JPWO2020044659A1 - 光パルス試験器、光伝送路の試験方法及び光伝送路の試験システム - Google Patents

光パルス試験器、光伝送路の試験方法及び光伝送路の試験システム Download PDF

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Abstract

光源(2)は、監視光(ML)を出力する。光検出部(4)は、光伝送路(TL)からの戻り光(BL)を検出し、戻り光(BL)の強度を示す検出信号(VB)を出力する。光合分波器(3)は、光源(2)から入力する監視光(ML)を光伝送路(TL)へ出力し、光伝送路(TL)から入力する戻り光(BL)を光検出部(4)へ出力する。処理部(1)は、検出信号(VB)が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、検出信号(VB)の値が第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、第1及び第2のタイミングの間の期間での検出信号(VB)の第1の変化率を算出する。処理部(1)は、第1及び第2の閾値を変化させ、複数の期間について第1の変化率を求め、隣接する2つの期間での第1の変化率の間の第2の変化率が閾値よりも大きい場合、1つの期間における第1及び第2のタイミングのいずれかを破断位置として検出する。

Description

本発明は、光パルス試験器、光伝送路の試験方法及び光伝送路の試験システムに関する。
光ファイバなどで構成される光伝送路の破断を検出するため、一般に、OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)と呼ばれる光パルス試験器が用いられる。光パルス試験器は、監視光である光パルスを光伝送路へ出力し、光伝送路の各部位からの後方散乱光(いわゆる戻り光)の戻り時間と強度とを監視して、破断位置を検出する。破断位置以降からは戻り光が返ってこないので、戻り光の強度が低下するタイミングを検出することで、光伝送路の破断位置を特定することができる。
例えば、光伝送路の破断だけでなく、光伝送路を構成するファイバの巻き状態に起因する異常部を選別可能な、OTDR波形判定方法が提案されている(特許文献1)。
また、上記したように、光伝送路へパルス光(監視光)を出力し、障害点からの反射光が戻ってくる時間を計測することで障害点の位置を検出する手法が、様々知られている(特許文献2及び3)。
特開2011−38785号公報 特開平4−132931号公報 特開2008−3068号公報
一般的な光パルス試験器は、光伝送路の破断が発生したときに、破断位置を特定するために用いられる。この場合、監視光を光伝送路へ出力し、戻り光の強度変化を示す曲線を取得し、戻り光の強度が低下するタイミングをユーザが特定することで破断位置を特定する。しかし、光伝送路の保守をより確実に行うには、光伝送路の破断を自動的に検出してユーザに通知することが望ましい。そのため、光伝送路の破断を自動的に検出するとともに、破断位置を高精度に検出することが求められる。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、光伝送路の破断位置を高精度かつ自動的に検出することを目的とする。
本発明の一態様である光パルス試験器は、監視光を出力する光源と、光伝送路からの戻り光を検出し、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力する光検出部と、前記光源から入力する前記監視光を前記光伝送路へ出力し、前記光伝送路から入力する前記戻り光を前記光検出部へ出力する光合分波器と、前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出する処理部と、を有し、前記処理部は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出するものである。
本発明の一態様である光伝送路の試験方法は、光伝送路へ監視光を出力し、前記光伝送路からの戻り光を検出して、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力し、前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出するにあたり、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出するものである。
本発明の一態様である光伝送路の試験システムは、光信号を送受信する第1の光伝送装置と、光信号を送受信する第2の光伝送装置と、前記第1の伝送装置と前記第2の伝送装置とを接続する光伝送路と、前記第1の伝送装置に接続され、前記光伝送路の試験を行う光パルス試験器と、を有し、前記光パルス試験器は、監視光を出力する光源と、前記光伝送路からの戻り光を検出し、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力する光検出部と、前記光源から入力する前記監視光を前記光伝送路へ出力し、前記光伝送路から入力する前記戻り光を前記光検出部へ出力する光合分波器と、前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出する処理部と、を有し、前記処理部は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出するものである。
本発明によれば、光伝送路の破断位置を高精度かつ自動的に検出することができる。
実施の形態1にかかる光パルス試験器の適用例を模式的に示す図である。 実施の形態1にかかる光パルス試験器の構成を模式的に示す図である。 実施の形態1にかかる光パルス試験器の構成をより詳細に示す図である。 実施の形態1にかかる光パルス試験器が観測する戻り光の強度を示す図である。 実施の形態1にかかる光パルス試験器でのタイミングTFの検出動作を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる光パルス試験器の破断検出動作を示すフローチャートである。 検出信号が急激に変化している期間にタイミングT及びタイミングTi+1が含まれる場合の比較信号を示す図である。 タイミングTi+1が初めて破断位置よりも近い位置に対応するタイミングとなったときの比較信号を示す図である。 実施の形態3において光伝送路に破断が生じた場合の戻り光の強度変化を示す図である。 実施の形態3において光伝送路は破断していないが劣化が生じている場合の戻り光の強度変化を示す図である。 光信号の瞬断が発生したときの戻り光の強度と、光信号の瞬断から回復したときの戻り光の強度と、を示す図である。 光伝送路が破断した断面と監視光の反射との関係を示す図である。 反射光の影響によって戻り光の強度変化に生じるピークを示す図である。 実施の形態6にかかる光パルス試験器の構成を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
実施の形態1にかかる光パルス試験器について説明する。光パルス試験器は、例えば、光伝送路で接続された2つの端局の一方に接続され、光伝送路に監視光を出力し、その戻り光を検出可能に構成される。図1に、実施の形態1にかかる光パルス試験器100の使用例を模式的に示す。ここでは、端局TS1と端局TS2とを接続する光伝送路TLの破断を検出する例について説明する。端局TS1及び端局TS2と監視制御装置1001とは、光通信ネットワーク1000を構成している。光パルス試験器100は、光通信ネットワーク1000と接続されることで、光通信ネットワーク1000と共に光伝送路の試験システムを構成する。
端局TS1は、光信号の送受信が可能に構成された光伝送装置TR1(第1の光伝送装置とも称する)と光波長フィルタM1とを有する。光波長フィルタM1は、2入力1出力の光波長フィルタとして構成される。光伝送装置TR1は、光波長フィルタM1の一方の入力(ポートP11)に接続される。光パルス試験器100は、光波長フィルタM1の他方の入力(ポートP12)に接続される。光波長フィルタM1の出力(ポートP13)は、光伝送路TLと接続される。
端局TS2は、光信号の送受信が可能に構成された光伝送装置TR2(第2の光伝送装置とも称する)と光波長フィルタM2とを有する。光波長フィルタM2は、1入力2出力の光波長フィルタとして構成される。光波長フィルタM2の入力(ポートP21)は、光伝送路TLと接続される。光伝送装置TR2は、光波長フィルタM2の一方の出力(ポートP22)に接続される。図1では、光波長フィルタM1の他方の出力(ポートP23)は開放されているが、必要に応じて各種の装置が接続可能である。
光パルス試験器100は、光波長フィルタM1を通じて監視光MLを光伝送路TLへ出力し、光波長フィルタM1を通じて光伝送路TLから返ってきた戻り光BLを検出する。光パルス試験器100は、戻り光BLの強度を検出することで、光伝送路TLの破断を検出するように構成される。光パルス試験器100は、光伝送路の破断検出結果を、例えば監視制御装置1001へ通知することができる。監視制御装置1001は、光伝送路の破断が発生した場合には、光信号の送信及び受信の停止を、光伝送装置TR1及びTR2の一方又は両方に指示してもよい。
次に、光パルス試験器100について具体的に説明する。図2に、実施の形態1にかかる光パルス試験器100の構成を模式的に示す。光パルス試験器100は、処理部1、光源2、光合分波器3及び光検出部4を少なくとも有する。後述するように、処理部1は、検出信号VBの値に基づいて光伝送路TLの破断位置を検出する。そのため、図2では、検出信号VBが処理部1に与えられるものとして表示している。しかし、これは検出信号VBが直接的に処理部1に入力されることを意味するものではなく、処理部1には、検出信号VBに基づいて生成された他の信号が与えられてもよい。
図3に、実施の形態1にかかる光パルス試験器100の構成をより詳細に示す。図2と比べ、光パルス試験器100は、比較器5及び閾値電圧生成部6をさらに有する。
処理部1は、制御信号CON1により、光源2の動作を制御可能に構成される。また、処理部1は、比較器5の一方の入力に与える閾値電圧Vthを調整可能に構成される。
処理部1の構成について説明する。処理部1は、演算部11、パルス発生器12、閾値電圧制御部13及びタイマ14を有する。演算部11は、比較器5が出力する比較信号COMPの強度を監視するとともに、パルス発生器12、閾値電圧制御部13及びタイマ14の動作を制御可能に構成される。
パルス発生器12は、監視光MLのパルスを出力させるため、光源2に制御信号CON1を出力する。閾値電圧制御部13は、閾値電圧生成部6に制御信号CON2を与えることで、閾値電圧生成部6が比較器5に出力する閾値電圧Vthの値を制御する。タイマ14は、タイミングを計測可能に構成される。演算部11は、タイマ14が出力するタイミングの情報と比較器5が出力する比較信号COMPの値とを結びつけ、比較信号COMPの履歴情報を示す時系列データを取得することができる。
光源2は、パルス状の監視光MLを出力可能に構成される。光源2は、レーザダイオード(LD:Laser Diode)モジュール21及び駆動回路22を有する。駆動回路22は、処理部1から制御信号CON1を受け取り、制御信号CON1に応じて、LDモジュール21を駆動する。これにより、LDモジュール21は、制御信号CON1に応じたパルス状の監視光MLを出力する。
光合分波器3は、例えば方向性結合、光サーキュレータ又は3dbカプラとして構成され、光源2から入力する監視光MLを光伝送路TLへ出力し、光伝送路TLから入力する戻り光BLを光検出部4へ出力する。図2及び3では、光伝送路TLの終端TPを表示している。終端TPは光伝送路TLの終端又は光伝送路TLの接続先における終端の位置を示すものである。図1においては、端局TS2の光波長フィルタM2の開放端であるポートP23の端部が終端TPに対応する。
光検出部4は、光合分波器3から入力する戻り光BLをアナログ電気信号に変換する。具体的には、受光素子41は、例えばフォトダイオードであり、戻り光BLを電流信号CBに変換する。この場合、増幅器42は、電流電圧変換器(トランスインピーダンスアンプ)として構成される。増幅器42は、電流信号CBを増幅するとともに電圧信号である検出信号VBに変換し、比較器5へ出力する。なお、増幅器42は、線形増幅器(リニアアンプ)や対数増幅器(対数アンプ)などの、各種の増幅器として構成してもよい。
比較器5は、光検出部4から出力された検出信号VBと閾値電圧Vthとを比較し、比較結果である比較信号COMPを、処理部1へ出力する。上記したように、閾値電圧Vthは、閾値電圧生成部6で生成され、比較器5へ与えられる。
図3では、比較器5の非反転入力端子に閾値電圧Vthが入力され、反転入力端子に検出信号VBが入力されている。この場合、検出信号VBが閾値電圧Vthよりも大きい場合(VB>Vth)には、「0」が比較信号COMPとして出力される。検出信号VBが閾値電圧Vthよりも小さい場合(VB<Vth)には、「1」が比較信号COMPとして出力される。よって、演算部11は、比較信号COMPの値を監視することで、戻り光BLの強度が所望の値よりも大きいか小さいかを判定することができる。なお、検出信号VBと閾値電圧Vthとが等しい場合(VB=Vth)については、比較器5は、必要に応じて「0」及び「1」のいずれかを出力するように構成してもよい。
図4に、実施の形態1にかかる光パルス試験器100が観測する戻り光BLの検出信号VBの強度を示す。図4に示すように、検出信号VBは初めに強度が最大となり、時間が経過するにしたがって、すなわち光パルス試験器100から離れるにしたがって、検出信号VBの強度は低下してゆく。
このとき、光伝送路TLが破断している場合には、検出信号VBの強度が急激に低下する。図4の例では、タイミングTFにて、検出信号VBの強度が急激に低下している。この場合、タイミングTFに対応する位置にて、光伝送路TLが破断していることとなる。本構成では、比較器5に与える閾値電圧Vthを適切に設定して検出信号VBの強度の低下を検出することで、光伝送路TLでの破断の発生及び破断位置を検出することができる。なお、図4では、光伝送路TLが破断していない場合の検出信号VBの強度を破線で示している。また、光伝送路TLの終端TPに対応するタイミング、すなわち、検出信号VBが予め設定された値の閾値電圧Vthよりも小さくなるタイミングをT0として表示した。
次いで、光パルス試験器100でのタイミングTFの検出動作について説明する。図5は、実施の形態1にかかる光パルス試験器100でのタイミングTFの検出動作を示すフローチャートである。
ステップS1
まず、演算部11は、基準タイミングTthを読み込む。ここでは、上述のタイミングT0が基準タイミングTthとして設定される。基準タイミングTthは、演算部11に予め与えられてもよいし、必要に応じて任意のタイミングで演算部11に与えてもよい。例えば、処理部1に設けられた記憶装置(不図示)に基準タイミングTthを示す情報が格納され、演算部11が必要に応じて記憶装置から基準タイミングTthを示す情報を読み出してもよい。
ステップS2
演算部11は、パルス発生器12に対して、光源2への制御信号CON1の出力を指令するとともに、比較信号COMPの監視を開始する。パルス発生器12は、光源2の駆動回路22へ制御信号CON1を出力する。これにより、駆動回路22は制御信号CON1に応じてLDモジュール21を駆動し、LDモジュール21から光伝送路TLへ監視光MLが出力される。
ステップS3
監視光MLを光伝送路TLへ出力すると、光伝送路TLでの後方散乱によって、戻り光BLが光合分波器3を経て受光素子41に入射する。受光素子41は、戻り光BLを電流信号CBに変換し、増幅器42へ出力する。電流信号CBは、増幅器42で検出信号VBに変換されて増幅され、比較器5へ出力される。比較器5は、光検出部4から出力された検出信号VBと閾値電圧Vthとを比較する。比較の結果、タイミングTFが基準タイミングTthよりも遅い場合には、演算部11は、光伝送路TLは破断していないと判断し、光伝送路TLを常時監視するために処理をステップS1に戻す。なお、タイミングTFが基準タイミングTthと等しい場合(TF=Tth)には、必要に応じて、ステップS1及びS4のいずれに処理を進めてもよい。
ステップS4
比較の結果、タイミングTFが基準タイミングTthよりも早い場合には、演算部11は、比較信号COMPが「0」(第1の値)から「1」(第2の値)に遷移するタイミングTF(第1のタイミングとも称する)を検出する。
しかしながら、図5に示す手順で検出したタイミングTFに対応する位置を破断位置と判断すると、以下のような問題が生じる。図4においては、戻り光BLの検出信号VBの強度は、理想的には、破断位置(図4の検出信号VBの変曲点)でほぼ垂直に低下する。その場合、破断位置(図4の検出信号VBの変曲点)における戻り光BLの検出信号VBの強度と、戻り光の強度が0になる点との間であれば、どこに閾値電圧Vthを設定しても距離測定(タイミングTFの検出)に誤差は発生しない。しかし、検出信号VBの強度は、実際には図4に示すように、垂直ではない一定の傾きで低下するため、閾値電圧として設定した値に応じて、測定した距離には誤差が生じる。したがって、正確に破断位置(すなわち、タイミングTF)を検出するには、できるだけ破断位置(図4の検出信号VBの変曲点)近傍に閾値電圧Vthを設定する必要がある。そのため、本実施の形態では、破断位置の近傍に閾値電圧Vthを設定する方法について、以下で説明する。
図6は、実施の形態1にかかる光パルス試験器100の破断検出動作を示すフローチャートである。以下では、0以上の整数であるパラメータiを導入し、i番目の閾値電圧をVth(第1の閾値とも称する)、i番目のタイミングをT(第1のタイミングとも称する)と表すものとする。
ステップS101
まず、演算部11は、閾値電圧Vthの初期値としてVth0(i=0)を設定し、タイミングTの初期値としてT0(i=0)を設定する。
ステップS102
次いで、演算部11は、i+1番目の閾値電圧Vthi+1(第2の閾値とも称する)を求める。ここでは、i+1番目の閾値電圧Vthi+1は、以下の式で表される。

Vthi+1=Vth+ΔV(i=0,1,2,・・・)

但し、ΔVは一定値でもよいし、変化させてもよい。
ステップS103
パルス発生器12は、監視光MLを出力するため、駆動回路22へ制御信号CON1を出力する。駆動回路22は、制御信号CON1に応じてLDモジュール21を駆動することで、LDモジュール21から監視光MLが光伝送路TLへ出力される。監視光MLが光伝送路TLへ出力されると、光伝送路TLでの後方散乱によって、戻り光BLが光合分波器3を経て受光素子41に入射する。受光素子41は、戻り光BLを電流信号CBに変換し、増幅器42へ出力する。増幅器42で検出信号VBに変換されて増幅され、比較器5へ出力される。
ステップS104
比較器5は、上記したように、光検出部4から出力された検出信号VBと閾値電圧Vthi+1とを比較する。演算部11は、検出信号VBが閾値電圧Vthi+1よりも小さく(VB<Vthi+1)なるタイミングTi+1(第2のタイミングとも称する)を測定する。演算部11は、タイマ14が出力するカウント信号を用いることで、タイミングTi+1を具体的に測定することが可能である。
ステップS105
演算部11は、タイミングTとタイミングTi+1との時間差ΔTを算出する。時間差ΔTは、以下の式で表される。

ΔT=|T−Ti+1
ステップS106
演算部11は、タイミングTとタイミングTi+1との間ΔTでの検出信号VBの変化率R、すなわち検出信号VBの時間変動を示す曲線のタイミングTとタイミングTi+1との間ΔTでの傾きを求める。変化率Rは、以下の式で表される。

=ΔV/ΔT
ステップS107
演算部11は、タイミングTがT0であるか(T=T0)を判断する。タイミングTがT0である場合(T=T0)、処理をステップS110へ進める。
ステップS108
タイミングTがT0ではない場合(T≠T0)、演算部11は、以下の式に示す変化率Rの変化率ΔRを求める。

ΔR=|R−Ri−1

なお、変化率Rに対応する期間を第2の期間、変化率Ri−1に対応する期間を第1の期間と称する。
ステップS109
演算部11は、変化率ΔRが所定の閾値ΔRth(変化率閾値とも称する)よりも大きいか(ΔR>ΔRth)を判定する。
ステップS110
演算部11は、ステップS107においてタイミングTがT0である場合(T=T0)、又は、ステップS109において変化率ΔRが所定の閾値ΔRthよりも小さい場合(ΔR<ΔRth)には、パラメータiをインクリメントしてi=i+1とし、処理をステップS102に戻す。
ステップS111
演算部11は、変化率ΔRが所定の閾値ΔRthよりも大きい場合(ΔR>ΔRth)、タイミングTに対応する位置を、光伝送路TLの破断位置として検出する。なお、変化率ΔRが所定の閾値ΔRthと等しい場合(ΔR=ΔRth)、必要に応じて、タイミングTに対応する位置を光伝送路TLの破断位置として検出してもよい。
ステップS112
演算部11は、光伝送路TLの破断発生と検出した破断位置を示す信号を出力する。例えば、演算部11は、図1に示す監視制御装置1001に、光伝送路TLの破断発生警報と破断位置とを出力する。
これにより、監視制御装置1001が警報を受け取ったことをユーザ等に通知することができる。したがって、本構成によれば、光伝送路を常時監視し、光伝送路に破断が発生した場合に、破断発生及び破断位置を自動的に検出することができる光パルス試験器を実現することができる。
次いで、変化率Rと破断位置との関係について説明する。図7に、検出信号VBが急激に変化している期間にタイミングT及びタイミングTi+1が含まれる場合の比較信号を示す。図7に示すように、検出信号VBは、タイミングT(第1のタイミング)にて、閾値電圧Vth(第1の閾値)よりも小さくなる。また、検出信号VBは、タイミングTi+1(第2のタイミング)にて閾値電圧Vthi+1(Vth+ΔV、第2の閾値)よりも小さくなる。この場合、タイミングTi+1とタイミングTとは、ともに検出信号VBが急激に変化している期間に含まれるため、時間差ΔTは比較的小さな値となる。そのため、変化率Rは、比較的大きな値となる。つまり、時間差ΔTが比較的小さな場合、すなわち変化率Rが比較的大きな場合には、破断位置近傍で検出信号VBが急激に低下していることを示していることが理解できる。しかしながら、この期間の近傍では、検出信号の傾きは概ね一定であるため、変化率R(すなわち、検出信号VBの一次微分値、第1の変化率とも称する)の変化率ΔR(すなわち、検出信号VBの二次微分値、第2の変化率とも称する)は、比較的小さな値となる。なお、この場合、検出信号VBの変動を高精度に捉えるためには、閾値電圧Vthの初期値Vth0は十分に小さな値、例えば0近傍の値として設定することが好ましい。
その後、ステップS102〜S109が繰り返し実行され、時間的に遡って検出信号VBと閾値電圧との比較が行われる。ここでは、検出信号VBが低下し始めるタイミング近傍における動作について説明する。図8に、タイミングTi+1が初めて破断位置よりも近い位置に対応するタイミングとなったときの比較信号を示す。このとき、増分ΔVが一定であっても、タイミングTとタイミングTi+1との間の期間には、検出信号VBに変化が緩やかな期間が存在するため、時間差ΔTは比較的大きな値となる。そのため、変化率Rは、比較的小さな値となる。一方、この期間の1つ前の隣接期間では、上述したように、変化率Ri−1は比較的大きな値である。そのため、注目する期間の変化率Rの値は1つ前の期間の変化率Ri−1に対して比較的大きく変化するため、変化率ΔR(第2の変化率)の値は比較的大きな値となる。
つまり、図7及び図8に示すように、破断位置をまたいで変化率ΔRは大きく変動することが理解できる。そこで、変化率ΔRに対して閾値ΔRth(変化率閾値)を適切に設定することで、変化率ΔRが大きく変化する期間ないしはタイミング(すなわち変曲点)を検出することができる。よって、変化率ΔRが急激に変化した期間、すなわち変曲点が存在する期間におけるタイミングT又はタイミングTi+1に対応する位置を破断位置として検出することで、光伝送路TLが実際に破断している位置を高精度に検出することが可能となる。
本実施の形態におけるように、閾値電圧を初期値Vth0から増大させるように制御する場合には、図7及び図8の検出信号VBの曲線の変曲点の直前のタイミングTに対応する位置を破断位置と判断することが好ましい。
なお、閾値電圧の初期値Vth0を大きな値として設定し、閾値電圧を初期値Vth0から減少させるように制御することも可能である。この場合には、検出信号VBの曲線の変曲点の直後のタイミングTi+1に対応する位置を破断位置と判断することが好ましい。
一般に、閾値電圧Vthを初期値から減少させるように制御すると、破断以外の障害が発生している箇所がある場合(例えば、図10)、障害箇所を破断と見誤るおそれが有る。そのため、こうした破断以外の障害に関わりなく破断を検出するためには、上述したように、閾値電圧を初期値Vth0から増大させるように制御することが望ましい。
上記したように、一般的な光パルス検出器では、戻り光の強度変化を示す曲線を取得する必要があった。戻り光の強度は比較的弱いため、監視光を複数回出力して戻り光の強度変化を複数回観測し、観測結果を平均化することで戻り光の強度変化を示す曲線を取得していた。そのため、一般的な光パルス試験器での破断検出には、長時間が必要であった。また、破断位置を自動的かつ高精度検出することは困難であった。
これに対し、本構成では、比較器5が検出信号VBを閾値電圧と単純に比較して戻り光BLの強度変化を監視することで、光伝送路の破断の発生及び破断位置を自動的に検出することができる。また、監視光の出力と戻り光の監視を繰り返すことで、光伝送路の破断の有無を常時監視することが可能となる。
次いで、基準タイミングTthの決定について説明する。例えば、光パルス試験器100を初めて光伝送路TLに接続する場合や、光伝送路TLを交換した場合などでは、光伝送路TLの長さが不明であるため、基準タイミングTthは決定されていない。そのため、本実施の形態にかかる破断検出を行うには、基準タイミングTthを決定する必要がある。ここでは、光パルス試験器100によって、自動的に基準タイミングTthを決定する方法について説明する。
まず、光パルス試験器100は、図5に示すステップS2と同様に、光伝送路TL監視光MLを出力する。
次いで、図4に示すステップS3と同様に、演算部11は、比較信号COMPを監視し、監視光MLを出力したタイミングを基準として、比較信号COMPが「0」から「1」に遷移するタイミングを検出する。この場合、光伝送路TLが破断していないことを前提として、戻り光BLの強度は光伝送路TLの終端TPに対応するタイミングで急激に低下する。よって、演算部11は、検出したタイミングT0を基準タイミングTthと決定することができる。演算部11は、基準タイミングTthを保持してもよいし、上記した記憶装置などに基準タイミングTthを示す情報を書き込み、必要に応じて基準タイミングTthを示す情報を読み出してもよい。また、上述したように、検出したタイミングから所定の値αだけ早いタイミングを基準タイミングTthとして保持してもよい。
実施の形態2
実施の形態2にかかる光伝送装置について説明する。ここでは、光パルス試験器100を用いて、光伝送路TLの長さが変化したことを検出する動作について説明する。
例えば、保守作業等によって、光パルス試験器の監視対象である光伝送路の長さが変化する場合が想定され得る。例えば光伝送路が交換されて長くなった場合、光パルス試験器100が図5及び6に示す動作を行うと、基準タイミングTthよりも遅いタイミングで光伝送戻り光BLの強度が急激に低下することとなる(すなわち、TF>Tth)。この場合、光パルス試験器100は、光伝送路TLの長さが長くなったことを自動的に検出することができる。
このとき、基準タイミングTthは、光伝送路TLの実際の長さに対応していないため、基準タイミングTthを修正する必要がある。この場合、光パルス試験器100は、基準タイミングTthをリセットし、実施の形態1で説明したように基準タイミングTthを自動的に決定することで、光伝送路TLの真の長さに対応する基準タイミングTthを決定することができる。
以上、本構成によれば、光伝送路TLの長さが変化した場合に、基準タイミングTthを自動的に再設定できる。
実施の形態3
実施の形態3にかかる光伝送装置について説明する。ここでは、光パルス試験器100を用いて、光伝送路TLに生じた障害のモードを判別する動作について説明する。光伝送路TLの障害モードとしては、光伝送路TLの破断と、破断ではないものの光伝送路TLの劣化などによって戻り光BLの強度が低下する障害が考え得る。この場合、光伝送路TLは破断しているわけではないものの、劣化が生じた位置で戻り光の強度が低下することが考え得る。
そのため、光伝送路TLの破断を検出するための初期の閾値電圧VthA(第1の閾値とも称する)と、光伝送路TLの劣化を検出するための初期の閾値電圧VthB(第3の閾値とも称する)とを設定し、VthA<VthBとすることで、障害モードの判別を行う。ここでは、閾値電圧VthBとして、光伝送路TLの終端TPにおける戻り光BLの強度に対応する検出信号VBの値を、閾値電圧VthBの値として設定する。
図9に、実施の形態3において光伝送路TLに破断が生じた場合の戻り光BLの強度変化を示す。図9に示すように、戻り光BLの強度は、破断が生じた位置(タイミングTA)で初期の閾値電圧VthAよりも小さくなる。この場合、図6と同様に、破断位置を高精度に検出することができる。
図10に、実施の形態3において光伝送路TLは破断していないが劣化が生じている場合の戻り光BLの強度変化を示す。図10に示すように、タイミングTBで、検出信号VBは閾値電圧VthBよりも小さくなるものの、閾値電圧VthAよりは大きなままである。ここでは、検出信号VBは閾値電圧VthBよりも小さくなるタイミングTBを、第2のタイミングとも称する。この場合、演算部11は、検出信号VBは閾値電圧VthBよりも小さくなるものの、閾値電圧VthAよりは大きなままであるタイミングが有ることを検出することで、劣化などの破断以外の障害が光伝送路TLで発生していることを検出できる。
つまり、本構成によれば、2つの初期の閾値電圧を好適に設定することで、光伝送路TLに生じる得る破断や劣化などの故障モードを切り分けて検出することが可能である。
実施の形態4
実施の形態4にかかる光伝送装置について説明する。ここでは、光パルス試験器100が光伝送路TLにおける光信号の瞬断を検出する動作について説明する。光伝送路TLでは、例えば落雷の影響などにより、光信号の瞬断が発生することがある。本実施の形態では、戻り光BLの強度を監視することで、光信号の瞬断を検出する。
光伝送路TLが破断した場合には戻り光BLの強度は継続的に大きく低下するのに対し、光信号の瞬断が発生した場合には、戻り光BLの強度は一時的に低下する。よって、戻り光BLの強度の一時的な低下を検出することで、光信号の瞬断を検出できると考えられる。
上述の実施の形態で説明したように、光パルス試験器100は、光伝送路TLを常時監視するため、継続的にタイミングTFを検出している。光伝送路TLが破断した場合には、破断が発生した時点から、タイミングTFは基準タイミングTthよりも早いタイミング(TF<Tth)となる。その後、光伝送路TLの監視を継続しても、タイミングTFは基準タイミングTthよりも早いタイミング(TF<Tth)のままとなる。
これに対し、光伝送路TLで光信号の瞬断が発生した場合には、タイミングTFは光伝送路TLが破断した場合とは異なる変動を示す。図11に、光信号の瞬断が発生したときの戻り光BLの強度と、光信号の瞬断から回復したときの戻り光の強度と、を示す。光伝送路TLで光信号の瞬断が発生した場合には、瞬断が発生した時点でのタイミングTFは、基準タイミングTthよりも早いタイミング(TF<Tth)となる。その後、瞬断が回復すると、戻り光BLは途中で弱まることなく光伝送路TLの終端TPに到達するので、タイミングTFの値が増大して、基準タイミングTthと同じ又は基準タイミングTthよりも遅いタイミング(TF≧Tth)となる。
よって、光パルス試験器100は、タイミングTFが一旦基準タイミングTthよりも早いタイミング(TF<Tth)となった後に、タイミングTFの値が増大して基準タイミングTthと同じ又は基準タイミングTthよりも遅いタイミング(TF≧Tth)となった場合には、光伝送路TLでは、破断ではなく、光信号の瞬断が生じたことを検出することができる。
光信号の瞬断の発生及び解消を検出した場合、光パルス試験器100は、例えば監視制御装置1001などに光信号の瞬断が発生したことを通知してもよい。また、光パルス試験器100は、光信号の瞬断は既に解消されたことを併せて通知してもよい。
本構成によれば、光信号の瞬断の発生を、光伝送路TLの破断や劣化と区別して検出することができる。これにより、瞬断の発生を通知されたユーザ等は、光伝送路TLの破断や劣化と異なり、保守作業を必要としない一時的な現象であることを認識できる。
なお、同じ光伝送路で頻繁に光信号の瞬断が生じる場合には、破断や劣化などの障害対策とは別に、瞬断の原因を取り除く措置を取ることも可能となる。
実施の形態5
実施の形態5にかかる光伝送装置について説明する。ここでは、光パルス試験器100において、検出信号VBの増分ΔVの決定について説明する。光伝送路TLが破断した場合、破断した断面の状態によっては、監視光が端面で反射されることで、戻り光にピークが生じる場合がある。
図12に、光伝送路TLが破断した断面と監視光の反射との関係を示す。破断面が光伝送路TLの延在方向に対して傾いている場合、監視光MLの一部は、光伝送路TLの延在方向と平行ではない方向に反射されるため、戻り光BLに含まれる反射光RLの影響は小さくなる。これに対し、破断面が光伝送路TLの延在方向に対して垂直な場合、監視光MLは逆方向に反射されるので、戻り光BLの強度には、反射光RLの影響によるピークが生じる。
図13に、反射光の影響によって戻り光BLの強度変化に生じるピークを示す。図13に示すように、光伝送路TLが破断している位置に対応するタイミングで、戻り光BLの強度には、反射光RLの影響によってピークPBが生じる。このピークPBは、破断面で反射された戻り光によって生じるものであるため、比較的幅が狭い、鋭いピークとなる。
本実施の形態では、検出信号VBの増分ΔVに対応する時間差ΔTがピークPBの幅よりも十分大きくなるように増分ΔVを設定することで、ピークPBの影響を受けることなく、実施の形態1と同様に破断位置を検出することができる。
なお、図13に示すタイミングTi+1がピークPBと重なった場合でも、変化率Rはより大きな値となる。しかしながら、その後に変化率が小さくなるタイミングを検出することで、実施の形態1と同様に破断位置を高精度に検出することができる。
また、図13に示すタイミングTがピークPBと重なった場合でも、変化率Rが小さな値となる。その結果、ピークPBと重なっていないタイミングTi+1に対応する位置を破断位置として検出することができる。
実施の形態6
実施の形態6にかかる光伝送装置について説明する。図14に、実施の形態6にかかる光パルス試験器600の構成を模式的に示す。光パルス試験器600は、実施の形態1にかかる光パルス試験器100の処理部1を処理部7に置換し、比較器5をアナログ/デジタル(A/D)変換器8に置換した構成を有する。
A/D変換器8は、増幅器42が出力するアナログ信号である検出信号VBを、デジタル信号である出力信号DATに変換する。
処理部7は、処理部1の演算部11を演算部71に置換し、閾値電圧制御部13を除去した構成を有する。
演算部71は、検出信号VBの値を示すデジタル信号である出力信号DATを参照して、出力信号DATと所定の閾値との比較を行う。すなわち、上述の実施の形態で説明したように、比較器5が行っていた検出信号VBと閾値電圧Vthとを比較するアナログ信号処理を、デジタル信号に置き換えた同等の処理によって行うことができる。
以上、本構成によれば、上述の実施の形態にかかる光パルス試験器100と同様の動作を行うことができる。また、本構成では、演算部71でのデータ処理によって上述の実施の形態にかかる光パルス試験器100と同様の処理を行うことができるので、データ処理を行うプログラムやパラメータを変更すること、容易に閾値の変更等を行うことが可能である。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態にかかる処理部、光源及び光検出部の構成は例示に過ぎず、適宜他の構成としてもよい。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)監視光を出力する光源と、光伝送路からの戻り光を検出し、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力する光検出部と、前記光源から入力する前記監視光を前記光伝送路へ出力し、前記光伝送路から入力する前記戻り光を前記光検出部へ出力する光合分波器と、前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出する処理部と、を有し、前記処理部は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、 第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出する、光パルス試験器。
(付記2)前記第1の期間における前記第2の閾値は、前記第2の期間における前記第1の閾値と同じ値である、付記1に記載の光パルス試験器。
(付記3)iを0以上の整数、前記検出信号の値が前記第1の閾値であるVthよりも小さくなるタイミングをT、前記検出信号の値が前記第2の閾値であるVthi+1よりも小さくなるタイミングをTi+1、前記第1の閾値であるVthと前記第2の閾値であるVthi+1との差の絶対値をΔV、i=0のときの前記第1の閾値であるVthの初期値をVth0、と定義したとき、前記第2の閾値Vthは、Vthi+1=Vth+ΔV又はVthi+1=Vth−ΔVである、付記1又は2に記載の光パルス試験器。
(付記4)iが1以上の場合に、前記第1の期間における前記第1の変化率をRi−1、前記第2の期間における前記第1の変化率をRと定義したとき、前記第2の変化率ΔRは、ΔR=|R−Ri−1|である、付記3に記載の光パルス試験器。
(付記5)前記処理部は、前記第2の変化率ΔRが前記変化率閾値よりも大きくなったとき、Vthi+1=Vth+ΔVである場合には、前記第1のタイミングに対応する位置を前記光伝送路の破断位置として検出し、Vthi+1=Vth−ΔVである場合には、前記第2のタイミングに対応する位置を前記光伝送路の破断位置として検出する、付記4に記載の光パルス試験器。
(付記6)前記処理部は、前記検出信号が前記第1の閾値よりも大きく、かつ、第3の閾値よりも小さい場合に、破断とは異なる障害が前記光伝送路で発生したことを検出する、付記2に記載の光パルス試験器。
(付記7)前記処理部は、前記検出信号が前記第1の閾値よりも大きく、かつ、前記第3の閾値よりも小さい場合に、前記光伝送路が劣化したことを検出する、付記6に記載の光パルス試験器。
(付記8)前記処理部は、前記検出信号が前記第3の閾値よりも小さくなり、その後前記検出信号が前記第3の閾値よりも大きくなった場合に、前記光伝送路で伝送される光信号の瞬断が発生したことを検出する、付記6に記載の光パルス試験器。
(付記9)前記第3の閾値は、前記光伝送路の終端における戻り光の強度に対応する値である、付記7又は8に記載の光パルス試験器。
(付記10)前記処理部は、予め設定された前記光伝送路の長さよりも遠い位置から戻り光が返ってくる場合、破断位置として検出した位置と前記光パルス試験器との間の距離を、前記光伝送路の長さとして設定する、付記1乃至9のいずれか一つに記載の光パルス試験器。
(付記11)光伝送路へ監視光を出力し、前記光伝送路からの戻り光を検出して、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力し、前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出するにあたり、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出する、光伝送路の試験方法。
(付記12)光信号を送受信する第1の光伝送装置と、光信号を送受信する第2の光伝送装置と、前記第1の光伝送装置と前記第2の光伝送装置とを接続する光伝送路と、前記第1の光伝送装置に接続され、前記光伝送路の試験を行う光パルス試験器と、を有し、前記光パルス試験器は、監視光を出力する光源と、前記光伝送路からの戻り光を検出し、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力する光検出部と、前記光源から入力する前記監視光を前記光伝送路へ出力し、前記光伝送路から入力する前記戻り光を前記光検出部へ出力する光合分波器と、前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出する処理部と、を有し、前記処理部は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出する、光伝送路の試験システム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2018年8月30日に出願された日本出願特願2018−161342を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、7 処理部
2 光源
3 光合分波器
4 光検出部
5 比較器
6 閾値電圧生成部
8 A/D変換器
11 演算部
12 パルス発生器
13 閾値電圧制御部
14 タイマ
21 LDモジュール
22 駆動回路
41 受光素子
42 増幅器
71 演算部
100、200、300、600 光パルス試験器
1000 光通信ネットワーク
1001 監視制御装置
BL 戻り光
CB 電流信号
COMP 比較信号
CON1、CON2 制御信号
M1、M2 波長フィルタ
ML 監視光
P11〜P13、P21〜P23 ポート
TL 光伝送路
TP 終端
TR1、TR2 光伝送装置
TS1、TS2 端局
VB 検出信号

Claims (12)

  1. 監視光を出力する光源と、
    光伝送路からの戻り光を検出し、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力する光検出部と、
    前記光源から入力する前記監視光を前記光伝送路へ出力し、前記光伝送路から入力する前記戻り光を前記光検出部へ出力する光合分波器と、
    前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出する処理部と、を備え、
    前記処理部は、
    前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、
    第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出する、
    光パルス試験器。
  2. 前記第1の期間における前記第2の閾値は、前記第2の期間における前記第1の閾値と同じ値である、
    請求項1に記載の光パルス試験器。
  3. iを0以上の整数、
    前記検出信号の値が前記第1の閾値であるVthよりも小さくなるタイミングをT
    前記検出信号の値が前記第2の閾値であるVthi+1よりも小さくなるタイミングをTi+1
    前記第1の閾値であるVthと前記第2の閾値であるVthi+1との差の絶対値をΔV
    i=0のときの前記第1の閾値であるVthの初期値をVth0、と定義したとき、
    前記第2の閾値Vthは、Vthi+1=Vth+ΔV又はVthi+1=Vth−ΔVである、
    請求項1又は2に記載の光パルス試験器。
  4. iが1以上の場合に、
    前記第1の期間における前記第1の変化率をRi−1
    前記第2の期間における前記第1の変化率をRと定義したとき、
    前記第2の変化率ΔRは、ΔR=|R−Ri−1|である、
    請求項3に記載の光パルス試験器。
  5. 前記処理部は、前記第2の変化率ΔRが前記変化率閾値よりも大きくなったとき、
    Vthi+1=Vth+ΔVである場合には、前記第1のタイミングに対応する位置を前記光伝送路の破断位置として検出し、
    Vthi+1=Vth−ΔVである場合には、前記第2のタイミングに対応する位置を前記光伝送路の破断位置として検出する、
    請求項4に記載の光パルス試験器。
  6. 前記処理部は、前記検出信号が前記第1の閾値よりも大きく、かつ、第3の閾値よりも小さい場合に、破断とは異なる障害が前記光伝送路で発生したことを検出する、
    請求項2に記載の光パルス試験器。
  7. 前記処理部は、前記検出信号が前記第1の閾値よりも大きく、かつ、前記第3の閾値よりも小さい場合に、前記光伝送路が劣化したことを検出する、
    請求項6に記載の光パルス試験器。
  8. 前記処理部は、前記検出信号が前記第3の閾値よりも小さくなり、その後前記検出信号が前記第3の閾値よりも大きくなった場合に、前記光伝送路で伝送される光信号の瞬断が発生したことを検出する、
    請求項6に記載の光パルス試験器。
  9. 前記第3の閾値は、前記光伝送路の終端における戻り光の強度に対応する値である、
    請求項7又は8に記載の光パルス試験器。
  10. 前記処理部は、予め設定された前記光伝送路の長さよりも遠い位置から戻り光が返ってくる場合、破断位置として検出した位置と前記光パルス試験器との間の距離を、前記光伝送路の長さとして設定する、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光パルス試験器。
  11. 光伝送路へ監視光を出力し、
    前記光伝送路からの戻り光を検出して、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力し、
    前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出するにあたり、
    前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、
    第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出する、
    光伝送路の試験方法。
  12. 光信号を送受信する第1の光伝送装置と、
    光信号を送受信する第2の光伝送装置と、
    前記第1の光伝送装置と前記第2の光伝送装置とを接続する光伝送路と、
    前記第1の光伝送装置に接続され、前記光伝送路の試験を行う光パルス試験器と、を備え、
    前記光パルス試験器は、
    監視光を出力する光源と、
    前記光伝送路からの戻り光を検出し、前記戻り光の強度を示す検出信号を出力する光検出部と、
    前記光源から入力する前記監視光を前記光伝送路へ出力し、前記光伝送路から入力する前記戻り光を前記光検出部へ出力する光合分波器と、
    前記検出信号の値が第1の閾値よりも小さくなる第1のタイミングを検出し、前記検出信号の値が前記第1の閾値とは異なる第2の閾値よりも小さくなる第2のタイミングを検出し、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の期間での前記検出信号の変化率である第1の変化率を算出する処理部と、を備え、
    前記処理部は、
    前記第1の閾値及び前記第2の閾値を変化させることで、複数の期間について前記第1の変化率を求め、
    第1の期間における前記第1の変化率と、前記第1の期間に隣接する第2の期間での前記第1の変化率と、の間の変化率を示す第2の変化率が変化率閾値よりも大きい場合に、前記第1の期間における前記第1のタイミング及び前記第2のタイミングのいずれかに対応する位置を、前記光伝送路の破断位置として検出する、
    光伝送路の試験システム。
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