場合には通電パターンを序数の順(つまり、・・・→P1→P2→P3→P4→P5→P6→P1→・・・)に切り替え、回転子11を反時計回りに回転させる場合には通電パターンを序数の逆順(つまり、・・・→P6→P5→P4→P3→P2→P1→P6→・・・)に切り替える。
また、駆動制御部54は、所定の通電期間毎に通電パターンを切り替える。該通電期間には、たとえば、磁極検出信号SHがHighレベルである直近の期間又は磁極検出信号SHがLowレベルである直近の期間を多相交流電圧の相数nで等分割した時間長が採用できる。より具体的に説明すると、まず、磁極検出信号SHがHighレベルからLowレベル(又はLowレベルからHighレベル)に変化する時点を第1時点とし、磁極検出信号SHがLowレベルからHighレベル(又はHighレベルからLowレベル)に変化した時点のうち、第1時点よりも前であり且つ該第1時点に最も近い時点を第2時点とする。上述の通電期間には、第2時点から第1時点までの期間を多相交流電圧の相数nで等分割した時間長が採用できる。たとえば、本実施形態では、上述の第2時点から第1時点までの期間を3等分した時間長が採用できる。
また、駆動制御部54は、少なくともモータ1の始動前までに、所定の回転角度位置に応じた通電パターンで相巻線13に通電する。これにより、駆動制御部54は、回転子11を該所定の回転角度位置に移動させる。こうすれば、駆動制御部54は、モータ1を始動する際、予め定められた回転角度位置から回転子11の回転を開始できる。そのため、駆動制御部54は、モータ1の相巻線13への通電を該回転角度位置に応じた通電パターンから開始できる。従って、駆動制御部54は、モータ1の始動を直ちに行って、スムーズに回転子11を回転させることができる。よって、モータ駆動制御装置5は、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止でき、より短い時間で安定的にモータ1を始動できる。なお、回転子11を所定の回転角度位置に移動させる方法は、後に説明する。
<1−3−1.回転角度位置> 次に、図2のほかに図3Aから図3Fをさらに参照して、回転子11の各々の回転角度位置を説明した後、上述の所定の回転角度位置について説明する。図3Aから図3Fは、回転子11の回転角度位置を説明するための概念図である。図3Aは、回転子11の第1回転角度位置L1を電気角で示す概念図である。図3Bは、回転子11の第2回転角度位置L2を電気角で示す概念図である。図3Cは、回転子11の第3回転角度位置L3を電気角で示す概念図である。図3Dは、回転子11の第4回転角度位置L4を電気角で示す概念図である。図3Eは、回転子11の第5回転角度位置L5を電気角で示す概念図である。図3Fは、回転子11の第6回転角度位置L6を電気角で示す概念図である。
なお、図3Aから図3Fは、モータ回転軸Jmの軸方向上方から見て時計回りに回転する回転子11の回転角度位置を電気角で示している。また、図3Aから図3Fでは、回転子11の回転角度位置が電気角の原点Boから60°毎に区分される。つまり、回転子11の回転角度位置は、本実施形態では、第1回転角度位置L1から第6回転角度位置L6のうちのいずれかに含まれる。
また、図3Aから図3Fでは、電気角の原点Boは、モータ回転軸Jmの軸方向上方から見て回転子11が時計回りに回転する際に、ホール素子15が検出する磁極がS極からN極に変化する回転子11の回転角度位置である。電気角の原点Boにおいて、回転子11のS極とN極との間の境界点Bpがホール素子15に最も近づく。なお、この例示に限定されず、電気角の原点Boは、上述の回転角度位置から電気角で180°離れた回転角度位置であってもよい。つまり、電気角の原点は、モータ回転軸Jmの軸方向上方から見て回転子11が時計回りに回転する際に、ホール素子15が検出する磁極がN極からS極に変化する回転子11の回転角度位置であってもよい。
<1−3−1−1.回転子の各々の回転角度位置> 第1回転角度位置L1は、図3Aに示すように、境界点Bpが原点から電気角で0°以上且つ60°未満(又は0°より大きく且つ60°以下)の範囲内にある際の回転子11の回転角度位置である。本実施形態では、第1回転角度位置L1は、第1通電パターンP1に関連付けられている。そのため、回転子11が第1回転角度位置L1にあると判断される場合、駆動制御部54は、第1回転角度位置L1に応じた第1通電パターンP1で相巻線13を通電する。
また、第2回転角度位置L2は、図3Bに示すように、境界点Bpが原点から電気角で60°以上且つ120°未満(又は60°より大きく且つ120°以下)の範囲内にある際の回転子11の回転角度位置である。本実施形態では、第2回転角度位置L2は、第2通電パターンP2に関連付けられている。そのため、回転子11が第2回転角度位置L2にあると判断される場合、駆動制御部54は、第2回転角度位置L2に応じた第2通電パターンP2で相巻線13を通電する。
また、第3回転角度位置L3は、図3Cに示すように、境界点Bpが原点から電気角で120°以上且つ180°未満(又は120°より大きく且つ180°以下)の範囲内にある際の回転子11の回転角度位置である。本実施形態では、第3回転角度位置L3は、第3通電パターンP3に関連付けられている。そのため、回転子11が第3回転角度位置L3にあると判断される場合、駆動制御部54は、第3回転角度位置L3に応じた第3通電パターンP3で相巻線13を通電する。
また、第4回転角度位置L4は、図3Dに示すように、境界点Bpが原点から電気角で180°以上且つ240°未満(又は180°より大きく且つ240°以下)の範囲内にある際の回転子11の回転角度位置である。本実施形態では、第4回転角度位置L4は、第4通電パターンP4に関連付けられている。そのため、回転子11が第4回転角度位置L4にあると判断される場合、駆動制御部54は、第4回転角度位置L4に応じた第4通電パターンP4で相巻線13を通電する。
また、第5回転角度位置L5は、図3Eに示すように、境界点Bpが原点から電気角で240°以上且つ300°未満(又は240°より大きく且つ300°以下)の範囲内にある際の回転子11の回転角度位置である。本実施形態では、第5回転角度位置L5は、第5通電パターンP5に関連付けられている。そのため、回転子11が第5回転角度位置L5にあると判断される場合、駆動制御部54は、第5回転角度位置L5に応じた第5通電パターンP5で相巻線13を通電する。
また、第6回転角度位置L6は、図3Fに示すように、境界点Bpが原点から電気角で300°以上且つ360°未満(又は300°より大きく且つ360°以下)の範囲内にある際の回転子11の回転角度位置である。本実施形態では、第6回転角度位置L6は、第6通電パターンP6に関連付けられている。そのため、回転子11が第6回転角度位置L6にあると判断される場合、駆動制御部54は、第6回転角度位置L6に応じた第6通電パターンP6で相巻線13を通電する。
回転子11が第1回転角度位置L1から第3回転角度位置L3にある場合、ホール素子15は、図2のように、N極を検出し、Highレベルの磁極検出信号SHを出力する。また、回転子11が第4回転角度位置L4から第6回転角度位置L6にある場合、ホール素子15は、S極を検出し、Lowレベルの磁極検出信号SHを出力する。
<1−3−1−2.所定の回転角度位置> 次に、モータ1の始動前に回転子11を予め移動させる上述の所定の回転角度位置を説明する。該所定の回転角度位置は、任意に設定されてもよいが、好ましくは、モータ1の回転方向に応じて設定される。
たとえば図3Aから図3Fのように、モータ回転軸Jmの軸方向上方から見て回転子11が時計回りに回転する場合、上記の所定の回転角度位置は、好ましくは、第3回転角度位置L3と、該第3回転角度位置L3から電気角で180°離れた第6回転角度位置L6とのうちの一方とされる。駆動制御部54は、少なくともモータ1の始動前までに、上記の2つの回転角度位置L3、L6のうちの近い方に回転子11を移動させる。
こうすれば、たとえば、モータ1の始動前に回転子11を第3回転角度位置L3に予め移動させた場合、モータ1の始動時に、回転子11の境界点Bpが、モータ1の強制転流によって第3回転角度位置L3から第4回転角度位置L4に移動する。この際、ホール素子15により検出される磁極が、N極からS極に変化する。従って、磁極検出信号SHが、HighレベルからLowレベルに変化する。駆動制御部54は、磁極検出信号SHのレベルの変化に基づいて、回転子11が第4回転角度位置L4にいることを検知できる。よって、駆動制御部54は、相巻線13への通電を第4通電パターンP4から開始して通電パターンを序数の順(つまり、P4→P5→P6→P1→P2→P3→・・・)に切り替える。これにより、駆動制御部54は、時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。
また、モータ1の始動前に回転子11を第6回転角度位置L6に予め移動させた場合、モータ1の始動時に、回転子11の境界点Bpが、モータ1の強制転流によって第6回転角度位置L6から第1回転角度位置L1に移動する。この際、ホール素子15により検出される磁極が、S極からN極に変化する。従って、磁極検出信号SHが、LowレベルからHighレベルに変化する。駆動制御部54は、磁極検出信号SHのレベルの変化に基づいて、回転子11が第1回転角度位置L1にいることを検知できる。よって、駆動制御部54は、相巻線13への通電を第1通電パターンP1から開始して通電パターンを序数の順(つまり、P1→P2→P3→P4→P5→P6→P1→・・・)に切り替える。これにより、駆動制御部54は、時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。
従って、モータ1の回転子11は、モータ1の始動時に、より適切な回転角度位置から回転を開始できる。さらに、駆動制御部54は、ホール素子15により磁極の変化が検出される回転角度位置(たとえば電気角で0°又は180°の回転角度位置)に達するまでの時間が最も短い回転角度位置L3、L6から回転子11を時計回りに回転させることができる。従って、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止でき、モータ1の始動時間を短縮できる。
一方、たとえば図3Aから図3Fとは逆に、モータ回転軸Jmの軸方向上方から見て回転子11が反時計回りに回転する場合、上記の所定の回転角度位置は、好ましくは、第1回転角度位置L1と、該第1回転角度位置L1から電気角で180°離れた第4回転角度位置L4とのうちの一方とされる。駆動制御部54は、少なくともモータ1の始動前までに、上記の2つの回転角度位置L1、L4のうちの近い方に回転子11を移動させる。
こうすれば、たとえば、モータ1の始動前に回転子11を第1回転角度位置L1に予め移動させた場合、モータ1の始動時に、回転子11の境界点Bpが、モータ1の強制転流によって第1回転角度位置L1から第6回転角度位置L6に移動する。この際、ホール素子15により検出される磁極が、N極からS極に変化する。従って、磁極検出信号SHが、HighレベルからLowレベルに変化する。駆動制御部54は、磁極検出信号SHのレベルの変化に基づいて、回転子11が第6回転角度位置L6にいることを検知できる。よって、駆動制御部54は、相巻線13への通電を第6通電パターンP6から開始して通電パターンを序数の逆順(つまり、P6→P5→P4→P3→P2→P1→P6→・・・)に切り替える。これにより、駆動制御部54は、反時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。
また、モータ1の始動前に回転子11を第4回転角度位置L4に予め移動させた場合、モータ1の始動時に、回転子11の境界点Bpが、モータ1の強制転流によって第4回転角度位置L4から第3回転角度位置L3に移動する。この際、ホール素子15により検出される磁極が、S極からN極に変化する。従って、磁極検出信号SHが、LowレベルからHighレベルに変化する。駆動制御部54は、磁極検出信号SHのレベルの変化に基づいて、回転子11が第3回転角度位置L3にいることを検知できる。よって、駆動制御部54は、相巻線13への通電を第3通電パターンP3から開始して通電パターンを序数の逆順(つまり、P3→P2→P1→P6→P5→P4→・・・)に切り替える。これにより、駆動制御部54は、反時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。
従って、モータ1の回転子11は、モータ1の始動時に、より適切な回転角度位置から回転を開始できる。さらに、駆動制御部54は、ホール素子15により磁極の変化が検出される回転角度位置(たとえば電気角で0°又は180°の回転角度位置)に達するまでの時間が最も短い回転角度位置L1、L4から回転子11を反時計回りに回転させることができる。従って、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止でき、モータ1の始動時間を短縮できる。
次に、モータ回転軸Jmの軸方向上方から見て回転子11を時計回りに回転させる可能性と回転子11を反時計回りに回転させる可能性との両方がある場合、上記の所定の回転角度位置は、好ましくは、第2回転角度位置L2と、該第2回転角度位置L2から電気角で180°離れた第5回転角度位置L5とのうちの一方とされる。駆動制御部54は、少なくともモータ1の始動前までに、上記の2つの回転角度位置L2、L5のうちの近い方に回転子11を移動させる。
こうすれば、たとえば、モータ1の始動前に回転子11を第2回転角度位置L2に予め移動させた場合、モータ1の始動時に、第2回転角度位置L2から回転を開始する回転子11の境界点Bpが、モータ1の強制転流によって第4回転角度位置L4又は第6回転角度位置L6に移動する。この際、ホール素子15により検出される磁極の変化に応じて、磁極検出信号SHのレベルが変化する。駆動制御部54は、磁極検出信号SHのレベルの変化に基づいて、回転子11が第4回転角度位置L4又は第6回転角度位置L6にいることを検知できる。よって、駆動制御部54は、回転子11が時計回りに回転した場合には、回転子11の回転角度位置を検知した時点で相巻線13への通電を第4通電パターンP4から開始して、通電パターンを序数の順に切り替える。これにより、駆動制御部54は、時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。一方、駆動制御部54は、回転子11が反時計回りに回転した場合には、回転子11の回転角度位置を検知した時点で相巻線13への通電を第6通電パターンP6から開始して、通電パターンを序数の逆順に切り替える。これにより、駆動制御部54は、反時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。
また、モータ1の始動前に回転子11を第5回転角度位置L5に予め移動させた場合、モータ1の始動時に、第5回転角度位置L5から回転を開始する回転子11の境界点Bpが、モータ1の強制転流によって第1回転角度位置L1又は第3回転角度位置L3に移動する。この際、ホール素子15が検出する磁極の変化に応じて、磁極検出信号SHのレベルが変化する。駆動制御部54は、磁極検出信号SHのレベルの変化に基づいて、回転子11が第1回転角度位置L1又は第3回転角度位置L3にいることを検知できる。よって、駆動制御部54は、回転子11が時計回りに回転した場合には、回転子11の回転角度位置を検知した時点で相巻線13への通電を第1通電パターンP1から開始して、通電パターンを序数の順に切り替える。これにより、駆動制御部54は、時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。一方、駆動制御部54は、回転子11が反時計回りに回転した場合には、回転子11の回転角度位置を検知した時点で相巻線13への通電を第3通電パターンP3から開始して、通電パターンを序数の逆順に切り替える。これにより、駆動制御部54は、反時計回りに回転子11をスムーズに回転させて、モータ1を安定的に始動できる。
従って、モータ1の回転子11は、モータ1の始動時に、より適切な回転角度位置から回転を開始できる。さらに、駆動制御部54は、回転方向において双方向に回転子11を回転可能である場合に回転子11がどちらに回転しても、ホール素子15により磁極の変化が検出される回転角度位置(たとえば電気角で0°又は180°の回転角度位置)に達するまでの時間が等しくなる回転角度位置から回転子11を回転させることができる。つまり、回転子11がどちらに回転しても、モータ1の始動時間を均等にできる。従って、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止できる。
<1−3−2.モータの駆動制御例> 次に、モータ1の駆動制御例を説明する。図4は、モータ1の駆動制御例を説明するためのフローチャートである。なお、図4の開始時点において、モータ1の回転子11は、停止している。また、モータ1には、回転子11の回転防止のための停止維持処理が実施されている。
判定部53は、始動指令Osを受信したか否かを判定する(ステップS101)。始動指令Osを受信していなければ(ステップS101でNo)、駆動制御部54は、処理をS101に戻して、モータ1の停止維持処理を続ける。
始動指令Osを受信していれば(ステップS101でYes)、駆動制御部54は、回転子11の停止維持処理を解除する(ステップS102)。そして、駆動制御部54は、回転子11を所定の回転角度位置に移動させるために、所定時間、ホール素子15による磁極の検出結果に応じた所定の回転角度位置に応じた通電パターンで相巻線13を通電する(ステップS103)。この後、駆動制御部54は、モータ1を始動する(ステップS104)。つまり、駆動制御部54は、強制転流によって回転子11を上述の所定の回転角度位置からホール素子15の磁極検出信号SHのレベルが変化する回転角度位置まで回転させる。そして、駆動制御部54は、磁極検出信号SHのレベル変化に基づいて検知される回転子11の回転角度位置に応じた通電パターンから相巻線13への通電を開始して、通電パターンを順に切り換える。これにより、駆動制御部54は、モータ駆動制御装置5が受信する駆動指令Odに応じてモータ1を駆動する。つまり、駆動制御部54は、回転子11を加速させて、駆動指令Odに応じた回転速度で回転させる。
次に、判定部53は、停止指令Oeを受信したか否かを判定する(ステップS105)。停止指令Oeを受信していなければ(ステップS105でNo)、駆動制御部54は、処理をS105に戻して、駆動指令Odに応じたモータ1の駆動を続ける。
停止指令Oeを受信していれば(ステップS105でYes)、駆動制御部54は、モータの駆動を停止する(ステップS106)。つまり、駆動制御部54は、回転子11を減速させて停止させる。なお、回転子11の停止は、たとえば、ポテンショメータ530からモータ駆動制御装置5に出力される位置検出信号Spに基づいて検知できる。たとえは、判定部53は、位置検出信号Spが示す出力軸部525の回転角度位置の変化量が閾値未満であれば、回転子11が停止したと判定する。或いは、判定部53は、ホール素子15が検出する磁極が一定である期間tcが所定時間ts以上であるか否かを判定し、tc≧tsである場合に回転子11が停止したと判定してもよい。
この後、駆動制御部54は、モータ1の停止維持処理を開始する(ステップS107)。そして、処理は、S101に戻る。
以上に説明した図4によれば、駆動制御部54は、モータ1を始動させる始動指令Osを受信すると、回転子11を所定の回転角度位置に移動させた後に、モータ1の始動を行う。こうすれば、駆動制御部54は、モータ1の始動時に、停止状態での回転角度位置に関らず、回転子11を所定の回転角度位置に移動させることができる。
なお、駆動制御部54は、回転子11が停止している間、各々の相巻線13の電圧入力端(つまり端子14)同士を短絡する。つまり、駆動制御部54は、停止維持処理として、所謂ショートブレーキを実施する。たとえばモータ1の停止維持処理において、インバータ3の上アームスイッチ31u、31v、31wを全てオンにすることにより、U相端子14uとV相端子14vとW相端子14wとの間を短絡することができる。これにより、電力を消費することなく、回転子11の回転にブレーキをかけることができる。従って、回転子11の回転角度位置を停止位置(たとえば所定の回転角度位置)からずれ難くすることができる。
或いは、駆動制御部54は、回転子11が上述の所定の回転角度位置に停止している間、該所定の回転角度位置に応じた通電パターンでの通電を続けてもよい。つまり、駆動制御部54は、停止維持処理としてモータ1の停止後も、所定の回転角度位置に応じた通電パターンでの通電を連続的又は間欠的に続けて行う。こうすれば、回転子11は、所定の回転角度位置内の停止位置(たとえば、所定の回転角度位置の中央位置)に停止した後、該停止位置から回転し難くなる。また、回転子11は、停止位置からずれても、該停止位置に向かって移動する。従って、モータ1の停止中に、回転子11を所定の回転角度位置から回転させないようにすることができる。
<1−3−3.モータの他の駆動制御例> 上述の図4における駆動制御例では、始動指令Osの受信後に回転子11を所定の回転角度位置に移動させる。但し、この例示に限定されず、駆動制御部54は、回転子11を停止させる際に、回転子11を所定の回転角度位置に移動させてもよい。図5は、モータ1の他の駆動制御例を説明するためのフローチャートである。図5の開始時点において、モータ1には、回転子11の回転防止のための停止維持処理が実施されている。なお、以下に説明する他の駆動制御例では、図4の駆動制御例と異なる構成を主に説明する。
図5のステップS101からS102、及びステップS104からS105は、図4の駆動制御例と同じである。但し、図5の処理は、ステップS102の後にステップS104を実施する点で図4の駆動制御例とは異なる。
また、図5の処理では、駆動制御部54は、駆動指令Odに応じたモータ1の駆動中に停止指令Oeを受信すると(ステップS105でYes)、後述する図6A及び図6Bに例示されるモータ1の駆動停止処理を実施する(ステップS206)。この後、駆動制御部54は、ステップS107にてモータ1の停止維持処理を開始し、処理をS101に戻す。
以上に説明した図5によれば、駆動制御部54は、モータ1を始動させる始動指令Osを受信する前に、回転子11を所定の回転角度位置に移動させる。こうすれば、モータ1の始動指令Osの受信前に回転子11を所定の回転角度位置まで移動させておくことにより、駆動制御部54は、次のモータ1の始動指令Osを受信した時に、モータ1を直ちに始動させることができる。
<1−3−3−1.駆動停止処理の第1例> 次に、図6Aを参照して、モータ1の駆動停止処理の第1例を説明する。図6Aは、モータの駆動停止処理の第1例を説明するためのフローチャートである。
図6Aにおいて、駆動制御部54は、回転子11を減速させて停止させる停止処理を実施する(ステップS301)。該停止処理は、たとえば前述のショートブレーキである。判定部53は、ホール素子15が検出する磁極が一定である期間tcが所定時間ts以上であるか否かを判定する(ステップS302)。つまり、ホール素子15の磁極検出信号SHに基づいて、回転子11が停止したか否かが判定される。tc<tsであれば(ステップS302でNo)、回転子11が停止していないと判断され、駆動制御部54は処理をS301に戻す。
tc≧tsであれば(ステップS302でYes)、回転子11が停止したと判断され、駆動制御部54は上述の停止処理を終了させる。この後、駆動制御部54は、回転子11を所定の回転角度位置に移動させるために、所定時間、ホール素子15による磁極の検出結果に応じた所定の回転角度位置に応じた通電パターンで相巻線13を通電する(ステップS303)。
判定部53は、ステップS303の開始時点から上述の所定時間後、ホール素子15が検出する磁極の変化が無いか否かを判定する(ステップS304)。つまり、ステップS304でホール素子15により検出される磁極が、ステップS302にてホール素子15により検出された磁極と同じであるか否かが判定される。磁極の変化があれば(ステップS304でNo)、駆動制御部54は、処理をS301に戻す。
磁極の変化が無ければ(ステップS304でYes)、駆動制御部54は、図6Aの駆動停止処理を終了させて、図5のステップS107を実施する。
なお、上述の例示に限定されず、図6Aのステップ302において、判定部53は、ポテンショメータ530からモータ駆動制御装置5に出力される位置検出信号Spに基づいて回転子11の停止を検知してもよい。たとえば、判定部53は、位置検出信号Spが示す出力軸部525の回転角度位置の変化量が閾値未満であれば回転子11が停止したと判定してもよく、該変化量が閾値以上であれば回転子11が停止していないと判定してもよい。
以上に説明した図6Aによれば、駆動制御部54は、始動指令Osの受信前に回転子11を停止させた後に、回転子11を所定の回転角度位置に移動させる。このようにしても、駆動制御部54は、次のモータ1の始動指令Osを受信した時に、モータ1を直ちに始動させることができる。
<1−3−3−2.駆動停止処理の第2例> 次に、図6Bを参照して、モータ1の駆動停止処理の第2例を説明する。図6Bは、モータの駆動停止処理の第2例を説明するためのフローチャートである。
図6Bにおいて、駆動制御部54は、たとえば前述のショートブレーキにより、回転子11を減速させて停止させる停止処理を実施する(ステップS401)。
次に、判定部53は、ホール素子15の磁極検出信号SHに基づいて、回転子11の回転速度Rvが閾値Rs未満になったか否かを判定する(ステップS402)。Rv≧Rsであれば(ステップS402でNo)、駆動制御部54は、処理をS402に戻す。
Rv<Rsであれば(ステップS402でYes)、駆動制御部54は、回転子11を所定の回転角度位置で停止させるために、所定時間、ホール素子15による磁極の検出結果に応じた所定の回転角度位置に応じた通電パターンで相巻線13を通電する(ステップS403)。
判定部53は、ステップS403の開始時点から上述の所定時間後、ホール素子15が検出する磁極が一定である期間tcが所定時間ts以上であるか否かを判定する(ステップS404)。つまり、ホール素子15の磁極検出信号SHに基づいて、回転子11が停止したか否かが判定される。tc<tsであれば(ステップS404でNo)、回転子11が停止していないと判断され、駆動制御部54は処理をS403に戻す。
tc≧tsであれば(ステップS404でYes)、回転子11が停止したと判断され、駆動制御部54は上述のモータ1の停止処理を終了させる。この後、駆動制御部54は、図6Bの駆動停止処理を終了させて、図5のステップS107を実施する。
なお、上述の例示に限定されず、図6Bのステップ404において、判定部53は、ポテンショメータ530からモータ駆動制御装置5に出力される位置検出信号Spに基づいて回転子11の停止を検知してもよい。たとえば、判定部53は、位置検出信号Spが示す出力軸部525の回転角度位置の変化量が閾値未満であれば回転子11が停止したと判定してもよく、該変化量が閾値以上であれば回転子11が停止していないと判定してもよい。
以上に説明した図6Bによれば、駆動制御部54は、始動指令Osの受信前に回転子11を停止させる際、回転子11の減速中に所定の回転角度位置に応じた通電パターンで相巻線13に通電することにより、回転子11を所定の回転角度位置に移動させる。こうすれば、モータ1を停止する際に、減速中の回転子11を所定の回転角度位置に停止させることができる。従って、駆動制御部54は、モータ1の停止後又は次の始動時に回転子11を移動させなくても、次のモータ1の始動指令を受信した時に、モータ1を直ちに始動させることができる。
<2.変形例> 上述の実施形態では、モータ1に三相交流電圧が供給される構成を説明した。但し、この例示に限定されず、モータ1には、三相以外の多相交流電圧が供給されてもよい。つまり、モータ1には、n相(nは2以上の正の整数)の交流電圧が供給されればよい。
また、上述の実施形態では、モータ1に、1個のホール素子15が設けられる。但し、この例示に限定されず、ホール素子の数は、2個であってもよい。さらに、上述のようにn相(nは2以上の正の整数)の交流電圧がモータ1に供給される場合、モータ1に設けられるホール素子の数mは、多相交流電圧の相数n未満であればよい。言い換えると、モータユニット510は、モータ1の回転子11の径方向側面と径方向に対向するm個(mは1以上且つ(n−1)以下の正の整数)のホール素子を備えていればよい。こうすれば、多相交流電圧の相数nよりも少ない数のホール素子で、回転子11の回転角度位置を検出できる。従って、モータユニット510のコストを低減できる。
また、上述のようにn相(nは2以上の正の整数)の交流電圧がモータ1に供給される場合、モータ1の始動前に回転子11を移動させる上述の所定の回転角度位置は、好ましくは、回転方向において順に電気角で{360/(n×2)}°毎に区分される第1回転角度位置から第(n×2)回転角度位置のうちのいずれかの回転角度位置と、該いずれかの回転角度位置から電気角で180°離れた回転角度位置と、のうちの一方である。この際、電気角の原点は、所定のホール素子15が検出する磁極がN極及びS極のうちの一方から他方に変化する回転子11の回転角度位置である。こうすれば、駆動制御部54は、少なくともモータ1の始動前までに、上記の2つの回転角度位置のうちの近い方に回転子11を移動させることができる。従って、モータ1の回転子11は、モータ1の始動時に、より適切な回転角度位置から回転を開始できる。
また、たとえば、モータ1を一方の回転方向のみに回転させる場合、上述の所定の回転角度位置は、好ましくは、第n回転角度位置と、第(n×2)回転角度位置と、のうちの一方である。こうすれば、駆動制御部54は、所定のホール素子により磁極の変化が検出される回転角度位置(たとえば電気角で0°又は180°の回転角度位置)に回転子11が達するまでの時間が最も短い回転角度位置から回転子11を回転させることができる。従って、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止でき、モータ1の始動時間を短縮できる。
或いは、モータ1を双方の回転方向に回転可能である場合、上述の所定の回転角度位置は、好ましくは、第1回転角度位置から第n回転角度位置のうちの90°の電気角を含む回転角度位置と、第(n+1)回転角度位置から第(n×2)回転角度位置のうちの270°の電気角を含む回転角度位置と、のうちの一方である。こうすれば、駆動制御部54は、回転子11がどちらに回転しても、所定のホール素子15により磁極の変化が検出される回転角度位置(たとえば電気角で0°又は180°の回転角度位置)に達するまでの時間が等しくなる回転角度位置から回転子11を回転させることができる。つまり、回転子11がどちらに回転しても、モータ1の始動時間をより均等にできる。従って、モータ1の始動タイミングのばらつきを防止できる。
<3.その他> 以上、本開示の内容を説明した。なお、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。本開示は、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上述の実施形態で説明した事項は、矛盾を生じない範囲で適宜任意に組み合わせることができる。
本開示は、モータに供給される多相交流電圧の相数未満の数のホール素子が設けられる該モータの制御装置、及び、該モータを備える機器に有用である。
500・・・アクチュエータ、510・・・モータユニット、520・・・減速機、521・・・モータ軸部、523・・・トルク伝達機構、525・・・出力軸部、530・・・ポテンショメータ、600・・・直流電源、1・・・モータ、11・・・回転子、111・・・マグネット、12・・・固定子、13・・相巻線、13u・・・U相巻線、13v・・・V相巻線、13w・・・W相巻線、13c・・・結合点、14・・・端子、14u・・・U相端子、14v・・・V相端子、14w・・・W相端子、15・・・ホール素子、3・・・インバータ、30・・・ブリッジ回路部、31・・・アームスイッチ、31u,31v,31w・・・上アームスイッチ、31x,31y,31z・・・下アームスイッチ、32・・・キャパシタ、5・・・モータ駆動制御装置、51・・・記憶部、52・・・位置情報生成部、53・・・判定部、54・・・駆動制御部、Jm・・・モータ回転軸、Jo・・・出力回転軸、L1・・・第1回転角度位置、L2・・・第2回転角度位置、L3・・・第3回転角度位置、L4・・・第4回転角度位置、L5・・・第5回転角度位置、L6・・・第6回転角度位置、P1・・・第1通電パターン、P2・・・第2通電パターン、P3・・・第3通電パターン、P4・・・第4通電パターン、P5・・・第5通電パターン、P6・・・第6通電パターン、Bp・・・境界点、Bo・・・電気角の原点、Su,Sv,Sw・・・PWMパルス、Sx,Sy,Sz・・・スイッチング信号、Os・・・始動指令、Od・・・駆動指令、Oe・・・停止指令、SH・・・磁極検出信号、Sp・・・位置検出信号、Vu・・・U相電圧、Vv・・・V相電圧、Vw・・・W相電圧、Vc・・・中性点電圧、tc・・・期間、ts・・・所定時間、Rv・・・回転速度、Rs・・・閾値

Claims (13)

  1. n相(nは2以上の正の整数)の交流電圧が供給されるモータの駆動を制御するモータ駆動制御装置であって、 モータ回転軸を中心に回転可能な前記モータの回転子の回転角度位置に応じて、前記n相の交流電圧により通電される前記モータの相巻線の通電パターンを切り換えることにより、前記回転子を回転させる駆動制御部を備え、 前記駆動制御部は、少なくとも前記モータの始動前までに、所定の回転角度位置に応じた前記通電パターンで前記相巻線に通電することにより、前記回転子を前記所定の回転角度位置に移動させる、モータ駆動制御装置。
  2. 前記駆動制御部は、前記モータを始動させる始動指令を受信すると、前記回転子を前記所定の回転角度位置に移動させた後に、前記モータの始動を行う、請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記駆動制御部は、前記モータを始動させる始動指令を受信する前に、前記回転子を前記所定の回転角度位置に移動させる、請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記駆動制御部は、前記回転子を停止させた後に、前記回転子を前記所定の回転角度位置に移動させる、請求項3に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 前記駆動制御部は、前記回転子を停止させる際、前記回転子の減速中に前記所定の回転角度位置に応じた前記通電パターンで前記相巻線に通電することにより、前記回転子を前記所定の回転角度位置に移動させる、請求項3に記載のモータ駆動制御装置。
  6. 前記駆動制御部は、前記回転子が前記所定の回転角度位置に停止している間、前記所定の回転角度位置に応じた前記通電パターンでの通電を続ける、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  7. 前記駆動制御部は、前記回転子が停止している間、各々の前記相巻線の電圧入力端同士を短絡する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  8. n相(nは2以上の正の整数)の交流電圧が供給されるモータと、 前記モータの駆動を制御する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置と、を備える、モータユニット。
  9. 前記モータの回転子の径方向側面と径方向に対向するm個(mは1以上且つ(n−1)以下の正の整数)のホール素子をさらに備える、請求項8に記載のモータユニット。
  10. 前記所定の回転角度位置は、 回転方向において順に電気角で{360/(n×2)}°毎に区分される第1回転角度位置から第(n×2)回転角度位置のうちのいずれかの回転角度位置と、 該いずれかの回転角度位置から前記電気角で180°離れた回転角度位置と、のうちの一方であり、 前記電気角の原点は、所定の前記ホール素子が検出する磁極がN極及びS極のうちの一方から他方に変化する前記回転子の回転角度位置である、請求項9に記載のモータユニット。
  11. 前記所定の回転角度位置は、 前記第n回転角度位置と、 前記第(n×2)回転角度位置と、のうちの一方である、請求項10に記載のモータユニット。
  12. 前記所定の回転角度位置は、 前記第1回転角度位置から前記第n回転角度位置のうちの90°の前記電気角を含む回転角度位置と、 前記第(n+1)回転角度位置から前記第(n×2)回転角度位置のうちの270°の前記電気角を含む回転角度位置と、のうちの一方である、請求項10に記載のモータユニット。
  13. モータの駆動がモータ駆動制御装置により制御される請求項8から請求項12のいずれか1項に記載のモータユニットと、 前記モータのトルクを出力軸部に伝達する減速機と、を備える、アクチュエータ。
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