JPWO2020026396A1 - 報知装置および報知方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、道路の被害状況に応じた適切な情報を報知することが可能な報知装置および報知方法を提供することを目的とする。本発明による報知装置は、道路情報を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、複数の通信端末の位置情報を時系列で収集する位置情報収集部と、少なくとも位置情報収集部が収集した時系列の位置情報に基づいて、各通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定する車両内外判定部と、地図情報取得部が取得した地図情報、位置情報収集部が収集した時系列の位置情報、および車両内外判定部が判定した結果に基づいて、各通信端末が存在している道路の道路被害を推定する道路被害推定部と、道路被害推定部が推定した道路被害を報知する報知部とを備える。

Description

本発明は、災害発生時の道路の被害状況を報知する報知装置および報知方法に関する。
従来、ナビゲーション装置またはスマートフォンから取得した位置情報および当該位置情報に対応する道路を撮影した映像を収集し、道路の交通渋滞または通行止めなど車両の走行に関わる情報を配信する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−76078号公報
災害が発生すると、いつも通行している道路が通行不可能になる場合があり、運転者は車両から降りて徒歩で避難しなければならない状況が考えられ得る。しかし、従来では、災害発生時に道路を通行できるのか否かなど道路の被害状況を知ることができなかった。すなわち、道路の被害状況に応じた適切な情報を運転者などに報知することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、道路の被害状況に応じた適切な情報を報知することが可能な報知装置および報知方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による報知装置は、道路情報を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、複数の通信端末の位置情報を時系列で収集する位置情報収集部と、少なくとも位置情報収集部が収集した時系列の位置情報に基づいて、各通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定する車両内外判定部と、地図情報取得部が取得した地図情報、位置情報収集部が収集した時系列の位置情報、および車両内外判定部が判定した結果に基づいて、各通信端末が存在している道路の道路被害を推定する道路被害推定部と、道路被害推定部が推定した道路被害を報知する報知部とを備える。
また、本発明による報知方法は、道路情報を含む地図情報を取得し、複数の通信端末の位置情報を時系列で収集し、少なくとも収集した時系列の位置情報に基づいて、各通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定し、取得した地図情報、収集した時系列の位置情報、および判定した結果に基づいて、各通信端末が存在している道路の道路被害を推定し、推定した道路被害を報知する。
本発明によると、報知装置は、道路情報を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、複数の通信端末の位置情報を時系列で収集する位置情報収集部と、少なくとも位置情報収集部が収集した時系列の位置情報に基づいて、各通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定する車両内外判定部と、地図情報取得部が取得した地図情報、位置情報収集部が収集した時系列の位置情報、および車両内外判定部が判定した結果に基づいて、各通信端末が存在している道路の道路被害を推定する道路被害推定部と、道路被害推定部が推定した道路被害を報知する報知部とを備えるため、道路の被害状況に応じた適切な情報を報知することが可能となる。
また、報知方法は、道路情報を含む地図情報を取得し、複数の通信端末の位置情報を時系列で収集し、少なくとも収集した時系列の位置情報に基づいて、各通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定し、取得した地図情報、収集した時系列の位置情報、および判定した結果に基づいて、各通信端末が存在している道路の道路被害を推定し、推定した道路被害を報知するため、道路の被害状況に応じた適切な情報を報知することが可能となる。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の実施の形態による報知装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による報知装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による報知装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による報知装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による報知装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による報知装置の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態>
<構成>
図1は、本発明の実施の形態による報知装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1では、本実施の形態による報知装置を構成する必要最小限の構成を示している。
図1に示すように、報知装置1は、地図情報取得部2と、位置情報収集部3と、車両内外判定部4と、道路被害推定部5と、報知部6とを備えている。地図情報取得部2は、道路情報を含む地図情報を取得する。位置情報収集部3は、複数の通信端末の位置情報を時系列で収集する。車両内外判定部4は、少なくとも位置情報収集部3が収集した時系列の位置情報に基づいて、各通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定する。道路被害推定部5は、地図情報取得部2が取得した地図情報、位置情報収集部3が収集した時系列の位置情報、および車両内外判定部4が判定した結果に基づいて、各通信端末が存在している道路の道路被害を推定する。報知部6は、道路被害推定部5が推定した道路被害を報知する。
次に、図1に示す報知装置1を含む報知装置の他の構成について説明する。
図2は、他の構成に係る報知装置7の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、報知装置7は、地図情報取得部2と、位置情報収集部3と、車両内外判定部4と、道路被害推定部5と、報知部6と、地図情報記憶部8と、位置情報記憶部9と、通信端末情報取得部10と、車両情報取得部11と、道路被害情報記憶部12と、通信インタフェース部13とを備えている。通信インタフェース部13は、通信ネットワーク14を介して通信端末15a〜15dと通信可能に接続されている。通信端末15aは、車両16a内に存在している。通信端末15bは、車両16b内に存在している。通信端末15cは、車両外に存在しているユーザ17aが所持している。通信端末15dは、車両外に存在しているユーザ17bが所持している。以下では、通信端末15a〜15dを総称して通信端末15ともいう。車両16aおよび車両16bを総称して車両16ともいう。ユーザ17aおよびユーザ17bを総称してユーザ17ともいう。
地図情報取得部2は、道路情報を含む地図情報を取得する。なお、地図情報取得部2は、外部から通信ネットワーク14を介して地図情報を取得してもよく、報知装置7に装着された図示しない記憶媒体から地図情報を取得してもよい。
地図情報記憶部8は、例えばハードディスク(Hard Disk Drive:HDD)または半導体メモリ等の記憶装置から構成されており、地図情報取得部2が取得した地図情報を記憶している。地図情報記憶部8は、報知装置7の外部に設けてもよい。
位置情報収集部3は、通信インタフェース部13を介して、各通信端末15から当該各通信端末15の位置情報を時系列で収集し、位置情報記憶部9に記憶する。このとき、位置情報収集部3は、位置情報とともに、各通信端末15を識別するID(Identification)も取得する。なお、各通信端末15は、例えばGPS(Global Positioning System)など、自身の現在の位置情報を取得する機能を有しているものとする。
位置情報記憶部9は、例えばハードディスクまたは半導体メモリ等の記憶装置から構成されており、位置情報収集部3が収集した各通信端末15の位置情報を時系列で記憶している。具体的には、位置情報記憶部9は、各通信端末15のIDに応じて、各通信端末15の位置情報と当該位置情報取得した時刻情報とを記憶している。なお、時刻情報は、各通信端末15が位置情報を取得した時の時刻情報であってもよく、位置情報収集部3が各通信端末15から位置情報を収集した時の時刻情報であってもよい。位置情報記憶部9は、報知装置7の外部に設けてもよい。
通信端末情報取得部10は、通信インタフェース部13を介して、各通信端末15から当該各通信端末15に関する情報である通信端末情報を取得する。例えば、通信端末情報取得部10は、各通信端末15に設けられている物理量測定センサの測定結果を通信端末情報として取得する。物理量測定センサとしては、例えば、歩行者の歩数を測定する歩数計などが挙げられる。
車両情報取得部11は、各通信端末15が存在している車両に関する情報である車両情報を取得する。車両情報としては、例えば、車種、車速、車両の現在位置を示す位置情報などが挙げられる。
車両内外判定部4は、少なくとも位置情報記憶部9に記憶されている各通信端末15の時系列の位置情報に基づいて、各通信端末15が車両内外のいずれに存在しているのかを判定する。また、車両内外判定部4は、通信端末情報取得部10が取得した通信端末情報、および車両情報取得部11が取得した車両情報の少なくとも1つをさらに考慮して判定することもできる。車両内外判定部4による車両内外の判定の詳細については後述する。
道路被害推定部5は、地図情報記憶部8に記憶されている地図情報、位置情報記憶部9に記憶されている各通信端末15の時系列の位置情報、および車両内外判定部4が判定した結果に基づいて、各通信端末15が存在している道路の道路被害を推定する。具体的には、道路被害推定部5は、道路被害が発生した場所、および道路被害の状況などを推定する。道路被害推定部5が推定した結果は、道路被害情報として道路被害情報記憶部12に記憶される。道路被害推定部5による道路被害の推定の詳細については後述する。
道路被害情報記憶部12は、例えばハードディスクまたは半導体メモリ等の記憶装置から構成されており、道路被害推定部5が推定した結果を道路被害情報として記憶している。なお、道路被害情報記憶部12は、報知装置7の外部に設けてもよい。
報知部6は、通信インタフェース部13を介して、道路被害情報記憶部12に記憶されている道路被害情報を外部に報知する。例えば、報知部6は、通信端末15、または車両16に搭載されているナビゲーション装置に対して道路被害情報を報知する。この場合、通信端末15またはナビゲーション装置の表示部には道路被害情報が表示される。なお、報知部6は、通信端末15またはナビゲーション装置などの外部からの要求に応じて道路被害情報を報知してもよく、道路被害情報記憶部12に新たな道路被害情報が記憶されると、当該道路被害情報を通信端末15またはナビゲーション装置などの外部に自動的に報知してもよい。
図3は、報知装置7のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
報知装置7における地図情報取得部2、位置情報収集部3、車両内外判定部4、道路被害推定部5、報知部6、通信端末情報取得部10、車両情報取得部11、および通信インタフェース部13の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、報知装置7は、地図情報を取得し、位置情報を時系列で収集し、各通信端末15が車両内外のいずれに存在しているのかを判定し、道路被害を推定し、道路被害情報を外部に報知し、車両情報を取得し、外部と通信を行うための処理回路を備える。処理回路は、メモリ19に格納されたプログラムを実行するプロセッサ18(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
報知装置7における地図情報取得部2、位置情報収集部3、車両内外判定部4、道路被害推定部5、報知部6、通信端末情報取得部10、車両情報取得部11、および通信インタフェース部13の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ19に格納される。処理回路は、メモリ19に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、報知装置7は、地図情報を取得するステップ、位置情報を時系列で収集するステップ、各通信端末15が車両内外のいずれに存在しているのかを判定するステップ、道路被害を推定するステップ、道路被害情報を外部に報知するステップ、車両情報を取得するステップ、外部と通信を行うステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ19を備える。また、これらのプログラムは、地図情報取得部2、位置情報収集部3、車両内外判定部4、道路被害推定部5、報知部6、通信端末情報取得部10、車両情報取得部11、および通信インタフェース部13の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、DVD等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
<動作>
以下では、車両内外判定部4による車両内外判定処理と、道路被害推定部5による道路被害推定処理とについて説明する。
<車両内外判定処理>
図4は、報知装置7の動作の一例を示すフローチャートであり、車両内外判定部4による車両内外判定処理を示している。
ステップS101において、車両内外判定部4は、通信端末ステータスを「車両外」に設定する。通信端末ステータスとは、各通信端末15が車両内外のいずれに存在しているのかを示す情報である。ここで設定される通信端末ステータスは、デフォルトの情報であり、通信端末ステータスを「車両内」に設定してもよい。
ステップS102において、車両内外判定部4は、一の通信端末15から、当該通信端末15の位置情報およびIDを取得する。具体的は、車両内外判定部4は、通信端末15の現在の位置情報およびIDを取得する。これらの情報は、通信端末情報取得部10が通信インタフェース部13を介して通信端末15から取得した情報である。車両内外判定部4による判定の対象となる通信端末15は、報知装置7が通信インタフェース部13を介して通信可能な全ての通信端末15である。すなわち、車両内外判定部4は、報知装置7と通信可能な全ての通信端末15について、車両内外のいずれに存在しているのかを判定する。
ステップS103において、車両内外判定部4は、ステップS102で取得したIDに対応する通信端末15について、位置情報記憶部9から過去の時系列の位置情報を取得する。
ステップS104において、車両内外判定部4は、ステップS102で取得したIDに対応する通信端末15の通信端末ステータスが「車両外」であるか否かを判断する。通信端末ステータスが「車両外」でない場合は、ステップS105に移行する。一方、通信端末ステータスが「車両外」である場合は、ステップS108に移行する。
ステップS105において、車両内外判定部4は、ステップS102で取得したIDに対応する通信端末15が車両外条件を満足しているか否かを判断する。車両外条件を満足していない場合は、ステップS106に移行する。一方、車両外条件を満足している場合は、ステップS107に移行する。
ここで、車両外条件について説明する。車両外条件とは、通信端末15が車両外に存在していると判断するための条件である。例えば、通信端末15が予め定められた車両の挙動以外の動きをしたとき、当該通信端末15は車両外に存在していると判断してもよい。車両の挙動としては、車両の旋回などが挙げられる。通信端末15が車両の旋回半径よりも小さな半径を旋回する動きをしたとき、当該通信端末15は車両外に存在していると判断することができる。この場合、車両内外判定部4は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、予め定められた車両の旋回半径とに基づいて判断を行う。
通信端末15が歩行者特有の動きをしたとき、当該通信端末15は車両外に存在していると判断してもよい。歩行者特有の動きとしては、歩行ペースに応じた歩行者の上下方向の動き、または歩行者の急激な方向転換などが挙げられる。この場合、車両内外判定部4は、通信端末15に設けられている物理量測定センサの測定結果に基づいて、歩行ペースに応じた歩行者の上下方向の動きであるか否かを判断する。また、車両内外判定部4は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報などに基づいて、歩行者が急激な方向転換をしたか否かを判断する。
通信端末15が車両の車幅以上の左右方向に動いたとき、当該通信端末15は車両外に存在していると判断してもよい。この場合、車両内外判定部4は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、車両の車幅とに基づいて判断する。なお、車両の車幅の情報は、車両内外判定部4が車種に対応する一般的な車両の車幅の情報を保持してもよく、車両情報取得部11が車両16から車両情報として車幅の情報を取得してもよい。車種としては、例えば、大型、小型、自動二輪などが挙げられる。
通信端末15が車道以外を移動したとき、当該通信端末15は車両外に存在していると判断してもよい。この場合、車両内外判定部4は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、地図情報記憶部8に記憶されている地図情報とに基づいて判断する。
通信端末15の移動速度が停車に近い速度となり、かつ当該通信端末15が車両内では実現できない動きをしたとき、当該通信端末15は車両外に存在していると判断してもよい。通信端末15の移動速度は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報から求めることができる。また、通信端末15が車両内では実現できない動きとしては、例えば上記で説明した通信端末15の動きであってもよい。
図4の説明に戻り、ステップS106において、車両内外判定部4は、通信端末ステータスを「車両内」に設定する。ステップS107において、車両内外判定部4は、通信端末ステータスを「車両外」に設定する。
ステップS108において、車両内外判定部4は、ステップS102で取得したIDに対応する通信端末15が車両内条件を満足しているか否かを判断する。車両内条件を満足していない場合は、ステップS109に移行する。一方、車両内条件を満足している場合は、ステップS110に移行する。
ここで、車両内条件について説明する。車両内条件とは、通信端末15が車両内に存在していると判断するための条件である。例えば、通信端末15が予め定められた速度以上で移動しているとき、当該通信端末15は車両内に存在していると判断してもよい。予め定められた速度とは、人間が移動可能でない速度のことをいい、例えば時速15km以上であってもよい。この場合、車両内外判定部4は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報から通信端末15の移動速度を求める。
通信端末15が予め定められた車両の挙動に従った動きをしたとき、当該通信端末15は車両内に存在していると判断してもよい。車両内外判定部4は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、予め定められた車両の挙動とに基づいて判断する。
図4の説明に戻り、ステップS109において、車両内外判定部4は、通信端末ステータスを「車両外」に設定する。ステップS110において、車両内外判定部4は、通信端末ステータスを「車両内」に設定する。
<道路被害推定処理>
図5は、報知装置7の動作の一例を示すフローチャートであり、道路被害推定部5による道路被害推定処理を示している。
ステップS201において、道路被害推定部5は、道路ステータスを「異常なし」に設定する。道路ステータスとは、道路の状態を示す情報であり、具体的には、道路に被害がない、車両は道路を通行不可能であるが歩行者は道路を通行可能である、または車両および歩行者は道路を通行不可能であるといった情報を含む。ここで設定される道路ステータスは、デフォルトの情報である。道路ステータスが「異常なし」とは、道路に被害がないことを示している。
ステップS202において、道路被害推定部5は、車両内通信端末が停滞している箇所があるか否かを判断する。車両内通信端末とは、車両内に存在している通信端末15のことをいい、車両内外判定部4が通信端末ステータスを「車両内」と設定した通信端末15のことをいう。以下では、車両内に存在している通信端末15のことを車両内通信端末ともいう。具体的には、道路被害推定部5は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、地図情報記憶部8に記憶されている地図情報とに基づいて、車両内通信端末が停滞している箇所があるか否かを判断する。車両内通信端末が停滞している箇所がある場合は、ステップS203に移行する。一方、車両内通信端末が停滞している箇所がない場合は、ステップS204に移行する。
ステップS203において、道路被害推定部5は、道路ステータスを「異常なし」に設定する。
ステップS204において、道路被害推定部5は、ステップS202で車両内通信端末が停滞していると判断された箇所において、車両外通信端末が道路上を移動しているか否かを判断する。車両外通信端末とは、車両外に存在している通信端末15のことをいい、車両内外判定部4が通信ステータスを「車両外」と設定した通信端末15のことをいう。以下では、車両外に存在している通信端末15のことを車両外通信端末ともいう。具体的には、道路被害推定部5は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、地図情報記憶部8に記憶されている地図情報とに基づいて、車両外通信端末が道路上を移動しているか否かを判断する。車両外通信端末が道路上を移動していない場合は、ステップS205に移行する。一方、車両外通信端末が道路上を移動している場合は、ステップS206に移行する。
ステップS205において、道路被害推定部5は、道路ステータスを「車両走行および走行不可」に設定する。道路ステータスが「車両走行および走行不可」とは、車両および歩行者は道路を通行不可能であることを示している。
ステップS206において、道路被害推定部5は、道路ステータスを「車両走行不可、歩行可」に設定する。道路ステータスが「車両走行不可、歩行可」とは、車両は道路を通行不可能であるが、歩行者は道路を通行可能であることを示している。
ステップS207において、道路被害推定部5は、ステップS203、ステップS205、またはステップS206で設定した道路ステータスを道路被害情報として道路被害情報記憶部12に記憶する。その後、報知部6は、通信インタフェース部13を介して、道路被害情報記憶部12に記憶されている道路被害情報を外部に報知する。
<報知例>
通信端末15、または車両16に搭載されているナビゲーション装置は、報知装置7の報知部6から道路被害情報を受信すると、地図上に道路被害の状況を示す情報を表示する。通信端末15またはナビゲーション装置のユーザは、地図上に表示された道路被害の状況を見ることによって、どこに避難すればよいのか、または車両16を放棄して徒歩で避難すべきかの判断をすることができる。以下では、報知部6による報知の一例について、図6〜10を用いて説明する。図6〜10では、車両16に搭載されているナビゲーション装置の表示部に道路被害情報を表示する場合について示している。
図6は、道路に被害がないことを示す表示の一例を示している。図6において、自車位置25は、ナビゲーション装置を搭載している車両16の現在位置を示している。領域21は、領域20よりも高度が高い。高台22,23,24は、領域21よりも高度が高い。この場合、ユーザは、道路に被害がないと判断することができる。
図7は、車両および歩行者は道路を通行不可能であることを示す表示の一例を示している。図7において、オブジェクト26は、道路が破損している箇所を示している。オブジェクト27は、車両および歩行者が通行不可能であることを示している。この場合、ユーザは、高台22方面へは通行できないと判断することができる。
図8は、車両は道路を通行不可能であるが、歩行者は道路を通行可能であることを示す表示の一例を示している。図8において、オブジェクト28は、徒歩での移動が可能であることを示している。なお、オブジェクト28は、点滅させてもよい。この場合、ユーザは、高台22へは車両では通行不可能であるが、徒歩では通行可能であると判断することができる。
図9は、図7の他の表示の一例を示している。図9において、オブジェクト29は、車両および歩行者が通行不可能であること示すアイコンである。この場合、ユーザは、一目見るだけで高台22方面へは通行できないと判断することができる。
図10は、図8の他の表示の一例を示している。図10において、オブジェクト30は、車両は通行不可能であるが、徒歩での移動が可能であることを示すアイコンである。この場合、ユーザは、一目見るだけで高台22へは車両では通行不可能であるが、徒歩では通行可能であると判断することができる。
<変形例1>
図11は、車両16に搭載されているナビゲーション装置の表示部に道路被害情報を表示する一例を示している。図11において、オブジェクト32は、渋滞を示している。具体的には、道路被害推定部5は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、地図情報記憶部8に記憶されている地図情報とに基づいて、複数の車両内通信端末が一定の距離に渡って停滞している場所は渋滞していると判断する。
オブジェクト33は、Uターン可能な限界地点を示しており、オブジェクト33が示す地点から高台23側では、車両16がUターンできないことを示している。具体的には、道路被害推定部5は、位置情報記憶部9に記憶されている時系列の位置情報と、地図情報記憶部8に記憶されている地図情報とに基づいて、車両内通信端末が道路を引き返す動きをしたとき、当該引き返した地点よりも高台23側では車両16がUターンできないと判断してもよい。
車両外通信端末が渋滞の途中から徒歩で移動している場合は、徒歩での移動が可能であることを示すオブジェクト31を表示してもよい。
上記より、ユーザは、高台22へは通行できないと判断することができる。また、ユーザは、高台23へは渋滞のため車両16では通行できないと判断することができる。
<変形例2>
道路被害推定部5は、車両内通信端末が道路で停滞し、車両外通信端末が道路を移動せず道路以外を移動しているとき、車両および歩行者は道路を通行不可能であるが、歩行者は道路以外を通行可能であると推定してもよい。
図12は、車両16に搭載されているナビゲーション装置の表示部に道路被害情報を表示する一例を示している。図12において、オブジェクト34は、渋滞を示している。オブジェクト35は、徒歩で高台22への移動が可能であることを示している。なお、オブジェクト35は、点滅させてもよい。
上記より、ユーザは、高台23へは渋滞のため車両では通行不可能であるが、高台22へは徒歩で移動することが可能であると判断することができる。
<変形例3>
道路被害推定部5は、予め定められた範囲内における予め定められた割合以上の通信端末15の電源がオフになったとき、当該範囲内は甚大な被害を受けたと推定してもよい。具体的には、道路被害推定部5は、一斉に複数の通信端末15の電源がオフになったとき、当該複数の通信端末15が存在している範囲内は甚大な被害を受けたと推定してもよい。
図13は、車両16に搭載されているナビゲーション装置の表示部に道路被害情報を表示する一例を示している。図13において、オブジェクト36は、甚大な被害を受けた領域を示している。
上記より、ユーザは、高台22および高台23へ向かうことは不可能であるため、高台24へ向かえば良いと判断することができる。
なお、道路被害推定部5が、上記の甚大な被害を受けた範囲を時系列で推定することによって、今後の被害範囲を予測することができる。例えば、通信端末15またはナビゲーション装置の表示に表示されている地図上に過去、現在、および未来における被害範囲を表示してもよい。
通信インフラが破壊された場合は、通信端末15と報知装置7との通信ができなくなる。道路被害推定部5は、通信インフラが正常か否かの情報を取得し、他の通信インフラが正常であるにもかかわらず通信端末15の電源がオフの場合は、「甚大な被害を受けるほどの災害が発生した」と判断し、通信インフラが正常でない場合は、「甚大な被害を受けるほどの災害が発生した可能性がある」と判断してもよい。
<変形例4>
車両16が自動運転可能な車両であり、かつ運転者の状態を検出するドライバセンシング装置を設けている場合、運転者がパニックを起こしているときは、適切な方向に車両16を自動運転で移動させるようにしてもよい。例えば、図8において、車両16を高台24へ自動運転で移動させるようにしてもよい。
上記より、運転者が運転できない状態になった場合であっても、車両16を適切な場所に移動させることができる。
<変形例5>
道路被害推定部5は、車両情報取得部11が取得した車両情報に含まれている車種に基づいて、車種に対応する予め定められた車幅以上の車両内に存在している車両内通信端末が停滞しているとき、当該予め定められた車幅以上の車両は道路を通行不可能であると推定してもよい。この場合、道路被害推定部5は、車両情報取得部11から車種を含む車両情報を受け取る。
上記より、ユーザは、一定の車幅以上の車両は道路を通行不可能である判断することができる。
なお、予め定められた重量以上の車両は通行不可能であるようにしてもよい。この場合、車両情報取得部11は、車両の重量を含む車両情報を取得する必要がある。
自動二輪などは、破損した道路を避けて通行することができる場合がある。このような場合、自動二輪は通行可能としてもよい。
<変形例6>
車両内外判定部4は、通信端末情報取得部10が通信端末15から取得した物理量測定センサの測定結果に基づいて、ユーザ17が歩行中であるか否かを判断してもよい。例えば、物理量測定センサが歩数計である場合、当該歩数計が計測した結果からユーザ17が歩行中であるか否かを判断してもよい。この場合、車両内外判定処理は、通信端末15が行ってもよい。
<変形例7>
車両内外判定部4は、通信端末15と車両16に設けられた車両システムとの連携に基づいて車両内外の判定を行ってもよい。
例えば、車両内外判定部4は、通信端末15と車両システムとがBlue tooth(登録商標)などの近距離通信を行っている、または近距離通信が可能な状態であるとき、当該通信端末15は車両内に存在していると判断する。一方、車両内外判定部4は、通信端末15と車両システムとが近距離通信することが不可能であるとき、当該通信端末15は車両外に存在していると判断する。この場合、車両システムは、通信端末15と近距離通信する機能を有しているものとする。
車両16が停止し、当該車両16のドアが開閉し、かつ通信端末15が車両16の進行方向に対して横方向に移動したとき、車両内外判定部4は、通信端末15は車両外に移動した、すなわち通信端末15は車両外に存在していると判断する。この場合、車両システムは、ドアの開閉を検出するものとする。
車両内外判定部4は、車両16の位置情報と、通信端末15の位置情報とに基づいて車両内外の判定を行ってもよい。具体的には、車両内外判定部4は、車両16と通信端末15との距離が遠くなったとき、通信端末15は車両外に存在していると判断する。一方、車両16と通信端末15との距離が略同じ位置のとき、通信端末15は車両内に存在していると判断する。
<変形例8>
通信端末15および車両16は、準天頂衛星などを用いた高精度測位センサを設けてもよい。この場合、通信端末15が道路のどの車線内に存在しているのか、車道または歩道のいずれに存在しているのかなど、通信端末15の詳細な位置を取得することが可能である。通信端末15を所持している歩行者、または車両16が破損した道路を避けて移動していることを検出することによって、数十cm単位で道路の破損状態を推定することができる。
<変形例9>
図14は、報知装置37の構成の一例を示すブロック図である。
図14に示すように、報知装置37は、災害情報取得部38を備えることを特徴としている。その他の構成は、図2に示す報知装置7と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
災害情報取得部38は、通信インタフェース部13を介して、災害種別を含む災害情報を取得する。災害情報としては、地震情報、津波情報、洪水情報、噴火情報、火災情報、土砂崩れ情報、台風情報、降雪情報、および竜巻情報などが挙げられる。災害種別は、これらの情報の種別を示す情報である。
報知部6は、災害情報取得部38が取得した災害種別に応じて報知内容を異ならせる。
報知装置37における災害情報取得部38の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、報知装置37は、災害情報を取得するための処理回路を備える。処理回路は、例えば図3に示すメモリ19に格納されたプログラムを実行するプロセッサ18である。報知装置37の他の構成要素については、図2に示す報知装置7と同様である。
報知装置37における災害情報取得部38の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ19に格納される。処理回路は、メモリ19に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、報知装置37は、災害情報を取得するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ19を備える。また、これらのプログラムは、災害情報取得部38の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。報知装置37の他の構成要素については、図2に示す報知装置7と同様である。
緊急避難を要する災害が発生したときは、津波、洪水、噴火、火災、台風、竜巻などに応じて、避難に適した場所に緊急避難しなければならない場合がある。この場合、災害種別、地図情報、および道路の破損状況を考慮した情報を、通信端末15、または車両16に搭載されているナビゲーション装置に対して報知する必要がある。また、土砂崩れまたは豪雪などで身動きが取れない状況となっているエリアが判明した場合は、当該エリアを回避する経路が選択可能なように、通信端末15またはナビゲーション装置に報知してもよい。
例えば、災害情報取得部38が地震および津波を含む災害情報を取得した場合、報知部6は、当該災害情報とともに図7に示す情報を報知する。図7の表示を見たユーザは、道路被害がない道路を走行して高台23に避難すべきであると判断することができる。
図8の例では、ユーザは、道路の破損個所で車両16を乗り捨てて徒歩で高台22に避難するか、車両16で高台23まで走行して避難するかを判断することができる。なお、災害情報に津波到達時刻が含まれているときは、高台22または高台23のいずれに避難すべきかを報知部6が判断して報知してもよい。
上記より、災害発生時には、災害種別に応じた情報をユーザに報知することができる。
<変形例10>
車両内外判定部4は、1台の車両16内に相当する範囲内に存在している複数の通信端末15が略同一の動きをしたとき、これらの通信端末15は同一の車両16内に存在していると判断してもよい。この場合、通信端末情報取得部10は、複数の通信端末15のうちの1つ通信端末15の情報を代表して取得するようにしてもよい。
車両16内に存在している通信端末15は、車両システムと通信を行って当該車両16のIDを取得し、位置情報とともに車両16のIDを報知装置7に送信してもよい。これにより、車両内外判定部4は、複数の通信端末15が同一の車両内に存在しているか否かを判断することができ、車両の重複カウントを防ぐことができる。また、正確な渋滞状況を把握することができる。さらに、通信量を軽減することができる。
<変形例11>
車両内外判定部4は、1台の車両16内に相当する範囲内に存在している複数の通信端末15が当該範囲外に移動したとき、当該移動した通信端末15は車両16外に存在していると判断してもよい。このとき、上記範囲内に存在している通信端末15は、車両16内に存在していると判断してもよい。
以上のことから、本実施の形態1によれば、道路被害推定部5が道路の被害状況を推定し、報知部6が道路被害情報を報知する。従って、道路の被害状況に応じた適切な情報を報知することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 報知装置、2 地図情報取得部、3 位置情報収集部、4 車両内外判定部、5 道路被害推定部、6 報知部、7 報知装置、8 地図情報記憶部、9 位置情報記憶部、10 通信端末情報取得部、11 車両情報取得部、12 道路被害情報記憶部、13 通信インタフェース部、14 通信ネットワーク、15 通信端末、16 車両、17 ユーザ、18 プロセッサ、19 メモリ、20,21 領域、22〜24 高台、25 自車位置、26〜36 オブジェクト、37 報知装置、38 災害情報取得部。

Claims (15)

  1. 道路情報を含む地図情報を取得する地図情報取得部と、
    複数の通信端末の位置情報を時系列で収集する位置情報収集部と、
    少なくとも前記位置情報収集部が収集した時系列の前記位置情報に基づいて、各前記通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定する車両内外判定部と、
    前記地図情報取得部が取得した前記地図情報、前記位置情報収集部が収集した時系列の前記位置情報、および前記車両内外判定部が判定した結果に基づいて、各前記通信端末が存在している道路の道路被害を推定する道路被害推定部と、
    前記道路被害推定部が推定した前記道路被害を報知する報知部と、
    を備える、報知装置。
  2. 前記道路被害推定部は、前記道路に被害がない、前記車両は前記道路を通行不可能であるが歩行者は前記道路を通行可能である、または前記車両および前記歩行者は前記道路を通行不可能であると推定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  3. 前記道路被害推定部は、複数の前記車両内に存在している少なくとも1つの前記通信端末が前記道路を移動しているとき、前記道路に被害がないと推定することを特徴とする、請求項2に記載の報知装置。
  4. 前記道路被害推定部は、複数の前記車両内に存在している少なくとも1つの前記通信端末が前記道路で停滞し、かつ複数の前記車両外に存在している少なくとも1つの前記通信端末が前記道路を移動しているとき、前記車両は前記道路を通行不可能であるが歩行者は前記道路を通行可能であると推定することを特徴とする、請求項2に記載の報知装置。
  5. 前記道路被害推定部は、複数の前記車両内に存在している少なくとも1つの前記通信端末が前記道路で停滞し、かつ複数の前記車両外に存在している少なくとも1つの前記通信端末が予め定められた範囲外に移動しないとき、前記車両および前記歩行者は前記道路を通行不可能であると推定することを特徴とする、請求項2に記載の報知装置。
  6. 前記道路被害推定部は、複数の前記車両内に存在している少なくとも1つの前記通信端末が前記道路で停滞し、かつ複数の前記車両外に存在している少なくとも1つの前記通信端末が前記道路を移動せず前記道路以外を移動しているとき、前記車両および前記歩行者は前記道路を通行不可能であるが、前記歩行者は前記道路以外を通行可能であると推定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  7. 前記道路被害推定部は、予め定められた範囲内における予め定められた割合以上の各前記通信端末の電源がオフになったとき、前記予め定められた範囲内は甚大な被害を受けたと推定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  8. 各前記通信端末が存在している車両の車種を含む車両情報を取得する車両情報取得部をさらに備え、
    前記道路被害推定部は、前記車両情報取得部が取得した前記車両情報に基づいて、前記車種に対応する予め定められた車幅以上の前記車両内に存在している少なくとも1つの前記通信端末が停滞しているとき、当該予め定められた車幅以上の前記車両は前記道路を通行不可能であると推定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  9. 災害種別を含む災害情報を取得する災害情報取得部をさらに備え、
    前記報知部は、前記災害情報取得部が取得した前記災害種別に応じて前記報知内容を異ならせることを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  10. 前記車両内外判定部は、各前記通信端末が予め定められた車両の挙動に従った動きをしたときは前記車両内に存在していると判定し、各前記通信端末が前記予め定められた車両の挙動以外の動きをしたときは前記車両外に存在していると判定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  11. 各前記通信端末に設けられている物理量測定センサの測定結果を含む通信端末情報を取得する通信端末情報取得部をさらに備え、
    前記車両内外判定部は、前記通信端末情報取得部が取得した前記測定結果に基づいて、各前記通信端末を所持しているユーザが前記歩行者であるか否かを判定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  12. 各前記通信端末が存在している車両の情報である車両情報を取得する車両情報取得部をさらに備え、
    前記車両内外判定部は、前記車両情報取得部が取得した前記車両情報に基づいて、各前記通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  13. 前記車両内外判定部は、1台の車両内に相当する範囲内に存在している複数の前記通信端末が同一の動きをしたとき、当該複数の前記通信端末は同一の車両内に存在していると判定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  14. 前記車両内外判定部は、1台の車両内に相当する範囲内に存在している複数の前記通信端末のうちの少なくとも1つの前記通信端末が前記範囲外に移動したとき、当該移動した少なくとも1つの前記通信端末は車両外に存在していると判定することを特徴とする、請求項1に記載の報知装置。
  15. 道路情報を含む地図情報を取得し、
    複数の通信端末の位置情報を時系列で収集し、
    少なくとも収集した時系列の前記位置情報に基づいて、各前記通信端末が車両内外のいずれに存在しているのかを判定し、
    取得した前記地図情報、収集した時系列の前記位置情報、および判定した結果に基づいて、各前記通信端末が存在している道路の道路被害を推定し、
    推定した前記道路被害を報知する、報知方法。
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